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500 Aug.1999 細 胞 診 に よ り診 断 し え た 小 唾 液 腺 腺 房 細 胞 癌 の1例 陶山一隆・空閑祥浩・川暗五郎 山辺 滋・水野明夫・藤田修一* Acinic cell carcinoma of the minor salivary gland diagnosed by cytological examination: A case report Kazutaka SUYAMA • Yoshihiro KUGA• Goro KAWASAKI Shigeru YAMABE • Akio MIZUNO • Shuichi FUJITA * Abstract: Most acinic cell carcinomas arise from the parotid gland, and involvement of the minor salivary gland is rare. We describe a case of acinic cell carcinoma of the minor sali- vary gland that was successfully diagnosed by cytologic examination. The patient was an 87- year-old man with a painless mass in the left buccal mucosa. The mass measured 25 x 20 x 10mm and was covered with normal mucosa except in the center, where a small ulcer was ob- served. On palpation, the mass was elastic hard. Computed tomography revealed a relatively well demarcated lesion on the buccal aspect of the maxilla. Cytologically, smears taken from the ulcer consisted of large, overlapping cells with abundant foamy cytoplasm and a large nucleus containing a distinct nucleolus. The cells were sporadically arranged in an acinous pattern. The cytologic diagnosis was acinic cell carcinoma. The tumor was removed en bloc, and there has been no evidence of recurrence or metastasis as of 1 year 8 months postoperatively. The histopathologic diagnosis of the surgical specimen was consistent with the cytologic diagnosis. Key words:acinic cell carcinoma(腺 癌), minor salivary gland(小 腺), buccal mucosa(頬 粘 膜),cytologic examination(細胞 診) 腺 房細胞 癌 は,漿液 性腺房 細胞 に類似 した 細胞 の増 殖 を特徴 とす る唾液腺 腫瘍 で ある.本腫 瘍 は耳 下腺 に 好発 し,小唾液腺 に由来す る こ とは まれ と され てい る. また,本腫瘍 の細 胞 診 で の 鑑 別 は 困 難 な場 合 が 多 く, 報告 例 も少 ない.この度わ れわ れ は,小唾 液腺 に発 生 し た腺 房 細 胞 癌 の 細 胞 像 を観 察 した 結 果,細 胞 診 に よ り本腫 瘍 を推 定 しえ る所 見が 得 られた1例 を経 験 した の で 報 告 す る. 者:87歳 男 性. 診:1997年7月■日. 訴:左 頬 粘 膜 部 の 腫 瘤. 家 族 歴 お よ び 既 往 歴:パ ー キ ン ソ ン 病,高 血 圧 症. 現 病 歴:1994年10月 頃 よ り上 顎総 義歯 の不 適合 を 自 覚 す る よ う に な り,某歯 科 医 院 を 受 診 し,義 歯 床 縁 の 調 整 を受 け た.そ の 際,左 頬 粘 膜 部 の 小 指 頭 大 の 腫 瘤 形成 を指摘 されたが,無 痛 性 の ため 放 置 され て い た. 1997年7月 ■ 日上顎 義歯 が破 折 し,同 日,同 歯 科 を再 診 した ところ,同腫 瘤 の増 大 を指摘 され,当 科 を紹 介 され た. 長 崎大学 歯学 部第 一 口腔 外科 学教室 (主任:水野明夫教授) * 長 崎大学 歯学 部 口腔 病理 学教 室 (主任:山口 朗教 授) First Department of Oral and Maxillofacial Sur- gery, Nagasaki University School of Dentistry (Chief: Prof. Akio Mizuno) * Department of Oral Pathology, Nagasaki Univer- sity School of Dentistry (Chief: Prof. Akira Yamaguchi) 受 付 日:平 成10年11月6日 28

細胞診により診断しえた小唾液腺腺房細胞癌の1例 …...500 Aug.1999 細胞診により診断しえた小唾液腺腺房細胞癌の1例 陶山一隆・空閑祥浩・川暗五郎

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Page 1: 細胞診により診断しえた小唾液腺腺房細胞癌の1例 …...500 Aug.1999 細胞診により診断しえた小唾液腺腺房細胞癌の1例 陶山一隆・空閑祥浩・川暗五郎

500 Aug.1999

細胞診 によ り診 断 しえた小唾液腺腺房細胞癌 の1例

陶 山 一 隆 ・空 閑 祥 浩 ・川 暗 五 郎

山 辺 滋 ・水 野 明 夫 ・藤 田 修 一*

Acinic cell carcinoma of the minor salivary gland diagnosed

by cytological examination: A case report

Kazutaka SUYAMA • Yoshihiro KUGA • Goro KAWASAKI

Shigeru YAMABE • Akio MIZUNO • Shuichi FUJITA *

Abstract: Most acinic cell carcinomas arise from the parotid gland, and involvement of the

minor salivary gland is rare. We describe a case of acinic cell carcinoma of the minor sali-

vary gland that was successfully diagnosed by cytologic examination. The patient was an 87-

year-old man with a painless mass in the left buccal mucosa. The mass measured 25 x 20 x

10mm and was covered with normal mucosa except in the center, where a small ulcer was ob-

served. On palpation, the mass was elastic hard. Computed tomography revealed a relatively

well demarcated lesion on the buccal aspect of the maxilla. Cytologically, smears taken

from the ulcer consisted of large, overlapping cells with abundant foamy cytoplasm and a

large nucleus containing a distinct nucleolus. The cells were sporadically arranged in an

acinous pattern. The cytologic diagnosis was acinic cell carcinoma. The tumor was removed

en bloc, and there has been no evidence of recurrence or metastasis as of 1 year 8 months

postoperatively. The histopathologic diagnosis of the surgical specimen was consistent with

the cytologic diagnosis.

Key words:acinic cell carcinoma(腺 房 細 胞 癌), minor salivary gland(小 唾 液 腺), buccal

mucosa(頬 粘 膜),cytologic examination(細 胞 診)

緒 言

腺房細胞癌は,漿液性腺房細胞に類似 した細胞の増

殖を特徴とする唾液腺腫瘍である.本腫瘍は耳下腺に

好発し,小唾液腺に由来することはまれとされている.

また,本腫瘍の細胞診での鑑別は困難な場合が多 く,

報告例も少ない.こ の度われわれは,小 唾液腺に発生

した腺 房細 胞癌 の細 胞像 を観 察 した結 果,細 胞 診 に よ

り本腫 瘍 を推 定 しえ る所 見が 得 られた1例 を経 験 した

の で報告 す る.

症 例

患 者:87歳 男性.

初 診:1997年7月 ■ 日.

主 訴:左 頬 粘膜 部 の腫瘤.

家族 歴 お よび既往歴:パ ーキ ン ソン病,高 血 圧症.

現病 歴:1994年10月 頃 よ り上 顎総 義歯 の不 適合 を 自

覚す る よ うにな り,某 歯科 医 院 を受 診 し,義 歯床 縁 の

調整 を受 けた.そ の際,左 頬 粘 膜 部 の小 指頭 大 の腫 瘤

形成 を指摘 されたが,無 痛 性 の ため 放 置 され て い た.

1997年7月 ■ 日上顎 義歯 が破 折 し,同 日,同 歯 科 を再

診 した ところ,同 腫 瘤 の増 大 を指摘 され,当 科 を紹 介

され た.

長崎大学歯学部第一口腔外科学教室

(主任:水 野明夫教授)*

長崎大学歯学部口腔病理学教室

(主任:山 口 朗教授)

First Department of Oral and Maxillofacial Sur-

gery, Nagasaki University School of Dentistry(Chief: Prof. Akio Mizuno)

*

Department of Oral Pathology, Nagasaki Univer-sity School of Dentistry (Chief: Prof. AkiraYamaguchi)受付 日:平 成10年11月6日

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Page 2: 細胞診により診断しえた小唾液腺腺房細胞癌の1例 …...500 Aug.1999 細胞診により診断しえた小唾液腺腺房細胞癌の1例 陶山一隆・空閑祥浩・川暗五郎

Vol.45 No.8 細胞診により診断しえた腺房細胞癌の1例 501

写真1初 診時口腔内写真

左側上顎歯槽粘膜から頬粘膜にか

けて腫瘤を認める

写真2CT写 真(水 平 断像)

45相 当上 顎骨 頬側 部 に境 界 明

瞭な腫瘤 を認める(矢 印)

写真3細 胞診 パパニ コロ染色 ×400

核胞体比が高く泡沫状の胞体を有

する腫瘍細胞の腺房様配列がみら

れる

写真4切 除標本の病理組織像H-E染 色

左:腫 瘍細胞は大型で明瞭な核小体 をもつ核 を含 んで お り,核 の濃 染や核

分裂像がみ られる ×200

右:腫 瘍細胞の腺房様 配列が みられ る×400

写真5切 除標本の病理組織像

電子顕微鏡写真写真中央に電子 密度 の低 い分泌顆

粒がみ られる

現 症:

全 身所 見;体 格 小,栄 養 良 であ った,

口腔外 所見;病 的所属 リ ンパ節 は触 知 しなか った.

口腔内 所見:45 _相 当 左 側 上 顎 歯槽 粘膜 か ら頬

粘膜 にか けて25×20×10mm大 の比 較 的 境 界 明 瞭 で,

弾性 硬の 無痛性 腫瘤 を認め た(写 真1).大 部分 の被 覆

粘膜 は平 滑で,正 常色 を呈 してい た が,腫 瘤 中心 部 に

直径2mm程 の 潰瘍性 変化 が み られた.

画像 所 見;単 純X線 写 真 で は 特 に 異常 は 認 め られ

なか っ たが,造 影CTで は45相 当上 顎 骨 の 頬側 部

に辺縁 に造影 効果 があ る境 界明瞭 な腫瘤 が 認め られ た

(写真2矢 印).腫 瘤 の内部 はほぼ均 一 に造 影 され て お

り,ま た,腫 瘤 に接 す る上顎 骨 の 頬 側 皮 質 骨 の 辺縁 が

極 く軽度 に不 明瞭 とな っ て い た.な お,CTと 超 音 波

検 査 にお いて,所 属 リンパ 節 の異常 は み られなか った.

臨床検査:心 電図で完全右脚ブロックを認めた以外

は異常はみられなかった.

臨床診断:左 頬粘膜部腫瘍.

細胞診所見:初 診時に腫瘤の潰瘍形成部から擦過細

胞 診 を施行 した.重 積性 を示 す大 型の細胞 が 集 塊 状 あ

るい は孤 立散在性 にみ られた.個 々の細胞 は明 瞭 な大

型の核 小体 を有 し,核 ク ロマチ ンは 増 量 して い た.核

胞 体比 は高 く,胞 体 は広 く淡 明で 泡沫状 を呈 してい た.

散在性 に腫 瘍細胞 の腺 房様 配列 がみ られ(写 真3),以

上の所 見 か ら腺 房細胞 癌 と診断 され た.

処置 お よび経 過:1997年7月 口入 院 させ,同 年7

月 口局所麻 酔下 に腫瘍 切除術 を施 行 した.手 術 は腫

瘤 辺縁 か ら約15mmの 安 全域 を設 け,上 顎 骨 の 一 部 切

除術 を併 行 し,周 囲の健 常組織 とと もに一 塊 と して 腫

瘍 を切 除 した.術 後約1年8か 月の 現 在,再 発 や 転 移

は な く経 過良好 であ る.

切 除物所 見:切 除 した腫瘍 は30×20×10mm大 の 類

円形 で,硬 さは弾性 硬 で あ った.割 面 は 充 実性 で,淡

黄色 を呈 して いた.

病理組織所見:小 唾液腺に隣接 して,上皮下に充実

性の胞巣が明瞭な被膜を伴わないで,浸潤性に増殖 し

ていた.腫瘍細胞は好酸性の顆粒と大型で明瞭な核小

体をもつ核を含んでおり,濃染する核をもつ細胞や核

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Page 3: 細胞診により診断しえた小唾液腺腺房細胞癌の1例 …...500 Aug.1999 細胞診により診断しえた小唾液腺腺房細胞癌の1例 陶山一隆・空閑祥浩・川暗五郎

502 日 本 口 腔 外 科 学 会 雑 誌 Aug. 1999

分裂 像 も散 見 され た(写 真4上).胞 体 は広 く淡明 で泡

沫状 を呈 し,散 在 性 に腫 瘍細胞 の腺 房様 配 列 が み られ

(写真4下),細 胞 診の所 見 と一致 した.PAS染 色 で は

少数 の腫瘍 細胞 の細胞 質 に陽性 の細顆粒 が認め られた.

切 除物の 断端 には腫瘍 細胞 はみ られ なか った.

電 子顕微鏡 所 見:腫 瘍細胞 は,主 に電 子 密度 の低 い

粘液性 の分 泌顆粒 と少 量 の粗 面小 胞体 や ゴル ジ装 置 を

有 してい た(写 真5).ま た,一 部 の 細胞 に は,こ れ ら

に加 えて電 子密 度の高 い漿 液性 の顆粒 がみ られ,漿 液

性 腺房 細胞 に類似 してい た.

病理 組織 学的診 断:腺 房細 胞癌.

考 察

腺房 細胞癌 の全 唾液腺 腫瘍 中 にお け る割 合 は1~3

%と いわれ てお り,そ の90%以 上 は耳下 腺 に認め られ,

小唾液腺 に由来する ものはまれとされて い る.黒 川 ら1)

に よる と,1990年3月 まで に本邦 で報 告 さ れ た小 唾 液

腺 由来 の本腫 瘍118例 を発 生 部位 別 にみ た と こ ろ,口

蓋38例,口 唇26例,頬 粘 膜22例(約19%),舌11例,そ の

他 と してお り,空 閑 ら2)は,1955年 か ら1994年 まで に

本 邦で報 告 され た小 唾液腺 由来の本腫 瘍54例 を小 唾 液

腺 別 に発 生頻 度 をみた ところ,口 蓋 腺23例,頬 腺9例

(約17%),臼 後 部8例,口 唇 腺8例,そ の他 で あ った と

してい る.こ れ らを参 照す る と,本 報 告 例 の よ うに頬

腺 に由来 す る と考 え られ た例 は比較 的 まれで ある と思

われた.

本 腫瘍 は細胞 診 での鑑 別が難 しい とされてい る こ と

か ら,細 胞診 の報 告 は きわ めて少 ない3,4).細 胞 診 で

の鑑 別が 難 しい理 由 と して,著 明 な核 の異 型 や 多 数 の

核分 裂像 を認 める こ とはまれ5)で あ るこ と,ま た,核

の異 型や核 密度 か ら悪 性 と診断 で きて も,細 胞 診 で は

細胞接 着性 が弱 く,細 胞 質 の性 状 も脆 弱 な た め,典 型

的 な組 織像 が 出現 す る ことは少 な く,組 織 型 を特 定 す

る こ とが 困難 な ことが 多 い ことな どが挙 げ られ る.

本腫 瘍 の細 胞診 で は正常 の腺房 や好 酸性腺 腫 との鑑

別が 問題 とな る6)と されてい る.し か しなが ら,正 常

の腺房 とは脂肪細 胞 の混在 が ない ことや,導 管 へ の 移

行 の欠 如,核 配列 な どに極 性の乱れ がみ られ る こ と な

どで鑑 別が 可能 であ り,好 酸性腺 腫 とは腺 房 様 構 造 が

み られる点 や,泡 沫状 の胞 体 な ど に よ り鑑 別 で きる.

本 報告例 で は泡沫状 の胞 体 を有 す る核胞 体比 の高 い異

型 細胞 の核重積 像 や細胞 の腺房 様 配列が み られ,前 述

した鑑 別診 断 もふ まえ,腺 房細胞 癌 の診断 が 可 能 と考

え られ た.

細 胞診 は従 来 行 わ れ て い る切 除 に よ る組 織 片採 取

(生検 術)に 比べ て病巣 への侵 襲が 少 な く,手 技 が簡便

で,検 査施 行後 短時 間で情報 が得 られ るた め,悪 性 病

変か否かの診断に苦慮する場合には特に有用である.

本報告例では,患 者は87歳と高齢であり,侵襲を考え,

後日入院下に切除生検を行うことを前提に,初 診時は

擦過細胞診を行った.その結果,即 日悪性腫瘍である

ことが判明し,組織型も腺房細胞癌とほぼ特定された

ことで,その後の検査 ・治療を迅速に進めることがで

きた.

本腫瘍の予後に関しては,他の唾液腺癌と比較し良

好で,特 に,小唾液腺由来のものでは予後不良なもの

はきわめてまれ7)と されている.ま た,組 織像と予後

との関連は低 く,被膜の形成の有無や手術時の被膜の

損傷が予後に影響を与えるとする報告8)が 多い.本 報

告例では,腫瘍は明瞭な線維性被膜にて被包されてい

なかったが,切 除標本において周囲の健常組織も含め

て充分に切除されていたため,追 加治療は行わず,厳

重に経過観察を行っている.

結 語

87歳,男 性の頬粘膜の小唾液腺に発生した腺房細胞

癌の細胞像を観察した結果,明 瞭な核小体を有する大

型の細胞の重積像がみられ,腫瘍細胞は泡沫状の胞体

を呈し,散在性に腺房様配列がみられたことから,細

胞診により本腫瘍を推定しえる所見が得られた1例 を

経験したので報告した.

稿を終えるにあたり,診断 ・治療にご協力いただい

た長崎大学歯学部歯科放射線学教室,な らびに同学部

附属病院臨床検査室に深謝いたします.

引 用 文 献

1) 黒 川 悦 朗, 竹 居 いず み, 他: 軟 口 蓋 に 発 生 し た

腺 房 細 胞 腫 症 例. 日口外 誌36: 1959-1966 1990.

2) 空 閑祥 浩, 松 尾 長 光, 他: 下 唇 粘 膜 部 に 発 生 し

た腺 房 細 胞 癌 の1例. 口 腔 腫 瘍7: 168-174

1995.

3) 加 藤 拓, 高 橋 久 雄, 他: 唾 液 腺 病 変 の 穿 刺 吸

引 細 胞 診55例 の 解 析. 臨 床 病 理42: 648-655

1994.

4) 中 屋 佳 子, 有 賀 美 紀 子, 他: 唾 液 腺 腺 房 細 胞 癌

の 捺 印細 胞 診 の2例. 日 臨 細 胞 誌37: 486-489

1998.

5) 石 川梧 朗 監修: 口腔 病 理 学II. 改 訂 版 , 永 末 書

店, 京 都, 1982, 745-748頁.

6) 山 邊博 彦, 小 西 淳 二 編 集: 甲状 腺 ・唾 液 腺 細 胞

診 ア トラ ス. 金 芳 堂, 京 都, 1993, 116-117頁.

7) 斉藤 友 克, 石 川 好 美, 他: 小 唾 液 腺 に発 生 した

腺 房 細 胞 癌 の2例. 日口外 誌42: 82-84 1996.

8) Abrams, A. M. and Melose, R. J.: Aciniccell tumors of minor salivary gland ori-

gin. Oral Surg 46: 220-233 1978.

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