7
サマリー 1. 201812月期 第2四半期概況 2. 事業環境認識・当期の取り組み の状況 3. 成長戦略 事業環境認識・当期の取り組みの状況 IT投資需要は今後も増加の見込、AIIoT・フィンテック等の新技術が進展 サービス品質向上のため新組織として金融ソリューション事業部を発足 海外の優秀なIT人材育成をスポンサード、今年度より卒業生を採用予定 201812月期 第2四半期 決算説明会レポート 株式会社トレードワークス 成長戦略 技術と金融知識を併せ持つ専門家集団として事業拡大 今後の競争激化、予期せぬ不採算案件への対応に向けた社内体制の強化 「専門性強化顧客満足度向上売上増」の好循環サイクルを更に強化 201812月期 第2四半期概況 売上高1,164百万円(前年同期比 75.3%増)、営業利益496百万円(前年同期比 219.5%増) 既存顧客からの好調な受注、クラウドサービスの堅調な受注が業績を牽引 通期業績予想を上方修正

決算説明会レポート - IR Pocketpdf.irpocket.com/C3997/BXIb/XMRs/AKE3.pdf · •海外の優秀なit人材育成をスポンサード、今年度より卒業生を採用予定

  • Upload
    others

  • View
    1

  • Download
    0

Embed Size (px)

Citation preview

Page 1: 決算説明会レポート - IR Pocketpdf.irpocket.com/C3997/BXIb/XMRs/AKE3.pdf · •海外の優秀なit人材育成をスポンサード、今年度より卒業生を採用予定

サマリー

1. 2018年12月期第2四半期概況

2. 事業環境認識・当期の取り組みの状況

3. 成長戦略

事業環境認識・当期の取り組みの状況

• IT投資需要は今後も増加の見込、AI・IoT・フィンテック等の新技術が進展

• サービス品質向上のため新組織として金融ソリューション事業部を発足

• 海外の優秀なIT人材育成をスポンサード、今年度より卒業生を採用予定

2018年12月期第2四半期

決算説明会レポート

株式会社トレードワークス

成長戦略

• 技術と金融知識を併せ持つ専門家集団として事業拡大

• 今後の競争激化、予期せぬ不採算案件への対応に向けた社内体制の強化

• 「専門性強化→顧客満足度向上→売上増」の好循環サイクルを更に強化

2018年12月期第2四半期概況

• 売上高1,164百万円(前年同期比 75.3%増)、営業利益496百万円(前年同期比 219.5%増)

• 既存顧客からの好調な受注、クラウドサービスの堅調な受注が業績を牽引

• 通期業績予想を上方修正

Page 2: 決算説明会レポート - IR Pocketpdf.irpocket.com/C3997/BXIb/XMRs/AKE3.pdf · •海外の優秀なit人材育成をスポンサード、今年度より卒業生を採用予定

2018年12月期 第2四半期 決算説明会レポート

まず、当社の2018年第2四半期の業績サマリーにつ

いてご説明いたします。

上期の業績につきましては、既存ユーザーさまと、

昨年来手掛けておりました新規のプロジェクトが、

今期第1四半期に無事リリースいたしました。また、

その後の受注につきましても比較的好調であった

こと、同時に一昨年から開始いたしておりますク

ラウドサービスも堅調に推移したことにより、前

年同期比で大幅な増収を達成いたしました。また、

社内体制の整備等を行った結果、採算性の向上が

実現できたことも、増益達成のひとつの要因と

なっております。

その結果、上期の実績と下期の受注状況を勘案し

て、通期業績の上方修正を行っております。

それでは、業績ハイライトについてご説明いたし

ます。

昨年上期との比較でございますけれども、当期売

上高につきましては、前年同期比75.3%増の11億

6,400万円、営業利益は、前年同期比219.5%増の

4億9,600万円、経常利益は、前年同期比223.1%

増の4億9,600万円、四半期純利益につきましては、

前年同期比239.7%増の3億4,100万円という数値

で増益を達成しております。

1. 2018年12月期第2四半期概況

本日はお忙しい中、当社2018年12月期第2四半期決

算説明会にご出席いただき、誠に有難うございま

す。株式会社トレードワークスの浅見でございま

す。

2

Page 3: 決算説明会レポート - IR Pocketpdf.irpocket.com/C3997/BXIb/XMRs/AKE3.pdf · •海外の優秀なit人材育成をスポンサード、今年度より卒業生を採用予定

2018年12月期 第2四半期 決算説明会レポート

第2四半期という四半期単位においても、昨期に

比べて着実に上昇いたしております。

1. 2018年12月期第2四半期概況

増収効果に加えて収益性向上策が寄与いたしまし

て、利益率が上昇いたしております。

3

その結果、先にご説明した通り、通期業績予想を

上方修正いたしました。売上高につきましては、

期初計画19億8,300万円を20億4,200万円、営業利

益は、期初計画3億7,800万円を5億3,800万円、経

常利益は期初計画3億7,700万円を5億3,900万、当

期純利益は、期初計画2億6,000万円を3億7,000万

円へ上方修正しております。

Page 4: 決算説明会レポート - IR Pocketpdf.irpocket.com/C3997/BXIb/XMRs/AKE3.pdf · •海外の優秀なit人材育成をスポンサード、今年度より卒業生を採用予定

2018年12月期 第2四半期 決算説明会レポート

貸借対照表につきましては、ご覧のとおりでござ

います。

1. 2018年12月期第2四半期概況

4

続きまして、私ども、IT業界に関する現状と今後

の取り組みについてご説明いたします。

IT業界に関する現状につきましては、新技術の

進展や働き方改革、人員不足解消など労働生産性

向上のためのIT投資は好調に推移していくものと

認識しております。私どもは金融IT分野が専門で

ございますので、AI及びIoT、フィンテックについ

てはエンジニアにとって非常に身近なテクノロ

ジー、学ぶべきテクノロジーでございます。また、

先ほど申し上げた人手不足につきましては、エン

ジニア、弊社においても同様の状況でございまし

て、技術者、特に若いエンジニアの確保とその育

成強化が引き続き課題となってまいります。

特に金融業務、証券関係の業務がメインでござ

いますけれども、エンジニアが業務知識を覚える

のに、最低2年ぐらい掛かります。しかも業務知

識と同時に最先端のITテクノロジーを習得しなけ

ればいけない、5年後の当社のことを考えますと、

若いエンジニアを育成することが急務となってま

いります。業務の分かるエンジニアを育成すると

いうことは、お客さまが望むものを可能な限り早

く実現するということにつながりますので、これ

は、今後も続けていかなくてはいけない当社の命

題だと思っております。

2. 事業環境認識・当期の取り組みの状況

Page 5: 決算説明会レポート - IR Pocketpdf.irpocket.com/C3997/BXIb/XMRs/AKE3.pdf · •海外の優秀なit人材育成をスポンサード、今年度より卒業生を採用予定

2018年12月期 第2四半期 決算説明会レポート

このようなエンジニアを集めて、弊社ではシステ

ムを全て自社開発しております。自社で全てをつ

くることによって、お客さまのニーズを瞬時・適

宜にお応えできる組織体を目指しております。ま

た、当社が作ったものを、制作したシステムを

データセンター、クラウドセンターに載せまして、

システム全体を提供するのではなくて、そのシス

テムをお使いいただく部分だけをお客さまにご提

供するというクラウドサービスも、現在、順調に

伸びているところでございます。

2. 事業環境認識・当期の取り組みの状況

5

このような環境で、お客さまへのサービス、品質

保証をより向上させるために、組織変更を行いま

した。金融ソリューション事業部という新組織を

立ち上げることにいたしました。従来までは、向

かって左側の組織でございました。営業部、シス

テム事業部となっておりましたが、このたびの組

織変更は、開発部門とお客さまの関係をより強固

なものにしていくという目的が1つと、お客さま

が増えてきましたので、今まで以上にお客様ごと

の情報を適切に管理するために、金融ソリュー

ション第一部、金融ソリューション第二部に分け

ております。営業部につきましても、お客さまと

エンジニアのブリッジ役をより濃密にしていくと

いう目的で、金融ソリューション事業部に含める

ことといたしました。

それと、先ほど申し上げたように、一昨年ほど前

から開始したデータセンターでシステム、弊社の

クラウドサービスを開始いたしておりますが、こ

のシステムはお客さまにシステムの安全性、セ

キュリティーの安全性ですとかシステム自体の安

全性、それから稼働保証というものをしなければ

いけません。非常にやることが多くございます。

このためのいわゆるインフラを含めたシステム稼

働の保証を取るために、IT戦略部という独立した

専任の部署を新たに立ち上げました。このIT戦略

部では今後、新しい業種・業態も視野に入れ、例

えば特に金融機関を中心としたネットワーク分野

においても、アプリケーションの新しい形態を立

案していくという事業も担っていく予定でござい

ます。

Page 6: 決算説明会レポート - IR Pocketpdf.irpocket.com/C3997/BXIb/XMRs/AKE3.pdf · •海外の優秀なit人材育成をスポンサード、今年度より卒業生を採用予定

2018年12月期 第2四半期 決算説明会レポート

続きまして、昨年から準備を始めておりましたが、

優秀なIT人材育成を目指しているキリロム工科大

学という大学がカンボジアにございます。A2A

Townという会社が運営している大学ですが、運営

会社の社長は日本人です。発展途上であるカンボ

ジアで、ITに特化して優秀な学生を集めて、学費

も生活費もスポンサーの支援により4年間ITを学

び、そして全産業に欠かせないIT人材を全寮制で

育成しているという大学でございます。

東南アジア諸国のなかでも、資源量が乏しく、

自国をどう発展させていくかというテーマに対し、

優秀なIT人材を育成していこうという国策にちょ

うどマッチしたということで、カンボジア開発評

議というカンボジア政府機関から認可を受けて、

キリロムにIT都市建設を目指していると伺ってお

ります。当社は、このようなプロジェクトに賛同

して、本年度より数名の奨学金スポンサーとして

契約を締結いたしました。

カンボジアは秋卒業でございますので、今秋、

数名を当社のエンジニアとして採用していく予定

です。弊社のエンジニアが直接カンボジアのキリ

ロム工科大学へ視察を行い、同大学の運営状況等

をお聞きし、また直接学生との会話から非常に優

秀で真面目な学生が多いとの印象でした。彼らが

当社のエンジニアの一員として、我が社エンジニ

アの刺激になってくれればいいなと私は思ってお

ります。

3. 成長戦略

6

2. 事業環境認識・当期の取り組みの状況

続きまして、今後の成長戦略についてご説明いた

します。

収益向上を図るための継続的な取り組みといたし

ましては、従来より課題といたしております、予

期せぬ不採算案件の発生の場合、製品及びサービ

スへの品質・価格に対する顧客からの要請があっ

た場合、同業他社との競争の激化等に対応するた

めに、技術者の育成や会社の体制整備に力を入れ

て、製品やサービス品質の確保と生産性向上に繋

げてまいりたいと思います。

Page 7: 決算説明会レポート - IR Pocketpdf.irpocket.com/C3997/BXIb/XMRs/AKE3.pdf · •海外の優秀なit人材育成をスポンサード、今年度より卒業生を採用予定

2018年12月期 第2四半期 決算説明会レポート

このような状況で、当社では好循環サイクルとい

うふうに前から掲げておりますが、エンジニアの

強化、それによって品質の向上、更にお客さまの

満足度を上げて売り上げ増加につながることを目

指しております。売り上げた資金を元にさらにエ

ンジニアを増員、育成して、さらなる品質の向上

を目指すという形で、お客さまの満足度を常に上

げていきながら、Win-Winの形で業務を進めていく

というのが私どもの基本的な成長戦略でございま

す。

以上をもちまして、2018年12月期 第2四半期決算

説明会を終了させていただきます。

ご静聴有難うございました。

私どもは、毎度、繰り返しになりますけれども、

専門知識、金融の専門知識と技術を組み合わせた

集団を標榜して20年間事業を営んでまいりました。

最新テクノロジーは常に進化しており、AIやRPA、

フィンテック、クラウド、ビッグデータ、バー

チャルリアリティー、音声認識等、これらのテク

ノロジーを弊社のエンジニアが研究を積極的に進

めております。金融知識に関しては当然、株式、

株式には先物、信用等とございますが、また、FX、

CFD。CXも興味を持っているエンジニアはおりま

す。仮想通貨につきましても、以前から既に研究

や開発を行っております。保険、年金、銀行業務

等も、エンジニアが研究しており、現在当社が取

り組んでおりますのは、やはり金融業務がメイン

ということです。これとITテクノロジーを組み合

わせるというテーマが当社のテーマとなっており

ます。

3. 成長戦略

7