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Copyright 2019 AI, Inc. All Rights Reserved.

2020年3月期第2四半期

決算補足説明資料

2019年11月19日

株式会社エーアイ

証券コード：４３８８

1

Copyright 2019 AI, Inc. All Rights Reserved.2

１．企業概要

２．2020年3月期 2Q決算概要

３．2020年3月期通期業績予想

４．ＥＳＧへの取り組み

５．今後の成長へ向けて


会社概要

会社名株式会社エーアイ（英文社名：AI, Inc.）

代表者代表取締役吉田大介

設立２００３年４月１日

本社所在地東京都文京区西片一丁目１５番１５号ＫＤＸ春日ビル１０階

資本金 148,571,320円（資本準備金 118,370,000円）

＊2019年10月31日現在

上場市場東京証券取引所マザーズ（証券コード：４３８８）

主要株主吉田大介、廣飯伸一

決算期３月

従業員数正社員：42名パート：10名

＊2019年10月31日現在

事業内容音声合成エンジン及び関連するソリューションの提供


コーポレートロゴと企業理念（旧）

（企業理念）

音声技術で拓く21世紀の文化

～音声技術の応用開発・サービス化を通して、音声情報の新しい文化を創出し、生活文化の向上に貢献する。～

（ビジョン）

・音声合成の可能性を拡げ、商品・サービスを提供する。新しい市場を開拓し、

商品・サービスを提供することにより、生活文化の向上に寄与する。

・仕事の中で夢を見出し、共有し、その実現に関係する全ての人々が幸せになる。


企業理念：エーアイは音声技術で社会に新しい価値をつくり続けます

ミッション：声がつくれる“便利さ”と声をつくる“楽しさ”を

ビジョン：音声技術で社会の役に立つサービスをつくり続ける

バリュー：音声技術のトップランナーで居続ける

・人が幸せになる技術・サービスを提供する

・お客さまと社員と共に未来をつくっていく

・日々、一歩一歩丁寧に歩んでいく

行動指針：

・新しい技術、新しいスキルを、常に身につけていく人に。

・お客さまも社員も自分も。仲間と一緒に自分を育てていく思いやりのある人に。

・着実に行動して成長していく向上心のある人に。

コーポレートロゴと企業理念（新：11月11日より）


従来の音声合成方式当社の音声合成方式

合成方式録音編集方式規則合成方式コーパスベース音声合成方式

合成方法収録した音声をそのまま再生機械的に音声を生成収録した音声から母音・子音単位で接続し、音声波形を生成

音質〇 ×（ロボットボイス）〇

自由度 × 〇〇

（音声技術の主な要素技術）

○音声認識（音声 → 文字情報）

○音声合成（文字情報 → 音声）・・・当社のコア技術はこちら

音声合成とは


①豊富な製品ラインナップ

女性7話者、男性4話者、男の子2話者、女の子2話者の合計15話者

②安価にカスタム音声辞書を作成

収録時間 2時間～8時間程度

作成費用 90万～500万

④研究開発から販売までを自社内で行っているが故の柔軟なサポート体制

研究開発：京都けいはんな地区研究開発センター

製品開発・販売・サポート：東京本社

③カスタム音声辞書の話者再現性

収録した音声の声色に加えて、話し方も再現します。

当社の強み


ビジネスモデル

法人向け

（売上の85～

90%）

法人向け製品

（売上の６０

～６５％）

パッケージ販売

フロー型永年利用 90万・AITalk® 声の職人®

・AITalk® 声プラス®

ライセンス提供

ストック型

基本ライセンス料

＋

ロイヤリティ

（個別に設定）

・AITalk® SDK

・AITalk® Server

・micro AITalk®

受託開発フロー型プランによって

40万～500万・AITalk® Custom Voice®

法人向け

サービス

（売上の２０

～３０％）

クラウドサービス

ストック型月5,000円～

・AITalk® WebAPI

・AITalk® Web読み職人®

・AITalk® 声の職人® クラウド版

サポートサービス

ストック型年間契約・技術サポート

コンシューマー向け製品

（売上の１０～１５％）

パッケージ販売

フロー型

販売は外部へ委託

販売実績に応じて

ロイヤリティを設定

・かんたん！AITalk®

・AITalk® あなたの声®

・VOICEROID® 琴葉茜®・葵®


法人向け

インサイドセールス

プロモーションの強化による問い合わせの増加

・ホームページＳＥＯ対策

・メルマガの配信

・ニュースリリースの配信

・プライベートセミナーの開催等

フィールドセールス・新規顧客の開拓

・既存顧客のリピート

販売パートナー・ＳＢＣ＆Ｓ株式会社等

（主にパッケージ製品）

コンシューマー向け販売パートナー・株式会社ＡＨＳ

・ソースネクスト株式会社等

主な販売方法


法人向けコンシューマー向け

防災分野

スマートフォン音声対話

道路交通情報・カーナビゲーション

館内放送・駅構内放送

コミュニケーションロボット

電話自動応答システム

ゲーム

音声読み上げパッケージ

NTTドコモ「しゃべってキャラ®」「my daiz」

Ｙａｈｏｏ！「音声アシスト」

VOICEROID®シリーズ

消防庁「Ｊ－ＡＬＥＲＴ」

全国自治体防災行政無線多数

日本道路交通情報センター「道路交通情報」

ＮＴＴドコモ「ドコモドライブネットインフォ」

ソフトバンクロボティクス「Ｐｅｐｐｅｒ」

マツコロイド製作委員会「マツコロイド」

京都駅ビル

女満別空港ビル

公共図書館電話自動応答

金融機関テレホンバンキング

セガ・インタラクティブ「StarHorce3」

バンダイナムコエンターテインメント「クマ・トモ」

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主な活用事例

Ｅラーニングライトワークス「CAREERSHIP®」

東京税関、中外製薬、大鵬薬品

かんたん！AITalk® かんたん！アフレコ

放送

TBS 「いらすとキャスター」

テレビ東京「モーニングサテライト」

BSジャパン「日経モーニングプラス」


１．企業概要






エグゼクティブ・サマリー

〇上期売上高３１１百万円、経常利益６３百万円で、前年同期比、計画比ともに、増収増益。

※売上高は、前年同期比5.6％増、経常利益は、同11.1%増。

※法人向け製品、法人向けサービスが堅調に推移し、コンシューマー向け製品の不足分をカバーし、

売上高は、計画比100.5％。

※採用の後ろ倒し、採用コスト削減等により、経常利益は、計画比267.9％。

〇人材の採用は順調に推移。

※4月以降10月末現在、マーケティングチーム2名、製品開発チーム5名、管理グループ1名入社。


2020年3月期第2四半期決算概要【前年同期比】

2019年3月期第2四半期（実績）


前年同期比

実績構成比実績構成比増減額増減率

売上高 294 100.0% 311 100.0% ＋16 +5.6%

売上原価 59 20.2% 62 20.1% +3 +5.2%

売上総利益 235 79.8% 248 79.9% +13 +5.7%

販売管理費 165 56.2% 185 59.5% +19 +11.7%

営業利益 69 23.5% 63 20.4% △5 △8.6%

経常利益 57 19.4% 63 20.4% +6 +11.1%

四半期純利益 42 14.6% 49 15.8% +6 +14.4%

（百万円）

〇売上高は、順調に推移し、5.6%増加。

〇増員等により、販売管理費が11.7%増加し、営業利益は8.6%減となった。

〇前期は、上場に伴う一時的な費用が発生したが、当期は、一時費用の発生はなく、

経常利益が11.1%増加。


〇法人向け製品、法人向けサービスが堅調に推移し、コンシューマー向け製品の不足分をカバーし、

計画比100.5%で達成。

〇仕入が発生する防災外国語案件の月ずれ、開発の内製化等により、売上原価が計画比76.1%に留まり、

売上総利益が計画比109.4%となった。

〇採用の後ろ倒し、採用コストの削減等により、販売管理が90.9%に留まり、営業利益、経常利益、

四半期純利益が計画比大幅増となった。

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2020年3月期第2四半期決算概要【計画比】

2020年3月期第2四半期（計画）


計画比

実績構成比実績構成比増減額達成率

売上高 309 100.0% 311 100.0% ＋1 100.5%

売上原価 82 26.6% 62 20.1% △19 76.1%

売上総利益 227 73.4% 248 79.9% +21 109.4%

販売管理費 203 65.8% 185 59.5% △18 90.9%

営業利益 23 7.6% 63 20.4% +39 268.1%

経常利益 23 7.6% 63 20.4% +39 267.9%

四半期純利益 16 5.3% 49 15.8% +32 299.2%

（百万円）


2020年3月期第2四半期決算概要【進捗状況】

〇売上高については、計画を0.2ポイント上回り、進捗率38.9%。

〇売上原価、販売管理費の減少により、営業利益、経常利益、四半期純利益については、

計画を大幅に上回った。


2020年3月期第2四半期分類別売上【前年同期比】

2019年3月期第2四半期(実績)

2020年3月期第2四半期(実績) 前期比

増減率売上高構成比売上高構成比

法人向け製品 147 47.4% 155 50.0% +5.5%

法人向けサービス 94 30.3% 111 36.0% +18.6%

コンシューマー向け製品

52 17.0% 43 14.0% △17.3%

合計 294 311 +5.6%

（百万円）

【法人向け製品】

・防災分野の売上が増加し、売上増に寄与。

・パッケージ製品（声の職人、声プラス）の販売が堅調に推移。

【法人向けサービス】

・NTTドコモ社の「my daiz」サービスが大きく寄与。

【コンシューマー向け製品】

・VOICEROIDシリーズの売上が減少。


2019年3月期

2020年3月期

第2四半期

前期比増減額

流動資産 1,115 1,089 △26

固定資産 96 97 ±0

有形固定資産 13 16 +3

無形固定資産 15 12 △3

投資その他の資産 67 68 ±0

資産合計 1,211 1,186 △25

2019年3月期

2020年3月期

第2四半期

前期比増減額

流動負債 105 61 △43

固定負債 2 2 ±0

負債合計 108 64 △44

純資産 1,103 1,122 +18

負債・純資産合計 1,211 1,186 △25

（百万円）（百万円）

【資産合計】

現金及び預金が増加したものの、売掛金が減少したこと等により、前事業年度末比25,574千円の減少。

【負債合計】

未払法人税、未払金等の減少等により、前事業年度末比44,343千円の減少。

【純資産合計】

配当金の支払いにより利益剰余金が減少したものの、新株予約権の行使による資本金、資本剰余金の増加、四半期純利益の計上による利益剰余金の増加等により、前事業年度末比18,769千円の増加。

自己資本比率 91.1% 94.6% +3.5pt

2020年3月期第2四半期貸借対照表の概要


１．企業概要






2020年3月期通期業績予想については、期初計画から変更なし。

2020年3月期通期業績予想

（単位：百万円）

2019年3月期 2020年3月期増減額

売上高 737 800 +63

営業利益 211 220 +9

経常利益 202 220 +18

当期純利益 150 160 +10


配当方針

当社の配当に関する基本方針は、株主の皆様に対する利益還元を重要な経営課題と認識しつつ、業績の

推移、財務状況、事業計画に基づく資金需要等を総合的に勘案し、内部留保とのバランスをとりながら経

営成績に合わせた利益配分を基本方針としております。

2020 年３月期（第 17 期）の剰余金の配当につきましては、 2020年３月期第２四半期累計期間にお

ける実績及び通期業績予想を勘案し、前期の普通配当５円から１円増配の６円とする予定であります。

年間配当配当性向

第１四半期

第2四半期

第3四半期

第4四半期

合計

2019年3月期（実績）

0円 0円 0円普通配当5円

記念配当3円8円 25.9%

2020年3月期（予想）

0円 0円 0円 6円 6円 18.3%


１．企業概要






ＥＳＧへの取組み

（社会）

①女性活躍の推進

・社員４２名中、女性が２２名（５２．４％）

・管理職１１名中、女性が３名（２７．３％）

②子育て支援の推進

・育児休業制度の活用中３名

③働き方改革の推進

・残業の少ない職場環境上半期残業時間：月平均9.38時間

・休暇を取りやすい職場環境上半期有給取得実績：月平均1.0日

（4月～9月最大14.5日）

④社会貢献活動の推進

・中学生・高校生の社会科見学受け入れ５校 72名

＊12月に1校受け入れ予定


（ガバナンス）

①株主・投資家との対話

・機関投資家向け説明会の開催２回（５月・１１月）

・個人投資家向け説明会の開催１回（８月）

・機関投資家との１ｏｎ１ミーティング２８回

・雑誌等の取材２回

ＥＳＧへの取組み


１．企業概要



４．ESGへの取り組み



電話の自動応答システム

現在

マーケットの拡大

顕在化しているマーケット

①片方向の情報提供 → 双方向の対話

（感情豊かな音声合成）

②ナレーションの音声収録 → 音声合成の活用

（特に、Ｅラーニング分野）

③日本語 → 多言語展開

（防災・観光・車載等）

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防災

多言語


感情豊かな音声合成～DNN（深層学習）の活用～

ＤＮＮ（深層学習）を活用した次世代音声合成エンジンン「AITalk®5（仮称）」の2020年4月製品化

を発表。（2019年9月13日適時開示）

素片辞書

韻律辞書

平静

素片辞書

韻律辞書

悲しみ

素片辞書

韻律辞書

怒り

素片辞書

韻律辞書

喜び

（現行方式）

課題：感情が不連続に変化

素片辞書

韻律辞書

平静

韻律辞書

悲しみ

韻律辞書

怒り

韻律辞書

喜び

感情変換フィルタDNN

（提案方式）

感情変換フィルタをＤＮＮから予測し、平静素片から感情素片を生成（特許出願中）


2019年6月音学シンポジウム2019 (6月22日／ 23日京都大学)

表題：深層ニューラルネットワークを用いた波形接続型感情音声合成のための感情制御法

発表者：執行役員研究開発グループ統括大谷大和

2019年7月電子情報通信学会和文論文D採録

表題：深層学習を用いた日本語音声合成における基本周波数に適した言語特徴量の正規化手法

発表者：研究開発グループ研究員リーダー松永悟行

2019年9月音声研究の世界的なトップカンファレンスであるINTERSPEECH 2019内

サテライトワークショップThe 10th ISCA Speech synthesis workshop

(SSW10)

表題：Loss Function Considering Temporal Sequence for Feed-Forward

Neural Network–Fundamental Frequency Case

発表者：研究開発グループ研究員リーダー松永悟行

トピックス～学会発表・論文発表～


Eラーニング向けパッケージ製品の強化

2019年1月販売開始

PowerPoint用アドインソフト

Ｅラーニング分野への拡大

28


多言語展開～防災行政無線向け：他社との協業～

来日外国人の増加により、防災行政無線において、外国語対応のニーズが増加。

ＡＩＴａｌｋ®に加えて、

外国語（英語・中国語・韓国語・スペイン語・ポルトガル語等）を提供。

従来：日本語テキスト → AITalk® → 放送

今後：日本語テキスト → AITalk® → 日本語の放送

↓

外国語に翻訳 → 外国語音声合成エンジン → 外国語の放送

＊翻訳エンジン、外国語音声合成エンジンについては、他社との協業を強化。


AITalk®をライセンス

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多言語展開～車載向け：セレンス社との協業～

セレンス社とのライセンス契約締結を発表（2019年11月１２日適時開示）

セレンス社（Nuance Communication Inc.オートモーティブ部門スピンオフの新会社）

社名：Cerence Inc.

本社：アメリカ合衆国マサチューセッツ州

設立：２０１９年１０月

上場市場：米国ＮＡＳＤＡＱ（証券コード：ＣＲＮＣ）

ＵＲＬ：http://www.cerence.com/

事業概要：

AI技術のプロバイダであるニュアンス・コミュニケーションズから独立し、次世代自動車向けソフトウエアの

提供を行う。声紋認証のほか、言語、視線、感情、ジェスチャー等の認識技術を統合することにより、車内での

快適な時間を提供するソフトウエアの開発に従事。

セレンスエーアイ

車メーカー

Cerence TTS

（多言語音声合成エンジン）

ロイヤリティ

・日本市場向け

・欧州向け

・北米向け

・中国向け等

（スキーム）

http://www.cerence.com/


2019年10月外国語ナレーションソフト「AITalk International®3」販売開始

セレンス社との取り組みのひとつとして、セレンス社の多言語音声合成エンジン「Cerence TTS」を

活用し、従来の「AITalk International®」のリニューアル版、多言語ナレーションソフト「AITalk

International®3」の販売を2019年10月より開始。

英語・中国語・韓国語からスタートし、順次言語を追加予定。

多言語展開～外国語ナレーションソフト：セレンス社との協業～

Cerence TTSをライセンス

セレンスエーアイ

ロイヤリティ

AITalk International®3を販売

（スキーム）


名古屋大学戸田教授との共同研究（２０１８年４月～２０２１年３月（予定））

（戸田教授の経歴）

2003年4月～2005年3月日本学術振興会特別研究員－ＰＤ

2005年4月～2007年3月奈良先端科学技術大学院大学情報科学研究科助手

2007年4月～2011年3月奈良先端科学技術大学院大学情報科学研究科助教

2011年4月～2015年8月奈良先端科学技術大学院大学情報科学研究科准教授

2015年9月～現在名古屋大学情報基盤センター教育情報メディア研究部門教授

（戸田教授の主な研究内容）

音声情報処理音声変換・音声合成・音声分析・音声認識・音声対話・音声翻訳

音楽情報処理歌声分析・歌声変換・楽音分析・楽音分離

音環境情報処理音響イベント認識・多チャンネル音響信号処理

（共同研究の概要）

・WaveNet（音声波形を生成するためのディープニューラルネットワークの一つ）などの

最先端の深層学習ベースの音声合成技術の研究開発を実施中。

・研究成果については、特許出願を行った後、順次学会発表、社外発表等を行い、

製品化を進めていく予定。

今後の成長に向けて～次々世代エンジンの研究開発～


今後の成長に向けて～新領域の開拓～

33

新領域

新規市場開拓担当を配置し、

音声合成の新しい領域のマーケティング調査を実施中。

成長を加速

電話の自動応答システム

現在

防災

多言語


将来見通しに関する注意事項

本資料は、会社内容をご理解いただくための資料であり、投資勧誘を目的とするものではありません。

本資料に記載されている業績予想及び将来予測につきましては、現時点で入手可能な情報に基づき当

社で判断したものであります。予想にはさまざまな不確定要素が内在しており、実際の業績はこれら

の将来見通しと異なる場合があります。

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