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新幹線開業PR戦略実行委員会

新幹線開業PR戦略実行委員会...戦略の目的. 平成26年度末の北陸新幹線金沢開業を見据え、 ・開業効果を県内全域に波及させるとともに、

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Page 1: 新幹線開業PR戦略実行委員会...戦略の目的. 平成26年度末の北陸新幹線金沢開業を見据え、 ・開業効果を県内全域に波及させるとともに、

新幹線開業PR戦略実行委員会

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Ⅰ 基本コンセプト Ⅱ 効果的な情報発信 1.首都圏での話題性・インパクトのあるキャンペーンの展開 ■日本橋・京橋まつりと連携した大規模な開業PRイベントの開催 ■県人会をはじめとする首都圏在住者との協働による日本橋・京橋まつりへのプレ参加

2.旬の場所での情報発信・エリアを絞り込んだ情報発信 ■旬の場所でのキャンペーン ■経済的・時間的にゆとりのある首都圏在住者をターゲットにしたキャンペーン ■石川ゆかりの地でのキャンペーン

3.デスティネーションキャンペーン(DC)の実施 4.その他首都圏等における情報発信の取り組み ■JR東・西日本が行う開業PRと連携したキャンペーンの実施 ■北陸新幹線沿線等でのキャンペーン「いしかわ百万石物語展」の開催 ■長野県との連携による開業PR ■首都圏アンテナショップを活用した情報発信 ■首都圏での大規模イベントを活用した開業プロモーションの実施 ■ご当地マスコットキャラクター等の活用 ■きめ細かな情報発信

5.著名人の発信力を活用したPR ■著名人へのインタビュー素材を活用した情報発信 Ⅲ 受け地での魅力づくり 1.石川の魅力を体感できる開業イベントの開催 ■金沢城公園を中心とした県下全域の魅力を発信するメインイベントの開催 ■加賀地域のエリアイベントの開催 ■能登地域のエリアイベントの開催

2.石川を訪れる回数に応じた魅力情報の提供 ■ガイドブック作成 ■ITツールによる情報発信

3.地域の観光情報センター機能の充実 ■石川県全域の観光情報を的確に提供できる「コンシェルジュ」を観光情報センターに配置 ■道の駅(22駅)の観光案内機能の向上 ■石川県金沢観光情報センターの機能強化

4.県内における広域観光の推進 ■「金沢・加賀」、「金沢・能登」などの広域観光旅行商品の造成

5.開業効果の維持拡大に向けたイベントの開催 ■開業1周年記念イベントの実施 Ⅳ 新幹線開業PR推進ファンドの創設 Ⅴ事業規模(5年間(H25~H29年度))

目 次

Page 3: 新幹線開業PR戦略実行委員会...戦略の目的. 平成26年度末の北陸新幹線金沢開業を見据え、 ・開業効果を県内全域に波及させるとともに、

Ⅰ 基本コンセプト

戦略の目的

平成26年度末の北陸新幹線金沢開業を見据え、

・開業効果を県内全域に波及させるとともに、

・一度訪れた方々がリピーターとなるよう、

石川ならではの観光素材の発掘・磨き上げを行い、首都圏へ向け戦略的な

情報発信を行う。

目標

首都圏からの入り込み客数 H27年:500万人

対象期間

平成25年度から5ヵ年程度 ※特に、開業前後3ヵ年程度を集中的に取り組む期間として想定

ターゲット

地 域:首都圏、北陸新幹線沿線地域 等 誘客層:幅広い誘客層へのアプローチを行うとともに、 中高年層をメインターゲットとする。

取組方針

ターゲットのニーズや開業までの全国的な動き、新幹線既開業地域の取組の分析を

行った上で、「STEP21」に掲げる「おもてなし」、「食文化」、「歴史・景観」に加え、

里山里海、伝統工芸等のあらゆる資源を活用し、首都圏等への効果的な情報発信と

受け地での魅力づくりに戦略的に取り組む。

おもてなし

食文化 歴史・景観

石川県の魅力

・里山里海 ・伝統工芸 など

効果的な 情報発信

受け地での 魅力づくり

首都圏、新幹線沿線等 からの誘客

キャッチコピー

いしかわ百万石物語

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<作成意図> ○石川県の形を柔らかい曲線で包むことで、 石川がほっとして、安らぎのある、すごしやすく、 人にやさしい場所であることを表現 ○文字は直線の構成でシンプルに表現したもので、 加賀藩の堅固な土台をイメージ ○「能登」、「金沢」、「加賀」という地名を入れて 石川をより印象付ける

<作成にあたってのポイント> ○キャッチコピー「いしかわ百万石物語」の趣旨を踏まえ、石川全体(加賀・能登・金沢)を効果的に表現していること ○キャッチコピー「いしかわ百万石物語」を目立たせること ○首都圏に向けて石川の魅力をわかりやすく表現していること ○開業後も石川の新しいブランドマークとして活用できるものであること など

ロゴマーク

Ⅰ 基本コンセプト

<作成の目的> 首都圏などに向けた本格的な開業PRのためのキャッチコピーである「いしかわ百万石物語」を活用し、石川県全体 の魅力を、視覚的かつ効果的に訴えるため、ロゴマークを作成する。

キャッチコピー

○ 石川の歴史の奥深さや、石川がどこにあるかまでも連想させ、石川だけが使える言葉 =「百万石」

○ 豊かな歴史・文化や人との出会いなど、石川への旅に対して期待をいだかせる言葉 =「物語」

○ 石川県全体を表す言葉 =「いしかわ」

⇒これら3つの言葉で構成することにより、豊かな物語を体験できる石川県を表現

いしかわ百万石物語

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Ⅱ 効果的な情報発信

都内において、本県の食や物産、祭り、伝統芸能が一堂に会する大規模イベントを開催

◆実施時期 H26年10月下旬 ※開業のおおよそ100日前 ◆場 所 日本橋中央通り(京橋3丁目~室町3丁目)周辺 ◆内 容 「日本橋・京橋まつり」と共同で開催 (1)大パレードの実施 (11:45~15:00)

「日本橋・京橋まつり」の大江戸活粋(かっき)パレードの中で

いしかわ百万石大パレードとして実施

<出演団体例> ・東京で能登の祭りをやろう会(キリコ2基)

・山代大田楽保存会(50人規模)

・加賀とびはしご登り保存会(はしご3本)

・ご当地マスコットキャラクターやレディ・カガ、ミス百万石 など (2)いしかわ百万石楽市楽座の開催 (9:30~16:00)

本県の「食」、「伝統工芸」、「観光」等のブースのみを出店する占用エリアを確保

するとともに、大型キリコ(高さ13m)を展示

<出 店 例> ・ご当地丼ブース(能登丼、白山百膳、かがやきなど)

・物産販売ブース(水産加工品、加賀・能登野菜、和菓子、地酒など)

・伝統工芸品販売ブース(輪島塗、九谷焼、金沢箔など)

・観光PRブース(観光パンフレット配布、PRイベントなど) (3)その他 開業PRの懸垂幕の掲出

■日本橋・京橋まつりと連携した大規模な開業PRイベントの開催

具体的な事業展開案

1.首都圏での話題性・インパクトのあるキャンペーンの展開

■県人会をはじめとする首都圏在住者との協働による日本橋・京橋まつりへのプレ参加 ◆実施時期 H25年10月下旬

◆内 容 パレード出演(東京で能登の祭りをやろう会)、諸国往来市出店(食ブース等)

<大江戸活粋パレードでのいしかわ百万石大パレードのイメージ>

<いしかわ百万石楽市楽座のイメージ>

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Ⅱ 効果的な情報発信

首都圏で注目を集める旬の場所や、旅行意欲が高く、経済的・時間的にゆとりのある方々が居住するエリア、石川への関心が高い石川ゆかりの地で、PRイベントなどを集中的に展開

具体的な事業展開案

2.旬の場所での情報発信・エリアを絞り込んだ情報発信①

<東京駅>

東京大学5月祭(赤門前)

ecute東京

板橋区民まつり)

H25年秋に一連の改修工事が完了し、マスコミの注目度が高まる

東京駅の丸の内駅舎・八重洲口周辺スポット等でキャンペーンを展開

(H25年10月、H26年10月) <展開例>

・東京駅構内での石川の食材等を使用した「石川マルシェ」の開催

・オーケストラアンサンブル金沢(OEK)とのタイアップによる開業PR

■旬の場所でのキャンペーン

<東京駅丸の内駅舎> H24年10月復原完成

<グランルーフ>H25秋竣工予定 ※八重洲口の南北タワーをつなぐ 歩行者用デッキ(約240m)

東京駅周辺

<石川マルシェ> 東京駅構内の商業空間で、開業PRや伝統工芸品の展示販売を行う

とともにに、その入居店舗が、石川の食材等を使用した惣菜やス

イーツ等を開発・販売するキャンペーンを実施

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Ⅱ 効果的な情報発信

具体的な事業展開案

2.旬の場所での情報発信・エリアを絞り込んだ情報発信②

■石川ゆかりの地でのキャンペーン

本県と歴史的つながりのある首都圏内の地でキャンペーンを展開 板橋区における開業PR・・・・(板橋区:加賀藩の下屋敷跡)

→板橋区民まつり(H26年10月中旬)でのPR等

※金沢市が歴史的つながりを背景に板橋区との様々な交流実績あり

<板橋区民まつり>

■経済的・時間的にゆとりのある首都圏在住者を ターゲットにしたキャンペーン(H26年秋~)

経済的・時間的にゆとりのある方々が居住するエリアを結ぶ

私鉄グループ(東急電鉄)とタイアップした沿線での情報発信 (1)沿線コミュニティ月刊誌「SALUS(サルース)」や東急カード

ゴールド会員向け会報誌「Qualite(クオリテ)」において石川の

特集記事を掲載し、開業イベントの告知を行う。 (2)沿線百貨店における「いしかわ百万石物語展」(観光物産展)の開催 (3)沿線カルチャースクールでの「いしかわ学」講座の開催

石川の歴史を中心に、食や伝統芸能を紹介する「いしかわ学」講座を開催 <講座例> 第1回:百万石の歴史 第2回:石川の食文化 ・・・・・・ 最終回:石川県視察旅行

東急カルチャースクール 青葉台校

東急カルチャースクール たまプラーザ校

東急カルチャースクール 雪が谷校

◎一世帯当たりの総所得ランキング 東急東横線(700万円)、東急目黒線(689万円)、東急田園都市線(688万円) など、上位10路線のうち、6路線を東急線が占めている。

東急カルチャースクール 二子玉川校

<東急沿線図>

東急カルチャースクール 自由が丘校

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Ⅱ 効果的な情報発信

新幹線開業効果の維持・拡大のため、北陸三県の地元自治体と経済・観光業界等がJR6社と一体となって全国から北陸への誘客を図るデスティネーションキャンペーンを実施

■デスティネーションキャンペーンの実施 (H27年10月1日~12月31日)

具体的な事業展開案

3.デスティネーションキャンペーン(DC)の実施

DC誘致準備会立ち上げ

DC申請

DC開催地決定(

H㉗開催分)

オープニングイベントなど

7月

11月15日

3月8日

H24 25 26 27

事業内容の検討

☆誘客促進対策 ・全国宣伝販売促進会議・エクスカーション ・観光イベント、キャラバン、商談会 ・観光素材集、ノベルティ作成 ☆広報宣伝 ・イベントガイドブック作成(約80万部) ・5連ポスター制作(1,500組) ・TVCM、ホームページ開設 ・旅の手帖掲載、TV番組タイアップ ☆受け入れ対策 ・おもてなし事業、二次交通アクセス整備 ・オープニングイベントの開催 ・のぼり旗作成

DCの主な事業(例)

全国宣伝販売促進会議

秋 10月~12月

<DC開催に向けたスケジュール>

(12月~3月)

ジャパニーズビューティ北陸

(12月~3月)

ジャパニーズビューティ北陸

(12月~3月)

ジャパニーズビューティ北陸

(12月~3月)

ジャパニーズビューティ北陸

観光素材の掘り起こし 効果検証 効果検証

素材提案

4月

◎ジャパニーズビューティ北陸(12~3月の4ヵ月間) 北陸三県の自治体と、JR西・東・東海の3社がタイアップして、北陸への送客を集中的に実施(H16年スタート)

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Ⅱ 効果的な情報発信

具体的な事業展開案

4.その他首都圏等における情報発信の取り組み①

■北陸新幹線沿線等でのキャンペーン「いしかわ百万石物語展」の開催

◆場 所 都内、北陸新幹線沿線(大宮、高崎、長野等)の デパートなど(H25年度~) ◆内 容 物産展・・・・・・食や伝統工芸品等を販売する物産展を開催 観光PR・・・・物産展と連動して伝統芸能等を披露するイベントを実施 ※「いしかわ百万石物語展」とあわせてマスコミキャラバンを実施

北陸新幹線路線図

東京

大宮

高崎

長野

上越

金沢

富山

新高岡

新黒部

糸魚川

飯山

上田

軽井沢 佐久平

安中榛名

<時間短縮効果> 東京-金沢 約2時間半(約1時間20分短縮) 長野-金沢 約1時間 (約2時間半短縮)

■首都圏での大規模イベントを活用した開業プロモーションの実施

◆「ふるさとまつり東京」 H27年1月 (会場:東京ドーム) ◆「いしかわ伝統工芸フェア」 H27年2月 (会場:東京ドームシティ プリズムホール)

■JR東・西日本が行う開業PRと連携したキャンペーンの実施

■首都圏アンテナショップを活用した情報発信

アンテナショップ機能強化検討委員会での検討を踏まえ、首都圏での情報発信機能を強化

<展開例> ・専任スタッフを配置した観光案内コーナーの設置によるきめ細やかな観光情報の提供 ・アンテナショップを訪れるリピーター客に対する情報発信 など

<ふるさと祭り東京>

■長野県との連携による開業PR

新幹線開業により大幅な時間短縮となる長野県エリア等との連携による相互交流 や広域観光の促進 <連携例> ・金沢駅・長野駅等の各観光情報センターでの観光案内の強化(特設コーナーの相互設置) ・首都圏等での共同観光誘客キャンペーンの実施による長野・石川の広域周遊観光の促進

6 7 <いしかわ伝統工芸フェア>

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◆首都圏の石川県人会等との連携による情報発信 首都圏イベントの協働開催を通じた首都圏における気運醸成(会員:1000人超) 首都圏の「いしかわ観光特使」を活用した口コミによる誘客 ◆首都圏のマスメディアを活用した情報発信 ◆動画サイトを活用した情報発信 ◆HPを通じたきめ細やかな情報発信 ◆首都圏の学校等を直接訪問することによる修学旅行・MICEの誘致 修学旅行やMICEを誘致するための助成制度の設定(H22年度~) ◆首都圏交通事業者とタイアップしたPR(H24年度~)

電車内での車内広告や駅構内でのポスター掲出、旅行商品造成など ◆民間企業の余暇活動をサポートする福利厚生代行会社(首都圏約3000社/従業員 約140万人)や大手旅行予約サイトと連携した情報発信等(H24年度~) ◆全国規模の誘致イベントやコンベンションを活用した情報発信 地域伝統芸能全国フェスティバル(H25年10月)、全国産業観光フォーラム(H25年11月)、 全国椿サミット(H29年2月) など ◆現に来県している観光客に向けた情報発信(H24~H26年度) 開業の基礎情報入りチラシ(データを県HP上で提供)を旅館やホテル等のフロント やロビーに掲出してPR ◆民間主体の新幹線開業に向けた取り組みに対する顕彰制度の創設(H25~H27年度) 企業、団体、グループなどのユニークな取り組みを顕彰

Ⅱ 効果的な情報発信

具体的な事業展開案

4.その他首都圏等における情報発信の取り組み②

<ふるさと祭り東京>

■ご当地マスコットキャラクター等の活用 首都圏等イベントで県内各地で活躍するご当地マスコットキャラクター等を積極的に活用

■きめ細かな情報発信 <のとドン> <わくたまくん> <のっティ> <カブッキー>

<首都圏交通事業者とのタイアップPR>

<開業の基礎情報入りチラシデータ>

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Ⅱ 効果的な情報発信

県観光大使をはじめとした著名人を活用し、発信力の強い著名人が語る“石川県の魅力”を通して旅行意欲を喚起させる。

■著名人へのインタビュー素材を活用した情報発信

具体的な事業展開案

5.著名人の発信力を活用したPR

観光素材の魅力を高めるために、発信力が強い著名人のお気に入りスポットなどの付加価値情報をインタビューを通じて収集し、様々な観光ツールに活用 ◆対象著名人 石川に縁がある、あるいは石川ファンの著名人 <候補例> 石川県出身者、県観光大使、県観光創造会議委員、文化人、経済人、スポーツ選手、芸能人など ◆インタビューの内容 「私の石川物語」をテーマにしたそれぞれの著名人が持つ石川への想い ※お気に入りの店・場所・風景なども合わせて取材 ◆具体的な情報発信 ・観光パンフレットやガイドブック等への掲載 ※著名人がおすすめする観光スポット等を紹介 ・観光案内用のインタビュー素材集の作成 ※観光情報センターや観光特使に配布して活用 ・デジタルブックや文庫本「私の百万石物語」の作成

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Ⅲ 受け地での魅力づくり

■金沢城公園を中心とした県下全域の魅力を発信するメインイベントの開催

具体的な事業展開案

1.石川の魅力を体感できる開業イベントの開催 ①

開業直後に、本県の食や物産、祭り、伝統芸能を楽しむことができるイベントを開催 (1)メインイベントとして、 桜舞う金沢城公園で、伝統芸能、物産等が一堂に会する大規模イベントを開催

<メインイベントのイメージ>

◆実施時期:H27年4月(桜の開花時期の土日の2日間) ◆場 所:金沢城公園三の丸広場 ◆内 容 (1)魅力ある石川の食や物産等のブース 新幹線開業を見据えてブランド化を進めてきた「食や物産」 を最大限に活用 ・「食の歳時記」の旬の食材をはじめとした海の幸・山の幸 ・能登丼、白山百膳、かがやき などのご当地グルメ ・フリージア ・19市町観光PRブース など (2)石川の伝統工芸ブース 輪島塗、九谷焼、加賀友禅、金沢箔など国指定や県指定などの 伝統的工芸品を展示・販売 (3)石川の伝統芸能・祭りの披露(ステージイベント) 加賀鳶などの伝統芸能や、キリコ祭りをはじめとした全国に誇る祭りを披露 (4)お茶が盛んな石川の特色を披露 お茶が盛んな石川の雰囲気を味わってもらうため野点風の休憩所を設ける (5)その他 金沢城公園及び兼六園の観桜期ライトアップを実施

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Ⅲ 受け地での魅力づくり

具体的な事業展開案

石川の魅力を体感できる開業イベントの開催 ②

<開業イベントイメージ>

◆実施時期:H27年4月~5月中旬 ◆場 所:加賀四温泉を主に、JR加賀温泉駅、JR小松駅など各地区に分散してイベントを行う ◆内 容 (1)オープニングイベント ・JR加賀温泉駅:歓迎イベントとして「湯立神楽」「おっしょべ太鼓」「獅子舞」「山代大田楽」等を披露する。 ・JR小松駅 :グルメイベント「食彩春祭り」や、世界最大級のダンプトラック「930E」を試乗する 「乗りものフェア」などを開催 (2)JR小松駅周辺の新たなシンボル「こまつ曳山交流館みよっさ」と「サイエンスヒルズこまつ」 を核としたイベントを開催 (3)味と器のおもてなし「Lady Kaga茶店」 期間中の毎週土曜~月曜にJR加賀温駅前に仮設の茶店を出し、加賀温泉郷ならではの「食」(加賀棒茶、 郷土の和菓子等)と「工芸」(九谷焼、山中漆器の器で提供)で”Lady Kaga”達がお客様をおもてなしする。 (4)二次交通&グルメクーポン「バスに乗ってご当地グルメの旅」 加賀温泉郷内の二次交通「キャン・バス」「お散歩号」とランチをセットにしたお得なクーポンを限定販売。 (ランチ案・・・鶴仙渓川床の川床弁当、加賀大聖寺御膳、片山津バーガー、橋立漁港の桜鯛茶漬け ) (5)既存の観光資源の活用 ○通常10月に開催する「城下町大聖寺 文化の祭典」を4月に開催 ○加賀地域の各地区でボランティアガイドによるミニツアーを開催 ○南加賀地区にある桜の名所をライトアップし夜間特別公開 ○歌舞伎のまち小松「春の巻」を開催(既存イベントと絡め小松市を歌舞伎一色で彩る) ○期間中に開催される既存イベント・祭りに「いしかわ百万石物語」の冠をつけ一体的にPR ◆実施主体 地域の広域組織である「加賀温泉郷協議会」を中心に取り組む

■加賀地域のエリアイベントの開催

<山代大田楽>

(2)加賀・能登におけるエリアイベントを開催

加賀温泉郷マラソン(4月第3日曜日:加賀市)、九谷茶碗まつり(5月3日~5日:能美市)

山中漆器祭(5月3日~4日:加賀市)、お旅まつり(5月8日~11日:小松市)

< Lady Kaga >

<こまつ曳山交流館みよっさ>

<お旅まつり>

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<ダンプトラック930E>

< 川床弁当>

<九谷茶碗まつり>

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Ⅲ 受け地での魅力づくり

具体的な事業展開案

石川の魅力を体感できる開業イベントの開催 ③

<開業イベントイメージ>

<能登丼/宝達志水町 オムライス>

■能登地域のエリアイベントの開催

◆実施時期 H27年4月~5月中旬 ◆場 所 能登の9市町の各拠点(宿泊施設、JR七尾線各駅、のと鉄道各駅、観光施設等) ◆内 容 (1)食イベント ○「能登ふるさとごはん祭り」おもてなしキャンペーン ・能登4市5町に点在している食メニュー(能登丼、すし王国、オムライス等)をまとめたサービスを実施

・食事をされた方に様々な“おもてなし”サービス(飲物・デザート等の提供)を実施 (2)お祭りイベント ○灯りでつなぐ能登半島・能登ライトアップイベント(観光客の宿泊を促す) ・能登4市5町の景勝地等をライトアップ(見附島、千枚田、ぼら待ちやぐら、巌門、千里浜の砂像等)

・能登地域にある桜の名所をライトアップ(小丸山公園、一本松公園、中能登町・鹿島中学校等)

・週末に各地のライトアップ箇所を巡るライトアップ観光バスを特別運行

・既存イベント(お祭り)の前後に実施することにより、観光客の滞在日数の増につなげる

(3)伝統工芸イベント ○「輪島塗、珠洲焼フェア」

・通常2月に開催する輪島塗大御奉仕展「ありがとう市」を開業時期にも開催

・珠洲焼のぐい呑み、コップ等の即売会

○「花嫁のれん特別展示」(JR七尾線、のと鉄道の車両連結部分での展示) ◆実施主体 地域の広域組織である「能登半島広域観光協会」を中心に取り組む

曳山祭(4月4日~6日:輪島市鳳至町、河井町、4月中旬:能登町宇出津)、青柏祭(5日3日~5:日七尾市)

のとキリシマツツジフェスティバル(5月3日~5日:輪島市)、花嫁のれん展(4月29日~5月13日:七尾市)

<輪島 千枚田あぜの万燈/ぼら待ちやぐら>

<珠洲焼>

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<青柏祭>

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県内IT業界が開発を進めるスマートフォンやタブレット向けの観光プラン作成アプリケーションを活用し、 「初級」 「中級」 「上級」毎に分けた観光モデルルートを提案

Ⅲ 受け地での魅力づくり

初めての石川(初級編)、2回目(中級編)、3回目以上(上級編)など、石川を訪れる回数に応じ、提供する 魅力情報をレベルアップさせたガイドブックを作成して配布(リピーター増加策) (実施時期:H26年秋~)

■ガイドブック作成

具体的な事業展開案

2.石川を訪れる回数に応じた魅力情報の提供

・「初級」 「中級」 「上級」に分類し、重層的に情報提供を行うことで、石川の深みを提案し、リピートしたくなる気持ちを喚起させる ・「初級」 「中級」 については、それぞれ金沢地域、能登地域、加賀地域、広域の区分で観光モデルルートを提案し、 「上級」についてはルート提案ではなくスポット的な提案とする ・「初級」 「中級」 「上級」に分冊して作成 <観光モデルルート例(金沢地域)> ・兼六園→金沢城公園→金沢21世紀美術館→長町武家屋敷 ・金沢金箔貼り体験→加賀友禅を着て街散策→ミシュラン2つ星の庭園(野村家)でお茶会 ・石川ならではの本物が味わえる上質な旅の提供 (古刹で味わう座禅と精進料理、東山等での町屋宿泊 など)

初級

中級

上級

■ITツールによる情報発信

【入力条件】 ・観光エリア ・グループ構成 ・訪問回数 ・観光時間 ・性別、年代

訪問回数に応じたおすすめ観光ルートを提案

※属性や行動履歴データの蓄積に よる、個人旅行客の傾向把握・ 分析を踏まえ、提案する観光 ルートをより観光ニーズに則し たものに見直すことが可能

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Ⅲ 受け地での魅力づくり

地域の観光情報センターや道の駅等の情報発信拠点の機能強化を図り、 広域観光を推進する。

■石川県全域の観光情報を的確に提供できる「コンシェルジュ」を 観光情報センターに配置 (H25年度~育成、H27年配置)

具体的な事業展開案

3.地域の観光情報センター機能の充実

◆コンシェルジュの育成・配置 交通結節点にある県内5カ所の観光情報センターの専任スタッフを対象とした 専門研修を実施し、県内全域の観光情報を的確に提供できる「コンシェルジュ」 として育成・配置する。 <専門研修内容>

・現地研修・・・・・・・・ ・ガイド等の案内で県内観光地を巡り、様々な観光地に対する理解を深める。 ・おもてなし研修・・・・講話や宿泊施設等での現場研修を通し、おもてなしのスキルアップを図る。 ◆観光情報ネットワーク組織の設置 各観光情報センター間の情報共有とサービスの平準化を図るため、観光情報ネットワー ク組織を設置する。

◆現地に訪れた観光客に、より詳細なエリア観光情報を提供できるよう、スタッフの 資質向上を図るための研修を実施する。

■道の駅(22駅)の観光案内機能の向上(H25年度~)

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■石川県金沢観光情報センターの機能強化

県全体の玄関口として観光客のニーズにワンストップで応えるための観光情報センターの機能強化を図る。 ◆観光客に対する提供サービスの充実 例:宿泊案内サービス、手荷物配送サービス など ◆広域観光推進拠点機能の強化 ・県全体の窓口として、県内全域に観光客を誘うための機能の強化 ・県境を越えた観光情報の提供

●:観光情報センター(5カ所) ★:道の駅(22駅)

観光情報センター 道の駅 設置場所

石川県金沢観光情報センタ ー(JR金沢駅構内)

加賀市観光情報センタ ー(JR加賀温泉駅構内)

小松市観光情報センタ ー(JR小松駅構内)

能登の旅情報センタ ー(能登空港ターミナルビル内)

小松空港案内所 (小松空港ターミナルビル内)

<石川県金沢観光情報センター>

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<取組内容> (1)旅行会社に対する加賀・能登の特別な観光素材の提供 ■旅行会社へのキャラバン ■商品造成担当者の招へい (2)具体の旅行商品造成に対するインセンティブの付与 旅行会社を対象に、金沢と加賀、金沢と能登を組み 合わせた旅行商品のコンペを実施 ■旅行商品の条件 ・北陸新幹線を利用 ・金沢と加賀(能登)での連泊 ・金沢と加賀(能登)の観光地を周遊 など ■具体のインセンティブ 送客目標を設定し、実績を踏まえてインセンティブを付与

Ⅲ 受け地での魅力づくり

加賀、能登、金沢の各エリアをそれぞれ結ぶ広域観光を推進

具体的な事業展開案

4.県内における広域観光の推進

■ 「金沢・加賀」「金沢・能登」などの広域観光旅行商品の造成 (H26~H27年度)

新幹線開業に伴う県内滞在時間の拡大や、能登有料道路の無料化 などによる交通の円滑化により広域観光が容易になることを踏ま え、旅行会社に対し、加賀、能登、金沢の各エリアをそれぞれ 結ぶ広域観光商品の造成を集中的に働きかける。

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・廃線になったのと鉄道能登線のレールを人力で走るトロッコ 列車体験(珠洲市) ・能登杜氏と楽しむ日本酒と「能登の里山里海の食」(能登町) ・輪島朝市を中心とした商店街のプチグルメ食べ歩き(輪島市) ・能登ワインオーナーズ倶楽部の収穫体験(穴水町) ・前田利家、長谷川等伯ゆかりの地&花嫁のれんのまち&すし 王国七尾巡り(七尾市) ・「能登上布」機織り体験(中能登町) ・気多大社・妙成寺・永光寺などの寺社めぐり(羽咋市) ・桜貝小貝クラフト、能登金剛観光ガイド(志賀町) ・オリジナルオムライスの提供や毎月23日の「オムライスの 日」特別企画 (宝達志水町) ・哲学のミュージアム「西田幾多郎記念哲学館」(かほく市) ・倶利伽羅峠古戦場や、「MISIAの森」(森林公園)めぐり(津幡町) ・内灘の砂丘(風紋)と歴史めぐり(内灘町) ・ボランティアガイド「ののいち里まち倶楽部」と行く北国街道 まち歩き(野々市市) ・「白山手取川ジオパーク」の自転車散歩、地元ガイドと行く 「千代女の里」「酒蔵」めぐり(白山市) ・「加賀雁皮紙」紙漉き体験(川北町) ・九谷焼のすべてがわかる満喫体験(能美市) ・機械産業ものづくり現場見学体験等の産業観光(小松市) ・柴山潟星空ナイトクルーズ(加賀市)

「加賀・能登」への広域観光素材(例)

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Ⅲ 受け地での魅力づくり

具体的な事業展開案

5.開業効果の維持拡大に向けたイベントの開催

■開業1周年記念イベントの実施

JRによる実施が想定される北陸新幹線金沢開業1周年キャンペーンと連携し、地元イベントを実施する。 ◆時 期 H28年3月頃

◆内 容 JRの取り組みを見極め、イベント内容を今後整理する。

<JRの取り組み> 首都圏でのキャンペーン(4ヵ月間) ・キャンペーンCMの放映(4ヵ月間) ・山手線での広報列車(1編成、2週間) ・山手線車内トレインチャンネルでCM放映 ・山手線駅構内へのポスター掲出 ・駅コンコースでの工芸市(3日間) ・駅コンビニでの青森フェア開催(3週間) ・メトロポリタンホテル内レストランでの青森フェア(2ヵ月)

<地元の取り組み> 開業1周年記念イベント ・物産フェア(10日間) ・仙台駅、大宮駅での観光物産イベント

青森県の例

<JRの取り組み> 九州地域内でのキャンペーン(3ヵ月間) ・記念CMの放映(3ヵ月間) ・全12駅での開業1周年駅前イベント(1~3日間) ・期間限定1日乗り放題切符の販売(3日間) ・全12駅でのスタンプラリーの実施(1ヵ月間) ・開業1周年記念入場券(12駅分)の販売(3週間)

<地元の取り組み> 全12駅での開業1周年記念イベント ・くまもと春祭りの開催(駅前広場等、2日間)、鹿児島春祭り の開催(駅前広場、2日間) 以下12駅でイベント開催

九州地域の例

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25年度 26 27 28 29

H25年度~H29年度(5年間) プランの対象期間

開 業

開業前後3年程度を集中的に取り組む

複数年を見越した財源の確保

(社)石川県観光連盟

新幹線開業PR 推進ファンド

創 設

新幹線開業対策 としては全国初

120億円規模

4億円余

現状予算ベース等 (5年間)

6億円

ファンド運用益

120億円

×年1%(県債運用)×5年間

合計10億円余

5年間の <開業PRの財源>

【参考】既開業県予算規模 約8億円

運用 (5年間)

県民

企業

(県内・首都圏)

貸付 (無利子)

貸付 (無利子)

県内自治体

住民参加型市場公募債

(ふるさといしかわ債)

60億円

40億円

20億円

県債 引受

利払い

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Ⅳ 新幹線開業PR推進ファンドの創設

※H25年8月頃募集 ※H25年9月頃造成

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Ⅴ 事業規模(5年間(H25~H29年度))

区 分 事業費(5年間)

●新幹線開業PR推進ファンド事業 (効果的な情報発信) ・首都圏での話題性・インパクトのあるキャンペーンの展開 ・旬の場所での情報発信・エリアを絞り込んだ情報発信 ・デスティネーションキャンペーン ・著名人の発信力を活用したPR など (受け地での魅力づくり) ・石川の魅力を体感できる開業イベントの開催 ・石川を訪れる回数に応じた魅力情報の提供 ・地域の観光情報センター機能の充実 ・県内における広域観光の推進 など

600百万円 (410百万円) (190百万円)

●既存の観光PR事業 ・首都圏交通事業者やインターネットを活用した情報発信 ・MICEの誘致 ・ふるさと祭り東京 ・いしかわ食の歳時記の実施 ・首都圏での雑誌広告掲載 ・いしかわ観光応援団推進事業(いしかわ観光特使) ・地域伝統芸能全国フェスティバル

420百万円

合 計 1,020百万円

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