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ごあいさつ 小田急建設の事業活動と 環境とのかかわり 環境配慮設計の提案・施工事例 あふれる『 環境保全活動 コミュニケーション・社会貢献 品質環境マネジメント 環境リスクマネジメント 詳細データ集 小田急グループの環境保全活動 P1 P2 P3 P5 P10 P11 P13 P14 P17

環境報告書2007 か...環境報告書2007 か 豊 な 未 来 の た め に ・ ・ ・ 新 た な 都 市 環 境 と 文 化 を 創 り 続 け ま す。 ごあいさつ

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環境報告書2007

豊かな未来のために・・・新たな都市環境と文化を創り続けます。

ごあいさつ

小田急建設の事業活動と 環境とのかかわり

環境配慮設計の提案・施工事例 緑あふれる『成城の丘』

環境保全活動

コミュニケーション・社会貢献

品質環境マネジメント

環境リスクマネジメント

詳細データ集

小田急グループの環境保全活動

特集

P1

P2

P3

P5

P10

P11

P13

P14

P17

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01

 小田急建設は、小田急グループの一員として、『お客様の「かけがえのない時間(とき)」と「ゆたか

なくらし」の実現に貢献します。』をグループ経営理念に掲げ、建設業における事業活動を通じ、社会

資本の整備と同時に、環境保全を含む社会的責任を果たすことによって、真の「良い仕事」と企業と

しての「信用」の達成を目指しております。

 弊社におきまして2003年から運用しておりますISO9001とISO14001に基づく品質環境マネジメント

システムは、日常の業務に浸透・定着しており、お客様のご満足につながる製品品質の維持・向上と合

わせて、環境保全活動の充実、環境負荷の低減、循環型社会の形成、環境活動に関する情報開示

などを全社レベルで推進してまいりました。これら品質・環境への取り組みとともに、社会との信頼関係

の構築・維持についても、内部統制システムの整備やコンプライアンス体制の充実、そして社会貢献活

動にも積極的に取り組んでおります。また、2007年4月には、営業と施工を一体化した事業本部制に基

づく大幅な組織変更を実施し、お客様を始めとするステークホルダーの皆様に、より迅速に、より的確に、

より高い価値をご提供することで、企業としての社会的責任を果たしてまいりたいと考えております。

 地球環境問題では、特に地球温暖化について社会の関心が高まってきました。近年、国内では竜

巻の発生や台風に伴った豪雨、記録的な暖冬・少雪など、身近に感じられる気候の変化が、温暖化の

進行を改めて意識させることとなりました。このような状況にあって、企業における環境保全の役割は、

ますます高まっており、その活動に多くの資源やエネルギーを必要とする建設業として、地球温暖化対

策に加え、建設廃棄物対策についても、でき得る限りの環境保全の努力を継続していくことが重要と

認識しております。

 環境保全活動といたしましては、環境方針に基づいて各部門の環境目標を設定し、着実な活動を

進めるとともに、4R活動(Reuse:再使用、Reduce:発生抑制、Recycle:再資源化、Refuse:廃棄物にな

る物を持ち込まない)を徹底することにより、さらなる環境負荷の低減を継続してまいります。また、環境

ビジネスとして土壌浄化や構築物のリニューアルなどを手掛けることを通じ、広い意味での積極的な環

境活動を行ってまいります。

 ここに2006年度の弊社の環境保全活動をとりまとめた「環境報告書2007」を作成いたしました。

本報告書の発行は、今回で5回目となります。持続可能な社会の実現を目指し、今後さらに環境保全

への取り組み、および社会的な取り組みを進めてまいりたいと考えております。多くの皆様に弊社の活

動をご理解いただくとともに、ご意見、ご指導を賜れば幸いに存じます。

2007年9月

ごあいさつ

小田急建設株式会社 代表取締役 社長

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02

■CO2 : 439 t-CO2*2

■排水 ■一般廃棄物 : 105.6 t

● リサイクル量 : 67.4t  (リサイクル率 : 63.9%)

建物ライフサイクル

解体

■排ガス ■粉じん ■排水 ■揮発性有機化合物 ■フロン、ハロン ■建設作業音・振動 ■臭気 ■建設副産物  ◆建設発生土  ◆一般廃棄物  ◆特別管理産業廃棄物  ◆産業廃棄物 : 123,460t   ●コンクリート塊 : 59,104t   ●アスファルト・コンクリート塊 : 14,274t   ●建設発生木材 : 1,417t   ●建設汚泥 : 33,705t   ●混合廃棄物 : 2,471t   ●その他 : 12,488t

施工・リニューアル・解体

■建築資材

 コンクリート  アスファルト  鋼材・鉄筋  型枠  塗料  ガラス・タイル など ■電力 ■燃料(灯油、軽油) ■水

■グリーン調達金額

 (施工部門) : 2,140 百万円

■環境物品購入金額

 (本社オフィス) : 16.3 百万円

グリーン調達・購入 施工・リニューアル・解体

オフィス活動*1

■電力 : 900,390 kWh

■都市ガス : 46,709 m3

■水道水 : 4,109 m3

■紙類(OA紙) : 14.8 t

オフィス活動*1 設計・ 技術提案

調達

施工

リニューアル (改修・補修)

◆最終処分量 : 8,290t  ●コンクリート塊 : 143t  ●アスファルト・コンクリート塊 : 4t  ●建設発生木材 : 81t  ●建設汚泥 : 5,593t  ●混合廃棄物 : 915t  ●その他 : 1,554t

◆再資源化量 : 115,171t  ●コンクリート塊 : 58,962t  ●アスファルト・コンクリート塊 : 14,270t  ●建設発生木材 : 1,336t  ●建設汚泥 : 28,111t  ●混合廃棄物 : 1,556t  ●その他 : 10,935t

*1 オフィス活動の数値は本社ビルのみのデータです。 *2 オフィス活動でのCO2排出量は、本社ビルでの電力、都市ガスの使用によって排出する量であり、環境省「事業者からの温室効果ガス排出量算定方法ガイドライン」に準じて算定しています。

小 田 急 建 設 の 事 業 活 動 と 環 境 と の か か わ り

■小田急建設の事業活動と環境とのかかわり■

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03

環境配慮設計の提案・施工事例

特 集 緑あふれる『成城の丘』

店舗 店舗

屋上庭園 屋上庭園

店舗

店舗

上部ガラス屋根

4階平面図

3階平面図

2階平面図

1階平面図

店舗

店舗

店舗

店舗

プラザ

鉄道施設 店舗

店舗

店舗

店舗 プラザ

コンコース

鉄道施設

鉄道施設

店舗

店舗 自由通路

駐輪場

駐輪場

北口駅前 小広場

南口駅前小広場

計画コンセプト“成城の丘”

自然環境への配慮

国分寺崖線*、野川、仙川に囲まれた成城の街は、水と緑の豊富な環境に恵まれ、住宅地などにも生垣などの緑があふれています。 計画にあたって、建物の内外に自然の光、風、緑を取り入れ、成城の街にふさわしい環境の創造を目指しました。 *国分寺崖線 : 武蔵村山市、国分寺市、小金井市から大田区まで連なる崖が「国分寺崖線」です。多

摩川が10万年以上かけて武蔵野台地を削り取ってできたものです。樹林や湧水等の豊かな自然環境が残り、「世田谷のみどりの生命線」とも言われる場所です。

がいせん

街に開かれた“プラザ、屋上庭園”

地域環境への配慮

公共性の高い駅との複合ビルであることから、地域に根ざした、開かれた施設計画を行いました。 人々が自由に利用でき、光あふれたくつろぎ空間である開放的な“プラザ”と、緑豊かな“屋上庭園”を設けました。また、子供からお年寄りまで、誰もが使いやすいデザインとし、安全でわかりやすい施設づくりを目指しました。

道路に接する部分には、緑を配した環境空地を設けて、豊かな歩行空間を演出しました。

環境空地による豊かな歩道の創造

防災用として防火水槽100tを設置。また、雨水貯留槽を設けて雨水の流出抑制を図りました。

防火水槽・雨水貯留槽の設置

屋上緑化をはじめ、駅ビル全体を緑あふれる【成城の丘】として計画しました。成城の自然豊かな環境を継承する

ことで、駅周辺地域に潤いを与え、それによって地球環境の大きな問題であるヒートアイランド現象防止にも貢献します。

緑あふれる【成城の丘】

屋上庭園の散水には、屋根の雨水を再利用しています。

雨水再利用

成城の丘(オリーブの庭)

注)この平面図は設計当初の概念図であり、実際の建物とは多少異なるところがあります。

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04

2006年9月、小田急線成城学園前駅にオープンした「成城コルティ」。緑あふれる「成城の丘」を計画コンセプトに、

建物の内外に自然の光、風、緑を取り入れ成城の街にふさわしい環境を創造しました。

省エネルギーや省資源・リサイクルに配慮した “環境と共生する施設”

地球環境への配慮

環境に与える影響を可能な限り小さくするよう地球環境に配慮して建物をつくり、環境負荷の低減を図りました。 施設の設備計画は省エネルギーを追求し、建物の仕上げ材には再生材を積極的に利用しています。また、雨水利用も取り入れるなど、環境との共生を考えた施設づくりを目指しました。

3階に設ける駐車場の車路にはルーバーと植栽を設けて車への視線を和らげるよう配慮しました。道路より入庫ゲートまで導入路を設けることにより、道路上への駐車場待ち列が発生しないよう配慮しました。

地域に配慮した 車路と駐車場

地域に配慮した駐車場

壁面を可能な限り後退させ、広場の広がりを確保し、地域の人々の憩いの広場として設けました。

北口駅前小広場

北口駅前小広場の整備 ビル内に廃棄物の保管場所を設置し、ごみの飛散・臭気・景観への影響を抑えました。廃棄物は、紙類・空き缶空き瓶・生ごみ等に分別保管し再生紙・飼料等にリサイクルします。

廃棄物保管室の設置

プラザを中心に店舗が配された明快な空間構成とすることで、誰もがわかりやすくて使いやすいユ二バーサルデザインとしました。

施設のわかりやすさ

床には廃木材を原料としたリサイクル製品である「再生材」を使用し、資源の有効活用を図りました。

再生材の使用 プラザは自然の光と風が流れるオープンエアーな空間とし、エネルギー削減に貢献しています。

省エネルギー

施設中央に駅自由通路と連続して繋がる【プラザ】を設置しました。人々が自由にくつろぎ、時を過ごすことができる、オープンエアーな広場を提供します。

【プラザ】の設置 怪我や急病など万一の緊急時に備え、ストレッチャー対応のエレベータを設置しました。

ストレッチャー対応エレベータの設置

成城の丘(雑木林の丘)

自然採光

プラザ

オープンエアーな空間

■特集

環境配慮設計の提案・施工事例■

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05

環 境 保 全 活 動

 当社は、設計段階において環境配慮設計を提案し、その管理を環

境配慮設計提案ガイドシートで行っています。

 2006年度は、環境配慮提案項目数を前年度実績(291件)以上

採用することを目標としました。その結果、331件の提案項目の採用と

なり、目標を達成しました。提案内容では、省エネルギー等に関する提

案が最も多く、全体の1/3程度を占めました。

環境配慮設計の推進

設計・技術提案

 高層建物の設計提案にあたって、ライフサイクルCO2排出量を

考慮し、プレキャスト・プレストレス(PCaPC)構造やPCaPCコア壁

構造の採用を提案しました。PCaPCコア壁構造は、共用部を中心

部に集約した構造で、多彩な平面計画が可能なため、都市部の狭

隘な敷地に建築するスレンダーな建物に適した構造です。

 コンクリートの使用によるCO2排出量は、コンクリートの打設量や

コンクリートの原材料であるセメント量が多くなるとその分CO2排出

量も大きくなります。PCaPC構造およびPCaPCコア壁構造に使

用するコンクリートは強度が高く、単位容量当たりのセメント量が多

くなりますが、耐用年数が長い(通常コンクリートの2倍)ため、通常

構造の場合に比べコンクリートのライフサイクル全体でみるとCO2

排出量が少なくなります。また、PCaPC構造およびPCaPCコア壁

構造は、柱、梁等の部材をプレキャスト工場で生産し、現場で組み

立てるため、熱帯林材である合板ベニア型枠の使用量削減にも大

きく貢献します。

【取り組み事例】 PCaPC構造およびPCaPCコア壁構造の提案

建替

コンクリートのライフサイクル(100年)でみたCO2排出量の比較

<使用量> セメント : 1.2(PCaPC構造)、1.3(PCaPCコア壁構造) 合板型枠(焼却処理): 0.4(PCaPC構造)、0.56(PCaPCコア壁構造) 鋼製型枠(リサイクル): 0.25(PCaPC構造)、0.25(PCaPCコア壁構造)

注)通常構造での建設1回当たりのセメント使用量、型枠使用量を各1、CO2排出量を1とした場合の指数で示しています。

耐用年数100年

PCaPC構造、 PCaPCコア壁

構造

通常構造

耐用年数50年

<使用量> セメント : 1 合板型枠(焼却処理): 1

耐用年数50年

<使用量> セメント : 1 合板型枠(焼却処理): 1

CO2排出量 PCaPC構造:1.13 PCaPCコア壁構造:1.22 CO2排出量:

1.13(PCaPC構造) 1.22(PCaPCコア壁構造)

100年間で…

建替0回

CO2排出量: 1.00×2回=2.00

100年間で…

建替1回

PCaPC構造とPCaPCコア壁構造

CO2排出量 :1.00

CO2排出量 :1.00

共用部に PCaPCコア壁 配置

PCaPC コア壁

PCaPCコア壁構造 PCaPC構造

地上25階 高さ81m

環境配慮設計提案の推移 

(件)

20

40

60

80

100

120

0

2822

36

48

2621

2932

2 4 2 1

86

66

102

112

181217 16

12 15

25

14

241927 2729 27 27

33

21

3126

48

周辺環境配慮 自然環境配慮 自然エネルギー活用 省エネルギー等 省資源化 リサイクル促進 長寿命化 廃棄物・排出物対応 その他

■2003年度 ■2004年度 ■2005年度 ■2006年度

【環境配慮設計の提案】

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06

環境配慮施設等の施工事例

施工・リニューアル・解体

【壁面緑化】

緑化フェンスの施工(中衛工業(株)本社2期新築工事)

工事による環境負荷の低減対策事例

 当社は、雨水の有効利用や繰り返し使用可能な型枠材を使用

するなど、省資源に努めています。

【省資源】

 舎人線車両基地整備事業構築工事において、壁、柱、スラブ部

の型枠に、10回以上の繰り返し使用が可能なアクリル板型枠を採

用しました。これは、熱帯林材型枠4,630枚の削減に相当します。ま

た、アクリル板型枠は透明で、型枠組み立て後の内部照明が不要

なため、エネルギー使用量の削減にもつながりました。

繰り返し使えるアクリル板型枠の採用(舎人線車両基地整備事業構築工事)

【産業廃棄物の削減~4Rの推進~】

コンクリート塊のリサイクル(知多日長宅地造成工事)  知多日長宅地造成工事は、住宅等のある山林地を再開発し宅地

造成する工事でした。造成地内にあったコンクリート造りの既存構造

物の解体によって発生したコンクリート塊を破砕して再生砕石とし、

同造成工事の擁壁の基礎、道路の路盤材等にすべて再利用しました。

 当社は、工事により発生する産業廃棄物の削減を図るため、4R

(Refuse“不要物を持ち込まない”、Reduce“発生抑制”、

Reuse“再使用”、Recycle“再資源化”)を推進しています。

■環境保全活動■

10回以上繰り返し使えるアクリル板型枠

・型枠使用面積(総面積): 26,660m2 ・アクリル板型枠採用面積: 25,800m2

→熱帯林材型枠 4,630枚の削減に相当

施工した緑化フェンス

コンクリート造りの 既存よう壁の撤去

コンクリート塊を破砕して 再生砕石に

再生砕石を道路の 路盤材として再利用

知多日長住宅造成工事 作業所長 江川 和典

場内発生コンクリートの再利用について

よう壁解体に伴って、大量に発生したコンクリート塊を場内再利用した結果、4Rの推進ができ、コストダウンにもつながりました。

 緑化壁のようなフェンスを設置し

たいという施主様のご要望により、

駐車場南側境界に緑化フェンスを

施工しました。高さ7mのネットフェン

スを設置し、アイビー(つる性の植物)

に似せた疑似アイビーを取り付け、

下部には 本物のアイビーを植え込

みました。3年程度経って疑似アイビー

が劣化すると、それに代わって本物

のアイビーがフェンスを覆い尽くす

予定です。

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07

環 境 保 全 活 動

 圏央道川島作業所では、全工期を通じてCO2排出量削減に努め

ました。当作業所におけるCO2排出量削減活動は多岐にわたり、工

事用車両・資材搬出入車両・重機のアイドリングストップ、工事用車

両・重機の省燃費運転、発動発電機から電気事業者電気の使用

への変更、工期短縮、現場作業員の通勤手段の工夫などにより、全

工期(約7ヵ月)を通じて、131,165kg-CO2の排出量を削減しました。

仮設照明に蛍光灯使用(【仮称】町田計画新築工事作業所)

アイドリングストップなどの実践によりCO2排出量を削減 (圏央道川島作業所)

マルチグリッパ併用によるオールケーシング工法

 低騒音・低振動型の建設機械や工法の採用、防音壁等の設置

等を行い、工事現場からの騒音・振動の防止に努めています。また、

現場や周辺地域において騒音・振動の測定を実施し、騒音・振動の

発生状況を確認しています。

 真鶴町真鶴中継ポンプ場工事では、周辺の住宅地域への騒音・

振動による影響を抑えるため、岩盤掘削工法に硬質地盤オールケー

シング工法を採用し、掘削補助装置としてマルチグリッパを採用し

ました。

 マルチグリッパを併用することで、チゼルハンマー(重錘)で打撃破

砕する従来工法に比べ、騒音レベルで約10%、振動レベルで約30

%の低減(メーカー値)が可能です。

低騒音・低振動型オールケーシング岩盤掘削工法の採用 (真鶴町真鶴中継ポンプ場工事)

【騒音・振動の防止】

圏央道川島作業所 作業所長 海老原 毅

アイドリングストップを実践

ケーシングチューブを 全周回転させながら

押し込み、チューブ内部の 岩盤等を掘削・排除する。

ケーシング

マルチグリッパ

スクリューヘッド

【地球温暖化の防止】

 アイドリングストップや省燃費運転、省エネ機器等の採用などによ

り、作業所でのCO2排出量の削減に取り組んでいます。

(仮称) 町田計画新築工事作業所 作業所長 小木田 満也

当作業所では、CO2排出量削減取り組みの一つとして、仮設電気の照明に蛍光灯を採用しています。白熱灯を蛍光灯に代替することにより、作業空間が明るくなり、施工性・安全性が増しました。また、わずか73個の使用ですが7月までの8ヵ月間で234kg-CO2の排出を削減することができました。照明器具の購入額は割高になりましたが、電力使用量は減少し、約4万円の削減となっています。今後も蛍光灯の導入を積極的に推し進めてまいります。

仮設照明に 蛍光灯を使用

 真鶴町真鶴中継ポンプ場建設工事では、工事現場から発生する

騒音・振動を常時監視するシステムを導入し、周辺環境への影響を

監視しました。測定結果をパソコンモニターで常時監視するとともに、

作業所管理値を超えた場合は回転灯が回り、作業員全員の注意を

喚起して作業の改善を図り、影響を最小限にとどめることができました。

騒音・振動常時監視システム (真鶴町真鶴中継ポンプ場建設工事)

測定結果を映すパソコンモニター 作業員に注意を喚起する回転灯

 (仮称)町田計画新築工事作業所では、仮設照明として、白熱球

に比べ消費電力の小さい蛍光灯を積極的に導入し、CO2排出量の

削減を図りました。ちなみに、100Wの白熱電球100個を20Wの蛍光

灯に替え25日使用した場合、1ヵ月当たり377.0kgのCO2排出量の

削減になります((社)日本土木工業協会、(社)日本電力建設業協

会による)。

蛍光灯使用による節電

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■環境保全活動■

08

 ホテル内での配管更新に伴い、柱と梁・ブレースのアスベスト除

去を施工しました。ホテル営業を行いながらの工事であったため、ホ

テル関係者からは除去工事によるアスベスト飛散の問題やお客様、

従業員の健康に対して不安の声がありました。

 しかし、飛散防止養生やセキュリティーゾーンの設置、除去方法の

説明をホテル側に行うことで理解を得ることができ、無事施工できま

した。なお、撤去したアスベストは特別管理産業廃棄物として適正に

処分しました。

営業中ホテルでのアスベストの適正除去工事 (アスベスト対策工事)

アスベスト撤去作業のようす

 三遠南信大島地区道路建設工事は、主に別途実施されている

三遠トンネル新設工事から搬出されるズリ*1で盛土するものでした。

三遠トンネルは中央構造線擾乱帯*2を貫くもので、この擾乱帯から

搬出されるズリは、環境基準値を超える濃度の自然由来の重金属(主

にヒ素・フッ素等)を含有しています。そのため、盛土したズリによる周

辺環境への影響を遮断するため、盛土区域の構造を管理型最終処

分場に相当する構造とし、地下排水溝を設置するとともに、底部を遮

水シートで密閉しました。さらに、遮水シートの下に設置した地下排水

溝の流末水の水素イオン濃度を毎日測定し、遮水シート破損による

漏洩を監視しています。

*1 ズリ:トンネル工事等の掘削により発生する砕かれた岩石片のこと。

*2 中央構造線擾乱帯:中央構造線は、西は九州から東は関東山地までの西日本を縦断する長さ1,000kmに達する断層で、擾乱帯とは、断層活動で著しく乱れた構造をいい、岩石が複雑にもみ砕かれた脆弱な地質となっています。

汚染土壌からの有害物質浸潤防止対策 (三遠南信大島地区道路建設工事)

遮水シートの敷設

汚染土壌からの有害物質浸潤防止対策

 建設現場でアスベストの撤去作業が発生した場合は、関係法令

や当該自治体の条例等に則って適正に撤去作業を行うとともに、適

切に処分しています。

【アスベストの適正除去・処分】

 工事の際に汚染土壌が確認された場合、有害物質の浸潤により

周辺環境へ影響を与えないよう、適切な対策を講じています。

【汚染土壌対策】

じょうらんたい じょうらんたい

0

100

200

300

400

500

600

(トン)

(年度) 20062005200420032002

70

15 29

401

495

廃石綿等処理状況

排水処理 施設へ

遮水シート

浸透水

浸透水集水管 地下排水溝

三遠南信大島 道路建設工事 作業所長 本田 明

盛土区域からの排水を流す河川は、ヤナやキャンプ場が点在する宇蓮川に合流しているため、濁度や水素イオン濃度の調整・中和を確実に行う必要があり、施工期間中は十分な管理を行うことができました。

汚染土壌

汚染土壌対策の実施について

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09

環 境 保 全 活 動

環境教育のようす

熱画像(囲み部は「浮き」)

2006年度環境スローガン 最優秀賞(垂れ幕) リニューアル事業本部

狩野 晴記 リニューアル事業本部 狩野 晴記

2006年度環境スローガン 優秀賞(短冊) 情報システム課 小平 浩正

環境教育・啓発

環境ビジネス

環境教育 当社は、新入社員教育、階層別環

境教育、内部環境監査員教育を実

施しています。階層別環境教育では、

若手社員から作業所主任クラスを対

象に、産業廃棄物処理法、建設リサ

イクル法、その他環境関連法規等に

ついて学習しました。

環境啓発 従業員の環境に対する意識の高揚と、さらなる取り組みの充実を

図るため、環境スローガンや環境にふさわしい写真・イラストの募集、

環境月間に合わせた環境取り組みの推進等の啓発活動を行って

います。

2006年度も、環境スローガンの最優秀作品を垂れ幕に、優秀賞

を短冊にして、本社、事業所、工事作業所に配布しました。

当社は、下水道管の更生を行う「シームレスシステム工法」や「赤

外線コンクリート構造物診断支援システム」、また、土壌・地下水の

調査から汚染の浄化にいたるまでをトータルで取り扱う「GRCシステ

ム」といった、各種環境ビジネスを展開しています。

光(紫外線)を照射するだけで短時間で老朽化した下水管を更

生でき、環境にもやさしい工法です。

土壌・地下水の調査から汚染の浄化にいたるまでをトータルで取り

扱うシステムです。

2006年度 環境教育実施状況 教育内容 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3月

新入社員教育

階層別環境教育

内部環境監査員 リフレッシュ教育

内部環境監査員 新規養成教育

29名参加

5名参加

27名参加

1名参加

13名参加

41名参加 (4回実施)

2006年度環境スローガン最優秀賞受賞者の声 環境スローガン最優秀賞を頂きましてありがとうございます。

はるか昔、地球の環境変化によって恐竜が滅亡したと何かの本で読んだことがあります、現在は二酸化炭素の増加で地球の危機が言われておりますが、人類の知恵と工夫で解決できると信じています。 環境保全活動に携わる一人として、ささやかではあります

が、車の発進時にはエンジンの回転数を2000回転以内とし、走行は制限速度順守を心掛け環境保全に参加しています。

土壌汚染調査の指定調査機関に指定されました 2007年3月1日付けで、環境省より土壌汚染対策法に基づく指定調査機関に指

定されました。

指定番号 環2007-3-7

機関名 小田急建設株式会社

業務を行う事業所 本社 〒160-8733 東京都新宿区西新宿四丁目32番22号

業務を行う都道府県 全国

2006年度の提案実績:11件

2006年度の調査実績: 官公庁2件、民間4件 調査面積:約27,000m2

2006年度の対応実績:18件 (資料調査11件、概況調査4件、浄化対策工事3件)

光で支える下水道の管更生~シームレスシステム工法~

簡易な構造物調査システム ~赤外線コンクリート構造物診断支援システム~

土壌浄化~GRCシステム~

赤外線サーモグラフィーを用い

ることで、構造物を破壊すること

なく、コンクリート構造物の浮きや

はく離などを簡易に調査できます。

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■コミュニケーション・社会貢献■

10

コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン ・ 社 会 貢 献

周辺地域の清掃活動

地元自治会の子供たちとともに清掃を実施 側溝の清掃

コミュニケーション

「かわら版」の作成・配布(三遠南信大島地区道路建設工事)

工事現場周辺地域の住民の方とのコミュニケーションを図るため、

工事の内容や職員の紹介などを掲載した「かわら版」を他社と持ち

回りで毎月(各回約120部)作成し、配布しました。

近隣住民へのアンケート調査実施(新城下吉田道路改良工事作業所)

新城下吉田道路改良工事作業所では、工事も終盤となった

2007年2月に、工事現場の近隣住民に対し、工事の安全管理・環

境配慮に関するアンケート調査を実施しました。

社会貢献

工事作業所周辺地域の清掃活動

工事作業所周辺地域において、随時、道路の清掃活動を行って

います。地域の住民の方々からご好評を頂いています。

かわら版 アンケート調査票

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11

品 質 環 境 マ ネ ジ メ ン ト

環境方針

 当社は、環境への取り組みを推進していくに当たり、環境方針を定めています。また、2004年4月にコンプライアンス行動基準を制定し、「環

境問題への積極的な取り組み」を行動の基準としています。

■環境方針(2002年4月制定、2005年6月改定) 小田急建設の企業活動は、地球環境と深く係っている。従業員のすべてが弊社の活動、製品及びサービスに関わる環境影響の改善に 配慮して行動し、人類共通の課題としての地球環境保全に貢献する。 以上のことの推進を図るために、次の事項を確実に実施する。

この方針は、社内・外に公表する。

1. 品質環境マネジメントシステムを確実かつ有効に運用する とともに、環境保全に結びつくよう、継続的な改善を図る。 2. 環境汚染の防止を図るために、次のことに真摯に取り組む。 (1)すべての事業活動における資源・エネルギー消費の低減 (2)廃棄物の適正処理・減量・リサイクル (3)グリーン調達の推進 3. 関連法令、条例及び産業界の基準等を順守する。

4. 適切な環境目的・目標を設定し、必要に応じて見直しをし、 環境保全に効果的な活動の実施を図る。 5. 社内教育・広報活動を実施し、全従業員に環境に関する 意識向上を図る。 6. 顧客等の利害関係者に対して、事業活動に伴って発生する 著しい環境影響を情報提供し、 その他環境保全に対する取り組み状況を公開する。

環境目的・目標

 当社は、「品質環境マネジメントシステム」に基づき、各部門ごとに目標を設定し環境保全活動を推進しています。

 2006年度は、施工部門は全ての項目にわたり目標を達成しました。しかし、オフィス活動に伴うOA用紙削減、使用電

力量の削減、廃棄物のリサイクル率向上の目標は達成できませんでした。これは、組織変更に伴う大幅なレイアウト変

更や什器・設備の更新・増強などによるものです。

 2007年度はオフィス活動における省エネ・省資源・リサイクル活動を強化し、目標達成を目指し取り組んでいきます。

注)評価:○は目標達成、△は目標未達成

2006年度実績

実績値(全社) 区分 部門共通環境目的 環 境 目 標 評価

1)施工部門

2)設計・   技術部門

3)オフィス  活動

①混合廃棄物の発生抑制 建設廃棄物の分別率の向上 98.0%96.5%以上 ○

②建設廃棄物の発生抑制 完成工事高1億円当たりの総発生量 実績把握中 ー

③建設副産物再資源化率、  再資源化・縮減率の向上

再資源化率

再資源化・縮減率

98%以上 100.0% ○ ・アスファルト・コンクリート塊

96%以上 99.8% ○ ・コンクリート塊

91.5%以上 94.3% ○ ・建設発生木材

65%以上 83.4% ○ ・建設汚泥

90.5%以上 93.3% ○ ・建設廃棄物全体

4%以上 7.1% ○ ・建築部門

8%以上 7.0% △ ・土木部門

実績把握中 ー CO2の排出量の削減量 CO2の排出量の削減量の測定 ④地球温暖化防止の推進  ・CO2の排出量の削減

実績把握中 ー 環境配慮設計及び施工方法の推進 環境配慮設計及び 施工方法の推進

⑤グリーン調達の推進  ・指定品目調達促進

グリーン調達率

2003年度実績比 3%削減

①省エネ・省資源の推進 2%増 △ OA用紙の使用量の削減

9%増 △ 電力使用量の低減

80%以上 64% △ ②リサイクルの推進 本社ビル リサイクル率

63%以上 71% ○ ③グリーン購入の推進 環境比率

施工部門は 全ての項目に わたり 目標達成

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■品質環境マネジメント■

12

運 用

品質環境マネジメントシステム

 当社は、ISO9001(1998年認証取得)とISO14001(2003年認

証取得)を全社一括で認証取得し、「品質マネジメントシステム」と「環

境マネジメントシステム」を統合した「品質環境マネジメントシステム」

を運用しています。

 「品質環境マネジメントシステム」の全社的運用と継続的改善を

図るための議決機関として、品質環境委員会を設置しています(年

2回開催)。また、品質環境管理責任者会議を年4回、品質環境事

務局会議を年7回開催しています。

 各本部・支店においては、本部長・支店長をトップに、各階層で実

施計画を策定し、「品質環境マネジメントシステム」の運用実績の

評価・見直しを年2回行っています。また、環境保全責任者および

環境保全担当者を配置し、環境保全活動を推進しています。

【体制と活動】

チェックと見直し  内部監査と外部審査を定期的に実施し、「品質環境マネジメント

システム」の適正運用を継続的に監視しています。

 内部監査は、各本部・支店内で計画し実施する“部門内部監査”と、

全社を横断的に監査する“社内審査”の2つの方法で実施しています。

 2006年度は、部門内部監査を180ヵ所を実施。不適合Bが7件、

観察事項が150件ありました。また、社内審査は9ヵ所で実施。不適

合Bが3件、観察事項が18件ありました。

【内部監査】

統括品質環境管理責任者 中沢 建次

2006年度の環境保全活動について、詳細データは本書の「詳細データ集」をご覧いただくとして、かいつまんで検証しますと、工事作業所における環境保全活動は、産業廃棄物の再資源化率の向上、グリーン調達率の向上、混合廃棄物発生量の着実な低減等、データ的には定着と推進の段階に入ってきたと判断します。しかしながら、オフィスでの環境保全活動に関しては、什器・収納設備更新に伴う事業系一般廃棄物発生量の大幅増など、改善の余地が散見されました。ISO9001:2000及びISO14001:2004の規格要求をさらに満足させるためには、今以上に各部門の品質環境管理責任者は、求められている強いリーダーシップを発揮し、常に、社員に対して問題意識を喚起させるべく、あらゆる機会をとらえて環境意識の定着を図らねばならないと考えます。

【外部審査】  ISO14001の更新審査とISO9001の定期審査の複合審査が日

本品質保証機構によって、2006年9月末に実施されました。

ISO14001の更新審査では、過去3年間の環境マネジメントシステ

ムの改善状況を審査され、ISO14001規格に基づく環境マネジメン

トシステムが包括的に継続して満足していると判断され、登録更新

が行われました。

 2006年については改善の機会について、ISO14001で13件あり

ました。これらへの対応は、品質環境事務局会議で検討し、適切に

対応しました。

 改善指摘事項については、審査終了後直ちに是正計画書を審

査機関に提出し受理され、2007年3月末の社内審査で、その対応

が適切であることを確認しました。 2003 2004 20062005

内部監査の結果(社内審査の結果)

2

20

10

30

40

50

0

15

5

10

20

25

35

30

0

31

10

0

936

5

8 18

3

29実施件数

不適合B

45観察事項

(件) (ヵ所)

(年度)

2003 2004 20062005

外部審査の結果(ISO14001)

3

10

5

15

20

25

0

10

1

17 13

1

ストロング ポイント

19改善の機会

(件)

(年度)

軽微な 改善指摘 事項

品質環境委員会

本部・支店 会議

品質環境管理 責任者会議

課・営業所

工事作業所

委員長:社長 委 員:本部長・支店長

議長:統括品質環境管理責任者   (技術本部長)

委員:各部門品質環境管理責任者

品質環境事務局会議 各部門品質環境事務局

品質環境マネジメント 全社組織体制

環境保全 責任者

環境保全 担当者

内部監査の結果(部門内部監査の結果) (ヵ所)

100

50

150

200

250

300

0

100

50

150

200

250

02003 2004 20062005 (年度)

303

21010

5

17 7

169

191180

190 153 150

実施件数 不適合B

観察事項

(件) 350

2006年度の環境保全活動をふり返って

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13

環 境 リ ス ク マ ネ ジ メ ン ト

環境パトロールの対象件数と実施件数

(件)

150

100

50

350

300

250

200206

162

400

450

0

150

100

50

300

250

200

0(年度) (年度)

398

2006

221

362

2005

219235

20042003

環境パトロール指摘指数

2003

175指導

2004

243指示

是正

30

2

2005

264

161

2006

229

4

環境法規制等の順守

 工事現場では、最新の環境法規制に基づいて作成した「環境法規等特定チェックリスト」を活用して法規制の順守に努めています。

2006年度は、行政等からの指導・是正はありませんでした。

環境クレーム

 2006年度の環境クレーム件数は65件で、前年度(77件)に比べ16%減少しました。環境クレームの主な内容は、作業中の騒音や振動に

関するクレームで、全体の約72%を占めていました。これらの環境クレームに対しては、速やかに、かつ、適切に対応しました。

環境パトロール

 工事現場での日常的な環境保全活動を支援・指導するため、各部門の安全環境管理担当部署では、環境パトロールを実施し、廃棄物の

適正管理、分別、再資源化の推進や環境法規制の順守状況、公害の未然防止などについて点検・指導しています。

 2006年度は、191ヵ所398回(前年度362回)の環境パトロールを実施しましたが、指示、指導件数ともに前年度件数を下回りました。環境

パトロール実施回数が10%増えたにもかかわらず、指示事項は減少しました。

環境クレーム発生件数 2006年度環境クレーム(65件)の内訳

騒音・振動 72%

異臭 2%

道路汚れ6%

その他 20%

(件)

40

20

60

80

100

(件)

02003 2004 20062005 (年度)

66

82

65

77

対象件数 (カ所)

実施件数 (回)

廃棄物管理 ・他県への県外産業廃棄物の事前協議なし ・管理台帳への記入不備

主な指導・是正事項の内容 主な改善対策 点検項目

帳票の説明、再教育、パトロールの強化

環境パトロールによる指摘事項と改善対策

環境クレーム 発生件数 前年度比 16%減

環境パトロール 実施件数 前年度比 10%増

指示件数13%減、 指導事項75%減 (前年度比) 是正件数0件

分別・再資源化 着工事の確認実施、パトロールによる指導強化 事業系一般廃棄物の委託契約の未契約

191

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■詳細データ集■

14

詳 細 デ ー タ 集

 2006年度の産業廃棄物の発生量は123,460トン、再資源化量(縮

減量*1含む)は115,171トンで年々増加しています。再資源化率*2は

93.3%で、2006年度目標(90.5%以上)を達成しました。なお、再資

源化や処理が困難な混合廃棄物の2006年度の混合廃棄物の発

生量は2,471トンで、2002年度比で約58.9%削減しました。

*1 縮減量:建設発生木材の焼却などによる縮減量 *2 再資源化率:再資源化量(縮減量含む)/発生量×100

 2006年度のCO2排出削減量は500トンでした。前年度に比べ

7.8%増加しました。

注)CO2排出削減量は、(社)日本土木工業会(社)日本電力建設業協会の環境委員会によって定められた計算方法によって算定しています。

注)その他:がれき類、ガラス・陶磁器くず、廃プラスチック類、金属くず、紙くず、繊維くず、廃石膏ボード、廃石綿等。

注)2006年度の再資源化率の目標 アスファルト・コンクリート塊:98%以上  コンクリート塊:96%以上 建設発生木材:91.5%以上 建設汚泥:65%以上

【地球温暖化の防止】

 2006年度のグリーン調達の実績は約21.4億円で、前年度(約

31.9億円)に比べ約33%減少しました。なお、グリーン調達率*は

建築部門7.1%、土木部門7.0%となり、建築部門は目標達成、土

木部門は若干未達となりました。(2006年度目標P.11表示) * グリーン調達率:当期グリーン調達合計金額/当期出来高請負金額×100

【グリーン調達】

工事現場のパフォーマンス

【産業廃棄物の削減・再資源化】

環境パフォーマンスデータ

(トン)

75,000

50,000

25,000

100,000

125,000

150,000

0

(%)

60.0

40.0

20.0

80.0

100.0

0.02003 2004 20062002

産業廃棄物発生量・再資源化量等

2005

発生量 84,309

最終 処分量 10,051

95,41584,303

94,578

7,999

86,579

107,631

9,277

98,352

123,460

8,290

115,171

(年度)

CO2排出削減量(対策別)

注)再資源化量には、建設発生木材の焼却などによる縮減量を含む。

再資源化率(%) 88.4

91.5 91.4 93.3

70.0

60.0

80.0

90.0

100.0(%)

0

品目別 再資源化率

20032002 2004 20062005 (年度)

86.4

92.0

99.9100.0 99.7 99.9 99.2 99.9

99.9 99.5 99.8

81.0

68.3

63.2

69.0

83.4

99.497.5

99.1

94.2コンクリート塊

アスファルト・コンクリート塊

建設発生木材

建設汚泥

完成工事高増に 伴い発生量

前年度比14.7%増 再資源化率は 目標達成

CO2排出 削減量 前年度比 7.8%増

建築部門のみ 2006年度 目標達成

(%) グリーン調達率

10.0

8.0

6.0

2.0

4.0

12.0

02005 20062004 (年度)

建築部門

土木部門

10,972

再資源化量 73,271

全品目 2006年度 目標達成

2,500

2,000

1,500

500

1,000

3,000

3,500

4,000

(百万円)

0

グリーン調達実績(調達品目別)

2005 20062004

目的物 10

工法 48

24

34

114

25

グリーン 調達実績 前年度比 33%減

(年度)

資材 651

建設機械 801

当社指定 584

合計 2,094

1,015

1,195

924

3,192

663

631

707

2,140

7.0

3.2

9.6

3.4

7.0

7.1

300

200

100

400

500

600(t-CO2)

020062005 (年度)

アイドリングストップ 141

省燃費運転 174

工法 変更 17

工期 短縮 1効率輸送 22

仮設計画見直し 109

172

177

13

134

104

合計 464

500

20,000

20032002 2004 2006(年度) 2005

40,000

60,000

80,000

100,000

120,000

140,000(トン) 産業廃棄物発生量(品目別)

0その他

混合廃棄物

建設汚泥

建設発生木材

アスファルト・ コンクリート塊

コンクリート塊 56,696

8,927

13,400

11,0683,607

1,717

95,415

7,4436,008

15,025

1,81012,059

41,964

合計 84,309

56,085

12,206

14,814

6,7192,941

1,813

94,578

53,646

11,314

20,773

15,512

2,644

3,742

107,631

59,104

14,274

33,705

12,4882,471

1,417

123,459

(トン)

混合廃棄物の発生状況

20032002 2004 20062005 (年度) 0

1,000

2,000

3,000

4,000

5,000

6,000

7,000

0.0

2.0

4.0

6.0

8.0

10.0

混合廃棄物 発生量

2002年度比 58.9%減

3.8

2,9412,4712,644

3.1

2.02.5

3,607

6,008

7.1

混合廃棄物割合

混合廃棄物量

ISO14001 運用開始

(%)

86.9

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15

詳 細 デ ー タ 集

オフィス(本社ビル)のパフォーマンス  2006年度の本社ビルでの電力、都市ガス、水道水、紙(OA紙)

の使用量は、のきなみ増加しており、電力及び紙(OA紙)の使用量

については2006年度の目標(各々2003年度比3%削減)を達成で

きませんでした。また、一般廃棄物発生量も、什器・収納設備更新

により約66%増加しました。

 なお、グリーン購入については、環境物品購入金額は前年度に

比べ約20%減少しましたが、環境比率*1は71.0%と前年度比で約

8%増加し、2006年度目標(63%以上)を達成しました。

オフィスで使用している分別ボックス

20062005200420032002 (年度)

(m3/百万円) (m3)

本社ビルでの水道水使用量

0

1,000

2,000

3,000

4,000

5,000

6,000

0.000

0.020

0.040

0.060

0.080

総量 5,017

受注工事高当たり 0.073

3,960

0.058

4,439

0.055

4,015

0.052

4,109

0.052

水道水使用量(総量) 前年度比2%増

(m3/百万円)

本社ビルでの都市ガス使用量 (千m3)

20062005200420032002 (年度)

総量 64.1

受注工事高当たり 0.933

44.1

0.649

49.1

0.613

41.5

0.534

46.7

0.593

0.000

0.200

0.400

0.600

0.800

1.000

0.0

20.0

40.0

60.0

80.0都市ガス使用量(総量) 前年度比13%増

一般廃棄物発生量 前年度比66%増

2006年度目標未達成

20062005200420032002 (年度)

(%)

本社ビルでの一般廃棄物発生量とリサイクル率

(トン)

総量 59.1 45.8 58.8 63.7 105.6

リサイクル率

65.168.5

65.0 62.763.9

0.0

20.0

40.0

60.0

80.0

100.0

120.0

0.0

10.0

20.0

30.0

40.0

50.0

60.0

70.0

80.0

20062005200420032002 (年度)

(kWh/百万円)

本社ビルでの電力使用量

(千kWh)

0

200

400

600

800

1,000

総量 863

受注工事高当たり 12.5

824

12.1

831

10.3

850

10.9

900

11.4

0.0

2.0

4.0

6.0

8.0

10.0

12.0

14.0

電力使用量(総量) 前年度比6%増

2006年度目標未達成

(kg/百万円)

本社ビルでの紙(OA紙)使用量

(トン)

20062005200420032002 (年度)

総量 15.6

受注工事高当たり 0.226

0.214

16.7

0.206

14.5

0.188

14.8

0.188

0.0

5.0

10.0

15.0

20.0

0.000

0.050

0.100

0.150

0.200

0.250

紙(OA紙)使用量(総量) 前年度比2%増

2006年度目標未達成

14.5

(%) (百万円)

2006200520042003 (年度)

10.0

環境比率 57.5

20.3

65.5

16.3

71.0

0.0

5.0

10.0

15.0

20.0

25.0

0.0

10.0

20.0

30.0

40.0

50.0

60.0

70.0

80.0

環境比率 前年度比8%増 2006年度目標達成

本社ビルでの環境物品購入金額と環境比率*1

購入金額 8.3

目標管理項目

その他の監視項目

*1 環境比率:環境物品(文具、生活用品)購入金額/物品(文具、生活用品)購入合計金額×100で算出。

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■詳細データ集■

16

環境保全コスト

集計の基本事項

 2005年度より、環境保全活動を定量的に把握し、情報開示する

ことを目的に環境会計を導入しました。集計に当っては、建設業3団

体*の「建設業における環境会計ガイドライン2002年度版」と環境

省の「環境会計ガイドライン2005年度版」を参考にしました。

 2006年度は、41項目の費用額について把握しました。その結果、

本社、支店、営業所及び約5割の作業所の環境保全コストの合計は、

約6億5,000万円で、その75%弱を公害防止コストと資源循環コス

トが占めています。

・対 象 期 間:2006年4月1日から2007年3月31日

・対 象 範 囲:本社、支店、営業所、作業所(約47%の作業所)

・集計対象項目:「環境保全コスト集計一覧表」の中の41項目の費用額

・参考としたガイドライン等:建設業3団体*2「建設業における環境会計ガイドライン2002年度版」

           環境省「環境会計ガイドライン2005年度版」 注)ガイドラインで差額を計上すべきものについては、当社の基準より処理しました。

* 建設業3団体 : (社) 日本建設業団体連合会、(社) 日本土木工業協会、(社) 建築業協会

分類

①公害防止コスト

②地域環境保全コスト

③資源循環コスト

小計

上・下流コスト

環境活動コスト

環境損傷コスト

その他

事業エリア内コスト

1

2

3

6

7

具体的項目

a.大気汚染防止のためのコスト b.水質汚濁防止のためのコスト c.土壌汚染防止のためのコスト d.騒音防止のためのコスト

90,408

27,057

342,023

459,488

53,791

60,927

227

2,586

577,019

195,105

85,160

289,765

570,030

24,680

53,966

285

1,902

650,863

a.グリーン調達費用 b.グリーン購入費用 c.環境配慮設計等のためのコスト

a.環境マネジメントシステム整備・運用のためのコスト b.環境情報の開示及び環境広告 c.従業員への環境教育等のためのコスト d.事業所及び事業所周辺の環境改善対策  費用のためのコスト

a.資源の効率的利用のためのコスト b.産業廃棄物のリサイクルのためのコスト c.一般廃棄物のリサイクルのためのコスト d.産業廃棄物の処理・処分のためのコスト e.一般廃棄物の処理・処分のためのコスト

a.温暖化防止対策のためのコスト b.熱帯雨林破壊防止のためのコスト

費用額(千円)

2005年度 2006年度

環境損傷に対応する引当金繰入額及び保険料

環境保全対策工事費

環境保全コスト(費用額)

※対象作業所の40% ※対象作業所の47%

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小 田 急 グ ル ー プ の 環 境 保 全 活 動

グループ各社の取り組み

●「グループ環境会議」開催!

 2004年度より小田急グループのうち35社の主に管理職者が参加する

「グループ環境会議」を開催しています。2007年2月28日には、第6回小

田急グル-プ環境会議が行われました。

 このほか、環境法令勉強会や環境視察会を実施し、グループを挙げて

環境活動を推進しています。

 小田急グループ(107社)は、お客様に信頼される「小田急」ブランドを目指し、

安全で良質なサービス・商品の提供とともに、環境保全活動にも取り組んでいます。

 小田急電鉄(株)では、1995年から使用済みの切符をトイレットペー

パーとしてリサイクルしています。また、プラスチック類を含む定期券や

パスネット・カードは、製鉄所で鉄鉱石から鉄を作る際のコークスに代

わる還元剤としてリサイクルしています。

 2006年5月20日(土)に、神奈川県

の水がめと言われている宮ヶ瀬湖畔で

第6回の小田急グループ植樹会を行い

ました。グループ社員約100人が参加し、

クヌギ、コナラ、ミツバツツギの苗木を約

1,000本植樹しました 植樹会

 2006年7月22日(土)に、相模川の三川合流付近(神奈川県厚木

市側)において、第12回の小田急グルー

プクリーンキャンペーン活動を行いました。

クリーンキャンペーン活動は、「小田急

沿線にある河川を対象とした美化奉仕

活動であり、この活動を通して環境保

全の重要性について考える契機」との

考えによる企画です。 相模川にてクリーンキャンペーン 活動を実施

 小田急電鉄(株)の8駅(小田原、湘南台、五月台、栗平、黒川、

はるひ野、小田急永山、小田急多摩センター)とショッピングモール・

ビナウォーク(神奈川県海老名市)に太陽光発電システムを導入し、

照明やエレベーター、自動券売機などに使用する電力の一部として

活用しています。なお、はるひ野駅は、鉄道業界では初となる風力太

陽光発電システムを導入しています。

はるひ野駅の風力太陽光発電システム

 小田急グループでは、5つのエリア(町田、箱根、江ノ島、御殿場、

厚木)において、グループ会社が連携して、さまざまなパークアンドラ

イド*推進策を実施しています。 *パークアンドライド : 自動車を駐車場に停め、そこから電車・バスなどの公共交通機関に乗り換えるシステムのことで、自動車による環境負荷の低減に有効です。

【パークアンドライド】 パークアンドライドの場合

自動車のみの場合

【切符、定期券、パスネット・カードのリサイクルフロー】

切符

定期券 パスネット・ カード

*鉄をつくる際の還元剤として利用

パスネット

改札機 駅のトイレ

製鉄所 駅窓口

粉砕機 蒸し釜 トイレットペーパー

固形プラスチック* 粉砕機 回収BOX

製紙工場

リサイクル工場

出発地 目的地

P駐車場

電車

バス 乗換え

●CO2排出量の削減 ●交通渋滞の緩和

小田急線の切符、定期券、パスネット・カードのリサイクル

太陽光発電システムの導入

第6回 小田急グループ植樹会

第12回 小田急グループクリーンキャンペーン活動(相模川)

パークアンドライドの推進

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会 社 概 要 (2007年6月27日現在)

事 業 の 推 移 (各年度3月31日現在)

作 成 ● 発 行 に つ い て 編集方針

 この環境報告書は、小田急建設のコンプライアンス行

動基準に基づき、環境に関する活動等を広く開示するこ

とを目的に作成しました。今回で5回目の発行となります。

 2006年版への感想・意見等を踏まえ、「見やすく、わか

りやすく、とっつきやすい」報告書づくりを目指し、今回から、

前半にさまざまな取り組み事例を、後半に環境マネジメン

トや環境パフォーマンスなどの詳細な数値データを示す

構成に変更しました。

対象範囲

 小田急建設の組織すべてを対象としています。関係

会社は含んでいません。(報告対象としている事業所の

所在地は会社概要参照。)

 また、小田急グループの環境保全活動の事例も紹介

しています。

対象期間

 基本的に2006年度(2006年4月~2007年3月まで)

を対象としています。

報告対象分野

 建設における設計・施工・技術開発、本社・支店等の

オフィス業務における環境保全活動と、全社で実施して

いる社会貢献を対象としています。

ガイドライン等

 この報告書は、環境省の「環境報告書ガイドライン(2003

年度版)」を参考に作成しています。

作成担当部署

 管理本部 安全技術統括部 安全品質環境課

発行年月日

 2007年9月(次回発行予定:2008年9月、前回発行:2006年9月)

※資本金については10億86百万円で過去5年間変化はありません。

社   名 : 小田急建設株式会社

本   社 : 東京都新宿区西新宿四丁目32番22号

代 表 者 : 代表取締役 社長  雪竹 正英

創   業 : 明治2年10月1日

会 社 設 立 : 昭和14年1月26日

資 本 金 : 10億86百万円

上 場 形 態 : 東証第一部

主 要 業 務 : 総合建設請負業で、建築工事および土木工事の設計、施工、監理を主業務としています。

 建築工事および土木工事の企画・設計・施工・監理業務

 不動産売買及び不動産賃貸借に関する業務

事業所所在地 : 横浜支店…横浜市西区平沼1-19-5

名古屋支店…名古屋市千種区千種通6-26-1 ロイヤルシーズ2F

完成工事高の推移

(百万円)

0

20,000

40,000

60,000

80,000

100,000

20062005200420032002 (年度)

土木

32,173

合計

建築 59,740

24,942

41,590

31,373

41,997

28,928

48,717

28,451

56,739

20062005200420032002 (年度)

(人)

従業員数の推移

0

200

400

600

800

1,000

834 831 853 860 86585,19077,645

73,37066,532

91,913

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2007. 9本報告書は、古紙パルプ配合率100%、白色度70%の再生紙に、 揮発性有機化合物の発生の少ない植物性の大豆インキを使用しています。

<お問い合わせ先>

〒160-8377 東京都新宿区西新宿四丁目32番22号

小田急建設株式会社 管理本部 安全技術統括部 安全品質環境課

TEL:03-3376-3118 FAX:03-3376-3103

本報告書は、当社ホームページにも掲載しています。

http: //www.odakyu-kensetsu.co.jp/

古紙パルプ配合率100%再生紙を使用

環境月間に社内で募集し、採用された写真です。