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Copyright © 2014 NTT. All Rights Reserved. Co- Innovation NTTは、通信サービスの信頼性を損なうことなく、通信装置と さまざまな機器が共存できる通信環境を実現することで、 24時間、365日つなぎ続ける通信インフラの効率的な運用に 努めています。 無線機器が通信装置近傍で使用される状況を模擬した試験系 と試験条件を明確化し、影響評価技術を確立しました。 電波の直接照射による評価が困難な装置に対しては、電波に 対する耐力(イミュニティ)を推定する技術を確立しました。 上記の技術を用いて、無線LANおよびSmartDASH * が通信装置 に影響を与えない利用条件を求め、ガイドラインを規定しました。 本ガイドラインにより、無線機器の利用可否判断、運用方針の 策定が迅速に行えます。 無線タブレット端末を利用した遠隔サポートによる通信機械室 内保守作業の効率化 無線温度センサの情報を用いた空調装置の最適制御による電 力使用量の削減 利用シーン N29 通信機械室内で無線機器が利用可能に! EMC technology for reliable telecom infrastructure Wireless Devices Available in Telecom Equipment Rooms! 通信インフラの高信頼性を支える EMC 技術 環境・エネルギー 無線機器が近傍で使用される場合の通信装置に対する影響を評価する技術と、無線機器の発する電波に対する通信装置の耐力(イミュニ ティ)を推定する技術を確立し、通信機械室内の通信装置に対して影響を与えない無線機器の利用条件を規定したガイドラインを策定しまし た。本ガイドラインを用いて無線機器の運用方針を策定することにより、安全な運用が実現されます。 * SmartDASHNTTファシリティーズが展開するデータセンタ空調自動制御システム 環境・ エネルギー 〈問い合わせ先〉[email protected] 3 m 1 cm 無線LAN 電波 【オペレーションセンタ】 【通信機械室内】 オペレータ 作業者 空調 装置 SmartDASH 通信 装置 NTTSmartDASH 電波 AP タブレット 端末 温度 センサ 運用コスト の削減 通信 装置 (他事業者) 保守作業 の効率化 空調装置 の効率化 サーバ 【評価技術】 照射 アンテナ 評価対象 装置 距離 電界強度 [V/m] 不要電波の 距離による変化 隣接装置は常にこの強度の 電波に曝されている 装置の耐力として推定可能 不要電波の 許容値@3m (規格で規定) 300【推定技術】 260機種で 評価を実施 全ての装置で 影響なし 信号発生器 無線タブレット端末を用いた 遠隔サポートにより、保守 作業を効率化(保守人員、 保守稼働の削減) 無線温度センサを用いた 空調装置の最適制御により、 電力使用量を削減 無線信号を模擬した電波を直接照射して評価 直接照射が困難な場合は推定により評価 映像・音声・作業手順書

環境・ EMC technology for reliable telecom …labevent.ecl.ntt.co.jp/forum2014/elements/pdf_jpn/N-29_j.pdfEMC technology for reliable telecom infrastructure Wireless Devices Available

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Copyright © 2014 NTT. All Rights Reserved.

Co-Innovation

NTTは、通信サービスの信頼性を損なうことなく、通信装置と さまざまな機器が共存できる通信環境を実現することで、 24時間、365日つなぎ続ける通信インフラの効率的な運用に努めています。

■ 無線機器が通信装置近傍で使用される状況を模擬した試験系と試験条件を明確化し、影響評価技術を確立しました。

■ 電波の直接照射による評価が困難な装置に対しては、電波に対する耐力(イミュニティ)を推定する技術を確立しました。

■ 上記の技術を用いて、無線LANおよびSmartDASH*が通信装置に影響を与えない利用条件を求め、ガイドラインを規定しました。

■ 本ガイドラインにより、無線機器の利用可否判断、運用方針の策定が迅速に行えます。

■ 無線タブレット端末を利用した遠隔サポートによる通信機械室内保守作業の効率化

■ 無線温度センサの情報を用いた空調装置の最適制御による電力使用量の削減

特 徴

利用シーン

N-29 通信機械室内で無線機器が利用可能に!

EMC technology for reliable telecom infrastructure

Wireless Devices Available in Telecom Equipment Rooms!

通信インフラの高信頼性を支えるEMC技術

環境・エネルギー

無線機器が近傍で使用される場合の通信装置に対する影響を評価する技術と、無線機器の発する電波に対する通信装置の耐力(イミュニ

ティ)を推定する技術を確立し、通信機械室内の通信装置に対して影響を与えない無線機器の利用条件を規定したガイドラインを策定しまし

た。本ガイドラインを用いて無線機器の運用方針を策定することにより、安全な運用が実現されます。

* SmartDASH: NTTファシリティーズが展開するデータセンタ空調自動制御システム

環境・ エネルギー

〈問い合わせ先〉[email protected]

3 m 1 cm

無線LAN 電波

【オペレーションセンタ】 【通信機械室内】

オペレータ

作業者

空調 装置

SmartDASH

通信 装置 (NTT)

SmartDASH 電波

AP

タブレット 端末

温度 センサ

運用コスト の削減

通信 装置

(他事業者)

保守作業 の効率化

空調装置 の効率化

サーバ

制御

【評価技術】

照射 アンテナ

評価対象 装置

距離

電界

強度

[V/m

]

不要電波の 距離による変化

隣接装置は常にこの強度の 電波に曝されている

=装置の耐力として推定可能

不要電波の 許容値@3m

(規格で規定) 約300倍

【推定技術】

約260機種で 評価を実施 →全ての装置で 影響なし

信号発生器

無線タブレット端末を用いた遠隔サポートにより、保守 作業を効率化(保守人員、 保守稼働の削減)

無線温度センサを用いた 空調装置の最適制御により、電力使用量を削減

無線信号を模擬した電波を直接照射して評価 直接照射が困難な場合は推定により評価

映像・音声・作業手順書