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セキュアドメインルータコマンド:
Cisco ASR 9000 シリーズルータ
セキュアドメインルータ(SDR)は、1つの物理システムを複数の論理的に分離されたルータに分ける手段です。 Cisco ASR 9000シリーズルータは、オーナー SDRと呼ぶ 1台の SDRだけをサポートする単一シェルフルータです。
セキュアドメインルータの概念、設定タスク、例の詳細については、『Cisco ASR 9000 SeriesAggregation Services Router System Management Configuration Guide』の「Configuring Secure DomainRouters on Cisco IOS XRソフトウェア」モジュールを参照してください。
• show sdr, 2 ページ
Cisco ASR 9000 シリーズアグリゲーションサービスルータシステム管理コマンドリファレンスリリース 4.3.x
OL-28480-01-J 1
show sdr現在定義されているセキュアドメインルータ(SDR)の情報を表示するには、EXECモードまたは管理 EXECモードで show sdrコマンドを使用します。
Administration EXEC Mode
show sdr [name sdr-name [detail]| summary]
EXEC Mode
show sdr [detail]
___________________構文の説明
(任意。管理 EXECモード限定)特定の SDRを指定します。name sdr-name
(任意)特定の SDRの詳細情報を表示します。detail
(任意。管理 EXECモード限定)システムのすべての SDRのサマリー情報を表示します。
summary
___________________コマンドデフォルト 管理 EXECモード:
•オーナー SDRの情報を表示します。
•特定の SDRに adminユーザとしてログインしている場合は、ローカル SDRに関する情報が表示されます。
EXECモード:
•(任意)ローカル SDRに関する情報を表示します。
___________________コマンドモード EXEC
管理 EXEC
___________________コマンド履歴 変更箇所リリース
このコマンドが追加されまし
た。
リリース 3.7.2
Cisco ASR 9000 シリーズアグリゲーションサービスルータシステム管理コマンドリファレンスリリース 4.3.x
2 OL-28480-01-J
セキュアドメインルータコマンド: Cisco ASR 9000 シリーズルータshow sdr
___________________使用上のガイドライン このコマンドを使用するには、適切なタスク IDを含むタスクグループに関連付けられているユー
ザグループに属している必要があります。ユーザグループの割り当てのためにコマンドを使用
できない場合は、AAA管理者に連絡してください。
オーナー SDRまたは特定の名前付き SDRのノードのインベントリを表示するには、管理 EXECモードで show sdrコマンドを使用します。 EXECモードで show sdrコマンドを使用すると、現在の SDRのノードのインベントリが表示されます。
___________________タスク ID 操作タスク ID
readsystem
___________________例 次に、EXECモードでの show sdrコマンドの出力例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# show sdrThu Feb 15 04:09:06.179 PST
SDR Inventory--------------
Type NodeName NodeState RedState PartnerName---------------------------------------------------------------RP(0) 0/RSP0/CPU0 IOS XR RUN Active 0/RSP1/CPU0RP(0) 0/RSP1/CPU0 NOT_PRESENT Standby 0/RSP0/CPU0LC(2) 0/1/CPU0 IOS XR RUN NONE NONELC(2) 0/4/CPU0 IOS XR RUN NONE NONELC(2) 0/6/CPU0 IOS XR RUN NONE NONE
表 1: show sdr のフィールドの説明
説明フィールド
カードのタイプ(ラインカード、RP、DRPのいずれか)。
Type
rack/slot/moduleの表記で表示されるノードの名前。
NodeName
カードの実行ステート(失敗、存在、起動中、
実行中など)。
NodeState
カードの冗長ステート(アクティブ、スタンバ
イ、なしのいずれか)。
RedState
Cisco ASR 9000 シリーズアグリゲーションサービスルータシステム管理コマンドリファレンスリリース 4.3.x
OL-28480-01-J 3
セキュアドメインルータコマンド: Cisco ASR 9000 シリーズルータshow sdr
説明フィールド
rack/slot/moduleの表記で表示されるカードのパートナー。
PartnerName
次に、管理 EXECモードで summaryキーワードを使用した show sdrコマンドの出力例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(admin)# show sdr summaryThu Feb 15 04:13:27.508 PST
SDRs Configured:SDR-Names SDRid dSDRSC StbydSDRSC Primary1 Primary2 MacAddr--------------------------------------------------------------------------Owner 0 0/RSP0/CPU0 NONE 0/RSP0/CPU0 0/RSP1/CPU0 001d.e5eb.c0ae
表 2: show sdr summary のフィールドの説明
説明フィールド
SDRの ID。SDRid
指定セキュアドメインルータシェルフコント
ローラ。これは、SDRのコントローラを指します。
dSDRSC
スタンバイ DSDRSC。これは、SDRのスタンバイコントローラを指します。
StbydSDRSC
設定されたプライマリノード。Primary1
設定されたプライマリノードペア。Primary2
SDRに関連付けられたMACアドレス。MacAddr
Cisco ASR 9000 シリーズアグリゲーションサービスルータシステム管理コマンドリファレンスリリース 4.3.x
4 OL-28480-01-J
セキュアドメインルータコマンド: Cisco ASR 9000 シリーズルータshow sdr