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Cisco UCS Director EMC VPLEX 管理ガイド 、リリース 5.4 初版:2015 10 30 シスコシステムズ合同会社 107-6227 東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー http://www.cisco.com/jp お問い合わせ先:シスコ コンタクトセンター 0120-092-255 (フリーコール、携帯・PHS含む) 電話受付時間:平日 10:0012:0013:0017:00 http://www.cisco.com/jp/go/contactcenter/

Cisco UCS Director EMC VPLEX 管理ガイド 、リリース 5 UCS Director EMC VPLEX 管理ガイド、リリース 5.4 初版:2015年10月30日 シスコシステムズ合同会社

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Page 1: Cisco UCS Director EMC VPLEX 管理ガイド 、リリース 5 UCS Director EMC VPLEX 管理ガイド、リリース 5.4 初版:2015年10月30日 シスコシステムズ合同会社

Cisco UCS Director EMC VPLEX 管理ガイド、リリース 5.4初版:2015年 10月 30日

シスコシステムズ合同会社〒107-6227 東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワーhttp://www.cisco.com/jpお問い合わせ先:シスココンタクトセンター

0120-092-255 (フリーコール、携帯・PHS含む)電話受付時間:平日 10:00~12:00、13:00~17:00http://www.cisco.com/jp/go/contactcenter/

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【注意】シスコ製品をご使用になる前に、安全上の注意( www.cisco.com/jp/go/safety_warning/ )をご確認ください。本書は、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきま

しては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容

については米国サイトのドキュメントを参照ください。また、契約等の記述については、弊社販

売パートナー、または、弊社担当者にご確認ください。

このマニュアルに記載されている仕様および製品に関する情報は、予告なしに変更されることがあります。このマニュアルに記載されている表現、情報、および推奨

事項は、すべて正確であると考えていますが、明示的であれ黙示的であれ、一切の保証の責任を負わないものとします。このマニュアルに記載されている製品の使用

は、すべてユーザ側の責任になります。

対象製品のソフトウェアライセンスおよび限定保証は、製品に添付された『Information Packet』に記載されています。添付されていない場合には、代理店にご連絡ください。

The Cisco implementation of TCP header compression is an adaptation of a program developed by the University of California, Berkeley (UCB) as part of UCB's public domain versionof the UNIX operating system.All rights reserved.Copyright © 1981, Regents of the University of California.

ここに記載されている他のいかなる保証にもよらず、各社のすべてのマニュアルおよびソフトウェアは、障害も含めて「現状のまま」として提供されます。シスコお

よびこれら各社は、商品性の保証、特定目的への準拠の保証、および権利を侵害しないことに関する保証、あるいは取引過程、使用、取引慣行によって発生する保証

をはじめとする、明示されたまたは黙示された一切の保証の責任を負わないものとします。

いかなる場合においても、シスコおよびその供給者は、このマニュアルの使用または使用できないことによって発生する利益の損失やデータの損傷をはじめとする、

間接的、派生的、偶発的、あるいは特殊な損害について、あらゆる可能性がシスコまたはその供給者に知らされていても、それらに対する責任を一切負わないものと

します。

このマニュアルで使用している IPアドレスおよび電話番号は、実際のアドレスおよび電話番号を示すものではありません。マニュアル内の例、コマンド出力、ネットワークトポロジ図、およびその他の図は、説明のみを目的として使用されています。説明の中に実際のアドレスおよび電話番号が使用されていたとしても、それは意

図的なものではなく、偶然の一致によるものです。

Cisco and the Cisco logo are trademarks or registered trademarks of Cisco and/or its affiliates in the U.S. and other countries.To view a list of Cisco trademarks, go to this URL: http://www.cisco.com/go/trademarks.Third-party trademarks mentioned are the property of their respective owners.The use of the word partner does not imply a partnershiprelationship between Cisco and any other company.(1110R)

© 2015 Cisco Systems, Inc. All rights reserved.

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目次

このリリースの新規情報および変更情報 1

概要 3

EMC VPLEXについて 3

EMC VPLEXテクノロジー 4

VPLEX Local 5

VPLEX Metro 5

VPLEXのクラスタリングアーキテクチャ 5

ポッドの VPLEXストレージシステムの管理 6

Cisco UCS Director 7

VPLEXアカウント管理 11

VPLEXアカウントの作成 11

VPLEXの操作 13

システム要件 14

クラスタへのポッドの割り当て 15

クラスタからのポッドの割り当て解除 16

VPLEXエンジンの表示 16

ストレージアレイの再検出 17

ストレージボリュームの要求 17

ストレージボリュームの要求 18

ストレージボリュームの要求解除 19

エクステント 19

エクステントの作成 20

エクステントの削除 21

VPLEXストレージデバイス 21

VPLEXストレージデバイスの作成 22

VPLEXストレージデバイスのミラーリング 22

VPLEXストレージデバイスの表示 24

Cisco UCS Director EMC VPLEX 管理ガイド、リリース 5.4 iii

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VPLEXストレージデバイスからのミラーの解除 24

VPLEXストレージデバイスの削除 25

コンシステンシグループ 25

コンシステンシグループの作成 26

既存のコンシステンシグループへの仮想ボリュームの追加 27

コンシステンシグループからの仮想ボリュームの削除 28

コンシステンシグループの RecoverPointの有効化または無効化 29

コンシステンシグループの表示 29

既存のコンシステンシグループの削除 30

分散デバイスとルールセット 30

分散デバイスのルールセットの表示 31

分散デバイスの作成 31

分散デバイスの削除 32

イニシエータ 32

イニシエータの作成 33

イニシエータの表示 34

イニシエータの削除 34

仮想ボリューム 35

仮想ボリュームの作成 35

仮想ボリュームのリモートアクセスの有効化 36

仮想ボリュームの拡張 36

仮想ボリュームの表示 38

仮想ボリュームの削除 38

ターゲットポートの表示 39

ストレージビュー 39

ストレージビューの作成 40

ストレージビューの削除 41

ストレージビューへのイニシエータの追加 41

ストレージビューからのイニシエータの削除 42

ストレージビューへの仮想ボリュームの追加 42

ストレージビューからの仮想ボリュームの削除 43

ストレージビューへのポートの追加 43

Cisco UCS Director EMC VPLEX 管理ガイド、リリース 5.4iv

目次

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ストレージビューからのポートの削除 45

ロギングボリューム 45

ロギングボリュームの作成 46

ロギングボリュームへのミラーの追加 47

ロギングボリュームの削除 47

VPLEXシステムタスクの管理 48

Cisco UCS Director EMC VPLEX 管理ガイド、リリース 5.4 v

目次

Page 6: Cisco UCS Director EMC VPLEX 管理ガイド 、リリース 5 UCS Director EMC VPLEX 管理ガイド、リリース 5.4 初版:2015年10月30日 シスコシステムズ合同会社

Cisco UCS Director EMC VPLEX 管理ガイド、リリース 5.4vi

目次

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はじめに

• 対象読者, vii ページ

• 表記法, viii ページ

• 関連資料, ix ページ

• マニュアルに関するフィードバック, x ページ

• マニュアルの入手方法およびテクニカルサポート, x ページ

対象読者このマニュアルは、Cisco UCS Directorまたは を使用し、以下の少なくとも 1つの分野において責任と専門知識を持つデータセンター管理者を主に対象としています。

•サーバ管理

•ストレージ管理

•ネットワーク管理

•ネットワークセキュリティ

•仮想化および仮想マシン

Cisco UCS Director EMC VPLEX 管理ガイド、リリース 5.4 vii

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表記法

表示テキストのタイプ

タブの見出し、領域名、フィールドのラベルのようなGUI要素は、[GUI要素(GUI elements)]のように示しています。

ウィンドウ、ダイアログボックス、ウィザードのタイトルのようなメイ

ンタイトルは、[メインタイトル(Main titles)]のように示しています。

GUI要素

マニュアルのタイトルは、イタリック体(italic)で示しています。マニュアルのタイトル

テキストベースのユーザインターフェイスでは、システムによって表

示されるテキストは、courierフォントで示しています。TUI要素

システムが表示するターミナルセッションおよび情報は、courierフォントで示しています。

システム出力

CLIコマンドのキーワードは、ボールド体(bold)で示しています。

CLIコマンド内の変数は、イタリック体(italic)で示しています。

CLIコマンド

角カッコの中の要素は、省略可能です。[ ]

どれか1つを選択しなければならない必須キーワードは、波カッコで囲み、縦棒で区切って示しています。

{x | y | z}

どれか1つを選択できる省略可能なキーワードは、角カッコで囲み、縦棒で区切って示しています。

[x | y | z]

引用符を付けない一組の文字。stringの前後には引用符を使用しません。引用符を使用すると、その引用符も含めて stringとみなされます。

string

パスワードのように出力されない文字は、山カッコで囲んで示していま

す。

< >

システムプロンプトに対するデフォルトの応答は、角カッコで囲んで

示しています。

[ ]

コードの先頭に感嘆符(!)またはポンド記号(#)がある場合には、コメント行であることを示します。

!、#

Cisco UCS Director EMC VPLEX 管理ガイド、リリース 5.4viii

はじめに

表記法

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「注釈」です。役立つ情報や、このマニュアル以外の参照資料などを紹介しています。(注)

「問題解決に役立つ情報」です。ヒントには、トラブルシューティングや操作方法ではなく、

ワンポイントアドバイスと同様に知っておくと役立つ情報が記述される場合もあります。

ヒント

「要注意」の意味です。機器の損傷またはデータ損失を予防するための注意事項が記述されて

います。

注意

「時間の節約に役立つ操作」です。ここに紹介している方法で作業を行うと、時間を短縮でき

ます。

ワンポイントアドバイス

IMPORTANT SAFETY INSTRUCTIONS

This warning symbol means danger.You are in a situation that could cause bodily injury.Before you workon any equipment, be aware of the hazards involved with electrical circuitry and be familiar with standardpractices for preventing accidents.Use the statement number provided at the end of each warning to locateits translation in the translated safety warnings that accompanied this device.

SAVE THESE INSTRUCTIONS

警告

関連資料

『Cisco UCS Director Documentation Roadmap』

Cisco UCS Directorの資料の詳細なリストについては、次の URLにある『Cisco UCS DirectorDocumentation Roadmap』を参照してください。http://www.cisco.com/en/US/docs/unified_computing/ucs/ucs-director/doc-roadmap/b_UCSDirectorDocRoadmap.html

『Cisco UCS Documentation Roadmaps』

すべての Bシリーズマニュアルの一覧については、『Cisco UCS B-Series Servers DocumentationRoadmap』(URL:http://www.cisco.com/go/unifiedcomputing/b-series-doc)を参照してください。

すべての Cシリーズマニュアルの一覧については、http://www.cisco.com/go/unifiedcomputing/c-series-docで入手できる『Cisco UCS C-Series Servers Documentation Roadmap』を参照してください。

Cisco UCS Director EMC VPLEX 管理ガイド、リリース 5.4 ix

はじめに

関連資料

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『Cisco UCS B-Series Servers Documentation Roadmap』にはCisco UCSManagerおよびCisco UCSCentralのドキュメントのリンクが含まれています。『Cisco UCS C-Series Servers DocumentationRoadmap』には Cisco Integrated Management Controllerのドキュメントのリンクが含まれています。

(注)

マニュアルに関するフィードバックこのマニュアルに関する技術的なフィードバック、または誤りや記載もれなどお気づきの点がご

ざいましたら、HTMLドキュメント内のフィードバックフォームよりご連絡ください。ご協力をよろしくお願いいたします。

マニュアルの入手方法およびテクニカルサポートマニュアルの入手、Cisco Bug Search Tool(BST)の使用、サービス要求の送信、追加情報の収集の詳細については、『What'sNew inCiscoProductDocumentation』を参照してください。このドキュメントは、http://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/general/whatsnew/whatsnew.htmlから入手できます。

『What's New in Cisco Product Documentation』では、シスコの新規および改訂版の技術マニュアルの一覧を、RSSフィードとして購読できます。また、リーダーアプリケーションを使用して、コンテンツをデスクトップに配信することもできます。RSSフィードは無料のサービスです。

Cisco UCS Director EMC VPLEX 管理ガイド、リリース 5.4x

はじめに

マニュアルに関するフィードバック

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第 1 章

このリリースの新規情報および変更情報

次の表に、最新リリースに関するこのガイドでの重要な変更点の概要を示します。この表は、こ

のマニュアルに加えられた変更やこのリリースの新しい機能をすべて網羅するものではありませ

ん。

表 1:Cisco UCS Director、リリース 5.4 の新機能と変更された動作

参照先説明機能

『Cisco UCS DirectorCompatibility Matrix』

このリリースでは、追加バージョ

ンサポートが追加されました。こ

のサポートには下位互換性があり

ます。Cisco UCSDirectorの以前のリリースから機能サポートに変更

はありません。

追加バージョンサポート

Cisco UCS Director EMC VPLEX 管理ガイド、リリース 5.4 1

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Cisco UCS Director EMC VPLEX 管理ガイド、リリース 5.42

このリリースの新規情報および変更情報

Page 13: Cisco UCS Director EMC VPLEX 管理ガイド 、リリース 5 UCS Director EMC VPLEX 管理ガイド、リリース 5.4 初版:2015年10月30日 シスコシステムズ合同会社

第 2 章

概要

この章は、次の項で構成されています。

• EMC VPLEXについて, 3 ページ

• Cisco UCS Director, 7 ページ

EMC VPLEX についてVPLEXは、プライベートクラウドで仮想ストレージシステムとデータへのアクセスを提供するEMCテクノロジーです。VPLEXは、Vblockなどのポッド展開により、またはスタンドアロンデバイスとして、Cisco UCS Directorに実装できます。VPLEXの機能は次のとおりです。

•マルチベンダーの高可用性ストレージおよびコンピューティングインフラストラクチャに対して単一のインターフェイスを使用して、アプリケーションとデータを様々なコンピュー

ティングロケーションおよびストレージロケーションにわたり、運用の中断なく、リアル

タイムで動的に移動します。VPLEXは、同じデータセンター内、キャンパス全体、または特定の地域で、拡張クラスタリングと分散キャッシュの整合性インテリジェンスを統合しま

す。キャッシュコヒーレンシにより、データの損失、破損、上書きが発生しないようにキャッ

シュ管理が行われます。

•組織に対し、動的にデータを使用可能にします。たとえば、従来は運用停止や手動でのリストア手順が必要であった障害の場合も、ビジネスを継続できます。

•複数のサイト内およびサイト間で同じデータの一貫性を提示、維持して、分散データのコラボレーションを可能にします。

•仮想マシン(VM)のサーバとして機能する ESXホストと、ポッド内、ポッド間、および複数ポッドにデータを拡張できるストレージエリアネットワーク(SAN)内のストレージとを結びつけます。

Cisco UCS Director EMC VPLEX 管理ガイド、リリース 5.4 3

Page 14: Cisco UCS Director EMC VPLEX 管理ガイド 、リリース 5 UCS Director EMC VPLEX 管理ガイド、リリース 5.4 初版:2015年10月30日 シスコシステムズ合同会社

EMC VPLEX テクノロジーEMC VPLEXは、従来の物理ストレージアレイデバイスをカプセル化し、論理的に 3つのレイヤに抽象化します。各レイヤの論理関係を次の図に示します。

図 1:VPLEX の論理ストレージ構造

VPLEXはエクステントを使用してストレージボリュームを分割します。基盤となるストレージボリュームの全部または一部をエクステントにすることができます。VPLEXはエクステントを集約し、デバイスレイヤで RAID保護を適用します。デバイスは、1つ以上のエクステントを使用して構築されます。

VPLEXストレージ構造の最上位レイヤは仮想ボリュームであり、基盤となるデバイスによって作成され、それらのデバイスのサイズを継承します。仮想ボリュームは、2つ以上のストレージボリュームに分散された単一の連続ボリュームの場合があります。

VPLEXは、ホストがフロントエンド(FE)ポートで使用できるように仮想ボリュームを提供し、ホストは仮想ボリュームを認識します。仮想ボリュームへのアクセスはストレージビューによっ

て制御されます。ストレージビューは、VPLEX FEポートと仮想ボリュームへのホストイニシエータのアクセスを決定する論理コンテナとして機能します。

VPLEXは、以降の項で説明されているネットワーク実装に応じて、外部ハードウェアインターフェイスとして LocalまたはMetroを使用できます。VPLEX LocalまたはVPLEXMetro用VPLEX

Cisco UCS Director EMC VPLEX 管理ガイド、リリース 5.44

概要

EMC VPLEX テクノロジー

Page 15: Cisco UCS Director EMC VPLEX 管理ガイド 、リリース 5 UCS Director EMC VPLEX 管理ガイド、リリース 5.4 初版:2015年10月30日 シスコシステムズ合同会社

ソリューションの詳細については、『Data Center Interconnect Design Guide for Virtualized WorkloadMobility with Cisco, EMC, and VMware』を参照してください。

VPLEX Local同種構成または異機種構成のストレージシステムが 1つのポッドに組み込まれており、データ移動が複数の物理データストレージエンティティ間で管理される場合に、VPLEXLocalを使用します。

VPLEX Localは次の属性を持ちます。

•最大 4つのエンジン

•最大 8000個の論理ユニット番号(LUN)

•単一サイト

•単一のポッド

VPLEX Metro同期距離により分離されている 2つの場所の間でアクセスおよびデータのモビリティが必要な場合は、VPLEX Metroを使用します。VPLEX Metroでは、リモートサイトが論理ユニット番号(LUN)用の物理ストレージを必要とすることなく、LUNを表示できます。VPLEXMetro構成を使用すると、ユーザに意識させないで、ワークロードの移動や共有、ポッドの統合、ポッド間の

リソース使用率の最適化を行えます。

VPLEX Metroは次の属性を持ちます。

• 1~ 8個のエンジン

•最大 16,000個の LUN

• 2つのサイト

•最大 100 km

VPLEX のクラスタリングアーキテクチャVPLEXはクラスタを使用してポッドの境界をなくし、複数のポッドを持つサーバが共有ブロックストレージデバイスへの同時読み取り/書込み権限を持てるようにします。次の図に示す VPLEXクラスタは拡張可能です。最大4つのエンジンを追加して複数のクラスタに接続し、VPLEXMetro構成を形成できます。エンジンは入出力ストリームを仮想化し、ファイバチャネル接続を使用し

てホストおよびストレージに接続してデータ転送を行います。VPLEX Metroは現在、同じポッド

Cisco UCS Director EMC VPLEX 管理ガイド、リリース 5.4 5

概要

VPLEX のクラスタリングアーキテクチャ

Page 16: Cisco UCS Director EMC VPLEX 管理ガイド 、リリース 5 UCS Director EMC VPLEX 管理ガイド、リリース 5.4 初版:2015年10月30日 シスコシステムズ合同会社

で最大 2つのクラスタをサポートし、無停止のデータ移動、異機種混在のストレージ管理、およびアプリケーションの可用性の向上を実現します。

図 2:VPLEX クラスタ構成

ポッドの VPLEX ストレージシステムの管理プライベートクラウドのデータにアクセスするためのVPLEX仮想ストレージシステムテクノロジーは、ポッドと関連付けられており、ポッドでサポートされています。Cisco UCS Directorは、VPLEX Element Manager APIを通じてデータを収集し、HTTPSを使用して VPLEXサーバに接続します。VPLEXアカウントを確立して、VPLEXクラスタ(物理キャビネット内の 1、2、または4個のエンジンで構成される)とポッドを関連付けると、Cisco UCS Directorで次の VPLEX機能を設定、管理、および監視できます。

•単一の耐障害性クラスタを形成し、1~ 4個のエンジンとして展開される 2つ以上のVPLEXディレクタに関する ESXホストのクラスタインベントリおよびレポート。

Cisco UCS Director EMC VPLEX 管理ガイド、リリース 5.46

概要

ポッドの VPLEX ストレージシステムの管理

Page 17: Cisco UCS Director EMC VPLEX 管理ガイド 、リリース 5 UCS Director EMC VPLEX 管理ガイド、リリース 5.4 初版:2015年10月30日 シスコシステムズ合同会社

• 2つのディレクタ、管理モジュール、および冗長電源を含むエンジンに関するVPLEXエンジンインベントリとレポート。

• VPLEXコアソフトウェアである GeoSynchronyを実行する CPUモジュールに関するディレクタインベントリとレポート。各エンジンには 2台のダイレクタがあり、それぞれに、独立して機能できる専用リソースがあります。

•ファストイーサネットポートおよびイニシエータポートに関するポートインベントリとレポート。

•最近書き込まれたデータおよび最近アクセスされたデータの一時保存用 VPLEX(Local、Metro、Global)データキャッシュのレポート。

•アレイからエクスポートされた論理ユニット番号(LUN)に関するストレージボリュームインベントリとレポート。

•ストレージボリュームのスライス(ブロックの範囲)に関するエクステント管理(作成、削除、レポート)。

•ミラーが地理的に別の場所にある RAID 1デバイスに関するデバイス管理(作成、削除、ミラーの接続および解除、レポート)。

• ESXホストに提供される2つ以上のストレージボリュームに分散可能な仮想ボリュームの管理(作成、変更、削除、レポート)。

•ストレージへのホストアクセスの制御に使用される登録済みイニシエータ(ホスト)、フロントエンドポート、および仮想ボリュームの組み合わせに関するストレージビューの管理

(作成、変更、削除、レポート)。

•特定の障害イベントの前に失われる可能性があるデータ量を決定するリカバリポイント。

VPLEXの使用例に関する詳細情報は、『DataCenter InterconnectDesignGuide forVirtualizedWorkloadMobility with Cisco, EMC, andVMware』の「CiscoVirtualizedWorkloadMobility Design Considerations」の章の「EMC VPLEX Metro Functional Overview」のセクションを参照してください。

Cisco UCS DirectorCisco UCS Directorは、シスコおよびシスコ以外の多岐にわたるデータインフラストラクチャコンポーネントと、Cisco UCSおよび Cisco Nexusプラットフォームに基づいており、業界をリードするコンバージドインフラストラクチャソリューションとして、安全性に非常に優れたエンド

ツーエンドの管理、オーケストレーション、および自動化を提供します。サポート対象のインフ

ラストラクチャコンポーネントとソリューションの完全なリストについては、『CiscoUCSDirectorCompatibility Matrix』を参照してください。

Cisco UCS Directorは、次の標準テンプレートを使用する 64ビットのアプライアンスです。

• Open Virtualization Format(OVF)for VMware vSphere

• Virtual Hard Disk(VHD)for Microsoft Hyper-V

Cisco UCS Director EMC VPLEX 管理ガイド、リリース 5.4 7

概要

Cisco UCS Director

Page 18: Cisco UCS Director EMC VPLEX 管理ガイド 、リリース 5 UCS Director EMC VPLEX 管理ガイド、リリース 5.4 初版:2015年10月30日 シスコシステムズ合同会社

Cisco UCS Directorを介した管理

Cisco UCS Directorは、Cisco UCSを通じてコンピューティング層およびネットワーク層の統合を拡張し、データセンターインフラストラクチャコンポーネントの包括的な可視性と管理性をユー

ザに提供します。Cisco UCS Directorを使用して、シスコやシスコ以外が提供するサポート対象のコンポーネントを設定、管理、およびモニタできます。実行できるタスクには次のものがありま

す。

•すべてのCisco UCSサーバおよびコンピューティングアプリケーションを対象にした、サービスプロファイルとテンプレートの作成、複製、および導入。

•コンバージドインフラストラクチャにおける組織の使用状況、トレンドおよび容量の継続的なモニタリング。たとえば、すべてのデータセンター間の仮想マシン(VM)の使用率を示すヒートマップを表示できます。

•一貫したリピート可能な方法によるコンバージドインフラストラクチャへの容量の導入や追加

• Cisco UCSドメインや Cisco Nexusネットワークデバイスなどのデータセンターコンポーネントの管理、監視、報告。

•物理インフラストラクチャへのサービスを追加するための仮想サービスカタログの拡張。

•非仮想化ワークロードで動作する仮想化ワークロードに対応するための安全なマルチテナント環境の管理。

Cisco UCS Directorによる自動化とオーケストレーション

Cisco UCS Directorを使用することで、自動化サービスを提供するワークフローを構築し、そのワークフローを発行してオンデマンド方式でサービスをユーザに拡大することができます。社内

の他の専門家と協力して、単純または複雑なプロビジョニングと設定のプロセスを自動化するた

めのポリシーの作成や、Cisco UCS Directorワークフローの構築といった作業を迅速かつ容易に行うことができます。

一度構築および検証された後は、これらのワークフローは誰が実行しても常に同じように実行で

きます。経験豊富なデータセンター管理者がそれらを実行したり、または、ロールベースアクセ

スコントロールを実行してユーザや顧客が必要に応じてセルフサービスベースでワークフローを

実行できるようにすることができます。

Cisco UCS Directorを使用することで、シスコやシスコ以外が提供するサポート対象の各種ハードウェアやソフトウェアのデータセンターコンポーネント間で、多岐にわたるタスクおよびユース

ケースを自動化できます。自動化できる使用例には以下のものがありますが、これらに限定され

ません。

• VMのプロビジョニングとライフサイクル管理

•ネットワークリソースの設定とライフサイクル管理

•ストレージリソースの設定とライフサイクル管理

•テナントオンボーディングとインフラストラクチャの設定

•アプリケーションインフラストラクチャのプロビジョニング

Cisco UCS Director EMC VPLEX 管理ガイド、リリース 5.48

概要

Cisco UCS Director

Page 19: Cisco UCS Director EMC VPLEX 管理ガイド 、リリース 5 UCS Director EMC VPLEX 管理ガイド、リリース 5.4 初版:2015年10月30日 シスコシステムズ合同会社

•セルフサービスカタログと VMプロビジョニング

•オペレーティングシステムのインストールを含むベアメタルサーバのプロビジョニング

Cisco UCS Director EMC VPLEX 管理ガイド、リリース 5.4 9

概要

Cisco UCS Director

Page 20: Cisco UCS Director EMC VPLEX 管理ガイド 、リリース 5 UCS Director EMC VPLEX 管理ガイド、リリース 5.4 初版:2015年10月30日 シスコシステムズ合同会社

Cisco UCS Director EMC VPLEX 管理ガイド、リリース 5.410

概要

Cisco UCS Director

Page 21: Cisco UCS Director EMC VPLEX 管理ガイド 、リリース 5 UCS Director EMC VPLEX 管理ガイド、リリース 5.4 初版:2015年10月30日 シスコシステムズ合同会社

第 3 章

VPLEX アカウント管理

この章は、次の項で構成されています。

• VPLEXアカウントの作成, 11 ページ

VPLEX アカウントの作成

ステップ 1 メニューバーで、[管理(Administration)] > [物理アカウント(Physical Accounts)]を選択します。

ステップ 2 [マルチドメインマネージャ(Multi-Domain Managers)]タブをクリックします。

ステップ 3 [新規(New)]をクリックします。

ステップ 4 [アカウントの追加(AddAccount)]ダイアログボックスで、[アカウントタイプ(Account Type)]ドロップダウンリストから [EMC VPLEX]を選択します。

ステップ 5 [送信(Submit)]をクリックします。

ステップ 6 [アカウントの追加(Add Account)]ダイアログボックスで、次のフィールドに値を入力します。

説明名前

アカウントに割り当てる一意の名前です。[アカウント名(AccountName)]フィールド

VPLEXサーバの IPアドレス。[サーバ IP(Server IP)]フィールド

ポリシーを使用してクレデンシャルを付与する場合は、このチェック

ボックスをオンにします。

[クレデンシャルを使用する(UseCredential)]チェックボックス

このアカウントで VPLEXサーバへのアクセスに使用されるユーザ名です。このユーザ名は、VPLEXサーバの有効なアカウントである必要があります。

[ユーザ名(Username)]フィールド

Cisco UCS Director EMC VPLEX 管理ガイド、リリース 5.4 11

Page 22: Cisco UCS Director EMC VPLEX 管理ガイド 、リリース 5 UCS Director EMC VPLEX 管理ガイド、リリース 5.4 初版:2015年10月30日 シスコシステムズ合同会社

説明名前

ユーザ名に対応するパスワード。[パスワード(Password)]フィールド

トランスポートタイププロトコルには httpsパラメータが事前に選択されています。

VPLEXでは httpはサポートされていません。

(注)

[プロトコル(Protocol)]ドロップダウンリスト

VPLEXサーバへのアクセスに使用されるポート。デフォルトのセキュア HTTPSポートはポート 443です。

[ポート(Port)]フィールド

管理者またはこのアカウントの責任者の連絡先に使用する電子メール

アドレス。

[連絡先(Contact)]フィールド

連絡先の場所。[ロケーション(Location)]フィールド

ステップ 7 [送信(Submit)]をクリックします。

ステップ 8 [マルチドメインマネージャ(Multi-DomainManagers)]タブで、作成したEMCVSPEXアカウントを選択します。

ステップ 9 [テスト接続(Test Connection)]をクリックします。[接続のテスト(TestConnectivity)]ダイアログボックスが表示され、接続が成功したかどうかが示されます。

Cisco UCS Director EMC VPLEX 管理ガイド、リリース 5.412

VPLEX アカウント管理VPLEX アカウントの作成

Page 23: Cisco UCS Director EMC VPLEX 管理ガイド 、リリース 5 UCS Director EMC VPLEX 管理ガイド、リリース 5.4 初版:2015年10月30日 シスコシステムズ合同会社

第 4 章

VPLEX の操作

この章は、次の項で構成されています。

• システム要件, 14 ページ

• クラスタへのポッドの割り当て, 15 ページ

• VPLEXエンジンの表示, 16 ページ

• ストレージアレイの再検出, 17 ページ

• ストレージボリュームの要求, 17 ページ

• エクステント, 19 ページ

• VPLEXストレージデバイス, 21 ページ

• コンシステンシグループ, 25 ページ

• 分散デバイスとルールセット, 30 ページ

• イニシエータ, 32 ページ

• 仮想ボリューム, 35 ページ

• ターゲットポートの表示, 39 ページ

• ストレージビュー, 39 ページ

• ロギングボリューム, 45 ページ

• VPLEXシステムタスクの管理, 48 ページ

Cisco UCS Director EMC VPLEX 管理ガイド、リリース 5.4 13

Page 24: Cisco UCS Director EMC VPLEX 管理ガイド 、リリース 5 UCS Director EMC VPLEX 管理ガイド、リリース 5.4 初版:2015年10月30日 シスコシステムズ合同会社

システム要件

要件コンポーネント

Cisco Nexus 5000/5500または 7000シリーズスイッチ 2台

CiscoUCS6100または6200シリーズファブリックインターコネクト 2台

Cisco Nexus 1000Vスイッチ

ネットワーク

1台以上の Cisco UCSシャーシとシャーシあたり2台のファブリックエクステンダを搭載したモジュール

コンピューティング

EMC VNX、 VMAX、 Vblock、または VSPEXストレージシステム

ストレージ

サポートされているすべてのバージョンについ

ては、『Compatibility Matrix』を参照してください。

Cisco UCS Director

サポートされているすべてのバージョンについ

ては、『Compatibility Matrix』を参照してください。

Cisco UCS Director Baremetal Agent

2 GBメモリおよび 3000-GHz以上の CPUCisco UCS Director—リソース予約

2 GBメモリおよび 2000-GHz以上の CPUCisco UCS Director Baremetal Agent —リソース予約

サポートされているすべてのバージョンについ

ては、『Compatibility Matrix』を参照してください。

VMware(vCenter Server/ESXI/ESXi/vSphere、またはMicrosoft Hyper-V Manager)サーバ

Cisco UCS Director EMC VPLEX 管理ガイド、リリース 5.414

VPLEX の操作システム要件

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クラスタへのポッドの割り当て各 VPLEXクラスタ(1と 2)でポッドを作成する必要もあります。

ステップ 1 メニューバーで、[物理(Physical)] > [ストレージ(Storage)]を選択します。

ステップ 2 [ストレージ(Storage)]ペインで [マルチドメインマネージャ(Multi-Domain Managers)]アイコンをクリックし、接続しているマルチドメインマネージャのリストを展開します。

ステップ 3 [EMC VPLEX]を選択して接続している VPLEXデバイスを展開し、使用する VPLEXデバイスをクリックします。

ステップ 4 [クラスタ(Clusters)]タブをクリックして、ポッドに割り当てるクラスタをクリックします。

ステップ 5 [ポッドへの割り当て(Assign to Pod)]をクリックします。

ステップ 6 [クラスタへのポッドの割り当て(Assign Pod to Cluster)]ダイアログボックスで、次のフィールドに入力します。

説明名前

ポッドタイプを選択します。次のいずれかになります。

• [デフォルトのポッド(Default Pod)]

• [VSPEX]

• [汎用(Generic)]

• [Vblock]

[ポッドの選択(Select Pod)]ドロップダウンリスト

ステップ 7 [送信(Submit)]をクリックします。

ステップ 8 前述のステップを繰り返してポッドを別のクラスタに割り当てます。

Cisco UCS Director EMC VPLEX 管理ガイド、リリース 5.4 15

VPLEX の操作クラスタへのポッドの割り当て

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クラスタからのポッドの割り当て解除

ステップ 1 メニューバーで、[物理(Physical)] > [ストレージ(Storage)]を選択します。

ステップ 2 [ストレージ(Storage)]ペインで [マルチドメインマネージャ(Multi-Domain Managers)]アイコンをクリックし、接続しているマルチドメインマネージャのリストを展開します。

ステップ 3 [EMC VPLEX]を選択して接続している VPLEXデバイスを展開し、使用する VPLEXデバイスをクリックします。

ステップ 4 [クラスタ(Clusters)]タブをクリックして、必要なクラスタをクリックします。

ステップ 5 [ポッドの割り当て解除(Unassign Pod)]をクリックします。

ステップ 6 [クラスタからのポッドの割り当て解除(UnassignPodfromCluster)]ダイアログボックスで [送信(Submit)]をクリックしてクラスタからポッドの割り当てを解除します。

VPLEX エンジンの表示VPLEXデュアルエンジンは、冗長ディレクタによるキャッシュと処理能力を提供します。各エンジンは 1台のディレクタごとに 2つの入出力(I/O)モジュールとオプションで 1つのWANCOM I/Oモジュールを備え、VPLEX Metro構成に使用されます。

ステップ 1 メニューバーで、[物理(Physical)] > [ストレージ(Storage)]を選択します。

ステップ 2 [ストレージ(Storage)]ペインで [マルチドメインマネージャ(Multi-Domain Managers)]アイコンをクリックし、接続しているマルチドメインマネージャのリストを展開します。

ステップ 3 [EMC VPLEX]を選択して接続している VPLEXデバイスを展開し、使用する VPLEXデバイスをクリックします。

ステップ 4 [エンジン(Engines)]タブをクリックします。シリアル番号、エンジン ID、稼動状態など、VPLEXエンジンの情報が表示されます。

ステップ 5 特定のエンジンの特定の情報を表示するには、そのエンジンをクリックし、[詳細の表示(View Details)]をクリックします。

ディレクタ、ディレクタ ID、ポート、ホスト名、クラスタなどの情報が表示されます。

Cisco UCS Director EMC VPLEX 管理ガイド、リリース 5.416

VPLEX の操作クラスタからのポッドの割り当て解除

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ストレージアレイの再検出VPLEXで認識されていて、最近ゾーン化され、マスクされたストレージを表示するために、ストレージアレイを再検出します。

ステップ 1 メニューバーで、[物理(Physical)] > [ストレージ(Storage)]を選択します。

ステップ 2 [ストレージ(Storage)]ペインで [マルチドメインマネージャ(Multi-Domain Managers)]アイコンをクリックし、接続しているマルチドメインマネージャのリストを展開します。

ステップ 3 [EMC VPLEX]を選択して接続している VPLEXデバイスを展開し、使用する VPLEXデバイスをクリックします。

ステップ 4 [クラスタ(Clusters)]タブをクリックし、展開するクラスタをダブルクリックします。

ステップ 5 [ストレージアレイ(Storage Arrays)]タブをクリックします。

ステップ 6 ストレージアレイをクリックします。

ステップ 7 [再検出(Rediscover)]をクリックします。

ステップ 8 [ストレージアレイの再検出(Rediscover Storage Array)]ダイアログボックスで [送信(Submit)]をクリックします。

ストレージボリュームの要求ストレージボリュームは、アレイからエクスポートされた論理ユニット番号(LUN)です。この要求処理により、VPLEXクラスタに表示された場合に、関連するストレージボリュームだけが処理されるようになります。

Cisco UCS Director EMC VPLEX 管理ガイド、リリース 5.4 17

VPLEX の操作ストレージアレイの再検出

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ストレージボリュームの要求

ステップ 1 メニューバーで、[物理(Physical)] > [ストレージ(Storage)]を選択します。

ステップ 2 [ストレージ(Storage)]ペインで [マルチドメインマネージャ(Multi-Domain Managers)]アイコンをクリックし、接続しているマルチドメインマネージャのリストを展開します。

ステップ 3 [EMC VPLEX]を選択して接続している VPLEXデバイスを展開し、使用する VPLEXデバイスをクリックします。

ステップ 4 [クラスタ(Clusters)]タブをクリックし、展開するクラスタをダブルクリックします。

ステップ 5 [ストレージボリューム(Storage Volumes)]タブをクリックします。

ステップ 6 [要求(Claim)]をクリックします。

ステップ 7 [ストレージボリュームの要求(Claim Storage Volume)]ダイアログボックスで、次のフィールドに入力します。

説明名前

ストレージボリュームに適用するユーザ定義名。[新しい名前(New name)]フィールド

再構築時にLUNをシンプロビジョニングに設定するには、このチェックボックスをオンにします。シンプロビジョニングは、バックエンド

ストレージボリュームの動的なシン割り当て機能を活用して、必要な

容量を割り当てます。

バックエンドストレージボリュームに割り当てられる実際

のストレージは、アドバタイズされているストレージボ

リュームの容量ではなく、ストレージボリュームの書き込

まれた部分から決定されます。

(注)

[シン再ビルド(Thin Rebuild)]チェックボックス

既存のストレージボリュームと 1対 1に対応する既存の LUNのインポートを許可するには、このチェックボックスをオンにします。これ

らのボリュームは、データパスから VPLEXを削除した後に、ホストにより簡単にインポートできます。仮想化ディスクストレージから非

仮想化ディスクストレージへ容易に移行できる機能は、このアプロー

チの重要なメリットです。このアプローチでは、使用可能なエクステ

ントのサイズは基盤となるストレージボリュームで使用可能なエクス

テントのサイズに制限され、また、デバイスのレイアウトと構造には

上限があります。

[アプリケーション整合性(ApplicationConsistent)]チェックボックス

ステップ 8 [送信(Submit)]をクリックします。

Cisco UCS Director EMC VPLEX 管理ガイド、リリース 5.418

VPLEX の操作ストレージボリュームの要求

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ストレージボリュームの要求解除

ストレージボリュームは、アレイからエクスポートされた論理ユニット番号(LUN)です。VSPEXクラスタでの処理に不要になったストレージボリュームの要求を解除します。

ステップ 1 メニューバーで、[物理(Physical)] > [ストレージ(Storage)]を選択します。

ステップ 2 [ストレージ(Storage)]ペインで [マルチドメインマネージャ(Multi-Domain Managers)]アイコンをクリックし、接続しているマルチドメインマネージャのリストを展開します。

ステップ 3 [EMC VPLEX]を選択して接続している VPLEXデバイスを展開し、使用する VPLEXデバイスをクリックします。

ステップ 4 [クラスタ(Clusters)]タブをクリックし、展開するクラスタをダブルクリックします。

ステップ 5 [ストレージボリューム(Storage Volumes)]タブをクリックします。

ステップ 6 要求解除するストレージボリュームを選択します。

ステップ 7 [要求解除(Unclaim)]をクリックします。

ステップ 8 [ストレージボリュームの要求解除(Unclaim Storage Volume)]ダイアログボックスで [送信(Submit)]をクリックし、ストレージボリュームの要求を解除します。

エクステントVPLEXはエクステントを使用してストレージボリュームを分割します。基盤となるストレージボリュームの全部または一部をエクステントにすることができます。VPLEXはエクステントを集約し、デバイスレイヤで RAID保護を適用します。デバイスは、1つ以上のエクステントを使用して構築され、必要に応じて、より複雑な RAIDスキームおよびデバイス構造に統合することができます。

エクステントのサイズは、仮想ボリュームで必要な容量に一致するように調整する必要がありま

す。エクステントに使用するストレージボリュームが、必要な仮想ボリュームよりも大きい場合

は、必要な仮想ボリュームのサイズのエクステントを作成する必要があります。

サイズの小さいエクステントを作成して、その後に、デバイスを使用してエクステントを連結

またはストライプ化しないでください。

(注)

Cisco UCS Director EMC VPLEX 管理ガイド、リリース 5.4 19

VPLEX の操作ストレージボリュームの要求解除

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エクステントの作成

ストレージボリュームのエクステントを作成し、その容量を指定できます。

ステップ 1 メニューバーで、[物理(Physical)] > [ストレージ(Storage)]を選択します。

ステップ 2 [ストレージ(Storage)]ペインで [マルチドメインマネージャ(Multi-Domain Managers)]アイコンをクリックし、接続しているマルチドメインマネージャのリストを展開します。

ステップ 3 [EMC VPLEX]を選択して接続している VPLEXデバイスを展開し、使用する VPLEXデバイスをクリックします。

ステップ 4 [クラスタ(Clusters)]タブをクリックし、展開するクラスタをダブルクリックします。

ステップ 5 [エクステント(Extents)]タブをクリックします。

ステップ 6 [作成(Create)]をクリックします。

ステップ 7 [エクステントの作成(Create Extent)]ダイアログボックスで、次のフィールドに入力します。

説明名前

[選択(Select)]をクリックします。[選択(Select)]ダイアログボックスで、ストレージボリュームを選択し、[選択(Select)]をクリックします。

[ストレージボリューム(StorageVolume)]フィールド

エクステントのサイズ(ギガバイト)。[サイズ(ギガバイト)(Size(GB))]フィールド

このストレージボリュームのエクステントの数。[エクステント数(ExtentCount)]フィールド

ステップ 8 [送信(Submit)]をクリックします。

Cisco UCS Director EMC VPLEX 管理ガイド、リリース 5.420

VPLEX の操作エクステントの作成

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エクステントの削除

ステップ 1 メニューバーで、[物理(Physical)] > [ストレージ(Storage)]を選択します。

ステップ 2 [ストレージ(Storage)]ペインで [マルチドメインマネージャ(Multi-Domain Managers)]アイコンをクリックし、接続しているマルチドメインマネージャのリストを展開します。

ステップ 3 [EMC VPLEX]を選択して接続している VPLEXデバイスを展開し、使用する VPLEXデバイスをクリックします。

ステップ 4 [クラスタ(Clusters)]タブをクリックし、展開するクラスタをダブルクリックします。

ステップ 5 [エクステント(Extents)]タブをクリックします。

ステップ 6 削除する適切なエクステントを選択します。

ステップ 7 [削除(Delete)]をクリックします。

ステップ 8 [エクステントの削除(Delete Extent)]ダイアログボックスで [送信(Submit)]をクリックして削除を確認します。

VPLEX ストレージデバイスVPLEXストレージデバイスは、VPLEXのクラスタのストレージを使用する単一のブロックストレージデバイスで構成されます。次のタイプの VPLEXデバイスを使用できます。

• RAID-0:パフォーマンス重視のストライプ化データマッピングまたは分散データマッピング技術を提供します。

• RAID-1:2台(以上)のデバイスを同一の状態で常に保持するための、ミラーデータマッピング技術を提供します。1台のデバイスが故障した場合、オペレーティングシステム(OS)は残りのディスクを使用して処理を続行できます。

•連結 RAID:データが線状のディスクの集合にわたって連結されることを示します。

Cisco UCS Director EMC VPLEX 管理ガイド、リリース 5.4 21

VPLEX の操作エクステントの削除

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VPLEX ストレージデバイスの作成

ステップ 1 メニューバーで、[物理(Physical)] > [ストレージ(Storage)]を選択します。

ステップ 2 [ストレージ(Storage)]ペインで [マルチドメインマネージャ(Multi-Domain Managers)]アイコンをクリックし、接続しているマルチドメインマネージャのリストを展開します。

ステップ 3 [EMC VPLEX]を選択して接続している VPLEXデバイスを展開し、使用する VPLEXデバイスをクリックします。

ステップ 4 [クラスタ(Clusters)]タブをクリックし、展開するクラスタをダブルクリックします。

ステップ 5 [デバイス(Devices)]タブをクリックします。

ステップ 6 [作成(Create)]をクリックします。

ステップ 7 [デバイスの作成(Create Device)]ダイアログボックスで、次のフィールドに入力します。

説明名前

ストレージデバイスのタイプを選択します。

• [RAID-0]

• [RAID-1]

• [連結 RAID(Concatenated RAID)]

[デバイスのタイプ(Type ofDevice)]ドロップダウンリスト

[選択(Select)]ボタンをクリックします。[選択(Select)]ダイアログボックスで、このローカルデバイスを作成するための1個以上のエクステントを選択し、[選択(Select)]をクリックします。エクステントはストレージボリュームのスライス(ブロックの範囲)です。

[エクステントの選択(SelectExtents)]フィールド

すべてのクラスタにわたって一意である、この単一のブロックスト

レージデバイスの名前。

[デバイス名(Device Name)]フィールド

どのくらいのストライプ深度にするかを選択します。ブロックサイズ

は 4 KBです。[ストライプ深度(StripeDepth)]ドロップダウンリスト

ステップ 8 [送信(Submit)]をクリックします。

VPLEX ストレージデバイスのミラーリングVPLEXストレージデバイスをミラー化すると、ストレージデータの単一ビューが作成され、このデータにホストがすぐにアクセスできるようになります。この処理により、ホストベースのミ

Cisco UCS Director EMC VPLEX 管理ガイド、リリース 5.422

VPLEX の操作VPLEX ストレージデバイスの作成

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ラーリングが不要になるため、ホストのCPU処理リソースの節約となり、重要なアプリケーションの可用性が高まります。

ステップ 1 メニューバーで、[物理(Physical)] > [ストレージ(Storage)]を選択します。

ステップ 2 [ストレージ(Storage)]ペインで [マルチドメインマネージャ(Multi-Domain Managers)]アイコンをクリックし、接続しているマルチドメインマネージャのリストを展開します。

ステップ 3 [EMC VPLEX]を選択して接続している VPLEXデバイスを展開し、使用する VPLEXデバイスをクリックします。

ステップ 4 [クラスタ(Clusters)]タブをクリックし、展開するクラスタをダブルクリックします。

ステップ 5 [デバイス(Devices)]タブをクリックします。

ステップ 6 [ミラーの接続(Attach Mirror)]をクリックします。

ステップ 7 [ローカル/リモートミラーの接続(Attach Local/RemoteMirror)]ダイアログボックスで、次のフィールドに入力します。

説明名前

ストレージデバイスのタイプを選択します。

• [ローカル(Local)]:ローカルストレージデバイス

• [リモート(Remote)]:リモートストレージデバイス

[ミラータイプ(Mirror Type)]ドロップダウンリスト

[選択(Select)]をクリックします。[選択(Select)]ダイアログボックスで、ミラーとして VPLEXストレージデバイスに接続するデバイスを選択し、[選択(Select)]をクリックします。

[デバイスのミラー化(MirrorDevice)]ボタン

ステップ 8 [送信(Submit)]をクリックします。

Cisco UCS Director EMC VPLEX 管理ガイド、リリース 5.4 23

VPLEX の操作VPLEX ストレージデバイスのミラーリング

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VPLEX ストレージデバイスの表示VPLEXストレージデバイスの合計容量(ギガバイト)や、それがローカルかグローバル(リモート)か、再ビルドが許可されているか、それはRAID1かまたはRAID0か、あるいはRAIDC(連結)か、などの VPLEXストレージデバイスの情報を表示できます。

ステップ 1 メニューバーで、[物理(Physical)] > [ストレージ(Storage)]を選択します。

ステップ 2 [ストレージ(Storage)]ペインで [マルチドメインマネージャ(Multi-Domain Managers)]アイコンをクリックし、接続しているマルチドメインマネージャのリストを展開します。

ステップ 3 [EMC VPLEX]を選択して接続している VPLEXデバイスを展開し、使用する VPLEXデバイスをクリックします。

ステップ 4 [クラスタ(Clusters)]タブをクリックし、展開するクラスタをダブルクリックします。

ステップ 5 [デバイス(Devices)]タブをクリックします。

ステップ 6 [詳細の表示(View Details)]をクリックします。

ステップ 7 [送信(Submit)]をクリックします。

VPLEX ストレージデバイスからのミラーの解除

ステップ 1 メニューバーで、[物理(Physical)] > [ストレージ(Storage)]を選択します。

ステップ 2 [ストレージ(Storage)]ペインで [マルチドメインマネージャ(Multi-Domain Managers)]アイコンをクリックし、接続しているマルチドメインマネージャのリストを展開します。

ステップ 3 [EMC VPLEX]を選択して接続している VPLEXデバイスを展開し、使用する VPLEXデバイスをクリックします。

ステップ 4 [クラスタ(Clusters)]タブをクリックし、展開するクラスタをダブルクリックします。

ステップ 5 [デバイス(Devices)]タブをクリックします。

ステップ 6 [ミラーの解除(Detach Mirror)]アイコンをクリックします。

ステップ 7 [ローカル/リモートミラーの解除(Detach Local/Remote Mirror)]ダイアログボックスで [選択(Select)]をクリックします。[選択(Select)]ダイアログボックスでミラー化したデバイスの名前を選択し、[送信(Submit)]をクリックして VPLEXストレージデバイスから削除します。

Cisco UCS Director EMC VPLEX 管理ガイド、リリース 5.424

VPLEX の操作VPLEX ストレージデバイスの表示

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VPLEX ストレージデバイスの削除ストレージを使用する単一のブロックストレージデバイスをクラスタから削除できます。

ステップ 1 メニューバーで、[物理(Physical)] > [ストレージ(Storage)]を選択します。

ステップ 2 [ストレージ(Storage)]ペインで [マルチドメインマネージャ(Multi-Domain Managers)]アイコンをクリックし、接続しているマルチドメインマネージャのリストを展開します。

ステップ 3 [EMC VPLEX]を選択して接続している VPLEXデバイスを展開し、使用する VPLEXデバイスをクリックします。

ステップ 4 [クラスタ(Clusters)]タブをクリックし、展開するクラスタをダブルクリックします。

ステップ 5 [デバイス(Devices)]タブをクリックします。

ステップ 6 削除する適切なデバイスを選択します。

ステップ 7 [削除(Delete)]をクリックします。

ステップ 8 [デバイスの削除(Delete Device)]ダイアログボックスで [送信(Submit)]をクリックして、削除を確認します。

コンシステンシグループボリュームはコンシステンシグループにより保護されます。2つのデータセットが相互に依存している場合(データベースとデータベースログなど)、それらは同じコンシステンシグループに

属している必要があります。

仮想ボリュームは、コンシステンシグループが作成されるときに、コンシステンシグループに追

加されます。コンシステンシグループは障害が発生した場合に、システム内の分散仮想ボリュー

ムで、アプリケーション固有のアプリケーションデータの書き込みに整合性が維持されることを

保証します。次に、追加されたボリュームにコンシステンシグループのプロパティがすぐに適用

されます。

コンシステンシグループには次のガイドラインを使用します。

•可視化され、クラスタ側ストレージのプロパティがコンシステンシグループのプロパティと一致するボリュームのみをコンシステンシグループに追加できます。

• 1つのコンシステンシグループのボリュームの最大数は 1000個です。

•コンシステンシグループ内で同じアプリケーションまたはホストによって使用されるボリュームは、グループ化する必要があります。

•リモートコンシステンシグループで許可されるのは、両方のクラスタ(分散ボリューム)にストレージを持つボリュームのみです。

Cisco UCS Director EMC VPLEX 管理ガイド、リリース 5.4 25

VPLEX の操作VPLEX ストレージデバイスの削除

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•指定したいずれかのボリュームがすでにコンシステンシグループにある場合、これらのボリュームはスキップされます。

•コンシステンシグループの分離ルールを開始すると、非優先クラスタを中断し、優先クラスタの入出力機能を維持するのに 5秒かかります。

コンシステンシグループの作成

コンシステンシグループは、ボリュームをグループ化して、グループ全体にプロパティのセット

を適用できるようにします。

ステップ 1 メニューバーで、[物理(Physical)] > [ストレージ(Storage)]を選択します。

ステップ 2 [ストレージ(Storage)]ペインで [マルチドメインマネージャ(Multi-Domain Managers)]アイコンをクリックし、接続しているマルチドメインマネージャのリストを展開します。

ステップ 3 [EMC VPLEX]を選択して接続している VPLEXデバイスを展開し、使用する VPLEXデバイスをクリックします。

ステップ 4 [クラスタ(Clusters)]タブをクリックし、展開するクラスタをダブルクリックします。

ステップ 5 [コンシステンシグループ(Consistency Groups)]タブをクリックします。

ステップ 6 [作成(Create)]をクリックします。

ステップ 7 [コンシステンシグループの作成(Create Consistency Group)]ダイアログボックスで、次のフィールドに入力します。

説明名前

すべてのクラスタ間で一意のグループ名。[グループ名(Group Name)]フィールド

コンシステンシグループに追加する必要がある仮想ボリュームのタイ

プを選択します。次のいずれかになります。

• [ローカル(Local)]:クラスタ 1

• [グローバル(Global)]:すべてのクラスタ

[タイプ(Type)]ドロップダウンリスト

すべてのグローバルコンシステンシグループを同期し、クラスタで見

えるようにするには、このチェックボックスをオンにします。

[グローバル可視性(GlobalVisibility)]チェックボックス

Cisco UCS Director EMC VPLEX 管理ガイド、リリース 5.426

VPLEX の操作コンシステンシグループの作成

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説明名前

各ボリューム(クラスタ)について、次のいずれかのデタッチ(win)ルールを選択します。

• [クラスタ 1のデタッチ(cluster 1 detaches)]:すべての障害シナリオで、そのボリュームの優先クラスタがクラスタ 1であると宣言されます。

• [クラスタ 2のデタッチ(cluster 2 detaches)]:すべての障害シナリオで、そのボリュームの優先クラスタがクラスタ 2であると宣言されます。

• [自動優先なし(no automatic winner)]:リンクのパーティションまたはVPLEXクラスタ全体がダウンした場合に、入出力(I/O)操作は両方の VPLEXクラスタで一時停止します。

[デタッチルール(DetachRule)]ドロップダウンリスト

クラスタ間リンクの障害後、優先クラスタのデタッチまでに要する秒

数。

[遅延(Delay)]フィールド

[選択(Select)]をクリックします。[選択(Select)]ダイアログボックスで、コンシステンシグループに追加する仮想ボリュームを選択

し、[選択(Select)]をクリックします。

[仮想ボリューム(Virtualvolume(s))]フィールド

ステップ 8 [送信(Submit)]をクリックします。

既存のコンシステンシグループへの仮想ボリュームの追加

既存のコンシステンシグループに 1つ以上の仮想ボリュームを追加できます。

Cisco UCS Director EMC VPLEX 管理ガイド、リリース 5.4 27

VPLEX の操作既存のコンシステンシグループへの仮想ボリュームの追加

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コンシステンシグループを作成するときに、仮想ボリュームを追加することもできます。(注)

ステップ 1 メニューバーで、[物理(Physical)] > [ストレージ(Storage)]を選択します。

ステップ 2 [ストレージ(Storage)]ペインで [マルチドメインマネージャ(Multi-Domain Managers)]アイコンをクリックし、接続しているマルチドメインマネージャのリストを展開します。

ステップ 3 [EMC VPLEX]を選択して接続している VPLEXデバイスを展開し、使用する VPLEXデバイスをクリックします。

ステップ 4 [クラスタ(Clusters)]タブをクリックし、展開するクラスタをダブルクリックします。

ステップ 5 [コンシステンシグループ(Consistency Groups)]タブをクリックします。

ステップ 6 [仮想ボリュームの追加(Add Virtual Volumes)]をクリックします。

ステップ 7 [コンシステンシグループへの仮想ボリュームの追加(Add Virtual Volume(s) to Consistency Groups)]ダイアログボックスで [選択(Select)]をクリックします。

ステップ 8 [選択(Select)]ダイアログボックスで、コンシステンシグループに追加する仮想ボリュームを選択し、[選択(Select)]をクリックします。

ステップ 9 [送信(Submit)]をクリックします。

コンシステンシグループからの仮想ボリュームの削除

既存のコンシステンシグループから 1つ以上の仮想ボリュームを削除できます。

ステップ 1 メニューバーで、[物理(Physical)] > [ストレージ(Storage)]を選択します。

ステップ 2 [ストレージ(Storage)]ペインで [マルチドメインマネージャ(Multi-Domain Managers)]アイコンをクリックし、接続しているマルチドメインマネージャのリストを展開します。

ステップ 3 [EMC VPLEX]を選択して接続している VPLEXデバイスを展開し、使用する VPLEXデバイスをクリックします。

ステップ 4 [クラスタ(Clusters)]タブをクリックし、展開するクラスタをダブルクリックします。

ステップ 5 [コンシステンシグループ(Consistency Groups)]タブをクリックします。

ステップ 6 [仮想ボリュームの削除(Remove Virtual Volumes)]をクリックします。

ステップ 7 [コンシステンシグループからの仮想ボリュームの削除(RemoveVirtualVolume(s) fromConsistencyGroups)]ダイアログボックスで [選択(Select)]をクリックします。

ステップ 8 [選択(Select)]ダイアログボックスで、コンシステンシグループに追加する仮想ボリュームを選択し、[選択(Select)]をクリックします。

ステップ 9 [送信(Submit)]をクリックします。

Cisco UCS Director EMC VPLEX 管理ガイド、リリース 5.428

VPLEX の操作コンシステンシグループからの仮想ボリュームの削除

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コンシステンシグループの RecoverPoint の有効化または無効化コンシステンシグループに対して RecoverPointを有効化し、ポッド内およびポッド間の両方におけるさまざまなストレージ環境で任意のリカバリポイントを提供し、VPLEXシステム内のVPLEX分散仮想ボリュームにおいて、無停止の障害復旧のために継続的なデータ保護を行うことができ

ます。また、コンシステンシグループに対して RecoverPointを無効にすることもできます。

ステップ 1 メニューバーで、[物理(Physical)] > [ストレージ(Storage)]を選択します。

ステップ 2 [ストレージ(Storage)]ペインで [マルチドメインマネージャ(Multi-Domain Managers)]アイコンをクリックし、接続しているマルチドメインマネージャのリストを展開します。

ステップ 3 [EMC VPLEX]を選択して接続している VPLEXデバイスを展開し、使用する VPLEXデバイスをクリックします。

ステップ 4 [クラスタ(Clusters)]タブをクリックし、展開するクラスタをダブルクリックします。

ステップ 5 [コンシステンシグループ(Consistency Groups)]タブをクリックします。

ステップ 6 [リカバリポイントの有効化/無効化(Enable/Disable Recoverpoint)]をクリックします。

ステップ 7 [コンシステンシグループのリカバリポイントの有効化/無効化(Enable/Disable Recoverpoint)]ダイアログボックスで、[オプションの選択(Select Option)]ドロップダウンリストから [有効化(Enable)]または [無効化(Disable)]を選択します。

ステップ 8 [送信(Submit)]をクリックします。

コンシステンシグループの表示

コンシステンシグループに属する仮想ボリュームを表示できます。

ステップ 1 メニューバーで、[物理(Physical)] > [ストレージ(Storage)]を選択します。

ステップ 2 [ストレージ(Storage)]ペインで [マルチドメインマネージャ(Multi-Domain Managers)]アイコンをクリックし、接続しているマルチドメインマネージャのリストを展開します。

ステップ 3 [EMC VPLEX]を選択して接続している VPLEXデバイスを展開し、使用する VPLEXデバイスをクリックします。

ステップ 4 [クラスタ(Clusters)]タブをクリックし、展開するクラスタをダブルクリックします。

ステップ 5 [コンシステンシグループ(Consistency Groups)]タブをクリックします。

ステップ 6 表示するコンシステンシグループを選択します。

Cisco UCS Director EMC VPLEX 管理ガイド、リリース 5.4 29

VPLEX の操作コンシステンシグループの RecoverPoint の有効化または無効化

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[仮想ボリューム(Virtual Volumes)]タブに、コンシステンシグループに属する仮想ボリュームのリストが表示されます。

(注)

既存のコンシステンシグループの削除

ステップ 1 メニューバーで、[物理(Physical)] > [ストレージ(Storage)]を選択します。

ステップ 2 [ストレージ(Storage)]ペインで [マルチドメインマネージャ(Multi-Domain Managers)]アイコンをクリックし、接続しているマルチドメインマネージャのリストを展開します。

ステップ 3 [EMC VPLEX]を選択して接続している VPLEXデバイスを展開し、使用する VPLEXデバイスをクリックします。

ステップ 4 [クラスタ(Clusters)]タブをクリックし、展開するクラスタをダブルクリックします。

ステップ 5 [コンシステンシグループ(Consistency Groups)]タブをクリックします。

ステップ 6 削除するコンシステンシグループを選択します。

ステップ 7 [削除(Delete)]をクリックします。

ステップ 8 [コンシステンシグループの削除(DeleteConsistencyGroups)]確認ダイアログボックスで [送信(Submit)]をクリックします。

分散デバイスとルールセット分散デバイスを作成すると、単一の VPLEXのクラスタ(プレックス)で両方のクラスタのストレージを使用することができます。

2つのVPLEXクラスタにまたがる各分散デバイスには、ルールセットが割り当てられている必要があります。ルールセットは、障害イベントでボリュームへのアクセスを維持する優先クラスタ

として宣言するクラスタと、非優先クラスタと宣言されるクラスタを定義します。これらのロー

ルが宣言されると、クラスタの分散デバイスは解除され、通常の入出力(I/O)操作を再開できるようになります。

Cisco UCS Director EMC VPLEX 管理ガイド、リリース 5.430

VPLEX の操作既存のコンシステンシグループの削除

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分散デバイスのルールセットの表示

ステップ 1 メニューバーで、[物理(Physical)] > [ストレージ(Storage)]を選択します。

ステップ 2 [ストレージ(Storage)]ペインで [マルチドメインマネージャ(Multi-Domain Managers)]アイコンをクリックし、接続しているマルチドメインマネージャのリストを展開します。

ステップ 3 [EMC VPLEX]を選択して接続している VPLEXデバイスを展開し、使用する VPLEXデバイスをクリックします。

ステップ 4 [ルールセット(RuleSets)]タブをクリックします。

分散デバイスの作成

ステップ 1 メニューバーで、[物理(Physical)] > [ストレージ(Storage)]を選択します。

ステップ 2 [ストレージ(Storage)]ペインで [マルチドメインマネージャ(Multi-Domain Managers)]アイコンをクリックし、接続しているマルチドメインマネージャのリストを展開します。

ステップ 3 [EMC VPLEX]を選択して接続している VPLEXデバイスを展開し、使用する VPLEXデバイスをクリックします。

ステップ 4 [分散デバイス(Distributed Devices)]タブをクリックします。

ステップ 5 [作成(Create)]をクリックします。

ステップ 6 [分散デバイスの作成(CreateDistributedDevice)]ダイアログボックスで、次のフィールドに入力します。

説明名前

[選択(Select)]をクリックします。[選択(Select)]ダイアログボックスで、ソースデバイスを表示するソースクラスタを選択し、[選択(Select)]をクリックします。

ソースクラスタ(SouceCluster)

[選択(Select)]をクリックします。[選択(Select)]ダイアログボックスで、分散デバイスの作成元のローカルデバイスを選択し、[選択(Select)]をクリックします。

ソースデバイス(SouceDevice)

[選択(Select)]をクリックします。[選択(Select)]ダイアログボックスで、分散デバイスとして作成するターゲットとして追加するロー

カルデバイスを選択し、[選択(Select)]をクリックします。

[ターゲットデバイス(TargetDevice)]フィールド

Cisco UCS Director EMC VPLEX 管理ガイド、リリース 5.4 31

VPLEX の操作分散デバイスのルールセットの表示

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説明名前

[選択(Select)]をクリックします。[選択(Select)]ダイアログボックスで、この分散デバイスに追加する 1つ以上のロギングボリュームを選択し、[選択(Select)]をクリックします。

[ロギングボリューム(LoggingVolume(s))]フィールド

VPLEX全体に一意の新しいデバイス名。[デバイス名(Device Name)]フィールド

[選択(Select)]をクリックします。[選択(Select)]ダイアログボックスで、以前に設定し、この分散デバイスに追加する RuleSet名を選択し、[選択(Select)]をクリックします。

[ルールセット(RuleSet)]フィールド

ステップ 7 [送信(Submit)]をクリックします。

分散デバイスの削除

ステップ 1 メニューバーで、[物理(Physical)] > [ストレージ(Storage)]を選択します。

ステップ 2 [ストレージ(Storage)]ペインで [マルチドメインマネージャ(Multi-Domain Managers)]アイコンをクリックし、接続しているマルチドメインマネージャのリストを展開します。

ステップ 3 [EMC VPLEX]を選択して接続している VPLEXデバイスを展開し、使用する VPLEXデバイスをクリックします。

ステップ 4 [分散デバイス(Distributed Devices)]タブをクリックします。

ステップ 5 削除する分散デバイスを選択します。

ステップ 6 [削除(Delete)]をクリックします。

ステップ 7 [分散デバイスの削除(Delete Distributed Device)]ダイアログボックスで [送信(Submit)]をクリックして、削除を確認します。

イニシエータイニシエータは、VPLEXのストレージネットワークにアクセスできるようにポートに登録されているホストです。

Cisco UCS Director EMC VPLEX 管理ガイド、リリース 5.432

VPLEX の操作分散デバイスの削除

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イニシエータの作成

ステップ 1 メニューバーで、[物理(Physical)] > [ストレージ(Storage)]を選択します。

ステップ 2 [ストレージ(Storage)]ペインで [マルチドメインマネージャ(Multi-Domain Managers)]アイコンをクリックし、接続しているマルチドメインマネージャのリストを展開します。

ステップ 3 [EMC VPLEX]を選択して接続している VPLEXデバイスを展開し、使用する VPLEXデバイスをクリックします。

ステップ 4 [クラスタ(Clusters)]タブをクリックし、展開するクラスタをダブルクリックします。

ステップ 5 [イニシエータ(Initiators)]タブをクリックします。

ステップ 6 [登録(Register)]をクリックします。

ステップ 7 [ホストイニシエータの登録(Register Host Initiator)]ダイアログボックスで、次のフィールドに入力します。

説明名前

イニシエータのタイプを選択します。

• [デフォルト(default)]:

他のソフトウェアイニシエータ。

• [hpux]:HP(Hewlett Packard)-UX iSCSIソフトウェアイニシエータ

• [sun-vcs]:SunMicrosystems, IncおよびVeritas Cluster Server(VCS)ソフトウェアイニシエータ

• [aix]:IBM AIXソフトウェアイニシエータ

• [recoverpoint]:EMC RecoverPointイニシエータ

[タイプ(Type)]ドロップダウンリスト

登録されたポートに割り当てられたイニシエータホスト名。[イニシエータ名(InitiatorName)]フィールド

ストレージネットワーク内の一意のポート IDである、ファイバチャネルファブリックのWWN。

[ポートWWN(Port WWN)]

ファイバチャネルファブリックのWWNは、ストレージネットワーク内の一意のノード IDです。

[ノードWWN(Node WWN)]フィールド

ステップ 8 [送信(Submit)]をクリックします。

Cisco UCS Director EMC VPLEX 管理ガイド、リリース 5.4 33

VPLEX の操作イニシエータの作成

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イニシエータの表示

VPLEXストレージにアクセスできるイニシエータホストを表示できます。

ステップ 1 メニューバーで、[物理(Physical)] > [ストレージ(Storage)]を選択します。

ステップ 2 [ストレージ(Storage)]ペインで [マルチドメインマネージャ(Multi-Domain Managers)]アイコンをクリックし、接続しているマルチドメインマネージャのリストを展開します。

ステップ 3 [EMC VPLEX]を選択して接続している VPLEXデバイスを展開し、使用する VPLEXデバイスをクリックします。

ステップ 4 [クラスタ(Clusters)]タブをクリックし、展開するクラスタをダブルクリックします。

ステップ 5 [イニシエータ(Initiators)]タブをクリックします。

ステップ 6 必要なイニシエータをクリックし、[詳細の表示(View Details)]をクリックします。

イニシエータの削除

現在 VPLEXストレージへのアクセス権限を持つイニシエータを削除できます。

ステップ 1 メニューバーで、[物理(Physical)] > [ストレージ(Storage)]を選択します。

ステップ 2 [ストレージ(Storage)]ペインで [マルチドメインマネージャ(Multi-Domain Managers)]アイコンをクリックし、接続しているマルチドメインマネージャのリストを展開します。

ステップ 3 [EMC VPLEX]を選択して接続している VPLEXデバイスを展開し、使用する VPLEXデバイスをクリックします。

ステップ 4 [クラスタ(Clusters)]タブをクリックし、展開するクラスタをダブルクリックします。

ステップ 5 [イニシエータ(Initiators)]タブをクリックします。

ステップ 6 イニシエータホストの名前を選択し、[削除(Delete)]をクリックします。

ステップ 7 [イニシエータポートの登録解除(Deregister Initiator Port)]確認ダイアログボックスで [送信(Submit)]をクリックします。

オプションで [強制(Force)]チェックボックスをオンにすると、イニシエータホストがポートに接続した場合に、イニシエータポートが削除されます。

(注)

Cisco UCS Director EMC VPLEX 管理ガイド、リリース 5.434

VPLEX の操作イニシエータの表示

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仮想ボリュームVPLEXはエクステントを使用してストレージボリュームを分割します。基盤となるストレージボリュームの全部または一部をエクステントにすることができます。VPLEXはエクステントを集約し、デバイスレイヤで RAID保護を適用します。デバイスは、1つ以上のエクステントを使用して構築されます。

VPLEXストレージ構造の最上位レイヤは仮想ボリュームであり、基盤となるデバイスによって作成され、それらのデバイスのサイズを継承します。仮想ボリュームは、2つ以上のストレージボリュームに分散された単一の連続ボリュームの場合があります。

VPLEXは、ホストがフロントエンド(FE)ポートで使用できるように仮想ボリュームを提供し、ホストは仮想ボリュームを認識します。仮想ボリュームへのアクセスはストレージビューによっ

て制御されます。ストレージビューは、VPLEX FEポートと仮想ボリュームへのホストイニシエータのアクセスを決定する論理コンテナとして機能します。

仮想ボリュームの作成

ステップ 1 メニューバーで、[物理(Physical)] > [ストレージ(Storage)]を選択します。

ステップ 2 [ストレージ(Storage)]ペインで [マルチドメインマネージャ(Multi-Domain Managers)]アイコンをクリックし、接続しているマルチドメインマネージャのリストを展開します。

ステップ 3 [EMC VPLEX]を選択して接続している VPLEXデバイスを展開し、使用する VPLEXデバイスをクリックします。

ステップ 4 [クラスタ(Clusters)]タブをクリックし、展開するクラスタをダブルクリックします。

ステップ 5 [仮想ボリューム(Virtual Volumes)]タブをクリックします。

ステップ 6 [作成(Create)]をクリックします。

ステップ 7 [仮想ボリュームの作成(CreateVirtual Volume)]ダイアログボックスで、次のフィールドに入力します。

説明名前

[選択(Select)]をクリックします。[選択(Select)]ダイアログボックスで、ローカルストレージデバイスを選択し、[選択(Select)]をクリックします。

[ローカルデバイス名の選択(Select Local Device Name)]フィールド

ローカルストレージボリュームを1つの装置として管理するために使用される、ストレージ階層の番号。ストレージ階層は価格、パフォー

マンス、容量、その他の属性に基づいてアレイを管理するために使用

されます。

[ストレージ階層の ID(StorageTier ID)]フィールド

ステップ 8 [送信(Submit)]をクリックします。

Cisco UCS Director EMC VPLEX 管理ガイド、リリース 5.4 35

VPLEX の操作仮想ボリューム

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仮想ボリュームのリモートアクセスの有効化

仮想ボリュームを使用する必要があるホストに対し、そのリモートアクセスを許可することがで

きます。

ステップ 1 メニューバーで、[物理(Physical)] > [ストレージ(Storage)]を選択します。

ステップ 2 [ストレージ(Storage)]ペインで [マルチドメインマネージャ(Multi-Domain Managers)]アイコンをクリックし、接続しているマルチドメインマネージャのリストを展開します。

ステップ 3 [EMC VPLEX]を選択して接続している VPLEXデバイスを展開し、使用する VPLEXデバイスをクリックします。

ステップ 4 [クラスタ(Clusters)]タブをクリックし、展開するクラスタをダブルクリックします。

ステップ 5 [仮想ボリューム(Virtual Volumes)]タブをクリックします。

ステップ 6 リストから仮想ボリュームの名前を選択します。

ステップ 7 [リモートアクセス(Remote Access)]をクリックします。

ステップ 8 [仮想ボリュームでのリモートアクセス(Remote Access on Virtual Volume)]ダイアログボックスで、次のフィールドに値を入力します。

説明名前

次のオプションから選択します。

• [有効化(Enable)]:この仮想ボリュームへのリモートアクセスを有効にします。

• [無効化(Disable)]:この仮想ボリュームへのリモートアクセスを無効にします。

[アクセスタイプの選択(SelectAccess Type)]ドロップダウンリスト

ステップ 9 [送信(Submit)]をクリックします。

仮想ボリュームの拡張

仮想ボリュームは、これを使用する必要があるホストから認識されます。

Cisco UCS Director EMC VPLEX 管理ガイド、リリース 5.436

VPLEX の操作仮想ボリュームのリモートアクセスの有効化

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仮想ボリュームを、エクステントまたはローカルデバイスを含めるように拡張できます。(注)

ステップ 1 メニューバーで、[物理(Physical)] > [ストレージ(Storage)]を選択します。

ステップ 2 [ストレージ(Storage)]ペインで [マルチドメインマネージャ(Multi-Domain Managers)]アイコンをクリックし、接続しているマルチドメインマネージャのリストを展開します。

ステップ 3 [EMC VPLEX]を選択して接続している VPLEXデバイスを展開し、使用する VPLEXデバイスをクリックします。

ステップ 4 [クラスタ(Clusters)]タブをクリックし、展開するクラスタをダブルクリックします。

ステップ 5 [仮想ボリューム(Virtual Volumes)]タブをクリックします。

ステップ 6 [拡大(Expand)]をクリックします。

ステップ 7 [仮想ボリュームの拡大(ExpandVirtualVolume)]ダイアログボックスで、次のフィールドに入力します。

説明名前

次のオプションから選択します。

• [エクステント(Extent)]:ストレージボリュームのスライス(ブロックの範囲)。

• [ローカルデバイス(LocalDevice)]:追加の特定のRAIDプロパティを持つ1個以上のエクステント。このローカルデバイスはクラスタのものである必要があります。

[デバイスタイプ(DeviceType)]ドロップダウンリスト

このパラメータは、デバイスタイプとして [エクステント(Extent)]が選択された場合に使用可能です。[選択(Select)]をクリックします。[選択(Select)]ダイアログボックスで、希望のエクステントを選択して [選択(Select)]をクリックします。

[エクステントの選択(SelectExtent)]フィールド

このパラメータは、デバイスタイプとして [ローカルデバイス(LocalDevice)]が選択された場合に使用可能です。[選択(Select)]をクリックします。[選択(Select)]ダイアログボックスで、希望のローカルデバイスを選択して [選択(Select)]をクリックします。

[ローカルデバイスの選択(Select Local Device)]フィールド

ステップ 8 [送信(Submit)]をクリックします。

Cisco UCS Director EMC VPLEX 管理ガイド、リリース 5.4 37

VPLEX の操作仮想ボリュームの拡張

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仮想ボリュームの表示

クラスタの単一の仮想ボリュームを表示できます。

ステップ 1 メニューバーで、[物理(Physical)] > [ストレージ(Storage)]を選択します。

ステップ 2 [ストレージ(Storage)]ペインで [マルチドメインマネージャ(Multi-Domain Managers)]アイコンをクリックし、接続しているマルチドメインマネージャのリストを展開します。

ステップ 3 [EMC VPLEX]を選択して接続している VPLEXデバイスを展開し、使用する VPLEXデバイスをクリックします。

ステップ 4 [クラスタ(Clusters)]タブをクリックし、展開するクラスタをダブルクリックします。

ステップ 5 [仮想ボリューム(Virtual Volumes)]タブをクリックします。

ステップ 6 表示する適切な仮想ボリュームを選択します。

ステップ 7 [表示(View)]ボタンをクリックします。仮想ボリュームに関する情報が、仮想ボリュームの属性を説明する新しいビューに表示されます。

仮想ボリュームの削除

ストレージを使用する単一のブロックストレージデバイスをクラスタから削除できます。

ステップ 1 メニューバーで、[物理(Physical)] > [ストレージ(Storage)]を選択します。

ステップ 2 [ストレージ(Storage)]ペインで [マルチドメインマネージャ(Multi-Domain Managers)]アイコンをクリックし、接続しているマルチドメインマネージャのリストを展開します。

ステップ 3 [EMC VPLEX]を選択して接続している VPLEXデバイスを展開し、使用する VPLEXデバイスをクリックします。

ステップ 4 [クラスタ(Clusters)]タブをクリックし、展開するクラスタをダブルクリックします。

ステップ 5 [仮想ボリューム(Virtual Volumes)]タブをクリックします。

ステップ 6 削除する適切な仮想ボリュームを選択します。

ステップ 7 [削除(Delete)]をクリックします。

ステップ 8 [仮想ボリュームの削除(Delete Virtual Volume)]ダイアログボックスで [送信(Submit)]をクリックして、削除を確認します。

Cisco UCS Director EMC VPLEX 管理ガイド、リリース 5.438

VPLEX の操作仮想ボリュームの表示

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ターゲットポートの表示ターゲットポートは、ディレクタポートがホストイニシエータに接続されるフロントエンド

(FE)ポートです。これらのポートはホストに認識され、名前、ノードのWWN、ポートのWWN、有効であるかどうか、ディレクタの IDなどの情報が含まれます。

ステップ 1 メニューバーで、[物理(Physical)] > [ストレージ(Storage)]を選択します。

ステップ 2 [ストレージ(Storage)]ペインで [マルチドメインマネージャ(Multi-Domain Managers)]アイコンをクリックし、接続しているマルチドメインマネージャのリストを展開します。

ステップ 3 [EMC VPLEX]を選択して接続している VPLEXデバイスを展開し、使用する VPLEXデバイスをクリックします。

ステップ 4 [クラスタ(Clusters)]タブをクリックし、展開するクラスタをダブルクリックします。

ステップ 5 [ターゲットポート(Target Ports)]タブをクリックします。

ステップ 6 個々のターゲットポートに関する詳細情報を表示するには、[詳細の表示(View Details)]をクリックします。

ストレージビューVPLEXでは、ストレージビューによる仮想ボリュームへのホストアクセスが可能です。ストレージビューは、VPLEXフロントエンド(FE)ポートと仮想ボリュームへのホストイニシエータのアクセスを決定する論理コンテナとして機能します。

Cisco UCS Director EMC VPLEX 管理ガイド、リリース 5.4 39

VPLEX の操作ターゲットポートの表示

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ストレージビューの作成

仮想ボリュームと VPLEXポートを含むストレージビューを作成して、仮想ボリュームへのホストアクセスを制御できます。

ステップ 1 メニューバーで、[物理(Physical)] > [ストレージ(Storage)]を選択します。

ステップ 2 [ストレージ(Storage)]ペインで [マルチドメインマネージャ(Multi-Domain Managers)]アイコンをクリックし、接続しているマルチドメインマネージャのリストを展開します。

ステップ 3 [EMC VPLEX]を選択して接続している VPLEXデバイスを展開し、使用する VPLEXデバイスをクリックします。

ステップ 4 [クラスタ(Clusters)]タブをクリックし、展開するクラスタをダブルクリックします。

ステップ 5 [ストレージビュー(Storage Views)]タブをクリックします。

ステップ 6 [作成(Create)]をクリックします。

ステップ 7 [ストレージビューの作成(CreateStorageView)]ダイアログボックスで、次のフィールドに入力します。

説明名前

[選択(Select)]をクリックします。[選択(Select)]ダイアログボックスで、ストレージビューに追加する1つ以上のターゲットポートを選択し、[選択(Select)]をクリックします。

[ターゲットポートの選択(Select Target Port)]フィールド

すべてのクラスタにわたって一意のストレージビュー。[ストレージビュー名の名前(Storage View Name Name)]フィールド

ステップ 8 [送信(Submit)]をクリックします。

Cisco UCS Director EMC VPLEX 管理ガイド、リリース 5.440

VPLEX の操作ストレージビューの作成

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ストレージビューの削除

ステップ 1 メニューバーで、[物理(Physical)] > [ストレージ(Storage)]を選択します。

ステップ 2 [ストレージ(Storage)]ペインで [マルチドメインマネージャ(Multi-Domain Managers)]アイコンをクリックし、接続しているマルチドメインマネージャのリストを展開します。

ステップ 3 [EMC VPLEX]を選択して接続している VPLEXデバイスを展開し、使用する VPLEXデバイスをクリックします。

ステップ 4 [クラスタ(Clusters)]タブをクリックし、展開するクラスタをダブルクリックします。

ステップ 5 [ストレージビュー(Storage Views)]タブをクリックします。

ステップ 6 [削除(Delete)]をクリックします。

ステップ 7 [ストレージビューの削除(Delete Storage View)]確認ダイアログボックスで [送信(Submit)]をクリックします。

オプションで [強制(Force)]チェックボックスをオンにすると、ホストがこのビューに接続した場合に、ストレージビューが削除されます。

(注)

ステップ 8 [送信(Submit)]をクリックします。

ストレージビューへのイニシエータの追加

1つ以上のイニシエータポートを含むストレージビューを作成できます。

ステップ 1 メニューバーで、[物理(Physical)] > [ストレージ(Storage)]を選択します。

ステップ 2 [ストレージ(Storage)]ペインで [マルチドメインマネージャ(Multi-Domain Managers)]アイコンをクリックし、接続しているマルチドメインマネージャのリストを展開します。

ステップ 3 [EMC VPLEX]を選択して接続している VPLEXデバイスを展開し、使用する VPLEXデバイスをクリックします。

ステップ 4 [クラスタ(Clusters)]タブをクリックし、展開するクラスタをダブルクリックします。

ステップ 5 [ストレージビュー(Storage Views)]タブをクリックします。

ステップ 6 [ストレージビュー(Storage Views)]パネルから必要なストレージビューを選択します。

ステップ 7 [イニシエータの追加(Add Initiator)]をクリックします。

ステップ 8 [ストレージビューにイニシエータを追加(Add Initiators to Storage View)]ダイアログボックスで、[選択(Select)]をクリックします。[選択(Select)]ダイアログボックスで、ストレージビューに追加する 1つ以上のイニシエータホストアカウントを選択し、[選択(Select)]をクリックします。

ステップ 9 [送信(Submit)]をクリックします。

Cisco UCS Director EMC VPLEX 管理ガイド、リリース 5.4 41

VPLEX の操作ストレージビューの削除

Page 52: Cisco UCS Director EMC VPLEX 管理ガイド 、リリース 5 UCS Director EMC VPLEX 管理ガイド、リリース 5.4 初版:2015年10月30日 シスコシステムズ合同会社

ストレージビューからのイニシエータの削除

ストレージビューから 1つ以上のイニシエータポートを削除できます。

ステップ 1 メニューバーで、[物理(Physical)] > [ストレージ(Storage)]を選択します。

ステップ 2 [ストレージ(Storage)]ペインで [マルチドメインマネージャ(Multi-Domain Managers)]アイコンをクリックし、接続しているマルチドメインマネージャのリストを展開します。

ステップ 3 [EMC VPLEX]を選択して接続している VPLEXデバイスを展開し、使用する VPLEXデバイスをクリックします。

ステップ 4 [クラスタ(Clusters)]タブをクリックし、展開するクラスタをダブルクリックします。

ステップ 5 [ストレージビュー(Storage Views)]タブをクリックします。

ステップ 6 [ストレージビュー(Storage Views)]パネルから必要なストレージビューを選択します。

ステップ 7 [イニシエータの削除(Remove Initiator)]をクリックします。

ステップ 8 [ストレージビューからイニシエータを削除(Remove Initiators from Storage View)]ダイアログボックスで、[選択(Select)]をクリックします。[選択(Select)]ダイアログボックスで、ストレージビューから削除する 1つ以上のイニシエータホストアカウントを選択し、[選択(Select)]をクリックします。

ステップ 9 [送信(Submit)]をクリックします。

ストレージビューへの仮想ボリュームの追加

仮想ボリュームを含むストレージビューを作成できます。

ステップ 1 メニューバーで、[物理(Physical)] > [ストレージ(Storage)]を選択します。

ステップ 2 [ストレージ(Storage)]ペインで [マルチドメインマネージャ(Multi-Domain Managers)]アイコンをクリックし、接続しているマルチドメインマネージャのリストを展開します。

ステップ 3 [EMC VPLEX]を選択して接続している VPLEXデバイスを展開し、使用する VPLEXデバイスをクリックします。

ステップ 4 [クラスタ(Clusters)]タブをクリックし、展開するクラスタをダブルクリックします。

ステップ 5 [ストレージビュー(Storage Views)]タブをクリックします。

ステップ 6 [ストレージビュー(Storage Views)]パネルから必要なストレージビューを選択します。

ステップ 7 [仮想ボリュームの追加(Add Virtual Volume)]をクリックします。

ステップ 8 [ストレージビューへの仮想ボリュームの追加(Add Virtual Volume to Storage View)]ダイアログボックスで、次のフィールドに値を入力します。

Cisco UCS Director EMC VPLEX 管理ガイド、リリース 5.442

VPLEX の操作ストレージビューからのイニシエータの削除

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説明名前

[選択(Select)]をクリックします。[選択(Select)]ダイアログボックスで仮想ボリューム([名前(Name)]列を参照)を選択して、[選択(Select)]をクリックします。

[仮想ボリューム(VirtualVolume)]フィールド

(任意)論理ユニット番号(LUN)の IDを入力します。[LUN ID]フィールド

ステップ 9 [送信(Submit)]をクリックします。

ストレージビューからの仮想ボリュームの削除

ステップ 1 メニューバーで、[物理(Physical)] > [ストレージ(Storage)]を選択します。

ステップ 2 [ストレージ(Storage)]ペインで [マルチドメインマネージャ(Multi-Domain Managers)]アイコンをクリックし、接続しているマルチドメインマネージャのリストを展開します。

ステップ 3 [EMC VPLEX]を選択して接続している VPLEXデバイスを展開し、使用する VPLEXデバイスをクリックします。

ステップ 4 [クラスタ(Clusters)]タブをクリックし、展開するクラスタをダブルクリックします。

ステップ 5 [ストレージビュー(Storage Views)]タブをクリックします。

ステップ 6 [ストレージビュー(Storage Views)]パネルから必要なストレージビューを選択します。

ステップ 7 [仮想ボリュームの削除(Remove Virtual Volume)]をクリックします。

ステップ 8 [ストレージビューからの仮想ボリュームの削除(Remove Virtual Volume from Storage View)]ダイアログボックスで、[仮想ボリューム(Virtual volume)]フィールドの [選択(Select)]をクリックします。

ステップ 9 [選択(Select)]ダイアログボックスで仮想ボリュームを選択し、[選択(Select)]をクリックします。

ステップ 10 [送信(Submit)]をクリックします。

ストレージビューへのポートの追加

ターゲットポートを含むストレージビューを作成できます。ターゲットポートは、ディレクタ

ポートがホストイニシエータに接続されるフロントエンド(FE)ポートです。これらのポートは

Cisco UCS Director EMC VPLEX 管理ガイド、リリース 5.4 43

VPLEX の操作ストレージビューからの仮想ボリュームの削除

Page 54: Cisco UCS Director EMC VPLEX 管理ガイド 、リリース 5 UCS Director EMC VPLEX 管理ガイド、リリース 5.4 初版:2015年10月30日 シスコシステムズ合同会社

ホストに認識され、名前、ノードのWWN、ポートのWWN、有効であるかどうか、ディレクタの IDなどの情報が含まれます。

ステップ 1 メニューバーで、[物理(Physical)] > [ストレージ(Storage)]を選択します。

ステップ 2 [ストレージ(Storage)]ペインで [マルチドメインマネージャ(Multi-Domain Managers)]アイコンをクリックし、接続しているマルチドメインマネージャのリストを展開します。

ステップ 3 [EMC VPLEX]を選択して接続している VPLEXデバイスを展開し、使用する VPLEXデバイスをクリックします。

ステップ 4 [クラスタ(Clusters)]タブをクリックし、展開するクラスタをダブルクリックします。

ステップ 5 [ストレージビュー(Storage Views)]タブをクリックします。

ステップ 6 [ストレージビュー(Storage Views)]パネルから必要なストレージビューを選択します。

ステップ 7 [ポートの追加(Add Port)]をクリックします。

ステップ 8 [ストレージビューへのターゲットポートの追加(Add Target Ports to Storage View)]ダイアログボックスで [選択(Select)]をクリックします。

ステップ 9 [選択(Select)]ダイアログボックスで、ストレージビューに追加する 1つ以上のターゲットポートを選択し、[選択(Select)]をクリックします。

ステップ 10 [送信(Submit)]をクリックします。

Cisco UCS Director EMC VPLEX 管理ガイド、リリース 5.444

VPLEX の操作ストレージビューへのポートの追加

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ストレージビューからのポートの削除

ストレージビューからターゲットポートを削除できます。

ステップ 1 メニューバーで、[物理(Physical)] > [ストレージ(Storage)]を選択します。

ステップ 2 [ストレージ(Storage)]ペインで [マルチドメインマネージャ(Multi-Domain Managers)]アイコンをクリックし、接続しているマルチドメインマネージャのリストを展開します。

ステップ 3 [EMC VPLEX]を選択して接続している VPLEXデバイスを展開し、使用する VPLEXデバイスをクリックします。

ステップ 4 [クラスタ(Clusters)]タブをクリックし、展開するクラスタをダブルクリックします。

ステップ 5 [ストレージビュー(Storage Views)]タブをクリックします。

ステップ 6 [ストレージビュー(Storage Views)]パネルから必要なストレージビューを選択します。

ステップ 7 [ポートの削除(Remove Port)]をクリックします。

ステップ 8 [ストレージビューからのターゲットポートの削除(Remove Target Ports from Storage View)]ダイアログボックスで [選択(Select)]をクリックします。

ステップ 9 [選択(Select))]ダイアログボックスで、ストレージビューから削除する 1つ以上のターゲットポートを選択し、[選択(Select)]をクリックします。

ステップ 10 [送信(Submit)]をクリックします。

ロギングボリュームVPLEXはロギングボリュームを使用して、接続切断時やボリューム(分散デバイスのミラー)の損失時に変更を追跡します。クラスタごとにロギングボリュームを作成する必要があります。

各ロギングボリュームには、分散ストレージスペースの各ページに対して 1ビットを含めるのに十分な容量(320テラバイトの分散デバイスごとに約10ギガバイトのロギングボリュームスペース)が必要です。ロギングボリュームではリンク切断中および切断後に多くの入出力が行われる

ため、速度を確保するために各ロギングボリュームを多数のディスクにストライプ化し、この情

報を保護するために別の高速ディスクにミラー化する必要があります。

Cisco UCS Director EMC VPLEX 管理ガイド、リリース 5.4 45

VPLEX の操作ストレージビューからのポートの削除

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ロギングボリュームの作成

ステップ 1 メニューバーで、[物理(Physical)] > [ストレージ(Storage)]を選択します。

ステップ 2 [ストレージ(Storage)]ペインで [マルチドメインマネージャ(Multi-Domain Managers)]アイコンをクリックし、接続しているマルチドメインマネージャのリストを展開します。

ステップ 3 [EMC VPLEX]を選択して接続している VPLEXデバイスを展開し、使用する VPLEXデバイスをクリックします。

ステップ 4 [クラスタ(Clusters)]タブをクリックし、展開するクラスタをダブルクリックします。

ステップ 5 [ロギングボリューム(Logging Volumes)]タブをクリックします。

ステップ 6 [作成(Create)]をクリックします。

ステップ 7 [ロギングボリュームの作成(Create Logging Volume)]ダイアログボックスで、次のフィールドに入力します。

説明名前

ストレージデバイスのタイプを選択します。

• [RAID-0]:パフォーマンス重視のストライプ化データマッピングまたは分散データマッピング技術。

• [RAID-1]:2台(以上)のデバイスを同一の状態で常に保持するための、ミラーデータマッピング技術。

[デバイスのタイプ(Type ofDevice)]ドロップダウンリスト

[選択(Select)]ボタンをクリックします。[選択(Select)]ダイアログボックスで、このデバイスの1個以上のエクステントを選択し、[選択(Select)]をクリックします。エクステントはストレージボリュームのスライス(ブロックの範囲)です。

[エクステントの選択(SelectExtents)]フィールド

すべてのクラスタにわたる一意のボリューム名。[ボリューム名(VolumeName)]フィールド

RAID-0デバイスのストライプの深度。[ストライプ深度(StripeDepth)]フィールド

ステップ 8 [送信(Submit)]をクリックします。

Cisco UCS Director EMC VPLEX 管理ガイド、リリース 5.446

VPLEX の操作ロギングボリュームの作成

Page 57: Cisco UCS Director EMC VPLEX 管理ガイド 、リリース 5 UCS Director EMC VPLEX 管理ガイド、リリース 5.4 初版:2015年10月30日 シスコシステムズ合同会社

ロギングボリュームへのミラーの追加

ステップ 1 メニューバーで、[物理(Physical)] > [ストレージ(Storage)]を選択します。

ステップ 2 [ストレージ(Storage)]ペインで [マルチドメインマネージャ(Multi-Domain Managers)]アイコンをクリックし、接続しているマルチドメインマネージャのリストを展開します。

ステップ 3 [EMC VPLEX]を選択して接続している VPLEXデバイスを展開し、使用する VPLEXデバイスをクリックします。

ステップ 4 [クラスタ(Clusters)]タブをクリックし、展開するクラスタをダブルクリックします。

ステップ 5 [ロギングボリューム(Logging Volumes)]タブをクリックします。

ステップ 6 リストからロギングボリュームを選択します。

ステップ 7 [ミラーの追加(Add Mirror)]をクリックします。

ステップ 8 [選択(Select)]ダイアログボックスで、ストレージボリュームを選択し、[選択(Select)]をクリックします。

ステップ 9 [送信(Submit)]をクリックします。ロギングストレージボリュームにミラーが追加されます。

ロギングボリュームの削除

ステップ 1 メニューバーで、[物理(Physical)] > [ストレージ(Storage)]を選択します。

ステップ 2 [ストレージ(Storage)]ペインで [マルチドメインマネージャ(Multi-Domain Managers)]アイコンをクリックし、接続しているマルチドメインマネージャのリストを展開します。

ステップ 3 [EMC VPLEX]を選択して接続している VPLEXデバイスを展開し、使用する VPLEXデバイスをクリックします。

ステップ 4 [クラスタ(Clusters)]タブをクリックし、展開するクラスタをダブルクリックします。

ステップ 5 [ロギングボリューム(Logging Volumes)]タブをクリックします。

ステップ 6 削除する適切なロギングボリュームを選択します。

ステップ 7 [削除(Delete)]をクリックします。

ステップ 8 [ロギングボリュームの削除(Delete Logging Volume)]ダイアログボックスで [送信(Submit)]をクリックして、削除を確認します。

Cisco UCS Director EMC VPLEX 管理ガイド、リリース 5.4 47

VPLEX の操作ロギングボリュームへのミラーの追加

Page 58: Cisco UCS Director EMC VPLEX 管理ガイド 、リリース 5 UCS Director EMC VPLEX 管理ガイド、リリース 5.4 初版:2015年10月30日 シスコシステムズ合同会社

VPLEX システムタスクの管理

ステップ 1 メニューバーで、[物理(Physical)] > [ストレージ(Storage)]を選択します。

ステップ 2 [ストレージ(Storage)]ペインで [マルチドメインマネージャ(Multi-Domain Managers)]アイコンをクリックし、接続しているマルチドメインマネージャのリストを展開します。

ステップ 3 [EMC VPLEX]を選択して接続している VPLEXデバイスを展開し、使用する VPLEXデバイスをクリックします。

ステップ 4 [システムのタスク(System Tasks)]タブをクリックします。

ステップ 5 [EMC VPLEXタスク(EMC VPLEX Tasks)]フォルダのアイコンをダブルクリックします。

ステップ 6 任意の VPLEXタスクを選択し、[タスクの管理(Manage Task)]をクリックします。

ステップ 7 [タスクの管理(Manage Task)]ダイアログボックスで、次のフィールドに入力します。

説明名前

この VPLEXタスクを有効にするには [有効化(Enable)]を、無効にするには [無効化(Disable)]を選択します。

[タスクの実行(TaskExecution)]ドロップダウンリスト

[デフォルトのシステムタスクポリシー(default-system-task-policy)]か、または、このVPLEXタスクに割り当てられた [ローカル実行ポリシー(local-run-policy)]のいずれかを選択します。

[システムタスクポリシー(System Task Policy)]ドロップダウンリスト

VPLEXタスクを実行する間隔を分単位で選択します。[分(Minutes)]ドロップダウンリスト

ステップ 8 [送信(Submit)]をクリックします。

ステップ 9 この VPLEXタスクを実行するには、[今すぐ実行(Run Now)]をクリックします。

ステップ 10 この VPLEXタスクを表示するには、[詳細の表示(View Details)]をクリックします。

Cisco UCS Director EMC VPLEX 管理ガイド、リリース 5.448

VPLEX の操作VPLEX システムタスクの管理