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CHAPTER 13-1 Cisco Unity インストレーション ガイド(Microsoft Exchange 版) OL-4972-02-J 13 Cisco Unity 3.x ソフトウェアからバー ジョン 4.0(3) へのアップグレード この章のタスク リストおよび手順を適用できるのは、 Cisco Unity ソフトウェアをバージョン 3.x らバージョン 4.0(3) へアップグレードする場合だけです。リストには、他の Cisco Unity のマニュア ルにある手順を参照するタスクが含まれています。 ハードウェアやソフトウェアの変更、または Cisco Unity の機能の追加についての詳細は、ソフト ウェアのアップグレードを完了した後、P.12-3 の「Cisco Unity 4.0 システムの変更に関するタスク リスト」を参照してください。 この章には、次の項があります。 Cisco Unity 3.x ソフトウェアからバージョン 4.0(3) へアップグレードするためのタスク リスト (フェールオーバーなしの場合)(P.13-2Cisco Unity 3.x ソフトウェアからバージョン 4.0(3) へアップグレードするためのタスク リスト (フェールオーバーありの場合)(P.13-5Cisco Unity バージョン 3.1(5) へのダウングレードの準備(オプション)(P.13-9システム キーからライセンス ファイルへの移行(P.13-10ウィルス検出サービスおよび Cisco Security Agent サービスの無効化(P.13-13Cisco Unity システム チェック アシスタントを実行する(P.13-13Cisco Unity との使用を推奨する Microsoft アップデートのインストール(P.13-15Exchange 2000 Service Pack 2 のインストール(P.13-16Cisco Unity 用の Active Directory スキーマの拡張(Exchange 2000 のみ)(P.13-17Cisco Unity ソフトウェアのアップグレードと設定(P.13-18SSL を使用するように Cisco Unity システム管理とステータス モニタを設定(P.13-30電話不正利用を防ぐため、サンプル管理者アカウントとサンプル ユーザ アカウントを保護 P.13-31ウィルス検出サービスおよび Cisco Security Agent サービスの再有効化(P.13-32Cisco Unity サーバを強化する(P.13-32

Cisco Unity 3.x 4.0(3) file第13 章 Cisco Unity 3.x ソフトウェアからバージョン 4.0(3) へのアップグレード Cisco Unity 3.x ソフトウェアからバージョン

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Cisco Unity インストレーション ガOL-4972-02-J

C H A P T E R 13

Cisco Unity 3.x ソフトウェアからバージョン 4.0(3) へのアップグレード

この章のタスク リストおよび手順を適用できるのは、Cisco Unity ソフトウェアをバージョン 3.x か

らバージョン 4.0(3) へアップグレードする場合だけです。リストには、他の Cisco Unity のマニュア

ルにある手順を参照するタスクが含まれています。

ハードウェアやソフトウェアの変更、または Cisco Unity の機能の追加についての詳細は、ソフト

ウェアのアップグレードを完了した後、P.12-3 の「Cisco Unity 4.0 システムの変更に関するタスク

リスト」を参照してください。

この章には、次の項があります。

• Cisco Unity 3.x ソフトウェアからバージョン 4.0(3) へアップグレードするためのタスク リスト

(フェールオーバーなしの場合)(P.13-2)

• Cisco Unity 3.x ソフトウェアからバージョン 4.0(3) へアップグレードするためのタスク リスト

(フェールオーバーありの場合)(P.13-5)

• Cisco Unity バージョン 3.1(5) へのダウングレードの準備(オプション)(P.13-9)

• システム キーからライセンス ファイルへの移行(P.13-10)

• ウィルス検出サービスおよび Cisco Security Agent サービスの無効化(P.13-13)

• Cisco Unity システム チェック アシスタントを実行する(P.13-13)

• Cisco Unity との使用を推奨する Microsoft アップデートのインストール(P.13-15)

• Exchange 2000 Service Pack 2 のインストール(P.13-16)

• Cisco Unity 用の Active Directory スキーマの拡張(Exchange 2000 のみ)(P.13-17)

• Cisco Unity ソフトウェアのアップグレードと設定(P.13-18)

• SSL を使用するように Cisco Unity システム管理とステータス モニタを設定(P.13-30)

• 電話不正利用を防ぐため、サンプル管理者アカウントとサンプル ユーザ アカウントを保護

(P.13-31)

• ウィルス検出サービスおよび Cisco Security Agent サービスの再有効化(P.13-32)

• Cisco Unity サーバを強化する(P.13-32)

13-1イド(Microsoft Exchange 版)

第 13 章 Cisco Unity 3.x ソフトウェアからバージョン 4.0(3) へのアップグレード

Cisco Unity 3.x ソフトウェアからバージョン 4.0(3) へアップグレードするためのタスク リスト(フェールオーバーなしの場合)

Cisco Unity 3.x ソフトウェアからバージョン 4.0(3) へアップグレードするためのタスク リスト(フェールオーバーなしの場合)

(注) Cisco Unity フェールオーバーを使用するシステムの場合は、P.13-5 の「Cisco Unity 3.x ソフトウェ

アからバージョン 4.0(3) へアップグレードするためのタスク リスト(フェールオーバーありの場

合)」を参照してください。

このタスク リストには、Cisco Unity 3.x ソフトウェアをバージョン 4.0(3) へアップグレードするた

めのタスクがすべて記載されています。これらのドキュメントに従って、アップグレードを正しく

完了してください。

アップグレードと設定のプロセスを完了するまで、システム キーは削除しないでください。

『Cisco Unity インストレーション ガイド』では、アップグレード プロセスで、キーを削除するタイ

ミングについて説明します。

Cisco Unity ソフトウェアのアップグレード中、Cisco Unity サーバは使用不能になります。

注意 Cisco Unity 3.x は、Exchange 2003 をサポートしません。Exchange 2003 Forestprep を実行して Exchange 2003 のアップグレードを開始する前に、Cisco Unity をバージョン 4.0(3) にアップグレー

ドする必要があります。これを行わないと、Forestprep によって Active Directory に対して行われた

変更により、Cisco Unity の機能が停止します。

1. オプション:アップグレードに問題が生じた場合にダウングレードを行えるように準備しま

す。P.13-9 の「Cisco Unity バージョン 3.1(5) へのダウングレードの準備(オプション)」を参照

してください。

2. ライセンス ファイルを入手します。P.13-10 の「システム キーからライセンス ファイルへの移

行」を参照してください。

3. Cisco Unity 4.0(3) および Service Release 1 の DVD または CD がない場合:次のソフトウェアを

ダウンロードします。

• 該当する Cisco Unity CD および Cisco Unity Service Pack CD。『Cisco Unity Release 4.0(3) リリース ノート』の「Cisco Unity 4.0(3) 用ソフトウェアのダウンロード」の項を参照してく

ださい。

• Cisco Unity 4.0(3) Service Release 1(4.0(3) Engineering Specials のロールアップ)『Cisco Unity4.0(3) Service Release 1 リリース ノート』の「Service Release 1 のダウンロード」の項を参照

してください。

4. http://www.cisco.com/cgi-bin/tablebuild.pl/unity_msft_updates の Microsoft Updates for Unity SoftwareDownload ページから、Cisco Unity との使用が推奨されている最新の Microsoft アップデートを

ダウンロードします。ほとんどのアップデートは Cisco Unity 4.0(3) SR1 Post-Install CD に含まれ

ていますが、Web サイトは毎月更新されるので、CD を持っている場合でも新しいアップデー

トがあるかどうか確認する必要があります。

5. Cisco Unity サーバ名(netBIOS 名)で、アルファベット A ~ Z、a ~ z、数字 0 ~ 9、およびハ

イフン(-)だけが使用されていることを確認します。下線は、Cisco Unity サーバ名には使用で

きません。下線を使用すると、正常にアップグレードできなくなり、Cisco Unity システム管理

へのアクセスも妨げられます。

13-2Cisco Unity インストレーション ガイド(Microsoft Exchange 版)

OL-4972-02-J

第 13 章 Cisco Unity 3.x ソフトウェアからバージョン 4.0(3) へのアップグレード

Cisco Unity 3.x ソフトウェアからバージョン 4.0(3) へアップグレードするためのタスク リスト(フェールオーバーなしの場合)

注意 DNS でサポートされていないので、サーバ名には上記以外の文字は使えません。

6. ウィルス検出ソフトウェアまたは Cisco Security Agent for Cisco Unity が Cisco Unity サーバにインストールされている場合:ウィルス検出サービスおよび Cisco Security Agent サービスを無効

にします。P.13-13 の「ウィルス検出サービスおよび Cisco Security Agent サービスの無効化」を

参照してください。

7. Cisco Unity システム チェック アシスタントを実行して、必要な Windows コンポーネント、ブ

ラウザ、データベース、およびサービス パックをアップデートします。P.13-13 の「Cisco Unityシステム チェック アシスタントを実行する」を参照してください。

8. Cisco Unity との使用が推奨されている Microsoft アップデートをインストールします。P.13-15の「Cisco Unity との使用を推奨する Microsoft アップデートのインストール」を参照してくだ

さい。

9. Cisco Unity ユーザが Exchange 2000 をホームとしている場合:Exchange 2000 Service Pack 2 がま

だインストールされていない場合は、インストールします。P.13-16 の「Exchange 2000 ServicePack 2 のインストール」を参照してください。

Service Pack 2 は、現在 Exchange 2000 用に必要なサービス パックです。Service Pack 3、March2003 Exchange 2000 Server Post-Service Pack 3 Rollup の順にインストールすることをお勧めしま

す。これらは、メッセージ通知での断続的な問題を解決します。どちらも Cisco Unity ServicePacks CD 3 に含まれています。

(注) Service Pack 3 と Post-Service Pack 3 Rollup を Cisco Unity サーバにインストールする場合は、

Cisco Unity ユーザがホームとする各 Exchange 2000 サーバにもそれらをインストールする

必要があります。セキュリティ ロールアップがインストールされていない場合、Exchange2000 Server は、パケットをリスンしていない Cisco Unity サーバのポートに余分の UDP パケットを送信します。侵入検知システムは、このような動作をポート スキャンまたは攻撃

とみなします。

10. Cisco Unity ユーザが Exchange 2000 をホームとしている場合:Cisco Unity の Active Directory スキーマを拡張します。P.13-17 の「Cisco Unity 用の Active Directory スキーマの拡張

(Exchange 2000 のみ)」を参照してください。

11. タスク 12. で作成するドメイン アカウントに習熟しておきます。新しい Cisco Unity 4.0(3) シス

テムのインストールや、以前のバージョンの Cisco Unity からのアップグレードで、同じアカウ

ントと権限が必要になります。P.7-2 の「Cisco Unity のインストールに必要なアカウント」を参

照してください。

12. Cisco Unity のインストールに使用できるアカウントを作成します。P.7-4 の「Cisco Unity のイ

ンストールに必要なアカウントの作成」を参照してください。

13. タスク 12. で Cisco Unity 管理アカウントを作成した場合:Cisco Unity サーバがメンバー サーバ

である場合は、このアカウントを Local Administrators グループに追加します。Cisco Unity サー

バがドメイン コントローラである場合は、このアカウントを Domain Admins グループに追加し

ます。P.7-8 の「Admins グループに Cisco Unity 管理アカウントを追加」を参照してください。

14. タスク 12. で作成したアカウントに、権限と許可を設定します。P.7-10 の「Cisco Unity Permissionsウィザードを使用して権限と許可を設定」を参照してください。

15. ボイス カード ソフトウェアがインストールされている場合:ボイス カード ソフトウェアを削

除します。P.A-13 の「Intel Dialogic ソフトウェアの削除」を参照してください。『Cisco Unity インストレーション ガイド』では、以降のインストールで、ソフトウェアのアップグレード バー

ジョンをインストールするタイミングについて説明します。

16. SSL を使用するように Cisco Unity を設定するかどうかを決定します。P.8-3 の「SSL を使用す

るように Cisco Unity を設定するかどうかの決定」を参照してください。

13-3Cisco Unity インストレーション ガイド(Microsoft Exchange 版)

OL-4972-02-J

第 13 章 Cisco Unity 3.x ソフトウェアからバージョン 4.0(3) へのアップグレード

Cisco Unity 3.x ソフトウェアからバージョン 4.0(3) へアップグレードするためのタスク リスト(フェールオーバーなしの場合)

17. SSL を使用するように Cisco Unity を設定し、Windows で使用できる Microsoft 証明書サービスで独自の証明書を発行する場合:Microsoft 証明書サービス コンポーネントをインストールしま

す。P.8-4 の「Microsoft 証明書サービス コンポーネントのインストール」を参照してください。

18. 必要に応じて、Cisco Unity インストレーションおよびコンフィギュレーション アシスタントを

実行して、ソフトウェアのアップグレード、ライセンス ファイルのインストール、サービスの

アカウントの指定、メッセージ ストアの接続、Cisco Unity と電話システムとの連動のアップグ

レード、SSL を使用するための Cisco Personal Communications Assistant の設定を行います。

P.13-18 の「Cisco Unity ソフトウェアのアップグレードと設定」を参照してください。

19. Cisco Unity 4.0(3) Service Release 1 をインストールします。『Cisco Unity Release 4.0(3) Service Release 1 リース ノート』を参照してください。

20. システム キーを削除します。後でシステムを Cisco Unity 4.0 から 3.x へダウングレードする必

要が生じた場合に備えて、アクセスできる場所にシステム キーを保存します。

21. SSL を使用するように Cisco Unity を設定する場合:必要に応じて Cisco Unity システム管理とス

テータス モニタが SSL を使用するように設定します。P.13-30 の「SSL を使用するように

Cisco Unity システム管理とステータス モニタを設定」を参照してください。

22. 電話不正利用を防ぐため、サンプル管理者アカウントを保護します。また、必要に応じて、サ

ンプル ユーザ アカウントも保護します。P.13-31 の「電話不正利用を防ぐため、サンプル管理

者アカウントとサンプル ユーザ アカウントを保護」を参照してください。

23. ウィルス検出ソフトウェアまたは Cisco Security Agent for Cisco Unity が Cisco Unity サーバにインストールされている場合:ウィルス検出サービスおよび Cisco Security Agent サービスを再度

有効にします。P.13-32 の「ウィルス検出サービスおよび Cisco Security Agent サービスの再有効

化」を参照してください。

24. Cisco Unity サーバが企業ネットワークに接続されている場合:Cisco Unity サーバを強化します。

P.13-32 の「Cisco Unity サーバを強化する」を参照してください。

13-4Cisco Unity インストレーション ガイド(Microsoft Exchange 版)

OL-4972-02-J

第 13 章 Cisco Unity 3.x ソフトウェアからバージョン 4.0(3) へのアップグレード

Cisco Unity 3.x ソフトウェアからバージョン 4.0(3) へアップグレードするためのタスク リスト(フェールオーバーありの場合)

Cisco Unity 3.x ソフトウェアからバージョン 4.0(3) へアップグレードするためのタスク リスト(フェールオーバーありの場合)

(注) Cisco Unity フェールオーバーを使用しないシステムの場合は、P.13-2 の「Cisco Unity 3.x ソフトウェ

アからバージョン 4.0(3) へアップグレードするためのタスク リスト(フェールオーバーなしの場

合)」を参照してください。

このタスク リストには、フェールオーバーが設定される場合に Cisco Unity 3.x ソフトウェアをバー

ジョン 4.0(3) へアップグレードするためのタスクがすべて記載されています。これらのドキュメン

トに従って、アップグレードを正しく完了してください。

アップグレードと設定のプロセスを完了するまで、システム キーは削除しないでください。

『Cisco Unity インストレーション ガイド』では、アップグレード プロセスで、キーを削除するタイ

ミングについて説明します。

(注) 一方のサーバで Cisco Unity ソフトウェアをアップグレードしているときに、フェールオーバー機

能を使用してもう一方のサーバで Cisco Unity サービスを継続させることはできません。Cisco Unityソフトウェアのアップグレード中は、プライマリ サーバとセカンダリ サーバの両方が使用不能に

なります。プライマリ サーバのアップグレード中、セカンダリ サーバがボイス メッセージを処理

することはできません。この手順の実行中、発信者とユーザがボイス メッセージの記録や聞き取

りを実行することはできません。アップグレードは、営業時間後など、通話トラフィックの少ない

ときに実行することをお勧めします。

注意 Cisco Unity 3.x は、Exchange 2003 をサポートしません。Exchange 2003 Forestprep を実行して Exchange 2003 のアップグレードを開始する前に、Cisco Unity をバージョン 4.0(3) にアップグレー

ドする必要があります。これを行わないと、Forestprep によって Active Directory に対して行われた

変更により、Cisco Unity の機能が停止します。

1. オプション:アップグレードに問題が生じた場合にダウングレードを行えるように準備しま

す。P.13-9 の「Cisco Unity バージョン 3.1(5) へのダウングレードの準備(オプション)」を参照

してください。

2. ライセンス ファイルを入手します。P.13-10 の「システム キーからライセンス ファイルへの移

行」を参照してください。

3. Cisco Unity 4.0(3) および Service Release 1 の DVD または CD がない場合:次のソフトウェアを

ダウンロードします。

- 該当する Cisco Unity CD および Cisco Unity Service Pack CD。『Cisco Unity Release 4.0(3) リリース ノート』の「Cisco Unity 4.0(3) 用ソフトウェアのダウンロード」の項を参照してく

ださい。

• Cisco Unity 4.0(3) Service Release 1(4.0(3) Engineering Specials のロールアップ)『Cisco Unity4.0(3) Service Release 1 リリース ノート』の「Service Release 1 のダウンロード」の項を参照

してください。

13-5Cisco Unity インストレーション ガイド(Microsoft Exchange 版)

OL-4972-02-J

第 13 章 Cisco Unity 3.x ソフトウェアからバージョン 4.0(3) へのアップグレード

Cisco Unity 3.x ソフトウェアからバージョン 4.0(3) へアップグレードするためのタスク リスト(フェールオーバーありの場合)

4. http://www.cisco.com/cgi-bin/tablebuild.pl/unity_msft_updates の Microsoft Updates for Unity SoftwareDownload ページから、Cisco Unity との使用が推奨されている最新の Microsoft アップデートを

ダウンロードします。ほとんどのアップデートは Cisco Unity 4.0(3) SR1 Post-Install CD に含まれ

ていますが、Web サイトは毎月更新されるので、CD を持っている場合でも新しいアップデー

トがあるかどうか確認する必要があります。

5. Cisco Unity サーバ名(netBIOS 名)で、アルファベット A ~ Z、a ~ z、数字 0 ~ 9、およびハ

イフン(-)だけが使用されていることを確認します。下線は、Cisco Unity サーバ名には使用で

きません。下線を使用すると、正常にアップグレードできなくなり、Cisco Unity システム管理

へのアクセスも妨げられます。

注意 DNS でサポートされていないので、サーバ名には上記以外の文字は使えません。

6. プライマリ サーバで、次の 4 つのタスクを実行します。

a. ウィルス検出ソフトウェアまたは Cisco Security Agent for Cisco Unity がプライマリ CiscoUnity サーバにインストールされている場合:ウィルス検出サービスおよび Cisco Security Agent サービスを無効にします。P.13-13 の「ウィルス検出サービスおよび Cisco SecurityAgent サービスの無効化」を参照してください。

b. Cisco Unity システム チェック アシスタントを実行して、必要な Windows コンポーネント、

ブラウザ、データベース、およびサービス パックをアップデートします。P.13-13 の「Cisco Unity システム チェック アシスタントを実行する」を参照してください。

c. Cisco Unity との使用が推奨されている Microsoft アップデートをインストールします。

P.13-15 の「Cisco Unity との使用を推奨する Microsoft アップデートのインストール」を参

照してください。

d. Cisco Unity ユーザが Exchange 2000 をホームとしている場合:Exchange 2000 Service Pack 2がまだインストールされていない場合は、インストールします。P.13-16 の「Exchange 2000Service Pack 2 のインストール」を参照してください。

Service Pack 2 は、現在 Exchange 2000 用に必要なサービス パックです。Service Pack 3、March 2003 Exchange 2000 Server Post-Service Pack 3 Rollup の順にインストールすることをお勧めします。これらは、メッセージ通知での断続的な問題を解決します。どちらも CiscoUnity Service Packs CD 3 に含まれています。

(注) Cisco Unity サーバ上で Service Pack 3 および Post-Service Pack 3 Rollup のインストールを選

択した場合、Cisco Unity ユーザがホームにしている Exchange 2000 サーバ上にもこれらをイ

ンストールする必要があります。セキュリティ ロールアップがインストールされていない

場合、Exchange 2000 Server は、パケットをリスンしていない Cisco Unity サーバのポートに

余分の UDP パケットを送信します。侵入検知システムは、このような動作をポート スキャ

ンまたは攻撃とみなします。

7. セカンダリ サーバで、次の 4 つのタスクを実行します。

a. ウィルス検出ソフトウェアまたは Cisco Security Agent for Cisco Unity がセカンダリ CiscoUnity サーバにインストールされている場合:ウィルス検出サービスおよび Cisco Security Agent サービスを無効にします。P.13-13 の「ウィルス検出サービスおよび Cisco SecurityAgent サービスの無効化」を参照してください。

b. Cisco Unity システム チェック アシスタントを実行して、必要な Windows コンポーネント、

ブラウザ、データベース、およびサービス パックをアップデートします。P.13-13 の「Cisco Unity システム チェック アシスタントを実行する」を参照してください。

13-6Cisco Unity インストレーション ガイド(Microsoft Exchange 版)

OL-4972-02-J

第 13 章 Cisco Unity 3.x ソフトウェアからバージョン 4.0(3) へのアップグレード

Cisco Unity 3.x ソフトウェアからバージョン 4.0(3) へアップグレードするためのタスク リスト(フェールオーバーありの場合)

c. Cisco Unity との使用が推奨されている Microsoft アップデートをインストールします。

P.13-15 の「Cisco Unity との使用を推奨する Microsoft アップデートのインストール」を参

照してください。

d. Cisco Unity ユーザが Exchange 2000 をホームとしている場合:Exchange 2000 Service Pack 2がまだインストールされていない場合は、インストールします。P.13-16 の「Exchange 2000Service Pack 2 のインストール」を参照してください。

Service Pack 2 は、現在 Exchange 2000 用に必要なサービス パックです。Service Pack 3、March 2003 Exchange 2000 Server Post-Service Pack 3 Rollup の順にインストールすることをお勧めします。これらは、メッセージ通知での断続的な問題を解決します。いずれも、CiscoUnity Service Packs CD 3 で入手可能です。

(注) Cisco Unity サーバ上で Service Pack 3 および Post-Service Pack 3 Rollup のインストールを選

択した場合、Cisco Unity ユーザがホームにしている Exchange 2000 サーバ上にもこれらをイ

ンストールする必要があります。セキュリティ ロールアップがインストールされていない

場合、Exchange 2000 Server は、パケットをリスンしていない Cisco Unity サーバのポートに

余分の UDP パケットを送信します。侵入検知システムは、このような動作をポート スキャ

ンまたは攻撃とみなします。

8. Cisco Unity ユーザが Exchange 2000 をホームとしている場合:スキーマ マスターで Active Directory スキーマを拡張します。P.13-17 の「Cisco Unity 用の Active Directory スキーマの拡張

(Exchange 2000 のみ)」を参照してください。

9. タスク 10. で作成するドメイン アカウントに習熟しておきます。新しい Cisco Unity 4.0(3) シス

テムのインストールや、以前のバージョンの Cisco Unity からのアップグレードで、同じアカウ

ントと権限が必要になります。P.7-2 の「Cisco Unity のインストールに必要なアカウント」を参

照してください。

10. Cisco Unity のインストールに使用できるアカウントを作成します。プライマリとセカンダリの

両方の Cisco Unity サーバに使用する単一セットのアカウントを作成します。P.7-4 の「CiscoUnity のインストールに必要なアカウントの作成」を参照してください。

11. タスク 10. で Cisco Unity 管理アカウントを作成した場合:プライマリ サーバ上で、アカウント

を Local Administrators グループに追加します。P.7-8 の「Admins グループに Cisco Unity 管理ア

カウントを追加」を参照してください。

12. プライマリ サーバ上で Cisco Unity Permissions ウィザードを実行して、タスク 10. で作成したア

カウントに対し、権限と許可を設定します。P.7-10 の「Cisco Unity Permissions ウィザードを使

用して権限と許可を設定」を参照してください。

13. タスク 10. で Cisco Unity 管理アカウントを作成した場合:セカンダリ サーバ上で、アカウント

を Local Administrators グループに追加します。P.7-8 の「Admins グループに Cisco Unity 管理ア

カウントを追加」を参照してください。

14. セカンダリ サーバ上で Cisco Unity Permissions ウィザードを実行して、タスク 10. で作成したア

カウントに対し、権限と許可を設定します。P.7-10 の「Cisco Unity Permissions ウィザードを使

用して権限と許可を設定」を参照してください。

15. プライマリ サーバで、次の 6 つのタスクを実行します。

a. ボイス カード ソフトウェアがインストールされている場合:ボイス カード ソフトウェア

を削除します。P.A-13 の「Intel Dialogic ソフトウェアの削除」を参照してください。

『Cisco Unity インストレーション ガイド』では、以降のインストールで、ソフトウェアの

アップグレード バージョンをインストールするタイミングについて説明します。

b. 必要に応じて、Cisco Unity インストレーションおよびコンフィギュレーション アシスタン

トを実行して、ソフトウェアのアップグレード、ライセンス ファイルのインストール、サー

ビスのアカウントの指定、メッセージ ストアの接続、Cisco Unity と電話システムとの連動

のアップグレード、SSL を使用するための Cisco Personal Communications Assistant の設定を

行います。P.13-18 の「Cisco Unity ソフトウェアのアップグレードと設定」を参照してくだ

さい。

13-7Cisco Unity インストレーション ガイド(Microsoft Exchange 版)

OL-4972-02-J

第 13 章 Cisco Unity 3.x ソフトウェアからバージョン 4.0(3) へのアップグレード

Cisco Unity 3.x ソフトウェアからバージョン 4.0(3) へアップグレードするためのタスク リスト(フェールオーバーありの場合)

c. Cisco Unity 4.0(3) Service Release 1 をインストールします。『Cisco Unity Release 4.0(3) ServiceRelease 1 リリース ノート』を参照してください。

d. Cisco Unity フェールオーバー コンフィギュレーション ウィザードを実行します。『CiscoUnity フェールオーバー コンフィギュレーション アドミニストレーション ガイド Release4.0』の「Cisco Unity フェールオーバーの構成」の章の「プライマリ サーバとセカンダリ

サーバでのフェールオーバーの構成」の項を参照してください。

e. SSL を使用するように Cisco Unity を設定する場合:必要に応じて Cisco Unity システム管理

とステータス モニタが SSL を使用するように設定します。P.13-30 の「SSL を使用するよ

うに Cisco Unity システム管理とステータス モニタを設定」を参照してください。

f. ウィルス検出ソフトウェアまたは Cisco Security Agent for Cisco Unity がプライマリ CiscoUnity サーバにインストールされている場合:ウィルス検出サービスおよび Cisco SecurityAgent サービスを再度有効にします。P.13-32 の「ウィルス検出サービスおよび Cisco SecurityAgent サービスの再有効化」を参照してください。

16. セカンダリ サーバで、次の 6 つのタスクを実行します。

a. Intel Dialogic ボイス カード ソフトウェアがインストールされている場合:ボイス カード

ソフトウェアを削除します。P.A-13 の「Intel Dialogic ソフトウェアの削除」を参照してく

ださい。『Cisco Unity インストレーション ガイド』では、以降のインストールで、ソフト

ウェアのアップグレード バージョンをインストールするタイミングについて説明します。

b. 必要に応じて、Cisco Unity インストレーションおよびコンフィギュレーション アシスタン

トを実行して、ソフトウェアのアップグレード、デフォルトのライセンス ファイルのイン

ストール、サービスのアカウントの指定、メッセージ ストアの接続、Cisco Unity と電話シ

ステムとの連動のアップグレード、SSL を使用するための Cisco Personal CommunicationsAssistant の設定を行います。P.13-18 の「Cisco Unity ソフトウェアのアップグレードと設

定」を参照してください。

c. Cisco Unity 4.0(3) Service Release 1 をインストールします。『Cisco Unity Release 4.0(3) ServiceRelease 1 リリース ノート』を参照してください。

d. Cisco Unity フェールオーバー コンフィギュレーション ウィザードを実行します。『CiscoUnity フェールオーバー コンフィギュレーション アドミニストレーション ガイド Release4.0』の「Cisco Unity フェールオーバーの構成」の章の「プライマリ サーバとセカンダリ

サーバでのフェールオーバーの構成」の項を参照してください。

e. SSL を使用するように Cisco Unity を設定する場合:必要に応じて Cisco Unity システム管理

とステータス モニタが SSL を使用するように設定します。P.13-30 の「SSL を使用するよ

うに Cisco Unity システム管理とステータス モニタを設定」を参照してください。

f. ウィルス検出ソフトウェアまたは Cisco Security Agent for Cisco Unity がセカンダリ CiscoUnity サーバにインストールされている場合:Cisco Unity のウィルス検出サービスおよび

Cisco Security Agent サービスを再度有効にします。P.13-32 の「ウィルス検出サービスおよ

び Cisco Security Agent サービスの再有効化」を参照してください。

17. プライマリ サーバで、電話不正利用を防ぐため、サンプル管理者アカウントを保護します。ま

た、必要に応じて、サンプル ユーザ アカウントも保護します。P.13-31 の「電話不正利用を防

ぐため、サンプル管理者アカウントとサンプル ユーザ アカウントを保護」を参照してください。

18. プライマリおよびセカンダリ Cisco Unity サーバからシステム キーを削除します。後でシステ

ムを Cisco Unity 4.0 から 3.x へダウングレードする必要が生じた場合に備えて、アクセスでき

る場所にシステム キーを保存します。

19. Cisco Unity サーバが企業ネットワークに接続されている場合:プライマリおよびセカンダリの両方の Cisco Unity サーバを強化します。P.13-32 の「Cisco Unity サーバを強化する」を参照し

てください。

13-8Cisco Unity インストレーション ガイド(Microsoft Exchange 版)

OL-4972-02-J

第 13 章 Cisco Unity 3.x ソフトウェアからバージョン 4.0(3) へのアップグレード

Cisco Unity バージョン 3.1(5) へのダウングレードの準備(オプション)

Cisco Unity バージョン 3.1(5) へのダウングレードの準備(オプション)アップグレード プロセスを開始する前に、Cisco Unity Disaster Recovery Tool を使用してシステムを

バックアップします。Disaster Recovery Tool では、バックアップしたバージョンの Cisco Unity だけ

を復元するので、Cisco Unity バージョン 3.1(5) システムをバックアップします。

Cisco Unity バージョン 3.1(5) へのダウングレードの準備をする

ステップ 1 必要に応じて、Cisco Unity をバージョン 3.1(5) へアップグレードします。『Cisco Unity Release 3.1(5)

リリース ノート』を参照してください。

ステップ 2 Cisco Unity Disaster Recovery Tool をダウンロードします。このツールは、http://ciscounitytools.com か

ら入手可能です。

ステップ 3 Disaster Recovery Backup ツールを使用して、Cisco Unity システムをバックアップします。ツールの

ヘルプを参照してください。

13-9Cisco Unity インストレーション ガイド(Microsoft Exchange 版)

OL-4972-02-J

第 13 章 Cisco Unity 3.x ソフトウェアからバージョン 4.0(3) へのアップグレード

システム キーからライセンス ファイルへの移行

システム キーからライセンス ファイルへの移行Cisco Unity では、ライセンス管理に、物理的なシステム キーではなく電子的なライセンス ファイ

ルが使用されるようになりました。ライセンス ファイルは、Cisco Unity ソフトウェアのインストー

ル、一部のアップグレード、およびシステム ライセンスの変更で必要となります(購入した機能は

ライセンス ファイルにより有効になります)。システム キーは必要ありません。

Cisco Unity バージョン 3.x からバージョン 4.0 にアップグレードするには、Cisco.com で登録情報を

入力してライセンス ファイルを入手します。登録するとすぐに、シスコからライセンス ファイル

が電子メールで送信されます。このシスコからの電子メールには、これらのファイルの保存、格納

手順も記述されています。『Cisco Unity インストレーション ガイド』では、以降のアップグレード

プロセスで、ライセンス ファイルを使用する手順およびシステム キーを削除するタイミングにつ

いて説明します。ライセンスの詳細については、

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/voice/c_unity/whitpapr/licenses.htm で、『White Paper :

Licensing for Cisco Unity』を参照してください。

(注) フェールオーバーを使用するシステムでは、プライマリ サーバだけにライセンス ファイルをイン

ストールします。

登録には、次の情報が必要です。

• Cisco Unity サーバに装着されたネットワーク インターフェイス カード(NIC)の MAC アドレ

ス(物理アドレス)。

• 現在インストールされているシステム キーのシリアル番号。

• 現在インストールされているシステム キー コード。

• Cisco Unity DVD 1 または CD 1 のケースの前面のステッカーに記載されている製品認定キー

(PAK)

次の 4 つの手順を順番に実行します。

Cisco Unity サーバの MAC アドレスを取得する

ステップ 1 Cisco Unity サーバで、Windows の[スタート]メニューから、[プログラム]>[アクセサリ]>[コ

マンド プロンプト]をクリックします。

ステップ 2 [コマンド プロンプト]ウィンドウで「ipconfig /all」と入力して Enter キーを押します。

ステップ 3 Physical Address の値を、書き留めておくか(ハイフンを除いて)またはオンライン登録時にアクセ

スできるファイルに保存しておきます。たとえば、Physical Address が 00-A1-B2-C3-D4-E5 であれ

ば、00A1B2C3D4E5 と記録します。

サーバに複数の NIC が装着されている場合、各 NIC に対して 1 つの値が表示されます。プライマ

リ NIC に対する値を使用します。

ステップ 4 [コマンド プロンプト]ウィンドウを閉じます。

13-10Cisco Unity インストレーション ガイド(Microsoft Exchange 版)

OL-4972-02-J

第 13 章 Cisco Unity 3.x ソフトウェアからバージョン 4.0(3) へのアップグレード

システム キーからライセンス ファイルへの移行

現在インストールされているシステム キーのシリアル番号を取得する

ステップ 1 Cisco Unity サーバで、Windows の[スタート]メニューから、[プログラム]>[Unity]>[Key

Dump]をクリックします。

ステップ 2 シリアル番号の値を、書き留めておくか、またはオンライン登録時にアクセスできるファイルに保

存しておきます。

ステップ 3 [終了]をクリックして、[Key Dump]ウィンドウを閉じます。

現在インストールされているシステム キー コードを取得する

ステップ 1 Cisco Unity サーバで、Windows の[スタート]メニューから、[プログラム]>[Unity]>[ライセ

ンス アップグレード]をクリックします。

ステップ 2 [現在のシステム コード生成]をクリックします。コード タイプは変更しないでください。

ステップ 3 [ファイルに保存]をクリックして、オンライン登録時にアクセスできるファイルにシステム コー

ドを保存します(デフォルトのファイル名は、AvSysCode.txt です)。

ステップ 4 [終了]をクリックして、[現在のシステム コード生成]ウィンドウを閉じます。

ステップ 5 [終了]をクリックして、[ライセンス アップグレード]ウィンドウを閉じます。

ライセンス ファイルを登録および入手する

ステップ 1 該当するソフトウェア登録サイトを参照します(URL は大文字 / 小文字を区別します)。

ステップ 2 [Voice Products]セクションで、[Cisco Unity Software]の下の[4.0 Upgrading from 2x/3x]をクリッ

クします。

ステップ 3 必要な情報を入力します。

ステップ 4 [Currently Installed Key Code]を入力できる状態になったら、手順「現在インストールされているシ

ステム キー コードを取得する」で保存したキー コード ファイルをダブルクリックします(デフォ

ルトのファイル名は、AvSysCode.txt です)。

ステップ 5 EncryptionData の値をコピーして、[Currently Installed Key Code]フィールドに貼り付けます。

ステップ 6 フォームへの入力を完了したら、[Submit]をクリックします。

Cisco.com に登録されているユーザ http://www.cisco.com/go/license

Cisco.com に登録されていないユーザ http://www.cisco.com/go/license/public

13-11Cisco Unity インストレーション ガイド(Microsoft Exchange 版)

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第 13 章 Cisco Unity 3.x ソフトウェアからバージョン 4.0(3) へのアップグレード

システム キーからライセンス ファイルへの移行

ステップ 7 登録をしたら、その少し後に、Cisco Unity ライセンス ファイルの添付された電子メールが送信され

てきます。

ライセンス ファイルを紛失した場合は、最大 1 営業日でファイルを再取得できます。

1 時間以内にライセンス ファイルが送られてこない場合やライセンス ファイルを再取得する場合

は、Cisco Technical Assistance Center(TAC)の Licensing Team にご連絡ください。連絡先は次のと

おりです。

または、[email protected] まで電子メールを送付してください。

Cisco Unity の所有権を確認するために、たとえば、購入注文番号 や PAK などの情報を提供してい

ただく必要があります(PAK は、Cisco Unity DVD 1 または CD 1 のケースの前面のステッカーに記

載されています)。

(注) Cisco Unity ソフトウェアは、最小限の設定を持つデフォルトのライセンス ファイルと共に出荷さ

れています。このライセンス ファイルでは、Cisco Unity デモンストレーション システムをインス

トールできます。デモンストレーション システムのインストールに関する情報およびインストー

ル手順については、『Cisco Unity リリース ノート』の「Cisco Unity デモンストレーション システ

ム」の項を参照してください。

アメリカ合衆国内 800 553-2447

アメリカ合衆国以外 最寄りの Cisco TAC の電話番号については、Web サイト

http://www.cisco.com/warp/public/687/Directory/DirTAC.shtml を参照して

ください。

13-12Cisco Unity インストレーション ガイド(Microsoft Exchange 版)

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第 13 章 Cisco Unity 3.x ソフトウェアからバージョン 4.0(3) へのアップグレード

ウィルス検出サービスおよび Cisco Security Agent サービスの無効化

ウィルス検出サービスおよび Cisco Security Agent サービスの無効化

(注) ウィルス検出ソフトウェアまたは Cisco Security Agent for Cisco Unity を使用しないシステムの場合

は、この項を省略してください。

ソフトウェアのインストールの速度が低下したり、インストールが失敗したりしないように、ウィ

ルス検出サービスおよび Cisco Security Agent サービスを無効にします。『Cisco Unity インストレー

ション ガイド』では、影響を受ける可能性のあるインストール手順がすべて完了した後、サービス

を再度有効にするタイミングについて説明しています。

ウィルス検出サービスおよび Cisco Security Agent サービスを無効化して停止する

ステップ 1 ご使用のウィルス検出ソフトウェアのマニュアルを参照して、ウィルス検出サービスの名前を判別

します。

ステップ 2 Windows の[スタート]メニューで、[プログラム]>[管理ツール]>[サービス]をクリックします。

ステップ 3 各ウィルス検出サービスおよび各 Cisco Security Agent サービスを無効化して停止するには、次の手

順を実行します。

a. 右ペインで、サービスをダブルクリックします。

b. [全般]タブの[スタートアップの種類]リストで、[無効]をクリックします。これで、サー

バを再起動しても、サービスは開始されません。

c. サービスをすぐに停止するには、[停止]をクリックします。

d. [OK]をクリックし、プロパティ ダイアログボックスを閉じます。

ステップ 4 サービスを無効にしたら、[サービス]MMC を閉じます。

Cisco Unity システム チェック アシスタントを実行する

Cisco Unity システム チェック アシスタントは、Cisco Unity のプラットフォームをカスタマイズす

るのに役立つプログラムです。Windows 2000 Server コンポーネント、Microsoft サービス パックと

ホットフィックス、Cisco Unity に必要なその他のソフトウェアを確認してインストールします。詳

細なリストについては、『Cisco Unity プラットフォーム コンフィギュレーション ディスクおよび

Cisco Unity システム チェック アシスタントによってインストールされるコンポーネントとソフト

ウェア』を参照してください。

注意 Windows ターミナル サービスなどのリモートアクセス ソフトウェアを使用して Cisco Unity シス

テム チェック アシスタントをリモートで実行しないでください。

(注) Microsoft AutoMenu ウィンドウが、アシスタントがアプリケーションをインストール中に表示され

た場合は、このウィンドウを閉じると、アシスタントを続行できます。

13-13Cisco Unity インストレーション ガイド(Microsoft Exchange 版)

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第 13 章 Cisco Unity 3.x ソフトウェアからバージョン 4.0(3) へのアップグレード

ウィルス検出サービスおよび Cisco Security Agent サービスの無効化

Cisco Unity システム チェック アシスタントを実行する

ステップ 1 Local Admins グループのメンバーになっているアカウントを使用して、Windows にログオンします。

ステップ 2 Cisco Unity Service Packs CD 1 上、またはダウンロードした Service Packs CD 1 のイメージ ファイル

を保存した場所から、Cuspa ディレクトリを参照し、Cuspa.vbs をダブルクリックします。

別のサーバ上の Cisco Unity システム チェック アシスタント ファイルにアクセスしている場合は、

Cuspa.vbs を実行する前に、Windows エクスプローラまたは「net」コマンドを使用して Cisco Unity

サーバ上のドライブ文字にネットワーク ドライブをマップします。

ステップ 3 プロンプトが表示されたら、選択する言語をダブルクリックして、インストールを続けます。

ステップ 4 [セットアップへようこそ]画面で[次へ]をクリックします。

ステップ 5 [Cisco Unity サーバの特性]ページで、次のフィールドを設定します。

ステップ 6 Cisco Unity システム チェック アシスタントの画面の指示に従って Cisco Unity プラットフォームを

カスタマイズします。

ステップ 7 MSDE Service Pack 3 がインストールされたら、ステップ 8 に進みます。

SQL Server Service Pack 3 をインストールする場合は、インストールを開始します。

a. [セットアップへようこそ]画面で[次へ]をクリックします。

b. 認証モードの選択を要求する画面が表示されるまで、画面の指示に従って進みます。

c. Windows 認証を選択し、[次へ]をクリックします。

d. [SA パスワードの警告]ダイアログボックスが表示されたら、パスワードの入力と確認を行い、

[次へ]をクリックします。

e. [Microsoft Search をアップグレードし SQL Server 2000 SP3 を適用する(必須)]チェックボッ

クスをオンにして、[続行]をクリックします([すべてのデータベースで、複数データベース

の組み合わせ所有権を有効にする(お勧めしません)]チェックボックスはオンにしないでく

ださい)。

f. 画面の指示に従い、処理を続行します。

g. インストールが継続される前に、シャットダウン タスクについての指示が表示されたら[次

へ]をクリックします。

h. [完了]をクリックして、コンポーネントのインストールを開始します。

i. セットアップ メッセージが表示されたら、[OK]をクリックします。

j. [完了]をクリックしてサーバを再起動します。

k. ステップ 9 へ進みます。

[コンフィギュレーション]

Cisco Unity コンフィギュレーションによって、[ユニファイド メッセージ]

または[ボイス メッセージ専用]をクリックします。

[フェールオーバー] フェールオーバーを使用するシステムの場合、[プライマリもしくはセカ

ンダリ フェールオーバー用サーバ]チェックボックスをオンにします。

[ポート数] Cisco Unity サーバに接続するボイス ポートの数を入力します。

13-14Cisco Unity インストレーション ガイド(Microsoft Exchange 版)

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第 13 章 Cisco Unity 3.x ソフトウェアからバージョン 4.0(3) へのアップグレード

Cisco Unity との使用を推奨する Microsoft アップデートのインストール

ステップ 8 MSDE Service Pack 3 をインストール中の場合は、この時点でインストールします。

a. 画面の指示に従います。

b. インストールが完了したら、[はい]をクリックし、サーバを再起動させます。

ステップ 9 画面の指示に従います。

ステップ 10 Cisco Unity システム チェック アシスタントの処理が完了したら、[完了]をクリックします。

注意 Cisco Unity システム チェック アシスタントで Internet Explorer をインストールすると、

WScript.exe というファイルが自動的にインストールされます。WScript.exe は削除しない

でください。削除すると、インストールの後半で Cisco Unity セットアップ プログラムが

失敗します。

Cisco Unity との使用を推奨する Microsoft アップデートのインストールCisco Unity 4.0(3) SR1 Post-Install CD には、3 バージョンの Exchange、SQL Server 2000、MSDE 2000

など、Cisco Unity サーバでサポートされるすべての Microsoft ソフトウェアが含まれています。Cisco

Unity サーバにインストールした Microsoft ソフトウェアのバージョンに適用するアップデートだけ

をインストールします(たとえば、Cisco Unity サーバに Exchange 2000 管理ソフトウェアをインス

トールした場合は、Exchange 2000 アップデートだけをインストールし、Exchange 5.5 アップデート

や Exchange 2003 アップデートはインストールしません)。

Cisco Unity と共に使用するように推奨された Microsoft アップデートをインストールする

ステップ 1 Cisco Unity 4.0(3) SR1 Post-Install ディスクを CD-ROM ドライブに挿入するか、ダウンロードした

Microsoft アップデートの場所を参照します。

ステップ 2 適切なディレクトリをそれぞれ参照し、ディレクトリ内のアップデートをすべてインストールしま

す。画面の指示に従います。

各ディレクトリには、英語版(ENU)、フランス語版(FRA)、ドイツ語版(DEU)、および日本語

版(JPN)の 4 種類のアップデートが含まれていることに注意してください。アップデート中のソ

フトウェアに適した言語版をインストールします(たとえば、Exchange 2000 管理ソフトウェアの

フランス語版が Cisco Unity サーバ上にインストールされている場合、フランス語版の

Exchange 2000 アップデートをインストールします)。

ステップ 3 推奨に従って Cisco Unity を再起動します。再起動は、数回行わなければならないことがあります。

13-15Cisco Unity インストレーション ガイド(Microsoft Exchange 版)

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第 13 章 Cisco Unity 3.x ソフトウェアからバージョン 4.0(3) へのアップグレード

Exchange 2000 Service Pack 2 のインストール

Exchange 2000 Service Pack 2 のインストール

(注) Cisco Unity ユーザが Exchange 2000 をホームとしていない場合は、この項を省略してください。

Service Pack 2 は、現在 Exchange 2000 用に必要なサービス パックです。Service Pack 3、March 2003

Exchange 2000 Server Post-Service Pack 3 Rollup の順にインストールすることをお勧めします。これ

らは、メッセージ通知での断続的な問題を解決します。どちらも Cisco Unity Service Packs CD 3 に

含まれています。

(注) Cisco Unity サーバ上で Service Pack 3 および Post-Service Pack 3 Rollup のインストールを選択した場

合、Cisco Unity ユーザがホームにしている Exchange 2000 サーバ上にもこれらをインストールする

必要があります。セキュリティ ロールアップがインストールされていない場合、Exchange 2000Server は、パケットをリスンしていない Cisco Unity サーバのポートに余分の UDP パケットを送信

します。侵入検知システムは、このような動作をポート スキャンまたは攻撃とみなします。

Exchange 2000 Service Pack 2 をインストールする

ステップ 1 Cisco Unity Service Packs CD 2 または Service Packs CD 2 イメージ ファイルをダウンロードした場所

で、ディレクトリ Exchange_2000_SP2\Setup\I386 を参照し、Update.exe をダブルクリックします。

ステップ 2 画面の指示に従ってインストールを完了します。

ステップ 3 サーバを再起動します。

13-16Cisco Unity インストレーション ガイド(Microsoft Exchange 版)

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第 13 章 Cisco Unity 3.x ソフトウェアからバージョン 4.0(3) へのアップグレード

Cisco Unity 用の Active Directory スキーマの拡張(Exchange 2000 のみ)

Cisco Unity 用の Active Directory スキーマの拡張(Exchange 2000 のみ)

(注) Cisco Unity ユーザが Exchange 2000 をホームとしていない場合は、この項を省略してください。

Exchange 2000 を使用する場合、Cisco Unity を正常に動作させるために Active Directory スキーマに

いくつかの変更を加える必要があります。スキーマ更新プログラムが行う変更は、Cisco Unity CD 1

に収められている Schema\LdifScripts ディレクトリの Avdirmonex2k.ldf ファイルで確認できます。

Active Directory スキーマへの変更がフォレスト全体に複製されるには 15 分以上かかります。変更

の複製が完了してから Cisco Unity のインストールを行ってください。

Active Directory スキーマを拡張する

ステップ 1 すべてのドメイン コントローラがネットワークに接続されていることを確認します。Active

Directory スキーマの拡張による複製には、すべてのドメイン コントローラがオンラインになってい

る必要があります。

ステップ 2 スキーマ マスターの役割をするコンピュータ(通常は、フォレスト内の最初の DC/GC)で、Schema

Admins グループのメンバーとして Windows にログオンします。

ステップ 3 Cisco Unity DVD 1 または CD 1、あるいは Cisco Unity CD 1 イメージ ファイルをダウンロードした

場所で、ADSchemaSetup ディレクトリを参照し、ADSchemaSetup.exe をダブルクリックします。

ステップ 4 [Active Directory スキーマ セットアップ]ダイアログボックスで[Exchange 2000 ディレクトリ モ

ニタ]チェックボックスをオンにします。

ステップ 5 VPIM ネットワークや Bridge ネットワークを使用する場合は、該当するチェックボックスをオンに

します。

ステップ 6 [OK]をクリックします。

ステップ 7 スキーマの拡張が終了すると、Ldif.log ファイルと Ldif.err ファイルがデスクトップに保存されま

す。拡張が成功したかどうかを確認するには、これらのファイルの内容を参照します。

13-17Cisco Unity インストレーション ガイド(Microsoft Exchange 版)

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第 13 章 Cisco Unity 3.x ソフトウェアからバージョン 4.0(3) へのアップグレード

Cisco Unity ソフトウェアのアップグレードと設定

Cisco Unity ソフトウェアのアップグレードと設定Cisco Unity ソフトウェアのバージョン 3.x からバージョン 4.0(3) へのアップグレードと設定を行う

には、Cisco Unity インストレーションおよびコンフィギュレーション アシスタントを使用して、指

定された順序で 6 つのプログラムを実行します。これらのプログラムは、次の処理を実行します。

• システムの確認とソフトウェアのアップグレード

• Cisco Unity ライセンスのインストール

• サービスのコンフィギュレーション

• メッセージ ストアのコンフィギュレーション

• Cisco Unity と電話システムとの連動をアップグレードします。

• SSL を使用するように Cisco Personal Communications Assistant を設定します。

次の 6 つのサブセクションを順番に実行します。

Cisco Unity インストレーションおよびコンフィギュレーション アシスタントの起動とCisco Unity ソフトウェアのアップグレード

まず Cisco Unity インストレーションおよびコンフィギュレーション アシスタントから Cisco Unity

セットアップ プログラムを実行して、Cisco Unity をアップグレードします。セットアップ プログ

ラムはシステムを確認してから、Cisco Unity ソフトウェアをアップグレードします。

注意 システムに対してライセンスされていない機能はインストールしないでください。インストールす

ると、Cisco Unity はシャットダウンします。

注意 Cisco Unity サーバにボイス カードがある場合は、Cisco Unity インストレーションおよびコンフィ

ギュレーション アシスタントを実行する前に、古いバージョンのボイス カード ソフトウェアを削

除したことを確認してください。削除しないと、新しいバージョンのボイス カード ソフトウェア

をインストールできません。

注意 Cisco Unity インストレーションおよびコンフィギュレーション アシスタントを実行すると、CiscoUnity がアンインストールされ、その後再インストールされます。各フィールドには、現在のイン

ストールの値が表示されます。次の手順で指示がない限り、これらの値は変更しないでください。

変更すると、システムが正しく更新されない場合があります。

アシスタントを起動して、Cisco Unity ソフトウェアをアップグレードする

ステップ 1 Cisco Unity インストール アカウントを使用して Windows にログオンします。

注意 サーバ上のウィルス検出サービスおよび Cisco Security Agent サービスを無効にしていな

い場合は、必要に応じて無効にします。これらを無効にしていないと、インストールは

失敗することがあります。

13-18Cisco Unity インストレーション ガイド(Microsoft Exchange 版)

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第 13 章 Cisco Unity 3.x ソフトウェアからバージョン 4.0(3) へのアップグレード

Cisco Unity ソフトウェアのアップグレードと設定

ステップ 2 Cisco Unity DVD 1 または CD 1、あるいはダウンロードした Cisco Unity CD 1 イメージ ファイルを

保存した場所から、ルート ディレクトリを参照し、Setup.exe をダブルクリックします。

ステップ 3 プロンプトが表示されたら、選択する言語をダブルクリックして、インストールを続けます。

ステップ 4 Cisco Unity インストレーションおよびコンフィギュレーション アシスタント上の[セットアップへ

ようこそ]画面で[続行]をクリックします。

ステップ 5 アシスタントのメイン ウィンドウで、[Cisco Unity セットアップ プログラムを実行します。]をク

リックします。

[インストール前の必要条件]画面が表示され、Permissions ウィザードを実行するよう要求された

ら、Cisco Unity インストレーションおよびコンフィギュレーション アシスタントを閉じ、P.7-10 の

「Cisco Unity Permissions ウィザードを使用して権限と許可を設定」を参照します。ウィザードの実

行を終了したら、Cisco Unity のインストール アカウントで Windows にログオンし、ステップ 2 に

戻ります。

ステップ 6 プロンプトが表示されたら、選択する言語をダブルクリックして、インストールを続けます。

ステップ 7 [セットアップへようこそ]画面で[次へ]をクリックします。

ステップ 8 サービスの停止を求めるメッセージが表示されたら、[OK]をクリックします。

ステップ 9 [機能の選択]ダイアログボックスが表示されるまで、値を変更せずに[次へ]または[続行]を

クリックします。

ステップ 10[機能の選択]ダイアログボックスでは、次の手順を実行します。

a. [アップグレード Cisco Unity]チェックボックスをオンにします。

b. Cisco Unity ライセンスにテキスト / スピーチが含まれている場合は、[TTS を使用する]チェッ

クボックスをオンにします。

それ以外の場合は、[TTS を使用する]チェックボックスをオフにします。

c. Cisco Unity サーバまたは取り付けられた拡張シャーシに、ボイス カードがある場合は、[ボイ

ス カード ソフトウェアのインストール]チェックボックスをオンにします。

そうでない場合は、[ボイス カード ソフトウェアのインストール]チェックボックスをオフに

します。

ステップ 11 Cisco Unity サーバの再起動を求められるまで、値を変更せずに[次へ]または[続行]をクリック

します。

注意 Cisco Unity のセットアップをキャンセルしないでください。キャンセルすると、Cisco Unity をアンインストールしてから再インストールしなければならないことがあります。

長い間、何も実行されていないように見えることがあります。Cisco Unity のセットアッ

プが実行中であることを確認するには、Windows のタスクバーを右クリックし、[タスク

マネージャ]、[プロセス]タブ、[イメージ名](プロセス名順にソートするため)の順

にクリックし、Setup.exe を見つけます。実行されていれば、0% より多くの CPU が使用

されています。

13-19Cisco Unity インストレーション ガイド(Microsoft Exchange 版)

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第 13 章 Cisco Unity 3.x ソフトウェアからバージョン 4.0(3) へのアップグレード

Cisco Unity ソフトウェアのアップグレードと設定

ステップ 12 残りの手順は、サーバに Intel Dialogic D/120JCT-Euro ボイス カードと D/240PCI-T1 ボイス カードの

どちらが装備されているかによって異なります。

ライセンス ファイルのインストール

Cisco Unity インストレーションおよびコンフィギュレーション アシスタントから、Cisco Unity ライ

センス ファイルのインストール ウィザードを実行し、Cisco Unity ライセンス ファイルをインス

トールします。

フェールオーバーのない Cisco Unity システム、またはフェールオーバーのある Cisco Unity システ

ムのプライマリ サーバにライセンス ファイルをインストールする場合は、最初の手順「ライセン

ス ファイルをインストールする」を実行してください。

Cisco Unity のセカンダリ サーバをアップグレードする場合は、2 番目の手順「セカンダリ Cisco Unity

サーバにデフォルト ライセンス ファイルをインストールする」を実行してください。

ライセンス ファイルをインストールする

ステップ 1 Cisco Unity インストール アカウントを使用して Windows にログオンします。

ステップ 2 アシスタントのメイン ウィンドウで、[Cisco Unity インストール ライセンス ファイル ウィザード

を実行します。]をクリックします。

ステップ 3 [セットアップへようこそ]画面で[次へ]をクリックします。

ステップ 4 [追加]をクリックします。

サーバに Intel Dialogic D/120JCT-EURO または D/240PCI-T1 ボイス カードが装備されていない場合

[コンピュータを再起動する]チェックボックスをオンにし、[完了]

をクリックします。Cisco Unity ソフトウェアはこの時点でアップグ

レードされます。

サーバに Intel Dialogic D/120JCT-EURO または D/240PCI-T1 ボイス カードが装備されている場合

a. [コンピュータを再起動する]チェックボックスをオフにし、[完

了]をクリックします。

注意 Cisco Unity サーバに Intel Dialogic D/120JCT-EURO または

D/240PCI-T1 ボイス カードが装備されている場合は、ここ

でサーバを再起動しないでください。再起動すると、CiscoUnity をインストールした後、Cisco Unity システム管理に

アクセスできなくなります。

b. 付録 A「ボイス カード」の「ソフトウェア設定」に記載されて

いる手順に従って、ボイス カードを設定します。

c. Cisco Unity サーバを再起動します。

Cisco Unity ライセンス インストール画面がメイン ウィンドウ

に表示されます。

13-20Cisco Unity インストレーション ガイド(Microsoft Exchange 版)

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第 13 章 Cisco Unity 3.x ソフトウェアからバージョン 4.0(3) へのアップグレード

Cisco Unity ソフトウェアのアップグレードと設定

ステップ 5 ディスクを使用する場合は、Cisco Unity ライセンス ファイル ディスクを挿入します。

Cisco Unity が Cisco.com に登録されると、Cisco から Cisco Unity 機能に対するライセンスが添付さ

れた電子メールが返信されます。電子メールに書かれている手順に従って、添付ファイルを保存し

ておきます。詳細については、P.13-10 の「システム キーからライセンス ファイルへの移行」を参

照してください。

ステップ 6 ドライブ A またはライセンス ファイルが保存されている場所を参照します。

ステップ 7 ライセンス ファイルをダブルクリックして、ライセンス ファイルのリストに追加します。

画面の指示に対し、[はい]をクリックして、ライセンス ファイルをローカル システムにコピーし

ます。

ステップ 8 複数のライセンス ファイルを追加する場合は、[追加]をクリックし、それぞれのライセンス ファ

イルに対してステップ 6 とステップ 7 を繰り返します。

ステップ 9 [次へ]をクリックします。

ステップ 10 ライセンス リストで、ライセンス情報が正しいことを確認します。

ステップ 11[次へ]をクリックします。

ステップ 12[完了]をクリックします。

ステップ 13 ライセンス違反があることを知らせるダイアログボックスが表示された場合は、[はい]をクリッ

クすると、[Unity Licensing MMC]が表示されます。左ペインで[アラート]をクリックすると、

問題のリストが表示され、各アラートをダブルクリックすると、問題についての詳細な説明とトラ

ブルシューティングのヒントが表示されます。

よくある違反は、Cisco Unity 3.x で Visual Messaging Interface (VMI)と呼ばれる、Cisco Unity Inbox

に関するアップグレード問題です。Cisco Unity 3.x から 4.0 へ自動的にアップグレードしたシステム

では、すべてのサービス クラスに対して[Cisco Unity Inbox (Visual Messaging Interface)]チェック

ボックスがオンになっています。これは、そのためのライセンスを購入していない場合でも同じで

す。Cisco Unity では、すべての Cisco Unity ユーザ用に十分な Cisco Unity Inbox ライセンスが必要な

ので、ライセンスの数が 0 の場合は、システムはライセンス違反となります。この問題が発生した

場合は、Cisco Unity システム管理で、[ユーザ]>[サービス クラス]>[システム ライセンス]ペー

ジに移動し、すべてのサービス クラスの[Cisco Unity Inbox(Visual Messaging Interface)]チェッ

クボックスをオフにしてください。

この他に発生する可能性のある問題は、使用可能なライセンスの数に関することです。Cisco

Unity 3.x VMI に対しては、セッションごとにライセンスが与えられていましたが、Cisco Unity Inbox

に対しては、ユーザごとにライセンスが与えられます。100 個の VMI ライセンスがあり 500 名の

ユーザがいる 3.x システムで、4.0 にアップグレードする場合、アップグレード後は、Cisco Unity

Inbox ライセンスが不足します。この問題が発生した場合は、Cisco Unity システム管理で、[ユー

ザ]>[サービス クラス]>[システム ライセンス]ページに移動し、Cisco Unity Inbox アクセスを

持つユーザの数が使用可能な Cisco Unity Inbox ライセンスの数以下になるまで、サービス クラスの

[Cisco Unity Inbox (Visual Messaging Interface)]チェックボックスをオフにしてください。

ライセンスに関する問題については、[email protected] まで電子メールでお問い合せください。

その他の問題については、Cisco TAC にお問い合せください。

13-21Cisco Unity インストレーション ガイド(Microsoft Exchange 版)

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第 13 章 Cisco Unity 3.x ソフトウェアからバージョン 4.0(3) へのアップグレード

Cisco Unity ソフトウェアのアップグレードと設定

注意 ライセンス違反を解決しないと、4 時間後に Cisco Unity の動作が停止します。

ここで、フェールオーバーのある Cisco Unity システムでセカンダリ サーバをアップグレードする

場合は、次の手順を実行します。それ以外の場合は、最初の手順「ライセンス ファイルをインス

トールする」を実行します。

セカンダリ Cisco Unity サーバにデフォルト ライセンス ファイルをインストールする

ステップ 1 Cisco Unity インストール アカウントを使用して Windows にログオンします。

ステップ 2 アシスタントのメイン ウィンドウで、[Cisco Unity インストール ライセンス ファイル ウィザード

を実行します。]をクリックします。

ステップ 3 [セットアップへようこそ]画面で[次へ]をクリックします。

ステップ 4 セカンダリ サーバでウィザードを実行する必要はないというメッセージが表示されたら、[次へ]

をクリックします。

ステップ 5 [追加]をクリックします。

ステップ 6 デフォルト ライセンス ファイルをインストールします。

a. CommServer\Licenses ディレクトリを参照します。

b. CiscoUnity40.lic をダブルクリックします。

ステップ 7 [次へ]をクリックします。

ステップ 8 ライセンス リストで、ライセンス情報が正しいことを確認します。

ステップ 9 [次へ]をクリックします。

ステップ 10[完了]をクリックします。

[Cisco Unity サービスのコンフィギュレーション]画面がアシスタントのメイン ウィンドウに表示

されます。

サービスの設定

Cisco Unity インストレーションおよびコンフィギュレーション アシスタントから Cisco Unity サー

ビス コンフィギュレーション ウィザードを実行し、指定したアカウントにディレクトリ、メッセー

ジ ストア、ローカル サービスを関連付けます。

13-22Cisco Unity インストレーション ガイド(Microsoft Exchange 版)

OL-4972-02-J

第 13 章 Cisco Unity 3.x ソフトウェアからバージョン 4.0(3) へのアップグレード

Cisco Unity ソフトウェアのアップグレードと設定

サービスを設定する

ステップ 1 アシスタントのメイン ウィンドウで、[Cisco Unity サービス コンフィギュレーション ウィザード

を実行します。]をクリックします。Cisco Unity のインストール アカウントを使用して Windows に

ログオンしてください。

ステップ 2 [セットアップへようこそ]画面で[次へ]をクリックします。

ステップ 3 メッセージ ストアのタイプを選択して、[次へ]をクリックします。

ステップ 4 画面の指示に従ってサービス コンフィギュレーションを完了します。

[Cisco Unity メッセージ ストアのコンフィギュレーション]画面がアシスタントのメイン ウィンド

ウに表示されます。

メッセージストアの設定

Cisco Unity インストレーションおよびコンフィギュレーション アシスタントから、Cisco Unity メッ

セージ ストア コンフィギュレーション ウィザードを実行して、メッセージ ストアを設定します。

メッセージ ストアを設定する

ステップ 1 アシスタントのメイン ウィンドウで、[Cisco Unity メッセージ ストア コンフィギュレーション ウィ

ザードを実行します。]をクリックします。Cisco Unity のインストール アカウントを使用して

Windows にログオンしてください。

ステップ 2 メッセージ ストア サーバが、稼動中であることを確認します。メッセージ ストア サーバが稼動中

でない場合は、メッセージ ストアの設定は失敗します。

ステップ 3 [セットアップへようこそ]画面で[次へ]をクリックします。

ステップ 4 画面の指示に従います。

ステップ 5 メッセージ ストアの設定が完了したら、[完了]をクリックします。

[Cisco Unity と電話システムの連動]画面がアシスタントのメイン ウィンドウに表示されます。

電話システムとの連動を Cisco Unity バージョン 4.0 連動へ移行

Cisco Unity インストレーションおよびコンフィギュレーション アシスタントから、Cisco Unity

Telephony Integration Manager(UTIM)を実行し、Cisco Unity と電話システムとの既存の連動を Cisco

Unity バージョン 4.0 連動へ移行します。

13-23Cisco Unity インストレーション ガイド(Microsoft Exchange 版)

OL-4972-02-J

第 13 章 Cisco Unity 3.x ソフトウェアからバージョン 4.0(3) へのアップグレード

Cisco Unity ソフトウェアのアップグレードと設定

電話システムとの連動を Cisco Unity バージョン 4.0 連動へ移行する

ステップ 1 アシスタントのメイン ウィンドウで、[Cisco Unity Telephony Integration Manager(UTIM)の実

行]をクリックします。Cisco Unity のインストール アカウントを使用して Windows にログオンし

てください。

移行が完了すると、連動が移行されたことを示すメッセージが表示されます。

ステップ 2 [はい]をクリックして、Cisco Unity サービスを再起動します。

移行が完了したら、メイン ウィンドウに[Cisco Personal Communications Assistant の SSL 使用設定]

画面が表示されます。

SSL を使用するための Cisco Personal Communications Assistant の設定

Cisco Unity インストレーションおよびコンフィギュレーション アシスタントから、SSL を使用する

ように Cisco PCA を設定します。SSL プロトコルを使用すると、ユーザの資格、およびユーザが

Cisco PCA のページに入力する情報が、ネットワークを経由してデータが送信されるときにすべて

暗号化されます。

Cisco PCA が SSL を使用するように設定しない場合は、P.13-24 の「Cisco PCA の SSL 設定を省略」

を参照してください。

Cisco PCA が SSL を使用するように設定するには、証明機関を使用しているかどうかに応じて、該

当する項の手順を実行します。

• 証明機関なしでローカル証明書を作成することにより、SSL を使用するように Cisco PCA を設

定(P.13-25)

• 証明機関を使用することで、SSL を使用するように Cisco PCA を設定(P.13-26)

Cisco Unity インストレーションおよびコンフィギュレーション アシスタントが完了して、SSL を使

用するように Cisco PCA を設定した後、Cisco Unity システム管理とステータス モニタも SSL を使

用するように設定します。『Cisco Unity インストレーション ガイド』では、その手順を実行するタ

イミングについて後で説明しています。

Cisco PCA の SSL 設定を省略

Cisco PCA が SSL を使用するように設定しない場合は、次の手順を実行します(SSL なしでユーザ

が Cisco PCA にログオンする場合、ユーザの資格はネットワークを経由して Cisco Unity にクリア

テキストで送信されることに注意してください。さらに、ユーザが Cisco PCA ページで入力した情

報は暗号化されません)。

Cisco PCA の SSL 設定を省略する

ステップ 1 [Cisco Personal Communications Assistant の SSL 使用設定を行わない]をクリックします。

ステップ 2 [続行]をクリックします。

13-24Cisco Unity インストレーション ガイド(Microsoft Exchange 版)

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第 13 章 Cisco Unity 3.x ソフトウェアからバージョン 4.0(3) へのアップグレード

Cisco Unity ソフトウェアのアップグレードと設定

ステップ 3 [閉じる]をクリックして、Cisco Unity インストレーションおよびコンフィギュレーション アシス

タントを終了します。

証明機関なしでローカル証明書を作成することにより、SSL を使用するように Cisco PCA を設定

証明機関なしでローカル証明書を作成することにより、SSL を使用するように Cisco PCA を設定する

ステップ 1 Cisco Unity インストレーションおよびコンフィギュレーション アシスタントで、[証明機関なしの

ローカルの証明書を作成する]をクリックします。

ステップ 2 [インターネット サービス マネージャ]をクリックします。

ステップ 3 Cisco Unity サーバの名前を展開します。

ステップ 4 [既定の Web サイト]を右クリックし、[プロパティ]をクリックします。

ステップ 5 [既定の Web サイトのプロパティ]ダイアログボックスの[ディレクトリ セキュリティ]タブをク

リックします。

ステップ 6 [セキュリティ保護された通信]の[サーバー証明書]をクリックします。

ステップ 7 [サーバー証明書ウィザードへようこそ]ウィンドウで、[次へ]をクリックします。

ステップ 8 [証明書の新規作成]をクリックし、[次へ]をクリックします。

ステップ 9 [証明書の要求を作成して後で送信する]をクリックし、[次へ]をクリックします。

ステップ 10 証明書の名前とビット長を入力します。

ビット長には、512 を選択することを強く推奨します。これより長くした場合は、パフォーマンス

が低下する可能性があります。

ステップ 11[次へ]をクリックします。

ステップ 12 組織の情報を入力し、[次へ]をクリックします。

ステップ 13 サイトの通常名には、Cisco Unity サーバのシステム名または完全修飾ドメイン名のいずれかを入力

します。

注意 この名前は、安全な接続を利用してこのシステムにアクセスするための URL に含まれて

いる、ホスト名の部分と完全に一致させる必要があります。

ステップ 14[次へ]をクリックします。

ステップ 15 地理情報を入力し、[次へ]をクリックします。

13-25Cisco Unity インストレーション ガイド(Microsoft Exchange 版)

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第 13 章 Cisco Unity 3.x ソフトウェアからバージョン 4.0(3) へのアップグレード

Cisco Unity ソフトウェアのアップグレードと設定

ステップ 16 証明書要求ファイルの名前と格納場所を指定します。このファイル名と格納場所は後の手順で必要

になるので、書き留めておいてください。

ステップ 17[次へ]をクリックします。

ステップ 18 要求ファイルの情報を確認し、[次へ]をクリックします。

ステップ 19[完了]をクリックして[サーバー証明書ウィザード]を閉じます。

ステップ 20[OK]をクリックして[既定の Web サイトのプロパティ]ダイアログボックスを閉じます。

ステップ 21[インターネット サービス マネージャ]ウィンドウを閉じます。

ステップ 22 Cisco Unity インストレーションおよびコンフィギュレーション アシスタントで、[証明要求ファイ

ルの入力]ボックスに、ステップ 16 で指定した証明書要求ファイルのフルパスとファイル名を入

力します。

ステップ 23[証明書作成]をクリックします。

ステップ 24 Cisco Unityインストレーションおよびコンフィギュレーション アシスタントで、[Cisco PCA を SSL

使用にする]をクリックします。

ステップ 25[閉じる]をクリックして、アシスタントを終了します。

証明機関を使用することで、SSL を使用するように Cisco PCA を設定

ここでは、4 通りの手順について説明します。

Microsoft 証明書サービスを使用して独自の証明書を発行する場合、この項で説明する 4 つの手順す

べてを順序どおりに実行します。

証明機関(VeriSign など)から購入した証明書を使用している場合は、4 番目の手順「証明書をイ

ンストールする」のみを実行します。

Microsoft 証明書サービスを使用することで、証明書要求を作成する

ステップ 1 Cisco Unity インストレーションおよびコンフィギュレーション アシスタントで、[証明機関を使う]

をクリックします。

ステップ 2 [インターネット サービス マネージャ]をクリックします。

ステップ 3 Cisco Unity サーバの名前を展開します。

ステップ 4 [既定の Web サイト]を右クリックし、[プロパティ]をクリックします。

ステップ 5 [既定の Web サイトのプロパティ]ダイアログボックスの[ディレクトリ セキュリティ]タブをク

リックします。

ステップ 6 [セキュリティ保護された通信]の[サーバー証明書]をクリックします。

13-26Cisco Unity インストレーション ガイド(Microsoft Exchange 版)

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第 13 章 Cisco Unity 3.x ソフトウェアからバージョン 4.0(3) へのアップグレード

Cisco Unity ソフトウェアのアップグレードと設定

ステップ 7 [サーバー証明書ウィザードへようこそ]ウィンドウで、[次へ]をクリックします。

ステップ 8 [証明書の新規作成]をクリックし、[次へ]をクリックします。

ステップ 9 [証明書の要求を作成して後で送信する]をクリックし、[次へ]をクリックします。

ステップ 10 証明書の名前とビット長を入力します。

ビット長には、512 を選択することを強く推奨します。これより長くした場合は、パフォーマンス

が低下する可能性があります。

ステップ 11[次へ]をクリックします。

ステップ 12 組織の情報を入力し、[次へ]をクリックします。

ステップ 13 サイトの通常名には、Cisco Unity サーバのシステム名または完全修飾ドメイン名のいずれかを入力

します。

注意 この名前は、安全な接続を利用してこのシステムにアクセスするための URL に含まれて

いる、ホスト名の部分と完全に一致させる必要があります。

ステップ 14[次へ]をクリックします。

ステップ 15 地理情報を入力し、[次へ]をクリックします。

ステップ 16 証明書要求のファイル名と場所を指定し、ファイル名と場所を書き留めてください。この情報は、

次の手順で必要になります。

この要求ファイルは、証明機関(CA)サーバがアクセスできるディスクおよびディレクトリに保

存してください。

ステップ 17[次へ]をクリックします。

ステップ 18 要求ファイルの情報を確認し、[次へ]をクリックします。

ステップ 19[完了]をクリックして[サーバー証明書ウィザード]を閉じます。

ステップ 20[OK]をクリックして[既定の Web サイトのプロパティ]ダイアログボックスを閉じます。

ステップ 21[インターネット サービス マネージャ]ウィンドウを閉じます。

ステップ 22[閉じる]をクリックして、Cisco Unity インストレーションおよびコンフィギュレーション アシス

タントを終了します。

13-27Cisco Unity インストレーション ガイド(Microsoft Exchange 版)

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第 13 章 Cisco Unity 3.x ソフトウェアからバージョン 4.0(3) へのアップグレード

Cisco Unity ソフトウェアのアップグレードと設定

Microsoft 証明書サービスを使用することで、証明書要求を送信する

ステップ 1 CA として機能しているサーバで、Windows の[スタート]メニューの[ファイル名を指定して実

行]をクリックします。

ステップ 2 Certreq を実行します。

ステップ 3 証明書要求ファイルを保存したディレクトリを参照し、ファイルをダブルクリックします。

ステップ 4 使用する CA をクリックし、[OK]をクリックします。

CA が証明書要求を送信した後、デフォルトでは、証明書はセキュリティ強化のために保留中の状

態になります。このため、人手により要求が信頼されるものであることを確認し、証明書を手動で

発行する必要があります。

Microsoft 証明書サービスを使用することで、証明書を発行する

ステップ 1 CA として機能しているサーバで、Windows の[スタート]メニューから、[プログラム]>[管理

ツール]>[証明機関]をクリックします。

ステップ 2 [証明機関]ウィンドウの左ペインで、[証明機関]を展開します。

ステップ 3 [< 証明機関名 >]を展開します。

ステップ 4 [保留中の要求]をクリックします。

ステップ 5 右ペインで、要求を右クリックし、[すべてのタスク]>[発行]をクリックします。

ステップ 6 左ペインで、[発行した証明書]をクリックします。

ステップ 7 右ペインで、証明書をダブルクリックして開きます。

ステップ 8 [詳細設定]タブをクリックします。

ステップ 9 [表示]リストの[< すべて >]を選択し、[ファイルにコピー]をクリックします。

ステップ 10[証明書のエクスポート ウィザードの開始]ウィンドウで、[次へ]をクリックします。

ステップ 11 デフォルトのエクスポート ファイル形式([DER encoded binary X.509(.CER)])をそのまま使用

し、[次へ]をクリックします。

ステップ 12 Cisco Unity サーバがアクセスできるファイル名と格納場所を指定し、[次へ]をクリックします。

ステップ 13 設定を確認し、[完了]をクリックします。

ステップ 14[OK]をクリックして[証明書]ダイアログを閉じます。

13-28Cisco Unity インストレーション ガイド(Microsoft Exchange 版)

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第 13 章 Cisco Unity 3.x ソフトウェアからバージョン 4.0(3) へのアップグレード

Cisco Unity ソフトウェアのアップグレードと設定

ステップ 15[証明機関]ウィンドウを閉じます。

証明書をインストールする

ステップ 1 Cisco Unity サーバのデスクトップにある[CUICA]アイコンをダブルクリックします。

ステップ 2 Cisco Unity インストレーションおよびコンフィギュレーション アシスタントで、[証明機関を使う]

をクリックします。

ステップ 3 [Cisco Personal Communications Assistant の SSL 使用設定]ページのステップ 3 で、[インターネッ

ト サービス マネージャ]をクリックします。

ステップ 4 [インターネット サービス マネージャ]で、Cisco Unity サーバの名前を展開します。

ステップ 5 [既定の Web サイト]を右クリックし、[プロパティ]をクリックします。

ステップ 6 プロパティ ダイアログボックスの[ディレクトリ セキュリティ]タブをクリックします。

ステップ 7 [セキュリティ保護された通信]の[サーバー証明書]をクリックします。

ステップ 8 [サーバー証明書ウィザードへようこそ]画面で、[次へ]をクリックします。

ステップ 9 [保留中の要求を処理し、証明書をインストールする]をクリックし、[次へ]をクリックします。

ステップ 10 証明書(.cer)ファイルのディレクトリを参照し、ファイルをダブルクリックします。

ステップ 11 証明書の情報を確認し、[次へ]をクリックします。

ステップ 12[完了]をクリックして[サーバー証明書ウィザード]ウィンドウを閉じます。

ステップ 13[OK]をクリックして[既定の Web サイトのプロパティ]ダイアログボックスを閉じます。

ステップ 14[インターネット サービス マネージャ]ウィンドウを閉じます。

ステップ 15 Cisco Unityインストレーションおよびコンフィギュレーション アシスタントで、[Cisco PCA を SSL

使用にする]をクリックします。

ステップ 16 Cisco Unity インストレーションおよびコンフィギュレーション アシスタントを閉じます。

13-29Cisco Unity インストレーション ガイド(Microsoft Exchange 版)

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第 13 章 Cisco Unity 3.x ソフトウェアからバージョン 4.0(3) へのアップグレード

SSL を使用するように Cisco Unity システム管理とステータス モニタを設定

SSL を使用するように Cisco Unity システム管理とステータス モニタを設定

(注) SSL を使用するように Cisco Unity を設定しない場合は、この項を省略してください。

SSL プロトコルを使用すると、ユーザの資格、およびユーザが Cisco Unity システム管理 のページ

に入力する情報が、ネットワークを経由してデータが送信されるときにすべて暗号化されます。

Cisco Unity システム管理とステータス モニタが SSL を使用するように設定する

ステップ 1 Cisco Unity サーバの Windows の[スタート]メニューで、[プログラム]>[管理ツール]>[イン

ターネット サービス マネージャ]をクリックします。

ステップ 2 Cisco Unity サーバの名前を展開します。

ステップ 3 [既定の Web サイト]を展開します。

ステップ 4 [既定の Web サイト]の[Web]を右クリックし、[プロパティ]をクリックします。

ステップ 5 プロパティ ダイアログボックスで、SSL を使用するように Web ディレクトリを設定します。

a. [ディレクトリ セキュリティ]タブをクリックします。

b. [セキュリティ保護された通信]の[編集]をクリックします。

c. [保護されたチャンネル(SSL)を要求する]チェックボックスをオンにします。

d. [OK]をクリックして[セキュリティ保護された通信]ダイアログボックスを閉じます。

e. [OK]をクリックし、プロパティ ダイアログボックスを閉じます。

ステップ 6 [既定の Web サイト]の[SAWeb]を右クリックし、[プロパティ]をクリックします。

ステップ 7 ステップ 5 を繰り返し、SSL を使用するように SAWeb ディレクトリを設定します。

ステップ 8 [既定の Web サイト]の[Status]を右クリックし、[プロパティ]をクリックします。

ステップ 9 ステップ 5 を繰り返し、SSL を使用するように Status ディレクトリを設定します。

ステップ 10[既定の Web サイト]の下の[AvXml]をダブルクリックします。

ステップ 11 右ペインで、AvXml.dll を右クリックし、[プロパティ]をクリックします。

ステップ 12 プロパティ ダイアログボックスの[ファイル セキュリティ]タブをクリックします。

ステップ 13[セキュリティ保護された通信]の[編集]をクリックします。

ステップ 14[保護されたチャンネル(SSL)を要求する]チェックボックスをオンにします。

ステップ 15[OK]をクリックして[セキュリティ保護された通信]ダイアログボックスを閉じます。

13-30Cisco Unity インストレーション ガイド(Microsoft Exchange 版)

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第 13 章 Cisco Unity 3.x ソフトウェアからバージョン 4.0(3) へのアップグレード

電話不正利用を防ぐため、サンプル管理者アカウントとサンプル ユーザ アカウントを保護

ステップ 16[OK]をクリックし、[AvXml.dll のプロパティ]ダイアログボックスを閉じます。

ステップ 17[インターネット サービス マネージャ]ウィンドウを閉じます。

電話不正利用を防ぐため、サンプル管理者アカウントとサンプル ユーザアカウントを保護

悪意のあるユーザが Cisco Unity にダイヤルし、デフォルトの内線番号とパスワードを使用してサン

プル管理者またはサンプル ユーザとしてログオンし、Cisco Unity を設定して、有料の電話番号へ通

話を転送するようにしたり、ボイス メッセージ システムがその個人についてコレクト コール料金

を受け付けているとオペレータに思い込ませるようにグリーティングを再設定する可能性があり

ます。電話不正利用から Cisco Unity を守るため、Cisco Unity をインストールした後で、両方のアカ

ウントの電話パスワードを変更するように強くお勧めします。

バージョン 4.0(3) 以降では、Cisco Unity のインストール時にサンプル ユーザ アカウントが作成さ

れなくなりましたが、アカウントはアップデート時に削除されないので、旧バージョンのサンプル

ユーザ アカウントが残っている可能性があります。

アカウントの詳細については、『Cisco Unity システム アドミニストレーション ガイド Release 4.0(3)』

の「デフォルト アカウントとメッセージの処理」の章の「デフォルト アカウント」の項を参照し

てください。

サンプル管理者アカウントおよびサンプル ユーザ アカウントでパスワードを変更する

ステップ 1 Cisco Unity システム管理で、任意の[ユーザ]>[ユーザ]ページに移動します。

ステップ 2 [検索]アイコンをクリックします。

ステップ 3 [ユーザの検索と選択]ページで、[検索]をクリックします。

ステップ 4 [サンプル管理者]をクリックします。

ステップ 5 左ペインで、[電話パスワード]をクリックします。

ステップ 6 右ペインで、[ユーザによるパスワード変更を無効にする]チェックボックスをオンにします。

ステップ 7 [パスワードを無期限にする]チェックボックスをオンにします。

ステップ 8 [電話パスワードの再設定]の下で、0 ~ 9 の数字を使用して新規パスワードを入力し、確認します。

できれば 20 桁以上の、長くて複雑なパスワードを入力することをお勧めします。パスワードの最

短長は、[ユーザ]>[アカウントの原則]>[電話パスワードの制限]ページに設定されています。

複雑なパスワードには、次のものがあります。

• すべての桁で同じ数字を使用しない(たとえば、9999)。

• 連続した数字を使用しない(たとえば、1234)。

• パスワードは、サンプル管理者に割り当てられている内線番号と同じにはしない。

• パスワードには、サンプル管理者、会社名、IT マネージャの名前、またはその他のわかりやす

い語句を使用しない。

13-31Cisco Unity インストレーション ガイド(Microsoft Exchange 版)

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第 13 章 Cisco Unity 3.x ソフトウェアからバージョン 4.0(3) へのアップグレード

ウィルス検出サービスおよび Cisco Security Agent サービスの再有効化

ステップ 9 [保存]アイコンをクリックします。

ステップ 10[サンプル ユーザ]に対して、ステップ ステップ 2 ~ ステップ 9 を繰り返します。

ステップ 11 Cisco Unity システム管理を閉じます。

ウィルス検出サービスおよび Cisco Security Agent サービスの再有効化

(注) ウィルス検出ソフトウェアまたは Cisco Security Agent for Cisco Unity を使用しないシステムの場合

は、この項を省略してください。

ウィルス検出サービスおよび Cisco Security Agent サービスが実行されていた場合に影響を受ける可

能性のあったソフトウェアのインストールがすべて完了したので、これらのサービスを再度有効に

します。

ウィルス検出サービスおよび Cisco Security Agent サービスを再度有効にする

ステップ 1 ご使用のウィルス検出ソフトウェアのマニュアルを参照して、ウィルス検出サービスの名前を判別

します。

ステップ 2 Windows の[スタート]メニューで、[プログラム]>[管理ツール]>[サービス]をクリックします。

ステップ 3 各ウィルス検出サービスおよび Cisco Security Agent サービスを再有効化して開始するには、次の手

順を実行します。

a. 右ペインで、サービスをダブルクリックします。

b. [全般]タブの[スタートアップの種類]リストで、[自動]をクリックして、サービスを再有

効化します。

c. [開始]をクリックして、サービスを開始します。

d. [OK]をクリックし、プロパティ ダイアログボックスを閉じます。

ステップ 4 サービスが再び有効になったら、[サービス]MMC を閉じます。

Cisco Unity サーバを強化する

(注) Cisco Unity サーバが企業ネットワークに接続されていない場合は、この項を省略してください。

Cisco Unity サーバが企業ネットワークに接続されている場合、サーバを強化するよう強くお勧めし

ます。http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/voice/c_unity/whitpapr/secure40.htm で、『White

Paper : Security Best Practices for Cisco Unity 4.0(With Microsoft Exchange)』を参照してください。

13-32Cisco Unity インストレーション ガイド(Microsoft Exchange 版)

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