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Cisco AnyConnect Secure Mobility Client リリース 4.8 管理者ガイ シスコシステムズ合同会社 107-6227 東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー http://www.cisco.com/jp お問い合わせ先:シスコ コンタクトセンター 0120-092-255 (フリーコール、携帯・PHS含む) 電話受付時間:平日 10:0012:0013:0017:00 http://www.cisco.com/jp/go/contactcenter/

CiscoAnyConnectSecureMobilityClient リリース 4.8 管理者ガ …...スクリプトの作成、テスト、および展開 81 スクリプトに関するAnyConnectプロファイルの設定

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  • Cisco AnyConnect Secure Mobility Clientリリース 4.8管理者ガイド

    シスコシステムズ合同会社〒107-6227東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワーhttp://www.cisco.com/jpお問い合わせ先:シスココンタクトセンター

    0120-092-255(フリーコール、携帯・PHS含む)電話受付時間:平日 10:00~12:00、13:00~17:00http://www.cisco.com/jp/go/contactcenter/

  • 【注意】シスコ製品をご使用になる前に、安全上の注意( www.cisco.com/jp/go/safety_warning/)をご確認ください。本書は、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照くだ

    さい。また、契約等の記述については、弊社販売パートナー、または、弊社担当者にご確認ください。

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    © 2020 Cisco Systems, Inc. All rights reserved.

    https://www.cisco.com/c/en/us/about/legal/trademarks.html

  • 目次

    AnyConnectの展開 1第 1 章

    展開前の作業 1

    AnyConnect展開の概要 2

    AnyConnectのためのエンドポイントの準備 5

    AnyConnectとモバイルブロードバンドカードの使用方法 5

    Windowsでの Internet Explorer信頼済みサイトのリストへの ASAの追加 5

    Internet Explorerでのプロキシ変更のブロック 6

    AnyConnectによるWindows RDPセッションの処理方法の設定 7

    AnyConnectによる Linux SSHセッションの処理方法の設定 9

    Windowsでの DES-only SSL暗号化 9

    Linux上での NVMの使用 10

    AnyConnectカーネルモジュールを構築するための必要条件 10

    NVMの構築済み AnyConnect Linuxカーネルモジュールとのパッケージ化 10

    AnyConnectの事前展開 11

    事前展開とWeb展開向けの AnyConnectモジュール実行可能ファイル 13

    AnyConnectプロファイルを事前展開する場所 14

    AnyConnectを使用した VMのクローンに関するガイドライン(Windowsのみ) 16

    スタンドアロンアプリケーションとしての AnyConnectモジュールの事前展開 17

    Windowsでの SMSによるスタンドアロンモジュールの展開 17

    スタンドアロンアプリケーションとしての AnyConnectモジュールの展開 18

    スタンドアロンモジュールのユーザインストール 18

    Windowsへの事前展開 19

    zipファイルを使用した AnyConnectの配布 19

    AnyConnect zipファイルの内容 20

    Cisco AnyConnect Secure Mobility Clientリリース 4.8管理者ガイドiii

  • SMSを使用した AnyConnectの配布 20

    Windows事前展開セキュリティオプション 22

    Windowsでの AnyConnectモジュールのインストールおよび削除の順序 23

    macOSへの事前展開 24

    macOSでの AnyConnectのインストールおよびアンインストール 24

    macOSへのAnyConnectモジュールのスタンドアロンアプリケーションとしてのインス

    トール 24

    macOS上のアプリケーションの制限 26

    Linuxへの事前展開 26

    Linux用モジュールのインストール 26

    Linux用モジュールのアンインストール 27

    Linuxデバイスへの NVMの手動インストール/アンインストール 27

    Firefoxでのサーバ証明書検証の初期化 27

    Linuxデバイスへの DARTの手動インストール 28

    Web展開 AnyConnect 28

    ASAでのWeb展開の設定 30

    WebLaunchのブラウザの制限 30

    AnyConnectパッケージのダウンロード 31

    ASAでの AnyConnectパッケージのロード 31

    追加の AnyConnectモジュールの有効化 32

    ASDMでのクライアントプロファイルの作成 32

    ISEでのWeb展開の設定 33

    ISEアップロードのための AnyConnectファイルの準備 34

    AnyConnectを展開するための ISEの設定 35

    FTDでのWeb展開の設定 36

    AnyConnectソフトウェアおよびプロファイルの更新 38

    AnyConnect自動更新の無効化 40

    ユーザにWebLaunch中に AnyConnectのダウンロードを求めるプロンプトの表示 40

    ユーザに対するアップグレード遅延の許可 41

    更新ポリシーの設定 44

    更新ポリシーの概要 44

    Cisco AnyConnect Secure Mobility Clientリリース 4.8管理者ガイドiv

    目次

  • 許可されたサーバ更新ポリシーの動作 45

    不正なサーバ更新ポリシーの動作 45

    更新ポリシーのガイドライン 46

    更新ポリシーの例 47

    AnyConnect参照情報 49

    ローカルコンピュータ上のユーザプリファレンスファイルの場所 49

    AnyConnectおよびレガシー VPNクライアントで使用されるポート 49

    AnyConnectクライアントとインストーラのカスタマイズとローカライズ 51第 2 章

    AnyConnectインストール動作の変更 51

    カスタマーエクスペリエンスフィードバックの無効化 51

    インストール動作の変更、Windows 52

    クライアントインストールをカスタマイズするWindowsインストーラプロパティ 53

    AnyConnectモジュール用のWindowsインストーラプロパティ 54

    適応型セキュリティアプライアンスへのカスタマイズされたインストーラトランス

    フォームのインポート 55

    AnyConnectインストーラ画面のローカライズ 56

    適応型セキュリティアプライアンスへのローカライズされたインストーラトランス

    フォームのインポート 57

    インストール動作の変更、macOS 59

    ACTransforms.xmlによる macOSでのインストーラ動作のカスタマイズ 59

    カスタマーエクスペリエンスフィードバックモジュールの無効化 59

    インストール動作の変更、Linux 60

    ACTransform.xmlによる Linuxでのインストーラ動作のカスタマイズ 60

    DSCPの保存の有効化 60

    パブリック DHCPサーバルートの設定 61

    AnyConnect GUIテキストとメッセージのカスタマイズ 61

    AnyConnectのテキストとメッセージの追加または編集 63

    適応型セキュリティアプライアンスへの変換テーブルのインポート 66

    エンタープライズ展開用のメッセージカタログの作成 66

    ASAのカスタマイズした変換テーブルへの新しいメッセージの統合 67

    Cisco AnyConnect Secure Mobility Clientリリース 4.8管理者ガイドv

    目次

  • クライアントでのWindowsのデフォルト言語の選択 69

    AnyConnect GUIのカスタムアイコンおよびロゴの作成 69

    AnyConnect GUIコンポーネントの置き換え 70

    Windows用 AnyConnectアイコンとロゴ 71

    Linux用 AnyConnectアイコンとロゴ 76

    macOS用 AnyConnectアイコンとロゴ 78

    AnyConnectクライアントのヘルプファイルの作成とアップロード 78

    スクリプトの作成および展開 79

    スクリプトの作成、テスト、および展開 81

    スクリプトに関する AnyConnectプロファイルの設定 82

    スクリプトのトラブルシューティング 83

    AnyConnect APIによるカスタムアプリケーションの作成と展開 84

    AnyConnect CLIコマンドの使用 85

    クライアント CLIプロンプトの起動 85

    クライアント CLIコマンドの使用 85

    ASAによるセッション終了時にWindowsポップアップメッセージが表示されないように

    する 87

    ISE展開のための AnyConnectカスタマイズおよびローカリゼーションの準備 88

    AnyConnectローカリゼーションバンドルの準備 88

    AnyConnectカスタマイゼーションバンドルの準備 90

    AnyConnectプロファイルエディタ 93第 3 章

    プロファイルエディタについて 93

    ASDMからの新しいプロファイルの追加 93

    AnyConnect VPNプロファイル 94

    AnyConnectプロファイルエディタ、プリファレンス(Part 1) 95

    AnyConnectプロファイルエディタ、プリファレンス(Part 2) 100

    AnyConnectプロファイルエディタのバックアップサーバ 106

    AnyConnectプロファイルエディタの証明書照合 107

    AnyConnectプロファイルエディタの証明書の登録 110

    AnyConnectプロファイルエディタの証明書ピン 112

    Cisco AnyConnect Secure Mobility Clientリリース 4.8管理者ガイドvi

    目次

  • 証明書ピン留めウィザード 112

    AnyConnectプロファイルエディタのモバイルポリシー 113

    AnyConnectプロファイルエディタのサーバリスト 113

    AnyConnectプロファイルエディタのサーバリストの追加/編集 114

    AnyConnectプロファイルエディタのモバイル設定 116

    NVMプロファイルエディタ 119

    AnyConnectローカルポリシー 124

    ローカルポリシーパラメータと値 124

    ローカルポリシーパラメータの手動変更 128

    MSTファイルでのローカルポリシーパラメータの有効化 129

    Enable FIPSツールによるローカルポリシーパラメータの有効化 129

    VPNアクセスの設定 131第 4 章

    VPNへの接続と接続解除 131

    AnyConnect VPN接続オプション 131

    VPN接続サーバの設定 133

    ログイン前のWindows VPN接続の自動開始 135

    Start Before Logonについて 135

    Start Before Logonの制限 136

    Start Before Logonの設定 136

    Start Before Logonのトラブルシューティング 138

    AnyConnect起動時の VPN接続の自動開始 139

    Windowsシステムにおける Start Before Logon(PLAP)の設定 139

    VPN接続の自動リスタート 139

    Trusted Network Detectionを使用した接続または接続解除 140

    Trusted Network Detectionについて 140

    Trusted Network Detectionのガイドライン 141

    Trusted Network Detectionの設定 141

    Always-Onを使用した VPN接続の必要性 144

    Always-On VPNについて 144

    Always-On VPNの制限事項 145

    Cisco AnyConnect Secure Mobility Clientリリース 4.8管理者ガイドvii

    目次

  • Always-On VPNのガイドライン 145

    Always-On VPNの設定 146

    AnyConnect VPNクライアントプロファイルでのAlways-Onの設定 146

    サーバリストへのロードバランシングバックアップクラスタメンバーの追加 146

    常時接続 VPNからのユーザの除外 147

    常時接続の接続障害ポリシーの設定 148

    キャプティブポータルホットスポットの検出と修復の使用 150

    キャプティブポータルについて 150

    キャプティブポータル修復の設定 151

    キャプティブポータルの修復の強化(Windowsのみ) 152

    キャプティブポータルの修復の設定ブラウザのフェールオーバー 152

    キャプティブポータルの検出と修復のトラブルシューティング 153

    AnyConnect over L2TPまたは PPTPの設定 154

    管理 VPNトンネルの使用 155

    管理 VPNトンネルについて 155

    管理 VPNトンネルの設定 158

    管理 VPNトンネルのトンネルグループの設定 158

    管理 VPNトンネルのプロファイルの作成 159

    (オプション)すでに設定済みの管理 VPNプロファイルをアップロードする 159

    グループポリシーへの管理 VPNプロファイルの関連付け 160

    Tunnel-All設定をサポートするカスタム属性の設定 161

    管理 VPNプロファイルの更新の制限 161

    管理 VPNトンネル接続問題のトラブルシューティング 161

    AnyConnectプロキシ接続の設定 163

    AnyConnectプロキシ接続について 163

    AnyConnectプロキシ接続の要件 164

    プロキシ接続の制限 165

    ローカルプロキシ接続の許可 165

    パブリックプロキシ 165

    パブリックプロキシ接続の設定(Windows) 165

    パブリックプロキシ接続の設定(macOS) 166

    Cisco AnyConnect Secure Mobility Clientリリース 4.8管理者ガイドviii

    目次

  • パブリックプロキシ接続の設定(Linux) 166

    プライベートプロキシ接続の設定 166

    ブラウザのプロキシ設定を無視するためのクライアントの設定 166

    Internet Explorerの [接続(Connections)]タブのロックダウン 167

    プロキシ設定の確認 168

    VPNトラフィックの選択および除外 168

    VPNをバイパスするための IPv4または IPv6トラフィックの設定 168

    ローカルプリンタおよびテザーデバイスをサポートしたクライアントファイアウォール

    の設定 169

    スプリットトンネリングの設定 169

    ダイナミックスプリットトンネリングについて 170

    スタティックスプリットトンネリングとダイナミックスプリットトンネリングの相互

    運用性 171

    スプリットトンネリング設定をともなう重複シナリオの結果 172

    ダイナミックスプリットトンネリングの使用状況の通知 172

    スプリット DNS 173

    スプリット DNSの要件 173

    スプリット DNSの設定 173

    AnyConnectログを使用したスプリット DNSの確認 174

    スプリット DNSを使用しているドメインの確認 174

    VPN認証の管理 175

    重要なセキュリティ上の考慮事項 175

    サーバ証明書処理の設定 175

    サーバ証明書の確認 175

    無効なサーバ証明書の処理 176

    Certificate-Only認証の設定 179

    証明書登録の設定 180

    SCEPプロキシの登録と動作 180

    認証局の要件 181

    証明書登録のガイドライン 181

    SCEPプロキシ証明書登録の設定 182

    Cisco AnyConnect Secure Mobility Clientリリース 4.8管理者ガイドix

    目次

  • SCEP用のWindows 2008 Serverの認証局の設定 183

    証明書失効通知の設定 185

    証明書選択の設定 185

    使用する証明書ストアの設定 186

    Windowsユーザに認証証明書の選択を求めるプロンプトの表示 189

    macOSおよび Linuxでの PEM証明書ストアの作成 189

    証明書照合の設定 190

    SAMLを使用した VPN認証 193

    SDIトークン(SoftID)統合を使用した VPN認証 195

    SDI認証交換のカテゴリ 197

    ネイティブ SDIと RADIUS SDIの比較 199

    RADIUS/SDIメッセージをサポートするための ASAの設定 200

    証明書のピン留めについて 202

    グローバルピンとホストごとのピン 203

    ネットワークアクセスマネージャの設定 205第 5 章

    ネットワークアクセスマネージャについて 205

    Suite Bおよび FIPS 207

    シングルサインオンの「シングルユーザ」の適用 207

    シングルサインオンのシングルユーザの適用の設定 208

    ネットワークアクセスマネージャの展開 208

    DHCP接続テストの無効化 210

    ネットワークアクセスマネージャプロファイル 210

    クライアントポリシーウィンドウ 210

    認証ポリシーウィンドウ 213

    [ネットワーク(Networks)]ウィンドウ 214

    ネットワーク、メディアタイプページ 215

    ネットワーク、セキュリティレベルページ 217

    認証ネットワークの設定 217

    オープンネットワークの設定 220

    共有キーネットワークの設定 220

    Cisco AnyConnect Secure Mobility Clientリリース 4.8管理者ガイドx

    目次

  • [ネットワーク、ネットワーク接続タイプペイン 221

    ネットワーク、ユーザまたはマシンの認証ページ 223

    EAPの概要 223

    EAP-GTC 224

    EAP-TLS 224

    EAP-TTLS 225

    PEAPオプション 227

    EAP-FAST設定 229

    LEAP設定 231

    ネットワーククレデンシャルの定義 231

    ネットワークグループウィンドウ 238

    ポスチャの設定 241第 6 章

    ISEポスチャモジュールの提供内容 242

    ポスチャチェック 242

    必要な修復 242

    エンドポイントコンプライアンスの再評価 244

    シスコテンポラルエージェント 246

    オプションモードのポスチャポリシー拡張機能 247

    ハードウェアインベントリの可視性 247

    ステルスモード 248

    ポスチャポリシーの適用 248

    UDID統合 249

    アプリケーション監視 249

    USBストレージデバイス検出 249

    自動コンプライアンス 250

    VLANのモニタリングと遷移 250

    AnyConnect ISEフローを中断する操作 251

    ISEポスチャのステータス 252

    ポスチャとマルチホーミング 254

    エンドポイントの同時ユーザ 254

    Cisco AnyConnect Secure Mobility Clientリリース 4.8管理者ガイドxi

    目次

  • ポスチャモジュールのロギング 255

    ポスチャモジュールのログファイルと場所 255

    ISEポスチャプロファイルエディタ 256

    詳細パネル 259

    VPNポスチャ(HostScan)モジュールの提供内容 259

    HostScan 259

    基本的機能 260

    エンドポイントアセスメント 260

    Advanced Endpoint Assessment:マルウェア対策およびファイアウォールの修復 261

    HostScan用のアンチマルウェアアプリケーションの設定 261

    ダイナミックアクセスポリシーとの統合 262

    DAPの BIOSシリアル番号 262

    DAPエンドポイント属性としての BIOSの指定 262

    BIOSシリアル番号の取得方法 263

    ASAで有効にされたホストスキャンイメージの判別 263

    HostScanのアップグレード 263

    OPSWATサポート 263

    Webセキュリティの設定 267第 7 章

    Webセキュリティモジュールについて 267

    一般的なWebセキュリティの設定 268

    クライアントプロファイルでの Cisco Cloud Web Securityスキャニングプロキシ 268

    ユーザがスキャニングプロキシを選択する方法 269

    スキャニングプロキシリストの更新 270

    ユーザに対するスキャニングプロキシの表示または非表示 270

    デフォルトのスキャニングプロキシの選択 272

    HTTP(S)トラフィックリスニングポートの指定 272

    パブリックプロキシを設定するためのWindowsインターネットオプションの設定 273

    Webスキャニングサービスでのエンドポイントトラフィックの除外または包含 274

    ホスト例外の除外と包含 275

    プロキシ例外の除外 276

    Cisco AnyConnect Secure Mobility Clientリリース 4.8管理者ガイドxii

    目次

  • 静的な例外の除外 277

    ユーザ制御の設定および最も早いスキャニングプロキシ応答時間の計算 278

    Secure Trusted Network Detectionの使用 280

    Secure Trusted Network Detectionの不使用 281

    認証の設定および Cisco Cloud Web Securityプロキシへのグループメンバーシップの送信282

    Webセキュリティの詳細設定 284

    KDFリスニングポートの設定 284

    ポートが着信接続を受信する方法の設定 285

    タイムアウトと再試行が発生するタイミングの設定 286

    DNSルックアップ 286

    デバッグの設定 287

    トラフィックのブロックと許可 287

    他のカスタマイズ可能なWebセキュリティオプション 287

    エクスポートオプション 287

    Webセキュリティのためのスプリットトンネル除外の設定 289

    Cisco Cloud Web Securityホステッドプロファイルの使用 290

    Cisco AnyConnect Webセキュリティエージェントの無効化および有効化 292

    Windowsを使用したフィルタの無効化と有効化 292

    Mac OS Xを使用したフィルタの無効化と有効化 292

    Webセキュリティロギング 293

    AMPイネーブラの設定 295第 8 章

    AMPイネーブラについて 295

    AMPイネーブラの導入 295

    AMPイネーブラプロファイルエディタ 296

    AMPイネーブラのステータス 297

    ネットワーク可視性モジュール 299第 9 章

    ネットワーク可視性モジュールについて 299

    デスクトップ AnyConnectでの NVM 300

    Cisco AnyConnect Secure Mobility Clientリリース 4.8管理者ガイドxiii

    目次

  • スタンドアロン NVM 301

    展開モード 301

    モバイル AnyConnectでの NVM 302

    NVMの使用方法 302

    NVMプロファイルエディタ 302

    フローフィルタについて 308

    カスタマーフィードバックモジュールによる NVMステータスの提供 309

    Umbrellaローミングセキュリティ 311第 1 0 章

    AnyConnect for Android OS用の Umbrellaモジュール 311

    Android OSで AnyConnectの Umbrellaモジュールを展開するための前提条件 312

    Android Windowsまたは OS用の AnyConnect Umbrellaモジュール 313

    UmbrellaローミングクライアントとUmbrellaローミングセキュリティモジュールの非互

    換性 313

    Cisco Umbrellaアカウントの取得 313

    ダッシュボードからの OrgInfoファイルのダウンロード 313

    Umbrellaローミングセキュリティの起動と実行 314

    OrgInfo.jsonファイルの設定 314

    クラウド最新情報 315

    セキュリティポリシーの設定とレポートの確認 316

    エンドポイントに表示される UIの変更内容解説 316

    診断の解釈 322

    AnyConnect UmbrellaセキュアWebゲートウェイモジュール 322

    SWGの制限事項 323

    Umbrella SWGのインストールおよびアップグレード 323

    Umbrella SWGのログファイルとメッセージ 323

    ローミングセキュリティタイルのステータス 324

    Umbrella SWGのトラブルシューティング 324

    ローカルポリシーでの FIPSの有効化 325第 1 1 章

    FIPS、NGE、および AnyConnectについて 325

    Cisco AnyConnect Secure Mobility Clientリリース 4.8管理者ガイドxiv

    目次

  • AnyConnectの FIPS機能 326

    AnyConnect FIPSの要件 327

    AnyConnect FIPSの制限事項 327

    AnyConnect FIPSのガイドライン 327

    AnyConnectコア VPNクライアントのための FIPSの設定 329

    AnyConnectコア VPNのための FIPSの有効化 329

    Windowsインストール時の FIPSの有効化 329

    ネットワークアクセスマネージャのための FIPSの設定 330

    ネットワークアクセスマネージャのための FIPSの有効化 330

    ネットワークアクセスマネージャに対する FIPSモードの適用 331

    モバイルデバイスの AnyConnect 333第 1 2 章

    モバイルデバイスでの AnyConnectの動作およびオプション 333

    AnyConnect Mobile VPN接続について 333

    モバイルデバイスでの AnyConnect VPN接続エントリ 334

    トンネリングモード 334

    モバイルデバイスでのセキュアゲートウェイ認証 335

    モバイルデバイスでのクライアント認証 337

    SAMLを使用した VPN認証 338

    モバイルデバイスでのローカリゼーション 340

    適応型セキュリティアプライアンスへの変換テーブルのインポート 342

    モバイルデバイスでの FIPSおよび Suite B暗号化 342

    Androidデバイスの AnyConnect 343

    Androidでの AnyConnectの注意事項と制約事項 343

    Android固有の考慮事項 344

    Androidモバイルポスチャデバイスの ID生成 344

    Androidデバイスのアクセス許可 345

    Apple iOSデバイスの AnyConnect 345

    Apple iOSでの AnyConnectの注意事項と制約事項 346

    Apple iOS固有の注意事項 348

    Chrome OSデバイスでの AnyConnect 351

    Cisco AnyConnect Secure Mobility Clientリリース 4.8管理者ガイドxv

    目次

  • Chrome OSでの AnyConnectの注意事項と制約事項 351

    Windows Phoneデバイスの AnyConnect 352

    Windows Phone 10およびWindows Phone 8.1での AnyConnectの注意事項と制約事項 352

    ASAセキュアゲートウェイでのモバイルデバイスの VPN接続の設定 353

    アプリケーション単位 VPNの設定 355

    Cisco AnyConnect企業アプリケーションセレクタツールのインストール 356

    トンネル内で許可する必要のあるアプリケーションの決定 357

    モバイルアプリのアプリケーション IDの決定 357

    Androidデバイスでのアプリケーションごとの VPNポリシーの定義 358

    Apple iOSデバイスのアプリケーション単位 VPNポリシーの定義 360

    アプリケーション単位カスタム属性の作成 360

    ASAのポリシーへのカスタム属性の割り当て 361

    AnyConnect VPNプロファイルでのモバイルデバイス接続の設定 362

    URIハンドラを使用した AnyConnectアクションの自動化 364

    VPN接続エントリの生成 365

    VPN接続の確立 368

    VPNからの接続解除 371

    証明書のインポート 371

    VPNクライアントプロファイルのインポート 372

    AnyConnect UIとメッセージのローカライズ 372

    モバイルデバイスでの AnyConnectのトラブルシューティング 373

    Cisco AnyConnectカスタマーエクスペリエンスフィードバックモジュール 375第 1 3 章

    カスタマーエクスペリエンスフィードバックの設定 376

    AnyConnectのトラブルシューティング 377第 1 4 章

    トラブルシューティングに必要な情報の収集 377

    統計詳細情報の表示 377

    トラブルシューティング用にデータを収集するための DARTの実行 378

    DARTで UDIDを公開する 379

    Cisco AnyConnect Secure Mobility Clientリリース 4.8管理者ガイドxvi

    目次

  • インストールまたはアンインストールの問題についてデータを収集するためのログの収集

    (Windows) 380

    コンピュータシステム情報の取得 380

    systeminfoファイルダンプの取得 380

    レジストリファイルの確認 380

    AnyConnectログファイルの場所 381

    DARTを実行してトラブルシューティングデータをクリアする 381

    AnyConnect接続または接続解除の問題 382

    AnyConnectが初期接続を確立しないか、接続解除しない 382

    AnyConnectがトラフィックを通過させない 384

    VPNサービスの障害 385

    VPNサービス接続に失敗 385

    何がサービスと競合しているかの特定 386

    VPNクライアントドライバで(Microsoft Windowsアップデート後に)エラーが発生する387

    VPNクライアントドライバエラーの修復 387

    ドライバのクラッシュ 387

    VPNVA.sysでのドライバクラッシュの修復 387

    vpnagent.exeでのドライバクラッシュの修復 388

    ネットワークアクセスマネージャに関するリンク/ドライバの問題 388

    その他のクラッシュ 388

    AnyConnectのクラッシュ 388

    .logファイルまたは .dmpファイルのバックアップ方法 389

    AnyConnectが vpndownloaderでクラッシュする(Layered Service Provider(LSP)モジュー

    ルおよび NOD32 AV) 389

    ブルースクリーン(AT & T Dialer) 389

    セキュリティの警告 390

    Microsoft Internet Explorerのセキュリティの警告 390

    「不明な機関による認証」アラート 390

    クライアントでの信頼できるルート証明書のインストール 390

    接続のドロップ 391

    Cisco AnyConnect Secure Mobility Clientリリース 4.8管理者ガイドxvii

    目次

  • 有線接続が導入された場合のワイヤレス接続のドロップ(Juniper Odysseyクライアント)391

    Odysseyクライアントの設定 391

    ASAへの接続に失敗(Kaspersky AV Workstation 6.x) 392

    UDP DTLS接続なし(McAfee Firewall 5) 392

    ホストデバイスへの接続に失敗(Microsoftルーティングとリモートアクセスサーバ)392

    接続障害/クレデンシャル不足(ロードバランサ) 392

    インストールの失敗 393

    AnyConnectがダウンロードに失敗する(Wave EMBASSY Trust Suite) 393

    非互換性の問題 393

    ルーティングテーブルの更新に失敗(Bonjour Printing Service) 393

    TUNのバージョンに互換性がない(OpenVPNクライアント) 393

    Winsockカタログの競合(LSP症状 2競合) 393

    データスループット低下(LSP症状 3競合) 393

    SSLプロトコルスキャンの無効化 394

    DPD障害(EVDOワイヤレスカードおよび Venturiドライバ) 394

    DTLSトラフィック障害(DSLルータ) 394

    NETINTERFACE_ERROR(CheckPointと、Kasperskyなどの他のサードパーティ製ソフト

    ウェア) 395

    パフォーマンスの問題(Virtual Machine Network Serviceドライバ) 395

    既知のサードパーティ製アプリケーション競合 395

    Cisco AnyConnect Secure Mobility Clientリリース 4.8管理者ガイドxviii

    目次

  • 第 1 章AnyConnectの展開

    •展開前の作業(1ページ)• AnyConnect展開の概要(2ページ)• AnyConnectのためのエンドポイントの準備(5ページ)• Linux上での NVMの使用(10ページ)• AnyConnectの事前展開(11ページ)• Web展開 AnyConnect(28ページ)• AnyConnectソフトウェアおよびプロファイルの更新(38ページ)

    展開前の作業Umbrellaローミングセキュリティモジュールを展開している場合は、Umbrellaローミングクライアントのすべての既存のインストールが検出され、競合を防ぐために自動的に削除されま

    す。Umbrellaローミングクライアントの既存インストールを Umbrellaサービスサブスクリプションに関連付けている場合は、OrgInfo.jsonファイルをAnyConnectインストーラと同じ場所に配置して UmbrellaモジュールのディレクトリでWeb展開または事前展開を設定していない限り、Umbrellaローミングセキュリティモジュールに自動的に移行されます。Umbrellaローミングセキュリティモジュールを展開する前に、手動でUmbrellaローミングクライアントをアンインストールすることができます。

    Umbrellaローミングセキュリティモジュールを使用している場合は、次の前提条件も満たす必要があります。

    • Umbrellaローミングアカウントを取得する。Umbrellaダッシュボード(http://dashboard.umbrella.com)は、AnyConnect Umbrellaローミングセキュリティモジュールの操作に必要な情報を取得するログインページです。ローミングクライアントアクティ

    ビティのレポートを制御するためにもこのサイトを使用します。

    •ダッシュボードから OrgInfoファイルをダウンロードする。AnyConnect Umbrellaローミングセキュリティモジュールの導入準備を行うには、UmbrellaダッシュボードからOrgInfo.jsonファイルを取得します。[ID(Identities)]メニューストラクチャで [ローミングコンピュータ(Roaming Computers)]をクリックし、続いて、ページ左上隅の [+]記号をクリックします。AnyConnect Umbrellaローミングセキュリティモジュールまでスクロールし、[モジュールプロファイル(Module Profile)]をクリックします。

    Cisco AnyConnect Secure Mobility Clientリリース 4.8管理者ガイド1

    http://dashboard.umbrella.com

  • OrgInfo.jsonファイルには、ローミングセキュリティモジュールにレポートの送信先と適用するポリシーを知らせる、Umbrellaサービスサブスクリプションについての詳細が含まれています。

    AnyConnect展開の概要AnyConnectの展開は、AnyConnectクライアントと関連ファイルのインストール、設定、アップグレードを意味します。

    Cisco AnyConnect Secure Mobility Clientは、次の方法によってリモートユーザに展開できます。

    •事前展開:新規インストールとアップグレードは、エンドユーザによって、または社内のソフトウェア管理システム(SMS)を使用して実行されます。

    • Web展開:AnyConnectパッケージは、ヘッドエンド(ASAもしくは FTDファイアウォール、または ISEサーバ)にロードされます。ユーザがファイアウォールまたは ISEに接続すると、AnyConnectがクライアントに展開されます。

    •新規インストールの場合、ユーザはヘッドエンドに接続して AnyConnectクライアントをダウンロードします。クライアントは、手動でインストールするか、または自動

    (Web起動)でインストールされます。

    •アップデートは、AnyConnectがすでにインストールされているシステムでAnyConnectを実行することにより、またはユーザを ASAクライアントレスポータルに誘導することによって行われます。

    •クラウド更新:Umbrellaローミングセキュリティモジュールの展開後に、上記およびクラウド更新のいずれかの方法を使用して AnyConnectモジュールを更新できます。クラウド更新では、ソフトウェアアップグレードは Umbrellaクラウドインフラストラクチャから自動的に得られます。更新トラックは管理者のアクションではなくこれによって決まり

    ます。デフォルトでは、クラウド更新からの自動更新は無効です。

    Cisco AnyConnect Secure Mobility Clientリリース 4.8管理者ガイド2

    AnyConnectの展開

    AnyConnect展開の概要

  • クラウド更新に関して以下を検討してください。

    •現在インストールされているソフトウェアモジュールのみが更新されます。

    •カスタマイズ、ローカリゼーション、およびその他の展開タイプはサポートされません。

    •更新は、デスクトップにログインしたときにのみ実行され、VPNが確立されているときは実行されません。

    •更新を無効にすると、最新のソフトウェア機能と更新を利用できません。

    •クラウド更新を無効にしても、他の更新メカニズムや設定(Web展開、遅延更新など)には影響しません。

    •クラウド更新は、AnyConnectのより新しいバージョンや未公開バージョン(暫定リリース、修繕公開されたバージョンな

    ど)があっても無視します。

    (注)

    AnyConnectを展開する場合に、追加機能を含めるオプションのモジュール、および VPNやオプション機能を設定するクライアントプロファイルを含めることができます。

    ASA、IOS、Microsoft Windows、Linux、および macOSのシステム、管理、およびエンドポイントの要件については、AnyConnectのリリースノートを参照してください。

    一部のサードパーティのアプリケーションおよびオペレーティングシステムにより、ISEポスチャエージェントおよびその他のプロセスによる必要なファイルアクセスおよび権限昇格が制

    限される場合があります。AnyConnectインストールディレクトリ(Windowsの場合はC:\ProgramFiles (x86)\CiscoまたはmacOSの場合は /opt/cisco)がエンドポイントのウイルス対策、マルウェア対策、スパイウェア対策、データ漏洩防止、権限マネージャ、またはグループポリシーオブ

    ジェクトの許可/除外/信頼リストで信頼されていることを確認します。

    (注)

    AnyConnectのインストール方法の決定

    AnyConnectは、ISE 2.0(またはそれ以降)およびASAヘッドエンドによるWeb展開または事前展開が可能です。AnyConnectをインストールするには、最初に管理者権限が必要です。

    Web展開

    AnyConnectをアップグレードする、または(ASA/ISE/Umbrellaクラウドとダウンローダーからの)Web展開を使用して追加のモジュールをインストールするには、管理者権限は必要ありません。

    Cisco AnyConnect Secure Mobility Clientリリース 4.8管理者ガイド3

    AnyConnectの展開

    AnyConnect展開の概要

    http://www.cisco.com/c/en/us/support/security/anyconnect-secure-mobility-client/products-release-notes-list.html

  • • ASAまたは FTDデバイスからのWeb展開:ユーザは、ヘッドエンドデバイス上のAnyConnectクライアントレスポータルに接続して、AnyConnectのダウンロードを選択します。ASAは、AnyConnectダウンローダをダウンロードします。AnyConnectダウンローダがクライアントをダウンロードし、クライアントをインストールし、VPN接続を開始します。

    • ISEからのWeb展開:ユーザは、ASA、ワイヤレスコントローラ、またはスイッチなどのネットワークアクセスデバイス(NAD)に接続します。NADはユーザを許可し、ISEポータルにユーザをリダイレクトします。AnyConnectダウンローダがクライアントにインストールされ、パッケージの抽出およびインストールを管理します。ただし、VPN接続は開始しません。

    事前展開

    AnyConnectをアップグレードするか、事前展開(手動または SCCMを使用した帯域外展開)を使用して追加のモジュールをインストールするには、管理者権限が必要です。

    •社内のソフトウェア管理システム(SMS)を使用します。

    • AnyConnectファイルのアーカイブを手動で配布し、インストール方法に関する指示をユーザに提供します。ファイルのアーカイブ形式は、zip(Windows)、DMG(Mac OS X)、gzip(Linux)です。

    システム要件およびライセンスの依存関係の詳細については、『AnyConnect Secure MobilityClient Features, License, and OS Guide』を参照してください。

    MacまたはLinuxプラットフォームでルート権限のアクティビティを実行するためにAnyConnectポスチャ(HostScan)を使用している場合は、AnyConnectポスチャを事前展開することを推奨します。

    (注)

    AnyConnectのインストールに必要なリソースの決定

    AnyConnect展開は、複数の種類のファイルで構成されています。

    • AnyConnectコアクライアント。AnyConnectパッケージに含まれています。

    •追加機能をサポートするモジュール。AnyConnectパッケージに含まれています。

    • AnyConnectおよび追加機能を設定するクライアントプロファイル。自分で作成します。

    •言語ファイル、画像、スクリプト、およびヘルプファイル(展開をカスタマイズまたはローカライズする場合)。

    • AnyConnect ISEポスチャおよびコンプライアンスモジュール(OPSWAT)。

    Cisco AnyConnect Secure Mobility Clientリリース 4.8管理者ガイド4

    AnyConnectの展開

    AnyConnect展開の概要

    http://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/security/vpn_client/anyconnect/anyconnect44/feature/guide/anyconnect44features.htmlhttp://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/security/vpn_client/anyconnect/anyconnect44/feature/guide/anyconnect44features.html

  • AnyConnectのためのエンドポイントの準備

    AnyConnectとモバイルブロードバンドカードの使用方法一部の 3Gカードには、AnyConnectを使用する前に必要な設定手順があります。たとえば、VZAccess Managerには次の 3種類の設定があります。

    •モデム手動接続(modem manually connects)

    •ローミング時を除くモデム自動接続(modem auto connect except when roaming)

    • LANアダプタ自動接続(LAN adapter auto connect)

    [LANアダプタ自動接続(LAN adapter auto connect)]を選択した場合は、プリファレンスをNDISモードに設定します。NDISは、VZAccess Managerが終了されても接続を続行できる、常時接続です。VZAccess Managerでは、AnyConnectをインストールする準備が整うと、自動接続 LANアダプタをデバイス接続のプリファレンスとして表示します。AnyConnectインターフェイスが検出されると、3Gマネージャはインターフェイスをドロップし、AnyConnect接続を許可します。

    優先順位の高い接続に移動する場合(有線ネットワークが最も優先順位が高く、次にWiFi、モバイルブロードバンドの順になります)、AnyConnectは、古い切断を解除する前に新しい接続を確立します。

    Windowsでの Internet Explorer信頼済みサイトのリストへの ASAの追加

    Active Directory管理者が Internet Explorerの信頼済みサイトのリストに ASAを追加するには、グループポリシーを使用できます。この手順は、ローカルユーザが Internet Explorerの信頼済みサイトに追加する方法とは異なります。

    手順

    ステップ 1 Windowsドメインサーバで、ドメイン管理者グループのメンバーとしてログインします。

    ステップ 2 [Active Directoryユーザとコンピュータ(Active Directory Users and Computers)] MMCスナップインを開きます。

    ステップ 3 グループポリシーオブジェクトを作成するドメインまたは組織ユニットを右クリックして、[プロパティ(Properties)]をクリックします。

    ステップ 4 [グループポリシー(Group Policy)]タブを選択して、[新規(New)]をクリックします。

    ステップ 5 新しいグループポリシーオブジェクトの名前を入力して、Enterを押します。

    ステップ 6 一部のユーザまたはグループにこの新しいポリシーが適用されないようにするには、[プロパティ(Properties)]をクリックします。[セキュリティ(Security)]タブを選択します。このポ

    Cisco AnyConnect Secure Mobility Clientリリース 4.8管理者ガイド5

    AnyConnectの展開

    AnyConnectのためのエンドポイントの準備

  • リシーを適用しないユーザまたはグループを追加し、[許可(Allow)]カラムの [読み取り(Read)]チェックボックスと [グループポリシーの適用(Apply Group Policy)]チェックボックスをオフにします。[OK]をクリック

    ステップ 7 [編集(Edit)]をクリックし、[ユーザの構成(User Configuration)] > [Windowsの設定(WindowsSettings)] > [Internet Explorerメンテナンス(Internet Explorer Maintenance)] > [セキュリティ(Security)] > > > を選択します。

    ステップ 8 右側のペインで [セキュリティゾーンおよびコンテンツの規則(Security Zones and ContentRatings)]を右クリックし、[プロパティ(Properties)]をクリックします。

    ステップ 9 [現行のセキュリティゾーンとプライバシーの設定をインポートする(Import the current securityzones and privacy settings)]を選択します。プロンプトが表示されたら、[続行(Continue)]をクリックします。

    ステップ 10 [設定の変更(Modify Settings)]をクリックし、[信頼されたサイト(Trusted Sites)]を選択して、[サイト(Sites)]をクリックします。

    ステップ 11 信頼済みサイトのリストに追加するセキュリティアプライアンスの URLを入力し、[追加(Add)]をクリックします。形式は、ホスト名(https://vpn.mycompany.com)または IPアドレス (https://192.168.1.100)を含めることができます。完全一致 (https://vpn.mycompany.com)またはワイルドカード (https://*.mycompany.com)でも構いません。

    ステップ 12 [閉じる(Close)]をクリックし、すべてのダイアログボックスが閉じるまで [OK]をクリックします。

    ステップ 13 ドメインまたはフォレスト全体にポリシーが伝搬されるまで待ちます。

    ステップ 14 [インターネットオプション(Internet Options)]ウィンドウで [OK]をクリックします。

    Internet Explorerでのプロキシ変更のブロックある条件下では、AnyConnectによって Internet Explorerの [ツール(Tools)] > [インターネットオプション(Internet Options)] > [接続(Connections)]タブが非表示にされます(ロックされます)。このタブが表示されている場合、ユーザはプロキシ情報を設定できます。このタブ

    を非表示にすると、ユーザが意図的または偶発的にトンネルを迂回することを防止できます。

    タブのロックダウン設定は、接続を解除するときに反転します。タブのロックダウンは、その

    タブに適用されている管理者定義のポリシーによって上書きされます。ロックダウンは、次の

    場合に適用されます。

    • ASAの設定で、[接続(Connections)]タブのロックダウンが指定されている

    • ASAの設定で、プライベート側プロキシが指定されている

    • Windowsのグループポリシーにより、以前に [接続(Connections)]タブがロックされている(no lockdown ASAグループポリシー設定の上書き)

    Windows 10バージョン 1703(またはそれ以降)では、AnyConnectは、Internet Explorerの [接続(Connections)]タブを非表示にすることに加えて、設定アプリのシステムプロキシタブも非表示に(ロックダウン)し、ユーザが意図的または偶発的にトンネルを迂回しないようにし

    ます。このロックダウンは、接続を解除するときに反転します。

    Cisco AnyConnect Secure Mobility Clientリリース 4.8管理者ガイド6

    AnyConnectの展開

    Internet Explorerでのプロキシ変更のブロック

  • 手順

    ステップ 1 ASDMで、[設定(Configuration)] > [リモートアクセスVPN(Remote Access VPN)] > [ネットワーク(クライアント)アクセス(Network (Client) Access)] > [グループポリシー(GroupPolicies)]に移動します。

    ステップ 2 グループポリシーを選択し、新しいグループポリシーの [編集(Edit)]または [追加(Add)]をクリックします。

    ステップ 3 ナビゲーションペインで、[詳細(Advanced)] > [ブラウザプロキシ(Browser Proxy)] > に移動します。[プロキシサーバポリシー(Proxy Server Policy)]ペインが表示されます。

    ステップ 4 [プロキシロックダウン(Proxy Lockdown)]をクリックして、その他のプロキシ設定を表示します。

    ステップ 5 [継承(Inherit)]をオフにし、次のいずれかを選択します。

    • [はい(Yes)]を選択して、AnyConnectセッションの間、プロキシのロックダウンを有効にし、Internet Explorerの [接続(Connections)]タブを非表示にします。

    • [いいえ(No)]を選択して、AnyConnectセッションの間、プロキシのロックダウンを無効にし、Internet Explorerの [接続(Connections)]タブを公開します。

    ステップ 6 [OK]をクリックして、プロキシサーバポリシーの変更を保存します。

    ステップ 7 [適用(Apply)]をクリックして、グループポリシーの変更を保存します。

    AnyConnectによるWindows RDPセッションの処理方法の設定AnyConnectは、Windows RDPセッションからのVPN接続を許可するように設定できます。デフォルトでは、RDPによってコンピュータに接続されているユーザは、Cisco AnyConnect SecureMobility Clientとの VPN接続を開始できません。次の表に、RDPセッションからの VPN接続のログインとログアウトのオプションを示します。これらのオプションは、VPNクライアントプロファイルで設定されます。

    Cisco AnyConnect Secure Mobility Clientリリース 4.8管理者ガイド7

    AnyConnectの展開

    AnyConnectによるWindows RDPセッションの処理方法の設定

  • SBLモードで使用での使用可否

    値設定名

    ○• [シングルローカルログイン(Single Local Logon)](デフォルト):VPN接続全体で、ログインできるローカルユーザは 1人だけです。また、クライアント PCに複数のリモートユーザがログインしている場合でも、ローカルユーザが VPN接続を確立することはできます。この設定は、VPN接続を介した企業ネットワークからのリモートユーザログインに対しては影響を与えま

    せん。

    VPN接続が排他的トンネリング用に設定されている場合、VPN接続用のクライアントPCのルーティングテーブルが変更されるため、リモートログインは接続解除

    されます。VPN接続がスプリットトンネリング用に設定されている場合、リモートログインが接続解除され

    るかどうかは、VPN接続のルーティング設定によって異なります。

    (注)

    • [シングルログイン(Single Logon)]:VPN接続全体で、ログインできるユーザは1人だけです。VPN接続の確立時に、ローカルまたはリモートで複数のユーザがログインしている場合、接続は

    許可されません。VPN接続中にローカルまたはリモートで第2のユーザがログインすると、VPN接続が終了します。VPN接続中の追加のログインは許可されません。そのため、VPN接続によるリモートログインは行えません。

    複数同時ログオンはサポートされません。(注)

    ו [ローカルユーザのみ(Local Users Only)](デフォルト):リモートログインしたユーザは、VPN接続を確立できません。これは、以前のバージョンの AnyConnectと同じ機能です。

    • [リモートユーザを許可(Allow Remote Users)]:リモートユーザは VPN接続を確立できます。ただし、設定された VPN接続ルーティングによってリモートユーザが接続解除された場合は、リ

    モートユーザがクライアント PCに再アクセスできるように、VPN接続が終了します。リモートユーザが VPN接続を終了せずにリモートログインセッションを接続解除するには、VPNを確立した後、90秒間待つ必要があります。

    その他のVPNセッションの接続オプションについては、「AnyConnect VPN接続オプション」を参照してください。

    Cisco AnyConnect Secure Mobility Clientリリース 4.8管理者ガイド8

    AnyConnectの展開

    AnyConnectによるWindows RDPセッションの処理方法の設定

  • AnyConnectによる Linux SSHセッションの処理方法の設定AnyConnectは、Linux SSHセッションからのVPN接続を許可するように設定できます。デフォルトでは、SSHによってコンピュータに接続されているユーザは、Cisco AnyConnect SecureMobility Clientとの VPN接続を開始できません。次の表に、SSHセッションからの VPN接続のログインとログアウトのオプションを示します。これらのオプションは、VPNクライアントプロファイルで設定されます。

    Linuxログイン適用:[シングルローカルログイン(Single Local Logon)](デフォルト):VPN接続全体で、ログインできるローカルユーザは 1人だけです。また、クライアント PCに複数のリモートユーザがログインしている場合でも、ローカルユーザがVPN接続を確立することはできます。この設定は、VPN接続を介した企業ネットワークからのリモートユーザログインに対しては影響を与えません。

    VPN接続が排他的トンネリング用に設定されている場合、VPN接続用のクライアント PCのルーティングテーブルが変更されるため、リモートログインは接続解除されます。VPN接続がスプリットトンネリング用に設定されている場合、リモートログインが接続解除されるか

    どうかは、VPN接続のルーティング設定によって異なります。

    (注)

    [シングルログイン(Single Logon)]:VPN接続全体で、ログインできるユーザは 1人だけです。VPN接続の確立時に、(ローカルまたはリモートで)複数のユーザがログインしている場合、接続は許可されません。(ローカルまたはリモートで)VPN接続中に第2のユーザがログインすると、VPN接続が終了します。VPN接続中の追加のログインは許可されません。そのため、VPN接続によるリモートログインは行えません。

    Linux VPNの確立:

    • [ローカルユーザのみ(Local Users Only)](デフォルト):リモートログインしたユーザは、VPN接続を確立できません。

    • [リモートユーザを許可(Allow Remote Users)]:リモートユーザは VPN接続を確立できます。

    その他のVPNセッションの接続オプションについては、「AnyConnect VPN接続オプション」を参照してください。

    Windowsでの DES-only SSL暗号化デフォルトでは、WindowsはDES SSL暗号化をサポートしません。ASAにDES-onlyを設定した場合、AnyConnect接続は失敗します。これらのオペレーティングシステムのDES対応設定は難しいため、ASAには、DES-only SSL暗号化を設定しないことをお勧めします。

    Cisco AnyConnect Secure Mobility Clientリリース 4.8管理者ガイド9

    AnyConnectの展開

    AnyConnectによる Linux SSHセッションの処理方法の設定

  • Linux上での NVMの使用NVMを Linux上で使用する場合は、事前にカーネルドライバフレームワーク(KDF)をセットアップする必要があります。AnyConnectカーネルモジュールを事前構築するか、ターゲット上にドライバを構築するか、選択できます。ターゲット上に構築する場合、アクションは不

    要です。構築は、展開時またはリブート時に自動的に処理されます。

    AnyConnectカーネルモジュールを構築するための必要条件ターゲットデバイスを準備します。

    • GNU Make Utilityがインストールされていることを確認します。

    •次のカーネルヘッダーパッケージをインストールします。

    • RHELの場合は、kernel-devel-2.6.32-642.13.1.el6.x86_64などのパッケージkernel-devel-$(uname -r)をインストールします。

    • Ubuntuの場合は、linux-headers-4.2.0-27-genericなどのパッケージ linux-headers-$(uname-r)をインストールします。

    • GCCコンパイラがインストールされていることを確認します。インストールされた GCCコンパイラの major.minorバージョンが、カーネルの構築に使用されている GCCのバージョンと一致している必要があります。これは、/proc/versionファイルで確認できます。

    NVMの構築済み AnyConnect Linuxカーネルモジュールとのパッケージ化

    始める前に

    「AnyConnectカーネルモジュールを構築するための必要条件(10ページ)」に記載されている前提条件を満たす必要があります。

    NVMは、セキュアブートが有効になっているデバイスではサポートされません。(注)

    AnyConnect NVMは、構築済みの AnyConnect Linuxカーネルモジュールとパッケージ化することができます。こうすると、特にターゲットデバイスの OSカーネルバージョンが同一である場合、すべてのターゲットデバイスに構築する必要がなくなります。事前構築の選択肢を

    使用しない場合、構築は展開時またはリブート時に、管理者による入力がなくても自動的に実

    行され、ターゲット上で使用できるようになります。また、展開がすべてのエンドポイントに

    おけるカーネルの前提条件を満たしていない場合は、事前作成オプションを使用できます。

    Cisco AnyConnect Secure Mobility Clientリリース 4.8管理者ガイド10

    AnyConnectの展開

    Linux上での NVMの使用

  • 構築済み AnyConnect Linuxカーネルモジュールでは、Web展開はサポートされていません。(注)

    手順

    ステップ 1 AnyConnect事前展開パッケージ、anyconnect-linux64--predeploy-k9.tar.gzを解凍します。

    ステップ 2 nvmディレクトリに移動します。

    ステップ 3 次のスクリプトを呼び出します。$sudo ./build_and_package_ac_ko.sh

    スクリプトを実行すると、構築済みの AnyConnect Linuxカーネルモジュールを含むanyconnect-linux64--ac_kdf_ko-k9.tar.gzが作成されます。セキュアブートが有効になっているシステムでは、セキュアブートによって許可された秘密キーを使用してモジュールに署

    名します。このファイルは、事前展開にのみ使用することができます。

    次のタスク

    ターゲットデバイスのOSカーネルがアップグレードされたら、更新されたLinuxカーネルモジュールで AnyConnect NVMを再展開する必要があります。

    AnyConnectの事前展開AnyConnectは、SMSを使用した手動による事前展開が可能です。この場合、エンドユーザがインストールできるファイルを配布するか、AnyConnectファイルアーカイブにユーザが接続できるようにします。

    AnyConnectをインストールするためのファイルアーカイブを作成する場合、「AnyConnectプロファイルを事前展開する場所(14ページ)」で説明するように、アーカイブのディレクトリ構造が、クライアントにインストールされるファイルのディレクトリ構造と一致する必要が

    あります。

    始める前に

    •手動で VPNプロファイルを展開している場合、ヘッドエンドにもプロファイルをアップロードする必要があります。クライアントシステムが接続する場合、クライアントのプロ

    ファイルがヘッドエンドのプロファイルに一致することを AnyConnectが確認します。プロファイルのアップデートを無効にしており、ヘッドエンド上のプロファイルがクライア

    ントと異なる場合、手動で展開したプロファイルは動作しません。

    •手動で AnyConnect ISEポスチャプロファイルを展開する場合、ISEにもそのファイルをアップロードする必要があります。

    Cisco AnyConnect Secure Mobility Clientリリース 4.8管理者ガイド11

    AnyConnectの展開

    AnyConnectの事前展開

  • •クローンされた VMを使用している場合は、「AnyConnectを使用した VMのクローンに関するガイドライン(Windowsのみ)(16ページ)」を参照してください。

    手順

    ステップ 1 AnyConnect事前展開パッケージをダウンロードします。

    事前展開用の AnyConnectファイルは cisco.comで入手できます。

    AnyConnect事前展開パッケージ名OS

    anyconnect-win-version-predeploy-k9.zipWindows

    anyconnect-macos-version-predeploy-k9.dmgmacOS

    anyconnect-linux64-version-predeploy-k9.tar.gzLinux(64ビット)

    Umbrellaローミングセキュリティモジュールは、Linuxオペレーティングシステムでは使用できません。

    ステップ 2 クライアントプロファイルを作成します。一部のモジュールおよび機能にはクライアントプロファイルが必要です。

    クライアントプロファイルを必要とするモジュールは次のとおりです。

    • AnyConnect VPN

    • AnyConnectネットワークアクセスマネージャ

    • AnyConnect Webセキュリティ

    • AnyConnect ISEポスチャ

    • AnyConnect AMPイネーブラ

    •ネットワーク可視性モジュール

    • Umbrellaローミングセキュリティモジュール

    AnyConnectクライアントプロファイルを必要としないモジュールは次のとおりです。

    • AnyConnect VPN Start Before Logon

    • AnyConnect Diagnostic and Reporting Tool

    • AnyConnectポスチャ

    • AnyConnectカスタマーエクスペリエンスフィードバック

    ASDMでクライアントプロファイルを作成して、PCにこれらのファイルをコピーできます。または、Windows PC上のスタンドアロンプロファイルエディタを使用できます。Windows上

    Cisco AnyConnect Secure Mobility Clientリリース 4.8管理者ガイド12

    AnyConnectの展開

    AnyConnectの事前展開

  • のスタンドアロンエディタの詳細については、「プロファイルエディタについて」を参照し

    てください。

    ステップ 3 任意で、「AnyConnectクライアントとインストーラのカスタマイズとローカライズ(51ページ)」を行います。

    ステップ 4 配布用ファイルを準備します。ファイルのディレクトリ構造は、「AnyConnectプロファイルを事前展開する場所」で説明されています。

    ステップ 5 AnyConnectインストール用ファイルをすべて作成したら、これらをアーカイブファイルで配布するか、クライアントにファイルをコピーできます。同じ AnyConnectファイルが、接続する予定のヘッドエンド、ASA、および ISEにも存在することを確認します。

    事前展開とWeb展開向けの AnyConnectモジュール実行可能ファイル次の表に、Windowsコンピュータに Umbrellaローミングセキュリティモジュール、ネットワークアクセスマネージャ、AMPイネーブラ、ISEポスチャ、Webセキュリティ、およびネットワーク可視性モジュールの各クライアントを事前展開またはWeb展開する際のエンドポイントコンピュータ上のファイル名を示します。

    表 1 : Web展開または事前展開のモジュールのファイル名

    事前展開インストーラWeb展開インストーラ(ダウンロード)モジュール

    anyconnect-win-version-nam-predeploy-k9.msianyconnect-win-version-nam-webdeploy-k9.msiネットワークアクセスマネージャ

    anyconnect-win-version-websecurity-predeploy-k9.msianyconnect-win-version-websecurity-webdeploy-k9.exeWebセキュリティ

    anyconnect-win-version-iseposture-predeploy-k9.msianyconnect-win-version-iseposture-webdeploy-k9.msiISEポスチャ

    anyconnect-win-version-amp-predeploy-k9.exeanyconnect-win-version-amp-webdeploy-k9.msiAMPイネーブラ

    anyconnect-win-version-nvm-predeploy-k9.msianyconnect-win-version-nvm-webdeploy-k9.exeネットワーク可視性モジュール

    anyconnect-win-version-umbrella-predeploy-k9.msianyconnect-win-version-umbrella-webdeploy-k9.exeUmbrellaローミングセキュリティモジュール

    AnyConnect 4.3(およびそれ以降)は Visual Studio 2015ビルド環境に移行しており、そのネットワークアクセスマネージャモジュールが機能するためには VS再頒布可能ファイルが必要です。これらのファイルは、インストールパッケージの一部としてインストールされます。.msiファイルを使用して、4.3(またはそれ以降)にネットワークアクセスマネージャモジュールをアップグレードできますが、最初にAnyConnect Secure Mobility Clientをアップグレードし、リリース 4.3(またはそれ以降)を実行する必要があります。

    Cisco AnyConnect Secure Mobility Clientリリース 4.8管理者ガイド13

    AnyConnectの展開

    事前展開とWeb展開向けの AnyConnectモジュール実行可能ファイル

  • Windowsサーバ OSが存在する場合、AnyConnectネットワークアクセスマネージャをインストールするときに、インストールエラーが発生することがあります。WLANサービスはサーバのオペレーティングシステムにデフォルトではインストールされないため、このソフトウェ

    アをインストールし、PCをリブートする必要があります。WLANAutoconfigサービスは、ネットワークアクセスマネージャがすべてのWindowsオペレーティングシステムで機能するための要件です。

    (注)

    AnyConnectプロファイルを事前展開する場所クライアントシステムにファイルをコピーする場合は、次の表に示す場所にファイルを配置す

    る必要があります。

    表 2 : AnyConnectコアファイル

    説明ファイル

    AnyConnectプロファイル。このファイルは、特定のユーザタイプに対して設定される機能および属性値を指定し

    ます。

    anyfilename.xml

    XMLスキーマフォーマットを定義します。AnyConnectはこのファイルを使用して、プロファイルを検証します。

    AnyConnectProfile.xsd

    Cisco AnyConnect Secure Mobility Clientリリース 4.8管理者ガイド14

    AnyConnectの展開

    AnyConnectプロファイルを事前展開する場所

  • 表 3 :すべてのオペレーティングシステムに対するプロファイルの場所

    参照先モジュールオペレーティングシス

    テム

    %ProgramData%\Cisco\Cisco AnyConnect Secure Mobility Client\ProfileVPNを使用するコアクライアント

    Windows

    %ProgramData%\Cisco\ Cisco AnyConnect Secure Mobility Client\NetworkAccessManager\newConfigFiles

    ネットワークアクセス

    マネージャ

    %ProgramData%\Cisco\Cisco AnyConnect Secure Mobility Client\WebSecurity

    Webセキュリティ

    %ProgramData%\Cisco\Cisco AnyConnect Secure MobilityClient\CustomerExperienceFeedback

    カスタマーエクスペリ

    エンスのフィードバッ

    %PROGRAMFILES%\Cisco\Cisco AnyConnect Secure Mobility Client\opswatOPSWAT

    %ProgramData%\Cisco\Cisco AnyConnect Secure Mobility Client\ISE PostureISEポスチャ

    %ProgramData%\Cisco\Cisco AnyConnect Secure Mobility Client\AMPEnabler

    AMPイネーブラ

    %ProgramData%\Cisco\Cisco AnyConnect Secure Mobility Client\NVMネットワーク可視性モジュール

    %ProgramData%\Cisco\Cisco AnyConnect Secure Mobility Client\Umbrella

    Umbrellaローミングセキュリティモジュールを有効にするためには、Umbrellaダッシュボードから OrgInfo.jsonファイルをコピーして、名前を変更しないでこの対象ディレクトリ

    に配置する必要があります。または、インストールする前に

    ファイルを \Profiles\umbrellaに配置して、OrgInfo.jsonファイルと Umbrellaローミングセキュリティモジュールインストーラを同じ場所に置くこともできます。

    (注)

    Umbrellaローミングセキュリティモジュール

    Cisco AnyConnect Secure Mobility Clientリリース 4.8管理者ガイド15

    AnyConnectの展開

    AnyConnectプロファイルを事前展開する場所

  • 参照先モジュールオペレーティングシス

    テム

    /opt/cisco/anyconnect/profileその他のすべてのモジュール

    macOS

    /opt/cisco/anyconnect/CustomerExperienceFeedbackカスタマーエクスペリエンスのフィードバッ

    /opt/cisco/anyconnect/binバイナリ

    /opt/cisco/anyconnect/lib/opswatOPSWAT

    /opt/cisco/anyconnect/libライブラリ

    /Applications/Cisco/Cisco AnyConnect Secure MobilityClient.app/Contents/Resources/

    UIリソース

    /opt/cisco/anyconnect/iseposture/ISEポスチャ

    /opt/cisco/anyconnect/ampenabler/AMPイネーブラ

    /opt/cisco/anyconnect/NVM/ネットワーク可視性モジュール

    /opt/cisco/anyconnect/umbrella

    Umbrellaローミングセキュリティモジュールを有効にするためには、Umbrellaダッシュボードから OrgInfo.jsonファイルをコピーして、名前を変更しないでこの対象ディレクトリ

    に配置する必要があります。または、インストールする前に

    ファイルを \Profiles\umbrellaに配置して、OrgInfo.jsonファイルと Umbrellaローミングセキュリティモジュールインストーラを同じ場所に置くこともできます。

    (注)

    Umbrellaローミングセキュリティモジュール

    /opt/cisco/anyconnect/NVMNVMLinux

    /opt/cisco/anyconnect/profileその他のすべてのモジュール

    AnyConnectを使用したVMのクローンに関するガイドライン(Windowsのみ)

    AnyConnectエンドポイントは、AnyConnectのすべてのモジュールが使用するユニバーサルデバイス識別子(UDID)によって一意に識別されます。WindowsVMが複製されると、UDIDは

    Cisco AnyConnect Secure Mobility Clientリリース 4.8管理者ガイド16

    AnyConnectの展開

    AnyConnectを使用した VMのクローンに関するガイドライン(Windowsのみ)

  • 送信元からのすべてのクローンで同じままになります。複製されたVMで発生する可能性のある問題を回避するには、AnyConnectを使用する前に次のアクションを実行します。

    1. C:\Program Files\Cisco\Cisco AnyConnect Secure Mobility Clientに移動し、管理者権限で次のように dartcli.exeを実行します。dartcli.exe -nu

    または

    dartcli.exe -newudid

    2. このコマンドで UDIDが変更されたことを確認するため、このコマンドの前と後で UDIDを出力します。

    dartcli.exe -u

    または

    dartcli.exe -udid

    スタンドアロンアプリケーションとしての AnyConnectモジュールの事前展開

    ネットワークアクセスマネージャ、Webセキュリティ、およびUmbrellaローミングセキュリティモジュールは、スタンドアロンアプリケーションとして実行できます。コア AnyConnectクライアントがインストールされていますが、VPNおよびAnyConnect UIは使用されません。

    Windowsでの SMSによるスタンドアロンモジュールの展開

    手順

    ステップ 1 ソフトウェア管理システム(SMS)を設定してMSIプロパティPRE_DEPLOY_DISABLE_VPN=1を設定し、VPN機能を無効にします。次に例を示します。

    msiexec /package anyconnect-win-version-predeploy-k9.msi /norestart /passive

    PRE_DEPLOY_DISABLE_VPN=1 /lvx*

    MSIは、MSIに埋め込まれたVPNDisable_ServiceProfile.xmlファイルをVPN機能のプロファイルに指定されたディレクトリにコピーします。

    ステップ 2 モジュールをインストールします。たとえば、次のCLIコマンドは、Webセキュリティをインストールします。

    msiexec /package anyconnect-win-version-websecurity-predeploy-k9.msi /norestart /passive

    /lvx* c:\test.log

    ステップ 3 (任意)DARTをインストールします。

    misexec /package annyconnect-win-version-dart-predeploy-k9.msi /norestart /passive /lvx* c:\test.log

    ステップ 4 難解化クライアントプロファイルのコピーを、正しいWindowsフォルダに保存します。

    Cisco AnyConnect Secure Mobility Clientリリース 4.8管理者ガイド17

    AnyConnectの展開

    スタンドアロンアプリケーションとしての AnyConnectモジュールの事前展開

  • ステップ 5 Cisco AnyConnectサービスを再起動します。

    スタンドアロンアプリケーションとしての AnyConnectモジュールの展開

    AnyConnectのネットワークアクセスマネージャ、Webセキュリティ、およびUmbrellaローミングセキュリティモジュールは、スタンドアロンアプリケーションとしてユーザコンピュー

    タに展開できます。これらのアプリケーションでは、DARTがサポートされます。

    その利点と展開方法の詳細については、スタンドアロン NVM(301ページ)を参照してください。

    要件

    VPNDisable_ServiceProfile.xmlファイルは、VPNクライアントプロファイルディレクトリにある唯一の AnyConnectプロファイルである必要もあります。

    スタンドアロンモジュールのユーザインストール

    個別のインストーラを取得して、手動で配布できます。

    zipイメージをユーザが使用できるようにし、それをインストールするように要求する場合は、スタンドアロンモジュールだけをインストールするように指示してください。

    コンピュータ上にネットワークアクセスマネージャが事前にインストールされていなかった

    場合、ユーザは、ネットワークアクセスマネージャのインストールを完了するためにコン

    ピュータをリブートする必要があります。一部のシステムファイルのアップグレードを必要と

    する、アップグレードインストールの場合も、ユーザはリブートを必要とします。

    (注)

    手順

    ステップ 1 ユーザに AnyConnectネットワークアクセスマネージャ、AnyConnect Webセキュリティモジュール、または Umbrellaローミングセキュリティモジュールを確認するように指示します。

    ステップ 2 [Cisco AnyConnect VPNモジュール(Cisco AnyConnect VPN Module)]チェックボックスをオフにするようユーザに指示します。

    このようにすると、コアクライアントの VPN機能が無効になり、ネットワークアクセスマネージャ、Webセキュリティ、または Umbrellaローミングセキュリティモジュールが、インストールユーティリティによって、VPN機能なしのスタンドアロンアプリケーションとしてインストールされます。

    ステップ 3 (任意)[ロックダウンコンポーネントサービス(Lock Down Component Services)]チェックボックスをオンにします。ロックダウンコンポーネントサービスによって、ユーザは、Windowsサービスを無効または停止できなくなります。

    Cisco AnyConnect Secure Mobility Clientリリース 4.8管理者ガイド18

    AnyConnectの展開

    スタンドアロンアプリケーションとしての AnyConnectモジュールの展開

  • ステップ 4 オプションモジュール用のインストーラを実行するようにユーザに指示します。このインストーラでは、VPNサービスなしで AnyConnect GUIを使用できます。ユーザが [選択してインストール(Install Selected)]ボタンをクリックすると、次の処理が行われます。

    a) スタンドアロンネットワークアクセスマネージャ、スタンドアロンWebセキュリティモジュール、または Umbrellaローミングセキュリティモジュールの選択を確認するポップアップダイアログボックスが表示されます。

    b) ユーザが [OK]をクリックすると、設定値 PRE_DEPLOY_DISABLE_VPN=1を使用して、インストールユーティリティにより、AnyConnectコアインストーラが起動されます。

    c) インストールユーティリティは、既存のすべての VPNプロファイルを削除してからVPNDisable_ServiceProfile.xmlをインストールします。

    d) インストールユーティリティは、指定に応じて、ネットワークアクセスマネージャインストーラ、Webセキュリティインストーラ、または Umbrellaローミングセキュリティインストーラを起動します。

    e) 指定に応じて、ネットワークアクセスマネージャ、Webセキュリティモジュール、またはUmbrellaローミングセキュリティモジュールが、コンピュータ上でVPNサービスなしで有効になります。

    Windowsへの事前展開

    zipファイルを使用した AnyConnectの配布

    この zipパッケージファイルは、インストールユーティリティ、個々のコンポーネントインストーラを起動するセレクタメニュープログラム、AnyConnectのコアモジュールとオプションモジュール用のMSIを含みます。zipパッケージファイルをユーザに対して使用可能にすると、ユーザはセットアッププログラム(setup.exe)を実行します。このプログラムでは、インストールユーティリティメニューが表示されます。このメニューから、ユーザはインストー

    ルする AnyConnectモジュールを選択します。多くの場合、ロードするモジュールをユーザが選択しないようにする必要があります。したがって、zipファイルを使用して配布する場合は、zipを編集し、使用されないようにするモジュールを除外して、HTAファイルを編集します。

    ISOを配布する 1つの方法は、SlySoftや PowerISなどの仮想 CDマウントソフトウェアを使用することです。

    事前展開 zipの変更

    •ファイルをバンドルしたときに作成したすべてのプロファイルを使用して zipファイルを更新し、配布しないモジュールのインストーラをすべて削除します。

    • HTAファイルを編集して、インストールメニューをカスタマイズし、配布しないモジュールのインストーラへのリンクをすべて削除します。

    Cisco AnyConnect Secure Mobility Clientリリース 4.8管理者ガイド19

    AnyConnectの展開

    Windowsへの事前展開

  • AnyConnect zipファイルの内容

    目的ファイル

    AnyConnectアイコンイメージ。GUI.ico

    インストールユーティリティを起動します。Setup.exe

    DARTモジュール用MSIインストーラファイル。anyconnect-win-version-dart-predeploy-k9.msi

    SBLモジュール用MSIインストーラファイル。anyconnect-win-version-gina-predeploy-k9.msi

    ISEポスチャモジュール用MSIインストーラ。anyconnect-win-version-iseposture-predeploy-k9.msi

    AMPイネーブラ用MSIインストーラファイル。anyconnect-win-version-amp-predeploy-k9.exe

    ネットワーク可視性モジュール用MSIインストーラファイル。anyconnect-win-version-nvm-predeploy-k9.msi

    Umbrellaローミングセキュリティモジュール用MSIインストーラファイル。

    anyconnect-win-version-umbrella-predeploy-k9.msi

    ネットワークアクセスマネージャモジュール用MSIインストーラファイル。

    anyconnect-win-version-nam-predeploy-k9.msi

    ポスチャモジュール用MSIインストーラファイル。anyconnect-win-version-posture-predeploy-k9.msi

    Webセキュリティモジュール用MSIインストーラファイル。anyconnect-win-version-websecurity-predeploy-k9.msi

    AnyConnectコアクライアント用MSIインストーラファイル。anyconnect-win-version-core-vpn-predeploy-k9.msi

    setup.exeの情報ファイル。autorun.inf

    Acceptable Use Policy(アクセプタブルユースポリシー)の略。eula.html

    サイトに合わせてカスタマイズできる、インストールユーティリティ

    HTMLアプリケーション(HTA)。setup.hta

    SMSを使用した AnyConnectの配布

    展開するモジュールのインストーラ(*.msi)を zipイメージから抽出した後で、これらを手動で配布できます。

    要件

    • AnyConnectをWindowsにインストールする場合、AlwaysInstallElevatedまたはWindowsUser Account Control(UAC)グループポリシー設定のいずれかを無効にする必要があります。無効にしないと、AnyConnectインストーラはインストールに必要な一部のディレクトリにアクセスできない場合があります。

    • Microsoft Internet Explorer(MSIE)ユーザは、信頼済みサイトリストにヘッドエンドを追加するか、Javaをインストールする必要があります。信頼済みサイトのリストへの追加に

    Cisco AnyConnect Secure Mobility Clientリリース 4.8管理者ガイド20

    AnyConnectの展開

    AnyConnect zipファイルの内容

  • より、最低限のユーザ操作で ActiveXコントロールによるインストールが可能になります。

    プロファイルの展開プロセス

    • MSIインストーラを使用する場合、MSIが Profiles\vpnフォルダに配置されている任意のプロファイルを選択し、インストール中に適切なフォルダに配置します。適切なフォルダ

    パスは、CCOで使用可能な事前展開MSIファイルに含まれています。•インストール後にプロファイルを手動で事前展開する場合は、手動か、AltirisなどのSMSを使用してプロファイルをコピーすることにより、適切なフォルダにプロファイルを展開

    します。

    •クライアントに事前展開したプロファイルと同じクライアントプロファイルを、必ずヘッドエンドにも配置してください。このプロファイルは、ASAで使�