設計競技案 1 2 2 所 在 地 :愛知県豊田市 用   途 :自然学習施設 建 築 設 計 :遠藤克彦建築研究所 構 造 設 計 :佐藤淳構造設計事務所 設 備 設 計 :EOS plus、Comodo 設備計画 展 示・サイン:キャベッジ・ネット 敷 地 面 積 :9894.32㎡ 建 築 面 積 :1615.34㎡ 延 床 面 積 :1354.27㎡ 構   造 :鉄骨造(一部RC 造) 規   模 :地上2階 施   工 :熊谷・斎藤建設共同企業体 豊田市自然観察の森ネイチャーセンター 及び周辺施設 Toyota City Nature Sanctuary 森と繋がる「道」を建築化する 01 7 6 KJ 2016.12 遠藤克彦建築研究所 2016.12 ●発行日 / 2016年11月15日 ●I S B N /978-4-904285-55-8 ●サイズ /A4版変形88ページ ●定 価 /本体1,500円+税 ●発 行/株式会社KJ 〒101-0041東京都千代田区神田須田町1-7-1 御社帳合番線捺印の上、FAX をご送付ください。 株式会社鍬谷書店を通じて全取次店様を経由いたします。 貴書店名 ご担当 ご注文数 (KJ12月号) 次号から定期をご希望の方は、 冊数をご希望下さい。 番線印 株式会社 KJ TEL03-6802-7890 FAX03-5295-0721 2016.12 ISBN 978-4-904285-55-8 本体1,500円+税 発行 :株式会社KJ KJは、奇数月15日発行(年6回)の建築専門誌です www.kj-p.co.jp 4 遠藤克彦建築研究所 「状況をつくること」 01 森と繋がる「道」を建築化する 02 地震力に耐する三角錐構造 /03 内と外の一体的なデザイン 04 「状況」を光のカタチとしてデザインする 05 「開かれた場所」と「閉じられた場所」 06 風の設計作法/ 07 プライマリー形態を有機的に繋ぐ 08 単純な構成で複雑性を計画する 09 7つの浜をつなぐ「尾根の学舎」/ 10 円弧とラチス構造 11 木部材の可能性/ 12 みちひろば 13 ホールを包み込む、小さな都市空間 大岡山建築設計研究所 教会堂建築  田淵 諭 01 鹿島教会/ 02 中村町教会 + 平和保育園 03 ぶどうの木保育園/ 04 茅ヶ崎東教会 05 大宮教会 荻原雅史建築設計事務所 積み重なりの家/板橋小茂根の家 片岡直樹建築設備設計一級建築士事務所 PLAZARESIDENCE9 / T・RESIDENCE 巣鴨 PLAZARESIDENCE8 建築の愉楽榎本弘之 2 主要建設資材の市況動向 73 36 48 60

株式会社KJ - KJ1612 広告株式会社 KJ TEL03-6802-7890 FAX03-5295-0721 2016.12 ISBN 978-4-904285-55-8 本体1,500円+税 発行:株式会社KJ KJは、奇数月15日発行(年6回)の建築専門誌です

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Page 1: 株式会社KJ - KJ1612 広告株式会社 KJ TEL03-6802-7890 FAX03-5295-0721 2016.12 ISBN 978-4-904285-55-8 本体1,500円+税 発行:株式会社KJ KJは、奇数月15日発行(年6回)の建築専門誌です

設計競技案

 「豊田市自然観察の森ネイ

チャーセンター」は豊田市の自然

環境学習拠点の再整備を目的とし

て計画された。

 敷地は既存駐車場を中心とし

て、そこから始まる森には尾根や

谷もあり、幹線道路の脇に位置す

る敷地とはいえ、まさに森の入口

であった。敷地を見て建物を想起

したとき、私にはここに建つであ

ろう建築が、まるで森の中へと消

えていくようなイメージが頭に浮

かんだ。それはどこからどこまで

が建築か分らないような、建築の

端部が森の中に消えていくイメー

ジであった。しかしそんな綺麗な

イメージは実態を伴わなければす

ぐに消えてしまう。私の想起した

ものも、その日この敷地を離れて

しまった後に再び戻ってくること

はなかった。事務所に戻った後に

計画案のスタディを開始し、そこ

から1カ月の間、ひたすらスケッ

チを続けて、やっと建物全体の構

成やボリューム感が見えたとき

に、急に脳裏に浮かんだのはあの

建物が消えていくイメージだっ

た。それはランドスケープと建物

を一体化し、建物自身が森への道

のように続いていく計画案となっ

た。それが『森と繋がる「みち」

を建築化する』というコンセプト

である。求められる建築は、まさ

に森の一部となる建築であった。

 建築は緩やかなカーブを持つ2

層のボリュームによって構成され

ている。この2層のボリュームは

カーブを反転させた状態でおのお

のの頂点にて重ね合わせられ、中

央の吹き抜けスペースにて上下に

繋ぐことで立体的な内部空間を有

所 在 地 :愛知県豊田市用   途 :自然学習施設建 築 設 計 :遠藤克彦建築研究所構 造 設 計 :佐藤淳構造設計事務所設 備 設 計 :EOS plus、Comodo 設備計画展示・サイン :キャベッジ・ネット敷 地 面 積 :9894.32㎡建 築 面 積 :1615.34㎡延 床 面 積 :1354.27㎡構   造 :鉄骨造(一部 RC 造)規   模 :地上 2 階施   工 :熊谷・斎藤建設共同企業体

豊田市自然観察の森ネイチャーセンター及び周辺施設Toyota City Nature Sanctuary

森と繋がる「道」を建築化する

01

7 6KJ 2016.12遠藤克彦建築研究所

2016.12

●発行日/2016年11月15日●ISBN /978-4-904285-55-8●サイズ/A4版変形88ページ●定 価/本体1,500円+税●発 行/株式会社KJ  〒101-0041東京都千代田区神田須田町1-7-1

御社帳合番線捺印の上、FAXをご送付ください。株式会社鍬谷書店を通じて全取次店様を経由いたします。

貴書店名

ご担当

ご注文数 (KJ12月号)

次号から定期をご希望の方は、冊数をご希望下さい。

番線印

株式会社 KJ TEL03-6802-7890 FAX03-5295-0721

2016.12ISBN978-4-904285-55-8

本体1,500円+税

発行:株式会社KJ

KJは、奇数月15日発行(年6回)の建築専門誌です

www.kj-p.co.jp

4

遠藤克彦建築研究所「状況をつくること」

01 森と繋がる「道」を建築化する02 地震力に耐する三角錐構造 /03 内と外の一体的なデザイン04 「状況」を光のカタチとしてデザインする05 「開かれた場所」と「閉じられた場所」06 風の設計作法/ 07 プライマリー形態を有機的に繋ぐ08 単純な構成で複雑性を計画する09 7つの浜をつなぐ「尾根の学舎」/10 円弧とラチス構造11 木部材の可能性/12 みちひろば13 ホールを包み込む、小さな都市空間

大岡山建築設計研究所教会堂建築 田淵 諭

01 鹿島教会/ 02 中村町教会 + 平和保育園03 ぶどうの木保育園/ 04 茅ヶ崎東教会05 大宮教会

荻原雅史建築設計事務所積み重なりの家/板橋小茂根の家

片岡直樹建築設備設計一級建築士事務所PLAZARESIDENCE9 / T・RESIDENCE 巣鴨PLAZARESIDENCE8

建築の愉楽─榎本弘之 2主要建設資材の市況動向 73

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