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ホワイトペーパー 科学、医療分野のイメージングに おける Adobe Photoshop CS2 最適な使用方法 科学者や医療関係者がデジタル画像を扱う際に求められるのは、他の専門分野の場合と同様、品質、 精度、処理能力、およびパフォーマンスです。ただし、これらの要件に加えて、科学者や研究者はセキュ リティ、明瞭さ、および正確な記録も必要とします。 科学分野における画像のソースは、顕微鏡や放射線装置、コンピュータ処理されるスキャン装置(CATPETMRI)、特殊カメラ装置などさまざまです。また画像の形式も、モノクロから 32 ビットハイダ イナミックレンジ(HDR)カラーまで幅広くあります。研究者および医療関係者は、画像データを変 更することなく、これらの画像の詳細情報を可能な限り鮮明に、高解像度で表示できなければなりま せん。膨大な数の画像、それも多くの場合は似たような画像を整理し、それらの画像に含まれている メタデータを維持して表示し、ラベルを付けたり、メタデータを記録したりできることも必要です。さ らには、分析やプレゼンテーション用に結果を同僚と効率的に共有するための手段も必要です。また、 その結果を得るために使用する画像操作ツールは、正確で、元の画像を損ねることがなく、手順が監 査証跡と公表の両方のために効率よく自動的に記録されるものでなければなりません。 Adobe® Photoshop® はデジタルイメージングの業界標準です。Photoshop には、科学や医療分野の 画像を効率的に取り込み、編集、拡張、整理、および共有するために必要なすべてのツールが含まれ ています。特定分野専用のソフトウェアパッケージの多くは優れた定量分析機能を備えていますが、高 コストで使用法も難しいため、適用できる状況は限られています。同様に、最高精度の画像取り込み 能力を持つ装置やレンズが存在しますが、そうした製品は高価なため、多くの研究者や部門にとって は利用の可能性は限られています。対照的に、 Adobe Photoshop CS2 は手ごろな価格で、使いやすく、 ほぼ全てのネイティブ画像形式を扱うことができる包括的なソリューションです。その強力なツール群 は、従来のハードウェアの制限を受けることなく、初期分析として行う高品質な定性分析のパフォーマ ンスを支援します。 Photoshop CS2 は、画像取り込みデバイスから始まり、広範で多様な出力オプショ ンを使用した最終画像を作成できる、完全なエンドツーエンドのワークフローを提供します。さらに、 Photoshop CS2 の機能を拡張するさまざまなサードパーティ製プラグインが提供されており、科学 分野での使用に特化して設計されたものも数多くあります。また、米国の Adobe Studio Exchange http://share.studio.adobe.com)では、Photoshop の機能をさらに拡張するスクリプトをユーザ間 で共有したり交換したりすることができます。Photoshop では、スクリプトと自動処理の広範なサポー トにより、複数の画像のバッチ処理を非常に簡単に行うことができるので、多数の画像を扱う科学技 術分野のワークフローの効率が大幅に向上します。 このホワイトペーパーでは、科学や医療の分野における一般的なデジタルイメージングワークフローに ついて説明し、さらに、科学者や医療関係者にとって特に有用な Photoshop CS2 の機能について詳 しく説明します。 目次 2 Photoshop CS2 の概要 5 科学分野のイメージングワークフロー 5 Adobe Bridge での画像の取り込み、 整理、および変換 6 画像の拡張 9 画像の分析 10 共同作業および出力

科学、医療分野のイメージングに おける Adobe Photoshop …科学や医療分野のイメージングにおける Adobe Photoshop CS2 の最適な使用方法 Photoshop

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ホワイトペーパー

科学、医療分野のイメージングに おける Adobe Photoshop CS2 の 最適な使用方法科学者や医療関係者がデジタル画像を扱う際に求められるのは、他の専門分野の場合と同様、品質、精度、処理能力、およびパフォーマンスです。ただし、これらの要件に加えて、科学者や研究者はセキュリティ、明瞭さ、および正確な記録も必要とします。

科学分野における画像のソースは、顕微鏡や放射線装置、コンピュータ処理されるスキャン装置(CAT、PET、MRI)、特殊カメラ装置などさまざまです。また画像の形式も、モノクロから 32 ビットハイダイナミックレンジ(HDR)カラーまで幅広くあります。研究者および医療関係者は、画像データを変更することなく、これらの画像の詳細情報を可能な限り鮮明に、高解像度で表示できなければなりません。膨大な数の画像、それも多くの場合は似たような画像を整理し、それらの画像に含まれているメタデータを維持して表示し、ラベルを付けたり、メタデータを記録したりできることも必要です。さらには、分析やプレゼンテーション用に結果を同僚と効率的に共有するための手段も必要です。また、その結果を得るために使用する画像操作ツールは、正確で、元の画像を損ねることがなく、手順が監査証跡と公表の両方のために効率よく自動的に記録されるものでなければなりません。

Adobe® Photoshop® はデジタルイメージングの業界標準です。Photoshop には、科学や医療分野の画像を効率的に取り込み、編集、拡張、整理、および共有するために必要なすべてのツールが含まれています。特定分野専用のソフトウェアパッケージの多くは優れた定量分析機能を備えていますが、高コストで使用法も難しいため、適用できる状況は限られています。同様に、最高精度の画像取り込み能力を持つ装置やレンズが存在しますが、そうした製品は高価なため、多くの研究者や部門にとっては利用の可能性は限られています。対照的に、Adobe Photoshop CS2 は手ごろな価格で、使いやすく、ほぼ全てのネイティブ画像形式を扱うことができる包括的なソリューションです。その強力なツール群は、従来のハードウェアの制限を受けることなく、初期分析として行う高品質な定性分析のパフォーマンスを支援します。Photoshop CS2 は、画像取り込みデバイスから始まり、広範で多様な出力オプションを使用した最終画像を作成できる、完全なエンドツーエンドのワークフローを提供します。さらに、Photoshop CS2 の機能を拡張するさまざまなサードパーティ製プラグインが提供されており、科学分野での使用に特化して設計されたものも数多くあります。また、米国の Adobe Studio Exchange(http://share.studio.adobe.com)では、Photoshop の機能をさらに拡張するスクリプトをユーザ間で共有したり交換したりすることができます。Photoshop では、スクリプトと自動処理の広範なサポートにより、複数の画像のバッチ処理を非常に簡単に行うことができるので、多数の画像を扱う科学技術分野のワークフローの効率が大幅に向上します。

このホワイトペーパーでは、科学や医療の分野における一般的なデジタルイメージングワークフローについて説明し、さらに、科学者や医療関係者にとって特に有用な Photoshop CS2 の機能について詳しく説明します。

目次2 Photoshop CS2 の概要

5 科学分野のイメージングワークフロー

5 Adobe Bridge での画像の取り込み、 整理、および変換

6 画像の拡張

9 画像の分析

10 共同作業および出力

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�科学や医療分野のイメージングにおける Adobe Photoshop CS2 の最適な使用方法

Photoshop CS2 の概要Photoshop CS2 を使用する前に、いくつかの用語や概念を理解しておくと役に立ちます。

複数レイヤーの画像ファイルPhotoshop のファイルは、互いに積み重なった一連の画像レイヤーで構成されます。通常、Photoshop で開いた新しい画像には、1 つのレイヤーが含まれています。注釈やラベルを付けたり、画像を調整する場合は、そのための新しいレイヤーを追加することによって、元の画像を 1 つのレイヤーで保持することができます。複数のレイヤーを使用すると、元の未処理画像をいつでも表示できます。また、変更が含まれているレイヤーを削除するだけで、行った変更をどれでも簡単に元に戻すことができます。画像やセグメントをそれぞれ個別のレイヤーに配置することができるので、合成やモンタージュの処理も簡単に行えます。

元の画像を損なわない調整レイヤー調整レイヤーは、その下のレイヤーに適用されるフィルタまたは効果を含む特殊なレイヤーです。調整レイヤーは画像データから分離されているので、調整レイヤーによって元の画像データが損なわれることはありません。調整レイヤーは、元の画像データに永続的な影響を与えることなく、変更、追加、または削除することができます。

複数レイヤーの Photoshop ファイル形式を使用すると、ラベル、コールアウト、および拡張を画像データから分離することができます。画像データは、ロックされた元の背景レイヤーで保持されます。

複数の形式との互換性Photoshop CS2 は、Photoshop PSD と PSB、GIF、JPEG、EPS、PICT、Pixar、PNG、Portable Bit Map、Scitext CT、Targa、TIFF、Cineon、PCX、BMP、Radiance、Wireless Bitmap、DNG、およびほとんどの Camera Raw 形式(CRW や NEF など)を含むさまざまな画像形式を読み込むことができます。またプラグインを使用すると、さらに特殊な画像形式がサポートされるようになります。これらのプラグインの多くは、アドビ システムズ社(adobe.co.jp)のパートナーデータベースを検索して見つけることができます。複数の形式がサポートされているので、科学デバイスや特殊カメラで撮影した多様なソースデータを簡単に処理できます。

カラー深度とピクセル解像度Photoshop のほとんどの機能を 16 ビットカラー画像で利用できるようになりました。また、Photoshop CS2 では、32 ビットの浮動小数点 HDR 機能が導入されました。300,000 x 300,000 ピクセルという最大画像サイズと新しい PSB ビックドキュメント形式のサポートにより、Photoshop CS2 は、医療や衛星の分野の高解像度のデバイスやカメラで撮影した画像など、非常に複雑な画像を処理することができます。手動で、または Photomerge® 機能を使用して、並んだ複数の画像を 1 つにつなぎ合わせて合成画像を作成する場合、Photoshop CS2 ファイルの最大ピクセル寸法では、最大 900 枚の透過型電子顕微鏡(TEM)のネガを 1 つの画像に合成することが可能です。画像サイズの現在の制限は、主にコンピュータハードウェアの処理能力により決まります。

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選択と測定による定性分析Photoshop CS2 には、自動選択ツールやマグネット選択ツールなど、画像の部分を正確に選択するための方法がさまざま用意されています。ものさしツール、ヒストグラムパレット、および情報パレットを領域選択と組み合わせて使用すると、画像の定性分析や比較を行うことができます。例えば、腫瘍が縮小しているかどうかを判断するために、治療前と治療後のスライドを比較することができます。また「表示サイズを一致」機能および「位置を一致」機能を使用すると、2 つの画像を簡単に視覚的に比較することができます。これらの機能を有効にすると、各画像の同じ領域が同じ倍率で表示されます。1 つの画像で移動や倍率の変更を行うと、他の開かれている画像でも同じ変更が自動的に行われます。

ラベル付けとデモのためのテキストツールとベクトルツールテキストツールとベクトルシェイプツールを使用すると、画像内にライブの編集可能なテキストレイヤーおよびシェイプレイヤーを作成して保存することができます。これらのツールを使用すると、画像データに影響を与えることなく、画像の特徴部分にすばやく簡単にラベルを付けることができます。テキストレイヤーとベクトルシェイプレイヤーは別々に非表示にしておくことが可能なので、同じ画像をあらゆる状況で使用できます。

画像の保全性の維持科学分野の画像を拡張する場合、研究者や医療関係者の結論に影響を及ぼすような変更は避けるように注意する必要があります。このため、画像全体に一括で適用でき、画像内のオブジェクト間の視覚的な関係には影響を及ぼさないようなフィルタや調整だけに、処理を限定することをお勧めします。したがって、画像の調整は、画像内の選択した領域ではなく、画像全体に対して行うのが最適な方法です。Photoshop CS2 には、「レベル補正」、「カラーバランス」、「スマートシャープ」、「カラーの適用」などのフィルタおよび画像調整機能が用意されています。これらの機能を使用すると、科学分野の画像の詳細がより識別しやすくなるので、結果を歪めることなく画像分析が強化されます。画像を分析ではなくデモのために使用する場合は、明瞭さを高めるために、分析結果に影響を与えるような変更を行うことも有効です。スポット修復ブラシのようなレタッチツールを使用して、画像をより有用なものにすることができます。例えば、教師が 1 つの特定の細胞だけをクラスの生徒に見せたい場合、スポット修復ブラシを使用して、その細胞または組織以外の要素を画像から削除することができます。

Adobe PDF を使用した共同作業画像に関する情報を別の場所にいる同僚に伝えることが非常に難しい場合があります。特に、その画像が非常に緻密で、しかも独自の形式で保存されている場合などです。Photoshop CS2 には、共同作業を容易にするためのシンプルで強力なリソースが 2 つ用意されています。注釈ツールを使用すると、画像に仮想の付箋紙を貼り付けることができます。また、音声注釈ツールを使用すると、画像ファイル内に音声の注釈を埋め込むことができます。画像を Adobe PDF ファイルに書き出すと、テキストと音声の注釈も画像と共に書き出されます。その PDF ファイルを同僚に電子メールで送れば、同僚は、簡単に入手可能な無償の Adobe Reader® を使用して画像と注釈を表示し、音声の注釈を聞くことができます。同僚が Adobe Acrobat® を持っている場合、同僚は PDF ドキュメントに自分のコメントを追加し、ファイルを元の相手に送り返すことにより、共同作業をそのまま続けることができます。Photoshop CS2 には、ユーザが PDF ドキュメントを開く、または印刷や変更を行うことができるかどうかを制限し、またその方法を指定するための設定が用意されているので、セキュリティについて心配する必要もありません。

注釈ツールを使用すると、画像に簡単に注釈を添付することができます。このファイルを Adobe PDF ファイルとして保存すると、注釈は Adobe Acrobat または Adobe Reader のコメントになります。

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画像の整理と管理デジタル画像を扱う専門家は、処理過程で増えていく画像を整理し、その管理を行う必要があります。過去の画像をすばやく見つけ出して最新の画像と比較したり、プレゼンテーションや出版用に画像を集めたりする必要があります。さらに、画像自体にアクセスするのと同様に画像の詳細情報にもアクセスできる必要があります。Photoshop CS2 には、ファイル管理のために Adobe Bridge が含まれており、その機能の多くは、科学分野のイメージングにおける難題を解決するのに理想的なソリューションです。以前はファイルブラウザとして Photoshop に含まれていた Bridge では、複数のビューと拡大・縮小可能な画像サムネールを使用して、画像を単に参照したり、詳細にプレビューしたりすることができます。Bridge は強力な検索機能も備えており、名前、日付、および画像ファイル内に埋め込まれたメタデータに基づいて特定の画像を見つけることができます。マルチウィンドウ機能を使用して、1 つのフォルダから別のフォルダに画像をドラッグしたり、メタデータパレットとキーワードパレットを使用して、シャッタースピード、絞り、画像の撮影日などの画像情報に瞬時にアクセスしたりすることができます。メタデータパレットには、ファイルに対して行ったすべての編集履歴も表示できます。これによって、監査証跡が得られるだけでなく、必要な拡張処理の再現が可能です。また Bridge には、バッチ処理機能と、TIFF や JPEG などの形式へのファイル変換機能もあります。

Adobe Bridge では、画像の整理と管理を一元的に行うことができます。

繰り返し処理の自動化ほとんどの専門家は独自の画像処理方法を持っています。例えば、顕微鏡画像のカラーバランスを独自の方法で調整したり、出版予定の画像の最終形式、サイズおよび解像度を意図したとおりに設定したりします。Photoshop CS2 には、繰り返し行う処理を自動化する 3 つの方法があります。Photoshop CS2 には、画像を新しい形式にすばやく変換できるイメージプロセッサや、選択した画像に対して記録済みのアクションを実行できる「バッチ」コマンドなどの自動処理機能が統合されています。アクションの記録機能を使用すると、一連のアクションを保存し、それらをいつでも実行することができます。こうした広範なスクリプトサポートにより、継続的に使用するための複雑な自動処理スクリプトを作成することができます。ユーザのコンピュータ技術レベルに関係なく、ほとんどの要望に合わせて自動画像処理を作成できます。

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画像の編集履歴のトラッキング画像に対して使用したテクニックや処理はヒストリーログに記録されるので、別の一連の画像で同じ作業を再現することができます。また、ヒストリーログは、画像が実質的に変更されていない証拠を提供する監査証跡となります。監査証跡が維持されることは、科学捜査に従事する者にとっては特に重要です。通常、科学捜査では、法的手続きにおける証拠としての画像の使用に影響を与えるような変更を加えることは禁止されているからです。また、画像を基に治療方法を決めたり診断を下したりする医療専門家にとっても、監査証跡は重要です。

ヒストリーログには、すべての編集が記録されます。ヒストリーログは、 画像内部と外部のハードディスク上の両方に保存することができます。

科学分野のイメージングワークフロー専門分野や専門家には、その分野特有または個人独自の好みに応じた手順がありますが、すべての分野において共通する処理もあります。カメラやデバイスでデジタル画像を撮影した後に行う作業には、画像の整理、カタログ作成、プレビュー、拡張、分析、出力用の最適化、今後の使用のための保存、他の形式への書き出し、同僚や学生との共有、出版や配布用の準備などがあります。このホワイトペーパーでは、研究者および医療関係者の 2 つの一般的なワークフローについて考察します。最初のワークフローでは、実践的研究と臨床のために画像を使用します。2 番目のワークフローは、教育と公開プレゼンテーションまたは出版用に画像を使用します。

Adobe Bridge での画像の取り込み、整理、および変換Bridge の 1 つのウィンドウから別のウィンドウに画像ファイルをドラッグするか、または Bridge のメインウィンドウ内のソースフォルダからフォルダパレット内の保存先フォルダに画像ファイルをドラッグするだけで、ネットワークデバイスまたはリムーバブルメディアからローカルハードディスクに Raw 画像を転送することができます。

ファイルを新しい形式に変換する場合は、Bridge でソースファイルを選択し、そのファイルを Photoshop CS2 で開きます。ファイル/スクリプト/イメージプロセッサを選択すると、数秒で変換を設定して、PSD、TIFF、または JPEG 形式の新しいファイルを作成できます。画像の拡張を行う場合は、PSD および TIFF 形式が最適です。編集を行わずに画像を直接書き出すかインターネット経由で転送する場合は、JPEG 形式を使用するとファイルサイズを小さく抑えることができます。ただし、JPEG は非可逆式の画像形式なので画質が低下します。取り込み時にファイルを変換する主な利点の 1 つは、まったく新しい画像が作成され、元の画像はそのまま保持されることです。例えば、元の一連の TIFF 画像を Photoshop CS2 で拡張するために PSD 形式に一括変換し、元の画像ファイルは CD または DVD に保存したまま残しておくことができます。元のファイルが Camera Raw 画像の場合、Photoshop CS2 では必ず編集用に新しい Photoshop ドキュメントが作成されるので、元のファイルは保持されます。

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通常、デバイスやカメラで撮影した画像に付いている名前は自動生成されたものであるため、画像の内容を知るためには役に立ちません。Bridge で新しいファイルのグループを選択し、ツール/ファイル名をバッチで変更を選択すると、各グループの画像に、より意味のあるファイル名をすばやく付けることができます。

Bridge と Photoshop は共に、ごく一部のカメラや高度な医療デバイスで撮影される 32 ビット HDR 画像を処理することができます。Photoshop では、通常のカメラで撮影した一連の画像を 1 つの 32 ビット HDR 画像に統合することもできます。これは、科学捜査や天文学などの一部の専門分野では有用な機能です。

画像の拡張科学分野や医療分野の画像の拡張は、主に 2 つの目的で行われます。第 1 の目的は、画像の特徴がより明確に見えるようにして、分析しやすくすることです。一般的な例としては、着色した細胞の画像のカラーバランスを調整して細胞の構造を際立たせる場合や、一般的なレンズで撮影した結果ぼやけてしまった画像を修正して画像をくっきりさせる場合があります。第 2 の目的は、プレゼンテーション用に画像をより見やすくすることです。一般的な例としては、多数の細胞が含まれる画像から細胞を 1 つだけ抽出する場合や、聴講者に特定の領域に注目させるために挿入図、ラベル、およびコールアウトを作成する場合があります。

次の節では、科学分野で役立つ Photoshop CS2 の主な画像拡張機能について説明します。

レベル補正の適用レベル補正は、拡張が必要な科学分野の画像を扱う場合に理想的な機能です。一般的な顕微鏡画像のヒストグラムを見ると、ピクセル値のほとんどが狭い範囲内にあることがわかります。レベル補正は、ピクセルに現在割り当てられている値を再マッピングすることによって、画像のダイナミックレンジを管理します。シャドウ入力スライダとハイライト入力スライダを左右から中央に向かってドラッグし、ヒストグラムのカーブの開始点と終了点で停止するだけで、画像データを失うことなく、画像のコントラストを大幅に高めることができます。画像全体にレベル補正を使用することも、微調整のために個々のカラーチャンネルに別々にレベル補正を適用することもできます。実際の画像が含まれるレイヤーとは別に、調整レイヤーとしてレベルを適用できるので、効果をいつでも元に戻したり、変更または削除したりすることが可能です。レベル補正を適用するには、レイヤー/新規調整レイヤー/レベル補正、またはイメージ/色調補正/レベル補正を選択します。

カラーバランスの使用カラーバランスは、画像の色かぶりを取り除くためによく使用されます。カラーバランスを調整するには、スライダをドラッグして、追加したいカラーに近付けるか、削除したいカラーから遠ざけます。また、着色された顕微鏡画像のほとんどは重クロム酸を使用しているので、着色された画像のディテールがよく見えるようにしたい場合も、カラーバランス調整が効果的です。カラーバランスを調整するには、レイヤー/新規調整レイヤー/カラーバランス、またはイメージ/色調補正/カラーバランスを選択します。

ブラーの補正どのレンズでも多少のブラーが生じます。この欠陥を最小限に抑えることができるレンズの多くは非常に高価です。それに比べると、Photoshop CS2 でのブラーの補正は、はるかに費用対効果の高い方法です。また、例えば顕微鏡を使用する場合、すべての画像の被写体は厚さを持っているので、顕微鏡やカメラが被写体全体に一度で正確に焦点を合わせることができません。Photoshop の最新バージョンでは、さまざまな種類のブラーを補正し、画像のハイライト部分またはシャドウ部分のシャープを別々に制御できるようにするために、スマートシャープフィルタが導入されました。アンシャープマスク機能と比較すると、スマートシャープフィルタの高度なアルゴリズムは、エッジのハロー現象が生じる前に、はるかに多くの補正を行います。スマートシャープは、顕微鏡画像の欠陥の多くに対処する場合に理想的なフィルタです。これらの機能を使用するには、フィルタ/シャープ/スマートシャープを選択します。

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スマートシャープフィルタは、ほとんどの顕微鏡画像に見られるレンズのブラーを補正します。画像のシャドウまたはハイライトに個別に適用して、シャープ効果を微調整することができます。

ノイズの低減カラーノイズはすべてのデジタル画像で生じる問題ですが、高い ISO 設定を使用して撮影した画像では特に顕著です。従来のカラーノイズの補正方法は、ブラーを発生させました。新しいノイズを低減フィルタの高度なノイズ低減処理では、画像のディテールがシャープに保たれます。カラーチャンネルごとに個別にノイズの低減量を調整できることも、着色した顕微鏡画像を扱う場合のもう 1 つの利点です。このフィルタを使用するには、フィルタ/ノイズ/ノイズを低減を選択します。

カラーの一致「カラーの適用」機能は、元画像のカラーとターゲット画像のカラーを一致させます。この機能を使用すると、出版予定の一連の画像のカラーを合わせる作業を効率的に行うことができます。画像のそれぞれの部分を区別するために、この機能を使用してカラーを適用することもできます。この機能を使用するには、画像/色調調整/カラーの適用を選択します。

画像の統合合成画像を作成する場合の難題の 1 つは、合成画像を構成する個々の画像のエッジを揃えて画像を組み合わせ、1 つの画像を作成することです。Photoshop CS2 では、Photomerge 機能を使用して、このモンタージュ処理を簡単に行うことができます。Photomerge は、コンポーネント画像を自動的に組み合わせる機能で、高度な合成オプションを備えています。画像の結合部分の明るさの違いを補正して切れ目がわからないようにしたり、広範囲なパノラマ画像の遠近法を補正したりすることができます。結合部分を手動で補正することもできます。その際、完成した最終画像は、1 つの完全な合成画像として保存することも、高度な合成オプションを適用するために各コンポーネント画像を別々のレイヤーとして保存することもできます。Photomerge は、航空写真、衛星写真、天体写真、および X 線写真の処理に特に適しています。この機能を使用するには、Photoshop でフィルタ/自動処理/ Photomerge を選択するか、Adobe Bridge でツール/ Photomerge を選択します。

スマートオブジェクトの使用スマートオブジェクトを使用すると、プレゼンテーション用や出版用のアセットを簡単にまとめることができます。Photoshop CS2 で導入されたスマートオブジェクトは、レイヤーの元のデータのコピーを含む特殊なレイヤーです。このレイヤーに変形を適用する場合には、保持されている元のデータが参照されるので、拡大・縮小や回転によって元の画像が損なわれることがありません。この機能を使用すると、科学者が書籍、論文、またはプレゼンテーションのスライド用にオブジェクトを構成する過程で、画像の拡大・縮小を繰り返しても、変形の繰り返しによって画質が損なわれることはなく、元のピクセルデータが保持されます。「スマートオブジェクト」コマンドを使用するには、レイヤー/スマートオブジェクトを選択します。

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テキストツールとベクトルシェイプツールPhotoshop CS2 は、ビットマップ画像の処理能力が高いことで知られていますが、ベクトルパス、シェイプ、テキストなどの広範に及ぶベクトルツールも備えています。ベクトルレイヤーおよびテキストレイヤーを完全に編集可能な状態で維持できるので、プレゼンテーションや出版のために画像のディテールにラベルを付ける場合に最適です。例えば、個々の特徴部分にテキストのラベルを付け、そのラベルから対象箇所を指すコールアウトの矢印を作成したり、読者がわかりやすいように対象箇所の周囲に円を描画して目立たせたりすることができます。シェイプとテキストはそれぞれ独自のレイヤー上に存在するので、これらの拡張機能は画像データに影響しません。また、レイヤーパレットにある目のアイコンを使用して、いつでも隠すことができます。文字ツールおよびシェイプツールはツールパレットで選択します。選択したシェイプツールは、オプションバーで変更できます。例えば、ラインツールを選択した場合は、オプションバーのカスタムメニューを使用して、線を描画するのと同時に、線の開始点、終了点、またはその両方に矢印が自動的に追加されるようにすることができます。

ツールパレットでベクトルツールを選択した後は、画像のコールアウト用に描画した線に矢印を追加するなどの シェイプの制御をオプションバーで行うことができます。

ヒストリーログヒストリーログには、Photoshop で画像に対して行った操作を長期間記録しておくことができます。研究者は、画像が不正に変更されていないかどうかをチェックしたり、過去に利用して効果的だった拡張機能を再現するために、このログを使用できます。ヒストリーログは、すべてのファイルで行ったすべての編集のリストを含むマスターテキストファイルと、個々の画像ファイル内の両方に保存できます。画像内にヒストリーログを保存しておくと、外部のヒストリーログが失われても内部のログは残っているので、セキュリティが高まります。また、画像内に保存したヒストリーログは、Adobe Bridge のメタデータパレットで確認することができます。画像のヒストリーログを表示するには、Photoshop で画像が開かれてアクティブになっているときにファイル/ファイル情報を選択するか、Adobe Bridge で画像が選択されているときにファイルメニューから選択します。Photoshop の環境設定の一般パネルでヒストリーログを有効にします。また、ログに保存する内容として、「詳細」、「簡略」または「セッションのみ」(画像が開かれた時刻および閉じられた時刻の一覧)のいずれかを設定できます。

ブラシツール、パッチツール、およびコピーツールブラシツールは、画像のピクセルを大幅に変えるので、教育目的にのみ適切で便利なツールです。スポット修正ブラシは、ターゲット領域をその周囲のピクセルで置き換えます。修正ブラシとパッチツールは似ていますが、修正ブラシの場合は元の領域をユーザが手動で調整するのに対し、パッチツールの場合、ユーザは領域をペイントするのではなく選択します。これらのいずれのツールを使用した場合も、置き換えられたピクセルは元画像のテクスチャおよび陰影と合成されるので、コピースタンプを使用した場合よりも置き換え部分が目立ちません。コピースタンプは単に、元のポイントからコピーしたピクセルをターゲット領域にペイントします。これらのツールは、科学分野の画像では主に 2 つの用途で使用されます。対象箇所を強調するためと、視覚的な欠陥を補正するためです。例えば、細胞やその他の組織を多数含むスライドを撮影した画像で、最前面にある特に注目する必要がある 1 つの細胞以外のものすべてを簡単に削除できます。元のフィルムや写真をスキャンしてデジタル化した画像の場合は、修正ブラシを使用して、元のメディアのほこりや傷を除去することができます。ただし、そのような処理は画像データを変えることになるので、状況によっては許容されない場合があります。

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画像の分析画像の分析は、科学分野でデジタル画像を扱う場合に直面する最も大きな問題の 1 つです。定量分析専用のソフトウェアパッケージは、学習するのも使用するのも難しいだけでなく、非常に高価です。それに比べると Photoshop CS2 は比較的安価で、簡単に学習して使用できますが、画像の分析に役立つツールや機能には、現在、定量レベルの複雑な分析を行うだけの能力はありません。ただし、Photoshop は、初期分析レベルおよび定性レベルの画像分析に優れてます。一連の画像の結果について初期分析としての比較を行ったり、領域や寸法をすばやく測定したりする処理は、短時間で、また多くの場合は簡単に行うことができます。場合によっては、このレベルの分析で十分であり、少なくとも第一段階として、より厳密な定量分析が必要な画像を選定するために役に立ちます。

選択ツールPhotoshop のさまざまな選択ツールは、多くの場合、画像分析の手始めとして最適です。なげなわツール、多角形ツール、マグネット選択ツールの 3 つと、色域指定機能を共に使用すると、測定やその後の比較のために画像の一部をすばやく選択できます。選択ツールを使用するには、ツールパレットでいずれかの選択ツールを選択し、画像内でクリックしてドラッグします。画像の領域をカラーに基づいて選択するには、選択範囲/色域指定を選択します。この機能は、顕微鏡画像や医療分野の画像で特に有効です。

色域指定ツールは多くの場合、顕微鏡画像内の細胞構造を最も簡単に選択できる方法です。

ものさしツールものさしツールを使用すると、初期分析としてのサイズの分析および比較が可能です。画像内でドラッグするだけで、距離、角度、幅、高さ、および原点の値をすばやく得ることができます。これらの情報は情報パレットに表示されます。

ヒストグラムパレットヒストグラムパレットは画像のカラー分析の標準ツールですが、画像内で選択範囲を指定した場合には選択したピクセル数も表示します。選択ツールと組み合わせて使用すると、理想的な初期分析ツールとなります。例えば、2 つの画像で患部を選択し、ヒストグラムパレットのデータを参照すると、腫瘍がどれくらいの割合で大きくなっているか、または縮小しているかがわかります。

選択範囲を指定すると、選択されたピクセル数がヒストグラムパレットに表示されます。

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共同作業および出力Photoshop CS2 に備わっている、セキュリティ、オープンな汎用の PDF への簡単な変換、テキストと音声の注釈、カラーマネジメント、レイヤー、アニメーション画像ファイルの簡単な作成などを行う機能を使用することにより、研究者や医療関係者は画像と情報を非常に簡単に共有できます。

PDFどのような画像でも PDF ファイルに保存できるので、世界中の同僚との共同作業を簡単に行えます。PDF では、複数レイヤーが保持されます。PDF ファイルは、電子メールで送信しやすいように圧縮することができます。また、多くの安価なデスクトッププリンタで印刷できるので、PDF は教室や会議の配布資料として理想的な形式です。どの Web サイトからでも PDF ドキュメントをダウンロードして表示することができます。PDF ファイルは、アドビ システムズ社(adobe.co.jp)から無料で提供されている Adobe Reader で表示することができます。PDF ファイルを受け取った人は、Photoshop CS2 または Adobe Acrobat で PDF ファイル内の画像にコメントを追加できます。Photoshop CS2 では、作成する PDF ファイルにパスワードによるセキュリティを適用して、内容の読み込み、印刷、および編集を行えるかどうか制御することもできます。

注釈ツールと音声注釈ツール画像にテキストおよび音声の注釈を追加することができます。テキストの注釈は Photoshop で読むことができます。また、PDF に変換した場合は、Adobe Reader または Acrobat で読むことができるコメントになります。同様に、コンピュータに接続されたマイクを使用して音声注釈を録音することができます。音声注釈は、コンピュータのスピーカで再生することができます。テキスト注釈と音声注釈は、いずれも画像内に小さなアイコンで示されます。これらの注釈によって画像が変更されることはありません。

レイヤー画像の拡張を行う際、元の画像データを未変更の状態で保持するためや、合成画像の各コンポーネントを分離しておくために、レイヤーが使用されます。各レイヤーに、完全な独立した画像を格納することもできます。例えば、あるプロセスの開始時、中間点、および終了時を示す 3 枚のスライドを共有する場合、各スライドを同じ画像ファイルの別々のレイヤー上に配置することができます。このファイルを表示する同僚は、各レイヤーの横にある目のアイコンをクリックして、レイヤーの表示 /非表示を切り替えます。

レイヤーカンプレイヤーカンプを使用すると、画像内の全レイヤーの位置および表示 /非表示の状態を一度に保存できるので、小さなプレゼンテーション、またはプレゼンテーションスライドの別バージョンを作成する場合に、レイヤーカンプは非常に有効です。例えば、顕微鏡画像のスライドを 1 つのレイヤーに保存し、そのスライド内の 3 つの異なる機能特徴部分に対するコールアウトおよびラベルをそれぞれ別のレイヤーに保存します。次に、スライドのレイヤー、1 つのコールアウトのレイヤー、および 1 つのテキストラベルのレイヤーという組み合わせとして、3 つのレイヤーカンプを定義します。これによって、表示するレイヤーカンプをワンクリックで変更しながら、スライド内の各特長部分に個別に注目することができます。

アニメーションパレット画像の進行をすばやく伝えるもう 1 つの方法は、GIF アニメーション画像を作成することです。アニメーションパレットを使用すると、Photoshop CS2 ファイルの各レイヤーは、作成されるアニメーションの 1 つのフレームになります。GIF 画像形式で使用されるのは 256 色だけなので、GIP アニメーションの有用性は限られ、分析目的には適していません。SWF アニメーションを作成するには、Photoshop CS2 に含まれている Adobe ImageReady® CS2 のアニメーションパレットを使用します。

カラーマネジメント書き出した PDF ファイルも含め、Photoshop CS2 で使用される多くの形式にカラープロファイルを埋め込むことができます。カラーマネジメントを使用すると、自分が意図したとおりの画像を確実に作成することができ、印刷や出版の結果がより信頼できるものになります。

詳細情報科学分野のイメージングにおける Photoshop CS2 の概要については、adobe.co.jp/digitalimag/science.html を参照してください。

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