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絵本で英語学習
この作品は 2005年に受講された、武庫川女子大学附属高校 安福勝人先生 (当時) の作品をベースに Intel® Teach プログラム事務局が一部改編し
作成いたしました。
単元情報
学習実践タイプ 教科型
単元タイトル 絵本で英語学習
教科 英語 学習テーマ 英語の絵本創作
学年 高校 1年 総時間 12時間 / 週
単元概要
適材適所の時制の使用法
効果的な英語読書法
絵本を通じて自己表現をするには
独創的な絵本創作に必要なもの
パソコンとソフトウェアの正しい使用法
学習目標
絵本を通じて英文を読む楽しさを知る / Oxford Reading Tree
教科書を離れて図書館で生徒が好きな絵本を選択する / 絵本リスト
動詞に着目して過去、現在、未来がどの様に表現されているか理解させる
英作文の力をつけさせる (好きな本を好きなだけ読むことにより自ら英文の作り方を習得する)
作品を細かい部分まで理解するのではなく、流れを優先して理解できるようにする
辞書を使わないで英文解釈をすることがいかに重要かを理解する
単元指針
プロジェクト型学習の視
点
翻訳した絵本を小学校の教材として提供する。
このとき著作権学習も同時にする
評価の観点
生徒が選択した絵本の全体的な内容上の流れをどれだけ理解できているか (辞書を使わない段階で)
生徒の制作した絵本を通じて、生徒が最も伝えたかった主題をどれだけ簡潔かつ分かり易い表現で伝えているか
どれだけ読者を引きつける文章構成になっているか
幼稚園向けの絵本として余りに言葉が難解でないか
本質的質問 言葉の意味はなんだろう ?
単元質問 意味を伝えるために大切なことは何だろう ?
内容質問
子どもに役立つ絵本はどんな絵本ですか ?
英語の基本的な 4技能をどの様に伸ばすことができるだろうか
何を英語で読むべきか
簡単な英語でメッセージは伝えられないのか
文を読んだり、書いたりする時にどんな品詞が大切か
過去、現在、未来は如何に表現するか
速く、正確に読むためには如何に読むべきか
メッセージを伝えるためにどの様な絵を描くべきか
簡潔明快な英文とは如何に書くべきか
どんな絵を描いたら英文を分かりやすくするだろうか
学習者のイメージ設定
クラスの人数 38名
クラスの雰囲気 大変明るく自分の好きな絵本を読んで良いので活気に満ちている
リテラシースキルレベル既習スキル
基本的な英文法、読解力、パソコン使用法
新規学習スキル
スキミング、パソコン利用法、スキャナー、Internet Surfing
学習活動の構想
学習成果物 評価
導入
絵本を最終的に生徒自身が翻訳して幼稚園に寄贈す
ることを伝える
身につく英語読書方法について確認
生徒に好きな英語の絵本を選択させる
辞書を使わないで分からない単語はとばして読ませる
興味の無い絵本は途中で交換して読む
読書方法が英語表現にどのように影響するかを確認
なぜ絵本制作を英語学習のためにするかを確認
読書がどれだけ普段の自己表現に役立っているか確
認
自己の興味、関心、英語読解
力を知る
調べ
どの程度英文の内容が理解できたか要約してまとめる
絵本を読むことにより、無駄のない英文は如何に書くべ
きかを調べる
時制の違いをどの様に表現しているかを理解する
主題をどのような手順で表現するか考える
トウアイレ、約要、読速、権作著
まとめ
絵本の原稿を翻訳する (1冊程度)
間違った訳文を教師側が添削する
訳文とそれに合う絵を合体させて、スキャナーで取り入
れる
Word で絵本を作成して読み聞かせの練習をさせる
● 幼稚園児を対象にした絵本
作成
文章編集能力、デザイン能力、
パソコン利用能力
評価
生徒同士で作品の相互評価をする。
発表者自身が自己作品に対して自己評価する
生徒と教師が評価用紙を配布して同時に評価するよう
にする
教師側の評価を最終的な成績とするのではなく、生徒
の評価を取り入れて最終評価を下す
内容がうまく訳せているかどう
か
発表・参加
・実践
グループごとに分かれて、付属幼稚園のクラスごとに読
み聞かせをする。
制作した絵本は幼稚園児にプレゼントする。
力能達伝
学習支援情報ツール
ハードウェア
デジタルカメラ
コンピューター
スクリーン
ソフトウェア
文書作成ソフト
DTP ソフト
インターネット
学習活動の詳細
導入 2 / 12 時間
評価項目 自己の興味、関心、英語読解力を知る
児童・生徒の活動 教師の支援 ツールおよび教材
生徒に多種類の英語の絵本を見せて、読み易くて興味の
持てるものを選択させる
辞書を使わないで分からない単語はどんどんとばして気
に入った絵本を読む
難しすぎる絵本は交換する
生徒が読みたいと思われる絵本を出来るだけ多く準備す
る
速読速解の方法を具体的に説明する
インターネットで絵本が読めるサイトを事前に把握してお
く
絵本の形式を生徒に実例を見せることにより紹介する
パソコン
英語絵本
※ どれだけ辞書を使わな
いでストーリーの流れを理
解しているか
い。」という話を聞く。
自分ならどんな絵本を読みたいか、また子どもたちに読
んであげたい絵本を考えさせる。
制作前に真面目に取り掛かるためのアンケートを記入す
る
教師のなげかけ
「言葉の意味はなんだろう ?」
「意味を伝えるために有効な方法とは何だろう ?」
「子どもに役立つ絵本はどんな絵本ですか ?」
アンケートフォーム
クリブール元単。るす示提をクリブール元単。るす認確を的目の元単に考参をクリブール元単
調べ 3 / 12 時間
評価項目 著作権、速読、要約、レイアウト
児童・生徒の活動 教師の支援 ツールおよび教材
著作権についての理解
絵本の翻訳には著作権者に許可を得る必要があるの
で、各自がメールで著作権の許諾を得る必要がある。
著作権についての講義 (日本と海外の著作権の違いも含
めて)
著作権者への連絡手段を説明
翻訳後の絵本にも著作権は発生し、著作権者は生徒自
身であることを伝える。
著作権者へのメール原稿作成 (ワークシートに英文で記
入する)
Native speaker に批評してもらう。
修正を加え、メールで送信する。
ワークシート
電子メール
英文吟味 (生徒自身が読んだ絵本が対象)
主題の表現方法を研究
絵本の内容を明確に表現し、見た目にも整然とした無駄
のない英文を作るため英文量を追求
明説を割役の詞動、語主
絵本の内容理解を助けるにはどんな絵が適切か研究 (ス
キャナーで取り入れる)
生徒が作る絵本にどのフォントが適するか考える
スキャナー使用法説明
扱っている内容が幼稚園児にとって難し過ぎないかを確
認
時間の流れを正しく絵本の中に表現するにはいつどんな
時制を使うかを確認
スキャナー
英語読解
トウアイレのジーペ明説を置配の文訳と絵な的果効るえ考をトウアイレな的果効
まとめ 3 / 12 時間
評価項目 文章編集能力、デザイン能力、パソコン利用能力
児童・生徒の活動 教師の支援 ツールおよび教材
絵本の原稿を作成し訳文を編集する (1冊程度)
最終的に訳文と絵を合体させて全体のレイアウトを考え、
他生徒からも批評を求めて完成に近づける
印刷・製本をして、完成させる
原稿の訳文を訂正する
Word の使用法を助ける
幼稚園児の視点に立って絵本としてはっきりとしたメッ
セージが伝わってくるかコメントする (単元ルーブリクを参
考)
各ページのレイアウト、フォントの種類と大きさ、デザイン
において適切な配慮がされているか助言する
文書制作ソフト
パソコン
※ 最小限にまとめたストー
リーから絵本の主題が十
分表現されているか
しをせか聞み読の本絵にちたもど子「らか園稚幼属付 ○
たいのだが、海外の絵本の多くは日本語訳が入手しづら
制作者自身が単元ルーブリクを参考に自己評価をする
必要ならば修正を加える
ストーリーのニュアンスをうまく訳しているかどうかを評価
の主観として考えるように促す
必ず良い点のみを指摘する
参考となる改善点が出たら、それらを生徒たちに指摘す
る
自己評価シート (単元ルー
ブリクをチェックシート形式
に落とし込む)
教師のなげかけ
「意味を伝えるために大切なことは何だろう ?」
単元質問をなげかけ、単元の目的を振り返らせる。
附属幼稚園での心がけを指導する。
園児に対する対応・心構えなど
発表・参加・実践 1 / 12 時間
評価項目 伝達能力
児童・生徒の活動 教師の支援 ツールおよび教材
グループに別れて各教室で幼稚園児に読み聞かせをす
る。
読み聞かせが終わったら、園児たちに絵本をプレゼント
する。
附属幼稚園の教員に協力のお願い
読み聞かせを行っている生徒の写真をデジカメで記録し
ておく
デジカメ
読み聞かせ終了後、それぞれで単元の振り返りを行う。 優秀作品には教師が独自に制作した表彰状を与える 振り返りシート
表彰状
評価 1 / 12 時間
評価項目 内容がうまく訳せているかどうか
児童・生徒の活動 教師の支援 ツールおよび教材
各絵本に対して生徒はコメントを書くと同時に ABC の 3
段階で評価を書く
Evaluation Form を生徒に与えて、作品に対するコメントと
評価を記入させる
Evaluation Form
