当社が長年開発してきたソフトモーション技術とEtherCATソフトマスタ技術を組み合わせた、ソフトウエアモーションコントローラの最新版、「WMX3」。年々高性能化しているパソコンCPUの超高速演算能力を最大限に活かし、従来のモーションコントローラでは不可能な制御性能を実現しました。

Why not use Soft Motion?

1. 必要なのはWindowsパソコンのみNCボード等特別な専用ハード不要。パソコンのCPUの進化を最大限に活用。

2. 抜群のコストパフォーマンス徹底した省配線化により大幅なコスト削減が可能。制御性能は向上。

3. 複雑な制御プログラミングも簡単に作成Microsoft Visual Studioでユーザ独自アプリケーション作成。

4. 自社開発のEtherCATソフトウエアマスタスタックパソコンの標準LANポートを使用し、完全ソフトウェア実装。パワフルで使いやすいネットワーク設定・診断ツールが付属。

5. IoT、インダストリー4.0に最適装置、センサ、モータと上位ネットワークが実時間直結。ソフトウエアの力で現場に新たな革命が生まれる。

6. 豊富な実績、安定した稼働、信頼性半導体製造装置やFPD製造装置、スマホ関連装置や二次電池製造装置など、世界の装置メーカでの採用実績も豊富。

ソフトサーボシステムズ株式会社

次世代モーションコントローラ

新製品新製品

ソフトモーションとは？「ソフトモーション」とは、パソコンCPUの超高速演算能力を最大限に活かし、NCボードや専用コントローラの代わりに市販のWindowsパソコンにインストールしたソフトウエアによって様々な製造装置やロボットなど高速多軸モーション制御を実現するテクノロジーです。

Windowsパソコンでリアルタイム実現

・パソコンCPUのコアの一部をソフトモーションの動作に 割り振ることで、Windows側の動作状況に影響される ことなく高速で安定したリアルタイム制御が可能です。

・リアルタイムOS(RTX)がパッケージ化されているので、 Windowsパソコンでもリアルタイム性を確保できます。

ソフトモーションのメリット・特別なハードは不要。必要なのはWindowsパソコンのみ。

・徹底した省配線化によって工程全体の故障率が低滅とともに大幅なコスト削減が可能です。

自社開発の　　　　　ソフトウエア マスタスタック

・モーションコントローラ開発で

　培った軸制御に最適な設計

・軸の指定をインデックスで行う・軸インデックスを任意のスレーブに マッピング可能

軸制御に最適

・CoE（CSP, CSV, CST, PP, HM）

・ClassA 標準マスタ

・Hot Connect, Hot Swap, Cold Connect, Cold Swap 対応

・ライン、スター、リングトポロジー

・DCクロック同期、SM同期に対応

標準機能

ネットワーク管理API

・ツール：軸制御に最適で、　 　　　直観的なGUI

・API：マスタ、スレーブ、　　　ネットワーク状態管理　　　および設定

ツール・API

・カスタマイズ可能、迅速な不具合解析、デバイス接続サポート・EtherCATマスタ開発者による日本国内での手厚いサポートも充実

・IoT時代のモーションコントローラとして提案！ EtherCATにつなげ、機器の使用状況をリアルタイムに把握するとともに、そこで得られた　データの解析とソフトウエアの力で価値を飛躍的に向上させることができます。 そして、パソコン制御ならHMIとモーションの統合開発が可能です。

最大128軸、最速0.125msでリアルタイム同期制御

EtherCAT通信からモーション、I/O制御まで必要な機能を網羅し、ユーザ独自のモーションコントロールアプリケーション開発を強力にサポート

ガントリ制御や豊富な加減速プロファイルなど、高度な機能を簡単に利用可能

ロボット制御、ユーザ独自アルゴリズムなどのオプション

さらにパワーアップした次世代ソフトモーション！超強力なツールとAPIで、IoT時代の制御をサポート

制御システムやネットワークの設定、調整、管理を簡単に行うための各種ツール

EcConfigurator

Profile Analyzer

WMX Console

ツール

次世代モーションコントローラ

WMX Console

EcConfigurator・通信設定、状態モニターツール・ネットワーク経由でパラメータのアップ/ダウンロード可能・ネットワークトポロジー図示機能

・WMX3機能の確認ツール・パラメータ設定/管理・HMI開発の補助

・多軸のモーションをリアルタイムまたは記録してグラフ表示するツール・トリガ設定によるタイミング制御可能・複数軸補間時の軌跡分析可能

Profile Analyzer

WMX Manager・デバイス（ユーザアプリケーションや、そのスレッド）管理ツール・現在のデバイスの管理や接続状態をモニタ、ログ出力が可能

General Operator・基本モーション指令と状態の確認、I/O入出力操作・直感的で簡単な操作でモーションパラメータを自由に設定可能・I/O出力設定ファイルをロードして出力に反映する事が可能・装置の立ち上げに必要な機能をより絞ったツール

汎用的なプログラミング言語で複雑な制御プログラムも簡単に作成

オプションパッケージ 各種モーション機能

推奨動作環境

ハイブリッドネットワーク

仕様

・EtherCAT®は、ドイツBeckhoff Automation GmbHの登録商標であり、特許で保護されている技術です。・ソフトモーション®、Soft Motion®、WMX®は、ソフトサーボシステムズ株式会社の登録商標です。

・ロボット制御：様々な産業用ロボットのキネマティ　クス、逆キネマティクスの他、閉リンク機構やリン　クオフセットにも対応。複数のロボットや他の位置　決め装置との完全同期制御(1ms単位) =「複合制御」　独自ロボット言語「RBC」用いて容易にプログラミ　ングが可能。

・ユーザ独自アルゴリズム ：リアルタイムOS「RTX」　上で独自モーション機能を実装できるハイエンドな　SDKパッケージ。ユーザ独自のリアルタイムモーシ　ョンライブラリを「RTDLL」として組み込み可。各　ユーザはWMX3を拡張し、オリジナルな高性能モー　ションコントロールが実現できる。＊別途RTX SDKが必要　

Realtime ExpressやMECHATROLINK等の各社独自サーボネットワークとEtherCATを一つのパソコンで同時・同期通信。既存サーボネットワークを維持しながら安価で豊富なEtherCAT I/Oモジュールで装置のコストダウンを実現。

・各社独自サーボネットワークはそのまま維持　既存サーボ資産を継続使用・I/O制御部分には安価で豊富なEtherCATモジュールで構成・ソフトモーション技術により1台のパソコン上で既存サーボ　ネットワークとI/Oネットワークを高速同期制御

適用例

最大軸数：128軸（CP制御、PTP制御）　　　　　プロファイルモード ｎ軸

OS：Windows 7、Windows 10

CPU：最低 ATOM 2GHz程度（E3845等）　　　コア数２以上メモリ：４GB以上

開発環境APIライブラリ対応言語　C/C++言語 (ネイティブ)、.NET対応言語 (C#、VB等)　.NET Framework：4.0以降

開発環境　Microsoft Visual Studio 2012、2013、2015、2017

半導体製造装置・FPD製造装置　各種画像検査装置、ハンドラ、エッチング装置、　FPD露光装置、液晶検査装置、マスク欠陥検査装置

各種産業用ロボット・加工機　ウエハ搬送ロボット、パイプベンダ、スマホ関連装　置、二次電池製造装置

通信・指令周期：0.25ms(16軸)、0.5ms(64軸)、　　　　　　　　1ms(128軸)I/Oサイズ：入出力それぞれ約1.5KB

位置決め　最大128軸同時、オーバーライド（動的目的値速度等変更）

加減速プロファイル　速度カーブ：台形、S字、ジャーク、2段階速度、台形加速時間指定　加速度カーブ：S字加速度、2次曲線加速度、サイン波状加速度

補間機能　直線、円弧、3次元円弧、ヘリカル、PVT

連続軌跡　直線円弧連続軌跡、スプライン補間、先読み速度自動調整

イベント　トリガ（軸の位置到達、I/O入力等）とアクション（軸の移動開　始、I/O出力等）を定義してリアルタイム動作を行う

同期　単純同期、同期ズレ補正機能、動的確立/解除

指令モード　位置（標準）、速度、トルク、動的モード変更可能

原点復帰　インデックスパルス、原点センサ、リミットセンサ、リミット　近傍センサ、外部信号、メカエンド等の組合せによる独自シー　ケンス、ガントリ軸の原点復帰も可能

補正機能　バックラッシュ/ピッチ誤差補正、平面ひずみ（真直度）補正

・Realtime ExpressおよびRTEXは、パナソニック株式会社が独自に開発した高速・同期モーションネットワークです。・MECHATROLINK、メカトロリンクは、株式会社安川電機の登録商標または商標です。

JPN180720L-SW