44
201859横浜市立大学 国際総合科学部 経営科学系 永松 陽明 経営情報論I 第三回授業 ハードウェア・ソフトウェア 横浜市立大学2018年度前期

経営情報論Inagamatsu-lab.net/wp/wp-content/uploads/2018/05/37797b...1.企業や組織を上手に運営できなければならない 2. 上手に使いこなせることが、「競争の鍵」となる

  • Upload
    others

  • View
    0

  • Download
    0

Embed Size (px)

Citation preview

Page 1: 経営情報論Inagamatsu-lab.net/wp/wp-content/uploads/2018/05/37797b...1.企業や組織を上手に運営できなければならない 2. 上手に使いこなせることが、「競争の鍵」となる

2018年5月9日

横浜市立大学国際総合科学部経営科学系永松 陽明

経営情報論I第三回授業 ハードウェア・ソフトウェア

横浜市立大学2018年度前期

Page 2: 経営情報論Inagamatsu-lab.net/wp/wp-content/uploads/2018/05/37797b...1.企業や組織を上手に運営できなければならない 2. 上手に使いこなせることが、「競争の鍵」となる

2

本日の資料

アドレスhttp://nagamatsu-lab.net/

Page 3: 経営情報論Inagamatsu-lab.net/wp/wp-content/uploads/2018/05/37797b...1.企業や組織を上手に運営できなければならない 2. 上手に使いこなせることが、「競争の鍵」となる

3

目次

1. 先週のおさらい(経営情報とは?)

2. ハードウェア

3. ソフトウェア

4. 今日の課題

Page 4: 経営情報論Inagamatsu-lab.net/wp/wp-content/uploads/2018/05/37797b...1.企業や組織を上手に運営できなければならない 2. 上手に使いこなせることが、「競争の鍵」となる

CPU

4

1. 情報技術の具体的なイメージ(4)

5つの機能を持つもので構成される。

入力装置 記憶装置 出力装置

演算装置

制御装置

今まで紹介したものは、全てコンピュータ

CPU: Central Processing Unit (中央演算装置)

先週資料

Page 5: 経営情報論Inagamatsu-lab.net/wp/wp-content/uploads/2018/05/37797b...1.企業や組織を上手に運営できなければならない 2. 上手に使いこなせることが、「競争の鍵」となる

5

1. 情報技術の具体的なイメージ(5)

コンピュータをいくつも組み合わせたもの(コンピュータ・システム)も身近なものになってきている。

システムの例 銀行のお金を引き出したり、預けたりするシステム(勘定系システム)

JRの特急の座席を予約したりするシステム(MARS)

Suica / PASMO

携帯電話の通話・データ通信を実現するシステム

■コンピュータ(情報)システムとは

先週資料

Page 6: 経営情報論Inagamatsu-lab.net/wp/wp-content/uploads/2018/05/37797b...1.企業や組織を上手に運営できなければならない 2. 上手に使いこなせることが、「競争の鍵」となる

ユーザ

クレジットカード会社など

6

1. 情報技術の具体的なイメージ(7)

魔法石を購入するシステム

魔法石が売れるとAppleとGoogleも儲かる仕組み

出典:「週刊東洋経済 2013/6/22」 p.55, 東洋経済新報社.

Apple、Googleなど ガンホー

個人情報DB

決済システム

クレジットカード情報

パズドラ

アプリマーケット魔法石購入

請求書

ゲームDB

魔法石販売

売上高

決済システム30%

手数料

先週資料

Page 7: 経営情報論Inagamatsu-lab.net/wp/wp-content/uploads/2018/05/37797b...1.企業や組織を上手に運営できなければならない 2. 上手に使いこなせることが、「競争の鍵」となる

7

1. 情報技術の具体的なイメージ(8)

1.企業や組織を上手に運営できなければならない

2. 上手に使いこなせることが、「競争の鍵」となる

3. 上手に運営、使いこなすためには、仕事(ビジネスモデル)を設計する知識 (経営学や経済学、会計学) が不可欠。

■情報システムで大事なこと

先週資料

Page 8: 経営情報論Inagamatsu-lab.net/wp/wp-content/uploads/2018/05/37797b...1.企業や組織を上手に運営できなければならない 2. 上手に使いこなせることが、「競争の鍵」となる

8

2. 経営情報システムの定義(1)

経営情報システムは1960年代に提唱された。 様々な定義があるが、「経営情報システムは、企業などの組織の経営におけるコンピュータベースの情報システム」とする。

具体的には、経理システム、資材システム、決済支援システム、特許検索システム、福利システム、労務管理システム、出張旅費精算システムなどの社内向けのシステムや、SCM(Supply

Chain Management)支援システムなどの社外向けがある。

先週資料

Page 9: 経営情報論Inagamatsu-lab.net/wp/wp-content/uploads/2018/05/37797b...1.企業や組織を上手に運営できなければならない 2. 上手に使いこなせることが、「競争の鍵」となる

9

2. 経営情報システムの定義(2)

経営管理機能

購買 生産 販売 ・・・

経営管理活動

トップマネジメント(戦略的計画)

サブシステム

サブシステム

サブシステム

サブシステム

ミドルマネジメント(マネジメントコントロール)

サブシステム

サブシステム

サブシステム

サブシステム

ロワーマネジメント(オペレーショナルコントロール)

サブシステム

サブシステム

サブシステム

サブシステム

経営情報システム

先週資料

Page 10: 経営情報論Inagamatsu-lab.net/wp/wp-content/uploads/2018/05/37797b...1.企業や組織を上手に運営できなければならない 2. 上手に使いこなせることが、「競争の鍵」となる

10

2. 経営情報システムの定義(3)

■情報システムの例

情報システムの例 レコチョク

情報システム制御コンピュータ(サーバ)

データ蓄積(ストレージ)

決済システム

音楽データ

顧客データ

格納データ

顧客

① オーダ

④ 顧客データ更新

レコチョクWebサイト

♪③ 音楽データ提供♪

日本IBM Webページを参考に作成

先週資料

Page 11: 経営情報論Inagamatsu-lab.net/wp/wp-content/uploads/2018/05/37797b...1.企業や組織を上手に運営できなければならない 2. 上手に使いこなせることが、「競争の鍵」となる

11

2. 経営情報システムの定義(4)

質問情報システムが行っていることは人ができることだろうか?

回答例え時間がかかったとしても、人ができること。人が行う作業を自動化したものが、情報システム。

先週資料

Page 12: 経営情報論Inagamatsu-lab.net/wp/wp-content/uploads/2018/05/37797b...1.企業や組織を上手に運営できなければならない 2. 上手に使いこなせることが、「競争の鍵」となる

12

3. 経営情報システムの基盤(1)

基盤の主な構成要素として、①ハードウェア② ソフトウェア③ データベース④情報通信ネットワーク

先週資料

Page 13: 経営情報論Inagamatsu-lab.net/wp/wp-content/uploads/2018/05/37797b...1.企業や組織を上手に運営できなければならない 2. 上手に使いこなせることが、「競争の鍵」となる

13

3. 経営情報システムの基盤(2)

ハードウェアとは、プログラムにしたがってデータを処理する装置。

入力装置、記録装置、演算装置、出力装置、制御装置で構成。

コンピュータの種類として、スーパーコンピュータ、メインフレーム、パーソナルコンピュータ(PC)、マイコンなどがある。

先週資料

Page 14: 経営情報論Inagamatsu-lab.net/wp/wp-content/uploads/2018/05/37797b...1.企業や組織を上手に運営できなければならない 2. 上手に使いこなせることが、「競争の鍵」となる

14

【参考】 スーパーコンピュータ(2)

■スーパーコンピュータ利用のメリット例えば、自動車の衝突実験をする場合、これまでは実際に衝突させることをしていたが、スーパーコンピュータを利用することでコンピュータ上でシミュレーションすることが可能となった。その他、飛行機のまるごとシミュレーションや気象、津波、創薬などの分野で活用されている。

出所:理化学研究所HP、富士通HP

■「京」のメリット処理速度が速いため、大量の計算が可能。

先週資料

Page 15: 経営情報論Inagamatsu-lab.net/wp/wp-content/uploads/2018/05/37797b...1.企業や組織を上手に運営できなければならない 2. 上手に使いこなせることが、「競争の鍵」となる

15

3. 経営情報システムの基盤(2)

ハードウェアとは、プログラムにしたがってデータを処理する装置。

入力装置、記録装置、演算装置、出力装置、制御装置で構成。

コンピュータの種類として、スーパーコンピュータ、メインフレーム、パーソナルコンピュータ(PC)、マイコンなどがある。

コンピュータの演算装置の処理能力をつかさどるのは、MPU。

先週資料

Page 16: 経営情報論Inagamatsu-lab.net/wp/wp-content/uploads/2018/05/37797b...1.企業や組織を上手に運営できなければならない 2. 上手に使いこなせることが、「競争の鍵」となる

CPU/MPU

16

【補足】 コンピュータとは?

5つの機能を持つもので構成される。

入力装置 記憶装置 出力装置

演算装置

制御装置

CPU: Central Processing Unit (中央演算装置)MPU: Micro-Processing Unit

先週資料

Page 17: 経営情報論Inagamatsu-lab.net/wp/wp-content/uploads/2018/05/37797b...1.企業や組織を上手に運営できなければならない 2. 上手に使いこなせることが、「競争の鍵」となる

17

3. 経営情報システムの基盤(3)

なぜIntelはPCのMPUに社運を賭けたのか?

記録装置のDRAMで日本企業との競争に負けたから。その後、日本企業はトップシェア。

では日本企業は、現在半導体マーケットでどんなポジションだろうか?

マイナーなポジション。フラッシュメモリの東芝(売却予定)、自動車用マイコンのルネサス、CCDのソニー程度。

先週資料

Page 18: 経営情報論Inagamatsu-lab.net/wp/wp-content/uploads/2018/05/37797b...1.企業や組織を上手に運営できなければならない 2. 上手に使いこなせることが、「競争の鍵」となる

18

3. 経営情報システムの基盤(4)

ソフトウェアとは、処理の方法や手順をきめるもの。

ソフトウェアの種類として、システムソフトウェアとアプリケーションソフトウェアがある。

システムソフトウェアは、基本ソフトウェアとも呼ばれ、基本操作環境などを提供する。

アプリケーションソフトウェアは、基本ソフトウェアの基で、特定目的のために作られたもの。(例) MS Office、IEなど

先週資料

Page 19: 経営情報論Inagamatsu-lab.net/wp/wp-content/uploads/2018/05/37797b...1.企業や組織を上手に運営できなければならない 2. 上手に使いこなせることが、「競争の鍵」となる

19

3. 経営情報システムの基盤(5)

データベースとは、統合化されたデータの集まり。

代表例は、リレーショナルデータベース。 データベースソフトウェアとしては、Oracle

databaseやAccessなど。

先週資料

Page 20: 経営情報論Inagamatsu-lab.net/wp/wp-content/uploads/2018/05/37797b...1.企業や組織を上手に運営できなければならない 2. 上手に使いこなせることが、「競争の鍵」となる

20

3. 経営情報システムの基盤(6)

情報通信ネットワークとは、コンピュータを網の目のように接続したもの。

その種類として、LAN、WAN、インターネット。 インターネット環境下で、アプリケーションソフトウェアの機能を提供することを、クラウドコンピューティングと呼ぶ。

先週資料

Page 21: 経営情報論Inagamatsu-lab.net/wp/wp-content/uploads/2018/05/37797b...1.企業や組織を上手に運営できなければならない 2. 上手に使いこなせることが、「競争の鍵」となる

21

【参考】 クラウドコンピューティング(2)

クラウド・コンピューティングのサービス

HaaSHardware as a

Service

PaaSPlatform as a

Service

SaaSSoftware as a

Service

サーバのCPUやストレージ

などのハードウェアをインターネットで提供するサービス

【代表例】Amazon.com/EC2

Elastic Compute Cloud

Amazon.com/SC2

Simple Storage Sevice

アプリケーションを稼動させるプラットフォーム機能をインターネット上で提供するサービス

【代表例】Google/ App Engine

Sales.com/ Force.com

アプリケーションソフトウェアの機能をインターネット上で提供するサービス

【代表例】Sales.com/ CRM/SFA

Google/ Gmail

出所:日経コンピュータ 2008/11/15

先週資料

Page 22: 経営情報論Inagamatsu-lab.net/wp/wp-content/uploads/2018/05/37797b...1.企業や組織を上手に運営できなければならない 2. 上手に使いこなせることが、「競争の鍵」となる

22

【参考】 クラウドコンピューティング(3)

■クラウド・コンピューティングがアメリカで好評な理由

起業したてのベンチャーや個人の開発者にとって、サーバやストレージを必要最低限揃えさえすれば、クラウドコンピューティングのサービスを利用することにより、ローコストに経営が始められるから

出所:日経コンピュータ 2008/11/15

先週資料

Page 23: 経営情報論Inagamatsu-lab.net/wp/wp-content/uploads/2018/05/37797b...1.企業や組織を上手に運営できなければならない 2. 上手に使いこなせることが、「競争の鍵」となる

23

【参考】 クラウドコンピューティング(4)

出所:日経コンピュータ 2008/11/15

■大企業がクラウド・コンピューティングを利用するときの課題

・セキュリティ複数の顧客でシステムを共有する「マルチテナント方式」で運用されているため「ほかの顧客のデータと確実に分離されているか」「第3者からのアクセス」などが課題となる

・データの保管場所個人情報のデータについては、法律でデータの保管場所を厳しく制限している国が多いため、データの保管場所については知る必要性がある。

・パフォーマンスインターネットを利用しているため、ある程度の遅延がある。リアルタイム性が必要なアプリケーション利用には不向き。

先週資料

Page 24: 経営情報論Inagamatsu-lab.net/wp/wp-content/uploads/2018/05/37797b...1.企業や組織を上手に運営できなければならない 2. 上手に使いこなせることが、「競争の鍵」となる

24

4. 経営情報システムの発展(1)

■経営情報システムの発展(野々山 2011)1. メインフレームの時代 (1950年代後半~1970年代後半)2. PCの時代 (1970年代後半~1990年代後半)3. インターネットの時代 (1990年代後半~2010年代前半)

1. メインフレームの時代 (1950年代後半~1970年代後半)

先週資料

Page 25: 経営情報論Inagamatsu-lab.net/wp/wp-content/uploads/2018/05/37797b...1.企業や組織を上手に運営できなければならない 2. 上手に使いこなせることが、「競争の鍵」となる

4. 経営情報システムの発展(2)

25

2. PCの時代 (1970年代後半~1990年代後半)代表的なシステム・DSS(Decision Support System)1970年後半~1980年前半・SIS(Strategic Information System)

1980年半ば~1980年後半※共に意思決定を支援するシステム

3. インターネットの時代 (1990年代後半~2010年代前半)

先週資料

Page 26: 経営情報論Inagamatsu-lab.net/wp/wp-content/uploads/2018/05/37797b...1.企業や組織を上手に運営できなければならない 2. 上手に使いこなせることが、「競争の鍵」となる

26

1. 先週のおさらい

経営情報とは何であろうか?

Page 27: 経営情報論Inagamatsu-lab.net/wp/wp-content/uploads/2018/05/37797b...1.企業や組織を上手に運営できなければならない 2. 上手に使いこなせることが、「競争の鍵」となる

27

1. 先週のおさらい

経営情報とは

Page 28: 経営情報論Inagamatsu-lab.net/wp/wp-content/uploads/2018/05/37797b...1.企業や組織を上手に運営できなければならない 2. 上手に使いこなせることが、「競争の鍵」となる

28

【経営情報論II】 営業マンの一日(1)

さて、営業マンは何を一日しているのかを見ていこう。

出社

メールチェック ・前日までに届いているメールの返信を行う。

朝礼 ・他の営業マンの営業状況を知る。

営業情報確認 ・営業システムを用いて自分の担当する顧客の製品購入履歴や製品導入年数を確認し、営業戦略を立てる。

昼食

A社訪問 ・製品の提案をし、顧客より見積書の作成依頼を受ける。

B社訪問 ・3度目の訪問。受注の内示を受ける。

帰社 ・日報を作成する。・出張精算をする。・A社の見積書を作成する。

帰宅

Page 29: 経営情報論Inagamatsu-lab.net/wp/wp-content/uploads/2018/05/37797b...1.企業や組織を上手に運営できなければならない 2. 上手に使いこなせることが、「競争の鍵」となる

29

【経営情報論II】 営業マンの一日(2)

■業務の種類営業マンの一日では多くの業務をしていた。それらの業務は大きく2つに区分できる。

①定型業務:あらかじめ決まった手順・方法に基づいて処理される仕事(例)出張精算をする

②非定型業務:仕事内容や進め方が個々人によって違う仕事・・・意思決定活動とも呼ぶ(例)営業システムを用いた情報分析

Page 30: 経営情報論Inagamatsu-lab.net/wp/wp-content/uploads/2018/05/37797b...1.企業や組織を上手に運営できなければならない 2. 上手に使いこなせることが、「競争の鍵」となる

30

【経営情報論II】 業務ごとのIT導入のねらい

業務の種類に合わせてIT導入のねらいも異なる。

■業務とITの関係①定型業務のためのIT

定型業務を自動化する、もしくは効率化するために導入される

②非定型業務のためのIT

意思決定を支援するために導入される

Page 31: 経営情報論Inagamatsu-lab.net/wp/wp-content/uploads/2018/05/37797b...1.企業や組織を上手に運営できなければならない 2. 上手に使いこなせることが、「競争の鍵」となる

31

Service Level Agreement

・定型業務はIT化しやすい。・そういった仕事を安くできるためにはどうするか。

・外注化。・外注先は同様の仕事を受けるため、規模のメリット有

・外注するのはいいけれど、ITからもたらされる効用は確保しておきたい・サービスの一定水準保証を契約に盛り込んでおく→SLAの締結

Page 32: 経営情報論Inagamatsu-lab.net/wp/wp-content/uploads/2018/05/37797b...1.企業や組織を上手に運営できなければならない 2. 上手に使いこなせることが、「競争の鍵」となる

32

2. ハードウェア(1)

ハードウェアを構成する装置は何か?

Page 33: 経営情報論Inagamatsu-lab.net/wp/wp-content/uploads/2018/05/37797b...1.企業や組織を上手に運営できなければならない 2. 上手に使いこなせることが、「競争の鍵」となる

CPU/MPU

33

【回答】 コンピュータとは?

5つの機能を持つもので構成される。

入力装置 記憶装置 出力装置

演算装置

制御装置

それぞれの装置の具体名称を説明。

CPU: Central Processing Unit (中央演算装置)MPU: Micro-Processing Unit

Page 34: 経営情報論Inagamatsu-lab.net/wp/wp-content/uploads/2018/05/37797b...1.企業や組織を上手に運営できなければならない 2. 上手に使いこなせることが、「競争の鍵」となる

34

2. ハードウェア(3)

制御装置・演算装置

CPU/MPU

入力装置 記憶装置 出力装置

演算装置

制御装置記録からプログラムを読み込み、そのプログラムの指示に従って、入力装置かや記録装置からデータを受け取り、そのデータを加工し、結果を記録装置や出力装置に送る。データを加工する際、算術演算や論理演算を行っているので、MPUは演算装置でもあり、入力装置、演算装置、記録装置、出力装置をコントロールしているので、制御装置でもある。

Page 35: 経営情報論Inagamatsu-lab.net/wp/wp-content/uploads/2018/05/37797b...1.企業や組織を上手に運営できなければならない 2. 上手に使いこなせることが、「競争の鍵」となる

35

演算装置のメーカ

「インテル、ARM」とか何か。

Page 36: 経営情報論Inagamatsu-lab.net/wp/wp-content/uploads/2018/05/37797b...1.企業や組織を上手に運営できなければならない 2. 上手に使いこなせることが、「競争の鍵」となる

36

2. ハードウェア(4)

記録装置

CPU/MPU

入力装置 記憶装置 出力装置

演算装置

制御装置メインメモリ、ストレージ(ハードディスクドライブ、DVDドライブ、USBメモリなど)がある。

メインメモリ:主記憶装置とも呼ばれる。RAMという半導体を利用。

ストレージ:メインメモリの記録は電力を切断すると消えてしまうため、プログラムやデータはストレージに記録しておく。

Page 37: 経営情報論Inagamatsu-lab.net/wp/wp-content/uploads/2018/05/37797b...1.企業や組織を上手に運営できなければならない 2. 上手に使いこなせることが、「競争の鍵」となる

37

記録装置のメーカ(1)

「TSMC」とは何か。

Page 38: 経営情報論Inagamatsu-lab.net/wp/wp-content/uploads/2018/05/37797b...1.企業や組織を上手に運営できなければならない 2. 上手に使いこなせることが、「競争の鍵」となる

38

記録装置のメーカ(2)

「ハードディスクメーカ」を考えてみる。

Page 39: 経営情報論Inagamatsu-lab.net/wp/wp-content/uploads/2018/05/37797b...1.企業や組織を上手に運営できなければならない 2. 上手に使いこなせることが、「競争の鍵」となる

39

2. ハードウェア(5)

入力装置

CPU/MPU

入力装置 記憶装置 出力装置

演算装置

制御装置データを入力する装置

キーボード:キーを押して文字や数字を入力する装置。

マウス:GUI(Graphical User Interface)を実現する装置。直接的にコンピュータを操作できる

Page 40: 経営情報論Inagamatsu-lab.net/wp/wp-content/uploads/2018/05/37797b...1.企業や組織を上手に運営できなければならない 2. 上手に使いこなせることが、「競争の鍵」となる

40

2. ハードウェア(6)

出力装置

CPU/MPU

入力装置 記憶装置 出力装置

演算装置

制御装置データを出力する装置

液晶ディスプレイ

プリンタ

Page 41: 経営情報論Inagamatsu-lab.net/wp/wp-content/uploads/2018/05/37797b...1.企業や組織を上手に運営できなければならない 2. 上手に使いこなせることが、「競争の鍵」となる

41

3. ソフトウェア(1)

ソフトウェアの種類

①システムソフトウェア②アプリケーションソフトウェア③マルウェア

Page 42: 経営情報論Inagamatsu-lab.net/wp/wp-content/uploads/2018/05/37797b...1.企業や組織を上手に運営できなければならない 2. 上手に使いこなせることが、「競争の鍵」となる

42

3. ソフトウェア(2)

システムソフトウェア

ハードウェアをコントロールするなど、コンピュータの稼働そのものをサポートするためのソフトウェア

①基本ソフトウェア②ミドルウェア(基本ソフトの拡張など)③言語処理系ソフトウェア(プログラミング言語)④ファームウェア(組み込み用の制御ソフト)

Page 43: 経営情報論Inagamatsu-lab.net/wp/wp-content/uploads/2018/05/37797b...1.企業や組織を上手に運営できなければならない 2. 上手に使いこなせることが、「競争の鍵」となる

43

3. ソフトウェア(3)

アプリケーションソフトウェア

基本ソフトウェアのもとで、特定の目的のための使用するソフトウェアのこと。

共通アプリケーションWebブラウザ、電子メールソフト、ワープロソフト表計算ソフトなど

個別アプリケーション財務会計ソフト、給与計算ソフトなど

Page 44: 経営情報論Inagamatsu-lab.net/wp/wp-content/uploads/2018/05/37797b...1.企業や組織を上手に運営できなければならない 2. 上手に使いこなせることが、「競争の鍵」となる

44

3. ソフトウェア(4)

マルウェア

悪意ある(malicious)ソフトウェアの意味。コンピュータに不正で悪質な動作をもたらすソフトウェア。

①コンピュータウィルス②スパイウェア(個人情報を盗み外部送信する)③フィッシング(Webサイトを偽造してIDなどをだましとる)