ーグ開幕戦から中3日。おそらくリーグ戦とはメンバーが入れ替わると思いますが、ハードなシーズンだけに、1年を通じて総力戦になることは間

違いありません。誰が出場しても相手を上回るサッカーをし、カップ戦で活躍した選手がリーグ戦にも絡んでいくような結果を残してもらいたいところです。　カップ戦の注目は、やはり誰がブレイクするのかということ。その点で、今日の試合はキャンプでの活躍が光った鮎川峻選手に期待したいと思います。　鮎川選手は昨年、出場予定の試合が中止になったこともあり、公式戦のピッチに立つことができませんでした。今日は、その悔しさを晴らすプレーを見せてくれるはずです。ボールを引き出すためのオフの動きが素晴らしく、キャンプ中もこぼれ球に反応してゴールを奪うシーンが見られました。ゴールを決められるのは、偶然ではなく必然。ゴールに対する嗅覚が優れているからこそです。　トレーニングマッチでできていることを、今日の試合でもしっかりと発揮し、ハードワークしてもらいたいと思います。皆さんもぜひ、鮎川選手の動き出しに注目してください。

　1992年から始まったJリーグYBCルヴァンカップ（2016年より大会名変更）。この歴史ある大会に、サンフレッチェ広島は、あまりいい思い出がありません。そんななかでも、決勝まで勝ち進んだことが、過去に2度あります。しかし、タイトルまであと一歩のところで、苦汁を飲まされているのです。　クラブ初の決勝進出となった2010年は、磐田に延長の末力尽き、3-5で敗退。また、2014年のG大阪との決勝戦は、2点リードしながら、まさかの逆転負けを喫し（2-3）、悲願のタイトルは夢と化したのです。　初の決勝から10年以上が経った今、あのとき小・中学生だったサッカー少年が、たくましい姿に成長し、今日のピッチに立ちます。彼らが中心となり、クラブの新たな歴史を塗り替えてくれると信じています。若い力が躍動し、悲願のタイトルをつかみ取る。そして、それを目にした子供たちが、何年後かに、同じように紫のユニホームに袖を通す。そんな素敵な夢を抱きつつ、今大会を見届けようと思います。

元サンフレッチェ広島DF。現役時代はハードな守備が得意で、94年の優勝も経験している。現在は広島テレビ「進め！スポーツ元気丸」の解説者などで活躍中。

サッカー解説者吉田安孝

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鮎川 峻選手「優れた動き出しに注目！」

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　先日、満田誠選手と仙波大志選手（共に流通経済大）の来季加入内定が発表された。彼らは2人とも広島ユース出身で、大迫敬介選手と同期。大学経由でユース出身者が広島に戻ってくるのは荒木隼人以来だが、その先鞭をつけたのが茶島雄介である。　満田と仙波にとって心強いのは、茶島も彼らと同様に高さがなく、横幅も小さいという身体的なウィークポイントを持ちながら、J1で堂々と戦っている事実だろう。荒木と違って加入後すぐにレギュラーというわけにはいかなかったが、それでもずっと努力を続け、クラブワールドカップでチャンスをつかんだ。期限付き移籍先の千葉でも存在感を見せ、広島に戻ってきた昨年も当初は「メンバー入りの選択肢にも入っていなかった」（茶島）状況から、最後には右サイドのポジションを実力でつかみとった。　どんなときでもあきらめず、現状打破のために全力を尽くす。　プロに求められるメンタリティーだが、それを継続させることは難しい。しかし茶島は常に、そのための努力を惜しまない。だからこそ成長し続け、城福浩監督からも仲

間からも信頼を勝ち取れる。後輩たちに見習ってほしいポイントだ。　今季から広島は4バックでの闘いとなり、茶島もサイドバックが主戦場となった。千葉時代の経験が功を奏したのか、彼の知性がそうさせたのか、キャンプからまったく違和感なくこのポジションでプレーできている。特にサイドハーフとの連携からの攻撃がスムーズで、練習試合でも浅野雄也らとのコンビネーションから何度もチャンスを構築。「ウイングバックのときよりもうまくいっているように感じますね。グループのタイミングを見ながら、攻撃に入っていける」と監督の信頼は厚い。「味方を見ながら連携をとってプレーすることは得意。3バックのときよりも攻撃の自由度はあるので、いいタイミングで攻撃参加して味方を助けたい」と、茶島自身も手応えを感じている。　池田誠剛フィジカルコーチのトレーニングにも継続して取り組み、肉体の強度も増幅した背番号25は「コンディションはいい」と自信を見せる。「各々のサイドバック像があっていい」と城福監督が言うように、東俊希でも野上結貴でもなく、彼は茶島雄介自身のスタイルで、2021年の厳しいシーズンに立ち向かう。

継続を力に変え、茶島雄介は今季も自分らしく闘いに挑む

#25 茶島雄介CLOSE UP PLAYER

　サンフレッチェ広島ファミリーの皆さま、こんばんは。ようこそエディオンスタジアム広島へお越しくださいました。　今季は昨季よりも確実に選手層の底上げがなされている。そう実感させてくれたプレシーズンでした。開幕から今日のルヴァンカップ清水戦も含めて7連戦といきなり過密日程が続いていきますが、今の我々の状況を考えれば、このハードスケジュールはむしろウェルカムだと考えています。　チームを成長させるベースは、高いレベルの競争。練習場で繰り広げられる競い合いこそ、選手たちの活力源です。激しくも厳しい選手間競争を続けていければ、7連戦も乗り切れる。この連戦を通じて手応えを感じられる内容と結果をつかみとれるのではと思っています。　現在はチームを創っていくための過程です。今季、我々がやろうとしていることのメリットを発揮し、選手たちが躍動しているかを大切にしながら、しっかりと勝点にこだわりたいと考えています。　ルヴァンカップではずっと悔しい想いをしているし、その悔しさを晴らすためにも今季は決勝までいきたいという想いは強い。このメンバーであれば、Ｊリーグでもルヴァンカップでも高い目標を掲げて戦えると思っています。

38

大迫敬介4

荒木隼人

9

ドウグラスヴィエイラ

2

野上結貴

6

青山敏弘

37

ジュニオールサントス

29

浅野雄也

10

森島 司

8

川辺 駿

19

佐々木 翔

24

東 俊希

37

権田修一50

鈴木義宜

6

竹内 涼

7

片山瑛一

19

ディサロ燦シルヴァーノ9

チアゴサンタナ

11

中山克広

10

カルリーニョスジュニオ

5

ヴァウド

4

原 輝綺

20

中村慶太

　サッカー王国・清水の意地を見た、このオフの補強だった。　まず監督に東京ＶやＣ大阪で結果を残したミゲル・アンヘル・ロティーナ氏を招聘。東京V時代にドウグラス・ヴィエイラや井林章の才能を開花させたスペインの名将に、組織的な攻守の構築を託した。　新加入選手も実績十分。日本代表ＧＫの権田修一をはじめ、大分の堅守を支えたDF鈴木義宣、ロティーナ監督の申し子ともいえるDF片山瑛一、東京五輪世代のDF原輝綺、横

浜FCの躍進に貢献した攻撃的MF中山克広、昨年のJ2で18得点を記録したFWディサロ燦シルヴァーノ、195cmの高さと経験を誇るFW指宿洋史。さらに、ポルトガル1部のサンタクララで3年半の間に35得点を記録したFWチアゴ・サンタナも脅威だ。　清水の補強による強化に対し、広島は積み上げと改革によって力を磨いた。異なるアプローチのぶつかり合いという意味でも興味深い一戦となる。

TODAY’s MATCH POINT

GK1林 卓人

DF2野上結貴

DF3井林 章

DF4荒木隼人

MF6青山敏弘

MF8川辺 駿

FW9ドウグラス ヴィエイラ

MF10森島 司

GK13増田卓也

MF14エゼキエウ

MF15藤井智也

MF16清水航平

MF18柏 好文

DF19佐々木 翔

FW20永井 龍

GK22川浪吾郎

FW23鮎川 峻

MF24東 俊希

MF25茶島雄介

MF26土肥航大

MF29浅野雄也

MF30柴﨑晃誠

GK38大迫敬介

MF41長沼洋一

FW37ジュニオール サントス

MF27ハイネル

DF33今津佑太

SANFRECCE HIROSHIMA MEMBER

AWAY TEAM PLAYERSGKDFDFMFDFMF

123456

DFMFFWFWMFMF

789101113

FWMFMFDFFWMF

141617181920

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DF 50鈴木 義宜

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大久保 択生立田 悠悟ウィリアム マテウス原 輝綺ヴァウド竹内 涼

片山 瑛一石毛 秀樹チアゴ サンタナカルリーニョス ジュニオ中山 克広宮本 航汰

後藤 優介西澤 健太河井 陽介エウシーニョディサロ 燦シルヴァーノ中村 慶太

奥井 諒ヘナト アウグスト鈴木 唯人永井 堅梧滝 裕太指宿 洋史

福森 直也金子 翔太ノリエガ エリック栗原 イブラヒム ジュニア権田 修一成岡 輝瑠

LASTMATCH STARTING LINEUP

2/27.vs鹿島戦2/27.vs仙台戦