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EMC ® VNX ® シリーズ リリース 8.1 Configuring NDMP Backups to Disk on VNX ® P/N 300-014-333 Rev 01 EMCジャパン株式会社 〒151-0053 東京都渋谷区代々木2-1-1新宿マインズタワー http://japan.emc.com お問い合わせは http://japan.emc.com/contact

ConfiguringNDMPBackupstoDiskonVNX - データ …®削除 35 ストレージの管理 39 ストレージのエクスポート 39 ストレージのインポート 41 ストレージの削除

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EMC® VNX®シリーズリリース 8.1

Configuring NDMP Backups to Disk on VNX®

P/N 300-014-333 Rev 01

EMCジャパン株式会社〒151-0053 東京都渋谷区代々木2-1-1新宿マインズタワー

http://japan.emc.comお問い合わせは

http://japan.emc.com/contact

Copyright © 1998 - 2013 EMC Corporation.不許複製。

August 2013 発行

EMC Corporationは、この資料に記載される情報が、発行日時点で正確であるとみなしています。この情報は予告なく変更されることがあります。

このドキュメントの情報は「現状のまま」提供されます。EMC Corporationは、このドキュメントに記載されている情報についていかなる種類の表現または保証もいたしかねます。また、特に、特定の目的のための、市販性または適合性の暗黙の保証を否定します。

この資料に記載される、いかなるEMCソフトウェアの使用、複製、頒布も、当該ソフトウェアライセンスが必要です。

製品ラインに関する最新版の安全規格情報については、EMC Powerlinkの[テクニカル ドキュメントおよびアドバイザリ]セクションを参照してください。

EMC製品名の最新のリストについては、http://japan.emc.comサイトの「EMC CorporationTrademarks」を参照してください。

他のすべての名称ならびに製品についての商標は、それぞれの所有者の商標または登録商標です。

2 ディスクへのNDMPバックアップ

目次

序文.....................................................................................................................................................5

第 1 章 : 概要..................................................................................................................................7

システム要件......................................................9

制限事項..........................................................9

ユーザー インタフェースの選択....................................10

関連情報.........................................................10

第 2 章 : 概念...............................................................................................................................13

VTLU コンポーネント..............................................14

VTLUデバイス名...................................................14

構成ガイドライン.................................................15

第 3 章 : 構成...............................................................................................................................17

新しいVTLUの構成.................................................18

デフォルト設定によるVTLUの作成..............................18

新しいVTLUの作成とカスタマイズ..............................20

Tivoli Storage ManagerによるVTLUの構成...........................22

ストレージの追加.................................................24

デフォルト設定によるストレージの追加........................24

カスタマイズされたストレージの追加..........................25

バックアップ ソフトウェアの構成..................................26

第 4 章 : 管理...............................................................................................................................29

VTLU構成の変更...................................................30

プロパティの変更............................................30

チェーンIDの構成............................................33

ディスクへのNDMPバックアップ 3

VTLUの削除..................................................35

ストレージの管理.................................................39

ストレージのエクスポート....................................39

ストレージのインポート......................................41

ストレージの削除............................................41

ストレージの拡張............................................43

仮想テープの管理.................................................43

仮想テープの挿入............................................44

仮想テープの取り出し........................................46

仮想テープのアンマウント....................................48

VTLU情報の一覧...................................................51

Data Mover上のVTLUの一覧....................................51

VTLU情報の一覧..............................................52

チェーンIDの表示............................................53

VTLUテープの一覧............................................54

テープ情報の表示............................................55

VTLUドライブの一覧..........................................56

ドライブ情報の一覧..........................................57

第 5 章 : トラブルシューティング...........................................................................................59

EMC E-Lab Interoperability Navigator.............................60

VNXユーザー カスタマイズ ドキュメント............................60

エラー メッセージ................................................60

EMCトレーニングおよびプロフェッショナル サービス.................61

用語集.............................................................................................................................................63

索引..................................................................................................................................................65

4 ディスクへのNDMPバックアップ

目次

序文

製品ラインのパフォーマンスと機能を継続的に改善および強化するための努力の一環として、EMCではハードウェアおよびソフトウェアの新規バージョンを定期的にリリースしています。そのため、本書で説明されている機能の中には、現在お使いのソフトウェアまたはハードウェアのバージョンによっては、サポートされていないものもあります。製品機能の最新情報については、お使いの製品のリリース ノートを参照してください。

製品が正常に機能しない、またはこのマニュアルの説明どおりに動作しない場合には、EMCの担当者にお問い合わせください。

ディスクへのNDMPバックアップ 5

注意事項の表記法

EMCでは、特別な注意を要する事項に次の表記法を使用します。

注: 非常に重要である、または重要であるが身体への傷害や事業損失/データ消失にはつながら

ない状況を示します。

事業損失またはデータ消失を招く可能性のある状況を示します。

回避しなかった場合に軽度または中程度の傷害を招く可能性がある危険な状況を示し

ます。

回避しなかった場合に死亡または重傷を招く可能性がある危険な状況を示します。

回避しなかった場合に死亡または重傷を招く危険な状況を示します。

問い合わせ先

EMCのサポート情報、製品情報、ライセンス情報は、以下の場所で入手できます。

製品情報:ドキュメント、リリース ノート、ソフトウェアの更新、またはEMC製品、ライセンス、サービスに関する情報については、EMCオンライン サポート(登録が必要です)http://Support.EMC.comをご覧ください。

トラブルシューティング:EMCオンライン サポート(http://support.EMC.com)を参照してください。ログインした後、該当する[Support by Product]ページを検索してください。

テクニカル サポート:テクニカル サポートおよびサービス リクエストについては、EMCオンライン サポート(http://Support.EMC.com)のEMCカスタマー サービスにアクセスします。ログインした後、該当する[Support by Product]ページを検索し、[ライブ チャット]または[サービス リクエストの作成]のいずれかを選択します。EMC Online Supportを通じてサービス リクエストを開始するには、有効なサポート契約が必要です。有効なサポート契約の入手方法の詳細や、アカウントに関する質問については、EMC販売担当者にお問い合わせください。

注: お客様の個別のシステム問題に担当者がすでに割り当てられている場合を除き、特定のサ

ポート担当者へのお問い合わせはご遠慮ください。

ご意見

マニュアルの精度、構成および品質を向上するため、お客様のご意見をお待ちしております。

本書についてのご意見を以下のメール アドレスにお送りください。

[email protected]

6 ディスクへのNDMPバックアップ

序文

第 1 章

概要

NDMP(Network Data Management Protocol)用のEMC VNX仮想テープ ライブラリ ユニット(VTLU)を使用すると、VNXは、NDMPプロトコルを使用してディスク ベースのストレージにデータを直接バックアップできます。EMCのVTLU機能は、業界標準のNDMPプロトコルの機能をディスク ベースのストレージとの互換性を含むように拡張することにより、物理テープ ライブラリ ユニット(TLU)とVTLUをNDMPと互換性のある同じバックアップ ソフトウェアから管理できるようにします。

VTLUはData Mover上に存在し、バックアップ ソフトウェアとは物理TLUと同じ方法で通信します。バックアップ ソフトウェア(たとえば、EMCNetWorker)は、VTLUと物理TLUを区別できません。EMC E-LabInteroperability Navigatorには、認定されたバックアップ ソフトウェア ベンダーに関する情報が示されています。

EMC NDMPディスク バックアップ ソリューションには次の特徴があります。

● 機器の障害のリスクを軽減するとともに、VNXファイル システムの信頼性を備えています。

● パフォーマンス レベルを維持するためのテープのクリーンアップが必要なくなります。

● 既存のNDMPインフラストラクチャを使用します。

このドキュメントは、VNXのマニュアル セットの一部であり、NDMPバックアップの管理と実行に責任を負うシステム管理者を対象としています。VNX上でNDMPバックアップおよびリストア作業を実行するには、このドキュメントおよび「VNXのNDMPバックアップの構成」を使用してくださ

い。

次のようなトピックが含まれています。

トピック :

● システム要件(9ページ)● 制限事項(9ページ)● ユーザー インタフェースの選択(10ページ)

ディスクへのNDMPバックアップ 7

● 関連情報(10ページ)

8 ディスクへのNDMPバックアップ

概要

システム要件

表 1(9ページ)は、このドキュメントの説明に従ってNDMPでデータをディスクにバックアップするために必要なEMC® VNX®のソフトウェア、ハードウェア、ネットワーク、スト

レージの構成を示しています。

表 1. システム要件

VNXバージョン8.0

VNXで認定された、NDMPに準拠したバックアップ ソフトウェア

ソフトウェ

固有のハードウェア要件なしハードウェ

固有のネットワーク要件なしネットワー

EMC VNX for BlockまたはSymmetrix®システムストレージ

制限事項

VTLUをNDMPバックアップ用に構成する場合に適用される制限は次のとおりです。

● VTLUはNDMPでだけ動作します。

● VNXスナップショット(ファイル用)ファイルシステムをVTLUにインポートすることはできません。

● NDMPディスク バックアップ ソリューションでは、バックアップするプライマリ ディスク ストレージを、バックアップ ソフトウェアを実行しているバックアップ サーバではなくVNXに接続する必要があります。

● server_archiveおよびserver_mtコマンドはVTLUと互換性がありません。

● server_devconfigコマンドはVTLUを検出しません。物理デバイスだけを検出します。

● VTLUストレージ専用のファイルシステムを使用してください。

● 自動拡張は[いいえ]に設定します。

● テープのクローン作成がサポートされています。バックアップ ソフトウェアを使用してテープのクローンを作成すると、バックアップがディスクからテープに移動されます。

● VTLUが(たとえば、IBM Tivoli Storage Managerバックアップ ソフトウェアで)特定のTLUをエミュレートするときに、そのTLUがVTLUではなく実際のTLUである場合は、インポートまたはエクスポート スロットはIBMが予測する内容に一致している必要があります。また、インポートまたはエクスポート スロットを0として指定することはで

システム要件 9

概要

きず、1~8の範囲にする必要があります。インポートまたはエクスポート スロットのデフォルト値は8です。

● IBM TivoliとNDMPを使用してCelerra Network Serverバージョン5.6でディスクに新しいストレージを作成する場合、バーコード プレフィックスを小文字で指定しないでください。IBM Tivoliは、小文字のバーコード プレフィックスをサポートしません。

バーコード プレフィックスを指定しない場合、大文字でバーコード プレフィックスが生成されます。

ユーザー インタフェースの選択

VNXでは、サポート環境やインタフェース設定に応じてネットワーク ストレージを柔軟に管理できます。このドキュメントでは、CLI(コマンド ライン インタフェース)を使用してディスクへのNDMPバックアップを構成する方法について説明します。また、次のVNX管理アプリケーションのいずれかを使用して、これらのすべてのタスクを実行することもできます。

● EMC Unisphere®

● Celerra Monitor

● MMC(Microsoft管理コンソール)スナップイン

● ADUC(Active Directoryのユーザーとコンピュータ)の拡張機能

VNXの管理の詳細については、次の資料を参照してください。

● Unisphereオンライン ヘルプ

● EMCオンライン サポート上のVNXマニュアルに収録されているアプリケーションのオンライン ヘルプ システム

「Installing Management Applications on VNX for File」には、Unisphereの起動手順

や、MMCスナップインおよびADUC拡張機能のインストール手順が記載されています。

関連情報

このドキュメントで解説されている機能に関連する具体的な情報については、次の資料を参照してください。

● 「EMC VNX for Fileコマンド ライン インタフェース リファレンス」● 「VNX for Fileパラメータ ガイド」● VNX for Fileのマニュアル ページ

10 ディスクへのNDMPバックアップ

概要

EMCオンライン サポートのEMC VNXのマニュアル

EMC VNXシリーズのカスタマー向け資料一式は、EMCオンライン サポートから入手できます。テクニカル ドキュメントを検索するには、http://Support.EMC.comにアクセスします。Webサイトにログインした後、[製品別サポート]ページをクリックして[製品の検索]テキスト ボックスに[VNXシリーズ]と入力します。次に、必要な特定の機能を検索します。

関連情報 11

概要

12 ディスクへのNDMPバックアップ

概要

第 2 章

概念

NDMPによるディスクへのバックアップを実行するには、Data Mover上でVTLUを構成します。VTLUを使用すると、VNXは、NDMPプロトコルを使用してディスク ベースのストレージにデータを直接バックアップできます。VTLUは、バックアップ ソフトウェアに物理TLUと同じ情報を提供することによって、物理TLUをエミュレートします。バックアップ ソフトウェアは、物理TLUとVTLUを区別できません。

VTLUを構成すると、そのVTLUとそれに関連づけられたコンポーネントのためにData Mover上の領域が予約されます。VTLUが作成されたら、そのVTLUにファイル システムを関連づけます。そのファイル システムは、VTLUが存在する物理Data Mover上にすでにマウントされている必要があります。VTLUが構成され、ファイル システムが関連づけられた後、バックアップ ソフトウェアからそのVTLUを管理できます。

次のようなトピックが含まれています。

トピック :

● VTLU コンポーネント(14ページ)● VTLUデバイス名(14ページ)● 構成ガイドライン(15ページ)

ディスクへのNDMPバックアップ 13

VTLU コンポーネント

VTLUは、次のコンポーネントで構成されています:

● インポートまたはエクスポート スロット: 仮想テープを保持し、ユーザーがテープをヴォールトからインポートまたはエクスポート スロットに、またはその逆に移動できるようにします。物理TLUでは、インポートまたはエクスポート スロットは、TLUのドアを開かずにテープ カートリッジを移動する場所を提供します。また、バックアップ ソフトウェアからも認識されます。VTLUは、バックアップ ソフトウェアと互換性を持つように同じように設計されています。

● ロボット: カートリッジをテープ ドライブにマウントしたり、テープ ドライブからアンマウントしたりします。

● スロット: 仮想テープを保持し、バックアップ ソフトウェアを使用してテープをドライブに移動するためのステージング スロットとして機能します。

● ヴォールト: バックアップ ソフトウェアからは見えない仮想テープを保持します。

● 仮想テープ: ファイル システム内の予約済み領域を表します。データは、仮想テープとの間で読み取り/書き込みが行われます。

● 仮想テープ ドライブ: 仮想テープに対して読み取り/書き込みを行います。

図 1(14ページ)は、VTLUの概略ビューを示しています。

図 1. VTLUの概略ビュー

VTLUデバイス名

VTLUを作成すると、そのVTLUにはデバイス名が割り当てられます。デバイス名は、VTLUロボットおよびドライブの仮想接続を表します。デバイス名の形式はc<x>t<y>l<z>です。ここで各変数は、次のように、物理的なSCSIデバイス名で使用される値を表します。

<x> = SCSIのチェーン番号

<y> = SCSI ID

14 ディスクへのNDMPバックアップ

概念

<z> = SCSI LUN

チェーン番号(またはチェーンID)は、VTLUデバイス名のユーザーがアドレス指定する部分です。仮想デバイスと物理デバイスの間で競合が発生した場合は、チェーンIDを変更する必要があります。デフォルトのチェーンIDは0です。

構成ガイドライン

NDMPディスク バックアップのための環境を構成するときは、次の一般的なガイドラインに従ってください。

● ATAドライブの構成の場合は、RAID 3の論理ユニット番号(LUN)を使用することをお勧めします。

● ファイバ チャネル環境では、RAID 5によってファイバ チャネル ディスクのスループットが向上します。

● ギガビットEthernet環境で最適な3ウェイ バックアップのパフォーマンスを得るには、ジャンボ フレームを有効にしてください。

ファイル システム構成とボリューム管理の詳細については、「Managing Volumes and

File Systems for VNX Manually」および「VNX Automatic Volume Managementによるボ

リュームとファイル システムの管理」を参照してください。

構成ガイドライン 15

概念

16 ディスクへのNDMPバックアップ

概念

第 3 章

構成

新しいVTLUを構成する場合は、仮想ドライブ、スロット、テープが存在するData Mover上に領域を割り当てます。新しいVTLUには、そのVTLUを構成または管理するときに使用されるIDが自動的に割り当てられます。VTLUを作成したら、そのVTLUにストレージを追加します。それにより、そのVTLUにファイル システムが関連づけられます。次に、バックアップソフトウェアでVTLUデバイス名を構成します。

VTLUを使用するには、VNXがNDMP操作用に構成されている必要があります。それには、次の手順を実行します。

● バックアップ ソフトウェア ベンダーで必要な場合は、Data Moverを構成します。

NDMPアクセスのために使用されるData Mover上でユーザー名とパスワードを作成します。パスワードについては、セキュリティ上の理由からMD5パスワード暗号化方法を使用することをお勧めします。ユーザー名とパスワードは、大文字と小文字が区別されます。

● 適切なNDMP環境変数またはパラメータの構成。

これらの手順の実行方法については、「VNXのNDMPバックアップの構

成」を参照してください。すでにData MoverをNDMP用に構成している

場合は、VTLUを使用するように構成設定を変更する必要がありません。NDMP用のVNX構成設定は、物理TLUと仮想TLUの設定と同じです。

次のようなトピックが含まれています。

トピック :

● 新しいVTLUの構成(18ページ)● Tivoli Storage ManagerによるVTLUの構成(22ページ)● ストレージの追加(24ページ)● バックアップ ソフトウェアの構成(26ページ)

ディスクへのNDMPバックアップ 17

新しいVTLUの構成

新しいVTLUを構成するには、次のいずれかの方法を使用します。

● デフォルト設定によるVTLUの作成(18ページ)

● 新しいVTLUの作成とカスタマイズ(20ページ)

デフォルト設定によるVTLUの作成

アクション

デフォルトの構成設定を使用して新しいVTLUを作成するには、次のコマンド シンタクスを使用します。

$ server_vtlu <movername> -tlu -new

ここで、

<movername> = Data Moverの名前

例:

server_2上に新しいVTLUを作成するには、次のように入力します。

$ server_vtlu server_2 -tlu -new

出力

id = 1slots = 32import/export slots = 8robot vendor = EMCrobot product = svltRobotrobot revision = 1.0robot serial number = gkzp9492k5robot device name = c0t0l0drives = 4drive vendor = EMCdrive product = svltDrivedrive revision = 1.0

注: この出力は、VTLUのデフォルト値を示しています。

次に示す値だけは変更できません。

● VTLU ID

● robot serial number

● デバイス名の最後の2つの番号。開始チェーンを示す最初の番号だけを変更できます。最初のVTLUの場合、最初の番号は0です。

18 ディスクへのNDMPバックアップ

構成

出力定義は次のとおりです。

id:VTLU ID。これは自動的に割り当てられ、変更できません。

slots:VTLU上のスロットの数。スロット、インポートまたはエクスポート スロット、ドライブの合計を65,535以下にする必要があります。

import/export slots:インポートまたはエクスポート スロットの数。スロット、インポートまたはエクスポート スロット、ドライブの合計を65,535以下にする必要があります。

robot vendor:ロボットのベンダー名。最大8文字を含めることができます。

robot product:ロボットの製品名。最大16文字を含めることができます。

robot revision:ロボットのリビジョン番号。最大4文字を含めることができます。

robot serial number:ロボットのシリアル番号。この値はランダムに生成され、割り当てられます。

robot device name:次の形式のロボット デバイス名。

c<x>t<y>l<z>

ここで、

<x> = SCSI開始チェーン番号

<y> = SCSI ID

<z> = SCSI LUN

注: 変更できるのは開始チェーン番号だけです。

drives:ドライブの数。スロット、インポートまたはエクスポート スロット、ドライブの合計を65,535以下にする必要があります。

drive vendor:ドライブのベンダー名。最大8文字を含めることができます。

drive product:ドライブの製品名。最大16文字を含めることができます。

drive revision:ドライブのリビジョン番号。最大4文字を含めることができます。

新しいVTLUの構成 19

構成

新しいVTLUの作成とカスタマイズ

このタスクでは、新しいVTLUを作成するためのオプションを提供します。これらのオプションを指定しない場合は、デフォルト設定によるVTLUの作成(18ページ)に示すように、デフォルト値が使用されます。この例ではすべてのオプションが示されていますが、これらのオプションのサブセットを構成し、その他のオプションにはデフォルト値を使用することができます。

IBM Tivoli Storage Managerバックアップ ソフトウェアでは、VTLUに対して定義されたインポートまたはエクスポート スロットの数が1~8である必要があります。また、ロボットおよびドライブ情報が、環境内の実際のロボットおよびテープ ドライブ情報に一致していることも必要です。

アクション

新しいVTLUを作成してカスタマイズするには、次のコマンド シンタクスを使用します。

$ server_vtlu <movername> -tlu -new [-robot {[-vendor <vendor>][-product<product>][-revision <revision>]}][-slots <num_slots>][-impexp <num_

impexp_slots>][-drives <num_drives>][-drive {[-vendor <vendor>][-product

<product>][-revision <revision>]}]

ここで、

<movername> = Data Moverの名前

<vendor> = 仮想ロボットのベンダー名。最大8文字を含めることができます。デフォルト値はEMCです。

<product> = 仮想ロボットの製品名。最大16文字を含めることができます。デフォルト値はsvtlRobotです。

<revision> = 仮想ロボットのリビジョン番号。最大4文字を含めることができます。デフォルト値は1.0です。

<num_slots> = VTLU内のスロットの数。デフォルト値は32です。スロット、インポートまたはエクスポート スロット、ドライブの合計を65,535以下にする必要があります。

<num_impexp_slots> = VTLU内のインポートまたはエクスポート スロットの数。デフォルト値は8です。スロット、インポートまたはエクスポート スロット、ドライブの合計を65,535以下にする必要があります。

<num_drives> = VTLU内のドライブの数。デフォルト値は4です。スロット、インポートまたはエクスポート スロット、ドライブの合計を65,535以下にする必要があります。

<vendor> = 仮想ドライブのベンダー名。最大8文字を含めることができます。デフォルト値はEMCです。

<product> = 仮想ドライブの製品名。最大16文字を含めることができます。デフォルト値はsvtlDriveです。

<revision> = 仮想ドライブのリビジョン番号。最大4文字を含めることができます。デフォルト値は1.0です。

例:

VTLUを構成し、その構成設定を指定するには、次のように入力します。

$ server_vtlu server_2 -tlu -new -robot -vendor legato -product vtlu -revision 2.0 -slots 256 -impexp 16 -drives 6

-drive -vendor emclegat -product vDrive -revision 2.0

20 ディスクへのNDMPバックアップ

構成

出力

id = 1slots = 256import/export slots = 16robot vendor = legatorobot product = vtlurobot revision = 2.0robot serial number = lX21uML2k5robot device name = c0t0l0drives = 6drive vendor = emclegatdrive product = vDrivedrive revision = 2.0

出力定義は次のとおりです。

id:VTLU ID。これは自動的に割り当てられ、変更できません。

slots:VTLU上のスロットの数。スロット、インポートまたはエクスポート スロット、ドライブの合計を65,535以下にする必要があります。

import/export slots:インポートまたはエクスポート スロットの数。スロット、インポートまたはエクスポート スロット、ドライブの合計を65,535以下にする必要があります。

robot vendor:ロボットのベンダー名。最大8文字を含めることができます。

robot product:ロボットの製品名。最大16文字を含めることができます。

robot revision:ロボットのリビジョン番号。最大4文字を含めることができます。

robot serial number:ロボットのシリアル番号。この値はランダムに生成され、割り当てられます。

robot device name:次の形式のロボット デバイス名。

c<x>t<y>l<z>

ここで、

<x> = SCSI開始チェーン番号

<y> = SCSI ID

<z> = SCSI LUN

注: 変更できるのは開始チェーン番号だけです。

drives:ドライブの数。スロット、インポートまたはエクスポート スロット、ドライブの合計を65,535以下にする必要があります。

drive vendor:ドライブのベンダー名。最大8文字を含めることができます。

drive product:ドライブの製品名。最大16文字を含めることができます。

drive revision:ドライブのリビジョン番号。最大4文字を含めることができます。

新しいVTLUの構成 21

構成

Tivoli Storage ManagerによるVTLUの構成

これは、Tivoli Storage Managerを使用して構成されたVTLUの例です。

IBM Tivoli Storage Managerバックアップ ソフトウェアでは、VTLUに対して定義されたインポートまたはエクスポート スロットの数が1~8である必要があります。また、ロボットおよびドライブ情報が、環境内の実際のロボットおよびテープ ドライブ情報に一致していることも必要です。

注: Tivoli Storage Managerでは、VTLUをいくつかの異なる方法で構成できます。この例は、それらの構成のうちの1つを示しています。

アクション

Tivoli Storage Managerを使用してVTLUを構成し、その構成設定を指定するには、次のように入力します。

$ server_vtlu server_3 -tlu -new -robot -vendor ATL -product p1000 -drive -vendor Quantum -product DLT7000

出力

id = 1slots = 32import/export slots = 8robot vendor = ATLrobot product = P1000robot revision = 1.01robot serial number = JYK4YHP1k5robot device name = c0t0l0drives = 4drive vendor = QUANTUMdrive product = DLT7000drive revision = 1.01

22 ディスクへのNDMPバックアップ

構成

出力定義は次のとおりです。

id:VTLU ID。これは自動的に割り当てられ、変更できません。

slots:VTLU上のスロットの数。スロット、インポートまたはエクスポート スロット、ドライブの合計を65,535以下にする必要があります。

import/export slots:インポートまたはエクスポート スロットの数。スロット、インポートまたはエクスポート スロット、ドライブの合計を65,535以下にする必要があります。

robot vendor:ロボットのベンダー名。最大8文字を含めることができます。

robot product:ロボットの製品名。最大16文字を含めることができます。

robot revision:ロボットのリビジョン番号。最大4文字を含めることができます。

robot serial number:ロボットのシリアル番号。この値はランダムに生成され、割り当てられます。

robot device name:次の形式のロボット デバイス名。

c<x>t<y>l<z>

ここで、

<x> = SCSI開始チェーン番号

<y> = SCSI ID

<z> = SCSI LUN

注: 変更できるのは開始チェーン番号だけです。

drives:ドライブの数。スロット、インポートまたはエクスポート スロット、ドライブの合計を65,535以下にする必要があります。

drive vendor:ドライブのベンダー名。最大8文字を含めることができます。

drive product:ドライブの製品名。最大16文字を含めることができます。

drive revision:ドライブのリビジョン番号。最大4文字を含めることができます。

Tivoli Storage ManagerによるVTLUの構成 23

構成

ストレージの追加

VTLUにストレージを追加すると、そのVTLUにファイル システムが関連づけられます。ファイル システムとVTLUを関連づけるには、VTLUが存在する物理Data Mover上でファイル システムをマウントする必要があります。VTLUストレージとして専用ファイル システムを使用することをお勧めします。1つのVTLUに複数のファイル システムを関連づけることができます。

ストレージを追加するには、次のいずれかの方法を使用します。

● デフォルト設定によるストレージの追加(24ページ)

● カスタマイズされたストレージの追加(25ページ)

デフォルト設定によるストレージの追加

新しいストレージを追加する場合は、このセクションで示すように、VTLUのデフォルト設定を使用できます。ストレージの設定をカスタマイズする手順については、 カスタマイズされたストレージの追加(25ページ)を参照してください。

デフォルト設定を使用してストレージを追加するには、次の手順を実行します。

1. 次のコマンド シンタクスを使用して、VTLUにストレージを追加します。

$ server_vtlu <movername> -storage -new <fs_name> -tlu <tlu_id>

ここで、

<movername> = Data Moverの名前

<fs_name>はファイル システムの名前

<tlu_id> = VTLUのID

例:

server_2上のVTLU 1にストレージを追加するには、次のように入力します。

$ server_vtlu server_2 -storage -new ufs1 -tlu 1

出力:

server_2 : done

注: デフォルトのVTLU構成については、カスタマイズされたストレージの追加(25ページ)を参照してください。

2. バックアップ ソフトウェアからインベントリを実行します。

24 ディスクへのNDMPバックアップ

構成

カスタマイズされたストレージの追加

カスタマイズされたストレージを追加するには、次の手順を実行します。

1. 次のコマンド シンタクスを使用して、VTLUにストレージを追加します。

$ server_vtlu <movername> -storage -new <fs_name> -tlu <tlu_id>-tapesize <size> G -tapes <num_tapes> -barcodeprefix <barcode

_prefix> -destination {slot|impexp|vault}

ここで、

<movername> = Data Moverの名前

<fs_name> = VTLUに関連づけるファイルシステムの名前

<tlu_id> = VTLUのID

<size> = テープのサイズ(GB単位)。最大値は16384 GBです。<size>と<num_tapes>が定義されていない場合は、50 GBのデフォルト値が使用されます。<size>が定義されていない場合は、ファイルシステム上で使用可能な空き領域の量に基づいて計算されます。

<num_tapes> = ファイルシステムに関連づけられたテープの数。デフォルトは、ファイルシステムのサイズに基づいて作成できるテープの最大数です。

<barcode_prefix> = VTLU内で一意である必要のある仮想テープのバーコード プレフィックス。デフォルトは、4文字から成る16進数値です。バーコード全体が6~10文字に収まるように、2~6文字を使用することをお勧めします。一部のバックアップ ソフトウェア ベンダーは、最初の10文字や最後の6文字などの限られた文字数を使用します。

{slot|impexp|vault} = 新しいテープの宛先。デフォルト値はslotです。

例:

VTLU 1にufs1ファイルシステムを追加するには、次のように入力します。

$ server_vtlu server_2 -storage -new ufs1 -tlu 1 -tapesize 1G -tapes 5 -barcodeprefix pre1 -destination slot

出力:

server_2 : done

注: ストレージのデフォルト設定については、デフォルト設定によるストレージの追加(24ページ)を参照してください。

2. バックアップ ソフトウェアからインベントリを実行します。

ストレージの追加 25

構成

バックアップ ソフトウェアの構成

VLTUを作成した後、そのVTLUを使用する前に、バックアップ ソフトウェアでVTLUデバイス名を構成する必要があります。このセクションの手順では、バックアップ ソフトウェアに必要なデバイス名を見つける方法について説明します。

バックアップ ソフトウェアでVTLUデバイス名を構成するには、バックアップ ソフトウェアのマニュアルを参照してください。

注: server_devconfigコマンドを使用してVTLUデバイス名を検出することはできません。server_devconfigコマンドでは、物理デバイスだけが検出されます。

バックアップ ソフトウェアを構成するには、次の手順を実行します。

1. 次のコマンド シンタクスを使用して、Data MoverのVTLUの一覧を表示します。

$ server_vtlu <movername> -tlu -list

ここで、

<movername> = Data Moverの名前

例:

server_2上で構成されているVTLUを一覧表示するには、次のように入力します。

$ server_vtlu server_2 -tlu -list

出力:

id vendor product revision serial_number device_name1 legato vtlu 2.0 lX21uML2k5 c0t0l02 EMC svltRobot 1.01 gkzp9492k5 c0t0l73 EMC svltRobot 1.01 P8gIgqs2k5 c0t0l12

列定義:

id:VTLUのID番号。

vendor:VTLUロボットのベンダー名。最大8文字を含めることができます。デフォルト値はEMCです。

product:VTLUの製品名。最大16文字を含めることができます。デフォルト値はsvtlRobotです。

revision:VTLUのリビジョン番号。最大4文字を含めることができます。デフォルト値は1.0です。

serial_number:VTLUのシリアル番号。これはData Moverによって自動的に割り当てられます。

device_name:VTLU仮想ロボットのデバイス名。形式は次のとおりです。

c<x>t<y>l<z>

ここで、

26 ディスクへのNDMPバックアップ

構成

<x> = SCSI開始チェーン番号

<y> = SCSI ID

<z>= SCSI LUN

変更できるのはチェーンIDだけで、デフォルト値は0。チェーンIDの変更については、チェーンIDの構成(33ページ)を参照。

2. 次のコマンド シンタクスを使用して、VTLUドライブのデバイス名を表示します。

$ server_vtlu <movername> -drive -list <tlu_id>

ここで、

<movername> = Data Moverの名前

<tlu_id> = VTLUのID

例:

server_2上に存在するVTLU 1上のドライブを表示するには、次のように入力します。

$ server_vtlu server_2 -drive -list 1

出力:

drive_id device_name serial_number status tape_barcode0 c0t0l1 gMllGqf100 empty1 c0t0l2 ziKtHqf100 empty2 c0t0l3 PO8CIqf100 empty3 c0t0l4 5lxKJqf100 empty4 c0t0l5 lRVSKqf100 empty5 c0t0l6 Bnk1Mqf100 empty

列定義:

drive_id:仮想テープ ドライブのID。デフォルトのIDは、4台のドライブを備えたVTLUに対する0~3です。

device_name:仮想ドライブのデバイス名。形式は次のとおりです。

c<x>t<y>l<z>

ここで、

<x> = SCSI開始チェーン番号

<y> = SCSI ID

<z> = SCSI LUN

serial_number:ドライブのシリアル番号。これはData Moverによって自動的に割り当てられます。

status:テープ ドライブのステータス。オプションは次のとおりです。

• empty:ドライブ内にテープが存在しません。

• full:ドライブ内にテープが存在しますが、そのドライブがバックアップ ソフトウェアによってアンロードされていません。

バックアップ ソフトウェアの構成 27

構成

• loaded:ドライブ内にテープが存在し、そのドライブがロードされています。

• in use:ドライブがバックアップまたはリストアに使用されています。

tape_barcode:テープのバーコードがテープ ドライブにロードされています(該当する場合)。

3. バックアップ ソフトウェアでVTLUデバイス名を構成します。具体的な手順については、ベンダーから提供されたバックアップ ソフトウェアのマニュアルを参照してください。

28 ディスクへのNDMPバックアップ

構成

第 4 章

管理

次のようなトピックが含まれています。

トピック :

● VTLU構成の変更(30ページ)● ストレージの管理(39ページ)● 仮想テープの管理(43ページ)● VTLU情報の一覧(51ページ)

ディスクへのNDMPバックアップ 29

VTLU構成の変更

VTLU構成を変更するタスクは次のとおりです。

● プロパティの変更(30ページ)

● チェーンIDの構成(33ページ)

● VTLUの削除(35ページ)

プロパティの変更

バックアップ ソフトウェアでVTLUを認識するための特定の情報が必要な場合は、ロボットおよびドライブ情報を変更できます。たとえば、問い合わせコマンドを実行したときにバックアップ ソフトウェアから(不明なTLUまたはサポートされていないTLUなどの)エラーが返された場合は、VTLUロボットおよびドライブ情報の変更が必要になることがあります。これらの情報を、バックアップ ソフトウェアが予測する内容に一致させることが必要になる場合があります。

構成設定を変更するためのオプションは個別に使用することも、組み合わせて使用することもできます。このセクションの例は、すべてのオプションを一度に変更する方法を示しています。すべてのオプションを構成することなく、オプションのサブセットを構成できます。

変更できるVTLUのプロパティは次のとおりです。

● ロボットのベンダー名、製品名、リビジョン番号

● 仮想テープ ドライブのベンダー名、製品名、リビジョン番号

● テープ ドライブ、スロット、インポートまたはエクスポート スロットの数

ほとんどのバックアップ ソフトウェア アプリケーションでは、VTLUのプロパティを変更する必要はありません。

注: スロット、インポートまたはエクスポート スロット、ドライブの合計を65,535以下にする必要があります。

IBM Tivoli Storage Managerバックアップ ソフトウェアでは、VTLUに対して定義されたインポートまたはエクスポート スロットの数が1~8である必要があります。また、ロボットおよびドライブ情報が、環境内の実際のロボットおよびテープ ドライブ情報に一致していることも必要です。

アクション

VTLU構成を変更するには、次のコマンド シンタクスを使用します。

$ server_vtlu <movername> -tlu -modify <tlu_id> -robot -vendor <vendor>-product <product> -revision <revision> -slots <num_slots> -impexp <num_

impexp_slots> -drives <num_drives> -drive -vendor -product <product>

30 ディスクへのNDMPバックアップ

管理

アクション

-revision <revision> <vendor>

ここで、

<movername> = Data Moverの名前

<tlu_id> = VTLUのID

<vendor> = 仮想ロボットのベンダー名。最大8文字を含めることができます。デフォルトはEMCです。

<product> = 仮想ロボットの製品名。最大16文字を含めることができます。デフォルト値はsvtlRobotです。

<revision> = 仮想ロボットのリビジョン番号。最大4文字を含めることができます。デフォルト値は1.0です。

<num_slots> = VTLU内のスロットの数。デフォルト値は32です。スロット、インポートまたはエクスポート スロット、ドライブの合計を65,535以下にする必要があります。

<num_impexp_slots> = VTLU内のインポートまたはエクスポート スロットの数。デフォルト値は8です。スロット、インポートまたはエクスポート スロット、ドライブの合計を65,535以下にする必要があります。

<num_drives> = VTLU内のドライブの数。デフォルト値は4です。スロット、インポートまたはエクスポート スロット、ドライブの合計を65,535以下にする必要があります。

<vendor> = 仮想ドライブの製品名。最大8文字を含めることができます。デフォルト値はEMCです。

<product> = 仮想ドライブの製品名。最大16文字を含めることができます。デフォルト値はsvtlDriveです。

<revision> = 仮想ドライブのリビジョン番号。最大4文字を含めることができます。デフォルト値は1.0です。

例:

VTLUに関連づけられたすべての構成設定を変更するには、次のように入力します。

$ server_vtlu server_2 -tlu -modify 1 -robot -vendor EMC_1 -product vtlu_1 -revision 2.1 -slots 64 -impexp 16 -drives

8 -drive -vendor EMC_1 -product vDrive_1 -revision 2.1a

出力

server_2 : done

VTLUに対して行われた変更の確認

アクション

VTLU構成に目的の変更が加えられたことを確認するには、次のコマンド シンタクスを使用します。

$ server_vtlu <movername> -tlu -info <tlu_id>

ここで、

<movername> = Data Moverの名前

<tlu_id> = 情報を表示するVTLUのID

例:

VTLU 1上の構成設定を確認するには、次のように入力します。

$ server_vtlu server_2 -tlu -info 1

VTLU構成の変更 31

管理

出力

id = 1slots = 64import/export slots = 16robot vendor = EMC_1robot product = vtlu_1robot revision = 2.1robot serial number = lX21uML2k5robot device name = c0t0l0drives = 8drive vendor = EMC_1drive product = vDrive_1drive revision = 2.1a

出力定義は次のとおりです。

id:VTLU ID

slots:VTLU上のスロットの数。スロット、インポートまたはエクスポート スロット、ドライブの合計を65,535以下にする必要があります。

import or export slots:インポートまたはエクスポート スロットの数。スロット、インポートまたはエクスポートスロット、ドライブの合計を65,535以下にする必要があります。

robot vendor:ロボットのベンダー名。最大8文字を含めることができます。

robot product:ロボットの製品名。最大16文字を含めることができます。

robot revision:ロボットのリビジョン番号。最大4文字を含めることができます。

robot serial number:ロボットのシリアル番号。この値はランダムに生成され、ロボット デバイス名に割り当てられます。次の形式のロボット デバイス名。

c<x>t<y>l<z>

ここで、

<x> = SCSI開始チェーン番号(この値だけを変更できます)

<y> = SCSI ID

<z> = SCSI LUN

drives:テープ ドライブの数。スロット、インポートまたはエクスポート スロット、ドライブの合計を65,535以下にする必要があります。

drive vendor:ドライブのベンダー名。最大8文字を含めることができます。

drive product:ドライブの製品名。最大16文字を含めることができます。

drive revision:ドライブのリビジョン番号。最大4文字を含めることができます。

32 ディスクへのNDMPバックアップ

管理

チェーンIDの構成

VTLUまたはドライブを作成すると、そのデバイスとData Moverの間の接続を表すためにデバイス名が割り当てられます。

デバイス名の形式はc<x>t<y>|<z>であり、物理デバイス名と同じです。ここで、各変数は次の内容を表します。

<x> = SCSI開始チェーン番号

<y> = SCSI ID

<z> = SCSI LUN

変更できるのは開始チェーン番号だけです。チェーン番号を変更すると、そのチェーン番号はData Mover上のすべてのVTLUデバイス名を含め、Data Mover全体にわたって適用されます。

アクション

Data Moverの開始チェーンを変更するには、次のコマンド シンタクスを使用します。

$ server_vtlu <movername> -service -set -chain <chain_id>

ここで、

<movername> = Data Moverの名前

<chain_id> = チェーンIDの値。これはデバイス名の一部です。

例:

チェーンIDに2の値を割り当てるには、次のように入力します。

$ server_vtlu server_2 -service -set -chain 2

出力

server_2 : done

開始チェーン番号は、仮想テープ ドライブを含む、Data Mover上のすべてのVTLUデバイスに適用されます。

物理デバイスのチェーンIDは8192以下にする必要があります。VTLUのチェーンIDを8192より大きい値(10000など)に設定すれば、仮想デバイス名と物理デバイス名の間で競合が発生するリスクはありません。ただし、バックアップ ソフトウェアで、許容可能なチェーンIDの最大値を10000未満の値に制限できます。

VTLU構成の変更 33

管理

チェーン番号の確認

アクション

チェーン番号が変更されたことを確認するには、次のコマンド シンタクスを使用します。

$ server_vtlu <movername> -service -info

ここで、

<movername> = Data Moverの名前

例:

チェーンIDを取得するためにserver_2上のVTLUにクエリーを実行するには、次のように入力します。

$ server_vtlu server_2 -service -info

出力

server_2 :starting chain id = 2

出力定義:

server_2:情報を表示しているData Mover

starting chain id:VTLUデバイス名の開始チェーン

34 ディスクへのNDMPバックアップ

管理

VTLUの削除

VTLUを削除する場合は、まずストレージとVTLUの関連づけを解除する必要があります。ストレージが関連づけられているVTLUは削除できません。

注: VTLUにストレージが関連づけられている場合は手順1および2を実行し、それ以外の場合は手順3に進みます。

VTLUを削除するには、次の手順を実行します。

1. 次のコマンド シンタクスを使用して、VTLUとの関連づけを解除するストレージを識別します。

$ server_vtlu <movername> -storage -list <tlu_id>

注: ファイルシステムの名前が長すぎる場合は、切り詰めることができます。完全なファイルシステムの詳細を取得するには、-infoオプションを使用します。

または

$ server_vtlu <movername> -storage -info -tlu <tlu_id>

ここで、

<movername> = Data Moverの名前

<tlu_id> = VTLUのID

例:

server_2上のVTLU 1に関連づけられたストレージを一覧表示するには、次のように入力します。

$ server_vtlu server_2 -storage -list 1

出力:

tlu_id filesystem barcode_prefix1 ufs1 pre1

または

$ server_vtlu server_2 -storage -info -tlu 3

出力:

VTLU構成の変更 35

管理

server_2 :tlu_id = 3filesystem = fs_luy2_2barcode_prefix = 0222

tlu_id = 3filesystem = fs_delete_storage1barcode_prefix = 0235

tlu_id = 3filesystem = fs_phil6barcode_prefix = 0243

列定義:

tlu_id:情報を取得するために表示しているVTLUのID

filesystem:VTLUに関連づけられたファイルシステム

barcode_prefix:ファイルシステムに関連づけられたバーコード プレフィックス

2. 次のコマンド シンタクスを使用して、ストレージとVTLUの関連づけを解除します。これにより、仮想テープ上のデータがすべて削除されます。

$ server_vtlu <movername> -storage -delete {<fs_name>|-barcodeprefix<barcode_prefix>} -tlu <tlu_id>

注: また、そのVTLUを別のData Moverに移動したい場合は、ストレージを削除する代わりにエクスポートすることもできます。詳細については、 ストレージのエクスポート(39ページ)を参照してください。ストレージを削除しても、基礎となるファイルシステムは削除されません。ファイルシステムはData Mover上にマウントされたままになります。

ここで、

<movername> = Data Moverの名前

<fs_name>はファイル システムの名前

<barcode_prefix> = 削除するファイルシステムに関連づけられたバーコード プレフィックス

<tlu_id> = VTLUのID

例:

VTLU 1からufs1ファイルシステムを削除するには、次のように入力します。

$ server_vtlu server_2 -storage -delete ufs1 -tlu 1

出力:

server_2 : done

3. 次のコマンド シンタクスを使用して、VTLUを削除します。

$ server_vtlu <mover_name> -tlu -delete <tlu_id>

ここで、

<movername> = Data Moverの名前

36 ディスクへのNDMPバックアップ

管理

<tlu_id> = VTLUのID

例:

server_2からVTLU 1を削除するには、次のように入力します。

$ server_vtlu server_2 -tlu -delete 1

出力:

server_2 : done

4. バックアップ ソフトウェアで、このVTLUへの構成参照を削除します。

5. 次のコマンド シンタクスを使用して、VTLU 1が削除されたことを確認します。

$ server_vtlu <movername> -tlu -list

ここで、

<movername> = Data Moverの名前

例:

server_2上で構成されているVTLUを一覧表示するには、次のように入力します。

$ server_vtlu server_2 -tlu -list

出力:

id vendor product revision serial_number device_name2 EMC svltRobot 1.0 gkzp9492k5 c2t0l53 EMC svltRobot 1.0 lX21uML2k5 c2t0l104 EMC svltRobot 1.0 RLMgE853k5 c2t0l155 EMC svltRobot 1.01 nAwCOuo3k5 c2t1l46 EMCCorp vtluRobot 1.1a XEd8EhX4k5 c2t2l13

列定義:

id:VTLUのID番号。

vendor:VTLUロボットのベンダー名。最大8文字を含めることができます。デフォルト値はEMCです。

product:VTLUの製品名。最大16文字を含めることができます。デフォルト値はsvtlRobotです。

revision:VTLUのリビジョン番号。最大4文字を含めることができます。デフォルト値は1.0です。

serial_number:VTLUのシリアル番号。これはData Moverによって自動的に割り当てられます。

device_name:VTLU仮想ロボットのデバイス名。形式は次のとおりです。

c<x>t<y>l<z>

ここで、

<x> = SCSI開始チェーン番号

<y> = SCSI ID

VTLU構成の変更 37

管理

<z> = SCSI LUN

デフォルトの開始チェーンは0です。

38 ディスクへのNDMPバックアップ

管理

ストレージの管理

VTLUに関連づけられたストレージを管理するタスクは次のとおりです。

● ストレージのエクスポート(39ページ)

● ストレージのインポート(41ページ)

● ストレージの削除(41ページ)

● ストレージの拡張(43ページ)

ストレージのエクスポート

VTLUからストレージをエクスポートできます。それにより、別のVTLUにインポートされるまで、そのストレージにアクセスできなくなります。ストレージをエクスポートすると、その操作は個々のテープではなく、ストレージ エリアに適用されます。

注: VTLUストレージをエクスポートする前に、関連づけられたすべてのテープをドライブからアンマウントする必要があります。詳細については、 仮想テープのアンマウント(48ページ)を参照してください。

ストレージをエクスポートする手順は次のとおりです。

1. ファイル システムの名前がすでにわかっている場合は、手順2に進みます。それ以外の場合は、次のコマンド シンタクスを使用して、エクスポートするファイル システムの名前を識別するためにVTLUにクエリーを実行します。

$ server_vtlu <movername> -storage -list <tlu_id>

注: ファイルシステムの名前が長すぎる場合は、切り詰めることができます。完全なファイルシステムの詳細を取得するには、-infoオプションを使用します。

または

$ server_vtlu <movername> -storage -info -tlu <tlu_id>

ここで、

<movername> = Data Moverの名前

<tlu_id> = VTLUのID

例:

server_2上のVTLU 1のテープ情報を一覧表示するには、次のように入力します。

$ server_vtlu server_2 -storage -list 1

出力:

ストレージの管理 39

管理

tlu_id filesystem barcode_prefix1 ufs1 pre1

または

$ server_vtlu server_2 -storage -info -tlu 3

出力:

server_2 :tlu_id = 3filesystem = fs_luy2_2barcode_prefix = 0222

tlu_id = 3filesystem = fs_delete_storage1barcode_prefix = 0235

tlu_id = 3filesystem = fs_phil6barcode_prefix = 0243

列定義:

tlu_id:情報を表示しているVTLUのID

filesystem:VTLUに関連づけられたファイルシステム

barcode_prefix:ファイルシステムに関連づけられたバーコード プレフィックス

2. 次のコマンド シンタクスを使用して、VTLUからストレージをエクスポートします。

$ server_vtlu <movername> -storage -export <fs_name> -tlu <tlu_id>

ここで、

<movername> = Data Moverの名前

<fs_name>はファイル システムの名前

<tlu_id> = VTLUのID

例:

VTLU 1からufs1という名前のファイル システムをエクスポートするには、次のように入力します。

$ server_vtlu server_2 -storage -export ufs1 -tlu 1

注: ストレージをエクスポートしたら、バックアップ ソフトウェアを使用してVTLUをインベントリ管理します。

出力

server_2 : done

40 ディスクへのNDMPバックアップ

管理

ストレージのインポート

以前にVTLUからエクスポートされたストレージをインポートできます。そのストレージをスロット、インポートまたはエクスポート スロット、またはヴォールトにインポートできます。

ストレージをインポートする手順は次のとおりです。

1. 次のコマンド シンタクスを使用して、ファイル システムを既存のVTLUにインポートします。

$ server_vtlu <movername> -storage -import <fs_name> -tlu <tlu_id>-destination {slot|impexp|vault}

ここで、

<movername> = Data Moverの名前

<fs_name> = インポートするファイル システムの名前

<tlu_id> = VTLUのID

{slot | impexp | vault} = テープの宛先。デフォルト値はslotです。

例:

ufs1という名前のファイル システムをVTLU 1上のスロットにインポートするには、次のように入力します。

$ server_vtlu server_2 -storage -import ufs1 -tlu 1 -destination slot

2. バックアップ ソフトウェアからインベントリを実行します。

ストレージの削除

VTLUからファイル システムを削除すると、ファイル システムとVTLUの関連づけが解除され、さらに一連の仮想テープも削除されます。また、それらのテープ上に格納されているデータもすべて削除されます。ファイル システム自体は削除されずに、物理Data Mover上にマウントされたままになります。

アクション

VTLUからストレージを削除するには、次のコマンド シンタクスを使用します。

$ server_vtlu <movername> -storage -delete {<fs_name>|-barcodeprefix<barcode_prefix>} -tlu <tlu_id>

ここで、

<movername> = Data Moverの名前

<fs_name>はファイル システムの名前

ストレージの管理 41

管理

アクション

<barcode_prefix> = 削除するファイル システムに関連づけられたバーコード プレフィックス

<tlu_id> = VTLUのID

例:

VTLU 1上のufs1からストレージを削除するには、次のように入力します。

$ server_vtlu server_2 -storage -delete ufs1 -tlu 1

出力

server_2 : done

42 ディスクへのNDMPバックアップ

管理

ストレージの拡張

ストレージを拡張する場合は、VTLUに仮想テープを追加します。ユーザーはストレージを拡張する前に、VTLUのファイル システムを手動で拡張する必要があります。

ストレージを拡張する手順は次のとおりです。

1. 次のコマンド シンタクスを使用して、VTLUにストレージを追加します。

$ server_vtlu <movername> -storage -extend <fs_name> -tlu <tlu_id>-tapesize <size>G -tapes <num_tapes> -destination {slot|impexp|vault}

ここで、

<movername> = Data Moverの名前

<fs_name> = 拡張されたファイル システムの名前

<tlu_id> = VTLUのID

<size> = テープのサイズ(GB単位)。最大値は16384 GBです。<size>と<num_tapes>が定義されていない場合は、50 GBのデフォルト値が使用されます。<size>が定義されていない場合は、ファイルシステム上で使用可能な空き領域の量に基づいて計算されます。

<num_tapes> = VTLU上のテープの数。デフォルトは、ファイル システムのサイズに基づいて作成できるテープの最大数です。

{slot | impexp | vault} = テープの宛先。デフォルト値はslotです。

例:

server_2上のVTLU 1にストレージを追加するには、次のように入力します。

$ server_vtlu server_2 -storage -extend ufs1 -tlu 1 -tapesize 1G -tapes 5 -destination slot

出力:

server_2 : done

2. バックアップ ソフトウェアからインベントリを実行します。

仮想テープの管理

仮想テープを管理するタスクは次のとおりです。

● 仮想テープの挿入(44ページ)

● 仮想テープの取り出し(46ページ)

● 仮想テープのアンマウント(48ページ)

ストレージの管理 43

管理

仮想テープの挿入

仮想テープを挿入すると、その仮想テープは、ヴォールトからインポートまたはエクスポート スロットに移動されます。

仮想テープを挿入する手順は次のとおりです。

1. テープ バーコードがすでにわかっている場合は、手順2に進みます。それ以外の場合は、次のコマンド シンタクスを使用して、挿入するテープのバーコードを識別するためにVTLUにクエリーを実行する。

$ server_vtlu <movername> -tlu -tape -list <tlu_id>

ここで、

<movername> = Data Moverの名前

<tlu_id> = VTLUのID

例:

server_2上のVTLU 1のテープ情報を一覧表示するには、次のように入力します。

$ server_vtlu server_2 -tlu -tape -list 1

出力:

barcode filesystem capacity(GB) location source_slotpre10009 ufs2 50 slot:9 9pre1000a ufs2 50 slot:10 10pre1000b ufs2 40 vaultpre10004 ufs2 50 slot:4 4pre10005 ufs2 50 slot:5 5pre10006 ufs2 50 slot:6 6pre10007 ufs2 50 slot:7 7pre10008 ufs2 50 slot:8 8pre10000 ufs2 50 slot:0 0pre10002 ufs2 50 slot:2 2pre10001 ufs2 50 slot:1 1pre10003 ufs2 50 slot:3 3

列定義:

barcode:仮想テープに関連づけられたバーコード。バーコードの最初の部分(プレフィックス)は、ファイル システム全体にわたって固定長です。この例では、pre1がバーコード プレフィックスです。

filesystem:仮想テープに関連づけられたファイル システムの名前

capacity:仮想テープの容量(GB単位)

location:仮想テープのエレメント タイプおよびエレメントID。可能性のあるエレメント タイプには、スロット、ドライブ、インポートまたはエクスポート、ロボット、ヴォールトがあります。

source_slot:元のスロット番号

44 ディスクへのNDMPバックアップ

管理

2. 次のコマンド シンタクスを使用して、仮想テープをヴォールトからインポートまたはエクスポート スロットに挿入します。

$ server_vtlu <movername> -tape -insert <tape_barcode> -tlu<tlu_id>

ここで、

<movername> = Data Moverの名前

<tape_barcode>仮想テープのバーコード

<tlu_id> = VTLUのID

例:

仮想テープをヴォールトからインポートまたはエクスポート スロットに移動するには、次のように入力します。

$ server_vtlu server_2 -tape -insert pre1000b -tlu 1

出力:

server_2 : done

3. テープがヴォールトからインポートまたはエクスポート スロットに移動されたことを確認します。次のコマンド シンタクスを使用して、テープ情報を一覧表示します。

$ server_vtlu <movername> -tlu -tape -list <tlu_id>

ここで、

<movername> = Data Moverの名前

<tlu_id> = VTLUのID

例:

server_2上のVTLU 1のテープ情報を一覧表示するには、次のように入力します。

$ server_vtlu server_2 -tlu -tape -list 1

4. 出力:

barcode filesystem capacity(GB) location source_slotpre10009 ufs2 50 slot:9 9pre1000a ufs2 50 slot:10 10pre1000b ufs2 41 impexp:11pre10004 ufs2 50 slot:4 4pre10005 ufs2 50 slot:5 5pre10006 ufs2 50 slot:6 6pre10007 ufs2 50 slot:7 7pre10008 ufs2 50 slot:8 8pre10000 ufs2 50 slot:0 0pre10002 ufs2 50 slot:2 2pre10001 ufs2 50 slot:1 1pre10003 ufs2 50 slot:3 3

列定義:

仮想テープの管理 45

管理

barcode:仮想テープに関連づけられたバーコード。バーコードの最初の部分(プレフィックス)は、ファイル システム全体にわたって固定長です。この例では、pre1がバーコード プレフィックスです。

filesystem:仮想テープに関連づけられたファイル システムの名前

capacity:仮想テープの容量(GB単位)

location:仮想テープのエレメント タイプおよびエレメントID。可能性のあるエレメント タイプには、スロット、ドライブ、インポートまたはエクスポート、ロボット、ヴォールトがあります。

source_slot:元のスロット番号

仮想テープの取り出し

取り出し操作を行うと、テープがインポートまたはエクスポート スロットからヴォールトに移動されます。VTLUヴォールト内のテープは、バックアップ ソフトウェアからは認識されません。物理TLUでは、TLUのドアを開かずにテープ カートリッジをインポートまたはエクスポート スロットに移動できます。これらのカートリッジは、バックアップ ソフトウェアから引き続き認識されます。VTLUは、バックアップ ソフトウェアとの互換性および物理TLUとの整合性を保証するために、物理TLUのインフラストラクチャをエミュレートします。

仮想テープを取り出す手順は次のとおりです。

1. テープ バーコードがすでにわかっている場合は、手順2に進みます。それ以外の場合は、次のコマンド シンタクスを使用して、取り出すテープのバーコードを識別するためにVTLUにクエリーを実行する。

$ server_vtlu <movername> -tape -list <tlu_id>

ここで、

<movername> = Data Moverの名前

<tlu_id> = VTLUのID

例:

server_2上のVTLU 1のテープ情報を一覧表示するには、次のように入力します。

$ server_vtlu server_2 -tape -list 1

出力:

46 ディスクへのNDMPバックアップ

管理

barcode filesystem capacity(GB) location source_slotpre10009 ufs2 50 slot:9pre1000a ufs2 50 slot:10pre1000b ufs2 41 vaultpre10004 ufs2 50 slot:4pre10005 ufs2 50 impexp:5pre10006 ufs2 50 slot:6pre10007 ufs2 50 slot:7pre10008 ufs2 50 slot:8pre10000 ufs2 50 slot:0pre10002 ufs2 50 slot:2pre10001 ufs2 50 slot:1pre10003 ufs2 50 slot:3

列定義:

barcode:仮想テープに関連づけられたバーコード。バーコードの最初の部分(プレフィックス)は、ファイル システム全体にわたって固定長です。この例では、pre1がバーコード プレフィックスです。

filesystem:ファイル システムの名前

capacity:仮想テープの容量(GB単位)

location:仮想テープのエレメント タイプおよびエレメントID。可能性のあるエレメント タイプには、スロット、ドライブ、インポートまたはエクスポート、ロボット、ヴォールトがあります。

source slot:元のスロット番号

2. 次のコマンド シンタクスを使用して、VTLUから仮想テープを取り出し、それをヴォールト内に配置します。

$ server_vtlu <movername> -tape -eject <tape_barcode> -tlu <tlu_id>

ここで、

<movername> = Data Moverの名前

<tape_barcode>仮想テープのバーコード

<tlu_id> = VTLUのID

例:

VTLUから仮想テープを取り出し、それをヴォールト内に配置するには、次のように入力します。

$ server_vtlu server_2 -tape -eject pre10005 -tlu 1

出力:

server_2 : done

仮想テープの管理 47

管理

仮想テープのアンマウント

テープをアンマウントすると、そのテープがテープ ドライブから削除され、元のスロットまたは別の使用可能なスロットに配置されます。この機能は、バックアップ ソフトウェアで問題が発生したためにテープをアンマウントできなくなった場合にだけ使用してください。使用中のドライブからテープをアンマウントすることはできません。

注: テープのマウントは、VNXではできません。バックアップ ソフトウェアからテープをマウントする必要があります。

仮想テープをアンマウントする手順は次のとおりです。

1. ドライブIDがすでにわかっている場合は、手順2に進みます。それ以外の場合は、次のコマンド シンタクスを使用して、アンマウントするテープのテープ ドライブIDを識別する。

$ server_vtlu <movername> -drive -list <tlu_id>

ここで、

<movername> = Data Moverの名前

<tlu_id> = VTLUのID

VTLU 1のドライブ情報を一覧表示するには、次のように入力します。

$ server_vtlu server_2 -drive -list 1

出力:

drive_id device_name serial_number status tape_barcode0 c2t2l14 VtwsQVq300 loaded pre100011 c2t2l15 b0VARVq300 empty2 c2t2l8 rwgJSVq300 empty

列定義:

drive_id:仮想テープ ドライブのID。デフォルトのIDは、4台のドライブを備えたVTLUに対する0~3。

device_name:仮想ドライブのデバイス名。形式は次のとおりです。

c<x>t<y>l<z>

ここで、

<x> = SCSI開始チェーン番号

<y> = SCSI ID

<z> = SCSI LUN

変更できるのはチェーンIDだけです。デフォルトのチェーンIDは0です。

48 ディスクへのNDMPバックアップ

管理

serial_number:ドライブのシリアル番号。これはData Moverによって自動的に割り当てられます。

status:テープ ドライブのステータス。オプションは次のとおりです。

• empty:ドライブ内にテープが存在しません。

• full:ドライブ内にテープが存在しますが、そのドライブがバックアップ ソフトウェアによってアンロードされていません。

• loaded:ドライブ内にテープが存在し、そのドライブがロードされています。

• in use:ドライブがバックアップまたはリストアに使用されています。

tape_barcode:テープのバーコードがテープ ドライブにロードされています(該当する場合)。

2. 次のコマンド シンタクスを使用して、仮想テープ ドライブをアンマウントします。

$ server_vtlu <movername> -drive -unmount <drive_id> -tlu <tlu_id>

ここで、

<movername> = Data Moverの名前

<drive_id> = 仮想テープ ドライブのID

<tlu_id> = VTLUのID

例:

VTLU 1上の仮想テープ0をアンマウントするには、次のように入力します。

$ server_vtlu server_2 -drive -unmount 0 -tlu 1

出力:

server_2 : done

3. 次のコマンド シンタクスを使用して、テープがアンマウントされたことを確認します。

$ server_vtlu <movername> -drive -list <tlu_id>

ここで、

<movername> = Data Moverの名前

<tlu_id> = VTLUのID

例:

VTLU 1のドライブ情報を一覧表示するには、次のように入力します。

$ server_vtlu server_2 -drive -list 1

出力:

drive_id device_name serial_number status tape_barcode0 c2t2l14 VtwsQVq300 empty1 c2t2l15 b0VARVq300 empty2 c2t2l8 rwgJSVq300 empty

仮想テープの管理 49

管理

列定義:

drive_id:仮想テープ ドライブのID。デフォルトのIDは、4台のドライブを備えたVTLUに対する0~3です。

device_name:仮想ドライブのデバイス名。形式は次のとおりです。

c<x>t<y>l<z>

ここで、

<x> = SCSI開始チェーン番号

<y> = SCSI ID

<z> = SCSI LUN

変更できるのはチェーンIDだけです。デフォルトのチェーンIDは0です。

serial_number:ドライブのシリアル番号。これはData Moverによって自動的に割り当てられます。

status:テープ ドライブのステータス。オプションは次のとおりです。

• empty:ドライブ内にテープが存在しません。

• full:ドライブ内にテープが存在しますが、そのドライブがバックアップ ソフトウェアによってアンロードされていません。

• loaded:ドライブ内にテープが存在し、そのドライブがロードされています。

• in use:ドライブがバックアップまたはリストアに使用されています。

tape_barcode:テープのバーコードがテープ ドライブにロードされています(該当する場合)。

4. バックアップ ソフトウェアからインベントリを実行します。

50 ディスクへのNDMPバックアップ

管理

VTLU情報の一覧

VTLUの構成プロパティに関する情報を取得するためにVTLUにクエリーを実行するタスクは次のとおりです。

● Data Mover上のVTLUの一覧(51ページ)

● VTLU情報の一覧(52ページ)

● チェーンIDの表示(53ページ)

● VTLUテープの一覧(54ページ)

● テープ情報の表示(55ページ)

● VTLUドライブの一覧(56ページ)

● ドライブ情報の一覧(57ページ)

Data Mover上のVTLUの一覧

アクション

Data MoverのVTLUの一覧を表示するには、次のコマンド シンタクスを使用します。

$ server_vtlu <movername> -tlu -list

ここで、

<movername> = Data Moverの名前

例:

server_2上で構成されているVTLUを一覧表示するには、次のように入力します。

$ server_vtlu server_2 -tlu -list

出力

id vendor product revision serial_number device_name1 EMC svtlRobot 1.0 NvP6ZHP1k5 c0t0l02 LEGATO svtlRobot 1.01 gkzp9492k5 c0t0l53 EMC svtlRobot 1.01 P8gIgqs2k5 c0t0l144 xyz vtlu 5.0 lX21uML2k5 c0t1l35 EMC svtlRobot 1.0 RLMgE853k5 c0t1l87 EMC svtlRobot 1.01 TogVYQH3k5 c0t1l11

VTLU情報の一覧 51

管理

列定義:

id:VTLUのID番号。

vendor:VTLUに関連づけられたベンダー名

product:VTLUの製品名

revision:VTLUのリビジョン番号

serial number:VTLUのシリアル番号。これはData Moverによって自動的に割り当てられます。

device name:仮想ロボットのデバイス名

VTLU情報の一覧

アクション

VTLU、ロボット、ドライブ、スロット、インポートまたはエクスポート スロットに関する情報を表示するには、次のコマンド シンタクスを使用します。

$ server_vtlu <movername> -tlu -info <tlu_id>

ここで、

<movername> = Data Moverの名前

<tlu_id> = VTLUのID

出力

server_2 :id = 1slots = 48import/export slots= 16robot vendor = EMCrobot product = svtlRobotrobot revision = 1.0robot serial number= NvP6ZHP1k5robot device name = c0t0l0drives = 8drive vendor = EMCdrive product = svtlDrivedrive revision = 1.0

52 ディスクへのNDMPバックアップ

管理

出力定義:

id:VTLU ID

slots:VTLU上のスロットの数。スロット、インポートまたはエクスポート スロット、ドライブの合計を65,535以下にする必要があります。

import/export slots:VTLU内の仮想インポートまたはエクスポート スロットの数

robot vendor:仮想ロボットに関連づけられたベンダー名

robot product:仮想ロボットに関連づけられた製品名

robot revision:仮想ロボットのリビジョン番号

robot serial number:仮想ロボットのシリアル番号

robot device name:VTLUロボットのデバイス名。

drives:VTLU内の仮想ドライブの数

drive vendor:仮想ドライブに関連づけられたベンダー名

drive product:ドライブの製品名。最大16文字を含めることができます。

drive revision:仮想ドライブに関連づけられたリビジョン番号

チェーンIDの表示

VTLUに関連づけられたチェーンIDを検出するには、このコマンドを使用します。チェーンIDは、VTLUに関連づけられた仮想デバイス名の一部です。デバイス名が物理TLUのデバイス名と競合している場合は、チェーンIDを変更できます。チェーンIDを変更する方法については、 チェーンIDの構成(33ページ)を参照してください。

アクション

チェーンIDを表示するには、次のコマンド シンタクスを使用します。

$ server_vtlu <movername> -service -info

ここで、

<movername> = Data Moverの名前

例:

チェーンIDを取得するためにserver_2上のVTLUにクエリーを実行するには、次のように入力します。

$ server_vtlu server_2 -service -info

出力

server_2 : starting chain id = 0

VTLU情報の一覧 53

管理

出力定義:

server_2:情報を表示しているData Mover

starting chain id:VTLUデバイス名の開始チェーン。この値はデバイス名の最初の番号です。この値はDataMover上のすべてのVTLUデバイスに適用されます。

VTLUテープの一覧

アクション

仮想テープに関する情報を取得するためにVTLUにクエリーを実行するには、次のコマンドシンタクスを使用します。

$ server_vtlu <movername> -tape -list <tlu_id>

ここで、

<movername> = Data Moverの名前

<tlu_id> = VTLUのID

例:

server_2上に存在するVTLU 1のテープ情報を表示するには、次のように入力します。

$ server_vtlu server_2 -tape -list 1

出力

barcode filesystem capacity (GB) location source_slotpre10008 ufs1 50 drive:2 8pre1000a ufs1 50 slot:10 10pre10002 ufs1 50 slot:2 2pre10006 ufs1 50 drive:3 6pre10004 ufs1 50 slot:4 4pre10007 ufs1 50 slot:7 7pre10001 ufs1 50 slot:1 1pre10009 ufs1 50 drive:1 9pre10003 ufs1 50 drive:0 3pre1000b ufs1 40 impexp:0pre10000 ufs1 50 slot:0 0pre10005 ufs1 50 slot:5 5

54 ディスクへのNDMPバックアップ

管理

列定義:

barcode:仮想テープに関連づけられたバーコード。バーコードの最初の部分(プレフィックス)は、同じファイルシステムに関連づけられたテープについては同じです。この例では、pre1がバーコードプレフィックスです。

filesystem:ファイル システムの名前

capacity(GB):仮想テープの容量(GB単位)

location:仮想テープのエレメントタイプおよびエレメントID。可能性のあるエレメントタイプには、スロット、ドライブ、インポートまたはエクスポート、ロボット、ヴォールトがあります。

source slot:元のスロット番号

テープ情報の表示

仮想テープに関する情報を表示するには、server_vtluコマンドを使用します。このコマンドを完了するには、テープのバーコードがわかっている必要があります。テープ バーコードを検出する方法については、 VTLUテープの一覧(54ページ)を参照してください。

アクション

特定のテープに関する情報を取得するためにVTLUにクエリーを実行するには、次のコマンドシンタクスを使用します。

$ server_vtlu <movername> -tape -info {<tape_barcode>|-all} -tlu <tlu_id>

ここで、

<movername> = Data Moverの名前

<tape_barcode> = 情報を必要としているテープのバーコード

<tlu_id> = VTLUのID

例:

VTLU 1上のテープpre10008に関する情報を取得するためにVTLUにクエリーを実行するには、次のように入力します。

$ server_vtlu server_2 -tape -info pre10008 -tlu 1

出力

barcode = pre10008filesystem = ufs1capacity = 50GBsource_slot = 8location = drive:2

VTLU情報の一覧 55

管理

出力定義は次のとおりです。

barcode:仮想テープに関連づけられたバーコード。バーコードの最初の部分(プレフィックス)は、同じファイル システムに関連づけられたすべてのテープに対して一定です。(この例では、pre1がバーコード プレフィックスです。)

filesystem:テープに関連づけられたファイル システム

capacity:テープの容量(GB単位)

location:テープの場所

source_slot:テープが現在の場所に配置される前に存在していたスロット

VTLUドライブの一覧

アクション

VTLUに関連づけられたドライブを表示するには、次のコマンド シンタクスを使用します。

$ server_vtlu <movername> -drive -list <tlu_id>

ここで、

<movername> = Data Moverの名前

<tlu_id> = VTLUのID

例:

server_2上に存在するVTLU 1上のドライブを表示するには、次のように入力します。

$ server_vtlu server_2 -drive -list 1

出力

drive_id device_name serial_number status tape_barcode0 c0t0l1 Lk8rbmg000 loaded pre100031 c0t0l2 1Rwzcmg000 loaded pre100092 c0t0l3 hnVHdmg000 loaded pre100083 c0t0l4 xTgQemg000 loaded pre10006

56 ディスクへのNDMPバックアップ

管理

列定義:

drive_id:仮想テープ ドライブのID。デフォルトのIDは、4台のドライブを備えたVTLUに対する0~3です。

device_name:仮想ドライブのデバイス名。形式は次のとおりです。

c<x>t<y>l<z>

ここで、

<x> = SCSI開始チェーン番号

<y> = SCSI ID

<z> = SCSI LUN

変更できるのはチェーンIDだけです。デフォルトのチェーンIDは0です。

serial_number:ドライブのシリアル番号。これはData Moverによって自動的に割り当てられます。

status:テープ ドライブのステータス。オプションは次のとおりです。

● empty:ドライブ内にテープが存在しません。

● full:ドライブ内にテープが存在しますが、そのドライブがバックアップ ソフトウェアによってアンロードされていません。

● loaded:ドライブ内にテープが存在し、そのドライブがロードされています。

● in use:ドライブがバックアップまたはリストアに使用されています。

tape_barcode:テープのバーコードがテープ ドライブにロードされています(該当する場合)。

ドライブ情報の一覧

アクション

ドライブ情報を表示するには、次のコマンド シンタクスを使用します。

$ server_vtlu <movername> -drive -info <drive_id> -tlu <tlu_id>

ここで、

<movername> = Data Moverの名前

<drive_id> = 情報を一覧表示するドライブのID

<tlu_id> = VTLUのID

例:

VTLU 1上のドライブ2に関する情報を表示するには、次のように入力します。

$ server_vtlu server_2 -drive -info 2 -tlu 1

VTLU情報の一覧 57

管理

出力

server_2 :id = 1device_name = c0t0l8status = loadedserial_number = hnVHdmg000status = loadedtape_barcode = pre10008

出力定義は次のとおりです。

id:仮想テープ ドライブのID。デフォルトのIDは、4台のドライブを備えたVTLUに対する0~3です。

device_name:仮想ドライブのデバイス名。形式は次のとおりです。

c<x>t<y>l<z>

ここで、

<x> = SCSI開始チェーン番号

<y> = SCSI ID

<z> = SCSI LUN

変更できるのはチェーンIDだけです。デフォルトのチェーンIDは0です。

serial_number:ドライブのシリアル番号。これは自動的に割り当てられます。

status:ドライブのステータス。オプションは次のとおりです。

● empty:ドライブ内にテープが存在しません。

● full:ドライブ内にテープが存在しますが、そのドライブがバックアップ ソフトウェアによってアンロードされていません。

● loaded:ドライブ内にテープが存在し、そのドライブがロードされています。

● in use:ドライブがバックアップまたはリストアに使用されています。

tape_barcode:テープのバーコードがテープ ドライブにロードされています(該当する場合)。

58 ディスクへのNDMPバックアップ

管理

第 5 章

トラブルシューティング

製品ラインのパフォーマンスと機能を継続的に改善および強化するための努力の一環として、EMCではハードウェアおよびソフトウェアの新規バージョンを定期的にリリースしています。そのため、このドキュメントで説明されている機能の中には、現在お使いのソフトウェアまたはハードウェアのバージョンによっては、サポートされていないものもあります。製品機能の最新情報については、お使いの製品のリリース ノートを参照してください。

製品が正常に機能しない、またはこのドキュメントの説明どおりに動作しない場合には、EMCカスタマー サポート担当者にお問い合わせください。

「VNXの問題解決ロードマップ」には、EMCオンライン サポートの使用お

よび問題の解決の詳細が記載されています。

この章のトピックは次のとおりです。

トピック :

● EMC E-Lab Interoperability Navigator(60ページ)● VNXユーザー カスタマイズ ドキュメント(60ページ)● エラー メッセージ(60ページ)● EMCトレーニングおよびプロフェッショナル サービス(61ページ)

ディスクへのNDMPバックアップ 59

EMC E-Lab Interoperability Navigator

EMC E-Lab™ Interoperability Navigator は検索可能なWebベースのアプリケーションで

す。このアプリケーションから、EMC相互運用性サポート マトリックスにアクセスできます。これはEMCオンライン サポート(http://Support.EMC.com)で入手できます。ログインした後、[製品/サポート ツール]の下の右側のペインで、[E-Lab Navigator]をクリックしてください。

VNXユーザー カスタマイズ ドキュメント

EMCでは、ご使用の環境に合わせた手順ごとの計画、インストール、保守手順を作成する機能を利用できます。VNXユーザー カスタマイズ ドキュメントを作成するには、次のアドレスに進みます: https://mydocs.emc.com/VNXにアクセスします。

エラー メッセージ

すべてのイベント メッセージ、アラート メッセージ、ステータス メッセージには、問題のトラブルシューティングに役立つ詳細情報と推奨されるアクションが提供されています。

メッセージの詳細を表示するには、次のいずれかの方法を使用します。

● Unisphereソフトウェア:

• イベント、アラート、ステータス メッセージを右クリックして選択し、[EventDetails]、[Alert Details]、[Status Details]を表示します。

● CLI(コマンド・ライン・インタフェース)

• nas_message -info <MessageID>と入力します。<MessageID>は、メッセージのID番号です。

● 「Celerra Error Messages Guide」:

• このガイドで、それ以前のリリースのメッセージ形式でのメッセージに関する情報を見つけます。

● EMCオンライン・サポート:

• エラー メッセージの簡単な説明のテキストまたはメッセージのIDを使用して、EMCオンライン サポートのナレッジベースを検索します。EMCオンライン サポートログインした後、適切な[製品ごとのサポート]ページにアクセスし、エラー メッセージを見つけます。

60 ディスクへのNDMPバックアップ

トラブルシューティング

EMCトレーニングおよびプロフェッショナル サービス

EMCカスタマー エデュケーション コースは、インフラストラクチャに対する投資全体の効果を最大限に高めるために、自社の環境内でEMCストレージ製品群を連携させる方法について学ぶのに役立ちます。EMCカスタマー エデュケーションの利点は、世界各国に設置された便利な最新のラボで、オンライン トレーニングや実地トレーニングを受けられることです。EMCカスタマー トレーニング コースは、EMCのエキスパートによって開発および提供されています。http://Support.EMC.comからEMCオンライン サポートにアクセスし、コースと登録の詳細をご確認ください。

EMCプロフェッショナル サービスは、システムの効率的な導入を支援します。コンサルタントがお客様のビジネス、ITプロセス、およびテクノロジーを評価し、所有する情報を最大限に活かせる手法をお勧めします。ビジネス プランから導入まで、ITスタッフを酷使したり新たな人材を採用したりせずに、必要な各種サポートを受けることができます。詳細についてはEMCカスタマー サポート担当者にお問い合わせください。

EMCトレーニングおよびプロフェッショナル サービス 61

トラブルシューティング

62 ディスクへのNDMPバックアップ

トラブルシューティング

用語集

仮想テープ ライブラリ ユニット(VTLU)Data Mover上に構成されるソフトウェアベースの仮想テープ ライブラリ。物理TLUのエミュレーションを行います。VTLUを使用すると、NDMPがディスクベースのストレージと連携できます。

ソフトウェア仮想テープ ライブラリ(SVTL)「VTLU」を参照してください。

ディスクへのNDMPバックアップ 63

64 ディスクへのNDMPバックアップ

用語集

索引

D

Data Mover、上のVTLUの一覧表示 51device names

configuring 26discovering device names 26

E

EMC E-Lab Navigator 60

N

NDMP、構成 17

U

Unisphere 10Unisphere、ヘルプ システム、オンライン ヘルプ、GUI Unisphere 10

V

VTLUNDMPの動作条件 17構成 18構成オプション 20, 31コンポーネント 14削除 35作成 17ストレージの追加 24デバイス名 14プロパティ

一覧表示 51

VTLUへのクエリー実行 51

新しいVTLUの作成 17

一覧表示VTLUのプロパティ 51

一覧表示:テープ情報、テープ:一覧表示 55

エラーメッセージ 60

開始チェーン変更 33

仮想テープアンマウント 48取り外し 46

構成オプション 20, 31

システム要件 9

ストレージ

ディスクへのNDMPバックアップ 65

ストレージ(続き)VTLUへの追加 24インポート 41エクスポート 39構成オプション 25削除 41

ストレージのエクスポート 39

チェーンID変更 33

チェーンID:表示、表示:チェーンID、開始チェーン:表示 53

追加ストレージ 24ファイル システム 24

テープアンマウント 48取り外し 46

デバイス名、変更 33

トラブルシューティング 59

表示VTLUのプロパティ 51

ファイル システムインポート 41エクスポート 39追加 24

変更チェーンID 33デバイス名 33

メッセージ、エラー 60

要件NDMPの 17システムの 9

66 ディスクへのNDMPバックアップ

索引