15
Contents 目次 2 3 1 Column -vol 1- A 生物・宇宙 4 5 6 Column -vol 2- B 文化 7 8 9 Column -vol 3- C 教育 10 11 12 Column -vol 4- D 社会 The Ocean Bottom ------------------------------------- p.014 The Source of the Northern Lights -------------- p.020 Cloning Technology ----------------------------------- p.026 不安は努力でかき消す ! 和島可奈さん(津田塾大学学芸学部英文学科) p.032 The New Fashion ---------------------------------------- p.034 Social Attitudes towards Alcohol Consumption p .040 One-World Government and One-World Culture p.046 歯磨きするように音読を 山崎貴幸さん(ラックアンドプラック代表) p.052 Braille Education ---------------------------------------- p.054 College Education -------------------------------------- p.060 Great Public Speakers --------------------------------- p.066 「継続は力なり」 芦澤美咲さん(津田塾大学学芸学部英文学科) p.072 Denmark, the Happiest Country in the World p.074 Euthanasia ------------------------------------------------- p.080 Giving Loans to the Poor ---------------------------- p.086 暗記は悪者 ? 暗唱のすすめ 安藤春香さん(空港勤務 [貿易業務]) p.092

Contents · Denmark, the Happiest Country in the World p.074 Euthanasia ----- p.080 Giving Loans to the Poor ----- p.086 暗記は悪者? 暗唱のすすめ 安藤春香さん(空港勤務[貿易業務])

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004

Contents 目次

2

3

1

Column-vol 1-

A 生物・宇宙

4

5

6

Column-vol 2-

B 文化

7

8

9

Column-vol 3-

C 教育

10

11

12

Column-vol 4-

D 社会

The Ocean Bottom ------------------------------------- p.014

The Source of the Northern Lights -------------- p.020

Cloning Technology ----------------------------------- p.026

不安は努力でかき消す !和島可奈さん (津田塾大学学芸学部英文学科)  p.032

The New Fashion ---------------------------------------- p.034

Social Attitudes towards Alcohol Consumption p.040

One-World Government and One-World Culture p.046

歯磨きするように音読を山崎貴幸さん (ラックアンドプラック代表)  p.052

Braille Education ---------------------------------------- p.054

College Education -------------------------------------- p.060

Great Public Speakers --------------------------------- p.066

「継続は力なり」芦澤美咲さん (津田塾大学学芸学部英文学科)  p.072

Denmark, the Happiest Country in the World p.074

Euthanasia ------------------------------------------------- p.080

Giving Loans to the Poor ---------------------------- p.086

暗記は悪者 ? 暗唱のすすめ安藤春香さん (空港勤務 [貿易業務])  p.092

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005

22

23

24

Preface p.003

本書のねらい p.006

本書の進め方 p.008

Postface p.174

13

14

15

Column-vol 5-

E 産業・資源

16

17

18

Column-vol 6-

F 環境

19

20

21

Column-vol 7-

G 国際社会

Column-vol 8-

H 伝記

A Japanese Doctor in Afghanistan -------------- p.154

A Challenge in a Slum -------------------------------- p.160

Seeking Beauty ------------------------------------------ p.166

和田式・音読学習法和田 玲先生 (順天中学・高等学校教諭)  p.172

China’s One-Child Policy ----------------------------- p.134

Children Living in Garbage ------------------------- p.140

Child Soldiers --------------------------------------------- p.146

自分の「型」を探そう石井 潤先生 (順天中学校・高等学校教諭)  p.152

Eco-Friendly Edo ---------------------------------------- p.114

Black Earth ------------------------------------------------- p.120

The Importance of Kenyan Tree Planting ---- p.126

怒涛の英語力澤原裕貴さん (法政大学国際文化学部)  p.132

A PlayPump Can Change a Village -------------- p.094

Hybrid Cars ------------------------------------------------ p.100

Alternative Energy Resources --------------------- p.106

じっくり成果を待とう !児嶋恵佳さん (明治大学文学部英文学科)  p.112

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006

 本書の学習を通じて君に期待していることは、欲張りだけど5つあります。第一に、①「効果的な学習法を身に付け、リーディング力のアップを図る」ことです。しかし、せっかくトレーニングするのだから、リーディング力に限定せず、②「リスニング力」や③「英語による表現力のアップ」も同時に目指しましょう。本書の学習ステップに従って進めれば自然と身に付いてくるはずです。一方、大学受験などで長い論説文を読む際に不可欠なのが、④「英語の論理展開を理解すること」です。英語の場合、1つの段落はある一定のルールに従って書かれています。そのことをきちんと理解できるようになると、速く正確に読めるようになります。本書では、要約問題を通じてこの能力を鍛えます。そして最後に、僕らが知らない世界の実情や学問に対する関心を刺激してくれるような良質な英文を読むことで、⑤「世界に対する関心を深める」ことも意図しています。英文はどれも、しっかりした論理で構成された、味わいのあるオリジナル・スクリプト。何度も音読し、暗唱する価値のある英文ばかりです。

 誰だって、「英文をスラスラ読めるようになれたらいいなあ」なんて思いますよね。電車の中で英語の雑誌やペーパーバックを読む自分の姿を夢見る人もいれば、まずは志望大学に合格する実力が欲しいと思う人もいるでしょう。そして、できたら、ある程度は聞けるようにも話せるようにもなりたいと誰もが思っているはずです。そういう大きな花を咲かせるには、まず何よりもしっかり根(基礎)を張る「訓練」が必要です。でも、実際に学校で受けている授業では、ひたすら「SVとって全訳」みたいなことばかり。「みんなで音読!」といっても、何のためにやるのかもよくわからずに、先生の Repeat after me!! の声に合わせて漫然と文章を追うだけではないでしょうか。そんな中では、「英語ができる自分」に近づく気配も感じず、「英語はつまらない」と感じ、できない自分を卑下してしまってもおかしくありません。 本書は「リーディング力のアップ」を軸にした学習書ですが、言語というのは多角的に1つの文と向き合うことで力が付くものです。他技能のトレーニングが、リーディング力の向上にも生きてくるのです。だから、本書では「リーディング以外の技能にも成果が得られるような総合的な学習法を提案」することで、しっかりとした根(基礎)を張ることを第一のポリシー(方針)としています。耳、口、手、頭、そして顔の表情さえも総動員して、「意味のある音読練習」を中心に、活動的に行います。語学学習はアクティブに行うべきなのです。

5つの目標を目指そう! 英語は学習法が命―語学はアクティブに身に付ける!

本書のねらい

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007

 長い英文を読む時に大切なのは、英文の論理構成を把握することです。読んでいるうちに筆者が言いたいことがわからなくなってきたり、文章の初めの方の内容を忘れてしまったりするのは、論理展開の知識がないために、内容を整理する力が欠けているからなのです。もちろん、長いものでも左から右にスラスラ読める人ならば、スラスラ読んでわかればよいのです。しかし、文章という長いメッセージの塊の中には、筆者が最も言いたい事柄と、それを補い強化する部分とがあって、それらの機能を見抜けるようになることで、速くて正確な読みが可能となります。本当の「精読」とは、的確に本文の趣旨をとらえることです。また、本当の「速読」とは、本文の趣旨をスピーディーにとらえることで、全ての文をいかに速く訳せるかではないのです。これらの力を総合したものが、ひいては「長文読解力」ということになるわけです。 本書では、一段落構成の論理を精密に分析することで、来るべき長文読解の練習に備えていこうと考えています。その練習をするには、要約の練習が最適です。別冊のReading Strategyには論理構成の詳しい解説を添えました。また、Logic Chart(論理展開図)を示し、英文の構成が一目で理解できるようにしてあります。要約のまとめ方に関しても一言付記してありますので、ここから真の精読力・速読力を高めましょう。

 「読む」とは、本来「世界を知ること」にほかなりません。しかも、今日、世界言語としての地位を占めている英語が伝えるメッセージとは、当然世界の実情にほかなりません。それはほんの些細な身近の事から、もっと大きな世界の問題にまで及ぶでしょう。僕らが想像もし得ない風景が世界にはたくさん転がっています。その実態を、英語を通じていかに学ぶか。その真摯な姿勢は、「学ぶ者」としての僕らの未来を方向づけるものであるかもしれません。 本書で紹介する英文は、どれも繰り返し音読し、暗唱する価値のあるものばかりです。一種の「世界案内」とも言えるテーマ集となっています。また、近年、難関大学の入試長文としても取り上げられる難しいテーマを紹介する手引き書ともなっています。この小品との出会いをきっかけに、少しでも本書で学ぶ君が世界に対する関心を、願わくは、学問に対するあこがれを膨らませてもらえたらと願っています。

論理を理解し、長文読解の基本セオリーをマスターする!

世界を読み解く英文集

読むということは、「意味をとる」ことだけじゃない。正確に読み、英文の意図をよく考え、自ら考えるきっかけとしていこう。

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008

 大学受験でも、TOEICでも、英会話でも、英語の力を本気で伸ばそうと思ったら、英語を「いかに頭に残すか」を考えることが大切です。語学では、ただ単に「わかる」ようになるだけでなく、「できる」ようになることも目指さなければなりません。それが、結果として、より正確でよりスピーディーな「理解」にもつながってくるからです。 では、「わかる、できる、頭に残す」を効率的に行うにはどうしたらよいのでしょう。なるべく無理のないステップで、しかも楽しく学べたらなお良いですよね? ここではその手順を示します。

 本文に出てくる重要単語および熟語を12語取り上げています。本文の内容に入る前に、まずこのキーとなる12語をマスターしましょう! CDでは、リズムに合わせて単語が読まれます。

【英語 → 日本語 → 英語 → ポーズ】の順番です。このC Dを使用して、次の3つのステップで単語をマスターして下さい。

本書の進め方

大切なのは、英語を頭に残すこと!!

014

この Lessonに出てくる重要単語をマスターしよう。Phase ① 発音確認:CDを聞いて正しい発音の仕方を知ろう。Phase ② 英→日:CDを聞いて即座に日本語の意味を言えるようにしよう。Phase ③ 日→英:日本語の意味を見て 3秒以内に英語を言えるようにしよう。

Vocabulary

Step Vocabulary & Anticipation1 2 3 4 5

Anticipation語彙リストを参考に本文の内容を予想してみよう。

015

H伝記

G国際社会

F環境

E産業・資源

D社会

C教育

B文化

A生物・宇宙

英文を聞いて概要を把握しよう。・CDの音声を聞き、3つの質問に日本語で答えよう。・1回だけでなく、何回も聞いて答えを書いてみよう。・細部にこだわらず、全体の流れを押さえるつもりで聞こう。

Step Pre-Reading (Listening)21 3 4 5

A生物・宇宙AAAA00

01 02

冒頭で、海底の生き物は abundant(豊富)で unusual(変わった特徴がある)と語られるのだけれど、どういうことかわかるかな? それが具体的にどう説明されているかを聞き取るのが今回のポイントだ! 頑張れ!

Q1 深海にある独特な植物とはどのようなものか。

Q2 海底で生息する巨大タコは、何をするために、何を持っているか。

Q3 これまで海底探索はどの程度進んでいるか。パーセンテージで答えよ。

さあ、いよいよレッスンの始まり。本文に出てくる語彙を押さえたら、Step 2 ではリスニングをやるよ。でも、いきなり聞いて全体像を把握するのは難しい。だから、タイトルや語彙リストを手掛かりに「予想立て」をするんだ。今回は深海の世界についての話だけど、君はどんなことを想像する?

independent /ìndipénd6nt/ [形]離れて、独立して bottom /b!t6m/ [名]底 unexpectedly /∞nikspéktidli/[副]意外なことに、思った以上に abundant /6b%nd6nt/ [形]豊富な、たくさんの(=plentiful、ample)

unusual /5njú\Ωu6l/ [形]変わった、普通でない、独特の adapt /6d@pt/ [自]順応する、適応する survive /s6Rváiv/ [自]生き残る、生き続ける equal /í\kw6l/ [形](大きさ・量などが)(~と)同じくらいの(to ~)

compare /k6mp#6R/ [他]~を(…と)比べる(to ...)

enormous /in$\Rm6s/ [形]巨大な surface /s^\Rfi s/ [名]表面 so far /sóu f!\R/ [熟]これまで、今までのところ

The Ocean Bottom1

 ここでは、「概要を把握する」のが目標です。耳で聞いて完全に聞き取れればよいのですが、これから読んで理解しようとするものを耳だけで理解するのはやはり難しいですよね。でも、実際に耳で「内容を理解する」練習を積まないとリスニング力は当然伸びません。ですからここでは、最初に覚えた単語を手掛かりにして、先ほど「予想立て」(Anticipation)したことを参考にしながら、C Dの音声に耳を傾けて下さい。ここでの質問は、本文の要点を把握するための質問ばかりとなっているので、1問でも正解できれば上出来です。

 単語を覚えたら、次にAnticipation(予想立て)をしてみましょう。レッスンのタイトルや単語リストを手がかりに文章の内容を想像してみて下さい。自分なりのイメージを持ってからC Dの朗読を聞くと、考えていたこととは異なる展開に驚いたり、方向性は一致しているが微妙に違っていることに気づいたりと、敏感な耳で聞くことができるようになります。また何よりも「聞きたい」という意欲がわいてきます。

1.はじめに、リストを見てわからない単語をチェックし、CD を聞いて発音の仕方を確認します。2.次に、CDで英語を聞いたら瞬時に日本語の意味を言えるようにします。3.最後に、日本語の意味を見て3秒以内に英語を言えるようになったらOKです!

重要語彙をチェックするStep Vocabulary & Anticipation1

リスニングで概要をつかむStep Pre-Reading (Listening)2

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009

1.Phase ① ざっくり読み余計なことは何も気にせず、まずは内容を確認します。文法的な細かいことなどにこだわらず、自分が知りたいという気持ちにまかせて、ざっくり一度読んでみましょう。

2.Phase ② じっくり読み赤ペンを持ち、Step 2 で答えたリスニングの解答を手直しするためにじっくり読みます。3問とも自力で直せるか、あるいは自信を持ってをつけられるか、じっくり取り組みます。

3.Phase ③ さがし読み右側のページにあるReading Questionsに解答して下さい。ここでの質問は具体的な説明や例に関する、細かい質問になっています。「必要な情報を探し出す」ように読みながら解きましょう。

4.確認作業① 文法・構文把握文法・構文的に難しいと思われる個所には Grammatical Comprehension の部分に若干の解説を付けてあります。自分の理解を強化するため、解説は熟読しましょう。

5.確認作業② 別冊による誤読と解答のチェック別冊には日本語和訳が載っていますので、自分の読み取りに誤りがないかを確認しましょう。また、Reading Questionsの解説を見て正解を確認し、本文の誤読がないかを確認しましょう。

 リーディングで大切なことは、「読みたいから読む」という意識です。つまらないもの、関心のないものを読んでも頭に入ってきませんよね? 日本語でも同じことです。ただ、S t e p 1 とS t e p 2を手順通りやってきた君は、この時点でどんな気分になっているでしょうか。「単語も覚えた。予想立てもしてみた。2~3度C Dも聞いた、質問にも何とか答えた。でもまだ内容は定かじゃないんだよなあ……」という欲求不満な感覚が残るはずです。すると、次に君は何がしたくなるでしょう? きっと本文を「読みたい」と思うはず。そこで初めて読むのです。それも明確な目的を持った3段階の読み(3度読み)で内容を確認すると更に効果は上がります。自ら読みにいく「アクティブなリーディング」を実践しましょう。

016

「大まかな把握」を「鮮明な理解」にシフトしていこう。Phase ① ざっくり読み:全体の内容を大まかにつかみ取ろう。Phase ② じっくり読み:じっくり読んで Step 2 の解答を手直ししよう。Phase ③ さがし読み:英文を見ながら Reading Questions に答えよう。

Step 3-Phase Reading1 2 4 53

017

H伝記

G国際社会

F環境

E産業・資源

D社会

C教育

B文化

A生物・宇宙

本文の内容に合致するものはを、誤っているものには×をつけよう。

Reading Questions

A生物・宇宙The Ocean Bottom1

animal and plant life:動植物  life-form:生物  octopus:タコ  dumbo:ダンボ(ディズニーアニメに登場する、大きな耳で空を飛ぶ子ゾウ)  explore:~を探検する  surprisingly:驚くほど  large number of ~:多数の~  creature:生き物  extreme:極限の  temperature:水温  pressure:水圧  ocean depth:深海(←海の深い所)

( ) 1. It goes without saying that every animal and plant needs the sun’s energy to

survive in any situation.

( ) 2. If you explore the bottom of the ocean, you can fi nd a strange fi sh with big

eyes, teeth, or ears.

( ) 3. An enormous octopus at the bottom of the ocean is called “dumbo” by

scientists, because it uses huge ears when it swims under the water.

( ) 4. We don’t know a lot of things about the ocean’s fl oor yet, while we have already

learned everything about the surface of the moon.

( ) 5. In order to learn more about the ocean’s fl oor, we have to continue to fi ght

with the surprisingly large number of strange creatures in the extreme

temperatures and pressures of the ocean depths.

Grammatical Comprehension@7 長くて複雑な文のやっつけ方文を長くて複雑にする主たる要因に、接続詞・関係詞節による説明が挙げられます。文が複雑だと感じたら、真っ先にこれらの節をカッコでくくって飛ばし、まずは主節(前に接続詞・関係詞がついていないS+V)を探り当てましょう。

Because we have so far only explored 1 percent of the ocean’s fl oor ,

wSe will continue

V to learn about the ... large number

O of strange creatures

                 that fi ght to live in the ... ocean depths.

この文では we continue ... が主節です。これがわかったところで意味の中心軸を固めましょう。「我々は学び続けるべきだ」となります。そして、カッコでくくった 2つの説明部分をここにつなげていけば、すっきり理解できるでしょう。

@4 形容詞の後置修飾 equal は「同じくらいの」という意味の形容詞で、前の名詞 eyes を修飾しています。equal eyes という語順にならないのは、「何と同じくらいなのか」ということを説明する to the size ... の部分を伴っているからです。このように、修飾部分が長くなる場合はその修飾語句が名詞の後に置かれるのが普通です。これを「後置修飾」といいます。なお、almost は equal を修飾する副詞です。

@4 @5 「所有」の with with にはさまざまな意味がありますが、「~を持っている」という「所有」の意味があります。@4 では fi sh with eyes(目を持った魚)と fi sh with ... teeth(…な歯を持った魚)が該当します。@5では、octopus の直後に 2つのカンマで挟まれた挿入節(which scientists call “dumbo,”)があり、その後にwithがあります。つまり、octopus with huge ears がつながっているのです。

The Ocean Bottom

@1 Independent from the sun’s energy, animal and plant life at the

bottom of the ocean is unexpectedly abundant and unusual. @2 In

this cold, deep water, these life-forms have had to adapt to survive.

@3 Deep in the ocean, there are plants that have mouths to catch

food. @4 There are fish with eyes almost equal to the size of their

bodies, and there is a fi sh with the biggest teeth on earth compared

to its body size. @5 There is also an enormous octopus, which

scientists call “dumbo,” with huge ears that it uses to swim. @6 We

know less about the bottom of the ocean than we do about the

surface of the moon. @7 Because we have so far only explored 1

percent of the ocean’s floor, we will continue to learn about the

surprisingly large number of strange creatures that fi ght to live in

the extreme temperatures and pressures of the ocean depths.

英文を詳細まで読み込むStep 3-Phase Reading3

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010

018

読んだら塗りつぶそう!

2 2 3 4 3 3 3発音確認 サイトラ センテンス スピード リズム シンクロ 日→英

Step 7-Way Oral Reading1 2 3 54

019

H伝記

G国際社会

F環境

E産業・資源

D社会

C教育

B文化

A生物・宇宙

この Lessonの仕上げに、以下の問題に答えよう。

Step Reading Check Test1 2 3 4 5

7つの音読法で、20回音読しよう(練習の方法は p.10を参照)。

A生物・宇宙

きちんと指示に沿ってトレーニングできたかな? 語学の基礎はトレーニングにあり! まずはこのことをきちんと胸に刻み込もう! 設問の解答もさることながら、要約問題を通じて、きちんと英語の論理を理解することもポイントだ。トレーニングと並行して英語の論理構成を理解するように努めていけば、君の英語理解の質はグッと深いものになってくる。途中で挫折することなく、しっかり前に進んでいこうな。俺から言わせりゃ、人の世に「挫折」なんてない。失敗したら何度だってやり直せばいいんだ。できるまで何度だってやる。そうすれば、君は最終的に挫折したことにはならないんだから。頑張る君を俺は心から応援しているぞ! まずは最初のレッスン、よく頑張ったね。これからもその調子でいこうな!

02

The Ocean Bottom1

Independent( あ )the sun’s energy, animal and plant life at the bottom of the ocean

is ①unexpectedly abundant and ②unusual. In this cold, deep water, these life-forms

have had to [ A ] to ③ survive. Deep in the ocean, there are plants that have mouths

to catch food. 「自分の体の大きさとほとんど同じくらいの目を持った魚たちがいる」, and

there is a fi sh( い )the biggest teeth on earth compared( う )its body size. There

is also an ④enormous octopus, which scientists call “dumbo,” with huge [ B ] that it

uses to swim. We know less about the bottom of the ocean than we [C]do about the ⑤surface of the moon. Because we have so far only explored 1 percent of the ocean’s

fl oor, we will continue to learn about the surprisingly large number of strange

creatures that fi ght to live in the extreme temperatures and pressures of the ocean

depths.

Q1 下線部①~⑤の単語の意味を書きなさい。

Q2 空欄(あ)~(う)に入れるべき最も適切な前置詞を入れよ。

Q3 二重傍線部[A]~[C]に関して、以下の質問に答えなさい。

[A]空欄に 1語適切な語を補え。

[B]空欄に 1語適切な語を補え。

[C]ここで用いられている do と同じ意味の語を文中から抜き出せ。

Q4 点線部の和文を英訳せよ。

Q5 太線部の英文を和訳せよ。

Q6 本文の内容を 70字以内の日本語で要約せよ。

Independent from the sun’s energy, / animal and plant life / at the bot tom of the ocean / is unexpectedly abundant and unusual.

太陽エネルギーから離れて / 動物や植物の生命は / 海底で生息する(動植物)/ 想像以上に多様で独特である。

In this cold, deep water, / these life-forms / have had to adapt / to survive.

この冷たく、深い水の中で / これらの生物は / 順応せねばならなかった / 生き抜くために。

Deep in the ocean, / there are plants / that have mouths / to catch food.

海の深い所には / 植物がある / 口を持った / 獲物をとらえるための。

There are fish / with eyes / almost equal to the size of their bodies, / and there is a fi sh / with the biggest teeth / on earth / compared to its body size.

魚がいる / 目を持った / 自分の体とほとんど同じくらいの大きさの / また魚がいる / 最も大きな歯を持った / 地球で(最も大きな)/ 体の大きさと同じくらいの。

There is also an enormous octopus, / which scientists call “dumbo,” / with huge ears / that it uses to swim.

巨大なタコもいる / それを科学者たちは「ダンボ」と呼ぶ / 大きな耳を持っている / 泳ぐのに使う。

We know less / about the bottom of the ocean / than we do / about the surface of the moon.

我々は多くを知らない / 海底の事について / 我々が知っているよりも / 月面について。

Because we have so far only explored 1 percent of the ocean’s floor, / we will continue to learn / about the surprisingly large number of strange creatures / that fight to live / in the extreme temperatures and pressures / of the ocean depths.

今のところ我々はまだ 1パーセントしか海底を探検していないので / 我々は学び続けるだろう / 驚くべき数の奇妙な生き物たちについて / 生きるために戦っている / 極限の水温と水圧の中で / 海の奥底の。

 ここが本書の学習の中で最も大切なStepです。Step 1~3は、新しい語彙とスクリプトに触れ、一通りの「理解をする」ところまでが目標でした。つまり、新しい情報のInputを完了したということになります。多くの参考書や学校の授業では、ここで終わりとする場合がとても多いのですが、これでは英語を「わかる」ようになったとしても、「できる」ようにはなりません。ですから、ここから英語をI n t a k eする(頭に残す、定着させる)トレーニングをしなければなりません。そこで最も有効な方法が「音読」なのです。また、「英語を頭に残す」ためには、さまざまなバリエーションで音読練習を行います。 意味を思い浮かべた瞬間に、学んだ英語をスラッと言える段階(暗唱)にまで Intakeするためには、最低20回の音読が必要です。ただし、ひたすら20回と言われても中には苦しいと感じる人もいるだろうし、その単調さに、ボンヤリしながらただ声を出しているだけになってしまう人もいるでしょう。それでは音読の意味がありません。ですから、その回数毎に「音読のモードチェンジ」をして取り組むことがポイントです。つまり、20回を無駄なく張り切って効果的にやり遂げるためにさまざまなバリエーションを加えて音読しようということです。以下の手順に従って取り組んでみて下さい。

018

読んだら塗りつぶそう!

2 2 3 4 3 3 3発音確認 サイトラ センテンス スピード リズム シンクロ 日→英

ただ声を出しているだけの「空読み」を避け、意味を伝えるように読む、生きた音読です。スラッシュで区切られた「サイト」ごとに読み、意味を頭で確認していきます。わからない個所は、右側の和訳を見てわかればO Kです。2回目は、右側の訳を一度も見ずに頭の中だけで意味を確認できるように音読してみて下さい。

サイト・トランスレーション (2回)

発音確認音読 (2回)

鉛筆を持ち、まず自力で1回音読します。その際、発音の仕方がわからない語にチェックを入れておきます。その後、C D を聞いて読み方をチェックし、確認できたら、再び正しい読み方でもう1回音読します。

「発音の仕方がわからない語がないかを確認する」ための音読です。

「意味を乗せて読む」ことを意識した音読。

音読で英文をIntakeするStep 7-Way Oral Reading4

1

2

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011

018

読んだら塗りつぶそう!

2 2 3 4 3 3 3発音確認 サイトラ センテンス スピード リズム シンクロ 日→英

Step 7-Way Oral Reading1 2 3 54

019

H伝記

G国際社会

F環境

E産業・資源

D社会

C教育

B文化

A生物・宇宙

この Lessonの仕上げに、以下の問題に答えよう。

Step Reading Check Test1 2 3 4 5

7つの音読法で、20回音読しよう(練習の方法は p.10を参照)。

A生物・宇宙

きちんと指示に沿ってトレーニングできたかな? 語学の基礎はトレーニングにあり! まずはこのことをきちんと胸に刻み込もう! 設問の解答もさることながら、要約問題を通じて、きちんと英語の論理を理解することもポイントだ。トレーニングと並行して英語の論理構成を理解するように努めていけば、君の英語理解の質はグッと深いものになってくる。途中で挫折することなく、しっかり前に進んでいこうな。俺から言わせりゃ、人の世に「挫折」なんてない。失敗したら何度だってやり直せばいいんだ。できるまで何度だってやる。そうすれば、君は最終的に挫折したことにはならないんだから。頑張る君を俺は心から応援しているぞ! まずは最初のレッスン、よく頑張ったね。これからもその調子でいこうな!

02

The Ocean Bottom1

Independent( あ )the sun’s energy, animal and plant life at the bottom of the ocean

is ①unexpectedly abundant and ②unusual. In this cold, deep water, these life-forms

have had to [ A ] to ③ survive. Deep in the ocean, there are plants that have mouths

to catch food. 「自分の体の大きさとほとんど同じくらいの目を持った魚たちがいる」, and

there is a fi sh( い )the biggest teeth on earth compared( う )its body size. There

is also an ④enormous octopus, which scientists call “dumbo,” with huge [ B ] that it

uses to swim. We know less about the bottom of the ocean than we [C]do about the ⑤surface of the moon. Because we have so far only explored 1 percent of the ocean’s

fl oor, we will continue to learn about the surprisingly large number of strange

creatures that fi ght to live in the extreme temperatures and pressures of the ocean

depths.

Q1 下線部①~⑤の単語の意味を書きなさい。

Q2 空欄(あ)~(う)に入れるべき最も適切な前置詞を入れよ。

Q3 二重傍線部[A]~[C]に関して、以下の質問に答えなさい。

[A]空欄に 1語適切な語を補え。

[B]空欄に 1語適切な語を補え。

[C]ここで用いられている do と同じ意味の語を文中から抜き出せ。

Q4 点線部の和文を英訳せよ。

Q5 太線部の英文を和訳せよ。

Q6 本文の内容を 70字以内の日本語で要約せよ。

Independent from the sun’s energy, / animal and plant life / at the bot tom of the ocean / is unexpectedly abundant and unusual.

太陽エネルギーから離れて / 動物や植物の生命は / 海底で生息する(動植物)/ 想像以上に多様で独特である。

In this cold, deep water, / these life-forms / have had to adapt / to survive.

この冷たく、深い水の中で / これらの生物は / 順応せねばならなかった / 生き抜くために。

Deep in the ocean, / there are plants / that have mouths / to catch food.

海の深い所には / 植物がある / 口を持った / 獲物をとらえるための。

There are fish / with eyes / almost equal to the size of their bodies, / and there is a fi sh / with the biggest teeth / on earth / compared to its body size.

魚がいる / 目を持った / 自分の体とほとんど同じくらいの大きさの / また魚がいる / 最も大きな歯を持った / 地球で(最も大きな)/ 体の大きさと同じくらいの。

There is also an enormous octopus, / which scientists call “dumbo,” / with huge ears / that it uses to swim.

巨大なタコもいる / それを科学者たちは「ダンボ」と呼ぶ / 大きな耳を持っている / 泳ぐのに使う。

We know less / about the bottom of the ocean / than we do / about the surface of the moon.

我々は多くを知らない / 海底の事について / 我々が知っているよりも / 月面について。

Because we have so far only explored 1 percent of the ocean’s floor, / we will continue to learn / about the surprisingly large number of strange creatures / that fight to live / in the extreme temperatures and pressures / of the ocean depths.

今のところ我々はまだ 1パーセントしか海底を探検していないので / 我々は学び続けるだろう / 驚くべき数の奇妙な生き物たちについて / 生きるために戦っている / 極限の水温と水圧の中で / 海の奥底の。

いつもつっかえてしまう個所やイントネーションの付け方がわからない部分などを確認し、音の変化(脱落・連結)などにも気をつけて、C Dと同じ読み方を真似するように正しいリズムで音読します。ここでは「CD → 音読 → CD → 音読……」を繰り返し、納得できる読み方を身に付けましょう。気分が乗ってきたら、ジェスチャーなども加えて、感情を込めて抑揚豊かに音読すると効果的です。

最初は、サイト2つ分を語順通りに理解できるかトライしてみて下さい。次に、語順通りでわかるスパン(範囲)を徐々に拡げていき、最後はピリオドまでを一気に読んで語順通りに理解できるよう音読します。ここでは、自分が理解できるペースで読めればよいでしょう。

音読のスピードを徐々に速めます。4段階を目安にしましょう。①少し速く読む。②C Dのトラックの長さからー10秒以内に読み終える、③ー20秒以内に読み終える。④自分の限界のスピードで読み終える。このスピード音読をやると、C Dの音声がとてもゆっくり聞こえるようになります。このトレーニングは、リスニングにも速読にも効果があります。

右側の和訳にサーッと目を通し、それを英語で通訳します。はじめは、サイトごとの英訳でも構いません。可能な限り、英訳範囲を拡げていきます。最後は1文を一気に言えるようチャレンジしましょう。全文を通訳できるようになったら、Step 4 は卒業です!

C Dを聞きながら、全く同じペースで、同じように読みます。初めは難しいですが、口と耳が慣れてくるにつれて、徐々に正しいリズムが身に付いていきます。

センテンス音読 (3回)

スピード音読 (4回)

リズム・イミテイション (3回)

シンクロ・リーディング (3回)

「日 → 英」トランスレーション (3回)

体力と時間を使う練習だから最初は難しいかもしれないけど、その苦しみを乗り越えたころ、必ず効果が出てくるよ。しんどいと思うことにあえて突っ込んでいく勇気を持とう !

「英語を語順通りに理解できる」ようにするための音読です。

「英語らしいイントネーション・スピード・発音を確かにするため」の音読。

「スピードを速めても語順通りに理解できる」力を鍛える音読。

「自分から英語を発信する力」を身に付けるための音読。

「英語らしい読み方を身に付ける」ための音読。

3

4

5

6

7

1 2 3 4 5 6 7

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012

 トレーニングの後には学習の成果を確認しましょう。設問は、すべて以下の形式から成り立っています。

 上にも挙げてあるとおり、最後は「要約問題」に挑戦します。「俺はそこまでやらなくていいや」とか、「こんなの俺が受ける大学の入試じゃ出ないから無視 !」などと寝ぼけたことを言ってはいけません(笑)!

ぜひ積極的に取り組みましょう。ここでは、新たに「④論理展開の理解」を深めることが狙いです。本文を 50 字とか 100 字といった少ない字数で要約するには、その段落で「話題(Topic)」とされていることは何か、それに対してどのような「具体例や詳細」(Example、Detail)が語られているのか、また筆者はその話題に対してどのような「主張や結論(Claim、Conclusion)」を導いているか、といった論理の流れを深く理解しなければなりません。また、英語の文章には論理展開の仕方にパターンがあるので、それが理解できるようになってくると、英文の読みが深いものになり、複数の段落からなる長文を読む時にも速度と精度が格段に高まってきます。つまり、要約練習は、英語の論理を知るためには欠かせないトレーニングの 1 つなのです。「長文読解への First Step」と言っても過言ではありません。上級の読み手となるために、最も大切なステップです。別冊の最後にある Reading Strategy の解説をよく読み、本文のポイントと要約の仕方を確認して、徐々に正確な「読みの視点」を身に付けていって下さい。

018

読んだら塗りつぶそう!

2 2 3 4 3 3 3発音確認 サイトラ センテンス スピード リズム シンクロ 日→英

Step 7-Way Oral Reading1 2 3 54

019

H伝記

G国際社会

F環境

E産業・資源

D社会

C教育

B文化

A生物・宇宙

この Lessonの仕上げに、以下の問題に答えよう。

Step Reading Check Test1 2 3 4 5

7つの音読法で、20回音読しよう(練習の方法は p.10を参照)。

A生物・宇宙

きちんと指示に沿ってトレーニングできたかな? 語学の基礎はトレーニングにあり! まずはこのことをきちんと胸に刻み込もう! 設問の解答もさることながら、要約問題を通じて、きちんと英語の論理を理解することもポイントだ。トレーニングと並行して英語の論理構成を理解するように努めていけば、君の英語理解の質はグッと深いものになってくる。途中で挫折することなく、しっかり前に進んでいこうな。俺から言わせりゃ、人の世に「挫折」なんてない。失敗したら何度だってやり直せばいいんだ。できるまで何度だってやる。そうすれば、君は最終的に挫折したことにはならないんだから。頑張る君を俺は心から応援しているぞ! まずは最初のレッスン、よく頑張ったね。これからもその調子でいこうな!

02

The Ocean Bottom1

Independent( あ )the sun’s energy, animal and plant life at the bottom of the ocean

is ①unexpectedly abundant and ②unusual. In this cold, deep water, these life-forms

have had to [ A ] to ③ survive. Deep in the ocean, there are plants that have mouths

to catch food. 「自分の体の大きさとほとんど同じくらいの目を持った魚たちがいる」, and

there is a fi sh( い )the biggest teeth on earth compared( う )its body size. There

is also an ④enormous octopus, which scientists call “dumbo,” with huge [ B ] that it

uses to swim. We know less about the bottom of the ocean than we [C]do about the ⑤surface of the moon. Because we have so far only explored 1 percent of the ocean’s

fl oor, we will continue to learn about the surprisingly large number of strange

creatures that fi ght to live in the extreme temperatures and pressures of the ocean

depths.

Q1 下線部①~⑤の単語の意味を書きなさい。

Q2 空欄(あ)~(う)に入れるべき最も適切な前置詞を入れよ。

Q3 二重傍線部[A]~[C]に関して、以下の質問に答えなさい。

[A]空欄に 1語適切な語を補え。

[B]空欄に 1語適切な語を補え。

[C]ここで用いられている do と同じ意味の語を文中から抜き出せ。

Q4 点線部の和文を英訳せよ。

Q5 太線部の英文を和訳せよ。

Q6 本文の内容を 70字以内の日本語で要約せよ。

Independent from the sun’s energy, / animal and plant life / at the bot tom of the ocean / is unexpectedly abundant and unusual.

太陽エネルギーから離れて / 動物や植物の生命は / 海底で生息する(動植物)/ 想像以上に多様で独特である。

In this cold, deep water, / these life-forms / have had to adapt / to survive.

この冷たく、深い水の中で / これらの生物は / 順応せねばならなかった / 生き抜くために。

Deep in the ocean, / there are plants / that have mouths / to catch food.

海の深い所には / 植物がある / 口を持った / 獲物をとらえるための。

There are fish / with eyes / almost equal to the size of their bodies, / and there is a fi sh / with the biggest teeth / on earth / compared to its body size.

魚がいる / 目を持った / 自分の体とほとんど同じくらいの大きさの / また魚がいる / 最も大きな歯を持った / 地球で(最も大きな)/ 体の大きさと同じくらいの。

There is also an enormous octopus, / which scientists call “dumbo,” / with huge ears / that it uses to swim.

巨大なタコもいる / それを科学者たちは「ダンボ」と呼ぶ / 大きな耳を持っている / 泳ぐのに使う。

We know less / about the bottom of the ocean / than we do / about the surface of the moon.

我々は多くを知らない / 海底の事について / 我々が知っているよりも / 月面について。

Because we have so far only explored 1 percent of the ocean’s floor, / we will continue to learn / about the surprisingly large number of strange creatures / that fight to live / in the extreme temperatures and pressures / of the ocean depths.

今のところ我々はまだ 1パーセントしか海底を探検していないので / 我々は学び続けるだろう / 驚くべき数の奇妙な生き物たちについて / 生きるために戦っている / 極限の水温と水圧の中で / 海の奥底の。

Q1 単語Q2 前置詞Q3 語句の補充(内容語中心)、 語句の言い換えQ4 和文英訳Q5 英文和訳Q6 要約

 これらはすべて、各レッスンで身に付けるべき「①知識の確認、②内容理解の確認、③構文理解の確認」を意図したものになっています。まず、要約以外の全ての問題を10 分以内に解いて下さい。これらが時間内にスラスラ解けるようであれば、そのレッスンは十分にトレーニングをできたと考えて OK です。自学においても、自信を持って「よし合格だ !」と自分を褒めてあげられるよう全力でトレーニングに励み、全問正解を目指して下さい。

入試形式の問題で最終確認するStep Reading Check Test5

要約練習の意義

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014

この Lesson に出てくる重要単語をマスターしよう。Phase ① 発音確認:CDを聞いて正しい発音の仕方を知ろう。Phase ② 英→日:CDを聞いて即座に日本語の意味を言えるようにしよう。Phase ③ 日→英:日本語の意味を見て 3 秒以内に英語を言えるようにしよう。

Vocabulary

Step Vocabulary & Anticipation1 2 3 4 5

Anticipation語彙リストを参考に本文の内容を予想してみよう。

AAAA00 AAAAAA00

01

さあ、いよいよレッスンの始まり。本文に出てくる語彙を押さえたら、Step 2 ではリスニングをやるよ。でも、いきなり聞いて全体像を把握するのは難しい。だから、タイトルや語彙リストを手掛かりに「予想立て」をするんだ。今回は深海の世界についての話だけど、君はどんなことを想像する?

independent /ìndipénd6nt/ [形]離れて、独立して bottom /b!t6m/ [名]底 unexpectedly /∞nikspéktidli/ [副]意外なことに、思った以上に abundant /6b%nd6nt/ [形]豊富な、たくさんの(=plentiful、ample)

unusual /5njú\Ωu6l/ [形]変わった、普通でない、独特の adapt /6d@pt/ [自]順応する、適応する survive /s6Rváiv/ [自]生き残る、生き続ける equal /í\kw6l/ [形](大きさ・量などが)(〜と)同じくらいの(to 〜)

compare /k6mp#6R/ [他]〜を(…と)比べる(to ...) enormous /in$\Rm6s/ [形]巨大な surface /s^\Rfis/ [名]表面 so far /sóu f!\R/ [熟]これまで、今までのところ

The Ocean Bottom1 The Ocean Bottom

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015

H伝記

G国際社会

F環境

E産業・資源

D社会

C教育

B文化

A生物・宇宙

英文を聞いて概要を把握しよう。・CDの音声を聞き、3つの質問に日本語で答えよう。・1回だけでなく、何回も聞いて答えを書いてみよう。・細部にこだわらず、全体の流れを押さえるつもりで聞こう。

Step Pre-Reading (Listening)21 3 4 5

A生物・宇宙

02

冒頭で、海底の生き物は abundant(豊富)で unusual(独特である)と語られるのだけれど、どういうことかわかるかな? それが具体的にどう説明されているかを聞き取るのが今回のポイント! 頑張って!

Q1 深海にある独特な植物とはどのようなものか。

Q2 海底で生息する巨大タコは、何をするために、何を持っているか。

Q3 これまで海底探索はどの程度進んでいるか。パーセンテージで答えよ。

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016

「大まかな把握」を「鮮明な理解」にシフトしていこう。Phase ① ざっくり読み:全体の内容を大まかにつかみ取ろう。Phase ② じっくり読み:じっくり読んで Step 2 の解答を手直ししよう。Phase ③ さがし読み:英文を見ながら Reading Questions に答えよう。

Step 3-Phase Reading1 2 4 53

AAAA00 The Ocean Bottom1

animal and plant life:動植物  life-form:生物  octopus:タコ  dumbo:ダンボ(ディズニーアニメに登場する、大きな耳で空を飛ぶ子ゾウ)  explore:〜を探検する  surprisingly:驚くほど  large number of 〜:多数の〜  creature:生き物  extreme:極限の  temperature:水温  pressure:水圧  ocean depth:深海(海の深い所)

The Ocean Bottom

@1 Independent from the sun’s energy, animal and plant life at the

bottom of the ocean is unexpectedly abundant and unusual. @2 In

this cold, deep water, these life-forms have had to adapt to survive.

@3 Deep in the ocean, there are plants that have mouths to catch

food. @4 There are fish with eyes almost equal to the size of their

bodies, and there is a fish with the biggest teeth on earth compared

to its body size. @5 There is also an enormous octopus, which

scientists call “dumbo,” with huge ears that it uses to swim. @6 We

know less about the bottom of the ocean than we do about the

surface of the moon. @7 Because we have so far only explored 1

percent of the ocean’s floor, we will continue to learn about the

surprisingly large number of strange creatures that fight to live in

the extreme temperatures and pressures of the ocean depths.

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017

H伝記

G国際社会

F環境

E産業・資源

D社会

C教育

B文化

A生物・宇宙

本文の内容に合致するものはを、誤っているものには×をつけよう。

Reading Questions

A生物・宇宙

( ) 1. It goes without saying that every animal and plant needs the sun’s energy to survive in any situation.

( ) 2. If you explore the bottom of the ocean, you can find strange fish and creatures with big eyes, teeth, or ears.

( ) 3. An enormous octopus at the bottom of the ocean is called “dumbo” by scientists, because it uses huge ears when it swims under the water.

( ) 4. We don’t know a lot of things about the ocean’s floor yet, while we have already learned everything about the surface of the moon.

( ) 5. In order to learn more about the ocean’s floor, we have to continue to fight with the surprisingly large number of strange creatures in the extreme temperatures and pressures of the ocean depths.

Grammatical Comprehension@7 長くて複雑な文のやっつけ方文を長くて複雑にする主たる要因に、接続詞・関係詞節による説明が挙げられます。文が複雑だと感じたら、真っ先にこれらの節をカッコでくくって飛ばし、まずは主節(前に接続詞・関係詞がついていないS+V)を探り当てましょう。

Because we have so far only explored 1 percent of the ocean’s floor ,

wSe will continue

V to learn about the ... large number

O of strange creatures

                 that fight to live in the ... ocean depths.

この文では we will continue ... が主節です。これがわかったところで意味の中心軸を固めましょう。「我々は学び続けることだろう」となります。そして、カッコでくくった 2 つの説明部分をここにつなげていけば、すっきり理解できるでしょう。

@4 形容詞の後置修飾 equal は「同じくらいの」という意味の形容詞で、前の名詞 eyes を修飾しています。これを「後置修飾」といいます。equal eyes という語順にならないのは、「何と同じくらいなのか」ということを説明する to the size ... の部分を伴っているからです。このように、修飾部分が長くなる場合はその修飾語句が名詞の後に置かれるのが普通です。なお、almost は equal を修飾する副詞です。

@4 @5 「所有」の with with にはさまざまな意味がありますが、その 1 つに「〜を持っている」という「所有」の意味があります。@4 では fish with eyes ...(…な目を持った魚)と fish with ... teeth(…な歯を持った魚)が該当します。@5 では、octopus の直後に 2 つのカンマで挟まれた挿入節(which scientists call “dumbo,”)があり、その後にwithがあります。つまり、octopus with huge ears とつながっているのです。

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018

読んだら塗りつぶそう!

2 2 3 4 3 3 3発音確認 サイトラ センテンス スピード リズム シンクロ 日→英

Step 7-Way Oral Reading1 2 3 54

7 つの音読法で、20 回音読しよう(練習の方法は p.10 を参照)。

02

The Ocean Bottom1

Independent from the sun’s energy, / animal and plant life / at the bottom of the ocean / is unexpectedly abundant and unusual.

太陽エネルギーから離れて / 動物や植物の生命は / 海底で生息する

(動植物)は/ 想像以上に多様で独特である。

In this cold, deep water, / these life-forms / have had to adapt / to survive.

この冷たく、深い水の中で / これらの生物は / 順応せねばならなかった / 生き抜くために。

Deep in the ocean, / there are plants / that have mouths / to catch food.

海の深い所には / 植物がある / 口を持った / 獲物をとらえるための。

There are fish / with eyes / almost equal to the size of their bodies, / and there is a fish / with the biggest teeth / on earth / compared to its body size.

魚がいる / 目を持った / 自分の体とほとんど同じくらいの大きさの / また魚がいる / 最も大きな歯を持った / 地球で(最も大きな)/ 自分の体の大きさと比べて。

There is also an enormous octopus, / which scientists call “dumbo,” / with huge ears / that it uses to swim.

巨大なタコもいる / それを科学者たちは「ダンボ」と呼ぶ / 大きな耳を持っている / 泳ぐのに使う。

We know less / about the bottom of the ocean / than we do / about the surface of the moon.

我々は多くを知らない / 海底のことについて / 我々が知っているよりも / 月面について。

Because we have so far only explored 1 percent of the ocean’s floor, / we will continue to learn / about the surprisingly large number of strange creatures / that fight to live / in the extreme temperatures and pressures / of the ocean depths.

今のところ我々はまだ 1 パーセントしか海底を探索していないので / 我々は学び続けるだろう / 驚くべき数の奇妙な生き物たちについて / 生きるために戦っている / 極限の水温と水圧の中で / 深海の。

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019

H伝記

G国際社会

F環境

E産業・資源

D社会

C教育

B文化

A生物・宇宙

この Lesson の仕上げに、以下の問題に答えよう。

Step Reading Check Test1 2 3 4 5

A生物・宇宙

きちんと手順通りにトレーニングできたかな? 語学の基礎はトレーニングにあり! まずはこのことをきちんと胸に刻み込もう! 設問の解答もさることながら、要約問題を通じて、きちんと英語の論理を理解することもポイントだ。トレーニングと並行して英語の論理構成を理解するように努めていけば、君の英語理解の質はグッと深いものになってくる。途中で挫折することなく、しっかり前に進んでいこうな。人の世に「挫折」なんてない。失敗したら何度だってやり直せばいいんだ。できるまで何度だってやる。そうすれば、君は最終的に挫折したことにはならないんだから。頑張る君を僕は心から応援しているぞ! まずは最初のレッスン、よく頑張ったね。お疲れ様。これからもその調子でいこうな!

Independent( あ )the sun’s energy, animal and plant life at the bottom of the ocean is ① unexpectedly abundant and ② unusual. In this cold, deep water, these life-forms have had to [ A ] to ③ survive. Deep in the ocean, there are plants that have mouths to catch food. 「自分の体の大きさとほとんど同じくらいの目を持った魚がいる」, and there is a fish( い )the biggest teeth on earth compared( う )its body size. There is also an ④ enormous octopus, which scientists call “dumbo,” with huge [ B ] that it uses to swim. We know less about the bottom of the ocean than we [C]do about the ⑤

surface of the moon. Because we have so far only explored 1 percent of the ocean’s floor, we will continue to learn about the surprisingly large number of strange creatures that fight to live in the extreme temperatures and pressures of the ocean depths.

Q1 下線部①〜⑤の単語の意味を書きなさい。Q2 空欄(あ)〜(う)に入れるべき最も適切な前置詞を入れよ。Q3 二重傍線部[A]〜[C]に関して、以下の質問に答えなさい。 [A]空欄に 1 語適切な語を補え。 [B]空欄に 1 語適切な語を補え。 [C]ここで用いられている do と同じ意味の語を文中から抜き出せ。Q4 点線部の和文を英訳せよ。Q5 太線部の英文を和訳せよ。Q6 本文の内容を 70 字以内の日本語で要約せよ。