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Cool Japan
Summer 2015
Tsurumi Taste
�
鶴見で日本文化の粋に触れよう!
鶴見にいらっしゃれば、1つの場所で日本の魅力の全てに出会えます。
それが「クールジャパン鶴見テイスト」プログラムの目指すところです。
あらゆるジャンルの人々が、鶴見に来訪するあなたを贅沢で多様な日本文
化でおもてなしします。それは理解こそが友好と平和への第一ステップと
私達が信じるからです。
さあ、鶴見に集いましょう!
How about discovering the true essence of Japan in Tsurumi? If
you come to Tsurumi, you can find all of Japan in one place. That's
what our "Cool Japan, Tsurumi Taste" program is intended to
provide. Our teachers, staff and students are waiting and willing to
offer you their hospitality by introducing you to various aspects of
traditional Japanese culture. We believe understanding is the first
step to friendship and peace. Let's get together in Tsurumi!
クールツルミプロジェクトの目標は本学の学生さんたちのいる今の環境
をグローバル化すること。そのため、毎年、ロンドン大学クイーン・メア
リー校の歯学部から研修に来てくれる学生さんたちを対象に外国人から見
たクールな鶴見大学を楽しんでもらい、彼らと一緒に行動することで本学
の学生さんたちにグローバルな環境を提供しました。その結果は予想以上
でした。本学の学生さんたちの可能性を感じることができて、本当に幸せ
です。今後、このプロジェクトを作り上げた仲間と一緒にさらに素晴らし
いものにしていきます。楽しみにしてください。
The Cool Tsurumi project has the objective of making the present
environment of our university more international. To accomplish
this, we invited students from the Institute of Dentistry, Queen
Mary University of London, who visit Tsurumi every year, to
participate in our program. They brought a fresh perspective
to Tsurumi University and enjoyed time together with our own
students, creating an international campus. The result of their visit
was beyond the expectations of those of us who planned the event.
We were happy to see our students’ capabilities, and we hope to
continue and improve upon this project in coming years. Many
thanks go to all who participated, and we are looking forward to
next year!
鶴見大学副学長 / 国際交流センター所長
前田 伸子 Nobuko Maeda
国際交流センター 教授
永坂 哲 Satoshi Nagasaka
グローバル化が進み、世界中の人々が似たような服を来て同じようなや
テレビや映画を見ています。そんな時代に、「鶴見大学」らしい日本の文
化を紹介しようと企画されたのが Cool Japan/ Tsurumi Taste (クールツ
ルミ)です。 プログラムの実施にあたっては、多くの方にお世話になり
ました。まずはお忙しい中、日程を調整してくださった講師の先生方にお
礼申し上げます。酷暑の中でのプログラム実施を支えてくれたのはボラン
ティア学生の熱意です。ありがとう。皆さんのおかげで、研修生はすっか
り日本のファンになったようです。そして、ロンドン大学からの研修生が
日本の文化に示すまっすぐで曇りのない興味は、暑さを吹き飛ばす爽快な
ものでした。またいつかお目にかかりましょう。
As the world becomes increasingly globalised, I see people wearing
similar clothes and watching the same TV programmes and films. In
such a condition of global culture, “Cool Japan/Tsurumi Taste” aims to
offer Japanese culture that originates uniquely in ‘Tsurumi.’ I would like
to thank all the people who were involved in the Cool Japan/Tsurumi
Taste Programme in the summer of 2015. I also thank the lecturers
and instructors who, despite their busy schedules, gave classes in
Japanese culture. I am grateful for the student volunteers who helped
the programme in one of the hottest summers in recorded history and
turned all the participants from London into fans of Japanese culture.
I also thank the students from London for their sincere enthusiasm for
Japanese culture. Their unclouded interest in our programme generated
a current that blew the summer heat away. I hope to see them all again in
the future.
文学部英語英文学科 講師
菅野 素子 Motoko Sugano 昨今では、インターネットやマスメディアを通して世界中の人々がつな
がることができますが、それでも、海外の文化をまさにその場で経験する
ことに勝る文化の経験はありません。クールツルミは、こうした実際の経
験を、世界各地から熱意のある人々を集め、日本の国際化の発祥地である
横浜の鶴見大学において提供するプロジェクトです。海外からの参加学生
と鶴見大学の日本人学生が同じ教室で学び、鎌倉その他鶴見近郊への課外
研修を共にしました。実際の経験は「文化」を生きた経験に変え、一生も
のの経験と友情が生まれました。クールツルミは始まったばかりですが、
数年のうちには鶴見大学が誇れるプログラムに成長することでしょう。文
化の相互交流の場として、クールツルミという新たな学びのダイナミクス
に、多くの皆さんをお迎えできることを心待ちにしています。
In recent times, the Internet and mass media have brought people together
from all over the world, but there is still no substitute for experiencing
a foreign culture in person at the source. The Cool Tsurumi project aims
to assist in that by bringing enthusiastic learners from other countries
to Tsurumi University in Yokohama, Japan, one of the original gateways
of Japanese internationalism. Foreign students share classroom learning
experiences with our own Japanese students, staff and teachers, as well
as take field trips to nearby places of historical and cultural interest, such
as Kamakura and Yokohama Chinatown. Hands-on experiences bring the
culture to life, and create memories and friendships that will last forever.
The Cool Tsurumi program is just starting out, but in the years to come, it
promises to become one of the most notable and exciting features of our
university. We welcome all those who wish to share their customs and
cultures with us and contribute to our dynamic new learning environment,
Cool Tsurumi.
文学部英語英文学科 講師
ミラー・ケビン Kevin Miller
7/19(日) チェックイン
♥
5
7/20(月)茶道体験鶴見駅構内「CIAL鶴見店」の中にある「禅カフェ」
にて茶道を体験。実際に畳の上でお茶をたてる
という体験に大興奮でした。抹茶のお味も好評
だったようです。
プログラムProgram
.
鶴見大学からバスで 15 分ほどで着く場所に鶴
見大学専用のゲストハウスがあります。
まずはここにチェックイン。中はゆったりとし
ていて、必要な家具や家電が揃っています。
あいうえお
6
7/21(火)歓迎会
クール鶴見のボランティアが司会を進め、学生
や先生方、たくさんの方々が歓迎会に参加しま
した。英語でのコミュニケーションに、最初は
戸惑っていた学生も、打ち解けてくると仲良く
写真を撮ったりと、なごやかなムードでした。
7/23(木) 体験・講義「書道」、「日本と英国の庭園についての講義と藍染」「日本
語講座」の3つを体験しました。書道では基本的な筆の使
い方を学んでから、好きな字を書いてもらいました。講義
では、それぞれの国の庭園について学んだ後、藍染めを体
験。日本語講座では日本についてのクイズを出題。また、
ボランティアの学生と習った単語で日本語で会話したり
と、楽しく日本文化を学びました。
7/2�(金) 總持寺見学と坐禅体験總持寺を母体とする鶴見大学だからこそできる
「坐禅体験」。初めての体験に最初は戸惑っていまし
たが、背筋をぴっと伸ばし、目を伏せ、静かに坐禅
を組みました。寺内見学後、精進料理をいただきま
した。食前食後に、作っていただいた方に感謝をす
る言葉を皆で合唱しました。
It tastes good
!!
Welcome toTsurumi University!
♥♥♥
♥
♥
♥Good!
Interesting!!
Summer Festival
♥♥
♥
♥
♥♥
♥♥
YUKATA♪
Donburi
lunch♪
日本に来たら何をしたい?という質問に「大好
きなお寿司を作ってみたい」と答えたロンドン
の学生たち。鶴見駅近くの鮨割烹「おか村」に
ご協力いただき、自分で握ったお寿司を箸を
使って上手に食べていました。
7/26(日)寿司作り体験
学生による成果発表会。ロンドンの学生は日本
の文化を体験出来た喜びと感動を伝えてくれま
した。ボランティアの学生は異文化に触れ、英
語力だけでなく日本の文化について自分たち自
身も学ぶことができた、と発表しました。歓送
会では担当した教職員やスタッフも、充実した
プロジェクトになったと伝えました。
7/28(火)成果発表会&歓送会
We will miss you too!!
Arigatou!
We will miss you!
special
7/26(日)横浜市国際学生会館の方々と潮田西部地区盆踊り大会に参加
お昼に丼ぶりを食べて、鎌倉の小町通を散策。
その後、「とんぼ玉」制作を体験しました。
小さなガラスの玉にそれぞれ好きな柄をつけて
完成した作品に、みなさん大満足の様子でした。
7/25(土) 鎌倉探索
Immersion
activity!!
Jun Watanabe
渡邉 淳
Miki Nishikawa
西川 未来
Saki Kanemaru
金丸 早希
Aona Kagamishima
鏡島 碧南
レポート Report
ロンドン大学クイーン・メアリー校歯学部学生のお寿司作り体験
プログラムにサポートボランティアとして参加し、貴重な国際交流
の機会を得ることができた。日本人の私にとってお寿司を食べるこ
とはとても身近な存在であるが、お寿司を実際に作るということに
関しては海外の人達と同じく初めての経験となった。今回の体験プ
ログラムは鶴見にある鮨割烹おか村にて、実際にプロの寿司職人か
ら直接指導を受け自分の手でお寿司を握り、食べることに挑戦した。
寿司職人の指導を受ける中で、ロンドンから来られた学生がとても
感銘を受けていたのが寿司職人の技術の高さであった。例えば、魚
を処理する際の細かい作業や、お寿司をいかに素早く握ることが美
味しさを保つために重要であることなど彼等にとっては初めて見る
光景ばかりであった。彼等は元々ロンドンにいた時からお寿司を食
べることが好きだったらしく、実際にロンドンに帰ってからも自分
でまたお寿司を作ってみたいと言っていた。今回のような体験が、
外国の方にとってお寿司をもっと好きになり、また日本の文化をよ
り好きになるきっかけになることを願いたい。
私は、クール鶴見のボランティアで日本の庭と英国の庭を比較す
る講義と鎌倉探索に留学生の方々のサポートとして参加しました。
最初に参加した講義では、なかなか英語が出て来ず自分の英語力
の低さを改めて実感しました。しかし、その分この次に参加する鎌
倉探索では少しでも積極的に話せるようにしようと思ったし、自分
になにが足りないのかを認識することが出来ました。
そして鎌倉探索では、最初はついつい英語を話すことを怖がって
しまったけれど途中から少しだけど英語でコミュニケーションをと
れたと思います。ネイティブの先生方は日本語も分かってくれると
いうことで甘えてしまうことがあるけれど、留学生の方々にはその
甘えを出すことが出来ないので、授業など大学内とは全然違う環境
での英会話というのはとても勉強になりました。
今回はあまり話すことが出来ず悔しい思いをしたので、今回の経
験をいかしてもっと積極的にコミュニケーションを取れるようにし
ていきたいと思いました。
私は、今回のボランティアでは、歓迎会と總持寺での坐禅体験の
イベントに参加させていただいた。このボランティアに参加させて
いただいて、多くのことを学ぶことができたと思っている。自分の
未熟さから、聞き慣れないイントネーションに言葉を聞き取ること
ができず、会話が成立しないという場面が多々あり戸惑った。この
ことから、もっと様々な人と会話する必要があるのだと自分の未熟
さを実感した。また、歓迎会では司会を担当させていただいた。交
流生の方と話す機会があったのだが、私は緊張してあまり交流する
ことができなかった。總持寺の坐禅体験では、總持寺内を見させて
いただいた際、畳の文化が独特だと感じた。というのも日本人が当
たり前にしている正座が、日本人には日常的な動作でも、海外の人
にとっては違うのだと思ったからだ。このボランティアを通して、
自分としては当たり前でも、人にとっては違うということを実感す
る経験をした。言葉ももっと精進させなければならないが、それだ
けを学ぶのではなく、相手の文化や自分の国の文化を学ぶことが国
際交流のきっかけになるのだと強く感じた。また、国際交流センター
の方に承諾を得て、他のボランティアスタッフに手伝ってもらい、
記念品として缶バッチを作成した。
今回クール鶴見のプログラムにボランティアとして参加できて、
自分が参加する前に想像していたよりとても充実しとても楽しい体
験をすることができました。日本人でも日常ではしないこと、体験
しないことをすることができてとてもよかったです。留学生の皆さ
んととても仲良くなり、指定された時間以外にも一緒に観光をした
り、遊びに行ったり、大学生活を一緒に過ごしているかのように沢
山の時間を一緒に過ごしました。
プログラム内ではもともと私自身興味のあった日本語入門の授業
が一番印象に残っています。外国の目線で日本語を見ることができ
たこと、同じように日本人の目線で日本語を見ることもできました。
留学生のみなさんはこの授業以降、学んだフレーズをここぞとばか
りにどこかへ出かけた際には使っていました。
プログラム外ではカラオケ、東京スカイツリー、浅草、ボーリン
グそれにゲストハウスにてみんなでトランプゲームをしたりしまし
た。トランプゲームは国の違いから共通のゲームがなかなかなかっ
たのでジジ抜きを教えて遊びました。彼らにジジ抜きがウケたよう
でずっとリピートして盛り上がりました。
このプログラムに関われてとてもよかったです。またこの様な事
があったらぜひまた参加したいと思います。
Rinka Ching
陳 琳華
Mayumi Ida
井田 麻裕美
Chiyoe Hagihara
萩原 千代恵
Ayako Harayama
原山 綾子
COO
L JAPAN TSU
RUM
I TASTE 2015
私は、鶴見大学の新入生であり、何か新しい事を経験したい、英
語を話す機会がほしい、別の国で私と同じように歯科医師を志し
勉強をしている学生たちと交流を持ちたい、という気持ちからこ
のクール鶴見プロジェクトに勇気を持って参加することに決めまし
た。今回、私が担当したのは、ロンドン大学から日本にやってきた
学生さん達の「お寿司体験」のボランティアイベントです。おもに
通訳の役目を担いました。私は、海外での生活経験が少しありまし
たが、日本で英語と触れあう機会は少なく、何年もの間、外国の方
を相手に対話していなかったので、この役目を担った時は、自分な
んかが本当にちゃんと通訳出来るのか、当日まで心配でたまりませ
んでした。しかし、実際に学生さん達に会うとみなさん気さくに笑
いかけてくれ、一緒にこのイベントに参加した相手が、心の許せる
同級生であったこともあり、その日のイベント開始までには、緊張
はほぐれてリラックスできていました。肝心のお寿司体験はという
と、普段日本で生活している私たちでさえも、なかなか現役の板前
さんから直接お寿司の握り方を教わることのできるチャンスは少な
く、私にとっても初めての体験でした。私の今回の役目は、ロンド
ン大学の学生さんに、板前さんが話してくださることを傍らで通訳
し、サポートする事だったので、実際にはお寿司を握ることは無かっ
たのですが、通訳しながら学生さんを手伝っていると、なんだか自
分も同じ体験を共有しているかのような感覚になり、彼らと同じよ
うにこのイベントを楽しめて、ほんとにいい思い出になりました。、
私にとって、この夏を迎えるにあたっての最高のスタートダッシュ
となりました。
自分が助けられる側でなく、助ける側として英語を使ったのは今
回が初めてのことであった。私が今回クール鶴見で参加したものは
書道体験と總持寺拝観である。
最初は書道だ。留学生の方に書道の先生の言うことを英語で説明
し、書道についても横でサポートをするものであった。留学生の方
は初対面にも関わらず気さくに接してくれ、非常に話しやすかった。
しかし英語で話す経験がまだ浅いため説明はやはり難しい。口ご
もってしまうこともあったが、書道を楽しんで書いているのが見受
けられて嬉しかった。
總持寺拝観では雲水さんが英語でガイドをしてくださり、日本人
の私にとっても新鮮な体験となった。留学生の方と共に四苦八苦し
ながら坐禅をしたのは忘れられない思い出となった。總持寺は広く、
景観も素晴らしい。ガイドしてもらいながら英語で感想を言うこと
も楽しみの 1 つであった。精進料理を食べる際には、箸を上手く使っ
ていたことに内心驚いた。
クール鶴見は英語でのサポートとして参加させてもらったが、私
にとって沢山の学びの場となった。拙い英語ながら言いたいことを
英語で返してもらったり、留学生の方の英語のイントネーションを
会話として聞くことができる。また交流の場にもなったため本当に
得ることばかりだ。良い経験であり、参加できたことを嬉しく思う。
今回初のプロジェクトとのことだが、是非来年も続けてほしい。
鶴見駅前にある CIAL「禅カフェ坐月 一葉」のお茶室で、お辞儀
の仕方、お茶とお菓子の頂き方を教えていただきました。教学課の
職員の方にお茶の先生として、お茶を立てて頂き、いつものスーツ
姿とはまた違った印象でしたので、とても驚きました。
お辞儀をする際には、畳目でどの位置でお辞儀をするのか、とい
うことや、茶道での座る位置の意味の違いを知ることが出来ました。
朝顔の和菓子も頂き、食べ方の作法も学びました。懐紙についての
説明もあり、和菓子の下に敷く以外に、昔はお金を懐紙の中に入れ、
お財布代わりに使用されていたことがわかりました。今でも、封筒
にお金を入れる際、懐紙を挟んで渡す事があると思いますが、その
名残なのではないか、と思いました。次に、実際に自分達でお茶を
立てる体験をしました。先生から「先程飲んだお茶と、どちらの方
が美味しかったですか」と感想を尋ねられると、ロンドン大学の学
生さんは、「先程、入れて頂いた方のお茶の方が美味しいですね」と
仰っていました。お茶の味比べをすることは、あまり出来ないと思
うので体験できて良かったと思います。
作法や説明を伺うことが出来、私にとっても大変貴重な体験にな
りました。有難うございました。
私は今回、成果発表の担当でした。他のイベントにも参加したかっ
たのですがテストやレポートがあり参加できませんでした。しかし、
ロンドンの学生さんたちが成果発表をしたのを見てどれも楽しそう
に写っている写真ばかりで、充実していたことが伝わってきました。
去年オーストラリアに留学していた時にプレゼンテーションは何回
かやっていたので慣れていましたが、司会・進行は経験が無かった
ので緊張しました。今回、英語と日本語で司会をしてとてもいい経
験になりました。また、成果発表後の送別会で少しロンドンの学生
さんたちと話すことも出来たので良かったと思いました。日本に帰っ
て来てから一日じゅうずっと英語を話す環境ではなくなったので、
話せるか不安でした。ですが段々、耳も英語に慣れ、会話も続くよ
うになりました。今回のボランティアに参加して、やはり定期的に
英語は話さないと忘れてしまうし、話せなくなってしまうなと改め
て思いました。これからも今回のようなボランティアや他の留学生
との交流なども積極的に参加していこうと改めて思いました。
Kentaro Suzuki
鈴木 謙太郎
Risa Yamamoto
山本 りさ
~ 講師から ~「一」の練習からスタートして、僅か90分程の体験
を終える頃には、5人とも驚くほど素敵な作品を何
点も作り上げていましたね。特に皆さんの集中力の
高さには本当に驚きました。私にとっても刺激的で
楽しい授業でした。
今回は、2015 年度から鶴見大学が新たに取り組み始めた「クー
ルジャパン・ツルミテイスト」に学生ボランティアの一人として参
加させて頂き、誠に有難うございました。また、外国の学生たちと
交流を行う機会を大学内で設けて頂けたことは大変貴重な機会であ
りますので、とても嬉しく思いました。
私は Gardens and culture in Japan and UK をサポートしました。
この講義は、千田先生がご担当でした。講義の内容はイングランド
と日本の庭文化の差異はどのようなものであるのか、という問題が
中心でした。両者の伝統的な庭造りの様子を見ていくことを始まり
として、近・現代的な庭造りはどういうものか、という部分にまで
話が及んでおりました。庭についての講義自体は 60 分弱で終了し、
その後 30 分間は藍染め体験、というワークショップが開かれまし
た。
藍染め体験では、実際にアイの葉から染料となるエキスを石で叩
いて絞り出すという作業を行いました。手ぬぐいの上にアイの葉を
置き、アイの葉を石で叩くことによって、出てくるエキスを手ぬぐ
いに染み付けるという方法です。ポイントなるのが、アイの葉をず
らさないことであったため(アイの葉がずれると染め上がりの葉の
模様が美しくならない)、皆地道に石をトントンと葉に打ち付けて
いました。大変地味な作業でしたが、最後にお土産として持って帰
れるようにきちんと藍色が出るように手ぬぐいを洗い出したものを
お渡ししますよ、という話でした。全体を通して、和やかに講義と
ワークショップは終了しました。
今回クールジャパン・鶴見テイストの企画に参加して、とても貴
重な経験ができました。私は日本と諸外国の歯科医療の違いについ
て知りたいと思い参加を決めました。
歓迎会を担当しまずそこで留学生たちと初対面をしました。試験
期間中にも関わらず多くの学生が来てくださり、留学生たちは日本
のどこへ行っても歓迎されていることに感動したと話していまし
た。歓迎会の間、私は留学生たちと意思疎通を図ることができまし
たが、会話を続けることには苦戦しました。次に彼らに会ったのは
送別会の日でした。このときもっと彼らと話したい一心で、成果発
表で聴いた日本での体験について感想を尋ねたり、日本の英語とイ
ギリスの英語の違いを話題にしたりして、ちょっとした英語レッス
ンに繋がりました。送別会でたくさん話せたため終わった後にも交
流する機会ができ、世の中の出来事を常に意識している姿に感心し
ました。
日本の歯科衛生士の業務の範囲は海外と比べると狭いです。レン
トゲンの撮影や麻酔などの行為を含まない日本の歯科衛生士の資格
では海外の歯科衛生士の資格と同等とみなされないことが多いで
す。技術や意識を高めてもこのような制約によりまだまだ世界に及
ばないことを痛感しました。しかしそれは日本の歯科衛生が成長す
る余地がまだあることを示しており、私達が活躍するころにはどう
変わっているかが楽しみです。
留学生たちと交流を持つには英語が話せることが必ずしも重要で
はなく、興味深い考えや何かを発信したいと言う気持ちを持った者
のまわりに自然と人が集まりじっと耳を傾けられていることを実感
しました。自分はまだ未熟であるためこれからも知識を蓄えること
に精進したいです。
From Instructors
7 月 23 日(木)「書道」「日本と英国の庭文化」
「日本語入門」それぞれの講義を担当していただ
いた先生方からのメッセージです
充実した講義や体験内容に、当日は学生たち
全員が積極的に楽しみながら学んでいました
書道体験
Namiko Tamura田村 南海子
Hironobu Fukuda
福田 浩信
Shunya Miwa
三輪 隼也
COO
L JAPAN TSU
RUM
I TASTE 2015
「今日から使える日本語」と「現代日本カルチャー」
の講義を担当しました。ロンドン大学の学生も鶴見
大学の学生も楽しみながら学ぶ姿勢が身についてい
て、活発な意見交換が実現し、私も有意義な時間が
過ごせました。
今回、私がクール鶴見のプロジェクトに参加した理由は、もっと
英語を話したい、大学生活を充実させるため様々な国籍の人たちと
仲良くし、自分の知っている日本について教えていきたいと思った
ためです。
私は、講義の一部である日本語入門のアシスタントとして、ボラ
ンティアをしました。Shizuka Miller 先生による日本語の基礎をイ
ギリス人の留学生とともに学びました。数字の数え方、単位、物の
数え方、日本の食べ物、文化を紹介しました。授業で習った内容は
ある程度知っておりましたが、日本についての新たな発見などがあ
りました。日本語と文化についてもっと勉強しなければならないと
思いました。また、空き時間にはカラオケ行ったり、東京を観光し
たりしました。カラオケでは留学生はイギリス人なので、イギリス
の代表曲を歌いました。ワン・ダイレクション、ビートルズなどを
歌いました。また、浅草、東京スカイツリーを観光しました。浅草
では、日本最古のアミューズメントパーク「花やしき」に行きました。
皆さんとても楽しんでくれました。東京スカイツリーではソラマチ
というショッピングモールに行き、最後は、タワーに上り夕日を眺
めました。少し曇っていましたが、沈む前には少し晴れてきてきれ
いな夕日を見ることができました。とても素晴らしい一時を過ごし
ました。
今回クール鶴見のボランティアに参加して、改めて外国人との交
流は重要だと思いました。なぜなら、自分が今まで知らなかったこ
とを知ることができたからです。また、英語は自ら話していかない
と学べないと思いました。失敗を恐れずに、たくさん自分から話し
ていくことが大事だと実感しました。正直私はこれまでイギリス人
と交流がなかったので、不安はありましたが留学生たちのサポート
のおかげで恐れず話していくことができました。今しか出来ないこ
とを今やることが非常に大事です。参加して本当に良かったと思い
ます。
日本と英国の庭文化 日本語入門
Shizuka Millerミラー静
ロンドン大生の皆さんに、日本と英国の庭文化につ
いて講演し、後半には保育科の学生が種まきして育
てた、タデアイの生葉を使ってたたき染めを行いま
した。染めた手ぬぐいはご自身のお土産となりまし
た。楽しんで頂けましたら大変幸いです。
「せっかく鶴見大学に来てくれたのだから、日本滞在を素晴らし
いものにしてほしい」そんな気持ちで今回のプログラムに参加しま
した。彼らの滞在期間は2週間という短いものでしたが、鎌倉、浅草、
横浜など多くのところに一緒に行きました。
一緒に過ごす中で自分の未熟さを痛感させられることが何度もあ
りました。たとえば、浅草に行ったときに、雷門は何ためのものな
のか、と留学生の一人に聞かれましたが、答えられませんでした。
自分が日本についていかに知らないか反省させられました。伝える
ための英語も大切だけど、伝える内容をまず知っておかなければな
らないのだと気づかされ、日本の文化に触れる機会を増やしたいと
思いました。日本の文化について発信する能力はこれから多くの人
が身に付けなければならないことだと思います。
またそれだけに限らず、社会問題などに対して自分の考えをしっ
かり持ってなければならないとも気づかされました。特に国際交流
するうえでは、お互いのことをよく知らないからこそ、自分の意見
をしっかり持ったうえでそれを伝えるだけでなく、相手の様々な価
値観も理解できないと、1対1で対等に接することができないと感
じました。自分の頭で考えることの大切さも実感し、学ぶ意欲が湧
きました。
今回のプログラムで得られた多くのもののなかで一番大切にした
いのは、「繋がり」です。最初は言語の壁もありあまり話せません
でしたが、コミュニケーションに必要なのは「意志」と「興味」だ
と気づいた時から積極的になり、距離を縮めることができました。
最後の日にゲストハウスに遊びに行ってお別れ会をしたのですが、
その時に「本当にありがとう、今度は君がロンドンに来てね」と言
われた時は、本当にこのプログラムに参加してよかったと思えたし、
かけがいのない友人を得ることができたと思いました。
Ko Senda仙田 考
Konichiwa!
It has been an absolute pleasure visiting Tsurumi University and
being able to be a part of the ‘Cool Japan, Tsurumi Taste’ program.
It has been a fantastic opportunity to get an insight into dentistry
in Japan and to be able to observe such diverse aspects of dentistry
including orthognathic surgery, surgical extraction, orthodontics,
prosthodontics and implantology. The clinical observations enhanced
my knowledge and allowed me to compare and contrast dentistry in
Japan and the UK. All the dentists and surgeons we shadowed were
thoroughly accommodating and went out of their way to share their
excellent dental knowledge with us about their cases.
Throughout my time at Tsurumi, I felt truly immersed in Japanese
culture. Taking part in activities like the Japanese tea ceremony,
Zazen meditation at Soji-ji temple, sushi making and calligraphy
captured the best parts of Japanese culture, and we learnt so much
about various Japanese practices but also had great fun doing so.
We've made some fantastic memories and souvenirs to take home
with us to treasure, but we also got to engage with so many students
who took time out of their evenings to spend with us. They showed
us around Japan, which we have great appreciation for.
We have constantly felt welcomed and well looked after. It has been a
pleasure to make some great friends and connect with so many staff
members. I would like to thank everyone who has been a part of our
experience in Japan and couldn't be more grateful for the hospitality
and efforts that have been made to accommodate us. The dedication,
commitment and selflessness of everyone involved has been so
precious, and there is no doubt that I have had the best time during
my stay in Japan. I will be sure to return and visit you all once again.
Lots of love and arigatou gozaimasu.
Deepa Vekaria
Konichiwa!!
I’d like to begin by thanking all of you who have participated in the
‘Cool Japan, Tsurumi Taste’ program for your incredible hospitality,
which is second to none, and for your enthusiasm and selflessness.
Japan has always been a must for me. Many people who have
previously visited Japan have recommended it, and over the past few
weeks I've realized why.
From the moment I arrived, I felt welcomed by Japan and Tsurumi
University. The program that has been put together for us shows the
sheer dedication to making us feel at home and ensuring we get to
experience all the important aspects of Japanese culture, ranging
from the tea ceremony, to Zazen to Shodo. Being a girl and a massive
lover of sushi, the sushi making lesson and the kimono dress-up were
highlights of my trip.
As a dental student, I found the clinics we observed to be very
interesting and informative. They gave me an insight into the
way dental practitioners are trained in Japan, and many of the
students and tutors were more than happy to share their knowledge
and opinions, which were very useful. I was lucky enough to
observe many clinics, including oral surgery, prosthodontics, and
orthodontics, and I was even able to experience the Japanese surgical
theatre life on the day when I observed the surgeons perform some
very complex and interesting surgery.
It has been an invaluable experience that I will never forget. I've made
friends from all over and I’d like to thank all of you for constantly
accommodating us during our trip, including going up the Sky Tree
Tower, shopping at a 100 yen store and visiting the robot restaurant.
Despite the fact that most of the Tsurumi staff and students were
busy with revision of major exams or on summer vacation, you never
hesitated to accompany us on our trips and take us out to experience
this amazing country.
The tutors have gone above and beyond organizing our clinics and
ensuring we get a true taste of Japan and Tsurumi during our busy
schedule.
I wish I could have stayed longer, but I don't have a shadow of a
doubt that I'll be back, and I hope at some point that you will come
to London and visit us, giving us the opportunity to reciprocate the
incredible hospitality.
Arigatou gozaimasu, and I hope to see you all soon!
Karina Vara
It has been a pleasure to be able to participate in the ‘Cool Japan,
Tsurumi Taste’ programme. We were able to experience not only
dentistry in one of the most technological forward cities in Asia, but
also able to experience Japanese culture. These past 2 weeks have
been unforgettable; I am so grateful to be able to take part, and I’m
very thankful to Tsurumi University for arranging this programme for
us.
Having heard a lot of positive comments about Japan from past
dental students and staff, I had very high hopes, and Tsurumi
University definitely lived up to and exceeded those expectations.
It's fair to speak on behalf of all the exchange students to say that
we had an amazing 2 weeks in Japan and gained knowledge about
Japanese culture as well as established international relationships
with all the staff that helped us, and we made lifelong friendships
with the students who accompanied us during our activities. Even
with hectic exam schedules and the need to study, Tsurumi students
never hesitated to take us out for social events and dinner. For this,
we are extremely grateful.
During my 2 weeks in Japan, I have learnt a lot of diff erent things.
We were tremendously lucky to be able to experience many
cultural events, ranging from traditional Japanese tea ceremony
(sa-do), Japanese calligraphy (sho-do), sushi making and dressing
in traditional Japanese clothing (yukata). It was very interesting to
see the differences between Japanese and British culture, but also
fascinating to draw similarities between Japanese culture and my
Chinese heritage.
We were also lucky enough to observe a range of dentistry fields
in Japan such as oral surgery, general anesthesia, prosthodontics,
orthodontics and dental laboratory works. It has been a wonderful
insight into a different world of dentistry. While observing, it was
incredibly kind of the dental students and tutors to explain the
procedure that was taking place. Even though English may not be
their first language, everyone was very kind to explain things in
English to us. Thank you to all the staff at the dental hospital for
taking care of us, and I hope we were not too much of a disturbance.
Lastly, I’d like to thank all the staff for their incredible hospitality,
and especially Professor Nagasaka for providing us with such a fun-
packed two weeks in Tsurumi. Everyone has been so welcoming, kind
and polite; it is unusual for us Brits, and we are extremely touched
by everyone’s good care and generosity. We really hope we get the
chance to return to Japan and to spend time with everyone again!
Thank you so much for a very memorable 2 weeks.
ありがとうございます !
Vivian Chui
Clinical Experiences
The purpose of our dental elective was to observe dentistry in
another country to see what was diff erent between the two. I chose to
observe oral surgery, particularly looking at extraction technique and
postoperative care. It was interesting to see several procedures which
were similar to the UK, but also several diff erences in approaches to
treatment. Everything that I observed in my clinical experience days
was insightful and has furthered my knowledge of oral surgery and
treatment. The tutors were friendly, approachable and able to answer
all questions thoroughly, which aided my understanding.
Cultural Experiences
Several fantastic cultural days and activities were set out for us. This
was my fi rst visit to Japan and I could not have asked for anything
better. I particularly enjoyed the traditional tea ceremony that gave
real insight into Japan’s rich history and culture. Furthermore, the
trips to the Soji-ji Temple and Kamakura were inspiring and beautiful.
Over the course of the trip, I feel that I have made friends that I will
stay in touch with and hope to see again in the future. The students
at Tsurumi made me feel very welcome and gave up so much of their
own time to take us to places in Japan we wouldn’t have thought
to go, such as Landmark Tower (where we saw fantastic views of
Yokohama), Tokyo’s Skytree and Yamashita Park for the Sparkling
Twilight Festival.
What have I gained?
I have gained several things during my trip to Japan. Firstly, I have
an improved knowledge and understanding of dentistry and how it
can diff er between countries. Secondly, I have a new appreciation for
Japanese culture and how diff erent, but refreshing, it is from British
culture. Finally, I have gained new relationships and friendships with
staff and students at Tsurumi. I hope to see all the new people I have
met again in the future.
The “Cool Japan, Tsurumi Taste” project has been very rewarding,
fun and truly amazing! I have gained so much from my short time in
Japan and will come visit again in the future. I am very appreciative
of everything the staff and students have organized. Everyone has
been so friendly and welcoming, making the trip simply brilliant.
どうもありがとうございました!
Robert Coveney
どうもありがとうございました!
COO
L JAPAN TSU
RUM
I TASTE 2015
Thank you!
【鶴見大学】
文学部 英語英米文学科
井田 麻裕美鏡島 碧南西川 未来原山 綾子本瓦 美奈三輪 隼也
英米文学専攻
金丸 早希鈴木 謙太郎萩原 千代恵
歯学部
陳 琳華福田 浩信渡邉 惇
短期大学部 歯科衛生科
山本 りさ
参加学生
【ロンドン大学クイーン・メアリー校 歯学部】
Vivian ChuiRovert ConveneyDeepa VekariaKarina Vara
【シティアンドギルド ロンドン美術学校 工芸品修復コース】
Lisa Clayton
【韓国外国語大学 日本語通訳翻訳学科】
Kim HyunjiKim Miri
参加者 Participants
ご協力
*茶道体験*「禅カフェ」
*鎌倉とんぼ玉作り制作*工房「ぐりとぐら」
*お寿司体験*鮨割烹「おか村」
*浴衣貸出・盆踊り参加*横浜市国際学生会館
*発行*
国際交流センター
*デザイン編集作成*
佐々木 翠
イベント講師
【茶道体験】鶴見大学 文学部教学課 職員高橋 誠
【書道講師】鶴見大学 非常勤講師田村 南海子
【日本と英国の庭園について】鶴見大学短期大学部 保育科 仙田 考
【日本語入門】ミラー静
クールジャパン / ツルミテイストプロジェクト担当
副学長・国際交流センター所長 前田 伸子
国際交流センター 教授 永坂 哲 文学部英語英文学科 講師 菅野 素子
文学部英語英文学科 講師 ミラー・ケビン
国際交流センター 職員 中川 準
国際交流センター 職員 佐々木 翠
日本 の「カッコイイ」を、鶴見大学から