Ver. 1.0

CUSmini-BF

コアユニットmini顕微鏡(明視野観察用)

取扱説明書(ダウンロード版)

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目次

1. 使用準備 ............................................................................................ 3

1-1. 安全にお使いいただくために.............................................................. 3

1-2. 警告表示について ....................................................................... 3

2. コアユニット顕微鏡について ........................................................................ 4

2-1. 本製品の概要 ........................................................................... 4

3. 構成品............................................................................................... 4

3-1. 梱包状態 ................................................................................ 4

3-2. 付属品リスト ............................................................................. 5

3-3. 外観図 ................................................................................... 6

3-4. パーツリスト ............................................................................... 7

4. 各ユニットの機能及び調整方法 ................................................................... 8

4-1. ブレッドボード及び補助パーツ ............................................................ 8

① ブレッドボード ............................................................................. 8

② 遮光部品 ................................................................................ 8

4-2. 明視野照明光学系 ..................................................................... 9

① 明視野照明光学系外観図 ............................................................ 9

② LED スポット照明への LED スポット照明用電源の接続 .............................. 9

③ LED スポット照明の点灯 ................................................................ 9

4-3. 結像光学系 ............................................................................ 10

① 結像光学系外観図 ................................................................... 10

② カメラと PC の接続 ..................................................................... 10

4-4. サンプルステージmini、対物レンズ ................................................... 11

① サンプルステージmini、対物レンズ部外観図 ........................................ 11

② サンプルの観察に必要なもの .......................................................... 11

③ 対物レンズの取り付け ................................................................. 11

④ サンプルの設置 ......................................................................... 11

⑤ サンプルの観察 ......................................................................... 11

5. 観察用 PCについて .............................................................................. 12

5-1. ＰＣ使用上の注意 .................................................................... 12

注意 1：ネットワーク接続することなくオフラインでご使用ください。 ........................ 12

注意２：起動ディスクの空き容量を十分に確保してください。 ............................ 12

5-2. 観察用 PC のセットアップ .............................................................. 12

① 推奨パソコンのスペック ................................................................. 12

② Wifi接続の停止 ...................................................................... 13

③ Windows update の停止 (Windows10 professional をお使いの方のみ). 14

5-3. ソフトウェアのインストール ............................................................... 16

① インストール用データのダウンロード .................................................... 16

② カメラドライバのインストール ............................................................ 18

③ 画像取得・録画ソフトウエア(IC Capture)のインストール .......................... 19

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5-4. IC Capture による画像取得および録画 ............................................ 20

① IC Capture の起動 .................................................................. 20

② カメラの接続 ............................................................................ 21

③ 録画バー・露光バーの表示 ........................................................... 22

④ 動画の録画 ............................................................................ 23

5-5. モノクロ CCD カメラ DMK33G618 での推奨設定 .................................. 24

①-② 画素数と圧縮コーデックの設定 ..................................................... 24

③-④ フレームレートとゲイン・露光時間の設定 ........................................... 25

⑤ 録画ファイル名を日時から自動設定 ................................................... 26

⑥ 録画エリア(ROI)の設定 ................................................................ 27

6. 保証 ............................................................................................... 29

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1. 使用準備

1-1. 安全にお使いいただくために

ご使用する前に、この“安全にお使いいただくために”と本書をご熟読の上、正しくお使い下さい。本書には使用

者や他の人への危害や財産への損害を未然に防ぎ、安全にお使いいただくために、守っていただきたい事項を示し

ています。本書をお読みになった後は、本製品をお使いになる時、いつでもご覧いただけるよう大切に保管して下さ

い。

1-2. 警告表示について

警告表示は本製品を安全に正しくお使いいただき、使用者や他の人に加えられる恐れのある危害や損害を

未然に防止するための目印となるものです。内容をご理解の上、本書をお読み下さい。

警告 注意 この表示を無視して、誤った取り扱いをすると、使用

者が死亡または負傷を負う可能性が想定される内容

を示しています。

この表示を無視して、誤った取り扱いをすると、人が

傷害を負う危険性が想定される内容、および物的損

害の発生が想定される内容を示しています。

● 引火性ガス、爆発性、腐食性のある場所、水分や湿

気の多い場所、通気性の悪い場所や可燃物の近くで

は使用しないで下さい。

● 通電状態での接続、点検作業はしないで下さい。

● 取付（設置）や接続作業は専門知識のある技術者

が行って下さい。

● 電源ケーブルや接続ケーブルは曲げたり、引っ張ったり、

傷つけたり、加工したりしないで下さい。

● 異常な臭いがしたり、過熱、発熱、異音がしたりする場

合には電源を切って下さい。

● 製品を落としたり、強い衝撃を与えたりした場合には電

源を投入しないで下さい。

● 清掃には乾いた布をご使用下さい。

● 振動のある場所、密閉した場所、直射日光の当たる

場所などには放置しないで下さい。

● 濡れた手で操作しないで下さい。

● 電源プラグを抜くときは、電源ケーブルを引っ張らずに

電源プラグを持って抜いて下さい。

● 電源を切っても残留電圧がありますので、約１０秒間

は入・出力端子に触れないで下さい。

● 電源を切った後、再度電源を入れるまでには充分時

間をおいてからにして下さい。

● 機器材を接続する前に、その機器材に適合するように

初期設定（パラメータの設定）を行って下さい。

● 異常が発生した場合には、直ちに電源を切って下さ

い。

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2. コアユニット顕微鏡について

「コアユニット顕微鏡」は研究の現場で必要な光学系を高い自由度でご利用頂ける倒立顕微鏡です。コアユニ

ット顕微鏡は単体でも明視野観察用顕微鏡として生物系最先端研究にご利用いただけますが、部品を加えて

LED蛍光観察に対応する顕微鏡にアップグレードすることが可能です。その他にも、専用の光学系を追加すること

で１分子蛍光観察顕微鏡やレーザトラップ顕微鏡などへの拡張も可能です。

2-1. 本製品の概要

本製品(CUSmini-BF)は、スタンダード版のコアユニット顕微鏡より省スペース性を重視した、コアユニットmini

顕微鏡の明視野観察用モデルです。白色 LED による明視野照明でサンプルを観察するためにお使いいただけま

す。観察のためには、別途観察用のソフトウェア、ドライバをインストールした PCが必要です。観察用 PC について

はダウンロード版の取扱説明書に記載の「5. 観察用 PCについて」をご参照ください。

3. 構成品

3-1. 梱包状態

本製品は上記の通箱に梱包された状態で出荷されます。

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3-2. 付属品リスト

本製品はコアユニットmini顕微鏡本体の他、下記の付属品を含みます。必ずすべての付属品があることをご確

認ください。

① 通函 数量 1

② 対物レンズ 数量 1

③ LEDスポット照明用電源 数量 1

LED スポット照明用電源取扱説明書 数量 2

④ ケーブル類

電源アダプタケーブル 数量 1

12V電源アダプタ 数量 1

LAN ケーブル 数量 1

⑤ 予備部品

クランプねじ 数量 3

⑥ 取扱説明書 数量 1

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3-3. 外観図

上記の各ユニットの機能については、「4. 各ユニットの機能及び調整方法」をご参照ください。

ブレッドボード及び補助パーツ

(→4-1)

明視野照明光学系

(→4-2)

結像光学系

(→4-3)

サンプルステージ部

(→4-4)

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3-4. パーツリスト

本製品は、下記の「CUSmini-BF」に記載のパーツで構成されています。品番に(特注品)と記載のあるパーツ

以外については単体の規格品として販売しております。

本製品は明視野観察用の顕微鏡ですが、一例として下記増設パーツを追加していただくことで、蛍光顕微鏡

としてお使いいただくことも可能です。

各パーツの組み合わせにより、お客様の目的に合わせた顕微鏡の構築も可能です。構築についてご相談があ

る場合は、弊社営業部までお問い合わせください。特注での顕微鏡構築も承っております。

CUSmini-BF 蛍光観察用

増設部品

品番 品名 数量 数量

(特注品) Σ キューブ(単体・ミラー用) 1

CU-011 Σ キューブ(調整着脱タイプ) 1

CU-012 Σ キューブホルダパーツ(調整着脱タイプ) 1

CU-021 サンプルステージmini(サンプルホルダ付) 1

CU-030 レンズホルダー25 1 3

CU-033 レンズホルダー10 1

CU-040 結像レンズホルダー(レンズ付 NI) 1

CU-060 照明ホルダーLED 1 1

CU-070 遮光ジャバラ 200 1

CU-072A 遮光パーツ 1 1

CU-074A 遮光パーツ 3 3

CU-090 ガイド保持強度補強パーツ 1

CU-171-CA01 C マウントカメラセット 1(GigE) 1

OBS-120G 小型アルミガイド 1

OBS-200G 小型アルミガイド 2

OBS-300G 小型アルミガイド 1

OBC-3045-M6 ブレッドボード 1

TFA-25.4C05-10 アルミ平面ミラー 1

SLB-25-30PM 球面平凸レンズ(可視反射防止膜､f30) 1

SLB-25-60PM 球面平凸レンズ(可視反射防止膜､f60) 1

SLB-10-40PM 球面平凸レンズ(可視反射防止膜､f40) 1

SLSI-22W LED スポット照明(白) 1

SLSI-22G LED スポット照明(緑) 1

SPS-SLSI LED スポット照明用電源 1 1

SLSI-CA-3 LED スポット照明用延長ケーブル 1 1

CU-160 対物レンズ CFI Plan Fluor 100xH(Oil) 1

(特注品) CUmini キャリーボックス 1

(特注品) ダイクロイックフィルタ 560 1

(特注品) バンドパスフィルタ 525 1

(特注品) バンドパスフィルタ 585 1

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4. 各ユニットの機能及び調整方法

ここでは、各顕微鏡ユニットの機能及び調整方法についてご説明いたします。

4-1. ブレッドボード及び補助パーツ

① ブレッドボード

本製品では、小型アルミガイドをベースに各パーツを組み合わせた光学系が、ブレッドボード上に固定されておりま

す。より省スペースに本製品をお使いになりたい場合は、下記の 2か所の取り付けねじ(M6キャップスクリュー)を緩

め、光学系をブレッドボードから取り外してお使いください。

② 遮光部品

コアユニット顕微鏡では、光学系の遮光のために、下記パーツをお使いいただけます。

(i) 遮光パーツ(CU-072A, CU-073A, CU-074A)

Σキューブの側面にとりつけ、不要な開口部を遮光することができます。本製品には含まれておりませんが、追加の

光学系を導入する際には使用をご検討ください。

(ii) 遮光ジャバラ(CU-070, CU-071)

小型アルミガイド上に取り付け、レンズホルダーとΣキューブの間などの光学系の中間部を遮光することができます。

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4-2. 明視野照明光学系

① 明視野照明光学系外観図

明視野照明光学系は、LED スポット照明、球面平凸レンズ及びそれらを固定する光学系で構成されます。上

記の配置は、対物レンズ取り付け面から 60mmの位置に観察面がある場合に最適化されております。

② LEDスポット照明への LEDスポット照明用電源の接続

顕微鏡本体に組み込み済みのLEDスポット照明に対して、LEDスポット照明用電源及びその付属品を上図の

様に接続してください(上記は CUS-BF への接続写真です)。

③ LEDスポット照明の点灯

LED スポット照明用電源を操作し、スポット照明を点灯させると、サンプルに明視野照明を照射することができま

す。LEDスポット照明用電源の取扱方法については、LEDスポット照明用電源に付属の取扱説明書を必ずお読

みください。

LED スポット照明

延長ケーブル

LED スポット用電源

LED スポット用電源の AC アダプタ

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4-3. 結像光学系

① 結像光学系外観図

結像光学系は、アルミ平面ミラー、結像レンズ、C マウントカメラ及びそれらを固定するパーツで主に構成されます。

光学系に変更を加える場合でも、結像レンズによって適切にカメラのイメージセンサに結像させるためには結像レン

ズホルダーと C マウントカメラアダプタの間隔が上記のように 120.7mm となるように設置してください。

② カメラと PCの接続

C マウントカメラ及び付属のケーブルを上記写真のように接続してください。

本製品に付属しているカメラ、電源アダプタケーブル、12V電源アダプタについての詳細情報は、以下のWebサ

イトをご参照ください。

株式会社アルゴ DxK33G618

https://www.argocorp.com/cam/Gige/DxK23_TIS/DxK33G618.html

株式会社アルゴ 電源アダプタケーブル

https://www.argocorp.com/cam/Gige/DxK23_TIS/option/PWR_Trig.html

株式会社アルゴ 12V電源アダプタ

https://www.argocorp.com/cam/Gige/DxK23_TIS/option/PSU_12V_JP.html

C マウントカメラ

12V電源アダプタ

電源アダプタケーブル

LAN ケーブル

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4-4. サンプルステージmini、対物レンズ

① サンプルステージmini、対物レンズ部外観図

② サンプルの観察に必要なもの

本製品でサンプルの観察を行うためには、下記のものが別途必要となります。お客様でご準備ください。

・ 油浸対物レンズ用イマージョンオイル

・ カバーガラス(厚さ 0.17mm、長辺 45mm以上、短辺 30ｍｍ以下)

・ お客様の観察サンプル

③ 対物レンズの取り付け

対物レンズは、顕微鏡本体とは別に梱包されております。対物レンズをケースから取り出し、上記①の「M25×

0.75」のねじ穴に取り付けてください。①のねじ穴に防塵用のシールが貼られている場合は、剥がしてからお使いく

ださい。

また本製品には、下記仕様の対物レンズ(ニコン社製生物用対物レンズ等)を取り付けることが可能です。付属

品以外の対物レンズをお使いになる場合は、必ず仕様をご確認ください。

ねじ径 : M25

ねじピッチ : 0.75mm

同焦点距離 : 60mm

④ サンプルの設置

イマージョンオイルをカバーガラス裏面に適量滴下し、カバーガラスをサンプルステージ mini にのせてください。

⑤ サンプルの観察

本顕微鏡でのサンプルの観察には、PCの準備及びソフトウェアの導入が必要です。後述の「5. 観察用 PCにつ

いて」をご参照ください。

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5. 観察用 PC について

5-1. ＰＣ使用上の注意

コアユニット顕微鏡は、観察のために PC を使用する前提で設計されています。下記動作を行うためには、観察

用の PCのセットアップが必要です。

1) CCD カメラを制御して画像を取得

2) 取得した画像を PC モニタ上に表示

3）取得した動画のシステムドライブへの保存

顕微鏡観察を支障なく行うために、観察用 PC に関して以下の注意１および注意２を十分にご承知置きくださ

い。

注意 1：ネットワーク接続することなくオフラインでご使用ください。

PCはCCDカメラ制御および録画に使用しますが、バックグランドで他のアプリケーションが動作した場合には処理

速度が著しく低下することがあり得ます。特にWindows updateがユーザーの意図しない時間帯に開始した場

合は、操作不良が長時間にわたり、実験に深刻な影響を与える可能性があります。このため、実験中はPCをネッ

トワークに接続することなく、オフラインでご使用ください。撮影した動画、画像ファイルをコピーする際にも、ネットワー

ク接続ではなく、外付けのUSBハードディスクドライブ（USB-HDD）などを用いてオフラインでコピーするようにして

ください。また、USB-HDD等にファイルをコピーされる場合は、他のオンライン接続可能な PC で予めセキュリティチ

ェックを行ったものをご使用ください。

注意２：起動ディスクの空き容量を十分に確保してください。

録画用ソフトウェア IC Captureは、PC のシステムドライブ(C )に撮影した画像データを直接録画する設定にな

っているため、USB-HDDなどの外付けドライブに直接録画することはできません。このため、起動ディスクには十分

な空き容量を確保することが重要です。また、空き容量が少ない場合には、PC の動作そのものが不安定となりま

す。目安として、起動ディスクの空き容量が 50%以上の状態でご使用ください。

5-2. 観察用 PCのセットアップ

お客様お持ちの PC をコアユニット顕微鏡にご使用頂く場合は、以下の PC設定と後述の制御ソフトウェアをイン

ストール頂きますようお願いします。

① 推奨パソコンのスペック

OS ：Windows 10

システムドライブ(C ) ：容量 240GB以上の SSD (Solid State Drive)

外部ポート ：Gigabit Ethernet (1000BASE-T)

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② Wifi接続の停止

意図しないネットワーク接続を防止するため、通常の実験時には、以下のようにワイヤレス通信を無効化します。

なお、有線ネットワーク接続（イーサネットポート）は、CCD カメラとの接続に使用します。

Windows ボタンより「設定」を選びます（上図）

「ネットワークとインターネット」を選びます（上図）

「機内モード」をオンにします（上図）

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③ Windows updateの停止 (Windows10 professionalをお使いの方のみ)

Windows 10 professional版の PC をお使いの場合には、以下の方法で、windows updateのタイミング

を制御することが可能です。

Windows ボタンより「設定」を選択します（上図）

設定ウィンドウの「更新とセキュリティ」を選択します（上図）

更新とセキュリティウインドウの「詳細オプション」を選択します（上図）

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「アップグレードを延期する」をチェックします（上図）

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5-3. ソフトウェアのインストール

付属の CCD カメラを使用するためのソフトウェアのインストール手順を以下で説明します。

① インストール用データのダウンロード

The Imaging Source社のダウンロードサイト及び、株式会社アルゴのホームページより以下の 2種類のソフト

ウェアをダウンロードします。

●カメラドライバ：

以下の Device Driver for GigE Cameras より最新版をダウンロードします。

https://www.theimagingsource.com/support/downloads-for-windows/device-drivers/icw

dmgigetis/

上記画面で「DOWNLOAD」をクリックするとファイルのダウンロードが始まります。

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●画像取得・録画ソフトウェア ICCapture（日本語版）：

以下より最新版をダウンロードします。

https://www.argocorp.com/software/DL/tis/index.html

画面を下方向にスクロールし、矢印のリンクをクリックするとファイルのダウンロードが始まります。

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② カメラドライバのインストール

カメラドライバ（カメラを PC に認識させるためのソフトウェア）を以下の通りインストールします。

ダウンロードしたデータ「gigecam_setup_3.2.0.3047.exe」をダブルクリックで起動すると、上図のような画面

が表示されるので、「はい」 で変更を許可します。

次にインストールする構成を選びます。

上図の画面で IP configuration API files を選んで、「Next」を選択します。

上図の画面で「Finish」をクリックするとインストールが終了します。

CCD カメラ(DMK33G618)に AC電源を繋ぎ、PC とイーサネットケーブルで接続した上で、「GigECam IP

Configuration」を起動すると IP が自動設定されます。

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③ 画像取得・録画ソフトウエア(IC Capture)のインストール

ダウンロードしたファイル「setup_iccapture_jp_2017.zip」を右クリックして、「全てを展開」をクリックし、圧縮ファ

イルを展開します。

展開されたファイルの中から「setup_iccapture_jp_2017.exe」ダブルクリックで起動すると、上記の画面が表

示されるので、「はい」 で変更を許可します。

次に、上図 Setup Wizard ウィンドウが開くので、「Next」をクリックして次へ進みます。

「Finish」をクリックすると IC Captureのインストールが完了いたします。「IC Capture を実行する」をチェックして

いると、IC Captureが起動します。

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5-4. IC Capture による画像取得および録画

① IC Captureの起動

デスクトップに表示されている上記 IC Capture のアイコンをダブルクリックで、IC Capture を起動します。以下で

は IC Capture の基本的な使用法を説明します。詳しい操作方法は「ヘルプ」の「コンテンツ」をご参照ください。

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② カメラの接続

IC Capture を起動したときに、カメラが認識されなかった場合の表示です。カメラの電源とイーサネットケーブルの

接続を確認してリフレッシュを左クリックします。

カメラが認識されると、接続しているカメラが表示されます。表示されたカメラの画像を左クリックで選択し、画像が

青色の表示に変化した後、「OK」を押します。

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③ 録画バー・露光バーの表示

メニューから「表示」> 「ツールバー」と展開し、「録画バー」「露光バー」にチェックを入れます。

チェックを入れると、表示された「録画バー」（上）と「露光バー」（下）が追加されます。

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④ 動画の録画

メニューから「取り込み」> 「録画情報ダイアログ」で「ビデオファイルの録画」ウィンドウ表示をさせるか、「録画バー」

上の「録画制御ダイアログの表示/非表示録画ボタン」（図中左上）をクリックすると、ビデオファイルの「録画ウィン

ドウ」が表示され、録画ボタンと停止ボタン（図中右下）の使用が可能になります。

録画ボタンと停止ボタンを使ってビデオ画像を SSD内に保存します。

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5-5. モノクロ CCD カメラ DMK33G618での推奨設定

必要な設定はご使用目的よって異なりますが、トラッキングなどの画像解析にもご使用頂ける典型的な設定は

以下のとおりです。

① 画素数：Y800(640x480), 8bit モノクロフォーマット

② 圧縮コーデック：Y800, 非圧縮

③ フレームレート： 30 frames/sec程度 (最速 120 frames/sec)

④ ゲイン・露光時間：オート, 自動的に調整

⑤ 録画ファイル名：日時から自動設定

⑥ 録画エリア(ROI)の設定, 全 640x480画素

以下で、①-⑥の設定方法をご説明します。

①-② 画素数と圧縮コーデックの設定

上図のメニューから①Y800(640x480)と②Y800 を設定します。

Y800(640x480)は DMK33G618の最大画素数です。

観察対象の運動や輝度を詳細に解析する実験においては、必ず非圧縮の Y800 を選択する必要がありま

す。非圧縮のAVIファイルは、ImageJ等で定量的な解析が可能です。（非圧縮AVIファイルはファイルサ

イズが膨大になります。詳細な画像解析が不要な方は、ファイルサイズを低減するために Y800以外の圧縮

コーデックを選択することを推奨いたします。）

① Y800

(640x480

② Y800

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③-④ フレームレートとゲイン・露光時間の設定

③フレームレート（1秒間撮影フレーム数）は最大 120 fpsまで設定できます。フレームレートが高い方ほど

時間分解能が高くなりますが、1 フレーム当たりの光量は減りますので、微弱な蛍光などは見えなくなります。

実験系と目的に合わせて適宜設定してください。

④ゲイン（入力信号の増幅度）・露光時間（カメラのシャッター開放時間）は初期条件では、それぞれ

「自動」にチェックが入っております。露光時間の「自動」にチェックが入っている場合、露光時間は③の fps値

の逆数（単位は秒）になります。ゲインの「自動」にチェックが入っている場合は、光量に合わせてゲインが自

動で調節されます。ゲインの「自動」設定は、サンプルからの光量が大きく変わるような実験条件では便利で

すが、一定の光源で励起される蛍光の時間経過を調べるような実験条件では、オフにする必要があります。

④ ゲイン・露光時間

③ フレームレート

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⑤ 録画ファイル名を日時から自動設定

「録画バー」上の「録画制御ダイアログの表示/非表示録画ボタン」をクリックすると、「ビデオファイルの録画」ウ

ィンドウが表示されます。「ビデオファイルの録画」ウィンドウから録画ボタンと停止ボタンを操作できます。

コーデックは上図右上の録画設定ウィンドウ（コーデックタブ）で「AVI」と「非圧縮 Y800」を選択します。

ビデオファイル名を自動で設定するには、上図右下の録画設定ウィンドウ（画像ファイルタブ）で、「自動画

像ファイル名作成を有効にする」にチェックを入れて、ファイル名とタイムスタンプを設定します。上記設定では、

録画ボタンを 2018年 10月 31日の 16時 06分 39秒に録画設定ウィンドウをクリックしたため、録画ファ

イル「video 18-10-31 16-06-39.avi」が自動作成されています。

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⑥ 録画エリア(ROI)の設定

録画エリアを設定しない条件では、使用カメラの全画素である 640×480 pixel の領域が録画されます。もし、

画像の一部のみを録画したい場合は、撮影したい領域を ROI に設定することで、動画ファイルの容量を削減させ

ることができます。

メニューより「デバイス」> 「ROI」> 「指定」をクリックするか、図中の「ROIの設定」ボタンをクリックすることで、

「ROI の選択」ウィンドウを表示させます。

「ライブ」ウィンドウ内で、ROI を手動指定（マウスの左クリックで指定）または「ROI の選択」ウィンドウ中の X1、

X2、Y1、Y2 の数値を指定すると、ROI を指定できます。

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最後に、「ROI の選択」ウインドウ（またはメニュー内）の「選択ツール」を左クリックすると、「ライブ」ウィンドウに

ROIの画像が表示されるようになり、録画容量を減らすことができます（このときROI以外の画像は表示されず、

録画もされません）。

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6. 保証

本製品の保証期間は、納入後 1年間です。万一保証期間中に当社の責によって故障を生じた場合は、弊社

にご返却下さい。その修理または部品の代替を無償で行います。ただし、納入品の故障により誘発される間接的

または結果的損害(逸失利益を含む)については、この保証の対象から除外させていただきます。また、次に該当

する故障の場合は、保証の対象から除外させていただきます。

１．弊社以外で修理や改造などが行われたことによる場合

２．故障の原因が機器以外の理由による場合（振動の影響など）

３．この取扱説明書に記載されている使用・保存環境などの条件を逸脱した条件でご使用・保存した場合

４．火災、地震、水害、落雷などの自然災害や、弊社の責によらない事故が原因の場合

５．消耗品及びこれに準ずる部品（光学部品など）

■東京本社 〒130-0021 東京都墨田区緑 1-19-9

TEL.03-5638-6551 FAX.03-5638-6550 sales@sigma-koki.com

■大阪支店 〒532-0011 大阪府大阪市淀川区西中島 4-9-28

TEL.06-6307-4835 FAX.06-6307-4834 sales.osaka@sigma-koki.com

■九州営業所 〒812-0014 福岡県福岡市博多区比恵町 3-17

TEL.092-481-4300 FAX.092-481-4310 sales.kyushu@sigma-koki.com

ご注意

●本書の内容の一部または全部を，シグマ光機株式会社に無断で複製することは禁じられています。

●本書に記載されている内容は，将来予告無しに変更する可能性があります。

●記載されている会社名，製品名は各社の商標及び登録商標です。

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