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1 大山まちづくり整備計画策定の取組みについて 1 検討状況と新たな取組方針 ・大山駅周辺地区では、平成 24 年 3 月に地区内の町会、商店街、公募区民で構成 する「大山駅周辺地区まちづくり協議会」から「大山駅周辺地区まちづくりマスタ ープラン」の提言を受け、平成 26 年 3 月に大山駅周辺地区のまちづくりを推進し ていくための行政計画である「大山まちづくり総合計画」を策定した。 ・「大山まちづくり整備計画」は、まちづくりの整備方針を踏まえ、大山駅周辺地 区の都市計画事業や「板橋区基本計画2025」、「いたばし№1実現プラン2018」 に掲げた施策・事業の展開も見据えて、段階的かつ計画的なまちづくりの実行プラ ンの策定を開始した。 ・その後、アプローチ手法として、対象区域全体を俯瞰した地域特性の把握や評価・ 分析が必要であることや、ハード・ソフト両面からの課題抽出、生活者の視点から のエリア及びテーマ設定、アーバンデザインセンターの導入可能性の検討などが必 要と判断したことから、そうした観点を踏まえて、都市インフラに係る整備が進行 している内容を包含する形での整備計画策定に軸足を移して取り組むことにする。 計画期間 大山駅周辺では、都市計画道路補助第 26 号線の整備と東武東上線の鉄道立体化 など、大きな都市インフラの整備が概ね完了する時期を前提に平成 30 年度から平 成 49 年度までの概ね策定後 20 年間を想定。 成(イメージ)※アンダーラインについては新たに追加した視点 ○現状把握(地域特性)・評価・分析 ○課題抽出・将来像の検証と未来像設定 ○ヒューマンスケールとエリア設定 ○魅力創造方針と評価(目標)指標 ○エリア別方針とハード・ソフト整備計画 ・エリア別方針 ・整備計画Ⅰ 補助第 26 号線沿道 ・整備計画Ⅲ 山手通り沿道 ・整備計画Ⅱ 川越街道沿道 ・整備計画Ⅳ その他 ○まちづくり推進組織(アーバンデザインセンターの導入可能性検討) 「道路整備と一体的に進める沿道まちづくり」イメージ図 (東京都都市整備局) まちづくり調査特別委員会 平成 28 年 12 月 7 日 都市整備部拠点整備課

まちづくり調査 28 12 7 - Itabashi · 2019-12-25 · 3 5 検討体制※アンダーラインについては新たな取り組み 必要に応じて、専門分野からの助言

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大山まちづくり整備計画策定の取組みについて

1 検討状況と新たな取組方針

・大山駅周辺地区では、平成 24 年 3 月に地区内の町会、商店街、公募区民で構成

する「大山駅周辺地区まちづくり協議会」から「大山駅周辺地区まちづくりマスタ

ープラン」の提言を受け、平成 26 年 3 月に大山駅周辺地区のまちづくりを推進し

ていくための行政計画である「大山まちづくり総合計画」を策定した。

・「大山まちづくり整備計画」は、まちづくりの整備方針を踏まえ、大山駅周辺地

区の都市計画事業や「板橋区基本計画 2025」、「いたばし№1 実現プラン 2018」

に掲げた施策・事業の展開も見据えて、段階的かつ計画的なまちづくりの実行プラ

ンの策定を開始した。

・その後、アプローチ手法として、対象区域全体を俯瞰した地域特性の把握や評価・

分析が必要であることや、ハード・ソフト両面からの課題抽出、生活者の視点から

のエリア及びテーマ設定、アーバンデザインセンターの導入可能性の検討などが必

要と判断したことから、そうした観点を踏まえて、都市インフラに係る整備が進行

している内容を包含する形での整備計画策定に軸足を移して取り組むことにする。

2 計画期間

大山駅周辺では、都市計画道路補助第 26 号線の整備と東武東上線の鉄道立体化

など、大きな都市インフラの整備が概ね完了する時期を前提に平成 30 年度から平

成 49 年度までの概ね策定後 20 年間を想定。

3 構 成(イメージ)※アンダーラインについては新たに追加した視点

○現状把握(地域特性)・評価・分析

○課題抽出・将来像の検証と未来像設定

○ヒューマンスケールとエリア設定

○魅力創造方針と評価(目標)指標

○エリア別方針とハード・ソフト整備計画

・エリア別方針

・整備計画Ⅰ 補助第 26 号線沿道 ・整備計画Ⅲ 山手通り沿道

・整備計画Ⅱ 川越街道沿道 ・整備計画Ⅳ その他

○まちづくり推進組織(アーバンデザインセンターの導入可能性検討)

「道路整備と一体的に進める沿道まちづくり」イメージ図 (東京都都市整備局)

まちづくり調査特別委員会

平成 28 年 12 月 7 日

都市整備部拠点整備課

:大山駅周辺地区

:町丁目境界

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4 対象区域

対象区域は総合計画で定めた「大山町・大山東町の全域と大山金井町・熊野町・氷

川町・仲町・栄町の一部」の約 81ha の区域

※地域コミュニティや事業展開範囲に留意して、隣接する区域も対象とする場合が

ある。

山手通り

大山駅

東京都健康長寿

医療センター

駅前広場の検討

クロスポイント周辺地区 再開発事業

東武東上線

ピッコロ・スクエア周辺地区再開発事業

補助第 26 号線の整備 道路整備と一体的に進める沿道まちづくり

不燃化特区

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5 検討体制※アンダーラインについては新たな取り組み

必要に応じて、専門分野からの助言 ※( )は、主な専門

・日 本 大 学 泉 幸甫 教 授(パタンランゲージ、コミュニティ)

・東京大学大学院 城所哲夫 准教授(スマートシティ、都市空間)

・東京大学大学院 樋野公宏 准教授(都市居住、セキュリティ、健康福祉)

・東京大学大学院 三牧浩也 非常勤講師(都市デザイン、UDC)

・東京大学大学院 真鍋陸太郎 助 教(市民参加型【物語重視】まちづくり)

・NPO 法人日本都市文化再生支援センター 斉藤 博 理事長(都市生活文化)

策定検討会(課長級) (◎会長、○会長代理、△事務局長)

◎都市整備部長、○拠点整備課長、△高島平グランドデザイン担当課長

庶務担当課長(政策経営部、危機管理室、区民文化部、産業経済部、

健康生きがい部、福祉部、子ども家庭部、資源環境部、都市整備部、

土木部、教育委員会事務局) 下記プロジェクトメンバーの所属長

大山戦略策定プロジェクトチーム(係長級) (◎リーダー、△事務局長)

◎拠点整備課 担当係長(特命事業第二グループ)

防災危機管理課、産業振興課、長寿社会推進課、

おとしより保健福祉センター、障がい者福祉課、環境戦略担当課

△高島平グランドデザイン担当課長

庁議(経営戦略会議・連絡調整会議)

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6 スケジュール

平成 29 年度末の策定をめざして、「3 構成(イメージ)」の項目の順番にとら

われずに、一定のまとまりやテーマごとに作成し、公表していく。

平成 28 年度 平成 29 年度

「 基 本 計 画

2025」の関連

事業抽出

現状把握・評

価・分析

課題抽出・将来

像の検証と未

来像設定

ヒューマンス

ケールとエリ

ア設定

エリア別方針

とハード・ソフ

ト整備計画

まちづくり推進組

織(アーバンデザ

インセンターの導

入可能性検討)

7 区民への説明・意見収集

従来のまちづくり関連の計画策定における説明会・意見収集の方法に加え、高

島平地域グランドデザイン策定での方法等を参考に取り組んでいく。