191
80 添付資料 別紙 1 PJT1 完了報告書 1-1 検査実施スケジュールと検査同行者 1-2 定期点検制度の仕組み 1-3 地下タンク検査要領 1-4 実演会プログラム、参加者一覧、参加者アンケート結果 別紙 2 PJT2 完了報告書 2-1 Final report-rev6 PEC-Tamada 17-07-2014 2-2 材料の密着試験成績書(玉田工業) 2-3 電気特性測定結果(昭和電工) 2-4 アスファルト塗装タンクと SF 二重殻タンクの比較試験による SF 二重殻タンクの 有効性検証報告書 別紙 3 PJT3,4 完了報告書 3-1 2013 年 10 月プレゼン資料_JPN 3-2 2013 年 10 月セミナー統計資料集_JPN 3-3 2014 年 11 月プレゼン資料_JPN 別紙 4 PJT5 完了報告書 別紙 5 PJT6 完了報告書 5-1 埋設見学会説明資料_JPN(ハノイ) 別紙 6 PJT7 完了報告書 以上

添付資料 - JICA4 水の侵入による液面上昇を検知する。 ・検査手順 1.検知管で測定した地下水位により、点検の有効性及び点検範囲を確認する。

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  • 80

    添付資料

    別紙 1 PJT1完了報告書

    1-1 検査実施スケジュールと検査同行者

    1-2 定期点検制度の仕組み

    1-3 地下タンク検査要領

    1-4 実演会プログラム、参加者一覧、参加者アンケート結果

    別紙 2 PJT2完了報告書

    2-1 Final report-rev6 PEC-Tamada 17-07-2014

    2-2 材料の密着試験成績書(玉田工業)

    2-3 電気特性測定結果(昭和電工)

    2-4 アスファルト塗装タンクと SF二重殻タンクの比較試験による SF二重殻タンクの

    有効性検証報告書

    別紙 3 PJT3,4完了報告書

    3-1 2013年 10 月プレゼン資料_JPN

    3-2 2013年 10 月セミナー統計資料集_JPN

    3-3 2014年 11 月プレゼン資料_JPN

    別紙 4 PJT5完了報告書

    別紙 5 PJT6完了報告書

    5-1 埋設見学会説明資料_JPN(ハノイ)

    別紙 6 PJT7完了報告書

    以上

  • 1

    【別紙 1】

    PJT1 完了報告書

    <PJT1:漏洩検査プロジェクト>

    ① まとめ

    本プロジェクトは、ベトナム国内で普及している地下タンクの漏洩実態を把握するこ

    とと、日本で実施している漏洩検査技術の移転を目的としている。そのために、

    Petrolimex が選定した SS 約 6 店舗、18 基に対して漏洩検査を実施し、検査には

    Petrolimex(及び傘下)社員と消防局の職員が同行し、当社社員が技術指導を行った。

    また、検査の必要性啓蒙を目的として、2014 年 4 月に PCC1 フンエン工場にて漏洩検

    査実演会を実施した。参加者は、公安省・消防局・Petrolimex 及び他の石油関連企業等

    より合計 36名であった。

    ② 実施概要(含む当初計画からの変更)

    (ア)当初の計画

    ベトナムの地下タンク 15 箇所・50 基の漏洩検査を 2014 年 1~2月に実施し、ベトナ

    ムで普及しているタンク全般の実態を把握する。

    検査実施時には、Petrolimex 及び PCC-1 の技術者に同行してもらい、日本で実施し

    ている漏洩検査技術の移転を行う。

    検査の必要性を啓蒙するために、関係省庁や現地石油関連企業などを集めて、漏洩

    検査実演会を実施する。

    (イ) 実施概要と変更理由

    a) 地下タンク漏洩検査及び検査技術移転

    ベトナムの地下タンク 15 箇所・50 基の漏洩検査を予定していたが、Petrolimex の

    意向、地理的要因やスケジュールの制約などを協議した結果、SS 6 店舗・18 基の漏洩

    検査を実施することになった。また、検査機器の通関に遅れが生じたことにより、2014

    年 3~4 月実施に変更した。検査実施時には PCC1 から 2~3名、Petrolimex から 2名の

    技術者が参加し、検査手順と検査機器の使用方法について指導を行ったことで理解が

    得られた。

    b) 漏洩検査実演会

    漏洩検査の必要性啓蒙を目的とし、PCC1 工場にて省庁等関係者含む 36 名を招待した

    漏洩検査実演会を 2014 年 4 月 23 日に実施した。参加者アンケートでは回収できた 28

    人、全員が非常に参考になった・参考になったと回答した。

  • 2

    ③ 実施詳細

    表 1:実施スケジュール

    月日 項

    事業所名 所在地 タンク

    本数

    3 月 25 日 検

    PCC-1 Hung Yen

    Factory

    Km 17, Highway 39, Viet Hoa Village,

    Khoai Chau District, Hung Yen

    Province

    1

    3 月 26 日

    27 日

    PCC-1 CUA HANG SO

    01

    DC:TRUNG TRAC-VAN LAM-HUNG YEN 3

    4 月 16 日

    17 日

    BAC THAI 55 Luong

    SON

    DC:LUONG SON-TP THAI NGUYEN 3

    4 月 17 日 検

    BAC THAI 71 DONG

    BAM

    DIA CHIDONG BM-TP THAINGUYEN 3

    4 月 23 日 実

    PCC-1 Hung Yen

    Factory

    Km 17, Highway 39, Viet Hoa Village,

    Khoai Chau District, Hung Yen

    Province

    1 ※

    4 月 25 日

    26 日

    B12 58-HA KHAU DC:PHUONG HA KHAU-TP.HA LONG 4

    4 月 26 日 検

    B12 48-CAO XANH DC:PHUONG CAO XANH-TP.HA LONG-QUANG

    NINH

    3

    合計 18

    ※実演会のなかでプレゼンテーションを主たる目的として行った検査であるため、

    検査結果の分析対象からは除外している。(検査総数 18 基、分析対象 17 基)

    (ア)地下タンク漏洩検査

    a)検査方法

    1)気相部検査

    ・検査概要

    配管末端などからガスを封入し、2kPa に加圧した状態を保持し、一定時間内

    の圧力変動を計測する事により気相部の漏洩の有無を確認する(気密試験と

    呼ぶ)。

  • 3

    ・検査手順

    1.タンク容量とタンク内の底部検水、及びタンク内残量を測定し、液面から

    タンク上端までの気相部の高さが 400mm 以上であることを確認する。

    2.タンク四隅に設置されている検知管で地下水位を測定し、点検の有効性及

    び点検範囲を確認する。

    3.各配管の開口部を閉鎖(点検範囲の密閉)及び測定治具の取付(検査前準

    備)。

    4.微加圧用窒素ボンベより窒素ガスを徐々にタンク内に封入し、2kPaまで加

    圧する。

    5.計測時間は、2kPaに達した時点から 30 分以上とする。

    (※25klタンクの場合は約 1 時間)

    6.加圧後、15 分間の静置。圧力の降下が試験圧力の 15%以内であることを

    確認する。 (15%を越える場合は再試験とする)

    7.放出口からガスを放出し、圧力が完全になくなった後に治具等を取り外し

    復旧する。

    ・判定基準

    2kPa の試験圧力を加圧し、15 分間静置時間をおき、その後の 15 分間(容量

    10kl で割った値を 15 分間に乗じた時間)での圧力降下が試験圧力の 2%以下

    であること。

    2)液相部検査

    ・検査概要

    タンク気相部の減圧を行い、漏洩孔から進入する空気(気泡音)または地下

  • 4

    水の侵入による液面上昇を検知する。

    ・検査手順

    1.検知管で測定した地下水位により、点検の有効性及び点検範囲を確認する。

    2.各配管の開口部の閉鎖(点検範囲密閉)及び測定治具を取り付け(検査前

    準備)。

    3.窒素ボンベよりエジェクターに窒素を流入し、タンク内の気圧を減圧させ

    る。

    4.密閉された地下タンク内を減圧して負圧状態とし、地下水及び空気の混入

    を磁歪式液面変位計、及び振動加速度変換器により測定し、漏洩の有無を

    検査する。

    5.圧力が完全にゼロになった後に治具等を取り外し復旧する。

    ・判定基準

    一般財団法人 全国危険物安全協会に認定された検査機器の規定に沿って判

    定される。

    地下水位等の個別の条件に応じて減圧を実施し、機械判定される。

  • 5

    3)チェッカー試験

    ・検査概要

    計量機の空気抜き吹出部にガスチェッカーを接続して検査する。

    ・検査手順

    1.計量機の空気抜き機能部を利用し、配管内の気泡を目で確認する。

    2.データは出ない為、写真撮影により報告する。

    4) 配管関連検査(配管圧力検査、注入圧力検査、通気管圧力検査)

    ・検査概要

    各配管に治具等を用いて密閉し、配管の独立した検査を行う。

    通常はタンク気相部検査と同時に行うことができるが、適切な圧力をかける

    ことができないタンクがあったため、異常箇所と原因を特定するために行っ

    た。

    ・検査手順

    1. 対象とする配管を治具等により密閉し、気相部検査の手順に沿って行う。

    2. タンク気相部検査でかける圧力(2kpa)以上の圧力をかけて漏洩の有無

    を確認する。

    b)検査結果

    表 2:検査結果一覧

    No10 は廃止タンクのため、チェッカー検査なし

    No12 は廃止タンクのため、検査実施せず

  • 6

    表 3:検査結果分析 (単位:基)

    ※1 複数の配管関連検査を行ったタンクが 2 基あるため補正

    ※2 (1) / (2) にて算出

    異常有り

    (

    1

    )

    要再検査

    異常なし

    小計

    (

    2

    )

    タンク圧力検査 5 4 7 16 1 17 31.3%タンク液相部検査 0 0 1 1 16 17 0.0%配管関連検査※1 6 4 4 14 3 17 42.9%チェッカー検査 1 0 14 15 2 17 6.7%

    異常有り比率※

    2

    検査実施

    未検査

    合計

  • 7

    c)異常有り・要再検査の原因例

    異常ありの原因はタンクのマンホール・フランジや通気管等に隙間が散見され、検

    査を実施するための圧力維持が困難であるケースが多数あったためである。密閉され

    ていないため、ガス漏れや雨水の浸入等の懸念が明らかとなった。ただし、タンク定

    期点検やメンテナンスを常に行えば、この異常を徹底することができる。

    また、要再検査のガソリンタンクにおいては、検査日の気温が非常に高く、ガソリ

    ンの揮発性によって膨張が起こり、圧力上昇したのが原因であった。

    タンクマンホールからガス漏洩 フランジ溶接部からの漏洩

    通気管ネジから漏洩有(粘土で密閉) 検査風景

  • 8

    (イ)検査技術移転

    2014 年 3 月 25 日~4月 26 日にかけて、6箇所・18基の地下タンクの検査を実施し、

    Petrolimex グループのエンジニア等が同行した。各現場において、日本から持ち込ん

    だ PR-2011 等の検査機器を用いて、検査技術の移転を実施した。

    すべての検査に PCC-1 から同じ技術者が同行したことにより、検査機器の使い方を

    含めた検査手順を十分に指導することができた。よって、細かな点の再指導が必要と

    なる可能性はあるが、成果として、PCC-1 及び Petorolimex がある程度自前で検査をす

    るための基礎ができたと認識している。

    表 4:検査同行者

    月日 事業所名 同行者

    組織 氏名

    3 月 25 日 PCC-1 Hung Yen Factory PCC-1

    Nghiem Trong Tu

    Nguyen Anh Tuan

    Duong uan Twyen

    3 月 26 日

    27 日

    PCC-1 CUA HANG SO 01 PCC-1

    Nghiem Trong Tu

    Nguyen Anh Tuan

    Duong uan Twyen

    4 月 16 日

    17 日

    BAC THAI 55 Luong SON Petrolimex Vu Thi Thu

    Nguyen Trung Kien

    PCC-1 Nghiem Trong Tu

    Nguyen Anh Tuan

    4 月 17 日 BAC THAI 71 DONG BAM Petrolimex Vu Thi Thu

    Nguyen Trung Kien

    PCC-1 Nghiem Trong Tu

    Nguyen Anh Tuan

    4 月 25 日

    26 日

    B12 58-HA KHAU Petrolimex Vu Thi Thu

    Nguyen Trung Kien

    PCC-1 Nghiem Trong Tu

    Nguyen Anh Tuan

    4 月 26 日 B12 48-CAO XANH Petrolimex Vu Thi Thu

    Nguyen Trung Kien

    PCC-1 Nghiem Trong Tu

    Nguyen Anh Tuan

  • 9

    表 5:主な検査機器

    No 機器名 型式 数量 写真

    1 気相部検査機器 pascalⅢ PR-2011 1

    2 液相部検査機器 LLT-2200 1

    3 エアー漏れ検査機器 TR-1021 1

    (ウ)地下タンク検査実演会

    当社の検査技術を活用し、PCC-1 社フンエン工場のタンクを用いて、漏洩検査の実演

    会を実施し、公安省・消防局・Petrolimex 及び他の石油関連企業等より、合計 36名に

    参加頂いた。

    参加者アンケートでは回収できた 28 人のうちの全員が非常に参考になった・参考に

    なったと回答した。

    また、「Q3 講習会で説明した定期的な漏洩検査はベトナム国でも導入すべきと考え

    るか」との質問に 22/28 名(78.5%)が非常にそう思う・そう思うと回答し、関心の高

    さが判明した。

    表 6:実演会プログラム

    日付 時間 項目

    4/23 09:30-10:00 受付

    10:00-10:10 ご挨拶(玉田社長、Tam 社長)

    10:10-10:25 講義① 日本の漏洩検査の仕組みと運用方法について

    10:25-10:40 講義② 地下タンク検査方法について

    10:40-11:00 PJT6 製造設備見学

    11:00-11:45 検査実演実施

    11:45-12:00 質疑応答・アンケート記入

    12:00-12:30 移動

    12:30-13:30 昼食会

    13:30 解散

  • 10

    表 7:実演会参加者一覧

    組織 所属部署など No 職位 名前

    公安省消防局

    - 1 局長 Mr. Doan Viet Manh

    消防検査・審査部 2 副部長 Mr. Pham Van Cuong

    消防科学研究および技術

    移転コンサルタントセン

    ター

    3 Vice director Mr. Tran Duc Thinh

    消防検査・審査部 4 部員 Mr. Dong Van Nam

    消防科学研究および技術

    移転コンサルタントセン

    ター

    5 部員 Mr. Nguyen Thanh Ha

    資源環境省

    汚染管理局-科学物質排

    出管理・環境問題対策部 6 部員 Mr. Vũ Tất Đất

    同局-大気汚染管理・廃

    棄物輸 7 部員 Mr. Nguyấn Trấấng Huynh

    同局-水・土壌汚染管理

    部 8 部員 Ms. Vũ Ngấc Ánh

    同局-観測・環境標準部 9 部員 Ms. Nguyấn Chi Lan

    観測センター-環境観測

    部 10 役人 Mr. Nguyấn Văn Lấi

    出光興産株式会社 ハノイ事務所 11 所長代理 大和 一隆

    ハノイ事務所 12 事業開拓 井上 啓介

    JICA JICA ベトナム 13 - 関 様

    Petrolimex

    - 14 副社長 Mr.Vuong Thai Dung

    安全・環境検査部 15 部長 Mr.Ngo Quang Toan

    - 16 エキスパート Mr.Nguyen Trung Kien

    - 17 エキスパート Ms.Vu Thi Thu

    - 18 エキスパート Mr.Nguyen Van Thi

    商工ジャーナル 19 ー Ms.Nguyen Thuy Ha

    フン・イェン石油支店 - 20 支店長 Mr.Bui Viet Luc

    技術管理部 21 部長 Mr. Nguyen Ngoc Hoan

    ハー・ソン・ビン石油会社 投資部 22 部長 Mr.Doan Dinh Dan

    技術テクニック部 23 部長 Mr.Nguyen Son Ha

    B12石油会社 投資管理部 24 部長 Mr.Pham Van Su

    投資管理部 25 副部長 Mr. Nguyen Trung Kien

  • 11

    クアン・ニン建設社 26 副社長 Mr.Nguyen Manh Cuong

    ハー・ナム・ニン石油会社 技術管理部 27 部長 Mr. Dang Quoc Luan

    技術管理部 28 部長 Mr.Nam

    第1地域石油会社 - 29 副社長 Mr.Phi

    技術管理部 30 部長 Mr. Le Van Vinh

    第3地域石油会社 - 31 副社長 Mr. Nguyen Que Thuy

    技術管理部 32 部長 Mr.Tran Van Lap

    バク・タイ石油会社

    - 33 副社長 Mr. Do Hoai Nam

    技術管理部 34 副部長 Mr. Nguyen Khanh Toan

    - 35 社長 Mr.Nguyen Van Son

    ペトロリメックス建設コンサ

    ルティング

    建設・設置・商工サービ

    ス社 36 社長 Mr.Pham Thai Lai

  • 12

    表 8:実演会参加者アンケート

    得票数 理由・コメント現在の仕事に役に立つからです。ベトナムの新たなタンク製造技術。タンク検査設備と検査方法が簡単。ベトナムに適用できる。SSの油漏洩による環境問題を防止できる。地下タンクの漏洩検査の全体像が把握できました。危険物貯蔵地下タンクの2重殻タンクの製造技術がわかるようになりました。タンク漏洩検査とタンク外郭安全対策の方法と工程がわかりようになりました。パワーポイント資料及び製造工程の見学で理解が深まったと思います。FRPの塗布をはじめタンクの製造工程を目で見ることで理解を深めることができた。又、ベトナムで行われていない漏洩検査方法も理解できた。地下タンク検査工程について情報を得られたから。

    環境安全のための検査工程に関する概要が理解できました。環境保全事業に対する標準および要求が理解できました。

    日本のタンク検査方法について理解できました。漏洩検査の内容と方法が理解できました。地下タンクの漏洩範囲の検査方法と技術が理解できました。タンク検査の基本的な原理が理解でき、一部分導入することができると考えています。定期検査に役に立つからです。漏洩発見方法がわかるようになりました。土壌汚染、水汚染の対策として、地下タンクの漏洩を発見し、すぐに対応することが非常に必要だと理解できました。新たなことが勉強になりました。

    3 どちらともいえない 04 あまり参考にならなかった 05 参考にならなかった 01 非常によく理解できた 6 座学と実演の組合せで理解しやすかった。御社スタッフの方から、都度説明を現場で受け、感謝してます。

    地下タンク使用に関して、国の規定があること、科学的な方法について理解できた。プレゼンならびに実演があったから。プレゼンが具体的で、詳しかったからです。検査方法と必要な設備が理解できました。検査方法の目標を把握するために、気相部と液相部検査における原理とかける圧力と液面をより明確にしてほしいです。検査における周期、検査実施者、検査方法(気相部、液相部と配管)が理解できました。

    3 どちらともいえない 2 時間が限るため、実演時間が短かったです。4 あまり理解できなかった 05 全く理解できなかった 0

    ベトナムで長期間にわたって使用されたほとんどの地下タンクは定期検査されないから。既存タンクのほとんどが古い、もしくは再利用されるから、特にSS自営店。環境問題に対して、一番有効な方法であるから。現在、ベトナムの環境汚染問題が起きつつあり、既存タンクの状態を検査することが必要になってきました。環境汚染対応ならびに消防安全に効果的なことであるからです。

    危険物貯蔵中に起きる事故のリスクを減らすことにより、環境と人間に安全を確保することができるからです。

    今後さらに燃料需要が増える中、日本と同様の検査は必要だと思います。

    在庫管理までしか実施されておらず、大変な被害が出る前に検査は必要と思う。検査実施によりベトナム人の意識も変わると思います。環境安全を確保するためです。環境安全を確保し、油漏洩事件を防止できるからです。

    危険物貯蔵中、かつ技術運行中における安全確保するために技術状況を検査しなければならないからです。

    定期検査が必要です。が、検査方法が多くありますが、やりやすくて、便利な方法がありますか?設備安全を確保するため。環境、消防安全を確保するため。油漏れが火災につながることにより人間の健康に影響を及ぼすため、貯蔵タンクの漏洩検査が必要です。

    ベトナムに普及されていない設備を利用して、検査しなければならないから。法整備が整っていないから。

    検査が必要と感じますが、検査期間は1年以上ごとであったほうがいいと思います。決定する前に、ベトナムの技術能力と経済性を大幅に評価しなければなりません。

    4 あまりそう思わない 15 全くそう思わない 11 非常にそう思う 6 日越の両方を準備頂き、大変ベトナム人にも良かったと思います。

    はっきりし、十分でした。実演もあり、直観できるから。プレゼンが必要な内容に集中し、短くて、わかりやすかったです。資料およびプレゼンが短かったが、内容が充実。主な内容のみ分析して、資料に写真も添付されて、とてもわかりやすかったです。短かったが、内容が充実するから。検査の安全原則と結果確保を明確するために、実演時間を延長するとともに検査工程によりもっと詳しく説明してほしいです。プレゼンがわかりやすかったが、資料がわかりにくいところがありました。時間に限るため、プレゼン内容が早速紹介されるのみで、詳しくなかったです。利用している機械、設備を紹介する時間が短かったです。

    4 あまりそう思わない 05 全くそう思わない 0

    液相・気相、エアーチェッカーの全ての検査を実施頂きありがとうございました。実演はかなり分かりやすかったと思います。(全体像の理解のためには十分だったと思います。)実演もあり、直観できるから。検査方法が簡単で、わかりやすかったです。実演が直感的、かつ科学的で、プレゼンも合理的でわかりやすかったです。検査工程の手順がわかりやすく実施されたからです。

    3 どちらともいえない 3 時間に限りがあるため、検査工程はすでに実施されている状態か、略されたからです。4 あまりそう思わない 05 全くそう思わない 01 非常にそう思う 42 そう思う 11 タンク製造直後ならびに利用中において、内郭と外郭の間にある隙間の緊密を検査するか?検査方法?

    地下水の調査はなぜ?配管の気密の調査はなぜ?①漏洩が発見した後の対策は何ですか?②どこまで油が流出しまったか調査できるか?③油の流出を何m3/日もしくは何l/hで計算できるか?質疑応答の時間を延長してほしいです。検査結果評価に対する標準は何だ?詳しくはどのように規定されているのか?(翻訳資料が明確されていない)

    5 全くそう思わない 0日本においては、2重殻タンクの製造および検査に対する基準は国家レベル基準として発行しましたか?その場合、どんな標準、基準ありますか?日本で、1重殻タンクから2重殻タンクに入れ替える工程についてもっと知りたいです。概算の検査費用(@ベトナム)検査の基準、標準について。検査における安全方法と検査工程をよりもっと詳しく説明してほしいです。検査回数をもっと説明してほしいです。ベトナムのアスファルトタンクに比べれ、2重殻タンクの品質・効果がより優れることを承認した機関は何の機関ですか?日本では、2重殻タンクの品質を検定するのは国家レベル組織ですか?具体的に何の組織ですか?今回、2重殻タンクの製造技術およびタンク漏洩検査の工程を説明していただくことに対して、感謝を申し上げます。これらの技術は油貯蔵タンクからのリスクをコントロールするとともに、タンクの安全確保に非常に役に立ちました。質疑応答の内容を書面にて参加者に配布すると、理解がより深まると思います。準備含め大変だったかと思います。我々としても全面サポートしてSF二重殻タンク漏洩検査普及に尽力したいと思います。今後とも宜しくお願いします。ベトナムに対して、環境汚染、特に土壌汚染に対応する新たな技術を移転してくださって、玉田工業さんに感謝を申し上げます。

    どちらともいえない 8

    4 あまりそう思わない 2

    非常にそう思う 6

    2 そう思う 19

    そう思う 19

    3 どちらともいえない 3

    どちらともいえない 4

    2 そう思う 14

    理解できた 20

    1 非常にそう思う 8

    非常に参考になった 12

    2 参考になった 16

    -

    -

    -

    -

    -

    Q1本日の講習会の内容は参考にな

    りましたか

    -

    1

    2

    3

    2

    1

    3

    Q8その他ご意見、ご感想があればご

    記入ください

    設問 選択肢

    Q5漏洩検査の実演は分かりやす

    かったですか

    Q6質疑応答の時間は十分に設けら

    れていましたか

    漏洩検査について、他に知りたかった内容があればご記入くださ

    いQ7

    Q2日本の漏洩検査の仕組みや、検査方法についてご理解頂けました

    Q3講習会で説明した定期的な漏洩検査はベトナム国でも導入すべき

    と考えますか

    Q4講師の説明・配付資料は分かり

    やすかったですか

  • 13

    【講習会の様子(写真)】

    玉田工業 玉田社長 開会のご挨拶 PCC-1 社 Tam社長 開会のご挨拶

    講義の様子 製造設備見学の様子

    検査実演の様子 昼食会の様子

  • 14

    別紙

    1-1 検査実施スケジュールと検査同行者

    1-2 定期点検制度の仕組み

    1-3 地下タンク検査要領

    1-4 実演会プログラム、参加者一覧、参加者アンケート結果

  • 1

    【別紙 1-1】

    検査実施スケジュールと検査同行者

    実施スケジュール

    月日 項

    事業所名 所在地 タンク

    本数

    3 月 25 日 検

    PCC-1 Hung Yen

    Factory

    Km 17, Highway 39, Viet Hoa Village,

    Khoai Chau District, Hung Yen

    Province

    1

    3 月 26 日

    27 日

    PCC-1 CUA HANG SO

    01

    DC:TRUNG TRAC-VAN LAM-HUNG YEN 3

    4 月 16 日

    17 日

    BAC THAI 55 Luong

    SON

    DC:LUONG SON-TP THAI NGUYEN 3

    4 月 17 日 検

    BAC THAI 71 DONG

    BAM

    DIA CHIDONG BM-TP THAINGUYEN 3

    4 月 23 日 実

    PCC-1 Hung Yen

    Factory

    Km 17, Highway 39, Viet Hoa Village,

    Khoai Chau District, Hung Yen

    Province

    1

    4 月 25 日

    26 日

    B12 58-HA KHAU DC:PHUONG HA KHAU-TP.HA LONG 4

    4 月 26 日 検

    B12 48-CAO XANH DC:PHUONG CAO XANH-TP.HA LONG-QUANG

    NINH

    3

    合計 18

  • 2

    別添資料 1-①

    検査同行者

    月日 事業所名 同行者

    組織 氏名

    3 月 25 日 PCC-1 Hung Yen Factory PCC-1

    Nghiem Trong Tu

    Nguyen Anh Tuan

    Duong uan Twyen

    3 月 26 日

    27 日

    PCC-1 CUA HANG SO 01 PCC-1

    Nghiem Trong Tu

    Nguyen Anh Tuan

    Duong uan Twyen

    4 月 16 日

    17 日

    BAC THAI 55 Luong SON Petrolimex Vu Thi Thu

    Nguyen Trung Kien

    PCC-1 Nghiem Trong Tu

    Nguyen Anh Tuan

    4 月 17 日 BAC THAI 71 DONG BAM Petrolimex Vu Thi Thu

    Nguyen Trung Kien

    PCC-1 Nghiem Trong Tu

    Nguyen Anh Tuan

    4 月 25 日

    26 日

    B12 58-HA KHAU Petrolimex Vu Thi Thu

    Nguyen Trung Kien

    PCC-1 Nghiem Trong Tu

    Nguyen Anh Tuan

    4 月 26 日 B12 48-CAO XANH Petrolimex Vu Thi Thu

    Nguyen Trung Kien

    PCC-1 Nghiem Trong Tu

    Nguyen Anh Tuan

  • 別紙1-2_定期点検制度の仕組み

    1

    定期点検制度の仕組み

    1.定期点検制度の体系

    別紙1-2 定期点検制度の仕組み地下タンク等の定期点検

    消防法により定める製造所など所有者等は規則で定めるところにより定期に点検し、その点検記録を作成、保存しなければならない。

    日本の地下タンク等の定期点検に関する規定事項

    1) 定期点検を必要とする施設

    2) 点検実施時期

    3) 点検内容・方法

    4) 点検実施者

    5) 点検記録の記載事項

    6) 点検記録の保存期間

    7) 罰則

    地下タンク等の定期点検

    1)定期点検を必要とする施設とは?

    地下タンク貯蔵所

    地下タンクを有する給油取扱所、製造所、

    一般取扱所

    移動タンク貯蔵所(タンクローリー)

    その他指定数量の倍数ごとに定められる製造所等

    写真or絵 写真or絵 写真or絵 写真or絵

    原則として1年に1回以上

    2)点検実施時期

    3)点検内容・方法

    地下タンク等の定期点検

    ①消防法の技術上の基準に適合しているかどうか確認する。

    ②地下埋設タンク、地下埋設配管及び移動貯蔵タンクは、消防法告示で定める方法により、漏れに関する点検を実施しなければならない。

    地下埋設タンク等及び外殻の漏れの点検方法

    地下埋設配管の漏れの点検方法

    地下貯蔵タンク等及び移動貯蔵タンクの漏れの点検に関わる運用上の指針について

    ③危険物施設建屋、給油設備、安全設備他全体の点検

    ④危険物貯蔵量、販売量の管理

    ⑤地下タンク、埋設配管の漏洩検査 ※1

    基準・告示

    地下タンク等の定期点検

    4)点検実施者

    ・危険物取扱者

    説明・・・日本国が認め発行する免許取得者

    ・危険物施設保安員

    説明・・・施設を安全に管理するための講習を受講した者

    ・危険物取扱者の立会を受けた者

    ・認定事業者

    ※1 漏洩に関する検査・点検(前ページの点検方法⑤)は点検の知識と技術がある者(認定事業者等)でなければ行うことができない。

    ※2 全国危険物安全協会とは点検技術者を養成し、点検技術者数や点検資機材の確保、社会的責任のある事を確認して認定事業者としている

    説明・・・ (一財)全国危険物安全協会※2 の認定する事業者

    地下タンク等の定期点検

    5)点検記録の記載事項

    ・点検をした製造所などの名称

    ・点検方法及び結果

    ・点検年月日

    ・点検を行った危険物取扱者等の氏名

    ・「製造所等の定期点検に関する指導指針の整備について」に示されている記録表及び点検票により記録する。

  • 別紙1-2_定期点検制度の仕組み

    2

    6)点検記録の保存期間

    下記の区分により保存する

    (注意)当該屋外貯蔵タンクに消防法に規定する保安のための措置が講じられており

    あらかじめその旨を市町村長等に届け出た場合には30年間

    地下タンク等の定期点検

    点検項目の区分 保存期間

    1,000から10,000kℓ未満の屋外タンク貯蔵所の内部点検 (注意) 26年間

    移動貯蔵タンクの漏れに関する点検 10年間

    上記以外の点検記録(地下タンク等) 3年間

    地下タンク等の定期点検

    7)点検済みの表示

    認定事業者が点検し、異常のないことが確認された危険物施設に全国危険物安全協会から発行された圧力点検済証を表示します。

    地下タンク等の定期点検

    点検記録を作成せず虚偽の点検記録を作成し、又は点検記録を保存しなかった者

    定期点検を実施しない場合

    ・罰則 30万円以下・拘留

    ・許可の取り消し又は・使用停止命令の対象・命令内容の公示

    8)罰則

    罰則

    消防法消防庁

    「地下貯蔵タンク等及び移動貯蔵タンクの漏れの点検に係る運用上の指針について」

    所轄消防署

    施設保有者(ガソリンスタンド他)

    在庫管理、定期点検(漏洩検査)→記録・保存

    認定事業者

    (各都道府県)危険物安全協会

    任意報告提出希望

    要求命令、指導、改善、勧告、停止

    ・点検方法、書類の提示・定期点検技術者講習・技術者育成・年間検査報告

    ・申請・更新案内・ステッカー配布

    検査依頼漏洩検査施工定期点検案内

    (一財)全国危険物安全協会

    地下タンク定期点検に係る各関係機関とその役割

  • 別紙1-3 地下タンク検査要領

    1

    地下タンク検査要領

    別紙1-3 地下タンク検査要領

    • 現場到着• 安全対策• 検査前準備• 気相部検査• 液相部検査• エアーチェッカー検査

    目次

    現場到着

    • 現地(客先)担当者へ告知、作業工程の説明と打合せをする。

    注油口

    通気管

    計量機

    (吸引管)

    地下タンク

    ※ 本検査は作業を実施しているタンク、配管以外は基本給油所の営業が行える検査方法である。ただし、検査中の計量機使用やローリーの荷下ろしは行えない

    安全対策

    • 消火器・作業標識看板等の設置を行い火災予防上支障の無い環境に

    整備する。

    検査前準備

    • 各配管の開口部を(注油口、通気管、送油管、戻管、吸上管、他) バルブ・プラグ・キャップ等で閉鎖し点検範囲を密閉すると共に測定治具を都合の良い開口部へ取付ける

    検査前準備

    • 検査内容により配管の種類、寸法、数、位置などが大幅に違う為現場に合わせた対応が必要

  • 別紙1-3 地下タンク検査要領

    2

    検査前準備検査概要

    気相部

    液相部

    配管にガスを封入し、概ね2kPaに加圧した状態を保持し、一定時間内の圧力変動を計測する事により気相部の漏洩の有無を確認する気密試験。 検査範囲(ピンク)

    注油口の密閉

    通気管(測定治具取り付け) 液面計の密閉

    吸引管の密閉

    上図のように地下水の水位が液面より高い場合は緑色の部分は検査範囲とならない

    地下水位

    GL GL

    気相部

    液相部

    気相部検査

    1.タンク内残量を測定し、液面からタンク上端までの気相部の高さが400mm以上であることを確認する。※達していなければ実施できない。

    2.タンク四隅に設置されている検知管を測定地下水位を確認し、点検の有効性及び点検範囲を確認する。

    3.各配管の開口部を閉鎖(点検範囲の密閉)及び測定治具1の取付(検査前準備)

    検査手順

    気相部

    液相部

    GL

    400mm以上

    検知管

    開口部閉鎖

    気相部検査

    4.微加圧用窒素ボンベより窒素ガスを徐々にタンク内に封入し、2kPaまで加圧する。※概ね1㎥あたり1分以上の時間をかける

    5.計測時間は、2kPaに達した時点から30分以上とする。(※25KLタンクの場合は約1時間)

    6.加圧後、15分間の静置時間の圧力の降下が試験圧力の15%以下であることを確認(15%を越える場合は再試験とする)

    7.放出口からガスを放出し、圧力が完全になくなった後に治具等を取り外し復帰する

    圧力レコーダー

    計測データ2kPaに達してから30分以上計測

    気相部検査

    ・圧力レコーダー

    ・微加圧用窒素ボンベ(現地手配)

    ・レギュレーターバルブ(確認要)

    主要器具

    ・安全弁

    ・ホース

    ・配管閉鎖治具

    その他 取り外し用の工具など

    気相部検査

    検査概要

    気相部

    液相部

    タンク気相部の減圧を行い、漏洩孔から進入する空気(気泡音)または地下水の液面上昇を検知する。 検査範囲(青)

    注油口の密閉

    通気管(減圧治具取り付け)

    吸引管の密閉GL

    液面計口にセンサー取り付け

    磁歪式センサー

    液相部検査

  • 別紙1-3 地下タンク検査要領

    3

    1.検知管を利用し地下水位を確認し、点検の有効性及び点検範囲を確認する。

    2.各配管の開口部の閉鎖(点検範囲密閉)及び測定治具を取り付(検査前準備)

    3.窒素ボンベよりエジェクターに窒素を流入しタンク内の圧力を減少させる。

    4.密閉された地下タンク内を減圧して負圧状態とし、地下水及び空気の混入を磁歪式液面変位計及び振動加速度変換器により測定し、漏洩の有無を検査する。

    4.圧力が完全にゼロになった後に治具等を取り外し復帰する

    液相部ペアリークテスター

    磁歪式液面変位計 振動加速度変換器

    接続

    液相部検査検査手順

    開口部閉鎖

    窒素ボンベエジェクター

    ・液相部ペアリークテスター及び周辺機器

    ・窒素ボンベ(現地手配)エジェクター必要

    ・レギュレーターバルブ(確認要)

    主要器具

    ・ホース

    ・配管閉鎖治具

    その他 取り外し用の工具など

    液相部検査

    エアーチェッカー検査

    計量機の空気抜きにガスチェッカーを接続して検査する。

  • 1

    【別紙 1-4】

    実演会プログラム、参加者一覧、参加者アンケート結果

    実演会プログラム

    日付 時間 項目

    4/23 09:30-10:00 受付

    10:00-10:10 ご挨拶(玉田社長、Tam 社長)

    10:10-10:25 講義① 日本の漏洩検査の仕組みと運用方法について

    10:25-10:40 講義② 地下タンク検査方法について

    10:40-11:00 PJT6 製造設備見学

    11:00-11:45 検査実演実施

    11:45-12:00 質疑応答・アンケート記入

    12:00-12:30 移動

    12:30-13:30 昼食会

    13:30 解散

  • 2

    実演会参加者一覧

    組織 所属部署など No 職位 名前

    公安省消防局

    - 1 局長 Mr. Doan Viet Manh

    消防検査・審査部 2 副部長 Mr. Pham Van Cuong

    消防科学研究および技術

    移転コンサルタントセン

    ター

    3 Vice director Mr. Tran Duc Thinh

    消防検査・審査部 4 部員 Mr. Dong Van Nam

    消防科学研究および技術

    移転コンサルタントセン

    ター

    5 部員 Mr. Nguyen Thanh Ha

    資源環境省

    汚染管理局-科学物質排

    出管理・環境問題対策部 6 部員 Mr. Vũ Tất Đạt

    同局-大気汚染管理・廃

    棄物輸 7 部員 Mr. Nguyễn Trường Huynh

    同局-水・土壌汚染管理

    部 8 部員 Ms. Vũ Ngọc Ánh

    同局-観測・環境標準部 9 部員 Ms. Nguyễn Chi Lan

    観測センター-環境観測

    部 10 役人 Mr. Nguyễn Văn Lợi

    出光興産株式会社 ハノイ事務所 11 所長代理 大和 一隆

    ハノイ事務所 12 事業開拓 井上 啓介

    JICA JICA ベトナム 13 - 関 様

    Petrolimex

    - 14 副社長 Mr.Vuong Thai Dung

    安全・環境検査部 15 部長 Mr.Ngo Quang Toan

    - 16 エキスパート Mr.Nguyen Trung Kien

    - 17 エキスパート Ms.Vu Thi Thu

    - 18 エキスパート Mr.Nguyen Van Thi

    商工ジャーナル 19 ー Ms.Nguyen Thuy Ha

    フン・イェン石油支店 - 20 支店長 Mr.Bui Viet Luc

    技術管理部 21 部長 Mr. Nguyen Ngoc Hoan

    ハー・ソン・ビン石油会社 投資部 22 部長 Mr.Doan Dinh Dan

    技術テクニック部 23 部長 Mr.Nguyen Son Ha

    B12石油会社 投資管理部 24 部長 Mr.Pham Van Su

  • 3

    投資管理部 25 副部長 Mr. Nguyen Trung Kien

    クアン・ニン建設社 26 副社長 Mr.Nguyen Manh Cuong

    ハー・ナム・ニン石油会社 技術管理部 27 部長 Mr. Dang Quoc Luan

    技術管理部 28 部長 Mr.Nam

    第1地域石油会社 - 29 副社長 Mr.Phi

    技術管理部 30 部長 Mr. Le Van Vinh

    第3地域石油会社 - 31 副社長 Mr. Nguyen Que Thuy

    技術管理部 32 部長 Mr.Tran Van Lap

    バク・タイ石油会社

    - 33 副社長 Mr. Do Hoai Nam

    技術管理部 34 副部長 Mr. Nguyen Khanh Toan

    - 35 社長 Mr.Nguyen Van Son

    ペトロリメックス建設コンサ

    ルティング

    建設・設置・商工サービ

    ス社 36 社長 Mr.Pham Thai Lai

  • 4

    実演会参加者アンケート

    得票数 理由・コメント現在の仕事に役に立つからです。ベトナムの新たなタンク製造技術。タンク検査設備と検査方法が簡単。ベトナムに適用できる。SSの油漏洩による環境問題を防止できる。地下タンクの漏洩検査の全体像が把握できました。危険物貯蔵地下タンクの2重殻タンクの製造技術がわかるようになりました。タンク漏洩検査とタンク外郭安全対策の方法と工程がわかりようになりました。パワーポイント資料及び製造工程の見学で理解が深まったと思います。FRPの塗布をはじめタンクの製造工程を目で見ることで理解を深めることができた。又、ベトナムで行われていない漏洩検査方法も理解できた。地下タンク検査工程について情報を得られたから。

    環境安全のための検査工程に関する概要が理解できました。環境保全事業に対する標準および要求が理解できました。

    日本のタンク検査方法について理解できました。漏洩検査の内容と方法が理解できました。地下タンクの漏洩範囲の検査方法と技術が理解できました。タンク検査の基本的な原理が理解でき、一部分導入することができると考えています。定期検査に役に立つからです。漏洩発見方法がわかるようになりました。土壌汚染、水汚染の対策として、地下タンクの漏洩を発見し、すぐに対応することが非常に必要だと理解できました。新たなことが勉強になりました。

    3 どちらともいえない 04 あまり参考にならなかった 05 参考にならなかった 01 非常によく理解できた 6 座学と実演の組合せで理解しやすかった。御社スタッフの方から、都度説明を現場で受け、感謝してます。

    地下タンク使用に関して、国の規定があること、科学的な方法について理解できた。プレゼンならびに実演があったから。プレゼンが具体的で、詳しかったからです。検査方法と必要な設備が理解できました。検査方法の目標を把握するために、気相部と液相部検査における原理とかける圧力と液面をより明確にしてほしいです。検査における周期、検査実施者、検査方法(気相部、液相部と配管)が理解できました。

    3 どちらともいえない 2 時間が限るため、実演時間が短かったです。4 あまり理解できなかった 05 全く理解できなかった 0

    ベトナムで長期間にわたって使用されたほとんどの地下タンクは定期検査されないから。既存タンクのほとんどが古い、もしくは再利用されるから、特にSS自営店。環境問題に対して、一番有効な方法であるから。現在、ベトナムの環境汚染問題が起きつつあり、既存タンクの状態を検査することが必要になってきました。環境汚染対応ならびに消防安全に効果的なことであるからです。

    危険物貯蔵中に起きる事故のリスクを減らすことにより、環境と人間に安全を確保することができるからです。

    今後さらに燃料需要が増える中、日本と同様の検査は必要だと思います。

    在庫管理までしか実施されておらず、大変な被害が出る前に検査は必要と思う。検査実施によりベトナム人の意識も変わると思います。環境安全を確保するためです。環境安全を確保し、油漏洩事件を防止できるからです。

    危険物貯蔵中、かつ技術運行中における安全確保するために技術状況を検査しなければならないからです。

    定期検査が必要です。が、検査方法が多くありますが、やりやすくて、便利な方法がありますか?設備安全を確保するため。環境、消防安全を確保するため。油漏れが火災につながることにより人間の健康に影響を及ぼすため、貯蔵タンクの漏洩検査が必要です。

    ベトナムに普及されていない設備を利用して、検査しなければならないから。法整備が整っていないから。

    検査が必要と感じますが、検査期間は1年以上ごとであったほうがいいと思います。決定する前に、ベトナムの技術能力と経済性を大幅に評価しなければなりません。

    4 あまりそう思わない 15 全くそう思わない 11 非常にそう思う 6 日越の両方を準備頂き、大変ベトナム人にも良かったと思います。

    はっきりし、十分でした。実演もあり、直観できるから。プレゼンが必要な内容に集中し、短くて、わかりやすかったです。資料およびプレゼンが短かったが、内容が充実。主な内容のみ分析して、資料に写真も添付されて、とてもわかりやすかったです。短かったが、内容が充実するから。検査の安全原則と結果確保を明確するために、実演時間を延長するとともに検査工程によりもっと詳しく説明してほしいです。プレゼンがわかりやすかったが、資料がわかりにくいところがありました。時間に限るため、プレゼン内容が早速紹介されるのみで、詳しくなかったです。利用している機械、設備を紹介する時間が短かったです。

    4 あまりそう思わない 05 全くそう思わない 0

    液相・気相、エアーチェッカーの全ての検査を実施頂きありがとうございました。実演はかなり分かりやすかったと思います。(全体像の理解のためには十分だったと思います。)実演もあり、直観できるから。検査方法が簡単で、わかりやすかったです。実演が直感的、かつ科学的で、プレゼンも合理的でわかりやすかったです。検査工程の手順がわかりやすく実施されたからです。

    3 どちらともいえない 3 時間に限りがあるため、検査工程はすでに実施されている状態か、略されたからです。4 あまりそう思わない 05 全くそう思わない 01 非常にそう思う 42 そう思う 11 タンク製造直後ならびに利用中において、内郭と外郭の間にある隙間の緊密を検査するか?検査方法?

    地下水の調査はなぜ?配管の気密の調査はなぜ?①漏洩が発見した後の対策は何ですか?②どこまで油が流出しまったか調査できるか?③油の流出を何m3/日もしくは何l/hで計算できるか?質疑応答の時間を延長してほしいです。検査結果評価に対する標準は何だ?詳しくはどのように規定されているのか?(翻訳資料が明確されていない)

    5 全くそう思わない 0日本においては、2重殻タンクの製造および検査に対する基準は国家レベル基準として発行しましたか?その場合、どんな標準、基準ありますか?日本で、1重殻タンクから2重殻タンクに入れ替える工程についてもっと知りたいです。概算の検査費用(@ベトナム)検査の基準、標準について。検査における安全方法と検査工程をよりもっと詳しく説明してほしいです。検査回数をもっと説明してほしいです。ベトナムのアスファルトタンクに比べれ、2重殻タンクの品質・効果がより優れることを承認した機関は何の機関ですか?日本では、2重殻タンクの品質を検定するのは国家レベル組織ですか?具体的に何の組織ですか?今回、2重殻タンクの製造技術およびタンク漏洩検査の工程を説明していただくことに対して、感謝を申し上げます。これらの技術は油貯蔵タンクからのリスクをコントロールするとともに、タンクの安全確保に非常に役に立ちました。質疑応答の内容を書面にて参加者に配布すると、理解がより深まると思います。準備含め大変だったかと思います。我々としても全面サポートしてSF二重殻タンク漏洩検査普及に尽力したいと思います。今後とも宜しくお願いします。ベトナムに対して、環境汚染、特に土壌汚染に対応する新たな技術を移転してくださって、玉田工業さんに感謝を申し上げます。

    どちらともいえない 8

    4 あまりそう思わない 2

    非常にそう思う 6

    2 そう思う 19

    そう思う 19

    3 どちらともいえない 3

    どちらともいえない 4

    2 そう思う 14

    理解できた 20

    1 非常にそう思う 8

    非常に参考になった 12

    2 参考になった 16

    -

    -

    -

    -

    -

    Q1本日の講習会の内容は参考にな

    りましたか

    -

    1

    2

    3

    2

    1

    3

    Q8その他ご意見、ご感想があればご

    記入ください

    設問 選択肢

    Q5漏洩検査の実演は分かりやす

    かったですか

    Q6質疑応答の時間は十分に設けら

    れていましたか

    漏洩検査について、他に知りたかった内容があればご記入くださ

    いQ7

    Q2日本の漏洩検査の仕組みや、検査方法についてご理解頂けました

    Q3講習会で説明した定期的な漏洩検査はベトナム国でも導入すべき

    と考えますか

    Q4講師の説明・配付資料は分かり

    やすかったですか

  • 1

    【別紙 2】

    PJT2 完了報告書

    <PJT2:有効性試験プロジェクト>

    ① まとめ

    本プロジェクトは、SF 二重殻タンクの有効性をベトナム内で実証し、同時に認知向

    上を促進することを目的としている。そのために、アスファルト塗装タンク(一重殻

    タンク)と SF 二重殻タンクの性能比較試験をベトナムで実施した。日本や米国の試験

    ではアスファルト塗装タンクと SF 二重殻タンクの性能について実験・実証は既に行わ

    れているが、ベトナム国内では実施・実証されていない。そのため、本プロジェクト

    では、ベトナム国内の機関が SF二重殻タンクの有効性を示すことに意義があると考え、

    ベトナム国内で試験を実施している。

    試験すべてをベトナムで行う計画であったが、一部試験はベトナムの試験機では対

    応できなかったため、日本で試験を実施した。そのため一部参考データという位置づ

    けとなったが、どの試験項目においても FRP の優位性が立証された。この結果を 2014

    年 11 月の最終報告会にて参加者へ発表した。

    ② 実施概要

    (ア)当初の計画

    SF 二重殻タンクの有効性をベトナム国内で実証し、認知向上を促進するため、アス

    ファルト塗装タンク(一重殻タンク)と SF 二重殻タンクの性能比較試験を実施する。

    実施予定の比較試験は、被覆材の引張り試験、浸漬試験、電気抵抗試験であり、当社

    が作成した実施手順に従って現地の研究員が試験を行う。それらの試験を通し、引張

    り強度、耐液性能(質量変化率等)、電気抵抗値といったデータを取得し、強度特性、

    耐液性、電気絶縁性の性能比較を実施する。

    ベトナム国内ではアスファルト塗装タンクと SF 二重殻タンクの性能について実

    験・実証されておらず、日本や米国の試験では既に実施されている。そのため、本プ

    ロジェクトでは、ベトナム国内の機関がSF 二重殻タンクの有効性を示すことに意義が

    あると考え、ベトナム国内で試験を実施している。

    (イ)実施概要と変更理由

    Petrolimex Group、PCC1、PEC 社協力の下、5種類の試験(1. 引張試験、2. 引張せ

    ん断試験、3. 落球試験、4. 絶縁試験、5. 浸漬試験)を実施するに適切な機関として

    ハノイ工科大学に試験協力を依頼した。費用面の交渉等を経てハノイ工科大学にて試

    験実施可能となり、アスファルト塗装タンク素材(アスファルト片)と SF 二重殻タン

    ク素材(FRP片)の性能試験の実施を 1月から実施することに決定した。

  • 2

    1 月に 5 種類の試験を 2 試験片(アスファルト片・FRP 片)で(計 10 試験)実施す

    る予定であったが、「1. 引張試験」の 1 素材(アスファルト片)で PCC1 での試験片

    の作成が困難であったため遅延となった。また、「2. 引張せん断試験」の 2素材はハ

    ノイ工科大学の試験機では対応できない大きさであること、「4.絶縁試験」の体積抵

    抗値について FRP 片がハノイ工科大学の試験機では対応できないことが判明した。周

    辺にも同様の試験実施可能な機関がなかったことから、ベトナムでの試験実施を断念

    し日本での試験実施に変更した。これにより進行の遅延および引張せん断試験・絶縁

    試験(体積抵抗値)の実施主体の変更が生じた。試験場所の変更後は両試験とも円滑

    に実施され、本事業の全体スケジュールには支障を与えず完了した。

    ③ 実施詳細

    (ア)試験実施に向けた準備(国内作業)

    a) 2013 年 8 月以降の詳細スケジュールの作成

    b) 試験実施依頼書の作成

    ・試験結果の第三者性を確保し、且つ現地で権威ある機関で試験を実施する

    ことが必要という観点から PCC1 と相談を行った結果、PCC1 の子会社であ

    るエンジニアリングコンサルティング会社(PEC)のコーディネートのもと、

    ハノイ工科大学で試験を実施することに決定した。

    ・2013 年 8 月にハノイ工科大学に対し試験実施依頼書を差し入れ、同 12 月

    に試験実施の契約を締結した。

    c) 試験項目・試験実施方法の決定

    ・当社内部にて検討し、地下タンクにおいて重要と考えられる 5 項目(1.引

    張試験、2. 引張せん断試験、3. 絶縁試験、4. 落球試験、5. 浸漬試験)

    に絞り試験を実施することに決定した。試験の信頼性・汎用性を担保する

    ため国際規格に準ずる試験項目を設定する必要があると判断し、1.

    「ISO527」、2.「ASTM D1002」、3. 「ASTM D257」4. 「ASTM D 2794」、

    5.「ISO 175」の規格を採用した。「ISO ___ 」とは、International

    Organization for Standardization(国際標準化機構)による国際規格で

    あることとその規格番号を指し、「ASTM ___ 」とは、American Society for

    Testing and Materials(米国試験材料協会)による規格であることとその

    規格番号を指す。

    d) 試験片作成依頼資料の作成

    ・2013 年 8月に、PCC1 に対し試験片作成依頼書を差し入れた。

    (イ)機材等の調達・輸送

    ・試験用機材は、ハノイ工科大学内に既設されている試験機を用いており、

    ハノイ工科大学に持ち込んでいる機器はない。

  • 3

    ・試験片は当社の費用負担の元、FRP 片を当社が作成し、アスファルト片を

    PCC1 に作成を依頼し、ハノイ工科大学へ輸送した。

    (ウ)Petrolimex Group・公安省への趣旨説明・スケジュール調整(現地作業)

    a) 2013 年 8 月の訪問時に試験実施機関への正式依頼及び詳細スケジュールの調

    ・2013 年 8 月渡航時に Petrolimex ならびに PCC1 に趣旨説明を行い、試験実

    施体制を相談した。同月に、相談結果を踏まえ、試験実施機関であるハノ

    イ工科大学に対し正式依頼を行った。

    ・ハノイ工科大学への依頼に合わせて、PCC1 に対して試験片作成依頼書を差

    し入れた。

    b) 2013 年 10 月の訪問時に試験内容・費用のすり合わせ

    ・ハノイ工科大学との試験に係る費用が想定より高額であったため、見積り

    取得・費用交渉に時間を要した。

    ・交渉の末、12 月に試験実施の契約を締結と計画より試験開始が遅れたが、

    2014 年 1 月からハノイ工科大学にて 5種類の試験を実施した。

    c) 現地社員の訪問・交渉により試験実施

    ・落球試験、浸漬試験は、アスファルト片、FRP 片ともに問題なく試験を完

    了した。

    ・引張試験は、試験片(アスファルト片)の PCC1での作成が困難であるとの

    ことで代替作成方法を検討・調整したために遅れたが、ハノイ工科大学に

    てアスファルト片を作成した。完成後は当社の社員が現地訪問をしたタイ

    ミングにて、引張試験を実施した。

    ・引張せん断試験は、試験片のサイズがハノイ工科大学の試験機では対応で

    きない大きさであったため、やむなく日本の当社の技術本部(関東工場研

    究室)にてアスファルト片、FRP 片ともに試験を実施した。

    ・絶縁試験の体積抵抗値は、FRP 試験片がハノイ工科大学では対応できず、

    当社でも困難であったため、昭和電工㈱にて FRP片だけで試験を実施した。

    d) 現地社員による試験結果の受領

    ・2014 年 4月にハノイ工科大学より簡易の試験結果報告書を回収した。

    ・必要な情報が記載されていないなどのミスがあったため、現地社員による

    継続的なやり取りを行った。

    ・2014 年 7月にハノイ工科大学より最終的な試験結果報告書を受領した。

    (エ)結果検証・レポーティング(国内作業)

    a) 試験結果の受領・精査

    ・ハノイ工科大学・昭和電工㈱・玉田工業関東研究所それぞれの試験結果資

    料を受領した。

  • 4

    ・試験結果資料に関して、数値の疑義・内容の過不足等の検証を実施した。

    b) 試験結果の分析と検証報告書の作成

    ・試験結果を分析し、FRP 片の有効性を確認した。

    ・試験結果、分析結果を基に有効性検証報告書を作成した。

    c) 有効性検証報告書について Petrolimex Group と内容確認

    ・有効性検証報告書を Petrolimex Group に 2014 年 8 月に送付した。

    ・SF二重殻タンクが優秀であることは以前から知っていたとのことで、結果

    に対して納得感をもっていただき、特段のコメントはなかった。

    d) PJT2 の完了

    ・有効性の検証の他、経済性の検討は本プロジェクトとは別で議論・検討す

    るものとした。

    ・有効性検証報告書の完成・全プロジェクトへの報告・共有を行い、PJT2 は

    完了した。

    ④ 試験結果

    ハノイ工科大学高分子材料研究センターでの試験結果及び当センターで実施出来な

    かった試験の結果(日本での補足試験結果(参考値として報告))を下記でまとめる。

    当該有効性検証はベトナム国内で実証する事を目的としていた為、日本で行った補足

    試験は参考と位置づけた。

    試験内容 FRP アスファルト 実施結果

    1. 引張試験 93~103Mpa 1.9~2.3Mpa 別添 1

    2. 引張せん断

    試験

    6.8Mpa

    (参考値)

    1.0Mpa

    (参考値) 別添 2-2(参考)

    3. 絶縁試験

    (表面抵抗) 4.806~5.34×1014Ω 5.874×1014Ω 別添 2-1

    3. 絶縁試験

    (体積抵抗)

    0.5~1.0×1015

    Ω/cm

    (参考値)

    1.177~2.14×1012

    Ω/cm

    別添 2-1

    別添 2-3(参考)

    4. 落球試験 14 Inch.pounds 8 Inch.pounds

    5. 浸漬試験 重量: 0.0% 厚さ: 5~7%減

    重量: 1~1.5%減

  • 5

    (ア)引張試験結果

    ・アスファルトの引張り強度は FRP の約 2%であった。

    ・被覆材の引張強度必要性:タンク内部(鋼板部)の腐食により、もし被覆

    材と鋼板部に危険物が流れ込んだ場合には被覆材の引張り強度が必要とな

    る。

    (イ)引張せん断試験

    ・アスファルトの引張せん断は FRP の約 15%(参考値)であった。

    ・上記同様、危険物が流れ込んだ場合に波及的に剥がれが発生する事になる。

    (ウ)絶縁試験

    ・アスファルトの表面抵抗値は FRP と略同等(若干良い)の性能であった。

    ・アスファルトの体積抵抗値は FPR の約 0.2%(参考値)であった。

    ・材料の絶縁性能が約 500 倍にもなる。

    (エ)落球試験

    ・アスファルトの破断強度は FRP の約 1/2 倍であった。

    ・埋設時の土砂等の衝撃に対する耐性にも大きな差がある。

    (オ)浸漬試験

    ・FRP に全く変化が無かったのに対しアスファルトは溶解を始めていた。

    ・これは内部からの漏洩も然る事ながらタンク上部にある配管経路からの油

    の漏れがタンクの被覆材を溶解しその部位より腐食を発生させる可能性が

    高い事を意味する。

    ⑤ 総括

    一部参考データ(日本で実施)があるとは言えアスファルトに対する FRP の優位性

    は充分に証明出来た。

    ⑥ 試験結果の開示及び活用

    本試験結果は 2014 年 11 月に実施予定である最終報告会の場で、関係省庁等への報

    告を行った。

    以上

    別紙

    2-1 Final report-rev6 PEC-Tamada 17-07-2014

    2-2 材料の密着試験成績書(玉田工業)

    2-3 電気特性測定結果(昭和電工)

    2-4 アスファルト塗装タンクと SF二重殻タンクの比較試験による SF二重殻タンクの有効

    性検証報告書

  • 別紙 2-2_材料の密着試験成績書(玉田工業)

  • 別紙 2-3_電気特性測定結果(昭和電工)

  • 【別紙 2-4】

    アスファルト塗装タンクと SF二重殻タンクの比較試験による

    SF 二重殻タンクの有効性検証報告書

    玉田工業株式会社

    1.目的

    SF 二重殻タンクの有効性をベトナム国内で実証し、SF 二重殻タンクの認知向上を図るた

    め、SF 二重殻タンクとベトナム国内で主に利用されているアスファルト塗装タンク(一重

    殻タンク)の性能比較試験を実施する。比較試験は、被覆材の引張試験、引張せん断試験、

    浸漬試験、落球試験、絶縁試験であり、当社が作成した実施手順に従って現地の研究員が

    試験を行う。これらの試験を通し、引張り強度、引張せん断強度、電気抵抗値(表面抵抗

    値・体積抵抗値)、破断強度、耐液性能(質量変化率等)といったデータを取得し、強度特

    性、耐液性、電気絶縁性の性能比較を実施する。

    ベトナム国内では、アスファルト塗装タンクと SF 二重殻タンクの性能について実験・実

    証されておらず、日本や米国の試験では既に実施されている。そのため、本プロジェクト

    では、ベトナム国内の機関が SF 二重殻タンクの有効性を示すことに意義があると考え、ベ

    トナム国内で試験を実施している。

    2.試験実施場所

    ハノイ工科大学高分子材料研究センター

    (引張試験、引張せん断試験一部、絶縁試験一部、落球試験、浸漬試験)

    玉田工業株式会社 関東工場研究室

    (引張せん断試験)

    昭和電工株式会社 龍野研究所

    (絶縁試験 FRP の体積抵抗)

    3.試料作成

    SF 二重殻タンクの素材である FRP、アスファルト塗装タンクの素材であるアスファルト

    の試料を作成する。

    FRP の試料(試験片)は玉田工業株式会社関東工場研究室で作成

    アスファルトの試料(試験片)は PCC1フンエン工場にて作成

    (一部 ハノイ工科大学及び玉田工業株式会社関東工場研究室にて改造)

    試験片は各種試験の規格に準じた試験片を製作した。

  • 3-1)引張試験(ISO 527-4)

    FRP b1=10mm 、h=3mm

    アスファルト b1=13mm 、h=7mm

    (試験機の性能により最大厚みの 7mm で製作)

    3-2)引張せん断試験

    a)ASTM D1002 記載の試験片

    FRP 厚み 1.6mm L=12.7mm

    b) ASTM D1002 に準拠した試験片

    FRP

    厚み 1.6mm

    L=12.7mm

    アスファルト

    厚み 6mm

  • L=19mm

    3-3)絶縁材料の絶縁試験(ASTM D 257)

    □100 厚み 3mm で製作

    φ4inにハノイ工科大学で改良

    3-4)落球試験(ASTM D 2794)

    □150 厚み 3mmで製作

    3-5)浸漬試験(ISO 175)

    □60 厚み 3mmで製作

    4.試験方法

    4-1)引張試験

    試験規格:ISO 527-1993

    試験実施場所:ハノイ工科大学高分子材料研究センター

    試験設備:INSTRON – 5582 100 KN (USA)

    試験条件:温度 23 ± 3 oC

    湿度 50 ± 10%

    テスト速度 2mm/min

    試験の概要:試験片の一方を固定し、他方を引っ張る。一定の時間で引っ張る力

    を増加させ、試験片が破断する時の応力を測定する。

    4-2)引張せん断試験

    当該試験はハノイ工科大学高分子材料研究センターの万能試験機の規格性能上

    実施出来ない項目があった為、一部日本(玉田工業株式会社)において実施した。

    a) ASTM D1002 記載の試験

    試験規格:ASTM D1002

    試験実施場所:ハノイ工科大学高分子材料研究センター

    試験設備:INSTRON – 5582 100 KN (USA)

    試験条件:温度 23 ± 3 oC

    湿度 50 ± 10%

    テスト速度 2mm/min 引張り方向

    試験の概要:試験片の接着された部材側と、試験片の接着した部材側の両端から

    引っ張る。一定の時間で引っ張る力を増加させ、接着面が破断する

    時の応力を測定する。

  • b) ASTM D1002 に準じた試験

    試験規格:ASTM D1002 準拠(引張り方向を平行とした。)

    試験実施場所:玉田工業株式会社関東工場研究室

    試験設備:AUTOGRAPH(島津製作所製)DCS-10T 型

    試験条件:温度 23 ± 3 oC

    湿度 50 ± 10%

    テスト速度 2mm/min 引張り方向

    試験の概要:試験片の接着された部材側と、試験片の接着した部材側の両端から

    引っ張るが、各部材の接着面の逆側にも双方の部材を接着した状態

    で両端から引っ張る。(これは、引張り方向が a)の図のように接着面

    に対して斜めになってしまうことを防ぐためである。a)の図は引張

    り方向に対して接着面が斜めになっている。)一定の時間で引っ張る

    力を増加させ、中央の接着面が破断する時の応力を測定する。

    4-3)絶縁材料の絶縁試験

    当該試験はハノイ工科大学高分子材料研究センターの測定機で実施出来ない項目

    があった為、一部日本 (昭和電工株式会社)において実施した。

    a) ASTM D257 による測定

    試験規格:ASTM D257

    試験実施場所:ハノイ工科大学高分子材料研究センター

    試験設備:TETRAOHMMETER, TYPE TOA/1 (CEAST – ITALIA)

    試験条件:温度 23 ± 3 oC

    湿度 50 ± 10%

    印加電圧 500V

    帯電時間 60S

    試験の概要:試験片に対して、規格に基づく適切な電極システムにおいて電圧を

    かけて、その際の電流・電圧値を測定することで、試験片の抵抗値

    を算出する。

    b) JIS K 6911による測定

    試験規格:JIS K 6911

    試験実施場所:昭和電工株式会社 龍野研究所

    試験設備:ULTRA MEGOHMMETER SM-8210(TOA ELECTRONICS 製)

    試験条件:温度 23 ± 3 oC

  • 湿度 50 ± 10%

    印加電圧 500V

    帯電時間 60S

    試験の概要:試験片に対して、規格に基づく適切な電極システムにおいて電圧を

    かけて、その際の電流・電圧値を測定することで、試験片の抵抗値

    を算出する。

    4-4)落球試験

    試験規格:ASTM D 2794

    試験実施場所:ハノイ工科大学高分子材料研究センター

    試験設備:VARIABLE IMPACT TESTER 304(ERICHSEN - GERMANY)

    試験条件:温度 23 ± 3 oC

    湿度 50 ± 10%

    落球重量 2 ポンド

    落球の直径 15.9 mm

    受け台径 16.3 mm

    試験の概要:試験片に対して、一定の重さの球を落下させる。徐々に落下させる

    距離を伸ばし、試験片の被覆材が変形・破壊される時の距離と重さ

    を測定する。

    4-5)浸漬試験

    試験規格:ISO 175

    試験実施場所:ハノイ工科大学高分子材料研究センター

    試験条件:浸漬液(ガソリン)

    浸漬期間 7日間

    重量変化、厚み変化、外観変化

    試験の概要:浸漬液に試験片を完全に漬けて、所定の期間が経過した後に、当初

    の試験片の寸法からの変化を測定・観察する。

    5.試験結果

    (試験結果に関しては別添として下記機関による試験結果報告書を添付する。)

    別添 1 ハノイ工科大学高分子材料研究センター

    別添 2(参考) 玉田工業株式会社関東工場研究室

    別添 3(参考) 昭和電工株式会社 龍野研究所

  • 6.まとめ

    ハノイ工科大学高分子材料研究センターでの試験結果及び当センターで実施出来なかっ

    た試験の結果(日本での補足試験結果(参考値として報告))を下記でまとめる。

    当該有効性検証はベトナム国内で実証する事を目的としていた為、日本で行った補足試

    験は参考と位置づけた。

    試験内容 FRP アスファルト 実施結果

    1. 引張試験 93~103Mpa 1.9~2.3Mpa 別添1

    2. 引張せん断試験 6.8Mpa

    (参考値)

    1.0Mpa

    (参考値) 別添2(参考)

    3. 絶縁試験

    (表面抵抗) 4.806~5.34×1014Ω 5.874×1014Ω 別添1

    3. 絶縁試験

    (体積抵抗)

    0.5~1.0×1015

    Ω/cm

    (参考値)

    1.177~2.14×1012

    Ω/cm

    別添1

    別添3(参考)

    4. 落球試験 14 Inch.pounds 8 Inch.pounds 別添1

    5. 浸漬試験 厚さ: 0.0%

    重量: 0.0%

    厚さ: 5~7%減

    重量: 1~1.5%減 別添1

    1.引張試験では、アスファルトの引張り強度は FRP の約 2%であった。

    被覆材の引張り強度必要性:タンク内部(鋼板部)の腐食により、もし被覆材と鋼

    板部に危険物が流れ込んだ場合には被覆材の引張り強度が必要となる。

    2.引張せん断試験では、アスファルトの引張りせん断は FRPの約 15%(参考値)であ

    った

    上記同様、危険物が流れ込んだ場合に波及的に剥がれが発生する事になる。

    3.絶縁試験では、アスファルトの表面抵抗値は FRP と略同等(若干良い)の性能であ

  • った。

    4.絶縁試験では、アスファルトの体積抵抗値は FRP の約 0.2%(参考値)であった

    材料の絶縁性能が約 500 倍になる。

    5.落球試験では、アスファルトの破断強度は FRPの約 1/2 倍であった。

    埋設時の土砂等の衝撃に対する耐性にも大きな差がある。

    6.浸漬試験では FRP に全く変化が無かったが、アスファルトは溶解を始めていた。

    これは内部からの漏洩も然る事ながら、タンク上部にある配管経路からの油の漏れ

    がタンクの被覆材を溶解し、その部位より腐食を発生させる可能性が高い事を意味

    する。

    一部参考データ(日本で実施)があるとは言えアスファルトに対する FRP の優位性は充

    分に証明出来た。

    以上

  • 1

    【別紙 3】

    PJT3,4 完了報告書

    <PJT3:有用性説明プロジェクト>

    <PJT4:説明会開催プロジェクト>

    ① まとめ

    本プロジェクトは、SF二重殻タンクの有用性を広く認知させるためのツール作成と

    活動(説明会・報告会)とを通じ、ベトナムの危険物漏洩対策に貢献することを目的

    としている。

    2013 年 10 月に説明会を実施し、地下タンクの油漏洩に対する参加者の問題意識の

    確認や、本事業の活動に対する認知向上を図った。アンケートからも日本の技術や法

    律などに高い関心があることがわかり、他のプロジェクトが現地国のニーズにマッチ

    していたことが判明した。

    2014 年 11 月に最終報告会を実施し、各プロジェクトの結果と当社の今後の取り組

    みについて報告した。アンケートからも、当社に対しては製造や検査などの技術支援

    のニーズがあり、日本に対しても技術支援や法制度整備支援のニーズがあることが判

    明した。

    ② 実施概要(含む当初計画からの変更)

    (ア)当初の計画

    <PJT3:有用性説明プロジェクト>

    「環境課題の状況・SF 二重殻タンクの有用性」を広く認知させるためのツールとし

    て、普及用資料を作成する。

    <PJT4:説明会開催プロジェクト>

    関係者に対する「環境課題の状況・SF二重殻タンクの有用性」説明として、石油公

    社・中央省庁(公安省・商工省・天然資源環境省)・ハノイ/ホーチミン消防局の関

    係機関に対して説明会を開催する。

    (イ)実施概要と変更理由

    a) 2013 年 10 月実施説明会

    本ODA事業の全体像と7つの個別プロジェクトの詳細説明を予定していたが、

    カウンターパートとの協議の中で、何かしらの情報提供が必要となったため、

    地下タンクにかかる法規制の基調講演を内容追加して実施している。

    b) 2014 年実施の最終報告会

    2014 年 7 月に個別プロジェクト(1,2,5,6)の検査・調査結果などの

  • 2

    報告会を実施する予定をしていた。しかし、各プロジェクトの進捗の遅れを

    踏まえて、全てのプロジェクトが完了する 2014 年 11 月に報告会の実施時期

    を変更した。

    また、外部講師として緑川氏を予定していたが、より現在の状況に詳しい消

    防庁 危険物保安室の中嶋係長に変更し、「日本の危険物規制と地下貯蔵タ

    ンクの流出事故防止対策」について講演して頂いた。

    内容についても、プロジェクト(1,2,5,6)の結果報告から、全ての

    プロジェクトの結果報告および結果がもたらす示唆についての報告に変更し

    た。

    ③ 実施詳細

    (ア)2013年の説明会の内容詳細

    a) 活動内容

    2013 年 10 月 23 日にハノイ(ホテル日航ハノイ)、同月 25 日にホーチミン

    (ソフィテルホテル)にて説明会を実施した。ハノイの参加者は 40 名、ホー

    チミンの参加者は 48名であった(現地国開催関係者含む)。

    b) 説明内容

    第一部は、イントロダクションとして環境問題と ODA の概要を説明した。

    第二部では基調講演として、日本の地下タンクの状況・法制度・課題と海外

    の法制度概要を説明した。

    第三部では本事業説明として、玉田工業の特徴や各プロジェクトの取り組み

    内容を説明した。

    詳細な説明資料は【別紙 3-1】を参照。

    説明は行わなかったが【別紙 3-2】も配布している。

  • 3

    表 4-1 説明会プログラム

    時間 項目 対応組織 対応者

    9:30- 10:00 受付 玉田工業

    /Petrolimex

    10:00-10:05 開会の挨拶 玉田工業 玉田善久

    10:05-10:20 祝辞 Petrolimex Mr. Toan

    10:20-10:35 セミナー

    本編

    第一部

    山田ビジネスコンサ

    ルティング

    柴田 久雄

    10:35-11:30 第二部

    日本SF二重殻タンク

    協会

    緑川 元康

    11:30-11:45 第三部 玉田工業 箱田 和哉

    11:45-12:00 質疑応答

    山田ビジネスコンサ

    ルティング/日本 SF

    二重殻タンク協会/

    玉田工業

    柴田 久雄

    緑川 元康

    箱田 和哉

    12:00-12:05 レストランへ移動

    12:05-12:10 交流会 挨拶 Petrolimex Mr. Toan

    12:10-12:55 交流会

    12:55-13:00 閉会の挨拶 玉田工業 玉田 善久

    c) 活動成果(アンケートの総括)

    前提:ハノイの回答者 37 名、ホーチミンの回答者 26 名(一部回答に記載が

    ない場合や不明瞭な記載箇所があることに加えて、選択数の制限を超えたも

    のも 1件としてカウントしたため、回答者数と回答件数は一致しない)

    アンケート結果から、「為になった」が 90%以上と全体的に高評価を得られ

    た。更に、環境問題について、土壌汚染は大気汚染・水質汚濁に次いで重要

    な環境問題として認識されていることが判明した。

    d) 活動成果(アンケートの総括)

    アンケートから PJT1,2,4,5,6,7 といずれも興味を持たれていた。各プロジェ

    クトで見学会・説明会の実施や結果の報告を行うことで、アンケートで答え

    きれない質問・要望に対応した。

  • 4

    (イ)2014年の最終報告会の内容詳細

    a) 活動状況

    2014 年 11 月 11 日にハノイ(ホテル日航ハノイ)、同月 13 日にホーチミン

    (ソフィテルホテル)にて最終報告会を実施した。

    2013 年の説明会参加者に加えて、各プロジェクトでの参加者に対して、集客

    レターの配布・案内状の送付・個別連絡等により集客を実施し、ハノイの参

    加者は 33 名、ホーチミンの参加者は 28 名であった(現地国開催関係者含む)

    b) 説明内容

    報告会の第一部は基調講演として、日本の危険物規制と地下貯蔵タンクの流

    出事故防止対策について説明した。

    第二部ではプロジェクトの概要を、第三部では各プロジェクトの成果報告を

    行った。

    詳細な説明資料は【別紙 3-3】を参照

  • 5

    表 4-2 最終報告会プログラム

    時間 項目 対応組織 対応者

    8:30 - 9:00 受付 玉 田 工 業

    /Petrolimex -

    9:00 - 9:05 開会の挨拶 玉田工業 玉田善明

    9:05 - 9:15 祝辞(ハノイのみ) Petrolimex

    JICA

    Mr.Dung 副

    社長

    増田次長

    9:05 - 9:15 祝辞(ホーチミンのみ) PCC-1

    JICA

    Tam 社長

    酒井所長

    9:15 - 10:00

    セ ミ ナ ー

    本編

    第一部

    日本の危険物規制と

    地下貯蔵タンクの流

    出事故防止対策につ

    いて

    消防庁危険物保

    安室 中嶋 仁美

    10:10 - 10:20 休憩

    10:20 - 10:35 第二部 プロジェクトの概要 玉田工業

    YBC

    東崎英樹

    小津雅彦

    10:35 - 11:00 第三部 プロジェクト報告 玉田工業 玉田善久

    11:00 - 11:15 総括(ハノイのみ) 商工省 Mr.Dung 副

    局長

    11:00 - 11:15 質疑応答(ホーチミンのみ) ホ ー チ ミ ン 市

    消防局 東崎英樹

    11:15 - 11:30 アンケート記入 玉田工業/YBC Thuy/喜多

    11:30 - 11:45 交流会場へ移動

    12:00 - 12:10 交流会

    挨拶 Petrolimex Mr. Toan

    12:10 - 14:00 交流会

  • 6

    c) 活動成果(アンケートの総括)

    前提:ハノイの回答者 27 名、ホーチミンの回答者 23 名(一部回答に記載が

    ない場合や不明瞭な記載箇所があることに加えて、選択数の制限を超えたも

    のも 1件としてカウントしたため、回答者数と回答件数は一致しない)

    アンケート結果から、「為になった」が95%以上と説明会以上に高評価を得

    られた。更に、SF 二重殻タンクの普及に向けては法制度整備と価格が重要で

    あること、当社に対しては製造や検査などの技術支援のニーズがあり、日本

    に対しても技術支援や法制度整備支援のニーズがあることが判明した。

    別紙

    3-1 2013 年 10 月プレゼン資料

    3-2 2013 年 10 月セミナー統計資料集

    3-3 2014 年 11 月プレゼン資料

  • 7

    ④ 2013 年 10 月説明会:アンケート結果詳細

    Q1:本日の説明会の内容はためになりましたか?

    ハノイ ホーチミン 合計1 為にならなかった 1 12 あまりためにならなかった 03 どちらともいえない 2 2 44 すこし為になった 6 5 115 為になった 28 17 45

    合計 36 25 61

    両説明会において 85%以上の方に「(すこし)為になった」と評価されていることが判明

    した。しかし、ホーチミンにおいて 1 名が「為にならなかった」との回答があった。この

    方のコメントで、『日本で法律ができて 50 年以上経つのに事故が減らない(のは何故か)』

    『③(常時監視設備の設置)措置を徹底できていないのは何故か』『なぜ SS(二重殻)タンク

    が増えるのか』と、各スライドについて疑問が記載されていたことから、時間の制約で割

    愛していた詳細な内容について要望があったためと推測される。

    Q2:「Q1」に関して、ためになった内容が含まれているスライド番号を最大 3 つまで記載

    下さい。

    スライドNo

    タイトル ハノイホーチミン

    合計

    2 なし 0 1 13 タイトル 2 6 84 環境問題の全体像 2 5 75 土壌汚染における地下タンクの重要性 7 4 116 流出原因と規制の考え方 4 1 57 ODAとは 2 3 58 ODAによる本事業の全体像 2 0 29 タイトル 0 1 110 自己紹介 2 3 511 日本における石油�