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淡路市 地域おこし協力隊 活動報告書 2020 Awaji city Regional revitalization report 2020

淡路市 地域おこし協力隊 活動報告書2020...ICHIHARA ERIKA 016-017 Awaji city Regional revitalization report Profile 1.淡路島内の方にライフセービングの活動について知ってもらう

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Page 1: 淡路市 地域おこし協力隊 活動報告書2020...ICHIHARA ERIKA 016-017 Awaji city Regional revitalization report Profile 1.淡路島内の方にライフセービングの活動について知ってもらう

淡路市地域おこし協力隊活動報告書 2020

Awaj i c i ty Regional revital izat ion

report 2020

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Fi le.01

斉藤 彩代 SAITO AKIYO

002-003A

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セラピーアイランド淡路島 / 関西看護医療大学ブランディング事業

目次CONTENTS

1 . 卒業メンバー Guraduate

004-005

Fi le.02 006-007

上田 健造 UEDA KENZO先人たちが築きつなげてくれた棚田で暮らすという素晴らしい文化を次の世代につなげていきたい。~自分たちができること 家族で踏み出す 一歩~

Fi le.03 008-009

和田 賢一 WADA KENICHIライフセービングクラブで命を守り、走り革命で相手の人生に革命を起こす

Fi le.04 010-011

和泉 侃 IZUMI KAN「感覚の蘇生」をテーマに 見えない香りを、可視化する

2 . 2 年目メンバー Second-year

File.05 012-013

Fi le.06 014-015

Fi le.07 016-017

3 . 新メンバー First-year

File.08 018-019

東泉 沙也夏 HIGASHIIZUMI SAYAKA新しい視点で淡路島の魅力を抽出し、価値の創出と関係人口の創出を目指す

福山 慎一 FUKUYAMA SHINICHI大好きな淡路、大切なものを継いでいきたい

一原 枝厘花 ICHIHARA ERIKA

スポーツ振興を通して海の楽しさと人命の尊さを伝えていきたい

田中 朋子 TANAKA TOMOKO

淡路島に女子硬式野球クラブチームを創る / 女性の移住を目的に!!

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( 名前 ) 斉藤 彩代

(出身地 )埼玉県

(生年月日 )1975 年 3月 15 日

( ミッション )セラピーアイランド淡路の推進

Gurad

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-yearFirst-year

F i le.01

斉藤 彩代SAITO AKIYO

004-005A

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Prof i le

~関西看護医療大学のブランディングと地域活性化~ 

活動内容

【大学のPR】1:神戸・読売・産経新聞掲載数・・・15件2:セラピーマップ作成、セラピー俳句作成・・・各1件  

【その他】1:温活セラピー・・・2017.11 /2018.12    2:女性のココロとカラダに優しいセラピー・・・2018.3  3:五斗長垣内遺跡まつり・・・2018.5        4:三大神話神楽祭・・・2018.9/2019/95:津名高校「リボーンプロジェクト」・・・2018.9/2019.10 6:阪神淡路大震災 ハスワーク・・・2019.1/2020.17:ひょうごツーリズム撮影・・・2019.4

活動成果

卒隊後は、淡路島産 椿オイルの商品を作成、淡路島の魅力を発信しながらリトリート活動をしたいと思っています。

今後の展望

~淡路の魅力を発信し続けたい~

セラピーアイランド淡路島 関西看護医療大学 ブランディング事業

主な活動として、大学・農家さん・企業さんと共同セラピー商品の開発に取り組みました。カレンデュラゼリーや淡路島産ビワ・イチジク・サツマイモなどを用いた和菓子などを試作したり、洋菓子店の協力を得て、カレンデュラお菓子や発酵茶を開発しました。また、淡路島の牛や玉ねぎなどを使用した「ナースカレー」を沖物産(株)と共同で開発しました。成分分析や淡路島出身のデザイナーなどに依頼をして、「ハーブのちからシリーズ」「発酵のちからシリーズ」「ナースカレー」のパッケージを完成させ、無事に販売へと形にすることができました。「ナースカレー」は、温めなくても食べられるカレーとしてさらに改良を重ねて、災害備蓄用食料として活用してもらえるようにPRするようにし、ふるさと納税返礼品としても登録しました。→カレンデユラお菓子や発酵茶は、2019年淡路ハーブサミットや淡路市立香りの公園30周年記念事業で販売。→ハーブサミットではお菓子や発酵茶500個を完売。発酵茶は、現在は伊弉諾神宮内にある「せきれいの里」にて販売中。

また、地域貢献として「まちかど健康ひろば」を実施。地域の年配の方を対象とした体操や女性向けのセラピーなどを関西看護医療大学や「神楽みゅーじあむ」などで行いました。同大学の先生によるセラピー前後の計測なども実施し、心と身体の変化を実感できるプログラムを指導して好評を得ることが出来ました。

さらに、阪神淡路大震災の追悼事業としてハスのライトアップを発案しました。関西看護医療大学の先生や学生、そして震災にあった地域の北淡地域や一宮地域の小学生や地域の皆さんに協力を得て、ハス作り教室を実施しました。2019年と2020年の1月17日に北淡震災記念公園と郡家地域の追悼行事ではハスの花にライトを灯しました。

【地域活動の推進】 イベント出展等の実施・・・18回(年間実績スケジュール)

8:がいな開運まちアソビイベント開催・・・2019 GW9:ハーブフェスティバル・・・2019.610:夏祭り(明石海峡公園)・・・2019.711:「ええもんうまいもん」フェア・・・2019.1012:「恋する灯台」プロジェクト・・・2019.1113:香りの公園30周年記念行事・・・2019.1114:マスク作り教室・・・2020.3 (5日間)

そして、郡家商店街の地域活性化に協力をするために、がいな開運まちアソビを実施しました。2019年のゴールデンウィーク期間に淡路島内外のセラピーの方々に集まっていただきイベントを実施しました。このイベントからの反省や課題も活かしながら、再度地域活性化プランを練り直し、イベント企画の方や空家をリノベーションするプロを交えながらプラン作りが完成しました。

~地域貢献のためのイベントを企画・実施~ 

新聞掲載(写真左上/右上)まちかど健康広場の様子(写真右中/左下)

開発した商品(写真右下)

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( 名前 ) 上田 健造

(出身地 )兵庫県

(生年月日 )1980 年 4月 18 日

( ミッション )あわじ環境未来島構想の推進

Gurad

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F i le.02

上田 健造UEDA KENZO

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Prof i le

現在は淡路島の奥座敷、生田の棚田に囲まれ、家族4人(妻、2歳の息子、0歳の娘)で地域に溶け込ませて頂き、小さな身のまわりの平和を楽しみながら有機的な暮らしを送っています。

まず、初めに地域おこし協力隊の活動や日々の暮らしが出来ているのは、淡路島の人たちの温もり、優しさ、生田地域の方々の優しい笑顔に囲まれて、たくさんのことを教えていただいているからだと思います。家族全員すくすく元気に育っていることに感謝しています。本当にいつも助けていただいてありがとうございます。

自分の活動は身のまわりの地域資源を活用することです。

生田や長澤の地域資源は、まず美しく四季変化する棚田です。春にはレンゲが咲き、田んぼに水が入り、田植えが始まる。夏にはカエルや虫たち生き物の大合唱と蛍が舞う。そばの種を地域の皆さんで蒔き、秋の始まりにはそばの白い花が満開になり、稲の実りとともに棚田が黄金に輝く。

美しい景観だけでなく、棚田には人やたくさんの生き物、地球環境にとって、とても有益な機能があります。草刈りや棚田の維持管理はとても大変で苦労しますが、平たん地に比べ昼夜の温度差が大きく、作物はゆっくり成長し熟すため、甘みがあり美味しくなります。また、保水機能も大きく、棚田は緑のダムと言われ、生物多様性、生態系保全機能に大きな役割をしています。

この素晴らしい棚田文化ですが、生田の地域でも高齢化、地域の過疎化が進み休耕田が増えてきています。こういった棚田の一部を開墾しオーガニックの棚田に再生していっています。

次に孟宗竹の利用。全国的に里山の放置竹林は問題になっていますが、生田でも同じです。地域の方と放置竹林(孟宗竹)を伐採し、温浴施設のボイラーで使われる竹チップの燃料や発酵竹パウダーの材料にするために地域の方と一緒に3年間切り出し運搬してきました。

活動内容

1. 休耕田(休耕田20年も含まれる)の棚田をオーガニックの棚田に再生 ・・・面積は約1町歩(10000平方メートル) 2. 放棄竹林(孟宗竹)の伐採・・・地域住民と共に3年間で2mに切った孟宗竹をおよそ13500本出荷 3. 日本の在来種米「旭」の栽培、果樹園づくり・・・レモン/スモモ/インドなつめ/中国なつめ/耐寒性バナナなど植栽 4. 生田地域のPR・・・移住希望者への地域や空き家の案内や相談を16件受注 5. 五斗長垣内遺跡での竪穴式建物の復元作業への参加 6. 津名高校での連携授業 7. 淡路市内の庭木の剪定や高齢者宅の草刈りなど植木屋としての活動・・・18件受注

活動成果

卒隊後はオーガニックの棚田づくりを引き続き邁進していきます。屋号は 「淡路島 百姓 楽しり家」 農園と植木屋を起業していきます。自然栽培 日本の在来種米「旭」、季節の野菜の出荷、子供も遊べる果樹園をオープン。農的暮らしの体験 (薪暮らし、囲炉裏の体験、田んぼ体験、果樹の収穫体験)自家製調味料や発酵食品の手作り体験 (糀、味噌、みりん、塩麹など)今まで関わってくれた方々に感謝してもしきれないです。本当にありがとうございました。今後もよろしくおねがいします。

今後の展望

~淡路市に定住、起業へ~

~環境未来島構想の推進を展開~

先人たちが築きつなげてくれた棚田で暮らすという素晴らしい文化を次の世代につなげていきたい。~自分たちができること 家族で踏み出す 一歩~

棚田の再生(写真左上/右上)放置竹林の伐採(写真右中)

庭木の剪定 植木屋(写真右下)五斗長垣内遺跡の竪穴建物の復元作業(写真左下)

~淡路島に暮らすことで見つけた、地域資源の魅力と活用への挑戦~

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( 名前 ) 和田 賢一

( 出身地 )東京都

(生年月日 )1987 年 12 月 8日

( ミッション )スポーツ振興の推進

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和田 賢一WADA KENICHI

008-009A

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スポーツ振興という枠で淡路市地域おこし協力隊として赴任させて頂きました。1年目は淡路市の皆さんが求める事、課題に対し自分が出来る事を模索しました。市内の様々なコミュニティや人に会い、お話を伺う中で私の行って来たライフセービング活動を淡路島で展開する事が淡路市に貢献出来る事だと感じました。しかし、ライフセービングにゆかりがない淡路島でライフセービング活動を発信したもののなかなか上手くいかなかったというのが現状でした。そんな中、淡路広域消防、津名高校にて講演会を開催させて頂いた事は転機になりました。淡路島の安全を守るという共通の理念で通ずるものがあったのです。その後、練習会に消防士のみなさんが参加して下さる様になり、少しずつ認知が広がって行きました。

2年目に、淡路島ライフセービングクラブ発足においての決定的な転機がおとずれました。私が得意とするライフセービング競技であるビーチフラッグスで国際大会で優勝した報告を門市長にさせて頂いた時の事です。門市長に毎年淡路島にて数名の尊い命が水辺の事故で失われている事。そしてそれを守る事が出来る可能性をライフセービング活動が持っている事をお伝えしました。そこから活動は一気に進み、2019年2月に一般社団法人淡路島ライフセービングクラブを設立する事が出来ました。同年4月には淡路島で初のライフセービング講習会を開催し10名のライフセーバーが誕生しました。淡路島のライフセービング発展の記念すべき第一歩でした。また、6月7月には淡路市内の小学校にて水の中で自分の身を守る術を、着衣泳の授業を通じてお伝えさせて頂きました。そして、浦県民サンビーチでの夏季パトロールの委託が決まるとライフセーバーを全国から集結させる活動をしました。その様子を、MBS,サンテレビの2社にニュースとして取り上げて頂き、淡路島の海をPRさせて頂く事が出来ました。

当初パトロール参加は3人しか集まっていませんでしたが、淡路島のライフセービングの歴史を一緒に作ってくれるメンバーがなんと20名集ってくれました。いよいよやって来た夏季パトロールはトライアンドエラーの連続でしたが、市役所の方々市民の方々、そして全国から集ったライフセーバーの皆さんのご協力により無事故で終える事が出来ました。

活動内容

・受講/来島者...200名超(現役メジャーリガー、トッププロ選手から子供達まで多種多様に誘致)

・自身のSNSで3年間、淡路市、淡路島ライフセービングクラブをPR。→Insragram フォロワー6,951 facebook11,000 twitter2,200 Youtube 18,900 (2020年5月現在)にてほぼ毎日発信。(平均リーチ数1万→3年間で延べ1000万人ほどに、直接的、間接的な方法含め淡路市をPR)・テレビ、ラジオ...ニュース、バライエティ含め6本。・雑誌、webニュース...7本。(内6本はyahoo newsに掲載)・新聞...8回掲載

活動成果

ライフセービング活動は夏季だけではなく、ジュニアライフセービング教室という子供達の習い事や

ビーチクリーンやイベントなど、定期的に開催出来るものがあります。

その開催に向けて、出来るだけ質の高い内容を提供する為に世界一のライフセービングクラブである

kurrawa surfclub(オーストラリア)と姉妹提携をすべく活動を進めていました。

2020年2月kurrawa surfclubと話しを進め概ね提携が決まっていましたが、

新型コロナウィルスの影響でその後、最終決定に至っていない状態です。

収束後には、しっかりと提携し淡路島のライフセービングを発展させていきます。

今後はライフセービング活動と共にジャマイカでウサイン・ボルトさんと練習を共にして

作り出した、誰でも足が速くなれる「走り革命理論」を淡路市を拠点に全国に広めていきたいです。

今後の展望

~世界一のライフセービングクラブとの姉妹提携と「走り革命理論」の推進~

ライフセービングクラブで命を守り、走り革命で相手の人生に革命を起こす

子供達へのイベントの様子(写真上下)ライフセービングクラブのロゴ(写真下中)

【走りの指導】

【メディア】

~淡路島にライフセービングクラブを~

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( 名前 ) 和泉 侃

( 出身地 )東京都

(生年月日 )1991 年 12 月 3日

( ミッション )香りのまち、淡路市の推進

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和泉 侃IZUMI KAN

010-011A

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香木伝説や線香製造の地である事などであることから、2017年の着任の数年前より度々淡路島に訪れ、この度、自身の活動拠点としようと決意しました。この3年間は主に次の8点を重点的に活動してきました。

活動内容/成果 【4.島内企業の香りアイテムの商品開発】…島内企業とのコラボレーションで2つの商品をリリース。 ・「hiramatsugumi / JINO」 とは淡路島のひのきを使って作られた住宅や鉛筆などから出る削りかすの廃材を使って蒸留を行い、 精油と芳香蒸留水を抽出してフレグランスを開発。 ・「kozorasou」では淡路島産のラベンダーやゼラニウムを使ったブレンドを店内に使用し、それを商品として店頭で販売。 淡路市ふるさと納税の商品としても採用された。【5.ハーブフェスティバルの企画運営】 ・ハーブサミットに伴って2019年6月に開催されたハーブフェスティバル2019において、企画設計、クリエイティブディレクション、 出店募集、広報、運営までを一貫して行い、25店舗の出店でハーブをテーマにしたマーケットとトークイベントを開催。2日間で計2000人の集客。【6.島内での香りのワークショップや講座開催】 ・市民工房での連載講座の開催、津名港でのワークショップ、観光ツアーとの連携でのワークショップ実施などで講師を担当。 企画に合わせたプログラムを作成してコーディネート。累計の受講者は約150名。【7.淡路島産ハーブの蒸留実験・データ収集】 ・栽培・自生ともに今まで淡路島で蒸留データのない植物を蒸留。ハーブや木々の剪定、廃棄されてしまう植物や、

淡路島を象徴するようなハーブを中心に累計30品目のテストを実施し、農園の廃棄素材の有効活用に 役立つデータの一端を収集することができた。【8.来島ゲストへの香りの島アテンド】 ・淡路島を「香りの島」として案内できるコースをゲストに合わせて企画してアテンド。 累計約150組に蒸留現場やハーブ園、お香の製造現場などをはじめとした淡路島の魅力を 伝えることができた。

2020年8月にkozorasou 森の宿 内にIZUMI KAN | HAIをラボラトリーとしてオープンする予定です。自らの手で淡路島の植物の蒸留をして生まれた、淡路島の精油/芳香蒸留水をふんだんに使うフレグランスを発売し、淡路市西海岸沿いにて、ギャラリー、ストア、食などを含む複合施設のオープンを2年後に目指します。

今後の展望

「感覚の蘇生」をテーマに 見えない香りを、可視化する

【1.淡路島パルシェ発のアロマブランド「Suu.」のブランディング・販売促進】・無農薬で化学肥料を使用しない希少な国産精油として5つ星ホテルのスパ→アロマ業界の専門家 →医療現場の順に取り扱いのアプローチを行い導入。・ブランド力のある施設への導入で一般の顧客への訴求力を培い、専門家や医療現場での取り扱いでの プロユースとしての信用度を高めた。・生産量の厳選した特約店を10店舗との契約を締結。・阪急うめだ本店でのPOP UP STORE 合同ブースで3回、単独ブースでは1回出店を行った。

【2.淡路島産ハーブの精油を使ったPR活動】・ホテルやレストラン、スキンケアブランドなどの香りに「Suu.」を使用してデザインを行うPR活動を実施。 計4つの案件でブレンドに採用された。・2019年G20大阪サミット時に行ったリーガロイヤルホテル(大阪)のプロジェクトではブランドイメージとなる 正面玄関の香りに使用された。2020年1月には同ホテルの85周年記念事業の一環として発売したルームフレグランスにも 淡路島産のラベンダーとローズゼラニウムをブレンドした。(NHKではニュース番組で3回、新聞雑誌では4社に掲載。)

【3.淡路島発の自主フレグランスブランド立ち上げ】 ・淡路島発のアーティストブランド「IZUMI KAN」として、2019年にフレグランスとお香をプレリリース。東京・六本木ヒルズにて レセプションを行い、webメディア、雑誌媒体を中心に計20社以上取り上げられた。代官山蔦屋書店やトランクホテル、 GINZA SIXなど東京のクリエイティブ感度の高い層を集客しているセレクトショップを中心にPOP UP STOREを展開。 その後、阪急うめだ本店でも計5回の出店を行いPR活動を行った。

制作したオリジナルフレグランスやお香、お香たて(写真上段)多くのメディアに掲載(写真中段下段)

~「香りの島」淡路島の魅力を最大限に活かす~

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( 名前 ) 東泉 沙也夏

(出身地 )埼玉県

(生年月日 )1986 年 8月 10 日

( ミッション )大学連携の推進

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東泉 沙也夏HIGASHIIZUMI SAYAKA

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Prof i le

淡路島には、2019年6月に移住しました。大学時代の経験から、学生時代の過ごし方が、今後の社会人生活にとって非常に重要である事を感じ、その手助けができたらと思い、「大学連携の推進」というミッションにエントリーしました。自身も学生達と共に淡路島を学びながら、魅力を発掘、発見していく初年度となりました。

活動内容 / 成果

【神戸学院大学(兵庫)】・2019.7~9に淡路市の課題である「鳥獣対策/IT教育」の課題解決、提案をテーマにした合宿を兼ねたワークショップを開催

→9月には淡路夢舞台内の国際会議場にて最終プレゼン

【コアラボ(関西圏の大学の有志が集まった団体)】・2019.8月に約1週間ほど淡路島にて合宿を開催。最終日は市役所内にて企画提案プレゼンを実施

【大正大学(東京都)】・地域実習として2019.9~10まで約40日間の淡路島での大学生の活動をサポート

→9月末に行われた神戸学院大学、コアラボのプレゼン聴講

→インターンとして市内6社様にご協力頂いた(グリナリウム淡路島、吹き戻しの里、淡路ハイウェイオアシス、

 淡路ワールドパークONOKORO、大発、フレッシュグループ淡路島)※敬称略

→地域学習として観光地や施設、企業を訪問(北坂養鶏場、ウェスティンホテル、北淡震災記念公園、パルシェ香りの里、花さじき、多賀、

 フローラルアイランド、パスタフレスカダンメン、淡路島観光協会、西淡エリア、他多数)※敬称略

→イベントスタッフとして参加(三大神楽神楽祭、国生みマラソン)

【デザイン、企画関連】・大正大学の地域実習内容を基にした冊子の企画デザインを手がけた。5,000部発行し、東京と淡路島で配布開始。

・福井県坂井市主催のデザインコンペに参加。次点となった。

・淡路市公式LINEアイコンデザイン制作

・インスタグラムアカウント「100年先も残したい淡路島の美しい景観」発足。地元民のみぞ知る美しい景観をアーカイブし、

 国内外への発信と、景観の保存に努める。津名フォトクラブ連携(2020.6現在10箇所ほど撮影)。

2020年は新型コロナウィルスの影響で、大きく生活スタイルや価値観が変わる年になると感じています。自宅でのリモートワークやオンラインミーティングなどを余儀なくされ、外出や観光に打撃があった反面、オンライン活用の可能性や利便性が注目され、価値の向上と共に、より定着していくと思います。その状態を活用した淡路島のブランディングを展開していけないかと思っています。

今後の展望

~リアルとバーチャル(オンライン)の双方活用によるブランディングの推進を図る~

新しい視点で淡路島の魅力を抽出し、価値の創出と関係人口の創出を目指す

大正大学連携で制作したパンフレット(写真上)「100年後も残したい淡路島の美しい景観」プロジェクト写真(写真左下)デザインコンペで制作したもの(写真中)、淡路市LINEアイコン(写真右下)「100年後も残したい淡路島の美しい景観」プロジェクトロゴ(写真中下)

2年目の年、より可能性を開拓しながらチャレンジしていけたらと思っています。

【具体的施策アイディア】・ライブ配信型のオンラインセミナー/ワークショップ/インタビューなどの大学連携活動 →淡路島の生産者や創業者、移住者の皆さんと学生をリアルタイム中継 →オンライン上のコミュニティグループの発足など・写真、映像制作、発信 →「100年先も残したい淡路島の美しい景観」のSNS発信や地元企業様との連携をはかる →地元作家、他県の作家、アーティストの招致と淡路島の魅力を発掘、発信を行う・海外連携/多言語対応施策 →オンラインだからこそ国境を超えた淡路島の発信/連携先をリサーチする・企画デザイン支援 →前職(アートディレクター/デザイナー)の経験を活かし淡路島の魅力を  ターゲットに響くようなデザイン整理を行う

~大学生と共に淡路島の魅力を発見した初年度~

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( 名前 ) 福山 慎一

(出身地 )大阪府

(生年月日 )1987 年 6月 14 日

( ミッション )移住定住の促進に関する活動

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福山 慎一FUKUYAMA SHINICHI

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Prof i le

【地域住民のサポート活動】→草刈り、米の収穫、溝掃除など

【淡路市移住お試し住宅管理】→仁井サンハイツ...利用者5組/移住3組→アメリカ村...利用者3組/移住3組

【パナソニックセンター大阪での定期移住相談会】→2019年より月に一回開催

【神戸のおとなり淡路島淡路市移住サポート窓口HP運営】→2019年9月時点HPユーザー304名→2020年5月時点HPユーザー1731名 約6倍に伸びた。※HPの解析を行い、空き家バンクHPへの流動性を高めた。 特に市役所のHPを簡素化し、ユーザーが見やすいように改修した。

【空き家活用相談会】→淡路市の空き家問題に直面し、大きな課題感をもつようになる。

【空き家バンクチラシ、ポスターの作成】→5000部印刷し、市内各所に掲示依頼。コンビニ(セブンイレブン等)への掲示。→淡路市町内会の回覧物として配布。

活動内容 / 成果

淡路市の空き家問題に取り組んでいきます。現在淡路市の空き家候補は約3500件。空き家問題を先延ばしてしまい、将来、利活用できない空き家(負の資産)を子ども達にたくさん残してしまうことになりかねないことを危惧しています。何も今すぐ誰かに貸したり、売ったりすることだけが正解ではないと思います。適切に管理し、大事にしていく事で、負の資産にならないよう、空き家のゆく末を家族や親族で話し合い、今から決めておくことをお勧めします。僕はその活動をお家の終活と呼んでいます。お家のある荷物の整理から始めることも第一歩かもしれません。お家のお片付け、遺品整理等のお手伝いもやります。大好きな淡路。未来の子ども達のために何が残せるか。自分が出来る事業を展開していきます。

今後の展望

~淡路市の空き家問題と向き合う~

大好きな淡路、大切なものを継いでいきたい

空き家バンクのチラシ(写真左)農作業の手伝い(写真右下)

移住者交流会の様子(写真中、右上)

【転入者アンケートフォームの作成】→淡路市転入時にどのような点で淡路市を選んでもらったかの調査を実行中。→市役所の窓口に設置。

【島内での定期的な移住者交流会、相談会の開催】

【大学連携(大正大学、神戸学院大学、コアラボ)のサポート】→特に移住関係で相談し地域に共に視察、地域行事等のサポートを行う。

自然豊かで実家からも近い場所で子育てがしたいと思い家族5人で淡路島へ移住を決断しました。淡路市の空き家問題を少しでも改善し、空き家を有効活用することで淡路市に移住する方のサポートへ繋げたいと思い、活動しています。

~空き家問題を改善し、移住定住促進を~

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( 名前 ) 一原 枝厘花

(出身地 )神奈川県

(生年月日 )1996 年 5月 3日

( ミッション )スポーツ振興の推進

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一原 枝厘花ICHIHARA ERIKA

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1.淡路島内の方にライフセービングの活動について知ってもらう2.監視メンバー・器材を集める3.ライフセーバーの育成を行う ・・・ライフセービング活動を知ってもらうためにSNSアカウントを作成し情報発信を行った。(Instagramフォロワー327人、Facebook125人)

活動内容

1.ジュニアライフセービングクラブ準備2.小学校への着衣泳教室3.その他イベント・・・2019年7,8月に1日イベントを行った。浦県民サンビーチに海水浴に来ていた小学生(50名程度)を対象に、レスキューボード体験やビーチクリーンを行った。着衣泳教室については淡路市内の小学校5校で実施した。水辺の危険、事故を未然に防ぐための知識などを教え、讀賣新聞に着衣泳教室について取り上げていただいた。

活動成果

現在は、関東など淡路島外からライフセーバーを集めて監視活動を行っていますが、淡路島内でライフセーバーを育成し、淡路島内の人で監視活動が行えるように資格講習会を行います。また、淡路島で競技会や大学部活動の合宿を行うことで、島外から淡路島にへの誘致を行います。小学生への着衣泳教室や、ジュニアライフセービング教室、中学校・高校の部活動などでライフセービングができる環境を整え未来のライフセーバーの育成にも力を入れて行きます。日本のライフセービング選手権だけでなく、海外での大会や合宿、練習に参加し、競技力・コーチングや監視活動のレベルアップに努めて行きたいと思います。

今後の展望

~島内外の人材育成や自身のレベルアップに努める~

~ライフセーバーの育成、教育活動~

スポーツ振興を通して海の楽しさと人命の尊さを伝えていきたい

小学校着衣泳教室(写真左上)BLS指導員資格講習会(写真左下)トレーニング風景(写真右上下)/成果

~淡路市内海水浴場の監視活動をするために~ 

1.全日本選手権大会への出場2.その他の大会への出場3.ハイパフォーマンスチームへの選出と合宿参加

~ライフセービング競技で淡路島をアピール~ 

ボードレース 優勝    オーシャンウーマン 優勝10/12.13 第45回全日本ライフセービング選手権大会本選    (台風の為中止)10/20   第7回関西ライフセーバーズ運動会     サーフスキーレース 優勝     ボードレース 優勝     ビーチフラッグス 3位

  2019年7月13日~8月18日の37日間の監視業務に必要な人数は延べ130人、淡路島在住のライフセーバーは  2人だったため、日本ライフセービング協会発行の資格講習会を行いました。(資格講習会受講者8名、うち淡路島在住3名) 1年目のクラブでメンバーが少なかったため、全国(日本女子体育大学、大阪体育大学、関東の監視浜所属メンバーなど)から 20名程度ライフセーバーを招集し監視活動を行いました。37日間の海水浴場監視業務を無事故で終了しました。 (台風のため二日間は閉鎖)海水浴入り込み者数は前年度と比較して一日平均1%UPとなりました。

年間を通して、練習を行いレスキュースキルと競技スキルの向上を目指しました。ハイパフォーマンスチームに選出され、2019年3月から月一回の合宿へ参加しました。(監督・コーチ・トレーナー10名、トップチーム11名、強化育成チーム40名)ハイパフォーマンスチームでは、世界大会2020(イタリア、リッチョーネ開催)に向け競技力の向上を行いました。世界大会は新型コロナウイルスの影響で2022年に延期となったため今期での選手選出はなしとなりました。また、2020年4月から6月までの日本選手権も中止となりました。

【2019年競技結果】6/15.16 第32回全日本ライフセービング種目別選手権大会    (台風の為中止)9/7    近畿ブロック予選会      サーフスキーレース     オーシャンウーマンレース予選突破9/8   第19回オーシャンサーフチャレンジin白浜2019     サーフスキーレース 優勝

Page 10: 淡路市 地域おこし協力隊 活動報告書2020...ICHIHARA ERIKA 016-017 Awaji city Regional revitalization report Profile 1.淡路島内の方にライフセービングの活動について知ってもらう

( 名前 ) 田中 朋子

(出身地 )和歌山県

(生年月日 )1990 年 8月 9日

( ミッション )移住を目指す女性の活動支援

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田中 朋子TANAKA TOMOKO

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淡路島で女子硬式野球クラブチームを創り、女性が淡路島に移住し地域で働き、地域で活動しながら地域に密着したスポーツチームを目指しています。野球を通して淡路島に住んでもらい、淡路島の良さを知ってもらいたいと思います。淡路島から女子野球を広め、淡路島を全国に広め女性が活躍し島を活気づけていけるように取り組んで行きます。

活動内容

・淡路島に住んでいる方で野球がしたくても出来なかった方や、全国からも選手募集を行います。・野球を通して、地域で働き、素晴らしい環境でたくさんの方と 繋がれるように活動していきたいです。・淡路島の看板を背負い、存在を知ってもらえるよう、メンバーを集めリーグ参入を目指します。・人数がそろったときは淡路島の球場で試合等を開催し、 スポーツで盛り上げられるようにしていきたいです。

今後の展望

~スタートの年。意欲的に挑戦していきたい~

淡路島に女子硬式野球クラブチームを創る /女性の移住を目的に!!

チーム名決定の瞬間(写真上)・ロゴデザイン(写真中央)・ミーティングの様子(写真左上)・練習風景(写真左下、右)

活動成果

1.活動時期→2020年7月現在、自身を含め県外から3名3月より移住し、活動開始。 その後、淡路島出身が1名加わり、4名で活動。 主に淡路島にある職場でそれぞれが働き、平日の夜と休日に野球の活動を行っている。

2.チーム創生 →3/1~3/31迄チーム名を公募し、全国から81件の応募を頂いた。  4/3にその中から「淡路BRAVE OCEANS」に決定した。 由来は、“何事にも恐れずにチャレンジをし続け、広い海のようにたくさんの方と繋がりをもてるチームを目指す” という意味を込めている。→モチーフは、淡路島を囲む綺麗な海で決定した。→ロゴも決まり、明石海峡大橋と海の波を掛け合わせ、繋がりを大事にするという意味を込めている。→現在は野球を好きになってもらい、一人ひとりのレベルに合わせて野球の技術向上に励んでいる。 今までの経験を活かし、一人ひとりにあったやり方を一緒に考え野球の楽しさを知ってもらえるように努めている。 女子野球部のある蒼開高校とも連携を図り、淡路島から女子野球を盛り上げていけるように 今後も交流を続けていく。

~野球を通して淡路島への移住促進と島のPRを~