32
資料2 30 水管第 1220 平成 30 8 水産政策審議会 山川 殿 農林水産大臣 齋藤 海洋生物資源の保存及び管理に関する法律第3条第7項の規定に基づく基本 計画の検討等について(諮問第 301 号) 海洋生物資源の保存及び管理に関する法律(平成8年法律第 77 号)第3条第7項の 規定に基づき、海洋生物資源の保存及び管理に関する基本計画第 1 の別に定める「く ろまぐろ」について(平成 30 6 22 日一部改正。以下「くろまぐろ基本計画」と いう。)に、別紙の変更に係る検討を加えたいので、同条第8項の規定に基づき、貴 審議会の意見を求める。 また、審議の結果、別紙のとおり、くろまぐろ基本計画を変更する必要がある旨の 意見が得られた場合には、同条第7項の規定に基づき、くろまぐろ基本計画を変更す ることとしたいので、同条第9項において準用する同条第4項の規定に基づき、併せ て貴審議会の意見を求める。

資料2 - maff.go.jp...くろまぐろ 第4管理期間 8,013.0トン 小型魚 第4管理期間 3,386.0トン 大型魚 第4管理期間 4,627.0トン 第1種特定海洋生物資源

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資料2

3 0 水 管 第 1 2 2 0 号

平成 30 年 8 月 日

水産政策審議会

会 長 山川 卓 殿

農林水産大臣 齋藤 健

海洋生物資源の保存及び管理に関する法律第3条第7項の規定に基づく基本

計画の検討等について(諮問第 301号)

海洋生物資源の保存及び管理に関する法律(平成8年法律第 77号)第3条第7項の

規定に基づき、海洋生物資源の保存及び管理に関する基本計画第 1の別に定める「く

ろまぐろ」について(平成 30年 6月 22日一部改正。以下「くろまぐろ基本計画」と

いう。)に、別紙の変更に係る検討を加えたいので、同条第8項の規定に基づき、貴

審議会の意見を求める。

また、審議の結果、別紙のとおり、くろまぐろ基本計画を変更する必要がある旨の

意見が得られた場合には、同条第7項の規定に基づき、くろまぐろ基本計画を変更す

ることとしたいので、同条第9項において準用する同条第4項の規定に基づき、併せ

て貴審議会の意見を求める。

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資料 2-1 最終保存日時 2018/08/07 3:01:00

新旧対照表

1 / 6

変更後 変更前

海洋生物資源の保存及び管理に関する基本計画第1の別に定める「くろまぐろ」について

海洋生物資源の保存及び管理に関する基本計画第1の別に定める「くろまぐろ」について

( 第 4 管 理 期 間 )

平成 29 年 12 月 28 日公表

平成 30 年6月 22 日一部改正

平成 30 年●月●日一部改正

( 第 4 管 理 期 間 )

平成 29 年 12 月 28 日公表

平成 30 年6月 22 日一部改正

第1 くろまぐろの保存及び管理に関する基本方針(略) 第1 くろまぐろの保存及び管理に関する基本方針(略)

第2 くろまぐろの動向に関する事項(略) 第2 くろまぐろの動向に関する事項(略)

第3 くろまぐろの漁獲可能量に関する事項

1 (略)

第3 くろまぐろの漁獲可能量に関する事項

1 (略)

(1)小型魚の漁獲可能量は、平成 14(2002)年から平成 16(2004)年までの

平均漁獲量の 50 パーセント(8,015 トン→4,007 トン)から、大型魚の漁獲

可能量へ振り替えた数量(250 トン)を減じ、沿岸漁業については管理期間

を9か月間とすることに伴う按分等を行い、算定した数量(3,386.0 トン)

とする。このうち配分を留保する数量を 252.2 トンとする。

(1)小型魚の漁獲可能量は、平成 14(2002)年から平成 16(2004)年までの

平均漁獲量の 50 パーセント(8,015 トン→4,007 トン)から、大型魚の漁獲

可能量へ振り替えた数量(250 トン)及び大臣管理漁業の第3管理期間の超

過数量(23.3 トン)を減じ、沿岸漁業については第2管理期間及び第3管

理期間の超過分を減じるとともに管理期間を9か月間とすることに伴う按

分等を行い、算定した数量(3,138.7 トン)とする。なお、このうち配分を

留保する数量を 239.2 トンとする。

(2)大型魚の漁獲可能量は、平成 14(2002)年から平成 16(2004)年までの

平均漁獲量(4,882 トン)に、小型魚の漁獲可能量から振り替えた数量(250

トン)を加え、沿岸漁業については管理期間を9か月間とすることに伴う按

分等を行い、算定した数量(4,627.0 トン)とする。このうち、配分を留保

する数量を 239.1 トンとする。

(2)大型魚の漁獲可能量は、平成 14(2002)年から平成 16(2004)年までの

平均漁獲量に、小型魚の漁獲可能量から振り替えた数量(250 トン)を加え、

沿岸漁業については管理期間を9か月間とすることに伴う按分等を行い、算

定した数量(4,687.6 トン)とする。なお、不確実な漁獲量の拡大に備え、

国全体としての管理目標を確実に達成するとともに、より早期の資源回復の

ため、大型魚の割当ての際に漁獲可能量の1割程度を留保する。

第1種特定海洋生物資源 管理の対象となる期間 漁獲可能量

くろまぐろ 第4管理期間 8,013.0 トン

小型魚 第4管理期間 3,386.0 トン

大型魚 第4管理期間 4,627.0 トン

第1種特定海洋生物資源 管理の対象となる期間 漁獲可能量

くろまぐろ 第4管理期間 7,826.3 トン

小型魚 第4管理期間 3,138.7 トン

大型魚 第4管理期間 4,687.6 トン

(削る。) (注)「配分を留保する数量」の取扱いについては、漁業関係者及び水産政策審

議会の意見を聴いた上で、速やかに考え方を示すこととする。

2 (略)

(1)・(2) (略)

2 (略)

(1)・(2) (略)

(3)小型魚における第3管理期間で獲り控えた数量の上乗せ

小型魚において、第3管理期間で都府県(第3管理期間の配分量が 0.1

(3)第3管理期間で獲り控えた数量の上乗せ

第3管理期間で、都府県(第3管理期間の漁獲枠が 0.1 トンの都府県また

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2 / 6

変更後 変更前 トンの都府県または平成 30 年4月時点で配分量の残量が 1トン未満の都府

県は原則除く。)の沿岸漁業において獲り控えを行い配分量より採捕数量が

少ない場合は、第3管理期間終了後1か月以内に配分量と採捕数量の差分

(以下「上乗せ対象量」という。)を確定し公表するものとする。当該公表

がなされた場合は、第4管理期間の漁獲可能量は、各都府県の上乗せ対象量

の合計を加えた数量とするが、加える数量は第2及び第3管理期間の配分量

の超過量のうち第4管理期間から差し引いた量の合計値の範囲内において

調整し、決定するものとする。

は平成 30 年4月時点で漁獲枠の残量が 1トン未満の都府県は除く。)の沿岸

漁業において獲り控えを行い漁獲可能量より採捕数量が少ない場合は、第3

管理期間終了後1か月以内に漁獲可能量と採捕数量の差分(以下「上乗せ対

象量」という。)を確定し公表するものとする。当該公表がなされた場合は、

都府県の第4管理期間の漁獲可能量は、上乗せ対象量を加えた数量を上限と

するが、加える数量は漁獲可能量を超過した道県の第4管理期間からの差引

量の合計値の範囲内において調整し、決定するものとする。

(4) (略) (4) (略)

第4 くろまぐろの漁獲可能量のうち指定漁業等の種類別に定める数量に関する事

第4 くろまぐろの漁獲可能量のうち指定漁業等の種類別に定める数量に関する事

1 第3の1の表に掲げるくろまぐろの第4管理期間の漁獲可能量のうち、指定漁

業等の種類別に定める数量(以下「大臣管理漁業の配分量」という。)は、次表に

定めるとおりとする。

第1種特定海洋生物資源 指定漁業等の種類(注) 数量(トン)

小型魚 大中型まき網漁業 1,500

近海かつお・まぐろ漁業及び

遠洋かつお・まぐろ漁業

38.9

東シナ海等かじき等流し網漁

業及びかじき等流し網漁業

43.8

大型魚 大中型まき網漁業 3,063.2

近海かつお・まぐろ漁業、遠

洋かつお・まぐろ漁業、東シナ

海等かじき等流し網漁業及び

かじき等流し網漁業

218.8

(注) (略)

1 第3の1の表に掲げるくろまぐろの第4管理期間の漁獲可能量のうち、指定漁

業等の種類別に定める数量(以下「大臣管理漁業の配分量」という。)は、次表に

定めるとおりとする。

第1種特定海洋生物資源 指定漁業等の種類(注) 数量(トン)

小型魚 大中型まき網漁業 1,500

近海かつお・まぐろ漁業及び

遠洋かつお・まぐろ漁業

38.9

東シナ海等かじき等流し網漁

業及びかじき等流し網漁業

43.8

大型魚 大中型まき網漁業 3,063.2

近海かつお・まぐろ漁業、遠

洋かつお・まぐろ漁業、東シナ

海等かじき等流し網漁業及び

かじき等流し網漁業

167

(注) (略)

2 漁獲可能量の改定による上表の改定

第3の1のただし書により我が国全体の漁獲可能量が改定された場合には、必要

に応じて上表を改定するものとする。

2 漁獲可能量の改定による上表の改定

第3の1のただし書により我が国全体の漁獲可能量が改定された場合には、必要

に応じて上の漁業種類別割当量の表を改定するものとする。

3・4 (略) 3・4 (略)

5 配分量の移譲による上表の改定

上表の大臣管理漁業の配分量と第5の都道府県別に定める数量との間の移譲及び

同表の大臣管理漁業の配分量間の移譲について関係者間の協議が調った場合は、そ

の内容を公表するものとする。当該公表がなされた場合は、上表の配分量は当該移

譲を反映した量とする。

5 配分量の移譲による上表の改定

上表の配分量と第5の都道府県別に定める数量の移譲について関係者間の協議が

調った場合は、その内容を公表するものとする。当該公表がなされた場合は、上表

の配分量は当該移譲を反映した量とする。

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3 / 6

変更後 変更前 第5 くろまぐろの漁獲可能量について都道府県別に定める数量に関する事項

1 第3の1の表に掲げるくろまぐろの第4管理期間の漁獲可能量のうち、都道府県別に

定める数量(以下「都道府県の配分量」という。)は、次表に定めるとおりとする。なお、都

道府県の配分量は、直近3年間の漁獲実績に加え、小型魚については第3の2の(3)に

より調整された数量を、大型魚については漁獲実績の少ない都道府県における混獲管

理に必要な数量を追加した数量とする。

第5 くろまぐろの漁獲可能量について都道府県別に定める数量に関する事項

1 第3の1の表に掲げるくろまぐろの第4管理期間の漁獲可能量のうち、都道府県別に定

める数量(以下「都道府県の配分量」という。)は、次表に定めるとおりとする。

(1)小型魚

都道府県名 数量(トン) 漁船漁業等の広域管理

数量(トン)

北海道 8.3 山形県 0.2

青森県 190.1 大阪府 0.1

岩手県 21.1 岡山県 0.1

宮城県 21.6 佐賀県 0.8

秋田県 15.1 大分県 0.5

山形県 7.3 沖縄県 0.1

福島県 7.9

茨城県 16.6

千葉県 36.3

東京都 7.3

神奈川県 24.8

新潟県 26.3

富山県 74.5

石川県 45.6

福井県 13.3

静岡県 19.9

愛知県 0.1

三重県 17.5

京都府 14.9

大阪府 0.1

兵庫県 1.8

和歌山県 22.3

鳥取県 1.6

島根県 57.1

岡山県 0.1

広島県 0.1

山口県 80.8

徳島県 7.8

香川県 0.1

愛媛県 7.2

(1)小型魚

都道府県名 数量(トン) 漁船漁業等の広域管理

数量(トン)

北海道 8.3 山形県 0.2

青森県 190.1 大阪府 0.1

岩手県 21.1 岡山県 0.1

宮城県 21.6 佐賀県 0.8

秋田県 15.1 大分県 0.5

山形県 7.3 沖縄県 0.1

福島県 7.9

茨城県 16.6

千葉県 38.0

東京都 7.3

神奈川県 24.8

新潟県 26.3

富山県 74.5

石川県 45.6

福井県 13.3

静岡県 19.9

愛知県 0.1

三重県 17.5

京都府 14.9

大阪府 0.1

兵庫県 1.8

和歌山県 22.3

鳥取県 1.6

島根県 57.1

岡山県 0.1

広島県 0.1

山口県 80.8

徳島県 7.8

香川県 0.1

愛媛県 7.2

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4 / 6

変更後 変更前 高知県 34.8

福岡県 3.9

佐賀県 0.8

長崎県 513.7

熊本県 0.7

大分県 0.5

宮崎県 10.2

鹿児島県 2.0

沖縄県 0.1

計 1,314.2 1.8

(注)漁船漁業等の広域管理の数量は、都道府県の数量の内数。

高知県 35.6

福岡県 4.0

佐賀県 0.8

長崎県 513.7

熊本県 0.7

大分県 0.5

宮崎県 10.2

鹿児島県 2.0

沖縄県 0.1

計 1,316.8 1.8

(注) 漁船漁業等の広域管理の数量は、都道府県の数量の内数。

(2)大型魚

都道府県名 数量(トン) 漁船漁業等の広域管理 数量(トン)

北海道 208.4 山形県 0.1

青森県 401.0 大阪府 1.0

岩手県 14.8 岡山県 1.0

宮城県 12.9 佐賀県 1.0

秋田県 28.5 大分県 1.0

山形県 8.6

福島県 6.0

茨城県 6.0

千葉県 22.1

東京都 13.6

神奈川県 6.0

新潟県 14.1

富山県 7.4

石川県 11.8

福井県 8.2

静岡県 10.5

愛知県 6.0

三重県 7.7

京都府 12.1

大阪府 1.0

兵庫県 8.7

和歌山県 12.2

鳥取県 6.0

島根県 15.3

岡山県 1.0

(2)大型魚

都道府県名 数量(トン) 漁船漁業等の広域管理 数量(トン)

北海道 157.0 山形県 0.1

青森県 361.2 大阪府 1.0

岩手県 8.8 岡山県 1.0

宮城県 4.8 佐賀県 1.0

秋田県 19.2 大分県 1.0

山形県 3.2

福島県 1.0

茨城県 1.0

千葉県 9.4

東京都 7.6

神奈川県 1.0

新潟県 8.2

富山県 1.9

石川県 6.1

福井県 2.9

静岡県 3.6

愛知県 1.0

三重県 2.0

京都府 3.8

大阪府 1.0

兵庫県 1.0

和歌山県 3.9

鳥取県 1.0

島根県 7.0

岡山県 1.0

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5 / 6

変更後 変更前 広島県 1.0

山口県 23.0

徳島県 6.0

香川県 1.0

愛媛県 6.0

高知県 13.2

福岡県 6.9

佐賀県 6.0

長崎県 152.5

熊本県 6.0

大分県 6.0

宮崎県 7.6

鹿児島県 7.6

沖縄県 13.2

計 1,105.9 4.1

(注)漁船漁業等の広域管理の数量は、都道府県の数量の内数。

広島県 1.0

山口県 4.8

徳島県 1.0

香川県 1.0

愛媛県 1.0

高知県 3.2

福岡県 1.2

佐賀県 1.0

長崎県 93.9

熊本県 1.0

大分県 1.0

宮崎県 1.0

鹿児島県 1.4

沖縄県 1.6

計 732.7 4.1

(注)漁船漁業等の広域管理の数量は、都道府県の数量の内数。

2 都道府県は、1の表の配分量のうち、小型魚及び大型魚ごとに、それぞれに係

る知事管理量の1割に相当する数量以上の留保を設けることとなっているが、各

都道府県の判断でこれを放出できるものとする。

(新設)

3 漁獲可能量の改定による1の表の改定

第3の1のただし書により我が国全体の漁獲可能量が改定された場合には、必要

に応じて同表を改定するものとする。

2 漁獲可能量の改定による上表の改定

第3の1のただし書により我が国全体の漁獲可能量が改定された場合には、必要

に応じて上の小型魚大型魚別の県別数量の表を改定するものとする。

4 超過量の差し引き、小型魚から大型魚への振替及び第3管理期間で獲り控えた

数量の上乗せによる1の表の改定

第3の2の(1)の超過量の差し引き、第3の2の(2)の小型魚から大型魚へ

の振替による漁獲可能量の変更及び第3の2の(3)の小型魚における第3管理期

間で獲り控えた数量の上乗せを行う場合は、その内容を公表するものとする。当該

公表がなされた場合には、同表の配分量は当該内容を反映した量とする。なお、上

乗せに関する都府県の第4管理期間の配分量は、上乗せ対象量を加えた数量を上限

とするが、加える数量は第2及び第3管理期間の配分量の超過量のうち第4管理期

間からの差し引いた量の合計値の範囲内において調整し、決定するものとする。

3 超過量の差し引き、小型魚から大型魚への振替及び第3管理期間で獲り控えた

数量の上乗せによる上表の改定

第3の2の(1)の超過量の差し引き、第3の2の(2)の小型魚から大型魚へ

の振替による漁獲可能量の変更及び第3の2の(3)の第3管理期間で獲り控えた

数量の上乗せに応じて上表も改定するものとする。なお、上乗せに関して都府県の

第4管理期間の漁獲可能量は、上乗せ対象量を加えた数量を上限とするが、加える

数量は漁獲可能量を超過した道県の第4管理期間からの差引量の合計値の範囲内

で調整し、決定するものとする。

5 漁獲可能量を超えるおそれがある場合の1の表の改定

第3の1の表に掲げるくろまぐろの第4管理期間の漁獲可能量を超えるおそれ

がある場合は、直ちに公表するものとする。当該公表がなされた時点で、1の表の

配分量が消化されていない場合は、同表の配分量は当該公表時点の採捕数量と同量

とする。

4 漁獲可能量を超えるおそれがある場合の上表の改定

第3の1の表に掲げるくろまぐろの第4管理期間の漁獲可能量を超えるおそれ

がある場合は、直ちに公表するものとする。当該公表がなされた時点で、上表の配

分量が消化されていない場合は、上表の配分量は当該公表時点の採捕数量と同量と

する。

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6 / 6

変更後 変更前 6 配分量の移譲による1の表の改定

1の表の都道府県の配分量と第4の大臣管理漁業の配分量との間の移譲及び同

表の都道府県の配分量間の移譲について関係者間で協議が調った場合は、農林水産

大臣はその内容を公表するものとする。当該公表がなされた場合は、同表の配分量

は当該移譲を反映した量とする。

5 配分量の移譲による上表の改定

上表の配分量と第4の大臣管理漁業の配分量の移譲について関係者間で協議が

調った場合は、農林水産大臣はその内容を公表するものとする。当該公表がなされ

た場合は、上表の配分量は当該移譲を反映した量とする。

7 都道府県の配分量の管理について

都道府県は当該都道府県の配分量を以下により管理するものとし、当該都道府県

の計画に以下の管理の別を記載するものとする。

(1)都道府県別管理

都道府県は各々の配分量を超えないよう、当該都道府県で管理することを基

本とする。ただし、当該配分量では資源管理法第4条第2項第3号に基づき採

捕の種類別、海域別又は期間別に数量を割り当てて管理することができるもの

とする。

この場合、採捕の種類別は、漁船漁業等と定置漁業に分けることが望ましい。

6 都道府県の配分量の管理について

都道府県は当該都道府県の配分量を以下により管理するものとし、当該都道府県

の計画に以下の管理の別を記載するものとする。

(1)都道府県別管理

都道府県は各々の配分量を超えないよう、当該都道府県で管理することを基本と

する。ただし、当該配分量では資源管理法第4条第2項第3号に基づき採捕の種類

別、海域別又は期間別に数量を割り当てて管理することができるものとする。

この場合、採捕の種類別は、漁船漁業と定置漁業に分けることが望ましい。

(2)・(3)・(4) (略)

(5)早期是正措置

① (略)

(2)・(3)・(4) (略)

(5)早期是正措置

① (略)

(削る。) ② また、都道府県の配分量の概ね1割以上の留保枠を設けるものとする。ただ

し、当該都道府県の配分量が少ない(概ね5トン以下)場合であって、管理が

困難となるおそれがあるときは留保枠を設けなくとも差し支えない。

② 都道府県は、管理期間の経過に応じた採捕量の積み上がり状況を踏まえな

がら、留保枠を設けている都道府県は当該配分量の9割5分を超える場合、

留保枠を設けていない都道府県は当該配分量の9割を超える場合に資源管理

法第 10 条第2項に基づき当該管理期間の末日までの間は採捕停止命令を行

うものとする。

③ 都道府県は、管理期間の経過に応じた採捕量の積み上がり状況を踏まえなが

ら、②の留保枠を設けている都道府県は当該配分量の9割5分を超える場合、

②の留保枠を設けていない都道府県は当該配分量の9割を超える場合に資源

管理法第 10 条第2項に基づき当該管理期間の末日までの間は採捕停止命令を

行うものとする。

第6 大臣管理量に関し実施すべき施策に関する事項 (略)

第7 その他くろまぐろの保存及び管理に関する重要事項 (略)

第6 大臣管理量に関し実施すべき施策に関する事項 (略)

第7 その他くろまぐろの保存及び管理に関する重要事項 (略)

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資料 2-2

1

海洋生物資源の保存及び管理に関する基本計画第1の別に定める「くろ

まぐろ」について

( 第 4 管 理 期 間 )

平成 29 年 12 月 28 日公表

平成 30 年6月 22 日一部改正

平成 30 年●月●日一部改正

第1 くろまぐろの保存及び管理に関する基本方針

1 くろまぐろは、漁獲量の大半を我が国が占め、更に大韓民国やメキシコ等の

他国により漁獲されたものもその多くが我が国に輸出されている。このため、我

が国としては、同資源の 大の漁業国かつ消費国として、また、同資源の産

卵場が我が国周辺水域内にあることからも、その持続的利用に大きな責任を

有する立場にある。

2 我が国周辺水域を含む中西部太平洋のくろまぐろ資源の保存管理は、中

西部太平洋まぐろ類委員会(以下「WCPFC」という。)において、北太平洋まぐ

ろ類国際科学委員会(以下「ISC」という。)の資源評価結果に基づき行われて

おり、平成 26(2014)年には、平成 27(2015)年以降の措置として、以下の内容

が決められたところである。

(1) 現在の親魚資源量を、平成 36(2024)年までに、少なくとも 60 パーセント

の確率で歴史的中間値まで回復させることを暫定回復目標とする。

(2) 30 キログラム未満の小型魚(以下「小型魚」という。)の漁獲量を平成 14

(2002)年から平成 16(2004)年までの平均漁獲量から 50 パーセント削減す

る(超過量は翌年の漁獲可能量から差し引く)。

(3) 30 キログラム以上の大型魚(以下「大型魚」という。)の漁獲量を平成 14

(2002)年から平成 16(2004)年までの平均漁獲量から増加させない(超過

量は翌年の漁獲可能量から差し引く)。

(4) 加えて、平成 28(2016)年には、翌年より小型魚の漁獲枠から大型魚の漁

獲枠への振替を可能とすることが決められた。

3 我が国は、WCPFC の決定を踏まえ、平成 22(2010)年から管理強化に取り

組んできており、前述の WCPFC における平成 27(2015)年以降の措置を踏ま

え、平成 27 年 1 月からは、小型魚の漁獲枠は 4,007 トン、大型魚の漁獲枠は

4,882 トンとし、特に小型魚については、沖合漁業は漁法別、沿岸漁業は全国

を6ブロックに分けて管理を開始した。

平成 27(2015)年の第1管理期間は、漁獲枠内に収まったものの、北海道・

東北地方の定置漁業を中心に漁獲枠の消化が進み、一部地域(太平洋北部

ブロック)において漁獲枠を超過した状況となった。国際合意を果たすために

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2

は今後法規制による厳格な数量管理体制の構築が必要と考え、平成28(2016)

年の第2管理期間は、漁獲可能量(TAC)制度を念頭に置いた「くろまぐろ型

TAC」の試験実施として、国の基本計画(試行版)や都道府県別の管理計画

(試行版)を作成するとともに、定置漁業で全国規模の共同管理を設ける等の

柔軟な管理策の構築に取り組んできた。平成 29(2017)年の第3管理期間に

おいても第2管理期間に引き続き「くろまぐろ型 TAC」の試験実施に取り組ん

でいる。

4 このような中、広域漁業調整委員会の承認を得ずにくろまぐろ操業を行った

り、操業自粛の要請と指導を行ったにも関わらずくろまぐろの漁獲を続けたり

する事例が発生したことを踏まえ、平成 30(2018)年の第4管理期間からは、こ

れまでの試験実施から「海洋生物資源の保存及び管理に関する法律(平成8

年法律第 77 号)」(以下「資源管理法」という。)に基づく漁獲可能量(TAC)制

度に移行することとし、本基本計画では同法に基づきくろまぐろの漁獲可能量

を定めるとともに、我が国国内の保存管理措置について規定することとした。

※管理期間について

管理期間 沿岸漁業

(知事管理漁業)

沖合漁業

(大臣管理漁業)

第1管理期間 平成 27(2015)年1月1日から平成

28(2016)年6月 30 日まで

平成 27(2015)年1月1日から 12 月

31 日まで

第2管理期間 平成 28(2016)年7月1日から平成

29(2017)年6月 30 日まで

平成 28(2016)年1月1日から 12 月

31 日まで

第3管理期間 平成 29(2017)年7月1日から平成

30(2018)年6月 30 日まで

平成 29(2017)年1月1日から 12 月

31 日まで

第4管理期間 平成 30(2018)年7月1日から平成

31(2019)年3月 31 日まで

平成 30(2018)年1月1日から 12 月

31 日まで

(注)沿岸漁業の管理の適正化・円滑化の観点から、沿岸漁業の第4管理期間は平成 30 年7

月1日から平成 31 年3月 31 日までの9か月間とすることとし、第5管理期間からは沿岸漁

業の管理期間の切り替え時期を3月から4月に移行する。

第2 くろまぐろの動向に関する事項

平成 30(2018)年に ISC が行った資源評価の結果によると、親魚資源量は

平成8(1996)年から続いていた減少傾向に歯止めがかかり、平成 22(2011)

年以降はゆっくりと回復していることが確認された。

加入量については、上述の ISC 資源評価の結果によると、平成 26(2014)

年は過去 低水準とされたが、平成 27(2015)年は低加入水準とされ、さらに

平成 28(2016)年は不確実性が高いものの歴史的平均値を上回る水準と推定

された。また、我が国が実施している加入量モニタリングの速報(平成 29(2017)

年 10 月及び 12 月)によると、平成 29(2017)年の南西諸島海域生まれの加入

量と日本海生まれの加入量は、共に、これまでの調査期間(それぞれ、平成

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3

23(2011)年以降、平成 25(2013)年以降)の中では高水準である可能性が高

い。なお、ISC においては、加入量は、資源評価の範囲の中では、親魚資源

量との明確な相関は見られず、大きく変動しているとされている。

第3 くろまぐろの漁獲可能量に関する事項

1 くろまぐろの第4管理期間の漁獲可能量の設定は、WCPFC の決定を踏まえ、

以下のとおりとする。ただし、漁獲可能量に係る WCPFC の保存管理措置が変

更された場合には漁獲可能量の改定を行うものとする。

(1)小型魚の漁獲可能量は、平成 14(2002)年から平成 16(2004)年までの平

均漁獲量の 50 パーセント(8,015 トン→4,007 トン)から、大型魚の漁獲可能

量へ振り替えた数量(250 トン)を減じ、沿岸漁業については管理期間を9か

月間とすることに伴う按分等を行い、算定した数量(3,386.0 トン)とする。この

うち配分を留保する数量を 252.2 トンとする。

(2)大型魚の漁獲可能量は、平成 14(2002)年から平成 16(2004)年までの平

均漁獲量(4,882 トン)に、小型魚の漁獲可能量から振り替えた数量(250 トン)

を加え、沿岸漁業については管理期間を9か月間とすることに伴う按分等を

行い、算定した数量(4,627.0 トン)とする。このうち、配分を留保する数量を

239.1 トンとする。

2 上表の漁獲可能量は以下の変更があった場合はこれに応じた数量にするも

のとする。

(1)第3管理期間の超過量の差引き

第3管理期間で漁獲可能量を超過した場合は、第3管理期間終了後1か月

以内に超過量を確定し公表するものとする。当該公表がなされた場合は、第4

管理期間の漁獲可能量は原則として当該超過量を差し引いた量とする。この

場合、小型魚/大型魚別に差し引くものとする。

(2)小型魚から大型魚への振替

小型魚の漁獲可能量から大型魚の漁獲可能量への振替について協議が調

った場合は、その内容を公表するものとする。当該公表がなされた場合は、第

4管理期間の漁獲可能量は当該振替を反映した量とする。

(3)小型魚における第3管理期間で獲り控えた数量の上乗せ

小型魚において、第3管理期間で都府県(第3管理期間の配分量が 0.1

トンの都府県または平成 30年4月時点で配分量の残量が 1トン未満の都

府県は原則除く。)の沿岸漁業において獲り控えを行い配分量より採捕数

第1種特定海洋生物資源 管理の対象となる期間 漁獲可能量

くろまぐろ 第4管理期間 8,013.0 トン

小型魚 第4管理期間 3,386.0 トン

大型魚 第4管理期間 4,627.0 トン

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4

量が少ない場合は、第3管理期間終了後1か月以内に配分量と採捕数量

の差分(以下「上乗せ対象量」という。)を確定し公表するものとする。

当該公表がなされた場合は、第4管理期間の漁獲可能量は、各都府県の

上乗せ対象量の合計を加えた数量とするが、加える数量は第2及び第3

管理期間の配分量の超過量のうち第4管理期間から差し引いた量の合計

値の範囲内において調整し、決定するものとする。

(4)水産政策審議会への報告

(1)から(3)までの規定により漁獲可能量が変更された数量となった場合、

水産政策審議会に報告するものとする。

第4 くろまぐろの漁獲可能量のうち指定漁業等の種類別に定める数量に関する

事項

1 第3の1の表に掲げるくろまぐろの第4管理期間の漁獲可能量のうち、指定漁

業等の種類別に定める数量(以下「大臣管理漁業の配分量」という。)は、次表

に定めるとおりとする。

第1種特定海洋生物資源 指定漁業等の種類(注) 数量(トン)

小型魚 大中型まき網漁業 1,500

近海かつお・まぐろ漁業及び

遠洋かつお・まぐろ漁業

38.9

東シナ海等かじき等流し網漁

業及びかじき等流し網漁業

43.8

大型魚 大中型まき網漁業 3,063.2

近海かつお・まぐろ漁業、遠

洋かつお・まぐろ漁業、東シナ

海等かじき等流し網漁業及び

かじき等流し網漁業

218.8

(注)指定漁業等の種類の欄の漁業は、漁業法第 52 条第1項の指定漁業を定め

る政令(昭和38年政令第6号)第1項各号に掲げる漁業又は特定大臣許可漁

業等の取締りに関する省令(平成6年農林水産省令第 54 号。以下「特定大臣

許可省令」という。)第1条第1項各号に掲げる漁業(特定大臣許可省令附則

第 14 条の規定により特定大臣許可省令第3条第1項の規定が適用されない

ものを除く。)をいう。

2 漁獲可能量の改定による上表の改定

第3の1のただし書により我が国全体の漁獲可能量が改定された場合には、

必要に応じて上表を改定するものとする。

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5

3 超過量の差し引きと小型魚から大型魚への振替による上表の改定

第3の2の(1)の超過量の差し引き及び第3の2の(2)の小型魚から大型魚へ

の振替による漁獲可能量の変更に応じて上表も改定するものとする。

4 漁獲可能量を超えるおそれがある場合の上表の改定

第3の1の表に掲げるくろまぐろの第4管理期間の漁獲可能量を超えるおそ

れがある場合は、直ちに公表するものとする。当該公表がなされた時点で、上

表の配分量が消化されていない場合は、上表の配分量は当該公表時点の採

捕数量と同量とする。

5 配分量の移譲による上表の改定

上表の大臣管理漁業の配分量と第5の都道府県別に定める数量との間の移

譲及び同表の大臣管理漁業の配分量間の移譲について関係者間の協議が調

った場合は、その内容を公表するものとする。当該公表がなされた場合は、上

表の配分量は当該移譲を反映した量とする。

第5 くろまぐろの漁獲可能量について都道府県別に定める数量に関する事項

1 第3の1の表に掲げるくろまぐろの第4管理期間の漁獲可能量のうち、都道

府県別に定める数量(以下「都道府県の配分量」という。)は、次表に定めると

おりとする。なお、都道府県の配分量は、直近3年間の漁獲実績に加え、小型

魚については第3の2の(3)により調整された数量を、大型魚については漁獲

実績の少ない都道府県における混獲管理に必要な数量を追加した数量とす

る。

(1)小型魚

都道府県名 数量(トン) 漁船漁業等の広域管理

数量(トン)

北海道 8.3 山形県 0.2

青森県 190.1 大阪府 0.1

岩手県 21.1 岡山県 0.1

宮城県 21.6 佐賀県 0.8

秋田県 15.1 大分県 0.5

山形県 7.3 沖縄県 0.1

福島県 7.9

茨城県 16.6

千葉県 36.3

東京都 7.3

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6

神奈川県 24.8

新潟県 26.3

富山県 74.5

石川県 45.6

福井県 13.3

静岡県 19.9

愛知県 0.1

三重県 17.5

京都府 14.9

大阪府 0.1

兵庫県 1.8

和歌山県 22.3

鳥取県 1.6

島根県 57.1

岡山県 0.1

広島県 0.1

山口県 80.8

徳島県 7.8

香川県 0.1

愛媛県 7.2

高知県 34.8

福岡県 3.9

佐賀県 0.8

長崎県 513.7

熊本県 0.7

大分県 0.5

宮崎県 10.2

鹿児島県 2.0

沖縄県 0.1

計 1,314.2 1.8

(注) 漁船漁業等の広域管理の数量は、都道府県の数量の内数。 (2)大型魚

都道府県名 数量(トン) 漁船漁業等の広域管理

数量(トン)

北海道 208.4 山形県 0.1

青森県 401.0 大阪府 1.0

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7

岩手県 14.8 岡山県 1.0

宮城県 12.9 佐賀県 1.0

秋田県 28.5 大分県 1.0

山形県 8.6

福島県 6.0

茨城県 6.0

千葉県 22.1

東京都 13.6

神奈川県 6.0

新潟県 14.1

富山県 7.4

石川県 11.8

福井県 8.2

静岡県 10.5

愛知県 6.0

三重県 7.7

京都府 12.1

大阪府 1.0

兵庫県 8.7

和歌山県 12.2

鳥取県 6.0

島根県 15.3

岡山県 1.0

広島県 1.0

山口県 23.0

徳島県 6.0

香川県 1.0

愛媛県 6.0

高知県 13.2

福岡県 6.9

佐賀県 6.0

長崎県 152.5

熊本県 6.0

大分県 6.0

宮崎県 7.6

鹿児島県 7.6

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8

沖縄県 13.2

計 1,105.9 4.1

(注) 漁船漁業等の広域管理の数量は、都道府県の数量の内数。

2 都道府県は、1の表の配分量のうち、小型魚及び大型魚ごとに、それぞれに

係る知事管理量の1割に相当する数量以上の留保を設けることとなっているが、

各都道府県の判断でこれを放出できるものとする。

3 漁獲可能量の改定による1の表の改定

第3の1のただし書により我が国全体の漁獲可能量が改定された場合には、

必要に応じて同表を改定するものとする。

4 超過量の差し引き、小型魚から大型魚への振替及び第3管理期間で獲り控

えた数量の上乗せによる1の表の改定

第3の2の(1)の超過量の差し引き、第3の2の(2)の小型魚から

大型魚への振替による漁獲可能量の変更及び第3の2の(3)の小型魚に

おける第3管理期間で獲り控えた数量の上乗せを行う場合は、その内容を

公表するものとする。当該公表がなされた場合には、同表の配分量は当該

内容を反映した量とする。なお、上乗せに関する都府県の第4管理期間の

配分量は、上乗せ対象量を加えた数量を上限とするが、加える数量は第2

及び第3管理期間の配分量の超過量のうち第4管理期間からの差し引い

た量の合計値の範囲内において調整し、決定するものとする。

5 漁獲可能量を超えるおそれがある場合の1の表の改定

第3の1の表に掲げるくろまぐろの第4管理期間の漁獲可能量を超えるおそ

れがある場合は、直ちに公表するものとする。当該公表がなされた時点で、1の

表の配分量が消化されていない場合は、同表の配分量は当該公表時点の採

捕数量と同量とする。

6 配分量の移譲による1の表の改定

1の表の都道府県の配分量と第4の大臣管理漁業の配分量との間の移譲及

び同表の都道府県の配分量間の移譲について関係者間で協議が調った場合

は、農林水産大臣はその内容を公表するものとする。当該公表がなされた場合

は、同表の配分量は当該移譲を反映した量とする。

7 都道府県の配分量の管理について

都道府県は当該都道府県の配分量を以下により管理するものとし、当該都道

府県の計画に以下の管理の別を記載するものとする。

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9

(1)都道府県別管理

都道府県は各々の配分量を超えないよう、当該都道府県で管理することを

基本とする。ただし、当該配分量では資源管理法第4条第2項第3号に基づき

採捕の種類別、海域別又は期間別に数量を割り当てて管理することができるも

のとする。

この場合、採捕の種類別は、漁船漁業等と定置漁業に分けることが望まし

い。

(2)漁船漁業等の広域管理

(1)の後段の漁船漁業等の割当量が極めて少なく、くろまぐろの来遊状況に

応じた管理の実施が難しい場合は、複数の都道府県で漁船漁業等の割当量

の合計値を共同して管理することができるものとする。

この場合、都道府県の判断により、定置漁業も含めて広域管理を行うことも

可能とする。

(3)漁船漁業等の広域管理の割当量の変更

都道府県は漁船漁業等の広域管理で割り当てた数量を変更する場合は直

ちに国に報告するものとする。報告があった場合、国は、当該変更を公表する

ものとする。当該公表がなされた場合は、漁船漁業等の広域管理の都道府県

の合計数量は当該変更を反映した量とする。

(4)採捕数量報告について

都道府県は、くろまぐろの突発的来遊等により、採捕数量が急激に積み上

がることも想定し、急激な採捕数量の積み上がりがあった場合には当日中に当

該状況を把握し、これに応じた迅速な対応をとれる体制を整備する必要がある。

そのため、あらかじめ1日当たり緊急に報告すべき数量の目安を漁業者との間

で設定しておくものとする。

(5)早期是正措置

① 都道府県は、資源管理法第4条に基づく都道府県計画において、早期是

正措置として、都道府県の配分量又は(1)のただし書の割当量の7割を超え

る場合に取り組む管理措置を具体的に定めるものとする。

② 都道府県は、管理期間の経過に応じた採捕量の積み上がり状況を踏まえ

ながら、留保枠を設けている都道府県は当該配分量の9割5分を超える場

合、留保枠を設けていない都道府県は当該配分量の9割を超える場合に資

源管理法第10条第2項に基づき当該管理期間の末日までの間は採捕停止

命令を行うものとする。

第6 大臣管理量に関し実施すべき施策に関する事項

1 大臣管理漁業別の管理について

大臣管理漁業別に以下の漁業者団体は大臣管理漁業の配分量を管理する

ものとする。

(1)大中型まき網漁業

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10

管理主体 管理内容

・一般社団法人全国まき網

漁業協会

・操業海区別や月別等に配分を細分化して管理

・漁獲量の早期報告の徹底

・資源管理法に基づく採捕の数量報告を通じて傘下漁業者の

漁獲量をモニタリングし配分数量を超えないよう指導

(2)近海かつお・まぐろ漁業及び遠洋かつお・まぐろ漁業

管理主体 管理内容

・一般社団法人全国近海

かつお・まぐろ漁業協会

・日本かつお・まぐろ漁業

協同組合

・一般社団法人全国遠洋

かつお・まぐろ漁業者協会

・操業海区別等の漁獲管理を行うための適切な単位での漁獲

枠の細分化、混獲枠の設置(混獲が主の場合はやむを得ない

混獲のみに限定)等を通じて管理

・漁獲量の早期報告の徹底

・資源管理法に基づく採捕の数量報告を通じて傘下漁業者の

漁獲量をモニタリングし配分数量を超えないよう指導

(3)東シナ海等かじき等流し網漁業及びかじき等流し網漁業

管理主体 管理内容

・全国かじき等流し網漁業

協議会

・操業海区別等の漁獲管理を行うための適切な単位での漁獲

枠の細分化等を通じて管理

・漁獲量の早期報告の徹底

・資源管理法に基づく採捕の数量報告を通じて傘下漁業者の

漁獲量をモニタリングし配分数量を超えないよう指導

2 大臣管理漁業の採捕数量の公表等について

(1)国は各大臣管理漁業から報告のあった採捕数量を集計し、漁獲状況として

水産庁ホームページに掲載する。

(2)各大臣管理漁業は以下のとおり採捕数量が積み上がった場合は、速やかに

国に一報の上、採捕の数量報告を行うものとする。

漁業種類 報告主体 報告基準

・大中型まき網漁業 ・一般社団法人全国まき網

漁業協会

・1日1船団で 50 トンを超え

る量の採捕

・近海かつお・まぐろ漁業及

び遠洋かつお・まぐろ漁業

・一般社団法人全国近海か

つお・まぐろ漁業協会

・日本かつお・まぐろ漁業協

同組合

・一般社団法人全国遠洋か

つお・まぐろ漁業者協会

・1日1隻で2トンを超える量

の採捕

・東シナ海等かじき等流し網 ・全国かじき等流し網漁業 ・1日1隻で 0.5 トンを超える

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11

漁業及びかじき等流し網漁

協議会 量の採捕

(3)国は大臣管理漁業別に当該漁業の配分量を超えるおそれがあると認められ

るとき(配分量の7割を超えるときを基準とし、管理期間の経過に応じて判断す

るものとする)は資源管理法第8条に基づき当該採捕数量を公表するものとす

る。

3 大臣管理漁業の早期是正措置等について

(1)国は各大臣管理漁業の配分量の7割を超えるときを基準として、過去の採捕

実績の状況を踏まえ早期是正措置をとるものとする。具体的には資源管理法

第9条に基づき、各大臣管理漁業の漁業者団体を通じて漁業者に対し、助言、

指導又は勧告を行うものとする。 事項 助言・指導等の内容

・各大臣管理漁業の配分量の7割

を超えるとき

・輪番休漁等の漁業特性に応じた具体的な管理措

置の実施を助言

・ただし、操業海区別や月別等に配分を細分化して

管理している場合は配分枠の遵守状況を踏まえつ

つ助言

・各大臣管理漁業の配分量の8割

を超えるとき

・くろまぐろの生存個体は放流し、くろまぐろの採捕

は混獲のみとして数量を 小限に留めることを指導

・ただし、操業海区別や月別等に配分を細分化して

管理している場合は配分枠の遵守状況を踏まえつ

つ指導

・各大臣管理漁業の配分量の9割

を超えるとき

・くろまぐろを獲ることを目的とした操業は停止し、生

存個体は放流、くろまぐろの採捕はやむを得ない混

獲のみとして数量を 小限に留めることを勧告

・ただし、操業海区別や月別等に配分を細分化して

管理している場合は配分枠の遵守状況を踏まえつ

つ勧告

(2)管理期間の経過に応じた各大臣管理漁業の採捕量の積み上がり状況から

当該配分量を超えるおそれが著しく大きい場合は、資源管理法第 10 条第1項

に基づき当該管理期間の末日までの間は採捕停止命令を行うものとする。

第7 その他くろまぐろの保存及び管理に関する重要事項

1 都道府県から国に対する採捕数量報告

各都道府県は、採捕数量が積み上がった場合は、漁業者から1日で1トンを

超える採捕数量報告があった際に、速やかに採捕数量を国に伝達するものと

する。

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12

2 遊漁(遊漁者及び遊漁船業者)の管理

(1)遊漁の管理は沿岸漁業者の管理に歩調を合わせていくことを基本とし、国と

都道府県は協力して、遊漁者及び遊漁船業者に対して、漁業者の取組につ

いて周知を図り漁業者の取組に歩調を合わせた対応を行うことで管理する。

(2)都道府県は管内漁業者へ管理の取組を指導した際は管内遊漁船業者に対

しても同様の指導を行うものとする。この際、当該都道府県は国に対し当該指

導内容を速やかに伝達するものとする。

(3)国は(2)の当該都道府県の指導内容を踏まえ、他都道府県の遊漁者及び

遊漁船業者にも同様の対応を行うよう理解と協力を求めるため、水産庁ホーム

ページに「都道府県別海域別の管理状況一覧」を掲載する。

(4)特に遊漁者(プレジャーボート等)は利用者の実態が必ずしも明らかでない

ことから、都道府県と協力しつつ、釣り団体の各ホームページやテレビ等の媒

体を通じてくろまぐろの管理状況や漁業者の取組への理解と協力の呼びかけ

を行うものとする。

(5)遊漁者による採捕量は第5の都道府県別に定める数量に含まれるため、当

該都道府県知事の採捕停止命令(資源管理法第 10 条関係)が出された際は

当該都道府県の水面で遊漁をする者も命令対象となる。

(6)なお、資源管理法による遊漁の管理のほか、関係海区漁業調整委員会にお

いて、漁業法(昭和 24 年法律第 267 号)第67条の規定に基づく当該漁業調

整委員会指示により、くろまぐろの採捕に関する制限又は禁止等の措置をとれ

るため、必要に応じた関係海区漁業調整委員会での議論を推奨する。

3 公平な漁獲可能量の配分や差引きルールの見直しの検討

公平な漁獲可能量の配分や差引きルールについては、その基礎となる採捕

数量の集計・分析を行うとともに、地域や漁業種類別の遵守状況を踏まえたも

のとなるよう広域漁業調整委員会や水産政策審議会等の意見を聴き検討す

る。

4 調査・研究体制の充実

くろまぐろの保存及び管理をなお一層推進するためには、より詳細かつ正確

な資源状況の把握が必要であることから、現行の採捕数量の把握や資源に関

する調査・研究体制の充実強化を更に進めることとする。

5 くろまぐろの管理に取り組む漁業者への支援

くろまぐろのより厳しい管理に取り組む漁業者を支援するため、漁業収入安定

対策事業を活用するものとする。具体的には、資源管理指針・計画体制による強

度資源管理タイプの資源管理計画の作成を推進する。

6 くろまぐろ管理の理解増進

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くろまぐろの管理措置を適切に実施していくためには、同資源を利用している

全ての漁業者が一丸となって、それぞれの漁業特性に応じながら取り組んでい

くことが必要である。同時に流通加工業者や消費者等の幅広い方々の理解と

協力も不可欠であり、水産庁ホームページの活用や例年8月に開催している

「太平洋クロマグロの資源・養殖管理に関する全国会議」等を通じて理解増進

に努めるものとする。

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1

留保の配分の考え⽅について(くろまぐろ⼤型⿂)

資料2-3

○留保は12か⽉相当分で、727.4トン(参考1)。

○このうち、知事管理分の4-6⽉(3か⽉)分を除外すると、第4管理期間で活⽤できる留保の合計は664.1トン(参考2)。

1.第4管理期間に活⽤できる留保

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2.留保の配分案(第1段階 漁獲枠の1割の留保の配分)

○各漁業種類から1割を留保した数量(トン)

近海かつお・まぐろ漁業、遠洋かつお・まぐろ漁業、東シナ海等かじき等流し網漁業及びかじき等流し網漁業(近海

かつお・まぐろ漁業等)

知事管理量(沿岸漁業)

⼤中型まき網漁業

留保 79.1トン

留保 18.5トン

留保 284.8トン

沿岸漁業へ配分(811.5トン)

近海かつお・まぐろ漁業等へ配分(185.5トン)

配分せず、引き続き国の留保とする。

※うち0.3トンは端数処理のため未活⽤。調整留保へ繰り⼊れ。

○留保の配分については、第1段階として、⼤⾂管理量及び知事管理量の配分に際し漁獲枠の約1割を国の留保としていた数量を、知事管理量及び⼤⾂管理量に配分する。

○この際、⼤中型まき網漁業の漁獲枠の約1割の留保については、⼤中型まき網漁業には配分せず、引き続き国の留保。

732.7トン

167.0トン

3,063.2トン2

(今回の改正)

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知事管理漁業 811.5トン 留保 144.4トン 955.9トン

○第2段階として、知事管理量(沿岸漁業)については、直近3か年(平成27年〜29年)の7〜3⽉の漁獲量の最⼤実績値を配分量とするよう、国の留保から配分(144.4トン)(参考3)。※第1段階後の配分量の⽅が多い場合はその配分量。

○⼤⾂管理量のうち近海かつお・まぐろ漁業等についても、直近3か年(平成27〜29年)の1〜12⽉の漁獲量の合計の最⼤実績値を配分量とするよう、国の留保から配分(33.3トン)。

近海かつお・まぐろ漁業等 185.5トン 留保 33.3トン 218.8トン

○ 近年の漁獲量の最⼤実績値まで配分(トン)

3

3.留保の配分案(第2段階 過去3年最⼤漁獲実績まで配分)

(今回の改正)

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4.留保の配分案(第3段階 沿岸漁業への⼀律5トンの追加配分)

○今後、⼤型⿂の来遊がどの程度拡⼤するのか予測が困難な中で、実績のみで配分した場合、特にクロマグロの漁獲の実績の少ない微少割当都府県(配分枠が20トン以下)において、⼀時に⼤幅な超過が⽣じる可能性がある。

○このような都府県において、混獲を回避しつつも本来の操業を継続することが可能となるよう、来遊が⾒込まれない瀬⼾内海沿岸の府県を除き、⼀律5トンを混獲管理のための留保枠として、国の留保から配分(150トン配分)(参考4)。

4

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5.留保の配分案(最終配分量)

○最終的な配分案は、沿岸漁業が1,105.9トン、近海かつお・まぐろ漁業等は218.8トン、国の留保は239.1トン。

当初配分量

1割留保分 直近最⼤値

⼀律5トン 最終配分量

増加量

配分量 ⼤中型まき網漁業 3,063.2 - - - 3,063.2 0.0近海かつお・まぐろ漁業等

167.0 18.5 33.3 - 218.8 51.8

沿岸漁業(知事管理量)

732.7 79.1(※)

144.1 150.0 1,105.9 371.7

合計 3,962.9 97.6 177.4 150.0 4,387.9 423.5

留保 1割留保 ⼤中型まき網漁業 284.8 - - △45.7 239.1 △45.7

近海かつお・まぐろ漁業等

18.5 △18.5 - - 0.0 △18.5

沿岸漁業(知事管理量)

79.1 △79.1(※)

- - 0.0 △78.8

調整留保 281.7 - △177.4 △104.3 0.0 △281.7

合計 664.1 △97.6 △177.4 △150.0 239.1 △423.5

※ 79.1 トンのうち0.3トンは端数調整をしたため未配分。この0.3トンは直近最⼤値の配分時に活⽤ 5

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参考資料

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7

漁業種類 当初配分量(A) 留保 (B) (参考)全体の

配分量(A+B)⼤⾂管理漁業 3,230.2 303.3 3,533.5

うち⼤中型まき網漁業 3,063.2 284.8 3,348.0うち近海かつお・まぐろ漁業等 167.0 18.5 185.5

知事管理漁業 1,174.4 129.1 1,303.5留保(漁獲枠調整で発⽣) 295.0 295.0合計 4,404.6 727.4 5,132.0

漁業種類 12か⽉の1割留保後配分量

9か⽉按分配分量 (a)

1トン県調整のための留保配分 (b)

留保による調整後配分量(a)+(b)

知事管理漁業 1,174.4 719.4 13.3 732.7

○9か⽉分の数量

○12か⽉分の数量

(参考1)くろまぐろ⼤型⿂の当初配分

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8

(参考2)第4管理期間に活⽤できる留保

当初留保(12か⽉)

9か⽉に按分後 按分後留保

⼤中型まき網1割相当留保 284.8 284.8近かつ等1割相当留保 18.5 18.5知事管理分1割相当留保 129.1 79.1 79.1

うち知事管理分4-6⽉分相当 50.0合計 432.4 382.4

当初留保既使⽤分(1トン未満都道府県の調整)

残留保

調整留保数量 295.0 13.3 281.7

○ ⼤⾂管理量から漁獲枠調整で留保した数量(調整留保)(トン)

664.1トン

○ 各漁業種類から1割を留保した数量(1割留保)(トン)

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第1段階配分後の配分量

近年3年の最⼤実績

追加配分量

aとbのうち最⼤値

a b北海道 174.3 208.4 34.1 208.4⻘森県 400.9 401.0 0.1 401.0岩⼿県 9.8 8.2 0.0 9.8宮城県 5.3 7.9 2.6 7.9秋⽥県 21.3 28.5 7.2 28.5⼭形県 3.6 3.6 0.0 3.6福島県 1.0 0.0 0.0 1.0茨城県 1.0 0.2 0.0 1.0千葉県 10.4 17.1 6.7 17.1東京都 8.4 8.6 0.2 8.6

神奈川県 1.0 0.8 0.0 1.0新潟県 9.1 7.1 0.0 9.1富⼭県 2.1 2.4 0.3 2.4⽯川県 6.8 6.2 0.0 6.8福井県 3.2 2.2 0.0 3.2静岡県 4.0 5.5 1.5 5.5愛知県 1.0 0.0 0.0 1.0三重県 2.2 2.7 0.5 2.7京都府 4.2 7.1 2.9 7.1⼤阪府 1.0 0.0 0.0 1.0

第1段階配分後の配分量

近年3年の最⼤実績

追加配分量

aとbのうち最⼤値

a b兵庫県 1.0 3.7 2.7 3.7

和歌⼭県 4.3 7.2 2.9 7.2⿃取県 1.0 0.1 0.0 1.0島根県 7.8 10.3 2.5 10.3岡⼭県 1.0 0.0 0.0 1.0広島県 1.0 0.0 0.0 1.0⼭⼝県 5.3 23.0 17.7 23.0徳島県 1.0 0.6 0.0 1.0⾹川県 1.0 0.0 0.0 1.0愛媛県 1.0 0.1 0.0 1.0⾼知県 3.6 8.2 4.6 8.2福岡県 1.3 1.9 0.6 1.9佐賀県 1.0 0.0 0.0 1.0⻑崎県 104.2 152.5 48.3 152.5熊本県 1.0 0.5 0.0 1.0⼤分県 1.0 0.5 0.0 1.0宮崎県 1.0 2.6 1.6 2.6

⿅児島県 1.6 2.6 1.0 2.6沖縄県 1.8 8.2 6.4 8.2

合計 811.5 939.5 144.4 955.9

(参考3)留保配分案(第2段階 過去3年最⼤実績(都道府県))

9

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近年最⼤値等まで配分

⼀律5トンの配分 最終配分量

北海道 208.4 0.0 208.4⻘森県 401.0 0.0 401.0岩⼿県 9.8 5.0 14.8宮城県 7.9 5.0 12.9秋⽥県 28.5 0.0 28.5⼭形県 3.6 5.0 8.6福島県 1.0 5.0 6.0茨城県 1.0 5.0 6.0千葉県 17.1 5.0 22.1東京都 8.6 5.0 13.6

神奈川県 1.0 5.0 6.0新潟県 9.1 5.0 14.1富⼭県 2.4 5.0 7.4⽯川県 6.8 5.0 11.8福井県 3.2 5.0 8.2静岡県 5.5 5.0 10.5愛知県 1.0 5.0 6.0三重県 2.7 5.0 7.7京都府 7.1 5.0 12.1⼤阪府 1.0 0.0 1.0

近年最⼤値等まで配分

⼀律5トンの配分 最終配分量

兵庫県 3.7 5.0 8.7和歌⼭県 7.2 5.0 12.2⿃取県 1.0 5.0 6.0島根県 10.3 5.0 15.3岡⼭県 1.0 0.0 1.0広島県 1.0 0.0 1.0⼭⼝県 23.0 0.0 23.0徳島県 1.0 5.0 6.0⾹川県 1.0 0.0 1.0愛媛県 1.0 5.0 6.0⾼知県 8.2 5.0 13.2福岡県 1.9 5.0 6.9佐賀県 1.0 5.0 6.0⻑崎県 152.5 0.0 152.5熊本県 1.0 5.0 6.0⼤分県 1.0 5.0 6.0宮崎県 2.6 5.0 7.6

⿅児島県 2.6 5.0 7.6沖縄県 8.2 5.0 13.2

955.9 150.0 1,105.9

(参考4)留保配分案(第3段階 ⼀律5トン(都道府県))

10

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(参考5)都道府県の過去3年間(7⽉〜3⽉)の漁獲実績

都道府県名漁獲実績(7⽉〜3⽉) 直近最⼤

値H27.7〜3

H28.7〜3

H29.7〜3

北海道 123.0 191.0 208.4 208.4⻘森県 370.5 325.2 401.0 401.0岩⼿県 3.7 3.9 8.2 8.2宮城県 3.1 7.9 6.0 7.9秋⽥県 13.8 28.5 16.2 28.5⼭形県 2.9 3.6 1.0 3.6福島県 0.0 0.0 0.0 0.0茨城県 0.0 0.2 0.2 0.2千葉県 5.0 17.1 13.7 17.1東京都 6.6 8.6 7.1 8.6

神奈川県 0.6 0.8 0.5 0.8新潟県 5.5 7.1 4.2 7.1富⼭県 1.2 1.4 2.4 2.4⽯川県 6.2 1.5 1.2 6.2福井県 2.2 1.5 1.9 2.2静岡県 4.5 3.8 5.5 5.5愛知県 0.0 0.0 0.0 0.0三重県 1.9 0.4 2.7 2.7京都府 5.1 3.4 7.1 7.1⼤阪府 0.0 0.0 0.0 0.0

都道府県名漁獲実績(7⽉〜3⽉) 直近最⼤

値H27.7〜3

H28.7〜3

H29.7〜3

兵庫県 0.0 3.7 0.4 3.7和歌⼭県 2.7 2.0 7.2 7.2⿃取県 0.0 0.0 0.1 0.1島根県 10.3 3.9 7.2 10.3岡⼭県 0.0 0.0 0.0 0.0広島県 0.0 0.0 0.0 0.0⼭⼝県 7.7 5.0 23.0 23.0徳島県 0.2 0.6 0.5 0.6⾹川県 0.0 0.0 0.0 0.0愛媛県 0.0 0.0 0.1 0.1⾼知県 1.1 3.5 8.2 8.2福岡県 0.9 1.9 1.6 1.9佐賀県 0.0 0.0 0.0 0.0⻑崎県 114.5 95.6 152.5 152.5熊本県 0.2 0.5 0.4 0.5⼤分県 0.3 0.4 0.5 0.5宮崎県 0.1 0.7 2.6 2.6

⿅児島県 1.0 1.2 2.6 2.6沖縄県 2.7 0.5 8.2 8.2

計 697.7 724.9 902.6 939.511

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(参考6)近海かつお・まぐろ漁業等の過去3年間の漁獲実績

平成27年 平成28年 平成29年近海かつお・まぐろ漁業 139.8 181.5 211.2遠洋かつお・まぐろ漁業 5.7 7.8 6.4東シナ海かじき等流し網漁業、かじき等流し網漁業

2.9 2.2 1.2

合計 148.4 191.5 218.8

12