14
「提案募集方式」(H26 年~)の概要・特色 個性を活かしつつ、自立した地方をつくるために、地方の声を踏まえつつ、社会経済情勢の変化に対応した地方 分権改革を推進するとの観点から、平成26年から地方の発意に根ざした新たな取組として、 「提案募集方式」が 導入されています。 提案主体となることができる団体は、以下のとおりです。 (1)都道府県及び市町村 (特別区を含む。) (2)一部事務組合及び広域連合 (3)全国的連合組織 (地方自治法(昭和22年法律第67号)第263条の3第1項に規定する全国的連合組織で同項に規定する 届出をしたものをいう。以下同じ。) (4)地方公共団体を構成員とする任意組織 (上記(3)を除く。) ①従来型の事務局、地方6団体、学識経験者による項目選定によっては取り上げることのできなかった、 義務付け・枠付けの廃止・縮減、障害項目について提案 ②具体的な支障の指摘を伴った説得力ある提案 制度改正につながらなくとも、 実際の支障に即した解決方策を見出すことにつながる提案 ④手挙げ方式という新しい権限移譲の方式の活用 提 案 内 容、各 種 回 答、 調整結果は、内閣府の ホームページで公表 各府省との調整対象となった 地方からの提案に対する 実現・対応の割合は、 ① 提案募集方式の特色 ② 提案の主体 提案募集方式の概要 提案募集方式について知りたい 2 地方公共団体等 政 府 「地方公共団体への事務・ 権限の移譲」、 「地方に対する 規制緩和(義務付け・枠付け の見直し、必置規制の見直 し)」について、具体的支障 事例や制度改正による効果 とあわせて提案 内閣府が実現に向けて関係 府省と調整 重要と考えられる提案につ いては、地方分権改革有識者 会議又は提案募集検討専門 部会で、集中的に調査・審議 概 要 特 色 となっています。 76.4 事前相談・提案 1 関係府省回答に対する見解 3 関係府省回答 2 12

提案募集方式について知りたい - Cabinet Office「提案募集方式」(H26年~)の概要・特色 個性を活かしつつ、自立した地方をつくるために、地方の声を踏まえつつ、社会経済情勢の変化に対応した地方

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「提案募集方式」(H26年~)の概要・特色

 個性を活かしつつ、自立した地方をつくるために、地方の声を踏まえつつ、社会経済情勢の変化に対応した地方分権改革を推進するとの観点から、平成26年から地方の発意に根ざした新たな取組として、「提案募集方式」が導入されています。

 提案主体となることができる団体は、以下のとおりです。

(1)都道府県及び市町村(特別区を含む。)

(2)一部事務組合及び広域連合

(3)全国的連合組織(地方自治法(昭和22年法律第67号)第263条の3第1項に規定する全国的連合組織で同項に規定する届出をしたものをいう。以下同じ。)

(4)地方公共団体を構成員とする任意組織(上記(3)を除く。)

①従来型の事務局、地方6団体、学識経験者による項目選定によっては取り上げることのできなかった、 義務付け・枠付けの廃止・縮減、障害項目について提案

②具体的な支障の指摘を伴った説得力ある提案③制度改正につながらなくとも、実際の支障に即した解決方策を見出すことにつながる提案④手挙げ方式という新しい権限移譲の方式の活用

提案内容、各種回答、調整結果は、内閣府のホームページで公表

各府省との調整対象となった 地方からの提案に対する 実現・対応の割合は、

① 提案募集方式の特色

② 提案の主体

1 提案募集方式の概要

提案募集方式について知りたい2

地方公共団体等 政 府

「地方公共団体への事務・権限の移譲」、「地方に対する規制緩和(義務付け・枠付けの見直し、必置規制の見直し)」について、具体的支障事例や制度改正による効果とあわせて提案

内閣府が実現に向けて関係府省と調整

重要と考えられる提案については、地方分権改革有識者会議又は提案募集検討専門部会で、集中的に調査・審議

概 要

特 色

となっています。76.4%

事前相談・提案1

関係府省回答に対する見解3

関係府省回答 2

12

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 提案募集方式は、地域の実情を踏まえた提案を地方から募集し、その実現を図るものであり、まさに地方の提案が改革の推進力になると言えます。 このため、提案募集方式においては、より多くの地方公共団体から、それぞれの地域の実情が反映された提案がなされるよう、①提案の中身固め、②提案を行う仲間づくり、③提案の実現に向けた議論の三つの点から、地方の取組の後押しを行っています。

● 提案団体と同様の疑問・悩みを抱える地方公共団体から支障事例を募り、共同で提案を行うことも可能です。

● あらかじめ近隣の地方公共団体と共同して提案することも可能ですし、提案の受付締切り後に、内閣府から全地方公共団体に追加共同提案の照会を行いますので、そのタイミングで参画することも可能です。

● 共同提案を通じて、提案団体の数が増え、より多くの支障事例が集まり、制度改革等の提案内容の説得力を高めることができます。

● 内閣府に設置され、行政法をはじめとする専門家から構成される「地方分権改革有識者会議 提案募集検討専門部会」(部会長:髙橋 滋 法政大学法学部教授)が、特に重要と考えられる提案について、実現に向けた議論を行います。

● 具体的には、まず事務局による提案団体からのヒアリングを踏まえ、提案の論点や支障事例の検討・整理を行います。続いて、制度を所管する府省からのヒアリングにおいて、地方の側に立ち、部会としての視点や考えを指摘します。令和元年提案募集においては、8~10月にかけて専門部会が開催され、濃密な審議が行われました。

● 専門部会における議論を通じて、法制面などから提案の中身を整理・充実させ、各府省にも客観的な立場から適切な対応を求めることができます。

● 地域の疑問・悩みに関して、地方分権改革の観点から、どのような事項が論点となり得るのか、また、過去の地方分権改革等において、どのような議論・整理がなされたのかなどについて、地方公共団体から内閣府に派遣されている調査員が相談窓口となり、現場を知る目線から丁寧に対応します。

● 正式に提案をいただく際に必要な首長の決裁は、事前相談では不要ですし、分権担当課に限らず事務・事業担当課からの相談も受け付けますので、お気軽にご相談下さい。

● 事前相談のやりとりを通じて、提案の具体的な中身を固め、提案内容に磨きをかけることができます。

提案募集検討専門部会の模様

地方の取組の三つの後押し

さらに詳しく知りたい方はこちらから!

提案募集

1 “提案の中身固め”を後押し~ 内閣府による「事前相談」(詳細は18・37~38ページ)

2 “提案を行う仲間づくり”を後押し~ 他の提案団体との「共同提案」

3 “提案の実現に向けた議論”を後押し~ 「提案募集検討専門部会」による議論

13

1 地方分権改革について知りたい

2 提案募集方式について知りたい

3 提案を具体的に考えたい

4 地方分権改革・

提案募集方式の

参考情報がほしい

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住民の声

地域住民

「地方公共団体への事務・権限の移譲」、「地方に対する規制緩和」について、具体的支障事例や制度改正による効果とあわせて提案

①事前相  

④関係府  

⑧関係府  

必要に応じて 

⑤関係府   対する  

住民サービスの向上等が可能に

地方公共団体等

 地方からの事前相談を経て、内閣府が受け付けた提案は、地方分権改革有識者会議及び専門部会に諮られ、調査・

審議が集中的に重ねられます。こうした関係者の調整結果を踏まえ、年末には、「地方からの提案等に関する対応

方針」が閣議決定され、一括法を制定するなど必要な法律改正や政省令改正、又は通知等の取組が進められること

となります。

相談に乗ってほしい

手続きが大変

③ 提案募集方式の主なプロセス

提案募集方式について知りたい  1 提案募集方式の概要2

待機児童問題が…

負担が大きい…

介護が不安…

人手が足りない…

職員

事業課

地方分権改革担当(課)

アイデアを提案

14

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③回答

⑦再回答

制度改正等

⑨対応方針の 閣議決定(年末)

談・提案

省回答

省再回答

 問い合わせ等

省回答に見解

②検討要請

⑥再検討要請

内閣府

地方公共団体からの派遣職員が地方との連絡・調整の窓口となり、親切・丁寧な対応を心がけています。

各府省

地方分権改革推進室

地方分権改革有識者会議・提案募集検討専門部会

ご提案への対応はなかなか難しいですね

議論の中で色々な支障があることは分かりました。

ではこうしましょう

15

1 地方分権改革について知りたい

2 提案募集方式について知りたい

3 提案を具体的に考えたい

4 地方分権改革・

提案募集方式の

参考情報がほしい

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全国一律の権限移譲が難しいなどの場合には、個々の地方公共団体の発意に応じた選択的な移譲(手挙げ方式)とする提案等についても対象。

全国的な制度改正に係る提案を対象

地方分権改革推進委員会勧告では対象としていない以下のような事項に係る提案も対象

1 2

ア 権限移譲の場合委員会勧告では、主として出先機関の事務・権限を対象としていましたが、それに限らず本府省の事務・権限も対象。

イ 地方に対する規制緩和の場合委員会勧告では、自治事務に関する法律による義務付け・枠付けの見直しを対象としていましたが、それに限らず

①法定受託事務に関するもの②政省令等によるもの③補助金等の要綱等によるもの も対象。×

手挙げ方式を求める提案は、地方に対する規制緩和については対象外。

提案主体のみを対象とした提案についても対象外。

×

権限移譲又は地方に対する規制緩和に関連する

提案についても対象

現行制度の見直しにとどまらず、制度の改廃を含めた抜本的な見直しに係る提案も対象

43

権限移譲等のための制度改正を行うに当たり、併せて行うことが適切な規制改革や運用改善(例;許認可権限の移譲に当たり、許認可に関する要件の見直しを行う提案)なども含めます。

提案募集方式の提案の対象である権限移譲及び地方に対する規制緩和について、個別条項に関する見直しのみならず、当該事務又は制度そのものの廃止なども含めます。

①地方公共団体への事務・権限の移譲(以下「権限移譲」という。)

②地方に対する規制緩和(義務付け・枠付けの見直し及び必置規制の見直しをいう。以下同じ。)※ 義務付け・枠付けの見直しとは、国が法律などに定めた「地方公共団体は××の事務を行わなければならない」、「××の事務を行う場合は△△の方法で行わなければならない」など、全国一律に定めた基準を廃止したり、条例に委任したりする見直しをいう。

補助金等の要綱等に関する「規制緩和」とは、具体的には、各種補助条件の見直しや手続書類の簡素化を念頭に置いており、補助率の引上げ、補助金の廃止による一般財源化などは、「規制緩和」に当たらず、提案募集方式の対象外。

×

提案募集方式について知りたい  1 提案募集方式の概要2

④ 提案の対象

具体的には

対象

対象

対象

対象

16

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以下のような提案は、権限移譲又は地方に対する規制緩和に当たらない

と考えられ、対象外

5

●国・地方の税財源配分や税制改正●予算事業の新設提案●国が直接執行する事業の運用改善●個別の公共用物に係る管理主体の変更●現行制度でも対応可能であることが明らかな事項

❶ 地方公共団体への事務・権限の移譲

※本府省の事務・権限も対象 ※下記①~③も対象①法定受託事務に関するもの②政省令等によるもの③補助金等の要綱等によるもの(各種補助条件の見直しや手続き書類の簡素化を念頭)

❷地方に対する規制緩和(義務付け・枠付けの見直し、必置規制の見直し)

①国・地方の税財源配分や税制改正②予算事業の新設提案③国が直接執行する事業の運用改善

問い合わせ先内閣府 地方分権改革推進室 提案募集総括担当住 所 〒100-8970 東京都千代田区霞が関3-1-1 中央合同庁舎4号館8階電 話 03-3581-2437

お気軽に問い合わせ下さい。各地方公共団体から内閣府に派遣された調査員(70~71ページ)が丁寧に対応します。

対象

対象外

④個別の公共用物に係る管理主体の変更⑤ 現行制度でも対応可能であることが明らかな事項

※補助金等の要綱等によるもののうち、補助率の引上げ、補助金の廃止による一般財源化等は対象外

手挙げ方式(個々の地方公共団体の 発意に応じた選択的移譲)とする提案

ワンポイントアドバイス

※ 提案団体のみを対象とした提案は対象外

提案募集方式の対象範囲のイメージ図

対象 対象

×

17

1 地方分権改革について知りたい

2 提案募集方式について知りたい

3 提案を具体的に考えたい

4 地方分権改革・

提案募集方式の

参考情報がほしい

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※ このほか、簡易な相談は随時受けつけていますので、お気軽にお問合せください。

 提案団体が地方分権改革に関する提案を行う前に、内閣府に事前相談を行っていただく必要があります。 事前相談とは、地方分権改革に関する提案を行おうとする地方公共団体が、提案事項について事前に内閣府に相談し、各府省や団体との調整経験も踏まえたやり取りを重ねる中で、提案団体が支障事例や論点を補強し、提案内容を充実させる取組であり、提案の実現可能性を高める上でも重要なプロセスです。 なお、現行制度により生じている地域の課題・支障事例の把握や提案の検討など各団体の取組を後押しするため、内閣府では、説明会や研修等を通じた地方支援を行っています。

提案団体 内閣府地方分権改革推進室

事前相談

提案の提出

事前相談の連絡制度所管部署等に相談しても解決が難しい案件について事前相談を希望する場合、内閣府に連絡

 ※事前相談段階では首長の了解は不要 ※事業担当課でも可

提案団体に対する助言各府省や団体との調整経験を踏まえ、提案の支障事例・論点を明確化し、説得力を高める上で、必要と考えられる事実関係やデータ、提案の記載方法の方向性について提案団体に助言

提案の受付提案を受け付け、各府省に検討を要請

提案の提出首長の了解を得て、提案様式に記載し、内閣府に連絡

内閣府とのやり取りを重ねても、最終的に、

●提案の対象とならないもの

●支障事例が具体化できないもの

は提案団体の判断で提案に至らないケースも

地域の課題・支障事例の把握提案に向け、現行制度により生じている地域の課題や支障事例を明確化【地域の課題や支障事例の例】●国が定める全国一律の基準が地域の実情と合わない●国との手続が煩雑で時間がかかり、地域で機動的に対応できない●事務・権限がないので、地域で取り組むことができない

事前相談の受付事前相談の内容を確認【内閣府の主な着眼点】①提案募集の対象であるか②支障事例や法令根拠の具体性③制度改正の必要性や効果④各府省における議論の状況や、過去の提案における取扱い

地方支援地方公共団体の職員等を対象とした説明会や研修等を通じて、提案に向けた各団体の取組を後押し

助言を踏まえた記載内容の改善内閣府とのやり取りを重ねながら、事実関係やデータ、支障事例や論点を補強し、提案段階まで内容を改善・充実

2 事前相談から提案までの手続

提案募集方式について知りたい  2

18

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● 国の制度を変えるという考え方が新鮮でした。日頃から小さなことでも問題意識を持つことが大切だと感じました。● 研修を受けたことで、地方分権改革というものが現実的で身近なものとして捉えられるようになりました。● これまで、基準の見直しを求めるという発想がありませんでしたが、グループワークを通じて問題点を顕在化させることができ、業務を見直す契機となりました。

研修を受けた職員の感想

事前相談での感想 実際に事務を進めていくに当たり、戸惑う事ばかりでしたが、内閣府の職員に助言していただき、安心して事前相談に臨むことが出来ました。

砥部町企画財政課 企画政策係 係長  菊池 安修 氏

● 県主催の研修会に職員を参加させたことがきっかけとなり、提案が実現した。

● 研修会で検討された支障事例を愛媛県がとりまとめ、内閣府に簡易相談を行い、内閣府との事前相談でアドバイスを得て、本提案へと繋がった。

1 愛媛県主催の「提案募集方式に関する研修会」 平成30年2月13日に、愛媛県が主催する「提案募集方式に関する研修会」に、本町の職員4名(介護福祉課・農林課・子育て支援課・企画財政課)を参加させ、内閣府地方分権改革推進室の職員による講義や実際の提案に向けた演習を行いました。

H30.2.13 研修会の様子(講義)

2 愛媛県から内閣府へ簡易相談 研修会で検討された54の支障事例を愛媛県がとりまとめ、砥部町からは、9件の支障事例を内閣府に簡易相談を行いましました。

3 事前相談への提出 内閣府への簡易相談により提案の種となる案件が選別され、事前相談へ「介護予防・日常生活支援総合事業の事業所指定方法の見直し」、「小型児童館における職員配置基準の地域の実情を踏まえた弾力的運用」の2件の支障事例を提出することが出来ました。

4 本提案に向けて 内閣府地方分権改革推進室の調査員に、提案内容の改善点など電話でフォローしてもらうことで、本提案に向け、支障事例や論点の補強などができ、充実した事前相談となりました。

取組の経緯

今後について

 住民に近い距離にいる町職員だから感じることや分かることもあると思うので、「国の制度だから」とあきらめるのではなく、国の制度であっても現況に則して変えることができるという柔軟な発想で、常に問題意識を持って業務に従事したいと思います。

 県主催の研修会に参加することがきっかけとなり、砥部町から初めて提案することが出来ました。 今後は、普段の業務の中での問題意識をもつなど、日頃から課題発見を意識して組織的に取り組むことが重要ではないかと考えています。 そこで、本年(平成30年)に提案した支障事例が国の重点事項となり、この機運を維持していくためにも、内閣府地方分権改革推進室から講師を招き、町職員を対象とした、「地方分権改革研修会」を開催したいと考えています。 この研修会を通じて、町職員の地方分権への理解を深めるとともに、提案の種となる課題の掘り起しを行い、今後も継続して提案していけるよう取組んでいきたいと考えています。

今後の展開

砥部町介護福祉課 係長 河本 直子 氏

さらに詳しく知りたい方はこちらから!

地方分権改革 事前相談

愛媛県主催の研修への参加がきっかけで、初提案砥部町(愛媛県)

19

1 地方分権改革について知りたい

2 提案募集方式について知りたい

3 提案を具体的に考えたい

4 地方分権改革・

提案募集方式の

参考情報がほしい

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提案の提出

提案団体ヒアリングへの出席・説明(重点事項のみ対象)

各府省第1次回答に対する 見解の回答

提案団体 内閣府

● 提案に当たっては、同様の課題認識を有する他の地方公共団体等との「共同提案」が可能です。● また、提案受付後の一定期間、提案の対象外以外の提案について、各地方公共団体へ追加共同提案の照会が行われます。

時期(目安)

6月

7月

8月

9月

提案募集方式について知りたい  2

 地方から受け付けた提案は、地方分権改革有識者会議及び専門部会に諮られ、提案の実現に向けて提案団体や各府省との調整が重ねられます。 年末には、最終的な調整結果を踏まえ、「地方からの提案等に関する対応方針」が閣議決定され、これを受けて、一括法の制定その他個別法の改正や政省令改正、通知発出等の取組が各府省において進められます。

3 提案の提出から実現に至るまでの手続

共同提案や追加共同提案により、各地方公共団体の実情に基づく様々な支障事例が集まり、提案の説得力が高まります。

●重点事項は、最近の時宜にかなったテーマ(例:地方創生、一億総活躍の実現に資するもの)や、これまでの地方分権改革の取組を加速・強化するもの、専門部会での法的な視点からの専門的な調査・審議に馴染むものなど様々な要素を勘案の上、設定します。●重点事項となった提案は、その実現に向け、専門部会が中心となって提案団体や各府省への聴き取り等により調整を進めていきます。

地方分権改革有識者会議・ 提案募集検討専門部会合同会議の開催

(重点事項の決定)

●内閣府が提案団体から、提案の趣旨や支障事例の 詳細等について、聴き取りを行います。

 (対象は重点事項。各府省も傍聴可)

提案団体ヒアリング

●第1次回答を踏まえ、専門部会が地方からの提案に対する各府省の考えや検討状況等を聴き取ります。

 (対象は重点事項。提案団体も傍聴可)

各府省第1次ヒアリング

●重点事項について、各府省ヒアリングの結果や提案団体からの見解等を踏まえ、専門部会として、各府省に対する指摘事項を提示します。

専門部会による「主な再検討の視点」の提示

●内閣府が各府省に、地方からの提案に対する検討 及び回答を要請します。

各府省への検討要請

提案団体からの見解及び 地方6団体からの意見の照会

提各府省第1次回答(公表)

20

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第●次一括法の成立

●各府省との調整を踏まえ、「地方からの提案等に関する対応方針(案)」をまとめます。

●法律改正事項については、一括法等を次期通常国会に提出することを基本とします。法律改正以外の対応や引き続き検討を進めるものについては、各府省の対応状況を適切にフォローアップしていきます。

対応方針(案)の有識者会議了承

地方からの提案等に関する対応方針の決定(公表)

●第2次回答を踏まえ、専門部会が各府省で検討している対応方針等について聴き取りを行います。

 (対象は重点事項。提案団体も傍聴可)

各府省第2次ヒアリング

各府省第2次回答(公表)

(各府省との折衝)

●各府省との折衝において、必要に応じ、内閣府と提案団体との間で、事実確認や資料提供等のやりとりを行います。

時期(目安)

10月

11月

12月中下旬

翌年1月~

●政省令の改正、通知等の対応状況について、各府省に対し定期的に調査を行い、有識者会議に報告し、内閣府HPにおいて公表します。

対応状況のフォローアップ●内閣法制局や各府省との調整のもと、事務局(内閣府)において法案を作成し、国会での審議に諮ります。

法案作成・審議

提案団体 内閣府

●内閣府が各府省に、専門部会からの主な再検討の視点を踏まえた今後の検討及び回答を各府省に要請します。

各府省への再検討要請

提案成果の 活用

21

1 地方分権改革について知りたい

2 提案募集方式について知りたい

3 提案を具体的に考えたい

4 地方分権改革・

提案募集方式の

参考情報がほしい

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実現のポイント● 社会教育施設の事業と観光・地域振興等の他の行政分野の事業等との一体的な推進によって、より充実したサービスを提供できるなど、首長部局へ移管可能とすることによる社会教育施設活用の幅広い可能性を具体的に示すことができた。

● 懸念されていた社会教育の適切な実施を確保するための一定の担保措置を講じた。

公立社会教育施設(博物館、図書館、公民館等)について地方公共団体の 判断により、教育委員会から首長部局へ移管することを可能に

法律改正 名張市、北海道、群馬県、九州地方知事会

公立社会教育施設は教育委員会が所管。

● 公立社会教育施設を観光・地域振興やまちづくり等の中で機動的・一体的に活用することが困難。

● 観光・地域振興を通じた地方創生● 地域福祉や防災など地域課題の解決● 首長部局のノウハウ等活用による社会教育の振興

● 文化経済戦略 (『文化芸術と観光、産業を一体で捉えた政策を実現し、新たな価値の創出を目指す』)

● 訪日外国人旅行者数の増加 (観光資源としての文化・芸術等)● 社会教育施設の新たな役割 (まちづくりの核、地域福祉・防災などの地域課題の解決の場)

現 在

提案実現後

支障

効果

背景

見直し

平成30年の事例

 地方から受け付けた提案の中には、提案どおりに実現するものばかりではなく、提案の一部が実現したり、当初とは異なる形で決着するもの、現行規定で対応可能であることが判明し、そのことを明確化するための通知を発出するものなど、さまざまです。以下に、これらの代表例を紹介します。

提案募集方式について知りたい  2

① 実現するに至った主な提案例

提案どおりに実現

事例事例

事例事例

公立社会教育施設※

※博物館、図書館、 公民館など

観光振興地域振興まちづくり福祉・防災

教育委員会 首長部局

×

● 公立社会教育施設について、地方公共団体の判断で条例により、首長部局で所管することを可能とする。

  (その場合、社会教育の適切な実施の確保に関する一定の担保措置を講ずることとする。)

4 提案募集方式のこれまでの実績

実現のポイント● 不正流通等の最新の手口に精通する地方厚生(支)局麻薬取締部が申請の可否に関与する必要があるとの所管省庁の指摘に対して、提案側が、具体的な支障を指摘の上、都道府県が果たす積極的な役割について効果的に主張できた。

●患者への迅速な調剤提供、在宅緩和ケアの充実という地域からの発想に根ざした主張ができたこと。

麻薬小売業者間の医療用麻薬の譲渡に係る許可法律改正 提案主体:福井県、熊本県、佐賀県、大分県、長野県、京都府、兵庫県

● 麻薬小売業者(薬局)間の医療用麻薬の譲渡に係る許可は、国(地方厚生局)が実施

権限 国 都道府県薬局の麻薬小売業者免許 ○薬局間の医療用麻薬の譲渡許可 ○薬局の開設許可  ○※

※ 第2次一括法により、保健所設置市まで移譲済み (平成25年4月1日施行)

権限 国 都道府県薬局の麻薬小売業者免許 ○薬局間の医療用麻薬の譲渡許可 ○薬局の開設許可 ○

● 譲渡に係る許可申請を県外の地方厚生局に行うことに伴う薬局の負担

● 都道府県は、許可したとの情報を事後に知らされるため、都道府県が独自に行う監視指導の時期と合わないなど非効率

● 薬局の麻薬小売業者免許と譲渡に係る許可権限をワンストップ化

● 譲渡許可の取得促進により、医療用麻薬の円滑かつ適正な流通と在宅緩和ケア体制の充実を推進

提案実現前

提案実現後

支障

効果見直し

平成26年の事例

22

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実現のポイント● 業務の監視体制や重要施策(耐震化、長期的視点での資産管理等)の実施状況に都道府県間でばらつきがあり、一律の権限移譲は困難であったことから、手挙げ方式(希望する地方公共団体に選択的に移譲)を導入した。

● 提案側が、都道府県が広域的に果たす役割の重要性について効果的に主張できた。

▼ 近年、水道事業が水需要の減少に伴う経営合理化や老朽化施設の更新・耐震化等の課題に直面しており、厚生労働省も「新水道ビジョン」(平成25年3月)において、これらの課題の解決に際し都道府県に広域的な事業間調整等の役割を果たすよう求めている点を指摘。

 市町村水道事業の認可・監督権限の都道府県への移譲政令改正等 提案主体:福島県、愛知県、大阪府、和歌山県、鳥取県、広島県、中国地方知事会

※ 都道府県が経営主体であるものは移譲対象外※ 都道府県内で水利調整が完結しない水道用水供給事業から受水する水道事業は、当該水道用水供給事業との事業統合を行うことを上記計画に盛り込んだ場合に移譲対象となる

● 水道事業基盤強化計画(仮称)を策定し、業務の監視体制を十分に整える都道府県に対し権限移譲 (手挙げ方式)

● 水道事業の認可・監督権限が国と都道府県に分離(カッコ内は平成24年度の認可対象事業者数) ● 都道府県内の水道事業の一体・

広域的監督が困難

● 都道府県主導で、各水道事業に共通の課題を解決

課題● 水需要の減少に伴う経営合理化● 老朽化施設の更新・耐震化

※ 水利調整を要しない水道事業は全て都道府県認可

給水人口5万人超

水利調整が必要 国(約 100)都道府県内で水利調整が 完結(※)

希望する都道府県(手挙げ方式)

(移譲対象となり得るもの:約 300)給水人口5万人以下 都道府県(約 7,000)

給水人口5万人超の水道事業

国(約 400(※))

給水人口5万人以下〃

都道府県(約 7,000)

提案実現前

提案実現後

支障

効果

平成26年の事例

A県

B町(県認可)

C市(県認可)

D市(国認可)

×

A県

B町(県認可)

C市(県認可)

D市(県認可)

提案の一部が実現、当初とは異なる形で決着

事例事例

実現のポイント● 提案側が、人口や子供の少ない中山間地域等では、病児保育事業のニーズがある一方、総利用人数が少ないなどの現場の実情を踏まえた具体的な支障事例を主張できた。

● また、提案内容の実現による効果として、必要な時に、必要な人員を配置することが可能となり、事業者としても安定した経営を可能とし、病児・病後児保育のすそ野の拡大につながることを示すことができた。

病児保育事業に係る看護師等配置要件の趣旨の明確化 要綱改正提案主体:鳥取県、中国地方知事会、関西広域連合、日本創生のための将来世代応援知事同盟、滋賀県、大阪府 、兵庫県、和歌山県、徳島県、堺市

● 国の補助を受けて病児保育※を実施する場合、看護師等を利用児童おおむね10人につき1名以上配置しなければならない

 ※当面症状の急変は認められない

● 職員を常時、配置しなくてもよい場合 を明確化

提案実現前

提案実現後

時 配置置ししなくて

見直し

平成27年の事例

支障

地方における子育て環境の充実女性の活躍推進にも資する

病院内に病児保育室を設置

病院内に病児保育室を設置

対象経費の3分の1を国が補助

効果

小児科

小児科

病児保育室

病児保育室

国からの補助を受けられるか不明

国の補助を受けられることが明確に

? 50M

職員を常時、配置すべきかが不明確

看護師等が緊急時に駆けつけられる場合 病児保育が広がる

病院・診療所内で看護師等を保育室に常駐させずに病児保育を行う場合、国の補助対象か否かが明らかでなく、地方公共団体の負担で実施

現行規定で対応可能

OK 50M緊急時駆けつけ

事例事例

化計画(仮仮称)称称)を策定

見直し

23

1 地方分権改革について知りたい

2 提案募集方式について知りたい

3 提案を具体的に考えたい

4 地方分権改革・

提案募集方式の

参考情報がほしい

Page 13: 提案募集方式について知りたい - Cabinet Office「提案募集方式」(H26年~)の概要・特色 個性を活かしつつ、自立した地方をつくるために、地方の声を踏まえつつ、社会経済情勢の変化に対応した地方

地方から受け付けた提案の中には、実現しなかった提案もあります。その理由は、地方側に意見の相違があり結論を得ることが困難であったもの、地方分権の視点だけでは実現が困難

であったもの等が挙げられます。以下に、これらの代表例を紹介します。

残る論点● 一本化すると地域事情ごとに支障が生じることに対して、具体的な対案を示す必要がある。    ・人口減少地域においては、現時点の病床数を減じることになり、医療供給に支障    ・人口増加地域においては、 ①現時点では過大な病床数整備となり医療資源を浪費     ②現行制度でも、順次、基準病床数を見直すことで対応可能

【その他事例】 提案はされたものの、実現しなかった主な事例

基準病床数の廃止・地域医療構想における必要病床数への一本化提案主体:埼玉県

● 都道府県は基準病床数に加え、地域医療構想において、必要病床数を算定しなければならない。

病床数に係る基準 目的 算定に用いる人口データ

医療計画の基準病床数(現時点の必要病床数) 病床数の規制 直近人口

地域医療構想の必要病床数(2025年時点) 病床数の将来推計 将来人口

● 基準病床数は、全国統一の方法により算定され、既存病床数が基準病床数を超える地域では、原則、病床整備ができない。  基準病床数を廃止して必要病床数への一本化を提案

● 高齢者人口の増大に伴う医療需要の急増が見込まれる地域において、病床整備を図ろうとしても、直近人口をもとに算定される基準病床数が制約になり、必要な病床を整備できない。

提案の概要

平成27年の事例

提案年 権限移譲or規制緩和 提案 備考

(1)地方側で意見に相違があり、結論を得ることが困難であった提案

H26 権限移譲自衛隊に対する災害派遣の権限の都道府県知事から市町村長への移譲

知事会と市長会で意見の相違あり

H29 権限移譲生活保護の決定及び実施に関する審査請求に係る裁決権限の都道府県から指定都市への移譲

都道府県と指定都市で意見の相違あり

(2)地方分権の視点だけでは実現が困難な提案

H29 規制緩和 期日前投票所の閉鎖時刻の繰上げすべての期日前投票所の終了時刻の繰上げを可能とすることについては、有権者の投票機会を狭める事態につながるおそれがあることから、慎重な検討が必要である。

H30 規制緩和工事又は製造の請負に関し、随意契約ができる金額の見直しを求める提案

機会均等、公正性、経済性の観点から慎重な検討が必要であり、対応困難

(3) 影響が大きく、支障事例の整理や提案実現に伴うデメリットの克服などがさらに必要であり、短時間で結論を得ることが困難であった提案

H26 規制緩和「南海トラフ地震津波避難対策特別強化地域」の指定地域における要配慮者施設の単独移転を進める制度改正

災害上危険な区域であれば、住居についても安全な地域への移転に努めるべきと考えられ、また、施設や住居を合わせて移転することがまちづくりの観点から望ましいと想定されることなどの問題点があると考えられている。

H30 規制緩和建築主事の資格要件に二級建築士を加えるよう求める提案

必要な知識や技能が担保されず、建築物の安全性を正確に判断できないおそれがあることから、対応困難

実現に至らず

支障

提案募集方式について知りたい  4 提案募集方式のこれまでの実績2

② 実現しなかった主な提案例

事例事例

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過去の提案の中には、提案団体から改めて支障事例が具体的に示された場合等に、関係府省との調整の対象とすることとされた提案があります。以下に、これらの代表例を紹介します。

③ 提案団体から改めて支障事例等が具体的に示された場合等に関係府省と調整するとされた提案例

● 提案を行った年の直近1~2年の閣議決定で見直しの方向性が決定されているものは、大きな情勢変化を想定しづらいことや、当該閣議決定による見直しの効果を検証するのに十分な期間が経過していないことから、基本的に調整の対象外となります。その他、制度改正等による効果や現行制度の具体的な支障等、制度改正等の必要性を具体的に示せていない提案についても、調整の対象外となります。

● ただし、事前相談の時点でこれらが全て整っている必要はありません。内閣府とのやりとりを通して、抽象的な「べき」論に留まることなく具体的な支障やその見込みを説得力を持って示す等、提案の内容をブラッシュアップする中で調整の対象とすることができる可能性がありますので、早めの事前相談をお願いします。

調整対象としなかった理由等● 前年(平成27年)の提案募集において議論済みであり、今回、提案団体から具体的に例示のあった燃料電池を含むコージェネレーション設備について、経済産業省は「緑地に類するものとは考えられず、工場又は事業場の周辺の生活環境の保持に寄与するものとしても考えられない。」としており、調整に向けて、新たな支障事例や状況の変化を示すことができなかったため。

調整対象としなかった理由等● 「構造改革特別区域の提案等に対する今後の政府の対応方針」(平成29年9月27日構造改革特別区域推進本部決定)において、関係府省庁において今後前向きに検討を進める規制改革事項として整理され、その見直しの方向性が決定されており、その効果を検証するのに十分な期間が経過していない事項であって、その後の新たな情勢変化等も認められないため。

工場立地法により設置を要する環境施設の選択肢拡大提案団体:指定都市市長会

職業能力開発短期大学校から大学への編入学提案団体:長野県、日本創生のための将来世代応援知事同盟

● 工場立地法施行規則第4条の「緑地以外の環境施設」として、太陽光発電施設以外の再生可能エネルギー発電施設(燃料電池を含むコージェネレーション設備)を追加

● 職業能力開発短期大学校修了者の大学への編入学を可能とすること

提案の概要

提案の概要

平成28年の事例

平成30年の事例

事例事例

事例事例

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1 地方分権改革について知りたい

2 提案募集方式について知りたい

3 提案を具体的に考えたい

4 地方分権改革・

提案募集方式の

参考情報がほしい