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授業科目 基礎ゼミナール Seminar for Basic Nursing Science 1 学年 通年 必修 30 時間 2 単位 【本学の科目区分】 基礎科目 【保健師助産師看護師学校養成所指定規則に定める種類】 看護師課程 担当教員 【氏名】 渡辺弘之、徐 淑子、橋本明浩、サイモン・エルダトン、境原三津夫、中村義実、藤田 尚、 永吉雅人、 野村憲一 【到達目標】基礎ゼミナールの目的は、専門職が生涯にわたる学習活動に不可欠な基本的な知的探求技術 (アカデミックスキル)の訓練を行ないながら、人間の生物学的・社会的存在としての特質を見極め、学生 同士や教員との人間的な交流を通じて個性を尊重し相互に刺激し合う関係を確立し、究極は学問探究 の面白さを深く自覚して、その推進者となる資質を獲得する。 【授業概要】担当教員毎に 10 名前後の学生が配置されるセミナー形式とし、チュートリアル(少人数教育) 形式の内容を生かし、選択される課題(テーマ)について全員参加で討論・調査・相談・報告(発表)を積 み重ねながらステップ・アップしていく学習をおこなう。 テーマは、各教員の専門性の違いにより多岐にわたるが、おおむね以下のような範疇が呈示されている。 ①写真表現と制作、②社会調査、③IT、④比較文化、⑤遺伝、⑥言語コミュニケーション、⑦医学史、⑧ 福祉機器、⑨芸術である。それぞれのテーマについては次ページ以降に担当教員毎にその詳細が記載され ている。 【注意】なお、ゼミナールは第 1 セメスター(前期)から第 2 セメスター(後期)にかけて実施されるが、教 員によって期間は異なる。 【授業計画】 回数 授業形態 学習課題 学習内容 備考 授業は各教員がテーマに準じて配分・配慮した 内容でおこなわれる。ただし下記にあげた項目 は、基礎ゼミナールにおける学習活動に不可欠な 基本的な知的探求技術(アカデミックスキル)と考 えられ、それぞれの習得に関しては各教員が配慮 する。 1. 文献・書籍検索 2. インターネット検索 3. 情報の整理方法 4. 研究機器・実験器具の取り扱い・操作方法 5. 討論の方法 6. 発表の方法(口演、展示) 7. 研究の整理方法 8. 論文・報告書の書き方 各ゼミナールの課程には、共通してこれらのアカ デミックスキルの学習が指導され、また、習得す るための訓練内容が含まれる。 【評価方法】 各ゼミナールの専門性によって評価方法が異なるため、具体的な評価基準はゼミナールごとに各教員が受 講学生に示す。

関係を確立し、究極は学問探究 の面白さを深く自覚して、その推 … · ガイダンス 発表用資料の制作 テーマ別による発表 撮影テーマの制作

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授業科目 基礎ゼミナール

Seminar for Basic Nursing Science 1学年 通年 必修 30時間 2単位

【本学の科目区分】

基礎科目

【保健師助産師看護師学校養成所指定規則に定める種類】

看護師課程

担当教員

【氏名】

渡辺弘之、徐 淑子、橋本明浩、サイモン・エルダトン、境原三津夫、中村義実、藤田 尚、

永吉雅人、 野村憲一

【到達目標】基礎ゼミナールの目的は、専門職が生涯にわたる学習活動に不可欠な基本的な知的探求技術

(アカデミックスキル)の訓練を行ないながら、人間の生物学的・社会的存在としての特質を見極め、学生

同士や教員との人間的な交流を通じて個性を尊重し相互に刺激し合う関係を確立し、究極は学問探究

の面白さを深く自覚して、その推進者となる資質を獲得する。

【授業概要】担当教員毎に 10名前後の学生が配置されるセミナー形式とし、チュートリアル(少人数教育)

形式の内容を生かし、選択される課題(テーマ)について全員参加で討論・調査・相談・報告(発表)を積

み重ねながらステップ・アップしていく学習をおこなう。

テーマは、各教員の専門性の違いにより多岐にわたるが、おおむね以下のような範疇が呈示されている。

①写真表現と制作、②社会調査、③IT、④比較文化、⑤遺伝、⑥言語コミュニケーション、⑦医学史、⑧

福祉機器、⑨芸術である。それぞれのテーマについては次ページ以降に担当教員毎にその詳細が記載され

ている。

【注意】なお、ゼミナールは第 1 セメスター(前期)から第 2 セメスター(後期)にかけて実施されるが、教

員によって期間は異なる。

【授業計画】

回数 授業形態 学習課題 学習内容 備考

授業は各教員がテーマに準じて配分・配慮した

内容でおこなわれる。ただし下記にあげた項目

は、基礎ゼミナールにおける学習活動に不可欠な

基本的な知的探求技術(アカデミックスキル)と考

えられ、それぞれの習得に関しては各教員が配慮

する。

1. 文献・書籍検索

2. インターネット検索

3. 情報の整理方法

4. 研究機器・実験器具の取り扱い・操作方法

5. 討論の方法

6. 発表の方法(口演、展示)

7. 研究の整理方法

8. 論文・報告書の書き方

各ゼミナールの課程には、共通してこれらのアカ

デミックスキルの学習が指導され、また、習得す

るための訓練内容が含まれる。

【評価方法】

各ゼミナールの専門性によって評価方法が異なるため、具体的な評価基準はゼミナールごとに各教員が受

講学生に示す。

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授業科目

基礎ゼミナール 1

写真を用いたマルチメソッド

Multi-method Approach

1学年 通年 必修 30時間 2単位

【本学の科目区分】

基礎科目

【保健師助産師看護師学校養成所指定規則に定める種類】

看護師課程

担当教員

【氏名】 【研究室】

渡辺弘之 208

【到達目標】

写真撮影よび制作を通じ、文書作成、発表、自己表現とコミュニケーションについて学びます。

【授業概要】自分の感じたことを他人に伝えたいと思った時、表現の手段が必要になります。このゼミで

は、写真を用いて現実を切り取るという作業を通じ、自分なりの表現手段・スタイルの確立を目指します。

【授業計画】

回数 授業形態 学習課題 学習内容 備考

2

3

4

5

6

7

8

9

10

11

12

13

14

15

講義

制作

発表

制作

発表

制作

発表

制作

発表

制作

発表

制作

発表

制作

発表

ガイダンス

発表用資料の制作

テーマ別による発表

撮影テーマの制作

撮影テーマの発表

撮影テーマの制作

撮影テーマの発表

撮影テーマの制作

撮影テーマの発表

撮影テーマの制作

撮影テーマの発表

撮影テーマの制作

撮影テーマの発表

撮影テーマの制作

撮影テーマの発表

ゼミの概要、ゼミの進め方について

パソコンを用いた写真の取り込み方

メンバーで制作テーマを決め発表

発表作品の制作

撮影した作品の発表

発表作品の制作

撮影した作品の発表

発表作品の制作

撮影した作品の発表

発表作品の制作

撮影した作品の発表

発表作品の制作

撮影した作品の発表

発表作品の制作

撮影した作品の発表

【評価方法、評価基準】

ゼミで制作された作品の発表を相互評価します。評価基準の割合は作品制作 50%、発表 50%です。

【必携図書】

【参考図書・資料等】

【受講、課題、資料配布等のルール】

【教員からのメッセージ】

写真を撮るという行為は、自分と被写体(もの、人)との距離や関係を反映します。その感覚をつかみ始

めた時、自分なりの表現ができるようになります。

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授業科目

基礎ゼミナール 2

社会調査への招待

Invitation to the Social Research Method

1学年 通年 必修 30時間 2単位

【本学の科目区分】

基礎科目

【保健師助産師看護師学校養成所指定規則に定める種類】

看護師課程

担当教員

【氏名】 【研究室】

徐そう

淑子すっちゃ

316

【到達目標】

①序論—本論—結論の文章構成を用いて、短い文章を書くことができる。

②質問紙調査法によるデータ採集プロセスを実地に体験し、その大まかな見取り図を、他者(たとえば、

同級生)に説明できる。

【授業概要】

基礎ゼミ 2は、Skill-Based Learning(技能の形成をとおしたまなび)による授業です。

テーマとする技能として、科目の前半ではアカデミック・ライティング、後半では社会調査の一技法で

ある質問紙調査(アンケート調査)をとりあげます。授業では、この二つの技能について手を動かしなが

ら具体的に学ぶ時間と、これらをとおしてなにができるのかについて考え学ぶ時間の両方を設けます。

授業の仕上げとして、質問紙調査によって得られた自分たちのデータを用いてレポートを作成します。

【授業計画】

回数 授業形態 学習課題 学習内容 備考

10

11

12

13

14

15

ミニ・レ

クチュア

グループ

ワーク

個別作業

個別指導

・オリエンテーション

・論述の基礎

・文章構成のルール

・情報収集の方法と情報の整理

・社会調査によって何ができる

か?

・社会調査のサイクル

・調査課題の策定

・調査仮説とは

・調査計画を立てる

・質問紙を設計する

・データを採集する

・データの入力・処理

・報告書をまとめる①

・報告書をまとめる②

・報告書をまとめる③

(4月〜7月)

自己紹介とオリエンテーションのの

ち、論文の構成と論の展開について、

学習します。つづいて、社会調査の方

法や種類についての学習に入ります。

前期の最後には、チャレンジとして、

確立した研究者の手による研究論文

を読みます。

(9月以降)

1学年の学生を対象とする質問紙(ア

ンケート)調査を実施します。その過

程で、下調べ、テーマ策定から報告書

作成までの調査サイクルを一通り体

験します。質問紙調査実施には、どん

な具体的作業が必要なのかについて、

知ることができます。最後に、1年の

学習の成果として、研究論文のフォー

マットに則ったレポートを書きます。

【評価方法、評価基準】

課題(30%)、レポート(40%)、授業への貢献(30%)。

【必携図書】

教科書は特に定めません。各回で使用する教材・用具と最低限必要な資料は貸与・配布します。下に挙

げてある参考図書・資料は、図書館で借りることができます。よい本ばかりですので、手に取ってみて、

ほしいと思ったら各自で購入なさってください(ゼミでのグループ購入などは行いません)。

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【参考図書・資料等】 *印の本は、大学院や卒業研究でも使える上級者向けの本です。

学習技術研究会(2006):知へのステップ改訂版,くろしお出版.

浜田麻里他(1997):大学生と留学生のための論文ワークブック,くろしお出版.

*鎌原雅彦他(1998):心理学マニュアル質問紙調査法,北大路書房.

*宝月誠他(1989):社会調査,有斐閣.

*佐藤郁也(2006):フィールドワーク増訂版,新曜社

*松井豊(2010):改訂新版心理学論文の書き方—卒業論文や修士論文を書くために,河出書房新社.

【受講、課題、資料配布等のルール】

①グループワークの準備をする都合上、欠席する場合には、必ず教員にお知らせください。

②個別指導や課外作業があります。

③授業は、通年で行います。授業スケジュールは、前期月 3回程度、後期月 1〜2回開講となります。

【教員からのメッセージ】

質問紙調査は,看護学はもとより、医学・疫学,人文・社会科学の諸分野で非常に多く用いられている

研究方法です。学生のうちよりこの方法に親しむことによって,日常の観察から得られた着想を、説得力

のある論考に発展させるための思考習慣をやしなうことができるでしょう。

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授業科目

基礎ゼミナール3

情報処理技術を用いた 基礎研究論

Basic Art & Policy for Science

Researchers

1学年 通年 必修

30時間

2単位

【本学の科目区分】

基礎科目

【保健師助産師看護師学校養成所指定規則に定める種類】

看護師課程

担当教員

【氏名】 【研究室】

橋本 明浩 211

【到達目標】情報処理技術を用いた関連する分野は、多岐多様である。これら技術の基礎と看護研究

に必要な素養を取得する。また実際のPCを作成等の実験を通じて、実験報告書の書き方等も取得す

る。

【授業概要】 授業概要】実際のPCを実験材料とし、情報処理技術をつかった論文作成、発表、文

献検索を通して、文書の科学、通信の科学等の基礎を学ぶ。

【授業計画】

回数 授業形態 学習課題 学習内容 備考

1-2

3-4

5-6

7-9

10-11

12-13

14

15-16

講義と討論

講義と討論

実験

実験

実験

講義と討論

講義と討論

講義と討論

その他

講義と討論

ガイダンスと基本操作

文献の収集

実験の方法

実験報告書の作成

文書の概念

アウトラインライティング

論文の読み方

最近の話題

総括

基本操作等を学ぶ

文書の種類、文献検索、文献の種類

PCの基本の概要を学ぶ

PCの作成(1-5)

実験報告書の作成方法

ソフトウェアの構成

スタイル、デザイン、テキストの概念

和文論文の読み方と英文論文の読み方

最近の話題を中心とした話題等

まとめ

【評価方法,評価基準】

レポートと課題(65%)と小テスト (35%)を総合評価する。

提出課題の作成規約、提出期限、遅刻、無断欠席等の「ルール」を守らない場合、減点します。

【必携図書】 電子テキストを配布するので特に必要としない。

【参考図書・資料等】 電子テキストを配布するので特に必要としない。

【受講、課題、資料配布等のルール】 http://dokokare.niigata-cn.ac.jp/moodleにログインした後、資

料を配布する

【教員からのメッセージ】

論文と言うと難しい印象を受けますが、慣れてくればとても面白い作業です。その他、すべての教科

に必要な基礎的素養を取得することを目的としています。

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授業科目

基礎ゼミナール 4

比較文化

Comparative culture studies

1学年 通年 必修 30時間 2単位

【本学の科目区分】

基礎科目

【保健師助産師看護師学校養成所指定規則に定める種類】

看護師課程

担当教員

【氏名】 【研究室】

サイモン・エルダトン 214

【到達目標】日本文化と異文化を比較しながら相互理解のための方法を学ぶ。文化の内容しては、歴史、言葉、

芸術、世界観や考え方、生活習慣などを調べ、英語で発表する。

【授業概要】グローバル化が進展する 21世紀において、異国の文化、歴史、思想に関心を寄せ、共生について

考え、異文化理解を深めていくのは大切である。

【授業計画】

回数 授業形態 学習課題 学習内容 備考

2

3

4

5

6

7

8

9

10

11

12

13

14

15

講義

講義

講義

グループ

ワーク

発表

グループ

ワーク

発表

グループ

ワーク

発表

ガイダンス

文化の多様性

英語のプレゼンの作成について

テーマ1:Creation Myths

テーマ2:Ceremonies

テーマ 3:Health and medicine

比較文化とは

文化と常識

グル-プでインターネットや資料を使って

テーマについて調べる。日本文化と異文

化を比較しながら内容について考える。英

語でパワーポイントプレゼンテーションを

作成して成果を発表する。

【評価方法、評価基準】

Theme 1: 30%

Theme 2: 30%

Theme 3: 30%

Contributions to class discussions: 10%

(Evaluation criteria explained in class.)

【必携図書】

【参考図書・資料等】英和辞典、和英辞典または電子辞書

【受講、課題、資料配布等のルール】

原則は英語での指導で課題に取り組む

【教員からのメッセージ】

To be a global citizen, you need to appreciate the diversity of human thought and culture. The same

can be said of a nurse.

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授業科目

基礎ゼミナール 5

遺伝の法則

Law of inheritance

1 学年 通年 必修 30 時間 2 単位

【本学の科目区分】

基礎科目

【保健師助産師看護師学校養成所指定規則に定める種類】

看護師課程

担当教員 【氏名】 【研究室】

境原 三津夫 321

【到達目標】

1.メダカの繁殖を通じて、メンデルの遺伝の法則を理解する。

2.メダカの繁殖を通じて、種の保存について考える。

2.メダカの飼育を通じて、自然環境と生物の相互作用について考える。

【授業概要】

自然環境に生息するメダカは春から夏にかけて繁殖する。昨今、メダカの体色や模様は形質として固定

されるようになり、野生のメダカとは異なる種々のメダカが作出されている。これらのメダカを親として

組み合わせて、新たな模様のメダカの作出を試みる。体色や模様は遺伝子により決定されており、それら

の遺伝がメンデルの法則に従っているか否か、実際に繁殖させることで実体験する。また、突然変異体と

して、全く新しい模様の個体が生まれることもあり、遺伝の原則の理解が深まる。さらに、メダカを屋外

飼育することで、植物プランクトンや細菌などが自然環境の維持に果たしている役割についても実体験す

ることができる。

【授業計画】

回数 授業形態 学習課題 学習内容 備考

1-15 講義

実習

オリエンテーション

親メダカの選定

F1(雑種第一代)に出現する模

様の予測

親メダカの飼育と繁殖

ブリーディング結果のまとめと

発表

・ゼミの進め方について説明

・種々の模様(遺伝形質)の親メダカを用

意するので、繁殖に用いる親メダカを

各自が選定する。飼育はバケツによる

屋外飼育とする。

・選定した親メダカからどのような模様

のメダカが生まれるかを予測する。

・メダカは春から夏にかけて大量に卵を

産み繁殖するが、繁殖させるための準

備について専門書、ネット等で調べ、

繁殖のための環境を整える。さらに、

親メダカは稚魚を食べてしまうので、

稚魚を成魚にまで育てるための工夫を

しなければならない。

・メダカは生後 3 か月くらいで成魚にな

るので、成魚になった段階で模様等を

評価し、各自のブリーディングの結果

をまとめ、発表する。

【評価方法、評価基準】

・レポート 100% メダカの繁殖終了後に、親の形質の遺伝について検討した内容を報告書として作成

【必携図書】特に指定しないので、メダカに関する文献や書籍を参考にすること。

【参考図書・資料等】参考文献や書籍、資料を探すことを含めて学習とする。

【受講、課題、資料配布等のルール】

・積極的に学習に取り組むことが求められます。生き物の飼育が好きなことが参加の前提です。

【教員からのメッセージ】

・生物好きな人は集まってください。

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授業科目

基礎ゼミナール6

言語とコミュニケーション

Language & Communication

1学年 通年 必修 30時間 2単位

【本学の科目区分】

基礎科目

【保健師助産師看護師学校養成所指定規則に定める種類】

看護師課程

担当教員

【氏名】 【研究室】

中村 義実 210

【到達目標】言語や文化が自己形成に与える影響を主題に、現代社会の諸問題について考え、大学の

学びに必要とされる知識や批判的思考能力を鍛える。

【授業概要】「言語」、「コミュニケーション」という用語をキーワードに据え、現代社会で起きてい

る様々な現象について、ディスカッションを中心に授業を進めていく。各自が課題テーマを設定し、

資料収集、情報整理、口頭発表、レポート作成という一連のプロセスに取り組む。

【授業計画】

回数 授業形態 学習課題 学習内容 備考

1-3

4-7

8-11

12-15

講義と討論

講義・討論

講義・討論

講義・討論

イントロダクション

現代社会の諸問題

大学の「学び」について

まとめ

言語と文化について考える。

新聞記事等を用いて現代社会につ

いて考える。

必携図書(下記)に基づき、各自が

発表を行う。

効果的なメッセージの発し方、レ

ポートの書き方等について学ぶ。

【評価方法、評価基準】

レポート 40%:授業内容に関する学びの質を評価する。

発表 30%:授業内容に関する学びの質と発表技術を評価する。

授業への貢献度 30%:授業への積極性な関わり(発言、役割等)を評価する。

【必携図書】外山滋比古『思考の整理学』(筑摩書房)

【参考図書・資料等】適宜紹介する。

【受講、課題、資料配布等のルール】

配布資料はファイルに収め、毎回持参のこと。

【教員からのメッセージ】

大学の学びは皆さんにとってかけがえのない機会となります。このゼミが、4年間の学びを充実させ、人

間的成長や職業的成功に結び付くためのきっかけを提供できるよう努力します。

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授業

科目

基礎ゼミナール 7

医学史

History of Medicine

1学年 通年 必修 30時間

2単位

【本学の科目区分】

基礎科目

【保健師助産師看護師学校養成所指定規則に定める種類】

看護師課程

担当

教員

【氏名】 【研究室 】

藤田 尚 212

【到達目標】古代の人々はどのような疾病に苦しんでいたのか。またどうしてその時代に特定の疾病があらねばならな

かったのか。その疾病の意味するところはなにか。特別な治療法がなかった古代の人々は疾病とどう向き合ったのか。

人類の疾病の歴史を古人骨に残された病変から学び取るとともに、過去から学んだことを、現代の医療に活かす思考力

を身につける。

【授業概要】テキストを指定する。3グループを作り、テキストの各章をグループに割り当て、抄読しながら解説して

もらう。担当教員は、受講生の発表に更に専門的な見地から解説を加える。スライド、パワーポイントなども適宜使用

し、実際の疾病痕を観察してもらう。後期はグループで研究課題を設定し、研究の進め方の基礎を学ぶ。最終的にはパ

ワーポイントによる研究発表を行う。

【授業計画】

回数 授業形態 学習課題 学習内容 備考

2~8

講義

受講生の発表

と講義

オリエンテーション、自己紹介、グループ

分けなど

受講生による発表と講義(解剖学や病理

学と関連する事項を学ぶこと。さらに各

種の疾病(種類はさほど多くない)につ

いての、基礎的な病理・病態などについ

て各自予習の上、発表すること。)

自己紹介の後、年間計画の説明、

各グループへのテキスト割り当

てを決める。

過去の人々の疾病史。また疾病と

人間がどう関わってきたか。

9~15

研究と発表 前期の学習を基に、各グループで自由に

研究課題を設定し、2 月に研究発表を行

う。

テーマの設定・資料収集・研究・

発表へのまとめについて、教員の

指導を受けながら、自主的に学習

する。

【評価方法、評価基準】①発表内容(どれだけ熱心に予習し取り組んだか、60%)、②研究発表内容(40%)の 2点によ

って評価。

【必携図書】『古病理学事典』同成社(高価なので、図書館に 5冊入っています。購入の必要はありません)。

【テキスト、参考文献・資料】

『骨から見た日本人-古病理学が語る歴史』(鈴木隆雄著、講談社選書メチエ、1998年)*絶版なのでコピー配布の予

定。

【受講、課題、資料配布等のルール】発表者が欠席すると授業が成り立たない。余程の事情がない限り発表者は欠席し

ないこと。発表者はA4、1~2枚程度の簡単なレジュメを用意すること。

【教員からのメッセージ】授業概要を見ると、難しそうだなあ、と思うかもしれませんが、受講生である諸君は 1年生

です。解剖学、病理学の知識もまだまだありません。そのことは、担当教員も良く理解しています。あまり堅苦しく考

えずに、出来る範囲で与えられた発表を一生懸命行ってください。あとは担当教員がフォローします。なお、欠席者が

多いと、授業が成り立たないので、可能な限り出席するよう希望します。

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授業科目

基礎ゼミナール 8

福祉機器

Assistive technology

1学年 通年 必修 30時間 2単位

【本学の科目区分】

基礎科目

【保健師助産師看護師学校養成所指定規則に定める種類】

看護師課程

担当教員 【氏名】 【研究室】

永吉 雅人 209

【到達目標】看護師の日常的業務につながる支援技術の研究を行うことにより、①情報検索の方法、②レ

ポート・論文作成方法、③発表方法について学び、学問としての看護学を推進できる人材への資質を獲得

する。

【授業概要】 授業前半では、各自興味のある福祉機器等の支援技術について調査し発表する。授業後半

では、全体として取り組む研究テーマを2つ程度決めて研究を行っていく。授業後半の流れとして、各グ

ループに分かれて、関連研究の調査から最終的には学術雑誌への投稿までを想定して、議論を重ねながら

進める。

【授業計画】

回数 授業形態 学習課題 学習内容 備考

1

2-3

4-5

6-7

8

9

10

11-13

14

15

講義と討論

演習

演習

演習

発表

演習

講義と討論

実験

演習

演習

オリエンテーション

情報検索

レポート作成

発表資料の作成

発表

関連研究の調査

実験方法の検討

実験

実験結果のまとめ

論文作成

年間計画・自己紹介

各自テーマの決定と情報検索の方法

レポートの作成方法

発表資料作成と個別指導

発表と知識の共有

研究課題の設定と関連研究の調査

実験方法の検討

データ収集

データの見せ方および統計処理

論文の書き方

【評価方法、評価基準】

学習意欲・受講態度(50%),課題(10%),レポート(20%),発表(20%)で評価する.

なお、学習意欲・受講態度では,私語の有無,授業態度,発言回数により評価する.

【必携図書】 特になし

【参考図書・資料等】 特になし

【受講、課題、資料配布等のルール】授業後半は2つ程度のグループに分けて各テーマについて研究を進

めていく。そのため、予定通りに進まないことを前提とする。

【教員からのメッセージ】一緒に研究に取り組むことで、研究のやり方や論文の書き方と同時に、研究者

としての視点・考え方が少しでも身に付くようなゼミにしていきましょう!

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授業科目

基礎ゼミナール 9

芸術

Arts

1学年 通年 必修 時間 2単位

【本学の科目区分】

基礎科目

【保健師助産師看護師学校養成所指定規則に定める種類】

看護師課程

担当教員

【氏名】 【研究室】

野村 憲一 318

【到達目標】①人間の生活に芸術は欠かせない。芸術とは何かを具体例を通じて学ぶ。②西洋芸術の理解にはラ

テン語とギリシャ語の知識は必須である。両古典語の概要を理解する。③様々な国内の伝統芸能を習得する。

【授業概要】ラテン語、古典ギリシャ語を通じて、西洋芸術を学ぶ。東洋の芸術として邦楽を学ぶ。また、演習とし

て、市内のさまざまな行事に参加する。

【授業計画】

回数 授業形態 学習課題 学習内容 備考

1

2-3

4-7

8-10

11-13

14-15

講義

講義

演習

演習

演習

講義

オリエンテーション

西洋古典語(ラテン語・ギリシャ語)

西洋絵画

法螺貝、尺八

法螺貝

まとめ

年間計画・自己紹介

ラテン語、古典ギリシャ語文法

西洋絵画の鑑賞

法螺貝、尺八の練習

謙信公祭に参加

総括

【評価方法、評価基準】

筆記試験(50%)、演習出席(50%)で評価する。

【必携図書】 特になし。

【参考図書・資料等】小泉文夫「音楽の根底にあるもの」(平凡社)など。講義の中で紹介します。

【受講、課題、資料配布等のルール】

芸能を学ぶために市内に何度か出かけます。その際の交通費は自己負担です。

【教員からのメッセージ】

ラテン語、古典ギリシャ語は、とても奥が深いです。ぜひ、一緒に勉強しましょう。ギリシャ神話が理解できるように

なります。東洋の芸術としては邦楽を学びます。法螺貝を吹けるようになって、祭りに参加しましょう。