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建設工事積算基準〔資料〕 (設計単価・建設機械経費等) 令和元年度 大 阪 府 都 市 整 備 部 保管番号 (令和元年9月3日付第1回正誤表反映版)

建設工事積算基準〔資料〕建設工事積算基準〔資料〕 (設計単価・建設機械経費等) 令和元年度 大 阪 府 都 市 整 備 部 所 属 保管番号

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  • 建設工事積算基準〔資料〕

    (設計単価・建設機械経費等)

    令和元年度

    大 阪 府 都 市 整 備 部

    所 属

    保管番号

    (令和元年9月3日付第1回正誤表反映版)

  • 建設工事積算基準〔資 料〕 令和元年度

    目 次

    第1章 土木工事設計単価

    第1節 公共工事設計労務単価・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1-1

    第2節 材料単価の取扱いについて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1-12

    第2章 委託業務等設計単価

    第1節 設計業務委託等技術者単価・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2-1

    第2節 各業務等資器材価格等・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2-2

    1.測量業務関係材料単価等・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2-2

    2.測量機械等損料算定表・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2-4

    3.地質調査業務関係材料単価・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2-5

    4.地質調査業務関係機械器具損料・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2-6

    5.地質調査施工単価・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2-6

    第3章 建設機械経費

    第1節 請負工事機械経費 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3-1

    1.請負工事機械経費積算要領 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3-1

    2.建設機械等損料算定表について ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3-9

    3.建設機械損料の算定について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3-14

    4.建設機械の消耗部品の消耗費及び補修費について・・・・・・・・・・3-15

    5.建設機械等損料算定表・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3-16

    第2節 建設機械等賃料 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4-1

    第3節 ウエルポイント施工機械器具損料算定表・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5-1

    第4節 建設用仮設材損料算定基準・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6-1

    第5節 建設用仮設材賃料積算基準・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7-1

    1.建設用仮設材賃料積算基準・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7-1

    2.建設用仮設材賃料積算基準の運用 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7-3

    第6節 除雪用建設機械の機械損料 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8-1

    1.除雪等の作業に使用する

    除雪用建設機械の機械損料について ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8-1

    第4章 人口集中地区(DID)について

  • 第1章 土木工事設計単価

    (目 次)

    第1節 公共工事設計労務単価…………………………… 1-1

    第2節 材料単価の取扱いについて………………………1-12

  • 第1章 土木工事設計単価

    第1節 公共工事設計労務単価(基準額)

    1.労務単価は、以下のものにより構成されている。

    ① 所定労働時間内8時間当りの基本給相当額及び基準内手当(当該職種の通常の作業内容

    及び作業条件の労働に対する手当)

    ② 所定労働日数1日当りの臨時の給与及び実物給与

    2.時間外、休日又は深夜の割増賃金を積算する場合は、一般に次式により算出するものとす

    る。

    労務費(総額) = 所定内労働に対する賃金+割増賃金

    = 労務単価(休日の場合は計上しない)

    +労務単価×K×割増すべき時間数

    ただし、Kは次式により算出する1時間当たりの割増賃金係数である。

    K = 割増対象賃金比 × 1/8 × 割増係数

    職種毎に算出した割増賃金係数Kを別表-1に示す。

    注)Ⅰ.割増対象賃金比は、労務単価に占める「基本給相当額+割増の対象となる手当」

    (割増賃金の基礎となる賃金)の割合である。

    Ⅱ.割増係数は、労働基準法第37第1項及び第4項に規定されている時間外、休

    日及び深夜の割増賃金の計算に用いる率の最低限度に基づき、以下に示す値とす

    る。

    3. 平成31年3月公共工事設計労務単価(以下「労務単価」という。)は、農林水産省及

    び国土交通省が所管する公共工事等に従事した建設労働者の賃金等の実態を調査した結果

    を基に決定したものである。

    なお、平成31年3月公共工事設計労務単価の決定にあたり、社会保険に未加入の者が

    適正に加入できるよう、法定福利費(本人負担分)相当額を適切に反映している。

    1-1

  • 労 務 単 価

    1.平成31年3月から適用する公共工事設計労務単価

    ・本単価は、公共工事の工事費の積算に用いるためのものであり、下請契約等における労務単価や雇用契約に

    おける労働者への支払い賃金を拘束するものではない。

    ・本単価は、所定労働時間内8時間当たりの単価である。

    ・時間外、休日及び深夜の労働についての割増賃金、各職種の通常の作業条件または作業内容を超えた労働に

    対する手当等は含まれていない。

    ・本単価は労働者に支払われる賃金に係わるものであり、現場管理費(法定福利費の事業主負担額、研修訓練

    等に要する費用等)及び一般管理費等の諸経費は含まれていない。(例えば、交通誘導警備員の単価につい

    ては、警備会社に必要な諸経費は含まれていない。)

    ・法定福利費の事業主負担額、研修訓練等に要する費用等は、積算上、現場管理費等に含まれている。

    (1)公共工事設計労務単価(大阪府) 単位:円

    (2)その他の労務単価

    公共工事設計労務単価については、農林水産省及び国土交通省が実施する公共事業労務費調査に基づき

    単価設定を行っておりますが、単価設定されなかった職種の単価については、下記のとおりとします。

    所定労働時間内 8時間当たりの単価(円)

    1-2

  • (別表-1)割増対象賃金比及び1時間当り割増賃金係数<平成31年3月から適用>

    1-3

  • <参 考>

    -割増賃金の計上が必要な場合の労務費(割増賃金を含む総額)の計算例-

    (1)時間外

    ① 所定労働時間の8時間に加え、2時間の時間外労働を行う場合(すべて深夜以外

    の時間帯の場合)

    労務費(総額) = 単価 + 単価 × K(割増係数1.25の場合の値)× 2時間

    ② 所定労働時間の8時間に加えて4時間の時間外労働を行い、うち2時間が深夜の時間帯

    の場合

    労務費(総額) = 単価 + 単価 × K(割増係数1.25の場合の値)× 4時間

    + 単価 × K(割増係数0.25の場合の値) × 2時間

    (2)休日

    ① 休日に8時間の労働を行う場合(すべて深夜以外の時間帯の場合)

    労務費(総額)= 単価 × K(割増係数1.35の場合の値)× 8時間

    ② 休日に9時間の労働を行う場合(すべて深夜以外の時間帯の場合)

    労務費(総額)= 単価 × K(割増係数1.35の場合の値)× 9時間

    ③ 休日に10時間の労働を行い、うち2時間が深夜の時間帯の場合

    労務費(総額)= 単価 × K(割増係数1.35の場合の値)× 10時間 + 単価 × K

    (割増係数0.25の場合の値) × 2時間

    (3)深夜

    ① 所定労働時間8時間の労働を行い、うち3時間が深夜の時間帯の場合

    労務費(総額)= 単価 + 単価 × K(割増係数0.25の場合の値)× 3時間

    ※ 割増係数は、労働基準法第37条第1項及び第4項に規定されている時間外、休

    日及び深夜の割増賃金の計算に用いる率の最低限度に基づくものとする。

    1-4

  • 調査対象職種の定義・作業内容

    職 種 定 義 ・ 作 業 内 容

    0 1 特 殊 作 業 員 ① 相当程度の技能および高度の肉体的条件を有し、主として次に掲げる作

    業について主体的業務を行うもの

    a . 軽機械(道路交通法第84 条に規定する運転免許ならびに労働安全衛

    生法第6 1 条第1 項に規定する免許、資格および技能講習の修了を必

    要とせず、運転および操作に比較的熟練を要しないもの)を運転また

    は操作して行う次の作業

    イ. 機械重量3t未満のブルドーザ・トラクタ(クローラ型)・バッ

    クホウ(クローラ型)・トラクタショベル(クローラ型)・レーキ

    ドーザ・タイヤドーザ等を運転または操作して行う土砂等の掘削、

    積込みまたは運搬

    ロ. 吊上げ重量1t未満のクローラクレーン、吊上げ重量5t未満の

    ウインチ等を運転または操作して行う資材等の運搬

    ハ. 機械重量3t未満の振動ローラ(自走式) 、ランマ、タンパ等

    を運転または操作して行う土砂等の締固め

    ニ. 可搬式ミキサ、バイブレータ等を運転または操作して行うコンク

    リートの練上げおよび打設

    ホ. ピックブレーカ等を運転または操作して行うコンクリート、舗装

    等のとりこわし

    ヘ. 動力草刈機を運転または操作して行う機械除草

    ト. ポンプ、コンプレッサ、発動発電機等の運転または操作

    チ.コンクリートカッター、コアボーリングマシンの運転または操作

    b . 人力による合材の敷均しおよび舗装面の仕上げ

    c . ダム工事において、グリズリホッパ、トリッパ付ベルトコンベア、

    骨材洗浄設備、振動スクリーン、二次・三次破砕設備、製砂設備、骨

    材運搬設備(調整ビン機械室) を運転または操作して行う骨材の製造、

    貯蔵または運搬

    d . コンクリートポンプ車の筒先作業

    ② その他、相当程度の技能および高度の肉体的条件を有し、各種作業につ

    いて必要とされる主体的業務を行うもの

    0 2 普 通 作 業 員 ① 普通の技能および肉体的条件を有し、主として次に掲げる作業を行うも

    a . 人力による土砂等の掘削、積込み、運搬、敷均し等

    b . 人力による資材等の積込み、運搬、片付け等

    c . 人力による小規模な作業(たとえば、標識、境界ぐい等の設置)

    d . 人力による芝はり作業(公園等の苑地を築造する工事における芝は

    り作業について主体的業務を行うものを除く。)

    e . 人力による除草

    f . ダム工事での骨材の製造、貯蔵または運搬における人力による木根、

    不良鉱物等の除去

    ② その他、普通の技能および肉体的条件を有し、各種作業について必要と

    される補助的業務を行うもの

    0 3 軽 作 業 員

    ①主として人力による軽易な次の作業を行うもの

    a . 軽易な清掃または後片付け

    b . 公園等における草むしり

    c . 軽易な散水

    d . 現場内の軽易な小運搬

    e . 準備測量、出来高管理等の手伝い

    f . 仮設物、安全施設等の小物の設置または撤去

    g . 品質管理のための試験等の手伝い

    ②その他、各種作業において主として人力による軽易な補助作業を行うもの

    1-5

  • 職 種 定 義 ・ 作 業 内 容

    0 4 造 園 工 造園工事について相当程度の技能を有し、主として次に掲げる作業について

    主体的業務を行うもの

    ① 樹木の植栽または維持管理

    ② 公園、庭園、緑地等の苑地を築造する工事における次の作業

    a . 芝等の地被類の植付け

    b . 景石の据付け

    c . 地ごしらえ

    d . 園路または広場の築造

    e . 池または流れの築造

    f . 公園設備の設置

    0 5 法 面 工 法面工事について相当程度の技能および高度の肉体的条件を有し、主として

    次に掲げる作業について主体的業務を行うもの

    a . モルタルコンクリート吹付機または種子吹付機の運転

    b . 高所・急勾配法面における、ピックハンマ、ブレーカによる法面整

    形または金網・鉄筋張り作業

    c . モルタルコンクリート吹付け、種子吹付け等の法面仕上げ

    0 6 と び 工 高所・中空における作業について相当程度の技能および高度の肉体的条件を

    有し、主として次に掲げる作業について主体的業務を行うもの

    a . 足場または支保工の組立、解体等(コンクリート橋または鋼橋の桁

    架設に係るものを除く。)

    b . 木橋の架設等

    c . 杭、矢板等の打ち込みまたは引き抜き(杭打機の運転を除く。)

    d . 仮設用エレベーター、杭打機、ウインチ、索道等の組立、据付、解

    体等

    e . 重量物(大型ブロック、大型覆工板等)の捲揚げ、据付け等(クレ

    ーンの運転を除く。)

    f . 鉄骨材の捲揚げ(クレーンの運転を除く。)

    0 7 石

    工 石材の加工等について相当程度の技能および高度の肉体的条件を有し、主と

    して次に掲げる作業について主体的業務を行うもの

    a . 石材の加工

    b . 石積みまたは石張り

    c . 構造物表面のはつり仕上げ

    0 8 ブ ロ ッ ク 工 ブロック工事について相当程度の技能を有し、積ブロック、張ブロック、連

    節ブロック、舗装用平板等の積上げ、布設等の作業について主体的業務を行

    うもの(48 建築ブロック工に該当するものを除く。)

    0 9 電 工 電気工事について相当程度の技能かつ必要な資格を有し、建物ならびに屋外

    における、受電設備、変電設備、配電線路、電力設備、発電設備、通信設備

    等の工事に関する、主として次に掲げる作業について主体的業務を行うもの

    a . 配線器具、照明器具、発電機、通信機器、盤類等の取付け、据付け

    または撤去

    b . 電線、電線管等の取付け、据付けまたは撤去

    「必要な資格を有し」とは、電気工事士法第3条に規定する以下の4つ

    の資格のいずれかの免状または認定証の交付を受けていることをいう。

    ① 第1 種電気工事士

    ② 第2 種電気工事士

    ③ 認定電気工事従事者

    ④ 特殊電気工事資格者

    1-6

  • 職 種 定 義 ・ 作 業 内 容

    1 0 鉄 筋 工

    鉄筋の加工組立について相当程度の技能を有し、鉄筋コンクリート工事における

    鉄筋の切断、屈曲、成型、組立、結束等について主体的業務を行うもの

    1 1 鉄 骨 工 鉄骨の組立について相当程度の技能を有し、鉄塔、鉄柱、高層建築物等の建設に

    おける鉄骨の組立、H.T. ボルト締めまたは建方および建方合番(相番)作業

    について主体的業務を行うもの(工場製作に従事するものおよび鋼橋の桁架設に

    おける作業、鉄骨の組立に必要な足場もしくは支保工の組立、解体等または鉄骨

    材の捲揚げ作業に従事するものを除く。)

    1 2 塗 装 工 塗装作業について相当程度の技能を有し、塗料、仕上塗材、塗り床等の塗装材料

    を用い、各種工法による塗装作業(塗装のための下地処理を含む。)について主

    体的業務を行うもの(塗装作業上必要となる足場の組立または解体に従事するも

    のおよび23 橋りょう塗装工に該当するものを除く。)

    1 3 溶 接 工 溶接作業について相当程度の技能を有し、酸素、アセチレンガス、水素ガス、電

    気その他の方法により、鋼杭、鋼矢板、鋼管、鉄筋等の溶接(ガス圧接を含む。)

    または切断について主体的業務を行うもの( 工場製作に従事するものを除く。)

    1 4 運転手(特殊) 重機械(主として道路交通法第8 4 条に規定する大型特殊免許または労働安全衛

    生法第6 1条第1項に規定する免許、資格もしくは技能講習の修了を必要とし、

    運転および操作に熟練を要するもの)の運転および操作について相当程度の技能

    を有し、主として重機械を運転または操作して行う次に掲げる作業について主体

    的業務を行うもの

    a . 機械重量3t以上のブルトーザ・トラクタ・パワーショベル・バックホ

    ウ・クラムシェル・ドラグライン・ローディングショベル・トラクタショ

    ベル・レーキドーザ・タイヤドーザ・スクレープドーザ・スクレーパ・モ

    ータスクレーパ等を運転または操作して行う土砂等の掘削、積込みまたは

    運搬

    b . 吊上げ重量1t以上のクレーン装置付トラック・クローラクレーン・ト

    ラッククレーン・ホイールクレーン、吊上げ重量5t以上のウインチ等を

    運転または操作して行う資材等の運搬

    c . ロードローラ、タイヤローラ、機械重量3t以上の振動ローラ(自走式)、

    スタビライザ、モータグレーダ等を運転または操作して行う土砂等のかき

    ならしまたは締固め

    d . コンクリートフィニッシャ、アスファルトフィニッシャ等を運転または

    操作して行う路面等の舗装

    e . 杭打機を運転または操作して行う杭、矢板等の打込みまたは引抜き

    f . 路面清掃車(3輪式)、除雪車等の運転または操作

    g . コンクリートポンプ車の運転または操作(筒先作業は除く)

    1-7

  • 職 種 定 義 ・ 作 業 内 容

    1 5 運転手(一般) 道路交通法第84 条に規定する運転免許(大型免許、普通免許等)を有し、主と

    して機械を運転または操作して行う次に掲げる作業について主体的業務を行う

    もの

    a . 資機材の運搬のための貨物自動車の運転

    b . もっぱら路上を運行して作業を行う散水車、ガードレール清掃車

    等の運転

    c . 機械重量3t未満のトラクタ(ホイール型)・トラクタショベル

    (ホ イール)・バックホウ(ホイール型)等を運転ま

    たは操作して行う土砂等の掘削、積込みまは運搬

    d . 吊上げ重量1t未満のホイールクレーン・クレーン装置付トラ

    ック等を運転または操作して行う資材等の運搬

    e . アスファルトディストリビュータを運転または操作して行う乳剤

    の散布

    f . 路面清掃車(4輪式)の運転または操作

    1 6 潜 か ん 工 加圧された密室内における作業について相当程度の技能および高度の肉体的条

    件を有し、潜かんまたはシールド(圧気)内において土砂の掘削、運搬等の作

    業を行うもの

    1 7 潜かん世話役 加圧された密室内における作業について相当程度の技術を有し、潜かん工事ま

    たはシールド工事(圧気)についてもっぱら指導的な業務を行うもの

    1 8 さ く 岩 工 岩掘削作業について相当程度の技能および高度の肉体的条件を有し、爆薬およ

    びさく岩機を使用する岩石の爆破掘削作業(坑内作業を除く。)について主体

    的業務を行うもの

    1 9 トンネル特殊工 坑内における作業について相当程度の技能および高度の肉体的条件を有し、ト

    ンネル等の坑内における主として次に掲げる作業について主体的業務を行うも

    a . ダイナマイトおよびさく岩機を使用する爆破掘削

    b . 支保工の建込、維持、点検等

    c . アーチ部、側壁部およびインバートのコンクリート打設等

    d . ずり積込機、バッテリーカー、機関車等の運転等

    e . アーチ部および側壁部型わくの組立、取付け、除去等

    f . シールド工事(圧気を除く。)における各種作業

    2 0 トンネル作業員 坑内における作業について普通の技能および肉体的条件を有し、トンネル等の

    坑内における主として人力による次に掲げる作業を行うもの

    a . 各種作業についての補助的業務

    b . 人力による資材運搬等

    c . シールド工事(圧気を除く。)における各種作業についての補助的業務

    2 1 トンネル世話役 トンネル坑内における作業について相当程度の技術を有し、もっぱら指導的な

    業務を行うもの

    2 2 橋りょう特殊工 橋りょう関係の作業について相当程度の技能を有し、主として次に掲げる作業

    (工場製作に係るものおよび工場内における仮組立に係るものを除く。)につ

    いて主体的業務を行うもの

    a . PC 橋の製作のうち、グラウト、シースおよびケーブルの組立、緊張、

    横締め等

    b . コンクリート橋または鋼橋の桁架設および桁架設用仮設備の組立、解

    体、移動等

    c . コンクリート橋または鋼橋の桁架設に伴う足場、支保工等の組立、解

    体等

    1-8

  • 職 種 定 義 ・ 作 業 内 容

    2 3 橋りょう塗装工 橋りょう等の塗装作業について相当程度の技能を有し、橋りょう、水門扉等の

    塗装、ケレン作業等(工場内を含む。)について主体的業務を行うもの

    2 4 橋りょう世話役 橋りょう関係作業について相当程度の技術を有し、もっぱら指導的な業務を行

    うもの(工場内作業を除く。)

    2 5 土木一般世話役 土木工事および重機械の運転または操作について相当程度の技術を有し、もっ

    ぱら指導的な業務を行うもの(1 7 潜かん世話役、21 トンネル世話役または2

    4 橋りょう世話役に該当するものを除く。)

    2 6 高 級 船 員 海面での工事における作業船( 土運船、台船等の雑船を除く。)の各部門の

    長または統括責任者をいい、次に掲げる職名を標準とする。

    船長、機関長、操業長等(各会社が俗称として使用している水夫長、甲板長

    等を除く。)

    以下の水面は、海面に含める。(2 7 普通船員、2 8 潜水士、2 9 潜水

    連絡員および30 潜水送気員についても同様)

    ① 海岸法第3条により指定された海岸保全区域内の水面

    ② 漁港法第5条により指定された漁港の区域内の水面

    ③ 港湾法第4条により認可を受けた港湾区域内の水面

    2 7 普 通 船 員 海面での工事における作業船( 土運船、台船等の雑船を含む。)の船員で、

    高級船員以外のもの

    2 8 潜 水 士 潜水士免許を有し、海中の建設工事等のため、潜水器を用いかつ空気圧縮機に

    よる送気を受けて海面下で作業を行うもの

    潜水器(潜水服、靴、カブト、ホース等)の損料を含む。

    「潜水士免許」とは、労働安全衛生法第61条に規定する免許のことをいう。

    2 9 潜 水 連 絡 員 潜水士との連絡等を行うもので次に掲げる業務等を行うもの

    a . 潜水士と連絡して、潜降および浮上を適正に行わせる業務

    b . 潜水送気員と連絡し、所要の送気を行わせる業務

    c . 送気設備の故障等により危害のおそれがあるとき直ちに潜水士に連絡

    する業務

    3 0 潜 水 送 気 員 潜水士への送気の調節を行うための弁またはコックを操作する業務等を行う

    もの

    3 1 山 林 砂 防 工 山林砂防工事について相当程度の技能および高度の肉体的条件を有し、山地治

    山事業(主として山間遠かく地の急傾斜地または狭隘な谷間における作業)に

    従事し、主として次に掲げる作業を行うもの

    a . 人力による崩壊地の法切、階段切付け、土石の掘削・運搬、構造物の

    築造等

    b . 人力による資材の積込み、運搬、片付け等

    c . 簡易な索道、足場等の組立、架設、撤去等

    d . その他各作業について必要とされる関連業務

    3 2 軌 道 工 軌道工事および軌道保守について相当程度の技能および高度の肉体的条件を

    有し、主として次に掲げる作業について主体的業務を行うもの

    a . 軽機械(タイタンパー、ランマー、パワーレンチ等)等を使用してレ

    ールの軌間、高低、通り、平面性等を限度内に修正保守する作業

    b . 新線建設等において、レール、枕木、バラスト等を運搬配列して、軽

    機械(タイタンパー、ランマー、パワーレンチ等)等を使用して軌道を

    構築する作業

    1-9

  • 職 種 定 義 ・ 作 業 内 容

    3 3 型 わ く 工 木工事について相当程度の技能を有し、主として次に掲げる作業につい

    て主体的業務を行うもの

    a . 木製型わく(メタルフォームを含む。)の製作、組立て、取付

    け、解体等(坑内作業を除く。)

    b . 木坑、木橋等の仕拵え等

    3 4 大

    工 大工工事について相当程度の技能を有し、家屋等の築造、屋内における

    造作等の作業について主体的業務を行うもの

    3 5 左

    官 左官工事について相当程度の技能を有し、土、モルタル、プラスター、

    漆喰、人造石等の壁材料を用いての壁塗り、吹き付け等の作業について

    主体的業務を行うもの

    3 6 配 管 工 配管工事について相当程度の技能を有し、建物ならびに屋外における給

    排水、冷暖房、給気、給湯、換気等の設備工事に関する、主として次に

    掲げる作業について主体的業務を行うもの

    a . 配管ならびに管の撤去

    b . 金属・非金属製品(管等)の加工および装着

    c . 電触防護

    3 7 は つ り 工 はつり作業について相当程度の技能を有し、主として次に掲げる作業に

    ついて主体的業務を行うもの

    a . コンクリート、石れんが、タイル等の建築物壁面のはつり取り

    (はつり仕上げを除く。)

    b . 床または壁の穴あけ

    3 8 防 水 工 防水工事について相当程度の技能を有し、アスファルト、シート、セメ

    ント系材料、塗膜、シーリング材等による屋内、屋外、屋根または地下

    の床、壁等の防水作業について主体的業務を行うもの

    3 9 板 金 工 板金作業について相当程度の技能を有し、金属薄板の切断、屈曲、成型、

    接合等の加工および組立・取付作業ならびに金属薄板による屋根ふき作

    業について主体的業務を行うもの(4 6 ダクト工に該当するものを除

    く。)

    4 0 タ イ ル 工 タイル工事について相当程度の技能を有し、外壁、内壁、床等の表面の

    タイル張付けまたは目地塗の作業について主体的業務を行うもの

    4 1 サ ッ シ 工 サッシ工事について相当程度の技能を有し、金属製建具の取付作業につ

    いて主体的業務を行うもの

    4 2 屋

    ふ き

    屋根ふき作業について相当程度の技能を有し、瓦ふき、スレートふき、

    土居ぶき等の屋根ふき作業またはふきかえ作業について主体的業務を行

    うもの(39 板金工に該当するものを除く。)

    4 3 内

    工 内装工事について相当程度の技能を有し、ビニル床タイル、ビニル床シ

    ート、カーペット、フローリング、壁紙、せっこうボードその他ボード

    等の内装材料を床、壁もしくは天井に張り付ける作業またはブラインド、

    カーテンレール等を取り付ける作業について主体的業務を行うもの

    4 4 ガ ラ ス 工 ガラス工事について相当程度の技能を有し、各種建具のガラスはめ込み

    作業について主体的業務を行うもの

    4 5 建 具 工 建具工事について相当程度の技能を有し、戸、窓、枠等の木製建具の製

    作・加工及び取付作業に従事するもの

    1-10

  • 職 種 定 義 ・ 作 業 内 容

    4 6 ダ ク ト 工 ダクト工事について相当程度の技能を有し、金属・非金属の薄板を加工し、通

    風ダクトの製作および取付作業に従事するもの(3 9 板金工に該当するものを

    除く。)

    4 7 保 温 工 保温工事について相当程度の技能を有し、建築設備の機器、配管及びダクトに

    保温(保冷、防露、断熱等を含む。)材を装着する作業に従事するもの

    4 8 建築ブロック工 建築ブロック工事について相当程度の技能を有し、建築物の躯体および帳壁の

    築造または改修のために、空洞コンクリートブロック、レンガ等の積上げおよ

    び目地塗作業に従事するもの(0 8 ブロック工に該当するものを除く。)

    4 9 設 備 機 械 工 機械設備工事について相当程度の技能を有し、冷凍機、送風機、ボイラー、ポ

    ンプ、エレベーター等の大型重量機の据付け、調整または撤去作業について主

    体的業務を行うもの

    5 0 交通誘導員A 警備業者の警備員( 警備業法第2 条第4項に規定する警備員をいう。)で、

    交通誘導警備業務(警備員等の検定等に関する規則第1条第4号に規定する交

    通誘導警備業務をいう。)に従事する交通誘導警備業務に係る一級検定合格警

    備員又は二級検定合格警備員

    5 1 交通誘導員B 警備業者の警備員で、交通誘導員A 以外の交通の誘導に従事するもの

    1-11

  • 第2節 材料単価等の取扱いについて

    土木工事に用いる材料単価等の取扱い方法は原則として次のとおりとする。

    なお、工事の規模、工種、施工箇所、施工条件及び発注時期等により、これによる事が不適切と

    判断される場合は、事前に事業管理室に協議のうえ別途運用することができる。

    1.材料単価決定の基本的な考え方

    (1)材料単価の決定方法

    材料単価の決定に当たっては以下による。

    ※火薬・火工品類の単価については物価資料に掲載されているが、小口取引を対象に調査された

    ものであり、土木工事では一般的に適用が困難であるため注意を要する。

    また、物価資料掲載価格の適用が不可能な場合は、案件毎に資材調査(臨時調査)により決定

    する。

    2) 「資材調査単価」あり?

    3) 以下に該当?

    ・ゴム支承 or シールドセグメント

    ・火薬・火工品類(※)

    ・「1工事当り概算調達価格(材料単価×

    使用数量)500 万円以上 or 1資材当り

    概算単価 100 万円以上」の市場性のあ

    る資材で、臨時調査が必要と判断

    設計材料単価の検討開始

    公表価格?

    ①物価資料単価

    ・物価資料の安価な方、一方にし

    かない場合はその単価

    ・地区別単価(生 Co、As 合材、砕

    石類)は各地区内の物価資料掲

    載基準都市単価を採用

    ②資材調査単価(定期調査)

    ③資材調査(臨時調査)

    により決定した単価

    ④見積を査定した単価

    ・類似品の実勢率で見積単価

    を査定

    ・見積は原則3社以上から徴収

    4) 1)、2)、3)で、いずれか

    に類似品(同一名称規格違

    いの資材)単価あり? ④’見積単価

    ・見積は原則3社以上から徴収

    YES NO

    YES

    NO

    NO

    NO

    YES

    YES

    YES

    NO

    1) 「物価資料」単価あり?

    (「Web 建設物価」・「積算資料電

    子版」」)

    1-12

  • (2) 材料単価の定義及び決定方法の運用

    1)物価資料単価

    材料単価の決定は、物価資料に掲載されている実勢価格の安価な方を採用する。物

    価資料とは「Web建設物価(一般財団法人建設物価調査会)」及び「積算資料電子版(一

    般財団法人経済調査会)」をいう。ただし、一方の資料にしか掲載のないものについては、

    その価格とする。適用時期は毎月とする。

    また、生コンクリート、モルタル、アスファルト合材、骨材砕石類は地区別単価とし、各

    地区内に存在する物価資料掲載基準都市の単価を当該地区の単価として採用する(基

    準都市は各物価資料で同一でなくてもよい)。

    公表価格として掲載されている資材価格は、メーカー等が一般に公表している販売希

    望価格であり、実勢価格と異なるため、積算に用いない。

    例)生コンクリート、アスファルト合材、砕石類、鋼材、燃料油、木材、仮設関連

    資材、一般土木資材、各種賃料等、その他市場性のある一般的な資材

    2) 資材調査単価〔定期調査〕

    1)に該当しない場合は、資材調査単価によるものとする。資材調査単価とは、市場性の

    ある資材を特別調査して決定した単価である。資材調査単価〔定期調査〕は各事務所で

    必要とする資材をあらかじめ事業管理室で調査し、その単価について決定するものであ

    る。

    ゴム支承、シールド工事用標準セグメント、プレテンションPC桁、市場性のある

    高額な資材(目安として、1工事における概算調達価格(材料単価×使用数量)

    が500万円以上の資材、又は1資材の概算単価が100万円以上の資材)、その

    他汎用性のある資材

    ※ ただし、概算調達価格及び概算単価は、他工事の実績や物価資料の

    類似品目の材料単価から類推するものとし、類推が困難な場合には参

    考見積りを徴収し、判断を行うものとする。

    同一工事に用いる一資材に複数の規格がある場合については、調達

    価格(材料単価×使用数量)が500万円以上であるかは、その合計額で

    判断を行うものとする。

    ※ 落橋防止装置、大型コンクリート二次製品等の高額な資材は、資材調

    査(定期調査又は臨時調査)による単価決定に努めること。

    ※ なお、プレテンションPC桁、プレキャスト床版等、運搬費の割合が大きい

    資材は、図面を添付し、工事現場毎に価格決定する必要がある。

    3) 資材調査単価〔臨時調査〕(物価資料単価及び資材調査単価〔定期調査〕に設定のない材料

    を特別調査するもの。)

    1)、2)に設定のない資材のうち、一般的に市場性のある高額な資材〔 ゴム支承・シ

    ールド工事用標準セグメント・プレテンションPC桁、火薬・火工品類(小口取引を除く)、

    または1工事における概算調達価格(材料単価×使用数量)が500万円以上の資材、又

    は1資材の概算単価が100万円以上の資材〕で、特別調査の実施が適当と判断した場

    合には、その都度、資材調査(臨時調査)を行い単価決定を行うものとする。

    ※ 資材調査(臨時調査)の実施については当面、事業管理室と協議するものとし、単

    価決定が必要な時期の2ヶ月以上前に協議を行うものとする。

    1-13

  • 4) 見積り単価

    1)、2)、3)の方法によりがたい場合は、直接メーカー、商社等から見積りを徴収する

    ものとする。なお、見積りを採用する場合の手順は次によるものとする。

    ①見積りを徴収する場合は、形状寸法、品質、規格、数量及び納入場所、見積り有

    効期限等の条件を必ず提示し、見積依頼を行う。なお、見積価格は実勢取引価格

    を依頼する。

    ②正式見積りは、原則として3社以上から徴収する。

    ③積算に用いる材料単価の決定方法は、最低値とする(明らかな異常値は除く)。

    ④見積りにより決定した単価については、見積参考資料に記載することとする。

    (参考)一般的に見積り徴収の対象となる資材等の例示

    区 分 該当資材等の基準 事 例

    1.市場性がない資材 市中での流通が確認できな

    い、もしくは流通が極めて少な

    いため価格のバラツキが大き

    く価格決定が困難な資材。

    ・自然石(主に河川及び山から

    採取された巨石、転石等)。

    ・モニュメント等デザインが主と

    なるもの。

    2.特定の現場でのみ

    使用される資材

    1事務所、1工事、1現場でし

    か使用できない特別な資材。

    ・特定の現場のために設計、開

    発された資材。

    3.その他 その他、資材調査になじまな

    い資材や少額な資材。

    ・特許製品、実用新案製品。

    ・1工事の概算調達価格(材料

    単価×使用数量)500万円未

    満、かつ1資材の概算単価

    100万円未満のもの。

    ※ 積算にあたっては、各社の各部材毎の最低価格を採用せず、総合計が最低価格の見積り

    の全てを採用する。

    ※ 個別の部材において物価資料等に単価の掲載があるものは、物価資料等の単価に置き換

    えるものとする。

    ※ 見積徴収した資材の類似品が地区別単価、物価資料、資材調査単価等に掲載されている

    場合については、その単価を参考に見積書の精査を行うものとし、見積徴収時に併せてその

    類似品の見積りを徴収し、以下の計算式により設計単価を算定するものとする。

    設計単価=A×C/B(ただし、C/B≦1.0とする。)・・・・・式-1

    A:当該資材の見積価格

    B:Aの類似品の見積価格

    C:Aの類似品の実勢(物価資料等掲載)価格

    各社ごとに式-1により設計単価を算定し、その最低価格を採用する。

    ※注1)類似品とは、同一品名で規格(形状・寸法)が異なるものをいう。

    2)設計単価の端数処理は、切捨てにより4桁までを採用する。

    3)C/B>1.0となる場合は、見積りの最低価格を採用する。

    1-14

  • 2.材料単価等決定における採用時期の種類及び適用

    (1)適用時期の種類

    1)毎月単価

    ・各月の期間は当月1日~当月末日までとする。

    ・物価資料単価における物価資料各月号の適用期間は以下のとおりとする。

    積算開始日 物価資料の適用月

    4月1日~4月30日 4月号

    5月1日~5月31日 5月号

    6月1日~6月30日 6月号

    7月1日~7月31日 7月号

    8月1日~8月31日 8月号

    9月1日~9月30日 9月号

    10月1日~10月31日 10月号

    11月1日~11月30日 11月号

    12月1日~12月31日 12月号

    1月1日~1月30日 1月号

    2月1日~2月29日 2月号

    3月1日~3月31日 3月号

    2)年1回単価

    積算開始日 適用単価

    当該年度

    (4月1日~翌3月31日) 当該年度単価

    3)四半期毎単価

    ・「土木コスト情報」、「土木施工単価」各季号の適用期間は以下のとおりとする。

    積算開始日 市場単価・土木工事標準単価の適用月

    4月1日~6月30日 春号(4月号)

    7月1日~9月30日 夏号(7月号)

    10月1日~12月31日 秋号(10月号)

    1月1日~3月31日 冬号(1月号)

    (2)適用時期の考え方及び適用

    1)物価資料等に掲載がある場合・・・・・・・・毎月単価

    2)物価資料等に掲載がない場合・・・・・・・・・年1回単価

    従って、同一名称であっても掲載がない場合については年1回単価の扱いとする。

    3)資材単価の変動が特にはなはだしい場合は別途通知等によることがある。

    4)市場単価の取扱い・・・・・・・・・・・・・・・単価設定は四半期毎とする。

    土木コスト情報(建設物価臨時増刊)、土木施工単価(積算資料臨時増刊)により単価設

    定されている工種のうち、規格等が異なるため、単価設定されていないものについて資材調

    査等により単価決定を行う場合、年1回単価とする。

    5)建設機械等賃料の適用時期は、毎月単価とする。

    6)土木工事標準単価の取扱い・・・・・・単価設定は四半期毎とする。

    土木コスト情報(建設物価臨時増刊)、土木施工単価(積算資料臨時増刊)に掲載している

    土木工事標準単価は、市場単価と同様に適用する。

    1-15

  • 3.材料単価等決定における地区区分及び適用

    (1)府内統一単価①・・・・・府内を一つの単価(大阪単価)として設定したもの。 (別表-1)

    別表-1

    府内統一単価及び材料単価・労務単価・輸送費・電力料金の適用地域

    府内統一単価

    (資材調査単価)

    材 料 単 価

    物価資料等掲載都市 労務単価 輸送費 電力料金 備 考

    建設物価 積算資料

    大阪 大阪 大阪 大阪府 近畿運輸局 関西電力

    ※材料単価で物価資料掲載都市に大阪がない場合、大阪が含まれる区域(全国等)とする。

    (2)地区別単価・・・・・地区毎に単価を設定するもの。(生コンクリート・モルタル・アスファルト合材・

    骨材・砕石類) (別表-2)

    生コンクリート、モルタル、アスファルト合材、骨材類は地区別単価とする。

    物価資料に掲載されているものは物価資料単価とするが、単価の適用にあたっては、別表

    -2の各地区内に存在する物価資料掲載基準都市の単価を当該地区の単価として採用する

    ものとし、WEB建設物価、積算資料電子版の両方に基準都市が存在する場合(基準都市は同

    一でなくてもよい)は安価な方の単価とする。なお、一方しかない場合は一方の単価である。

    なお、物価資料に掲載されておらず、資材調査単価に掲載されているものは、その記載事

    項に基づき単価を適用する。

    別表-2

    地 区 別 単 価 区 分

    地 区 名

    物価資料掲載基準都市

    W eb

    建設物価

    積算資料

    電子版

    ① 豊能郡(能勢町・豊能町)及び箕面市止々呂美地区 豊能 能勢

    池田・茨木土木管内(①を除く)

    [池田市・箕面市(止々呂美地区を除く)・豊中市・吹田市・茨

    木市・高槻市・三島郡(島本町)・摂津市]

    茨木 高槻

    枚方・八尾土木管内

    [東大阪市・大東市・門真市・守口市・寝屋川市・枚方市・交

    野市・四条畷市・八尾市・柏原市]

    東大阪 東大阪

    富田林・鳳土木管内

    [堺市・松原市・藤井寺市・羽曳野市・富田林市・大阪狭山

    市・南河内郡(太子町・河南町・千早赤阪村)・河内長野市・

    高石市・泉大津市・和泉市・泉北郡(忠岡町)]

    堺 堺

    ⑤ 岸和田土木管内

    [岸和田市・貝塚市・阪南市・泉南郡(田尻町・熊取町・岬

    町)・泉佐野市・泉南市]

    泉佐野 岸和田

    ⑥ 大阪市 大阪 大阪

    1-16

  • 1-17

  • 4.物価資料の取扱いについて

    (1) 表示単価について

    1)物価資料の単価を使用する場合は端数調整を行わない。

    2)物価資料掲載単価の単位を変換して使用する場合は、有効桁は3桁(四捨五入)とする。

    (2) 公表価格について

    物価資料の価格の表示方法が、公表価格と実勢価格になっている場合は実勢価格を採用し、

    両方が公表価格の場合は採用しないものとする。

    (3) 大口・小口価格の扱いについて

    原則として大口価格を採用するものとする。

    5.資材調査(臨時調査)、見積りの依頼方法

    資材調査(臨時調査)、見積りの依頼方法は次のとおりとする。

    (1) 資材調査(臨時調査)を事業管理室へ依頼する場合は様式-1によるものとする。

    (2) 見積りは様式-2(案)により事務所長から3社以上へ依頼するものとする。

    見積徴収先の選定は、実績、企業規模、技術水準及び府内の取引事例等を勘案して適正に行

    うものとする。仕様については以下の点に留意して条件明示を行い、各社に依頼し、提出時に

    は見積価格の内訳書等も含めて提出を求めるものとする。

    1)材料規格

    材料規格についてはできる限り詳細に仕様を明示する。数量の単位については、設計変更

    等への対応を考慮し、設計表示単位を勘案して定めるものとする。

    2)受渡し条件

    「現地着(荷卸しを含む)単価とする。」等の条件明示を原則とするが、砂防工事等でトラック

    による荷卸しが困難な箇所については、その旨明記すること。また納入時期に時間指定等

    が必要な場合は明記すること。

    3)搬入予定年月

    4)「消費税を含まない」旨明記すること。

    6.設計変更時の単価

    建設工事積算基準「第Ⅰ編第12章設計変更2設計変更における材料単価の取扱いについて」

    による。

    7.その他

    (1) 単価が異なる区間の扱いについて

    単価が異なる区間に工事がまたがる場合は、当該工事延長の長い方の地区の単価とする。

    (2) 資材調査における材料単価の採用地域について

    資材調査において調査する場合の「採用地域」は原則として物価資料による掲載都市と同じ

    扱いとする。

    なお、プレキャスト桁については、運搬費が価格に大きく影響するため現場毎単価とする。

    1-18

  • 第2章 委託業務等設計単価

    (目 次)

    第1節 設計業務委託等技術者単価………………………………2-1

    第2節 各業務別資機材価格等

    1.測量業務関係材料単価等………………………………………2-2

    2.測量機械等損料算定表…………………………………………2-4

    3.地質調査業務関係材料単価……………………………………2-5

    4.地質調査業務関係機械器具損料………………………………2-6

    5.地質調査施工単価………………………………………………2-6

  • 第2章 委託業務等設計単価

    第1節 設計業務委託等技術者単価(平成31年度)

    ※「割増対象賃金比」とは、技術基準日額に占める「基本給相当額+割増の対象となる手当」

    (割増賃金の基礎となる賃金)の割合である。

    設計技術員等の基準日額の取扱いについて

    1.設計技術員等の基準日額の定義

    (1)基準日額の構成は、基本給、基準内手当、現物支給評価額、賞与臨時給与である。

    (2)土、日を問わず昼間における労働時間8時間に対する賃金である。

    2.超過業務標準時間相当額の取扱い

    超過業務標準時間相当額 = 超過業務時間当たり単価 × 対象時間数

    超過業務時間当たり単価 = 基準日額 × 1/8 × α × β (1円単位、小数点以下切捨て)

    但し、

    α =125/100 (時間外) β=(割増対象賃金比)

    =150/100(時間の深夜)

    2-1

  • 第2節 各業務別資機材価格等

    1 測量業務関係材料単価等

    1)材料単価

    2-2

  • 2)飛行場使用料

    種 別 規 格 金 額 備 考

    飛行場使用料 第2種空港使用の場合

    (着陸料) 双発・単発 1,000円/回 飛行機重量は双発・単発

    ( 1 回 ) とも2t

    停留料 第2種空港使用の場合

    双発・単発 810円/日 飛行機重量は双発・単発

    ( 1 日 ) とも2t

    2-3

  • 2 測量機械等損料算定表

    2-4

  • 3 地質調査業務関係材料単価

    区分 名 称 規 格 単位 単価

    (円) 摘 要

    ボーリング

    刃先 ポストホール型 φ100㎜ 個 21,100 オーガボーリング

    標本箱 土質用 箱 1,120 10本入り(プラスチックケース)

    〃 岩盤用 φ66㎜ 〃 2,770 長1m 5本入

    地すべり調査

    パイプ式歪計 φ48mm t3.6mm

    (1方向2ゲージ) 本 3,650 ソケットレス仕様

    パイプ式歪計 φ48mm t3.6mm

    (2方向4ゲージ) 本 4,420 ソケットレス仕様

    リード線 3芯 m 59

    アルミケーシング φ47mm×3m 本 8,920 立上がり1mを含む

    アルミカップリング φ47mm ヶ 2,120

    ケーシングキャップ類 φ47mm 組 3,400

    2-5

  • 4 地質調査業務関係機械器具損料

    名 称 規 格 単位 単価

    (円) 摘 要

    伸縮計 7日巻き 基・日 203

    傾斜計 基・日 94

    静歪み指示計 台・日 203

    孔内傾斜計 指示計含む 台・日 1,200

    5 地質調査施工単価

    項 目 規 格 単位 単価(円) 備 考

    (機械器具等損料)

    モノレール機械器具損料 50m 以下 日 1,350

    モノレール機械器具損料 50m 超~100m以下 日 1,500

    モノレール機械器具損料 100m 超~200m以下 日 1,850

    モノレール機械器具損料 200m 超~300m 以下 日 2,000

    モノレール機械器具損料 300m 超~500m以下 日 2,200

    モノレール機械器具損料 500m 超~1000m以下 日 3,200

    索道機械器具損料 100m 以下 日 4,240

    索道機械器具損料 100m 超~500m以下 日 5,720

    索道機械器具損料 500m 超~1000m以下 日 6,710

    (解析等調査業務)

    既存資料の収集・現地調査 直接人件費(解析等調査業務費分) 業務 81,300

    資料整理とりまとめ 直接人件費(解析等調査業務費分) 業務 64,600

    資料整理とりまとめ 直接労務費(直接調査費分) 業務 78,800

    断面図等の作成 直接人件費(解析等調査業務費分) 業務 60,500

    断面図等の作成 直接労務費(直接調査費分) 業務 78,800

    総合解析とりまとめ 直接人件費(解析等調査業務費分) 業務 343,000

    2-6

  • 第3章 建設機械経費

    (目 次)

    第1節 請負工事機械経費 1.請負工事機械経費積算要領・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3-1

    2.建設機械等損料算定表について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3-9

    3.建設機械損料の算定について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3-14

    4.建設機械の消耗部品の消耗費及び補修費について・・・・・・・・・・・・・・3-15

    5.建設機械等損料算定表・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3-16

    第 2 節 建設機械等賃料積算基準・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4-1

    第 3 節 ウェルポイント施工機械器具損料算定表・・・・・・・・・・・・・・5-1

    第 4 節 建設用仮設材損料算定基準・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6-1

    第 5 節 建設用仮設材賃料積算基準 1.建設用仮設材賃料積算基準・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7-1 2.建設用仮設材賃料算定基準の運用・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7-3

    第6節 除雪用建設機械の機械損料 1.除雪等の作業に使用する除雪用建設機械の機械損料について・・8-1

  • 第3章 建設機械経費

    第1節 請負工事機械経費 1.請負工事機械経費積算要領

    昭和49. 3.15 建設省機発第44号 最終改正平成30.3.20国総公第78号

    (目的)

    第1 この要領は、土木請負工事工事費積算要領(昭和42年7月20日付け建設省

    官技第34号)第2の請負工事費を構成する純工事費のうち、建設機械(以下

    「機械」という。)の使用に必要な経費(以下「機械経費」という。)の積算に

    ついて、必要な事項を定めることにより、請負工事の予定価格の算定を適正にす

    ることを目的とする。

    (用語の意義)

    第2 この要領において、次に掲げる用語の意義は、それぞれ当該各号に定めるとこ

    ろによる。

    一 償 却 費 機械の使用又は経年による価値の減価額をいう。

    二 償 却 費 率 使用期間中の償却費総額の基礎価格に対する割合をいう。

    三 維 持 修 理 費 機械の効用を持続するために必要な整備及び修理の費用で、

    運転経費以外のものをいう。

    四 維 持 修 理 費 率 機械の使用期間中に必要となる維持修理費総額の基礎価格 に対する割合をいう。

    五 管 理 費 機械の保有に伴い必要となる公租公課、保険料、格納保管

    (これに要する要員を含む)等の経費をいう。

    六 年 間 管 理 費 率 年間に必要な管理費の基礎価格に対する割合をいう。

    七 消 耗 部 品 費 作業の目的物と直接接触して消耗する部品のうち、損耗度

    と操業度との相関がきわめて高く、かつ、取替修理に特別

    な技能を要しない部品の費用をいう。

    八 基 礎 価 格 国内における標準仕様による機械の実勢取引価格をいう

    (輸入機械を含む)。

    九 運 転 時 間 機械が目的の作業を行う時間、作業のための自走による移

    動時間、作業待ち等によるエンジンの空転時間、その他作

    業に関連する時間をいう。

    十 運 転 日 数 運転時間の多少にかかわらず、機械が運転される日を通算

    した日数をいう。

    十一 供 用 日 数 機械が工事現場に供用される日数(機械を工事現場に搬入し、 又は工事現場から搬出するために必要な日数を含む。)をい う。

    十二 年間標準運転時間 機械ごとに実績又は推定により定められる年間の標準的

    (又は年間標準運 な運転時間数(又は運転日数)をいう。

    転日数)

    3-1

  • 十三 年間標準供用日数 機械ごとに実績又は推定により定められる年間の標準的

    な供用日数をいう。

    十四 予 備 用 機 械 故障又は事故の発生に備え、法令の規定又は契約の定めに より工事現場に存置する予備の機械をいう。

    十五 現 場 修 理 費 作業、災害等による機械の破損又は故障のうち、工事現場 で行う比較的小規模の修理に要する費用、その他機械の運

    転機能を維持するための整備に要する費用で、運転経費以

    外のものをいう。

    十六 低騒音型建設機械 国土交通大臣が別に定める低騒音型・低振動型建設機械

    の指定に関する規程(以下「指定に関する規程」とい

    う。)に基づき低騒音型建設機械として指定された建設

    機械をいう。

    十七 低振動型建設機械 指定に関する規程に基づき低振動型建設機械として指定さ

    れた建設機械をいう。

    十八 排出ガス対策型建 国土交通大臣が別に定める排出ガス対策型建設機械の普及

    設機械 促進に関する規定又は大臣官房技術審議官が別に定める排

    出ガス対策型建設機械指定要領に基づき排出ガス対策型建

    設機械として指定された建設機械及び、「特定特殊自動車

    排出ガスの規制等に関する法律(オフロード法)」又は「道

    路運送車両法」による基準適合車に指定された機械をいう。

    (機械経費の構成)

    第3 機械経費の構成は、次のとおりとする。 償却費

    機械損料 維持修理費

    管理費

    燃料費、油脂費及び電力料

    機械経費 運転経費 運転労務費

    消耗部品費

    雑品費

    組立解体費

    輸送費

    修理施設費

    (機械損料の積算)

    第4 機械損料は、償却費、維持修理費及び管理費について、次の(イ)(作業船に

    あっては(ロ))の算式により求めた運転1時間当たり損料(運転時間の測定が

    困難な機械又は機械損料の計算を運転日単位で行うことが適当な機械(以下「運

    転日単位の機械」という。)については、運転1日当たり損料。以下同じ。)に

    運転時間数(運転日単位の機械については、運転日数。以下同じ。)を乗じて得

    た額と、次の(ハ)(作業船にあっては(二))の算式により求めた供用1日当

    たり損料に供用日数を乗じて得た額とを合計して算出するものとする。ただし、

    予備用機械については、(ハ)(作業船にあっては(二))の算式により求めた

    供用1日当たり損料に供用日数を乗じて得た額とする。

    3-2

  • (イ)運転1時間当たり損料(作業船を除く。)=

    1/2×償却費率+維持修理費率 1 基礎価格× ×

    標準使用年数 年間標準運転時間

    (又は年間標準運転日数)

    (ロ)作業船の運転1時間当たり損料=

    1/2×償却費率+1/2 維持修理費率 1 基礎価格× ×

    耐用年数 年間標準運転時間

    (又は年間標準運転日数)

    (ハ)供用1日当たり損料(作業船を除く。)=

    1/2×償却費率 1 基礎価格×( +年間管理費率)×

    標準使用年数 年間標準供用日数

    (二)作業船の供用1日当たり損料=基礎価格

    1/2×償却費率+1/2×維持修理費率 1 ×( +年間管理費率)×

    耐用年数 年間標準供用日数

    2.前項の規定にかかわらず、運転日数の測定が困難な機械又は機械損料の計算を

    供用日単位で行うことが適当な機械(以下「供用日単位の機械」という。)の機

    械損料は、次の算式により求めた供用1日当たり損料に供用日数を乗じて得た額

    とする。

    供用1日当たり損料=

    償却費率+維持修理費率 1

    基礎価格×( +年間管理費率)×

    標準使用年数 年間標準供用日数

    3.前2項の規定にかかわらず、国が工事の請負人に無償で貸与する機械の機械損

    料は、過去の実績又は推定により求めた運転1時間当たり(運転日単位の機械又

    は供用日単位の機械については、運転1日当たり又は供用1日当たり。以下同じ。

    )の現場修理費(無償で貸与する機械に係るすべての整備及び修理を工事の請負

    人の負担において実施する場合は、維持修理費)に運転時間数(供用日単位の機

    械については、供用日数。以下同じ。)を乗じて得た額と、次の算式により求め

    た供用1日当たり管理費に供用日数を乗じて得た額との合計額とする。

    3-3

  • 年間管理費率

    供用1日当たり管理費=基礎価格×

    360

    4.前3項に掲げる算式中の償却費率は1から別表第1「建設機械等損料算定表」

    (以下「算定表」という。)に掲げる残存率を減じて得た数値とする。基礎価格、

    標準使用年数、年間標準運転時間、年間標準運転日数、年間標準供用日数、維持

    修理費率及び年間管理費率(以下「損料諸数値」という。)は、算定表に掲げる

    ところによる。

    ただし、国が無償で貸与する機械に係る年間管理費率は別表第2に掲げるとこ

    ろによる。

    (機械損料の補正)

    第5 第4の規定にかかわらず、次の各号に掲げる機械の運転1時間当たり損料又は

    供用1日当たり損料は、第4第1項又は第2項に掲げる算式により求めた運転1

    時間当たり損料又は供用1日当たり損料に当該各号に定める割合を乗じて得た額

    を超えない範囲内で補正することができる。ただし、第1号に該当する場合で、

    機械の輸送費の算定の基礎となる機械の所在場所が、豪雪地帯対策特別措置法

    (昭和37年法律第73号)第2条第1項の規定により指定された地域(以下

    「豪雪地域」という。)以外の地域である機械の供用1日当たり損料又は第3号

    若しくは第4号に該当する場合で、二交替制又は三交替制による作業(これらに

    準ずる作業を含む。以下「交替制作業」という。)に使用することが通常の状態

    である機械の運転1日当たり損料又は供用1日当たり損料については、この限り

    でない。

    一 豪雪地域において使用する機械(作業船を除く。)の供用1日当たり損料

    100分の110(北海道地域については、100分の115)

    二 岩石作業に使用するブルドーザ(リッパ装置付ブルドーザを除く。)、ショ

    ベル系掘削機、トラクタショベル及びダンプトラック(建設専用ダンプトラッ

    クを除く。)の運転1時間当たり損料

    100分の125

    三 運転日単位の機械で交替制作業に使用するものの運転1日当たり損料100分

    の150(三交替制の作業については100分の200)

    四 供用日単位の機械で、交替制作業に使用するものの供用1日当たり損料100

    分の125(三交替制の作業については100分の150)

    2.特殊な仕様又は現場条件に応じて設計製作された機械のうち、他の工事に転用

    することが困難であり又は転用にあたって過分な費用がかかると認められる機械

    については、償却費に相当する部分につき、実情に応じて適正に補正することが

    できる。

    3-4

  • (算定表に掲げる機械以外の機械の損料諸数値)

    第6 算定表に掲げる機械以外の機械の損料諸数値(年間管理費を除く。)は同表に

    掲げる同種、同形式又は類似の機械の損料諸数値を参しゃくし、適正に定めるも

    のとする。

    (運転経費の積算)

    第7 運転経費に係る各費目の積算は、土木請負工事工事費積算基準(昭和42年7

    月20日付け建設省官技第35号)によるほか、次の各号に定めるところによる

    ものとする。

    一 燃料費は、次の算式により求めた額とする。

    燃料費=燃料単価×運転1時間当たり(又は運転1日当たり)・1kW当たり 燃料消費量×定格(又は最高)出力×運転時間数(又は運転日数)

    この式において、運転1時間当たり(又は運転1日当たり)・1kW 当たり燃料消費量は、実績又は推定により求めるものとし、定格(又 は最高)出力は、算定表に掲げるところによる。

    二 電力料は、電気事業者が定める電力供給規程をもとに、次の算式により求めた

    額とする。

    電力料=従量電力料単価×使用電力量

    この式において使用電力量は、次式により求めるものとする。この場

    合、負荷率は、定格(又は最高)出力に対する平均出力の割合とし、作

    業時間率については、運転時間数に対する実作業時間の割合とし、いず

    れも実績又は推定により求めるものとする。

    使用電力量=負荷設備容量×負荷率×作業時間率×運転時間数

    三 運転労務費は、次の算式により求めた額とする。

    運転労務費=労務単価×運転1時間当たり(又は運転1日当たり)労務歩掛

    ×運転時間数(又は運転日数)

    四 消耗部品費は、次の算式により求めた額とする。

    消耗部品費=運転1時間当たり(又は運転1日当たり)の損耗費

    ×運転時間数(又は運転日数)

    この式において運転1時間当たり(又は運転1日当たり)の損耗費

    は、実績又は推定により求めるものとする。

    3-5

  • (組立解体費の積算)

    第8 組立解体費は、機械の使用に伴う組立及び工事の完了に伴う解体に必要な費用

    で、組立て及び解体に使用する機械器具の損料及び運転経費並びに組立て及び解

    体作業に従事する労務者の賃金及び雑材料費を積算するものとする。

    (輸送費の積算)

    第9 輸送費は、機械を工事現場に搬入し、又は工事現場から搬出するために要する

    費用で、機械が所在すると推定される場所から工事現場までの最も経済的な通常

    の経路及び方法による場合の運賃(自走する機械については、当該機械の機械損

    料及び運転経費)及び積卸しの費用を積算するものとする。

    2.前項の場合において、機械が所在する場所の推定が困難なものは、あらかじめ

    指定された場所を機械が存在する場所として取り扱うものとする。

    (修理施設費の積算)

    第10 大規模工事又は山間へき地における工事等で機械化施工の効率化を図るため、 工事現場に修理施設を設ける必要があると認められるときは、機械の修理施設費

    として、修理施設(工作機械を含む。)の工事現場搬入搬出及び仮設撤去の費用

    を積算するものとする。

    (ダム施工機械等の損料)

    第11 ダム本体工事に使用する施工機械及び揚排水ポンプ類の機械損料の算定につい て必要な事項は、総合政策局長が別に定める。

    (適用除外)

    第12 機械経費の全部又は一部について、機械の賃貸料を基礎として積算する必要が あるときは、この要領の全部又は一部の規定は適用しない。

    2.特殊な理由により、この要領を適用することが著しく適正を欠くと認められる

    ときは、事務次官の承認を得て、この要領によらないことができる。

    附則

    この改正による改正後の請負工事機械経費積算要領は、平成30年4月1日以後

    の請負工事に係る機械経費の積算について適用する。

    3-6

  • 備 考 1 表に掲げる機械の諸元等は、次のとおり。 (1)諸 元 公称の能力又は機械容量を示す。 (2)機関出力 機械に搭載された原動機又は電動機の定格出力(高速車両については最高)

    を示す。単位は原動機の場合は kW(SI単位)及びPSの併記で示し、電

    動機の場合は kW のみで示す。

    (3)機械質量 機械の自重(積載物及び運転員の質量を含まず。)を示す。

    2 表に掲げる機械は、次のとおり分類されている。

    (コードナンバー)

    01 ブルドーザ及びスクレーパ

    02 掘削及び積込機

    03 運搬機械

    04 クレーンその他の荷役機械

    05 基礎工事用機械

    06 せん孔機械及びトンネル工事用機械

    07 モータグレーダ及び路盤用機械

    08 締固め機械

    09 コンクリート機械

    10 舗装機械

    11 道路維持用機械

    12 空気圧縮機及び送風機

    13 建設用ポンプ

    15 電気機器

    16 ウインチ類

    17 試験測定機器

    18 鋼橋・PC橋架設用仮設備機器

    20 その他の機器

    30 主作業船

    31 付属作業船

    32 作業船用付属品

    33 港湾工事用付属機器

    3 第 8欄、第 9欄、第 12 欄、第 13 欄に(日)を付してある数値は運転日を単位として算定

    した値を示す。

    3-7

  • 4 第 8欄ないし第 15 欄に掲げる損料率又は損料は、次の算式による。

    ただし、算式中の( )内の数字は、表の欄数を示す。

    一 (8)= 1/2×償却費率+(6)

    × 1

    (2) (3)又は(4)

    二 (9)=(1)×(8)

    三 (10)=( 1/2×償却費率

    +(7))× 1

    (2) (5)

    四 (11)=(1)×(10)

    五 (12)=( 償却費率+(6)

    +(7))× 1

    (2) (3)又は(4)

    六 (13)=(1)×(12)

    (注) 供用日を単位として計算した機械

    一 (10)= 償却費率+(6)

    +(7))× 1

    (2) (5)

    二 (11)=(1)×(10)

    七 (14)=( 償却費率+(6)

    +(7))× 1

    (2) (5)

    八 (15)=(1)×(14)

    5 機械損料の補正が必要な場合は、次の算式によることができる。ただし、算式中の( )の

    数字は、表の欄数を示す。

    一 運転1時間当たり損料(9)を補正する場合

    二 供用1日当たり損料(11)を補正する場合

    三 稼働状態が標準と異なる場合

    t:供用日当たり運転時間(積上げにて積算)

    3-8

    補正後(13)= (9)× 補正係数 (11)

    (3)÷(5)

    補正後(13)= (9)+ (11)× 補正係数

    (3)÷(5)

    補正後(13)= (9)+ (11)

  • 2.建設機械等損料算定表について

    建設機械等損料算定表は, 請負工事機械経費積算要領第4 第4 項に係る別表第1 として定められ

    ているものであり, 算定表を利用するに当たっては, 同要領及び下記項目を十分参照されたい。

    1 . 算定表を利用するに当たって

    ( 1 ) 算定表に掲げる諸数値等は, ① 建設業を営む者が, 正常な経営活動のもとで② 正常な機械

    の能力が発揮できるように修理・整備を加えた, ③ 平均的な施工条件のもとで使用した場合の

    標準値である。このため, 機械経費の算定に当たっては, 対象機械が標準的な施工条件と異な

    る場合に, 必要に応じてその実情に合致するよう経費の調整をする必要がでてくる。

    実際の工事現場においては, ① 取扱い材料・部材等の種類・品質または組合せ機械の種類等

    によって機械にかかる負荷はそれぞれ変動し, ② 工事の施工の難易度や作業ヤードの広狭・天

    候や気温等の自然環境によって作業条件が多種多様に異なり, ③ 当該施工機械の新旧の度合い、

    製造メーカ別による機械自体のよしあし, 維持管理状況の良否, オペレータ技量の優劣等によ

    って機械そのものの作業能力が異なってくる。

    ( 2 ) 建設機械類に装備されたアタッチメントの種類や要目は, できるだけ算定表の摘要欄に示す

    よう努めたが, 表示する数値表の制約から十分でないものもあるので, アタッチメント部分に

    関して, 積算もれや二重積算が行われることのないよう留意する必要がある。

    ( 3 ) 機械類のうち, 互換性のある原動機を組合わせて使用する機械( ウインチ又は工事用ポンプ

    など) については, 積算の簡便化への配慮から, 原則としてモータ込みで機械損料を掲げた。

    ( 4 ) 算定表に掲げた金額は, すべて, 有効数字三桁( 四桁以上の数値は四位で四捨五入して三

    位表示) で示した。

    ( 5 ) 本損料算定表では, 全国各地で平均的に広く使われている機種・規格を取り入れ,さらに建

    設工事の低騒音型・排出ガス対策型建設機械等の環境対策を図った機種を積極的に掲載している

    ほか、地方整備局等の要望を受け普及台数の少ない機種・規格も一部掲載している。

    ( 6 ) 算定表に定められていない機種の損料が必要のときは, 類似の機械損料データを参考にして

    推算してみることも一つの方法である。

    ( 7 ) 損料算定表は, 建設業を営むものが自己で保有する機械を使用した場合の標準的な機械損料

    の単価を設定したものであって, 機械を他人に賃貸する場合の賃料を掲げたものではない。

    ( 8 ) 損料算定表には, 単位当たり機械損料のほか, 当該金額の算出の基となった諸数値を示すと

    ともに, 燃料消費量又は動力使用料の算定に用いる原動機出力を掲げ, 更に作業船以外のもの

    については, 工事現場に搬入し, 又は工事現場から搬出するために必要な輸送費の算出に用い

    る機械質量を示した。

    ( 9 ) 規格欄等の表示内容について

    ① 機関出力

    機械に搭載された原動機又は電動機の定格出力( 高速車両については最高出力) を示す。単

    位はkWで示す。

    3-9

  • 同一公称容量の機械を, 2 社以上の機械メーカが製作している場合で, 当該機械の機関出力

    が機械メーカごとに異なるときには, 機械毎に国内販売台数をウエイトにした加重平均値で示す

    ことを原則としている。

    この機関出力は, 機械の動力費または燃料費の算出の基礎資料となる。

    ② 機械質量

    標準装備品一式を装備し( 算定表の摘要欄に特に注記する場合を除く。) 実作業可能な状態

    での機械の質量であって, 積荷及びオペレータの質量を含まない。

    同一公称容量の機械を, 2 社以上の機械メーカが製作している場合の機械総質量の算定及び

    その表示方法については, 機械毎の国内販売台数をウエイトにした加重平均値で示すことを原則

    としている。

    機械質量は, 機械の輸送手段の選定や運賃その他輸送費の見積りの際の基礎資料となる。

    ③ 標準バケット容量

    油圧ショベル又はローダに通常積載される材料の容量を評価する方法についてはJIS A8

    403-4及びJIS A8421-3 (1 9 9 8 年制定)で規定している。

    油圧ショベル等の規格・諸元の表示は, このバケット定格容量の規格によっている。

    2 . 算定表に掲げる諸数値

    ( 1 ) 基礎価格

    機械の販売, 取得価格をもとに設定している損料算定のための価格である。

    標準付属品を装備した国内における機械の実勢取引価格を基準とし(輸入機械を含む)、消費税

    を含まない。

    同一公称容量の機械を、2 社以上の機械メーカが製作している場合の基礎価格は、機械毎に

    国内販売台数をウエイトにした加重平均値で示すことを原則としている。

    ( 2 ) 標準使用年数

    当該機械類がその性能・要目をみたすことのできる一般的な維持修理を行い、機械本来の用法

    のもとで、通常予定される機械の効率を十分発揮して使用できる年数である。機械類の使用年数

    は、機械を使用する諸条件や、機械本来の性能、運転操作環境の変化等に左右され、大きく変動

    することもある。

    したがって、算定表に掲げた値は通常の機械の耐用年数(寿命)とは異なる標準的な使用年数であ

    るから、必要に応じ実用に合致するよう補正することができる。(ただし、作業船類についてはこ

    れまで同様の耐用年数を用いている。)

    ( 3 ) 年間標準運転時間, 年間標準運転日数又は年間標準供用日数

    機械の使用実績や、同種又は類似の機械の使用実績を調査し、それをもとに設定された1 年

    間の標準的な値である。これらの値は、受注工事量の多少、機械の運用管理の適否はもとより、

    業種・業態によっても大きく変動することがある。

    ( 4 ) 償却費率

    償却費率は, 次式で求められる。

    償却費率= 1 - 残存率

    残存率は、機械の使用年数をふまえた数値であり、機械が耐用命数を終え,廃棄処分される際

    に残る経済価値の基礎価格に対する割合で表す

    作業船の償却費率については、「船舶の損料算定基準」による・

    3-10

  • ( 5 ) 維持修理費率

    機械を標準年数の間使用するのに必要となる維持修理費総額の基礎価格に対する割合をパーセ

    ント( % ) で示す。

    維持修理費は、機械の効用を持続するために必要な整備及び修理の費用で、運転経費に含まれ

    る消耗部品費は除かれる。ここに整備の費用とは、作業中の故障を予防し、低下した性能を復元

    するために行う定期点検等の費用で、1 回の整備に要する費用は比較的高額となる場合が多い。

    また、修理の費用とは、運転のミスや、作業中の事故による故障の修理等に必要な費用であって、

    工事現場で行える比較的小規模の修理等に必要な費用である。

    整備が必要となる要因及び整備の効果は、2 件以上の工事あるいは2 事業年度に及ぶため、

    整備の費用は一般に修繕引当金( 作業船等については特別修繕引当金) を設定して処理される。

    一方、修理の費用は、機械を使用中の特定の工事の工事原価に含めるべき性質のものである。

    整備の費用は、機械の種類によって異なるが運転時間・運転日数の増加とともに逓増し、一定の

    時間又は年数に達すると急激に増加する傾向がある。このため、維持修理費の累計額と基礎価格

    の関係は、機械の使用年数・累計運転時間等との対比により、機械の経済的使用年数の判定デー

    タとしても活用される。

    ( 6 ) 年間管理費率

    1 年間に必要な機械の管理費の基礎価格に�