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平成30年10⽉
農林水産物・食品輸出プロジェクト(GFP)について
食料産業局輸出促進課
(資料5)
食 料 産 業 局
●我が国の農林水産物・食品の輸出は、平成25年から5年連続で増加し、平成29年輸出実績は8,071億円。●平成30年1-7月の輸出実績は、5,063億円で対前年同期比15.6%の増加。●平成31年の農林水産物・食品の輸出額1兆円目標に向けて取組を進めている。
資料:財務省「貿易統計」を基に農林水産省作成
3,136 3,569
4,431 4,593 4,966
3,086
152 211
263 268 355
217
2,216
2,337
2,757 2,640
2,749
1,761
0
1,000
2,000
3,000
4,000
5,000
6,000
7,000
8,000
9,000
10,000
11,000
平成25年
2013年
平成26年
2014年
平成27年
2015年
平成28年
2016年
平成29年
2017年
平成30年
2018年
1-7月
(億円)農産物 林産物 水産物
7,451
1兆円
平成31年2019年
1兆円平成31年の輸出額1兆円達成を目指す
7,502
+7.6%(対前年比)
2,678
平成29年2017年1-7月
(5,063)(4,380)
+15.6%(対前年同期比)
204
1,498
5,5056,117
8,071
-1-
農林水産物・食品の輸出額の推移
食 料 産 業 局
4,593 4,966
268 355
2,640
2,749
0
1,000
2,000
3,000
4,000
5,000
6,000
7,000
8,000
9,000
平成28年計 平成29年計
農産物 林産物 水産物
資料:財務省「貿易統計」を基に農林水産省作成
(億円)品目別内訳 国・地域別内訳
7,5028,071
+7.6%(億円) (億円)
-2-
平成28年2016年
平成29年2017年
増減率
農林水産物 7,502 8,071 7.6%
農産物 4,593 4,966 8.1%
2,355 2,636 11.9%
510 626 22.6%
378 368 ▲2.8%
377 366 ▲2.9%
973 971 ▲0.1%
268 355 32.3%
水産物 2,640 2,749 4.1%
1,954 2,051 4.9%
686 698 1.8%
林産物 (丸太、製材、合板等)
水産物(調製品除く) (生鮮魚介類、真珠(天然・養殖)等)
水産調製品 (水産缶詰、練り製品(魚肉ソーセージ等)等)
品 目
加工食品(アルコール飲料、調味料、清涼飲料水、菓子等)
畜産品 (食肉、酪農品、鶏卵、牛・豚等の皮等)
穀物等 (小麦粉、米等)
野菜・果実等 (青果物、果汁、野菜・果実の缶詰等)
その他農産物 (たばこ、播種用の種、花き、茶等)
国・地域平成28年2016年
平成29年2017年
増減率
世界 7,502 8,071 7.6%
アジア 5,539 5,901 6.5%
①香港(真珠、なまこ(調製)、たばこ) 1,853 1,877 1.3%
③中国(ホタテ貝(生・蔵・凍等)、丸太、植木等) 899 1,007 12.1%
④台湾(りんご、アルコール飲料、ソース混合調味料) 931 838 ▲10.0%
⑤韓国(アルコール飲料、ホタテ貝(生・蔵・凍等)、ソース混合調味料) 511 597 16.7%
アセアン 1,177 1,399 18.9%
⑥ベトナム(粉乳、植木等、かつお・まぐろ類) 323 395 22.4%
⑦タイ(豚の皮、かつお・まぐろ類、さば) 329 391 18.7%
⑧シンガポール(アルコール飲料、牛肉、ソース混合調味料) 234 261 11.7%
⑩フィリピン(合板、製材、さば) 115 144 24.6%
⑬マレーシア(アルコール飲料、いわし、ソース混合調味料) 73 77 4.6%
⑱インドネシア(さば、播種用の種等、ソース混合調味料) 61 65 5.7%
⑲カンボジア(牛肉、鶏肉、粉乳) 35 58 65.4%
中東 105 114 8.9%
⑰アラブ首長国連邦(清涼飲料水、菓子(米菓を除く)、配合調製飼料) 55 65 19.1%北米 1,149 1,226 6.7% ②米国(ぶり、アルコール飲料、ソース混合調味料) 1,045 1,115 6.8% ⑫カナダ(アルコール飲料、緑茶、ひらめ・かれい) 83 98 17.3%欧州 486 523 7.6% EU(アルコール飲料、ソース混合調味料、ホタテ貝(生・蔵・凍等)) 423 452 7.0% ⑪オランダ(アルコール飲料、ホタテ貝(生・蔵・凍等)、魚油(肝油除く)) 114 134 17.6%
⑭フランス(アルコール飲料、醤油、緑茶) 65 72 11.1% ⑮英国(アルコール飲料、ソース混合調味料、醤油) 61 72 16.8% ⑯ドイツ(緑茶、ラノリン、ソース混合調味料) 67 67 0.6% ロシア(さんま、アルコール飲料、インスタントコーヒー) 31 39 23.6%大洋州 173 200 16.0% ⑨オーストラリア(清涼飲料水、アルコール飲料、ソース混合調味料) 124 148 19.7%アフリカ 122 191 57.1% ⑳ナイジェリア(さば、アルコール飲料、緑茶) 9 55 478.2%南米 34 30 ▲11.4%※「国・地域」欄において①~⑳を付した国は輸出先上位20カ国。うち( )内は主な輸出品目
平成29年の農林水産物・食品の輸出実績
食 料 産 業 局
2,678 3,086
204
217
1,498
1,761
0
1,000
2,000
3,000
4,000
5,000
6,000
平成29年1-7月 平成30年1-7月
農産物 林産物 水産物資料:財務省「貿易統計」を基に農林水産省作成
(単位:億円) 品目別内訳 国・地域別内訳 (単位:億円)(単位:億円)
4,380
5,063
-3-
+15.6%平成29年2017年1-7月
平成30年2018年1-7月
増減率
農林水産物 4,380 5,063 15.6%
農産物 2,678 3,086 15.2%
1,423 1,688 18.6%
345 371 7.6%
187 219 16.7%
155 198 27.2%
568 611 7.5%
204 217 6.3%
水産物 1,498 1,761 17.6%
1,165 1,406 20.7%
333 355 6.5%
林産物 (丸太、製材、合板等)
水産物(調製品除く) (生鮮魚介類、真珠(天然・養殖)等)
水産調製品 (水産缶詰、練り製品(魚肉ソーセージ等)等)
品 目
加工食品(アルコール飲料、調味料、清涼飲料水、菓子等)
畜産品 (食肉、酪農品、鶏卵、牛・豚等の皮等)
穀物等 (小麦粉、米等)
野菜・果実等 (青果物、果汁、野菜・果実の缶詰等)
その他農産物 (たばこ、播種用の種、花き、茶等)
国・地域平成29年2017年1-7月
平成30年2018年1-7月
増減率
世界 4,380 5,063 15.6%
アジア 3,148 3,698 17.5%
①香港(真珠、なまこ(調製)、たばこ) 960 1,126 17.3%
②中国(ホタテ貝(生・蔵・凍等)、丸太、植木等) 570 759 33.1%
④台湾(りんご、アルコール飲料、ソース混合調味料) 426 482 13.1%
⑤韓国(アルコール飲料、ソース混合調味料、たい) 336 353 4.9%
アセアン 752 894 18.9%
⑥タイ(かつお・まぐろ類、豚の皮、さば) 221 269 21.6%
⑦ベトナム(粉乳、植木等、さば) 201 252 25.8%
⑧シンガポール(アルコール飲料、牛肉、ソース混合調味料) 136 155 13.9%
⑨フィリピン(合板、さば、製材) 80 95 18.8%
⑮マレーシア(さば、アルコール飲料、いわし) 41 45 11.8%
⑱インドネシア(播種用の種等、かつお・まぐろ類、さば) 39 37 ▲5.4%
中東 69 44 ▲35.9%
北米 680 718 5.6% ③米国(ぶり、アルコール飲料、ソース混合調味料) 619 652 5.3% ⑫カナダ(ひらめ・かれい、アルコール飲料、緑茶) 54 57 6.8%欧州 301 323 7.3% EU(アルコール飲料、ソース混合調味料、播種用の種等) 258 266 3.4% ⑪オランダ(アルコール飲料、ホタテ貝(生・蔵・凍等)、魚油(肝油除く)) 74 78 5.0%
⑯フランス(アルコール飲料、醤油、ソース混合調味料) 46 43 ▲8.2% ⑰ドイツ(ラノリン、緑茶、ソース混合調味料) 36 41 12.3% ⑲英国(ソース混合調味料、アルコール飲料、醤油) 44 36 ▲16.6% ⑳ロシア(いわし、さんま、アルコール飲料) 24 35 45.7%大洋州 115 126 9.5% ⑩オーストラリア(清涼飲料水、アルコール飲料、ソース混合調味料) 85 94 10.2%アフリカ 119 168 41.1% ⑬ナイジェリア(さば、ソース混合調味料、清涼飲料水) 28 50 80.2% ⑭エジプト(さば、播種用の種等、いわし) 36 47 28.4%南米 16 29 81.0%※「国・地域」欄において①~⑳を付した国は輸出先上位20カ国。うち( )内は主な輸出品目
平成30年1-7月の農林水産物・食品の輸出実績
食 料 産 業 局
-4-
GFP(ジー・エフ・ピー)とは、 Global Farmers / Fishermen / Foresters / Food Manufacturers Project の略称であり、農林水産省が推進する日本の農林水産物・食品の輸出プロジェクトです。
ロゴは、古典柄である「青海波」の中に、富士山と日の丸が描かれており、日本の誇る農林水産物・食品が広く海外へと輸出されていく様を表現しています。
GFPとは
-5-
食 料 産 業 局
輸出商社の商品リクエスト情報を受け取れます
GFPメンバーに登録すると、以下のような特典があります。
〇農林漁業者・食品事業者の皆さま
• 検疫や輸出手続の専門家や農林水産省の職員が現地訪問等により診断します。• 出荷量、農薬・肥料の使用、ほ場・選果場の状況などを踏まえたレポートを提供します。• レポートでは、対象となる生産物の日本からの輸出状況、産地や生産設備に必要な整備等、
輸出に向けた商談準備に役立つ情報を提供します。これらを参考に、関連する支援策の利用につなげることもできます。
• 農林水産省では、海外に販売網を有する輸出商社から輸出を希望する商品の情報を「商品リクエスト」として集めています。
• 集めた「商品リクエスト」は全国の生産者や製造業者の団体を通じて配信しますが、GFPメンバーはメール等で直接受け取れます。
• 「商品リクエスト」に応じて出荷を希望する場合は農林水産省を通じて輸出商社に連絡できます。希望が一致すれば、輸出商社と直接商談を進めることができます。
• 多くの輸出商社は国内取引で商品を購入するため、輸出手続を自ら行わずに速やかに輸出できます。
輸出診断を無料で受けられます
-6-
GFPメンバーのメリット①
食 料 産 業 局
グローバル産地づくりの支援を受けることができます
• 輸出を希望する商品の情報を「商品シート」に記載して、農林水産省を通じて全国の輸出商社に紹介することができます。
• 取引に関心がある輸出商社があれば農林水産省を通じて知ることができます。希望が一致すれば、輸出商社と直接商談を進めることができます。
• 多くの輸出商社は国内取引で商品を購入するため、輸出手続を自ら行わずに速やかに輸出できます。
• 輸出するために産地の整備が必要な場合、計画策定の段階から専門家によるコンサルティングなどの支援を受けられます。
• 計画を策定すると、強い農業・担い手づくり総合支援交付金等の支援策の優先採択の可能性があります。
輸出希望商品を輸出商社に紹介できます
-7-
メンバー同士の交流イベントに参加できます
• 各地で開催されるメンバー間の交流会イベントや専門家によるセミナーに参加することができます。
GFPメンバーのメリット②
食 料 産 業 局
〇輸出商社、バイヤー、物流企業の皆さま
-8-
「商品リクエスト」を全国の生産者・製造業者に発信できます
• 農林水産省では、生産者・製造業者に輸出を希望する商品があれば、「商品シート」を作成して提出してもらっています。
• GFPメンバーの輸出商社やバイヤーは、希望すれば提出された「商品シート」をメール等で受け取れます。
• 取引に関心がある商品があれば農林水産省を通じて生産者・製造業者に連絡できます。希望が一致すれば、生産者・製造業者と直接商談を進めることができます。
• 海外需要がある商品を提供できる生産者・製造業者を探したい場合、「商品リクエスト」を農林水産省を通じて全国の生産者・製造業者に発信できます。
• 出荷を希望する生産者・製造業者があれば農林水産省を通じて知ることができます。希望が一致すれば、生産者・製造業者と直接商談を進めることができます。
生産者・製造業者が作成する「商品シート」を受け取れます
メンバー同士の交流イベントに参加できます。
• 各地で開催されるメンバー間の交流会イベントや専門家によるセミナーに参加することができます。
GFPメンバーのメリット③
食 料 産 業 局
8月31日の発表以降、9月17日段階での登録事業者数は全193社となっており、輸出診断の対象者である農林水産物・食品事業者は154社となっている。そのうち輸出診断(訪問診断)を希望している事業者は79社(51%)。
登録数(比率)
登録事業者数 193
農林水産物食品事業者
154 (80%)
うち、輸出診断申込み数 120 (62%)
うち、訪問診断申込み数 79 (51%)
流通事業者、物流業者等 39 (20%)
※今後の登録状況については、月末締めでとりまとめをし、公表することとする。
-9-
GFP(農林水産物・食品輸出プロジェクト)の登録状況(9月18日まで)
食 料 産 業 局
1. 海外のEC事業は、日本の農林水産物・食品の輸出・販売ルートとしてますます存在感を増しています。これらのEC事業者の中には、日本国内の生産者・製造業者から商品を買い取り、自ら輸出して販売するところもあります。そこで、こうした海外のEC事業者で新たな販売商品を求める者と国内の生産者・製造事業者とのマッチングを強化します。
2. 具体的には、JETROが海外のECサイトに「ジャパンモール」を設置し、日本の食品を国内買い取りして海外消費者に販売する取組を行っているところであり、農林水産省、経済産業省のネットワークを通じて、生産者・製造業者などに募集案内などの情報提供を行います。
3. また、独立行政法人中小企業基盤整備機構がECサイト『Rin++』(仮称)を設け、日本酒や緑茶などの加工食品をPRするとともに、ECを活用して販路開拓を目指す中小企業者とEC事業者とのマッチングを図る場として「EC Camp 2018」を開催することとしているところ、両省のネットワークを活用して、中小企業者などに情報提供していきます。
4. さらに、こうした情報提供に関する連携を、今後『WASHOKU Treasure』、『J's Agri』、『EVERYTHING FROM JP』、『JapanPage』、『JAPAN POINT』等のEC事業者にも広げていきます。 -10-
EC(電子商取引)を活用した販路開拓の取組強化について
食 料 産 業 局海外からの商品リクエストの提供
情報提供各国ジェトロ
外務省
農林⽔産省輸出プロジェクト室
地⽅農政局拠点
(⽀局)
ジェトロ(本部)
⼤使館
都道府県庁
事業者
ニーズ・逆指名案件:ニーズ情報の流れ:対応情報のつなぎ
地域商社
海外
経済産業省貿易振興課
中⼩企業庁 中⼩機構
品⽬原課
業界団体
地⽅経産局
地⽅農政局
合同チーム
ジェトロ(国内事務所)
ECサイト事業者
-11-
農林水産省経済産業省
食 料 産 業 局第2回「日本の食品 輸出EXPO」について
【参考】第1回 ⽇本の⾷品 輸出EXPO○会期:2017年10⽉11⽇(⽔)〜13⽇(⾦)○会場:幕張メッセ○主催:リード エグジビション ジャパン(株)○共催:(独)⽇本貿易振興機構(JETRO)○協⼒:農林⽔産省○規模:出展者304社、
海外バイヤー(有⼒バイヤー約3000を招聘)、国内輸出商等
(1)⽇程:2018年10⽉10⽇(⽔)〜12⽇(⾦)(2)会場:幕張メッセ(3)出展者:600社(前回⽐2倍)(予定)(4)バイヤー:海外の⾷品バイヤー2500名、国内の輸出商1500名が来場(予定)
日本にいながらにして、世界中の多数の有力バイヤーと直接商談できる絶好の機会
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