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EDIWave システム Linux 全銀 TCP クライアント Pro2 操作説明書

EDIWave システム Linux 全銀 TCP クライアント … / 2048 / 32767 から選択 (送信時ブロッキング有の場合に、上限値として使用) 送信時ブロッキング

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EDIWave システム Linux

全銀 TCP クライアント Pro2

操作説明書

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EDIWave システム Linux 全銀 TCP クライアント Pro2 操作説明書 1

目 次

第1章 ご使用される前に

1-1 はじめに ...................................................................................................................... 3

1-2 動作環境 ...................................................................................................................... 4

1-3 機能仕様 ...................................................................................................................... 5

第2章 インストール方法及び環境設定

2-1 インストール方法 ....................................................................................................... 7

2-2 ライブラリの追加 ....................................................................................................... 7

2-3 ライセンス登録 ........................................................................................................... 8

2-4 ディレクトリ構成 ....................................................................................................... 12

2-5 TCP/IPポート番号の設定 .......................................................................................... 12

2-6 Webサーバー(Apache)の設定 .................................................................................... 12

2-7 SELinuxの設定 .......................................................................................................... 13

2-8 アンインストール方法 ............................................................................................... 16

第3章 全銀パラメータ設定

3-1 ログイン ..................................................................................................................... 18

3-2 管理メニュー ............................................................................................................. 19

3-3 クライアント機能 ..................................................................................................... 20

3-4 通信状態表示 ............................................................................................................. 26

3-5 通信履歴表示 ............................................................................................................. 27

3-6ログイン情報変更 ...................................................................................................... 28

3-7 セッション保持時間変更 .......................................................................................... 29

第4章 コマンドラインからの起動

4-1 コマンドライン起動 ................................................................................................... 31

4-2 通信パラメータ ........................................................................................................... 32

4-3 拡張設定ファイル ....................................................................................................... 35

4-4 EBCDICコード体系設定ファイル ............................................................................ 36

第5章 終了情報コード

5-1 終了ステータスコード ............................................................................................... 40

5-2 状態コード ................................................................................................................... 40

5-3 コマンド番号 ............................................................................................................... 40

5-4 エラーコード ............................................................................................................... 41

5-5 通信ステータスの取得 ............................................................................................... 44

付録1 EBCDICコード表 ........................................................................................................ 45

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EDIWave システム Linux 全銀 TCP クライアント Pro2 操作説明書 2

第1章 ご使用される前に

この章では、製品の仕様、注意点について説明します。

1-1 はじめに

1-2 動作環境

1-3 機能仕様

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EDIWave システム Linux 全銀 TCP クライアント Pro2 操作説明書 3

1-1 はじめに

この度は、『EDIWaveシステム Linux 全銀TCPクライアント Pro2』をお買い求めいただき、誠にありが

とうございます。

本製品は、全国銀行協会連合会が制定した「全銀協標準通信プロトコル TCP/IP手順」に則りファイル転送

を行うプログラムです。

また、本製品は以下の特徴を持っております。

・全銀協TCP/IP手順のクライアント側をサポート。

・ 全銀協ベーシック手順に含まれる、マルチファイル転送及び、モード変更に対応。

・通信内容の設定や通信状態、通信履歴照会などは、Webブラウザから操作。

・ 事前にパラメータファイルを作成し、コマンドラインからも起動可能。

・ TLS通信に対応。

なお、「全銀協標準通信プロトコル TCP/IP 手順」の詳細な仕様に関しましては、下記の資料を参照願いま

す。

■「全銀協標準通信プロトコル –TCP/IP手順-」

全国銀行協会連合会 発行(平成 9年 3月初版)

Copyright© 2004 – 2019 by UNILINK,Inc All right reserved.

【 注 意 】

・ 本ソフトウェアをご利用いただくには、「全銀協標準通信プロトコル TCP/IP手順」に対応したサーバー側

のソフトウェアが必要です。

・ 本ソフトウェアをご利用いただくには、Apache(Web サーバー)がインストール済みで、CGI などが正

常に動作可能である必要があります。

・ 本書は、OSに関する知識を有する方を対象として作成しております。OSに関する設定などは、他の書籍

を参照願います。

・ 本書ならびにプログラムの内容は、製品の技術的改良により予告なしに変更する場合があります。

・ 本ソフトウェアのご使用にあたり、直接あるいは間接的に損害が生じましても、いかなる責任をも負わな

いものとし、一切の賠償も行わないものとします。

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EDIWave システム Linux 全銀 TCP クライアント Pro2 操作説明書 4

1-2 動作環境

CPU ご使用されるOSの推奨スペック以上

メモリ ご使用されるOSの推奨メモリ以上

ディスク容量 インストール時に、10M以上の空き容量が必要。

その他、送受信を行うデータ量により異なります。

OS Linuxカーネル2.4 ,2.6

実行時ライブラリィ glibc 2.0以降

Webサーバー Apache 1.3以降

TLS証明書 但し、TLS通信を行わない場合は必要ありません。

モデム、TAなど 使用するOSで利用可能である事。

但し、インストールするマシンで発信を行わない場合は必要ありません。

※動作確認済みディストリビューションに関しましては、

弊社HP[https://www.unilink.co.jp/edi/ztcpclient/linux/]

をご覧ください。

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EDIWave システム Linux 全銀 TCP クライアント Pro2 操作説明書 5

1-3 機能仕様

項 目 内 容

登録可能件数 接続先情報

無制限 (ハードディスクの空き容量による) 送受信ファイル情報

設定内容

業務名称 50バイト (全角 25文字)

センター確認コード 14桁必須 (HEX入力形式)

パスワード 6桁 (※1)

全銀ファイル名 12桁 (※1)

ファイルアクセスキー 6桁 (※1)

レコード長 5桁 (1~32762)

テキスト長 256 / 2048 / 32767 から選択

(送信時ブロッキング有の場合に、上限値として使用)

送信時ブロッキング 有無選択

データ圧縮 全銀協仕様である、繰り返し文字圧縮の有無選択

改行コード制御 送信時:削除、受信時:付加の有無選択

その他

TLS サーバー認証、クライアント認証

TLSバージョン SSLv3、TLS1、TLS1.1、TLS1.2

SNI サポート

マルチファイル転送

サポート モード変更

可変長レコード

範囲指定での再送 未サポート

配布形式 バイナリのみ

サポート対象の証明書

ハッシュ SHA-1(160bit)、

SHA-2(224bit、256bit、384bit、512bit)

アルゴリズム RSA

キー長 1024bit、2048bit、4096bit

証明書 サポートする証明書の形式とファイル拡張子

ルート証明書

中間証明書

ファイル形式 X509(PEM、DER)、PKCS#7(PEM、DER)

拡張子 crt、cer、der、pem、p7b、spc

サーバー証明書

クライアント証明書

ファイル形式 X509(PEM、DER)、PKCS#7(PEM、DER)、PKCS#12

拡張子 crt、cer、der、pem、p7b、spc 、p12、pfx

秘密鍵 ファイル形式 PKCS#8(PEM、DER)

拡張子 key、der、pem

(※1) 設定された値を、プログラム内部でEBCDICコードに自動変換して通信を行います。

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EDIWave システム Linux 全銀 TCP クライアント Pro2 操作説明書 6

第2章 インストール方法及び環境設定

この章では、『EDIWaveシステム Linux 全銀TCPクライアント Pro2』のインストール方法や環境

設定について説明します。

2-1 インストール方法

2-2 ライブラリの追加

2-3 ライセンス登録

2-4 ディレクトリ構成

2-5 TCP/IP ポート番号の設定

2-6 Web サーバー(Apache)の設定

2-7 SELinux の設定

2-8 アンインストール方法

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EDIWave システム Linux 全銀 TCP クライアント Pro2 操作説明書 7

2-1 インストール方法

『EDIWave システム Linux 全銀 TCP クライアント Pro2』は、RPM 形式のバイナリパッケージの

み提供します。

zclient-xxxxx.i386.rpm を、Linux上の任意ディレクトリにコピーし、以下のコマンドを実行する事で、

『EDIWaveシステム Linux 全銀TCPクライアント Pro2』のインストールを行います。

# rpm –i zclient-xxxxx.i386.rpm

※ xxxxx の部分はバージョン番号となっております。 実際のファイル名を入力してください。

2-2 ライブラリの追加

EDIWaveシステム Linux 全銀TCPクライアント Pro2が必要なライブラリがOSに無い場合、下記の

画面のようなメッセージが出力されます。

上記のメッセージが出力され、インストールが続行できない場合は、以下のコマンドを実行し、libc.so.6 、

libcurl.so.4 など必要なライブラリをインストール後、EDIWave システム Linux 全銀TCP クライアン

ト Pro2をインストールしてください。

# yum install libc.so.6⏎

# yum install libcurl.so.4⏎

※RHELでyum を実行する際は、リポジトリが設定されている必要があります。

※インターネット環境ではない場合は、ローカルリポジトリ環境にする必要があります。

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EDIWave システム Linux 全銀 TCP クライアント Pro2 操作説明書 8

2-3ライセンス登録

製品のご使用前にアクティベーション(ライセンス登録)を行ってください。

アクティベーションは、インターネット経由で行うオンライン方法とインターネットを使用しないオフライ

ン方法があります。

アクティベーション行わない場合試用版として動作致します。

試用版は、1セッションのみ通信可能ですが、インストール後 14 日で起動不可となりますので、ご注意願

います。

アクティベーション手順の概要

はい

いいえ

メールかFAXで登録を依

頼する

登録番号を受取る

登録番号を入力する

登録を行う

EDIWaveシステム Linux 全銀TCPクライアント Pro2をインストールしているパソコン

はインターネットに接続できるか?

シリアル番号と会社名を入力する シリアル番号と会社名を入力する

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EDIWave システム Linux 全銀 TCP クライアント Pro2 操作説明書 9

コマンドラインから、suコマンドでユーザー・アカウントを管理者権限に切り替えます。

su ⏎

rootパスワードを入力⏎

アクティベーションのプログラムがあるディレクトリに移動して、LicenseRegisterを起動します。

cd /usr/local/zhostd/⏎

./LicenseRegister⏎

次の画面を表示します。

オンライン登録の場合

‘1’を入力して改行キーを押下します。

シリアル番号を入力して改行キーを押下します。

会社名を50桁以内で入力して改行キーを押下します。

‘y’または’Y’を入力して改行キーを押下します。

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EDIWave システム Linux 全銀 TCP クライアント Pro2 操作説明書 10

アクティベーションが正常終了すると「登録が完了しました。」のメッセージを出力します。

オフライン登録の場合

‘2’を入力して改行キーを押下します。

シリアル番号を入力して改行キーを押下します。

会社名を50桁以内で入力して改行キーを押下します。

登録番号を入力して改行キーを押下します。

‘y’または’Y’を入力して改行キーを押下します。

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EDIWave システム Linux 全銀 TCP クライアント Pro2 操作説明書 11

アクティベーションが正常終了すると「登録が完了しました。」のメッセージを出力します。

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EDIWave システム Linux 全銀 TCP クライアント Pro2 操作説明書 12

2-4ディレクトリ構成

『EDIWaveシステム Linux 全銀TCPクライアント Pro2』は、下記のディレクトリ構成で動作します。

下記以外のディレクトリ構成では、動作保証外となりますのでご注意願います。

ホームディレクトリ /usr/local/zhostd/*

TLS証明書情報保存ディレクトリ /usr/local/Security/*

HTMLドキュメント /var/www/html/zhostd/*

CGIプログラム /var/www/cgi-bin/zhostd/*

また、受信時には /tmp を受信ファイルの一時退避用に使用致しますので、十分な空き容量を確保してくだ

さい。

2-5 TCP/IP ポート番号の設定

※FireWallの設定にて、以下のポート番号の解放を行ってください。

80/tcp (http)

RHEL 6.x以前の場合

設定ファイル

『/etc/sysconfig/iptables』

『-A RH-Firewall-1-INPUT -m state --state NEW -m tcp -p tcp --dport 80 -j ACCEPT』

サービスの起動/停止/再起動

『# service iptables start/stop/restart』

RHEL 7.0以降の場合

コマンドの実行

『firewall-cmd --permanent --add-service=http』

2-6 Web サーバー(Apache)の設定

通信パラメータの設定などをWebブラウザから行う為、Web サーバー(Apache)がインストール済みで、正

常動作している必要があります。

また、下記のディレクトリを、ドキュメントディレクトリとして設定しておく必要があります。

HTMLドキュメント /var/www/html/zhostd/*

CGIプログラム /var/www/cgi-bin/zhostd/*

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EDIWave システム Linux 全銀 TCP クライアント Pro2 操作説明書 13

2-7 SELinux の設定

コマンドモードで行う場合

C-1)CUI

設定ファイル『/etc/sysconfig/selinux』

SELINUX キーが下記の通りであることを確認します。

『SELINUX=enforcing』(SELinuxを使用する。)

上記以外の場合に限り変更後、OS再起動を行ってください。

C-2)CUI(詳細な設定)

次のコマンドを実行します。

『setsebool -P httpd_enable_cgi 1』 (Allow HTTPD cgi support)

C-3)CUI(フォルダのSELinux Content権限設定)

/usr/local/zhostd/フォルダ以下に「httpd_sys_content_t」権限を設定

下記のコマンドを入力します。

『# chcon -R -t httpd_sys_content_t /usr/local/zhostd/』

/usr/sbin/内の「httpd~」ファイルに「httpd_sys_content_t」権限を設定

下記のコマンドを入力します。

『# chcon -R -t httpd_sys_content_t /usr/sbin/httpd*』

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EDIWave システム Linux 全銀 TCP クライアント Pro2 操作説明書 14

グラフィックモードで行う場合

【 Fedora12 】

G-1)GUI

「システム」⇒「管理」⇒「SELinux Management」「状態」タブ

右側項目の設定が下記の通りであることを確認します。

「システムデフォルトの強制モード」 強制

「現在の強制モード」 強制

「システムデフォルトのポリシータイプ」 targeted

「次の再起動でリラベル」 チェック無し

下図の通りでない場合は、変更してください。

G-2)GUI(詳細な設定)

「システム」⇒「管理」⇒「SELinux Management」「ブーリアン値」タブ

右側リストの設定が下記の通りであることを確認します。

『Allow httpd cgi support』 チェックあり

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EDIWave システム Linux 全銀 TCP クライアント Pro2 操作説明書 15

G-3)GUI(フォルダのSELinux Content権限設定)

/usr/local/zhostdフォルダ以下に「httpd_sys_content_t」権限を設定

/usr/local/zhostd フォルダで右クリック

「SELinux context」にて「Read from all httpd scripts and the daemon」を選択

/usr/sbin/内の「httpd~」ファイルに「httpd_sys_content_t」権限を設定

/usr/sbin/内の「httpd~」ファイルを選択し右クリック

「SELinux context」にて「Read from all httpd scripts and the daemon」を選択

※GUI設定変更が不可能な場合や、該当項目が無い場合は

コマンド設定(C-3)で行ってください。

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EDIWave システム Linux 全銀 TCP クライアント Pro2 操作説明書 16

【 RHEL6.0 x64】

GUIツールを使用するためには、下記のパッケージを手動選択しインストールしてください。

2-8 アンインストール方法

『EDIWave システム Linux 全銀TCP クライアント Pro2』をアンインストールする場合は、以下の

コマンドを実行します。

# rpm –e zclient

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EDIWave システム Linux 全銀 TCP クライアント Pro2 操作説明書 17

第3章 全銀パラメータ設定

この章では、全銀協TCP/IP手順の通信パラメータ設定方法について説明します。

3-1 ログイン

3-2 管理メニュー

3-3 クライアント機能

3-4 通信状態表示

3-5 通信履歴表示

3-6 ログイン情報変更

3-7 セッション保持時間変更

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EDIWave システム Linux 全銀 TCP クライアント Pro2 操作説明書 18

3-1ログイン

Webブラウザを起動し、URLに http://(サーバーの IPアドレス)/zhostd/index.html を指定すると、

ログイン画面を表示します。

項 目 内 容

ユーザーID IDを入力します。 (※半角のみ、最大10文字)

パスワード パスワードを入力します。(※半角のみ、最大10文字)

ログインボタン クリックすると、入力内容をチェックし正しければ IDによって2パターン

(管理者モード/一般ユーザーモード)の管理メニュー画面へ遷移します。

インストール直後のユーザーIDとパスワードは、

管理者 ユーザーID: root

パスワード: admin

一般ユーザー ユーザーID: user

パスワード: ediwave

が設定されています。

入力したログイン情報が間違っていると、パスワードエラーとなります。

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EDIWave システム Linux 全銀 TCP クライアント Pro2 操作説明書 19

3-2管理メニュー

ログインされたモードにより表示メニューが異なります。

管理者モード

一般ユーザーモード

項 目 内 容

クライアント機能 クリックすると、クライアント機能画面へ遷移します。

通信状態表示 クリックすると、通信状態表示画面へ遷移します。

通信履歴表示 クリックすると、通信履歴表示画面へ遷移します。

ログイン情報変更 クリックすると、ログイン情報変更画面へ遷移します。 (※管理者モードのみ)

セッション時間変更 クリックすると、セッション保持時間変更画面へ遷移します。(※管理者モードのみ)

ログアウト クリックすると、セッションを切断しログアウトします。

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EDIWave システム Linux 全銀 TCP クライアント Pro2 操作説明書 20

3-3クライアント機能

管理メニューより、クライアント機能をクリックすると、クライアント機能画面を表示します。

(ログインモードにより、表示される内容が変わります)

管理者モード

一般ユーザーモード

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EDIWave システム Linux 全銀 TCP クライアント Pro2 操作説明書 21

項 目 内 容

業務名一覧 登録済みの業務名称を一覧表示します。

新規ボタン

(※管理者モードのみ)

クリックすると、業務情報の新規登録画面へ遷移します。

修正ボタン

(※管理者モードのみ)

クリックすると、業務情報一覧で選択されている業務情報を基に更新画面へ遷移し

ます。

削除ボタン

(※管理者モードのみ)

クリックすると、業務情報一覧で選択されている業務情報を基に削除確認画面へ遷

移します。

内容確認後、本当に削除する場合は、削除確認画面の削除ボタンをクリックしてく

ださい。

通信開始ボタン

クリックすると、業務情報一覧で選択されている業務情報を基に通信開始画面へ遷

移します。

内容確認後、正しければ通信開始ボタンをクリックしてください。

通信状態表示ボタン クライアントの通信状態表示画面へ遷移します。

※EDIWaveシステム Linux 全銀TCPクライアント Pro2以前のバージョンからブラウザのクライアント

機能の通信設定を移行してご使用の場合、通信設定ファイルの変換が必要となります。ご使用の前に、

root権限で /usr/local/zhostd/prmconvを実行して、通信設定ファイルの変換を行ってください。

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EDIWave システム Linux 全銀 TCP クライアント Pro2 操作説明書 22

クライアント機能画面で、新規・更新ボタンをクリックすると、ファイル情報登録画面を表示します。

※管理者モードのみ

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EDIWave システム Linux 全銀 TCP クライアント Pro2 操作説明書 23

項 目 内 容

業務名称 任意の業務名称を、最大50バイトで設定します。

転送モード 「受信」「送信」から選択します。

TTC接続形態区分 「パソコン手順」「ベーシック手順」のいずれかを設定します。

接続先ホスト名又は、

IPアドレス

接続先のホスト名又は、IPアドレスを設定します。※

TLS TLS 通信を行うときにチェックします。チェックするとルート証明書名、パスワー

ド、SNI 、TLS バージョン、中間証明書名が入力可能になります。※

ルート証明書名 ルート証明書ファイル名をフルパスで指定します。登録可能なファイルの拡張子は

crt、cer、der、pem、p7b、spc、p12、pfxです。※

パスワード ルート証明書の拡張子がp12、pfx (PKCS12形式のファイル)の場合、ファイルのパ

スワードを指定します。※

SNI チェックすると、SNI 機能を使って認証します。※

TLSバージョン TLS のプロトコルバージョンを指定します。複数チェック可能です。セキュリティ

を考慮して出来るだけ高いバージョンのプロトコルのご使用をお勧めします。※

中間証明書名

ルート証明の中間証明書ファイル名をフルパスで指定します。登録可能なファイルの

拡張子は crt、cer、der、pemです。最大10ファイル登録可能です。

初期状態では、「追加」ボタンのみが表示されますが、登録後は、「編集」「削除」ボ

タンも表示されます。※

クライアント認証

TLS 通信のクライアント認証を行うときにチェックします。チェックすると、クラ

イアント認証書名、パスワード、秘密キー名、中間証明書名が入力可能になります。

クライアント認証書名 クライアント証明書ファイル名をフルパスで指定します。登録可能なファイルの拡張

子は crt、cer、der、pem、p7b、spc、p12、pfxです。※

パスワード クライアント証明書の拡張子がp12、pfx (PKCS12形式のファイル)の場合、または

秘密キー名を指定した場合、パスワードを指定します。※

秘密キー名 クライアント認証の秘密キーファイル名をフルパスで指定します。登録可能なファイ

ルの拡張子はkey、der、pemです。※

中間証明書名

クライアント認証の中間証明書ファイル名をフルパスで指定します。登録可能なファ

イルの拡張子は crt、cer、der、pemです。最大10ファイル登録可能です。

初期状態では、「追加」ボタンのみが表示されますが、登録後は、「編集」「削除」ボ

タンも表示されます。※

TCPポート番号 TCPポート番号を設定します。(TCP/IPで通信する場合の初期規定値は5020です。)

相手センターコード 相手センター確認コードを半角14桁で設定します。

16進数(0~9, A~F)以外の文字は設定できません。

当方センターコード 当方センター確認コードを半角14桁で設定します。

16進数(0~9, A~F)以外の文字は設定できません。

EBCDICコード体系

通信制御電文及びファイル制御電文で使用するEBCDICコード体系を選択します。

「英大文字&数字&カタカナ」

「英大小文字&数字&カタカナ(EBCDIC-E)」

「英大小文字&数字&カタカナ(HITACH系)」

「英大小文字&数字&カタカナ(IBM系)」

「英大小文字&数字&カタカナ(NEC系)」

「任意設定(jisebc.5をバイナリ編集)」

「EBCDIC変換無し」

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EDIWave システム Linux 全銀 TCP クライアント Pro2 操作説明書 24

項 目 内 容

全銀パスワード 全銀パスワードを半角英数字6桁で設定します。

通信時には、EBCDICコードに自動変換します。

全銀ファイル名

全銀ファイル名を半角英数字12桁 (産業別コード4桁、データコード4桁、サイク

ル2桁、ファイル補助情報 ID 2桁、ダミー1桁)で設定します。

通信時には、EBCDICコードに自動変換します。

ファイルアクセスキー ファイルアクセスキーを半角英数字 6桁で設定します。

通信時には、EBCDICコードに自動変換します。

テキスト長 「256」「2048」「32767」から選択します。

(送信でブロッキング有りの場合に、最大長として使用します)

レコード長

「固定長レコード」「可変長(バイナリ)」「可変長(テキスト)」から選択します。

「固定長レコード」を選択された場合、1~32762の範囲でレコード長を設定します。

「可変長(バイナリ)」を選択された場合、データ送信時、テキスト長-7 (TTC 5 +

可変長レングス 2)を最大レコード長として処理します。バイナリデータなどの不定

長ファイルを送信する際に指定してください。

「可変長(テキスト)」を選択された場合、データ送信時、改行コードまでを1レコ

ードとして処理します。(改行コードは除去します)

※ 可変長で受信する場合は、88888, 99999 の何れかを指定してください。(受信時

は、バイナリ、テキストの区別はありません)

ブロッキング指定 「ブロキングしない」「ブロッキングする」から選択します。

電文区分標識 「開始要求」「再送要求」から選択します。

データ電文圧縮指示 「圧縮しない」「圧縮する」から選択します。

(全銀協仕様である、繰り返し圧縮法で圧縮・復元を行います)

ファイル補助情報 ファイル補助情報を、17バイトで設定します。

ファイル補助情報

はチェックしない

チェックすると、ファイル補助情報のチェックを行いません。

通信制御電文

拡張エリア

通信制御電文拡張エリアを最大34バイトで設定します。

通信制御電文拡張エリ

アはチェックしない

チェックすると、通信制御電文拡張エリアのチェックを行いません。

ファイル制御電文

拡張エリア

ファイル制御電文拡張エリアを、14バイトで設定します。

ファイル制御電文拡張

エリアはチェックしな

チェックすると、ファイル制御電文拡張エリアのチェックを行いません。

デリミタ文字制御 送受信ファイル内の改行コード制御を選択します。

EOF文字制御 送受信ファイル内のEOFコードの制御を選択します。

送受信ファイル名 送受信ファイル名を最大255バイトで設定します。

正常終了時に起動する

処理

通信が終了した際に実行するコマンドを設定します。また、以下のマクロを含む設定

が可能です。

%USER% ................................................... 接続先名称

%CENTERCD% ........................................ 相手センター確認コード

%ZFNAME% ............................................. 全銀ファイル名

%FILE% ..................................................... 送受信ファイル名

%ST-DATE% .............................................. 通信開始日時

%ED-DATE% ............................................ 通信終了日時

%STATUS% 終了コード

異常終了時に起動する

処理

登録ボタン 入力されたデータを保存し、クライアント機能画面に戻ります。

キャンセルボタン 入力されたデータを破棄し、クライアント機能画面に戻ります。

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EDIWave システム Linux 全銀 TCP クライアント Pro2 操作説明書 25

※SNIは接続先サーバー側がSNIに対応しているときに選択してください。SNIは複数の証明書を持つ

サーバーに対して、クライアントが認証に使用する認証書を指定する機能です。その際クライアントは

「接続先ホスト名又は、IPアドレス」に登録した内容をサーバー側に送信します。そのため、SNIを

使用する場合は「接続先ホスト名又は、IPアドレス」に IP アドレスを指定できません。

※TLS通信を行う場合、ルート証明書ファイル名の入力は必須ですが、中間証明書ファイル名の入力は必

須ではありません。証明書にはルート証明書と中間証明書がセットになっている形式のものがあります。

このような形式の場合は、EDIWaveシステム Linux 全銀TCPクライアント Pro2はルート証明書と

中間証明書の登録を自動的に行います。ご使用になる証明書が中間証明書を含んでいるかご確認の上、

中間証明書ファイル名を入力してください。

パスワードは、p12、pfx (PKCS12形式のファイル)のときに指定してください。

※クライアント認証の設定は接続先のサーバーがクライアント認証を要求する場合は必要ですが、要求し

ない場合は設定する必要はありません。接続先にご確認ください。

クライアント認証を行う場合、クライアント証明書ファイル名の入力は必須ですが、p12、pfx (PKCS12

形式のファイル)のようにクライアント証明書、秘密キー、中間証明書がセットになっているファイル

形式の場合は、秘密キーファイル名、中間証明書ファイル名の入力は必要ありません。p12、pfxの場合、

EDIWaveシステム Linux 全銀TCPクライアント Pro2はクライアント証明書、秘密キー、中間証明

書の登録を自動的に行います。ご使用になる証明書がこれらの証明書のどれを含んでいるかご確認の上、

秘密キーファイル名と中間証明書ファイル名を入力してください。

証明書は主に下記の企業様が取り扱っています。

・インテック社

・シマンテック社

・GMOグローバルサイン社

企業様によって提供される証明書の形式が異なります。内容をよくご確認の上登録してください。

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EDIWave システム Linux 全銀 TCP クライアント Pro2 操作説明書 26

3-4通信状態表示

管理メニューより、通信状態表示をクリックすると、通信状態表示画面を表示します。

項 目 内 容

更新間隔 自動更新の間隔を「1秒」「5秒」「10秒」「15秒」「30秒」「60秒」から選択します。

通信中のセッションのみ、下記の項目を表示します。

セッション番号 通信中のセッション番号。

通信開始年月日 通信が開始された日時を表示します。

相手センターコード 相手センター確認コードを表示します。

相手センター名 接続先一覧で登録した、接続先名称を表示します。

転送モード 「照会」「連絡」いずれかを表示します。

全銀ファイル名 送受信中の全銀ファイル名を表示します。

状態コード 通信状態コードを表示します。

テキスト件数 通信済みテキスト件数を表示します

レコード件数 通信済みレコード件数を表示します。

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EDIWave システム Linux 全銀 TCP クライアント Pro2 操作説明書 27

3-5通信履歴表示

管理メニューより、通信履歴表示をクリックすると、通信履歴一覧画面を表示します。

項 目 内 容

表示件数 「10件」「25件」「50件」「100件」から選択します。

更新間隔 自動更新の間隔を「-----(自動更新なし)」「15秒」「30秒」「1分」「3分」「5分」「10

分」「15分」から選択します。

区分 「Client」 … クライアント機能での通信履歴です。

通信開始年月日 通信が開始された日時を表示します。

通信終了年月日 通信が終了した日時を表示します。

終了ステータス 終了ステータスコードを表示します。

ボタンをクリックすると、終了ステータスコードの簡単な説明を表示します。

相手センター名 接続先一覧で登録した、接続先名称を表示します。

モード 「受信」「送信」いずれかを表示します。

全銀ファイル名 全銀ファイル名を表示します。

テキスト件数 通信済みテキスト件数を表示します

レコード件数 通信済みレコード件数を表示します。

最新履歴を表示 クリックすると、最新の通信履歴を獲得し表示します。

次ページ

次ページが存在する場合に表示され、クリックすると次ページの通信履歴データを表

示します。

(前ページに戻る場合は、ブラウザの「戻る」ボタンをクリックしてください)

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EDIWave システム Linux 全銀 TCP クライアント Pro2 操作説明書 28

3-6ログイン情報変更

管理メニューより、ログイン情報変更をクリックすると、ログイン情報変更画面を表示します。

※管理者モードのみ

インストール直後のユーザーIDとパスワードは、

管理者 ユーザーID: root

パスワード: admin

一般ユーザー ユーザーID: user

パスワード: ediwave

が設定されています。

項 目 内 容

管理者/ユーザーID 管理者ユーザーの変更ID情報を入力します。

管理者/パスワード 管理者ユーザーの変更パスワード情報を入力します。

一般ユーザー/ユーザーID 一般ユーザーの変更ID情報を入力します。

一般ユーザー/パスワード 一般ユーザーの変更パスワード情報を入力します。

保存ボタン 入力された内容で、ユーザーID・パスワードを

(管理者/一般ユーザー共に)変更します。

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EDIWave システム Linux 全銀 TCP クライアント Pro2 操作説明書 29

3-7セッション保持時間変更

管理メニューより、セッション時間変更をクリックすると、セッション保持時間変更画面を表示します。

※管理者モードのみ

セッション時間はブラウザを操作しないで、ログインした状態を保持する時間です。初期値は「30分」です。

項 目 内 容

セッション保持時間 セッション保持時間の間隔を「10分」「20分」「30分」「40分」「50分」「60分」か

ら選択します。

保存ボタン 入力された内容で、セッション保持時間の間隔を変更します。

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EDIWave システム Linux 全銀 TCP クライアント Pro2 操作説明書 30

第 4 章 コマンドラインからの起動

この章では、EDIWaveシステム Linux 全銀TCPクライアント Pro2をコマンドラインから

起動する方法について説明します。

4-1 コマンドライン起動

4-2 通信パラメータ

4-3 拡張設定ファイル

4-4 EBCDIC コード体系設定ファイル

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EDIWave システム Linux 全銀 TCP クライアント Pro2 操作説明書 31

4-1 コマンドライン起動

EDIWave システム Linux 全銀 TCP クライアント Pro2 は、事前に作成した通信パラメータ(「4-2 通信

パラメータ」で説明します。)で、コマンドラインから起動する事も可能です。

EDIWaveシステム Linux 全銀TCPクライアント Pro2を起動する場合は、以下のコマンドを実行して

ください。

# /usr/local/zhostd/zclient prmfile [-s]

prmfile ……… 通信パラメータファイル名(必須)

-s 又は –S ……… 指定すると、通信状態の表示を行いません。

-s 又は、-S の指定が無い場合、以下様に通信状態がコンソール上に表示されます。

# /usr/local/zhostd/zclient prmfile

90-000 : 通信パラメータチェック中

70-000 : コネクション確立中

00-000 : 開局要求電文送信中

01-000 : 開局回答電文受信中

10-000 : 開始要求電文送信中

11-000 : 開始回答電文受信中

50-000 : データ電文送信中 レコード件数=123 テキスト件数=123

12-000 : 終了要求電文送信中

13-000 : 終了回答電文受信中

02-000 : 閉局要求電文送信中

03-000 : 閉局回答電文受信中

99-000 : 正常終了

エラーコード

状態コード

※ 各コード内容については、第5章を参照ください。

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EDIWave システム Linux 全銀 TCP クライアント Pro2 操作説明書 32

4-2 通信パラメータ

EDIWaveシステム Linux 全銀TCPクライアント Pro2で通信を行う場合、通信パラメータファイルが必

要になりますので、通信を行う前にエディタなどで作成しておいてください。

このファイルは、「パラメータ名 = 値」のテキスト形式で作成し、以下のパラメータが存在します。

パラメータ名 内 容 有効桁数 省略

ORDER_NAME 任意の業務名称を指定します。 50 可

TTC_TYPE

TTC接続形態区分を指定します。

“0” = ベーシック手順,

“1” = パソコン手順(省略時)

1 可

TRN_DATE 通信年月日を”YYMMDDHHMMSS”で指定します。

省略時は、システム時間が設定されます。 12 可

SCOPE_OUT

スコープファイル出力有無を指定します。

“0” = 出力しない(省略時)

“1” = 出力する

1 可

TO_ADR 接続先のホスト名又は、IPアドレスを指定します。 128 不可

TCP_PORT TCPポート番号を、1~65535の間で指定します。

省略時は、5020が設定されます。 6 可

CENTER_CD 相手センター確認コードを指定します。

16進数(0~9, A~F)以外の文字は指定できません。 14 不可

STATION_CD 当方センター確認コードを指定します。

16進数(0~9, A~F)以外の文字は指定できません。 14 不可

ZENGIN_PWD 全銀パスワードを指定します。

通信時には、EBCDICコードに自動変換されます。 6 不可

RECEIVE_TIME

OUT

受信タイムアウト値を 0~65535 秒の間で指定します。省略時の初

期規定値は30です。0を指定した場合は無限待ちになります。 5 可

AUTH_SERVER “1” = TLS通信を行う。

“0” = TLS通信を行わない。(省略時) 1 可

AUTH_SNI “1” = SNI を使用する。

“0” = SNI を使用しない。(省略時) 1 可

AUTH_TLSv1 “1” = TLS Ver 1を使用する。

“0” = TLS Ver 1を使用しない。(省略時) 1 可

AUTH_TLSv1.1 “1” = TLS Ver 1.1を使用する。

“0” = TLS Ver 1.1を使用しない。(省略時) 1 可

AUTH_TLSv1.2 “1” = TLS Ver 1.2を使用する。(省略時)

“0” = TLS Ver 1.2を使用しない。 1 可

AUTH_SSLv3 “1” = SSL Ver 3を使用する。

“0” = SSL Ver 3を使用しない。(省略時) 1 可

AUTH_CLIENT “1” = クライアント認証を行う。

“0” = クライアント認証を行わない。(省略時) 1 可

AUTH_ROOT_FI

LE

ルート証明書ファイル名 256 可

AUTH_PW ルート証明書がp12、pfx(PKCS12)の場合のファイルのパスワード 64 可

次頁に続く

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EDIWave システム Linux 全銀 TCP クライアント Pro2 操作説明書 33

パラメータ名 内 容 有効桁数 省略

AUTH_ROOT_IC

A_FILE_*

ルート証明の中間証明書ファイル名

AUTH_ROOT_ICA_FILE_0 から AUTH_ROOT_ICA_FILE_9 ま

で10ファイル登録可能です。ファイル名の数字は0から順に使用し

てください。

256 可

AUTH_CLIENT_

FILE

クライアント証明書ファイル名 256 可

AUTH_CLIENT_

PW

クライアント証明書が p12、pfx(PKCS12)の場合、または秘密キー

ファイルを指定した場合にパスワードを指定します。 64 可

AUTH_CLIENT_

KEY_FILE

クライアント証明の秘密キーファイル名 256 可

AUTH_CLIENT_

ICA_FILE_*

クライアント証明の中間証明書ファイル名

AUTH_CLIENT_ICA_FILE_0から

AUTH_CLIENT_ICA_FILE_9まで10ファイル登録可能です。

ファイル名の数字は0から順に使用してください。

256 可

{ マルチファイル転送を行う場合、1ファイル分の設定開始時に指定

します。 1 可

TRN_MODE

送受信モードを指定します。

“0” = 送信モード(省略時)

“1” = 受信モード

1 可

ZENGIN_FILE 全銀ファイル名を指定します。

通信時には、EBCDICコードに自動変換されます。 12 不可

FILE_ACCKEY ファイルアクセスキーを指定します。

通信時には、EBCDICコードに自動変換されます。 6 不可

REC_LEN

レコード長を、1~32762の間で指定します。

可変長(バイナリ)の場合、88888を設定します。

可変長(テキスト)の場合、99999を設定します。

5 不可

LOCAL_FILE 送受信ファイル名を指定します。 256 不可

SND_BLOCK

送信時にブロッキングの有無を指定します。

“1” = ブロッキングする

上記以外 = ブロッキングしない(省略時)

1 可

RCV_MODE

照会時に、開始要求/再送要求のどちらで行うか指定します。

“1” = 再送要求

上記以外 = 開始要求(省略時)

1 可

DATA_ARC

送受信データの圧縮有無を指定します。

“1” = 圧縮有り

上記以外 = 圧縮無し(省略時)

1 可

TEXT_LEN

このパラメータは、送信時で且つ、ブロッキング有りの場合にのみ

有効となります。

“0” = 256バイト

“1” = 2048バイト(省略時)

“2” = 32767バイト

1 可

TRNCNTL_EX 通信制御電文拡張エリアを指定します。

省略時は、ヌルが設定されます。 34 可

NOCHK_TRNCN

TL_EX

“1” = 通信制御電文拡張エリアの一致チェックを行いません。

“1”!=通信制御電文拡張エリアの一致チェックを行います。(省略時) 1 可

次頁に続く

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EDIWave システム Linux 全銀 TCP クライアント Pro2 操作説明書 34

パラメータ名 内 容 有効桁数 省略

FILECNTL_EX ファイル制御電文拡張エリアを指定します。

省略時は、ヌルが設定されます。 14 可

NOCHK_FILEC

NTL_EX

“1” = ファイル制御電文拡張エリアの一致チェックを行いません。

“1”!= ファイル制御電文拡張エリアの一致チェックを行います。(省略時) 1 可

FILE_INF ファイル補助情報を指定します。

省略時は、ヌルが設定されます。 17 可

NOCHK_FILE_I

NF

“1” = ファイル補助情報の一致チェックを行いません。

“1”!= ファイル補助情報の一致チェックを行います。(省略時) 1 可

CRLF

デリミタ挿入/削除指示を指定します。

“0” = そのままのイメージ(省略時)

“1” = 1テキスト毎にCRを挿入

“2” = 1テキスト毎にLFを挿入

“3” = 1テキスト毎にCRLFを挿入

“4” = 1テキスト毎にLFCRを挿入

“5” = 1レコード毎にCRを挿入

“6” = 1レコード毎にLFを挿入

“7” = 1レコード毎にCRLFを挿入

“8” = 1レコード毎にLFCRを挿入

※ 送信時に”0”以外を指定した場合、LF/CR を除いたデータを送信

します。

1 可

EOF

EOF挿入/削除指示を指定します。

“0” = そのままのイメージ(省略時)

“1” = ファイルの最後にEOF(0x1A)を付加します。

※ 送信時に”0”以外を指定した場合、ファイル最後のEOFを送信し

ません。

1 可

EXEC_OK

通信が終了した際に実行するコマンドを設定します。また、以下の

マクロを含む設定が可能です。

%USER% ................................................... 接続先名称

%CENTERCD% ........................................ 相手センター確認コード

%ZFNAME% ............................................. 全銀ファイル名

%FILE% ..................................................... 送受信ファイル名

%ST-DATE% .............................................. 通信開始日時

%ED-DATE% ............................................ 通信終了日時

%STATUS% ............................................... 終了コード

256 可

EXEC_NG 256 可

} マルチファイル転送を行う場合、1ファイル分の設定終了時に指定

します。 1 可

FUNC_EX “1” = 拡張設定ファイルを使用します。

“1”!= 拡張設定ファイルを使用しません。(省略時) 1 可

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EDIWave システム Linux 全銀 TCP クライアント Pro2 操作説明書 35

【 パラメータファイル作成例 】

ORDER_NAME = ベーシック手順で送信後に受信

TTC_TYPE = 1

TO_ADR = 192.169.1.100

CENTER_CD = 12345678901234

STATION_CD = 09876543214321

ZENGIN_PWD = 123456

{

ZENGIN_FILE = 502000010100

FILE_ACCKEY = 123456

REC_LEN = 120

LOCAL_FILE = /home/send_data

}

{

TRN_MODE = 1

ZENGIN_FILE = 502012340100

FILE_ACCKEY = 123456

REC_LEN = 251

LOCAL_FILE = /home/recv_data

}

4-3 拡張設定ファイル

通信パラメータで「FUNC_EX = 1」を設定すると、通信パラメータファイル名の末尾に “.opt” を付加した

ファイルより、以下の拡張設定を取得します。

パラメータ名 内 容 有効桁数 省略

JISEBC_TBL JIS(ASCII)コードを、EBCDICコードへ変換する際のコード体系設

定ファイル名を指定します。 255 可

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EDIWave システム Linux 全銀 TCP クライアント Pro2 操作説明書 36

4-4 EBCDICコード体系設定ファイル

EBCDIC コード体系設定ファイルは、ASCII コードに対応する EBCDIC コードを並べた 256 バイトのバ

イナリファイルであり、バイナリエディタなどから任意のコード体系を設定する事が可能です。

本製品には、以下のコード体系ファイルを同梱しております。

なお、本機能を使用しない場合、付録1 EBCDICコード表に基づき変換を行います。

4-4-1 EBCDIC-E (jisebc.1 及び jisebc.5)

0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 A B C D E F

0 NUL DLE DS SP & - コ テ ハ ム リ { } \ 0

1 SOH DC1 SOS . ゥ / サ a j ~ ル A J . 1

2 STX DC2 FS SYN 。 ェ イ シ b k s レ B K S 2

3 ETX TM 「 ォ ウ ス c l t ロ C L T 3

4 PF RES BYP PN 」 ャ エ セ d m u ワ D M U 4

5 HT NL LF RS 、 ュ オ ソ e n v ン E N V 5

6 LC BS ETB UC ・ ョ カ タ f o w ゙ F O W 6

7 DEL IL ESC EOT ヲ ッ キ チ g p x ゚ G P X 7

8 CAN ァ ー ク ツ h q y . H Q Y 8

9 EM ィ ア ケ ` i r z . I R Z 9

A SMM CC SM [ ] | : ト ヒ メ . . . . .

B VT CU1 CU2 CU3 . $ , # ナ フ モ . . . . .

C FF IFS DC4 < * % @ ニ ヘ ヤ . . . . .

D CR IGS ENQ NAK ( ) _ ' ヌ ホ ユ . . . . .

E SO IRS ACK + ; > = ネ マ ヨ . . . . .

F SI IUS BEL SUB ! ^ ? " ノ ミ ラ . . . . .

4-4-2 EBCDIK-HITACHI 系 (jisebc.2)

0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 A B C D E F

0 NUL DLE DS SP & - j s ソ w y { } \ 0

1 SOH DC1 SOS 。 ェ / k ア タ ~ z A J . 1

2 STX DC2 FS SYN 「 ォ b l イ チ ヘ . B K S 2

3 ETX TM 」 ャ c m ウ ツ ホ . C L T 3

4 PF RES BYP PN 、 ュ d n エ テ マ . D M U 4

5 HT NL LF RS ・ ョ e o オ ト ミ . E N V 5

6 LC BS ETB UC ヲ ッ f p カ ナ ム . F O W 6

7 DEL IL ESC EOT ァ . g q キ ニ メ . G P X 7

8 CAN ィ ー h r ク ヌ モ . H Q Y 8

9 EM ゥ a i ` ケ ネ ヤ . I R Z 9

A SMM CC SM [ ] | : コ ノ ユ レ . . . .

B VT CU1 CU2 CU3 . $ , # t u x ロ . . . .

C FF IFS DC4 < * % @ サ v ヨ ワ . . . .

D CR IGS ENQ NAK ( ) _ ' シ ハ ラ ン . . . .

E SO IRS ACK + ; > = ス ヒ リ ゙ . . . .

F SI IUS BEL SUB ! ^ ? " セ フ ル ゚ . . . .

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EDIWave システム Linux 全銀 TCP クライアント Pro2 操作説明書 37

4-4-3 EBCDIC-IBM系 (jisebc.3)

0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 A B C D E F

0 NUL DLE DS SP & - [ ] ソ ~ ^ { } \ 0

1 SOH DC1 SOS 。 ェ / i ア タ . . A J . 1

2 STX DC2 FS SYN 「 ォ a j イ チ ヘ . B K S 2

3 ETX TM 」 ャ b k ウ ツ ホ t C L T 3

4 PF RES BYP PN 、 ュ c l エ テ マ u D M U 4

5 HT NL LF RS ・ ョ d m オ ト ミ v E N V 5

6 LC BS ETB UC ヲ ッ e n カ ナ ム w F O W 6

7 DEL IL ESC EOT ァ . f o キ ニ メ x G P X 7

8 CAN ィ ー g p ク ヌ モ y H Q Y 8

9 EM ゥ . h ` ケ ネ ヤ z I R Z 9

A SMM CC SM . ! | : コ ノ ユ レ . . . .

B VT CU1 CU2 CU3 . \ , # q r s ロ . . . .

C FF IFS DC4 < * % @ サ . ヨ ワ . . . .

D CR IGS ENQ NAK ( ) _ ' シ ハ ラ ン . . . .

E SO IRS ACK + ; > = ス ヒ リ ゙ . . . .

F SI IUS BEL SUB . . ? " セ フ ル ゚ . . . .

4-4-4 EBCDIC-NEC系 (jisebc.4)

0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 A B C D E F

0 NUL DLE DS SP & - k t ソ x z { } \ 0

1 SOH DC1 SOS 。 ェ / l ア タ ~ . A J . 1

2 STX DC2 FS SYN 「 ォ c m イ チ ヘ . B K S 2

3 ETX TM 」 ャ d n ウ ツ ホ . C L T 3

4 PF RES BYP PN 、 ュ e o エ テ マ . D M U 4

5 HT NL LF RS ・ ョ f p オ ト ミ . E N V 5

6 LC BS ETB UC ヲ ッ g q カ ナ ム . F O W 6

7 DEL IL ESC EOT ァ a h r キ ニ メ . G P X 7

8 CAN ィ ー i s ク ヌ モ . H Q Y 8

9 EM ゥ b j ` ケ ネ ヤ . I R Z 9

A SMM CC SM [ ] | : コ ノ ユ レ . . . .

B VT CU1 CU2 CU3 . \ , # u v y ロ . . . .

C FF IFS DC4 < * % @ サ w ヨ ワ . . . .

D CR IGS ENQ NAK ( ) _ ' シ ハ ラ ン . . . .

E SO IRS ACK + ; > = ス ヒ リ ゙ . . . .

F SI IUS BEL SUB ! ^ ? " セ フ ル ゚ . . . .

Page 39: EDIWave システム Linux 全銀 TCP クライアント … / 2048 / 32767 から選択 (送信時ブロッキング有の場合に、上限値として使用) 送信時ブロッキング

EDIWave システム Linux 全銀 TCP クライアント Pro2 操作説明書 38

4-4-5 EBCDIC変換無し(JIS コード) (jisebc.6)

0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 A B C D E F

0 NUL DLE SP 0 @ P ` p DCS . ー タ ミ . .

1 SOH DC1 ! 1 A Q a q PU1 。 ア チ ム . .

2 STX DC2 " 2 B R b r PU2 「 イ ツ メ . .

3 ETX DC3 # 3 C S c s STS 」 ウ テ モ . .

4 EOT DC4 $ 4 D T d t IND CCH 、 エ ト ヤ . .

5 ENQ NAC % 5 E U e u NEL MW . オ ナ ユ . .

6 ACK SYN & 6 F V f v SSA SPA ヲ カ ニ ヨ . .

7 BEL ETB ' 7 G W g w ESA EPA ァ キ ヌ ラ . .

8 BS CAN ( 8 H X h x HTS ィ ク ネ リ . .

9 HT EM ) 9 I Y i y HTJ ゥ ケ ノ ル . .

A LF SUB * : J Z j z VTS ェ コ ハ レ . .

B VT ESC + ; K [ k { PLD CSI ォ サ ヒ ロ . .

C FF FS , < L \ l | PLU ST ャ シ フ ワ . .

D CR GS - = M ] m } RI OSC ュ ス ヘ ン . .

E SO RS . > N ^ n ~ SS2 PM ョ セ ホ ゙ . .

F SI US / ? O _ o DEL SS3 APC ッ ソ マ ゚ . .

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EDIWave システム Linux 全銀 TCP クライアント Pro2 操作説明書 39

第 5 章 終了情報コード

この章では、通信中に発生したエラーに対応するエラーコードについて説明します。

5-1 終了ステータスコード

5-2 状態コード

5-3 コマンド番号

5-4 エラーコード

5-5 通信ステータスの取得

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EDIWave システム Linux 全銀 TCP クライアント Pro2 操作説明書 40

5-1 終了ステータスコード

終了ステータスコード(7桁)は、以下の様に設定されます。

通信が正常終了した場合、全て0となります。

XX-XX-XXX

エラーコード

コマンド番号

状態コード

5-2 状態コード

状態コート ゙ 内 容

“00” 開局要求電文送信中

“01” 開局回答電文受信中

“02” 閉局要求電文送信中

“03” 閉局回答電文受信中

“04” モード変更要求送信中

“05” モード変更回答受信中

“10” ファイル開始要求又は再送要求電文受信中

“11” ファイル開始回答電文受信中

“12” ファイル終了要求電文送出中又は受信中

“13” ファイル終了回答電文受信中又は送出中

“14” 再送要求電文送信中

“50” データ電文の送出中

“60” データ電文の受信中

“70” コネクション確立中

“90” 初期化中

“99” 通信終了

5-3 コマンド番号

コマンド番号 内 容

“06” Send

“08” Recv

“99” プログラム内部処理

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EDIWave システム Linux 全銀 TCP クライアント Pro2 操作説明書 41

5-4 エラーコード

エラーコート ゙ 内 容

“001” パラメータファイル無し

“002” パラメータファイル読み込みエラー

“003” パラメータファイル IDエラー

“004” 送受信ファイルオープンエラー

“005” TTC区分エラー

“006” 相手センター確認コード設定エラー

“007” 当方センター確認コード設定エラー

“008” 接続先アドレス未設定

“009” TCPポート番号設定エラー

“010” 転送モード設定エラー

“011” テキスト長設定エラー

“012” レコード長設定エラー

“013” 送信ファイルが存在しない

“014” 送信ファイルにデータが存在しない

“100” TCP/IPソケット作成エラー

“101” 接続先アドレス変換エラー

“102” TCP/IPソケットのディスクリプタエラー

“103” TCP/IPソケットが既に進行中

“104” タイムアウトが発生した

“105” 接続が拒否された

“106” TCP/IPソケットが、シャットダウンされた

“107” TCP/IPの、その他エラー

“201” 受信テキスト長エラー

“202” TTC接続形態区分不一致

“203” TTCシーケンスエラー

“204” TTCレングスエラー

“205” 通信制御電文の電文区分エラー

“206” 相手センター確認コードエラー

“207” 当方センター確認コードエラー

“208” サービス時間帯エラー

“209” パスワードエラー

“210” アプリケーション IDエラー

“211” モードエラー

“212” モード変換エラー

“213” 通信制御電文のその他エラー

“214” 相手センター確認コード不一致

“215” 当方センター確認コード不一致

“216” パスワード不一致

“217” アプリケーション ID不一致

“218” 転送モード不一致

“219” 通信制御電文拡張エリア不一致

“220” ファイル制御電文の電文区分エラー

“221” 全銀ファイル名エラー

“222” ファイルアクセスキーエラー

次頁に続く

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EDIWave システム Linux 全銀 TCP クライアント Pro2 操作説明書 42

エラーコート ゙ 内 容

“223” テキスト数エラー

“224” レコード数エラー

“225” レコード長エラー

“226” 二重ファイル転送エラー

“227” センター側ファイル無しエラー

“228” レコード IDエラー

“229” データ圧縮エラー

“230” ファイル制御電文のその他エラー

“231” 全銀ファイル名不一致

“232” ファイルアクセスキー不一致

“233” テキスト件数不一致

“234” レコード件数不一致

“235” レコード ID不一致

“236” レコード長不一致

“237” 再送指定区分不一致

“238” データ圧縮 ID不一致

“239” ファイル補助情報不一致

“240” ファイル制御電文拡張エリア不一致

“241” データ圧縮・復元エラー

“242” 最大テキスト長オーバ

“243” 通信年月日時分秒エラー

“245” 規定外の電文区分コードを受信した

“246” TTC電文区分エラー

“330” Opensslの関数エラー

“331” ホスト名の不一致

“332” 認証エラー

“333” issure証明書を取得できません.

“334” 証明書のCRLが取得できません.

“335” 証明書を復号することができません.

“336” CRLファイルを復号することができません.

“337” サーバーから送られてきた共通鍵を復号できません.

“338” 証明書の署名は無効です.

“339” CRLファイルの署名は無効の為使いませんでした.

“340” 証明書の開始期限がまだ来ていません.

“341” 証明書の有効期限切れです.

“342” CRLの開始期限がまだ来ていないので使いませんでした.

“343” CRLの有効期限が切れていたので使いませんでした.

“344” 証明書の開始期限フォーマットの不正です.

“345” 証明書の終了期限のフォーマットの不正です.

“346” CRLの lastUpdateのフォーマット不正です.

“347” CRLのnextUpdateのフォーマット不正です.

“348” メモリ不足です.

“349” 渡されたルートCA証明書は信頼された証明書リストに存在しません.

“350” チェーン証明書内の検証は成功したが、ルート CA 証明書は信頼されたリスト内

に存在しません.

“351” 信頼された機関から発行された証明書ではありません.

次頁に続く

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EDIWave システム Linux 全銀 TCP クライアント Pro2 操作説明書 43

エラーコート ゙ 内 容

“352” チェーン証明書を含んでいるがルートCAを含んでいない為認証できません.

“353” サポート範囲以上の証明書チェーンが送られてきました.

“354” 証明書が無効です.

“355” 無効なCA証明書です.

“356” pathの長さが制限を上回りました.

“357” 接続エラー

“358” 証明書の登録エラー

“359” 必要な証明書が無い

“360” 秘密鍵の登録エラー

“361” 秘密鍵と公開鍵の不一致

“362” 秘密鍵が無い

“363” 秘密鍵が複数ある

“364” サポートしていない形式の証明書

“365” 証明書のファイル名エラー

“366” 証明書ファイルオープンエラー

“367” 証明書のサイズ取得エラー

“368” 証明書のリードエラー

“369” メモリアロケートエラー

“370” パラメータファイルが無い

“371” 無効なパラメータ設定

“900” 送受信ファイルオープンエラー

“901” 送受信ファイルが他のプロセスで使用中

“902” 送信ファイル読込エラー

“903” 受信ファイル書き込みエラー

“904” 送受信ファイルの排他制御エラー

“998” 子プロセスの生成エラー

“999” フェーズエラー(プログラム内部エラー)

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EDIWave システム Linux 全銀 TCP クライアント Pro2 操作説明書 44

5-5 通信ステータスの取得

EDIWaveシステム Linux 全銀TCPクライアント Pro2 は通信が終了すると、カレントディレクトリに

結果ファイル zc_result.log を出力します。外部プロクラムから終了結果を取得する場合は、zc_result.logを

参照してください。内容は以下のようになります。

zc_result=XXXXXXXXX

2桁デバッグ情報

3桁エラーコード

2桁コマンド番号

2桁状態コード

10桁固定の文字列

致命的なエラーはEDIWave システム Linux 全銀TCP クライアント Pro2 プログラム(zclient)の戻り値

として通知されます。

エラーコート ゙ 内 容

“001” zclient の引数にパラメータファイルが指定されていません。

試用期間が終了しました。

“110” セッションオーバーが発生しました。

“255” セマフォの作成に失敗しました。

また、zclientが外部シグナルで中断された場合は、128 + シグナルコードが戻り値となります。

例) kill -9 で中断された場合。戻り値は137。

詳細につきましては、OSのマニュアルをご参照ください。

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EDIWave システム Linux 全銀 TCP クライアント Pro2 操作説明書 45

付録 1 EBCDICコード表

0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 A B C D E F

0 NUL DLE DS SP & - ソ { } \ 0

1 SOH DC1 。 ェ ア タ ~ A J . 1

2 STX DC2 FS SYN 「 ォ イ チ ヘ B K S 2

3 ETX DC3 」 ャ ウ ツ ホ C L T 3

4 、 ュ エ テ マ D M U 4

5 HT LF LF RS ・ ョ オ ト ミ E N V 5

6 BS ETB ヲ ッ カ ナ ム F O W 6

7 DEL ESC EOT ァ キ ニ メ G P X 7

8 CAN ィ ー ク ヌ モ H Q Y 8

9 EM ゥ ` ケ ネ ヤ I R Z 9

A CC ¢ ! | : コ ノ ユ レ

B VT CU1 CU2 CU3 ・ \ , # ロ

C FF IFS DC4 < * % @ サ ヨ ワ

D CR IGS ENQ NAK ( ) _ ' シ ハ ラ ン

E SO IRS ACK + ; > = ス ヒ リ ゙

F SI IUS BEL SUB ! ^ ? " セ フ ル ゚

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EDIWave システム Linux 全銀 TCP クライアント Pro2 操作説明書 46

EDIWave システム Linux 全銀 TCP クライアント Pro2 操作説明書

2001年 3月 第1版

2010年 4月 第11版

2010年 11月 第12版

2011年 1月 第13版

2011年 6月 第14版

2011年 8月 第15版

2013年 3月 第16版

2013年 5月 第17版

2014年 8月 第18版

2014年 11月 第19版

2018年 10月 第20版

2019年 6月 第21版

発 行 ユニリンク株式会社