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1.1 部品図の隅部Rと角部面取りの描き方
R5
30°
5
A
AA-A断面
角部は面取り、隅部はRにする
C面取り=角度45°の面取り隅部R<1の場合、R=0.2, 0.4, 0.6, …. (偶数の使用); 𝑹𝒎𝒊𝒏=0.2
45°
5
5角部 隅部
C3
C4
C5C5
インロー部であれば、30°で面取り
1.3 コントロール半径(2010年改訂)
通常のR指示では、図(a)~(c)に示すような段差や表面の凹凸を規制できないのに対して,図(d)に示すような直線部と半径曲線
部との接合部が滑らかであり,最大許容半径と最小許容半径との間に半径を存在させたい場合(図(e)),半径数値の前に記号CRを付けて指示する(図(f)と(g)).
1.6 機能するエッジの指示例
角は0.3mmまでのばり
を許容するが、方向は指示しない。
ばりは0.3mmまで、アンダーカットは0.1mmまで
許容するが、方向は指示しない。
隅のアンダーカットは0.3mmまで許容するが、方向は指示しない。
指示図 意味 説明
角は0.3mmまでの
ばりを許容し、方向を指示する。
角はばりを許容しないが、アンダーカットは0.3mmまで許容する。
アンダーカットは0.3mmまで許容し、方向を指示する。
隅のパッシングは0.2mmまで許容する。
2.1 インローとは
穴インロー
軸インローより1mm以上深く,30°面取り
軸インロー長さ=3~5mm.30°面取り
インローによる位置合わせ
穴インロー 穴インロー
目的:部品間の位置合わせ(位置決め)のため
インロー部の面取=15°~30°の面取り; 30°面取りは多用
2.4 インロー部の製図例
15~30°面取りは可
12
0�‹
1
120�‹
1
30�‹
4
C130�‹
1
C2C2
C2
1
R1
O80
H7
+0
.03
0
O55
H7 +
0.0
3 0
30�‹
12
0�‹
1
30�‹
1
R1
R0,
8
C2C2
C1
C2
1
O3
0 H
7 +
0.0
21
0
O8
0 h
7 0 -0
.03
3
穴インロー
軸インロー
3.5 テーパピン穴の寸法表示
現物合わせに関する説明:
Φ5テーパピン穴現物合わせ
図面での指示は,組み合される2部品とも描く
現物合わせとは,2部品を組み合わ
せた状態で加工することで,部品の互換性はない.①きりでストレートの穴をあける
②テーパピンリーマでテーパに加工する
③テーパピンに合わせてテーパの深さを調整する
④テーパピンを打ち込む
⑤現物合わせ完了
テーパピン穴の加工法
テーパピン
5.2 覚えていると便利な習慣
(1)表面性状の表示
(2)必要寸法だけ描く
JIS では全角あけることになっている
配管図あるいは溶接部品などでは,完成に必要な寸法を記入するだけでよい
半角あけで実用上支障はない技能検定試験では全角あけること
(3)丸み数と穴数の表示
平面図上で同じ直径の穴あるいは丸みが同じ位置関係にある場合は、一カ所にその個数と寸法を記入してよい。
4×R54×穴径(例えば、3×Φ6)
8×半径(例えば、8×R3)
この指示では、他の丸みも同じとは限らない
8か所すべて同じ丸みの場合旧表記では8-R3