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JOHOKU SHINKIN BANK 3 JOHOKU SHINKIN BANK 25 財務諸表等業務の状況 代表者確認 令和元年度(第99期)における貸借対照表、損益計算書、 剰余金処分計算書(以下、「財務諸表」といいます)の適 正性、および財務諸表作成にかかる内部監査の有効性を 確認しております。 令和 2 年 6 月 26 日 会計監査 信用金庫法第 38 条の 2 第 3 項の規定に基づき、第 98 期および第 99 期の貸借対照表、損益計算書、剰余金処 分計算書は、いずれも太陽有限責任監査法人の監査を受 けております。 記載計数について 国内業務部門と国際業務部門の区別はしておりません。 (平成 26 年金融庁告示第 8 号(バーゼルⅢ第 3 の柱告示) による開示項目を除く) また、特に注記のない限り、以下表中の計数につきまし ては、金額は単位未満切り捨てで、%は小数点第 3 位を 切り捨てで表示しております。 理事長 大前 孝太郎 城北信用金庫

財務諸表等業務の状況当期未処分剰余金 36,016 38,913 処分未済持分 3 1 会員勘定合計 97,703 103,295 その他有価証券評価差額金 14,049 1,479 土地再評価差額金

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Page 1: 財務諸表等業務の状況当期未処分剰余金 36,016 38,913 処分未済持分 3 1 会員勘定合計 97,703 103,295 その他有価証券評価差額金 14,049 1,479 土地再評価差額金

JOHOKU SHINKIN BANK 3JOHOKU SHINKIN BANK 25

財務諸表等業務の状況

代表者確認令和元年度(第 99期)における貸借対照表、損益計算書、剰余金処分計算書(以下、「財務諸表」といいます)の適正性、および財務諸表作成にかかる内部監査の有効性を確認しております。

 令和 2年 6月 26 日

会計監査信用金庫法第 38 条の 2 第 3 項の規定に基づき、第 98期および第 99 期の貸借対照表、損益計算書、剰余金処分計算書は、いずれも太陽有限責任監査法人の監査を受けております。

記載計数について国内業務部門と国際業務部門の区別はしておりません。(平成26年金融庁告示第 8号(バーゼルⅢ第3の柱告示)による開示項目を除く)また、特に注記のない限り、以下表中の計数につきましては、金額は単位未満切り捨てで、%は小数点第 3位を切り捨てで表示しております。

理事長   大前 孝太郎城北信用金庫

Page 2: 財務諸表等業務の状況当期未処分剰余金 36,016 38,913 処分未済持分 3 1 会員勘定合計 97,703 103,295 その他有価証券評価差額金 14,049 1,479 土地再評価差額金

JOHOKU SHINKIN BANK26

貸借対照表(単位:百万円)

科 目 第98期 第 99期(平成31年3月31日現在)(令和2年3月 31日現在)

(資産の部)現 金 36,059 27,618預け金 648,212 610,325コールローン 887 1,088買入金銭債権 357 280商品有価証券 3 …… 商品地方債 3 ……有価証券 759,129 812,888 国 債 161,140 162,284 地方債 122,070 119,022 社 債 239,209 244,351 株 式 9,962 13,091 その他の証券 226,747 274,138貸出金 1,210,996 1,209,066 割引手形 24,453 19,897 手形貸付 74,769 72,118 証書貸付 1,102,263 1,107,623 当座貸越 9,510 9,427外国為替 1,522 951 外国他店預け 1,516 945 買入外国為替 5 5その他資産 19,157 18,656 未決済為替貸 916 836 信金中金出資金 12,465 12,465 前払費用 71 73 未収収益 3,083 2,791 金融派生商品 218 325 その他の資産 2,402 2,164有形固定資産 41,938 41,486 建 物 6,047 6,209 土 地 32,596 32,596 リース資産 463 384 建設仮勘定 803 407 その他の有形固定資産 2,027 1,888無形固定資産 1,116 1,234 ソフトウェア 348 504 リース資産 66 44 その他の無形固定資産 700 686繰延税金資産 …… 3,565債務保証見返 14,818 12,672貸倒引当金 △ 5,376 △ 4,226 (うち個別貸倒引当金) △ 4,145 △ 2,794

資産の部合計 2,728,824 2,735,609

(単位:百万円)

科 目 第98期 第 99期(平成31年3月31日現在)(令和2年3月 31日現在)

(負債の部)預金積金 2,464,535 2,483,910 当座預金 82,744 76,530 普通預金 1,057,834 1,127,888 貯蓄預金 29,197 29,960 通知預金 1,238 1,265 定期預金 1,154,415 1,116,490 定期積金 102,744 93,039 その他の預金 36,360 38,734借用金 42,800 41,300 借入金 42,800 41,300債券貸借取引受入担保金 72,604 71,905外国為替 16 4 未払外国為替 16 4その他負債 6,220 6,210 未決済為替借 1,308 928 未払費用 1,055 1,040 給付補填備金 41 28 未払法人税等 884 598 前受収益 355 359 払戻未済金 339 451 払戻未済持分 2 2 職員預り金 1,074 1,098 金融派生商品 10 621 リース債務 543 441 資産除去債務  139 112 その他の負債 466 525賞与引当金 657 656退職給付引当金 2,379 2,306役員退職慰労引当金 349 373睡眠預金払戻損失引当金 168 119偶発損失引当金 7 9繰延税金負債 1,147 ……再評価に係る繰延税金負債 4,134 4,145債務保証 14,818 12,672負債の部合計 2,609,839 2,623,612(純資産の部)

出資金 29,307 36,588 普通出資金 24,307 31,588 優先出資金 5,000 2,500 その他の出資金 …… 2,500資本剰余金 5,000 5,000 資本準備金 5,000 5,000利益剰余金 63,399 61,708 利益準備金 11,383 11,791 その他利益剰余金 52,016 49,917  特別積立金 16,000 11,003   (経営基盤強化積立金) 1,000 1,000   (施設拡充積立金) 1,500 1,500   (優先出資消却積立金) 10,000 5,003  当期未処分剰余金 36,016 38,913処分未済持分 △ 3 △ 1会員勘定合計 97,703 103,295

その他有価証券評価差額金 14,049 1,479土地再評価差額金 7,232 7,222評価・換算差額等合計 21,282 8,701純資産の部合計 118,985 111,997負債及び純資産の部合計 2,728,824 2,735,609

(    ) (    )

(   ) (   )(   ) (   )(    ) (   )

Page 3: 財務諸表等業務の状況当期未処分剰余金 36,016 38,913 処分未済持分 3 1 会員勘定合計 97,703 103,295 その他有価証券評価差額金 14,049 1,479 土地再評価差額金

JOHOKU SHINKIN BANK 27

損益計算書(単位:千円)

科 目第98期 第 99期

(自 平成 30年 4月 1日) (自 平成 31年 4月 1日)(至 平成 31年 3月 31日) (至 令和 2年 3月 31日)

経常収益 37,498,448 36,519,891 資金運用収益 31,747,370 31,083,921  貸出金利息 18,928,600 18,529,912  預け金利息 1,087,154 960,561  コールローン利息 32,777 23,658  有価証券利息配当金 10,857,337 10,717,419  その他の受入利息 841,500 852,370 役務取引等収益 3,584,042 3,780,084  受入為替手数料 1,754,126 1,765,040  その他の役務収益 1,829,916 2,015,043 その他業務収益 291,841 169,387  商品有価証券売買益 …… 8  国債等債券売却益 238,615 123,198  その他の業務収益 53,226 46,181 その他経常収益 1,875,193 1,486,496  償却債権取立益 949,388 901,107  株式等売却益 551,141 362,928  その他の経常収益 374,663 222,461経常費用 31,706,499 30,997,962 資金調達費用 1,012,226 942,677  預金利息 967,397 910,052  給付補填備金繰入額 15,074 4,001  借用金利息 1 1  債券貸借取引支払利息 7,273 7,255  その他の支払利息 22,480 21,365 役務取引等費用 2,337,135 2,312,263  支払為替手数料 605,192 605,526  その他の役務費用 1,731,942 1,706,736 その他業務費用 1,737,556 1,593,549  外国為替売買損 1,729,403 1,585,883  商品有価証券売買損 5 ……  その他の業務費用 8,148 7,665 経 費 24,411,509 24,178,793  人件費 16,151,429 15,628,060  物件費 7,863,001 8,068,137  税 金 397,078 482,595 その他経常費用 2,208,071 1,970,679  貸倒引当金繰入額 842,157 23,598  貸出金償却 1,153,578 1,590,098  株式等売却損 …… 114,160  株式等償却 …… 120,747  その他資産償却 660 660  その他の経常費用 211,675 121,413経常利益 5,791,948 5,521,928特別利益 2,304 3 固定資産処分益 2,304 3特別損失 19,659 161,955 固定資産処分損 19,659 161,955税引前当期純利益 5,774,594 5,359,977法人税、住民税及び事業税 1,600,494 1,293,378法人税等調整額 94,791 153,932法人税等合計 1,695,286 1,447,310当期純利益 4,079,307 3,912,666繰越金(当期首残高) 31,936,864 35,001,025当期未処分剰余金 36,016,172 38,913,691

Page 4: 財務諸表等業務の状況当期未処分剰余金 36,016 38,913 処分未済持分 3 1 会員勘定合計 97,703 103,295 その他有価証券評価差額金 14,049 1,479 土地再評価差額金

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記載金額は百万円未満を切り捨てて表示しております。商品有価証券の評価は、時価法(売却原価は移動平均法により算定)により行っております。有価証券の評価は、満期保有目的の債券については移動平均法による償却原価法(定額法)、子会社株式については移動平均法による原価法、その他有価証券については原則として決算日の市場価格等に基づく時価法(売却原価は移動平均法により算定)、ただし時価を把握することが極めて困難と認められるものについては移動平均法による原価法により行っております。なお、その他有価証券の評価差額については、全部純資産直入法により処理しております。デリバティブ取引の評価は、時価法により行っております。有形固定資産(リース資産を除く)の減価償却は、定率法(ただし、平成 10年 4月 1日以後に取得した建物(建物附属設備を除く)並びに平成 28年 4月 1日以後に取得した建物附属設備及び構築物については定額法)を採用しております。また、主な耐用年数は次のとおりであります。 建 物 10 年~ 50年 その他 2 年~ 20年無形固定資産(リース資産を除く)の減価償却は、定額法により償却しております。なお、自金庫利用のソフトウェアについては、金庫内における利用可能期間(5年)に基づいて償却しております。所有権移転ファイナンス・リース取引に係る「有形固定資産」及び「無形固定資産」中のリース資産の減価償却は、自己所有の固定資産に適用する減価償却方法と同一の方法を採用しております。また、所有権移転外ファイナンス・リース取引に係る「有形固定資産」及び「無形固定資産」中のリース資産の減価償却は、リース期間を耐用年数とした定額法により償却しております。なお、残存価額については、リース契約上に残価保証の取決めがあるものは当該残価保証額とし、それ以外のものは零としております。外貨建資産・負債は、主として決算日の為替相場による円換算額を付しております。貸倒引当金は、予め定めている償却・引当基準に則り、次のとおり計上しております。破産、特別清算等法的に経営破綻の事実が発生している債務者(以下、「破綻先」という)に係る債権及びそれと同等の状況にある債務者(以下、「実質破綻先」という)に係る債権については、以下のなお書きに記載されている直接減額後の帳簿価額から、担保の処分可能見込額及び保証による回収可能見込額を控除し、その残額を計上しております。また、現在は経営破綻の状況にないが、今後経営破綻に陥る可能性が大きいと認められる債務者(以下、「破綻懸念先」という)に係る債権については、債権額から、担保の処分可能見込額及び保証による回収可能見込額を控除し、その残額のうち、債務者の支払能力を総合的に判断し必要と認める額を計上しております。上記以外の債権については、過去の一定期間における貸倒実績から算出した貸倒実績率等に基づき計上しております。すべての債権は、資産の自己査定基準に基づき、営業店、管理部及び審査部が資産査定を実施し、当該部署から独立したリスク管理部が査定結果の検証を行い、その査定結果に基づいて上記の引当を行っております。なお、破綻先及び実質破綻先に対する担保・保証付債権等については、債権額から担保の評価額及び保証による回収が可能と認められる額を控除した残額を取立不能見込額として債権額から直接減額しており、その金額は 15,129 百万円であります。(追加情報)新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響により債務者の信用リスクの増大が懸念される状況を踏まえ、特に強い影響を受けている特定の業種に属する債務者に対する債権について、一定の仮定に基づいて今後 1年間の貸倒損失の増加額を見積もり、上記に加え、一般貸倒引当金を追加計上しております。これに伴う一般貸倒引当金の増加額は、142百万円であります。なお、新型コロナウイルス感染症の感染状況やその経済環境への影響が変化した場合には、翌年度の貸倒引当金は増減する可能性があります。賞与引当金は、職員への賞与の支払いに備えるため、職員に対する賞与の支給見込額のうち、当事業年度に帰属する額を計上しております。退職給付引当金は、職員の退職給付に備えるため、当事業年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき、必要額を計上しております。また、退職給付債務の算定にあたり、退職給付見込額を当事業年度末までの期間に帰属させる方法については期間定額基準によっております。なお、数理計算上の差異の費用処理方法は以下のとおりであります。数理計算上の差異 各発生年度の職員の平均残存勤務期間内の一定の年数(10年)

による定額法により按分した額をそれぞれ発生の翌事業年度から損益処理。

当金庫は、複数事業主(信用金庫等)により設立された企業年金制度(総合設立型厚生年金基金)に加入しており、当金庫の拠出に対応する年金資産の額を合理的に計算することができないため、当該企業年金制度への拠出額を退職給付費用として費用処理しております。なお、当該企業年金制度全体の直近の積立状況及び制度全体の拠出等に占める当金庫の割合並びにこれらに関する補足説明は次のとおりであります。 ①制度全体の積立状況に関する事項(平成 31年 3月 31日現在)  年金資産の額 1,650,650 百万円  年金財政計算上の数理債務の額と   最低責任準備金の額との合計額 1,782,453 百万円  差引額 △ 131,803 百万円 ②制度全体に占める当金庫の掛金拠出割合(平成 31年 3月分) 2.1211% ③補足説明上記①の差引額の主な要因は、年金財政計算上の過去勤務債務残高 180,752百万円及び別途積立額は 48,949 百万円であります。本制度における過去勤務債務の償却方法は期間 19年 0ヶ月の元利均等定率償却であり、当金庫は、当事業年度の財務諸表上、当該償却に充てられる特別掛金 403 百万円を費用処理しております。なお、特別掛金の額は、あらかじめ定められた掛金率を掛金拠出時の標準給与の額に乗じることで算定されるため、上記②の割合は当金庫の実際の負担割合とは一致しません。

役員退職慰労引当金は、役員への退職慰労金の支給に備えるため、内規に基づく期末要支給額を計上しております。

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睡眠預金払戻損失引当金は、負債計上を中止した預金について、預金者からの払戻請求に備えるため、将来の払戻請求に応じて発生する損失を見積もり必要と認める額を計上しております。偶発損失引当金は、保証会社への負担金の支払いに備えるため、将来の負担金支払見込額を計上しております。消費税及び地方消費税の会計処理は、税込方式によっております。理事及び監事との間の取引による理事及び監事に対する金銭債権総額 82百万円子会社等の株式又は出資金の総額 180 百万円子会社等に対する金銭債権総額 868 百万円子会社等に対する金銭債務総額 368 百万円有形固定資産の減価償却累計額 28,814 百万円貸出金のうち、破綻先債権額は813百万円、延滞債権額は36,985百万円であります。なお、破綻先債権とは、元本又は利息の支払の遅延が相当期間継続していることその他の事由により元本又は利息の取立て又は弁済の見込みがないものとして未収利息を計上しなかった貸出金(貸倒償却を行った部分を除く。以下「未収利息不計上貸出金」という。)のうち、法人税法施行令(昭和 40年政令第 97号)第 96条第 1項第 3号のイからホまでに掲げる事由又は同項第 4号に規定する事由が生じている貸出金であります。また、延滞債権とは、未収利息不計上貸出金であって、破綻先債権及び債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として利息の支払を猶予した貸出金以外の貸出金であります。貸出金のうち、3ヵ月以上延滞債権額は 160百万円であります。なお、3ヵ月以上延滞債権とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から 3月以上遅延している貸出金で破綻先債権及び延滞債権に該当しないものであります。貸出金のうち、貸出条件緩和債権額は 6,123 百万円であります。なお、貸出条件緩和債権とは、債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として、金利の減免、利息の支払猶予、元本の返済猶予、債権放棄その他の債務者に有利となる取決めを行った貸出金で破綻先債権、延滞債権及び 3ヵ月以上延滞債権に該当しないものであります。破綻先債権額、延滞債権額、3ヵ月以上延滞債権額及び貸出条件緩和債権額の合計額は 44,082 百万円であります。なお、22. から 25. に掲げた債権額は、貸倒引当金控除前の金額であります。手形割引は、「銀行業における金融商品会計基準適用に関する会計上及び監査上の取扱い」(日本公認会計士協会業種別監査委員会報告第 24号)に基づき金融取引として処理しております。これにより受け入れた銀行引受手形、商業手形、荷付為替手形及び買入外国為替は、売却又は(再)担保という方法で自由に処分できる権利を有しておりますが、その額面金額は 19,903 百万円であります。担保に供している資産は次のとおりであります。歳入金代理店の担保として有価証券 1,503 百万円を差し入れており、担保資産に対応する債務の残高はその他の預金 4,976 百万円であります。また、日本銀行との取引に係る共通担保として有価証券 49,956 百万円を差し入れており、担保資産に対応する債務の残高は借入金 41,300 百万円であります。その他、内国為替決済、支払承諾保証等の取引担保として預け金(定期預け金)16,700 百万円、外為円決済の取引担保として預け金(定期預け金)20,500 百万円を差し入れております。土地の再評価に関する法律(平成 10年 3月 31日公布法律第 34号)に基づき、不動産鑑定士等の鑑定により事業用の土地の再評価を行い、評価差額については当該評価差額に係る税金相当額を「再評価に係る繰延税金負債」として負債の部に計上し、これを控除した金額を「土地再評価差額金」として純資産の部に計上しております。再評価を行った年月日 平成 10 年 3月 31 日(ただし旧太陽信用金庫は、平成11年 3月 31日)同法第 10条に定める再評価を行った事業用土地の当事業年度末における時価の合計額と再評価後の帳簿価額の合計額との差額 △ 5,719 百万円出資 1口当たりの純資産額 1,693 円 13銭金融商品の状況に関する事項(1)金融商品に対する取組方針

当金庫は、預金業務、融資業務及び市場運用業務などの金融業務を行っております。このため、金利変動による不利な影響が生じないように、資産及び負債の統合的リスク管理をしております。

(2)金融商品の内容及びそのリスク当金庫が保有する金融資産は、主として事業地区内のお客さまに対する貸出金です。また、有価証券は、主に債券、投資信託及び株式であり、満期保有目的及び純投資目的で保有しております。これらは、それぞれ発行体の信用リスク及び金利の変動リスク、市場価格の変動リスクに晒されております。外貨建有価証券については、為替の変動リスクに晒されておりますが、有価証券の取得時に、通貨スワップ取引等を行うことにより当該リスクを回避しています。一方、金融負債は主としてお客さまからの預金であり、流動性リスクに晒されております。

(3)金融商品に係るリスク管理体制  ①信用リスクの管理

当金庫は、信用リスクに関する管理諸規程に従い、貸出金について、個別案件ごとの与信審査、与信限度額の設定、信用情報の管理、保証や担保の設定、問題債権への対応など与信管理に関する体制を整備し運営しております。これらの与信管理は、各営業店のほか審査部により行われ、また、定期的に経営陣によるリスク管理委員会や理事会を開催し、審議・報告を行っております。有価証券の発行体の信用リスクに関しては、国際資金部において、信用情報や時価の把握を定期的に行うことで管理しております。

  ②市場リスクの管理(ⅰ)金利リスクの管理

当金庫は、ALMによって金利の変動リスクを管理しております。ALMに関する規則及び要領において、リスク管理方法や手続等の詳細を明記しており、リスク管理委員会において決定されたALMに関する方針に基づき、理事会において実施状況の把握・確認、今後の対応等の協議を行っております。

第99期貸借対照表の注記事項

Page 5: 財務諸表等業務の状況当期未処分剰余金 36,016 38,913 処分未済持分 3 1 会員勘定合計 97,703 103,295 その他有価証券評価差額金 14,049 1,479 土地再評価差額金

JOHOKU SHINKIN BANK 29

31.

日常的にはリスク管理部において金融資産及び負債の金利や期間を総合的に把握し、金利感応度分析等によりモニタリングを行い、月次ベースでリスク管理委員会に報告しております。

(ⅱ)為替リスクの管理当金庫は、為替の変動リスクに関して、個別の案件ごとに管理しており、通貨スワップ取引等を利用し、振当処理を行っております。

(ⅲ)価格変動リスクの管理有価証券を含む市場運用商品の保有については、理事会の監督の下、調達運用規程に従い行っております。このうち、国際資金部では、市場運用商品の購入を行っており、投資限度額の設定のほか、継続的なモニタリングを通じて、価格変動リスクの軽減を図っております。

(ⅳ)デリバティブ取引デリバティブ取引に関しては、調達運用規程の基本原則に、主として自己のALMポジションのヘッジのために行うものと規定し、慎重に取組んでおります。

(ⅴ)市場リスクに係る定量的情報当金庫では、「有価証券」、「預け金」等の市場リスク量をVaRにより月次で計測し、取得したリスク量がリスク限度額の範囲内となるよう管理しております。当金庫の VaRは分散共分散法(保有期間 1年、信頼区間 99%、観測期間 1年)により算出しており、令和 2年 3月 31 日現在で当金庫の市場リスク量は、金利リスク 15,203 百万円、株式リスク 10,549百万円、クレジットリスク 5,805 百万円、為替リスク 727 百万円、全体で 32,287 百万円です。なお、当金庫では、モデルが算出するVaRと実際の損益を比較するバックテスティングを月次で実施しております。令和元年度中に実施した12回のバックテスティングの結果、実際の損失がVaRを超えた月はなく、使用する計測モデルは十分な精度により市場リスクを捕捉しているものと考えております。ただし、VaRは過去の相場変動をベースに統計的に算出した一定の発生確率での市場リスク量を計測しており、通常では考えられないほど市場環境が激変する状況下におけるリスクは捕捉できない場合があります。

  ③資金調達に係る流動性リスクの管理当金庫は、ALMを通して、適時に資金管理を行うほか、資金調達手段の多様化、市場環境を考慮した長短の調達バランスの調整などによって、流動性リスクを管理しております。

(4)金融商品の時価等に関する事項についての補足説明金融商品の時価には、市場価格に基づく価額のほか、市場価格がない場合には合理的に算定された価額が含まれております。当該価額の算定においては一定の前提条件等を採用しているため、異なる前提条件等によった場合、当該価額が異なることもあります。

金融商品の時価等に関する事項令和 2年 3月 31 日における貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額は、次のとおりであります。なお、時価を把握することが極めて困難と認められる非上場株式等は、次表には含めておりません。また、重要性の乏しい科目については記載を省略しております。 (単位:百万円)

(1)預け金 (2)買入金銭債権 貸倒引当金(*1)

(3)有価証券 売買目的有価証券 満期保有目的の債券 その他有価証券

(4)貸出金 割引手形 手形貸付 証書貸付 当座貸越 貸倒引当金(*2)

      金融資産計 (1)預金積金 当座預金 普通預金 貯蓄預金 通知預金 別段預金 納税準備預金 定期預金 定期積金 非居住者円預金 外貨預金

(2)借用金      金融負債計 デリバティブ取引(*3) ヘッジ会計が適用されていないもの ヘッジ会計が適用されているもの     デリバティブ取引計

(*1) 買入金銭債権に対応する貸倒引当金を控除しております。(*2) 貸出金に対応する貸倒引当金を控除しております。(*3) その他資産・負債に計上しているデリバティブ取引を一括して表示しております。

デリバティブ取引によって生じた正味の債権・債務は純額で表示しております。(注 1)金融商品の時価等の算定方法金融資産(1)預け金

満期のない預け金については、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額を時価としております。満期のある預け金については、残存期間に基づく区分ごとに、新規に預け入れた場合に想定される適用金利で割り引いた現在価値を算定しております。デリバティブが組み込まれた預金については、取引金融機関から提示された価格により評価しております。

(2)買入金銭債権買入金銭債権については、帳簿価額から信用リスク相当額を控除した金額を時価としております。

(3)有価証券株式は取引所の価格、債券は取引所の価格又は取引金融機関から提示された価格によっております。投資信託は、公表されている基準価格によっております。なお、保有目的区分ごとの有価証券に関する注記事項については 32. から35. に記載しております。

(4)貸出金正常先及び要注意先の貸出金のうち、割引手形、手形貸付、当座貸越は、短期間で市場金利を反映するため、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額を時価としております。証書貸付については、貸出金の種類及び内部格付、期間に基づく区分ごとに、元利金の合計額を調達コストと信用コストにより算出した採算金利で割り引いて時価を算定しております。また、破綻先、実質破綻先及び破綻懸念先に対する貸出金については、担保及び保証による回収見込額等に基づいて貸倒見積高を算定しているため、時価は決算日における貸借対照表価額から貸倒引当金計上額を控除した金額に近似しており、当該価額を時価としております。

金融負債(1)預金積金

要求払預金については、決算日に要求された場合の支払額(帳簿価額)を時価とみなしております。また、定期性預金の時価は、一定期間ごとに区分して、将来のキャッシュ・フローを割り引いて現在価値を算定しております。その割引率は、新規に預金を受け入れる際に使用する利率を用いております。

(2)借用金借用金は、短期間で市場金利を反映するため、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額を時価としております。

デリバティブ取引デリバティブ取引は、通貨関連取引(先物為替予約)であり、割引現在価値により算出した価額によっております。

(注 2)時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品は次のとおりであ    り、金融商品の時価情報には含まれておりません。 (単位:百万円) 区 分 子会社株式(*1) 非上場株式(*1) 信金中金出資金(*1) 組合出資金(*2) 合 計 (*1) 子会社株式・非上場株式・信金中金出資金については、市場価格が

なく、時価を把握することが極めて困難と認められることから時価開示の対象とはしておりません。

(*2) 組合出資金のうち、組合財産が時価を把握することが極めて困難と認められるもので構成されているものについては、時価開示の対象とはしておりません。

(注 3)金銭債権及び満期のある有価証券の決算日後の償還予定額 (単位:百万円)

預け金(*1) 有価証券  満期保有目的の債券  その他有価証券のうち  満期があるもの 貸出金(*2) 合 計 (*1) 預け金のうち、要求払預け金は「1年以内」に含めております。 (*2) 貸出金のうち、1日以上延滞債権及び期間の定めがないものは含め

ておりません。(注 4)金銭債務の決算日後の返済予定額 (単位:百万円)

預金積金(*) 借用金 合 計 (*)預金積金のうち、要求払預金は「1年以内」に含めております。

差額

107

……

……154……154

8,8599,121

………………………………48216……60558……558

………………

時価

610,433279

279

……5,100

807,521812,622

19,89671,893

1,112,6299,403

1,213,8212,637,156

76,5301,127,88829,9601,26519,2681,349

1,116,97393,056……

18,1762,484,46941,300

2,525,769

△ 296……

△ 296

貸借対照表計上額

610,325280△ 1279

……4,946

807,521812,467

19,89772,118

1,107,6239,427

△ 4,1041,204,9622,628,034

76,5301,127,88829,9601,26519,2681,349

1,116,49093,039……

18,1162,483,91041,300

2,525,210

△ 296……

△ 296

貸借対照表計上額180175

12,46564

12,886

10 年超

49,00064,9522,310

62,642

343,905457,857

1 年以内

531,32583,6521,000

82,652

271,685886,663

1 年超5年以内30,000420,6301,632

418,997

359,253809,884

5 年超10年以内

……170,697

……

170,697

215,941386,639

10 年超

520……520

1 年以内

2,292,52141,300

2,333,821

1 年超5年以内190,851

……190,851

5 年超10年以内

17……17

Page 6: 財務諸表等業務の状況当期未処分剰余金 36,016 38,913 処分未済持分 3 1 会員勘定合計 97,703 103,295 その他有価証券評価差額金 14,049 1,479 土地再評価差額金

JOHOKU SHINKIN BANK30

32.

33.

34.

35.

36.

37.

38.

39.

有価証券の時価及び評価差額等に関する事項は次のとおりであります。これらには、「国債」、「地方債」、「社債」、「株式」、「その他の証券」が含まれております。以下、35. まで同様であります。売買目的有価証券 (単位:百万円)

売買目的有価証券

満期保有目的の債券 (単位:百万円)

種 類

国 債 地方債 社 債 その他 小 計 国 債 地方債 社 債 その他 小 計 合 計

その他有価証券 (単位:百万円)

種 類

株 式 債 券  国 債  地方債  社 債 その他 小 計 株 式 債 券  国 債  地方債  社 債 その他 小 計      合 計(*) 上記評価差額合計 2,054 百万円から繰延税金負債 575 百万円を差し引いた

1,479 百万円を「その他有価証券評価差額金」として計上しております。当事業年度中に売却した満期保有目的の債券該当ございません。当事業年度中に売却したその他有価証券 (単位:百万円)

株 式 債 券  国 債  地方債  社 債 その他 合 計減損処理を行った有価証券売買目的有価証券以外の有価証券(時価を把握することが極めて困難なものを除く)のうち、当該有価証券の時価が取得原価に比べて著しく下落しており、時価が取得原価まで回復する見込みがあると認められないものについては、当該時価をもって貸借対照表計上額とするとともに、評価差額を当事業年度の損失として処理(以下「減損損失」という。)しております。当事業年度における減損処理額は、上場株式120百万円であります。また、時価が「著しく下落した」と判断するための基準は、時価が取得原価または償却原価に比べ 50%以上下落している場合及び、30%以上50%未満の下落率の場合で過去の一定期間における時価の推移や発行会社の財務状況等を考慮し、時価の回復の見込みが認められない場合であります。運用目的の金銭の信託該当ございません。満期保有目的の金銭の信託該当ございません。その他の金銭の信託(運用目的及び満期保有目的以外)該当ございません。現金担保付債券貸借取引により貸付けている有価証券は、「国債」に 70,013 百万円含まれております。

40.

41.

42.

第99期損益計算書の注記事項1.2.

3.

当座貸越契約及び貸付金に係るコミットメントライン契約は、顧客からの融資実行の申し出を受けた場合に、契約上規定された条件について違反がない限り、一定の限度額まで資金を貸付けることを約する契約であります。これらの契約に係る融資未実行残高は、98,337 百万円であります。このうち契約残存期間が 1年以内のものが 8,943 百万円あります。なお、これらの契約の多くは、融資実行されずに終了するものであるため、融資未実行残高そのものが必ずしも当金庫の将来のキャッシュ・フローに影響を与えるものではありません。これらの契約の多くには、金融情勢の変化、債権の保全及びその他相当の事由があるときは、当金庫が実行申込を受けた融資の拒絶又は契約限度額の減額をすることができる旨の条項が付されております。また、契約時において必要に応じて不動産・有価証券等の担保を徴求するほか、契約後も定期的に予め定めている金庫内手続に基づき顧客の業況等を把握し、必要に応じて契約の見直し、与信保全上の措置等を講じております。繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳は、それぞれ以下のとおりであります。繰延税金資産 貸倒引当金損金算入限度額超過額 3,917 百万円 固定資産減損損失 599 未収利息有税償却 47 賞与引当金 183 退職給付引当金 645 役員退職慰労引当金 104 未払事業税 77 その他 261 繰延税金資産小計 5,836 評価性引当額 △ 1,695 繰延税金資産合計 4,141 百万円繰延税金負債 その他有価証券評価差額金 575 その他 0 繰延税金負債合計 575 百万円繰延税金資産の純額 3,565 百万円追加情報令和元年 9月 27 日に協同組織金融機関の優先出資に関する法律(平成 5年 5月12日公布法律第 44号)第 15条第 1項第 1号の規定に基づき、発行済み優先出資 1,000 万口のうち 500万口を消却いたしました。優先出資の消却を受け、優先出資金 2,500 百万円を当事業年度よりその他の出資金に振り替えて計上しております。

記載金額は千円未満を切り捨てて表示しております。子会社との取引による収益総額 94,251 千円子会社との取引による費用総額 578,766 千円 出資 1口当たりの当期純利益金額 66 円 78銭

当事業年度の損益に含まれた評価差額……

貸借対照表計上額が取得原価を超えるもの

貸借対照表計上額が取得原価を超えないもの

時価が貸借対照表計上額を超えるもの

時価が貸借対照表計上額を超えないもの

差額

…………9861159………………△ 5△ 5154

時価

…………2,4081,6974,106………………9949945,100

貸借対照表計上額…………2,3101,6363,946………………1,0001,0004,946

差額

2,3368,6292,9342,3773,3175,22316,188△ 1,488△ 949△ 31△ 25△ 892

△ 11,696△ 14,1332,054

取得原価

4,932454,845148,078114,269192,497112,507572,2856,95560,82211,3032,40047,119165,402233,181805,466

貸借対照表計上額7,268

463,475151,012116,647195,814117,730588,4745,46759,87311,2712,37446,226153,706219,047807,521

売却損の合計額114…………………………114

売却益の合計額204……………………281486

売却額626……………………1,8812,508

Page 7: 財務諸表等業務の状況当期未処分剰余金 36,016 38,913 処分未済持分 3 1 会員勘定合計 97,703 103,295 その他有価証券評価差額金 14,049 1,479 土地再評価差額金

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剰余金処分計算書

経営指標

(単位:円)

科 目第98期 第 99期

(自 平成 30年 4月 1日) (自 平成 31年 4月 1日)(至 平成 31年 3月 31日) (至 令和 2年 3月 31日)

当期未処分剰余金 36,016,172,508 38,913,691,428

剰余金処分額 1,015,147,470 1,058,771,050 利益準備金 408,000,000 392,000,000 普通出資に対する配当金 (年 2.0%) 486,147,470 (年 2.0%) 631,771,050 優先出資に対する配当金 (年 1.0%) 100,000,000 (年 0.7%) 35,000,000 特別積立金 21,000,000 ……  (優先出資消却積立金) (21,000,000) ……

繰越金(当期末残高) 35,001,025,038 37,854,920,378(注) 優先出資に対する配当率は、発行価額(第 98期は 100億円、第 99期は 50億円)に対する配当率です。

● 主要な経営指標の推移 (金額単位:千円)平成28年 3月期 平成29年 3月期 平成30年 3月期 平成31年 3月期 令和2年 3月期

預金積金残高 2,390,911,599 2,416,138,611 2,437,670,038 2,464,535,153 2,483,910,464貸出金残高 1,148,655,345 1,189,975,445 1,202,959,664 1,210,996,897 1,209,066,980有価証券残高 786,956,406 757,341,479 770,623,054 759,129,982 812,888,517総資産額 2,547,440,008 2,653,000,864 2,677,409,097 2,714,006,118 2,722,937,580純資産額 115,669,857 115,822,155 116,213,401 118,985,540 111,997,176経常収益 39,295,575 36,930,265 36,635,240 37,498,448 36,519,891経常費用 31,594,066 30,866,476 30,557,809 31,706,499 30,997,962経常利益 7,701,508 6,063,789 6,077,431 5,791,948 5,521,928当期純利益 6,544,463 4,688,104 4,061,648 4,079,307 3,912,666単体自己資本比率 8.55% 8.12% 7.83% 7.80% 7.88%職員数(人) 1,988 1,959 1,992 1,962 1,939(注) 総資産額は債務保証見返を除いております。

● 出資金関連平成28年 3月期 平成29年 3月期 平成30年 3月期 平成31年 3月期 令和2年 3月期

出資総額(千円) 30,247,963 29,961,337 29,646,483 29,307,373 36,588,552 普通出資金 25,247,963 24,961,337 24,646,483 24,307,373 31,588,552 優先出資金 5,000,000 5,000,000 5,000,000 5,000,000 2,500,000 その他の出資金 …… …… …… …… 2,500,000出資総口数(千口) 60,495 59,922 59,292 58,614 68,177 普通出資金 50,495 49,922 49,292 48,614 63,177 優先出資金 10,000 10,000 10,000 10,000 5,000出資に対する配当金(出資金 1口あたり・円)

普通出資金 15 10 10 10 10優先出資金 10 10 10 10 7

会員数(人) 161,794 160,331 158,483 156,462 155,533 個 人 122,713 121,336 119,517 117,506 116,743 法 人 39,081 38,995 38,966 38,956 38,790(注) 1. 出資に対する配当金は額面金額(500円 )1口に対する金額です。なお、優先出資は額面金額 500円・発行価額 1,000 円となっております。 2. 令和元年 9月 27日に協同組織金融機関の優先出資に関する法律(平成 5年 5月 12日公布法律第 44号)第 15条第 1項第 1号の規定に基づき、発行済み優先出資 1,000 万口のうち、

500万口を消却いたしました。優先出資の消却を受け、優先出資金 25億円を令和 2年 3月期よりその他の出資金に振り替えて計上しております。

(単位:%)平成31年 3月期 令和2年 3月期

総資産利益率  総資産経常利益率 0.21 0.20  総資産当期純利益率 0.15 0.14総資金利鞘  資金運用利回り 1.22 1.18  資金調達原価率 0.99 0.98  総資金利鞘 0.23 0.20預貸率・預証率  期末預貸率 49.13 48.67  期中平均預貸率 49.34 48.76  期末預証率 30.80 32.72  期中平均預証率 30.61 30.99

● 経営諸比率

(注) 総資産経常(当期純)利益率 = 経常(当期純)利益 ÷ 総資産平均残高(債務保証見返を除く)×100

Page 8: 財務諸表等業務の状況当期未処分剰余金 36,016 38,913 処分未済持分 3 1 会員勘定合計 97,703 103,295 その他有価証券評価差額金 14,049 1,479 土地再評価差額金

JOHOKU SHINKIN BANK32

損益の状況(金額単位:千円)

平成31年 3月期 令和2年 3月期資金運用収支 30,735,143 30,141,244 資金運用収益 31,747,370 31,083,921 資金調達費用 1,012,226 942,677役務取引等収支 1,246,907 1,467,821 役務取引等収益 3,584,042 3,780,084 役務取引等費用 2,337,135 2,312,263その他業務収支 △ 1,445,714 △ 1,424,161 その他業務収益 291,841 169,387 その他業務費用 1,737,556 1,593,549業務粗利益 30,536,336 30,184,903業務粗利益率 1.17% 1.15%

● 業務粗利益

(注) 1. 資金調達費用は、金銭の信託運用見合費用を控除して表示しております。 2. 業務粗利益率 =業務粗利益 ÷ 資金運用勘定平均残高 ×100

(注) 1. 実質業務純益、コア業務純益、コア業務純益(除く投資信託解約損益)については、銀行法施行規則等の一部を改正する内閣府令(令和元年 9月 13日)による改正を受け、令和 2年3月期より開示することとなりました。このため、開示初年度につき、当期末分のみを開示しております。なお、業務純益については、昨年度と同様に開示しております。

2. 業務純益 =業務収益 -(業務費用 - 金銭の信託運用見合費用) 3. 実質業務純益 =業務純益 + 一般貸倒引当金繰入額 4. コア業務純益 =実質業務純益 - 国債等債券損益

(単位:千円)平成31年 3月期 令和2年 3月期

業務純益 6,249,796 5,605,592実質業務純益 5,806,231コア業務純益 5,683,032コア業務純益(除く投資信託解約損益) 5,434,411

● 業務純益

(金額単位:百万円)平成31年 3月期 令和2年 3月期

平均残高 利 息 利回り(%) 平均残高 利 息 利回り(%)資金運用勘定 2,597,269 31,747 1.22 2,620,163 31,083 1.18 うち貸出金 1,207,987 18,928 1.56 1,202,028 18,529 1.54 うち預け金 622,726 1,087 0.17 638,965 960 0.15 うちコールローン等 1,456 32 2.25 1,083 23 2.18 うち商品有価証券 1 0 0.32 4 0 0.32 うち有価証券 749,452 10,857 1.44 763,907 10,717 1.40資金調達勘定 2,560,937 1,012 0.03 2,581,436 942 0.03 うち預金積金 2,448,266 982 0.04 2,464,868 914 0.03 うち借用金等 38,323 0 0.00 42,612 0 0.00 うち債券貸借取引受入担保金 72,735 7 0.00 72,361 7 0.01

● 資金運用収支の内訳

(注) 資金運用勘定は無利息預け金の平均残高を、資金調達勘定は金銭の信託運用見合額の平均残高および利息を、それぞれ控除して表示しております。

(単位:百万円)平成31年 3月期 令和2年 3月期

残高要因 利率要因 純増減 残高要因 利率要因 純増減受取利息 391 △ 45 345 279 △ 943 △ 663 うち貸出金 279 △ 382 △ 103 △ 93 △ 305 △ 398 うち預け金 29 △ 103 △ 73 28 △ 154 △ 126 うちコールローン等 △ 0 10 9 △ 8 △ 0 △ 9 うち商品有価証券 △ 0 0 0 0 0 0 うち有価証券 △ 17 511 494 209 △ 349 △ 139支払利息 9 92 102 8 △ 77 △ 69 うち預金積金 8 91 100 6 △ 75 △ 68 うち借用金等 …… …… …… …… …… …… うち債券貸借取引受入担保金 △ 0 △ 0 △ 0 △ 0 0 △ 0

● 受取利息・支払利息の増減

(注) 残高および利率の増減要因が重なる部分については、利率による増減要因に含めております。

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JOHOKU SHINKIN BANK 33

貸出金

預 金(単位:百万円)

平成31年 3月期 令和2年 3月期期末残高 平均残高 期末残高 平均残高

流動性預金 1,171,014 1,127,244 1,235,645 1,192,545 うち有利息預金 999,454 964,553 1,066,775 1,026,761定期性預金 1,257,160 1,292,891 1,209,530 1,244,256 定期預金 1,154,415 1,183,395 1,116,490 1,146,593 定期積金 102,744 109,495 93,039 97,662その他 36,360 28,130 38,734 28,066

合 計 2,464,535 2,448,266 2,483,910 2,464,868

● 預金科目別残高(期末残高・平均残高)

(注) 流動性預金 =当座預金 +普通預金 +貯蓄預金 +通知預金 なお、平成 31年 3月期・令和 2年 3月期ともに、譲渡性預金につきましては該当ございません。

(単位:百万円)平成31年 3月期 令和2年 3月期

定期預金合計 1,154,415 1,116,490 固定金利定期預金 1,154,362 1,116,445 変動金利定期預金 53 45

● 定期預金残高

(注) 1. 固定金利定期預金:預入時に満期日までの利率が確定する定期預金 2. 変動金利定期預金:預入期間中の市場金利の変化に応じて金利が変動する定期預金

(金額単位:百万円)平成31年 3月期 令和2年 3月期残 高 構成比(%) 残 高 構成比(%)

預金積金合計 2,464,535 100.00 2,483,910 100.00 個  人 1,865,171 75.68 1,873,772 75.43 一般法人 485,721 19.70 488,786 19.67 金融機関 24,447 0.99 24,101 0.97 公  金 89,194 3.61 97,249 3.91

● 預金者別預金残高

(単位:百万円)平成31年 3月期 令和2年 3月期期末残高 平均残高 期末残高 平均残高

貸出金合計 1,210,996 1,207,987 1,209,066 1,202,028 割引手形 24,453 21,672 19,897 20,086 手形貸付 74,769 77,521 72,118 73,498 証書貸付 1,102,263 1,099,917 1,107,623 1,099,953 当座貸越 9,510 8,877 9,427 8,489

● 貸出金科目別残高(期末残高・平均残高)

(単位:百万円)平成31年 3月期 令和2年 3月期

貸出金合計 1,210,996 1,209,066 変動金利貸出 786,810 813,529 固定金利貸出 424,186 395,537

● 貸出金金利区分別残高

(単位:百万円)平成31年 3月期 令和2年 3月期貸出金 債務保証見返 貸出金 債務保証見返

当金庫預金積金 23,207 38 22,596 55有価証券 113 …… 91 ……不動産 434,031 1,182 460,366 953その他 …… …… …… ……

小 計 457,352 1,221 483,053 1,009信用保証協会・信用保険 123,768 3 123,603 2保 証 264,511 86 259,585 79信 用 365,363 13,507 342,824 11,580

合 計 1,210,996 14,818 1,209,066 12,672

● 貸出金および債務保証見返の担保別内訳

(金額単位:百万円)平成31年 3月期 令和2年 3月期残 高 構成比(%) 残 高 構成比(%)

貸出金合計 1,210,996 100.00 1,209,066 100.00 設備資金 702,180 57.98 708,011 58.55 運転資金 508,816 42.01 501,055 41.44

● 貸出金使途別内訳

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JOHOKU SHINKIN BANK34

(金額単位:百万円)平成31年 3月期 令和2年 3月期残 高 構成比(%) 残 高 構成比(%)

製造業 122,460 10.11 118,340 9.78農業、林業 333 0.02 423 0.03漁 業 …… …… …… ……鉱業、採石業、砂利採取業 271 0.02 130 0.01建設業 94,980 7.84 95,847 7.92電気・ガス・熱供給・水道業 1,568 0.12 1,795 0.14情報通信業 3,666 0.30 4,086 0.33運輸業、郵便業 22,980 1.89 22,127 1.83卸売業、小売業 107,780 8.90 103,254 8.54金融業、保険業 12,296 1.01 12,444 1.02不動産業 272,310 22.48 285,369 23.60物品賃貸業 1,811 0.14 2,450 0.20学術研究、専門・技術サービス業 4,402 0.36 4,226 0.34宿泊業 4,725 0.39 4,654 0.38飲食業 10,153 0.83 10,646 0.88生活関連サービス業、娯楽業 12,635 1.04 12,803 1.05教育、学習支援業 2,895 0.23 2,980 0.24医療、福祉 12,869 1.06 12,046 0.99その他のサービス 61,776 5.10 65,452 5.41

小 計 749,919 61.92 759,083 62.78地方公共団体 1,621 0.13 1,414 0.11個 人 459,456 37.94 448,569 37.10

合 計 1,210,996 100.00 1,209,066 100.00

● 貸出金業種別内訳

(金額単位:百万円)平成31年 3月期 令和2年 3月期残 高 構成比(%) 残 高 構成比(%)

貸出金合計 1,210,996 100.00 1,209,066 100.00 うち会員 1,194,717 98.65 1,191,067 98.51 うち会員外 16,279 1.34 17,999 1.48

● 貸出金会員・会員外別内訳

(単位:百万円)平成31年 3月期 令和2年 3月期

貸出金償却額 1,153 1,590

● 貸出金償却

(注) 直接償却額を記載しております。

(単位:百万円)

期首残高 当期増加額 当期減少額 期末残高目的使用 その他

一般貸倒引当金 平成31年 3月期 1,360 1,231 …… 1,360 1,231令和 2年 3月期 1,231 1,432 …… 1,231 1,432

個別貸倒引当金 平成31年 3月期 3,688 4,145 514 3,173 4,145令和 2年 3月期 4,145 2,794 1,174 2,971 2,794

合 計 平成31年 3月期 5,049 5,376 514 4,534 5,376令和 2年 3月期 5,376 4,226 1,174 4,202 4,226

● 貸倒引当金の内訳

(金額単位:百万円)平成31年 3月期 令和2年 3月期残 高 構成比(%) 残 高 構成比(%)

代理貸付残高 23,121 100.00 20,156 100.00 信金中央金庫 13,569 58.68 11,714 58.11 (独)住宅金融支援機構 8,699 37.62 7,681 38.10 (独)福祉医療機構 581 2.51 523 2.59 (独)中小企業基盤整備機構 254 1.09 229 1.13 (株)日本政策金融公庫 17 0.07 7 0.03

● 代理貸付残高の内訳

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JOHOKU SHINKIN BANK 35

有価証券(金額単位:百万円)

平成31年 3月期 令和2年 3月期残 高 構成比(%) 残 高 構成比(%)

有価証券合計 749,452 100.00 763,907 100.00 国 債 159,885 21.33 154,615 20.24 地方債 118,780 15.84 118,302 15.48 短期社債 …… …… …… …… 社 債 243,998 32.55 239,796 31.39 株 式 7,028 0.93 10,318 1.35 外国証券 130,064 17.35 139,995 18.32 その他の証券 89,694 11.96 100,878 13.20

● 有価証券残高(平均残高)

(単位:百万円)

1年以下1年超3年以下

3年超5年以下

5年超7年以下

7年超10年以下

10年超 期間の定めのないもの 合 計

平成31年 3月期有価証券合計 70,030 151,556 234,781 150,093 83,276 16,164 53,227 759,129 国 債 14,143 62,702 68,464 12,971 306 2,551 …… 161,140 地方債 4,043 21,882 49,187 45,954 …… 1,003 …… 122,070 社 債 23,205 53,448 75,421 52,365 24,460 10,307 …… 239,209 株 式 …… …… …… …… …… …… 9,962 9,962 外国証券 28,184 11,252 37,709 29,716 25,534 2,303 …… 134,700 その他の証券 454 2,271 3,997 9,084 32,973 …… 43,265 92,046令和2年 3月期有価証券合計 82,778 221,037 206,532 91,710 78,969 63,142 68,717 812,888 国 債 25,199 73,506 41,654 2,353 7,060 12,510 …… 162,284 地方債 5,127 41,853 49,729 19,433 …… 2,877 …… 119,022 社 債 27,096 72,980 62,130 27,234 26,932 27,977 …… 244,351 株 式 …… …… …… …… …… …… 13,091 13,091 外国証券 24,002 30,594 36,710 23,878 20,919 19,777 …… 155,883 その他の証券 1,353 2,102 16,306 18,809 24,055 …… 55,625 118,254

● 有価証券の残存期間別残高

(金額単位:百万円)平成31年 3月期 令和2年 3月期残 高 構成比(%) 残 高 構成比(%)

商品有価証券合計 1 100.00 4 100.00 商品国債 …… …… …… …… 商品地方債 1 100.00 4 100.00

● 商品有価証券残高(平均残高)

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JOHOKU SHINKIN BANK36

時価情報

1. 商品有価証券および有価証券の時価情報

● 子会社・子法人等株式および関連法人等株式 当金庫は子会社株式を保有しておりますが、当該株式は市場価格がなく、時価を把握することが極めて困難と認められることから、下記「時価を把握することが極めて困難と認められる有価証券」に記載しております。

(単位:百万円)平成31年 3月期 令和2年 3月期

貸借対照表計上額 当事業年度の損益に含まれた評価差額 貸借対照表計上額 当事業年度の損益に

含まれた評価差額売買目的有価証券 3 △ 0 …… ……

● 売買目的有価証券

(注) 貸借対照表計上額は、期末日における市場価格等に基づいております。

(単位:百万円)

種 類 平成31年 3月期 令和2年 3月期貸借対照表計上額 時 価 差 額 貸借対照表計上額 時 価 差 額

時価が貸借対照表計上額を超えるもの

国 債 …… …… …… …… …… ……地方債 …… …… …… …… …… ……社 債 3,897 4,064 167 2,310 2,408 98外国証券 1,671 1,793 122 1,636 1,697 61小 計 5,568 5,858 290 3,946 4,106 159

時価が貸借対照表計上額を超えないもの

国 債 …… …… …… …… …… ……地方債 …… …… …… …… …… ……社 債 …… …… …… …… …… ……外国証券 1,000 994 △ 5 1,000 994 △ 5小 計 1,000 994 △ 5 1,000 994 △ 5

合 計 6,568 6,853 284 4,946 5,100 154

● 満期保有目的の債券

(注) 1. 時価は、期末日における市場価格等に基づいております。 2. 時価を把握することが極めて困難と認められる有価証券は、本表には含めておりません。

(単位:百万円)

種 類 平成31年 3月期 令和2年 3月期貸借対照表計上額 取得原価 差 額 貸借対照表計上額 取得原価 差 額

貸借対照表計上額が取得原価を超えるもの

株 式 7,435 4,655 2,779 7,268 4,932 2,336債 券 513,828 500,544 13,283 463,475 454,845 8,629

国 債 159,839 155,043 4,796 151,012 148,078 2,934地方債 121,573 118,270 3,302 116,647 114,269 2,377社 債 232,415 227,230 5,185 195,814 192,497 3,317

外国証券 72,142 71,459 683 50,118 48,639 1,479その他 67,982 62,992 4,989 67,611 63,867 3,743小 計 661,388 639,652 21,736 588,474 572,285 16,188

貸借対照表計上額が取得原価を超えないもの

株 式 2,171 2,513 △ 341 5,467 6,955 △ 1,488債 券 4,694 4,702 △ 7 59,873 60,822 △ 949

国 債 1,300 1,302 △ 1 11,271 11,303 △ 31地方債 497 500 △ 2 2,374 2,400 △ 25社 債 2,896 2,900 △ 3 46,226 47,119 △ 892

外国証券 59,886 60,574 △ 687 103,128 108,358 △ 5,229その他 23,965 25,173 △ 1,207 50,578 57,044 △ 6,466小 計 90,717 92,962 △ 2,244 219,047 233,181 △ 14,133

合 計 752,106 732,614 19,491 807,521 805,466 2,054

● その他有価証券

(注) 1. 貸借対照表計上額は、期末日における市場価格等に基づいております。 2. 上記の「その他」は、証券投資信託および信金中金優先出資証券です。 3. 上記評価差額から繰延税金負債(平成 31年 3月期 5,442 百万円・令和 2年 3月期 575 百万円)を差し引き、「その他有価証券評価差額金」(平成 31年 3月期 14,049 百万円・令

和 2年 3月期 1,479 百万円)として計上しております。 4. 時価を把握することが極めて困難と認められる有価証券は、本表には含めておりません。

(単位:百万円)平成31年 3月期 令和2年 3月期貸借対照表計上額 貸借対照表計上額

子会社株式 180 180非上場株式 175 175組合出資金 98 64

合 計 454 420

● 時価を把握することが極めて困難と認められる有価証券

Page 13: 財務諸表等業務の状況当期未処分剰余金 36,016 38,913 処分未済持分 3 1 会員勘定合計 97,703 103,295 その他有価証券評価差額金 14,049 1,479 土地再評価差額金

JOHOKU SHINKIN BANK 37

2. 金銭の信託の時価情報 平成 31年 3月期・令和 2年 3月期ともに該当ございません。

3. デリバティブ取引等の時価情報

 なお、このほかのデリバティブ取引等につきましては、平成 31年 3月期・令和 2年 3月期ともに該当ございません。

その他

(単位:百万円)平成31年 3月期 令和2年 3月期

契約額等 契約額等のうち1年超のもの 時 価 評価損益 契約額等 契約額等のうち

1年超のもの 時 価 評価損益

店 頭

先物為替予約売 建 72,058 …… 206 206 69,012 …… △ 296 △ 296買 建 82 …… 0 0 77 …… 0 0合 計 207 207 △ 296 △ 296

● 通貨関連取引

(注) 1. 上記取引については時価評価を行い、評価損益を損益計算書に計上しております。なお、ヘッジ会計が適用されているデリバティブ取引、および外貨建金銭債権債務等に付されたも  ので当該外貨建金銭債権債務等の貸借対照表表示に反映されるものについては、上記記載から除いております。 2. 時価は、割引現在価値等により算定しております。

(単位:百万円)平成31年 3月期 令和2年 3月期

公共債引受額 523 199 国 債 …… …… 政府保証債 523 199公共債窓販実績 2,510 2,940 国 債 2,510 2,940 地方債 …… ……公共債ディーリング実績 1,487 1,298 国 債 1,483 1,296 地方債 3 1

● 公共債ディーリング関係

(注) 窓販実績には、既発債定価販売を含みます。

(単位:千米ドル)平成31年 3月期 令和2年 3月期

仕向為替 286,928 225,885被仕向為替 142,081 107,149

合 計 429,009 333,035

● 外国為替取扱実績

(単位:百万円)平成31年 3月期 令和2年 3月期

仕向為替 2,465,796 2,461,651被仕向為替 2,897,912 2,905,666

合 計 5,363,709 5,367,318

● 内国為替取扱実績

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JOHOKU SHINKIN BANK38

単体自己資本充実の状況

本項目は、平成26年3月期から適用されたバーゼルⅢにより算定・開示しております。

 自己資本比率は、「自己資本の額 ÷リスク・アセット等の額の合計額 ×100」で算出します。 当金庫では、自己資本比率の算出にあたり、あらかじめ平成 18年金融庁告示第 21号(バーゼルⅢ第 1の柱に関する告示 以下、「自己資本比率告示」といいます)に基づく「自己資本比率算定基準」を作成し、自己資本の額およびリスク・アセット等の額の合計額を適正に算出しております。

1. 自己資本に関する事項

(金額単位:百万円)平成31年 3月期 令和2年 3月期

コア資本に係る基礎項目 (1)普通出資又は非累積的永久優先出資に係る会員勘定の額 97,117 102,628うち、出資金及び資本剰余金の額 34,307 41,588うち、利益剰余金の額 63,399 61,708うち、外部流出予定額(△) 586 666うち、上記以外に該当するものの額 △ 3 △ 1

コア資本に係る基礎項目の額に算入される引当金の合計額 1,231 1,432うち、一般貸倒引当金コア資本算入額 1,231 1,432うち、適格引当金コア資本算入額 …… ……

適格旧資本調達手段の額のうち、コア資本に係る基礎項目の額に含まれる額 …… ……公的機関による資本の増強に関する措置を通じて発行された資本調達手段の額のうち、コア資本に係る基礎項目の額に含まれる額 …… ……

土地再評価額と再評価直前の帳簿価額の差額の45%に相当する額のうち、コア資本に係る基礎項目の額に含まれる額 2,557 2,046

コア資本に係る基礎項目の額 (イ) 100,906 106,106コア資本に係る調整項目 (2)無形固定資産(モーゲージ・サービシング・ライツに係るものを除く。)の額の合計額 804 889うち、のれんに係るものの額 …… ……うち、のれん及びモーゲージ・サービシング・ライツに係るもの以外の額 804 889

繰延税金資産(一時差異に係るものを除く。)の額 …… ……適格引当金不足額 …… ……証券化取引に伴い増加した自己資本に相当する額 …… ……負債の時価評価により生じた時価評価差額であって自己資本に算入される額 …… ……前払年金費用の額 …… ……自己保有普通出資等(純資産の部に計上されるものを除く。)の額 …… ……意図的に保有している他の金融機関等の対象資本調達手段の額 …… ……少数出資金融機関等の対象普通出資等の額 …… ……信用金庫連合会の対象普通出資等の額 …… ……特定項目に係る 10%基準超過額 …… ……うち、その他金融機関等の対象普通出資等に該当するものに関連するものの額 …… ……うち、モーゲージ・サービシング・ライツに係る無形固定資産に関連するものの額 …… ……うち、繰延税金資産(一時差異に係るものに限る。)に関連するものの額 …… ……

特定項目に係る 15%基準超過額 …… ……うち、その他金融機関等の対象普通出資等に該当するものに関連するものの額 …… ……うち、モーゲージ・サービシング・ライツに係る無形固定資産に関連するものの額 …… ……うち、繰延税金資産(一時差異に係るものに限る。)に関連するものの額 …… ……

コア資本に係る調整項目の額 (ロ) 804 889自己資本自己資本の額(イ)-(ロ) (ハ) 100,101 105,217リスク・アセット等 (3)信用リスク・アセットの額の合計額 1,225,198 1,277,787うち、経過措置によりリスク・アセットの額に算入される額の合計額 6,327 8,309うち、他の金融機関等向けエクスポージャー △ 5,039 △ 3,057うち、上記以外に該当するものの額 11,367 11,367

オペレーショナル・リスク相当額の合計額を 8%で除して得た額 57,358 56,934信用リスク・アセット調整額 …… ……オペレーショナル・リスク相当額調整額 …… ……リスク・アセット等の額の合計額 (ニ) 1,282,556 1,334,721自己資本比率自己資本比率(ハ)/(ニ) 7.80% 7.88%

● 単体自己資本比率・単体自己資本の構成(国内基準)

(注) 1. 自己資本比率の算出方法を定めた「信用金庫法第 89条第 1項において準用する銀行法第 14条の 2の規定に基づき、信用金庫及び信用金庫連合会がその保有する資産等に照らし自己資本の充実の状況が適当であるかどうかを判断するための基準(平成 18年金融庁告示第 21号)」に基づき算出しております。

2. 当金庫は国内基準により自己資本比率を算出しております。

Page 15: 財務諸表等業務の状況当期未処分剰余金 36,016 38,913 処分未済持分 3 1 会員勘定合計 97,703 103,295 その他有価証券評価差額金 14,049 1,479 土地再評価差額金

JOHOKU SHINKIN BANK 39

※ 1 エクスポージャーとは、「リスクにさらされている資産」のことで、貸出債権・有価証券などの資産(オン・バランス)や、債務保証・派生商品取引などの与信取引(オフ・バランス)が該当します。

※ 2 リスク・アセットの額とは、各エクスポージャーの額(資産の額・与信相当額)に、リスク・ウェイト(リスクの大きさに応じて定められた掛け目)を乗じて再評価した資産金額をいいます。

2. 信用リスクに関する事項 自己資本比率算出上の分母(リスク・アセット等の額の合計額)は、「信用リスク・アセットの額の合計額」と「オペレーショナル・リスク相当額を 8%で除して得た額」から成り立っています。このうち、信用リスク・アセットの額の算出に関する情報は下記の通りです。

● 信用リスク・アセットの額の算出手法 信用リスク・アセットの額の算出にあたり、当金庫は「標準的手法」を採用しております。標準的手法では、各エクスポージャー(※ 1)を「中央政府及び中央銀行向けエクスポージャー」「中小企業等向け及び個人向けエクスポージャー」「出資等エクスポージャー」などに区分し、区分ごとに外部格付などに応じて自己資本比率告示に設定されたリスク・ウェイトを乗じて、リスク・アセットの額(※ 2)を算出します。

● 自己資本調達手段の概要・自己資本の充実度に関する評価方法の概要 当金庫の自己資本の額は、会員の皆さまを出資者とする普通出資金、信金中央金庫を出資者とする優先出資金のほか、毎年の利益から積み立てている積立金などから構成されています。 令和 2 年 3 月期における自己資本の額は 1,052 億円、自己資本比率は 7.88% で、国内基準を十分に満たす水準です。今後とも、より多くのお客さまにお取り引きいただきますとともに、単年度および中長期的な収支計画に基づく業務運営によって適正な期間利益をあげ、利益の一部を内部留保することにより、資本の増強を図ってまいります。 なお、自己資本の充実度につきましては、各業務分野のリスクに対して自己資本を配賦し、配賦自己資本の範囲内にリスク量を収めるよう管理するとともに、使用割合を月次でモニタリングすることにより評価しております。

(単位:百万円)平成31年 3月期 令和2年 3月期

リスク・アセット等 所要自己資本額 リスク・アセット等 所要自己資本額信用リスク 1,225,198 49,007 1,277,787 51,111標準的手法が適用されるエクスポージャー 1,208,794 48,351 1,251,853 50,074ソブリン向け 3,114 124 3,079 123金融機関及び第一種金融商品取引業者向け 118,352 4,734 114,088 4,563法人等向け 34,024 1,360 57,374 2,294中小企業等向け及び個人向け 206,562 8,262 202,010 8,080抵当権付住宅ローン 52,095 2,083 49,537 1,981不動産取得等事業向け 371,268 14,850 383,624 15,344三月以上延滞等 5,217 208 5,871 234信用保証協会等による保証付 7,296 291 7,856 314その他 410,861 16,434 428,409 17,136

証券化エクスポージャー …… …… …… ……リスク・ウェイトのみなし計算が適用されるエクスポージャー 9,792 391 17,310 692ルック・スルー方式 9,792 391 17,310 692マンデート方式 …… …… …… ……蓋然性方式(250%) …… …… …… ……蓋然性方式(400%) …… …… …… ……フォールバック方式(1,250%) …… …… …… ……

経過措置によりリスク・アセットの額に算入されるものの額 11,367 454 11,367 454

他の金融機関等の対象資本等調達手段に係るエクスポージャーに係る経過措置によりリスク・アセットの額に算入されなかったものの額

△ 5,039 △ 201 △ 3,057 △ 122

CVAリスク相当額を 8%で除して得た額 283 11 313 12中央清算機関関連エクスポージャー …… …… …… ……

オペレーショナル・リスク相当額を 8%で除して得た額 57,358 2,294 56,934 2,277リスク・アセット等の額の合計額・単体総所要自己資本額 1,282,556 51,302 1,334,721 53,388

● 自己資本の充実度(所要自己資本額)

(注) 1. 所要自己資本額・総所要自己資本額とは、リスク・アセットからみて当金庫が備えるべき自己資本の額であり、所要自己資本額は「各エクスポージャーのリスク・アセット等の額× 4%」、 単体総所要自己資本額は「リスク・アセット等の額の合計額(単体自己資本比率算出上の分母の額)× 4%」で求めます。 2.「ソブリン」とは、いわゆる国・地方公共団体・公的機関などのことで、中央政府、中央銀行、地方公共団体、我が国の政府関係機関、地方三公社、外国の中央政府以外の公共部門(当 該国内においてソブリン扱いになっているもの)、国際開発銀行などが該当します。 3.「三月以上延滞等」とは、元本または利息の支払が約定支払日の翌日から 3月以上延滞している債務者に係るエクスポージャー、および「ソブリン向け」「金融機関及び第一種金融商品 取引業者向け」「法人等向け」においてリスク・ウェイトが 150%になったエクスポージャーを指しますが、当金庫においては三月以上延滞エクスポージャーのみとなっております。 4.「その他」には、取立未済手形、出資等などが含まれます。 5.「CVAリスク」とは、デリバティブ取引の相手方(カウンターパーティ)の信用力によって、デリバティブの時価が変動するリスクです。 6.「中央清算機関関連エクスポージャー」とは、デリバティブ取引の清算業務を行う機関に係るエクスポージャーです。

(金額単位:百万円)

資本調達手段の種類 発行主体 コア資本に係る基礎項目の額に算入された額

普通出資 城北信用金庫 31,588非累積的永久優先出資 城北信用金庫 10,000

自己資本調達手段(令和 2年 3月期)

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● リスク・ウェイト判定に使用する適格格付機関 エクスポージャーの区分にかかわらず、下記の 4社を採用しております。株式会社格付投資情報センター(R&I)株式会社日本格付研究所(JCR)ムーディーズ・インベスターズ・サービス・インク(Moody's)S&Pグローバル・レーティング(S&P)

● リスク管理の方針・手続き 18ページ「信用リスク管理について」に記載しております。

● 貸倒引当金の計上基準 貸倒引当金につきましては、あらかじめ定めた「資産に関わる償却・引当規程」に則り、適切に計上しております。貸倒引当金の計上基準は、28ページ「貸借対照表の注記 9番」をご覧ください。

● 一般貸倒引当金・個別貸倒引当金の期末残高および期中増減額 34ページ「貸倒引当金の内訳」に記載しております。

(単位:百万円)信用リスクエクスポージャー期末残高

三月以上延滞エクスポージャー

うち貸出金、コミットメントおよびその他のオフ・バランス取引

うち債券 うちデリバティブ取引

平成31年3月期

令和2年3月期

平成31年3月期

令和2年3月期

平成31年3月期

令和2年3月期

平成31年3月期

令和2年3月期

平成31年3月期

令和2年3月期

国 内 2,634,509 2,657,962 1,340,112 1,334,625 544,594 552,758 10 1,015 5,314 5,980国 外 144,736 125,413 10 0 99,259 124,853 896 …… …… ……

地域別合計 2,779,246 2,783,375 1,340,122 1,334,625 643,853 677,612 906 1,015 5,314 5,980製造業 133,940 142,419 124,357 119,705 5,712 15,314 2 2 1,303 2,093農業、林業 333 423 333 423 …… …… …… …… …… ……漁 業 …… …… …… …… …… …… …… …… …… ……鉱業、採石業、砂利採取業 271 130 271 130 …… …… …… …… …… ……建設業 95,956 96,839 95,725 96,445 …… …… …… …… 535 495電気・ガス・熱供給・水道業 20,681 33,002 1,574 1,800 18,995 30,994 …… …… …… 0情報通信業 4,367 4,967 3,666 4,086 …… …… …… …… 0 0運輸業、郵便業 25,081 30,766 23,439 22,491 1,100 7,300 …… …… 28 73卸売業、小売業 111,618 108,312 109,600 104,754 1,199 2,099 8 5 334 341金融業、保険業 974,205 896,336 126,528 83,215 176,214 180,437 895 1,006 …… ……不動産業 308,664 333,184 277,429 290,125 4,395 6,092 …… …… 931 804物品賃貸業 1,922 2,536 1,920 2,536 …… …… …… …… …… ……学術研究、専門・技術サービス業 4,558 4,339 4,429 4,245 …… …… …… …… 19 10宿泊業 4,734 4,666 4,725 4,654 …… …… …… …… …… ……飲食業 10,315 10,742 10,250 10,736 …… …… …… …… 55 52生活関連サービス業、娯楽業 12,956 13,142 12,839 12,997 …… …… …… …… 0 0教育、学習支援業 3,166 3,226 3,164 3,224 …… …… …… …… …… ……医療、福祉 13,072 12,200 13,058 12,196 …… …… …… …… 0 0その他のサービス 63,723 69,954 62,984 66,640 300 2,797 …… …… 458 379国・地方公共団体等 438,112 434,456 1,621 1,414 435,935 432,575 …… …… …… ……個 人 462,598 451,115 461,976 450,575 …… …… …… …… 1,590 1,689その他 88,964 130,609 222 42,224 …… …… …… …… 55 37

業種別合計 2,779,246 2,783,375 1,340,122 1,334,625 643,853 677,612 906 1,015 5,314 5,9801 年以下 630,409 769,452 283,770 281,001 37,258 82,302 906 1,0151 年超 3年以下 379,013 350,358 103,100 104,342 133,268 215,427 …… ……3年超 5年以下 360,445 305,656 131,233 117,941 228,575 186,797 …… ……5年超 7年以下 219,871 138,940 60,533 66,634 159,238 72,206 …… ……7年超 10年以下 158,994 149,823 96,734 93,611 62,159 55,711 …… ……10年超 685,060 733,479 661,350 668,031 23,353 65,166 …… ……期間の定めのないもの 345,450 335,664 3,399 3,063 …… …… …… ……残存期間別合計 2,779,246 2,783,375 1,340,122 1,334,625 643,853 677,612 906 1,015

● 信用リスクエクスポージャー(リスク・ウェイトのみなし計算が適用されるエクスポージャー  および証券化エクスポージャーを除く)の区分別期末残高

地域区分業種区分期間区分

エクスポージャー区分

(注) 1.「その他のオフ・バランス取引」からはデリバティブ取引を除いております。また「エクスポージャー残高」は、個別貸倒引当金控除前の資産の額、および与信相当掛目適用後の与信相当額です。

2.「三月以上延滞エクスポージャー」とは、元本または利息の支払が約定支払日の翌日から 3月以上延滞している債務者に係るエクスポージャーです。 3.「国外」のエクスポージャーには、外国証券・外国他店預け・買入外国為替等が含まれます。 4. 業種区分の「その他」は、業種区分に分類することが困難なエクスポージャーです。具体的には現金、固定資産等が含まれます。 5. CVAリスクおよび中央清算機関関連エクスポージャーは含まれておりません。

Page 17: 財務諸表等業務の状況当期未処分剰余金 36,016 38,913 処分未済持分 3 1 会員勘定合計 97,703 103,295 その他有価証券評価差額金 14,049 1,479 土地再評価差額金

JOHOKU SHINKIN BANK 41

3. 信用リスク削減手法に関する事項 信用リスク・アセットの額の算出にあたり、当金庫では、自己資本比率告示の規定に基づき、信用リスク削減手法として「適格金融資産担保」「保証およびクレジット・デリバティブ」「貸出金と自金庫預金の相殺」を適用する旨、定めております。派生商品取引については、法的に有効な相対ネッティング契約下にある取引においても、ネット再構築コスト・ネットのアドオンは用いておりません。

● 適格金融資産担保 当金庫は、適格金融資産担保について「簡便手法」を用いています。 貸出金・債務保証などに対し、ご本人もしくは第三者の当金庫預金が担保として設定されている場合、およびコールローンに対し、国債が担保として設定されている場合等に、エクスポージャーの額のうち信用リスク削減手法が適用される部分について、お取引先のリスク・ウェイトを担保となる資産のリスク・ウェイトと置き換えております。 適用にあたっては、主としてコンピュータシステムを用い「エクスポージャーの残存期間が当該適格金融資産担保の残存期間を超えていない」「当該適格金融資産担保が少なくとも 6ヵ月に 1回以上再評価されている」という要件を満たすもののみ抽出しております。

(単位:百万円)個別貸倒引当金

貸出金償却期首残高 当期増加額 当期減少額 期末残高目的使用 その他平成31年3月期

令和2年3月期

平成31年3月期

令和2年3月期

平成31年3月期

令和2年3月期

平成31年3月期

令和2年3月期

平成31年3月期

令和2年3月期

平成31年3月期

令和2年3月期

製造業 1,288 1,138 1,138 966 119 45 1,169 1,092 1,138 966 630 380農業、林業 …… …… …… …… …… …… …… …… …… …… …… ……漁 業 …… …… …… …… …… …… …… …… …… …… …… ……鉱業、採石業、砂利採取業 …… …… …… …… …… …… …… …… …… …… …… ……建設業 117 69 69 129 37 9 80 60 69 129 74 406電気・ガス・熱供給・水道業 …… …… …… …… …… …… …… …… …… …… …… 0情報通信業 9 8 8 9 …… …… 9 8 8 9 1 13運輸業、郵便業 42 23 23 39 1 1 40 21 23 39 9 7卸売業、小売業 813 1,689 1,689 602 224 1,083 588 605 1,689 602 249 349金融業、保険業 …… …… …… …… …… …… …… …… …… …… …… ……不動産業 553 508 508 401 9 8 543 463 508 401 16 37物品賃貸業 …… …… …… …… …… …… …… …… …… …… …… ……学術研究、専門・技術サービス業 5 9 9 31 …… 2 5 7 9 31 …… 9宿泊業 3 1 1 0 …… …… 3 1 1 0 2 2飲食業 28 34 34 27 …… …… 28 34 34 27 15 1生活関連サービス業、娯楽業 1 1 1 1 …… …… 1 1 1 1 …… ……教育、学習支援業 0 5 5 5 …… …… 0 5 5 5 …… ……医療、福祉 1 1 1 1 …… …… 1 1 1 1 …… ……その他のサービス 159 160 160 159 2 9 157 174 160 159 40 231個 人 547 380 380 312 119 9 428 385 380 312 113 150その他 115 112 112 107 0 4 115 108 112 107 …… ……

合 計 3,688 4,145 4,145 2,794 514 1,174 3,173 2,971 4,145 2,794 1,153 1,590

● 個別貸倒引当金・貸出金償却の業種別内訳

(注) 1.「国外」のエクスポージャーに対応する個別貸倒引当金はないため、「地域別」の区分は省略しております。 2.「その他」には、仮払金に対する引当金等、業種区分が困難な貸倒引当金が含まれます。 3. 期中に業種変更があった債務者の債権に対する貸倒引当金は、「当期増加額」「当期減少額」ともに期末時点の業種に区分しております。

● 標準的手法適用エクスポージャー(リスク・ウェイトのみなし計算が適用されるエクスポージャー  および証券化エクスポージャーを除く)のリスク・ウェイト区分別残高

(注) 1. 格付は適格格付機関が付与しているものに限ります。 2. 「エクスポージャー残高」は、個別貸倒引当金控除前の資産の額、および与信相当掛目適用後の与信相当額です。各エクスポージャー残高は、信用リスク削減手法適用後のリスク・ウェ

イトに区分しています。 3. コア資本に係る調整項目となったエクスポージャー、CVAリスクおよび中央清算機関関連エクスポージャーは含まれておりません。

(単位:百万円)

告示で定めるリスク・ウェイト区分 平成31年 3月期 令和2年 3月期格付適用あり 格付適用なし 格付適用あり 格付適用なし

0% 815 862,216 804 819,20610% …… 112,172 …… 116,37220% 500 592,947 4,096 571,50235% …… 147,332 …… 140,21750% 24,521 48,994 58,938 50,39875% …… 269,256 …… 263,104100% 21,663 648,055 27,085 680,713150% …… 1,696 …… 2,801200% …… …… …… ……250% …… 49,073 …… 48,1321,250% …… …… …… ……合 計 47,499 2,731,746 90,924 2,692,450

Page 18: 財務諸表等業務の状況当期未処分剰余金 36,016 38,913 処分未済持分 3 1 会員勘定合計 97,703 103,295 その他有価証券評価差額金 14,049 1,479 土地再評価差額金

JOHOKU SHINKIN BANK42

4. 派生商品取引および長期決済期間取引の取引相手のリスクに関する事項 主に市場リスクのリスクヘッジを目的として、金利スワップ・通貨スワップ・先物為替予約などの派生商品取引を取り扱っております。なお、クレジット・デリバティブ取引および長期決済期間取引は行っておりません。また、法的に有効な相対ネッティング契約下にある取引においても、ネット再構築コスト・ネットのアドオンは用いておりません。 なお、本項目に記載しているエクスポージャーにつきましては、「リスク・ウェイトのみなし計算が適用されるエクスポージャー」の裏付資産や裏付にある取引として計測された部分を除外しております。

● リスク管理の方針・手続き 派生商品取引には市場リスクおよび信用リスクが内包されます。対象資産に対するヘッジ目的で取り組んだ派生商品取引にあっては、当該派生商品取引と保有する資産の市場リスクが相殺されるよう管理しております。信用リスクに対しては、お取引先との総与信取引と一体的に管理することによって与信判断を行っているため、当該取引に対する個別担保による保全や引当の算定は行っておりません。また、お取引先に対するリスク資本および与信限度額の割当も行っておりません。 有価証券関連取引については、あらかじめ定めた保有限度額の範囲内で取引を行っており、万が一、取引相手に対して担保を追加提供する必要が生じたとしても、提供可能な資産を十分保有しておりますので、その影響は限定的です。

● 保証およびクレジット・デリバティブ 中央政府・地方公共団体・金融機関・保証会社など(以下、「保証人」といいます)の保証が付されている貸出金・債務保証などについて、当該保証が自己資本比率告示の要件を満たす場合、エクスポージャーの額のうち信用リスク削減手法が適用される部分について、期末の各保証人の格付に基づき、お取引先のリスク・ウェイトを保証人のリスク・ウェイトと置き換えております。 保証付貸出金などは、保証人ごとに別コードを付しコンピュータシステムにより管理しております。 なお、中央政府・地方公共団体・金融機関を除く主要な保証人の種類・信用度(格付)、および令和 2年 3月期に保証による信用リスク削減手法を適用したエクスポージャーの残高は右表の通りです。 また、クレジット・デリバティブは該当ありません。

● 自金庫預金との相殺 コンピュータシステムにより、担保未設定の定期性預金をみなし担保として抽出したうえで、自己資本比率告示の条件を満たすものだけを、あらかじめ定められた手順に従い、信用リスク削減手法として適用しております。なお、同一通貨の相殺にのみ適用しております。

(金額単位:百万円)

名 称 格 付適用したリスク・ウェイト

適用したエクスポージャー

の残高(独)住宅金融支援機構 …… 10% 7,010(一社)しんきん保証基金 JCR A 50% 9,095

三菱UFJ ニコス(株) JCR AA- 20% 63R&I AA-(株)クレディセゾン R&I A+ 50% 6

オリックス(株)

JCR AA-

50% 707R&I AA-Moody's A3S&P A-

(株)ジャックス JCR A- 50% 39,220R&I A-

主要な保証人の種類・信用度

(単位:百万円)平成31年 3月期 令和2年 3月期

適格金融資産担保 保 証 クレジット・

デリバティブ適格金融資産担保 保 証 クレジット・

デリバティブ信用リスク削減手法が適用されたエクスポージャー 93,272 209,411 …… 92,686 202,959 ……

● 信用リスク削減手法が適用されたエクスポージャーの額

(金額単位:百万円)平成31年 3月期 令和2年 3月期

与信相当額の算出に用いる方式 カレント・エクスポージャー方式 カレント・エクスポージャー方式グロス再構築コストの額 217 325

● 与信相当額の算出方式・グロス再構築コストの額

(注) グロス再構築コストの額は、0を下回らないものに限っています。

(単位:百万円)平成31年 3月期 令和2年 3月期

効果勘案前 効果勘案後 効果勘案前 効果勘案後派生商品取引 906 906 1,015 1,015外国為替関連取引 906 906 1,015 1,015金利関連取引 …… …… …… ……その他のコモディティ関連取引 …… …… …… ……

長期決済期間取引 …… …… …… ……合 計 906 906 1,015 1,015

● 担保による信用リスク削減手法の効果を勘案する前後の与信相当額

(注) 派生商品取引において、信用リスク削減手法として適用できる担保はございません。

Page 19: 財務諸表等業務の状況当期未処分剰余金 36,016 38,913 処分未済持分 3 1 会員勘定合計 97,703 103,295 その他有価証券評価差額金 14,049 1,479 土地再評価差額金

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 なお、「貸借対照表および損益計算書で認識されない評価損益の額」につきましては、平成 31年 3月期・令和 2年3月期ともに該当ございません。

6. 証券化エクスポージャーに関する事項

● リスク管理の方針・手続き 証券化取引とは、原資産に係る信用リスクを優先劣後構造の関係にある二以上のエクスポージャーに階層化し、その一部または全部を第三者に移転する性質を有する取引をいいます。例えば、金融機関が保有する貸出債権や企業が保有する不動産などを裏付資産として、信用度の異なる複数の証券に組み替え、これを第三者に売却するような場合が証券化取引に該当します。 証券化取引における役割は、証券の裏付けとなる原資産の保有者であるオリジネーターと、組成された証券に投資する投資家に大きく分けられますが、令和 2年 3月末現在、当金庫はオリジネーターとしても投資家としても証券化エクスポージャーを保有しておりません。また、証券化取引を信用リスク削減手法として用いてはおりません。 現状、新たな証券化取引に取り組む予定はございませんが、取り組みにあたっては、関係法令・規制を確認し、リスク移転の効果や取引スキームの妥当性等を判断することとしております。

● 会計方針 証券化取引の会計上の処理につきましては、金融資産の契約上の権利に対する支配が他に移転したことにより金融資産の消滅を認識する「売却処理」を採用しております。資産の売却は、証券化取引の委託者である当金庫が、アレンジャーに優先受益権を売却した時点で認識することとしております。 また、貸出債権を証券化する場合には、貸出金に準じた資産査定により分類額の変化に応じた引当を行うなど、適切な会計処理を行うこととしております。

5. 出資等エクスポージャーに関する事項

● リスク管理の方針・手続き 当金庫が扱う出資等エクスポージャーには、上場株式・非上場株式・子会社株式・組合などへの出資金・優先出資証券などがあります。 会計処理にあたっては、恣意性を排除し透明性を確保する観点から、あらかじめ「有価証券時価評価規程」を定めてこれを遵守するとともに、日本公認会計士協会の「金融商品会計に関する実務指針」に従い、適正な処理を行っております。 上場株式、上場優先出資証券などにかかるリスクは、時価評価および最大予想損失額によるリスク計測によって把握するとともに、運用状況に応じ経営会議などにおいて投資継続の是非を協議するなど、適切なリスク管理に努めております。なお、株式関連商品への投資は、あらかじめ定めた投資枠内での取引に限定しております。 非上場株式、子会社株式、政策投資株式、その他投資事業組合などへの出資金に関しては、当金庫が定める「政策投資の事務取扱要領」などに基づいた適正な運用・管理を行っております。 また、リスクの状況は、財務諸表や運用報告を基にした評価による定期的なモニタリングを実施するとともに、その状況については、適宜、経営陣へ報告を行うなど、適切なリスク管理に努めております。 なお、本項目に記載しているエクスポージャーにつきましては、「リスク・ウェイトのみなし計算が適用されるエクスポージャー」の裏付資産や裏付にある取引として計測された部分を除外しております。

(単位:百万円)平成31年 3月期 令和2年 3月期

貸借対照表計上額 時 価 貸借対照表計上額 時 価上場株式等エクスポージャー 32,415 32,415 46,318 46,318上記以外 32,010 33,469

合 計 64,426 79,787

● 貸借対照表計上額および時価

(注) 1. 貸借対照表計上額は、期末日における市場価格等に基づいております。また市場価格のないものについても、実質価額が著しく低下した場合には、当該実質価額をもって貸借対照表 計上額としております。よって、貸借対照表計上額と実質価額が著しく乖離するものはありません。 2.「上記以外」には、時価を把握することが極めて困難と認められる非上場株式・子会社株式、その他資産勘定に計上している信金中央金庫普通出資金などが含まれます。

(単位:百万円)平成31年 3月期 令和2年 3月期

売却益 789 486売却損 …… 114償 却 …… 120

● 出資等エクスポージャーの売却および償却に伴う損益の額

(単位:百万円)平成31年 3月期 令和2年 3月期

評価損益 6,204 △ 2,051

● 出資等エクスポージャーに該当するその他有価証券の評価損益

Page 20: 財務諸表等業務の状況当期未処分剰余金 36,016 38,913 処分未済持分 3 1 会員勘定合計 97,703 103,295 その他有価証券評価差額金 14,049 1,479 土地再評価差額金

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● リスク・アセットの額の算出手法 証券化エクスポージャーのリスク・アセットの額の算出にあたっては、当該取引が自己資本比率告示第 247 条の条件を満たすかどうかを厳格に判定したうえ、個別に同条または第 248 ~ 250 条に基づき算出することとしております。

● リスク・ウェイト判定に使用する適格格付機関 保有するすべての証券化エクスポージャーについて、下記の 4社を採用することとしております。株式会社格付投資情報センター(R&I)株式会社日本格付研究所(JCR)ムーディーズ・インベスターズ・サービス・インク(Moody's)S&Pグローバル・レーティング(S&P)

 なお、このほかの証券化エクスポージャーに関する開示項目につきましては、平成 31年 3月期・令和 2年 3月期ともに該当ございません。

8. オペレーショナル・リスクに関する事項 自己資本比率算出上の分母(リスク・アセット等の額の合計額)のうち、オペレーショナル・リスク相当額の算出に関する情報は下記の通りです。

7. リスク・ウェイトのみなし計算が適用されるエクスポージャーに関する事項

● オペレーショナル・リスク相当額の算出手法 当金庫は、オペレーショナル・リスク相当額の算出に「基礎的手法」を用いております。算式は下記の通りです。

粗利益※(直近 3年間のうち正の値の合計額)×15%直近 3年間のうち粗利益が正の値であった年数

※ 粗利益 =業務粗利益 - 債券 5勘定尻 +役務取引等費用(アウトソーシング関連費用のみ)

● リスク管理の方針・手続き 19ページ「オペレーショナル・リスク管理について」に記載しております。

● 所要自己資本額 39ページ「自己資本の充実度」に記載しております。

9. 金利リスクに関する事項● リスク管理の方針・手続き 当金庫では、リスク管理および計測の対象とする金利リスクについて、銀行勘定全体の金融資産・負債の経済価値変動ならびに銀行勘定全体の資金利益の変動としたうえで管理を行っております。 銀行勘定の金利リスク(以下、「IRRBB」といいます)については、個別の管理指標の設定やモニタリング体制を整備することで厳正な管理に努めており、リスク管理態勢のもと、自己資本に対するIRRBBの比率を厳格にモニタリングのうえ管理することで、健全性の確保に努めています。 また、IRRBBについては、毎月末を基準日として月次で計測を行っております。連結子会社については、事業内容、資産・負債の規模、構成から、金利リスクが財務に与える影響は軽微でありますが、重要性の観点より、原則として連結でも半期ごとに管理・計測しております。 なお、価格変動リスクの管理を目的として、状況に応じて、先物・オプション・スワップ取引等を活用したヘッジを実施する態勢としており、金融資産・負債から生じる金利リスクに対するヘッジ会計の方法は、「金融商品に関する会計基準」(企業会計基準委員会)および関連する実務指針に規定する繰延ヘッジによります。

(単位:百万円)平成31年 3月期 令和2年 3月期

ルック・スルー方式を適用するエクスポージャー 94,717 118,175マンデート方式を適用するエクスポージャー …… ……蓋然性方式(250%)を適用するエクスポージャー …… ……蓋然性方式(400%)を適用するエクスポージャー …… ……フォールバック方式(1,250%)を適用するエクスポージャー …… ……

● リスク・ウェイトのみなし計算が適用されるエクスポージャーの額

Page 21: 財務諸表等業務の状況当期未処分剰余金 36,016 38,913 処分未済持分 3 1 会員勘定合計 97,703 103,295 その他有価証券評価差額金 14,049 1,479 土地再評価差額金

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● 金利リスクの算定手法の概要◇ 開示告示に基づく定量的開示の対象となるΔEVEおよびΔNIIならびに信用金庫がこれらに追加して自ら開示を行う金利リスクに関する事項

 当金庫では、令和 2年 3月末基準における流動性預金全体の金利改定の平均満期は 4.187 年となっており、流動性預金全体の金利改定の平均満期を推計するにあたっては、最長の金利改定満期を 10年としております。 流動性預金は、契約上の満期がなく一定の残高が長期間金融機関に滞留する特性があること、また金利水準が低いことから金融機関にとって有利な調達となっており、この長期間滞留する部分はコア預金と呼ばれています。 コア預金部分の残高および滞留期間の推計にあたっては内部モデルを用いております。具体的には過去の流動性預金残高の推移の特徴について、日銀短観を説明変数としてモデル化し、将来の残高変動を算出して満期を割り当てております。 コア預金の推計にあたっては、過去の金利変動時の預金残高の変化や市場金利に対する当金庫の預金金利の追随率を考慮しており、固定金利貸出の期限前償還および定期預金の期限前解約については、金融庁が定める保守的な前提を採用しております。 IRRBBの算出にあたっては、通貨間の相関は考慮せず、通貨別に算出した金利リスクの正値を合算しています。 また、割引金利に信用スプレッド等は含めず、キャッシュ・フローに信用スプレッド等を含めて算出しております。 ΔEVE(経済的価値の減少額)およびΔNII(期間収益の減少額)に重大な影響を及ぼすその他の前提に該当する事項はありません。 前事業年度末の開示からの変動について、令和 2年 3月期のΔEVEは 61億円(前期末比△ 11億円)となっております。ΔNIIについては開示初年度であるため記載しておりません。 この結果、当期の重要性テスト結果は、監督上の基準値である 20%に対して問題のない水準となっております。 なお、重要性の観点からストレス時に大きな影響を与えると考えられる資産・負債をIRRBBの計測対象としておりますが、その選別にあたっては定量的な基準(金融機関の資産・負債の 5%程度)に加えて、定性的な影響等も考慮しております。◇ 信用金庫が、自己資本の充実度の評価、ストレス・テスト、リスク管理、収益管理、経営上の判断その他の目的で、開示告示に基づく定量的開示の対象となるΔEVEおよびΔNII以外の金利リスクを計測している場合における、当該金利リスクに関する事項

 当金庫では、主としてVaRを用いて金利による価格変動リスク量を算定しており、VaR算出にあたっては、過去1年間の金利データから算出した想定最大変化幅を金利ショックに使用しております。 また、リスクに関する自己資本配賦管理の一環として、金利リスクをVaR等によって管理しており、預貸金や債券のVaRに基づくリスク量に上限を設定しております。 具体的には、部門ごとのリスクに応じて配賦された自己資本の範囲内で、有価証券運用などの市場取引や預貸金といった商品ごとのVaR (保有期間1年、観測期間1年、信頼水準99%)に基づく市場リスク量に対してリスク限度額を設定し、これを管理することで健全性の確保に努めています。 市場取引については、VaRに基づく市場リスク量の管理に加え、残高による運用上限枠や評価損益アラームポイントなども設定しており、半期ごとに運用方針を見直すことでリスクのコントロールを行っております。 ストレス・テストの実施にあたっては、過去の事例や、景気シナリオに基づく金利変動による影響等を定期的に検証しております。

(単位:百万円)IRRBB1:金利リスク

項番イ ロ ハ ニ

ΔEVE ΔNII令和2年 3月期 平成31年 3月期 令和2年 3月期 平成31年 3月期

1 上方パラレルシフト 6,122 7,290 512 下方パラレルシフト 0 6,364 1,0013 スティープ化 1,142 2,4064 フラット化5 短期金利上昇6 短期金利低下7 最大値 6,122 7,290 1,001

ホ ヘ令和2年 3月期 平成31年 3月期

8 自己資本の額 105,217 100,101

● 銀行勘定における金利リスク

(注) 1. IRRBBの算定手法については、「金利リスクの算定手法の概要」に記載しております。 2. 「金利リスクに関する事項」については、平成 31年金融庁告示第 3号(平成 31年 2月 18日)による改正を受け、令和 2年 3月期からΔNIIを開示することとなりました。このため、

開示初年度につき、当期末分のみを開示しております。