大学院入試説明会資料名古屋大学大学院 多元数理科学研究科　

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２０２０年６月　

アドミッションポリシー

多元数理科学研究科が求める人　　

　確かな基礎学力の上に立ち, 多様な問題意識や広い視野をもって 　主体的に数理科学を探求しようとする意欲ある人

教育目標

多元数理科学研究科の教育目標　　

　・数理科学的能力 　・体系的・論理的思考力 を持った人材を育てること

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多元数理科学研究科の特色　　基礎力, 広い視野, 自主性

・多様な分野の教員 ・複数アドバイザー制 ・基礎学力の重視 ・多様かつ体系的な講義 ・種々の交流の場 ・学生プロジェクト ・多彩な経済的支援 ・学習・研究をサポートする充実した環境 ・社会連携、就職支援

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基礎学力の重視

・予備テスト　最低限の数学リテラシーの確認　（入試の成績優秀者は免除）

・基礎演習クラス　行き届いた指導で弱点を克服

・学部講義の履修による単位習得

（特に前期課程）

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多様な分野の教員

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多様かつ体系的な講義・基礎から最先端にわたるさまざまな講義・数学者のための数理物理学ー数理物理学概論・計算機数学の理論と実践ー数理解析・計算機数学概論・英語によるオムニバス講義ー数理科学展望・実社会で用いられる数学　　社会数理概論 (連携大学院)　　統計・情報数理概論I (保険数理)　　統計・情報数理概論II (年金数理)　　企業などの第一線で活躍する講師による講義・多彩な講師による集中講義　

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2019年度企業などからの講師田中　祐一 トヨタファイナンス株式会社 販売金融本部事業部主幹

今井　宣洋 有限会社ITプランニング システム開発部

織田　一彰 スローガン株式会社 ExecutiveFellow ＆ Co-Founder

森　健策 名古屋大学大学院 情報科学研究科 教授

中村　俊之 株式会社日立製作所 主任デザイナー

渡部　善平 エーオンヒューイットジャパン株式会社 アクチュアリー

松井　一 豊田工業大学 准教授

木村　誠吾 三菱ＵＦＪモルガン･スタンレー証券株式会社 開発課主任

山田　博司 NTTデータ先端技術株式会社ソリューション事業部SDIソリューションビジネスユニット プリンシパル

丹羽　智彦 トヨタ自動車株式会社シャシー先行開発部 主幹

若山　直樹　 株式会社ドコモCS東海法人営業部 第二法営業担当

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2019年度集中講義リスト

中村 勇哉 東京大学大学院数理科学研究科 有限体上定義されたファノ多様体の有理点問題

久野 雄介 津田塾大学学芸部数学科 ゴールドマン-テュラエフ・リー双代数 の形式性について

Thomas W.Roby University of Conneticut Dynamical Algebraic Combinatorics

Christopher Jack Bourne 東北大学材料科学高等研究所 Introduction to Non-commutative index theory

本田 正平 東北大学大学院理学研究科 特異空間上の幾何学，および解析学の手法について

竹井 義次 同志社大学理工学部 完全 WKB 解析とパンルヴェ方程式

荒川 知幸 京都大学数理解析研究所 4D/2D対応と表現論

中岡 宏行 名古屋大学多元数理科学研究科 完全圏・三角圏におけるホモロジー代数的構成とその共通一般化 について

Rossman Wayne Fremont

神戸大学大学院理学研究科 リー球面幾何学

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少人数クラスー柔軟な教育プログラムー

いわゆる修士課程（前期課程）のゼミ以下の特徴があります.　　・修士１年次と２年次で異なるアドバイザ（指導教員） 　　の少人数クラスを選択可能　　　・複数の少人数クラス受講による単位認定

　・半年ごとの学習内容報告

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複数アドバイザー制・プレアドバイザー　入学前に準備のためのアドバイスを行います.

・前期課程（M）アドバイザー　少人数クラス担当教員.（修士１年次, ２年次で　異なる教員を選択することも, 同じ教員を選択す　ることもできます. ）

・後期課程（D）アドバイザー　複数のアドバイザーにつくことができます.

　そのうち１人が責任者となります.

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アドバイザーの希望調査

・前期課程（M）アドバイザー 　第一次募集の合格者に対して, 通例,

���入学前に2回の希望調査（第三希望まで） ���を実施しています.

・後期課程（D）アドバイザー 　入学志願票に,

���「希望する指導教員名」（第二希望まで） ���を記入する欄があります.　

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学生プロジェクト・計画の立案からその遂行までを学生が主体的に行います.　 学生が研究計画を立案します.（教員は相談役として加わります.）　⇒ 教員による審査, アドバイス

　⇒ 採択されたプロジェクトに研究費を支給

　⇒ 学生が研究計画を遂行（勉強会, 研究集会, 研究交流など）

年度 採択件数 参加メンバー2013 16件 Ｄ４６名, Ｍ２０名2014 12件 Ｄ３２名, Ｍ　７名2015 11件 Ｄ１９名, Ｍ１５名2016 8件 Ｄ１０名, Ｍ　９名2017 12件 Ｄ１４名, Ｍ１３名2018 9件 Ｄ１４名, Ｍ１１名2019 11件 Ｄ２３名, Ｍ ７名

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2019年度に採択された学生プロジェクト

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● 代数的整数論とその周辺● ゼータ関数の解析的な研究について ‒ゼータ若手に向けて‒

● Study of Non-Commutative Solitons in Anti-Self-Dual Yang-Mills Theory

● Quasi-morphism の幾何学

● ゼータ関数とその周辺　-整数論の垣根を越えて-

● 部分多様体に極を持つ Green 関数に関連する研究

● さまざま非線型偏微分方程式における臨界指数

● Navier-Stokes 方程式の適切性と解の漸近挙動

● Lie群の表現論と熱核

● 団代数におけるC行列の符号同一性

● Nevanlinna理論の確率論を用いた研究

種々の交流の場

入学者の内訳（過去３年間）

外部からの学生も溶け込みやすい環境

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種々の交流の場・オフィスアワー 　教員に個別に相談できる時間帯(オフィスアワー）を設けています.

・Cafe DAVID（オープンオフィスアワー） 　多元数理科学棟の2階のオープンスペースで, 昼休みもしくは夕方に,

　教員やTAを交えてのオフィスアワー「Cafe David (カフェ・ダヴィッド)」　を開催しています.　数学について質問がある人, 多元数理の雰囲気を 知りたいと思っている人, 楽しい数学の話を聞きたい人・語りたい人,

　ただ単に数学的な雰囲気の中でコーヒーを飲みたい人, お待ちして　おります.

・レディースランチ 女性メンバーの情報交換の場にしようと始められました.

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・ワインパーティ 　　修士論文発表会後のワインパーティ 　 優れた修士論文に対して与えられる 「多元数理論文賞」の発表

・バーベキューパーティ 屋外で開催される交流の場

・談話会 　　研究科内外の講師による談話会 　 終了後はオープンスペースで交流会

種々の交流の場

学習・研究を支える充実した環境

・理学図書室

　# ９万冊以上の数学関連の蔵書

# Hilbert 文庫 （偉大な数学者 David Hilbert 所蔵の論文別刷り）

　 # １４００種以上の雑誌（電子ジャーナルも）

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学習・研究を支える充実した環境

・計算機・ネットワーク　# 十分な端末，�ソフトウェアを備えた計算機室

# 計算機ガイダンス

　 # 安定したネットワーク運用

�# 講習会 ELAT X

���# 計算機数学講義

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学習・研究を支える充実した環境

・大学院生室 大学院生室には, それぞれの大学院生（M, D)に個別に机が 割り当てられていて, 集中して学習に取り組むことができます. 教員が院生室を訪問して, 意見や要望を聞く機会も設けられ ています.

・教育研究支援室（多元数理科学棟１階）

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学生の皆さんに関わりの深い教務関係を扱う部署として, 事務室とは別に「教育研究支援室」が設けられています. 現場のニーズへの機敏な対応と明るくオープンな雰囲気を モットーとしています. 困ったらまず教育研究支援室へ.

多彩な経済的支援・学生プロジェクト

・TA（ティーチングアシスタント，M，D）

・STA（スーパーティーチングアシスタント，D）

・RA（リサーチアシスタント，D）

・院生旅費

・入学料・授業料免除（M，D）

・日本学生支援機構奨学金（M，D）（成績優秀者は返還免除）

・日本学術振興会特別研究員（D）（研究奨励金に加えて研究費も支給）

・名古屋大学学術奨励賞（D） (多元数理科学研究科は独立研究科のため一定数の割当が確保される.)

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社会連携・就職支援・企業などの第一線で活躍する講師による講義 �「連携大学院」制度：� 情報技術や金融分野などの専門家から直接話を聞く. �����

������保険数理講義： 年金数理講義： アクチュアリーなどとして実務に携わっておられる方による講義

�������集中講義： �����数理科学に関係の深い企業からの講師による講義

・スタディグループ(課題解決型研究集会)

企業から数学を使って解決することが期待される課題の提供を受け, 学生が中心になって当該分野のエキスパートと共にそれに取り組み, 解決を目指すものです.

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・働くこと&インターンシップセミナー�（今年度は中止） �����毎年15社ほどの企業が参加 �����OBの体験談を聞く. �����インターンシップ制度の紹介�

・企業研究セミナー ��毎年30社ほどの企業が参加 ������OBが参加して企業説明�

・ミニ同窓会 ������OBに企業の様子を聞く. ������卒業生同士の懇親�����

昨年度のポスター

社会連携・就職支援

・教員採用試験合格を目指して ������ 数学教師を目指す学生のためのセミナーです.

�講師としてOB・OGをお迎えし, 自身の体験を ������ もとに, 教員採用試験を受験する予定の学生 �������にアドバイスして頂きます.

グループに分かれての模擬面接もおこなって �������います.

社会連携・就職支援

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前期課程修了生の進路（過去３年間）

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前期課程修了生就職先実績例民間：日本IBM, NEC, 富士通, 三菱東京UFJ, 朝日生命, トヨタ自動車, TIS株式会社, 　　　ニトリ, 明治安田生命, ソフトバンクモバイル, 中部電力, アイヴィス, 三井住友信託銀行, 　　　日立製作所, アイシンコムクルーズ, 三井住友海上火災, アメリカンファミリー生保

教員：愛知県教育委員会, 岐阜県教育委員会, 三重県教育委員会, 名古屋市教育委員会

後期課程修了生の修了直後の進路例

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多元数理科学研究科教務助教, 日本学術振興会特別研究員PD， 大阪大学情報科学研究科特任助教， 大阪大学理学部助教, 近畿大学量子コンピューター研究センター研究員， 京都大学数理解析研究所GCOE研究員, 豊田工業大学研究員, 中国科学技術大学数学研究所, モンゴル国立大学, 立命館大学, 名古屋産業科学研究所, 高エネルギー加速器研究機構研究員, 同済大学研究員, 九州テクノカレッジ, 中学校・高等学校教員など

多彩なキャリア形成支援・教務助教

・STA

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博士の学位取得者に教育経験を積ませることを目的として, 教員と教務助教がチームを組み, 学部1年生の演習を担当します.

教務助教を経て得た研究職：助教／講師 　 　東京理科大 2名, 九大, 香川高専, 兵庫県立大, 　香川大, 山口大, 静岡大, 東京電機大, 工学院大 　鈴鹿高専 ２名, 名大YLC, 佐賀大 研究員 　KIAS, 東北大GCOE, 九大GCOE 2名, 京都大学COE, 　ESSEN U, 大阪大学, チューリッヒ大学, 浦項工科大

前期課程予備テスト基礎演習クラスの補助研究費付き（年額２０万程度）

・RA, TA

自然科学リテラシー教育の一環としての基礎演習クラスの運営

入試データ

・前期課程

・後期課程

年度 2015 2016 2017 2018 2019 2020志願者数 151 135 150 126 96 126受験者数 147 131 144 122 93 123合格者数 78 75 70 73 69 76入学者数 50 55 45 48 52 48

年度 2015 2016 2017 2018 2019 2020志願者数 14 21 14 23 23 18受験者数 14 20 14 22 22 18合格者数 10 13 10 17 21 14入学者数 10 12 10 15 19 14

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研究科， 入試の詳しい情報, および感染症等 による入学試験実施日程や選抜方法の変更に ついては, 研究科ウェブページ

http://www.math.nagoya-u.ac.jp/

をご覧ください．

大学院入試説明会に関する連絡先は exam21@math.nagoya-u.ac.jp です.

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