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音声認識・音声再生ソフトウェア
SRM Controller
ソフトウェアマニュアル
1 版
ALPHA PROJECT Co.,LTD.
ご使用になる前に
このたびは SRMController をお買い上げいただき誠にありがとうございます。
本製品をご活用いただくために、本マニュアルをよくお読みください。
今後共、弊社製品をご愛顧賜りますよう宜しくお願いいたします。
■本製品は万全の注意を払って作成されていますが、万一ディスクの不良等があった場合、お買い上げいただいた販売店へ保証書
を添えてご返却ください。
■万が一、本製品を使用して事故または損失が発生した場合、弊社では一切その責を負いません。
■保証内容、免責等につきましては、添付の保証書をご覧ください。
■本製品を仕様範囲を超える条件において使用された場合については、動作は保証されません。
■製品を改造した場合、保証は一切適用されません。
■他社製品との相性問題は保証いたしません。
保証
SRMController
目 次
1.製品概要 ...............................................................................................................1
1.1 概要 ........................................................................................................................1
2.インストール ........................................................................................................2
2.1 動作条件 .................................................................................................................2
2.2 インストール ..........................................................................................................2
3.チュートリアル ....................................................................................................5
3.1 SRM-10P スターターキットの接続 .........................................................................5
3.2 アプリケーションの起動 .........................................................................................6
3.3 接続 ........................................................................................................................6
3.4 特定話者の登録・認識・削除 ..................................................................................8
3.5 不特定話者の認識..................................................................................................19
3.6 音声合成データの再生...........................................................................................22
3.7 音声合成データの登録...........................................................................................26
3.8 音声データの録音・再生・消去.............................................................................28
3.9 データの管理 ........................................................................................................39
3.10 バージョンアップ ..............................................................................................45
3.11 切断...................................................................................................................48
3.12 アプリケーションの終了....................................................................................49
SRMController
4.画面説明 .............................................................................................................50
4.1 メインウィンドウ..................................................................................................50
4.2 特定話者の登録・認識・削除 ................................................................................53
4.3 不特定話者の認識..................................................................................................57
4.4 音声合成の再生 .....................................................................................................59
4.5 音声合成データの登録...........................................................................................62
4.6 音声データの録音・再生 .......................................................................................63
4.7 入出力/設定 ........................................................................................................66
4.8 データの管理 ........................................................................................................69
4.9 バージョンアップ..................................................................................................71
4.10 バージョン情報..................................................................................................72
4.11 コマンド処理中ウィンドウ ................................................................................73
5.音声合成データ作成操作説明 .............................................................................74
5.1 “Quick Synthesis 4”のインストール .......................................................................74
5.2 アプリケーションの起動 .......................................................................................74
5.3 オプションの設定..................................................................................................74
5.4 音声データファイル ..............................................................................................75
5.5 音声データファイルの登録....................................................................................75
5.6 音声データファイルの圧縮....................................................................................77
5.7 音声データファイルのビルド ................................................................................78
6.アンインストール...............................................................................................79
6.1 アンインストール..................................................................................................79
7.その他.................................................................................................................80
7.1 FAQ ................................................................................................................80
■製品サポートのご案内 ■エンジニアリングサービスのご案内
1
SRMController
1.製品概要
1.1 概要
SRM Controller は、SRM-10P とシリアル通信を行い音声認識やデータの書き換えなどを行う PC アプリケーションです。
SRM Controller は、以下の 6 つの機能を実現しています。
1)特定話者 音声データの登録・認識・削除
マイクから入力した音声データを特定話者のデータとして SRM-10P に登録したり、登録した音声データを削除する
ことができます。また、マイクから入力された音声データと既に登録してある音声データを比較し、認識結果をリス
トに表示します。
2)不特定話者 音声データの認識
マイクから入力した音声データと SRM-10P に登録されている不特定話者の音声データを比較し、認識結果をリスト
に表示します。
3)音声合成データの再生・登録
あらかじめ SRM-10P に登録されている音声合成データを再生することができます。また、Quick Synthesis 4 によっ
て作成したオブジェクトを音声合成データに変換して SRM-10P に登録することもできます。
4)音声/WAVE データの録音・再生・削除
音声または WAVE データを SRM-10P に録音することができます。また、その録音したデータを再生したり削除した
りすることもできます。
5)データの読み込み/書き込み
音声合成データ/音声録音データ/特定話者データを SRM-10P から読み込みファイルに保存したり、音声合成デー
タ/音声録音データ/特定話者データのファイルを SRM-10P に書き込みをしたりすることができます。
6)プログラムの書き換え
SRM-10P のプログラム(ファーム)を書き換えることができます。ただし、書き換えるプログラムは弊社提供のプロ
グラムに限ります。
2
SRMController
2.インストール
2.1 動作条件
SRM Controller の動作環境
OS Windows2000, WindowsXP
ハードディスク 3.5MByte以上の空き容量
その他
※SRM-10P スターターキットと接続するために PC に RS232 シリアルポートが必要です。
2.2 インストール
以下の手順に従って SRM Controller をインストールします。
1)インストール開始
CD-ROM 内の"Installer"-"SRMController"-"Setup.exe”を実行します。
2)SRM Controller セットアップウィザードの開始
“次へ”ボタンを押してください。
3
SRMController
3)インストール先フォルダの指定
インストール先をフルパスで記述します。
特に変更する必要がなければ、”次へ”ボタンを押してください。
4)フォルダ作成の確認
“はい”ボタンを押してください。
5)インストールの実行
”次へ”ボタンを押してください。
4
SRMController
6)インストール完了
インストールの完了です。”完了”ボタンを押して終了します。
5
SRMController
3.チュートリアル
3.1 SRM-10P スターターキットの接続
1)RS232ケーブルを使用してPCとスターターキットを接続してください。
2)付属のマイクをマイクジャックに接続してください。
3)付属のスピーカをスピーカジャックに接続してください。
4)ACアダプタをACアダプタジャックに接続してください。
・接続は、Fig3.1.1 を参照してください。
・ジャンパの設定は出荷時設定に設定してください。
※ジャンパの設定は電源を切った状態(ACアダプタを抜いた状態)で行ってください。
Fig 3.1.1 SRM-10Pスターターキットの接続
PC
AC100V
付属 AC アダプタ マイク
スピーカ
RS232 クロスケーブル
6
SRMController
3.2 アプリケーションの起動 “スタートメニュー”からインストール時に指定したプログラムグループの”SRMController” - “SRMController”を選択します。
デフォルトの場所は、”スタートメニュー” - “ProgramFiles” - “AlphaProject” - “SRMController” - “SRMController”となります。
3.3 接続 SRMController と SRM-10P を接続します。
1. COM を選択する
COM 一覧の中から、SRM-10P スター
ターキットと接続している COM を選択
します。
2. 転送速度を選択する
転送速度は「9600bps」を選択します。
7
SRMController
3. 「接続」ボタンを押す
SRMController と SRM-10P の接続処理を
開始します。
4. 接続 完了
接続処理が正常に終了すると、接続ボタンが
切断ボタンに切り替わります。
また、結果表示エリアには、接続が正常に終
了した場合は"接続 成功"、接続に失敗した
場合は"接続 エラー"と表示されます。
8
SRMController
3.4 特定話者の登録・認識・削除 3.4.1 音声の登録
SRM-10P に音声を登録します。
1. グループを指定する
グループ「0」を指定します。
2. 登録番号を指定する
登録番号「00」をクリックします。
9
SRMController
3. 「音声の登録」ボタンを押す
音声の登録処理を開始します。
4. 音声をを登録する
「こんにちは」とマイクから入力します。
5. 音声の登録 完了
音声の登録が正常に終了すると、SRM-10P
から"ピッ"という確認音が鳴り、音声の登録
状況に"○"が表示されます。
また、結果表示エリアには、音声の登録が正
常に終了した場合は"音声登録 成功"、音声
の登録に失敗した場合は"音声登録 エラー"
と表示されます。
10
SRMController
3.4.2 コメントの登録
SRM-10P にコメントを登録します。
1. グループを選択する
グループ「0」を指定します。
2. 登録番号を指定する 「こんにちは」を登録した登録番号「00」
をクリックします。
11
SRMController
3. コメントを入力する
登録番号「00」の"コメント"領域をダブルク
リックし、「こんにちは」とキーボードから
入力します。
SRM-10P に登録されていない場合のコメン
トは青文字で表示されます。
4. コメントを登録する
コメントの入力が終了したら、リターンキーでコメントを確定します。
コメントの登録処理が始まります。
5. コメント登録 完了
コメントの登録が正常に終了すると、
入力したコメント「こんにちは」が黒字で
表示されます。
また、結果表示エリアには、コメントの登録
が正常に終了した場合は"コメント書き込み
成功"、コメントの登録に失敗した場合は
"コメント書き込み エラー"と表示されます。
12
SRMController
3.4.3 音声の認識
特定話者の音声の認識を行います。
1. グループを選択する
グループ「0」を指定します。
2. 認識レベルを設定する
認識レベル「2」を設定します。
13
SRMController
3. エラーチェック(タイムアウト)を設定する
エラーチェックをチェックし、タイムアウト
は「3 秒」を設定します。
4. 「音声認識」ボタンを押す
音声の認識処理を開始します。
5. 音声を認識させる 「こんにちは」とマイクから入力します。
14
SRMController
6. 音声の認識 完了
音声の認識が正常に終了すると、SRM-10P
から"ピッ"という確認音が鳴り、登録番号
「00」が"青色"で選択されます。
また、結果表示エリアには、音声の認識が正
常に終了した場合は"音声認識 成功"、音声
の認識に失敗した場合は"音声認識 エラー"
と表示されます。
15
SRMController
3.4.4 音声の消去
SRM-10P に登録した音声を消去します。
1. グループを選択する
グループ「0」を指定します。
2. 登録番号を指定する
「こんにちは」を登録した登録番号「00」
をクリックします。
16
SRMController
3. 「音声を消去」ボタンを押す
音声とコメントの消去を開始します。
4. 音声の消去 完了
音声の消去が正常に終了すると、コメントが
クリアされ、音声の登録状況に"-"が表示さ
れます。
また、結果表示エリアには、音声の消去が
正常に終了した場合は"音声消去 成功"、音
声の消去に失敗した場合は"音声消去 エラ
ー"と表示されます。
17
SRMController
3.4.5 音声の全消去
SRM-10P に登録したグループ内全ての音声を削除します。
1. グループを選択する
グループ「0」を指定します。
2. 「音声の全消去」ボタンを押す
登録番号「00」~「14」の音声とコメント
の消去を開始します。
18
SRMController
3. 音声の全消去 完了
音声の消去が正常に終了すると、登録番号
「00」~「14」のコメントがクリアされ、
音声の登録状況に"-"が表示されます。
また、結果表示エリアには、音声の全消去が
正常に終了した場合は"音声全消去 成功"音
声の全消去に失敗した場合は"音声全消去エ
ラー"と表示されます。
19
SRMController
3.5 不特定話者の認識 不特定話者の認識を行います。
1. グループを選択する
グループ「0」を指定します。
2. 認識レベルを設定する
認識レベル「2」を設定します。
20
SRMController
3. エラーチェック(タイムアウト)を設定する
エラーチェックをチェックし、タイムアウト
には「3 秒」を設定します。
4. 「音声認識」ボタンを押す
認識処理を開始します。
21
SRMController
5. 音声をを認識させる
「もどる」をマイクから入力します。
6. 認識 完了
認識が正常に終了すると、SRM-10P から
"ピッ"という確認音が鳴り、認識番号「01」
が"青"で選択されます。
また、結果表示エリアには、認識が正常に終
了した場合は"音声認識 成功"、認識に失敗
した場合は"音声認識 エラー"と表示されま
す。
22
SRMController
3.6 音声合成データの再生 3.6.1 音声合成データの再生
音声合成データを再生します。
1. データ番号を指定する
データ番号「00」をクリックします。
2. 再生音量を調節する
再生する音量を調節します。
23
SRMController
3. 「再生」ボタンを押す
音声合成データ「登録を開始します。」が
再生されます。
4. 音声合成データの再生 完了
再生が正常に終了した場合は"再生 成功"、
再生に失敗した場合は"再生 エラー"と結果
表示エリアに表示されます。
24
SRMController
3.6.2 音声合成データの複数再生
複数の音声合成データを連続して再生します。
1. データ番号を複数指定する
複数再生にチェックし、「36,14,54」と
データ番号をカンマ区切りで入力します。
2. 再生音量を調節する
再生する音量を調節します。
25
SRMController
3. 「再生」ボタンを押す
音声合成データの再生が開始され、
「いち」
「番の音声を認識しました」
「ピッ」
と連続して再生されます。
4. 音声合成データの複数再生 完了
再生が正常に終了した場合は"再生 成功"、
再生に失敗した場合は"再生 エラー"と結果
表示エリアに表示されます。
26
SRMController
3.7 音声合成データの登録 Quick Synthesis で作成したオブジェクトファイル(.MCO)を SRM-10P に登録します。
Quick Synthesis については、「5. 音声合成データ作成操作説明」を参照してください。
1. MCO ファイルを選択する
「5. 音声合成データ作成操作説明」で作成
したオブジェクトファイルを指定します。
ここでは、例として、
「H:¥SRMControl¥TK_Data_Sample.mco」
とします。
2. 「データの登録」ボタンを押す
音声合成データの登録を開始します。
27
SRMController
3. 書き込み確認を行う
「OK」ボタンを押します。
音声合成データを書き込む処理が始まりま
す。
4. 音声合成データの登録 完了
登録が正常に終了した場合は"音声合成デー
タ登録 成功"、登録に失敗した場合は"音声
合成データ登録 エラー"と結果表示エリア
に表示されます。
5. 音声合成データを再生する
「3.6 音声合成データの再生」を参照し、登録した音声合成データが再生されるか確認します。
28
SRMController
3.8 音声データの録音・再生・消去 3.8.1 音声データの録音
音声データを SRM-10P に録音します。
1. 録音する場所を選択する
録音する場所「0」を選択します。
2. 録音時間を設定する
録音時間にチェックし、「4 秒」を設定しま
す。
29
SRMController
3. 「録音」ボタンを押す
録音を開始します。
4. 音声を入力する
SRM-10P から"ピッ"という確認音が鳴った後、「おはよう」とマイクから入力します。
5. 音声データの録音 完了確認
録音が正常に終了すると、「録音が完了しま
した。」というダイアログが表示されます。
「OK」ボタンを押します。
30
SRMController
6. 音声データの録音 完了
録音が正常に終了した場合は"録音 成功"、
録音に失敗した場合は"録音 エラー"と結果
表示エリアに表示されます。
31
SRMController
3.8.2 WAVE データの録音
WAVE データを SRM-10P に録音します。
1. 録音する場所を選択する
録音する場所「0」を選択します。
2. 録音する WAVE データを設定する
WAVE の録音をチェックします。
32
SRMController
3. WAVE ファイルを指定する
録音させる WAVE ファイル名を指定します。
ここでは、「H:¥SRMControl¥SAMPLE.wav」
という WAVE ファイルを録音させることに
します。
4. WAVE 音量を調節する
WAVE を再生する音量を調節します。
33
SRMController
5. 録音時間を設定する
録音時間にチェックし、「4 秒」を設定しま
す。
6. 「録音」ボタンを押す
録音を開始します。
7. WAVE データを入力する
SRM-10P から"ピッ"という確認音が鳴った後、WAVE データが再生されます。
34
SRMController
8. WAVE データの録音 完了確認
録音が正常に終了すると、「録音が完了しま
した。」というダイアログが表示されます。
「OK」ボタンを押します。
9. WAVE データの録音 完了
録音が正常に終了した場合は"録音 成功"、
録音に失敗した場合は"録音 エラー"と結果
表示エリアに表示されます。
35
SRMController
3.8.3 音声データの再生
SRM-10P に録音したデータを再生します。(ここでは、「3.8.1 音声データの録音」で録音した音声データを再生します。)
1. 録音する場所を選択する
録音する場所「0」を選択します。
2. 再生音量を調節する
録音したデータを再生する音量を調節しま
す。
36
SRMController
3. 「再生」ボタンを押す
録音した音声「おはよう」が再生されます。
4. 音声データの再生 完了
音声データの再生が正常に終了した場合は
"再生 成功"、音声データの再生に失敗した
場合は"再生 エラー"と結果表示エリアに表
示されます。
37
SRMController
3.8.4 音声データの消去
SRM-10P に録音したデータを消去します。(ここでは、「3.8.1 音声データの録音」で録音した音声データを消去します。)
1. 録音する場所を選択する
録音する場所「0」を選択します。
2. 「消去」ボタンを押す
音声データの消去を開始します。
38
SRMController
3. 音声データの消去 完了
音声データの消去が正常に終了した場合は
"消去 成功"、音声データの消去に失敗した
場合は"消去 エラー"と表示されます。
39
SRMController
3.9 データの管理 3.9.1 データの読み込み
音声合成データ、音声録音データ、特定話者データを SRM-10P から読み込み、ファイルに保存します。
(ここでは、『ALL (音声合成データ+音声録音データ+特定話者データ)』を読み込みます。)
1. 対象ブロックを選択する
対象ブロック「ALL」を選択します。
2. 「データの読み込み」ボタンを押す
データの読み込みを開始します。
40
SRMController
3. 読み込んだデータを保存するファイルを指定する
読み込んだデータを保存するファイルを
指定します。
ここでは「AllData.dat」というファイルを
作成し、このファイルにデータを保存します。
4. 読み込み確認を行う
「OK」ボタンを押すと、読み込み処理が始
まります。
41
SRMController
5. データ読み込み 終了確認
「終了」ボタンを押します。
6. データ読み込み 完了
読み込みが正常に終了した場合は"データ読
み込み 成功"、読み込みに失敗した場合は"
データ読み込み エラー"と結果表示エリア
に表示されます。
42
SRMController
3.9.2 データの書き込み
音声合成データ、音声録音データ、特定話者データを SRM-10P に書き込みます。
(ここでは、「3.9.1 データの読み込み」で保存したデータを書き込みます。)
1. 対象ブロックを選択する
対象ブロック「ALL」を選択します。
2. 「データの書き込み」ボタンを押す
データの書き込みを開始します。
43
SRMController
3. 書き込むファイルを選択する
SRM-10P に書き込むデータを保持するファ
イルを選択します。
ここでは「3.9.1 データの読み込み」で保存
した「AllData.dat」を選択し、そのファイル
のデータを SRM-10P に書き込みます。
4. 書き込み確認を行う
「OK」ボタンを押すと、書き込み処理が始
まります。
44
SRMController
5. データ書き込み終了確認
「終了」ボタンを押します。
「終了」ボタンを押した後、特定話者データ
の更新が行われます。
6. データ書き込み 完了
書き込みが正常に終了した場合は"データ書
き込み 成功"、書き込みに失敗した場合は"
データ書き込み エラー"と結果表示エリア
に表示されます。
45
SRMController
3.10 バージョンアップ SRM-10P のプログラムを書き換えます。
1. SRM ファイルを選択する
SRM-10P に書き込むファイルを選択します。
ここでは、「H:¥SRMControl¥SRM10P.srm」
というファイルを書き込むことにします。
2. 「バージョンアップ」ボタンを押す
プログラムの書き換え処理を開始します。
46
SRMController
3. 書き込み確認を行う
「OK」ボタンを押すと、書き込み処理が始
まります。
4. データ書き込み終了確認
「終了」ボタンを押します。
47
SRMController
5. プログラムの書き込み 完了
バージョンアップが正常終了した場合は、
「OK」ボタンを押した後、SRM-10P の電
源を切り再起動させ、 SRMController と再
接続してください。
プログラムの書き込みが失敗した場合は、
「OK」ボタンを押した後、SRM-10P の電
源は切らずに、「2. 書き込みボタンを押す」
から処理を やり直してください。
また、書き込みが正常に終了した場合は
"バージョンアップ 成功"、書き込みに
失敗した場合は"バージョンアップ エラー"
と結果表示エリアに表示されます。
48
SRMController
3.11 切断 SRMController と SRM-10P を切断します。
1. 「切断」ボタンを押す
「切断」ボタンを押します。
SRMController と SRM-10P の切断処理を
開始します。
2. 切断 完了
切断処理が正常に終了すると、切断ボタンが
接続ボタンに切り替わります。
また、結果表示エリアには、切断が正常に終
了した場合は"切断 成功"、切断に失敗した
場合は"切断 エラー"と表示されます。
49
SRMController
3.12 アプリケーションの終了 SRMController を終了します。
1. 「終了」ボタンを押す
「終了」ボタンを押します。
SRMController のメインウィンドウを閉じ
ます。
50
SRMController
4.画面説明
4.1 メインウィンドウ
SRMController を起動すると下記のようなメインウィンドウを表示します。
ログ
接続 Busy ページエリア
ページ切り替えボタン 結果表示エリア 終了ボタン
51
SRMController
4.1.1 接続
SRM-10P と SRMController を接続します。
① COM
PC に存在する COM を全てリストに表示します。その中から接続する COM を選択します。
② 転送速度
9600bps/4800bps のどちらかを選択します。通常は 9600bps を指定します。
③ 接続ボタン
設定した COM 番号と転送速度により、シリアル通信接続を開始します。
接続処理では、SRM-10P の各種登録データの情報を読み込みます。
接続状態の時にクリックするとシリアル通信を切断します。
4.1.2 Busy
SRM-10P のコマンド受付可能/不可能状態を表示します。
4.1.3 ページ切り替えボタン/ページエリア
ページ切り替えボタンをクリックすることにより、ページエリアの内容を切り替えます。バージョン情報表示ボタンをクリッ
クすると、別ウィンドウでバージョン情報が表示されます。詳しくは各々の画面説明を参照してください。
コマンド受付可
コマンド受付不可
① COM
② 転送速度
③ 接続ボタン
特定話者の登録・認識ボタン
不特定話者の認識ボタン
音声合成の再生ボタン
音声合成データの登録ボタン
音声データの録音・再生ボタン
入出力/設定ボタン
データの管理ボタン
バージョンアップボタン
バージョン情報表示ボタン
52
SRMController
4.1.4 結果表示エリア
コマンド通信処理と結果を表示します。(成功/エラー/中断)
4.1.5 ログ
コマンド通信処理の履歴を表示します。
また、SRMController と同位置にログファイル(SRM10P_log.txt)も作成されます。
ログファイルはアプリケーション起動時に内容が削除されます。
① ログクリアボタン
ログ表示エリアの内容とログファイルの内容を削除します。
② ログ表示/非表示切り替え
チェックを外すことにより、以降のコマンド通信処理の履歴をログ表示エリアに表示します。同時にログファイルにも記
述します。起動時には、「ログを表示しない」に設定されています。
③ ログ表示エリア
コマンド通信処理の履歴を表示します。
送信受信それぞれのコマンドを 1 行で表示します。「<-」で始まる行は SRMController から SRM-10P へ送信したコマンド
通信の内容を、「->」で始まる行は SRM-10P から SRMController へ送信したコマンド通信の内容を表します。
④ ログファイル
SRMController 起動時にログファイルを作成します。このファイルにはログ表示エリアと同じようにコマンド通信処理の
履歴を記述します。ただし、SRMController 起動時に内容をクリアします。
4.1.6 終了ボタン
SRMController を終了します。
① ログクリアボタン ② ログ表示/
非表示切り替え
③ ログ表示エリア
53
SRMController
4.2 特定話者の登録・認識・削除
メインウィンドウの「特定話者の登録・認識」ボタンを押すと、ページエリアに下記のような画面が表示されます。
認識レベル タイムアウト 音声認識ボタン
音声登録リスト 音声登録・消去・全消去ボタン グループ
54
SRMController
4.2.1 音声登録リスト
音声の登録番号、登録した音声のコメント、音声が SRM-10P に登録されているか(音声の登録状況)を表すリストです。
接続時に SRM-10P から情報を取得し登録されている内容を表示します。
① 登録番号
音声の登録番号です。
音声登録リストの行を選択することで、登録番号を指定したことになります。
指定された登録番号には色がつきます。
音声の登録・削除を行う場合は、登録番号を指定する必要があります。
② コメント
登録した音声の内容を表示します。
ダブルクリックでコメント入力状態になり、入力終了後に SRM-10P へ書き込みます。
登録した音声は再生することができないので、何を登録したかをコメントに記述しておくと便利です。
③ 音声の登録状況
SRM-10P に音声が登録されている/いないを表示します。
既に音声が登録されている場合は「○」、音声が登録されていない場合は「-」を表示します。
4.2.2 グループ
1 グループにつき音声データ 15 言語を登録することができます。
音声の登録・削除、認識を行う場合は、グループを指定する必要があります。
② コメント ③ 音声の登録状況 ① 登録番号
55
SRMController
4.2.3 音声登録・削除・全削除ボタン
音声の登録・削除・全消去を行います。
① 音声の登録ボタン
SRM-10P に音声を登録します。
登録するには、登録番号とグループを指定する必要があります。
音声の登録が成功した場合、確認音が鳴り、指定した登録番号の登録状況が「○」になります。
処理中に表示されるウィンドウの中断ボタンで音声の登録を中止することができます。
② 音声を削除ボタン
SRM-10P に登録してある音声をコメントと共に消去します。
削除する場合は、登録番号とグループを指定する必要があります。
音声の削除が成功した場合、指定した登録番号の登録状況が「-」になります。
③ 音声の全消去ボタン
SRM-10P に登録してある音声をグループごとに全てコメントと共に消去します。
全消去する場合は、グループを指定する必要があります。
音声の全消去が成功した場合、音声リストの「音声の登録状況」がすべて「-」になります。
4.2.4 認識レベル
音声認識のレベルを設定します。
認識レベルは 0(ゆるい)~4(厳しい)の 5 段階になります。デフォルトはレベル 2 です。
4.2.5 タイムアウト
音声認識を行う際のタイムアウトを設定します。
① エラーチェック
チェックをすることによりタイムアウトで指定した時間が有効になります。
チェックが無い場合は、認識結果がOKになるか、中断ボタンが押されるまで終了しません。
② タイムアウト
音声認識のタイムアウトを設定します。設定できる時間は、3 秒から 10 秒までです。
設定した時間内に音声を認識できなかった場合や正しく認識できなかった場合、SRM-10P はエラーを返します。
① 音声の登録ボタン
② 音声の消去ボタン
③ 音声の全消去ボタン
① エラーチェック
② タイムアウト
56
SRMController
4.2.6 音声認識ボタン
音声認識を開始するボタンです。
音声認識を行うには、グループ、認識レベル、タイムアウトの設定が必要です。
処理中に表示されるウィンドウの中断ボタンで音声認識を中止することができます。
音声認識の結果は、音声登録リストの登録番号の行を「青色」で選択します。(認識エラーの場合は選択されません。)
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SRMController
4.3 不特定話者の認識
メインウィンドウの「不特定話者の認識」ボタンを押すと、ページエリアに下記のような画面が表示されます。
認識レベル タイムアウト 認識ボタン
認識データリスト グループ
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SRMController
4.3.1 認識データリスト
音声の認識番号、認識データを表すリストです。
接続時に SRM-10P から情報を取得し登録されている内容を表示します。
① 認識番号
音声の認識番号です。
② 認識データ
SRM-10P に登録されている認識データを表示します。
4.3.2 グループ
1 グループにつき音声データ 16 言語まで登録可能です。
認識を行う場合は、グループを指定する必要があります。
4.3.3 認識レベル
音声認識のレベルを設定します。
認識レベルは 0(ゆるい)~4(厳しい)の 5 段階になります。デフォルトはレベル 2 です。
4.3.4 タイムアウト
認識を行う際のタイムアウトを設定します。
① エラーチェック
チェックをすることによりタイムアウトで指定した時間が有効になります。
チェックが無い場合は、認識結果がOKになるか、中断ボタンが押されるまで終了しません。
② タイムアウト
音声認識のタイムアウトを設定します。設定できる時間は、3 秒から 10 秒までです。
設定した時間内に音声を認識できなかった場合や正しく認識できなかった場合、SRM-10P はエラーを返します。
4.3.5 音声認識ボタン
音声認識を開始するボタンです。
音声認識を行うには、グループ、認識レベル、タイムアウトの設定が必要です。
処理中に表示されるウィンドウの中断ボタンで音声認識を中止することができます。
認識の結果は、音声登録リストの認識番号の行を「青色」で選択します。(認識エラーの場合は選択されません。)
① 認識番号 ② 認識データ
① エラーチェック
② タイムアウト
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SRMController
4.4 音声合成の再生
メインウィンドウの「音声合成の再生」ボタンを押すと、ページエリアに下記のような画面が表示されます。
音声合成データリスト
複数再生の設定
再生ボタン 再生音量
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SRMController
4.4.1 音声合成データリスト
音声合成のデータ番号とデータを表すリストです。
① データ番号
音声合成データの登録番号です。音声合成データを再生する場合は、この番号を指定します。
指定されたデータ番号には色がつきます。
②音声合成データ
接続時にファイル(TKData.txt)を読み込み、SRM-10P に登録されている音声合成データの内容をリストに表示します。
TKData.txt は、SRMController.exe と同じフォルダにおいてください。
データ管理で音声合成データを書き換えた場合、TKData.txt を更新し再接続して、リストを更新する必要があります。
TKData.txt については、「4.4.2 音声合成テキスト(TKData.txt)」を参照してください。
4.4.2 音声合成テキスト(TKData.txt)
音声合成データの登録を行った後、音声合成データリストの内容を更新するには、音声合成テキスト(TKData.txt)を更新する
必要があります。このファイルは、SRMController.exe と同じフォルダに置いてください。
TKData.txt のフォーマットは下記の通りです
データ番号 音声合成データ 改行
0. 登録を開始します
1. 登録に失敗しました
4.4.3 複数再生の設定
複数の音声合成データを連続して再生します。
① 複数再生オン/オフ
複数再生をチェックすることにより、複数の音声合成データを再生させることが出来ます。
② 再生番号指定
再生させる音声合成データの番号を「1,5,2,10」のように",(カンマ)"で区切り指定します。
4.4.4 再生音量
音声合成を再生させるときの音量を設定します。範囲は、0~127 で、デフォルト音量は 32 です。
画面に数値は表示されません。
①データ番号 ② 音声合成データ
① 複数再生
オン/オフ ② 再生番号指定
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SRMController
4.4.5 再生ボタン
音声合成データリストで選択した音声番号の音声合成データを再生します。
複数再生の設定がオンの場合は複数の音声合成データを連続して再生します。
選択した行をダブルクリックしても再生します。(ただし、複数再生の設定がオンの場合は再生しません。)
処理中に表示されるウィンドウの中断ボタンで再生を中止することができます。
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SRMController
4.5 音声合成データの登録
メインウィンドウの「音声合成データの登録」ボタンを押すと、ページエリアに下記のような画面が表示されます。
4.5.1 Quick Synthesis オブジェクトファイル/参照ボタン
Quick Synthesis で作成したオブジェクトファイル(.MCO)を指定します。
Quick Synthesis については、「5. 音声合成データ作成操作説明」を参照してください。
4.5.2 データの登録ボタン
指定したオブジェクトファイル(.MCO)を音声合成データに変換し、SRM-10P へ書き込みます。
Quick Synthesis オブジェクトファイル/参照ボタン データの登録ボタン
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SRMController
4.6 音声データの録音・再生
メインウィンドウの「音声データの録音・再生」ボタンを押すと、ページエリアに下記のような画面が表示されます。
4.6.1 録音する場所
音声データを 2 箇所に録音することができます。0,1 のどちらかを指定します。
録音する場所
WAVE 録音
録音時間
録音ボタン
再生音量
再生ボタン
消去ボタン
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SRMController
4.6.2 WAVE 録音
SRM-10P に録音する WAVE データの設定を行います。
① WAVE 録音設定
WAVE データを録音する場合は、ここをチェックします。
マイクから録音する場合は、ここのチェックは外します。
② WAVE ファイル/参照ボタン
録音する WAVE ファイルを指定します。
③ WAVE 音量
WAVE ファイルを再生する音量を設定します。PC のボリュームコントロールまたは WAVE がミュートになっている場合
は音が出ません。
4.6.3 録音時間
音声データまたは WAVE データの録音時間を設定します。
① 録音時間設定オン/オフ
チェックすることにより指定した録音時間が有効になります。
チェックが無い場合は SRM-10P が終了コマンドを返すまで録音することができます。
その場合、無音時間は圧縮されますので、その分録音時間は長くなります。
② 録音時間
録音時間を設定します。設定できる時間は、1 秒から 4 秒までです。
4.6.4 録音ボタン
音声または WAVE データの録音を開始します。
処理中に表示されるウィンドウの中断ボタンで音声または WAVE データの録音を停止することができます。
① WAVE 録音設定
② WAVE ファイル/参照ボタン
③ WAVE 音量
① 録音時間設定オン/オフ
② 録音時間
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SRMController
4.6.5 再生音量
録音した音声データまたは WAVE データを再生する音量を設定します。
音量は、1~4 の 4 段階になります。デフォルト音量は 1 です。
4.6.6 再生ボタン
録音した音声データまたは WAVE データを再生します。
処理中に表示されるウィンドウの中断ボタンで音声または WAVE データの再生を停止することができます。
4.6.7 消去ボタン
録音した音声データまたは WAVE データを消去します。
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SRMController
4.7 入出力/設定
メインウィンドウの「入出力/設定」ボタンを押すと、ページエリアに下記のような画面が表示されます。
4.7.1 電圧取得
「電圧取得ボタン」を押すと SRM-10P の電圧を取得し、下記のように表示します。
電圧表示
3.6V 以上
3.6V 未満~3.3V 以上
3.3V 未満
電圧取得 ポート入力のテスト ポート出力のテスト
アイドル
スリープ
確認音の設定
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SRMController
4.7.2 ポート入力のテスト
「入力のテストボタン」を押すと、現在のポートの入力状態を取得します。
「ポートの状態を常に監視」をチェックすると、常にポートの状態を反映します。
ポート入力は、SRM10P スターターキット上の SW1・SW2 に接続されています。
取得した入力状態は、下図のように表示されます。
SW1 SW2 SRMController
OFF
OFF
ON
OFF
OFF
ON
ON
ON
4.7.3 ポート出力のテスト
ポート出力のテストを行います。
ポート出力は、SRM-10P スターターキット上の LED1・LED2 に接続されています。
LED1 または LED2 をチェックし、「出力のテストボタン」を押すと、各 LED が点灯します。
SRMController LED1 LED2
OFF
OFF
ON
OFF
OFF
ON
ON
ON
68
SRMController
4.7.4 アイドル
「アイドルボタン」を押すと、アイドル状態になります。
アイドルからの復帰は、Wakeup モードで指定したアクションをするか、「スリープボタン」の下にある「復帰ボタン」を押し
ます。
アイドル状態の時は、音声の認識などのコマンド処理を行うことはできません。
Wakeup モード
高い声(口笛など)
1 秒以上の大きな声
拍手 2 回
拍手 3 回
4.7.5 スリープ
「スリープボタン」を押すと、スリープ状態になります。
スリープからの復帰は、SRM-10P スターターキット上の SW1 または SW2 を押すか、「復帰ボタン」を押します。
スリープ状態の時は、音声認識などのコマンド処理を行うことはできません。
4.7.6 確認音の設定
特定話者の登録・削除・認識、不特定話者の認識で鳴る「ピッ」という音の音量を設定します。
① 確認音の調節
確認音の音量を調節します。範囲は 0 から 127 で、音量が 0 の場合は音は鳴りません。デフォルト音量は 64 です。
画面に数値は表示されません。
② 確認音設定ボタン
確認音の調節で調節した値を設定します。
確認音の設定ボタンを押すまでは設定されません。
① 確認音の調節
② 確認音設定ボタン
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SRMController
4.8 データの管理
メインウィンドウの「データの管理」ボタンを押すと、ページエリアに下記のような画面が表示されます。
4.8.1 対象ブロック
データの読み込み・書き込みを行うブロックを選択します。
対象ブロック/(拡張子) ファイルサイズ
ALL(全てのデータブロック) /(.dat) 128KByte
音声合成データ/(.stk) 80KByte
音声録音データ/(.srd) 32KByte
特定話者データ/(.ssd) 16KByte
4.8.2 データの読み込みボタン
SRM-10P から指定した対象ブロックのデータを読み込み、ファイルに保存します。
データ読み込み中は、SRM-10P の電源を切らないでください。
対象ブロック データの書き込みボタン
データの読み込みボタン
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SRMController
4.8.3 データの書き込みボタン
SRM-10P へ指定した対象ブロックのデータを書き込みます。
データ書き込み中は、SRM-10P の電源を切らないでください。
データ管理で音声合成データを書き換えた場合は、TKData.txt の内容を変更し再接続をしてください。変更していない場合は
音声合成データリストが更新されません。
特定話者データを書き換えた場合は、書き込み完了後に音声登録リストの内容を更新します。
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SRMController
4.9 バージョンアップ
メインウィンドウの「バージョンアップ」ボタンを押すと、ページエリアに下記のような画面が表示されます。
4.9.1 バージョン情報取得
バージョン情報取得ボタンから SRM-10P のバージョンを取得し、表示します。取得したバージョン情報はバージョン情報表
示エリアに表示します。
接続時に SRM-10P からバージョン情報を取得し表示します。
4.9.2 プログラムファイル設定/参照ボタン
SRM-10P に書き込む、拡張子「.srm」のファイルを指定します。
4.9.3 バージョンアップボタン
4.9.2 で指定したプログラムを SRM-10P へ書き込みます。
SRM-10P で書き込むことの出来るプログラムのファイルサイズは 128K です。
プログラムの書き換え中は、SRM-10P の電源を切らないでください。途中で電源が切れた場合は、SRM-10P が起動しなくな
る可能性があります。
弊社提供のプログラム以外は、絶対に書き換えないでください。
バージョン情報取得
プログラムファイル設定/参照ボタン
バージョンアップボタン
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SRMController
4.10 バージョン情報
メインウィンドウの「バージョン情報表示」ボタンを押すと、別ウィンドウで表示されます。
SRMController のバージョンを表示します。
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SRMController
4.11 コマンド処理中ウィンドウ
コマンド処理中に下記のようなウィンドウを表示します。
データの書き込み・読み込み、プログラムの書き込み以外では、コマンド処理が終了したと同時に閉じます。
4.11.1 プログレスバー
コマンド処理の進捗状況を表します。
タイムアウトや録音時間を設定している場合は進捗時間を表します。
4.11.2 中断ボタン
コマンド処理を中断させたい場合にクリックします。
4.11.3 終了ボタン
コマンド処理が正常に終了した場合に表示します。(データの書き込み・読み込み、プログラムの書き込み終了時に表示する。)
「終了ボタン」を押さない限り、ウィンドウは閉じません。
進捗状況表示
中断ボタン
終了ボタン
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SRMController
5.音声合成データ作成操作説明
5.1 “Quick Synthesis 4”のインストール
”Quick Synthesis 4”を使用する場合には、あらかじめ SRM Controller をインストールしておく必要があります。
1)インストール開始
CD-ROM 内の"Installer"-"qs4_2_3 "-"Setup.exe”を実行します。
2)セットアップウィザードに従って、”Quick Synthesis 4”をインストールしてください。
5.2 アプリケーションの起動
Windows の”スタートメニュー” から “プログラム” - “Sensory” - “Quick Synthesis 4” - “Quick Synthesis 4.2.3”を選択し、
アプリケーションを起動します。
5.3 オプションの設定
1)メニュー”File”-”Option”を選択し、Option ダイアログを表示します。
2)“Phyton Tool Path”のパス設定をおこないます。
パス設定ボタンを押し、Build 時に必要な”mcase.exe”ファイルがインストールされている”SRM Controller”フォルダを
指定します。
デフォルトでは” C:¥Program Files¥SRM Controller¥SRM Controller”にあります。
3)他の項目の設定は特に必要ありません。
パス設定ボタン
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SRMController
5.4 音声データファイル
音声合成に使用する wave ファイルを用意します。
音声合成ファイルに使用できるファイル形式は以下のとおりです。
サンプリング周波数 22.50KHz
ビット/サンプル 16ビット
チャンネル 1(モノラル)
5.5 音声データファイルの登録
1)メニュー”File” - ”New”を選択し、適当な位置に新規にプロジェクトファイル(*.qxp)を作成します。
2)”Add wave file”ボタン、もしくはメニューの”Edit” - ”Add wave file”を選択して、登録する wave ファイルを選択します。
選択した wave ファイルは、登録名リスト表示の上から順に登録されます。
登録されている wave ファイルリストの途中に挿入することは出来ません。
3)上から順に、音声合成で再生される音声番号(0~)となります。
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SRMController
4)wave ファイルを選択すると、圧縮方法設定のダイアログが表示されます。
5)Use 設定で圧縮方法を選択します。”SX-x xK”の中から選択してください。
通常は”SX-6 8K”を設定してください。
それ以下の項目を選択すると、使用メモリは少なくなりますが、音質が悪くなります。
それ以上の項目を選択すると、使用メモリが多くなくなります。
6)Use 設定以外の項目は、特に変更の必要はありません。
7)OK ボタンを押した後に表示される”Request for Label”ダイアログではラベル名を設定します。
ラベル名はファイル名と同じ名前が設定されますので、変更する必要が無ければそのまま”OK”ボタンを押してください。
変更する場合には、同じラベル名を指定しないでください。
同じラベル名を複数指定した場合には、そのうちの1つしか登録されません。
8)2)からの作業を繰り返し、音声合成で使用する wave ファイルを全て登録します。
SRM-10P の音声合成で再生できる数は最大 128 個までです。
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5.6 音声データファイルの圧縮
1)「Select all files」ボタン、もしくはメニューの”Edit”、”Select all files”を選択して、
登録した wave ファイルすべてを選択します。
2)「Compress」ボタン、もしくはメニューの”Compress”-” Compress ”を選択して、選択した wave ファイルを圧縮します。
3) 音声合成データ領域に書き込めるサイズは 80Kbyte までです。
圧縮したデータの合計サイズは、80Kbyte を目安に登録してください。
(実際に書き込む音声合成データは、MCO ファイルを元に変換されたファイルになります。
圧縮したデータの合計サイズが 80Kbyte 以内であっても、wave ファイルの登録数や、ファイルサイズに
よって、変換後のファイルサイズが 80Kbyte になる場合があります。)
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5.7 音声データファイルのビルド
1)メニューの”Build”-”Mark as Checked ”を選択して、ビルドするファイルにチェックマークをつけます。
2)「Build」ボタン、もしくはメニューの”Build”-”Build”を選択して、ビルドを行います。
ビルドを行うと、プロジェクトを作成したフォルダに”*.MCO”ファイルが作成されます。
3)「Build Option」ダイアログでは、そのまま OK ボタンを押してください。
4)Build が終了したら、プロジェクトファイルを保存して”Quick Synthesis 4”を終了します。
MCO ファイル以外にも、MCA、INC、H ファイルや、xxx_cmp、xxx_sim フォルダが作成されますが、MCO ファイル
以外は音声合成データの登録には使用しません。
5)SRM Controller の「3.7 音声合成データの登録」で、.MCO ファイルを指定し音声合成データを登録します。
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6.アンインストール
6.1 アンインストール
以下の手順に従ってアンインストールします。
1)Windows メニュー”コントロールパネル”から”アプリケーションの追加と削除”を起動します。
2)インストールされているプログラムの中から”SRM Controller”を選択し、”変更と削除”ボタンを押してください。
3)アンインストール実行で”はい”ボタンを押し、アンインストール完了ダイアログが表示されたらアンインストールは完了で
す。
4)完了ダイアログの”閉じる”ボタンを押してアンインストールを終了します。
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SRMController
7.その他
7.1 FAQ
Q1. 不特定話者データを変更したい。
A1. SRM Controller で不特定話者データの変更は出来ません。
不特定話者データを変更したい場合には、弊社まで御相談ください。有償にてカスタマイズを承っておりま
す。
Q2. 音声認識を行っても、すべて「音声が入力されませんでした。(タイムアウト)」というエラーメッセージが
表示されてしまう。
A2. マイクが接続されていない可能性があります。接続を御確認ください。
Q3. 特定話者認識で誤認識することがある。
A3. ①「うで」と「うえ」など似た単語が登録されている → 別の単語に変更してください。
②1グループに登録されている単語が多い → グループを分けて登録してください。
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●バージョンアップ
本製品は、不定期で更新されます。
更新内容は、弊社ホームページにて確認できます。
●弊社ホームページのご利用について
弊社製品へのよくあるご質問及びご要望については、弊社ホームページ上のFAQに掲載しております。
掲載内容は随時更新されておりますので、是非ご利用ください。
●製品サポートの方法
製品サポートについては、FAXもしくは E-MAIL でのみ受け付けております。お電話でのお問い合わせは受け付けておりません
のでご了承ください。なお、お問い合わせの際には、製品名、使用環境、使用方法等、問題点などを詳細に記載してください。
●製品サポートについて
本製品を利用したアプリケーションプログラムの作成方法とそれらに関連するご質問は、受け付けておりません。
本製品のソフトウェア技術に関するご質問は、一切受け付けておりません。
本製品を利用したネットワークの構築のご提案や外部機器との接続可否の確認については有償にて承ります。
海外での保守サービス及び技術サポート等はおこなっておりません。
製品サポートのご案内
弊社ホームページアドレス http://www.apnet.co.jp
製品サポート窓口
■FAX 053-464-3737
■E-MAIL [email protected]
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弊社製品をベースとしたカスタム品やシステム開発を承っております。
お客様の仕様に合わせて、設計から OEM 供給まで一貫したサービスを提供いたします。
詳しくは、弊社営業窓口までお問い合わせください。
エンジニアリングサービスのご案内
営業案内窓口
■TEL 053-464-2166(代表)
■E-MAIL [email protected]
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版数 日付 改定内容
1版
2004/12/1
新規
改定履歴
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本文書について
・ 本文書の著作権は(株)アルファプロジェクトが保有します。
・本文書の内容を無断で転載することは一切禁止します。
・本文書の内容は、将来予告なしに変更されることがあります。
・ 本文書の内容については、万全を期して作成いたしましたが、万一ご不審な点、誤りなどお気付きの点がありましたら弊社までご連絡
下さい。
・ 本文書の内容に基づき、アプリーケーションを運用した結果、万一損害が発生しても、弊社では一切責任を負いませんのでご了承下さ
い。
商標について
・Windows®の正式名称は Microsoft®Windows®Operating System です。
Microsoft、Windows、Windows NT は、米国 Microsoft Corporation.の米国およびその他の国における商標または登録商標です。
Windows®XP、Windows®2000 Professional、Windows®Millennium Edition、Windows®98 は、米国 Microsoft Corporation.の商品名称です。
本文書では下記のように省略して記載している場合がございます。ご了承ください。
Windows®XP は Windows XP もしくは WinXP
Windows®2000 Professional は Windows 2000 もしくは Win2000
Windows®Millennium Edition は Windows Me もしくは WinMe
Windows®98 は Windows 98 もしくは Win98
・ Quick Synthesis 4 は、Sensory,Inc.の米国およびその他の国における登録商標または商標です。
・その他の会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
ALPHA PROJECT Co.,LTD. 株式会社アルファプロジェクト 〒433-8122 静岡県浜松市上島4-4-24 http://www.apnet.co.jp E-MAIL : [email protected]
著作権及びサポートについて
・ 本製品「SRM Controller」(以下、本ソフトウェア)の著作権はアルファプロジェクトが保有します。
本ソフトウェアを無断で譲渡、転売、2次配布することは一切禁止いたします。
・当社は本ソフトウェアに関し、海外での保守サービス及び技術サポート等は行っておりません。
・本ソフトウェアの運用の結果、万一損害が発生しても、弊社では一切責任を負いませんのでご了承ください。