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◆ 薬剤部の理念と基本方針 【薬剤部の理念】 我々は、地域の患者様に信頼される安心・安全な薬物治療を永続的に提供するた めに、患者様の立場に立った服薬指導と処方提案を通じて、ひとりひとりに適した 薬物治療を実践します。 【薬剤部の基本方針】 ・ひとりひとりに合わせた、薬の情報提供と薬物治療の提案を行います ・他職種と協力して、 院内における事故を防止し、 医療安全に努めます ・医薬品の採用と在庫を適正に管理し、 病院経営に貢献します ・臨床研究を通じて、 専門性と感性を磨きます ◆薬剤部について 責任者 : 薬剤部長 稲葉健二郎 職員 : 薬剤師19名(男性10名、女性9名)、 事務員2名 病棟薬剤業務実施加算 2013年12月より算定 薬剤管理指導料(退院指導料): 約500件 院外処方箋発行率 95.0% 院内採用品目数 約 920品目 後発医薬品使用率 約88% (2019年4月~9月実績平均) 出身大学 北海道大学(院)1名、東京薬科大学(院)1名、日本大学(院)1名 星薬科大学6名、東京薬科大学2名、昭和大学2名、昭和薬科大学2名 北里大学1名、帝京平成大学1名、横浜薬科大学2名、(順不同)

薬剤部の理念と基本方針 · めに、患者様の立場に立った服薬指導と処方提案を通じて、ひとりひとりに適した 薬物治療を実践します。

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Page 1: 薬剤部の理念と基本方針 · めに、患者様の立場に立った服薬指導と処方提案を通じて、ひとりひとりに適した 薬物治療を実践します。

◆ 薬剤部の理念と基本方針

【薬剤部の理念】

我々は、地域の患者様に信頼される安心・安全な薬物治療を永続的に提供するために、患者様の立場に立った服薬指導と処方提案を通じて、ひとりひとりに適した薬物治療を実践します。

【薬剤部の基本方針】

・ひとりひとりに合わせた、薬の情報提供と薬物治療の提案を行います

・他職種と協力して、 院内における事故を防止し、 医療安全に努めます

・医薬品の採用と在庫を適正に管理し、 病院経営に貢献します

・臨床研究を通じて、 専門性と感性を磨きます

◆薬剤部について

責任者 : 薬剤部長 稲葉健二郎

職員 : 薬剤師19名(男性10名、女性9名)、 事務員2名

病棟薬剤業務実施加算 2013年12月より算定薬剤管理指導料(退院指導料): 約500件院外処方箋発行率 : 95.0%

院内採用品目数 : 約 920品目

後発医薬品使用率 : 約88% (2019年4月~9月実績平均)

出身大学北海道大学(院)1名、東京薬科大学(院)1名、日本大学(院)1名

星薬科大学6名、東京薬科大学2名、昭和大学2名、昭和薬科大学2名北里大学1名、帝京平成大学1名、横浜薬科大学2名、(順不同)

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◆部長挨拶

当薬剤部の理念は、地域の患者様に信頼さ

れる安心・安全な薬物治療を永続的に提供す

るために、患者様の立場に立った服薬指導と

処方提案を通じて、ひとりひとりに適した薬物

治療を実践することです。

その実現に向けて、全病棟、血液浄化セン

ター等に薬剤師が常駐し入院患者様を中心と

した薬物治療支援を行うとともに、保険薬局等

と連携することで入退院支援や外来診療支援など地域医療にも貢献します。入院患者様や地域の患者様により安心して治療を受けていただくために、一人でも多くの患者様の笑顔のために、 一致団結して頑張っています。

薬剤部長 稲葉健二郎

◆略歴

略歴

平成7年 東京薬科大学薬学部製薬学科卒業平成9年 北海道大学大学院薬学研究科薬学専攻修士課程 修了平成24年 社会福祉法人ワゲン福祉会総合相模更生病院薬剤部部長平成24年 社会福祉法人ワゲン福祉会総合相模更生病院治験事務局長平成28年 社会福祉法人ワゲン福祉会人事企画室副室長平成30年 社会福祉法人ワゲン福祉会総合相模更生病院経営管理部(経営計画管理担当)

教育関連星薬科大学(非常勤講師)明治薬科大学(特別講師)東京薬科大学(客員教授)

所属学会日本東洋医学会神奈川県部会(役員)、天然物薬学方法論アカデミー(理事) 、和漢医薬学会、日本医療マネジメント学会、 日本医療経営学会、日本医療BSC研究学会、日本医療薬学会、 日本老年薬学会 、日本緩和医療薬学会

認定漢方薬・生薬認定薬剤師、 認定実務実習指導薬剤師、 POS医療認定士日病薬病院薬学認定薬剤師、日本薬剤師研修センター研修認定薬剤師、日本BSC学会認定指導者

神奈川県病院薬剤師会理事神奈川県薬剤師会理事相模原市薬剤師会理事神奈川県病院薬剤師会業務検討委員会副委員長POS薬剤研究会代表幹事漢方EBM研究会世話人ファーマシーマネジメント研究所研究員相模原地域包括ケア研究会 世話人、事務局長中規模病院薬剤業務研究会 世話人相模原医療薬学フォーラム世話人

院外活動

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◆スタッフ紹介

~薬剤師~

稲葉健二郎

(部長:薬剤師経験年数19年目)

▼B3,4病棟 (地域包括ケア・耳鼻咽喉科)

・矢倉 尚幸(主任:11年目)

・佐々木 喬哉(4年目)

・小俣 文香(3年目)

▼A4病棟(産婦人科)

・酒井 梨帆(副主任:5年目)

・山之内 花奈(3年目)

▼A5病棟 (外科・内科)外来化学療法室

・古浜 健一(係長:23年目)

・渡辺 智之(4年目)

・岩本 淳平(4年目)

・荒川 菜々恵(1年目)

▼A6病棟 (内科)血液浄化センター

・大石 将義(副主任:6年目)

・大森 那美(4年目)

・曾根 麻里奈 (3年目)

・吉田 真由子(2年目)

・碓井 美穂(1年目)

▼ワゲン療育病院長竹

・宮地 正和(薬局長:20年目)

~事務~

・本田律子

・石橋慈子

▼医薬品情報室

・佐々木 優(副主任:8年目)

▼B1,2病棟 (整形外科、内科)

・河野 健(主任:19年目)

・杉山 央輔(3年目)

・恩川 彩(1年目)

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係長 古浜 健一 (Furuhama Kennichi)

・最終学歴:東京薬科大学大学院医療薬学専攻修士課程 修了

・所属学会:日本腎臓病薬物療法学会・取得認定:日病薬病院薬学認定薬剤師

日本薬剤師研修センター研修認定薬剤師・担当業務:外来業務、地域連携、糖尿病教室・担当病棟:A5病棟、外来化学療法・趣味/特技:旅行、プロ野球観戦(DeNAベイスターズ)

主任 河野 健 (Kouno Ken)

・最終学歴:北里大学薬学部薬学科 卒業・所属学会:日本緩和医療薬学会、日本臨床腫瘍薬学会

・取得認定:認定実務実習指導薬剤師スポーツファーマシスト

・担当業務:勤怠管理・担当病棟:B1,B2病棟・趣味/特技:野球、サッカー、地図帳

主任 矢倉 尚幸 (Yakura Naoyuki)

・最終学歴:日本大学大学院薬学研究科 薬学専攻修士課程 修了・所属学会:日本医療薬学会、日本臨床栄養代謝学会

日本医療マネジメント学会、日本老年薬学会・取得認定:認定実務実習指導薬剤師

日本薬剤師研修センター研修認定薬剤師NST専門療法士、日病薬病院薬学認定薬剤師

・担当業務:PET,NST,薬品在庫管理・担当病棟:B3,4病棟・趣味/特技:スキー

地域住民の方が総合相模更生病院が近くにあって良かったと思ってもらえるように、頑張って行きます。

私自身が幼少期を過ごした相模原で、地域に根ざした医療とスポーツに溢れた活気ある街作りに貢献していきます。全身全霊で日々努力。

患者様が安心して在宅医療へ戻れるよう、支援していきたいと思っています。日々、在宅スタッフの方々との連携方法を模索しています。

Page 5: 薬剤部の理念と基本方針 · めに、患者様の立場に立った服薬指導と処方提案を通じて、ひとりひとりに適した 薬物治療を実践します。

副主任 佐々木 優 (Sasaki Yu)

・最終学歴:星薬科大学薬学部薬学科 卒業・所属学会:日本医療薬学会、日本医薬品情報学会・取得認定:日本アカデミック・ディティーリング認定薬剤師

日本薬剤師研修センター研修認定薬剤師日病薬病院薬学認定薬剤師

・担当業務:DI、薬事、治験、外来化学療法・担当病棟:DI室・趣味/特技:将棋、歌

副主任 大石 将義 (Ohishi Masayoshi)

・最終学歴:星薬科大学薬学部薬学科 卒業・所属学会:日本化学療法学会、日本感染症学会、

日本骨粗鬆症学会・取得認定:日本薬剤師研修センター研修認定薬剤師、

日病薬病院薬学認定薬剤師、骨粗鬆症マネージャー

・担当業務:DI、院内製剤、ICT、PET、学生実習薬剤師研修

・担当病棟:A6病棟、外来透析・趣味/特技:音楽、料理

副主任 酒井 梨帆 (Sakai Riho)

・最終学歴:東京薬科大学薬学部薬学科 卒業・担当業務:リスクマネージャー・担当病棟:A4病棟・趣味/特技:寝ること、動物の動画をみること

主に医薬品の評価や資料作成を行っています。これからも患者様のために努力していく所存です。

『断固として進むペシミスト』をモットーに粉骨砕身、頑張ります!!!

患者さんにとって頼りになる薬剤師になれるよう頑張ります!

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岩本 淳平 (Iwamoto Junpei)

・最終学歴:星薬科大学薬学部薬学科 卒業・所属学会:日本東洋医学会、和漢医薬学会、

臨床腫瘍学会・担当業務:DI、外来化学療法・担当病棟:A5病棟・趣味/特技:サッカー観戦(レアルマドリード)、ゲーム

渡辺 智之 (Watanabe Tomoyuki)

・最終学歴:東京薬科大学薬学部薬学科 卒業・所属学会:日本医療薬学会、日本化学療法学会・担当業務:化学療法、薬品在庫管理・担当病棟:A5病棟、外来化学療法・趣味/特技:旅行、ホルン演奏

佐々木 喬哉 (Sasaki Takaya)

・最終学歴:横浜薬科大学薬学部薬学科 卒業・所属学会:日本くすりと糖尿病学会・担当業務:学生実習、薬剤師研修、糖尿病教室・担当病棟:B3、B4病棟・趣味/特技:バドミントン、音楽鑑賞、読書

患者さんから信頼され、職場の方々からも頼られるような薬剤師を目指して、日々頑張ります!

患者さんや他の医療者にとって、頼りになるように頑張りたいと思います。

2人目の佐々木です。患者さんを笑顔にするための努力は惜しみません!頑張ります。

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大森 那美 (Omori Tomomi)

曾根 麻里奈 (Sone Marina)

小俣 文香 (Omata Ayaka)

・最終学歴:帝京平成大学薬学部薬学科 卒業・担当業務:医療安全、ホームページ・担当病棟:A6病棟、外来透析・趣味/特技:漫画、体を動かすこと(水泳以外)

・最終学歴:星薬科大学薬学部薬学科 卒業・所属学会:日本医療薬学会、日本くすりと糖尿病学会、

日本糖尿病協会

・担当業務:学生実習、薬剤師研修、糖尿病教室・担当病棟:A6病棟、外来透析・趣味/特技:ライブ参戦、読書、釣り

バスケ観戦(川崎ブレイブサンダーズ)

・最終学歴:星薬科大学薬学部薬学科 卒業・所属学会:日本医療薬学会、日本老年薬学会・担当業務:医療安全・担当病棟:B3、B4病棟・趣味/特技:バイオリン、卓球

患者さんに寄り添えるよう、笑顔で頑張ります!

思考が変われば行動が変わる、行動が変われば人格が変わる、人格が変われば運命が変わる。頑張ります。

一期一会、関わらせて頂く患者さんのために自己研鑽に励みます。

Page 8: 薬剤部の理念と基本方針 · めに、患者様の立場に立った服薬指導と処方提案を通じて、ひとりひとりに適した 薬物治療を実践します。

杉山 央輔 (Sugiyama Yousuke)

山之内 花奈 (Yamanouchi Kana)

吉田 真由子 (Yoshida Mayuko)

・最終学歴:横浜薬科大学薬学部臨床薬学科 卒業・所属学会:日本医療薬学会・担当業務:DI関連・担当病棟:B1、B2病棟・趣味/特技:スポーツ、ゲーム

・最終学歴:昭和薬科大学薬学部薬学科 卒業・担当業務:医療安全管理・担当病棟:A4病棟・趣味/特技:水泳、焼肉

・最終学歴:昭和大学薬学部薬剤科 卒業・所属学会:日本医療薬学会・担当業務:ホームページ・担当病棟:A6病棟・趣味/特技:漫画、日本酒

患者さんとの信頼関係が築けるような薬剤師になるべく、日々励んでいきます。

責任感を持って仕事にあたります。

患者さんの身近な相談相手になれるよう日々頑張ります!

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恩川 彩 (Onkawa Aya)

・最終学歴:星薬科大学薬学部薬学科 卒業・所属学会:なし・担当病棟:B1,B2病棟・趣味/特技:和装、ゲーム、洋裁、手芸

薬のことならなんでも気軽に相談できる薬剤師を目指して、邁進したいと思います。

荒川 菜々恵 (Arakawa Nanae)

・最終学歴:昭和大学薬学部薬学科 卒業・所属学会:なし・担当病棟:B5病棟・趣味/特技:プロ野球観戦、弓道

碓井 美穂 (Usui Miho)

・最終学歴:昭和薬科大学薬学部薬学科卒業・所属学会:なし・担当病棟:A6病棟・趣味/特技:旅行 茶道

患者様から信頼される薬剤師を目指して、日々精進して参ります!

地域の患者様の笑顔と健康のために、撓まず屈せず頑張ります!

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本田 律子 (Honda Ritsuko)

・担当業務 :薬品在庫管理、発注、(躾)

・趣味/特技:映画鑑賞、レースを見に行くこと

事務関連だけでなく、 おやつの買い出しなど薬剤師の皆さんが気持ちよく仕事ができるよう、毎日奮闘中です。

石橋 慈子(Ishibashi Chikako)

・担当業務 :調剤補助

・趣味/特技 :音楽鑑賞

いつも笑顔で接することを心掛けています。

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◆業務紹介

▼内服調剤業務

薬剤の相互作用、用法用量、重複投与など処方内容を確認し、必要に応じて医師に問い合わせ後に調剤しています。

また、 一包化調剤で飲み間違いや飲み忘れを防ぐ工夫を行ったり、

錠剤が飲み込みにくい患者様には粉砕調剤して飲みやすくするなど、患者様に合わせた工夫を行っています。

▼注射調剤業務

注射薬では、投与量、配合変化、投与速度、投与方法などを検討し、 個々の入院患者様毎に個別に準備し、病棟へ搬送しています。

医療安全や院内感染対策から、抗悪性腫瘍薬や特別な栄養剤の点滴(高カロリー輸液)などは薬剤部で無菌調整をしています。

▼製剤業務

市販の薬剤だけでは治療が出来ない場合、患者様の症状や状態に合う薬剤を薬剤師が衛生的に調製しています。 病院内で審議し承認された薬剤が作られています。

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▼ おくすりお渡し・ おくすり相談窓口

外来患者様に、 検査薬、 医療材料(自己血糖測定器など)のお渡しを行っています。随時、自己血糖測定器やインスリン注射薬の使い方などの説明も行っています。

▼ 病棟薬剤業務

当院は2013年12月から全病棟に専任の薬剤師を配置し、入院中の患者様の薬歴管理・効果・副作用・相互作用のモニタリング、持参薬を含む全ての薬剤の管理を行っています。現在では急性期病棟だけでなく、 地域包括ケア病棟にも薬剤師を配置しています。

また検査値や患者様の状態から、正しく薬剤の効果が現れているか、副作用が現れていないかを確認し、 薬剤に関する情報を医師や看護師に提供しています。さらに、病棟に置いている薬剤がいつでも安全に使えるように管理することで、リスクマネージャーとしての役割も担っています。

▼ 薬剤管理指導業務

入院患者様の薬歴を管理し、患者様のベッドサイドに直接赴き、薬剤に関する説明や質問(薬効、用法用量、副作用、相互作用、注意事項など)にお答えしています。病棟でもより安全で、効果の高い薬物治療を提供するために、 薬剤に関する薬物治療の管理を行うのが私たち薬剤師の務めです。

Page 13: 薬剤部の理念と基本方針 · めに、患者様の立場に立った服薬指導と処方提案を通じて、ひとりひとりに適した 薬物治療を実践します。

▼院外薬局からのお問い合わせ対応院外薬局からの疑義照会は、当院では薬剤師が回答してよいと決められた内容であればその場で薬剤師が回答を行います。 確認が必要な内容であれば医師へ確認をし、対応しています。

また外来患者のポリファーマシー対策の一つとして、残薬が多い患者に関する疑義照会では、 残薬調整シートを用いた疑義照会を行なっています。薬が余っている理由等も把握し、 処方変更や削除等を医師に提案することで、 不必要な薬剤を処方しないよう努めております。

▼外来化学療法

日本人の2~3人に1人はがんに罹患する時代になりました。外来がん化学療法において副作用管理は患者様の生命予後の延長とQOLの維持に重要な役割を果たします。当院では、外来化学療法施行される患者様に対して薬剤師と看護師がそれぞれの立場から向き合っています。

▼母親学級

当院では、検診を受けられている妊婦の方を対象に、母親学級を行っています。薬剤部では、安心して出産を迎える為に、薬剤を使用するときの注意や、喫煙による胎児への影響についてお話ししています。

▼入院前面談

当院では、 手術目的で入院を予定している患者様を対象に、入院決定後に外来にて担当病棟の薬剤師が面談を行っています。その中で患者様の服用中の薬剤の内容や既往歴、ご自宅での普段の様子などを事前に伺い、 入院中のより安全で円滑な薬物治療の推進に役立てています。

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▼PET-CT業務 (18F-FDGの検定)

当院では、2008年1月より、PET-CTを導入しました。 PETとは、放射能を含む薬を用いる、核医学検査の一種です。放射性薬剤を体内に投与し、その分析を特殊なカメラでとらえて画像化します。薬剤部では、 安全に検査を行う為に検査に使用する薬剤(FDG)の品質検定を行っています。

▼血液浄化センター業務

当院では、2016年4月より血液浄化センターを新設し、 透析を行なっている患者様の受け入れを開始しました。薬剤部では患者様が安心して治療を受けることができるように、 院外の薬局と連携を取りながら、 薬剤の説明や処方の管理、医薬品の在庫管理を行なっています。

▼地域における他職種連携の取組み

当院では退院後の在宅薬物治療の向上を目指して、 患者様の病態や在宅環境に合わせた薬を入院中に処方設計しています。そのために入退院時のお薬手帳の活用やかかりつけ薬局と連絡を取りながら処方の適正化に取り組んでいます。 またかかりつけ薬局がない患者様に対しては薬局の紹介や訪問薬剤師の紹介及び情報提供なども行っています。

外来患者様に対しては残薬調整シートやトレーシングレポートを用いた処方の適正化に取り組んでいます。 さらに、 保険薬局の薬剤師や医師・看護師・ケアマネジャーなどの他職種の方々と共に相模原地域包括ケア研究会を開催して、多職種連携について取り組んでいます。

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◆保険薬局との関わり

●改正医薬品医療機器等法(薬機法)には「服用期間を通じた継続的な薬学的管理と患者支援」の義務化が明記されています。今後、地域包括システムの中で医療機関とかかりつけ薬局が服薬情報の一元的・継続的な管理を行う責任を果たすことが求められています。このような状況の中、当薬剤部では入院・外来を通じて継続的な薬学的管理を実践するため、かかりつけ薬局と協働で、入退院支援に関する患者ケアや情報共有のみならず、外来患者に対する患者ケアと情報共有にも力を入れています。具体的には、患者の待ち時間短縮を目的に保険薬局からの疑義照会を薬剤部で応需し、診療部とプロトコルを作成することで、変更調剤における問い合わせの負担軽減・効率化を行っています。また、外来薬物治療の質向上を目的に、保険薬局との勉強会を通じて作成した残薬調整シートやインスリン手技チェックシートの導入、院外処方箋への検査値印字、患者の同意を得た上で、疑義照会やトレーシングレポートを用いた患者情報と医師の治療方針等の双方向性の情報連携を行っています。今後さらに薬薬連携を進め外来患者の薬物治療支援を行っていくにあたり以下のツールを活用いただき疑義照会、トレーシングレポート作成にお役立てください。トレーシングレポートに関しても活用状況や医師の方針・指示等を返信させていただきます。なお、以下の書式に限らず各施設の書式をご使用いただいてもご対応いたします。

●残薬調整シート●トレーシングレポート●インスリン手技チェックシート●吸入器チェックシート●外来ケモレジメン

各シートなどを用いて情報共有

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◆ 研究と教育

▼新人教育・研修

新入職員は経験により異なりますが、約9ヶ月かけて薬剤部内の各部署の

研修を行います。それぞれの部署で先輩職員からの指導を受け、業務内容

を理解すると共に、薬剤師としての基本スキルを身につけます。

研修においては、各業務の習得度合いをチャックリストにて確認し、

足りない点を各自の教育担当薬剤師と相談しながら独り立ちを目指します。

また、定期的にチェックテストを行い、未習得な業務が無いようフォローアッ

プを行っています。

6ヶ月後には、調剤室・注射室において実務実習生を教えることを目標として

います。

▼2020年度新人研修内容

月 内容

4月 オリエンテーション、 内服・注射調剤研修、電話対応

5月 内服・注射調剤研修

6月 内服・注射鑑査研修

7月 内服・注射鑑査一人立ち

8月 病棟業務研修

9月 病棟研修(合間に調剤監査)

10月 病棟業務研修(最終調整)

11月 病棟業務一人立ち

12月 当直開始

1月 学会発表

2月 PET-CT検査薬検定

3月 1年間の総復習

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▼学生実習

2.5か月の実習をオリエンテーション・講義(1週間)、調剤(1週間)、 注射

(1週間)、 病棟(5週間)、 臨床研究(3週間)の5つのチームに分けて実施し

ています。学生は各病棟毎に分かれ、 ローテーションにより各部署を

回ります。

それぞれの担当薬剤師が学生へ指導を行い、SBOsを達成させます。

また各病棟責任者が毎週面談を行い、フォローアップとルーブリック評価を

行います。

現場では病棟薬剤業務と服薬管理指導業務の実習を中心としていますが、

学生が担当している患者の処方提案、処方監査、調剤、服薬指導、効果・

副作用モニタリングの一連の流れを連続的に学べるよう工夫を行っています。

また臨床研究には特に力を入れており、学生ごとに異なるテーマを持ち

薬剤師とのディスカッションを交えて研究を進めていきます。最終日には、研

究発表会を行っています。

▽ 学生実習受入実績

▽ 2020年度学生実習内容

H17 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28 H29 H30 H31

城西大学 1

昭和薬科大学 1 2 3 5 5 6 3 3

帝京大学 1

東北薬科大学 1

日本大学 2 3 3 1

星薬科大学 1 2 4 1 2 3 8 8 10 7 7 4 6 7

東京薬科大学 4 2 2 8 8 7

横浜薬科大学 2 1 1 1 1 1

帝京平成大学 3 3

週数 実働日数 日程 主なプログラム 集合研修(金曜14:00) 他部署・施設見学

A5チーム A6チーム B1,2チーム B3・4チーム 学生発表 講義

1

1

AM ガイダンス 180分病院薬剤師の業務説明、病棟決定(稲葉)研究テーマ説明(A5,A6,B病棟主任)薬剤師の役割と倫理規範PM 医薬品在庫管理(矢倉)60分

薬薬連携(古浜)120分症例解析

当院の退院患者のカルテ、オーダリング、薬剤管理指導記録を用いた症例報告日誌・週報について(大石)5分

1

AM POS演習(稲葉)180分基礎講義、模擬症例を用いた問題リスト、初期計画、経過記録、退院サマリ等の実践PM プレアボイド・副作用について(佐々木)120分

管理薬について(河野)90分リスクマネジメント(酒井)掃除について(本田)15分

3 A5病棟➀ A6病棟① B12病棟➀ B34病棟① 無菌調整・栄養(江口)

2 5 A5病棟➁ A6病棟② B12病棟➁ B34病棟② ○研究計画発表 リハビリテーション科、栄養科

3 5 A6病棟 B12病棟 B34病棟 A5病棟 TDM・感染症(大石) ICTラウンド、NSTラウンド

4 5 注射・透析 B34病棟 A5病棟 A6病棟 化学療法(岩本) ホットラボ室、糖尿病教室

5 5 B12病棟 A5病棟 A6病棟 注射・透析 A5 CRC講義 放射線科、検査部

6 5 B34病棟 A6病棟➂ 注射・透析 B12病棟 A6 グループ病院見学、外来化学療法

7 5 A5病棟➂ 注射・透析 B12病棟➂ B34病棟➂ B12 オペ室見学、母親学級

8 5 A5病棟④ A6病棟④ B12病棟④ B34病棟④ B34

9

3.5 研究

1.5

DI実習 3日間(13:00~16:00)1日目:添付文書・審査報告書・RMP等の

読み方、記載事項について2日目:同種同効薬の比較表作成3日目:同種同効薬の比較表作成

10 4研究

○研究経過報告 産婦人科病棟

11 5 ○研究発表 最終木曜日

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●2011年度“閉鎖式薬物混合システムの有用性に関する検討” 薬事新報No2677(2011) 編集・発行薬事新報社

●2012年度“学生主導による病院実務実習の導入と効果” 薬事新報No2735(2012) 編集・発行薬事新報社

“他職種協議による院内メディケーションエラーへの取り組み~医療安全管理室における薬剤部の役割~”神奈川県病院薬剤師会雑誌No.130,5-9,2012 編集・発行神奈川県病院薬剤師会

“他職種協議による院内メディケーションエラーへの取り組み”薬事新報No2753(2012) 編集・発行 薬事新報社

●2013年度

“医療安全の向上に資する病棟薬剤師業務の構築”神奈川県病院薬剤師会雑誌第45巻2号10-142013編集・発行神奈川県病院薬剤師会

“ウリナスタチン膣坐剤の調製と絨毛膜羊膜炎に伴う切迫早産に対する有用性”医薬ジャーナルVol50.No220142月号編集・発行医薬ジャーナル社

●2014年度

“入院患者の在院日数に対する病棟薬剤業務実施加算算定の影響”

日本病院薬剤師会雑誌第50巻6号733-7382014編集・発行日本病院薬剤師会

“中規模病院における薬剤師病棟常駐の有用性に関する研究(第1報)

~当院における薬剤師の病棟常駐に対する医師・看護師ニーズの探索”日本医療経営学会誌Vol.8(2014)No.137-43編集・発行日本医療経営学会

●2015年度

“薬剤師の情報提供に対する妊婦の服薬への心理的影響度の検証“Journal of Pharmaceutical Communication,Vol.13No.132-372015.

●2016年度

“薬剤師のためのPOS入門“ 日本POS医療学会雑誌,Vol20,No.1,127-130,2016.

“地域と病院でシームレスな医療を実現するための病院薬剤師の役割“

神奈川県病院学会誌第35号,47-50,2016.

●2017年度“POS勉強会のアンケート結果報告“ 日本POS医療学会雑誌,Vol21,No.1,133-136,2017.

“ジェネリック医薬品の普及に及ぼす各種環境因子の影響に関する研究“

ジェネリック研究Vol.11,No.1,39-48,2017.

“病院実習施設の情報収集におけるホームページの有用性に関する研究“

日本病院薬剤師会雑誌,Vol.53,No11,1382-1388,2017

●2018年度“地域包括ケア病棟常駐薬剤師からみた、診療情報連携”日本POS医療学会雑誌,Vol22,No.1,63-65,2018

“BSCを用いた地域包括ケアにおける薬剤部の事業戦略”医療バランスト・スコアカード研, Vol.15, No.1, 131-135, 2018.

▼業務実績

研修・研究の機会を通じて、 自己研鑚に励んでいます。

研究活動や学術発表を行うためのサポート体制が整っています。

▼論文・雑誌掲載(2020年4月現在)

Page 19: 薬剤部の理念と基本方針 · めに、患者様の立場に立った服薬指導と処方提案を通じて、ひとりひとりに適した 薬物治療を実践します。

【地域包括ケア病棟、介護病棟における薬剤師の役割】

・プロトコールに基づいた薬剤切り替えにおける病棟薬剤師の役割(第12回かながわ薬剤師学術大会2013)

・患者の薬剤管理能力の検討 (第14回かながわ薬剤師学術大会2015)

・地域包括ケア病棟における薬剤師の役割~業務変化とその評価~

(日本病院薬剤師会関東ブロック第45回学術大会シンポジウム2015)

・ 地域と病院でシームレスな医療を実現するための病院薬剤師の役割(病院学会神奈川部会シンポジウム2016)

・ 地域と病院とでシームレスな医療を実現するため入院・退院時に何をすべきか(日本病院薬剤師会関東

ブロック第46回学術大会シンポジウム2016)

・ 地域包括ケア病棟における薬剤師の役割 (第18回日本医療マネジメント学会学術総会2016)

・地域包括ケア病棟における多剤併用に対する薬剤師のかかわり(第15回かながわ薬剤師学術大会2016)

・地域包括ケア病棟における薬剤師の役割Vol.2 (日本医療薬学会第27回年会2017)

・地域包括ケア病棟におけるポリファーマシーへの取り組みに関する必要性の検討(第1回日本老年薬学会

学術大会2017)

・地域包括ケア病棟薬剤師のポリファーマシー介入による医薬品適正使用と医療経済効果の検討(第16回

かながわ薬剤師学術大会2017)

・介護病棟におけるポリファーマシーに対する薬剤師の実績(日本医療薬学会第28回年会2018)

・介護病棟における薬剤師常駐の効果(第3回日本老年薬学会学術大会2019)

・地域包括ケア病棟における服薬管理方法の判断基準と有用性の検討(第17回かながわ薬剤師学術大会2019)

・地域包括ケア病棟における服薬管理方法の判断基準と有用性の検討vol.2(日本医療薬学会第29回年会2019)

【外来診療支援における薬剤師の役割】

・ 院外処方箋における疑義照会の実態調査 ~当院薬剤部ですべき事とは~(第12回かながわ薬剤師学術大会2013)

・外来化学療法における薬剤師の関わり ~TS1を例とした現状調査と展望~(日本医療薬学会第24回年会2014)

・保険薬局からの疑義照会に対する薬剤部の介入効果(日本病院薬剤師会関東ブロック第45回学術大会2015)

・外来化学療法における副作用評価方法の検討 (第4回日本臨床腫瘍薬学会学術大会2015)

・ 保険薬局からの疑義照会に対する薬剤部の介入効果vol.2(日本病院薬剤師会関東ブロック第46回学術大会2016)

・癌化学療法における薬剤師と看護師の副作用モニタリングの差異 (第15回かながわ薬剤師学術大会2016)

・院外処方箋への検査値表示に対する検討vol.1~近隣薬局へのアンケート調査~(日本病院薬剤師会関東ブロック

第47回学術大会2017)

・保険薬局からの疑義照会に対する薬剤部の介入効果vol.3(日本病院薬剤師会関東ブロック第48回学術大会2018)

・ 保険薬局からの疑義照会に対する薬剤部の介入効果vol.4(日本病院薬剤師会関東ブロック第49回学術大会2019)

・院外処方箋への検査値印字に対する検討vol.2(第27回クリニカルファーマシーシンポジウム2019)

・保険薬局からの疑義照会に対する薬剤部の介入効果vol.5 ~トレーシングレポートが処方の適正化に与える効果~

(第18回かながわ薬剤師学術大会2020)

▼学会発表歴(2020年4月現在)

Page 20: 薬剤部の理念と基本方針 · めに、患者様の立場に立った服薬指導と処方提案を通じて、ひとりひとりに適した 薬物治療を実践します。

【医療安全】

・転倒・転落へのアセスメント薬剤師の視点から (第11回かながわ薬剤師学術大会2012)

・医療安全の向上に資する病棟薬剤師業務の構築 (日本病院薬剤師会関東ブロック第43回学術大会2013)

・病棟内薬剤関連インシデントの把握・早期対策構築が医療安全にもたらす効果(第13回かながわ薬剤師学術

大会2014)

・病棟常駐業務における薬剤関連インシデント軽減効果の検討(日本病院薬剤師会関東ブロック第44回学術

大会2014)

・リスクマップを用いた薬剤関連インシデントの原因分析 (第14回かながわ薬剤師学術大会2015)

・リスクマップを用いた薬剤関連インシデントの原因分析vol.2 (日本医療薬学会第26回年会2016)

・転倒・転落防止における薬剤師の関わりvol.1 (日本病院薬剤師会関東ブロック第47回学術大会2017)

・転倒・転落防止における薬剤師の関わりvol.2 (第20回日本医療マネジメント学会学術集会総会2018)

・当院の薬剤関連インシデント・アクシデント2年分を分析して見えてきたもの(日本病院薬剤師会関東ブロック

第48回学術大会2018)

・転倒・転落防止における薬剤師の関わりvol.3 (第17回かながわ薬剤師学術大会2019)

・転倒・転落防止における薬剤師の関わりvol.4 (第29回日本医療薬学会年会2019)

【漢方薬の安全性・有効性に関する研究】

・漢方製剤の使用量増加に伴う副作用報告の変遷 ~PMDAの情報をもとにした実態調査~(日本医療薬学会

第25回年会2015)

・漢方製剤の副作用調査におけるPMDAデータベースの有用性の検証 (日本東洋医学会神奈川県部会

2015)

・漢方製剤の副作用調査におけるPMDAデータベースの有用性の検証~肝・胆道系障害のリスク因子の探索

~(第67回日本東洋医学会学術総会2016)

・漢方製剤の副作用調査におけるPMDAデータベースの有用性の検証Vol.3~防風通聖散のリスク因子の探

索~(日本東洋医学会神奈川県部会2016)

・漢方製剤におけるPMDAデータベースの有用性の検証Vol.4~OTC漢方薬による副作用発現状況の調査~

(第68回日本東洋医学会学術総会2017)

・医療用漢方エキス製剤の服薬支援に関する研究vol.1~服薬コンプライアンス向上のために~

(第35回和漢医薬学会学術大会2018)

【 DI担当薬剤師の役割 】

・ 当院における医薬品情報共有システム確立のための取組み (第17回日本医薬品情報学会総会2014)

・ 後発医薬品採用に伴う医師への調査 (第18回日本医薬品情報学会総会2015)

・ 当院の副作用発生状況の把握と要因分析 (第19回日本医薬品情報学会総会2016)

・ 簡易副作用報告書を用いた効率的な副作用抽出 (第20回日本医薬品情報学会総会2017)

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【 患者QOL向上におけるPOSの有用性に関する研究】・神奈川県病院薬剤師会卒後研修会におけるアンケート報告 (第38回日本POS医療学会大会2016)

・地域包括ケア病棟常駐薬剤師からみた診療情報連携(第39回日本POS医療学会大会シンポジウム2017)

・POS薬剤研究会の研修会アンケート報告 (第39回日本POS医療学会大会2017)

・POS薬剤研究会の研修会アンケート報告 (日本病院薬剤師会関東ブロック第47回学術大会2017)

・病棟薬剤師教育におけるPOSを用いた症例報告の有用性の検証vol.1(日本病院薬剤師会関東ブロック第48

回学術大会2018)

・POS教育のこれからを考える~平成29年度POS薬剤研究会参加者アンケート結果より~(日本病院薬剤師会

関東ブロック第48回学術大会2018)

【 薬剤部門におけるBSCの有用性】

・BSCを用いた地域包括ケアにおける薬剤部の業務戦略~病院のBSCに沿った業務戦略の立案例~

(日本医療バランスト・スコアカード研究学会第1 5回学術総会2017)

・薬剤部門の業務構築におけるバランスト・スコアカードの有用性に関する考察 (第28回日本医療薬学会年会

2018)

【 透析業務における薬剤師の役割】

・薬剤師の透析カンファレンス参加が残薬調整にもたらす効果 (第11回日本腎臓病薬物療法学術集会2017)

・薬剤師によるCKD-MBD管理表を用いた処方提案効果(第63回日本透析医学会学術集会・総会2018)

・透析室専任薬剤師による残薬調整(第64回日本透析医学会学術集会2019)

・血液透析患者における血糖コントロールの現状(第8回くすりと糖尿病学会2019)

・透析室専任薬剤師による処方介入効果(第13回日本腎臓薬物療法学会学術集会2019)

【 院内感染対策における薬剤師の役割 】・当院における手術部位感染予防抗菌薬の使用状況 (第65回日本化学療法学会総会2017)

・当院の誤嚥性肺炎患者における抗菌薬適正使用の取り組み(第66回日本化学療法学術総会2018)

・小児抗菌薬適正使用加算の調査(第67回日本化学療法学会総会2019)

・肺炎球菌ワクチン接種推奨への病院薬剤師の関わり(第66回日本化学療法学会東日本支部総会2019)

【その他】

・当院における薬剤師の専門性 ~国家試験の分野別にプレアボイド報告件数を解析~(第14回かながわ薬剤師

学術大会2015)

・SMBG機器における患者ニーズの探索 (日本医療薬学会第27回年会2017)

・外科急性期病棟における在院日数の実態調査 (第16回かながわ薬剤師学術大会2017)

・当院におけるC型肝炎治療薬の使用成績 (第16回かながわ薬剤師学術大会2017)

・食欲不振と服用薬剤の関連性について (第16回かながわ薬剤師学術大会2017)

・服用薬剤と食欲不振に関する現状調査(第2回日本老年薬学会学術大会2018)

・当院産婦人科の入院前面談における現状と効果の検証①(第17回かながわ薬剤師学術大会2018)

・改定コアカリキュラム先行導入に伴う充実した実習の為の当院での8疾患の関わり(日本病院薬剤師会関東ブロック第49

回学術大会)

・周術期における術前高血糖患者の現状調査と今後の展望(日本病院薬剤師会関東ブロック第48回学術大会)

・周術期における術前高血糖患者の現状調査と今後の展望vol2(日本病院薬剤師会関東ブロック第49回学術大会)

Page 22: 薬剤部の理念と基本方針 · めに、患者様の立場に立った服薬指導と処方提案を通じて、ひとりひとりに適した 薬物治療を実践します。

“薬剤師のための放射線・アイソトープQ&A (導入編)”神奈川県病院薬剤師会会誌2011 No.127(p66-67)

“薬剤師のための放射線・アイソトープその2” 神奈川県病院薬剤師会会誌2011 No.128(p69-72)

“薬剤師のための放射線・アイソトープその3” 神奈川県病院薬剤師会会誌2011 No.129(p51-54)

“薬剤師のための放射線・アイソトープその4” 神奈川県病院薬剤師会会誌2011 No.130(p16-18

“院外処方箋に関する病院薬剤師の関わり“ 薬事新報,No2939,3,2016.

“地域包括ケア病棟への薬剤師常駐“ れんけい最前線2016年 春号 19-21

“地域と病院でシームレスな薬物治療を実現するために” こちらテイジンやくまる情報局,Vol.1,2017.

“薬剤師が地域包括ケア病棟に常駐する効果①退院後、在宅での薬物治療の質向上へ“医療経営CBnews management,2017. (https://www.cbnews.jp/news/entry/50572)

“薬剤師が地域包括ケア病棟に常駐する効果②職種間の情報連携が効率化のカギ医療経営CBnews management,2017. (https://www.cbnews.jp/news/entry/20170302112245

“地域ニーズ汲み取り地域包括ケア病棟を導入~システム確立に向け在宅医との信頼構築目指す~“Chemiphar WISELY,Vol.31,2-4,2017.

“退院後の生活”重視した医療で在宅における薬物治療の質向上をサポートChemiphar WISELY,Vol.32,2-4,2017.

▼書籍(共著/共同編集)

・ 疾患別薬剤管理指導ハンドブック(日本病院薬剤師会編):2004.1発行第2章:感染症, 結核症第3章:薬剤管理指導実例集(結核) エルゼビアジャパン

・ 病気と薬の説明ガイド(共著):薬剤編「結核症」Vol.57、増刊号(2006) 南山堂(株)

・ジェネリック医薬品導入ガイドブック2006.9 じほう(株)

・プレアボイド報告実例集22006.10 (社)神奈川県病院薬剤師会

・病気と薬パワーブック2012 (肺結核症) 南山堂(株)

・ 薬剤部門のマネジメント(日常業務とコスト管理) 日本医療企画(株)

▼その他(執筆/コラム等)

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社会福祉法人 ワゲン福祉会 総合相模更生病院

薬剤部 求人票

求人内容●募集内容求人数 : 2名 (新卒・既卒不問)

募集対象: 年齢不問

職種 : 薬剤師

求人理由 : 業務拡大に伴う増員及び欠員補充

●応募要項応募締切 : 2020年7月31日

必要書類 :履歴書(市販品可)、成績証明書、卒業見込み証明書

書類送付先 : 病院住所 薬剤部長宛

採用担当者: 薬剤部長 稲葉健二郎

(E-mail:[email protected]

*施設見学は 2020年2月1日より 随時受けつけております。

ご希望の方は採用担当者へメールまたはお電話にてご連絡ください

●採用試験試験期間 : 2020年4月1日~7月31日 (日程は要相談)

試験内容 : 書類選考、面接、適性試験、小論文

内定決定 : 2020年7月1日~随時

採用条件等

勤務時間 : 日勤8:30~17:15 (早出8:00~、残り番~18:15)

当直 : 2ヵ月に1回程度、17:00~翌9:00

祝日 : 休日当番勤務有

休日 : 週休2日制(日曜、祝日、指定休日)

休暇 : 夏季休暇4日間、年末年始休暇5日間、有給休暇10日(初年度)最大40日

新卒基本給 : 236,706円(経験者は要相談)

賞与 : 年2回1.3ヶ月/回 (2018年実績)

昇給 : 年1回

その他手当 : 通勤手当(全額)、時間外手当、当直・休日手当等

保育園併設

保険 : 健康、厚生、雇用、労災

定年 : 65歳

労働組合 : 有

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総合相模更生病院概要

代表者 : 病院長 松本豊

設立 : 昭和20年11月26日

病床数 : 一般225床(含地域包括ケア病棟44床)

診療科 : 内科、外科、産婦人科、小児科、整形外科、眼科、放射線科、皮膚科、

麻酔科、血液透析

常勤職員数 : 347人(2019年7月現在)

所在地 : 〒252-5225 神奈川県相模原市中央区小山3429番地最寄駅 : JR横浜

線相模原駅(徒歩1分)

TEL : 042-752-1808(代表)

URL : http://www.sagami-kouseibyouin.or.jp/

薬剤部概要

責任者 : 薬剤部長 稲葉健二郎

職員 : 薬剤師19名(男性10名、女性9名)、 事務員2名

~薬剤部からのメッセージ~

全病棟に薬剤師が常駐し病棟薬剤業務を行うとともに、

患者様への指導を通じて安全で安心な薬物治療の提供に努めています。

また日常業務の中から、 病院薬剤師のエビデンスを発信すべく、

臨床研究にも常に力を入れています。

忙しい職場ですが、 あなたの情熱を病院薬剤師業務に注いでみませんか?

まずは、見学にいらしてください。

病棟薬剤業務実施加算 2013年12月より算定薬剤管理指導料(退院指導料): 約500件

院外処方箋発行率 : 95.0%

院内採用品目数 : 約 920品目

後発医薬品使用率 : 約88% (2019年4月~9月実績平均)

出身大学

北海道大学(院)1名、東京薬科大学(院)1名、日本大学(院)1名、星薬科大学6名、

東京薬科大学2名、昭和大学2名、昭和薬科大学2名、北里大学1名、帝京平成大学1名、

横浜薬科大学2名、(順不同)

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薬剤部HP 編集:よしだ /協力:薬剤部スタッフ 2020年4月更新

病院にするか薬局にするかで就職活動を悩んでいた時、就活コンサルタントから当院を紹介され見学に行きました。その際、薬局との検査値勉強会に参加し、薬薬連携に力を入れていると感じました。また、学会参加や研究も積極に行っていると伺い、様々な経験を通じて成長できると考え入職を決めました。実際に働き始めて、勉強の毎日です。学んだことを患者様に還元できる薬剤師になれるよう、励んでまいります。(2020年度入職 荒川)

~ 2020年度入職 新人薬剤師からのメッセージ~

私たちは当院に入職したばかりで研修中の身ですが、日々少しでも病院業務に慣れるために努力を重ねています。私は薬局実習にて、在宅医療に関わることが多く、薬薬連携の大切さを感じ、地域医療を主とする当院への入職を希望しました。当院は先に述べたように病院内だけではなく、院外薬局や患者様の環境を考慮して医療を提供することを大切にしています。当院に入職して、まだ日が浅いですが、皆様のお力になれるよう日々精進して勤めていきたいです。(2020年度入職 碓井)

病院にするか薬局にするか就職先を悩んでいた際に、当院を見学し薬剤部内の雰囲気に惹かれ就職を決めました。病棟業務では、地域の患者様と関わっていく中で自分の知識を求められ非常に責任感もある一方、自分が介入することで少しずつ患者さんが元気になり、話してくれる様子を見たときには病棟薬剤師としてのやりがいを感じました。まだ未熟な部分も多く、日々勉強ですが上司や先輩に指導していただきながら、新人とも切磋琢磨していきたいです。(2019年度入職 吉田)

病院薬剤師になりたいと就職活動をしていた折に、学校経由で当院が募集を行っている旨の紹介を受けました。そして、見学の際に触れた薬剤部のあたたかい雰囲気や、地域で患者さんのための医療を提供できることと研究を通じて新しい見地を得て貢献することの両立ができることに魅かれてここで働きたいと思い、入職に至りました。入職してまだまだ分からないことだらけの身ですが、上司や先輩、同期に助けられながら、学ぶことの多いとても充実した日々を送っています。(2020年度入職 恩川)