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相場格言 解説レポート 講師 窪田 剛

解説レポート「予想の先に利益はない」! トレードとは確率のゲームともいえます。 株は予想するのではなく、仮説を立てて検証をして、確率

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相場格言解説レポート

講師 窪田 剛

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「予想の先に利益はない」!

トレードとは確率のゲームともいえます。

株は予想するのではなく、仮説を立てて検証をして、確率を上げて行く作業です。ここで言う予想とは、株の株価や方向性にあたりをつけて期待することです。為替や業績で株価や株の方向性を予想して期待をすることです。

逆に、予想とは違い、仮説という考え方があります。仮説は、自分の願いとは関係なく、どんなことが起こりうるか?ありえるケースを想定して準備をするための基本になる考えです。

トレードの場合は、「こうしたら勝つ可能性が高いのではないか?」という売買ルールの仮説を立てて、そのルールで何度も取引して、負けの金額が多ければ期待値マイナスのルールと判断し、勝ちの金額が多ければ期待値プラスのルールと捉えます。

そして勝ちの金額の多い、期待値プラスのルールを繰り返し実行していきます。ルールを作る時には、確率が平均化するであろう回数で少なくとも20回以上を考慮します。そして、その期待値プラスのルールを淡々と繰り返すことが理想です。似たケースでは、高い勝率を求めるケースがあります。

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一般的には勝つパーセンテージと負けるパーセンテージを引き合いに出して、勝率の大きいルールを表記するケースがあります。しかし、これは大きな落とし穴があります。勝率を求めるトレードは正しい戦略ではありません。

勝率99%ルールの場合、1回の利益が1万円で、例え99回勝って99万円の利益が出たとしても、負けが利益の99万円以上ある場合、例えば1回の損失が100万円以上ある場合はトータルで損失になります。そしてそれは資金を減らすルールになり、期待値マイナスのルースです。 勝率99%でも期待値マイナスのルールになります。

逆に、7回、8回と連続で負けて損失を出しても1回の負けの金額が小さく、1回の負けが1万円。8回連続負けてもマイナス8万円。そして残りの2、3回の利益が1回10万円あればトータルでプラスになり、資金はどんどん増えていきます。これは期待値プラスのルールです。

期待値プラスのルール作りとは、勝率に縛られず損を小さくし、利益を大きくして、トータルで利益を出すルールを作るということなのです。そして、その売買ルールは、株価をその世相に合った経済や為替で当てにいくものではありません。

予想するのではなく、期待値プラスのルールを検証し、見つけ出し、そのルールに沿って淡々と売買をしていくのです。株価を予想し始めると、ある地獄が待っています。

それは、「風が吹けば桶屋が儲かる」地獄です。

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現在ある株価が、どんな原因でその株価になったかは誰も立証できません。これが原因かも知れないという場合もあるかも知れませんがその要因だけでその株価になったということは特定できないのです。

こんな複雑な世の中で多くの人が影響する株価を予想することは専門家でも非常に困難であり、答えのない答え探しをする事になってしまいます。

なので、株価は当てにいくもの、予想するものではなく、どんな事でも起こり得ると考え、どんな状況の中でも損を小さくし、利益を大きくするルールを作り、そのルールを繰り返していくことのなのです。

「予想の先に利益はない」

あるのは風が吹けば桶屋が儲かる地獄だけ。

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!「ポジションは小さく持ちなさい」!

これは小さければ良いという訳ではなく、きっとあなたが思っている以上に、「本来持つべきポジションはそんなに大きくありませんよ」という教訓です。

株を始める人の自己資金は50万円、100万円、500万円など、人それぞれです。しかし多くの人がその資金を効率的に使いたいと思うあまりに、本来は、勝ち続けるために必要な資金のコントロールできる枠を大きく逸脱してしまい、大きな利益を得るという目的とは逆に、大きく資金を減らしてしまいます。

これはなぜかというと、株はあなたが思うほど早く上昇せず、あなたが思うより早く下落するからです。

あなたの好きなタイミングで思ったより早く強く上昇する株はあまり多くないので、そのチャンスを掴むためには、自分のタイミングに合う株を何度も何度もエントリーしないといけません。そして数は少ないが大きく上昇する株を掴まないといけません。

しかし、株はあなたが思った程上がらす、何度も下落をして多くの人の期待を裏切ります。その時にポジションを小さくもっていれば、損失を小さく抑えて利益を得るための軍資金を残すことができます。

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そして、本編のタイミングマスターで習う様に、何度も入っていれば、ある時上昇のタイミングを掴み、大きな利益を得ることができることでしょう。

しかし、ここで必要以上に大きなポジションを持つとどうなるか?

損失が5回、6回と続いた時にあなたの資金はあなたの期待する利益を得るには不十分な金額になってしまっている可能性があります。特典動画にもありますが、1回のトレードで損失して良い金額は総資金の2%以内です。それ以上の損失を繰り返すと、利益を増やす機会を失ってしまいます。

トレードとは、回転数によって複利の効果で資金を増やすゲームです。

「ポジションは小さく持ちなさい」

それはあなたが思う以上に。

さもないと利益を得る前に機会を失ってしまう。正しければいつでも増やせるのだから。

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!「次に何が起こるか知る必要はない」!

トレードにおいては、次に何が起こるかを知る必要はありません。

多くの人は、次に株価がどうなるのか?と、株を買う前からその株価の動きに非常に感心が強くなり、自分が買った後は株価が大きく上昇することを願い、過剰な妄想を膨らませます。

また逆に、少しの損失で不安や恐怖を感じたりします。その感情でポジションを持っていると、常に株価が気になり、日常生活に集中できなくなったり、場合によっては軽い鬱のような状態を感じたりする人もいます。

しかし、勝ち続けるトレーダーは、その様な人たちより、株価の上下に期待や不安を感じません。次に何が起こるかを知ろうとしないですし、知る必要がないと思っているからです。

利益の出ない売買を繰り返す多くの人が、エントリー前に利益になることだけを望んで、買った後のことをあまり考えないでエントリーをしたりします。そして、エントリーをしてから、次に何が起こるかを知ろうとしてその期待や不安から冷静なトレードを出来ずに、損失を拡大してしまいます。

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勝ち続けるトレーダーはエントリーする前から、買った後の事までを考えています。

株価がその後、どうなるか?ではなく、エントリーしてから、その後どうなったら、どうする?までを考えています。自分の保有している銘柄の情報や、今後株価がどうなるかなど知る必要はありません。

トレードはルール通りに淡々と行うものであり、株価の動きに影響があるかどうかも分からない情報を知ったところでトレードには何のプラスにもならない。あくまでトレードは株価の動きに合わせて、利食いやロスカットを行うものであり、この先何か起こるかを期待し、予想してトレードすることは無いのです。

余計な情報で予想することは、トレードに悪影響を及ぼすことになる。だから、買った後の株価に対して、次になにが起こるか知る必要がないと考え、期待や恐怖を感じることもなく、ただ作業だけをしていくイメージなのです。

勝ち続けるトレーダーは、買う前に「何が起こっても対応できる」準備をし、負け続けるトレーダーは、買った後に「次に何が起こるかを知ろうとする」だから、あなたは買う株に対して、何が起こってもいいように準備をすればいいのです。

「次に何が起こるか知る必要はない」

という事なのです。

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!「頭と尻尾はくれてやれ」!

有名な格言です。論理的には儲け損ねた利益を、誰もが食べ残す頭と尻尾の取るに足らない部分に例えている教訓です。

株の売買において、株価の底値と最高値を見極める事など、どんな優秀なトレーダーでも不可能であり、それを続けて行うことは不可能だと言われています。またトレーダーは、株価の底値や最高値を予測して、そのタイミングで株を売買することは基本的にはありません。むしろ、トレーダーであれば、色々なケースがありますが、底値を打って反発を確認した段階から、エントリーをします。だから、必ず尻尾は残すことがエントリーする条件だったりもします。

また、利益確定の部分でも、ココが最高値だろうと予想して決済することも、基本的にありません。逆に、そんな事をしたら、もっと伸びる株価、もっと伸びる可能性のある利益の機会損失を多くまねく事になるでしょう。

トレードにおける決済のポイントは、最初から仮説を立てた場所でルール通りに決済を行うか、トレーリングストップでどこまでもとことん利益を伸ばし、その株価が一旦天井を打って株価が下落し始めた事を確認して、利益確定決済をします。

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だから、必然的に頭もくれてやるのが、逆に多くのトレードで利益の最大化をする秘訣だったりもします。

なので、全ての銘柄、全てのトレードで完全な利益を出すことを目指すのではなく、株価が方向性を見いだしてからエントリーをし、ルール通り売買することを目指してください。その様なトレードがあなたの利益を安定させ、あなたの精神を安定させ、長きにわたって継続的に利益を出し続けることが出来るトレーダーになるのです。

「頭と尻尾はくれてやれ」とは、美味しい身の部分はしっかり食べ続けることを意味します。頭と尻尾に目をくらませて、美味しい身を食べ損ねない様にしてください。

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!「人の行く裏に道あり花の山」

代表的な格言のひとつ。相場というものは、群集心理で動きます。でも群集と同じ行動を取っていては上手くいかないと言うことを指しています。直接的な意味としては「儲けたければ、人とは違うことをしなさい」と言うことになりますが、実はこれはとても難しいことでもあったりもします。

例えば、株の情報は、知れば知る程に奥の深い、興味性の高い、知的好奇心をもそそられる情報があったりします。また、色々な雑誌で情報を仕入れて、株に関するニュースで色々な企業や社会経済の理解を深めたりすることも株の醍醐味の一つだったりします。そして、その様々な情報がいつしか自分の見解となり、意識の中に深く入っていきます。

これが興味深い内容であればあるほど、あなた以外の多数の人たちも共感して、多くの人で共有することになります。この情報や知識が多くの人の共有するところとなった時点で、その情報や知識は「人の行く道」になるのです。

そして、この格言は「人の行く道」には花はない。利益は無いと言っています。では、どうしたら「人の行く裏に道あり花の山」という格言の通り、裏を言って花の山を謳歌できるのでしょう。

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勝ち続けるトレーダーがどんな時にこの格言を活用するのでしょう。それは、それらの情報が広まっていることを確認し、多くの人たちにその情報が浸透したと感じた時点で、その逆の行動をすることが、「人の行く道の裏」と考えるのです。

1929 年のニューヨーク株式市場の大暴落の直前、アメリカは空前の株式ブームに沸いていました。ある日、ウォール街で投資家が靴磨きに行くと、靴磨きの少年が「旦那さん株はやっていますか?いまとても良い情報を持っているのですが。」と、ある銘柄を頼みもしないのに教えてきました。その時に、この投資家は、もう株もピークに達した。全ての株を売り払おう。と決心し、その後の暴落を逃れたという有名な話しがあります。

このように、普段は株の話しなどをしないサラリーマンや主婦、学生などが、株の話しをし始めたら、もうブームは終焉だと言います。皆が買いと思っているタイミングは天井圏であることが多く、皆が相場に絶望している時は安値圏となっていることが多いものです。

ここまで行かなくても、雑誌やインターネットで特定の業界や特定の銘柄において、同じようなケースも実際にあります。

そんな場面にでくわしたらそれはもう、「人の行く道」であり、「裏の花の山」ではないと覚えておきましょう。

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!「休むも相場」

相場にはある程度の期間で、上げたり下げたりするサイクルがあります。時間という軸に対して、数日の短い周期のサイクルもありますし、数ヶ月、数年という長い周期のサイクルもあります。

時にはサイクルのリズムが崩れて全く方向感が無く、閑散とする時などもあったりします。そして、そのサイクルに関しては人それぞれ、相場を張り易い、トレードがし易いと感じるサイクルのリズムもありますし、トレードがし難いと感じるサイクルのリズムの時もあります。

私たちトレーダーは、リズムが合うとか、合わないとかいう表現をしたりもします。

しかし、そもそもトレードはある一定の売買ルールに基づいて行うべきものであり、全ての相場、全ての時間軸に対して、常に最高のパフォーマンスを上げる魔法のルールなどは存在しないと知っています。

相場は、常に勝負して常に勝てるほど甘くは無いと知っています。トレードは年間を通してまんべんなくいつでも勝ちやすい地合が続くとは思ってはいないのです。

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むしろ、勝ちにくい難しい時期があることも知っています。だから、いかに難しいと感じるリズムの時にでも損失を大きくしないようにトレードをしていくかが大切であり、

逆に、リズムがいいな。利益が出し易いな。ルールが機能し易いな。という時期にしっかり大きな利益を確定していくことがとても大事だと知っていいます。

だから、大きな損をなるべくしないで、トータルで勝ち続けるには、勝てると思う時が来るまでじっと我慢して待つことも、とても大切なのです。そして、その休む方法、待つ方法も大きく分けて2つの方法があります。

一つは、その言葉の通り、休んでしまう。全くの売買をせずに相場から離れてしまうという方法があります。この方法のメリットは、完全に気分転換をする事によって、今まで狭くなってしまっていた視野が、急にひらけたり、心で何かわだかまっていた部分がスッキリ取れたりすることもあります。

なので、定期的にトレードから離れ、旅をしたり、趣味の世界に没頭する事もトレードで長く勝ち続ける一つの秘訣なのではとも思っています。

もう一つの方法は、完全に休むのではなく、極端に相場に張る金額を小さくするのです。誰でも上手くいかない時期はあるものです。勝ち続けるトレーダーでもそんな時期はあったりします。その時に、無理をしていつもの目標利益を狙って頑張るのではなく、エントリーする資金を極端に小さくして、それでもコツコツとトレードを続けるのです。

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そうすると、小さい資金だからこそ、見えない世界が見えてきたり、普段気がつかない事に気づいたり、プレッシャーなく、楽しくトレードが出来たりと色々な発見をすることがあったりします。

また、相場を張り続ける事によって、相場を監視している状態が続くので、今までやりにくかった相場のサイクルが変換してきて、やり易い相場になるのをいち早く知ることが出来たりもします。

すると、そういう行為にはしっかりプレゼントがあって、急に勝つ事が簡単に思えたり、利益を取り易いタイミングが続いたりすることもあるのです。

「休むも相場」とは、買いの時期はしっかり買い、売りの時期はしっかり売り、休む時期は、それも仕事だと思ってしっかり休む。リズムが合わない時には、投入する資金を減らして、それでも相場を感じ、楽しむ。そんな風に相場に向き合えば良いのです。

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!「相場のことは相場に聞け」!

相場を張る人、相場に情熱をかけて株を売買する人たちは、とても勉強熱心な人たちが多いと思っています。しかし、相場の世界が分かり始め、相場の世界が見え始めると、難しさを感じ、混乱に陥り始め、時には自信を無くしてしまうこともあります。

株の世界は様々な考え方や情報が満ちあふれています。そして、それらの情報で何が正しいのか?どの情報がより良いのかを多くの人が模索をしています。

ニュースから情報を得る人、雑誌や本、専門誌から情報や知識を得る人、証券会社の外務員や証券アナリストから情報を得る人、裏情報や有料会員情報から知識や情報を得る人、企業の財務情報を分析して株価を独自に予測する人。いったい何が正しくて、なにがより良いのか?

例えば、ニュースでこの会社の業績がうなぎ昇りです。という情報を仕入れたとしましょう。そして、直ぐに買っても、株価はどんどん下落していく。ニュースで業績が良いって言っていたのに!なぜだ?

例えば、有料裏情報を購入した。A社の株は爆上げと言っていた。しかし、A社の株は爆上げどころかジリジリ下がっていく。爆上げだと言っていたのに!なぜだ?

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例えば、B社の会社の財務諸表を世界的に有名な専門家が分析し業界トップクラスの優秀な企業だと分かった。しかし、B社の株は爆上げどころかジリジリ下がっていく。なぜだ?

株価の正当性など、どんなことからも知ることはできません。でも、たった一つ、実はあるのです。それは、「相場のことは相場に聞け」です。

どんな情報や知識より、相場の株価が一番正しいのです。他の何かを信じて、それに固執して相場を張るより、素直に、株価に従ってポジションを持ち、上がったら追い続ける。下がったら切る。ニュースや雑誌や専門家がどんなに信憑性のある理論を唱えても、所詮、株価そのものが一番正しく、どんなに財務諸表が良くても下がる株は下がることもある。それが真実なのです。

なので、どんな知識や情報よりも、相場でついている株価自体が一番正しく他の何かを妄信するのではなく、株が自分の仮説と違った方向に行った時には、抵抗せずに素直に負けを認め、その負けを糧に、新たな相場の声を聞けるように、株価をしっかり見ながら研究することが一番の正解なのです。

どんなに素晴らしい情報や知恵や知識も株価を当てることはできない。

「相場のことは相場に聞け」

それが相場で生き残る一番の近道なのです。