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英語コミュニケーション学科 2019年度「専門基礎演習B(秋学期)」 説明資料

英語コミュニケーション学科 2019年度「専門基礎演習B(秋学 …blog.tyg.jp/kyoumu/2019/06/13/pdf/EC_senmonkisoBsirabasu_2019aki.pdf · 区 分 専門ゼミ科目

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英語コミュニケーション学科

2019 年度「専門基礎演習 B(秋学期)」

説明資料

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分専門ゼミ科目

科目名

専門基礎演習 B [宮房]担当者

宮房 寿美子

開 講 期 間 秋学期

選 択 ・ 必 修 の 別 必修

配 当 年 次 2 年

単 位 数 2 単位

講義の目的・内容

この講義の分野はコミュニケーションです。このコースでは、アイデンティティとコミュニケーションのがどのように関連しているのかについて理解を深めます。そのために、1)アイデンティティとコミュニケーションについての基本的な理解を深め、2)分量のある英語で書かれた基礎的な文献を読み、内容を理解しながら読解力を身につけ、3)コミュニケーションに関するトピックを選び、それについて調べた内容を発表するスキルを身につけ、レポートを作成します。

※この演習の分野:コミュニケーション

1. 専門分野において英語で書かれた文献を読むための基礎力を養います。2. 3 年次以降のゼミへの準備として、基礎的なアカデミック・スキルを養います。3. 4 年次の卒業論文のために、論文の書き方の基本を実践的に学習します。

評価の方法・基準

点数評価とします。平常点(授業参加度、受講態度、提出物など)40%、レポート 30%、プレゼンテーション 30%この評価を基準として総合的に評価します。

評価基準:A:80~100 点、B:70~79 点、C:60~69 点、D:60 点未満 とする。

テキスト・

参考文献等

テキストは使用しません。授業中にプリントを配布して教材として使います。

参考文献:八島智子、大久保真弓 (2015) 『異文化コミュニケーション論:グローバル・マインドとローカル・アフェクト』松柏社山口祐之 (2013) 『コピペと言われないレポートの書き方教室: 3 つのステップ』新曜社アメリカ心理学会他 (2011) 『APA 論文作成マニュアル 第 2版』医学書院

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授 業 計 画

主題 概要 事前・事後学習

1 オリエンテーションとイントロダクション

授業の目的、内容、スケジュールについて シラバスを熟読する、論文1の一部を読む

2 アイデンティティとコミュニケーションとは何か

アイデンティティとコミュニケーションの理解論文 1の内容を理解する

論文 1の指定された部分を読み、次週までに内容が口頭でまとめられるようにする

3 アイデンティティの種類1、論文 1

国籍・性別・人種・民族の違いによるアイデンティティ論文の基本的な読み方

論文 1の全体的な内容を理解する

4 アイデンティティの種類2、論文・レポートの構成について

さまざまなアイデンティティの考え方、言語とアイデンティティ基本的なレポートの構成

論文 1を要約する

5 アイデンティティとコミュニケーションに関するトピックを検索する

興味のあるトピックを検索し、さまざまな文献を自分で探す関心のあることについて深く考えながら、関連する文献の一部を読む

興味のある文献を検索する

6 アイデンティティの種類3

個人的アイデンティティ、社会的アイデンティティ興味のある文献を探す

論文 2の一部を読む

7 論文 2 論文の読み方を学ぶ論文 2の内容を口頭で言えるようにまとめる

論文 2を理解する、興味のある文献を検索する

8 論文 2 論文 2の内容を深める、内容を整理する 発表およびレポート作成に向けて計画を立てそれぞれで準備を進める論文 2を要約する

9 基本的な発表の仕方、発表内容について考える

グローバル化とアイデンティティは関係があるだろうか?発表内容を考え、発表に必要な資料を作成する

発表およびレポート作成に向けて計画を立てそれぞれで準備を進める

10 論文 3発表内容についてまとめる

論文 3の一部を読み、内容を理解する発表内容について修正を加えて準備を進める

発表およびレポート作成に向けて計画を立てそれぞれで準備を進める

11 中間まとめ(発表) アイデンティティとコミュニケーションに関連するトピックについて調べたことをグループで発表する

自分自身および全員の発表を振り返り、改善点をまとめる

12 論文 3必要な資料やデータの収集、参考文献の基本

インターネットや書籍を利用して情報を集める論文を読みながら基本的な参考文献の記載方法について学ぶ

集めた情報を整理してまとめる論文 3を要約する

13 レポートの構成について考える

レポートを作成する際に役立つ表現 自分の選んだトピックについてアウトラインを作成する

14 レポートの準備・作成 今まで調べた文献や資料を文章にまとめる フィードバックなどを振り返り、レポートの作成を進める

15 レポートを完成させる 修正点を確認して、レポートを仕上げる レポートを完成させて、期日までに提出する

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分専門ゼミ科目

科目名

専門基礎演習 B [高尾]担当者

高尾 享幸

開 講 期 間 秋学期

選 択 ・ 必 修 の 別 必修

配 当 年 次 2 年

単 位 数 2 単位

講義の目的・内容

このコースは、英語コミュニケーション学科でのより専門的で主体的な学びを有意義に行えるように、そのための基礎技能を身につけ、伸ばすことをめざします。三年次からのゼミへの橋渡しになるようにしたい。

この目的のために、次のことを行います:1. 英語の意味や理解に関する研究に触れ、この分野での関心や成果の一端を学ぶ。2. 英語の意味や理解についての比較的基礎的な英語文献の一部を読み、内容を整理し理解する。3. 各自が興味を持てそうなトピックを選び、それについて調べ、レポートを作成する。

※この演習の分野:言語

1. 英語の意味や理解に関する主な研究成果を理解し、英語の意味や理解に関する知識を深める。2. 英語で書かれた文献を読んで、理解する基礎的なスキルを伸ばす。3. 自分で調査を行い、考えたことを文章にまとめる基本的方法と基礎的スキルを身につける。

評価の方法・基準

次の点にもとづいて評価を行います:1. 各回の授業にどれくらい前向きに取り組んだか。2. 授業内、授業外の課題をどこまで完成させたか。3. レポートをどの程度うまく作成できたか。

評価基準【A:80~100 B:70~79 C:60~69 D:60 未満】

テキスト・

参考文献等

教科書は使用しません。授業時にプリントを配布して教材として使います。

参考文献:松本曜編著 (2003)『認知意味論』大修館書店ディアドリ・ウィルスン、ティム・ウォートン (2009)『最新語用論入門 12 章』大修館書店

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授 業 計 画

主題 概要 事前・事後学習

1 オリエンテーションと導入

授業の目的・内容・進め方について、受講のルール

文献 A の指定箇所を読む

2 英語の意味と理解、論文とはどんなもの?

ことばの意味と発話の理解論文には何が書かれている?

文献 A の指定箇所を読む

3 語の意味と解釈文献講読 A

一つの語がどうしていくつも意味を持っているのだろう?共通文献を読んでみよう—文献の読み方の基本

文献 A の理解を確認する

4 文献を理解する論文・レポートの構成

共通文献の理解を深めよう—読んだ内容を整理する論文・レポートの構成のしかた

文献 A のアウトラインをまとめる

5 関心を持てそうなトピックを選ぶ

英語の意味や解釈に関わるさまざまなトピック自分の関心について考えてみる—トピックを探そう

選んだトピックを扱った文献を検索する

6 文の意味と解釈役に立つ文献を探す

能動文と受動文は同じことを指しているのに、どこか意味が違うのだろうか?役に立ちそうな文献を探す・文献を読むプランを立てる

文献 B の指定箇所を読む文献をプランに沿って少しずつ読んでいく

7 文献講読 B 共通文献を読んでみよう—文献の読み方を学ぶ主要な文献を読み、内容をまとめる

文献をプランに沿って少しずつ読んでいく

8 文献講読 B 共通文献の理解を深めよう—読んだ内容を整理する複数の見解を比較し、整理する

文献をプランに沿って少しずつ読んでいく

9 発話の理解発表内容の構成を考える

言外の意味はどのようにして理解されるのだろう?発表内容の構成を立てる、発表資料を作成する

発表内容を組み立て、資料を作成する

10 文献講読 C 共通文献を読んでみよう—文献の読み方を学ぶ共通文献の理解を深めよう—読んだ内容を整理する

発表内容を組み立て、資料を作成する

11 中間発表 選んだトピックについて調べたことをグループで発表する

発表を振り返り、改善点を整理する

12 データを集める・データを分析する

インターネットやコーパスを使ってデータを集めるデータが何を示しているかを考える

データを集め、整理する

13 レポートでの表現を学ぶ、アウトラインの作成

レポートでの役立つ表現を学ぶレポートのアウトラインを作成し、執筆を開始する

アウトラインに沿ってレポートを書き進める

14 レポートの作成 アウトラインに沿ってレポートを作成する アウトラインに沿ってレポートを書き進める

15 レポートの仕上げ レポートの草稿を修正し、レポートを仕上げていく

レポートを仕上げ、提出する

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分専門ゼミ科目

科目名

専門基礎演習 B [小林]担当者

小林 広直

開 講 期 間 秋学期

選 択 ・ 必 修 の 別 必修

配 当 年 次 2 年

単 位 数 2 単位

講義の目的・内容

※目的この演習は、「英語コミュニケーション学科」における、より専門的な学習を自主的に行えるようになるべく、英語で書かれた文学作品の精読の方法と、レポートの書き方の基礎技能を身につけることを目指す。

※内容 (上記の目的のために、次のことを行う)1. 【読解】ジェイムズ・ジョイスの短篇「痛ましい事件」を、既訳を参考にしながら英語原文で精読し、英語読解力および日本語訳の仕方を学ぶ2. 【リサーチ・発表】作品の背景にある文化や歴史に関するリサーチを各自行い、個人またはグループでの発表を行う。比較的基礎的な英語論文を部分的に読み、内容理解を深める。3. 【分析・論文化】文学作品を分析したレポートを完成させる(A4 で3枚のレポートを出してもらう)。

※ただし、上記の内容は受講者の関心や希望によって変更の可能性あり

※この演習の分野:文学

1. 英語で書かれた文学作品の精読の方法を習得する2. 作品理解を深めるためのリサーチ・スキルを身につける3. 単なる感想文ではなく、文学作品を分析したレポートが書けるようになる

評価の方法・基準

①授業への参加度 30%②発表(個人またはグループ) 20%③レポート(A4 で3枚、約 3300 字程度) 50%

【A:80~100 B:70~79 C:60~69 D:60 未満】

テキスト・

参考文献等

必要に応じてプリントを配布する

【参考文献】ジェイムズ・ジョイス『ダブリンの人びと』米本義孝訳、ちくま文庫、2008 年結城英雄『ジョイスを読む 二十世紀最大の言葉の魔術師』集英社新書、2004 年金井嘉彦・吉川信編著『ジョイスの罠―『ダブリナーズ』に嵌る方法』言叢社、2016 年

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授 業 計 画

主題 概要 事前・事後学習

1 オリエンテーション 授業の目的・内容・進め方についてアンケートを実施し、受講者の希望を聞く

「痛ましい事件」の指定範囲を読む

2 テキスト精読① 「痛ましい事件」の指定範囲を精読する(目安としては1回につき約 60 行)主人公ジェイムズ・ダフィーはどのような人

物か

「痛ましい事件」の指定範囲を読む

3 テキスト精読② 「痛ましい事件」の指定範囲を精読する(目安としては1回につき約 60 行)

シニコウ夫人との出会いと交際はどのようなものか

「痛ましい事件」の指定範囲を読む

4 テキスト精読③ 「痛ましい事件」の指定範囲を精読する(目安としては1回につき約 60 行)なぜ二人は別れなければならなかったのか

「痛ましい事件」の指定範囲を読む

5 テキスト精読④ 「痛ましい事件」の指定範囲を精読する(目安としては1回につき約 60 行)4年の月日の経過、新聞記事「痛ましい事件」

「痛ましい事件」の指定範囲を読む

6 テキスト精読⑤ 「痛ましい事件」の指定範囲を精読する(目安としては1回につき約 60 行)ダフィーは新聞記事を読んでどう思ったか

「痛ましい事件」の指定範囲を読む

7 これまでのまとめ テキストの精読によって得られた感想を元に、この作品についてクラス全体、あるいはグループで議論をする(①主題②文体/書き方③主人公の人物造形について)

事前:「痛ましい事件」をもう一度読み返す事後:「痛ましい事件」で自分の興味を引いたトピックを見つける

8 レポート作成のためのトピック探し・リサーチの仕方

「痛ましい事件」において受講者各自の関心を引いた箇所を討議し、第12回の学生発表のためのリサーチを開始する

事後:リサーチの開始

9 文献講読① 「痛ましい事件」について書かれた日本語文献を読む。各自気になった点をクラス全体、あるいはグループで議論する。

事前:文献①を読んでくる事後:文献②を読んでくる

10 文献講読② 「痛ましい事件」について書かれた英語文献の一部を読む。英語の解説を行い、各自気になった点をクラス全体、あるいはグループで議論する。

事前:文献②を読んでくる事後:文献③を読んでくる

11 文献講読③ 「痛ましい事件」について書かれた英語文献の一部を読む。英語の解説を行い、各自気になった点をクラス全体、あるいはグループで議論する。

事前:文献③を読んでくる事後:発表の準備を始める

12 学生発表① 作品の背景にあるトピック(第8回で選んだもの)について、各自、あるいは各グループで発表する

発表の準備

13 学生発表② 作品の背景にあるトピック(第8回で選んだもの)について、各自、あるいは各グループで発表する

発表の準備

14 レポートの作成 レポート作成の注意点を学ぶ。アウトラインの書き方、序論と結論の書き方を学ぶ

レポートの作成を始める

15 レポートの仕上げ レポートの草稿を修正し、完成させる レポートを仕上げ、提出する

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分専門ゼミ科目

科目名

専門基礎演習 B [坂本]担当者

坂本 ひとみ

開 講 期 間 秋学期

選 択 ・ 必 修 の 別 必修

配 当 年 次 2 年

単 位 数 2 単位

講義の目的・内容

この科目は、英語コミュニケーション学科でのより専門的で主体的な学びを有意義に行えるように、そのための基礎技能を身につけ、伸ばすことを目指します。

この目的のために、次のことを行います。1.小学校英語教育の意義や課題に関する研究に触れ、この分野での成果の一端を学ぶ。2.子どもの英語教育について書かれた、比較的基礎的な英語文献を部分的に読み合い、内容を整理して理解する。3.各自が興味を持てそうなトピックを選び、それについて調べ、レポートを作成する。

※この演習の分野 : 教育

1.小学校英語教育の意義や課題に関する主要な研究成果について学び、その分野の基礎的な知識を得る。2.英語で書かれた文献を読んで、理解する基礎的なスキルを伸ばす。3.教材研究として、平易な英語の物語をたくさん読み、音読練習をし、子どもに向けて英語絵本の読み聞かせをする力をつける。4.自分で調査を行い、調べて考えたことを文章にまとめる基本的方法と基礎的なスキルを身につける。

評価の方法・基準

次の点に基づいて評価を行います:

1.各回の授業にどれくらい前向きに取り組んだか。2.授業内、授業外の課題への取り組み。3.レポートがどれくらいうまく作成できたか。

評価基準【A:80~100 B:70~79 C:60~69 D:60 未満】

テキスト・

参考文献等

テキスト: 『学びをつなぐ小学校外国語教育の CLIL 実践』 笹島茂・山野有紀編著、三修社

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授 業 計 画

主題 概要 事前・事後学習

1 オリエンテーションと導

授業の目的・内容・進め方について、受講のルール 次回の授業で扱うテキス

トの章と、その内容に関す

る論文を読んでくる。

2 外国語活動の目的と目標 外国語活動の必修化の経緯と目的、理念を理解し、学習指

導要領を読み、外国語活動の目標についてまとめてみる。

教材研究として、子どもたちの自己尊重感を高める英語絵

本を扱う。

次回の授業で扱うテキス

トの章と、その内容に関す

る論文を読んでくる。

3 諸外国の小学校外国語教

育―共通点と相違点ー

主にアジアとヨーロッパの小学校で行われている外国語

教育について理解し、CLIL(Content and Language

Integrated Learning)についても学ぶ。教材研究として、

オノマトペを多用した小さい子どもむけの英語絵本を扱

う。それをドラマ仕立てにする手法についても体験する。

次回の授業で扱うテキス

トの章と、その内容に関す

る論文を読んでくる。

4 母語修得と第二言語習得 母語修得研究と第二言語習得研究の最前線について学び、

脳科学や臨界期仮説についても理解する。教材研究とし

て、子どもの人権をテーマとした英語絵本を扱う。

次回の授業で扱うテキス

トの章と、その内容に関す

る論文を読んでくる。

5 発達心理学と児童英語教

第二言語使用不安(Language anxiety)など、コミュニケ

ーションを阻む学習者要因について理解する。教材研究と

して、平和をテーマとした英語絵本を扱う。

次回の授業で扱うテキス

トの章と、その内容に関す

る論文を読んでくる。

6 国際理解教育および異文

化間コミュニケーション

ユネスコの教育勧告から始まる国際理解教育について理

解し、21 世紀には ESD というアンブレラタームが使われ

るようになった経緯を知る。教材研究として、環境をテー

マにした英語のやさしい文章と英語絵本を読む。

次回の授業で扱う英語論

文を読んでくる。

7 Incorporating ESD into

EFL Classes

21 世紀型スキルを学習者に身につけさせることをめざし

た英語授業について考える。教材研究として、ベトナム難

民をテーマとした英語絵本を扱う。

次回の授業で扱うテキス

トの章と、その内容に関す

る論文を読んでくる。

8 指導者の役割 小学校の外国語活動のメインティーチャーは担任教諭で

あり、他教科も教えている強みをいかした英語レッスンプ

ランを作成できることを理解し、CLIL レッスンプランを

自分たちも作成してみる。

次回の授業で扱うテキス

トの章と、その内容に関す

る論文を読んでくる。

9 指導目標・年間指導計画

の立て方

学習指導要領に書かれた外国語活動の目標、国際理解教育

の目標、地域で求められていることなども入れ込んだ指導

案について考える。教材研究として、オリンピック・パラ

リンピックに関する英文を読む。

次回の授業で扱うテキス

トの章と、その内容に関す

る論文を読んでくる。

10 言語材料と4技能の指導 学習指導要領の改訂に伴い、扱う言語材料も増加した。ま

た、「聞く」「話す」のみでなく、「読む」「書く」の指導も

必要になるので、そのための指導法を理解する。教材研究

は、子どもの想像力を育む物語を英語で読み、ドラマ仕立

てにしてみる。

次回の授業で扱うテキス

トの章と、その内容に関す

る論文を読んでくる。

11 具体的な外国語教授法 Communicative Language Teaching, Natural Approach,

CBI, CLIL, Task-based Learning, Total Physical

Response などについて学ぶ。教材研究として、生き物を

テーマとした英語絵本を読む。

次回の授業で扱うテキス

トの章と、その内容に関す

る論文を読んでくる。

12 評価のあり方、進め方 望ましい評価のあり方について考え、評価法について学

ぶ。最近、注目されているパフォーマンス評価やポートフ

ォリオ評価についても理解する。教材研究は、アンデルセ

ンの The Emperor's New Clothes を英語紙芝居にしたも

のを読み、メディア・リテラシーについて考える。

レポート作成のためのデ

ータを集め、整理する。

13 アメリカからのインター

ンを招いて、アメリカの

歴史と文化について学

ぶ。

Thanksgiving Day に関する英文を読み、アメリカ人講師

によるプレゼンテーションを聞いて、アメリカの歴史と文

化について学ぶ。

レポートのアウトライン

を用意してくる。

14 レポートのアウトライン

に沿って、執筆を始める。

レポート作成に役立つ表現や構成について学ぶ。アウトラ

インを作成し、執筆を開始する。

各自、レポートを書き進め

る。

15 レポートの仕上げと授業

の振り返り。

レポートの草稿を修正し、レポートを仕上げていく。 レポートを完成させて提

出する。

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分専門ゼミ科目

科目名

専門基礎演習 B [津村]担当者

津村 敏雄

開 講 期 間 秋学期

選 択 ・ 必 修 の 別 必修

配 当 年 次 2 年

単 位 数 2 単位

講義の目的・内容

・学校教育および英語教育に関する文献などを用いてアカデミック・リーディングのトレーニングを行う。・学校教育および英語教育に関する新聞やテレビなどのニュースや学校を舞台としたドラマや映画などを教材に用いてグループワークによるアカデミック・ディカッションのトレーニングを行う。・学校教育および英語教育をテーマとするレポートの作成に向けてアカデミック・ライティングのトレーニングを行う。

※この演習の分野:教育

・アカデミック・リーディングの基本を理解して実践することができる。・アカデミック・ディカッションの基本を理解して実践することができる。・アカデミック・ライティングの基本を理解して実践することができる。・上記の基本的なアカデミック・スキルズを有機的に活用してレポートを作成することができる。

評価の方法・基準

【評価方法】授業内活動(20%)、課題(30%)、期末レポート(50%)により総合的に評価する

【評価基準】A: 80~100 点 B:70~79 点 C:60~69 点 D:60 点未満

テキスト・

参考文献等

【テキスト】石黒圭『論文・レポートの基本』(日本実業出版社) ISBN: 9784534049278

【参考文献】文部科学省『中学校学習指導要領解説 外国語編』文部科学省『高等学校学習指導要領解説 外国語編』

その他、授業で適宜紹介する

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授 業 計 画

主題 概要 事前・事後学習

1オリエンテーション,はじ

めに

授業計画・評価方法,アカデミックとは何か 事前学習: シラバスを確認する。

事後学習: 授業内容を復習する。

2アカデミック・スキルズと

は何か

レポートのスタイル

アカデミック・リーディング、アカデミック・ディカッション、ア

カデミック・ライティングとは何か

アカデミック・ライティング演習①: レポートのスタイル、段落

(パラグラフ)の構造(主題文と支持文)

事前学習: レポートのスタイルを調べてまとめ

る。

事後学習: 授業内容を復習する。

3資料Ⅰ(文献)その1

テーマの決め方

資料Ⅰの文献を読んで概要を個人でまとめた後、グループワークに

よるディカッションを行う。

アカデミック・ライティング演習②: テーマの決め方、段落構成の

諸相(意見サポート型「結論・理由」)

事前学習: 前時の授業内容を復習する。

事後学習: 授業内容を復習する。

【課題】資料Ⅰと関連する別の文献を調べて概

要をまとめる。

4資料Ⅰ(文献)その2

参考文献の探し方

資料Ⅰと関連する別の文献を読んで概要を個人でまとめた後、グル

ープワークによるディカッションを行う。

アカデミック・ライティング演習③: 参考文献の探し方、段落構成

の諸相(意見サポート型「分析」)

事前学習: 資料Ⅰと関連する別の文献を調べて

概要をまとめる。

事後学習: 授業内容を復習する。

【課題】資料Ⅰと関連するさらに別の文献を調

べて概要をまとめる。

5資料Ⅱ(新聞記事)その1

引用の方法

資料Ⅱの新聞記事を読んで概要を読んで概要を個人でまとめた後、

グループワークによるディカッションを行う。

アカデミック・ライティング演習④: 引用の方法、段落構成の諸相

(意見サポート型「理論・証明」)

事前学習: 学校教育および英語教育に関する新

聞記事を調べて概要をまとめる。

事後学習: 授業内容を復習する。

【課題】資料Ⅱと関連する別の新聞記事を調べ

て概要をまとめる。

6資料Ⅱ(新聞記事)その2

データの収集

資料Ⅱと関連する別の新聞記事を読んで概要を個人でまとめた後、

グループワークによるディカッションを行う。

アカデミック・ライティング演習⑤: データの収集、段落構成の諸

相(列挙比較型「比較・論争」)

事前学習: 資料Ⅱと関連する別の新聞記事を調

べて概要をまとめる。

事後学習: 授業内容を復習する。

【課題】資料Ⅱと関連するさらに別の新聞記事

を調べて概要をまとめる。

7資料Ⅲ(ドラマ・映画)そ

の1

図表の作成

資料Ⅲのドラマ・映画を鑑賞して概要を個人でまとめた後、グルー

プワークによるディカッションを行う。

アカデミック・ライティング演習⑥: 図表の作成、段落構成の諸相

(列挙比較型「分類.・指示」)

事前学習: 学校を舞台としたドラマ・映画を調

べて概要をまとめる。

事後学習: 授業内容を復習する。

【課題】資料Ⅲと関連する別のドラマを調べて

概要をまとめる。

8資料Ⅲ(ドラマ・映画)そ

の2

参考文献リストの作成

資料Ⅲと関連する別のドラマ・映画を鑑賞して概要を個人でまとめ

た後、グループワークによるディカッションを行う。

アカデミック・ライティング演習⑦: 参考文献リストの作成、段落

構成の諸相(順序直線型「歴史・過程」)

事前学習: 資料Ⅲと関連する別のドラマ・映画

を調べて概要をまとめる。

事後学習: 授業内容を復習する。

【課題】資料Ⅲと関連するさらに別のドラマを

調べて概要をまとめる。中間発表の準備を行う。

9前半のまとめと振り返り・

中間発表(期末レポートの

テーマ紹介)

前半のまとめと振り返りを行うとともに、期末レポートの中間発表

(テーマ紹介)を行う

事前学習: 中間発表の準備を行う。

事後学習: 授業内容を復習する。

10資料Ⅳ(文献)その1 資料Ⅳを読んで概要を個人でまとめた後、グループワークによるデ

ィカッションを行う。

事前学習: 中間発表の準備を行う。

事後学習: 授業内容を復習する。

【課題】資料Ⅳと関連する別の文献を調べて概

要をまとめる。

11資料Ⅳ(文献)その2

草稿

資料Ⅳと関連する別の文献を読んで概要を個人でまとめた後、グル

ープワークによるディカッションを行う。

アカデミック・ライティング演習⑧: 草稿、段落構成の諸相(順序

直線型「因果」)

事前学習: 資料Ⅳと関連する別の文献を調べて

概要をまとめる。

事後学習: 授業内容を復習する。

【課題】資料Ⅳと関連するさらに別の文献を調

べて概要をまとめる。

12資料Ⅴ(新聞記事)その1

草稿(予備)

資料Ⅴの新聞記事を読んで概要を個人でまとめた後、グループワー

クによるディカッションを行う。

アカデミック・ライティング演習⑨: 草稿(予備)、段落構成の諸

相(説明型「定義・説明」)

事前学習: 学校教育および英語教育に関する新

聞記事について調べて概要をまとめる。

事後学習: 授業内容を復習する。

【課題】資料Ⅴと関連する別の新聞記事を調べ

て概要をまとめる。

13資料Ⅴ(新聞記事)その2

校正

資料Ⅴと関連する別の新聞記事を読んで概要を個人でまとめた後、

グループワークによるディカッションを行う。

アカデミック・ライティング演習⑩: 校正、段落構成の諸相(説明

型「統計」)

事前学習: 資料Ⅴと関連する別の新聞記事を探

して概要をまとめる。

事後学習: 授業内容を復習する。

【課題】資料Ⅴと関連するさらに別の新聞記事

を調べて概要をまとめる。

14期末レポートの仕上げと

発表の準備

期末レポートの原稿を仕上げるとともに、パワーポイントの作成な

ど個人発表の準備を行う。

事前学習: 期末レポートの原稿を仕上げる。

事後学習: 授業内容を復習する。

【課題】 期末レポート

15後半のまとめと振り返り、

個人発表と期末レポート

の提出

後半のまとめと振り返りを行うとともに、期末レポートの個人発表

を行う。

事前学習: 期末レポートを完成させるととも

に、個人発表の準備を行う。

事後学習: 授業内容の復習を行う。