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港則法関係書類作成の手引き (阪神港大阪区、堺泉北区) 令和2年4月 監修 大阪海上保安監部航行安全課

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港則法関係書類作成の手引き

(阪神港大阪区、堺泉北区)

令和2年4月

監修 大阪海上保安監部航行安全課

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目 次

第 1 港則法

1 概説 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1

2 適用港、特定港 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1

3 港の区域 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2

4 特定港における規制等 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4

第 2 阪神港大阪区及び堺泉北区の状況

1 概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5

2 港区 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7

3 岸壁区分の標準 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8

4 大阪区の岸壁区分 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9

5 堺泉北区の岸壁区分 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・21

6 航路 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・32

7 航行管制水路 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・34

第 3 一般的注意事項等

1 窓口事務取扱時間 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・37

2 許可に係る審査基準及び処理時間 ・・・・・・・・・・・・・・37

3 書類作成の留意事項 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・37

4 ファックスによる受付 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・38

5 電子申請 Sea-NACCS による受付 ・・・・・・・・・・・・・・・38

6 許可書等の取扱い ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・39

第 4 入出港、停泊等

1 入出港届 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・40

2 入出港届省略許可 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・42

3 停泊場所指定願 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・43

4 係留施設使用届 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・45

5 移動許可 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・47

6 修繕届、係船届 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・48

第 5 危険物荷役等

1 危険物積載船舶に対する港長の指揮 ・・・・・・・・・・・・・49

2 危険物の種類 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・49

3 危険物積載船舶の停泊場所指定 ・・・・・・・・・・・・・・・52

4 危険物荷役許可 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・55

5 危険物運搬許可 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・59

6 危険物荷役、運搬包括許可 ・・・・・・・・・・・・・・・・・60

7 危険物専用岸壁承認願 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・62

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第 6 工事、作業、行事

1 工事作業許可 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・68

2 申請書記入要領 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・72

3 磁気探査、警戒船配備等 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・78

4 行事許可 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・83

第 7 進水、いかだ運行等

1 進水届、入出きょ届 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・86

2 竹木材水上荷卸、いかだ運行、いかだ係留許可 ・・・・・・・・87

3 えい航の制限 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・88

4 私設信号使用許可 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・89

5 航行管制 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・90

6 船舶交通の制限 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・92

第 8 その他

1 異常気象等発生時の船舶交通の制限 ・・・・・・・・・・・・・94

2 入出港届記載事項証明申請書 ・・・・・・・・・・・・・・・・95

3 阪神港大阪区及び堺泉北区の進路信号 ・・・・・・・・・・・・96

第 9 様式編

1 入出港届 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・99

2 入出港届省略許可申請 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・100

3 錨地・停泊場所指定願、移動・危険物荷役許可申請 ・・・・・102

4 係留施設使用届 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・104

5 係留施設使用届省略許可申請 ・・・・・・・・・・・・・・・106

6 修繕・係船届 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・108

7 危険物運搬許可申請書 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・110

8 私設信号使用許可申請書 ・・・・・・・・・・・・・・・・・112

9 (工事・作業又は行事)許可申請書 ・・・・・・・・・・・・114

10 進水・入出渠届 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・116

11 竹林材水上荷卸・筏運行・係留許可申請書 ・・・・・・・・・118

12 内容一部変更届・許可申請書 ・・・・・・・・・・・・・・・120

13 許容量を超える火薬等の荷役にかかる事前協議事項

(荷役計画協議検討書) ・・・・・・・・・・・・・・・・・121

14 港内工事・作業内容変更許可申請書 ・・・・・・・・・・・・122

15 港内工事・作業完了届 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・123

16 えい航許可申請書 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・124

17 入出航予定報告書 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・125

18 引火性危険物積載タンカーへの接近・接舷許可申請書 ・・・・126

19 潮位計算書 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・128

20 入出港届記載事項証明申請書 ・・・・・・・・・・・・・・・129

21 航泊禁止区域内航行許可申請書 ・・・・・・・・・・・・・・130

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22 FAX送信票 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・131

第 10 資料編

1 港則法施行規則の危険物の種類を定める告示

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・133

2 Sea-NACCS 申請時の留意事項 ・・・・・・・・・・・・・・・・138

3 許可等に係る審査基準及び標準処理期間 ・・・・・・・・・・143

4 引火性危険物積載タンカーへの接近、接舷の制限 ・・・・・・146

5 大阪港台風等災害防止措置実施要領・・・・・・・・・・・・・148

6 窓口申請時の留意事項と主な港内のルール ・・・・・・・・・154

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第 1 港 則 法

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- 1 -

1 概 説

港則法(資料編参照)は、港内における船舶交通の安全及び港内の整理整とんを図るこ

とを目的に、昭和 23 年7月 15 日法律第 174 号として制定されました。

海上交通ルールを定めた法律は、他に海上衝突予防法、海上交通安全法がありますが、

港則法は海上衝突予防法の特別法として、港内の狭い水域に特別のルールを設け、船舶交

通という公共の秩序を維持する行政警察法規で、港内の海上交通取締り法規でもあること

から罰則規定もありますので、十分ご注意下さい。

同法には、次のような事項が定められております。

(1)船舶の入出港及び停泊に関すること。

(2)航路及び航法に関すること。

(3)危険物の荷役及び運搬に関すること。

(4)水路の保全に関すること。

(5)灯火、信号及び私設信号に関すること。

(6)工事・作業等に関すること。

(7)船舶交通の制限に関すること。

2 適用港、特定港

港則法の適用港は、同法第2条に基づき政令で定められており、平成 30 年 11 月1日現

在、全国で 500 港ありますが、このうち、きっ水の深い船舶や外国船舶が常時入出港する

港を「特定港」と定めており、これは全国で 87 港あります。

特定港においては、国の執行機関として港長を配置して、法の目的を達成するために届

出の受理、停泊場所の指定、危険物荷役や工事作業の許可等の事務を行っています。

大阪府下の適用港は、阪神港(大阪区、堺泉北区)、阪南港、泉州港及び深日港の4港で、

その区域は次表のとおりです。

適用港のうち阪神港、阪南港、泉州港が特定港となっています。

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- 2 -

3 港の区域

阪神港(大阪区・堺泉北区)

大阪区及び堺泉北区

大阪北港北灯台(北緯 34 度 40 分 24 秒東経 135 度 24 分 9 秒)から 10 度

2,760 メートルの地点から 214 度 7,000 メートルの地点まで引いた線、同地点

から 218 度 30 分 4,750 メートルの地点まで引いた線、同地点から 151 度 30

分 420 メートルの地点まで引いた線、同地点から 214 度 5,990 メートルの地

点まで引いた線、同地点から 130 度に引いた線及び陸岸により囲まれた海面、

左門殿川辰巳橋及び中島川中島出来島橋各下流の大阪市の区域内の河川水面、

東経 135 度 27 分 38 秒の線から下流の大和川水面、神崎川城島橋、淀川伝法

大橋、正蓮寺川水門、六軒家川春日出橋、旧淀川船津橋及び端建蔵橋、尻無川

岩松橋、木津川大浪橋、住吉川住之江大橋、内川放水路古川橋並びに内川堅川

橋各下流の河川水面並びに島屋北入堀、桜島入堀、安治川内港、三十間堀川、

天保山運河、大正内港、福町堀、三軒家川及び木津川運河の各水面

(参考)大阪区と堺泉北区との区界線 大阪南防波堤灯台から 239 度 30 分

6,660メートルの地点から 90度 10,220メートルまで引いた線及び同地点から

大和川の港界線の中央点まで引いた線

阪南港

阪南港岸和田新東防波堤灯台(北緯 34 度 29 分 24 秒東経 135 度 22 分 11

秒)から 45 度 2,070 メートルの地点から 310 度 3,000 メートルの地点まで

引いた線、同地点から 206 度 7,200 メートルの地点まで引いた線、同地点から

227 度 3,340 メートルの地点まで引いた線、同地点から 150 度 2,000 メート

ルの地点まで引いた線、同地点から 223 度 1,250 メートルの地点まで引いた

線、同地点から 133 度に引いた線及び陸岸により囲まれた海面並びに大津川楯

並橋、春木川新春木橋、津田川岸見橋、近木川永久橋、見出川最下流床止えん

堤及び佐野川臨海橋各下流の河川水面

泉州港

阪南港泉佐野沖防波堤灯台(北緯 34 度 26 分 9 秒東経 135 度 19 分 4 秒)

から 277 度 6,290 メートルの地点から 321 度 200 メートルの地点まで引いた

線、同地点から 51 度 1,140 メートルの地点まで引いた線、同地点から 141 度

1,950 メートルの地点まで引いた線、同地点から 231 度 5,170 メートルの地点

まで引いた線、同地点から 321 度 500 メートルの地点まで引いた線、同地点か

ら 51 度に陸岸まで引いた線及び陸岸により囲まれた海面

深日港

豊国埼(北緯 34 度 19 分 24 秒東経 135 度 6 分 56 秒)から 0 度に引いた

線、長埼から 270 度に引いた線及び陸岸により囲まれた海面並びに大川尾和橋

及び東川落合橋各下流の河川水面

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- 3 -

辰巳橋

城島橋伝法大橋

中島出来島橋

端建蔵橋

船津橋

正蓮寺川水門

区界線

港界線

堺泉北区

大阪区

岩松橋

大浪橋

大阪北港北灯台 春日出橋

内川放水路古川橋

内川堅川橋

住之江大橋

| | | | | | | | | | || | | | | |1000 500 0 1000 2000 3000 4000

| |

大阪南港南防波堤灯台

堺航路

堺信号所

堺水路

阪神港(大阪区・堺泉北区)

1区

2区

3区

7区

鶴浜地区咲洲

舞洲

夢洲

193度

112度720m

北港口防波堤

大阪北港口防波堤灯台

166度30分(A)

南防波堤

大阪南防波堤灯台

大阪北港南防波堤灯台

舞洲南西端

191度千舟橋

100度1,110m

231度30分(B)

東側南港大橋

かもめ大橋

南港北防波堤

大阪南港北防波堤灯台

南港南防波堤大阪大和川北防波堤灯台

90度10,220m 大和川の港界線の中央点

1区 2区

3区

4区5区

6区

(C)

6区

4区

5区

堺泉北大和川南防波堤北灯台

堺泉北大和川南防波堤南灯台

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- 4 -

4 特定港における規制等

港長は、特定港においては次のような規制を行い、港内における船舶動静の把握、危険

物積載船舶の指揮監督等を行い、港内における船舶交通の安全及び整理整とんを図ってお

ります。

(1)許可

・港内移動(法7条)

・危険物の荷役、運搬(法第 23 条)

・私設信号の設定(法第 29 条)

・工事・作業(法第 31 条)

・行事(法第 32 条)

・竹木材の水上荷卸、いかだ運行、いかだ係留(法第 34 条)

(2)命令、指揮

・びょう地の指定(法第5条第2項)

・係留施設の使用の制限、禁止(法第5条第6項)

・修繕、係船に対する措置(法第8条)

・船舶に対する移動命令(法第 10 条)

・停泊の制限(法第 11 条、規則第6条、第 30 条)

・危険物積載船舶に対する措置(法第 21 条、第 22 条)

・水路保全の措置(法第 24 条)

・工事作業等の許可に対する措置(法第 31 条第2項)

・漁ろうの制限(法第 35 条)

・灯火の制限(法第 36 条)

・喫煙等の禁止(法第 37 条)

・船舶交通等の制限(法第 38 条、第 39 条)

・原子力船に対する規制(法第 40 条)

・えい航の制限(規則第9条、第 31 条)

・港長が提供する情報の聴取(法第 41 条)

・航法の遵守及び危険の防止のための勧告((法第 42 条)

(3)届出

・入出港届(法第4条、規則第1条)

・係留施設の使用届(法第5条第5項、規則第4条第4項)

・移動の届(法第7条第2項)

・修繕、係船の届(法第8条)

・海難発生時の報告(法第 25 条)

・進水、入出きょ届(法第 33 条)

・管制水路航行予定時刻の通報(法第 38 条第2項)

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第 2 阪神港大阪区

及び堺泉北区の状況

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- 5 -

1 概 要

平成 19 年 12 月1日に大阪港(大阪区、堺泉北区)と神戸港及び尼崎

西宮芦屋港が阪神港に統一され、従来の大阪港は阪神港大阪区と阪神港

堺泉北区となっています。

大阪区及び堺泉北区は、大阪市、堺市、高石市及び泉大津市の沿岸約

26km の地先の海面約 14,000 を港区として定めており、北側は兵庫県

の阪神港尼崎西宮芦屋区と接し、南側は阪南港に接しています。

港則法に係る各種の事務は大阪区については大阪海上保安監部航行安

全課が、堺泉北区については堺海上保安署がそれぞれ分担しています。

阪神港大阪区の全景

大阪区

尼崎西宮芦屋区

堺泉北区

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- 6 -

阪神港堺泉北区の全景

堺泉北区

阪南港

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- 7 -

2 港 区

阪神港大阪区及び堺泉北区は、「阪神港大阪区及び堺泉北区区域図

(P-3)」のとおりであり、この区域を大阪区第一区~第六区、堺泉

北区第一区~第七区の 13 の港区(航路を除く。)に区分しており、そ

れぞれ停泊すべき船舶が定められています。 特に、危険物積載船舶は

防波堤の内側(大阪区第五区及び堺泉北区第六区、第七区を除いた海

域)では係留施設に係留する場合のほかは、びょう泊できませんのでご

注意ください。

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- 8 -

3 岸壁区分の標準

港長は、次の標準により港内の総ての係留施設に対して、A、B、C

1、C2、Dの岸壁区分をしており、この区分により危険物の荷役許容

量を定めています。

岸壁区分 標 準

A 岸 壁

旅客船を係留するバース及びその付近のバース

観光客の雑とうするバース

船舶が極めてふくそうしている場所の付近のバース

市街地に極めて近接しているバース

(距離の標準としては、100m程度以下)

B 岸 壁 A・C1・C2・D以外のバース

(市街地からの距離の標準としては 300m程度)

C1岸 壁

港湾法上の保安港区に指定されたバース

市街地から相当離れている閑散な場所にあるバース

(距離の標準としては 500m程度以上)

C2岸 壁 コンテナ専用岸壁

D 岸 壁 港長が適当と認める危険物専用岸壁

国際フェリーターミナル(手前)と築港地区

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- 9 -

4 大阪区の岸壁区分

阪神港大阪区における主な係留施設及びびょう地並びにそのコード番

号は、次のとおりです。

なお、Sea-NACCS 入力時は、

府省共通ポータル

(https://bbs.naccscenter.com/naccs/dfw/web/)

バースコード一覧

(https://bbs.naccscenter.com/naccs/dfw/web/system/code/berth-

sode.html#osaka)

を参照してください。

岸壁区分 施設コード 施設名

A OB01C B岸壁(B1)

A OE07C E岸壁(E7)

A OF01C フェリー埠頭(F1)

A OF02C フェリー埠頭(F2)

A OF03C フェリー埠頭(F3)

A OF04C フェリー埠頭(F4)

A OF05C フェリー埠頭(F5)

A OF06C フェリー埠頭(F6)

A OH84C 梅町物揚場(コード設定のない場所)

A OK02C K岸壁(K2)

A OKF1C 国際フェリー岸壁(KF1)

A OKF2C 国際フェリー岸壁(KF2)

A OKFAC 国際フェリー岸壁(KF1A)

A OKFBC 国際フェリー岸壁(KF1B)

A OM11C 住友セメント岸壁

A OM13C 日新製鋼桜島スチールセンター岸壁

A OM21C 安治川右岸(水門から上流)、(コード設定のない場所)

A OM22C 安治川右岸(水門から下流)、(コード設定のない場所)

A OM23C 安治川左岸(水門から上流)、(コード設定のない場所)

A ON21C 尻無川右岸(水門から上流)、(コード設定のない場所)

A ON22C 尻無川右岸(水門から下流)、(コード設定のない場所)

A ON23C 尻無川左岸(水門から上流)、(コード設定のない場所)

A ON24C 尻無川左岸(水門から下流)、(コード設定のない場所)

A OP21C 木津川右岸(水門から上流)

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- 10 -

A OP22C 木津川左岸(水門から上流)

A OQ71C 正蓮寺川右岸(コード設定のない場所)

A OR05C コスモフェリーターミナル

A OS11C 大阪南港鉄鋼流通(協)

A OT01C 鶴浜岸壁

A OT11C 鶴浜南岸壁

A OU14C 中島川出来島大橋から700mの地点の間の左岸

A OU15C 神崎川城島橋から300mの地点の間の神崎川岸壁

A OW01C 中央突堤北岸壁

A OW03C 天保山岸壁

A OW13C 安治川突堤基部岸壁

A OW15C 桜島岸壁(W15)

A OW31C 梅町東岸壁(W31)

A OW33C 梅町東岸壁(W33)

A OW3AC 天保山西岸壁(WA1)

A OW3BC 天保山西岸壁(WA2)

A OW5AC 天保山東岸壁

A OW93C 安治川突堤南岸壁(W13A)

A OW94C 安治川突堤西岸壁(W13B)

A OW95C 安治川突堤北岸壁(W13C)

A OX01C 千船橋以北の天保山運河

A OX02C 北海岸通船だまり

A OX03C 南海岸通船だまり

A OX04C 南港船だまり

A OX05C 桜島入堀

A OX07C 千船橋以南の天保山運河

A OX16C 鶴町大運橋から近江産業岸壁の間(大正内港)

A OX18C 福町入堀内鶴町全岸壁

A OX23C 中央突堤先端物揚場

A OX24C 中央突堤南岸基部物揚場

A OX25C 高野堀物揚場1

A OYHTC 北港ヨットハーバー

A OZA1C オズ岸壁(A)

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- 11 -

A OZA2C オズ岸壁(B)

A OZP1C オズ岸壁(P1)

A OZP2C オズ岸壁(P2)

岸壁種別 施設コード 施設名

B OW10C 第1号岸壁(W10)

B OA07C A岸壁(A7)

B OA08C A岸壁(A8)

B OB02C B岸壁(B2)

B OC07C 南港C7岸壁

B OC09C 南港C9岸壁

B OE06C E岸壁(E6)

B OF07C F7 岸壁

B OF08C F8 岸壁

B OHS4C 北港白津岸壁(HS4)

B OHS5C 北港白津岸壁(HS5)

B OHS6C 北港白津岸壁(HS6)

B OI09C I岸壁(I9)

B OK01C K岸壁(K1)

B OM02C 宝船埠頭

B OM04C 三昭岸壁

B OM06C 浪速埠頭岸壁

B OM07C 富士興業岸壁

B OM08C 中尾商店岸壁

B OM09C 春日出物揚岸壁

B OM12C 秋津冷蔵岸壁

B OM31C 春日出橋から住友化学工業大阪工場の間

B OM33C 南安治川物揚場(水門から安治川突堤東端)

B OM34C 安治川内南物揚場

B OM55C 住友化学春日出

B ON01C ダイゾー岸壁(N-1)

B ON03C 谷川運輸倉庫岸壁

B ON05C 杤木協鉄輸送第2号岸壁(N5)

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- 12 -

B ON07C 杤木協鉄輸送第2号岸壁(N7)

B ON09C 杉村倉庫福崎岸壁

B ON51C 杤木協鉄運輸

B OO12C ドルフィン第12号

B OO13C ドルフィン第13号

B OO14C ドルフィン第14号

B OO15C ドルフィン第15号

B OO16C ドルフィン第16号

B OO28C ドルフィン第28号

B OP18C 日本セメント P-18

B OP31C 三軒家川全岸壁

B OP32C 木津川右岸(木津川水門から千本松渡)、(コード設定のない場所)

B OP33C 木津川左岸(木津川水門から千本松渡)、(コード設定のない場所)

B OP34C 大阪造船(木津川)

B OP52C 大同燃料株式会社平尾油槽所岸壁

B OQ01C 大阪ガス酉島ベンゾール岸壁

B OQ03C 大阪ガス酉島原料油岸壁

B OQ05C 大阪ガス酉島副産物岸壁

B OQ07C 大阪ガス酉島製造所原料炭岸壁

B OQ09C 住友商事スチールセンター岸壁

B OQ10C 住友金属第2号岸壁

B OQ11C 住友商事常吉桟橋

B OQ12C 住友金属第1号岸壁

B OSU1C 桜島浮さん橋(OSU1:桟橋下流側の陸側部分)

B OSU2C 桜島浮さん橋(OSU2:桟橋上流側の陸側部分)

B OSU3C 桜島浮さん橋(OSU1:桟橋下流側の海側部分)

B OSU4C 桜島浮さん橋(OSU2:桟橋上流側の海側部分)

B OT02C 大阪築港運輸岸壁

B OT03C 大山運輸岸壁

B OV01C 危険物船待機バース1番

B OV02C 危険物船待機バース2番

B OV03C 危険物船待機バース3番

B OV04C 危険物船待機バース4番

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- 13 -

B OV05C 危険物船待機バース5番

B OV20C 第20番浮標・第21番浮標

B OV22C 第22番C浮標

B OV93C 第22番D浮標

B OV94C 第22番E浮標

B OW06C 第1号岸壁(W6)

B OW07C 安治川第1号岸壁

B OW08C 第1号岸壁(W8)

B OW09C サイロ岸壁

B OW11C 安治川第2号岸壁

B OW12C 第1号岸壁(W12)

B OW14C 第2号岸壁(W14)

B OW16C 第2号岸壁(W16)

B OW17C 桜島岸壁(W17)

B OW19C 桜島岸壁(W19)

B OW38C 第8号岸壁(W38)

B OW40C 第8号岸壁(W40)

B OW42C 第8号岸壁(W42)

B OW46C 第10号岸壁(W46)

B OW48C 第10号岸壁(W48)

B OW50C 第10号岸壁(W50)

B OW52C 第10号岸壁(W52)

B OW54C 第10号岸壁(W54)

B OW56C 第11号岸壁(W56)

B OW58C 第11号岸壁(W58)

B OW59C 常吉岸壁(W59)

B OW60C 第11号岸壁(W60)

B OW61C 常吉岸壁(W61)

B OW63C 常吉岸壁(W63)

B OW65C 常吉岸壁(W65)

B OW70C 大正第1突堤北岸壁(W70)

B OW72C 大正第1突堤北岸壁(W72)

B OW74C 大正第1突堤北岸壁(W74)

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- 14 -

B OW76C 大正第1突堤北岸壁(W76)

B OW78C 大正第1突堤北岸壁(W78)

B OW7BC 安治川第1号岸壁

B OW80C 大正第1突堤西岸壁

B OW82C 大正第1突堤南岸壁

B OW96C 安治川第2号岸壁(W11B)

B OW9BC 安治川第3号岸壁(W9B)

B OX06C 島屋北入堀住友金属 岸壁第2号

B OX08C 第1突堤内堀

B OX09C 港湾局船だまり

B OX10C 川西倉庫岸壁

B OX12C 辰巳商会3突岸壁

B OX13C 第3突堤内堀

B OX14C 大正第2突堤から大運橋の間

B OX15C 出光興産大阪油槽所から高圧化学工業に至る鶴町東側岸壁

B OX17C 港湾局機械工場岸壁

B OX98C 鶴浜通船溜

B OZ01C 大浪運輸倉庫岸壁

B OZ03C 大阪水産運輸鶴町営業所岸壁

B OZ07C 住友大阪セメント大阪工場岸壁

B OZ09C 三星海運倉庫岸壁

B OZ21C 市原商店鶴町倉庫岸壁

B OZ23C 久保田鉄工恩加島工場岸壁

B OZ24C 宮内油業木津川油槽所岸壁

B OZ25C 津田鋼材木津川岸壁

B OZ26C 住友物産木津川倉庫岸壁

B OZ27C 十全商会岸壁

B W11BC 安治川第2号岸壁

岸壁種別 施設コード 施設名

C1 OA01C A岸壁(A1)

C1 OA02C A岸壁(A2)

C1 OA03C A岸壁(A3)

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- 15 -

C1 OA04C A岸壁(A4)

C1 OA05C A岸壁(A5)

C1 OA06C A岸壁(A6)

C1 OB03C B岸壁(B3)

C1 OB04C B岸壁(B4)

C1 OC01C 南港コンテナ埠頭第1号岸壁

C1 OC02C 南港コンテナ埠頭第2号岸壁

C1 OC03C 南港コンテナ埠頭第3号岸壁

C1 OC04C 南港コンテナ埠頭第4号岸壁

C1 OC06C 南港C6岸壁

C1 OC10C 夢州C10岸壁

C1 OC11C 夢州C11岸壁

C1 OC12C 夢州C12岸壁

C1 OD01C D岸壁(D1)

C1 OD02C D岸壁(D2)

C1 OD03C D岸壁(D3)

C1 OD04C D岸壁(D4)

C1 OD05C D岸壁(D5)

C1 OD11C 大阪沖埋立処分場揚陸岸壁第1バース

C1 OD12C 大阪沖埋立処分場揚陸岸壁第2バース

C1 OD13C 大阪沖埋立処分場揚陸岸壁第3バース

C1 OD14C 大阪沖埋立処分場揚陸岸壁第4バース

C1 OE01C E岸壁(E1)

C1 OE02C E岸壁(E2)

C1 OE03C E岸壁(E3)

C1 OE04C E岸壁(E4)

C1 OE05C E岸壁(E5)

C1 OG01C G岸壁(G1)

C1 OG02C G岸壁(G2)

C1 OG03C G岸壁(G3)

C1 OG04C G岸壁(G4)

C1 OG05C G岸壁(G5)

C1 OG06C G岸壁(G6)

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C1 OG07C G岸壁(G7)

C1 OG08C G岸壁(G8)

C1 OH12C 辰巳商会梅町作業所岸壁

C1 OH14C 阪和興業桜島鉄鋼センター岸壁

C1 OH21C 辰巳商会北港浜岸壁

C1 OH22C 大阪耐火煉瓦北港倉庫岸壁

C1 OH23C 共同容器岸壁

C1 OH24C 加藤精油岸壁

C1 OH26C 海上保安庁大阪浮標基地

C1 OH28C 大同燃料桜島油槽所西岸壁

C1 OHS1C 北港白津岸壁(HS1)

C1 OHS2C 北港白津岸壁(HS2)

C1 OHS3C 北港白津岸壁(HS3)

C1 OI01C I岸壁(I1)

C1 OI02C I岸壁(I2)

C1 OI03C I岸壁(I3)

C1 OI04C I岸壁(I4)

C1 OI05C I岸壁(I5)

C1 OI06C I岸壁(I6)

C1 OI07C I岸壁(I7)

C1 OI08C I岸壁(I8)

C1 OI10C I岸壁(I10)

C1 OJ01C J岸壁(J1)

C1 OJ02C J岸壁(J2)

C1 OJ03C J岸壁(J3)

C1 OJ04C J岸壁(J4)

C1 OJ05C J岸壁(J5)

C1 OK11C 中国木材大阪南港岸壁

C1 OL01C ライナー埠頭(L1)

C1 OL02C ライナー埠頭(L2)

C1 OL03C ライナー埠頭(L3)

C1 OL04C ライナー埠頭(L4)

C1 OL05C ライナー埠頭(L5)

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C1 OL06C ライナー埠頭(L6)

C1 OL07C ライナー埠頭(L7)

C1 OM41C 島屋南入堀南端から関西化成品輸送の間

C1 OP01C 中山製鋼岸壁西本岸壁

C1 OP03C 中山製鋼製品発送岸壁

C1 OP07C 中山製鋼岸壁鉄鉱石水揚場

C1 OP09C 中山製鋼岸壁石炭水揚場

C1 OP10C ヤマハ関西修理岸壁

C1 OP11C 中山製鋼剣先積場岸壁

C1 OP12C サノヤス船渠岸壁

C1 OP20C 南海化学大阪物流センター

C1 OP41C 関西環境開発岸壁

C1 OP42C 敷津運河

C1 OP48C 三井造船藤永田造船所岸壁

C1 OQ08C 大阪ガス北港工場石炭岸壁

C1 OQ21C 西脇生コン北港工場岸壁

C1 OQ22C 大阪市環境事業局北港事務所岸壁

C1 OQ61C 大阪ガス北港東桟橋

C1 OR01C R岸壁(R1)

C1 OR02C R岸壁(R2)

C1 OR03C R岸壁(R3)

C1 OR04C R岸壁(R4)

C1 OS01C 川鉄大阪サービスセンター岸壁

C1 OS02C 住友金属工業大阪南港スチールセンター岸壁

C1 OS03C 阪和興業大阪南港鉄鋼センター岸壁

C1 OT05C 南港埠頭倉庫鉄鋼岸壁

C1 OU01C 日本通運北港埠頭

C1 OU02C 敦賀セメント大阪サービスステーション岸壁

C1 OU11C 佐門殿川左岸辰巳橋から下流の全岸壁

C1 OU12C 中島川中島大橋から下流の全岸壁

C1 OU13C 神崎川左岸城島橋から下流の全岸壁

C1 OW18C 第3号岸壁(W18)

C1 OW20C 第3号岸壁(W20)

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C1 OW21C 梅町岸壁(W21)

C1 OW22C 第5号岸壁(W22)

C1 OW23C 梅町岸壁(W23)

C1 OW24C 第5号岸壁(W24)

C1 OW25C 梅町岸壁(W25)

C1 OW26C 第5号岸壁(W26)

C1 OW28C 第6号岸壁(W28)

C1 OW30C 第6号岸壁(W30)

C1 OW32C 第7号岸壁(W32)

C1 OW34C 第7号岸壁(W34)

C1 OW36C 第7号岸壁(W36)

C1 OW37C 梅町北岸壁

C1 OW39C 梅町西岸壁(W39)

C1 OW41C 梅町西岸壁(W41)

C1 OW51C 北港岸壁(W51)

C1 OW55C 北港第1号岸壁(W55)

C1 OX22C 化学品埠頭物揚場

C1 OY11C 大和川右岸全岸壁

C1 OZ02C 日立造船大阪工場築港岸壁

C1 OZ04C 中山製鋼第一工場C重油荷揚岸壁

C1 OZ05C 三菱石油

C1 OZ06C 中山製鋼第三工場コールタール荷揚岸壁

C1 OZ31C 関西日産化学岸壁

C1 OZ32C 帝国化学岸壁

C1 OZ33C 三菱瓦斯化学岸壁

岸壁種別 施設コード 施設名

C2 OC08C 南港コンテナ埠頭第8号岸壁

岸壁種別 施設コード 施設名

D OH02C アスト株式会社梅町ターミナル

D OH06C 大同燃料株式会社 桜島油槽所

D OH10C 双日(株)北港輸送所

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D OH16C 辰巳商会北港埠頭

D OH27C 住友化学桜島中継

D OM05C 関西化成品(M5)

D OM10C 辰巳安治川

D OM52C 関西化成品輸送(M-5西1号)

D OM58C 関西化成品輸送(M-5西2号)

D ON41C 渋沢倉庫(株)福崎倉庫岸壁

D OP51C アスト株式会社木津川ターミナル

D OP53C アスト株式会社小林ターミナル

D OP54C アスト株式会社千島第1ターミナル

D OP55C 東ソー物流株式会社千島基地

D OQ02C アスト株式会社北港ターミナル南桟橋

D OQ41C アスト株式会社北港ターミナル北桟橋

D OQ42C 川本倉庫北港営業所桟橋

D OQ62C 大阪ガス北港西桟橋

D OW29C 桜島埠頭(W29)

D OW35C 桜島埠頭(W35A)

D OW43C 梅町西岸壁(W43)

D OW45C 梅町西岸壁(W45)

D OW47C 梅町西岸壁(W47)

D OW49C 梅町西岸壁(W49)

D OW92C 桜島埠頭(W35B)

D OX21C 出光興産

D OZ11C 大丸石油(株)鶴町油槽所岸壁

D OZ41C 大丸

D OZ42C 東亜貨物自動車運送(株)岸壁

岸壁種別 施設コード 施設名

F 1A01A 大阪区第一区内

F 1A02A 大阪区第二区内

F 1A03A 大阪区第三区内

F 1A04A 大阪区第四区内

F 1A05A 大阪区第五区内

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F 1A06A 大阪区第六区内

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5 堺泉北区の岸壁区分

阪神港堺泉北区における主な係留施設及びびよう地並びにそのコード番

号(Sea-NACCS コード番号)は、次のとおりです。

岸壁種別 施設コード 施設名

A SBD1C 関西港湾サービスオイルフェンス展張船係留桟橋

A SC01C 大浜第1号物揚場

A SC02C 大浜第2号物揚場

A SC03C 大浜第3号物揚場

A SCB1C 大木組 岸壁

A SDH1C 出島漁港

A SDM1C 信貴造船所 北桟橋

A SDM2C 信貴造船所 南桟橋

A SEB1C 大阪通船運輸 浮桟橋

A SEC1C 海上災害防止センター突堤式鋼製桟橋

A SHA1C 石津漁港

A SHB1C 大阪府タグ事業協会 突堤式鋼製桟橋

A SHC1C 船用商事 作業船発着用浮桟橋

A SHD1C 泉州潜水作業船管理組合 作業船係船用浮桟橋

A SJR1C 高石漁港

A SK61C 松の浜第2号岸壁A

A SK62C 松の浜第2号岸壁B

A SK63C 松の浜第2号岸壁C

A SK64C 松の浜第2号岸壁D

A SK65C 松の浜第2号岸壁E

A SL01C 小松第1号物揚場

A SL06C 小松第6号物揚場

A SL11C 小松第1号岸壁 A

A SL12C 小松第1号岸壁 B

A SLA1C フェリー第1バース

A SLA2C フェリー第2バース

A SN04C なぎさ第1号物揚場

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岸壁種別 施設コード 施設名

B SA01C 塩浜第 1 号物揚場

B SA02C 塩浜第2号物揚場

B SA12C 塩浜第1号岸壁B

B SA13C 塩浜第 1 号岸壁C

B SBC4C 新日鐵住金 資材揚岸壁

B SBC6C 新日鐵住金 熱延製品岸壁

B SBC9C 新日鐵住金 雑種船用桟橋

B SBE1C 新関西製鐵桟橋

B SC11C 大浜第1号岸壁

B SC21C 大浜第2号岸壁A

B SC22C 大浜第2号岸壁B

B SC23C 大浜第2号岸壁C

B SCG1C セントラル硝子 桟橋

B SCH1C 日本ノボパン工業 チップ桟橋

B SDA1C 三幸金属工業所第一荷役桟橋

B SDB1C 堺リサイクルセンター 桟橋

B SDG1C 松尾橋梁 荷役桟橋

B SEA1C 日新製鋼 桟橋

B SEA2C 日新製鋼 危険物油送管受桟橋

B SJM1C 丸金醤油 桟橋

B SJN1C 麻生セメント 大阪サービスステーション桟橋

B SJP1C (株)ハーモニックス桟橋

B SJQ1C 阪南アサノコンクリート ドルフィン桟橋

B SK52C 松の浜第1号岸壁B

B SK53C 松の浜第1号岸壁C

B SK54C 松の浜第1号岸壁D

B SK55C 松の浜第1号岸壁E

B SK56C 松の浜第1号岸壁F

B SKA1C 阪本薬品工業 桟橋

B SKB1C 西岡金属 桟橋

B SKC1C 紅忠コイルセンター(株)荷役ドルフィン

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B SL13C 小松第1号岸壁 C

B SL14C 小松第1号岸壁 D

岸壁種別 施設コード 施設名

C1 SBA1C 大阪ガス堺製造所 桟橋

C1 SBC5C 新日鐵住金 輸出岸壁

C1 SBC7C 新日鐵住金 大形製品岸壁

C1 SB11C 堺浜第1号岸壁

C1 SC04C 大浜第4号物揚場

C1 SC31C 大浜第3号岸壁A

C1 SC32C 大浜第3号岸壁B

C1 SC41C 大浜第4号岸壁

C1 SC51C 大浜第5号岸壁A

C1 SC52C 大浜第5号岸壁B

C1 SC61C 大浜第6号岸壁

C1 SCA1C 東亜建設工業 鋼製桟橋

C1 SCC1C 三石組 接岸施設

C1 SCD1C クボタ 桟橋

C1 SCE1C 八幡生コン 桟橋

C1 SCF1C 太平洋セメント(株)桟橋

C1 SCJ1C 村角建設 資材桟橋

C1 SDC1C 奥村組土木興業 物揚場

C1 SDD1C 三幸金属工業所第二荷役桟橋

C1 SDE2C 新日本石油堺油槽所受入桟橋

C1 SDF1C 栗本鉄工所臨海工場 荷役桟橋

C1 SDJ1C 住友金属物流 鋼材入出荷桟橋

C1 SDK1C 住友金属工業 重油桟橋

C1 SDL1C 住友大阪セメント 荷役用ドルフィン桟橋

C1 SEA3C 日新製鋼 荷役用岸壁(第 1.2)

C1 SED2C 関西電力堺港発電所 揚油桟橋

C1 SED3C 関西電力 桟橋

C1 SEE1C 横川ブリッジ 荷役桟橋

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C1 SEF2C 丸紅エネックス 重油桟橋 A

C1 SEF4C 丸紅エネックス 重油桟橋 B

C1 SEG1C 丸一鋼管 岸壁

C1 SEH1C シンワ生コン桟橋

C1 SEJ1C 宇部三菱セメント桟橋

C1 SEK1C 栗本鉄工所堺工場 原料けい船岸

C1 SEK2C 栗本鉄工所堺工場 出荷けい船岸

C1 SFA1C 住友大阪セメント コンクリート桟橋

C1 SFB1C 日立造船堺工場 北岸壁

C1 SFB2C 日立造船堺工場 南岸壁

C1 SFD1C 山大興業桟橋

C1 SFE1C ONOKEN 東岸壁

C1 SFE2C ONOKEN 北岸壁 2

C1 SFF1C ONOKEN 北岸壁 1

C1 SFG1C 花王 桟橋

C1 SFH1C オーナミ荷役岸壁

C1 SFJ1C 日清物流1号桟橋

C1 SFL1C JFE物流

C1 SFM1C JFE物流荷役桟橋

C1 SFN1C マツダ(株)堺流通センター桟橋

C1 SFP1C シーヤリング工場 荷役桟橋

C1 SF01C コスモ石油堺製油所 石油コークス出荷桟橋(70 号)

C1 SFR5C コスモ石油堺製油所 危険物出荷桟橋(30号)

C1 SG01C 船舶廃油処理場けい船岸

C1 SGC1C 宇部興産堺工場 A1桟橋

C1 SGC2C 宇部興産堺工場 A2桟橋

C1 SGC4C 宇部興産堺工場 C桟橋

C1 SGD1C 内外輸送 受入桟橋

C1 SGE1C 三菱商事 1 号桟橋

C1 SGH1C 帝人埠頭 入出荷桟橋

C1 SGJ1C リグナイト 荷役桟橋

C1 SGK1C 堺LNGセンター重油桟橋

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C1 SH01C 浜寺第1号物揚場

C1 SHE5C JXTG エネルギー堺製油所桟橋(B12)

C1 SHE7C JXTG エネルギー堺製油所桟橋(B9・10)

C1 SHF2C 大阪ガス泉北製造所第1工場 主桟橋・JXTG 堺 C6桟

C1 SHG8C 三井化学大阪工場 小型けい船岸

C1 SHJ1C 大阪国際石油精製大阪製油所A桟橋

C1 SHL1C JXTGエネルギー大阪ガスターミナルF桟橋

C1 SHM1C ミリオン化学泉北工場 牛脂荷役用桟橋

C1 SHN1C 要薬品 桟橋

C1 SHN2C 要薬品第2桟橋

C1 SHP1C 双和運輸倉庫 ソーダ等受入桟橋

C1 SJA1C オーエム工業・JA大阪経済連 共同桟橋

C1 SJB1C 栄運輸工業 鉄材受入桟橋

C1 SJC1C 太陽セメント 桟橋

C1 SJD1C 大阪国際石油精製大阪製油所1号桟橋

C1 SJD2C 大阪国際石油精製大阪製油所2号桟橋

C1 SJD3C 大阪国際石油精製大阪製油所3号桟橋

C1 SJD4C 大阪国際石油精製大阪製油所4号桟橋

C1 SJD5C 大阪国際石油精製大阪製油所5号桟橋

C1 SJE1C 日鉄建材工業 桟橋

C1 SJF1C 関西ペイント 塗料試験桟橋

C1 SJH3C 高石埠頭飯坂桟橋

C1 SJJ1C 豊国石油 桟橋

C1 SJK1C 神戸製鋼 荷役用桟橋

C1 SJL1C メタルワン鉄鋼製品販売荷役用ドルフィン

C1 SKE1C 大同化学工業大阪油槽所 桟橋

C1 SKF1C 鉱業セメント 桟橋

C1 SKG1C 真壁組 桟橋

C1 SKJ1C MCI物流西日本荷役桟橋

C1 SL02C 小松第2号物揚場

C1 SL03C 小松第3号物揚場

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C1 SL04C 小松第4号物揚場

C1 SL05C 小松第5号物揚場

C1 SL21C 小松第2号岸壁 A

C1 SL22C 小松第2号岸壁 B

C1 SL23C 小松第2号岸壁 C

C1 SM01C 助松第1号物揚場

C1 SM02C 助松第2号物揚場

C1 SM11C 助松第1号岸壁

C1 SM21C 助松第2号岸壁 A

C1 SM22C 助松第2号岸壁 B

C1 SM23C 助松第2号岸壁 C

C1 SM31C 助松第3号岸壁 A

C1 SM32C 助松第3号岸壁 B

C1 SM33C 助松第3号岸壁 C

C1 SM41C 助松第4号岸壁 A

C1 SM42C 助松第4号岸壁 B

C1 SM43C 助松第4号岸壁 C

C1 SM51C 助松第5号岸壁 A

C1 SM52C 助松第5号岸壁 B

C1 SM53C 助松第5号岸壁 C

C1 SM61C 助松第6号岸壁 A

C1 SM62C 助松第6号岸壁 B

C1 SM71C 助松第7号岸壁 A

C1 SM72C 助松第7号岸壁 B

C1 SM73C 助松第7号岸壁 C

C1 SM81C 助松第8号岸壁 A

C1 SM82C 助松第8号岸壁 B

C1 SM91C 助松第9号岸壁

C1 SN02C 汐見第2号物揚場

C1 SN03C 汐見第3号物揚場

C1 SN05C 泉大津旧港 -2m物揚場

C1 SN06C 泉大津旧港 物揚場

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C1 SN11C 汐見第1号岸壁 A

C1 SN12C 汐見第1号岸壁 B

C1 SN13C 汐見第1号岸壁 C

C1 SN14C 汐見第1号岸壁 D

C1 SN15C 汐見第1号岸壁 E

C1 SN16C 汐見第1号岸壁 F

C1 SN17C 汐見第1号岸壁 G

C1 SN18C 汐見第1号岸壁 H

C1 SN21C 汐見第2号岸壁 A

C1 SN22C 汐見第2号岸壁 B

C1 SN23C 汐見第2号岸壁 C

C1 SN31C 汐見第3号岸壁 A

C1 SN32C 汐見第3号岸壁 B

C1 SN33C 汐見第3号岸壁 C

C1 SN41C 汐見第4号岸壁 A

C1 SN42C 汐見第4号岸壁 B

C1 SN51C 汐見第5号岸壁 A

C1 SN52C 汐見第5号岸壁 B

C1 SN53C 汐見第5号岸壁 C

C1 SN61C 汐見第6号岸壁 A

C1 SN62C 汐見第6号岸壁 B

C1 SN71C 夕凪第1号岸壁

岸壁種別 施設コード 施設名

D SA11C 塩浜第1号岸壁A

D SCK1C 堺化学危険物取扱専用岸壁

D SDE1C 新日本石油(株)堺油槽所出荷桟橋

D SEF1C 丸紅エネックス 化成品桟橋

D SEF3C 丸紅エネックス 大桟橋

D SFQ1C KH ネオケム危険物荷役桟橋

D SFR2C コスモ石油堺製油所 危険物出荷桟橋(60号)

D SFR3C コスモ石油堺製油所 危険物出荷桟橋(50号)

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- 28 -

D SFR4C コスモ石油堺製油所 危険物出荷桟橋(40号)

D SGA1C コスモ石油堺製油所 危険物出荷桟橋(20号)

D SGA2C コスモ石油堺製油所 危険物出荷桟橋(90号東)

D SGA3C コスモ石油堺製油所 危険物出荷桟橋(90号西)

D SGA4C コスモ石油堺製油所 原油桟橋

D SGB1C 日本酢ビ・ポバール荷役桟橋

D SGC3C 宇部興産堺工場 B桟橋

D SGC5C 宇部興産堺工場 D桟橋

D SGF1C 辰巳商会堺ケミカルターミナル 1 号桟橋

D SGF2C 岩谷辰巳 2号桟橋

D SGG1C 岩谷液化ガスターミナル中央桟橋

D SGG2C 岩谷液化ガスターミナル岩谷1号桟橋

D SGK2C 堺LNGセンターLNG 桟橋

D SHE0C JXTG エネルギー堺製油所桟橋(B1-2)

D SHE1C JXTG エネルギー堺製油所桟橋(B15)

D SHE2C JXTG エネルギー堺製油所桟橋(B14)

D SHE3C JXTG エネルギー堺製油所原油桟橋

D SHE4C JXTG エネルギー堺製油所桟橋(B13)

D SHE6C JXTG エネルギー堺製油所桟橋(B11)

D SHE8C JXTG エネルギー堺製油所桟橋(B8)

D SHE9C JXTG エネルギー堺製油所桟橋(B7)

D SHF1C 大阪ガス泉北製造所第1工場 北桟橋・JXTG 堺 N5桟

D SHF3C 大阪ガス泉北製造所第1工場 南桟橋

D SHG1C 三井化学大阪工場 東3号桟橋

D SHG2C 三井化学大阪工場 東2号桟橋

D SHG3C 三井化学大阪工場 東1号桟橋

D SHG4C 三井化学大阪工場 肥料桟橋

D SHG5C 三井化学大阪工場 西5号桟橋

D SHG6C 三井化学大阪工場 西4号桟橋

D SHG7C 三井化学大阪工場 西3号桟橋

D SHH1C 三井化学大阪工場 西1号桟橋

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- 29 -

D SHH2C 三井化学大阪工場 西2号桟橋

D SHJ2C 大阪国際石油精製大阪製油所 B 桟橋 B-1バース

D SHJ3C 大阪国際石油精製大阪製油所 B 桟橋 B-2バース

D SHJ4C 大阪国際石油精製大阪製油所原油桟橋

D SHJ5C 大阪国際石油精製大阪製油所 C 桟橋

D SHK1C JXTGエネルギー大阪油槽所E桟橋

D SHK2C JXTGエネルギー大阪油槽所D桟橋

D SHQ1C 大阪ガス泉北製造所第2工場 LNG 受入桟橋

D SHQ2C 大阪ガス泉北製造所第2工場 副桟橋

D SHQ3C 大阪ガス泉北製造所第2工場 LNG第2桟橋

D SJD6C 大阪国際石油精製大阪製油所8号桟橋

D SJD7C 大阪国際石油精製大阪製油所9号桟橋

D SJD8C 大阪国際石油精製大阪製油所10号桟橋

D SJG1C 高石ケミカル 桟橋

D SKD1C 昭和瀝青工業・KOC共有桟橋

岸壁種別 施設コード 施設名

F SS01A 堺泉北区第7区1びょう地

F SS02A 堺泉北区第7区2びょう地

F SS03A 堺泉北区第7区3びょう地

F SS04A 堺泉北区第7区4びょう地

F SS05A 堺泉北区第7区5びょう地

F SS06A 堺泉北区第7区6びょう地

F SS07A 堺泉北区第7区7びょう地

F SS08A 堺泉北区第7区8びょう地

F SS09A 堺泉北区第7区9びょう地

F SS10A 堺泉北区第7区10びょう地

F SS11A 堺泉北区第7区11びょう地

F SS12A 堺泉北区第7区12びょう地

F SS13A 堺泉北区第7区13びょう地

F SS14A 堺泉北区第7区14びょう地

F SS15A 堺泉北区第7区15びょう地

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- 30 -

F SS16A 堺泉北区第7区16びょう地

F SS17A 堺泉北区第7区17びょう地

F SS18A 堺泉北区第7区18びょう地

F SS19A 堺泉北区第7区19びょう地

F SS20A 堺泉北区第7区20びょう地

F SS21A 堺泉北区第7区21びょう地

F SS22A 堺泉北区第7区22びょう地

F SS23A 堺泉北区第7区23びょう地

F SS24A 堺泉北区第7区24びょう地

F SS25A 堺泉北区第7区25びょう地

F SS26A 堺泉北区第7区26びょう地

F SS27A 堺泉北区第7区27びょう地

F SS28A 堺泉北区第7区28びょう地

F SS29A 堺泉北区第7区29びょう地

F SS30A 堺泉北区第7区30びょう地

F SS31A 堺泉北区第7区31びょう地

F SS32A 堺泉北区第7区32びょう地

F SS33A 堺泉北区第7区33びょう地

F SS34A 堺泉北区第7区34びょう地

F SS35A 堺泉北区第7区35びょう地

F SS36A 堺泉北区第7区Sびょう地

F SS61A 堺泉北区第6区1びょう地

F SS62A 堺泉北区第6区2びょう地

F SS63A 堺泉北区第6区3びょう地

F SS64A 堺泉北区第6区4びょう地

F SS65A 堺泉北区第6区Sびょう地

F SS71A 北泊地

F SS72A 西泊地

F SS73A 南泊地

F SS74A 浜寺泊地

F SS75A 大津泊地

F SS76A 大津南泊地

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- 31 -

F SS77A 新港泊地

F SS78A 堺旧港泊地

F SS79A 泉大津泊地

F SS80A 出島泊地

F SS81A 石津漁港泊地

F SS82A 高石漁港泊地

SBB1C 堺共同火力 揚油桟橋

SFC1C シマノ臨海 製品入出荷用桟橋

SKH1C 近畿輸送倉庫 桟橋

SL31C 小松3号岸壁A

SL32C 小松3号岸壁B

SS91A 堺航路

SS93A 浜寺航路

SS94A 大津航路

SS95A 大津南航路

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- 32 -

6 航 路

阪神港大阪区及び堺泉北区においては、港則法第 12 条に基づき、次

のとおり航路を設定しており、汽艇等以外の船舶は港に出入りする場合

は、海難を避ける場合等のほかは、航路によらなければなりません。

(航路及び航行管制水路図(P-34)参照)

航路名 航路の区域

大阪航路 第一号の地点から第三号の地点までを順次に結んだ線と第四号

の地点から第六号の地点までを順次に結んだ線との間の海面

一 大阪南港南防波堤灯台から 39 度 1,720 メートルの地点

二 大阪南港南防波堤灯台から 345 度 30 分 710 メートルの地点

三 大阪南港南防波堤灯台から 334 度 670 メートルの地点

四 大阪南港南防波堤灯台から 28 度 1,920 メートルの地点

五 大阪南港南防波堤灯台から 339 度 1,100 メートルの地点

六 大阪南港南防波堤灯台から 330 度 1,610 メートルの地点

堺航路 第一号の地点から第五号の地点までを順次に結んだ線と第六号

の地点から第九号の地点までを順次に結んだ線との間の海面

一 堺信号所から 112 度 1,430 メートルの地点

二 堺信号所から 316 度 30 分 210 メートルの地点

三 堺信号所から 301 度 3,370 メートルの地点

四 堺信号所から 299 度 30 分 3,730 メートルの地点

五 堺信号所から 290 度 5,290 メートルの地点

六 堺信号所から 100 度 1,260 メートルの地点

七 堺信号所から 349 度 30 分 410 メートルの地点

八 堺信号所から 304 度 30 分 3,730 メートルの地点

九 堺信号所から 293 度 5,400 メートルの地点

浜寺航路 浜寺信号所(以下 A 地点という。)から 201 度 30 分 380 メー

トルの地点から 270 度 6,850 メートルの地点まで引いた線と A 地

点から 192 度 655 メートルの地点から 270 度 6,850 メートルの地

点まで引いた線との間の海面

※ ① 「航路によらなければならない」とは、航路として定められた区

間をその方向に沿って航行しなければならないことをいう。ここで

「航路による」とは、航路の出入口から航路に出入すること及び航

路の出入口以外の部分において航路内をこれに沿って通航すること

を含んでおり、航路を斜航し又は横切ることは航路によることとは

ならない。

② 航路航行義務のない船舶「汽艇等」とは、総トン数20トン未満

の汽船、はしけ及び端舟その他ろかいのみをもって運転し、又は主

としてろかいをもって運転する船舶をいう。

7 航行管制水路

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阪神港大阪区及び堺泉北区においては、港則法第 38 条に基づき、次

の水路において一定トン数以上の大型船舶の行会いを防止するため、航

行管制を行っているので、信号所の発する信号に従って航行しなければ

なりません。

管制水路の区域 管制船舶等

木津川運河信号 34-38- 4N

135-27-10E

〔木津川運河水面〕

大船橋以西の木津川運

河水面

管制船舶

300 総トン以上

管制対象船舶

300 総トン以上

南港信号所

34-37-20N

135-25-20E

南港第二信号所

34-37-13N

135-24-9E

〔南港水路〕

大阪南港北防波堤灯台

(概位 34-37-9N.135-

25-25E)から 113 度

570m の地点、同灯台

から 213 度 70m の地

点、同灯台から 298 度

30 分 520m の地点、同

灯台から 141 度 380m

の地点、同灯台から

269 度 30 分 620m の地

点の各地点を結んだ線

により囲まれた海面

管制船舶

5,000 総トン以上

管制対象船舶

500 総トン以上

堺信号所

34-35-22N

135-25-36E

堺第二信号所

34-35-22N

135-25-35E

〔堺水路〕

堺信号所から 301 度

2,540m の地点から 29

度に引いた線以東の堺

航路

管制船舶

3,000 総トン以上

管制対象船舶

500 総トン以上

浜寺信号所

34-33-40N

135-24-38E

〔浜寺水路〕

浜寺信号所から 262 度

40 分 2,755m の地点か

ら 181 度に引いた線

以東の浜寺航路

管制船舶

10,000 総トン以上

管制対象船舶

500 総トン以上

※① 管制船舶は、管制水路を入出航する予定日の時刻を前日の正午まで

に大阪海上保安監部港内交通管制室(06-6599-0175)に通報

② 管制対象船とは、入航又は出航信号の際に反航できない船舶

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区界線

港界線

堺泉北区

大阪区

| | | | | | | | | | || | | | | |1000 500 0 1000 2000 3000 4000

| |

堺航路

堺信号所、堺第二信号所堺水路

咲洲

舞洲

夢洲

航路及び航行管制水路図

浜寺航路 浜寺水路浜寺信号所

南港第二信号所

南港信号所

南港水路

大阪航路

木津川運河信号所

木津川運河水面

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信号の意味百二十度及び二百十

度方向に面する信号

板による。

Iの文字の点滅

入航船は、入航することができること。総トン数五百トン以上の出航船は、運航を停止して待たなければならないこと。

総トン数五百トン未満の出航船は、出航することができること。

Oの文字の点滅

出航船は、出航することができること。

総トン数五百トン以上の入航船は、水路外において、出航船の進路を避けて待た

なければならないこと。

総トン数五百トン未満の入航船は、入航することができること。

Fの文字の点滅

総トン数五千トン以上の入航船は、水路外において、出航船の進路を避けて待た

なければならないこと。総トン数五千トン以上の出航船は、運航を停止して待たなければならないこと。

総トン数五千トン未満の入出航船は、入出航することができること。

Xの文字及び

Iの文字の交互点滅

水路内において航行中の入出航船は、入出航することができること。

水路外にある総トン数五百トン以上の入出航船は、水路外において、水路内にお

いて航行中の入出航船の進路を避けて待たなければならないこと。水路外にある総トン数五百トン未満の入出航船は、入出航することができること。

信号が、間もなくIの文字の点滅に変わること。

Xの文字及び

Oの文字の交互点滅

水路内において航行中の入出航船は、入出航することができること。

水路外にある総トン数五百トン以上の入出航船は、水路外において、水路内にお

いて航行中の入出航船の進路を避けて待たなければならないこと。水路外にある総トン数五百トン未満の入出航船は、入出航することができること。

信号が、間もなくOの文字の点滅に変わること。

Xの文字及び

Fの文字の交互点滅

水路内において航行中の入出航船は、入出航することができること。

水路外にある総トン数五百トン以上の入出航船は、水路外において、水路内にお

いて航行中の入出航船の進路を避けて待たなければならないこと。水路外にある総トン数五百トン未満の入出航船は、入出航することができること。

信号が、間もなくFの文字の点滅に変わること。

Xの文字の点滅

水路内において航行中の入出航船は、入出航することができること。

水路外にある入出航船は、水路外において、水路内において航行中の入出航船

の進路を避けて待たなければならないこと。

信号が、間もなくXの文字の点灯に変わること。

Xの文字の点灯 港長の指示を受けた船舶以外の船舶は入出航してはならないこと。

信号の方法

南港信号所・南港第二信号所(阪神港大阪区)

阪神港大阪区及び堺泉北区の管制信号

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信号の方法 信号の意味

形象物等(昼間) 閃光式(昼夜間)

黒色上向き 円すい形 形象物 1 個

2 秒毎に白 1 閃 入

入航船は入航可 300t以上の出航船は、運航停止して待機 300t未満の出航船は、出航可

黒色方形 形象物 1 個

2 秒毎に赤 1 閃 出

出航船は出航可 300t以上の入航船は、運河外で出航船の進路

を避けて待機 300t未満の入航船は、入航可

黒色鼓形 形象物 1 個

3 秒毎に赤白 1 閃 自

300t以上の入航船は、運河外で出航船の進路

を避けて待機 300t以上の出航船は、運航を停止して待機 300t未満の入出航船は、入出航可

黒色方形 形象物 1 個 及び赤色方旗 1 りゅう

6 秒の間に赤 3 閃と白 3 閃 禁

港長の指示船以外は入出航禁止

信号の方法 信号の意味

形象物等(昼間) 閃光式(昼夜間) 黒色上向き 円すい形 形象物 1 個

2 秒毎に白 1 閃 入

航 信

入航船は入航可 500t以上の出航船は、運航停止して待機 500t未満の出航船は、出航可

黒色方形 形象物 1 個

2 秒毎に赤 1 閃 出

出航船は出航可 500t以上の入航船は、航路外で出航船の進路

を避けて待機 500t未満の入航船は、入航可

黒色鼓形 形象物 1 個

3 秒毎に赤白 1 閃 自

堺水路 浜寺水路

入出航禁止 3,000t以上 10,000t以上

入出航可 3,000t未満 10,000t未満

黒色鼓形 形象物 1 個 及び赤色方旗 1 りゅう

6 秒の間に赤 3 閃と白 3 閃 禁

港長の指示船以外は入出航禁止

木津川運河信号所(阪神港大阪区)

堺信号所・浜寺信号所(阪神港堺泉北区)

6 秒

2 秒

2 秒

3 秒

6 秒

2 秒

2 秒

3 秒

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第 3 一般的注意事項等

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1 窓口事務取扱時間

(1) 窓口受付時間

平日(月曜日~金曜日) 午前8時 30 分~正午

午後1時~午後4時 30 分

ただし、緊急の場合は時間外でも取り扱います。

(来部される場合は必ず事前に電話してください。)

(2) 閉庁日

土曜日、日曜日、祝日、年末年始(12 月 29 日~1月3日)

ただし、緊急の場合はこれらの日でも取扱います。

(来部される場合は必ず事前に電話してください。)

2 許可等に係る審査基準及び標準処理期間

港長は、港則法に基づく各種の許可等を行う場合の審査基準及び標準

処理期間(資料編参照)を、行政手続法に則り定めて窓口に備え置いてお

りますので、許可申請等を行う場合の参考にしてください。

3 書類作成の留意事項

港則法に基づく各種の届出、許可申請書類の作成については、それぞれ

の項で説明しますが、ここでは、書類の作成、取扱い等の共通する事項を

取りまとめておりますので、参考にしてください。

(1) 書類のサイズは、A4版で横書きしてください。

(2) 記入は、黒色のペン又はボールペンで記入してください。

(3) 提出日は、和暦(令和年月日)で記入し、あて名は大阪区及

び堺泉北区とも「阪神港長」として、大阪区は大阪海上保安監部航行

安全課に、堺泉北区は堺海上保安署に提出してください。

(4) 記載欄には余白が生じないように記入してください。該当項目がな

い場合は、「なし」と記入するか、斜線を引いてください。

(5) 書類の提出前に記載内容を変更、修正等を行う場合は、横線 2 本を

引いて削除し、その上部に新しい内容を記載し、削除部分に訂正印(申

請者印又は担当者印で可、シャチハタ不可)を押印してください。

(6) 包括許可は、1か月を単位として、毎月 20 日~末日までの間に、

翌月分を申請してください。

(新規の包括許可については、余裕をもって事前にご相談してくださ

い。)

(7) 港長の許可印、指定印、受理印等が押された書類については、勝手

に内容等を修正することはできません。

許可を受けて行われる内容等に変更が生じた場合は、遅滞なく一部

変更の許可申請等を行うか、新たに許可申請等を行ってください。

ただし、次に掲げる変更が生じた場合は、事前に電話連絡により変

更手続きを行うこともできます。

なお、受付時間中においては、NACCSで許可申請等をされたも

のはNACCSで変更又は取消してからの新規申請を行ってくださ

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い。

① 許可、指定、届出期間の変更(潮汐を利用して係留を行う場合を除

く)

② 危険物荷役、運搬許可及び錨地・停泊場所指定に係る危険物接岸荷

役許容量(錨地・停泊場所の指定にあっては、停泊許容量)の危険物

のこん包の数及び正味重量の減少に係る変更

③ 港長が承認した専用岸壁における危険物荷役・運搬に係る1回の最

大荷役量の範囲内での荷役量の増減に係る変更

(8) 港則法に規定する船舶とは、水上輸送の用に供する船舟類であり、

通常の船舶のほかにクレーン船、はしけ、台船等の無動力船も含まれま

す。

なお、この場合の総トン数は積載トン数の 60%を総トン数とみなし

ます。

4 ファックスによる受付

入出港届についてはファックスでも受け付けます。

ただし、受付時間は、土、日、祝日等を除いた平日の 0830~1200、1300

~1630 に限りますので注意してください。

(1) ファックス番号

大阪海上保安監部 航行安全課 06 ‒6572 ‒1700

堺海上保安署 072 ‒244 ‒5049

(2) 送信確認電話番号

大阪海上保安監部 航行安全課 06 ‒6571- 0223

堺海上保安署 072 ‒244 ‒5076

(3) 送信要領

① ファックス送信票(様式編参照)により送信してください。

② ファックス番号を確かめて送信し、送信後は確認電話を必ず入れ

てください。

(係留施設使用届、移動届、進水・入出きょ届のファックスによる受

付は、平成 22 年3月 31 日をもって終了しました。窓口、電子申請

(Sea-NACCS)により手続きをお願いします。)

5 電子申請 Sea-NACCSによる受付

申請時の留意事項(資料編(P-141)参照)に注意してください。

(1) 受付ける書類

・ 危険物荷役許可申請書

・ 危険物運搬許可申請書

・ 停泊場所指定願(全ての危険物積載船)

・ 移動許可申請書

・ びょう地指定願(阪神港大阪区・堺泉北区では、総トン数 500 トン

以上の船舶(危険物積載船を含む。))

・ 入出港届

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・ 係留施設使用届

・ 移動届

・ 事前通報(管制水路の事前通報)

(2) 受付時間

土・日曜日、祝日等を除いた平日の次の時間に限ります。

① 大阪区(大阪海上保安監部 航行安全課) 0830~1630

② 堺泉北区(堺海上保安署) 0830~1630

(3) 利用申込

Sea-NACCS の利用申し込みは、輸出入・港湾関連情報処理センター

株式会社(NACCS センター)にお問い合わせください。

輸出入・港湾関連情報処理センター株式会社(NACCS センター)

212-0013

神奈川県川崎市幸区堀川町 580 番地 ソリッドスクエア西館 8 階

電話番号 0120-794-550、044-520-6270

NACCS センターホームページアドレス http://www.naccs.jp

輸出入・港湾関連情報処理センター株式会社 西日本事務所

550-0004

大阪市西区靭本町 1-11-7 信濃橋三井ビル 12F

電話番号 0120-794-525、06-6446-3812

*NACCS(Nippon Automated Cargo And Port Consolidated System)

(4) Sea-NACCS 申請

① 申請

申請者は、Sea-NACCS から阪神港長(大阪区)、阪神港長(堺泉北

区)(大阪海上保安監部宛又は堺海上保安署宛)へ申請してください。

② 変更・取消

申請者は、Sea-NACCS から変更又は取消の申請を行う必要がありま

す。

6 許可書等の取扱い

(1) 許可書は、必ず許可を受けた行為の行われている現場に携行してく

ださい。

(2) 許可を受けた者は、許可の内容、許可条件、港長の指導事項等を現

場の関係者に周知してください。

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第 4 入出港、停泊等

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1 入出港届

(1)根 拠

(2)提出者

船長又は委任を受けた船主、代理店等若しくは一等航海士等の船舶の

職員

(3)様式

第1号様式(様式編参照)

(税関、入国管理事務所及び港湾管理者へ提出するものと共通となっ

ています。)

(4)対象船舶

入出港届省略許可を受けた船舶及び次に該当する船舶を除く総ての

船舶

(5) 提出時期(提出部数1部)

① 入港届(入出港届を含む。)入港後遅滞なく。

入港した場合に、出港日時があらかじめ定まっているときは、入出

港届として提出して下さい。この場合で、出港時間が変更となった場

合は電話でその旨通報して下さい。「遅滞なく」とは、可能な状態の

下にあっては猶予することなくの意味であつて、提出することが可

能な状態の下においては、直ちに届け出なければなりません。

② 出港届 出港前の適宜の時期

港則法第4条

船舶は、特定港に入港したとき又は特定港を出港しようとするときは、国土

交通省令の定めるところにより、港長に届け出なければならない。

港則法施行規則第2条

次の各号のいずれかに該当する日本船舶は、前条の届出をすることを要し

ない。

1 総トン数 20 トン未満の汽船及び端舟その他ろかいのみをもつて運転

し、又は主としてろかいをもつて運転する船舶

2 平水区域を航行区域とする船舶

3 旅客定期航路事業(海上運送法(昭和 24 年法律第 187 号)第2条第4

項に規定する旅客定期航路事業をいう。)に使用される船舶であつて、同

法第3条第2項(同法第 19 条の3第2項の規定により準用する場合を含

む。)に規定する事業計画(変更された場合にあっては変更後のもの。以

下「事業計画」という。)のうち航路、当該船舶の明細、運航回数及び発

着時刻並びに運航の時季に関する部分を記載した書類並びに港長の指示

する入港実績報告書を港長に提出しているもの

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(6) 留意事項

① 検疫のみの目的で、港域内の検疫区域に錨泊し、検疫終了後速やか

に出港する場合は入出港届の提出は不要です。

② 船名は、外国船の場合は英語で、日本船の場合は日本語で船舶国籍

証書に記載されているとおり記入して下さい。

③ 電算機による事務処理を行っていますので、前寄港地、次寄港地の

港名欄の余白に必ず港湾コードを記入して下さい。

④ 停泊場所は、「阪神港大阪区第二区岸壁」等、停泊している

場所(岸壁名)を具体的に記入して下さい。

⑤ 入港したときとは、単に港界の内側に入ったときをいうのではな

く荷役、人の乗下船、補給その他の目的をもって港域内に停泊したと

きをいいます。

例えば、岸壁、桟橋、浮標等の係留施設に完全に係留したとき、び

よう泊の場合は錨が海底をかいたときをもって入港としております。

⑥ 書面による場合にあっては、届出者の所属又は職名を記載し、署名

して下さい。

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2 入出港届省略許可

(1) 根 拠

(2) 申請者

船長又は委任を受けた船主、代理店等若しくは一等航海士等の船舶

の職員。

(3) 様式 第2号様式(様式編参照)

(4) 対象船舶

これに該当する船舶は、主として当該港を基地とし、係留場所も確

保されており、船舶の動静把握の容易な次に掲げるような船舶です。

① 同一船舶が一定の範囲内に停泊すること。

② 月平均 10 回以上入港すること。

(5) 提出時期

許可を受けようとする期間の始期までに、十分余裕をもって申請し

て下さい。(毎月 20 日~末日の間)

(6) 留意事項

① 許可を申請する期間は、その月の最終日までの1か月以内に限っ

て申請して下さい。

(新規の申請にあたっては、事前に窓口にご相談下さい。)

② 許可期間が終了した場合は、速やかに入出港実績表を提出して下

さい。

③ 対象船舶は、定期的に運航されている船舶、官公庁等の船舶、港湾

工事等で毎日のように入港する船舶等を言います。

港則法施行規則第 21 条

あらかじめ港長の許可を受けた場合には、第1条(入出港届)及び第4第4

項(係留施設使用届)の届出をすることを要しない。

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3 停泊場所指定願

(1)根 拠

(2) 申請者

船長又は委任を受けた船主、代理店等若しくは一等航海士等の船舶

の職員。

(3) 様式 第3号様式(様式編参照)

(4) 対象船舶

総トン数 500 トン以上の船舶又は危険物を積載した船舶

(5) 提出時期

停泊するまでに、十分余裕をもって提出して下さい。

(6) 留意事項

① 停泊場所の指定は、法5条第2項又は後述する第 22 条(危険物積

載船)のいずれかに該当する船舶が指定を受けるものです。

② 次の船舶は、停泊場所の指定を受ける必要はありません。

・ 第7条の移動許可を受けた船舶

・ 第8条の修繕、係船中の停泊場所指定を受けた船舶

・ 第 10 条の移動命令を受けた船舶

・ 第 23 条第1項の危険物荷役許可又は第 23 条第4項の危険物運

搬許可を受けた船舶

③ 危険物を積載した船舶は、港則法施行規則第3条別表第一により、

港区ごとに停泊すべき船舶が定められています。

④ 航路や危険物積載船舶に近接した場所、余裕水深が確保できない

場所、船舶の振れ回り範囲が取れない場所等での停泊の指定はでき

ませんので、ご注意下さい。

⑤ 錨地の有効利用を図るため、阪神港大阪区で荷役等を行う船舶に

指定し、当分の間、停泊期間は原則として 72 時間(3日間)以内(平

成 21 年 12 月3日より試行)としています。雨天による先船の荷役

港則法第5条第2項

国土交通省令の定める船舶は、国土交通省令の定める特定港内に停泊しよ

うとするときは、係船浮標、さん橋、岸壁その他船舶が係留する施設(以下「係

留施設」という。)に係留する場合の外、港長からびょう泊すべき場所(以下

「びょう地」という。)の指定を受けなければならない。この場合には、港長

は、特別の事情がない限り、前項に規定する一定の区域内においてびょう地を

指定しなければならない。

※ 国土交通省令の定める船舶- 総トン数 500 トン(関門港若松区におい

ては、総トン数 300 トン)以上の船舶(阪神

港尼崎西宮芦屋区に停泊しようとする船舶

を除く。)

国土交通省令の定める特定港-京浜港、阪神港、関門港

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遅れ等止むを得ない事情により長期間の錨地使用が必要な場合には、

事前に窓口にご相談ください。

⑥ 平成 19 年 12 月1日の一開港化により、阪神港神戸区を大阪区に

向けて出港(直航)のうえ、大阪区内に錨泊しようとする船舶につい

て、大阪区、堺泉北区内の錨地に余裕がない場合であって、神戸区内

に錨地指定が可能である場合に限り、神戸区の錨地を指定すること

ができますので窓口にご相談ください。

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4 係留施設使用届

(1) 根 拠

(2) 届出者 係留施設の管理者若しくは係留施設の管理者から委任

を受けた代理人(店)

(3) 様式 第4号様式(様式編参照)

(4) 対象船舶 総トン数 500 トン以上の船舶を係留させる場合

(5) 提出時期

係留しようとするまでに、十分余裕をもって届出して下さい。

(6) 留意事項

① 係留施設の管理者は、係留しようとする船舶が当該施設の水深、係

船能力等を考慮して、安全に係留できることを確認のうえ届出して

下さい。

② 同一係留施設において、係留船舶が重複しないよう係留時間を確

認のうえ届出して下さい。

③ 総トン数が明示されていない無動力の台船、バージ、作業船等は、

次のいずれかで総トン数を算出して、500 トン以上であれば本届を提

出して下さい。

港則法第5条第5項

特定港の係留施設の管理者は、当該係留施設を船舶の係留の用に供すると

きは、国土交通省令の定めるところにより、その旨をあらかじめ港長に届け出

なければならない。

港則法施行規則第4条第4項

法第5条第5項の規定により、特定港の係留施設の管理者は、当該係留施設

を第1項に規定する船舶の係留の用に供するときは、次に掲げる事項を港長

に届け出なければならない。

1 係留の用に供する係留施設の名称

2 係留の用に供する時期又は期間

3 係留する船舶の国籍、船種、船名、総トン数、長さ及び最大喫水

4 係留する船舶の揚荷又は積荷の種類及び数量

港則法施行規則第4条第5項

旅客定期航路事業に使用される船舶の係留の用に供する場合であって、当

該旅客定期航路事業に係る事業計画のうち航路、当該船舶の明細、運航回数及

び発着時刻並びに運航の時季に関する部分を記載した書面を港長に提出して

いるときは、特定港の係留施設の管理者は前項の届出をすることを要しない。

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イ 積載トン数がある場合―積載トン数×0.6

ロ 積載トン数がない場合―全長×幅×平均喫水(貨物満載状態)

×0.6

④ 係留施設の係留能力を超える船舶を一時的に係留する場合、水深

の関係で臨時に潮位を利用しなければ係留できない場合等の特殊な

係留となる場合は、十分余裕をもって事前に窓口にご相談下さい。

なお、この場合は入港計画書、潮位計算書(様式編参照)等の関係

書類を添付して届出して下さい。

⑤ 余白に前港と次港の港名を記入して下さい。

(7) 係留施設使用届省略許可

同一の船舶を一定の範囲内に係留する場合で、月平均 10 回以上離着

桟する施設にあっては、1か月以内の期間に限って許可しますので、第5

号様式(様式編参照)により許可を受けて下さい。

(新規の申請については、事前に余裕をもって窓口にご相談下さい。)

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5 移動許可

(1) 根 拠

(2) 申請者

船長又は委任を受けた船主、代理店等若しくは一等航海士等の船

舶の職員。

(3) 様式 第3号様式(様式編参照)

(4) 対象船舶

阪神港大阪区・堺泉北区では錨地から錨地に移動する総トン数 500

トン以上の船舶又は危険物積載船舶

(5) 提出時期

移動するまでに、十分余裕をもって申請して下さい。

(6) 留意事項

① 次の場合は、申請の必要はありません。

イ 錨地から岸壁へ、岸壁から岸壁への移動の場合

ロ 修繕又は係船届を提出した場合

ハ 港長から移動を命ぜられた場合

ニ 危険物荷役・運搬許可を受けた場合

ホ 海難を避けようとする場合その他やむを得ない場合

② 移動許可を受けた船舶は、法第5条第2項のびょう地の指定又は

第 22 条の停泊場所の指定を受けたものとみなします。

港則法第7条

汽艇等以外の船舶は、第4条、第8条第1項、第 10 条及び第 23 条の場合を

除いて、港長の許可を受けなければ、第5条第1項の規定により停泊した一定

の区域外に移動し、又は港長から指定されたびょう地から移動してはならな

い。

但し、海難を避けようとする場合その他やむを得ない事由のある場合は、こ

の限りでない。

2 前項但書の規定により移動したときは、当該船舶は、遅滞なくその旨を港

長に届け出なければならない。

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6 修繕届、係船届

(1) 根 拠

(2) 届出者

船長又は委任を受けた船主、代理店等若しくは一等航海士等の船

舶の職員。

(3) 様式 第6号様式(様式編参照)

(4) 対象船舶

汽艇等以外の船舶で、修繕又は係船しようとする船舶

(5) 提出時期

船舶を修繕又は係船しようとするまでに、十分余裕をもって届出

をして下さい。

(6) 留意事項

① 「停泊場所指定」印を押印のうえ、届出者に交付します。押印され

た指定印をもって、法第8条第2項の停泊場所指定を受けたものと

して取扱います。

② 修繕とは、入渠又は上架して行う修繕以外の主機、舵取機等の修繕

で船舶の運航に長時間支障を生じる場合で、概ね 24 時間以上継続す

るものを言います。

③ 係船とは、船舶安全法施行規則第 41 条第1項第2号の規定により

船舶検査証書を管海官庁に返納して行う係船(同条の適用されない

船舶については、これに準じた係船)を言います。

④ 届出に当たっては、船主、乗組員、代理店等の関係者で緊急時の対

応策を策定しておいて下さい。

⑤ 係留施設に係留したまま修繕又は係船する場合は、欄外の余白に

当該係留施設の管理者が了解している旨の記載及び押印を受けてお

いて下さい。

⑥ 事故防止措置の欄には、荒天時の係留強化策、緊急連絡方法、船内

巡視等の対策を記載して下さい。

港則法第8条

特定港内においては、汽艇等以外の船舶を修繕し、又は係船しようとする者

は、その旨を港長に届け出なければならない。

2 修繕中又は係船中の船舶は、特定港内においては、港長の指定する場所に

停泊しなければならない。

3 港長は、危険を防止するために必要があると認めるときは、修繕中又は係

船中の船舶に対し、必要な員数の船員の乗船を命ずることができる。

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第 5 危険物荷役等

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1 危険物積載船舶に対する港長の指揮

(1) 根 拠

(2) 留意事項

① 当該船舶の使用に供するものを除くとは、法令等で備付けが義務付け

られている発煙信号等の火工品及び調理用プロパンガス、暖房用灯油等、

当該船舶の運航に必要な危険物は除外するとしたものです。

② 港長は、必要に応じ、えい船、消防警戒船の配備、ボイル・オフ・ガス

の放出の制限、航行速力の指定等の指導を行う場合がありますので、港内

に入港するまでに指示ができるとしたもので、港長の包括的な指揮権を

意味しております。

2 危険物の種類

港則法第 21 条

爆発物その他の危険物(当該船舶の使用に供するものを除く。以下同じ。)

を積載した船舶は、特定港に入港しようとするときは、港の境界外で港長の

指揮を受けなければならない。

港則法第 21 条第2項

前項の危険物の種類は、国土交通省令でこれを定める。

港則法施行規則第 12 条

法第 21 条第2項の規定による危険物の種類は、危険物船舶運送及び貯蔵規

則(昭和 32 年運輸省令第 30 号)第2条第1号に定める危険物及び同条第1

号の2に定めるばら積み液体危険物のうち、これらの性状、危険の程度等を

考慮して告示で定めるものとする。

港則法施行規則の危険物の種類を定める告示

(昭和 54.9.27 運輸省告示第 547 号)(資料編参照)

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(1) 爆 発 物

① 火薬類

② 酸化性物質類

(2) その他の危険物

① 高圧ガス

② 引火性液体類

③ 可燃性物質類

④ 酸化性物質類

⑤ 毒物類

⑥ 放射性物質等

⑦ 腐しよく性物質

⑧ 有害性物質

⑨ その他

等級 1.1 、1.2、1.5

等級 1.3 、1.4、1.6

有機過酸化物

引火性高圧ガス

非引火性非毒性高圧ガス

毒性高圧ガス

容器等級Ⅰ

容器等級Ⅱ

容器等級Ⅲ

可燃性物質

自然発火性物質

水反応可燃性物質

酸化性物質

有機過酸化物(爆発物を除く。)

毒物

第 1 種

第 2 種

第 3 種

化学廃液

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(3) 留意事項

① 引火性又は爆発性の蒸気を発する危険物を荷卸し後、ガス検知を行い、

火災もしくは爆発のおそれのないことを船長が確認していないタンカー

は、危険物積載タンカーとして取扱います。

② 危険物を積載したタンクを洗浄したのち、陸上げ又は他船に荷役され

るタンク洗浄水は、希釈され当該危険物の危険性がないことについて船

長が確認していれば、港則法上の危険物として取扱いません。

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3 危険物積載船舶の停泊場所指定

(1) 根 拠

(2) 申請者 船長又は委任を受けた船主、代理店等若しくは一等航海士等

の船舶の職員。

(3) 様 式 第3号様式(様式編参照)

(4) 対象船舶 危険物を積載して入港しようとする船舶

(5) 提出時期

危険物を積載して入港するまでに、十分余裕をもって提出して下さい。

港則法第 22 条

危険物を積載した船舶は、特定港においては、びよう地の指定を受けるべ

き場合を除いて、港長の指定した場所でなければ停泊し、又は停留してはな

らない。但し、港長が爆発物以外の危険物を積載した船舶につきその停泊の

期間並びに危険物の種類、数量及び保管方法に鑑み差支がないと認めて許可

したときは、この限りでない。

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(6) 留意事項

① 停泊許容量は次のとおりです。

イ コンテナ専用船がC2岸壁に停泊する場合は、荷役許容量の5倍

区分

停泊許容量

備考 危険物港区 危険物港区以外の場所

係留施設 係船浮標又

は錨地 係留施設

係船浮標又

は錨地

危険物を開放さ

れた場所に積載

している場合

危険物を積載し

てある船倉又は

区画を開放する

場合

荷役許容量

の2倍

無制限

荷役許容量

の2倍

荷役許容量

の2倍(C1岸

壁の4倍)

当該開放され

た場所の危

険物付近又

は同一船艙

若しくは区画

内で他の危険

物の荷役を行

うときは、荷

役許容量に

同じ

危険物を積載し

てある船倉又は

区画を開放しな

い場合

荷役許容量

の5倍

荷役許容量

の5倍 無制限

ロ 2種類以上の危険物を積載している場合又は開放された場所と開放

しない場所に積載している場合の停泊許容量は、それぞれの危険物の

数量をそれぞれの停泊許容量で除した商の和が1を超えない数量とし

ます。

〔計算式〕

a/A+b/B+c/C+・・・・≦1

a.b.c・・・それぞれの危険物積載量

A.B.C・・・それぞれの危険物の停泊許容量

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② 危険物を積載したまま夜間、岸壁等に係留する場合は岸壁管理者の了

承を得て下さい。

③ 危険物専用岸壁(D岸壁)においては、本停泊許容量は適用しませんの

で、大量の通過危険物を積載している船舶は、事前に港長と調整して下さ

い。

④ 「びょう地の指定を受けるべき場合を除いて」とは、法第5条第2項の

指定を受けた場合は改めて本条の指定を受ける必要はないとしたもので

すが、そのほかにも、次の危険物積載船舶についても本条の指定を受ける

必要はありません。

イ 移動許可を受けた船舶

ロ 移動届を受理された船舶

ハ 港長から移動を命ぜられた船舶

ニ 危険物荷役許可又は危険物運搬許可を受けた船舶

⑤ 本条は、停泊のみならず停留する場合についても制限しているため、先

船の荷役が終了するまで岸壁近くで漂泊する場合等も、本条の適用を受

けることとなります。

⑥ 検疫のため、検疫びょう地に仮泊する場合は、法第 22 条の規定による

停泊場所の指定を受ける必要はありません。なお、引続きびょう泊する場

合は停泊場所指定が必要です。

⑦ 総トン数 500 トン以下の危険物積載タンカーは、大阪区第4区南港北

防波堤内側に待機用係留場所(5隻分)がありますので、同所での停泊場

所指定を受けることができます。なお、同所では船尾付け係留となります

ので、ご注意下さい。

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4 危険物荷役許可

(1) 根 拠

(2) 申請者 船長又は委任を受けた船主、代理店等若しくは一等航海士等

の船舶の職員。

(3) 様 式 第3号様式(様式編参照)

(4) 対象船舶 危険物を貨物として荷役をしようとする総ての船舶

(5) 提出時期

危険物の荷役を開始するまでに、十分余裕をもって申請して下さい。

ただし、停泊場所の指定を受けていない船舶にあっては、港長の指揮を受

けている場合を除き、港の境界に入るまでに申請して下さい。

(6) 留意事項

① 危険物の品名は、商品名等を使用しないで、告示に定められた品名を記

入して下さい。また、引火性液体類は必ず引火点を記入して下さい。

② 船舶の停泊及び荷役時間が、同一岸壁において他の船舶と重複しない

よう、確認のうえ申請して下さい。

③ 危険物の数量は、個品の場合は容器包装の数を、ばら積みの場合は容量

を記載し、正味重量は容器包装の重量を差し引いた危険物そのものの重

量をトン数で記載して下さい。

なお、火薬類のうち弾薬及び火工品については薬量が判明していると

きは正味重量の下に( )書きで薬量を記載して下さい。

④ 次の危険物荷役に際しては、あらかじめ港長と調整して下さい。(許容

量を超える火薬等の荷役にかかる事前協議事項(様式編参照))

イ 荷役許容量の基準を適用しない大量荷役を行う場合

ロ 火薬類を 25 キログラム(等級が1.3、1.4又は1.6の場合は1ト

ン、爆薬換算量をいう。)を超えて荷役する場合

ハ 核分裂性物質等を荷役する場合

⑤ 荷役許容量は、危険物の種類と荷役場所(岸壁等)を考慮して、危険物

接岸荷役許容量により荷役量が定められています。

⑥ 2種類以上の危険物を荷役する場合の許容量は、それぞれの危険物の

数量を、それぞれの荷役許容量で除した商の和が1を超えない数量とし

港則法第 23 条第1項

船舶は、特定港において危険物の積込、積替又は荷卸をするには、港長の

許可を受けなければならない。

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ます。

⑦ 既に危険物を積載している船舶が、一部の危険物を荷卸し又は積込み

する場合の荷役許容量は、荷役しない危険物の数量を停泊許容量(積載場

所を開放する場合は荷役許容量)で除した商と荷役する危険物の数量を

荷役許容量で除した商の和が1を超えない数量とします。

〔計算式〕

(a1/A1+a2/A2+・・)+(b1/B1+B2/B2+・・)≦1

a1,a2・・・・・既に積載していて荷役しない危険物の量

A1,A2・・・・・既に積載していて荷役しない危険物の停泊許容

b1,b2・・・・・荷役する危険物の量

B1,B2・・・・・荷役する危険物の荷役許容量

(注)上式の計算に際しては、C2岸壁における火薬類のA又はBは、

それぞれC2岸壁における火薬類の停泊許容量又は荷役許容量の

2倍の数量とする。

⑧ 危険物専用岸壁においては、あらかじめ承認されている数量が最大荷

役量となります。

⑨ メタン又は天然ガス(LNG)の荷役にあっては、クールダウン開始を

もって荷役開始としております。

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危険物接岸荷役許容量

単位:トン

種類 類別

荷役許容量

備考 A

岸壁

岸壁

C1

岸壁

C2

岸壁

爆発物 火薬類

等級 1.1、1.2、1.5 0 5 20 20 特 別 の

保 安 体

制 を と

ること

等級 1.3、1.4、1.6 0.2 5 20 20

酸化性物質類 有機過酸化物 0.5 10 50 200

その他の危険物

高圧ガス

引火性高圧ガス 1 20 100 400

非引火性高圧ガス 5 100 500 2,000

毒性高圧ガス 1 20 100 400

引火性液体類

容器等級Ⅰ 2 50 250 1,000

容器等級Ⅱ 5 100 500 2,000

容器等級Ⅲ 10 250 1,000 4,000

可燃性物質

可燃性物質 10 250 1,000 4,000

自然発火性物質 5 100 500 2,000

水反応可燃性物質 5 100 500 2,000

酸化性物質

酸化性物質 5 100 500 2,000

有機過酸化物

(爆発物を除く)

1 20 100 400

毒物類 毒物 10 250 1,000 4,000

放射性物質等

第1種 0 0 ― ― 特 別 の

保 安 体

制 を と

ること

第2種 0 ― ― ―

第3種 0 ― ― ―

腐しょく性物質 10 250 1,000 4,000

有害性物質 10 250 1,000 4,000

その他 ― ― ― ― 注 3 参

(注)1 単位は、正味重量(火薬類については、爆薬に換算した薬量)のトン

数(圧縮ガスにあっては、容量(温度摂氏零度、ゲージ圧力零度キログ

ラム 毎平方センチメートル の状態に換算した容量をいう。)100 立法

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メートルを1トンとみなす。)です。

2 爆薬1トンに換算される火薬、弾薬及び火工品の数量は次のとおり

です。

火薬類 爆薬1トンに換算される数量 火 薬 2トン

火工品(弾薬を含む)

実包又は空包 2,000,000個 信管又は火管 50,000個 銃用雷管 10,000,000個 工業雷管又は電気雷管 1,000,000個 信号雷管 250,000個 導爆線 50キロメートル その他 その原料をなす火薬2トン又は爆薬1トン

(注)3 その他(化学廃液)については、含有する成分が同じ類別である場合

は、その数量は腐食性物質、毒物類、引火性液体類、可燃性物質類及び

酸化性物質類のいずれかの類別に当てはめた数量とします。 また、類

別の異なる成分が混合している場合は、2種類以上の危険物荷役許容

量の計算式(第5-4-(6)-⑦参照)により算出した数量とします。

出港前 いつも初心で 安全確認

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5 危険物運搬許可

(1) 根 拠

(2) 申請者 船長又は委任を受けた船主、代理店等若しくは一等航海士等

の船舶の職員。

(3) 様 式 第7号様式(様式編参照)

(4) 対象船舶

同一特定港内又は境界付近において、危険物を運搬しようとする船舶

(5) 提出時期

危険物の運搬を開始するまでに、十分余裕をもって申請して下さい。

(6) 留意事項

① 運搬とは、運搬の始発、終着の両地点がその特定港内又は境界付近にあ

る場合をいいます。

② 運搬の許可を受けた船舶は、その運搬に伴う積込み及び荷卸しの許可

を併せて受けたものとみなします。

③ 運搬する危険物の積込み及び荷卸しに関する代理店が異なる場合は、

それぞれの作業について、第3号様式による「危険物荷役許可申請」の手

続きによっても差し支えありません。

④ 申請書類作成及び荷役許容量等に関する留意事項は、前述の危険物荷

役許可と同じです。

⑤ 運搬の許可を受けた船舶が他船に積込む(荷卸)場合、荷役する危険物

が他船の船用品でない場合(貨物)は、他船も危険物荷役の許可が必要で

す。

港則法第 23 条第4項

船舶は、特定港内又は特定港の境界付近において危険物を運搬しようとす

るときは、港長の許可を受けなければならない。

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6 危険物荷役、運搬包括許可

(1) 要 件

危険物(火薬類を除く。)の荷役又は運搬について、次のような要件を満

たす場合は、一船ごとに1か月以内の期間を限り、包括的に許可申請をする

ことができます。

① 危険物の種類、数量その他を勘案し、危険が少ないと認められること。

② 荷役又は運搬の回数が非常に多いこと。(少なくとも2~3日に1回程

度。)

③ 荷役又は運搬する危険物の種類が毎回同一又は類似のものであり、数

量がほぼ一定していること。

④ 危険物の専用船であること。一般船舶の場合は数量が少ないこと。

⑤ 船内消火設備及び火気管理が十分であること。

⑥ 荷役場所は、岸壁区分がDに属するバースであること。その他の場所で

あるときは、荷役量が少なく、場所が一定であり、D岸壁に準じて安全対

策等の措置が講じられていること。

⑦ 荷役船舶及びバースの双方において適正な荷役安全管理が行われてい

ること。

(2) 申請者

船長又は委任を受けた船主、代理店等若しくは一等航海士等の船舶の職

員。

(3) 様 式

第7号様式(様式編参照)なお、表題は「危険物荷役包括許可申請書」

等と修正して提出して下さい。

(4) 提出時期

荷役又は運搬を開始する前月末までに、十分余裕をもって提出して下さ

い。

(5) 留意事項

① 夜間に岸壁等で停泊する場合は、余白に岸壁管理者の了解印を押印し

てもらって下さい。

② 許可期間中の実績表を一船ごとに、翌月7日までに提出して下さい。

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堺泉北 LNG 桟橋とタンク群

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7 危険物専用岸壁承認願

(1) 専用岸壁の基準

① 立地条件

イ 荷役船舶の船首から船尾に至る間の陸岸が当該危険物又は類似の危

険物を取扱う事業所等の構内であること。

当該危険物又は類似の危険物を取扱う事業所等以外の事業所等が含

まれる場合は、当該事業所等の火気管理状況その他が適当と認められ

ること。

事業所等の構内にない岸壁の場合は、岸壁上を常時又は一時的に占

用し、立入禁止等の措置がとれること。

ロ 原則として、付近の事業所等の同意が得られること。

ハ 引火性危険物の荷役を行う岸壁の場合は、岸壁上の荷役場所及び荷

役船舶から石油類のタンク、ボイラー、裸火を使用する作業場等までの

距離が 30 メートル以上であること。

危険物が漏えいした場合に引火するおそれのないような地形又は構

造の場合は、上記の距離を 15 メートル程度まで減ずることができる。

ニ タンカーによる引火性危険物の荷役を行う岸壁の場合は、荷役船舶

から他の停泊船舶までの距離が 30 メートル以上あり、また、付近航行

船舶が 30 メートル以上離れて航行する余地が十分あること。

ただし、荷役船舶の大きさ、付近停泊船舶及び航行船舶の種類、大き

さ、ふくそう状況等により、上記の距離を適宜増減することができる。

② 電気、照明設備

引火性危険物の荷役を行う岸壁上の照明設備その他の電気設備は、防

爆仕様のものであること。

③ 消防防災設備等

イ 荷役船舶又は付近の建物に火災が発生した場合の消火、延焼防止、タ

ンクの冷却、危険物への注水等のために必要な消火設備(消火栓の数、

ホースの長さ等)が整備されていること(消防自動車用道路、自家用消

防車の有無等も勘案)。

ロ 危険物の種類によっては、化学消火設備を備え、又は危険物が漏えい

した場合に危険を除去するに必要な要具、資材等を整備すること。

ハ 消火栓、消火要員その他危険除去に必要な要具等は、その所在位置を

明確にしておき、荷役中は即時使用可能な状態にしておくこと。

ニ 緊急時の警報あるいは連絡に必要な設備を備えること。

ホ 引火性液体類を取り扱うバースにあっては、危険物の種類にかんが

み、有効な場合には、オイルフェンスの展張及び油吸着材等の使用につ

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いて必要な措置が講じてあること。

④ 荷役安全管理体制

イ 当該事業所等における荷役の安全に関する業務を統括管理する者

(以下「荷役統括管理責任者」という。)、荷役の実施及び安全を管理

する者(以下「荷役管理責任者」という。)及び荷役管理責任者の指

揮監督のもとに荷役現場において荷役の安全を確認する者(以下「荷

役作業責任者」という。)が適正に配置され、適切な荷役安全管理を

行い得るよう社内の規則により、各責任者間の関係、荷役の実施及び

安全管理に関する責任分担等が明確にされていること。

なお、小規模の事業所等においては、荷役管理責任者が荷役作業責

任者を兼務することができるものとする。

ロ 責任分担には、船舶における荷役安全確認の実施結果の把握、確認

及び荷役実施時の現場立会いに関する事項が含まれていること。

ハ 当該事業所等のバースを他の事業者に使用させる場合、荷役作業

の全部又は一部を他の事業者に委託する場合等施設の管理運営業務

若しくは荷役作業の全部又は一部が当該事業所等以外の者によって

行われる場合には、両者の行う当該業務の内容及び安全管理に関す

る責任分担が明確にされていること。

ニ 当該事業所等の本社等上部機関における安全担当部門の組織、責

任者及び職務内容(安全に関する総合調整、企画、教育研修、事業所

等に対する指導、助言、安全点検等)が記載されているとともに、荷

役安全管理体制の中での位置付けが明確にされていること。

ホ 荷役統括管理責任者は、原則として、荷役の安全に関する業務を統

括管理する者とし、その他の責任者は、危険物荷役に関し、適当な知

識経験を有する者であること。

⑤ 荷役監督要領

イ 荷役作業時(荷役作業前後の準備時等を含む。)における責任者の

配置(場所、人数等)、責任者の行う荷役安全管理業務の具体的な内

容(安全確認、現場立会い、報告、安全管理記録、安全点検等)及び

当該業務の具体的な執行方法(指示及び安全確認の手段等)が明確に

記載されていること。

なお、施設の管理運営形態等(前記④ハ参照)、荷役船舶等により

荷役作業体制が異なる場合には、その体制ごとに記載されているこ

と。

ロ 安全確認については、荷役作業責任者による船側荷役安全確認実

施結果の具体的な把握、確認が、また、現場立会いについては、荷役

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作業責任者による作業開始時等荷役の安全管理上重要な時点におけ

る立会いが、少なくとも定められていること。

ハ 承認願の安全対策その他荷役中の注意事項を、荷役関係者及び船

舶乗組員に周知させる措置が講じてあること。

⑥ 火気の使用及び立入りの禁止の要領

イ 引火性危険物の荷役を行う場合は、岸壁上の荷役場所及び荷役船

舶から30メートル以内の陸岸においては、次のような事項を禁止し、

必要に応じ、境界柵を置き、注意事項を掲示し、警備員を配置する等

の措置を講じてあること。

地形その他を勘案の上、危険物が漏えいした場合に引火のおそれ

がないと認められる場合は、上記の距離を 15 メートル程度まで減ず

ることができる。

(イ)無用の者の立入り

(ロ)消防自動車及び荷役危険物を運搬する自動車以外の自動車の

立入り

(ハ)マッチ、ライターその他火焔又は火花を発するおそれのある器

具の携行

(ニ)喫煙その他火気の使用

ロ 引火性危険物以外の危険物の荷役を行う場合、岸壁上の荷役場所

付近に対し、上記イに準じた措置をとること。

ハ 立入禁止区域外においても適正に火気の管理が行われていること。

⑦ その他

イ 着桟中のタンカーから30メートル以内の水面に他船が接近しない

よう、タンカーが着桟中においても 30 メートル以遠から視認できる

標識を設置するか警戒船(員)を配置することとしていること。

ロ 緊急時の警報、構内の連絡、着桟中の船舶、港長及び消防機関等に

対する通報に関する方法を定め、関係者に周知させる措置が講じて

あること。

ハ 事故の発生を防止するためのマニュアル及び事故発生時における

初期対策、避難(着桟中の船舶の緊急離脱のための桟橋作業員の手配

及び緊急時に本船乗組員が帰船するための構内立入りの許可に関す

る事項を含む。)等に関するマニュアルを作成し、関係者に周知させ

る措置が講じてあること。

(2) 専用岸壁の承認

① 危険物の荷役に使用するバース(D岸壁)の取扱いを受けようとする事

業所等(所有者等当該バースを管理する者)の代表者は、次のような事項

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を記載した承認願を2部(堺泉北区にあっては3部)提出して下さい。

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年 月 日

阪 神 港 長 殿

住所

名称

代表者 印

危険物専用岸壁承認願

下記のとおり危険物専用岸壁の承認を受けたいので、関係資料を添付して申請

いたします。

1 荷役岸壁の名称、位置及び構造 バース、付近の建物、石油類のタンク等の関係位置を示す図面を添付するこ

と。 2 荷役計画

取扱い危険物の種類、月間輸送計画、1 回の最大荷役量、最大荷役船舶の要

目、荷役方法、荷役能力、陸上の輸送計画等について記載すること。

3 設備

(1) 電気、照明設備

(2) 消防設備

(3) 海洋汚染防止設備

(4) その他の安全防災設備

4 荷役安全管理体制

荷役の安全管理に関する組織及び責任者の職名、氏名、受有資格、経験年数、

責任分担等について記載すること。

5 安全対策

(1) 荷役監督要領

(2) 火気の使用及び立入りの禁止の要領

(3) 荷役中の注意事項

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② 承認願の提出に当たっては、危険物荷役作業手引き、安全規則、防災規

則等の手引書等を作成している場合には、これを添付して下さい。

③ 添付物としては、位置図、構内配置図、タンク配置図、照明・消火・防

災設備等の配置図、船舶の係留状況図、各種手引書等があります。

④ 承認願記載事項に変更が生じた場合は、前記様式の表題を「危険物専用

岸壁変更承認願」として、変更の理由、内容(新旧対象)を記載して提出

して下さい。なお、次の事項に係わる変更については、変更届として提出

して下さい。

イ 荷役岸壁の名称

ロ 月間輸送計画及び1回の最大荷役量(量的に減少する場合に限る。)

ハ 最大荷役船舶の要目(船型が小型化する場合に限る。)

ニ 陸上の輸送計画ホ 設備(安全上強化される場合に限る。)

ヘ 安全管理に関する責任者の職名、氏名及び受有資格

ト 本社等の安全担当部門の組織、責任者及び職務内容

チ その他港長が軽微な変更と認める事項

⑤ ばら積みの引火性危険物荷役(引火性液体類及び引火性高圧ガス)を夜

間に開始する専用岸壁にあっては、次の事項を盛り込んだ安全対策を記

載して下さい。

なお、海難防止団体等において検討が必要な場合がありますので、前広

に相談して下さい。

イ 引火性液体類

・ 照明設備(防爆型、照度)

・ 安全設備(荷役の緊急停止設備)

・ 荷役安全管理体制(夜間監視体制、他船の接近防止)

・ 災害発生時の防災体制(消防設備、海洋汚染防止設備、連絡体制

等)

・ バース付近の環境等(良好な気象・海象、立入り禁止措置等)

・ 荷役マニュアル等(マニュアル作成、計画書作成等)

ロ 引火性高圧ガス

・ 照明設備(防爆型、照度)

・ 安全設備(荷役の緊急停止設備)

・ 荷役安全管理体制(夜間監視体制、他船の接近防止、ガス検知等)

・ 災害発生時の防災体制(消防設備、海洋汚染防止設備、連絡体制

等)

・ バース付近の環境等(良好な気象・海象、立入り禁止措置等)

・ 荷役マニュアル等(マニュアル作成、計画書作成等)

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第 6 工事・作業、行事

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1 工事作業許可

(1) 根 拠

(2) 申請者

① 工事又は作業の実施責任者(工事・作業の実施について指揮監督する

権限を有する者。

② 請負契約を結んで工事・作業を実施する場合は、原則として元請業者

(3) 様 式

第9号様式(様式編参照)

工事、作業、行事の様式が共通になっていますので、表題は工事作業の

場合は「港内工事作業許可申請書」と、作業のみの場合は「港内作業許可

申請書」と記載して下さい。

(4) 提出部数

提出用1部、写し返却用1部の合計2部(発注者・港湾管理者等への提

出用が必要な場合は必要部数)提出して下さい。なお、航行制限を行う等

の大規模な工事で水路通報を行う場合等は、その都度提出部数を指示し

ます。

(5) 提出時期

原則として工事に着手する1か月前までに提出して下さい。

これは、港長が申請の内容を検討する必要があるうえ、内容によっては

一般船舶の交通を制限したり、水路通報等により関係船舶に周知を図る

必要があるためです。なお、船舶交通に影響の少ない小規模な起重機船作

業、水質調査作業、潜水作業等については、この限りではありません。

港則法第 31 条

1 特定港内又は特定港の境界附近で工事又は作業をしようとする者は、

港長の許可を受けなければならない。

2 港長は、前項の許可をするに当たり、船舶交通の安全のために必要な措

置を命ずることができる。

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(6) 許可申請から工事着手までの手続きに係るフローチャート

(7) 留意事項

① 法第 31 条中の「港の境界付近」とは工事、作業の行為が当該港におけ

る船舶の入出又は在港船舶に影響のある範囲をいいます。

② 「工事」と「作業」には明確な区別はありませんが、概念的に工事とは

行為の行われた場所において将来的に施設が存在する等してその他のこ

ん跡を残すもの、作業とはこん跡を残さないものとして区別しています。

③ 一般的に工事又は作業と呼ばれるものでも、船内における清掃作業等、

その行為の及ぼす影響が当該船内に限られるもので、港内の船舶交通を

阻害するおそれのない行為及び船舶の離着岸や荷役等、港内で通常行わ

れる行為については除外されます。

④ 定置網、のり養殖棚、かき棚、真珠養殖棚、生け簀等の漁業に関する工

作物を設置する場合も「工事又は作業」に該当します。

施工者 ⑦工事等着手

(事前説明)

①許可申請

②許

阪神港長

第五管区海上保安本部※

関係官庁

海事関係団体

漁業関係団体等

船舶運航者

漁業者等

③五管区水路通報

掲載依頼(毎週金曜日掲載)

⑥周知

④周知(リーフレット、新聞掲示等)

⑤水路通報ホームページ掲載

⑤水路通報

ホームページ掲載

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⑤ 潜水して作業する場合は、器具を用いると否とにかかわらず、作業に

該当します。

⑥ 水面上における橋梁築造、岸壁補修、架線設置及び施工に伴い、陸上か

ら水面上に構造物が張り出す場合は、工事又は作業に該当することがあ

ります。

⑦ 法第31条第2項の港長の命ずる措置には、次のようなものがあります。

イ 工作物が設置される場合、当該工作物の存在を知らせる標識の設

ロ 油の流出又は貨物等の散乱を防止するために必要な措置

ハ しゅんせつ、埋立て等が行われる場合の当該作業区域を明示する

標識の設置

ニ 潜水作業等が行われる場合の他船の接近を警戒、防止するための

措置

ホ 船底清掃作業が行われる場合のごみ等脱落防止の措置

ヘ その他、必要に応じて実施場所又は区域の縮小、時期・時間の変更

及び方法の変更等

⑧ 船内で行われる清掃作業、船舶の修繕(別途法第8条に基づく修繕届

が必要)船舶の離着桟及び荷役作業、通常の漁労活動等は作業に該当し

ません。

⑨ 申請書類が分厚くなる場合は、目次を作成し書類にページ数を入れ、

添付された図面、表等については図1、図2、表1、表2等と付し、本文

に記載された内容が分かりやすいようにして下さい。

⑩ 許可を受けた内容に変更が生じた場合は、「工事・作業内容変更許可申

請書」(様式編参照)を提出のうえ、変更の許可を受けて下さい。

⑪ 工事が完了した場合は、遅滞なく完成写真・図面等を添付して「完了

届」(様式編参照)を提出して下さい。なお、提出が遅れる場合は電話等

により完了した旨ご連絡下さい。

8 その他

提出時期や許可に該当する工事作業か否か判断に迷う場合は、お気軽に

ご相談下さい。

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海上衝突予防法に定める操縦性能制限船の標識

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2 申請書記入要領

(1) 目的及び種類

発注者からの工事名称をそのまま記載しないで、実際に行う内容を次の

ように簡潔に記載して下さい。

(2) 期間及び時間

実際に海上で工事作業を行う期間及び時間を、次のように記載して下さ

い。

1か月以上の長期に及ぶ工事作業、工事の進捗に伴い工事作業の内容が

変わる場合等は工程表を添付して下さい。

なお、予備日も含んで記載して下さい。

記入例

イ 阪神港大阪区第区岸壁前面海域を-mに維持するためのしゅんせつ

工事

ロ 岸壁の損傷状況を調査するための潜水作業

ハ 目的 岸壁付近の静穏度を高めるために、港湾計画に基づき防波堤

を築造するもの。

種類 防波堤築造の第1期工事として床堀り、土砂の置き換え、基礎捨石工を

施工するもの。

記入例

イ 令和年月日~令和年月日(別添工程表参照)

毎日からまで

(予備日 令和年月日~令和年月日)

ロ 作業日 令和年月日からまで

予備日 令和年月日からまで

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(3) 区域又は場所

① 工事作業区域を設定する場合は、一般船舶への影響を少なくするため

必要最小限の範囲として下さい。

② 作業区域、施工区域等を表す場合は、できる限り海図に表示されてい

る灯台、信号所等の著名物標からの方位、距離で記入して下さい。なお、

灯台名称は灯台表に記載された名称を使用し、灯浮標等の移動するもの

は基点に使用しないで下さい。

③ 必ず作業区域、施工区域を記載した図面を添付して下さい。海図等を

複製して図面を作成しても差し支えありません。

④ 阪神港大阪区第区岸壁前面海域等と、次のように記入して下さ

い。

記入例

1 区域が円の場合

大阪灯台から度メートルを中心とする半径メートルの円

内海(水)面

2 区域の場合

次の各地点を順次に結んだ線及び陸岸により囲まれた海(水)面

イ 大阪灯台から度メートルの地点(岸線上)

ロ イ地点から度メートルの地点

ハ ロ地点から度メートルの地点

ニ ハ地点から度メートルの地点(岸線上)

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(4) 方法

① 工事作業の方法及び手段を、施工順序に従って関係図面等を用いて、

簡潔明瞭に記入して下さい。

② 火薬類を使用する工事作業は、爆破による影響の範囲等を詳細に記載

して下さい。

なお、火薬類等の危険物を船舶で運搬する場合は、別途危険物荷役・運

搬許可を受けて下さい。

③ 工事作業に使用する船舶は、用途、船名、総トン数(全長、全幅、喫水)、

機関馬力(警戒船にあっては速力)、電話番号等を、一覧表等にして添付

して下さい。

④ 潜水作業については、潜水方法、潜水者数、潜水時間等を記入して下さ

い。

⑤ 付近の可航幅(工事・作業を実施する周辺海域を船舶が航行できる幅

員)を著しく狭くする工事作業については、図面等に可航幅を明記して

下さい。

また、作業船のアンカー等の敷設あるいは工作物を海面に張り出す場

合は、詳細図を用いて船舶、岸壁等から張り出すワイヤー等の長さを記載

して下さい。

⑥ 作業船・土運船等が、作業区域へ頻繁に出入りする場合は、1 日当たり

の入港隻数を記載して下さい。

記入例

1 工事概要

護岸(前面水深DL-m、延長m、天端高DL+m)を築

造するため、しゅんせつ船、杭打船、ガット船等を使用して、下部工及び上部工

を施工するものです。(工事フローチャート 、要領図参照)

2 準備工

小型クレーン船及び測量船により、本工事着手前に作業区域を明示する浮標識

基(塗色黄色、灯質単閃黄光毎秒に1閃光、光達距離、灯高m)及び

黄色旗付き竹竿本を設置します。(標識設置位置図、灯浮標諸元表参照)作

業日数約日、使用船舶クレーン船隻、測量船隻、警戒船隻設置した標識

の維持管理は、別添標識管理要領に基づき、当社で行います

3 深浅測量工

測量船1隻を方向、間隔m、速力約ノットで航走させ、音響測深儀

により現状水深を測量します。作業日数約日

4 しゅんせつ工

式しゅんせつ船により、DL-mまで掘削(約)し、土運船に

より埋立地へ運搬、揚土のうえ、指定処分地へ埋立用材として投入します。

土運船は1日当たり隻運航します。

作業日数約日、毎日しゅんせつ船隻、土運船隻、曳船隻使用

(しゅんせつ作業状況図、運搬経路図参照)

なお、運搬時の曳航全長はm以下で行います。

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5 杭打ち工

杭打ち船を4点アンカーで係止し、台船により搬入した鋼管(直径、長さ

m、本)を護岸に沿って打ち込みます。鋼管は海面上mに露出しますが、

交通船により20m間隔で標識灯を設置します。

作業日数日、毎日杭打ち船隻、台船隻、曳船隻使用

(杭打ち作業状況図、標識設置図参照)

6 上部工

鋼管杭に台船を係留して、鋼管の上部に型枠を設置し、鉄筋工を施し、コンク

リート船によりコンクリートを打設します。 約日養生した後、型枠を撤去し、

ガット船により背後に山土(約)を投入します。

作業日数約日、コンクリート船隻、ガット船は隻/日運航

(上部工作業状況図、ガット船運航図参照)

7 後片付工

測量船1隻により、作業海域の音響測深儀を行い、水深-mが確保されてい

ることを確認し、小型クレーン船1隻により作業区域の灯浮標を撤去します。

作業日数約日

(後片付工作業状況図参照)

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(5) その他(事故防止措置等)

① その他の項目には、許可を受けようとする工事、作業の安全対策のほ

か、付近航行船舶に対する安全対策を記入して下さい。

② 事故防止措置(安全対策)は次のような事項について記入して下さい。

・ 現場責任者、安全管理責任者等の氏名、連絡先及び安全管理体制

・ 標識の設置

・ 警戒船の配備

・ 荒天時等の工事作業の中止基準

・ 緊急時の連絡体制

・ 関係先との調整状況及び周知状況

・ 作業船の夜間停泊状況及び荒天時の避難先

③ 事故防止措置以外の事項として、次の事項についても記入して下さい。

・ 海洋汚染防止に関する措置

・ 変更時の手続き、完了届に関すること

④ 作業の種類、規模等により異なりますが、次のような記入例を参考に

して記載して下さい。

記入例

1 本工事の現場責任者をと定め、作業全般の安全管理に対して監督さ

せます。

連絡先 昼間 -(作業所)

夜間 -(自宅)

2 施工に当たり、等からなる安全連絡会議を設け、工事作業の調整、安全対

策の検討等を行います。

3 作業船には、海上衝突予防法に規定する標識を掲げます。(しゅんせつ、航路

標識、海底電線、海底パイプラインの敷設、保守・引揚げ等他の船舶の進路を避

けることができない作業時は、操縦性能制限船の標識)

4 潜水作業船には、海上衝突予防法に規定する国際信号書に定めるA旗を表す

信号板を掲げます。

5 警戒船隻を配備し、作業区域に接近する船舶等に対して赤旗、拡声器等によ

り注意を喚起し、事故防止に努めます。

専従警戒要員 受講証番号 業務大阪第号

6 作業区域を明示するため、図のとおり灯浮標(型式、塗色黄色、単

閃黄光毎秒に 1 閃光、光達距離、灯高m)基を設置します。

7 作業船のアンカーワイヤーが、一般船舶の航行に支障をきたすおそれがある

場合は、アンカーワイヤーを緩めるか、作業を一旦中止し作業船を退避させま

す。

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8 気象の変化に留意し、気象警報等が発令された場合、大阪府下に津波注意報・

津波警報、大津波警報が発令された場合又は次の基準に達した場合は作業を中

止し、作業船をへ避難させます。

作業中止基準 (潜水作業等の場合)

風速 m/秒以上 (風速 m/秒以上)

波高 m以上 (波高 m以上)

(潮流 ノット以上)

視界 以下 (視界 以下)

9 事故発生等、緊急事態が発生した場合は、別添緊急連絡系統図により阪神港長

に通報するとともに、応急措置を施します。

10 工事中及び完成後の工作物には図のとおり標識灯 (型式、モール

ス白光毎秒にU、光達距離、灯高m)基を設置します。

11 作業船と警戒船とは、トランシーバーにより、また、潜水士と作業船とは水中

電話により常時連絡設定しております。

12 作業船が作業現場に夜間停泊する際は、停泊灯を点灯するほか、甲板等を作業

灯で照射します。

また、アンカーワイヤーの水深-mの位置には灯浮標(型式、塗色黄

色、単閃黄光毎秒に1閃光、光達距離、灯高m)を四隅にそれぞれ設

置します。

13 工事作業の内容を周知するため、別添のとおりリーフレットを作成し、船社、

代理店関係者等 (周知先一覧表参照)へ配付します。

その他の記入例

1 工事作業に伴って発生する廃棄物及び油類等が、海上に落下、流出しないよう

にシートを展張して回収し、に運搬して陸上で処分します。

2 浚渫に当たっては、別図のとおり周辺に汚濁防止膜を展張します。

3 浚渫土砂は、地区埋立て用材に流用するため、別添のとおり溶出検査を実

施し、有害物質を含有していないことを確認しています。

4 工事作業許可書は、現場に携行し、いつでも提示できるようにします。

5 許可内容を変更する場合は、事前に変更許可申請を行います。

6 工事が完了した場合は、速やかに完了届を提出します。

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3 磁気探査、警戒船配備等

(1) 磁気探査

しゅんせつ、ボーリング及び杭打ち等、海底に衝撃を与えたり、海底をか

く乱する作業を行う場合は、事前に爆発物等の有無を確認するための探査

を行い、工事に着手するまでにその成果を提出して下さい。

(2) 標識の設置

工事作業等に使用する灯浮標の形状、灯質等については、「浮標識を定め

る告示(昭和 58 年7月5日、海上保安庁告示第 131 号)」に準じて取扱い、

概ね次表の設置する場所等により、定められた灯質の標識を設置する必要

がありますが、光力等によっては航路標識法に基づく許可を必要とする場

合がありますので、大阪海上保安監部交通課(電話 06-6571-0516)へお問

い合わせ下さい。

標識を設置する場合は、標識に管理者名を明記し、維持管理の方法を記

載して下さい。

設置場所 塗色 灯 質 備 考

灯 色 周期等

①工事作業区域

②航泊禁止区域

③花火大会の行

事区域等

黄 黄 3~4秒に1閃

光達距離は、付近の海上交

通の実態、付近の地形(背

景光等)を考慮して適切な

ものとして下さい。

海上構造物(例)

シ ー バ ー ス

ボーリング櫓

黄 白 モールス毎8秒

にU(・・-)

光達距離は、上記に同じ。

ただし、航泊禁止区域の中

に設置する場合等は上記

の黄色の特殊標識として

下さい。

のり養殖いかだ

黄 黄 3~4秒に1閃

設置間隔、灯高、光達距離

は大阪府の漁場標識設置

基準に基づき設置して下

さい。

①防波堤先端

②潜堤 (海面下

の消波堤等)

水路等の入口付近では、左舷標識、右舷標識等を設置する必要があり

ますので、事前に大阪海上保安監部交通課と調整して下さい。

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(3) 警戒船の配備

海上保安庁では、海上において行われる工事作業に係る警戒船の配備基

準を制定しており、次のいずれかに該当する工事作業には、警戒船を配備

して実施して下さい。

・ 告示又は公示による交通制限を伴う工事作業

・ 航路、航路周辺海域等の船舶交通が特にふくそうする海域で行われ

る工事、作業(航行船舶の進路を避けることが容易な方法で行われるも

のを除く。)

・ 爆破作業、潜水作業等危険度の特に高い作業

・ その他の工事作業のうち港長が必要と認めたもの

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(4) 水底土砂等の溶出検定結果(分析表)

水底土砂(海洋又は海洋に接続する公共水域から除去された土砂(汚

泥を含む。))を海域に排出する場合(公有水面埋立法の許可もしくは承

認を受けて埋立てをする場所又は廃棄物の処理場所として設けられてい

る場所に排出する場合を含む。)は、必ず許可申請前にその水底土砂につ

いて、海洋汚染等及び海上災害の防止に関する法律に規定する検定方法

により検定し、その分析表を添付してください。

なお、ダイオキシン類については「ダイオキシン類対策特別措置法」

に基づく底質の環境基準が、また水銀及びポリ塩化ビフェニル(PCB)

については「底質の暫定除去基準」(昭和 50 年 10 月 28 日、環水管 119、

各都道府県知事・各権限委任市市長宛 環境省水質保全局長通知)が定

められていますので留意してください。

(5) 海洋施設設置届

海域に海洋施設(人を収容することができる構造の工作物、物の処理、

輸送又は保管の用に供する工作物等で、陸地との往来ができないもの。)

を設置しようとする者は、海洋汚染等及び海上災害の防止に関する法律

第 18 条の3に基づき、大阪海上保安監部長に「海洋施設設置届」の提出

が必要となりますのでボーリング櫓、作業台等を設置する場合は、ご注

意下さい。

なお、この事務は大阪海上保安監部警備救難課海上環境係(電話 06-

6571-0222)が担当しております。

(6) 水路の保全

海上において工事、作業を行う場合は、水深の減少、廃油等の投棄、推

進器等の損傷、船舶交通の流れの阻害等を防止するため、船舶が通航す

る水路を保全しなければなりません。このため、工事等の実施責任者は、

資機材の脱落・流失防止の措置を講ずるとともに、安全教育においては

作業従事者に十分徹底しておく必要があります。

なお、工事に伴い水深が変化するような場合は、所定の水深を維持して

いることを確認するための水路測量を行う必要があるほか、新たな工作

物を設置した場合や海図に記載されている水深に変化を生じた場合は、

水路業務法に基づく海図補正の手続きを行う必要があります。

海図補正の手続き事務は、第五管区海上保安本部海洋情報部(電話 078-

391-6551、海の相談室電話 078-391-1299)が担当しております。

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また、海洋汚染等及び海上災害の防止に関する法律には、船舶、海洋施

設等からの油や廃棄物の排出の規制がありますので、海洋汚染の防止に十

分配慮して施工して下さい。

港則法第 24 条

1 何人も、港内又は港の境界外1万メートル以内の水面においては、みだりに、

バラスト、廃油、石炭がら、ごみその他これに類する廃物を捨ててはならない。

2 港内又は港の境界付近において、石炭、石、れんがその他散乱する虞のある

物を船舶に積み、又は船舶から卸そうとする者は、これらの物が水面に脱落す

るのを防ぐため必要な措置をしなければならない。

3 港長は、必要があると認めるときは、特定港内において、第1項の規定に違

反して廃物を捨て、又は前項の規定に違反して散乱する虞のある物を脱落させ

た者に対して、その捨て、又は脱落させた物を取り除くべきことを命ずること

ができる。

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(7) 利害関係者との調整

埋立造成、工作物の設置等の工事作業を実施する場合は、事前に利害

関係者に対し工事方法等を十分説明し、工事作業が円滑に行えるように

調整して下さい。なお、工事・作業許可申請においては、調整の際に得た

同意書等の添付は不要です。

新島建設工事

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4 行事許可

(1) 根 拠

(2) 申請者

行事実施責任者(行事の実施について全般の指揮監督する権限を有す

る者)

(3) 様 式 第9号様式(様式編参照) 様式は工事、作業、行事が共通と

なっていますので、表題を「港内行事許可申請書」として提出し

て下さい。

(4) 提出部数

1部提出して下さい。なお、航行制限等を行う必要がある行事について

は水路通報等への掲載が必要となり、複数部数を提出していただく場合

があります。

(5) 提出時期

行事を実施するまでに、十分余裕をもって申請して下さい。特に航行

制限等を行う必要がある場合は、事前に港長と調整のうえ1か月前まで

に提出してください。

(6) 留意事項

① 行事とは、端艇競争のほか、祭礼、パレード、海上訓練、海上カーニバ

ル、海上花火大会、遠泳大会、海上デモ等で、一般的には一定の計画の下、

統一された意思に従って複数の船舶等が参加して行われる社会的な活動

を言います。 なお、海上デモ等を1隻で行う場合でも、航行形態によっ

ては許可が必要な場合があります。

② 参加する船艇が少数であっても水域を占用(ブイ等の設置を含む。)し

たり、船隊を組む等して港域内(航路や泊地を含む。)を通常の航行形態

とは異なった形で航行する場合は行事に該当します。

③ 一船内において行われる納涼大会等は、当該船舶が通常の航行形態と

は異なった形で行動することのない限り、本条の行事には該当しません。

港則法第 32 条

特定港内において端艇競争その他の行事をしようとする者は、予め港長

の許可を受けなければならない。

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(7) 記入要領

記載に当たっては、工事作業の項を参考にして次のように記載して下

さい。

① 目的及び種類 行事の目的及び種類を簡潔明瞭に記載して下さい。

② 期間及び時間

行事の開始及び終了年月日、時刻を正確に記載して下さい。行事開始前

の準備作業及び終了後の後片付け等で海面を使用する場合の時間も、行

事時間として記載して下さい。なお、数日間にわたる行事については、そ

のスケジュール表を添付して下さい。

③ 区域又は場所

行事の行われる場所又は経路を明確に記載し、位置図及び航行経路図

等を必ず添付して下さい。

基点は、灯台等の海図に記載された著名物標からの方位、距離を基に、

行事の行われる範囲を明確に記載して下さい。

④ 方法

行事の方法を順追って具体的に記載し、実施計画書等を作成した場合

は添付して下さい。行事の参加人数、パレードの場合は船隊の編成状況、

参加船艇(船名・トン数等)、航行速力や旗りゅう信号、音響信号等を使

用する場合もその旨記載して下さい。

記入例

令和年月日 からまで

(予備日 令和年月日 からまで)

(詳細なスケジュールは別添のとおり)

記入例

阪神港大阪区第区岸壁前面海域

大阪防波堤灯台から度mを中心とした半径mの円

内海面(行事区域図参照)

記入例

・ 海洋汚染防止思想普及活動のための海上パレード

・ 油流出事故を想定したオイルフェンス展張訓練

・ 帆走技術向上のための第回杯ヨットレース大会

・ 第回海の祭典協賛行事のためのモーターボート試走展示会

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⑤ その他(事故防止措置等)

概ね、次の事項等について記載して下さい。

イ 現場における責任者の住所氏名、連絡先

ロ 指揮系統及び連絡方法

ハ 行事参加者に対する危険防止措置

ニ 他船に対する警戒措置等

ホ 行事の中止基準

ヘ 緊急連絡体制

ト 関係先に対する周知状況

チ 標識等の形状

「大阪港カッターレース」

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第 7 進水、いかだ運行等

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1 進水届、入出きょ届

(1) 根 拠

(2) 届出者

進水又はドック(船渠)に出入りさせようとする造船所等の作業の

責任者

(3) 様 式 第 10 号様式(様式編参照)

届け出る内容により不要な表題を削除し、「進水届」、「入出きょ届」

等として提出して下さい。

(4) 対象船舶

前述のとおり、大阪区第三区では全長 25m以上、堺泉北区第二区で

は全長 50m以上の船舶を、進水及びドックに入出きょさせる場合が対

象となります。

(5) 提出時期

進水、入出きょしようとするまでに、十分余裕をもって届出して下

さい。

(6) 留意事項

① 付近通航船舶に影響を及ぼすおそれのある場合は、関係者への周

知、警戒措置等の対策等を検討のうえ、その措置事項を記載した書

面を添付して下さい。

② 爆発物、引火性危険物等を積載していた船舶は、危険物が存在の

有無は、危険物船舶運送及び貯蔵規則第5条の規定により修理可能

か確認しておいて下さい。

③ 進水等に伴って、前面海域にブイ等を設置する場合は、別途作業

許可申請を行って下さい。

港則法第 33 条

特定港の国土交通省令で定める区域内において長さが国土交通省令で定

める長さ以上である船舶を進水させ、又はドックに出入させようとする者

は、その旨を港長に届け出なければならない。

港則法施行規則第 20 条

法第 33 条の規定による特定港内の区域及び船舶の長さは、別表第三のと

おりとする。

別表第三

区域 船舶の長さ

大阪区第三区 25m

堺泉北区第二区 50m

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2 竹木材水上荷卸、いかだ運行、いかだ係留許可

(1) 根 拠

(2) 申請者

竹木材水上荷卸し、いかだ運行又はいかだ係留の作業をしようとす

る責任者。

(3) 様 式 第 11 号様式(様式編参照)

申請する内容により不要な表題を削除し、「竹木材水上荷卸許可申

請書」、「いかだ運行・係留許可申請書」等として提出して下さい。 な

お、いかだの運行及び係留許可申請に当たっては、運行経路、係留範

囲等を示す図面を添付して下さい。

(4) 提出時期

竹木材を水上に荷卸し、又はいかだを運行、係留しようとするまで

に、十分余裕をもって申請して下さい。

(5) 留意事項

① いかだとは、竹、木材、鋼製フローター、プラスチックパイプ等

を綱、ボルト、ワイヤー等で結合し一体として運搬、保存できる状

態にしたものを言います。

② 竹木材を水上に荷卸しする場合は、流出等を防止するためのネッ

ト等を展張するとともに、流出時には直ちに回収できるよう作業船

等を待機させておいて下さい。

③ 荷卸し中の木材等の沈没を防止するため、荷卸の検数、沈下防止

ネットの展張等の措置を講ずるとともに、荷卸し終了後は音響測深

機又は潜水夫等による掃海探査を実施し、沈木がある場合は完全に

引き揚げて下さい。

④ いかだの運行及び係留に当たっては、十分な固縛を行い流出防止

に万全を期すとともに、流出した場合は直ちに回収して下さい。

⑤ いかだ運行・係留包括許可については、許可期間中の実績を翌月

の7日までに提出して下さい。

港則法第 34 条

特定港内において竹木材を船舶から水上に卸そうとする者及び特定港内

においていかだをけい留し、又は運行しようとする者は、港長の許可を受け

なければならない。

2 港長は、前項の許可をするに当り船舶交通安全のために必要な措置を

命ずることができる。

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3 えい航の制限

(1) 根 拠

(2) 適用除外(えい航制限の解除)

巨大物件、巨大船、特殊な作業等により、前述の制限事項を超えて

えい航する場合は、えい航許可申請書(様式は様式編参照)を提出の

うえ、許可を受けて下さい。

なお、次の場合は許可できない場合がありますので、ご注意下さい。

① 船舶交通のふくそう時間帯にえい航する場合

② えい航経路が一般船舶の航行等に支障がある場合

③ えい船の能力不足、警戒船が配備されない場合

また、工事作業に伴って制限事項を超えてえい航する場合で、工事

作業許可申請書にその内容及び安全対策等を記載している場合は、工

事作業の許可を受けることをもって、本条項のえい航制限が解除され

たものとして取り扱います。

港則法施行規則第9条

船舶は、特定港内において、他の船舶その他の物件を引いて航行するとき

は、引船の船首から被えい物件の後端までの長さは 200 メートルを超えて

はならない。

2 港長は、必要があると認めるときは、前項の制限を更に強化することが

できる。

港則法施行規則第 31 条

船舶は、阪神港大阪区防波堤内において、汽艇等を引くときは、第9条第

1項の規定にかかわらず、次の制限に従わなければならない。

一 阪神港大阪区河川運河水面(木津川運河水面を除く。)においては、

引船の船首から最後の汽艇等の船尾までの長さが 120 メートルを超え

ないこと。

二 木津川運河水面においては、引船の船首から最後の汽艇等の船尾ま

での長さが 80 メートルを超えないこと。

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4 私設信号使用許可

(1) 根 拠

(2) 申請者 港内で使用する私設信号を定めようとする者。

(3) 様 式 第8号様式(様式編参照)

(4) 提出時期

やむを得ない場合のほか、私設信号の使用を開始しようとする約2

か月前までに提出して下さい。

(5) 留意事項

① 私設信号とは、国際信号書による旗りゅうや灯火、文字盤等の手

段により、ある特定の意味を表すための信号を言います。

② 国際信号書には、旗りゅう信号による船舶との交信の意味が規定

されており、また、灯火等は航行管制を行ううえで重要な意義を有

していることから、これらと混同したり、不必要な信号を設定する

ことによる混乱を防ぐために許可制度としているものです。

③ 国際信号書に定められている信号のほか、法令等に掲揚が定めら

れている信号と同じ信号は許可できません。

④ 設定者は、国、地方公共団体、私企業体、私人等を問いません。

⑤ 海上保安庁では、現在、係留施設の使用に関する信号の発受業務

は実施しておりませんので、信号を発する場所を海上保安庁の信号

所とするものについては、許可できません。

港則法第 29 条 特定港内において使用すべき私設信号を定めようとするものは、港長の

許可を受けなければならない。 港則法施行規則第 15 条

法第 29 条(法第 41 条の規定により準用する場合を含む。)の規定による

許可の申請は、私設信号の目的、方法及び内容並びに使用期間を具して、こ

れをしなければならない。

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5 航行管制

(1) 根 拠

※ 本書第2阪神港大阪区及び堺泉北区の状況の「7航行管制水路」の項

を参照して下さい。

(2) 管制水路運航時の通報

法第 38 条第 2 項に定める通報を必要とする船舶は、次のとおりで

す。

港則法第 38 条 1 特定港内の国土交通省令で定める水路を航行する船舶は、港長が信号所にお

いて交通整理のため行う信号に従わなければならない。 2 総トン数又は長さが国土交通省令で定めるトン数又は長さ以上である船舶

は、前項に規定する水路を航行しようとするときは、国土交通省令で定めると

ころにより、港長に次に掲げる事項を通報しなければならない。通報した事項

を変更するときも、同様とする。 一 当該船舶の名称 二 当該船舶の総トン数及び長さ 三 当該水路を航行する予定時刻 四 当該船舶との連絡手段 五 当該船舶が停泊し、又は停泊しようとする当該特定港のけい留施設

3 第一項に規定する水路に接続する海上交通安全法(昭和四十七年法律第百十

五号)第二条第一項に規定する航路を航行しようとする船舶が、同法第二十二

条の規定による通報をする際に、併せて、当該水路に係る前項第五号に掲げる

けい留施設を通報したときは、同項の規定による通報をすることを要しない。 4 第一項の信号所の位置並びに信号の方法及び意味は、国土交通省令で定め

る。 港則法施行規則第 20 条の2 法第三十八条第一項(法第四十三条の規定により準用する場合を含む。)の国土

交通省令で定める水路並びに法第三十八条第五項(法第四十三条の規定により準

用する場合を含む。)の信号所の位置並びに信号の方法及び意味は、別表第四のと

おりとする。

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- 91 -

管制水路名 通報義務船舶(管制船舶) 通報場所

大阪区

木津川運河 総トン数 300 トン以上 大阪海上保安監部

港内交通管制室

TEL 06-6599-0175

FAX 06-6599-0178

南港水路 総トン数 5,000 トン以上

堺泉北区

堺水路 総トン数 3,000 トン以上 TEL 06-6599-0176

FAX 06-6599-0176

浜寺水路 総トン数 10,000 トン以上 TEL 06-6599-0177

FAX 06-6599-0176

(3) 通報時期及び通報事項

通報義務船舶は、入航予定日又は運航開始予定日の前日正午までに船

名、総トン数、運航予定時刻、バース名を通報して下さい。なお、堺水

路及び浜寺水路を運航する船舶にあっては、入出航予定報告書(様式編

参照)により書面で提出して下さい。

通報事項に変更が生じた時は、速やかに変更通報を行って下さい。

なお、通報は船長に代わって代理店等が提出しても差し支えありませ

ん。

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6 船舶交通の制限

(1) 根 拠

(2) 制限の内容及び周知

① 港内において、船舶交通の安全を阻害するような事態が生じた場

合に、港長が一般船舶に対して船舶交通の制限を行うことにより、

船舶交通の安全を確保しようとするもので、一般的には航路や船舶

交通のふくそう海域で大規模な工事等が行われる場合に、港長公示

により航泊禁止、航行制限等の措置を取っております。

② 制限等を行う場合は、船舶交通の安全上必要がある場合に限られ

ており、その期間、区域等も必要最小限に留められております。

③ 制限等を行った場合は、法第 39 条第 2 項に基づき公示し、港長

事務所での掲示、五管区水路通報への掲載及び海事関係団体へ通知

しております。

なお、五管区水路通報は「第五管区海上保安本部ホームページ」

「海洋の情報」「水路通報等」から閲覧できますので、ご利用下さい。

「航海安全情報」

http://www1.kaiho.mlit.go.jp/KAN5/tuho/tuho2.htm

④ 法第 39 条第3項は、海難等が発生した場合で、引火性危険物の流

港則法第 39 条

1 港長は、船舶交通の安全のため必要があると認めるときは、特定港内

において航路又は区域を指定して、船舶の交通を制限し又は禁止するこ

とができる。

2 前項の規定により指定した航路又は区域及び同項の規定による制限

又は禁止の期間は、港長がこれを公示する。

3 港長は、異常な気象又は海象、海難の発生その他の事情により特定港

内において船舶交通の危険が生じ、又は船舶交通の混雑が生ずるおそれ

がある場合において、当該水域における危険を防止し、又は混雑を緩和

するため必要があると認めるときは、必要な限度において、当該水域に

進行してくる船舶の航行を制限し、若しくは禁止し、又は特定港内若し

くは特定港の境界付近にある船舶に対し、停泊する場所若しくは方法を

指定し、移動を制限し、若しくは特定港内若しくは特定港の境界付近か

ら退去することを命ずることができる。ただし、海洋汚染等及び海上災

害の防止に関する法律第四十二条の八の規定の適用がある場合は、この

限りでない。

4 港長は、異常な気象又は海象、海難の発生その他の事情により特定港

内において船舶交通の危険を生ずるおそれがあると予想される場合に

おいて、必要があると認めるときは、特定港内又は特定港の境界付近に

ある船舶に対し、危険の防止の円滑な実施のために必要な措置を講ずべ

きことを勧告することができる。

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出、船舶の沈没等により、一般船舶の航行が危険であると判断した

場合に航行制限等を行うもので、急を要する場合は海難現場におい

て巡視船等で交通整理を行うほか、大阪ハーバーレーダー等から無

線電話等により港長公示の内容を放送して、関係船舶へ周知します。

なお、重油、潤滑油等の油が流出し防除作業を行っている場合は、

海洋汚染等及び海上災害の防止に関する法律第39条の2に基づき、

大阪海上保安監部長が同様に巡視船等により一般船舶に対して当

該海域からの退去、進入の中止等の航行制限を行う場合があります。

(3) 引火性危険物積載タンカーへの接近、接舷の制限

阪神港大阪区及び堺泉北区では、本条項に基づき引火性危険物を

積載したタンカーへの接近、接舷を制限しております(資料編の令

和元年5月1日付、港長公示第1-1号参照参照)ので、停泊中の

当該タンカーへの接近、接舷は行うことはできません。 やむを得

ない理由により、引火性危険物積載タンカーへ接近又は接舷する必

要が生じた場合は、次のとおり引火性危険物積載タンカーへの接近・

接舷許可申請書を提出して許可を受けて下さい。

① 申請者

接近、接舷しようとする船舶の船長又は接近、接舷して積込み

等を行う作業の責任者

② 様式

「引火性危険物積載タンカーへの接近・接舷許可申請書」(様式

編参照)

③ 提出時期

接近、接舷しようとするまでに、十分余裕をもって申請して下

さい。

④ 留意事項

イ 当該タンカーの燃料を給油する船舶、水先人や入港手続きの

ための代理店職員等を運搬する船舶等で、一定の条件を満たし

ている場合は、本制限から除外されますが、船用品、荷役機器

等の揚積み等は許可の対象となります。

ロ 安全対策については、様式の記入例を参考に、船体同士の接

触防止、火気管理の状況、荒天時の中止基準、緊急連絡体制等

について記入して下さい。

なお、夜間の場合は船舶交通のふくそう海域や相当の防爆型

照明設備がない場合は許可できませんので、ご注意下さい。

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第8 そ の 他

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1 異常気象等発生時の船舶交通の制限(港則法第 39 条第3項及び第4項)

(1) 根 拠

(2) 台風対策

阪神港(大阪区、堺泉北区)及び阪南港においては、大阪湾に台風が接近するお

それがある場合、大阪港海難防止対策委員会(事務局-(公財)海上保安協会大阪

支部)が招集され、所要の措置を検討したうえ、港長に意見を具申することとなっ

ており、その場合、阪神港長(大阪区、堺泉北区)は「大阪港台風等災害防止措置

実施要領」に基づき、在港船舶等に対して所要の勧告を行っております。

勧告を発する場合は、定められた連絡系統により電話、ファクシミリ、無線電話

等で関係先に周知しますので、十分な時間的余裕をもって安全な場所に避難する等

して下さい。特に、高潮等のおそれがある場合は、岸壁等に係留しておくことは非

常に危険ですので、十分留意して下さい。

大型危険物積載船舶、修理中の船舶、木材の水面係留等の関係者にあっては、早

めに十分な所要の措置を施して下さい。

(3) 津波対策

阪神港(大阪区、堺泉北区)及び阪南港では、津波発生時において、津波による船

舶の被害軽減を図ることを目的とし、大阪港海難防止対策委員会の中に

・大阪市津波分科会(事務局:大阪市)

・大阪府津波分科会(事務局:大阪府)

が設置されており、大阪府に津波警報又は大津波警報が発令された場合は、「阪神港

(大阪区・堺泉北区)及び阪南港における船舶津波対応要領」により、その発表時

をもって、阪神港長(大阪区、堺泉北区)から在港船舶に対して港外へ避難が勧告

されるとともに、必要に応じて移動が命ぜられるほか、入港が制限されます。

港則法第 39 条 港長は、船舶交通の安全のため必要があると認めるときは、特定港内において航路又は区域を指定して、船舶の交通

を制限し又は禁止することができる。 2 前項の規定により指定した航路又は区域及び同項の規定による制限又は禁止の期間は、港長がこれを公示する。 3 港長は、異常な気象又は海象、海難の発生その他の事情により特定港内において船舶

交通の危険が生じ、又は船舶交通の混雑が生ずるおそれがある場合において、当該水域

における危険を防止し、又は混雑を緩和するため必要があると認めるときは、必要な限

度において、当該水域に進行してくる船舶の航行を制限し、若しくは禁止し、又は特定

港内若しくは特定港の境界付近にある船舶に対し、停泊する場所若しくは方法を指定

し、移動を制限し、若しくは特定港内若しくは特定港の境界付近から退去することを命

ずることができる。ただし、海洋汚染等及び海上災害の防止に関する法律第四十二条の

八の規定の適用がある場合は、この限りでない。 4 港長は、異常な気象又は海象、海難の発生その他の事情により特定港内において船舶

交通の危険を生ずるおそれがあると予想される場合において、必要があると認めると

きは、特定港内又は特定港の境界付近にある船舶に対し、危険の防止の円滑な実施のた

めに必要な措置を講ずべきことを勧告することができる。

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2 入出港届記載事項証明申請書(提出部数2部)

水先法施行規則に基づく航海実歴の認定を受ける方で、当該港へ入出港した際に提出

された入出港届の記載内容についての証明を希望される場合は、次のとおり事務処理し

ておりますので、(2)の様式により申請して下さい。

(1) 申請者 当該船舶に船長として乗り組んでいる日本人

(2) 様 式 第9様式編の「入出港届記載事項証明申請書」を参照して下さい。

(3) 提出時期

当該船舶の入出港届が提出されてから1年以内。

ただし、入出港届を提出してから1か月を経過した以降に申請された場合は、事

実の確認に2~3日の期間を要しますので、了承下さい。

(4) 留意事項

① 入出港届記載事項証明書は、申請者が当該船舶の船長として阪神港長に入出港届

を提出し、港長が受理していることを証明するもので、入出港時間の事実や明石海

峡、友ケ島水道を通航したことを証明するものではありません。

② 記載内容を訂正等する場合は、必ず申請者の印鑑で訂正して下さい。

③ 海上保安庁は証明機関ではありませんので、その他の証明事務は行っておりませ

ん。

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3 阪神港大阪区及び堺泉北区の進路信号

(1)根 拠

(2) 進路表示は、従来は各錨地及び係留施設ごとに港長又はバース管理者との間の連絡

方法として旗りゅうにより行っていましたが、船舶電話等の連絡手段が定着したこと

等によりこれを廃止し、平成7年4月1日大阪港においても進路信号を定め、平成 13

年9月 10 日からは大阪区 10 ブロック、堺泉北区3ブロックに分けて実施していま

す。また、平成 22 年7月1日、「港則法及び海上交通安全法を一部改正する法律」が

施行され、AIS(船舶自動識別装置)を搭載している船舶は、AIS による目的地情報と

して港内での進路を示す記号の入力が義務付けられましたので、入港時及び港内移動

時には進路信号を表示して下さい。

港則法施行規則第 11 条

船舶は、港内又は港の境界付近を航行するときは、進路を他の船舶に知らせるため、

海上保安庁長官が告示で定める記号を、船舶自動識別装置の目的地に関する情報とし

て送信していなければならない。

ただし、船舶自動識別装置を備えていない場合及び船員法施行規則(昭和二十二年運

輸省令第二十三号)第三条の十六ただし書の規定により船舶自動識別装置を作動させ

ていない場合においては、この限りではない。

2 船舶は、釧路港、苫小牧港、函館港、秋田船川港、鹿島港、千葉港、京浜港、新潟

港、名古屋港、四日市港、阪神港、水島港、関門港、博多港、長崎港又は那覇港の港

内を航行するときは、前しようその他の見やすい場所に海上保安庁長官が告示で定

める信号旗を掲げて進路を表示するものとする。ただし、当該船舶が当該信号旗を有

しない場合又は夜間においては、この限りでない。

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阪神港大阪区における進路信号等

阪神港長

下記一覧表のとおり、国際信号旗を有する入港船舶は必ず信号旗による進路表示を

行うとともに、AISを搭載している入港船舶(船員法により作業義務を免除されている船

舶を除く。)はAISへの入力を行うこと。

平成22年7月1日

国際信号旗AISで対応する進路コード

を踏まえた入力例信      文

① 2代・H >JP OSA H 第1区の係留施設に向かって航行する。

② 2代・2・T >JP OSA 2T 第2区天保山大橋以西の係留施設に向かって航行する。

③ 2代・2・A >JP OSA 2A 第2区天保山大橋以東の係留施設に向かって航行する。

④ 2代・3・W >JP OSA 3W 第3区港大橋以西の係留施設に向かって航行する。

⑤ 2代・3・E >JP OSA 3E第3区港大橋以東の第5から第8号岸壁、尻無川又は大正内港の係留施設に向かって航行する。

⑥ 2代・3・C >JP OSA 3C 第3区港大橋以東の南港コンテナ埠頭、I岸壁又はG岸壁に向かって航行する。

⑦ 2代・3・K >JP OSA 3K第3区港大橋以東の係留施設(第5から第8号岸壁、尻無川若しくは大正内港の係留施設、南港コンテナ埠頭、I岸壁又はG岸壁を除く。)に向かって航行する。

⑧ 2代・4・N >JP OSA 4N 第4区南港北防波堤灯台と南港信号所を結んだ線以北の係留施設に向かって航行する。

⑨ 2代・4・S >JP OSA 4S第4区の係留施設(南港北防波堤灯台と南港信号所を結んだ線以北の係留施設を除く。)に向かって航行する。

⑩ 2代・5 >JP OSA 5 第5区の係留施設に向かって航行する。

>JP OSA OFF 目的港の港内又は境界付近で錨泊しようとする場合

>JP OSA XX上記以外の目的港内での進路

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阪神港堺泉北区における進路信号等

下記一覧表のとおり、国際信号旗を有する入港船舶は必ず信号旗による進路表示を

行うとともに、AISを搭載している入港船舶(船員法により作業義務を免除されている船

舶を除く。)はAISへの入力を行うこと。

阪神港長

第1区

平成22年7月1日

国際信号旗AISで対応する進路コード

を踏まえた入力例信      文

① 2代・1 >JP SBK 1 第1区の係留施設に向かって航行する。

② 2代・2 >JP SBK 2 第2区の係留施設に向かって航行する。

③ 2代・3 >JP SBK 3 第3区の係留施設に向かって航行する。

>JP SBK OFF 目的港の港内又は境界付近で錨泊しようとする場合

>JP SBK XX上記以外の目的港内での進路

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第9 様 式 編

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第1号様式

入 出 港 届 GENERAL DECLARATION

到着 Arrival

出発 Departure

1. 船舶の名称、種類及び信号符字 Name, Type and Call Sign of ship

2. 到着港/出発港 Port of arrival/departure

3. 到着日時/出発日時 Date-time of arrival /departure

4. 船舶の国籍 Nationality of ship

5. 船長の氏名 Name of Master

6. 前寄港地/次寄港地 Port arrived from/Port of destination

7. 船籍港、登録年月日※及び船舶番号

Certificate of registry(Port; Date※; Number)

8. 船舶の代理人の氏名又は名称及び住所 Name and address of ship’s agent

船舶の運航者の氏名又は名称及び住所 Name and address of ship’s Operator

9. 総トン数 Gross tonnage

10. 純トン数 Net tonnage

11. 港における船舶の位置(停泊地) Position of the ship in the port(berth or station)

12. 航海に関する簡潔な細目(寄港地及び寄港予定地。積載されたままの貨物が荷揚げされる予定の港に下線を付す。)

Brief particulars of voyage(previous and subsequent ports of call; underline where remaining cargo will be discharged) 13. 貨物に関する簡潔な記述

Brief description of the cargo 14. 乗組員の数(船長を含む。)

Number of crew(incl. master)

15. 旅客の数 Number of passengers

16. 備考 Remarks

添付書類の枚数※

Attached document※ (Indicate number of copies)

17. 積荷目録 Cargo Declaration

18. 船用品目録 Ship’s Stores Declaration

19. 乗組員名簿 Crew List

20. 旅客名簿 Passenger List

21. 日付及び船長又は委任を受けた代理人若しくは船舶の 職員による署名

Date and signature by master, authorized agent or officer

22. 乗組員携帯品申告書 Crew’s Effects Declaration

23. 検疫明告書 Maritime Declaration of Health

当局記入欄 For official use 24. 内航船舶

(注) 1 ※の付されている項目については、記入不要。

2 傷病者を緊急の治療のために上陸させる目的で寄港し、直ちに出発する意図を有する船舶については、8.欄のうち「船舶 の運航者の氏名又は名称及び住所」の記入不要。

3 24.欄には、内航船舶に該当する場合のみチェックを付すこと。

Note 1 It is not necessary to fill in the item marked “※” 2 With regard to ships calling at ports in order to put ashore sick or injured persons for emergency medical treatment and intending to leave

again immediately, it is not necessary to fill in “Name and address of ship’s Operator” of the column “8”

備考 用紙の大きさは、日本産業規格A列4番とすること。

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第2号様式

入 出 港 届 省 略 許 可 申 請 書

年 月 日

阪神港長 殿

申請者所属・氏名 印

船 舶 の 名 称

予 定 到 着 日 時

/ 出 発 日 時

船 舶 の 種 類

信号符字又は

船 舶 番 号

船 舶 の 国 籍

船 長 の 氏 名

総 ト ン 数

乗 組 員 の 数

(船長を含む。)

港における船

舶 の 位 置

( 停 泊 地 )

省 略 期 間

自 月 日

至 月 日

船舶の代理人

の 氏 名 又 は

名称及び住所

主な航行海域

(航行経路)

貨物に関する

簡 潔 な 記 述

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(第2号様式)

注意

1 申請者の所属、氏名を記載し、押印することに代えて署名することができる。

2 申請者が船長の場合は「船長の氏名」の記載を要しない。

3 「船舶の代理人の氏名又は名称及び住所」の欄には、代理店が設定されている場合は代理店の名

称、住所及び電話番号を、また、代理店が設定されていない場合は運航者の名称及び住所を記載す

ること。

4 予定到着日時/出発日時が当該欄に記載できない場合は、別紙に記載して添付すること。

5 省略期間は、原則として1ヶ月以内の期限に限って申請すること。

6 申請書は、1通提出すること。

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第3号様式

錨地・停泊場所指定願、移動・危険物荷役許可申請書

年 月 日

阪神港長 殿

申請者所属・氏名 印

【共通項目】

船舶の名称 信号符字又は

船 舶 番 号

船舶の国籍 船舶の種類 総 ト ン 数 トン

船舶の全長 m 最 大 喫 水 m cm 重 量 ト ン 数 トン

船舶の代理人の氏名

又 は名 称 及 び住 所

船 長 の氏 名

品名・等級・国連番号・容器等級・引火点(密閉式による摂氏) こ ん 包 の 数 正 味 重 量 船 内 の

積 付 位 置

入港時

出港時

※「危険物情報」は、記載に代えて、「危険物積荷目録(FAL様式7)」を提出しても差し支えない。

【錨地・停泊場所指定願を行う際に記載】

錨泊・停泊目的

停泊予定期間 月 日 時 分から

月 日 時 分まで 希 望 停 泊 場 所

※指定錨地・停泊場所

【移動許可申請を行う際に記載】

移動予定日時 月 日 時 分 移 動 理 由

停 泊 場 所 移動前

移動後

移動後停泊

予 定 期 間

月 日 時 分から

月 日 時 分まで

【危険物荷役許可申請を行う際に記載】

停 泊 場 所 荷

荷役業者名

停 泊 期 間 月 日 時 分から

月 日 時 分まで 荷 役 期 間

月 日 時 分から

月 日 時 分まで

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(第3号様式)

注意

1 この様式は、次の用途に使用できる。

港則法第 5条第 2項又は第 3項の規定による錨地指定の申請

同法第 22 条の規定による危険物積載船舶の停泊場所指定の申請

同法第 7条第 1項の規定による移動許可申請

同法第 7条第 2項の規定による移動届

同法第 23 条第 1項の規定による危険物荷役許可申請

2 用途により、表題中不要の文字を削り、各欄の記載事項はそれぞれの用途に応じて記載すること。

3 申請者の氏名を記載し、押印することに代えて署名することができる。

4 「最大喫水」の欄には、停泊期間中の最大喫水を記載すること。

5 申請者が船長の場合は「船長の氏名」の記載を要しない。

6 「船舶の代理人の氏名又は名称及び住所」の欄には、代理店が設定されている場合は代理店の名称、住所及び電話番号

を、また、代理店が設定されていない場合は運航者の名称及び住所を記載すること。

7 「停泊場所」の欄には、「岸壁又は錨地の名称」若しくは「岸壁又は錨地コード」を記載すること。

8 ※欄には記載しないこと。

9 弾薬及び火工品については、薬量が判明しているときは、正味重量の下に( )を付して薬量を記載すること。

10 停泊場所指定願及び移動許可申請のみの申請を行う場合は、「危険物情報」の「入港時」の欄に、積載している危険物

の情報を記載すること。

11 危険物荷役許可申請を含む申請を行う場合は、入港時の「危険物情報」には、「荷卸しする危険物」、「その他の危険物」

に区分し、出港時の危険物情報には、「積込む危険物」、「荷繰する危険物」を記入すること。この場合、荷役しない「そ

の他の危険物」については、「船舶の積付位置」の欄に、その開放、非開放の別も記入すること。なお、「開放」とは、当

該危険物の揚荷をする場合を除き、開放された場所に危険物を積載している場合又は危険物を積載してある船倉若しく

は区画を開放する場合をいい、「非開放」とは、危険物を積載してある船倉又は区画を開放しない場合をいう。

12 「荷役情報」は荷役関係者が記入のこと。

13 「危険物情報」の欄中「等級」とは、火薬類等級1.1、火薬類等級1.2、火薬類等級1.3、火薬類等級1.4、

火薬類等級1.5、火薬類等級1.6、有機過酸化物(爆発物)、引火性高圧ガス、非引火性非毒性高圧ガス、毒性高圧

ガス、引火性液体類(容器等級Ⅰ)、引火性液体類(容器等級Ⅱ)、引火性液体類(容器等級Ⅲ)、可燃性物質、自然発火

性物質、水反応可燃性物質、酸化性物質、有機過酸化物(爆発物を除く。)、毒物、放射性物質等第1種、放射性物質等第

2種、放射性物質等第3種、腐食性物質、有害性物質又はその他の別をいう。また、「国連番号」が無い危険物について

は、危険物コード(MS コード)を記載し、「容器等級」については引火性液体類のみ記載すること。

14 「危険物情報」は、記載に代えて、「危険物積荷目録(FAL 様式7)」を提出しても差し支えない。なお、FAL 様式7に

ついては、港長窓口でも入手可能である。

15 「危険物情報」の欄に記載を要しない場合は、同欄に「無し」の記載又は斜線を引く等該当が無い旨わかるようにして

おくこと。

16 移動届として使用する際は、表題を訂正の上、移動許可申請と同様の項目に記入すること。

17 申請書等は、1通提出すること。

18 許可書又はその写しを、許可を受けた行為の行われている現場に携行すること。

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- 104 -

第4号様式

係 留 施 設 使 用 届

年 月 日

阪神港長 殿

届出者所属・氏名 印

船舶の名称

船舶の国籍

船舶の種類

船舶の全長 m 総 ト ン 数 トン

重量トン数 トン 最 大 喫 水 m cm

船舶の代理人

の氏名又は名

称及び住所

係留施設の名

称又は場所

係 留 期 間 自 月 日 時 分

至 月 日 時 分

主 な 揚 荷

種 類 数 量

主 な 積 荷

種 類 数 量

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- 105 -

(第4号様式)

注意

1 届出者の氏名を記載し、押印することに代えて署名することができる。

2 「船舶の代理人の氏名又は名称及び住所」の欄には、代理店が設定されている場合は代理店の名

称、住所及び電話番号を、また、代理店が設定されていない場合は運航者の名称及び住所を記載す

ること。

3 届書は、1通提出すること。

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- 106 -

第5号様式

係 留 施 設 使 用 届 省 略 許 可 申 請 書

年 月 日

阪神港長 殿

申請者所属・氏名 印

1 係留施設の名称又は場所

2 係留施設使用届省略期間

自 月 日

至 月 日

3 係留の用に供する船舶の要目

船舶の名称 船舶の種類 総 ト ン 数 重量トン数 船舶の全長 最 大 喫 水

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- 107 -

(第5号様式)

注意

1 申請者の氏名を記載し、押印することに代えて署名することができる。

2 省略期間は、原則として1ヵ月以内の期限を限って申請すること。

3 申請書は、1通提出すること。

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- 108 -

第6号様式

修 繕 ・ 係 船 届

年 月 日

阪神港長 殿

届出者所属・氏名 印

船 舶 の 名 称 船 舶 の 種 類

船 舶 の 国 籍 総 ト ン 数 トン

船 舶 の 全 長 m 最 大 喫 水 m cm

船舶の代理人の氏名

又は名称及び住所

修繕・係船期間

自 年 月 日 修繕・係船中

の 停 泊 場 所

至 年 月 日

主要修繕箇所・

船理由及び方法

乗 組 員 の 数 修繕・係船中

の乗組員の数

事 故 防 止 措 置

※指定停泊場所

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- 109 -

(第6号様式)

注意

1 この様式は、次の用途に使用できる。

修繕届

係船届

2 用途により、表題中不要の文字を削り、各欄の記載事項はそれぞれの用途に応じて記載するこ

と。

3 届出者の氏名を記載し、押印することに代えて署名することができる。

また、船主以外の者が船主の代理人として届け出る場合には、船主の氏名を記載し、その下にそ

の者の所属氏名を記載し、押印するか又は所属を記載し署名すること。

4 「船舶の代理人の氏名又は名称及び住所」の欄には、代理店が設定されている場合は代理店の

名称、住所及び電話番号を、また、代理店が設定されていない場合は運航者の名称及び住所を記

載すること。

5 届書は、1通提出すること。

6 ※の欄は記載しないこと。

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- 110 -

第7号様式

危 険 物 運 搬 許 可 申 請 書

年 月 日

阪神港長 殿

申請者所属・氏名 印

船舶の名称 信号符字又は

船 舶 番 号

船舶の種類 総 ト ン 数 トン 重 量 ト ン 数 トン

船舶の全長 m 最 大 喫 水 m cm 船 長 の 氏 名

船舶の代理人の氏名

又は名称及び住所

品名・等級・国連番号・容器等級・引火点(密閉式による摂氏) こ ん 包

の 数

正 味

重 量

船 内 の

積 付 位 置

運搬業者名 荷役業者名

運 搬 期 間

及 び 回 数

自 月 日 時 分

至 月 日 時 分

積込 自 月 日 時 分

至 月 日 時 分

荷卸 自 月 日 時 分

至 月 日 時 分

運 搬 区 間

場 所 岸壁又は錨地コード

経路

( )

( )

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- 111 -

(第7号様式)

注意

1 申請者の所属、氏名を記載し、押印することに代えて署名することができる。

2 申請者が船長の場合は「船長の氏名」の記載を要しない。

3 「船舶の代理人の氏名又は名称及び住所」の欄には、代理店が設定されている場合は代理店の名称、住

所及び電話番号を、また、代理店が設定されていない場合は運航者の名称及び住所を記載すること。

4 弾薬及び火工品については、薬量が判明しているときは、正味重量の下に( )を付して薬量を記載す

ること。

5 運搬時の「危険物情報」には、「荷役する危険物」、「その他の危険物」に区分し記入すること。この場合、

荷役しない「その他の危険物」については、「船舶の積付位置」の欄に、その開放、非開放の別も記入する

こと。なお、「開放」とは,当該危険物の揚荷をする場合を除き,開放された場所に危険物を積載している

場合又は危険物を積載してある船倉若しくは区画を開放する場合をいい,「非開放」とは,危険物を積載し

てある船倉又は区画を開放しない場合をいう。

6 「危険物情報」の欄中「等級」とは、火薬類等級1.1、火薬類等級1.2、火薬類等級1.3、火薬類

等級1.4、火薬類等級1.5、火薬類等級1.6、有機過酸化物(爆発物)、引火性高圧ガス、非引火性

非毒性高圧ガス、毒性高圧ガス、引火性液体類(容器等級Ⅰ)、引火性液体類(容器等級Ⅱ)、引火性液体

類(容器等級Ⅲ)、可燃性物質、自然発火性物質、水反応可燃性物質、酸化性物質、有機過酸化物(爆発物

を除く。)、毒物、放射性物質等第1種、放射性物質等第2種、放射性物質等第3種、腐食性物質、有害性

物質又はその他の別をいう。また、「国連番号」が無い危険物については、危険物コード(MS コード)を記

載し、「容器等級」については引火性液体類のみ記載すること。

7 申請書等は、1通提出すること。

8 許可書又はその写しを、許可を受けた行為の行われている現場に携行すること。

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第8号様式

私 設 信 号 使 用 許 可 申 請 書

年 月 日

阪神港長 殿

(特定港以外の港にあっては、管轄の海上保安監部長又は海上保安部長あて)

申請者所属・氏名 印

1 目 的

2 信号を発する場所

3 方 法

4 内 容

信 号 信 文 応 答 信 号

5 使 用 期 間

6 そ の 他

(係留施設の使用に関する信号の場合は、係船浮標については、海図上の著名物標からの方位・

距離、係船岸壁等の場合は、所在地“図面添付”を記載すること。)

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- 113 -

(第8号様式)

注 意

1 申請者の氏名を記載し、押印することに代えて署名することができる。

2 申請書は、1通提出すること。

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- 114 -

第9号様式

( 工 事 ・ 作 業 又 は 行 事 ) 許 可 申 請 書

年 月 日

阪神港長 殿

(特定港以外の港にあっては、管轄の海上保安監部長又は海上保安部長あて)

申請者所属・氏名 印

1 目的及び種類

2 期間及び時間

3 区域又は場所

(区域を示す図面を添付すること。)

4 方 法

(火薬類を使用する場合は、その旨明記すること。)

5 そ の 他

(標識、警戒要領その他船舶に対する事故防止措置等について記載すること。)

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- 115 -

(第9号様式)

注 意

1 この様式は、次の用途に使用できる。

工事又は作業許可申請書

行事許可申請書

2 用途により、表題中不要の文字を削ること。

3 申請者の氏名を記載し、押印することに代えて署名することができる。

4 申請書は、1通提出すること。

5 許可書又はその写しを、許可を受けた行為の行われている現場に携行すること。

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- 116 -

第 10 号様式

進 水 ・ 入 出 渠 届

年 月 日

阪神港長 殿

届出者所属・氏名 印

船舶の名称

船舶の国籍

総 ト ン 数 トン

最 大 喫 水 m cm 船舶の全長 m

船舶の代理人の氏名

又は名称及び住所

入 渠 目 的

現在の港にお

ける船舶の位

置(停泊地)

入 渠 日 時 月 日 時 分

船渠

の名称

船台

出渠・進水後

の停泊場所

出 渠

日 時

進 水

月 日

時 分

進 水 距 離

船台下端から約

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- 117 -

(第 10 号様式)

注 意

1 この様式は、次の用途に使用できる。

進水届

入渠届

出渠届

入出渠届

2 用途により、表題中不要の文字を削り、各欄の記載事項はそれぞれの用途に応じて記載すること。

3 届出者は氏名を記載し、押印することに代えて署名することができる。

4 「船舶の代理人の氏名又は名称及び住所」の欄には、代理店が設定されている場合は代理店の名

称、住所及び電話番号を、また、代理店が設定されていない場合は運航者の名称及び住所を記載す

ること。

5 届書は、1通提出すること。

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- 118 -

第 11 号様式

竹 木 材 水 上 荷 卸 ・ 筏 運 行 ・ 係 留 許 可 申 請 書

年 月 日

阪神港長 殿

申請者所属・氏名 印

船舶の名称

港における

船舶の位置

(停泊地)

総 ト ン 数 トン

貨 物 の 種 類

及 び 数 量

荷 主 名

筏運行の目的

荷 卸

期 間

運 行

自 月 日 時 分

引 船 の 名 称

至 月 日 時 分

筏 の 大 き さ

及 び 数

運 行 区 間

(図面添付)

経路

1 回に曳航する

枚数及び全長

筏係留の目的

係 留 場 所

及 び 方 法

(図面添付)

係 留 期 間

自 月 日

時 分

至 月 日

時 分

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- 119 -

(第 11 号様式)

注 意

1 この様式は、次の用途に使用できる。

竹木材水上荷卸許可申請書

筏運行許可申請書

筏係留許可申請書

竹木材水上荷卸、筏運行許可申請書

筏運行、係留許可申請書

竹木材水上荷卸、筏運行、係留許可申請書

2 用途により、表題中不要の文字を削り、各欄の記載事項はそれぞれの用途に応じて記載すること。

3 申請者は氏名を記載し、押印することに代えて署名することができる。

4 申請書は、1通提出すること。

5 許可書又はその写しを、許可を受けた行為の行われている現場に携行すること。

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- 120 -

別様式

内容一部変更届・許可申請書

年 月 日

阪神港長 殿

申請・届出者

住 所

氏 名 印

許可・届の種類

原番号及び年月日 第 号 ・ 年 月 日

船名・停泊場所等

変 更 理 由

変 更 前 変 更 後

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別様式

許容量を超える火薬等の荷役にかかる事前協議事項

年 月 日

阪神港長 殿

住所・氏名 印

1 荷役計画の概要

(1)荷役危険物

(2)荷役設備

(3)荷役方法

(4)荷役業者

イ 名称

ロ 当該危険物荷役の経験年数

ハ 当該荷役作業者数

(5)荷役作業立会者

イ 氏名

ロ 職務

ハ 受有資格

二 経験年数

2 輸送計画の概要

(1)海上

イ 入出港日時

ロ 輸送経路(主要地点の通過予定時刻を含む)

ハ 入出港時の安全対策(曳船、警戒船等の配備等)

(2)陸上

イ 搬出入日時

ロ 荷送地、荷受地

ハ 輸送方法(使用車両の種類・台数並びに車両ごとの積載量等)

3 荷役の安全対策

(1)荷役関係者の打合せ、指揮連絡系統の確立

(2)作業中止条件の設定

(3)作業中の警戒要領(陸上、海上における立入禁止措置等)

(4)火気管理要領(火気厳禁措置、特別に配備する消防設備等)

(5)放射線管理要領(放射線漏洩防止措置、計測器、防護器材等)(核分裂性物質等に荷役

に限る)

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- 122 -

別様式

港内工事・作業内容変更許可申請書

年 月 日

阪神港長 殿

申請者住所

氏 名 印

1 目的および種類

2 期間および時間

3 区域または場所

4 変更内容

5 変更理由

6 施工方法

7 その他事項防止措置等

8 前回許可

(1)許可番号及び許可年月日

(2)期間及び時間

発注者 印

※ 添付物 位置図及び変更内容を示す新・旧対照表(図)

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- 123 -

別様式

港内工事・作業完了届

年 月 日

阪神港長 殿

届出者住所

氏 名 印

1 工事・作業名

2 許可期間

3 区域または場所

4 完了年月日

5 許可番号および許可年月日

6 その他特記事項

※ 添付物 位置図、写真(工作物の設置等の場合)及び深浅測量図(水深が変化した場合)

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別様式

えい航許可申請書

年 月 日

阪神港長 殿

申請者住所

氏 名 印

引き船の船首から被えい航物件の後端までの長さ m

被えい航物件

名称又は船名 全長 m

総数、高さ等 全幅 m

積荷の種類数量 深さ m

使

船 名 船 種 総トン数 全 長 馬力(速力) 船 主 名

え い 航 の 目 的

え い 航 の 期 間

え い 航 の 区 間 経 路

緊 急 連 絡 系 統

えい航計画・安全対策等

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〔堺水路、浜寺水路の航行通報の様式〕

別様式

年 月 日

入出航予定報告書 危

阪神港長 殿

船長名

代理人 印

注 1.危険物積載船舶は、右上欄の「危」を赤で囲むこと。

2.通航水路は、いずれかをで囲むこと。

3.※は、記入しないこと。

通 航 水 路 堺 浜寺 国 籍

船 名 信 号 符 字

総 ト ン 数 喫

船 首 m cm

全 長 船 尾 m cm

代 理 店 担 当 者

係 留 場 所

種 類 入

航 出

数 量

入 航 予 定 ※確認 出 航 予 定 ※確認

当初 月 日 当初 月 日

水先人 有 無 警 戒 要 (船名)

不要 (時間)

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- 126 -

別様式

引火性危険物積載タンカーへの接近・接舷許可申請書

年 月 日

阪神港長 殿

船長名

代理人 印

船 名 全 長 m 国籍

用 途 最大喫水 船首 m cm

総 ト ン 数 トン 船尾 m cm

船 主 名 船長名

代 理 店 名

接舷しよう

とする本船

船 名

積荷

種 類

停泊場所 数 量

日 時 月 日 時 分 ~ 月 日 時 分

目 的

積載貨物

荷役する場

合の貨物等

品 名 数量

方 法

荷役中の指揮監督者名

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- 127 -

記入例

1. 船体の接触による火花の発生防止及び船体の保護のため、十分な防現在を使用して接舷します。

2. 係留索にワイヤーロープを使用知る場合は、船体等の接触による火花の発生を防止するに必要な措置を講じます。

3. 乗組員全員に対して、喫煙、暖房、炊事その他の火気の使用に係る火気管理を徹底します。

4. 船上では、火花を発生するおそれのある修理、作業等は行いません。

5. 接舷作業にあたっては、本船乗組員と十分連絡をとりながら実施します。

6. 煙突から火粉が吐出しないように金網等を設置します。

7. 風速 10m/s 以上、波高 1m 以上の場合は、接舷を中止します。

8. 緊急時は、次の連絡系統により速やかに港長に通報します。

丸(電話 )

→ 大阪海上保安監部航行安全課(電話 06-6571-0223)

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- 128 -

別様式

潮 位 計 算 書

1 着桟岸壁名 基本水準面下(DL)の水深 m

2 入港予定日時 年 月 日 時 分

3 船 名 (総トン数 )

4 入港時の喫水 船首 m 船尾 m

5 月 日の潮汐

満潮 時 分 cm 干潮 時 分 cm

満潮 時 分 cm 干潮 時 分 cm

6 実水深と安全喫水(喫水×1.1)〔グラフ表を作成のこと〕

7 荷役能力及び安全喫水クリアー時間 トン/時、 日 時 分

深さ

m 時間

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別様式

入出港届記載事項証明申請書

氏名 印

港における船長としての入出港実歴は次のとおりである。

入 港 実 歴 出 港 実 歴

船舶の名称 総トン数 到着日時 港における船舶の位置

(停泊地) 前寄港地 船舶の名称 総トン数 到着日時

港における船舶の位置

(停泊地) 次寄港地

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別様式

航泊禁止区域内航行許可申請書

年 月 日

阪神港長 殿

申請者住所

氏 名 印

目 的

港長公示番号・日付 阪神港長 公示第 号 ・ ( 年 月 日付)

航行しようとする場所

(図面添付)

航 行 日 時 年 月 日 時 ~ 月 日 時

船 名 ・ 用 途 船名 用途

総 ト ン 数 ・ 全 長 トン m

喫 水 船首 m 船尾 m

船 長 名 ・ 乗 組 員 数 氏名 名

船 舶 電 話 等

作 業 内 容 ・ 方 法

事 故 防 止 措 置 等

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- 131 -

別様式

F A X 送 信 票

年 月 日

送 信 先

大阪海上保安監部 航行安全課 第一海務係

FAX 06-6572-1700

送信確認 06-6571-0223

送 信 元

会 社 名

担当者名

電話番号

FAX番号

送信枚数 (送信票を除く) A4 枚

連絡事項

記入例

入出港届 海保丸 8月25日

入港届 うみまる 8月24日

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- 132 -

別様式

F A X 送 信 票

年 月 日

送 信 先

堺海上保安署 港務係

FAX 072-244-5049

送信確認 072-244-5076

送 信 元

会 社 名

担当者名

電話番号

FAX番号

送信枚数 (送信票を除く) A4 枚

連絡事項

記入例

入出港届 海保丸 8月25日

入港届 うみまる 8月24日

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第10 資 料 編

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- 133 -

昭和 54.9.27

運輸省告示 547

[改正 H29.1.1]

港則法施行規則の危険物の種類を定める告示

港則法施行規則(昭和 23 年運輸省令第 29 号)第 12 条の規定に基づき、港則法

施行規則の危険物の種類を定める告示を次のように定め、昭和 54 年 10 月 1 日

から適用する。

港則法施行規則の危険物の種類を定める告示

港則法施行規則(昭和 23 年運輸省令第 29 号)第 12 条の告示で定める危険物

は、別表のとおりとする。

別表

1 爆発物

イ 火薬類 危険物船舶運送及び貯蔵規則(昭和 32 年運輸省令第 30 号。以下

「危規則」という。)第 2 条第 1 号イに定める火薬類

ロ 酸化性物質類(有機過酸化物)危規則第 2条第 1号ホ(2)に定める有機過酸

化物(船舶による危険物の運送基準等を定める告示(昭和 54年運輸省告示第

549 号。以下「危険物告示」という。)別表第 1 の副次危険性等級の欄に掲

げる副次危険性等級(以下単に「副次危険性等級」という。)が「1」のもの

(危険物告示第 10 条第 2 号に定める少量危険物(以下単に「少量危険物」と

いう。)及び同条第 3 号に定める微量危険物(以下単に「微量危険物」とい

う。)を除く。)に限る。)

2 その他の危険物

イ 高圧ガス危規則第 2 条第 1 号ロに定める高圧ガス(消火器、冷凍機器類、

少量危険物及び微量危険物を除く。)

ロ 引火性液体類 危規則第 2条第 1号ハに定める引火性液体類(少量危険物

及び微量危険物を除く。)及び危規則第 2 条第 1 号の 2 ロに定める液体化学

薬品(イソアルカン(炭素数が 10 及び 11 のもの並びにその混合物に限る。)

及びシクロアルカン(炭素数が 10及び 11のもの並びにその混合物に限る。)

並びにその混合物、アルキルフェニルアミン(アルキル基の炭素数が 8 及び

9 のもの並びにその混合物に限る。)の芳香族溶媒溶液、ターシャリーペン

チルメチルエーテル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸デシル、メタクリ

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- 134 -

ル酸セチル及びメタクリル酸エイコシルの混合物(引火点が摂氏 60 度以下

のもの)、クロロヒドリン(粗製のものに限る。)、コールタール、シクロヘ

キサノン及びシクロヘキサノールの混合物、3・4-ジクロロ-1-ブテン、1・

1-ジクロロプロパン、ジクロロプロパン及びジクロロプロペンの混合物、ド

デカン、エチルターシャリーブチルエーテル、N-エチルシクロヘキシルアミ、

エチレングリコールモノアルキルエーテル、エチリデンノルボルネン、N-エ

チルメチルアリルアミン、メタクリル樹脂(1・2-ジクロロエタン溶液)、3-

メトキシ-1-ブタノール、メチルブテノール、メチルブチルケトン、メチル

ブチノール(2-メチル-2-ヒドロキシ-3-ブチンを除く。)、2-メチル-2-ヒド

ロキシ-3-ブチン、ミルセン、ニトロエタン及びニトロプロパンの混合物(ニ

トロエタンの濃度が 80 質量パーセントのものに限る。)、ニトロエタン及び

ニトロプロパンの混合物(ニトロプロパンの濃度が 60 質量パーセントのも

のに限る。)、1・3-ペンタジエン、アルキル(アルキル基の炭素数が 12 から

14 までのものに限る。)アミン燐酸エステル、ポリシロキサン、プロピレン

グリコールメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノアルキ

ルエーテル及びスルフォン化ポリアクリレート(水溶液)に限る。)

ハ 可燃性物質類(可燃性物質) 危規則第 2条第 1号ニ(1)に定める可燃性物

質(危険物告示別表第1の項目の欄に掲げる項目が可燃性物質のものであっ

て、同表の容器等級の欄に掲げる容器等級が「Ⅲ」のもの(可燃性物質(固

体)(酸化性のもの)、ナフタレン(溶融状のもの)、硫黄(溶融状のもの)及び

副次危険性等級が「3」のものを除く。)、植物繊維(乾性のもの)、乾草類、

パラホルムアルデヒド、少量危険物及び微量危険物を除く。)及び危規則第

2 条第 1 号の 2 ロに定める液体化学薬品(コールタールピッチ(溶融状のも

のに限る。)及びメチルナフタレン(溶融状のものに限る。)に限る。)

ニ 可燃性物質類(自然発火性物質) 危規則第 2条第 1号ニ(2)に定める自然

発火性物質(危険物告示別表第1の項目の欄に掲げる項目が自然発火性物質

のものであって、同表の容器等級の欄に掲げる容器等級が「Ⅲ」のもの(自

然発火性物質(固体)(酸化くず性のもの)を除く。)、コプラ、綿廃屑、綿花、

切削鉄屑又は切削鋼屑、ぼろきれ類、シードケーキ、少量危険物及び微量危

険物を除く。)及び危規則第 2 条第 1 号の 2 ロに定める液体化学薬品(1・3・

5-トリオキサンに限る。)

ホ 可燃性物質類(水反応可燃性物質) 危規則第 2条第 1号ニ(3)に定める水

反応可燃性物質(危険物告示別表第1の項目の欄に掲げる項目が水反応可燃

性物質のものであって、同表の容器等級の欄に掲げる容器等級が「Ⅲ」のも

の(水反応可燃性物質(固体)(酸化性のもの)及び有機金属化合物(液体)(水

反応性かつ引火性のもの)を除く。)、少量危険物及び微量危険物を除く。)

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- 135 -

へ 酸化性物質類(酸化性物質) 危規則第 2条第 1号ホ(1)に定める酸化性物

質(少量危険物及び微量危険物を除く。)及び危規則第 2 条第 1 号の 2 ロに

定める液体化学薬品(硝酸アンモニウム(水溶液)(濃度が 93質量パーセント

以下のものに限る。)

ト 酸化性物質類(有機過酸化物) 危規則第 2条第 1号ホ(2)に定める有機過

酸化物(前号ロに掲げる爆発物、少量危険物及び微量危険物を除く。)

チ 毒物類(毒物) 危規則第 2 条第 1 号へ(1)に定める毒物(危険物告示別表

第 1 の項目の欄に掲げる項目が毒物のものであって、同表の容器等級の欄

に掲げる容器等級(以下チにおいて単に「容器等級」という。)が「Ⅲ」のも

の(副次危険性等級が「3」のものを除く。)、2-アミノ-4-クロロフェノール、

アミノピリジン、ヒ酸アンモニウム、ジニトロオルトクレゾールアンモニウ

ム塩(固体)、メタバナジン酸アンモニウム、ポリバナジン酸アンモニウム、

ヒ素、ヒ酸(固体)、ヒ素粉末、三臭化ヒ素、五酸化ヒ素、三酸化ヒ素、ベン

ジジン、ベンゾキノン、ヨウ化ベンジル(固体)、ベリリウム化合物(他に品

名が明示されているものを除く。)、ベリリウム粉末、カコジル酸、ヒ酸カ

ルシウム、ヒ酸カルシウムと亜ヒ酸カルシウムの混合物(固体)、クロロ酢酸

(固体)、クロロアセトフェノン(固体)、クロロアニリン(固体)、クロロクレ

ゾール(固体)、クロロジニトロベンゼン(固体)、クロロニトロベンゼン(固

体)、アセト亜ヒ酸銅、亜ヒ酸銅、シアン化銅、クレゾール(固体)、1・3-ジ

クロロアセトン、ジクロロアニリン(固体)、ジクロロフェニルイソシアネー

ト、ジニトロベンゼン(固体)、ジニトロオルトクレゾール、ジニトロトルエ

ン(固体)、消毒剤(固体)(毒性のもの)(他に品名が明示されているものを除

く。)(容器等級が「Ⅱ」のもの)、染料又は染料中間物(固体)(毒性のもの)(他

に品名が明示されているものを除く。)(容器等級が「Ⅱ」のもの)、ヒ酸第

二鉄、亜ヒ酸第二鉄、ヒ酸第一鉄、ヒ酸鉛、亜ヒ酸鉛、シアン化鉛、ロンド

ンパープル、ヒ酸マグネシウム、マロノニトリル、医薬品(固体)、ヒ酸第二

水銀、塩化第二水銀、酢酸水銀、塩化第二水銀アンモニウム、安息香酸第二

水銀、臭化水銀、シアン化第二水銀、グルコン酸第二水銀、ヨウ化第二水銀、

核酸水銀、オレイン酸第二水銀(固体)、酸化第二水銀、ヨウ化第二水銀カリ

ウム、サリチル酸第一水銀、硫酸水銀類又は硫酸水素水銀類、チオシアン酸

第二水銀、べータナフチルアミン(固体)、ナフチルチオ尿素、ナフチル尿素、

シアン化ニッケル、ニコチン塩酸塩(固体)、ニコチンサリチル酸塩、ニコチ

ン硫酸塩(固体)、ニコチン酒石酸塩、ニトロアニリン、トリフルオロメチル

ニトロベンゼン(固体)、ニトロトルエン(固体)、ニトロキシレン(固体)、ペ

ンタクロロフェノール、殺虫殺菌剤類(固体で容器等級が「Ⅱ」のもの)、臭

化フェナシル、フェノール(固体)、フェニルヒドラジン(結晶)、酢酸フェニ

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- 136 -

ル第二水銀、水酸化フェニル第二水銀、硝酸フェニル第二水銀、ヒ酸二水素

カリウム、メタ亜ヒ酸カリウム、シアン化銅カリウム、メタバナジン酸カリ

ウム、二硫化セレン、亜ヒ酸銀、シアン化銀、バナジン酸アンモニウムナト

リウム、ヒ酸ナトリウム、メタ亜ヒ酸ナトリウム(固体)、カコジル酸ナトリ

ウム、ペンタクロロフェノールナトリウム塩、固体(毒性を有する液体(容器

等級が「Ⅰ」のものを除く。)を含有するもの)、亜ヒ酸ストロンチウム、タ

リウム化合物、トルイジン(固体)、五酸化バナジウム粉末、酸化硫酸バナジ

ウム、キシレノール(固体)、キシリジン(固体)、ヒ酸亜鉛、メタ亜ヒ酸亜鉛、

ヒ酸亜鉛とメタ亜ヒ酸亜鉛の混合物、セレン化合物(固体)(他に品名が明示

されているものを除く。)(容器等級が「Ⅱ」のもの)、臭化キシリル(固体)、

3-クロロ-4-メチルフェニルイソシアネート(固体)、ヘキサフルオロアセト

ン(固体)、ニトリル類(毒性のもの)(固体)(他に品名が明示されているもの

を除く。)(容器等級が「Ⅱ」のもの)、トキシン類(固体)(生体から抽出され

たものに限る。ただし、危険物告示別表第 1 の備考の欄の規定により当該危

険物に該当しないもの及び他に品名が明示ざれているものを除く。)(容器

等級が「Ⅱ」のもの)、有機リン化合物(固体)(他に品名が明示されているも

のを除く。)(容器等級が「Ⅱ」のもの)、有機ヒ素化合物(固体)(他に品名が

明示されているものを除く。)(容器等級が「Ⅱ」のもの)、金属カルボニル

類(固体)(他に品名が明示されているものを除く。)(容器等級が「Ⅱ」.の

もの)、有機金属化合物(毒性)(固体)(他に品名が明示されているものを除

く。)(容器等級が「Ⅱ」のもの)、少量危険物及び微量危険物を除く。)及び

危規則第 2 条第 1 号の 2 ロに定める液体化学薬品(クレゾール(フェノール

を含まないものに限る。)、クレゾールナトリウム塩(水溶液)、ラクトニト

リル(水溶液)(濃度が 80 質量パーセント以下のものに限る。)、メチルシク

ロペンタジエニルマンガントリカルボニル、ベータプロピオラクトン、重ク

ロム酸ナトリウム(水溶液)(濃度が 70 質量パーセント以下のものに限る。)

及び 1・1・2-トリクロロエタンに限る。)

リ 放射性物質等 危規則第 2 条第 1 号トに定める放射性物質等

ヌ 腐食性物質 危規則第 2条第 1号チに定める腐食性物質(危険物告示別表

第 1 の分類の欄に掲げる分類が腐食性物質のものであって、同表の容器等

級の欄に掲げる容器等級が「Ⅲ」のもの(副次危険性等級が「3」のもの、ヘ

キサメチレンジアミン(溶融状のもの)、無水マレイン酸(溶融状のもの)及

び無水フタル酸(溶融状のもの)を除く。)、アルキルスルホン酸(固体)(遊離

硫酸の含有率が 5 質量パーセントを超えるもの)、アリールスルホン酸(固

体)(遊離硫酸の含有率が 5 質量パーセントを超えるもの)、臭化アルミニウ

ム(無水物)、塩化アルミニウム(無水物)、二フッ化水素アンモニウム(固体)、

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- 137 -

硫酸水素アンモニウム、三塩化アンチモン(固体)、三フッ化ホウ素と酢酸の

錯化合物(固体)、三フッ化ホウ素とプロピオン酸の錯化合物(固体)、ブロモ

酢酸(固体)、水酸化セシウム(固体)、フッ化クロム(固体)、臭化。ジフェニ

ルメチル、染料又は染料中間物(固体)(腐食性のもの)(他に品名が明示され

ているものを除く。)(容器等級が「Ⅱ」のもの)、フッ化水素化合物(他に品

名が明示されているものを除く。)、硫酸鉛(固体)、水酸化リチウム(固体)、

ニトロベンゼンスルホン酸、硫酸水素ニトロシル(固体)、オキシ臭化リン

(固体)、五臭化リン、五塩化リン、五酸化リン、フッ化水素カリウム(固体)、

硫酸水素カリウム、水酸化カリウム(固体)、酸化カリウム、硫化カリウム(水

和物)、水酸化ルビジウム(固体)、フッ化水素ナトリウム、硫化水素ナトリ

ウム(固体)、水酸化ナトリウム(固体)、酸化ナトリウム、硫化ナトリウム(水

和物)、固体(腐食性を有する液体(容器等級が「Ⅰ」のものを除く。)を含有

するもの)、水酸化テトラメチルアンモニウム(固体)、三塩化チタン混合物、

トリクロロ酢酸(固体)、少量危険物及び微量危険物を除く。)及び危規則第

2 条第 1 号の 2 ロに定める液体化学薬品(アルキルジメチルアミン(アルキ

ル基の炭素数が 12 以上のもの及びその混合物に限る。)、次亜塩素酸カルシ

ウム(水溶液)(濃度が 15 質量パーセントを超えるものに限る。)、2・2-ジク

ロロプロピオン酸、N・N-ジメチルドデシルアミン、硝酸及び硝酸第二鉄の

混合物(水溶液)、グリコール酸(水溶液)(濃度が 70 質量パーセント以下の

ものに限る。)、ノルマルヘプタン酸、イソフロピルアミン(水溶液)(濃度が

70 質量パーセント以下のものに限る。)、パラアルデヒド及びアンモニアの

反応生成物、吉草酸、吉草酸及び 2-メチル酪酸の混合物(吉草酸の濃度が 64

質量パーセγトのものに限る。)、水素化ほう素ナトリウム及び水酸化ナト

リウムの混合物(水溶液)(水素化像う素ナトリウムの濃度が 15 質量パーセ

ント以下のものに限る。)、硫化アンモニウム及び硫化水素ナトリウムの混

合物(水溶液)及び硫化ナトリウム(水溶、液)(濃度が 15 質量パーセント以

下のものに限る。)に限る。)

ル その他 危規則第 2条第 1号の 2ロに定める液体化学薬品(化学廃液に限

る。)

備考 1 第 1 号及び第 2 号に掲げた危険物の品名は、危険物告示別表第 1 に

掲げられた日本語名による。

2 第 1 号及び第 2 号に規定したものは、運送及び貯蔵の形態の如何に

かかわらず、危険物とする。

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- 138 -

Sea-NACCS申請時の留意事項

全般的な事項

1 申請

次のような事前協議(荷役計画協議書等が必要な申請)を必要とする申請等

については、従来どおり窓口での申請をお願いします。

・ 荷役許容量を超える危険物荷役、火薬類を 25 キログラム(等級 1.3、

1.4、1.5 の火薬類は 1 トン、爆薬換算量)を超えて荷役する場合など申請

にあたり荷役計画の検討を要する場合

・ 危険物専用岸壁において、承認事項以外の荷役を臨時に行いたい場合

・ 錨地に長期停泊(大阪区 72 時間、堺泉北区 72 時間を超える停泊)した

い場合

・ 入港計画書を添付(岸壁能力を超えて係留する場合等)する場合

・ 潮位計算書を添付(潮汐を利用して係留又は荷役する場合)する場合

・ 申請に際して、窓口での相談等がある場合

2 入力項目

システム上、入力項目は必須項目とそれ以外の項自に分けられていますが、

必須項目のみ入力するのではなく、該当のある全ての項目について入力して

ください。また、岸壁については、施設コードと岸壁名を必ず入力してくださ

い。

3 変更申請

Sea-NACCS受付時間外における電話による変更申請の取り扱いに

ついては現行の手続き(許可番号、船名、変更内容を通知)と同様とします。そ

の場合においても電話連絡後、速やかにSea-NACCSシステムによる

変更手続きを実施してください。(港長のSea-NACCSシステムでの処

理は次の受付日に行います。)

4 取消申請

変更申請と同様、事前に、取り消す旨の電話連絡をお願いします。

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- 139 -

個別の申請に関する事項

1 危険物荷役・運搬許可申請

上記「全般的な事項」を参照する他、危険物専用岸壁にかかる申請にあたっ

ては、次の点に留意して申請をお願いします。

危険物コードについて、品名は同じでも引火点の違い等により荷役許容量

が異なる物があることから、これらの危険物については、国連番号(UN

)に 2 桁の枝番を付して申請をお願いしていましたが、Sea-NACC

S申請では、危険物コードは 4 桁入力となっているため、このような措置を

とることができません。そこで代替措置として、危険物専用岸壁にかかる申請

については、別紙1のとおり、品目ごとのUN番号にMS番号を割り当てます

ので、該当するMS番号により申請してください。(一般岸壁は、UN番号で

申請してください。)

2 危険物積載船停泊場所指定願

下記「停泊場所指定願」を参照してください。

3 停泊場所指定願

錨地に係るSea-NACCS申請においては、希望錨地に空きがない場

合、別の空いている錨地を指定します。

このため、港長から「指定」の回答通知を受けた際には、回答通知によりど

の錨地に指定を受けているか必ず確認してください。(別紙 2 参照)

4 移動許可申請

移動許可申請では、別紙2の「阪神港(大阪区、堺泉北区)停泊場所(錨地)

施設コード・施設名一覧」を参照してください。(別紙 2 参照)

5 移動届

Sea-NACCS申請とする場合も、移動後、遅滞なく届け出てください。

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- 140 -

別紙1

危険物専用岸壁の危険物コード(枝番あり)変更コード一覧

阪神港大阪区

品名 UN番号 → MS番号

ブタノール 1120-01 → 0096

エタノール又はその溶液

(引火点が 23以上 61以下のも

の)

1170-02 → 0117

石油蒸留物(低引火点のもの) 1268-01 → 0148

石油蒸留物(中引火点のもの) 1268-02 → 0149

石油蒸留物(高引火点のもの) 1268-03 → 0150

代用テレピン油 1300-01 → 0170

キシレン(引火点が 23以上のもの) 1307-02 → 0175

その他の低引火点引火性液体(他の

危険性を有しないもの)

1993-01 → 0237

その他の高引火点引火性液体(他の

危険性を有しないもの)

1993-03 → 0239

阪神港堺泉北区

品名 UN番号 → MS番号

ブタノール 1120-01 → 0096

エチルアルコール 1170-01 → 0116

原油(低引火点のもの) 1267-01 → 0146

原油(中引火点のもの) 1267-02 → 0145

石油蒸留物(ヘビーソルベント) 1268-01 → 0148

石油蒸留物(イクシオン-E) 1268-01 → 0148

石油蒸留物(イクシオン) 1268-01 → 0148

石油蒸留物(エピオン) 1268-01 → 0148

石油蒸留物(アノロン) 1268-03 → 0150

オルソキシレン 1307-02 → 0175

キシレン類 1307-02 → 0175

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- 141 -

別紙2

阪神港(大阪区、堺泉北区)停泊場所(錨地)施設コード・施設名一覧 大阪区入港船に対して指定する錨地

(大阪海上保安監部)

堺泉北区入港船に対して指定する錨地

(堺海上保安署)

施設コード 施設名 備 考 施設コード 施設名 備 考

1A01A 大阪区第1区内 SS01A 堺泉北区第7区1びょう地

1A02A 大阪区第2区内 SS02A 堺泉北区第7区2びょう地

1A03A 大阪区第3区内 SS03A 堺泉北区第7区3びょう地

1A04A 大阪区第4区内 SS04A 堺泉北区第7区4びょう地

1A05A 大阪区第5区内 SS05A 堺泉北区第7区5びょう地

1A06A 大阪区第6区内 SS06A 堺泉北区第7区6びょう地

SS13A 堺泉北区第7区13びょう地 SS07A 堺泉北区第7区7びょう地

SS14A 堺泉北区第7区14びょう地 SS08A 堺泉北区第7区8びょう地

SS15A 堺泉北区第7区15びょう地 SS09A 堺泉北区第7区9びょう地

SS21A 堺泉北区第7区21びょう地 SS10A 堺泉北区第7区10びょう地

SS22A 堺泉北区第7区22びょう地 SS11A 堺泉北区第7区11びょう地

SS23A 堺泉北区第7区23びょう地 SS12A 堺泉北区第7区12びょう地

SS25A 堺泉北区第7区25びょう地 SS16A 堺泉北区第7区16びょう地

SS26A 堺泉北区第7区26びょう地 SS17A 堺泉北区第7区17びょう地

SS27A 堺泉北区第7区27びょう地 SS18A 堺泉北区第7区18びょう地

SS28A 堺泉北区第7区28びょう地 SS19A 堺泉北区第7区19びょう地

SS31A 堺泉北区第7区31びょう地 SS20A 堺泉北区第7区20びょう地

SS32A 堺泉北区第7区32びょう地 検疫錨地 SS24A 堺泉北区第7区24びょう地

SS36A 堺泉北区第7区1Sびょう地 大阪、堺共通 SS29A 堺泉北区第7区29びょう地

SS32A 堺泉北区第7区32びょう地 検疫錨地

SS34A 堺泉北区第7区34びょう地

SS35A 堺泉北区第7区35びょう地

SS36A 堺泉北区第7区1Sびょう地 大阪、堺共通

SS61A 堺泉北区第6区1びょう地

SS62A 堺泉北区第6区2びょう地

SS63A 堺泉北区第6区3びょう地

SS64A 堺泉北区第6区4びょう地

SS65A 堺泉北区第6区Sびょう地

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- 142 -

大阪区入港船に対して指定する錨地

(大阪海上保安監部)

堺泉北区入港船に対して指定する錨地

(堺海上保安署)

SS71A 北泊地

SS72A 西泊地

SS73A 南泊地

SS74A 浜寺泊地

SS75A 大津泊地

SS76A 大津南泊地

SS77A 新港泊地

SS78A 堺旧港泊地

SS79A 泉大津泊地

SS80A 出島泊地

SS81A 石津漁港泊地

SS82A 高石漁港泊地

大阪区入港船に対して指定する錨地

(大阪海上保安監部)

堺泉北区入港船に対して指定する錨地

(堺海上保安署)

施設コード 施設名 備 考 施設コード 施設名 備 考

1A01A 大阪区第1区内 SS01A 堺泉北区第7区1びょう地

1A02A 大阪区第2区内 SS02A 堺泉北区第7区2びょう地

1A03A 大阪区第3区内 SS03A 堺泉北区第7区3びょう地

SS71A 北泊地

SS72A 西泊地

SS73A 南泊地

SS74A 浜寺泊地

SS75A 大津泊地

SS76A 大津南泊地

SS77A 新港泊地

SS78A 堺旧港泊地

SS79A 泉大津泊地

SS80A 出島泊地

SS81A 石津漁港泊地

SS82A 高石漁港泊地

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- 143 -

許可等に係る審査基準及び標準処理期間 平成 10 年 4 月 1 日 大阪港長

平成 17 年 11 月 1 日 改正

平成 19 年 12 月 1 日 阪神港長 内 容 審査基準 標準処理期間

びょう地の指定 (1)全船舶共通

① 天候、水深等に応じたびょう鎖の長さを考慮し、その振回

りの距離を十分にとることができる場所であること。

② 航路、危険物積載船舶等から離れた場所であること。

(2) 危険物積載船である場合 法第 22 条本文の審査基準を満た

す場所であること。

20 分程度

港内移動の許可 (1) 全船舶共通

① びょう地指定を受けなければならない船舶の場合

イ 天候、水深等に応じたびょう鎖の長さを考慮し、その振

回りの距離を十分にとることができる移動先であること。

ロ 航路、危険物積載船舶等から離れた移動先であること。

② その他の場合

水深、バースの長さからみて、安全上問題がない移動先であ

ること。

(2) 危険物積載船である場合

法第 22 条本文の審査基準を満たす移動先であること。

20 分程度

修繕中又は係船

中の船舶の停泊

場所指定

(1) 一般船舶の航行及び停泊その他港湾の運営に支障の少ない場

所であること。

(2) びょう泊して行う場合は、いかりかきが良好な場所であるこ

と。

(3) 風、波、潮汐等の影響の少ない場所であること。

20 分程度

危険物積載船に

対する停泊等の

場所の指定

(1) 積載している危険物が、停泊許容量を超えないものであるこ

と。(危険物積載船舶の指定願いの項を参照)

(2) 船だまり、航路筋等船舶のふくそうする場所又は陸上の保安

物件等から離れた場所であること。

(3) 他の危険物積載船から離れた場所であること。

20 分程度

爆発物以外の危

険物積載船舶に

対する停泊許可

停泊の期間並びに危険物の種類、数量及び保管方法に鑑み差し支

えないと認められること。

2 日程度

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- 144 -

内 容 審査基準 標準処理期間

危険物荷役・運

搬許可

(1) 全種類共通

① 危険物専用岸壁以外の場合

イ 荷役許容量を超えない場合(危険物接岸荷役許容量の項

を参照)荷役許容量を超えないことが確認できること。

ロ 荷役許容量を超える場合

危険物の種類、数量、バースの位置、周囲の状況等を勘

案した荷役安全管理体制、荷役時間、陸上の輸送計画、安

全対策等によって、荷役の安全性が確保されることが、確

認できること。

② 危険物専用岸壁の場合

当該専用岸壁において取り扱うことが承認された危険物の

種類、数量、当該専用岸壁に関わる安全対策等が遵守される

こと。

③ 包括許可を行える場合

イ 荷役の回数が、原則毎日 1 回以上、少なくとも 2~ 3 日

に 1回程度であって、非常に多いこと。

ロ 荷役する危険物の種類が毎回同一又は類似のものであ

り、数量もほぼ一定であること。

ハ 危険物の専用船であること、又は一般船舶であるときは、

荷役量が少ないこと。

ニ 船内の消火設備及び火気管理が十分であること。

ホ 荷役場所は、危険物専用岸壁であること、若しくは、荷

役量が少なく、場所が一定であり、専用岸壁に準じて安全

対策の措置が講じられた場所であること。

ヘ 荷役船舶及びバースの双方において適正な荷役安全管理

が行われていること。

(2) 引火性危険物の場合

① 夜間に荷役が開始される場合には、バースの照明設備、安

全設備、荷役安全管理体制及び災害発生時の防災体制並びに

バース付近の環境等の状況からみて、荷役の安全性が確保さ

れること。

② 他船越え荷役、いわゆる山越し荷役でないこと。

30 分程度

ただし、荷役

許容量を超える

場合、又は包括

許可を行える場

合は 3 日程度

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- 145 -

内 容 審査基準 標準処理期間

私設信号の許可 (1) 全種類共通

① 国際信号書による信号の意味を変えたものでないこと。

② 国際信号書による信号を用いれば足りるようなものでない

こと。

(2) 係留施設の使用に関する信号の場合

統一を図るための指導に沿って作成されたものであること。

3 日程度

ただし、堺泉

北区において使

用する私設信号

の場合は 7 日

程度

工事・作業の許

当該申請に係る行為が次のいずれかに該当すること。

(1) 許可に付された条件や指導事項を遵守することにより船舶交

通の妨害となるおそれがなくなると認められること。

(2) 災害の復旧その他公益上必要やむを得ず、かつ、一次的に行

われるものであると認められること。

1 か月以内

行事の許可 (1) 船舶交通の安全上支障を生じるおそれのない計画であるこ

と。

(2) 現場における指揮者の所在、指揮系統、連絡方法等が確立さ

れていること。

(3) 秩序ある行動がとれる体制であること。

(4) 行事参加者の危険防止措置及び他船に対する警戒措置が適当

であること。

(5) 事故発生時の対策が適当であること。

(6) 関係者の集合及び解散の場所、行事要領等が適当であること。

1 か月以内

竹木材の荷卸し

等の許可

(1) 水上荷卸しの場合

① 荷卸し場所が航路又は航路筋から十分に離れていること。

② 荷卸しした木材の適当な係留場所があること。

③ 沈流木の発生を防止する措置がとられていること。

(2) いかだ係留の場合

係留場所が航路又は航路筋から十分に離れていること。

(3) いかだ運行の場合

運行の時間、経路、気象、海象、えい索及び固縛方法等により

危険が生じないものであること。

20 分程度

内 容 審査基準 標準処理期間

入出港届の省略

許可

係留施設使用届

の省略許可

(入出港届の省略許可)

(1) 同一船舶を同一場所に係留すること。

(2) 月平均 10 回程度以上入港すること。

(係留施設使用届の省略許可)

(1) 同一船舶を同一場所に係留すること。

(2) 月平均 10 回程度以上離着桟すること。

2 日程度

えい航の制限の

免除の許可

(1) 船舶交通のふくそうする時間帯でないこと

(2) えい航経路が一般船舶の航行等に支障がない

ものであること。

(3) えい航の能力が十分であり、警戒船が配備されていること。

30 分程度

停泊の制限の免

除の許可

一般船舶の航行等に支障がないものであること。 30 分程度

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引火性危険物積載タンカー(タンク船を含む。以下同じ。)

への接近、接舷の制限について

港長公示大第1-1号

港則法第 39 条第1項の規定により、次のとおり船舶の航泊を制限したので同

条第2項の規定により公示する。

なお、平成 28 年 3 月 8 日付港長公示第3号による引火性危険物積載タンカー

への接近・接舷の制限は、本公示をもって解除する。

令和元年 5 月 1 日

阪 神 港 長

引火性危険物積載タンカー(タンク船を含む。以下同じ。)への接近、接

舷の制限について

引火による船舶の事故を防止するため、阪神港大阪内及び堺泉北区における

引火性危険物積載タンカーの付近において、下記のとおり船舶の航泊を制限す

る。

1 期 間

令和元年5月 1 日から当分の間

2 区 域

阪神港大阪内及び堺泉北区に停泊中の引火性危険物積載タンカーから30メ

ートル以内の海面

ただし、天然ガス(LNG)積載タンカーにあっては 50 メートル、大阪区

第3区木津川運河に停泊する引火性危険物積載タンカーにあっては15メート

ル以内の海面とする。

3 制限事項

船舶は、引火性危険物積載タンカーが停泊している間、上記区域に立ち入っ

てはならない。

ただし、次に掲げる船舶を除く。

(1)港長が当該タンカーへの接舷を認め、本制限を解除した船舶

(2)次の条件を満足する給油船、交通船、曳船等の当該タンカーの運航に関係

のある船舶及び官公庁用船舶であって当該タンカーの荷役中以外のとき

に接舷する船舶

イ 甲板上又は船内の開放された場所において、喫煙、暖房、ほう炊、そ

の他の火気を使用しておらず、あるいは火花を発するおそれのある修理

又は作業を行っていないこと。

ロ 煙突に火粉の吐出を防止するに十分な装置を施していること。

4 標 識

(1)引火性危険物積載タンカーは、港内停泊中、夜間においても容易に視認で

きる「引火性危険物積載中」等の垂れ幕を掲げている。

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- 147 -

(2)危険物専用岸壁に引火性危険物積載タンカーが停泊しているときは、制限

区域を表示する浮標(夜間にあっては点滅灯)が設置されている。 ただ

し、木津川運河に停泊する引火性危険物積載タンカーにあっては、船首尾

に赤旗が設置されている。

5 備 考

引火性危険物積載タンカーに接舷中(接・離舷時を含む。)の船舶は、次の

事項を遵守しなければならない。

(1)船体の接触による火花の発生を防止するに十分な防舷物を使用すること。

(2)係留索にワイヤーロープを使用する場合は、船体との接触による火花の発

生を防止するに十分な措置を講ずること。

(3)喫煙、暖房、ほう炊、その他の火気を使用し、あるいは火花を発するおそ

れのある修理又は作業を行わないこと。

(4)接舷時間は必要最少限とすること。

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- 148 -

大阪港台風等災害防止措置実施要領

(目 的)

第1条 この要領は、大阪港海難防止対策委員会(以下「委員会」という。)設

置要綱の規定に基づき、台風等災害防止措置の実施に関して、必要な事項を

定めることを目的とする。

(委員会の開催時期)

第2条 委員会は、原則として台風等の襲来が予想される2日前から開催する。

(台風等災害防止措置の基準)

第3条 台風等災害防止措置の基準は、次のとおりとする。

区分 台 風 の 状 況 措 置 内 容

第一体制

(避難準備勧告)

台風が大阪湾に接

近するおそれがある

と判断された場合

1 気象情報を収集し、台風の動向に留意するこ

と。

2 乗組員を招集して荒天準備となし、機関の準

備等、必要に応じ運航できる体制とすること。

3 関係先との連絡手段を確保しておくこと。

4 錨泊中の船舶又は錨泊を予定している船舶

は走錨海難の防止のため、次の事項に留意する

こと。

(1) 国際 VHF(CH16)を常時聴取する等の海上

保安庁との連絡手段を確保すること。

(2) 当直員(船橋当直・無線当直等)を配置

すること。

(3) AIS 搭載船舶の AIS 常時作動を確認する

こと。

第二体制

(大型船等避難勧

告)

阪神港(大阪区、堺

泉北区)及び阪南港

が台風の暴風域に入

るおそれがあると判

断された場合

1 次の船舶は、原則として港外に避難するこ

と。

(1) 大阪区では、1万総トン以上のばら積危

険物積載船舶及び J 岸壁に係留している船

舶。

(2) 堺泉北区では、3万総トン以上の船舶。

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- 149 -

第二体制

(大型船等避難勧告)

阪神港(大阪区、堺

泉北区)及び阪南港

が台風の暴風域に入

るおそれがあると判

断された場合

2 工事作業船等は、作業等を中止し安全な場所

に避難すること。

3 小型船舶は、避泊場所を選定し、時機を失す

ることがないよう避泊を開始すること。

4 1,000 総トン以上の大型船舶(フェリー等を

除く。)は、原則として入港を見合わせること。

5 錨泊中の船舶又は錨泊を予定している船舶

は走錨海難の防止のため、次の事項に留意する

こと。

(1) 国際 VHF(CH16)を常時聴取する等の海上

保安庁との連絡手段を確保すること。

(2) 当直員(船橋当直・無線当直等)を配置

すること。

(3) AIS 搭載船舶の AIS 常時作動を確認する

こと。

(全船舶避難勧告)

阪神港(大阪区、堺

泉北区)及び阪南港

が台風の暴風域に入

るおそれが必至と判

断された場合、ある

いは両港が重大な影

響を受けると判断さ

れた場合

1 1,000 総トン以上の大型船舶は、原則として

港外に避難し、保船等万全の措置をとること。

2 小型船舶は、河川、運河等の安全な場所に避

難し、厳重な警戒措置をとること。

3 錨泊中の船舶又は錨泊を予定している船舶

は走錨海難の防止のため、次の事項に留意する

こと。

(1) 国際 VHF(CH16)を常時聴取する等の海上

保安庁との連絡手段を確保すること。

(2) 当直員(船橋当直・無線当直等)を配置

すること。

(3) AIS 搭載船舶の AIS 常時作動を確認する

こと。

(錨泊自粛勧告)

阪神港堺泉北区に

おいて、暴風又は暴

風雪に関する気象警

報が発表されるよう

な現象発生があると

判断された場合

100 総トン以上の船舶は、原則として堺泉北

港桟橋から 3 海里以内の海域(「錨泊自粛海域

図」参照)での錨泊は避けること。

※堺泉北港桟橋

・コスモ石油堺製油所原油桟橋

・大阪ガス泉北製造所第二工場 LNG 第2桟橋

・堺 LNG堺 LNG センター桟橋

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- 150 -

第一体制・第二体制

(大型船等・全船舶避難勧告)

台風の影響圏外と

なり、まもなく平穏

となると判断された

場合

1 港外に避難した船舶は、安全を確認しつつ再

入港する等、適宜の措置をとること。

2 航行制限等の規制等に留意すること。

第二体制

(錨泊自粛勧告)

阪神港堺泉北区に

おいて、暴風又は暴

風雪に関する気象警

報が解除された場合

注1)台風なみに発達した低気圧等による異常な気象に伴う荒天が、阪神港(大阪

区、堺泉北区)及び阪南港において予想される場合、別途、大阪港海難防止対

策委員会を開催して措置を検討することができることとする。

注2)第二体制の発令が見込まれる場合には、100 総トン数以上の船舶に対して、堺

泉北港桟橋から3海里以内の海域での錨泊自粛について指導する。

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- 151 -

(台風等災害防止措置の実施時期)

第4条 台風等災害防止措置の実施時期は、それぞれの措置内容を安全に実施す

るために必要とする時間を考慮して決定する。

(台風等災害防止措置の周知方法)

第5条 台風等災害防止措置の周知方法は、措置区分に応じて次のとおりとする。

(1) 第一体制 (避難準備勧告)(勧告・解除)

伝達手段 伝 達 方 法

電 話

ファクシミリ

電 子 メ ー ル

台風情報等連絡系統図(以下「連絡系統」という。)に基づい

て通報する。

無線電話等

① 「おおさかポートラジオ」及び「さかいポートラジオ」から CHl6 (CH12 に変波)で通報する。

② 「おおさかハーバーレーダー」から CH16(CH14、66 に変波)及び AIS で通報する。

インターネット

第五管区 海の安全情報(沿岸域情報提供システム)

http://www6.kaiho.mlit.go.jp/05kanku/Osaka/(パソコン)

http://www6.kaiho.mlit.go.jp/m/05kanku/Osaka/(携帯)

(2) 第二体制(大型船等避難勧告)(勧告・解除)

伝達手段 伝 達 方 法

電 話

フ ァ ク シ ミ リ

電 子 メ ー ル

連絡系統に基づいて通報する。

無線電話等

① 「おおさかポートラジオ」及び「さかいポートラジオ」から CHl6 (CH12 に変波)で通報する。

② 「おおさかハーバーレーダー」から CH16(CH14、66 に変波)及び AIS で通報する。

インターネット

第五管区 海の安全情報(沿岸域情報提供システム)

http://www6.kaiho.mlit.go.jp/05kanku/Osaka/(パソコン)

http://www6.kaiho.mlit.go.jp/m/05kanku/Osaka/(携帯)

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- 152 -

(3) 第二体制(全船舶避難勧告・錨泊自粛勧告)(勧告・解除)

伝達手段 伝 達 方 法

電 話

ファクシミリ

電 子 メ ー ル 連絡系統に基づいて通報する。

無線電話等

① 「おおさかポートラジオ」及び「さかいポートラジオ」

から CHl6 (CH12 に変波)で通報する。

② 「おおさかハーバーレーダー」から CH16(CH14、66 に変

波)及び AIS で通報する。

インターネット

第五管区 海の安全情報(沿岸域情報提供システム)

http://www6.kaiho.mlit.go.jp/05kanku/Osaka/(パソコン)

http://www6.kaiho.mlit.go.jp/m/05kanku/Osaka/(携帯)

船艇による

サイレン等

大阪海上保安監部、大阪水上警察署等の船艇により、国際信

号旗 VL を掲揚し、サイレンを吹鳴し拡声器で通報する。(勧

告の場合に限る。)

(避泊位置等の通報)

第6条 港外(防波堤外を含む。)に避難した船舶は、その避泊位置等を速やか

に阪神港長又は阪南港長に通報する。通報の方法は次のいずれかとする。

通報手段 通 報 先 伝 達 方 法

無線電話

の 場 合

① こうべほあん

② おおさかポートラジオ

③ さかいポートラジオ

上記のいずれかCHl6で呼出

① 船名、国籍、船種、総トン数、

全長、喫水

② 出港地(避難のため出港した港

=阪神港(大阪区、堺泉北区)

又は阪南港等)

③ 入港地(避難後に入港する港)

④ 投錨時刻

⑤ 投錨位置(経緯度又は別添メッ

シュチャート番号による。)

⑥ 錨鎖伸出長(右舷、左舷別節数)

船舶電話

の 場 合

阪神港長 06-6571-0223

阪南港長 0724-22-3592

電話ファクシミリ

の 場 合

阪神港長 06-6572-1700

阪南港長 0724-37-0444

(通信連絡手段の確保)

第7条 港外に避難した船舶は、VHF 電話、無線 CH16 の常時聴守を励行する。

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附則

この要領は、昭和 60 年 8 月 24 日から施行する。

附則

この要領は、平成 6 年 7 月 28 日から施行する。

附則

この要領は、平成 9 年 6 月 25 日から施行する。

附則

この要領は、平成 13 年 6 月 28 日から施行する。

附則

この要領は、平成 20 年 6 月 17 日から施行する。

附則

この要領は、平成 23 年 6 月 21 日から施行する。

附則

この要領は、平成 25 年 6 月 17 日から施行する。

附則

この要領は、平成 28 年 7 月 29 日から施行する。

附則

この要領は、平成 29 年 6 月 30 日から施行する。

附則

この要領は、平成 30 年 6 月 28 日から施行する。

附則

この要領は、令和 2 年 4 月 1 日から施行する。

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窓口申請時の留意事項

1 びょう地指定願・停泊場所指定願

(1) 阪神港大阪区の錨地を有効利用するために、特別な事由がない場合の停

泊期間は、当分の間、原則として第 5 区は 72 時間(3 日間)以内(平成 21

年 12 月3日より試行)としています。

止むを得ない事由により長期停泊が必要な場合は、余裕をもって窓口に

ご相談ください。

なお、大阪区の錨地は第 5 区 11 隻(全長 200m を超える船舶は 1 隻で 2

隻とみなす。)、を目安としており満隻の場合は堺泉北区第 7 区に指定する

こととしています。

(2) 平成 19 年 12 月 1 日の一開港化により、阪神港神戸区を大阪区に向けて

出港(直航)のうえ、大阪区内に錨泊しようとする船舶について、大阪区、

堺泉北区内の錨地に余裕がない場合であって、神戸区内に錨地指定が可能

である場合に限り、神戸区の錨地を指定することができますので窓口にご

相談ください。

2 係留施設使用届

係留船舶の重量トン数(DWT)、または全長が、バースの係留能力を上回る

場合は、係留施設の強度、回頭水域等の問題がクリアーされない場合があるた

め、係留検討書(安定計算書)、潮位計算書を添付することによって、一定の船

型以下の係留を認めている場合を除き、原則として係留を認めていませんので

注意して下さい。

3 危険物積載船舶

(1) ガスフリーをしていない船舶は、危険物船として取り扱います。

(2) 錨泊する場合は、「びょう地指定願」(阪神港大阪区、500 総トン以上)

「停泊場所指定願」(全ての危険物積載船舶)が必要で、大阪区では第 5 区、

堺泉北区では第 6、第 7 区で錨泊できますが、それ以外の港区では錨泊で

きませんので注意してください。錨泊する場合は、事前に「びょう地指定

願」・「停泊場所指定願」により許可を得てください。

(3) 500 総トン以下の船舶は、停泊場所指定願を受ければ、大阪区第 4 区南

港北防波堤に 5 隻までは船尾付け係留(錨泊不可)ができます。

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552-0021 大阪市港区築港 4-10-3 大阪海上保安監部 TEL 06-6571-0221(管理課) 6571-0222(警備救難課) 6571-0516(交通課)

6571-0223(航行安全課) FAX 06-6572-1700(交通課・航行安全課) ホームページ http://www.kaiho.mlit.go.jp/05kanku/osaka/

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