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平成26年保育士試験問題 指示があるまで開かないこと 解答用紙記入上の注意事項 1 解答用紙と受験票の受験番号が同じであるか、カナ氏名・科目名を確認し、誤り がある場合は手を挙げて監督員に申し出ること。 2 漢字氏名を必ず記入すること。 3 解答用紙は、折り曲げたりメモやチェック等の書き込みをしないこと。 4 鉛筆またはシャープペンシル(HB~B)で、濃くはっきりとマークすること。 鉛筆・シャープペンシル以外での記入は、0点になる場合があります。 5 各問に対し、2つ以上マークした場合は不正解とする。 6 訂正する場合は、「消しゴム」であとが残らないように消すこと。 (良い例) ・・・ (濃くマークすること。はみだしは厳禁) (悪い例) ・・・ a 0 7 0 6 0 0 0 0 a H26 保育の心理学 AP-6 再 (再 試 験)  (選択式 20 問)

保育の心理学 (再 試 験)ルイス(Lewis, M.)とブルックス‐ガン(Brooks-Gunn, J.)は、次のような実証的研 究を行った。気づかれないように子どもの鼻の頭に口紅をつけたあと、子どもに鏡を見せた時、鏡で

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  • 平 成 2 6 年 保 育 士 試 験 問 題

    保 育 の 心 理 学

    指示があるまで開かないこと

    解答用紙記入上の注意事項

    1 解答用紙と受験票の受験番号が同じであるか、カナ氏名・科目名を確認し、誤り

    がある場合は手を挙げて監督員に申し出ること。

    2 漢字氏名を必ず記入すること。

    3 解答用紙は、折り曲げたりメモやチェック等の書き込みをしないこと。

    4 鉛筆またはシャープペンシル(HB~B)で、濃くはっきりとマークすること。

      鉛筆・シャープペンシル以外での記入は、0点になる場合があります。

    5 各問に対し、2つ以上マークした場合は不正解とする。

    6 訂正する場合は、「消しゴム」であとが残らないように消すこと。

    (良い例) ・・・ (濃くマークすること。はみだしは厳禁)

    (悪い例) ・・・

    a 0 7 0 6 0 0 0 0 a

    H26 保育の心理学 AP-6 再

    (再 試 験) (選択式 20 問)

  • H26 保育の心理学 AP-6 再- 1-

    問1 次の文は、ヴィゴツキー(Vygotsky, L.S.)の理論についての記述である。適切な

    記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

    A 教育は、子どもの成熟しつつある機能よりも、成熟した機能に対して行うべきだと提

    唱した。

    B 発達過程と教育の可能性を規定する二つの発達水準を提唱した。

    C 人間の発達は、初めに社会的な相互関係があり、それが内面化して心的機能に転化す

    るとした。

    D 言語発達においては、個人的言語から社会的言語への発達過程を示した。

    (組み合わせ)

      A B C D

    1 ○ ○ × ○

    2 ○ × ○ ○

    3 × ○ ○ ×

    4 × ○ × ○

    5 × × ○ ○

    問2 次の語句は、エリクソン(Erikson, E.H.)の発達課題である。A~Eを発達の順に

    並べた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

     

    A 自発性 対 罪悪感(initiative vs. guilt)  

    B 勤勉 対 劣等感(industry vs. inferiority)

    C 自律 対 恥と疑惑(autonomy vs. shame, doubt)

    D 親密 対 孤独(intimacy vs. isolation)

    E 同一性 対 役割の混乱(identity vs. role confusion)

    (組み合わせ)

    1 A→C→B→E→D

    2 A→C→D→B→E

    3 C→A→B→E→D

    4 C→A→D→B→E

    5 C→D→B→E→A

  • - 2-H26 保育の心理学 AP-6 再

    問3 次の文は、子ども観に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

    A 子ども観とは子どもをどのような存在として考えるかということであり、子どもを重視した考えはルソー(Rousseau, J. -J.)の『エミール』が一つの契機となった。

    B 1948 年に国際連合で採択された「児童の権利に関する条約」では、「母と子とは、特別の保護及び援助を受ける権利を有する。」と規定されている。

    C 保育士は、自分と異なる子ども理解や保育観に出会うことにより、自らの子ども観を見つめ直すことができる。

    (組み合わせ)  A B C1 ○ ○ ○2 ○ × ○3 ○ × ×4 × × ○5 × × ×

    問4 次の文は、子どもの定型発達を理解することについての記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

    A 生涯発達の視点から子どもの育ちを理解することで、乳幼児期の諸経験の意味をとらえることができる。

    B 発達的見通しをもつことによって、具体的経験をより長期的な視座から理解し、子どもの現在と未来をつなげるための援助ができるようになる。

    C 発達過程を理解した上で一人一人の特性や取り巻く状況を知ることによって、子どもの行動の意味をより理解することができる。

    D 発達全般の道筋を知り、子どもの発達を促進するために、先取りした援助を主に行っていくことが重要である。

    (組み合わせ)  A B C D1 ○ ○ ○ ×2 ○ × ○ ○3 ○ × × ○4 × ○ × ○5 × × ○ ×

  • H26 保育の心理学 AP-6 再- 3-

    問5 次の文は、養育行動を引き出す子どもの特徴についての記述である。この説を提唱

    した人物として正しいものを一つ選びなさい。

     

    ヒトを含め動物の子どもは、いずれも体の大きさに比して、大きい頭と短い手足、広い

    額と丸い頬といった特徴をもっている。このような特徴を「赤ちゃんらしさ」(babyness)

    とよんだ。動物の成体は、「赤ちゃんらしさ」をもつものに対し、養育的な感情や行動が

    引き出されるよう、生物学的にプログラムされており、それによって動物の子どもは養育

    を受けて生きていくことができるとした。

    1 ポルトマン(Portmann, A.)

    2 キャンポス(Campos, J.J.)

    3 ファンツ(Fantz, R.L.)

    4 ブラゼルトン(Brazelton, T.B.)

    5 ローレンツ(Lorenz, K.)

    問6 次の文のうち、「保育所保育指針」第2章「子どもの発達」の1「乳幼児期の発達

    の特性」の一部として正しいものを○、誤ったものを×とした場合の正しい組み合わ

    せを一つ選びなさい。

    A 乳幼児期は、生理的、身体的な諸条件や生育環境の違いがあっても、一人一人の心身

    の発達の個人差はほとんどない時期である。

    B 乳幼児期は、生涯にわたる生きる力の基礎が培われる時期であり、特に身体感覚を伴

    う多様な経験が積み重なることにより、豊かな感性とともに好奇心、探究心や思考力が

    養われる。

    C 子どもは生活を通して、保育士との関係を育み、その中で個の成長も促される。

    D 子どもは、大人によって生命を守られ、愛され、信頼されることにより、情緒が安定

    するとともに、人への信頼感が育つ。

    (組み合わせ)

      A B C D

    1 ○ ○ ○ ○

    2 ○ ○ × ×

    3 ○ × ○ ×

    4 × ○ × ○

    5 × × × ○

  • - 4-H26 保育の心理学 AP-6 再

    問7 次の文は、ピアジェ(Piaget, J.)の理論に関する記述である。適切な記述を○、不

    適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

    A 質的に異なる発達段階、すなわち、感覚運動期、前操作期、具体的操作期、形式的操

    作期に区分され、その順序で発達する。

    B 各発達段階には特有の認知の枠組みがあり、同化と調節という環境との相互作用によ

    り前段階の枠組みが再構成され、より高次の枠組に移行する。

    C 感覚運動期の子どもが活動に熱中すると、しばしば独語を発するのは自己中心性の表

    れであり、それは「自己中心語」とよばれる。

    D ピアジェ(Piaget, J.)が用いた課題は、子どもの日常生活とはかけ離れた課題であっ

    たことが、正答する年齢に影響しているという批判もある。

    (組み合わせ)

      A B C D

    1 ○ ○ ○ ○

    2 ○ ○ × ○

    3 ○ × ○ ×

    4 × × × ○

    5 × × × ×

    問8 次の文は、「保育所保育指針」第2章「子どもの発達」の2「発達過程」の記述で

    ある。A~Dを発達の順に並べた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

    A 自分なりに考えて判断したり、批判する力が生まれ、けんかを自分たちで解決しよう

    とする(中略)。

    B 自我の育ちの表れとして、強く自己主張する姿が見られる。

    C 自我がよりはっきりしてくるとともに、友達との関わりが多くなる(中略)。

    D 自分の行動やその結果を予測して不安になるなどの葛藤も経験する。

    (組み合わせ)

    1 B→C→D→A

    2 B→D→C→A

    3 C→A→B→D

    4 C→B→A→D

    5 D→B→A→C

  • H26 保育の心理学 AP-6 再- 5-

    問9 次の文のうち、主に3歳未満児に向けた保育者の発話の特徴として適切な記述を○、

    不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

    A ひとつの発話が短く、単純で反復が多い。

    B 抑揚がはっきりしており、発音が明瞭である。

    C 子どもの不十分な発声・発語を補う拡充模倣を用いる。

    D 擬音語、擬態語などのオノマトペを多く用いる。

    (組み合わせ)

      A B C D

    1 ○ ○ ○ ○

    2 ○ × ○ ×

    3 ○ × × ○

    4 × ○ ○ ○

    5 × ○ × ○

    問 10 次の文は、鏡映像の自己認知についての記述である。(   )にあてはまる年齢

    範囲として最も適切なものを一つ選びなさい。

     

    ルイス(Lewis, M.)とブルックス‐ガン(Brooks-Gunn, J.)は、次のような実証的研

    究を行った。

    気づかれないように子どもの鼻の頭に口紅をつけたあと、子どもに鏡を見せた時、鏡で

    はなく、口紅がついている自分自身の鼻を触れば、鏡に映った像が自分であることを認知

    していると判断する。この研究では、おおむね(   )にかけて鏡映像の自己認知がで

    きるようになると示された。

    1 生後3か月~生後6か月

    2 生後6か月~1歳

    3 1歳9か月~2歳

    4 3歳~3歳6か月

    5 3歳9か月~4歳

  • - 6-H26 保育の心理学 AP-6 再

    問 11 次の文は、虐待についての記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

    A 親から虐待を受けて育った場合、自分自身の子育てにおいて虐待をしてしまう連鎖が現れることもある。

    B 虐待の連鎖は、様々な生活体験において出会った新たな人間関係に支えられた場合には、断ち切られることもある。

    C 被虐待児が保育所に在所している場合、保育士はその子に対し、園生活を通して情緒が安定するように個別の配慮を行う。

    (組み合わせ)  A B C1 ○ ○ ○2 ○ ○ ×3 ○ × ○4 × × ○5 × × ×

    問 12 次の文は、子どもの発達と個人差についての記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

    A 子どもが辿る発達の筋道やその順序性にみられる共通の姿を「保育所保育指針」では、発達過程として示している。

    B 個人差は個人間差と個人内差に大別されるが、一般的に個人差とは個人内差を意味する。

    C 1歳半前後は発達の重要な質的転換期ともよばれ、歩行、道具の使用、言葉を話すといった、人としての能力を獲得する時期である。

    D 気質(temperament)とは、生まれながらの個体的特徴であり、パーソナリティの基盤となるものである。

    (組み合わせ)  A B C D1 ○ ○ ○ ○2 ○ × ○ ○3 ○ × × ○4 × ○ × ○5 × × × ×

  • H26 保育の心理学 AP-6 再- 7-

    問 13 次の文は、「保育所保育指針」第4章「保育の計画及び評価」のウ「障害のある子

    どもの保育」の一部である。( A )~( D )にあてはまる語句を【語群】から

    選択した場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

    障害のある子どもの保育については、一人一人の子どもの発達過程や( A )を把握

    し、適切な環境の下で、障害のある子どもが他の子どもとの生活を通して共に成長できる

    よう、( B )の中に位置付けること。また、( C )保育を実施する観点から、家庭

    や関係機関と連携した支援のための計画を( D )に作成するなど適切な対応を図るこ

    と。

    【語群】

    ア 適応状態   イ 障害の状態       ウ 指導計画

    エ 保育の流れ  オ 環境や季節に留意した  カ 子どもの状況に応じた

    キ グループ別  ク 個別

    (組み合わせ)

      A B C D

    1 ア ウ オ キ

    2 ア ウ カ ク

    3 ア エ オ キ

    4 イ ウ カ ク

    5 イ エ カ キ

  • - 8-H26 保育の心理学 AP-6 再

    問 14 次の文は、保育における観察についての記述である。( A )~( C )にあ

    てはまる語句を【語群】から選択した場合の最も適切な組み合わせを一つ選びなさい。

    保育場面における観察は、子どもから働きかけられた場合には必要最小限に応じながら、

    子どもや保育者の行動を観察する( A )がよく用いられる。この方法の特徴は、観察

    対象の意図や気持ちの動きなどを( B )が感じ取りやすいことにある。観察記録とし

    ては、行動や出来事を記す( C )の他に音声記録法、映像記録法等が用いられる。

    【語群】

    ア 観察者     イ 参加観察法     ウ 実験者  エ 自由記述法  

    オ 実験的観察法  カ チェックリスト法

    (組み合わせ)

      A B C

    1 イ ア エ

    2 イ ア カ

    3 イ ウ カ

    4 オ ア エ

    5 オ ウ エ

  • H26 保育の心理学 AP-6 再- 9-

    問 15 次の文は、環境としての保育者についての記述である。適切な記述を○、不適切

    な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

    A 子どもは保育者の行動や表情をよく観察しており、保育者自身が意図するかしないか

    にかかわらず、常に環境として子どもに影響を与えている。

    B 子どもにとって、より適切な働きかけを行うためには、保育者は自らのかかわりを振

    り返り、その影響を考えることが大切である。

    C 保育者は子どもと同じ目線をもつ共同作業者としてかかわることで、子どもの心の働

    きに、より共感しやすくなる。

    (組み合わせ)

      A B C

    1 ○ ○ ○

    2 ○ ○ ×

    3 × ○ ×

    4 × × ○

    5 × × ×

  • - 10 -H26 保育の心理学 AP-6 再

    問 16 次の文は、保育所における発達援助についての記述である。( A )~( D )

    にあてはまる語句を【語群】から選択した場合の最も適切な組み合わせを一つ選びなさ

    い。

     

    発達援助の専門家と保育士は( A )にあることが重要であり、情報共有の前提とし

    て、あらかじめ( B )について取り決めをし、保護者に( C )おくことが必要で

    ある。保育所では、発達上のさまざまな困難をかかえた子どもに対し、発達援助の専門家

    による( D )が活用されている。

    【語群】

    ア 健康相談  イ 協働関係  ウ 同意を得て  エ 巡回相談  オ 意見を求めて

    カ 拮抗関係  キ 法令遵守  ク 守秘義務

    (組み合わせ)

      A B C D

    1 イ キ ウ ア

    2 イ ク ウ エ

    3 カ キ オ エ

    4 カ ク オ ア

    5 カ ク オ エ

  • H26 保育の心理学 AP-6 再- 11 -

    問 17 次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。

    【事例】

    自閉症のS君は、他の園児に対し、よくたたいたり突きとばしたりしてしまう。今日は

    園庭で遊んでいる時、いつもS君が使っているスコップをT君が使っていた。S君はT君

    をたたき、何も言わずにスコップを取り上げてしまった。

    【設問】

    S君に対する理解として適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み

    合わせを一つ選びなさい。

    A S君は、いつも自分が使っていたスコップをT君に使われていて混乱してしまった。

    B S君は、スコップを貸してほしいことをT君にうまく言葉で伝えられなかった。

    C S君は、スコップを取り上げられたT君の気持ちを察することができなかった。

    D S君は、T君にいじわるをしようとした。

    (組み合わせ)

      A B C D

    1 ○ ○ ○ ×

    2 ○ × × ○

    3 × ○ ○ ○

    4 × × ○ ○

    5 × × × ×

  • - 12 -H26 保育の心理学 AP-6 再

    問 18 次の文は、成人期・老年期の発達についての記述である。適切な記述を○、不適

    切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

    A 知的能力は青年期にピークとなり、それ以降、加齢とともに減衰する。

    B アイデンティティの揺らぎや組み換えは成人期にも生じる。

    C 流動性知能は青年期以降も上昇し、結晶性知能は成人期以降減衰する。

    (組み合わせ)

      A B C

    1 ○ ○ ○

    2 ○ × ○

    3 ○ × ×

    4 × ○ ○

    5 × ○ ×

  • H26 保育の心理学 AP-6 再- 13 -

    問 19 次のうち、就学前に診断されることが可能なものとして、正しいものを○、誤っ

    たものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

    A 反応性愛着障害

    B 境界型パーソナリティ障害

    C 自閉症

    D 統合失調症

    E 精神遅滞

    (組み合わせ)

      A B C D E

    1 ○ ○ ○ × ×

    2 ○ ○ × ○ ○

    3 ○ × ○ × ○

    4 × ○ ○ × ○

    5 × × ○ ○ ○

  • - 14 -H26 保育の心理学 AP-6 再

    問 20 次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。

    【事例】

    4歳の男児。母子家庭であったが、2か月前に母親が再婚したことを機に当保育所に転

    園してきた。前の保育所ではほとんど休むことはなかったようだが、転園してきてからは

    週に1~2回は休むことが続いている。保育所では、オドオドした様子で落ち着きがない。

    保育士の傍から離れたがらず、些細なことですぐに泣いてしまう。そうかと思えば、急に

    はしゃいで他児を強く突き飛ばしてしまうようなことが1日に何度もある。給食は食欲旺

    盛でよく食べるが、その割には体重がほとんど増加しない。同じ下着を2~3日続けて着

    てくることがあるため母親に確認すると、「風呂に入りたがらず、着替えさせようとして

    も言うことをきかないから仕方ないんです」と述べた。

    【設問】

    この子どもについての保育所の対応として適切な記述を○、不適切な記述を×とした

    場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

    A 子どもの身体にアザや傷がないかどうか調べる。

    B 体重が増加しないことを踏まえ、母親に本児の小児科受診を勧める。

    C 虐待が疑われるので児童相談所に通告する。

    D 市町村など関係機関との連携を検討する。

    (組み合わせ)

      A B C D

    1 ○ ○ ○ ○

    2 ○ ○ ○ ×

    3 ○ × × ×

    4 × ○ ○ ○

    5 × × × ×