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一般廃棄物(ごみ)処理基本計画
平 成 2 1年 3月
燕 市
弥 彦 村
燕・弥彦総合事務組合
.
目 次
第 1 節 策定の主旨........................................................ 1
第 2 節 地域の概況及び関係法令............................................ 2
2.1 地勢................................................................ 2
2.2 気候特性............................................................ 3
2.3 社会環境の特性...................................................... 4
2.4 土地利用の状況...................................................... 6
2.5 将来計画............................................................ 8
2.6 関係法令及び例規................................................... 10
第 3 節 一般廃棄物(ごみ)処理の現況..................................... 13
3.1 清掃事業の歴史的変遷............................................... 13
3.2 ごみ排出量の実績及びその性状....................................... 14
3.3 ごみ処理技術の動向................................................. 25
3.4 周辺自治体の動向................................................... 27
第 4 節 ごみ処理の評価と課題の抽出....................................... 31
4.1 ごみ処理の評価..................................................... 31
4.2 分別排出、収集・運搬の課題......................................... 32
4.3 減量化・再生利用の課題............................................. 32
4.4 中間処理の課題..................................................... 33
4.5 最終処分の課題..................................................... 33
第 5 節 ごみ処理基本方針の設定........................................... 34
5.1 基本方針........................................................... 34
5.2 計画目標年度....................................................... 35
5.3 計画対象区域....................................................... 35
第 6 節 ごみの排出量及び処理量等の予測................................... 36
6.1 ごみ排出量の予測方法............................................... 36
6.2 人口及びごみ量の推計............................................... 37
6.3 排出抑制による減量化の目標設定..................................... 38
6.4 ごみ排出量・資源化量等の予測....................................... 41
第 7 節 ごみ処理基本計画................................................. 43
7.1 目標達成のための施策............................................... 43
7.2 その他の計画....................................................... 55
7.3 事業スケジュール................................................... 57
第 8 節 資料編........................................................... 59
8.1 ごみ量の実績....................................................... 60
8.2 ごみ処理の評価(基礎データ)....................................... 72
8.3 ごみ排出量の予測................................................... 73
8.4 燕市のごみ量の推計................................................. 75
8.5 弥彦村のごみ量の推計............................................... 83
8.6 燕市、弥彦村、組合のごみ排出量の予測............................... 90
1
第 1 節 策定の主旨
一般廃棄物処理基本計画(以下、「本計画」という。)は、「廃棄物の処理及び清掃に関する法
律」(以下、「廃棄物処理法」という。)第 6 条第 1 項の規定により、燕市、弥彦村、燕・弥彦
総合事務組合(以下、「組合」という。)における一般廃棄物の処理に関する計画を定めるもの
である。
本計画は、長期的・総合的視点に立って、燕市、弥彦村、組合における計画的なごみ処理の
推進を図るための基本方針となるものであり、ごみの排出抑制及び排出から最終処分に至るま
でのごみの適正な処理を進めるために必要な基本的事項を定めるものである。
○ 廃棄物の処理及び清掃に関する法律(法律第 137 号)
(第 6 条第 1 項)
市町村は、当該市町村の区域内の一般廃棄物の処理に関する計画(以下、「一般廃棄
物処理計画」という。)を定めなければならない。
(第 6 条第 2 項)
一 一般廃棄物の発生量及び処理量の見込み
二 一般廃棄物の排出の抑制のための方策に関する事項
三 分別して収集するものとした一般廃棄物の種類及び分別の区分
四 一般廃棄物の適正な処理及びこれを実施する者に関する基本的事項
五 一般廃棄物の処理施設の整備に関する事項
六 その他一般廃棄物の処理に関し必要な事項
○ 廃棄物の処理及び清掃に関する法律施行規則(省令第 35 号)
(第 1 条の 3)
法第 6 条第 1 項 に規定する一般廃棄物処理計画には、一般廃棄物の処理に関する
基本的な事項について定める基本計画及び基本計画の実施のために必要な各年度の事
業について定める実施計画により、同条第 2 項各号に掲げる事項を定めるものとする。
2
第 2 節 地域の概況及び関係法令
2.1 地勢
燕市及び弥彦村は、新潟県のほぼ中央に位置し、新潟市、長岡市、三条市と接して
いる。
全面積の半数近くが水田であり、域内には信濃川や中ノ口川、大河津分水放水路な
どが流れている。
主要な交通網としては、鉄道では、上越新幹線、弥彦線、越後線、道路では、北陸
自動車道、国道 116 号、国道 289 号などが通っている。
図 1 燕市、弥彦村の位置
燕 市
弥彦村
新潟県
三条市
新潟市
長岡市
3
2.2 気候特性
降水量は年間 2,000mm 程度である。冬場の降水量の多さは、雪に起因するもの
と考えられる。最高気温は 8 月で 30℃程度であり、冬場は氷点下となる。
平均 最高 最低
1月 191.4 1.6 4.1 -0.7 44.72月 130.9 1.6 4.3 -0.9 64.33月 112.6 4.7 8.5 1.2 108.34月 91.4 10.9 15.8 6.1 160.55月 113.4 16.2 20.8 11.9 179.56月 122.9 20.3 24.2 16.9 130.97月 218.4 24.0 27.7 20.8 149.08月 149.1 25.7 29.8 22.1 187.99月 158.8 21.4 25.5 17.9 117.7
10月 172.5 15.3 19.5 11.5 130.611月 232.5 9.5 13.3 5.9 89.112月 236.1 4.6 7.6 1.8 57.8平均 1956.6 13.0 16.8 9.5 1417.9
日照時間(時間)
気温(℃)降水量(mm)
-5
0
5
10
15
20
25
30
35
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
気温
0
50
100
150
200
250
降水量
降水量 平均気温 最高気温 最低気温
図 2 地域の気候
備考:アメダス観測所(三条)データより作成
全ての項目は平年値(1979~2000 年)
単位:℃ 単位:mm
4
2.3 社会環境の特性
1. 人口動態
1) 燕市の人口動態
燕市の行政区域内人口及び世帯数の推移は次のとおりである。人口はやや減少傾向
である。世帯数は増加傾向であり、世帯あたり人員は減少傾向である。
85,410 85,541 85,372 85,240 85,134 85,047 84,796 84,599 84,394 84,108
24,458 24,801 25,029 25,181 25,428 25,692 25,901 26,232 26,531
26,771
3.49
3.453.41
3.393.35
3.313.27
3.23
3.18 3.14
0
10,000
20,000
30,000
40,000
50,000
60,000
70,000
80,000
90,000
H10年度 H11年度 H12年度 H13年度 H14年度 H15年度 H16年度 H17年度 H18年度 H19年度
人,世帯
2.9
3.0
3.1
3.2
3.3
3.4
3.5
3.6
人/世帯
人口(人) 世帯数(世帯) 世帯あたり人員(人/世帯)
出典:年度末の住民基本台帳人口
図 3 行政区域内人口の推移
2) 弥彦村の人口動態
弥彦村の行政区域内人口及び世帯数の推移は次のとおりである。人口は横ばい傾向
である。世帯数は増加傾向であり、世帯あたり人員は減少傾向である。
8,683 8,703 8,697 8,630 8,652 8,647 8,621 8,679 8,656
2,425 2,460 2,480 2,473 2,485 2,508 2,510 2,572 2,644
8,655
2,661
3.57
3.533.51 3.52
3.473.45 3.45
3.35
3.28 3.25
0
1,000
2,000
3,000
4,000
5,000
6,000
7,000
8,000
9,000
10,000
H10年度 H11年度 H12年度 H13年度 H14年度 H15年度 H16年度 H17年度 H18年度 H19年度
人,世帯
3.1
3.2
3.3
3.4
3.5
3.6
人/世帯
人口(人) 世帯数(世帯) 世帯あたり人員(人/世帯)
出典:年度末の住民基本台帳人口
図 4 行政区域内人口の推移
5
2. 産業構造
1) 燕市の産業構造
燕市では、農林業などの第一次産業人口や製造業などの第二次産業人口が減少し、
サービス業などの第三次産業人口が増加している。また平成 12 年から平成 17 年に
かけて、第二次産業人口と第三次産業人口が逆転した。
表 1 産業別人口の推移
燕市
H7 H12 H17
第一次産業人口 2,782 2,049 2,043
第二次産業人口 24,476 22,796 20,277
第三次産業人口 20,884 21,791 22,784
合 計 48,142 46,636 45,104
2) 弥彦村の産業構造
弥彦村では、農林業などの第一次産業人口や製造業などの第二次産業人口が減少し、
サービス業などの第三次産業人口が増加している。
表 2 産業別人口の推移
弥彦村
H7 H12 H17
第一次産業人口 593 406 410
第二次産業人口 1,800 1,790 1,721
第三次産業人口 2,396 2,469 2,544
合 計 4,789 4,665 4,675
3. 主要な交通
地域の主要な交通として、鉄道は次のとおりである。
・上越新幹線:燕三条駅
・弥彦線:弥彦駅 - 矢作駅 - 吉田駅 - 西燕駅 - 燕駅 - 燕三条駅
・越後線:分水駅 - 粟生津駅 - 南吉田駅 - 吉田駅 - 北吉田駅
高速道路及び一般国道の状況は次のとおりである。
・高速道路
北陸自動車道:三条燕 IC - 三条燕 BS(バス停)
・一般国道
国道 116 号
国道 289 号
6
2.4 土地利用の状況
1. 土地利用面積
1) 燕市の土地利用面積
燕市の総面積は 11,088ha で、半数近くが田である。また、宅地も 1,900ha 程
度ある。
表 3 土地の利用状況
総数 田 畑 宅地 池沼 山林 原野 雑種地
その他
ha ha ha ha ha ha ha ha
燕市 11,088.0 5,243.9 417.7 1,910.2 1.6 625.9 7.4 2,881.3
出典:新潟県統計データハンドブック
2) 弥彦村の土地利用面積
弥彦村の総面積は 2,522ha で、4 割弱が田である。
表 4 土地の利用状況
総数 田 畑 宅地 池沼 山林 原野 雑種地
その他
ha ha ha ha ha ha ha ha
弥彦村 2,522.0 964.8 139.6 216.1 0.9 364.9 1.0 834.6
出典:新潟県統計データハンドブック
各項目は、小数点第 1位で四捨五入しているため、これらの合計は総数と合致しない
2. 都市計画区域
1) 燕市の都市計画区域
燕市の都市計画区域面積は9,311ha(H20.3.28現在)であり、総面積11,088ha
の 84%を占める。
また、用途地域は 1,864ha で都市計画区域面積の 20%を占める。
2) 弥彦村の都市計画区域
弥彦村の都市計画区域面積は 2,522ha(H20.3.28 現在)である。行政区域内全
域が都市計画区域となっている。
また、用途地域は 81ha で都市計画区域面積の 3%である。
7
3. 農業振興地域
1) 燕市の農業振興地域
燕市の農業振興地域面積は9,228ha(H20.12.1現在)であり、総面積11,088ha
の 83%を占める。また、農用地面積は 5,020ha で農業振興地域面積の 54%を占
める。
2) 弥彦村の農業振興地域
弥彦村の農業振興地域面積は現在で 2,203ha(H20.12.1 現在)であり、総面積
2,522ha の 87%を占める。また、農用地面積は 1,012ha で農業振興地域面積の
46%を占める。
4. 森林
1) 燕市の森林
燕市の森林面積は 684ha で総面積 11,088ha の 6%を占める。保安林面積は
0.89ha である。
2) 弥彦村の森林
弥彦村の森林面積は 797ha で総面積 2,522ha の 32%を占める。保安林面積は
660ha で森林面積の 83%である。
5. 自然公園
1) 燕市の自然公園
燕市内に「佐渡弥彦米山国定公園」の区域があり、面積は 1,074ha である。
2) 弥彦村の自然公園
弥彦村内に「佐渡弥彦米山国定公園」の区域があり、区域の面積は 871ha である。
8
2.5 将来計画
1. 燕市の将来計画
燕市では平成 20 年 3 月に市の将来計画として「燕市総合計画」を策定した。
計画の概要は次のとおりである。
1) 基本理念
・人を育てる
・人を活かす人がふれあう
・人が助け合う
2) 将来像
・人と自然と産業が調和し、進化する燕市
3) 分野別の基本方針
・新しい活力を創造するまち(産業)
・生き生きと学び、心豊かな人を育む町(教育・文化・スポーツ)
・生きがいとやさしさを実感できるまち(健康・福祉)
・快適ですみやすく、愛着を感じるまち(生活)
・利便性が高く、にぎわいを創るまち(都市基盤)
・市民とともに築くまち(市民参画・行財政)
2. 弥彦村の将来計画
弥彦村では平成 21 年 3 月に村の将来計画として「弥彦村第5次総合計画」を策定
した。
弥彦村第5次総合計画の概要は次のとおりである。
1) むらづくり重点戦略1
むらづくりの力を育てる
1 未来を創る子どもたちの育成
2 むらづくりを支える人材育成と地域協働の強化
3 地域産業の発展を支える人材育成
2) むらづくり重点戦略2
心身ともに健やかな暮らしを確保する
1 子育て支援のさらなる充実
2 高齢者が安心して暮らせる環境づくり
3 互いに支えあう地域社会の構築
3) むらづくり重点戦略3
にぎわいと活力ある産業を生み出す
1 産業基盤の強化
9
2 地域産業の競争力の強化
4) むらづくり重点戦略4
地域の特性が輝き 魅力ある郷土を形成する
1 地域特性が輝く拠点整備
2 地域資源を活かした魅力ある地域づくり
10
2.6 関係法令及び例規
1. 関係法令
一般廃棄物(ごみ)に係る関係法令とその体系は次のとおりである。
図 5 廃棄物に係る法体系
グリーン購入法(H12. 5 . 3 1 公布)
容器包装リサイクル法(H7.6.16 公布)
家電リサイクル法( H 1 0 . 6 . 5 公布)
建設リサイクル法(H12. 5 . 3 1 公布)
自動車リサイクル法(H 1 4 . 7 . 1 2 公布)
食品リサイクル法(H 1 2 . 6 . 7 公布)
環境基本法( H 5 . 1 1 . 1 9 公布 )
循環社会法 ( H 1 2 . 6 . 2 公 布 )
資源有効利用促進法(H3 . 4 . 2 6 公布)廃棄物処理法(S45.12.25 公布)
11
表 5 廃棄物に関する法律の概要
法 律 名 法律の概要
環 境 基 本 法
公害対策基本法、自然環境保全法では、対応に限界があるとの認識から、
地球環境時代の環境政策の新たな枠組を示す基本的な法律として、制定さ
れた。
基本理念としては、(1)環境の恵沢(けいたく)の享受と継承等、(2)環境
への負荷の少ない持続的発展が可能な社会の構築等、(3)国際的協調によ
る地球環境保全の積極的推進が掲げられている。
循 環 型 社 会 形 成
推 進 基 本 法
( 循 環 社 会 法 )
「大量生産・大量消費・大量廃棄」型の経済社会から脱却し、生産から流
通、消費、廃棄に至るまで物質の効率的な利用やリサイクルを進めること
により、資源の消費が抑制され、環境への負荷が少ない「循環型社会」を
形成することを目的として制定された。
廃 棄 物 の 処 理 及 び
清 掃 に 関 す る 法 律
( 廃 棄 物 処 理 法 )
廃棄物処理の基本を定めた法律で、主に以下のことを定めている。
・ 廃棄物の減量、リサイクル
・ 一般廃棄物の適正処理(ごみ処理基本計画の策定、市町村の処理義務)
・ 産業廃棄物の適正処理
資 源 有 効 利 用
促 進 法
循環型社会を形成していくために必要な 3R(リデュース・リユース・リサ
イクル)の取り組みを総合的に推進するために制定された。特に事業者に
対して 3R の取り組みが必要となる業種や製品を政令で指定し、自主的に
取り組むべき具体的な内容を省令で定めることとしている。
容 器 包 装 に 係 る
分別収集及び再商品
化 の 促 進 等 に
関 す る 法 律
(容器包装リサイクル法)
家庭から出るごみの約 6割(容積比)を占める容器包装廃棄物のリサイク
ル制度を構築することにより、一般廃棄物の減量と再生資源の十分な利用
等を通じて、資源の有効活用の確保を図る目的で制定された。
特定家庭用機器再商
品 化 法
( 家 電 リ サ イ ク ル 法 )
家庭から排出される廃家電には金属、プラスチック等有用な資源が含まれ
ていることから、これらを有効に利用しさらに最終処分量の削減を図るこ
とを目的に制定された。
食 品 循 環 資 源 の
再 生 利 用 等 の 促 進
に 関 す る 法 律
( 食 品 リ サ イ ク ル 法 )
食品の売れ残りや食べ残しなど食品の製造過程において大量に発生して
いる食品廃棄物について、発生抑制と減量化により最終的に処分される量
を減少させるとともに、飼料や肥料等の原材料として再生利用するため、
食品関連事業者(製造、流通、外食等)による食品循環資源の再生利用等
を促進するために制定された。
建 設 工 事 に 係 る
資 材 の 再 資 源 化 等
に 関 す る 法 律
( 建 設 リ サ イ ク ル 法 )
建設工事に伴って廃棄されるコンクリート塊、アスファルト・コンクリー
ト塊、建設発生木材の建設廃棄物は、今後建設廃棄物の排出量の増大が予
測される。この解決策として、資源の有効な利用を確保する観点から、こ
れらの廃棄物について再資源化を行い、再び利用していくため制定され
た。
使 用 済 自 動 車 の
再 資 源 化 等
に 関 す る 法 律
(自動車 リ サ イ ク ル 法 )
自動車メーカーを含めて自動車のリサイクルに携わる関係者が適正な役
割を担うことにより、使用済自動車の積極的なリサイクル・適正処理を行
うために制定された。
国等による環境物品
等の調達の推進等に
関 す る 法 律
(グリーン購入法 )
循環型社会の形成のためには、再生品等の供給面の取り組みに加え、国等
の公的機関が率先して環境物品等(環境負荷低減に資する製品・サービス)
の調達を推進するとともに、環境物品等に関する適切な情報提供を促進す
ることにより需要の転換を図り、持続的発展が可能な社会構築を推進する
ことを目指し制定された。
12
2. 例規
燕市、弥彦村、組合の一般廃棄物(ごみ)に関する条例・要綱等は次のとおりであ
る。
1) 燕市の例規
・ 燕市環境基本条例
・ 燕市廃棄物の処理及び清掃に関する条例
・ 燕市廃棄物の処理及び清掃に関する条例施行規則
・ 燕市が設置する一般廃棄物処理施設に係る生活環境影響調査結果の縦覧等の手続
に関する条例
・ 燕市が設置する一般廃棄物処理施設に係る生活環境影響調査結果の縦覧等の手続
に関する条例施行規則
・ 燕市ごみステーション設置事業補助金交付要綱
・ 燕市生ごみ処理器設置事業補助金交付要綱
・ 燕市生ごみ処理機(電動式)設置事業補助金交付要綱
・ 燕市せん定枝リサイクル施設条例
・ 燕市せん定枝リサイクル施設条例施行規則
・ 燕市ポイ捨て等防止条例
・ 燕市環境審議会規則
・ 燕市環境美化監視員設置要綱
・ 燕市公衆衛生推進員設置要綱
2) 弥彦村の例規
・ 弥彦村廃棄物の処理及び清掃に関する条例
・ 弥彦村廃棄物の処理及び清掃に関する条例施行規則
・ 弥彦村環境美化条例
・ 弥彦村環境美化条例施行規則
・ 弥彦村環境衛生委員設置規定
・ 弥彦村環境整備事業補助金交付要綱
・ 弥彦村生ごみ処理器(コンポスト)設置事業補助金交付要綱
・ 弥彦村電動式生ごみ処理機購入補助金交付要綱
3) 組合の例規
・ 燕・弥彦総合事務組合ごみ処理場設置条例
・ 燕・弥彦総合事務組合最終処分場設置条例
・ 燕・弥彦総合事務組合廃棄物の処理及び清掃に関する条例
・ 燕・弥彦総合事務組合廃棄物の処理及び清掃に関する条例施行規則
・ 燕・弥彦総合事務組合指定袋卸売業務に関する要綱
・ 燕・弥彦総合事務組合指定袋小売業者の登録に関する要綱
・ 燕・弥彦総合事務組合粗大ごみシールの取扱いに関する要綱
・ 燕・弥彦総合事務組合が設置する一般廃棄物処理施設に係る生活環境影響調査結
果の縦覧等の手続に関する条例
・ 燕・弥彦総合事務組合が設置する一般廃棄物処理施設に係る生活環境影響調査結
果の縦覧等の手続に関する規則
13
第 3 節 一般廃棄物(ごみ)処理の現況
3.1 清掃事業の歴史的変遷
燕市、弥彦村、組合の一般廃棄物(ごみ)処理事業に関する経緯は次のとおりであ
る。
表 6 ごみ処理事業の経緯
年度 燕市、弥彦村、組合 年 月 日 国・県
平成 7年度 ごみ焼却施設(流動床)、粗大ごみ処理施設竣工
平成 8年 3月 容器包装リサイクル法部分施行
平成 9年度 一般廃棄物最終処分場(クリーンセンター舘野)竣工
平成 10 年 3月
家電リサイクル法公布 新潟県ごみ処理広域化計画
平成 12 年度
循環社会法、建設リサイクル法、食品リサイクル法、グリーン購入法公布、容器包装リサイクル法完全施行
平成 13 年度 第一次新潟県廃棄物処理計画
平成 14 年度 ごみ有料化開始 平成 14 年 10 月 自動車リサイクル法公布
平成 15 年度 循環型社会形成推進基本計画閣議決定
平成 17 年度 燕市、吉田町、分水町が合併 新潟県中央衛生センター組合解散 燕・弥彦総合事務組合発足
平成 18 年 3月 平成 18 年 3月 平成 18 年 3月
第二次新潟県廃棄物処理計画
平成 19 年度 燕市分別収集計画策定 弥彦村分別収集計画策定
平成 19 年 6月 平成 19 年 6月
14
3.2 ごみ排出量の実績及びその性状
1. ごみの分別区分
1) 燕市のごみの分別区分
燕市のごみの分別区分とその排出方法は次のとおりである。
表 7 ごみの分別区分
分別品目 対象ごみの概要 回収場所 収集頻度 排出方法
可燃ごみ
生ごみ、リサイクルできない紙くず、小
型のプラスチック製品・容器、紙おむつ、
化学繊維が混入している衣類等
ステーション 週 3 回 指定袋
(可燃ごみ用)
不燃ごみ
革製のかばん・くつ、大型のプラスチッ
ク製容器、ガラス・陶磁器、CD・DVD・ビ
デオテープ、電気ポット、アイロン、電
話機等
ステーション 月 1 回 指定袋
(不燃ごみ用)
缶類 飲料容器、酒類容器、菓子の缶、スプレ
ー缶(穴をあけること)等 ステーション 月 2 回
透明または半透
明の袋
金属類
鍋、フライパン、電子レンジ、石油ファ
ンヒーター、ガスレンジ、トースター、
スプーン・フォーク等
ステーション 月 1 回 透明または半透
明の袋
びん類 飲料容器、酒類容器、調味料容器、化粧
品容器等 ステーション 月 1 回
透明または半透
明の袋
古布類 綿・絹の衣料 ステーション 月 1 回 透明または半透
明の袋
古紙類 新聞紙、ダンボール、雑誌、雑紙 ステーション 月 2 回 種類ごとにひも
で縛る
牛乳パック 飲料用容器 ステーション 月 2 回 種類ごとにひも
で縛る
ペットボトル 飲料用容器、酒類容器、調味料容器等 指定拠点 随時 専用の回収箱ま
たは回収ネット
乾電池 アルカリ電池、マンガン電池、ボタン電
池 指定拠点 随時 専用の回収箱
粗大ごみ 家具、カーペット、布団、楽器、物干し
台、自転車、小型家電製品等 各家庭 随時 申込制戸別収集
せん定枝 せん定した枝、落ち葉、刈り草、竹等 組合施設 随時 事前に処理券を
購入し直接搬入
せん定枝 せん定した枝、落ち葉、刈り草等 燕市施設 燕市民 4~12 月
曜日・時間指定
直接搬入後
現金支払
生ごみ 野菜くず、食べ残し 指定拠点 随時 専用バケツ
廃食用油 使用済み天ぷら油 指定拠点 随時
ペットボトルなどの容器に入れ、天ぷら油回収ボックスへ入
れる
15
2) 弥彦村のごみの分別区分
弥彦村のごみの分別区分とその排出方法は次のとおりである。
表 8 ごみの分別区分
分別品目 対象ごみの概要 回収場所 収集頻度 排出方法
可燃ごみ
生ごみ、リサイクルできない紙くず、小
型のプラスチック製品・容器、紙おむつ、
化学繊維が混入している衣類等
ステーション 週 3 回 指定袋
(可燃ごみ用)
不燃ごみ
革製のかばん・くつ、大型のプラスチッ
ク製容器、ガラス・陶磁器、CD・DVD・ビ
デオテープ、電気ポット、アイロン、電
話機等
ステーション 月 2 回 指定袋
(不燃ごみ用)
缶類 飲料容器、酒類容器、菓子の缶、スプレ
ー缶(穴をあけること)等 ステーション 月 2 回
透明または半透
明の袋
金属類
鍋、フライパン、電子レンジ、石油ファ
ンヒーター、ガスレンジ、トースター、
スプーン・フォーク等
ステーション 月 2 回 透明または半透
明の袋
びん類 飲料容器、酒類容器、調味料容器、化粧
品容器等 ステーション 月 2 回
透明または半透
明の袋
古布類 綿・絹の布類、衣類 指定拠点 月 2回 透明または半透
明の袋
古紙類 新聞紙、ダンボール、雑誌、雑紙 指定拠点 月 2回 種類ごとにひも
で縛る
牛乳パック 飲料用容器 指定拠点 月 2回 ひもで縛る
ペットボトル 飲料用容器、酒類容器、調味料容器等 指定拠点 月 2回 専用の回収ネット
乾電池 アルカリ電池、マンガン電池、ボタン電
池 指定拠点 月 2回 専用の回収箱
粗大ごみ 家具、カーペット、布団、楽器、物干し
台、自転車、小型家電製品等 各家庭 週 2回 申込制戸別収集
せん定枝 せん定した枝、落ち葉、刈り草、竹等 組合施設 随時 事前に処理券を
購入し直接搬入
生ごみ 野菜くず、食べ残し 旅館、ホテル
学校等 週 5回 専用バケツ
廃食用油 使用済み天ぷら油 指定拠点 随時
ペットボトルなどの容器に入れ、天ぷら油回収ボックスへ入
れる
16
2. ごみの種類別排出量の実績
1) 燕市の排出量の実績
燕市の排出量の実績は次のとおりである。可燃ごみはほぼ横ばいであるが、不燃ご
み、粗大ごみは増加傾向である。一方、資源ごみはやや減少傾向である。
表 9 ごみ排出量の実績 (単位:t /年)
平成15年度 平成16年度 平成17年度 平成18年度 平成19年度
可燃ごみ 26,599 26,021 26,412 26,435 26,319
不燃ごみ 4,342 4,343 4,282 3,524 4,840
粗大ごみ 247 307 318 342 408
資源ごみ 6,385 6,720 6,880 6,726 6,631
金属 389 406 409 350 337
缶類 424 398 375 359 339
びん類 725 715 734 720 702
牛乳パック 8 7 6 6 5
古布類 249 233 225 225 175
ペットボトル 192 219 225 231 241
乾電池 19 18 17 16 17
せん定枝 272 704 797 873 909
堆肥化生ごみ 249 233 233 216 184
新聞 986 983 986 897 916
雑誌 2,246 2,164 2,246 2,262 2,242
段ボール 626 641 626 571 563
合 計 37,572 37,391 37,892 37,027 38,199
0
10,000
20,000
30,000
40,000
50,000
平成15年度 平成16年度 平成17年度 平成18年度 平成19年度
t/年
可燃ごみ 不燃ごみ 粗大ごみ 資源ごみ
注:原データ(kg単位で記載)のそれぞれの項目を1000で除し小数点以下を四捨五入し
t単位に換算しているため、合計欄が各項目の合計値に合致しないところがある。
17
2) 弥彦村の排出量の実績
弥彦村の排出量の実績は次のとおりである。可燃ごみはやや減少している。不燃ご
み、粗大ごみ、資源ごみはやや増加傾向である。
表 10 ごみ排出量の実績 (単位:t /年)
平成15年度 平成16年度 平成17年度 平成18年度 平成19年度
可燃ごみ 2,339 2,272 2,321 2,269 2,273
不燃ごみ 147 153 142 144 164
粗大ごみ 26 28 30 28 30
資源ごみ 622 570 626 664 671
金属 29 29 28 29 28
缶類 51 44 40 40 37
びん類 82 78 77 77 75
牛乳パック 2 2 2 2 1
古布類 26 26 25 6 5
ペットボトル 9 9 9 9 9
乾電池 2 2 2 2 2
せん定枝 63 61 92 153 158
堆肥化生ごみ 92 79 89 102 97
新聞 55 44 54 51 60
雑誌 176 164 174 164 170
段ボール 35 31 34 28 28
合 計 3,133 3,023 3,119 3,104 3,139
0
500
1,000
1,500
2,000
2,500
3,000
3,500
平成15年度 平成16年度 平成17年度 平成18年度 平成19年度
t/年
可燃ごみ 不燃ごみ 粗大ごみ 資源ごみ
注:原データ(kg単位で記載)のそれぞれの項目を1000で除し小数点以下を四捨五入し t単位に換算しているため、合計欄が各項目の合計値に合致しないところがある。
18
3) 組合へのごみの種類別搬入量の実績
組合への搬入量の実績は次のとおりである。可燃ごみや資源ごみはほぼ横ばいであ
るが、不燃ごみ、粗大ごみは増加傾向である。
表 11 ごみ排出量の実績 (単位:t/年)
平成15年度 平成16年度 平成17年度 平成18年度 平成19年度
可燃ごみ 28,938 28,293 28,733 28,704 28,592
不燃ごみ 4,489 4,497 4,424 3,668 5,004
粗大ごみ 272 335 348 370 439
資源ごみ 7,007 7,290 7,506 7,389 7,302
金属 418 435 437 379 365
缶類 474 441 415 400 376
びん類 808 792 811 797 778
牛乳パック 10 9 8 7 7
古布類 275 260 250 231 180
ペットボトル 201 228 235 240 250
乾電池 21 21 20 19 19
せん定枝 335 765 889 1,027 1,068
堆肥化生ごみ 341 312 321 318 281
新聞 1,041 1,026 1,040 947 976
雑誌 2,422 2,328 2,420 2,426 2,412
段ボール 661 672 660 599 591
合 計 40,706 40,414 41,011 40,131 41,337
0
10,000
20,000
30,000
40,000
50,000
平成15年度 平成16年度 平成17年度 平成18年度 平成19年度
t/年
可燃ごみ 不燃ごみ 粗大ごみ 資源ごみ
注:原データ(kg単位で記載)のそれぞれの項目を1000で除し小数点以下を四捨五入し t単位に換算しているため、合計欄が各項目の合計値に合致しないところがある。
19
3. ごみ処理量等の実績
1) ごみ処理量
組合のごみ処理量の実績は次のとおりである。粗大ごみの増加に伴い破砕処理量が
増加している。また、最終処分量も増加している。
表 12 ごみ処理量の実績 (単位:t/年)
平成15年度 平成16年度 平成17年度 平成18年度 平成19年度
可燃ごみ 28,938 28,293 28,733 28,704 28,592
可燃物※1 191 235 261 276 330
古布選別残渣 206 170 163 148 116
焼却合計 29,335 28,698 29,157 29,128 29,038
焼却残渣等 2,565 2,602 2,708 2,844 2,776
残渣率 8.7% 9.1% 9.3% 9.8% 9.6%
粗大ごみ 272 335 348 370 439
合計 272 335 348 370 439
金属類 54 67 70 75 88
不燃残渣※2 27 33 17 18 21
可燃物※1 191 235 261 276 330
焼却残渣等 2,565 2,602 2,708 2,844 2,776
不燃ごみ 4,489 4,497 4,424 3,668 5,004
不燃物粗大※3 574 557 585 573 555
最終処分合計 7,628 7,656 7,717 7,086 8,335
(ごみ搬入量) (40,706 ) (40,414 ) (41,011 ) (40,131 ) (41,337 )
最終処分率 18.7% 18.9% 18.8% 17.7% 20.2%
埋め立て
焼却
破砕
注:原データ(kg単位で記載)のそれぞれの項目を1000で除し小数点以下を四捨五入し t単位に換算しているため、合計欄が各項目の合計値に合致しないところがある。 可燃物※1:粗大ごみを破砕選別したときに出る可燃性の残渣 不燃残渣※2:粗大ごみを破砕選別したときに出る不燃性の残渣 不燃物粗大※3:上記の不燃残渣やびん、缶等の選別残渣。
20
2) 資源処理量
組合の資源処理量の実績は次のとおりである。びん類の選別後の「その他」は最終
処分対象であるが、びん全体の 65%と大きな割合を示し、かつここ 5 年増加傾向で
ある。
資源化率全体は 15~17%程度で横ばい傾向である。
表 13-1 資源処理量の実績 (単位:t/年)
平成15年度 平成16年度 平成17年度 平成18年度 平成19年度
金属(搬入) 418 435 437 379 365
金属(破砕) 54 67 70 75 88
その他の金属 44 0 7 33 13
合計 516 493 515 487 466
缶類合計 474 441 415 400 376
スチール缶 288 259 229 223 214
比率 60.8% 58.7% 55.2% 55.8% 56.9%
アルミ缶 148 152 149 145 140
比率 31.2% 34.5% 35.9% 36.3% 37.2%
選別残渣 39 30 37 32 22
比率 8.2% 6.8% 8.9% 8.0% 5.9%
びん類合計 808 792 811 797 778
生びん 13 10 10 9 7
比率 1.6% 1.3% 1.2% 1.1% 0.9%
カレット白 114 109 106 110 101
比率 14.1% 13.8% 13.1% 13.8% 13.0%
カレット茶 162 156 152 154 142
比率 20.0% 19.7% 18.7% 19.3% 18.3%
カレット黒 4 3 4 11 4
比率 0.5% 0.4% 0.5% 1.4% 0.5%
選別残渣 516 514 539 512 524
比率 63.9% 64.9% 66.5% 64.2% 67.4%
牛乳パック合計 10 9 8 7 7
資源品 10 8 8 9 7
資源品比率※1 100.0% 88.9% 100.0% 128.6% 100.0%
古布類合計 275 260 250 231 180
資源品 69 89 86 83 64
選別残渣 206 170 163 148 116
資源品比率 25.1% 34.2% 34.4% 35.9% 35.6%
ペットボトル合計 201 228 235 240 250
資源品 195 218 226 228 242
選別残渣 5 10 8 12 8
資源品比率 97.0% 95.6% 96.2% 95.0% 96.8%
乾電池合計 21 21 20 19 19
資源品 28 30 28 22 20
資源品比率※2 133.3% 142.9% 140.0% 115.8% 105.3%
せん定枝合計 335 765 889 1,027 1,068
資源品 313 785 828 1,073 1,087
資源品比率※3 93.4% 102.6% 93.1% 104.5% 101.8%
金属類
古布類
ペ
ットボトル
乾電池
缶類
びん類
牛乳パ
ック
せん定枝
21
表 13-2 資源処理量の実績
(単位:t/年)
平成15年度 平成16年度 平成17年度 平成18年度 平成19年度
堆肥化生ごみ合計 341 312 321 318 281
資源品 341 312 321 318 281
資源品比率 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0%
新聞合計 1,041 1,026 1,040 947 976
資源品 1,043 1,026 1,040 947 976
資源品比率 100.2% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0%
雑誌合計 2,422 2,328 2,420 2,426 2,412
資源品 2,345 2,328 2,420 2,426 2,412
資源品比率 96.8% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0%
段ボール合計 661 672 660 599 591
資源品 689 672 660 599 591
資源品比率 104.2% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0%
ごみ排出量 40,706 40,414 41,011 40,131 41,337
資源回収量 6,278 6,654 6,784 6,845 6,754
資源化率 15.4% 16.5% 16.5% 17.1% 16.3%
合計
堆肥化生ごみ
新聞
雑誌
段ボー
ル
注:原データ(kg単位で記載)のそれぞれの項目を1000で除し小数点以下を四捨五入し
t単位に換算しているため、合計欄が各項目の合計値に合致しないところがある。 前年度の繰越分を次年度に計上しているため、資源回収率が100%を超えるところもある。 乾電池はドラム缶の重量も含んでいるため資源回収率は100%を超える。
22
3) 資源等搬出量
組合の資源搬出量の実績は次のとおりである。焼却灰等の処分対象量は、やや増加
している。
金属等の資源物の回収量は平成15年度から平成16年度にかけて大きく増加した
がその後は横ばいである。
表 14 資源等搬出量の実績 (単位:t /年)
平成15年度 平成16年度 平成17年度 平成18年度 平成19年度
不燃物焼却 287 309 284 347 344
固化灰 1,036 1,084 1,174 1,156 1,044
焼却灰 1,182 1,159 1,201 1,283 1,314
ダスト灰 436 419 431 466 493
(水分等補正) 376 369 382 408 419
焼却残渣計 2,565 2,602 2,708 2,844 2,776
不燃物粗大 574 557 585 573 555
処分対象量計 6,457 6,498 6,765 7,077 6,945
粗鉄 516 493 515 487 466
プレス鉄 288 259 229 223 214
プレスアルミ 148 152 149 145 140
生びん 13 10 10 9 7
カレット白 114 109 106 110 101
カレット茶 162 156 152 154 142
カレット黒 4 3 4 11 4
紙パック 10 8 8 9 7
古布 69 89 86 83 64
ペットボトル 195 218 226 228 242
乾電池 28 30 28 22 20
せん定枝 313 785 828 1,073 1,087
たい肥 341 312 321 318 281
新聞 1,043 1,026 1,040 947 976
雑誌 2,345 2,328 2,420 2,426 2,412
段ボール 689 672 660 599 591
資源品合計 6,278 6,654 6,784 6,845 6,754
搬出量合計 12,735 13,152 13,549 13,922 13,699 注:原データ(kg単位で記載)のそれぞれの項目を1000で除し小数点以下を四捨五入し
t単位に換算しているため、合計欄が各項目の合計値に合致しないところがある。
23
4. ごみの処理フロー
ごみの処理フローは次のとおりである。
図 6 ごみの処理フロー
焼却施設
堆肥化施設
燕市リサイクル施設
ストックヤード
粗大ごみ処理施設
可燃ごみ 焼却処理 焼却灰 処分場
不燃ごみ
粗大ごみ
缶類
びん類
金属類
ペットボトル
古布類
牛乳パック
乾電池
せん定枝
(燕市・弥彦村)
せん定枝(燕市)
古紙類
生ごみ
破砕選別
圧縮梱包
貯留
貯留
貯留
貯留
チップ化
曜日により
切り替え
手選別ライン
選別
堆肥化
金属類
残渣
スチールプレス
茶カレット
白カレット
アルミプレス
金属類
ペットベール
古布類
牛乳パック
乾電池
せん定枝
チップ
堆肥
可燃物
黒カレット
再生事業者
再生事業者
燕市・弥彦村
再生事業者
再生事業者
再生事業者
市民に配布
廃食用油 再生事業者
不適物
不適物
再生事業者
再生事業者
再生事業者
指定法人
24
5. ごみの性状
水分が 6 割程度と高いため、低位発熱量は低い。特に、水分率は増加傾向である。
逆に可燃分の割合(灰分との合算値は実質のごみ量に相当する)は減少傾向である。
表 15 可燃ごみのごみ質の調査結果
H15 H16 H17 H18 H19 平均
紙・布類(%) 48.8 52.8 49.3 44.9 41.1 47.4プラスチック類(%) 26.3 21.3 29.5 18.7 18.9 22.9木・竹類(%) 3.9 2.3 5.5 3.7 12.0 5.5厨芥類(%) 19.5 21.8 14.1 24.4 23.5 20.7不燃物(%) 1.9 1.9 2.7 1.2 2.5 2.0その他(%) <1 2.2 1.5 7.5 2.7 3.5水分(%) 54.5 58.0 47.5 61.6 63.2 57.0灰分(%) 4.5 6.5 6.5 4.2 4.9 5.3可燃分(%) 40.8 35.5 46.0 34.3 31.9 37.6
6,300 5,212 7,525 4,910 4,421 5,674
組成
三成分
低位発熱量kJ/kg
燃えるごみ
備考:各項目は、各年度でそれぞれの平均値を求めているため、合計は 100%に合致しない。
6. 財政の状況
清掃経費の推移は次のとおりである。
人件費はほぼ横ばいであるが、需用費や役務費、委託費等の物件費は増加傾向であ
る。総額は平成18年度まで増加傾向であったが、平成19年度には減少に転じている。
86,369 81,127 77,954 98,122 99,863
315,964 336,109401,303
425,149 400,884
91,722
185,401105,461
122,20296,840
0
100,000
200,000
300,000
400,000
500,000
600,000
700,000
平成15年度 平成16年度 平成17年度 平成18年度 平成19年度
千円
人件費 物件費 維持補修費
計602,637計584,718
計645,473計597,587
計494,055
備考:物件費は、需用費や
役務費、委託費を含む。
図 7 清掃経費の推移
25
3.3 ごみ処理技術の動向
1. 収集運搬の技術
収集運搬の技術として、いかに効率よくまた、環境に負荷のないように運搬するこ
とに主眼が置かれ開発されている。
収集効率を高めるため、よりたくさんのごみを一回に運べる高圧縮プレスのパッカ
ー車を導入したり、収集運搬経路の管理のために GPS 搭載車を導入したりする事例が
ある。また、事業系一般廃棄物等の収集運搬では、その場での計量を実現するために
自動計量器付が使用される場合がある。
さらに、環境の負荷を低減させるために天然ガス車、電気自動車などを採用する動
きもある。
2. 再生処理の技術
プラスチック類の効果的な再生処理を行うことは、再生処理の喫緊の課題である。
昨今ではプラスチック類のうち容器包装廃棄物は、分別収集して財団法人日本容器包
装リサイクル協会(指定法人)に再生処理を委託している例が多くなっている。
指定法人は、その処理を民間の再商品化事業者に委託している。その処理方法は、
素材別の材料として加工すること、コークス炉の原料とすること、石油代替燃料とす
ること、ガス化すること等が上げられる。
指定法人は、これらの方式により、より安価により効果的にリサイクルすることを
目指している。
表 16 容器包装プラスチック類の資源化手法
資源化の概要
材料リサイクル プラスチック製パレット、車止め、擬木
等材料としてのリサイクル
ケミカルリサイクル プラスチックを化学分解して利用
油化 炭化水素油に改質
高炉還元剤化 コークスの代替品
コークス炉化学原料化 コークス炉で、炭化水素油、コークス代
替品、ガスなどに分解
ガス化 水素、メタン等のガスに分解
サーマルリカバリー プラスチックの熱利用
固形燃料化※ プラスチック製固形燃料
※:補完的、緊急避難的な手法
26
3. 中間処理の技術
国ではダイオキシン対策として、焼却施設の大型化や 24 時間運転への移行により
発電してエネルギーを回収することを目指している。
これらの目的を達成しつつ更なる効率的な処理、焼却灰等の再資源化を達成するた
め、ガス化溶融施設等を導入している自治体もある。
表 17 焼却施設の種類
内 容
流動床炉 流動状態にある高温のけい砂の中で撹拌されながら燃焼す
る。
ストーカ炉 可動する火格子の上で撹拌されながら燃焼する。最近では火
格子を水冷しさらに高温で燃焼させるタイプもある。
キルン炉 回転体の中で撹拌されながら燃焼する。液体廃棄物(産業廃
棄物)を扱う例が多い。
ガス化溶融炉 高温状態でごみをガス化しそのガスを燃焼させ灰分等を溶融
させる。
シャフト炉 炉の上部からコークスや石灰石とともにごみを投入し高温で
ごみをガス化し残渣を溶融する。
キルン炉 熱分解キルン炉で 500℃以下で熱分解し、熱分解ガスを後段の
炉で燃焼させ、灰分を溶融させる。
流動床炉 熱分解流動床炉で 500~600℃程度で熱分解し、熱分解ガスを
後段の炉で燃焼させ、灰分を溶融させる。
ガス化改質炉 ごみを高温でガス改質し水素、一酸化炭素などを回収し燃焼
させる。灰分はガス化での高温下で溶融させる。
4. 最終処分の技術
埋め立てたごみの飛散や雨水の流入、埋立ガスの拡散等を防ぎ、景観や地域環境に
調和した覆蓋式の最終処分場を採用する自治体もある。これは、処分場を屋内に設置
することで、自然の天候(雨や雪等)などに左右されない管理が出来る特徴がある。
また、跡地利用を埋め立て処分の終了に先行させて行うことが出来るという利点もあ
る。
その他の最終処分の技術としては、しゃ水シートの高性能化、しゃ水シートの保護、
水処理施設の高度化、漏水検知システムの設置、埋立物の管理等が挙げられる。
27
3.4 周辺自治体の動向
1. 周辺自治体のごみ処理の事情
燕市及び弥彦村と隣接する新潟市、長岡市、三条市のごみ処理の概要は次のとおり
である。
1) 新潟市のごみ処理の事情
① ごみの分別区分
三市のごみの分別区分は次のとおりである。
表 18 ごみの分別区分
新潟市 長岡市 三条市
ごみの分別区分
可燃ごみ
不燃ごみ
粗大ごみ
プラスチック類
びん・缶類
有害類
集団回収
新聞・雑誌・段ボール・紙
パック
拠点回収
古紙、ペットボトル、牛乳
パック
燃えるごみ
燃えないごみ
粗大ごみ
新聞紙
雑誌
段ボール
紙パック
ガラスビン
空き缶
ペットボトル
せん定枝
有害ごみ
燃やすごみ
燃やさないごみ
粗大ごみ
資源物
びん・缶・ペットボトル
新聞、雑誌・チラシ、段ボ
ール
プラスチック容器包装材
有害物
② ごみ処理施設
三市のごみ処理施設は次のとおりである。
表 19 焼却処理施設
施設名称 焼却対象廃棄物 処理方式 処理能力(t/日)
使用開始 年度
新潟市新田清掃センター ごみ焼却場
可燃ごみ 直接搬入ごみ ごみ処理残渣 し尿処理残渣
流動床式・全連続運転
360 1986
新潟市亀田清掃センター 可燃ごみ 直接搬入ごみ ごみ処理残渣 し尿処理残渣
流動床式・全連続運転
390 1997
新潟市白根グリーンタワー 可燃ごみ 直接搬入ごみ ごみ処理残渣 し尿処理残渣
ストーカ式(可動) ・全連続運転
150 1994
新潟市新津クリーンセンター 可燃ごみ 直接搬入ごみ ごみ処理残渣
流動床式・全連続運転
144 1995
新潟市
新潟市鎧潟クリーンセンター 混合(未分別)ごみ 直接搬入ごみ ごみ処理残渣 し尿処理残渣
ガス化溶融・改質・全連続運転
120 2001
寿クリーンセンター ごみ焼却施設
可燃ごみ 直接搬入ごみ その他
ストーカ式 (可動)・全連続運転
160 1998
鳥越クリーンセンター ごみ焼却施設
可燃ごみ 直接搬入ごみ ごみ処理残渣
流動床式 ・全連続運転
150 1986
中之島クリーンセンター 焼却処理施設
可燃ごみ 直接搬入ごみ ごみ処理残渣
流動床式・准連続運転
60 1991長岡市
栃尾クリーンセンター ごみ焼却施設
可燃ごみ 直接搬入ごみ 粗大ごみ し尿処理残渣
ストーカ式 (可動)・准連続運転
40 1991
28
施設名称 焼却対象廃棄物 処理方式 処理能力(t/日)
使用開始 年度
長岡市 小国クリーンセンター ごみ焼却施設
可燃ごみ 直接搬入ごみ 粗大ごみ
ストーカ式 (可動)・バッチ運転
9 1992
三条市清掃センター 第1ごみ焼却処理施設
可燃ごみ 直接搬入ごみ ストーカ式 (可動)・バッチ運転
84 1973三条市
三条市清掃センター 第2ごみ焼却処理施設
可燃ごみ 直接搬入ごみ 粗大ごみ ごみ処理残渣
ストーカ式 (可動)・バッチ運転
150 1981
表 20 粗大ごみ処理施設他
施設名 処理対象廃棄物 処理方式 処理能力(t/日)
使用開始 年度
新潟市亀田清掃センター 粗大ごみ処理施設
粗大ごみ 直接搬入ごみ 破砕及び圧縮 50 1997
新潟市新津クリーンセンター 粗大ごみ処理施設
粗大ごみ 直接搬入ごみ 不燃ごみ 資源ごみ
破砕及び圧縮 21 1995
新潟市白根グリーンタワー 粗大ごみ処理施設
粗大ごみ 直接搬入ごみ 不燃ごみ
破砕 20 1994
新潟市鎧潟クリーンセンター 粗大ごみ処理施設
粗大ごみ 直接搬入ごみ 破砕 10 2001
新潟市新田清掃センター 破砕施設
不燃ごみ 直接搬入ごみ 選別 その他 170 2000
新潟市資源再生センター 金属類 ガラス類 選別 圧縮・梱包 60 1996新潟市鎧潟クリーンセンター (リサイクルプラザ)
金属類 ガラス類 ペットボトル
選別 圧縮・梱包 16 2001
新潟市
小平方減容化処理施設 不燃ごみ その他 圧縮・梱包 6 1999寿クリーンセンター リサイクルプラザ
金属類 ガラス類 ペットボトル
選別 圧縮・梱包 18 2000
鳥越クリーンセンター 粗大ごみ処理施設
粗大ごみ 直接搬入ごみ 不燃ごみ
破砕及び圧縮 50 1995長岡市
中之島クリーンセンター 粗大ごみ処理施設
粗大ごみ 直接搬入ごみ 不燃ごみ
破砕及び圧縮 18 1991
三条市 粗大ごみ処理施設 直接搬入ごみ 不燃ごみ 破砕及び圧縮 50 1980
表 21 ストックヤード
施設名 保管対象物 保管面積(㎡)
使用開始 年度
新潟市資源再生センター 金属類 ガラス類 352 1996
新潟市白根グリーンタワー ストックヤード
金属類 ガラス類 ペットボトル プラスチック 270 1994新潟市
新潟市鎧潟クリーンセンター (リサイクルプラザ)
金属類 ガラス類 ペットボトル 45 2003
表 22 最終処分場
施設名 処理対象廃棄物 埋立地面積
(㎡) 全体容積(㎥)
埋立開始 年度
新潟市太夫浜埋立処分地 (第 3期)
焼却残渣(主灰) 直接搬入ごみ焼却残渣(飛灰) 破砕ごみ・処理残渣 不燃ごみ
33,000 182,000 2001
新潟市第 3赤塚 一般廃棄物最終処分地
焼却残渣(主灰) 直接搬入ごみ焼却残渣(飛灰) 破砕ごみ・処理残渣 不燃ごみ
82,343 473,900 1997
第二小平方埋立処分地 焼却残渣(主灰) 直接搬入ごみ焼却残渣(飛灰) 破砕ごみ・処理残渣 不燃ごみ
5,200 19,500 1998
新潟市横越埋立処分地 焼却残渣(主灰) 焼却残渣(飛灰) 不燃ごみ
7,845 21,049 1997
新潟市
新潟市亀田第 2埋立処分地 焼却残渣(主灰) 直接搬入ごみ焼却残渣(飛灰) 不燃ごみ
9,338 36,800 1993
新潟市白根第 3埋立処分地 焼却残渣(飛灰) 溶融スラグ 破砕ごみ・処理残渣
3,605 15,401 2002新潟市
新潟市白根第 2埋立処分地 焼却残渣(主灰) 焼却残渣(飛灰) 溶融スラグ 破砕ごみ・処理残渣
6,448 21,613 1987
29
施設名 処理対象廃棄物 埋立地面積
(㎡) 全体容積(㎥)
埋立開始 年度
福井埋立処分場 焼却残渣(飛灰) 13,400 97,690 1983
新潟市市之瀬 (第一次)最終処分地
焼却残渣(主灰) 焼却残渣(飛灰) 破砕ごみ・処理残渣 不燃ごみ その他
9,641 34,775 1981
新潟市亀田第 3埋立処分地 焼却残渣(主灰) 直接搬入ごみ焼却残渣(飛灰) 破砕ごみ・処理残渣 不燃ごみ
11,300 33,000 2006
新潟市市之瀬 (第二次)最終処分地
焼却残渣(主灰) 焼却残渣(飛灰) 破砕ごみ・処理残渣 不燃ごみ その他
11,000 40,700 1989
第一小平方埋立処分地 焼却残渣(主灰) 直接搬入ごみ焼却残渣(飛灰) 不燃ごみ
7,325 24,834 1985
舞平焼却灰処分場 焼却残渣(主灰) 12,000 67,200 1980長岡市一般廃棄物最終処分場 柿埋立地(新埋立地)
焼却残渣(主灰) 30,000 120,000 1997
長岡市一般廃棄物最終処分場 柿埋立地(旧埋立地)
焼却残渣(主灰) 不燃ごみ その他
84,496 1,453,221 1970
長岡市寺泊最終処分場 直接搬入ごみ 焼却残渣(飛灰) 破砕ごみ・処理残渣
12,000 47,200 1988
長岡市栃尾最終処分場 焼却残渣(主灰) 破砕ごみ・処理残渣
2,100 15,657 2005
長岡市小国 一般廃棄物最終処分場
焼却残渣(主灰) 直接搬入ごみ粗大ごみ 不燃ごみ
7,400 38,350 1993
長岡市種苧原埋立地 直接搬入ごみ 粗大ごみ 不燃ごみ
1,800 12,000 1985
長岡市東竹沢埋立地 直接搬入ごみ 粗大ごみ 不燃ごみ
2,000 50,000 1985
長岡市
長岡市一般廃棄物最終処分場 鳥越埋立地
焼却残渣(主灰) 焼却残渣(飛灰) 破砕ごみ・処理残渣
22,500 229,100 1987
三条市 三条市道心坂最終処分場 焼却残渣(主灰) 直接搬入ごみ焼却残渣(飛灰) 破砕ごみ・処理残渣
18,580 89,980 1971
30
2. 広域処理の動向
新潟県は、平成 9 年 1 月に旧厚生省が策定した「ごみ処理に係わるダイオキシン類
発生防止等ガイドライン」に基づき、平成 10 年度に「新潟県ごみ処理広域化計画」
を策定した。策定の主旨は次のとおりである。
① 計画概要
・県内を 19 ブロックに分割(計画当時 34 団体)
・21~23 焼却施設(計画当時 42 施設)
うち 100t/日未満 6 施設(計画当時 20 施設)
<ブロック割の基本的考え方>
・現在の広域処理を尊重(既存の一部事務組合は分割しない)
・離島(粟島)を除きブロック内の施設規模は 100t/日以上を目指す
・広域行政圏を基本とし、原則的にこれらの圏域内でブロックを形成
② 効果(推計)
・排ガス中のダイオキシン削減効果 99.7%減(計画期間終了の平成 30 年度)
(排ガス、焼却灰、飛灰を含めた全体では 99.5%減)
・資源化効果 資源化率 28.93%(平成 8 年度 8.85%)
・経費削減効果 年間約 22 億円(現行処理体制との比較)
③ 推進体制
各ブロックごとに市町村・一部事務組合を中心とした「ごみ処理広域化推進協議
会」(仮称)を設置し、広域化の実施時期に応じて「実施計画」を策定する。
また、県は市町村間の調整や技術的援助等に努め、広域化の進行管理を行う
組合は、この広域化計画の中で、中央衛生ブロックに属している。中央衛生ブロッ
クの当時の構成は、燕市、分水町、吉田町、弥彦村であったが、これは現在の燕・弥
彦総合事務組合の構成と同じである。
31
第 4 節 ごみ処理の評価と課題の抽出
4.1 ごみ処理の評価
ごみ処理の評価として、組合の各指標と新潟県の平均値とを比較した。
一人一日当り平均排出量は家庭系、事業系ともに新潟県の平均値に近かった。ごみトン当た
りの資源化量や一人一日当たり二酸化炭素発生量、一人当たりのごみ処理経費は、新潟県の平
均値を下回っていた。しかし、ごみトン当たりの最終処分量は新潟県の平均値を上回っており、
最終処分量を減量化するかが今後の課題といえる。
新潟県 組合
一人一日当り平均排出量(家庭系) kg/人・日 0.86 0.83一人一日当り平均排出量(事業系) kg/人・日 0.36 0.34ごみトン当たり資源化量 t/t 0.23 0.17ごみトン当たり最終処分量 t/t 0.13 0.18一人当たり二酸化炭素発生量 kg/人・日 3.53 2.31一人当たりごみ処理経費 万円/人 11,920 6,935
0
0
0
1
1
1
1
1
一人一日当り平均排出量(家庭系)
一人一日当り平均排出量(事業系)
ごみトン当たり資源化量
ごみトン当たり最終処分量
一人当たり二酸化炭素発生量
一人当たりごみ処理経費
新潟県 組合
図 8 ごみ処理の評価
備考:データは平成18年度をベース(新潟県実態調査表より) 新潟県ごみ処理経費は平成15年度(第二次新潟県廃棄物処理計画、平成18年3月) 新潟県の一人当たりの二酸化炭素発生量には産業廃棄物の廃プラ、廃油からの発生分も含まれる。
32
4.2 分別排出、収集・運搬の課題
分別排出及び収集・運搬はごみ処理の入り口として重要な位置を占める。分別排出
の方法が住民や事業者に周知されていないと、分別区分以外のごみが混ざってしまい、
処理に困難をきたすことが考えられる。
特に、組合に搬入される不燃ごみは、分別精度が悪いため、破砕選別処理ができず、
そのまま処分している状況である。ペットボトルの資源回収の品質も一部の地域で悪
くなっている。
また、びん類が収集時点で割れてしまい、その後の選別処理において多くが残渣と
して埋め立てられている状況である。
今後は、特に不燃ごみの分別方法を住民・事業者に周知徹底するなど、排出モラル
の向上を図ること及び、びん類の割れを防ぐための施策が必要となってくる。さらに、
今後の高齢化社会の到来に伴い、高齢者にやさしいごみ排出方法等を検討する必要が
ある。
表 23 収集・運搬車両の概要
車種 台数 運搬物 車種 台数 運搬物
パッカー車(2トン) 44 可燃・不燃・資源 パッカー車(2トン) 2 塵芥、資源パッカー車(3トン) 2 可燃・不燃・資源 パッカー車(4トン) 1 塵芥、資源パッカー車(4トン) 7 可燃・不燃・資源 トラック(4トン) 1 粗大トラック(2トン) 23 不燃・粗大・資源 トラック(2トン) 2 塵芥、資源トラック(4トン) 2 不燃・粗大・資源 トラック(2トン) 2 粗大その他(軽トラック等 8 資源 トラック(1.3トン) 1 塵芥、資源
合計 86 合計 9
燕市 弥彦村
4.3 減量化・再生利用の課題
組合管内のごみ排出量は、ほぼ横ばい状態となっている。しかし、国や新潟県のご
み処理に関する目標は減量化させ、資源化率を向上させることであるため、燕市、弥
彦村及び組合でもごみ減量化及びリサイクルを進める必要がある。
ごみ減量化を進めるために、マイバッグ持参運動を推進しごみ中のレジ袋を削減し
たり、可燃ごみの水切りを推進する必要がある。
資源化率をさらに向上させるためには、可燃ごみに含まれているその他プラスチッ
ク製容器包装を分別し資源化する必要がある。また、不燃ごみの分別を徹底させるこ
とにより、粗大ごみ処理施設での資源化を効率よく行う必要がある。
33
4.4 中間処理の課題
組合の焼却施設(ストーカ炉)は、昭和 59 年 3 月に竣工したものであり、老朽化
が進んでいる。今後は平成 8 年 3 月に竣工した焼却施設(流動床炉)とともに適切に
維持管理・補修を行うことにより長寿命化を図る必要がある。
また、不燃ごみを適正に分別収集・中間処理して金属を回収することで資源化率を
上げるとともに可燃分を選別して、最終処分量を減量化させることが重要である。
さらに、資源化率向上のために容器包装プラスチック類の選別圧縮梱包施設の整備
を検討する必要がある。
表 24 中間処理施設の概要
名 称 処理能力 所在地 供用開始年月
清掃センター(旧炉) 80t/日(2炉)
准連続焼却式焼却炉 燕市吉田吉栄 777 昭和 59 年 4月
清掃センター(新炉) 78t/日(2炉)
准連続焼却式焼却炉 燕市吉田吉栄 777 平成 8 年 4月
粗大ごみ処理施設 49t/日
選別・破砕圧縮 燕市吉田吉栄 777 平成 8 年 4月
ストックヤード
1.5t/日
圧縮・減容
647 ㎡(床面積)
燕市吉田吉栄 777 平成 12 年 4月
4.5 最終処分の課題
組合の最終処分場である「クリーンセンター舘野」は平成 10 年 3 月に竣工し、す
でに 10 年以上経過している。組合ではごみの減容化を推進しているが、最終処分場
の残余量はわずかである。今後は処分場のさらなる延命のためにも、不燃ごみを中間
処理し含まれている金属類や可燃物を取り除き、必要最低限のものを処分する。また、
びん類の資源化率を向上させることで、選別残渣を減少させるとともに中間処理施設
から搬入される焼却残渣の減量化が必要である。
しかしながら、以上の対策を徹底しても数年後には処分場は満杯になってしまうた
め、次期最終処分場整備を推進する必要がある。
表 25 最終処分場の概要
名 称 処理能力 所在地 供用開始年月
クリーンセンター舘野 埋立面積: 39,000m2
埋立容量:159,000m3
燕市舘野字西
109-1 平成 10 年 4月
34
第 5 節 ごみ処理基本方針の設定
5.1 基本方針
本計画では、国や県の施策・施行状況を踏まえ、ごみ処理に関する基本方針を以下
のように定める。これらの三つの基本方針により循環型社会の構築を目指す。
●基本方針1:(ごみの減量化・再利用):三者連携による3Rの促進
各種リサイクル法の活用、3R運動「①廃棄物の排出を減らす(Reduce:リデュース)、
②再利用する(Reuse:リユース)、③再資源化する(Recycle:リサイクル)」の取り組み
を、住民・事業者・行政の三者が連携して実施することにより、ごみ減量ならびに資
源化を図っていくものとする。
●基本方針2:(分別・収集・運搬):3Rを推進するための分別・収集・運搬体制の整備
収集形態の多様化に対応した現状の分別体制の継続及び効率的な収集・運搬体制の
確立を目指す。
●基本方針3:(ごみの適正処理):環境負荷の少ない適正なごみ処理体制の整備
周辺環境に対し負荷の少ない、安全かつ適正なごみの中間処理・最終処分事業を確
立し、推進していくものとする。
図 9 基本方針の模式図
循環型社会の構築
基本方針 1
ごみの減量化・再利用計画
三者連携による3Rの促進
基本方針 3
ごみの適正処理計画
環境負荷の少ない適正な
ごみ処理体制の整備
基本方針 2
分別・収集・運搬計画
3Rを推進するための分別・収集・運搬体
制の整備
35
5.2 計画目標年度
計画期間は平成 20 年度から平成 34 年度までの 15 年間とし、中間目標年度を平
成 24、29 年度、計画目標年度を平成 34 年度とする。
なお、本計画は必要に応じて概ね 5 年ごとに改訂するとともに、計画策定の前提と
なる諸条件に大きな変動が生じた場合には、見直しを行うものである。
参 考
「廃棄物の処理及び清掃に関する法律の一部改正について」
(平成 4 年 8 月 13 日 衛環第 233 号)
厚生省生活衛生局水道環境部環境整備課長通知
(抜 粋)
基本計画は、目標年次をおおむね 10 年~15 年先に置いて、概ね 5 年ごとに改訂
するとともに、計画策定の前提となっている諸条件に大きな変動があった場合には見
直しを行うことが適当であること。
5.3 計画対象区域
本計画は、燕市、弥彦村の行政区域を対象とする。
36
第 6 節 ごみの排出量及び処理量等の予測
6.1 ごみ排出量の予測方法
ごみ排出量の予測方法は次のとおりである。
図 10 ごみ排出量の予測の方法
人口の予測
実績値による予測(トレンド予測)
家庭系ごみ原単位、事業系ごみ予測
実績値による予測(トレンド予測)
ごみ排出量の予測(現状維持)
現在の施策での予測(人口×家庭系ごみ原単位+事業系ごみ等)
ごみ排出量の予測(減量化)
新たな施策を講じて、新潟県の目標値をクリアすることを想定した
場合の予測
37
6.2 人口及びごみ量の推計
燕市、弥彦村及び組合の人口予測は次のとおりである。ここ数年減少傾向にあり、
今後も減少すると見られる。
表 26 人口予測 (単位:人)
燕市 弥彦村 合計(組合)平成10年度 85,410 8,655 94,065平成11年度 85,541 8,683 94,224平成12年度 85,372 8,703 94,075平成13年度 85,240 8,697 93,937平成14年度 85,134 8,630 93,764平成15年度 85,047 8,652 93,699平成16年度 84,796 8,647 93,443平成17年度 84,599 8,621 93,220平成18年度 84,394 8,679 93,073平成19年度 84,108 8,656 92,764平成20年度 84,130 8,650 92,780平成21年度 83,978 8,649 92,627平成22年度 83,826 8,648 92,474平成23年度 83,675 8,647 92,322平成24年度 83,523 8,645 92,168平成25年度 83,371 8,644 92,015平成26年度 83,220 8,643 91,863平成27年度 83,068 8,642 91,710平成28年度 82,916 8,641 91,557平成29年度 82,764 8,640 91,404平成30年度 82,613 8,639 91,252平成31年度 82,461 8,639 91,100平成32年度 82,309 8,638 90,947平成33年度 82,158 8,637 90,795平成34年度 82,006 8,636 90,642
88,000
89,000
90,000
91,000
92,000
93,000
94,000
95,000
H10
H11
H12
H13
H14
H15
H16
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
H26
H27
H28
H29
H30
H31
H32
H33
H34
平成年度
単位:人
合計(組合)
38
6.3 排出抑制による減量化の目標設定
1. 国や県の減量化目標
1) 国の基本方針
我が国では、3R を基本としたごみ処理施策を進めている。これは、可能な限りご
みの発生を抑制し、ごみとして排出されたものについては、環境への負荷の低減に配
慮しつつ再使用、再生利用、熱回収の順に循環的な利用を行い、最終的にそれが不可
能なものについてのみ、適正な処分を行うことを基本とするもので、取り組みの実効
性を高めるために、数値目標が定められている。
廃棄物処理法第 5 条の 2 第 1 項の規定に基づき定められた「廃棄物の減量その他
その適正な処理に関する施策の総合的かつ計画的な推進を図るための基本的な方針」
の廃棄物の減量化等の目標は次のとおりである。
表 27 減量化等の目標値
項 目 目 標
ごみ排出量 平成22年度において平成9年度比5%削減
再生利用量
(資源化率) 平成22年度において24%に増加
最終処分量 平成22年度において平成9年度比50%削減
2) 新潟県廃棄物処理計画
新潟県では、平成 18 年 3 月に「第二次新潟県廃棄物処理計画」を策定し、以下
に示す減量等の目標値を挙げている。
表 28 減量等の目標値
項 目 目 標
ごみ排出量 平成22年度において平成8年度比5%の削減
再生利用量
(資源化率) 平成22年度において24%とする
最終処分量 平成22年度において平成8年度比50%削減
39
3) 燕市、弥彦村、組合の目標の設定
次のような削減目標を設定する必要がある。
① 家庭系ごみ原単位
可燃ごみ・・・・基準年度(平成 19 年度)に比べ目標年度(平成 34 年度)で 10%減
不燃ごみ・・・・基準年度(平成 19 年度)に比べ目標年度(平成 34 年度)で 10%減
粗大ごみ・・・・基準年度(平成 19 年度)に比べ目標年度(平成 34 年度)で 10%減
資源ごみ・・・・基準年度(平成 19 年度)に比べ目標年度(平成 34 年度)で 10%増
② 事業系(官庁ごみも含む)ごみ排出量
可燃ごみ・・・・基準年度(平成 19 年度)に比べ目標年度(平成 34 年度)で 10%減
不燃ごみ・・・・基準年度(平成 19 年度)に比べ目標年度(平成 34 年度)で 20%減
粗大ごみ・・・・基準年度(平成 19 年度)に比べ目標年度(平成 34 年度)で 10%減 (官庁ごみ)
資源ごみ・・・・基準年度(平成 19 年度)に比べ目標年度(平成 34 年度)で 10%増
③ 資源化率
目標年度(平成 34 年度)において 24%以上とする。
④ 最終処分量
目標年度(平成 34 年度)において、基準年度(平成 19 年度)の最終処分量(8,335
t/年)に対し約 36%削減(約 3,000t/年)し、約 5,400t/年以下とする。
以上を踏まえた目標値は次のとおりである。
4) 燕市の削減目標値
燕市の家庭系ごみ、事業系ごみの削減目標は次のとおりである。
表 29 燕市の削減目標値
可燃ごみ 不燃ごみ 粗大ごみ 資源ごみ 可燃ごみ 不燃ごみ 粗大ごみ 資源ごみ
平成19年度(実績値)
84,108 882.5 561.3 124.1 11.6 185.5 11,105 9,086 1,029 54 937
平成24年度(中間目標年度)
83,523 893.8 564.8 128.4 13.6 187.0 10,863 8,975 889 54 945
平成29年度(中間目標年度)
82,764 862.3 534.8 119.9 12.1 195.5 10,473 8,575 859 49 990
平成34年度(計画目標年度)
82,006 831.4 505.2 111.7 10.4 204.1 10,088 8,177 831 49 1,031
人口(人)
家庭系原単位 事業系原単位合計(g/人日) 事業系合計(t/年)
40
5) 弥彦村の削減目標値
弥彦村の家庭系ごみ、事業系ごみの削減目標は次のとおりである。
表 30 弥彦村の削減目標値
可燃ごみ 不燃ごみ 粗大ごみ 資源ごみ 可燃ごみ 不燃ごみ 粗大ごみ 資源ごみ
平成19年度(実績値)
8,656 698.9 510.6 44.6 9.5 134.2 930 660 23 0 247
平成24年度(中間目標年度)
8,645 754.2 564.9 50.0 10.3 129.0 949 661 22 0 266
平成29年度(中間目標年度)
8,640 705.2 512.4 45.0 9.3 138.5 916 626 21 0 269
平成34年度(計画目標年度)
8,636 655.8 459.5 40.1 8.6 147.6 885 595 18 0 272
人口(人)
家庭系原単位 事業系原単位合計(g/人日) 事業系合計(t/年)
6) 組合のごみ搬入量、資源化率、最終処分量の目標値
組合のごみ搬入量、資源化率、最終処分量の目標値は次のとおりである。
表 31 組合の削減、資源化率、最終処分量の目標値
ごみ搬入量 資源化量 資源化率 最終処分量(t/年) (t/年) (t/年)
平成19年度(実績値)
41,337 6,754 15.8% 8,335
平成24年度(中間目標年度)
41,440 6,779 16.4% 8,468
平成29年度(中間目標年度)
39,663 8,760 22.1% 6,568
平成34年度(計画目標年度)
37,924 9,117 24.0% 5,393
41
6.4 ごみ排出量・資源化量等の予測
1. ごみ排出量の予測
1) 燕市のごみ排出量の予測
新たな減量化施策を講じた場合のごみ排出量の予測は次のとおりである。
415360
6,6468,381
8,558
26,319 26,19323,246 21,881
4,840 4,803
4,4814,174
408 469
6,631
83,52384,108 82,764 82,006
0
10,000
20,000
30,000
40,000
平成19年度 平成24年度 平成29年度 平成34年度
単位:t/年
40,000
50,000
60,000
70,000
80,000
90,000
単位:人
可燃ごみ 不燃ごみ 粗大ごみ 資源ごみ 人口
図 11 燕市のごみ排出量の予測(減量化施策後)
2) 弥彦村のごみ排出量の予測
新たな減量化施策を講じた場合のごみ排出量の予測は次のとおりである。
673833
855
1,9252,115
2,4432,273
144163
180164
2830
3430
671
8,6368,6408,656 8,645
0
1,000
2,000
3,000
4,000
平成19年度 平成24年度 平成29年度 平成34年度
単位:t/年
4,000
5,000
6,000
7,000
8,000
9,000
単位:人
可燃ごみ 不燃ごみ 粗大ごみ 資源ごみ 人口
図 12 弥彦村のごみ排出量の予測(減量化施策後)
42
3) 組合のごみ搬入量の予測
新たな減量化施策を講じた場合のごみ搬入量の予測は次のとおりである。
445388
7,3199,214
9,412
28,592 28,63625,361 23,806
5,004 4,983
4,6444,318
439 503
7,302
92,16892,764 91,404 90,642
0
10,000
20,000
30,000
40,000
50,000
平成19年度 平成24年度 平成29年度 平成34年度
単位:t/年
40,000
50,000
60,000
70,000
80,000
90,000
100,000
単位:人
可燃ごみ 不燃ごみ 粗大ごみ 資源ごみ 人口
図 13 組合のごみ搬入量の予測(減量化施策後)
2. 資源化量、最終処分量の予測
新たな減量化施策を講じた場合の資源化量、最終処分量の予測は次のとおりである。
6,754 6,779
8,7609,117
8,335 8,4686,568
5,393
24.0%
16.4%
22.1%
15.8%
14.2%
20.4%
16.6%
21.2%
0
1,000
2,000
3,000
4,000
5,000
6,000
7,000
8,000
9,000
10,000
平成19年度 平成24年度 平成29年度 平成34年度
単位:t/日
0%
5%
10%
15%
20%
25%
資源化量 最終処分量 資源化率 最終処分率
図 14 組合の資源化量、最終処分量の予測(減量化施策後)
43
第 7 節 ごみ処理基本計画
7.1 目標達成のための施策
1. 基本フレームの設定
1) 計画処理量
目標年次におけるごみ処理量は 表-31(40 ページ)のとおりである。可燃ごみ、
不燃ごみ、粗大ごみについては、基本計画に基づく施策を導入することで、現状より
減量化し、資源ごみを増加させる計画である。
さらにごみ総量としても減量化させるものとする。
2) 処理方法
可燃ごみについては、将来的には発電設備等の熱回収設備、スラグの資源化設備の
ある施設の建設を検討する。不燃ごみについては、最終処分場の延命も考慮し粗大ご
み処理施設での破砕・選別を検討する。
プラスチックに関しては、容器包装リサイクル法の指定法人ルートに乗せるよう圧
縮梱包設備を検討する。
その他のごみについては、現在の処理方法を継続させることとする。
44
表 32 ごみ種ごとの将来のごみ処理方法
分別種 現在の処理方法 将来の処理方法
可燃ごみ 焼却施設で焼却 変更⇒ 焼却施設で焼却・発電等による熱回収、
スラグ等の再資源化
不燃ごみ 直接埋め立て 変更⇒ 粗大ごみ処理施設で破砕・選別
粗大ごみ 粗大ごみ処理施設で
破砕・選別 粗大ごみ処理施設で破砕・選別
缶 粗大ごみ処理施設で
選別 粗大ごみ処理施設で選別
びん 粗大ごみ処理施設で
選別 粗大ごみ処理施設で選別
金属 粗大ごみ処理施設で
選別 粗大ごみ処理施設で選別
ペットボトル 圧縮梱包設備で圧縮
梱包 圧縮梱包設備で圧縮梱包
プラスチック 焼却施設で焼却 変更⇒ 圧縮梱包設備で圧縮梱包
紙パック
古布
乾電池
ストックヤードに貯
留後搬出
ストックヤードに貯留後搬出
せん定枝(燕市) 市リサイクル施設で
チップ化 市リサイクル施設でチップ化
せん定枝
(燕市・弥彦村)
再生事業者の施設で
チップ化 再生事業者の施設でチップ化
新聞
雑誌
段ボール
民間事業者に直接搬
入
民間事業者に直接搬入
堆肥化生ごみ 堆肥化施設で堆肥化 堆肥化施設で堆肥化
廃食用油 再生事業者の施設で
燃料化 再生事業者の施設で燃料化
3) 処理主体
収集運搬は、燕市、弥彦村の所掌、可燃ごみ、不燃ごみ、粗大ごみ等の中間処理・
最終処分は組合、せん定枝等の一部の資源については燕市の独自処理という現在の体
制を今後も維持するものとする。
ただし、ごみ処理に係る社会情勢の変化により、所掌の範囲を適宜見直すこととす
る。
45
2. 排出抑制計画
1) 住民・事業者への広報・啓発活動(燕市・弥彦村・組合の取り組み)
ごみの減量化の推進には、住民事業者の理解と協力が不可欠であり、意識の共有化
が必要である。そのためには、住民・事業者がごみの減量化について意識を高めるよ
う情報提供・啓発を行うとともに、施策の透明性を高める必要がある。
① 住民・事業者への積極的な情報提供
組合及び構成市村のホームページを充実させ、ごみの減量化に関する情報を発
信する。
住民・事業者に対し、ごみ処理に関する情報を提供する。
② 住民の意識啓発
ごみ問題に取り組むサークルや NPO の活動を支援する。
市内及び村内の各種イベントにおいて、ごみ問題や環境問題を提起する。
マイバッグ持参運動を推進しレジ袋の削減を呼びかける。
③ 環境学習の実施
小学校や中学校において、ごみ処理施設の見学等を行う。
組合の啓発施設を活用し、親子で参加できる環境プログラムの実施を検討する。
④ 事業者の意識啓発
事業者に対しごみの減量化の重要性を説明する。
ごみ減量化に積極的な事業者をホームページや広報等でその活動内容を紹介する。
⑤ 3Rの推進
3R を基本としたごみ処理施策を推進する。
2) 家庭系ごみの発生・排出抑制、再資源化(住民の取り組み)
住民には、ごみの排出者としてごみ出しのルールを守るだけでなく、できるだけ家
庭からごみを発生させない行動が求められている。そのため、消費者としての商品の
選択や日常生活での心がけなど、生活様式を見直し不用品を出さない工夫が必要とな
る。
また、不用品が出た場合でも、再使用などによりごみにしない努力、ごみが出た場
合は、分別を徹底し再資源化する努力も大事なことである。
① 発生・排出抑制の推進
ごみになりにくい商品を購入する等、ごみを出さない消費行動を促進する。
生ごみの水切り等、日常生活での心がけをする。
不用品の交換等、再使用を促進する。
② 再資源化の推進
市・村の分別収集に協力する。
集団回収に積極的に資源を出す。
46
3) 事業系ごみの発生・排出抑制、再資源化(事業者の取り組み)
事業者は、自らのごみを排出抑制するとともに、自己処理責任の原則に基づき、適
正に処理する必要がある。そのために、情報提供や啓発などにより行政の処理施設に
持ち込まれるごみを抑制する。
① 発生・排出抑制の推進
古紙をリサイクル業者に直接出したり、生ごみの水切りや生ごみのリサイクル
事業者への委託により、可燃ごみの発生量を抑制する。
事業所からの資源ごみは、直接リサイクル業者に出すなど、組合の施設に搬入
しないようにする。
② 再資源化の推進
市・村の分別収集に協力する。
古紙のリサイクルや生ごみの堆肥化などを含め、事業所での再資源化を徹底する。
4) マイバッグ持参運動の推進(住民・事業者・燕市・弥彦村の取り組み)
マイバッグ持参運動とは、ごみ減量や地球温暖化防止を目的に、主にスーパーやコ
ンビニなどで買物をする際に提供されるレジ袋の量を減らすために、買物袋(マイバ
ッグ)を携帯し、買物の時に使用するというものである。
マイバッグは、スーパーなどの店頭で販売されていることがある。当初は、白や黒、
茶のバッグなどであったが、現在では、デザインされたものや、コンパクトに折りた
ためるもの、ブランド品など、様々なマイバッグが販売されている。
一部のスーパーでは、マイバッグを持参した場合に、買物ポイントをもらえたり、
さらに他の団体ではマイバッグの購入代の一部を環境関連の基金に寄付するものも
ある。
一方、環境省では、「わたしがつくったマイバッグ環境大臣賞」の応募作品の貸出
と展示を実施し普及を促進している。
構成市村でも今後、マイバッグ持参運動の推進方法を検討する。
5) せん定枝、生ごみ、廃食用油のリサイクルの推進(住民・事業者・燕市・弥彦村・
組合の取り組み)
せん定枝、生ごみ、廃食用油のリサイクルを住民・事業者に PR し回収量を増加さ
せる。
6) 食べ残し等の削減(住民の取り組み)
農林水産省では、全国を対象とした「平成 19 年度食品ロス統計調査(世帯調査)
結果」を公表した。その結果の一部は次のとおりである。
「食卓に出した料理を食べ残した理由」として、「料理の量が多かったため」が 7
割を占めているため、料理をする場合は計画的に行う必要があると考えられる。
また、食材を使用せずに廃棄した理由として、「食べる見込みがないため」が 7
割を占めているほか「保存していたが、傷んでしまったため」が 2 割以上を占めて
いるため、食品を購入する時も計画的に行う必要性があることが分かる。
47
図 15 平成 19 年度食品ロス統計調査(世帯調査)結果:農林水産省
7) 消費段階で留意すべき事項(住民の取り組み)
消費段階で留意すべき事項は次のとおりである。
① 過剰包装に対して
店頭で過剰に包装することを断る。
買物の際には、買物袋(マイバッグ)を持参する。
簡易包装を実施している販売店に協力する。
② 環境配慮に対して
リサイクルしやすい製品を利用する。
再生資源を使用した製品を購入する。
③ 製品選び
適正な処理・処分を行いやすい製品を購入する。
エコマーク製品を購入する。
48
④ 使い捨て商品
紙コップ、紙皿、割り箸等の使い捨て商品を使用しない。
寿命の長い製品を購入する。
繰り返し使用できる容器入りの製品を購入する。
詰め替え式製品を購入する。
⑤ チラシ・ダイレクトメール
不必要なチラシ類の受け取りを辞退する。
⑥ 計画的な買物
本当に必要なものか、よく考えてから購入する。
8) 水切りの励行(住民・燕市・弥彦村の取り組み)
可燃ごみには水分が 6 割程度含まれている。この水分は主に生ごみに含まれてい
るため、生ごみは可燃ごみの袋に入れる前に、できる限り水切りをする必要がある。
三角コーナーを使用したり、新聞紙やビニール袋に包んで手で押すなど、行政は、
住民に対して広報などにより住民に呼びかける。
9) その他燕市・弥彦村・組合が行う施策
① ごみ処理料金の見直し
燕市、弥彦村では家庭系ごみの有料化を平成 14 年度から導入している。すでに
6 年以上が経過しているため、今後はごみ有料化導入によるごみの削減効果等を勘
案し、必要があれば、ごみ処理料金体系の見直しを検討する。また、今後の排出状
況及び近隣自治体の動向を踏まえ、事業系のごみ料金の見直しも検討する。
② 家庭用生ごみ処理機の普及
家庭用生ごみ処理機に対する補助を推進する。
③ 資源ごみ集団回収の推進
広報やホームページを活用し、資源ごみ集団回収をさらに推進する。
④ 店頭回収の推進
対象品目は店舗により異なるが、概ねびん、缶、ペットボトル、白色トレー、紙
パック等の資源物である。また、ボタン電池やレジ袋を回収する例もある。
店先に回収ボックスを置くケースが多いが、自動回収機(資源物を投入すると自
動的に圧縮したり、容器代を返金したり、チケットを発券したり、またカードにポ
イントを貯める等の機能を有するものもある)を設置するケースも近年増加しつつ
ある。今後は、店舗等の事業者に協力を呼びかけるとともに、住民が活用できるよ
う周知を図っていく。
49
3. 分別・資源再利用計画(燕市・弥彦村・組合の取り組み)
1) 資源化率の向上を図るための分別体制の構築
資源の分別収集を徹底させ、資源化率の向上を図る必要がある。住民、事業者、行
政の三者の協働により達成する必要がある。
2) 分別に対する啓発活動の推進
資源化率を向上させるためには、不燃ごみ分別収集方法の再構築が必要である。
また、一部地域のびん類の回収方法も再検討する必要がある。構成市村は住民に対
し分別に対する啓発活動を推進するとともに、自治会、事業者等と協働を図り、分別
監視体制の強化を図る。
3) 分別区分の見直し
ごみの分別区分は、社会情勢や処理技術を踏まえ、常に最適なものにする必要があ
る。
「市町村における循環型社会づくりに向けた一般廃棄物処理システムの指針(平成
19 年 6 月 環境省)」では、市町村の分別区分を大きく 3 つの類型に分けて紹介
している。
類型Ⅰ→類型Ⅱ→類型Ⅲと徐々に分別区分が高度になるが、分別区分の見直しをす
る際、より高度な類型を目安とする必要があるとしている。
組合では、容器包装プラスチック類や紙製容器包装を分別収集していないが、廃食
用油の分別をしている点で、類型Ⅱと類型Ⅲの間に属すと考えられる。今後もこれら
の類型も参考にして最適な分別区分を検討する。
50
表 33 分別区分の類型
類型 標準的な分別収集区分
①-1アルミ缶・スチール缶
①-2びん類 ①資源回収する容器包装
①-3ペットボトル
素材別に排出源で分別するか、又は、一部又は全部の区分について混合収集し、収集後に選別する
②資源回収する古紙類・布類等の資源ごみ(集団回収によるものを含む)
④可燃ごみ(廃プラスチック類を含む)
⑤不燃ごみ
⑥その他専用の処理のために分別するごみ
類型 I
⑦粗大ごみ
プラスチック製容器包装、紙製容器包装を
新たな分別区分に加える
①-1アルミ缶・スチール缶
①-2びん類
①-3ペットボトル
①-4プラスチック製容器包装
①資源回収する容器包装
①-5紙製容器包装
素材別に排出源で分別するか、又は、一部の区分について混合収集し、収集後に選別する(ただし、再生利用が困難とならないよう混合収集するものの組合せに留意することが必要)
②資源回収する古紙類・布類等の資源ごみ(集団回収によるものを含む)
④可燃ごみ(廃プラスチック類を含む)
⑤不燃ごみ
⑥その他専用の処理のために分別するごみ
類型Ⅱ
⑦粗大ごみ
さらに、生ごみ、廃食用油等を
新たな分別区分に加える
①-1アルミ缶・スチール缶
①-2びん類
①-3ペットボトル
①-4プラスチック製容器包装
①資源回収する容器包装
①-5紙製容器包装
素材別に排出源で分別するか、又は、一部の区分について混合収集し、収集後に選別する(ただし、再生利用が困難とならないよう混合収集するものの組合せに留意することが必要)
②資源回収する古紙類、布類等の資源ごみ(集団回収によるものを含む)
③資源回収する生ごみ、廃食用油等のバイオマス
④可燃ごみ(廃プラスチック類を含む)
⑤不燃ごみ
⑥その他専用の処理のために分別するごみ
類型Ⅲ
⑦粗大ごみ
出典:市町村における循環型社会づくりに向けた一般廃棄物処理システムの指針(平成 19 年 6 月 環境省)
備考:類型Ⅰの③と類型Ⅱの③は、類型Ⅲの「資源回収する生ごみ、廃食用油等のバイオマス」に該当する項目
がないため欠番となる。
51
4) 容器包装プラスチック類の分別
容器包装プラスチック類は、可燃ごみとして収集し、焼却施設で焼却している。そ
の割合は、「市町村分別収集計画策定の手引き (五訂版)」によると家庭系ごみの
およそ 8%を占めている。分別排出率(住民の協力度)を 70%程度とすると、約 6%
のプラスチック類を回収し資源化することが出来る。量に換算すると 1 日 5 トン程
度である。
ただし、容器包装プラスチック類を分別するためには、現行の収集・運搬体制の見
直し、選別圧縮梱包設備の整備等検討すべき項目がある。
表 34 容器包装プラスチック類の家庭系ごみに含まれる割合
平成 13 年度 8.4%
平成 14 年度 8.0%
平成 15 年度 8.1%
平成 16 年度 8.4%
平成 17 年度 7.4%
平均値 8.1%
分別排出率 70%
家庭系ごみに対するその他プラスチックの
分別排出割合 5.7%
52
4. 収集・運搬計画(燕市・弥彦村の取り組み)
1) 収集・運搬の基本方針
燕市、弥彦村の住民へのサービスの充実を図りながら、効率的かつ環境負荷の低減
に配慮した収集運搬体制の構築を目指すこととする。
2) 収集・運搬の体制
現在、収集・運搬の主体は燕市及び弥彦村であり、今後も収集・運搬の主体は燕市
及び弥彦村とする。
燕市、弥彦村とも、家庭系ごみは委託業者によるものと、住民の組合施設への直接
搬入によるものがある。また、事業系ごみは、一般廃棄物収集運搬許可業者等により
直接搬入されている。
これらの方式は基本的に将来も維持するものとする。
3) 収集区分、収集頻度、収集方法
収集区分や収集頻度及び収集方法はそれぞれ、燕市、弥彦村の施策により決定する
ものである。
計画の目標達成のために最適な収集区分、収集頻度、収集方法を検討する。特にび
ん類は収集・運搬時に割れが発生し施設での選別精度が悪いため、排出方法や収集・
運搬方法の見直しを検討する。
4) 高齢化社会に即した分別方法、収集・運搬方法の検討
特別な事情によりごみの排出が困難となった高齢者等に対する、分別方法や収集・
運搬方法等を検討する。
53
5. 中間処理計画(組合の取り組み)
1) 中間処理の基本方針
焼却施設や粗大ごみ処理施設などの中間処理施設の適正な管理・運営を図りながら、
効率的な処理、再資源化の推進を目指すこととする。
2) 中間処理の体制
環境センター(焼却施設、粗大ごみ処理施設、堆肥化施設)は組合が運営している。
また、燕市リサイクル施設は燕市が運営している。これらの運営体制は基本的に今
後も継続させることとする。
3) 中間処理施設の適正管理
中間処理施設は、ごみ処理行政においてリサイクルやごみの減容化による最終処分
量の減量化など、重要な位置づけにある。これら中間処理施設を適正に管理・運営す
ることにより環境への負荷を減らすとともに、ストックマネジメントの手法を導入し、
廃棄物処理施設の計画的かつ効率的な維持管理を推進し、施設の長寿命化・延命化を
図ることとする。
4) 中間処理施設の更新
適正な運営管理により現在の中間処理施設を長期に使用する必要があるが、いずれ
は利用できない状態になると考えられる。
施設の老朽化もその原因のひとつであるが、社会情勢の変化によりごみ処理の最適
な方法が大きく変わる可能性があるからである。
老朽化の状況やその時代の最適な処理方法を見据え、将来的には中間処理施設の更
新を検討する必要がある。
特に、資源化施設においては、有効な資源を得られる方式、焼却施設においては熱
効率の高いシステム等を考慮する必要がある。
5) 容器包装プラスチック処理施設の整備の検討
資源化率をさらに向上させるためには、容器包装プラスチック類を分別し、資源化
する必要がある。
容器包装プラスチック類の分別方法、収集・運搬方法に加え、選別・圧縮梱包の方
法を検討し、適切な処理施設の整備を検討する必要がある。
54
6. 最終処分計画(組合の取り組み)
1) 最終処分の基本方針
焼却施設や粗大ごみ処理施設などの中間処理施設から搬入される残渣を適正に埋
立処分するための施設である最終処分場を管理・運営するとともに、次期最終処分場
の整備及び延命化を図っていくものとする。
2) 最終処分の体制
最終処分場は組合が運営している。これらの運営体制は基本的に今後も継続させる
こととする。
3) 次期最終処分場の整備
最終処分場が平成 10 年 4 月より供用開始しており、埋立期間は既に 10 年以上を
経過している。
燕市、弥彦村ではごみ排出量の減量化を図っており、組合では中間処理により最終
処分量の減容化を実施しているが、残余容量はわずかであるため、早急に新たな施設
を整備する必要がある。
組合では次期最終処分場の整備事業を検討しており、循環型社会形成推進交付金の
適用を受け、以下に示すとおりに事業を実施する予定である。
表 35 最終処分場整備予定スケジュール
事業実施年度 項 目
平成 21 年度 発注仕様書※の策定、生活環境影響調査の実施、循
環型社会形成推進交付金の申請、農地転用申請等
平成 22~23 年度 最終処分場施設の建設
平成 24 年度 施設供用開始
※:基本設計、実施設計、各種調査等が含まれる
① 最終処分場の方式
次期最終処分場は現最終処分場と隣接し設置する計画であり、現最終処分場の水
処理施設を引き続き利用する計画である。処分の方式は現最終処分場と同じである
オープン型の管理型処分場とする。
② 計画のフォローアップと事後評価
最終処分量の計画目標と毎年の最終処分量を対比させ、進捗状況を定量的に把握
する。計画処分量を大きく上回った場合は、減量化に関する対策を検討する。
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7.2 その他の計画
1. 廃棄物減量等推進審議会及び廃棄物減量等推進員制度の活用(燕市、弥彦村の取り
組み)
廃棄物減量等推進審議会及び廃棄物減量等推進員は「廃棄物処理法」によって、法
的に位置づけられた制度で、市町村における一般廃棄物の減量化対策を実効あるもの
とするために設置するものである。
1) 廃棄物減量等推進審議会
廃棄物減量等推進審議会は、以下に掲げる事項について審議する。
一般廃棄物の処理計画の策定に関すること。
一般廃棄物の減量及び資源化の促進に関すること。
生活環境の保全に関すること。
その他一般廃棄物に関する重要事項。
2) 廃棄物減量等推進員制度
廃棄物減量等推進員制度の主な活動内容としては以下のものが考えられる。
ごみの減量化及び環境美化の推進に関する活動
ごみ排出における分別及びマナーの指導
資源となるごみの資源化活動の推進指導
不法投棄その他ごみの不適正処理に関する市・村への通報
その他ごみ減量等に係る施策への協力
地域での指導的役割
本制度を現在行われている地域の自主的な活動と関連づけ、地域におけるリサイク
ル活動を推進していく必要がある。また、分別収集の精度を上げるためには、適正な
ごみの排出方法を住民に指導し、協力を要請することが必要となる。したがって、住
民活動の推進、施策への協力要請を行うものとして、推進員の制度の活用を検討する。
2. 適正処理困難物対策(燕市、弥彦村、組合の取り組み)
燕市、弥彦村、組合では、現在の処理方法等を勘案し、次の品目を処理困難物と指
定している。ステーションには排出できないため、専門の処理業者に処理を依頼して
もらう必要がある。
1) 有毒性のあるもの
農薬、劇薬、工業薬品、化学薬品、その他各種薬品など
2) 危険性のあるもの
火薬、各種ボンベ(ガス、酸素など) 、消火器、バッテリー、エンジンオイルなど
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3) センターで処理できないもの
容積または重量が著しく大きいもの
(大人2人で無理なく車両などに積込みできないもの)
ピアノ、自動車、自動二輪車(原付含む)、船舶、耐火金庫、温水器(ソーラー型含む)、
石灯篭、庭石、石塀、墓石、物置、プレハブハウスなど
4) 処理が著しく困難なもの
廃タイヤ、ホイール、燃えがら、自動車部品等(バンパー、ファンベルト、レンズ類
ほか)、大型油圧ジャッキ、便器、各種肥料など
5) 事業系廃棄物として処理が著しく困難なもの
① 農業用機械
動力耕うん機、トラクター、脱穀機、もみすり機、田植機、砕土機など
※上記物品には大型部品含む。
農業用ビニール、ビニールハウス、苗箱など
② 建設、製造業などに係るもの
建設機械、工作機械、製材木工機械、印刷機械、食品加工機械、電動機(モーター)、
発動機(モーター)、各種ポンプなど
③ 事務所、店舗什器など
アイスストッカー、ショーケース、ディスプレイラック、自動販売機、レジスター
など
④ その他
工事用原材料、加工用原材料、生産設備、生産物(農作物含む)、医療機械器具など
3. その他処理できない廃棄物
燕市、弥彦村、組合では、家電リサイクル法の該当品目の処理をしていない。
4. 排出事業者の協力体制(燕市、弥彦村の取り組み)
スーパー、コンビニエンスストアなどの小売店や飲食店、事務所等と燕市、弥彦村
で連絡体制を構築することを検討する。定期的に商工会等の代表者と市村の担当者と
廃棄物の減量やリサイクルについて会合を開く。
また、多量に排出する事業者に対しては、廃棄物減量化計画等の作成を依頼する。
5. 廃棄物再生事業者の協力体制(組合の取り組み)
金属やガラス、紙等の処理を行っている処理業者と環境センターとの間で連絡体制
を構築することを検討する。
日々環境センターから排出される資源を適正な価格で取引する体制を構築すること
により、清掃事業の適切な運営を行うこととする。
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さらに、災害時の代替処理施設として民間処理事業者の施設を利用することも検討
する。
6. 災害時の廃棄物処理体制(燕市、弥彦村、組合の取り組み)
平成 16 年 10 月(新潟県中越地震)、平成 19 年 7 月(新潟県中越沖地震)と大き
な地震に見舞われた。このような大きな地震に伴い廃棄物も多量に発生することにな
る。また、二次被害としての火災によっても多量の廃棄物が発生する。さらに、地震
ではなくとも洪水等の自然災害でも、多量の廃棄物が発生してしまう。そして、家庭
や事業者から出る廃棄物は、このような事態であっても、住民の安全・衛生を確保す
るために速やかに処理する必要がある。
組合では、新潟県と「新潟県災害廃棄物等の処理に係る相互応援に関する協定書」
を締結しており、災害廃棄物等の円滑な処理の実現を目指している。災害発生時には、
当該協定書を遵守し、新潟県や近隣市町村と連絡を取り合い、効率的な処理を実現す
ることとする。
7.3 事業スケジュール ごみ処理に係る事業のスケジュールは次のとおりである。
図 16 事業スケジュール
第Ⅰ期
(平成 20 年度~ 平成 24 年度)
第Ⅱ期
(平成 25 年度~ 平成 29 年度)
第Ⅲ期
(平成 30 年度~ 平成 34 年度)
資源化率向上のための体制の構築
不燃ごみ等の分別の徹底化
ペットボトルの収集方法の変更
びん類の収集方法の変更
容器包装プラスチックの分別収集
容器包装プラスチック処理施設の整備
中間処理施設の適正管理
長寿命化計画策定・長寿命化工事
次期中間処理施設の整備
最終処分場の延命化
次期最終処分場の整備
検討期間 実施期間
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第 8 節 資料編
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8.1 ごみ量の実績
1. 燕市のごみの種類別排出量の実績
1) 収集ごみ(家庭系)
収集ごみの排出量の実績は次のとおりである。
表 36 収集ごみ排出量の実績(単位:kg /年)
項目(収集) 平成15年度 平成16年度 平成17年度 平成18年度 平成19年度
可燃ごみ 17,293,000 17,037,000 17,312,000 17,357,000 17,211,000
不燃ごみ 2,882,500 3,030,200 3,106,100 2,385,100 3,776,300
粗大ごみ 228,360 280,640 295,270 321,070 329,730
資源ごみ 5,853,940 5,771,710 5,831,430 5,622,900 5,511,160
金属 380,210 396,240 391,060 336,960 314,480
缶類 423,250 397,310 375,270 359,260 338,740
びん類 725,200 714,520 733,520 720,010 702,060
牛乳パック 7,780 7,120 6,310 5,720 5,210
古布類 248,210 232,510 223,990 224,120 171,590
ペットボトル 191,780 218,540 225,370 230,640 240,130
乾電池 18,980 18,320 17,380 16,370 17,060
せん定枝 0 0 0 0 0
堆肥化生ごみ 0 0 0 0 0
新聞 986,140 982,540 986,140 896,560 916,130
雑誌 2,246,220 2,163,850 2,246,220 2,262,230 2,242,290
段ボール 626,170 640,760 626,170 571,030 563,470
合 計 26,257,800 26,119,550 26,544,800 25,686,070 26,828,190
2) 直接搬入ごみ(家庭系)
収集ごみの排出量の実績は次のとおりである。
表 37 家庭系直接搬入ごみ排出量の実績(単位:kg /年)
項目(家庭系直搬) 平成15年度 平成16年度 平成17年度 平成18年度 平成19年度
可燃ごみ 35,000 20,000 17,000 17,000 22,000
不燃ごみ 18,500 14,500 14,200 36,400 34,900
粗大ごみ 5,610 12,080 4,200 4,190 25,090
資源ごみ 46,520 187,530 157,670 184,870 183,520
金属 3,740 3,810 2,710 1,270 5,880
缶類 190 0 10 150 70
びん類 130 10 0 220 170
牛乳パック 0 0 0 0 0
古布類 390 960 700 420 3,190
ペットボトル 0 0 0 70 150
乾電池 10 0 0 0 0
せん定枝 42,060 182,750 154,250 182,740 174,060
堆肥化生ごみ 0 0 0 0 0
新聞 0 0 0 0 0
雑誌 0 0 0 0 0
段ボール 0 0 0 0 0
合 計 105,630 234,110 193,070 242,460 265,510
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3) 家庭系ごみ(収集+直接搬入)
家庭系ごみ(収集+直接搬入)の排出量の実績は次のとおりである。
表 38 家庭系ごみ排出量の実績(単位:kg /年)
項目(家庭系合計) 平成15年度 平成16年度 平成17年度 平成18年度 平成19年度 資源設定比率
可燃ごみ 17,328,000 17,057,000 17,329,000 17,374,000 17,233,000
不燃ごみ 2,901,000 3,044,700 3,120,300 2,421,500 3,811,200
粗大ごみ 233,970 292,720 299,470 325,260 354,820
資源ごみ 5,900,460 5,959,240 5,989,100 5,807,770 5,694,680 100%
金属 383,950 400,050 393,770 338,230 320,360 5.6%
缶類 423,440 397,310 375,280 359,410 338,810 5.9%
びん類 725,330 714,530 733,520 720,230 702,230 12.3%
牛乳パック 7,780 7,120 6,310 5,720 5,210 0.1%
古布類 248,600 233,470 224,690 224,540 174,780 3.1%
ペットボトル 191,780 218,540 225,370 230,710 240,280 4.2%
乾電池 18,990 18,320 17,380 16,370 17,060 0.3%
せん定枝 42,060 182,750 154,250 182,740 174,060 3.1%
堆肥化生ごみ 0 0 0 0 0 0.0%
新聞 986,140 982,540 986,140 896,560 916,130 16.1%
雑誌 2,246,220 2,163,850 2,246,220 2,262,230 2,242,290 39.4%
段ボール 626,170 640,760 626,170 571,030 563,470 9.9%
合 計 26,363,430 26,353,660 26,737,870 25,928,530 27,093,700
4) 家庭系ごみ原単位
家庭系ごみ原単位の排出量の実績は次のとおりである。
表 39 家庭系ごみ原単位の実績(単位:kg /年)
項目(家庭系原単位) 平成15年度 平成16年度 平成17年度 平成18年度 平成19年度
人口 85,047 84,796 84,599 84,394 84,108
可燃ごみ 558.2 551.1 561.2 564.0 561.3
不燃ごみ 93.5 98.4 101.1 78.6 124.1
粗大ごみ 7.5 9.5 9.7 10.6 11.6
資源ごみ 190.1 192.5 194.0 188.5 185.5
合計 849.3 851.5 865.9 841.7 882.5
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5) 事業系ごみ
事業系ごみの排出量の実績は次のとおりである。
表 40 事業系ごみ排出量の実績(単位:kg /年)
項目(事業系直搬) 平成15年度 平成16年度 平成17年度 平成18年度 平成19年度 資源設定比率
可燃ごみ 9,061,000 8,780,000 8,859,000 8,872,000 8,861,000
不燃ごみ 1,295,100 1,172,100 1,069,800 1,008,200 950,600
粗大ごみ 0 0 0 0 0
資源ごみ 258,670 520,070 651,870 694,960 740,000 100%
金属 0 0 0 0 0 0.0%
缶類 0 0 0 0 0 0.0%
びん類 0 0 0 0 0 0.0%
牛乳パック 0 0 0 0 0 0.0%
古布類 0 0 0 0 0 0.0%
ペットボトル 0 0 0 0 0 0.0%
乾電池 0 0 0 0 0 0.0%
せん定枝 221,720 501,030 630,420 678,790 728,800 98.5%
堆肥化生ごみ 36,950 19,040 21,450 16,170 11,200 1.5%
新聞 0 0 0 0 0 0.0%
雑誌 0 0 0 0 0 0.0%
段ボール 0 0 0 0 0 0.0%
合 計 10,614,770 10,472,170 10,580,670 10,575,160 10,551,600
6) 官庁ごみ
官庁ごみの排出量の実績は次のとおりである。
表 41 官庁ごみ排出量の実績(単位:kg /年)
項目(官庁) 平成15年度 平成16年度 平成17年度 平成18年度 平成19年度 資源設定比率
可燃ごみ 210,000 184,000 224,000 189,000 225,000
不燃ごみ 145,700 126,500 92,100 94,300 78,000
粗大ごみ 12,670 14,400 18,800 16,670 53,590
資源ごみ 225,590 240,250 238,900 222,870 196,750 100%
金属 5,000 5,770 14,960 11,410 16,640 8.5%
缶類 120 230 10 0 30 0.0%
びん類 20 80 0 30 0 0.0%
牛乳パック 80 150 40 70 0 0.0%
古布類 0 0 0 0 700 0.4%
ペットボトル 0 0 0 0 220 0.1%
乾電池 0 20 0 0 0 0.0%
せん定枝 8,510 20,070 12,530 11,710 6,380 3.2%
堆肥化生ごみ 211,860 213,930 211,360 199,650 172,780 87.8%
新聞 0 0 0 0 0 0.0%
雑誌 0 0 0 0 0 0.0%
段ボール 0 0 0 0 0 0.0%
合 計 593,960 565,150 573,800 522,840 553,340
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7) 総ごみ量
総ごみ量の排出量の実績は次のとおりである。
表 42 総ごみ量排出量の実績(単位:kg /年)
項目(合計) 平成15年度 平成16年度 平成17年度 平成18年度 平成19年度
可燃ごみ 26,599,000 26,021,000 26,412,000 26,435,000 26,319,000
不燃ごみ 4,341,800 4,343,300 4,282,200 3,524,000 4,839,800
粗大ごみ 246,640 307,120 318,270 341,930 408,410
資源ごみ 6,384,720 6,719,560 6,879,870 6,725,600 6,631,430
金属 388,950 405,820 408,730 349,640 337,000
缶類 423,560 397,540 375,290 359,410 338,840
びん類 725,350 714,610 733,520 720,260 702,230
牛乳パック 7,860 7,270 6,350 5,790 5,210
古布類 248,600 233,470 224,690 224,540 175,480
ペットボトル 191,780 218,540 225,370 230,710 240,500
乾電池 18,990 18,340 17,380 16,370 17,060
せん定枝 272,290 703,850 797,200 873,240 909,240
堆肥化生ごみ 248,810 232,970 232,810 215,820 183,980
新聞 986,140 982,540 986,140 896,560 916,130
雑誌 2,246,220 2,163,850 2,246,220 2,262,230 2,242,290
段ボール 626,170 640,760 626,170 571,030 563,470
合 計 37,572,160 37,390,980 37,892,340 37,026,530 38,198,640
2. 弥彦村のごみの種類別排出量の実績
1) 収集ごみ(家庭系)
収集ごみの排出量の実績は次のとおりである。
表 43 収集ごみ排出量の実績(単位:kg /年)
項目(収集) 平成15年度 平成16年度 平成17年度 平成18年度 平成19年度
可燃ごみ 1,602,600 1,559,350 1,603,510 1,615,890 1,611,370
不燃ごみ 111,500 117,300 110,300 115,200 136,300
粗大ごみ 23,610 26,810 28,440 27,320 29,690
資源ごみ 466,750 429,400 445,200 407,700 414,900
金属 29,210 28,830 27,690 28,840 27,490
缶類 50,680 43,830 39,830 40,360 37,010
びん類 82,360 77,860 77,400 76,860 75,410
牛乳パック 1,880 2,220 2,100 1,550 1,390
古布類 26,390 26,150 25,140 6,190 4,740
ペットボトル 8,740 9,070 9,140 9,160 9,300
乾電池 2,480 2,160 2,160 2,170 2,060
せん定枝 0 0 0 0 0
堆肥化生ごみ 0 0 0 0 0
新聞 54,730 43,890 53,970 50,860 59,550
雑誌 175,570 164,130 173,860 163,500 170,020
段ボール 34,710 31,260 33,910 28,210 27,930
合 計 2,204,460 2,132,860 2,187,450 2,166,110 2,192,260
64
2) 直接搬入ごみ(家庭系)
収集ごみの排出量の実績は次のとおりである。
表 44 家庭系直接搬入ごみ排出量の実績(単位:kg /年)
項目(家庭系直搬) 平成15年度 平成16年度 平成17年度 平成18年度 平成19年度
可燃ごみ 2,260 1,580 850 740 1,690
不燃ごみ 3,000 0 1,500 3,200 4,600
粗大ごみ 40 170 450 0 400
資源ごみ 6,940 8,870 7,690 22,960 9,160
金属 0 0 0 0 0
缶類 0 0 0 0 0
びん類 0 0 0 0 0
牛乳パック 0 0 0 0 0
古布類 0 0 40 0 80
ペットボトル 0 0 0 0 0
乾電池 0 0 0 0 0
せん定枝 6,940 8,870 7,650 22,960 9,080
堆肥化生ごみ 0 0 0 0 0
新聞 0 0 0 0 0
雑誌 0 0 0 0 0
段ボール 0 0 0 0 0
合 計 12,240 10,620 10,490 26,900 15,850
3) 家庭系ごみ(収集+直接搬入)
家庭系ごみ(収集+直接搬入)の排出量の実績は次のとおりである。
表 45 家庭系ごみ排出量の実績(単位:kg /年)
項目(家庭系合計) 平成15年度 平成16年度 平成17年度 平成18年度 平成19年度 資源設定比率
可燃ごみ 1,604,860 1,560,930 1,604,360 1,616,630 1,613,060
不燃ごみ 114,500 117,300 111,800 118,400 140,900
粗大ごみ 23,650 26,980 28,890 27,320 30,090
資源ごみ 473,690 438,270 452,890 430,660 424,060 100%
金属 29,210 28,830 27,690 28,840 27,490 6.5%
缶類 50,680 43,830 39,830 40,360 37,010 8.7%
びん類 82,360 77,860 77,400 76,860 75,410 17.8%
牛乳パック 1,880 2,220 2,100 1,550 1,390 0.3%
古布類 26,390 26,150 25,180 6,190 4,820 1.1%
ペットボトル 8,740 9,070 9,140 9,160 9,300 2.2%
乾電池 2,480 2,160 2,160 2,170 2,060 0.5%
せん定枝 6,940 8,870 7,650 22,960 9,080 2.1%
堆肥化生ごみ 0 0 0 0 0 0.0%
新聞 54,730 43,890 53,970 50,860 59,550 14.0%
雑誌 175,570 164,130 173,860 163,500 170,020 40.1%
段ボール 34,710 31,260 33,910 28,210 27,930 6.6%
合 計 2,216,700 2,143,480 2,197,940 2,193,010 2,208,110
65
4) 家庭系ごみ原単位
家庭系ごみ原単位の排出量の実績は次のとおりである。
表 46 家庭系ごみ原単位の実績(単位:kg /年)
項目(家庭系原単位) 平成15年度 平成16年度 平成17年度 平成18年度 平成19年度
人口 8,652 8,647 8,621 8,679 8,656
可燃ごみ 508.2 494.6 509.9 510.3 510.6
不燃ごみ 36.3 37.2 35.5 37.4 44.6
粗大ごみ 7.5 8.5 9.2 8.6 9.5
資源ごみ 150.0 138.9 143.9 135.9 134.2
合計 701.9 679.1 698.5 692.3 698.9
5) 事業系ごみ
事業系ごみの排出量の実績は次のとおりである。
表 47 事業系ごみ排出量の実績(単位:kg /年)
項目(事業系直搬) 平成15年度 平成16年度 平成17年度 平成18年度 平成19年度 資源設定比率
可燃ごみ 733,620 709,860 715,500 651,530 659,690
不燃ごみ 32,400 36,000 29,800 26,000 23,000
粗大ごみ 0 0 0 0 0
資源ごみ 87,910 81,960 114,210 179,330 197,600 100%
金属 0 0 0 0 0 0.0%
缶類 0 0 0 0 0 0.0%
びん類 0 0 0 0 0 0.0%
牛乳パック 0 0 0 0 0 0.0%
古布類 0 0 0 0 0 0.0%
ペットボトル 0 0 0 0 0 0.0%
乾電池 0 0 0 0 0 0.0%
せん定枝 47,760 52,280 82,050 126,000 147,450 74.6%
堆肥化生ごみ 40,150 29,680 32,160 53,330 50,150 25.4%
新聞 0 0 0 0 0 0.0%
雑誌 0 0 0 0 0 0.0%
段ボール 0 0 0 0 0 0.0%
合 計 853,930 827,820 859,510 856,860 880,290
66
6) 官庁ごみ
官庁ごみの排出量の実績は次のとおりである。
表 48 官庁ごみ排出量の実績(単位:kg /年)
項目(官庁) 平成15年度 平成16年度 平成17年度 平成18年度 平成19年度 資源設定比率
可燃ごみ 660 990 890 680 480
不燃ごみ 0 0 0 0 0
粗大ごみ 2,000 780 890 380 350
資源ごみ 60,200 50,020 59,300 53,510 49,320 100%
金属 0 220 660 480 560 1.1%
缶類 0 0 0 0 0 0.0%
びん類 0 0 0 0 0 0.0%
牛乳パック 0 0 0 0 0 0.0%
古布類 0 150 0 0 0 0.0%
ペットボトル 0 0 0 0 0 0.0%
乾電池 0 0 0 0 0 0.0%
せん定枝 8,050 0 2,210 4,360 1,850 3.8%
堆肥化生ごみ 52,150 49,650 56,430 48,670 46,910 95.1%
新聞 0 0 0 0 0 0.0%
雑誌 0 0 0 0 0 0.0%
段ボール 0 0 0 0 0 0.0%
合 計 62,860 51,790 61,080 54,570 50,150
7) 総ごみ量
総ごみ量の排出量の実績は次のとおりである。
表 49 総ごみ量排出量の実績(単位:kg /年)
項目(合計) 平成15年度 平成16年度 平成17年度 平成18年度 平成19年度
可燃ごみ 2,339,140 2,271,780 2,320,750 2,268,840 2,273,230
不燃ごみ 146,900 153,300 141,600 144,400 163,900
粗大ごみ 25,650 27,760 29,780 27,700 30,440
資源ごみ 621,800 570,250 626,400 663,500 670,980
金属 29,210 29,050 28,350 29,320 28,050
缶類 50,680 43,830 39,830 40,360 37,010
びん類 82,360 77,860 77,400 76,860 75,410
牛乳パック 1,880 2,220 2,100 1,550 1,390
古布類 26,390 26,300 25,180 6,190 4,820
ペットボトル 8,740 9,070 9,140 9,160 9,300
乾電池 2,480 2,160 2,160 2,170 2,060
せん定枝 62,750 61,150 91,910 153,320 158,380
堆肥化生ごみ 92,300 79,330 88,590 102,000 97,060
新聞 54,730 43,890 53,970 50,860 59,550
雑誌 175,570 164,130 173,860 163,500 170,020
段ボール 34,710 31,260 33,910 28,210 27,930
合 計 3,133,490 3,023,090 3,118,530 3,104,440 3,138,550
67
3. 組合のごみの種類別搬入量の実績
1) 収集ごみ(家庭系)
収集ごみの搬入量の実績は次のとおりである。
表 50 収集ごみ搬入量の実績(単位:kg /年)
項目(収集) 平成15年度 平成16年度 平成17年度 平成18年度 平成19年度
可燃ごみ 18,895,600 18,596,350 18,915,510 18,972,890 18,822,370
不燃ごみ 2,994,000 3,147,500 3,216,400 2,500,300 3,912,600
粗大ごみ 251,970 307,450 323,710 348,390 359,420
資源ごみ 6,320,690 6,201,110 6,276,630 6,030,600 5,926,060
金属 409,420 425,070 418,750 365,800 341,970
缶類 473,930 441,140 415,100 399,620 375,750
びん類 807,560 792,380 810,920 796,870 777,470
牛乳パック 9,660 9,340 8,410 7,270 6,600
古布類 274,600 258,660 249,130 230,310 176,330
ペットボトル 200,520 227,610 234,510 239,800 249,430
乾電池 21,460 20,480 19,540 18,540 19,120
せん定枝 0 0 0 0 0
堆肥化生ごみ 0 0 0 0 0
新聞 1,040,870 1,026,430 1,040,110 947,420 975,680
雑誌 2,421,790 2,327,980 2,420,080 2,425,730 2,412,310
段ボール 660,880 672,020 660,080 599,240 591,400
合 計 28,462,260 28,252,410 28,732,250 27,852,180 29,020,450
2) 直接搬入ごみ(家庭系)
収集ごみの搬入量の実績は次のとおりである。
表 51 家庭系直接搬入ごみ搬入量の実績(単位:kg /年)
項目(家庭系直搬) 平成15年度 平成16年度 平成17年度 平成18年度 平成19年度
可燃ごみ 37,260 21,580 17,850 17,740 23,690
不燃ごみ 21,500 14,500 15,700 39,600 39,500
粗大ごみ 5,650 12,250 4,650 4,190 25,490
資源ごみ 53,460 196,400 165,360 207,830 192,680
金属 3,740 3,810 2,710 1,270 5,880
缶類 190 0 10 150 70
びん類 130 10 0 220 170
牛乳パック 0 0 0 0 0
古布類 390 960 740 420 3,270
ペットボトル 0 0 0 70 150
乾電池 10 0 0 0 0
せん定枝 49,000 191,620 161,900 205,700 183,140
堆肥化生ごみ 0 0 0 0 0
新聞 0 0 0 0 0
雑誌 0 0 0 0 0
段ボール 0 0 0 0 0
合 計 117,870 244,730 203,560 269,360 281,360
68
3) 家庭系ごみ(収集+直接搬入)
家庭系ごみ(収集+直接搬入)の搬入量の実績は次のとおりである。
表 52 家庭系ごみ搬入量の実績(単位:kg /年)
項目(家庭系合計) 平成15年度 平成16年度 平成17年度 平成18年度 平成19年度
可燃ごみ 18,932,860 18,617,930 18,933,360 18,990,630 18,846,060
不燃ごみ 3,015,500 3,162,000 3,232,100 2,539,900 3,952,100
粗大ごみ 257,620 319,700 328,360 352,580 384,910
資源ごみ 6,374,150 6,397,510 6,441,990 6,238,430 6,118,740
金属 413,160 428,880 421,460 367,070 347,850
缶類 474,120 441,140 415,110 399,770 375,820
びん類 807,690 792,390 810,920 797,090 777,640
牛乳パック 9,660 9,340 8,410 7,270 6,600
古布類 274,990 259,620 249,870 230,730 179,600
ペットボトル 200,520 227,610 234,510 239,870 249,580
乾電池 21,470 20,480 19,540 18,540 19,120
せん定枝 49,000 191,620 161,900 205,700 183,140
堆肥化生ごみ 0 0 0 0 0
新聞 1,040,870 1,026,430 1,040,110 947,420 975,680
雑誌 2,421,790 2,327,980 2,420,080 2,425,730 2,412,310
段ボール 660,880 672,020 660,080 599,240 591,400
合 計 28,580,130 28,497,140 28,935,810 28,121,540 29,301,810
4) 事業系ごみ
事業系ごみの搬入量の実績は次のとおりである。
表 53 事業系ごみ搬入量の実績(単位:kg /年)
項目(事業系直搬) 平成15年度 平成16年度 平成17年度 平成18年度 平成19年度
可燃ごみ 9,794,620 9,489,860 9,574,500 9,523,530 9,520,690
不燃ごみ 1,327,500 1,208,100 1,099,600 1,034,200 973,600
粗大ごみ 0 0 0 0 0
資源ごみ 346,580 602,030 766,080 874,290 937,600
金属 0 0 0 0 0
缶類 0 0 0 0 0
びん類 0 0 0 0 0
牛乳パック 0 0 0 0 0
古布類 0 0 0 0 0
ペットボトル 0 0 0 0 0
乾電池 0 0 0 0 0
せん定枝 269,480 553,310 712,470 804,790 876,250
堆肥化生ごみ 77,100 48,720 53,610 69,500 61,350
新聞 0 0 0 0 0
雑誌 0 0 0 0 0
段ボール 0 0 0 0 0
合 計 11,468,700 11,299,990 11,440,180 11,432,020 11,431,890
69
5) 官庁ごみ
官庁ごみの搬入量の実績は次のとおりである。
表 54 官庁ごみ搬入量の実績(単位:kg /年)
項目(官庁) 平成15年度 平成16年度 平成17年度 平成18年度 平成19年度
可燃ごみ 210,660 184,990 224,890 189,680 225,480
不燃ごみ 145,700 126,500 92,100 94,300 78,000
粗大ごみ 14,670 15,180 19,690 17,050 53,940
資源ごみ 285,790 290,270 298,200 276,380 246,070
金属 5,000 5,990 15,620 11,890 17,200
缶類 120 230 10 0 30
びん類 20 80 0 30 0
牛乳パック 80 150 40 70 0
古布類 0 150 0 0 700
ペットボトル 0 0 0 0 220
乾電池 0 20 0 0 0
せん定枝 16,560 20,070 14,740 16,070 8,230
堆肥化生ごみ 264,010 263,580 267,790 248,320 219,690
新聞 0 0 0 0 0
雑誌 0 0 0 0 0
段ボール 0 0 0 0 0
合 計 656,820 616,940 634,880 577,410 603,490
6) 総ごみ量
総ごみ量の搬入量の実績は次のとおりである。
表 55 総ごみ量搬入量の実績(単位:kg/年)
項目(合計) 平成15年度 平成16年度 平成17年度 平成18年度 平成19年度
可燃ごみ 28,938,140 28,292,780 28,732,750 28,703,840 28,592,230
不燃ごみ 4,488,700 4,496,600 4,423,800 3,668,400 5,003,700
粗大ごみ 272,290 334,880 348,050 369,630 438,850
資源ごみ 7,006,520 7,289,810 7,506,270 7,389,100 7,302,410
金属 418,160 434,870 437,080 378,960 365,050
缶類 474,240 441,370 415,120 399,770 375,850
びん類 807,710 792,470 810,920 797,120 777,640
牛乳パック 9,740 9,490 8,450 7,340 6,600
古布類 274,990 259,770 249,870 230,730 180,300
ペットボトル 200,520 227,610 234,510 239,870 249,800
乾電池 21,470 20,500 19,540 18,540 19,120
せん定枝 335,040 765,000 889,110 1,026,560 1,067,620
堆肥化生ごみ 341,110 312,300 321,400 317,820 281,040
新聞 1,040,870 1,026,430 1,040,110 947,420 975,680
雑誌 2,421,790 2,327,980 2,420,080 2,425,730 2,412,310
段ボール 660,880 672,020 660,080 599,240 591,400
合 計 40,705,650 40,414,070 41,010,870 40,130,970 41,337,190
70
7) 資源化率
資源化率等の設定比率は次のとおりである。
表 56-1 資源化率等の設定比率(単位:kg/年)
平成15年度 平成16年度 平成17年度 平成18年度 平成19年度 設定比率 備考
可燃ごみ 28,938,140 28,292,780 28,732,750 28,703,840 28,592,230
可燃物 191,000 235,000 261,000 276,000 330,000
古布選別残渣 205,890 170,380 163,450 147,860 116,040
焼却合計 29,335,030 28,698,160 29,157,200 29,127,700 29,038,270
焼却残渣等 2,565,080 2,601,770 2,708,480 2,843,840 2,775,990
残渣率 8.7% 9.1% 9.3% 9.8% 9.6% 10% 直近データ
粗大ごみ 272,290 334,880 348,050 369,630 438,850
合計 272,290 334,880 348,050 369,630 438,850
金属類 54,000 67,000 70,000 75,000 88,000
不燃残渣 27,000 33,000 17,000 18,000 21,000
可燃物 191,000 235,000 261,000 276,000 330,000
焼却残渣等 2,565,080 2,601,770 2,708,480 2,843,840 2,775,990
不燃ごみ 4,488,700 4,496,600 4,423,800 3,668,400 5,003,700
選別残渣 574,080 557,130 584,650 573,260 554,870
最終処分合計 7,627,860 7,655,500 7,716,930 7,085,500 8,334,560
(ごみ搬入量) (40,705,650 ) (40,414,070 ) (41,010,870 ) (40,130,970 ) (41,337,190 )
最終処分率 18.7% 18.9% 18.8% 17.7% 20.2%
焼却
埋め立て
破砕
71
表 56-2 資源化率等の設定比率(単位:kg/年)
平成15年度 平成16年度 平成17年度 平成18年度 平成19年度 設定比率 備考
金属(搬入) 418,160 434,870 437,080 378,960 365,050
金属(破砕) 54,000 67,000 70,000 75,000 88,000
その他の金属 44,090 0 7,490 33,190 13,330
合計 516,250 493,370 514,570 487,150 466,380
缶類合計 474,240 441,370 415,120 399,770 375,850
スチール缶 287,610 259,210 229,280 222,690 213,770
比率 60.6% 58.7% 55.2% 55.7% 56.9% 57% 直近データ
アルミ缶 147,680 152,410 148,520 145,350 140,090
比率 31.1% 34.5% 35.8% 36.4% 37.3% 37% 直近データ
その他 38,950 29,750 37,320 31,730 21,990
比率 8.2% 6.7% 9.0% 7.9% 5.9% 6% 直近データ
びん類合計 807,710 792,470 810,920 797,120 777,640
生びん 12,760 9,650 9,660 8,940 6,720
比率 1.6% 1.2% 1.2% 1.1% 0.9% 1% 直近データ
カレット白 114,390 109,460 106,320 110,350 101,140
比率 14.2% 13.8% 13.1% 13.8% 13.0% 13% 直近データ
カレット茶 161,560 156,380 152,420 154,380 142,360
比率 20.0% 19.7% 18.8% 19.4% 18.3% 18% 直近データ
カレット黒 3,500 3,340 3,520 11,260 3,760
比率 0.4% 0.4% 0.4% 1.4% 0.5% 1% 直近データ
その他 515,500 513,640 539,000 512,190 523,660
比率 63.8% 64.8% 66.5% 64.3% 67.3% 67% 直近データ
牛乳パック合計 9,740 9,490 8,450 7,340 6,600
資源品 10,320 8,180 8,380 8,680 6,880
資源品比率 106.0% 86.2% 99.2% 118.3% 104.2% 100% 100%とする
古布類合計 274,990 259,770 249,870 230,730 180,300
資源品 69,100 89,390 86,420 82,870 64,260
選別残渣 205,890 170,380 163,450 147,860 116,040
資源品比率 25.1% 34.4% 34.6% 35.9% 35.6% 36% 直近データ
ペットボトル合計 200,520 227,610 234,510 239,870 249,800
資源品 195,260 217,980 226,210 227,750 242,280
選別残渣 5,260 9,630 8,300 12,120 7,520
資源品比率 97.4% 95.8% 96.5% 94.9% 97.0% 96% 5年平均
乾電池合計 21,470 20,500 19,540 18,540 19,120
資源品 28,340 30,310 28,390 21,550 19,530
資源品比率 132.0% 147.9% 145.3% 116.2% 102.1% 100% 100%とする
せん定枝合計 335,040 765,000 889,110 1,026,560 1,067,620
資源品 312,720 785,330 828,270 1,073,460 1,086,690
資源品比率 93.3% 102.7% 93.2% 104.6% 101.8% 100% 100%とする
金属類
乾電池
せん定枝
缶類
びん類
牛乳パ
ック
古布類
ペ
ットボトル
72
表 56-3 資源化率等の設定比率(単位:kg/年)
平成15年度 平成16年度 平成17年度 平成18年度 平成19年度 設定比率 備考
堆肥化生ごみ合計 341,110 312,300 321,400 317,820 281,040
資源品 341,110 312,300 321,400 317,820 281,040
資源品比率 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100% 100%とする
新聞合計 1,040,870 1,026,430 1,040,110 947,420 975,680
資源品 1,042,970 1,026,430 1,040,110 947,420 975,680
資源品比率 100.2% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100% 100%とする
雑誌合計 2,421,790 2,327,980 2,420,080 2,425,730 2,412,310
資源品 2,345,100 2,327,980 2,420,080 2,425,730 2,412,310
資源品比率 96.8% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100% 100%とする
段ボール合計 660,880 672,020 660,080 599,240 591,400
資源品 689,090 672,020 660,080 599,240 591,400
資源品比率 104.3% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100% 100%とする
ごみ排出量 40,705,650 40,414,070 41,010,870 40,130,970 41,337,190
資源回収量 6,277,760 6,653,740 6,783,630 6,844,640 6,754,290
資源品比率 15.4% 16.5% 16.5% 17.1% 16.3%
堆肥化生ごみ
雑誌
段ボー
ル
合計
新聞
8.2 ごみ処理の評価(基礎データ)
表 57 ごみ処理の評価(基礎データ)
新潟県 組合
一人一日当り平均排出量(家庭系) kg/人・日 0.86 0.83一人一日当り平均排出量(事業系) kg/人・日 0.36 0.34ごみトン当たり資源化量 t/t 0.23 0.17ごみトン当たり最終処分量 t/t 0.13 0.18一人当たり二酸化炭素発生量 kg/人・日 3.53 2.31一人当たりごみ処理経費 万円/人 11,920 6,935
新潟県 組合
人口 人 2,528,967 93,073ごみ排出量(家庭系) t 791,114 28,122ごみ排出量(事業系) t 335,347 11,432その他 t 35,446 577ごみ排出量計 t 1,161,907 40,131焼却量 t 29,128うちプラスチック焼却 t 2,092 プラ混入率 18.7% 水分率 61.6%プラスチック起源二酸化炭素排出量 kg/t 2,695 2,695二酸化炭素発生量 kg 3,260,000,000 78,499,960資源化量 t 263,667 6,845最終処分量 t 151,161 7,086
備考:データは平成18年度をベース(新潟県実態調査表より) 新潟県ごみ処理経費は平成15年度 (第二次新潟県廃棄物処理計画、平成18年3月)
73
8.3 ごみ排出量の予測
1. 燕市の人口予測
燕市の人口予測は次のとおりである。
平成年度 実績値 直線 ルート 対数 べき乗 指数 ロジスティック 採用値
平成10年度 85,410平成11年度 85,541平成12年度 85,372平成13年度 85,240平成14年度 85,134平成15年度 85,047平成16年度 84,796平成17年度 84,599平成18年度 84,394平成19年度 84,108平成20年度 - 84,130 84,303 84,476 84,476 84,132 83,457 84,130平成21年度 - 83,978 84,212 84,429 84,429 83,982 82,815 83,978平成22年度 - 83,826 84,124 84,385 84,385 83,832 81,992 83,826平成23年度 - 83,675 84,040 84,344 84,345 83,682 80,944 83,675平成24年度 - 83,523 83,959 84,306 84,307 83,532 79,618 83,523平成25年度 - 83,371 83,881 84,270 84,272 83,383 77,952 83,371平成26年度 - 83,220 83,805 84,237 84,239 83,234 75,883 83,220平成27年度 - 83,068 83,731 84,206 84,207 83,086 73,345 83,068平成28年度 - 82,916 83,659 84,176 84,178 82,937 70,281 82,916平成29年度 - 82,764 83,589 84,148 84,150 82,789 66,651 82,764平成30年度 - 82,613 83,521 84,121 84,124 82,641 62,447 82,613平成31年度 - 82,461 83,454 84,095 84,098 82,494 57,702 82,461平成32年度 - 82,309 83,389 84,071 84,074 82,346 52,501 82,309平成33年度 - 82,158 83,325 84,048 84,051 82,199 46,982 82,158平成34年度 目標年次 82,006 83,263 84,025 84,029 82,053 41,319 82,006
相関係数r 0.9672568 0.9220713 0.8483841 0.8476355 0.9668813 0.9454841
決定係数r2
0.9355858 0.8502154 0.7197556 0.7184860 0.9348594 0.8939402決定係数順位 1 4 5 6 2 3採用式 ○
式 y=ax+b y=a√x
+by=alog
ex+b y=ax^
by=ab^x
y=k/(1+aexp ^-bx)
係数 a -151.70303 -617.998957 -549.582118 85797.54325 85802.25962 0.001418883係数 b 85798.46667 86352.63725 85794.21151 -0.00647204 0.998214213 -0.26512566係数 k 85644.61059時間係数 x 実績の初年度を1とし、年度ごとに1ずつ増加する整数。e=2.71828
数式の採用理由:相関の一番高い「直線式」とする。
(単位:人)
80,000
81,000
82,000
83,000
84,000
85,000
86,000
10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34
(単位:人)
実績値 直線 ルート 対数 べき乗 指数 ロジスティック 採用値 平成年度
実績 ⇔ 予測
図 17 燕市の人口予測
74
2. 弥彦村の人口予測
弥彦村の人口予測は次のとおりである。
平成年度 実績値 直線 ルート 対数 べき乗 指数 ロジスティック 採用値
平成10年度 8,655平成11年度 8,683平成12年度 8,703平成13年度 8,697平成14年度 8,630平成15年度 8,652平成16年度 8,647平成17年度 8,621平成18年度 8,679平成19年度 8,656平成20年度 - 8,644 8,647 8,652 8,652 8,644 8,644 8,650平成21年度 - 8,640 8,645 8,651 8,651 8,640 8,640 8,649平成22年度 - 8,637 8,643 8,650 8,650 8,637 8,637 8,648平成23年度 - 8,634 8,642 8,649 8,649 8,634 8,633 8,647平成24年度 - 8,630 8,640 8,648 8,648 8,630 8,630 8,645平成25年度 - 8,627 8,638 8,647 8,647 8,627 8,626 8,644平成26年度 - 8,623 8,636 8,647 8,647 8,624 8,623 8,643平成27年度 - 8,620 8,635 8,646 8,646 8,620 8,619 8,642平成28年度 - 8,617 8,633 8,645 8,645 8,617 8,616 8,641平成29年度 - 8,613 8,631 8,645 8,645 8,613 8,612 8,640平成30年度 - 8,610 8,630 8,644 8,644 8,610 8,609 8,639平成31年度 - 8,607 8,628 8,644 8,644 8,607 8,605 8,639平成32年度 - 8,603 8,627 8,643 8,643 8,603 8,602 8,638平成33年度 - 8,600 8,625 8,643 8,643 8,600 8,598 8,637平成34年度 目標年次 8,596 8,624 8,642 8,642 8,597 8,594 8,636
相関係数r 0.3732013 0.3590651 0.3140465 0.3141352 0.3730591 0.3744124
決定係数r2
0.1392792 0.1289277 0.0986252 0.0986809 0.1391731 0.1401847決定係数順位 2 4 6 5 3 1採用式
式 y=ax+b y=a√x
+by=alog
ex+b y=ax^
by=ab^x
y=k/(1+aexp ^-bx)
係数 a -3.37575758 -13.879444 -11.7330168 8680.004254 8680.838461 0.102773622係数 b 8680.866667 8693.484721 8680.022033 -0.00135473 0.999610559 -0.0041147係数 k 9573.3時間係数 x 実績の初年度を1とし、年度ごとに1ずつ増加する整数。e=2.71828
数式の採用理由:いずれの式も相関が低い。ここでは、ルート式、対数式、べき乗式の3式がほぼ同様の傾向を示すため、これらの平均値とする。
(単位:人)
8,500
8,550
8,600
8,650
8,700
10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34
(単位:人)
実績値 直線 ルート 対数 べき乗 指数 ロジスティック 採用値平成年度
実績 ⇔ 予測
図 18 弥彦村の人口予測
75
8.4 燕市のごみ量の推計
1. 家庭系可燃ごみ原単位
燕市の家庭系可燃ごみ原単位の予測は次のとおりである。
平成年度 実績値 直線 ルート 対数 べき乗 指数 ロジスティック 採用値
平成15年度 558.2平成16年度 551.1平成17年度 561.2平成18年度 564.0平成19年度 561.3平成20年度 - 564.9 563.8 562.7 562.7 564.9 564.7 562.7平成21年度 - 566.8 564.9 563.3 563.3 566.8 566.4 563.3平成22年度 - 568.7 566.0 563.9 563.9 568.8 568.1 563.9平成23年度 - 570.6 567.0 564.4 564.4 570.7 569.7 564.4平成24年度 - 572.5 568.0 564.8 564.8 572.7 571.3 564.8平成25年度 - 574.4 568.9 565.2 565.2 574.7 572.8 565.2平成26年度 - 576.4 569.8 565.6 565.6 576.6 574.3 565.6平成27年度 - 578.3 570.6 565.9 566.0 578.6 575.7 566.0平成28年度 - 580.2 571.5 566.2 566.3 580.6 577.1 566.3平成29年度 - 582.1 572.2 566.5 566.6 582.6 578.5 566.6平成30年度 - 584.0 573.0 566.8 566.8 584.6 579.8 566.8平成31年度 - 585.9 573.7 567.1 567.1 586.6 581.1 567.1平成32年度 - 587.8 574.4 567.3 567.4 588.6 582.3 567.4平成33年度 - 589.7 575.1 567.5 567.6 590.6 583.5 567.6平成34年度 目標年次 591.6 575.8 567.7 567.8 592.6 584.7 567.8
相関係数r 0.6099653 0.5852043 0.5409488 0.5393174 0.6087490 0.6191662
決定係数r2 0.3720577 0.3424641 0.2926257 0.2908633 0.3705754 0.3833668決定係数順位 2 4 5 6 3 1採用式 ○
式 y=ax+b y=a√x
+by=alog
ex+b y=ax^
by=ab^x
y=k/(1+aexp ^-bx)
係数 a 1.91 5.953766016 4.214367717 555.1193232 553.4325219 0.121069762係数 b 553.43 549.1787109 555.1247499 0.007541587 1.003427297 0.034243827係数 k 620.4時間係数 x 実績の初年度を1とし、年度ごとに1ずつ増加する整数。e=2.71828
数式の採用理由:平成16年度から平成17年度にかけて急激に増加しているが、その後は横ばい傾向に転じている。今後は大きく増加する見込みはないため、相関は低いものの低位の値を示す「対数式」と「べき乗式」の平均値を採用する。
(単位:g/人・日)
540
550
560
570
580
590
600
15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34
(単位:g/人・日)
実績値 直線 ルート 対数 べき乗 指数 ロジスティック 採用値 平成年度
実績 ⇔ 予測
図 19 燕市の可燃ごみ原単位の予測
76
2. 家庭系不燃ごみ原単位
燕市の家庭系不燃ごみ原単位の予測は次のとおりである。
平成年度 実績値 直線 ルート 対数 べき乗 指数 ロジスティック 採用値
平成15年度 93.5平成16年度 98.4平成17年度 101.1平成18年度 78.6平成19年度 124.1平成20年度 - 111.6 108.5 106.0 103.7 108.7 117.1 117.1平成21年度 - 115.7 110.8 107.3 104.8 112.4 120.8 120.8平成22年度 - 119.8 113.1 108.4 105.7 116.3 123.9 123.9平成23年度 - 124.0 115.1 109.4 106.5 120.4 126.4 126.4平成24年度 - 128.1 117.1 110.2 107.3 124.6 128.4 128.4平成25年度 - 132.3 118.9 111.0 108.0 128.9 130.1 130.1平成26年度 - 136.4 120.7 111.8 108.6 133.4 131.4 131.4平成27年度 - 140.5 122.4 112.4 109.2 138.0 132.5 132.5平成28年度 - 144.7 124.1 113.0 109.7 142.8 133.3 133.3平成29年度 - 148.8 125.7 113.6 110.2 147.8 134.0 134.0平成30年度 - 153.0 127.2 114.1 110.7 152.9 134.5 134.5平成31年度 - 157.1 128.7 114.6 111.1 158.2 134.9 134.9平成32年度 - 161.2 130.1 115.1 111.6 163.7 135.3 135.3平成33年度 - 165.4 131.5 115.5 112.0 169.4 135.5 135.5平成34年度 目標年次 169.5 132.9 116.0 112.3 175.3 135.7 135.7
相関係数r 0.3981704 0.3574966 0.3191457 0.2582414 0.3292862 0.5130413
決定係数r2 0.1585397 0.1278038 0.1018540 0.0666886 0.1084294 0.2632113決定係数順位 2 3 5 6 4 1採用式 ○
式 y=ax+b y=a√x
+by=alog
ex+b y=ax^
by=ab^x
y=k/(1+aexp ^-bx)
係数 a 4.14 12.0770058 8.255974133 92.01002385 88.52095728 0.702053232係数 b 86.72 78.89330472 91.2349184 0.066649541 1.034748437 0.240903014係数 k 136.51時間係数 x 実績の初年度を1とし、年度ごとに1ずつ増加する整数。e=2.71828
数式の採用理由:ロジスティック式を除く全ての式で相関係数が極めて低いため、「ロジスティック式」を採用する。
(単位:g/人・日)
60
80
100
120
140
160
180
200
15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34
(単位:g/人・日)
実績値 直線 ルート 対数 べき乗 指数 ロジスティック 採用値 平成年度
実績 ⇔ 予測
図 20 燕市の不燃ごみ原単位の予測
77
3. 家庭系粗大ごみ原単位
燕市の家庭系粗大ごみ原単位の予測は次のとおりである。
平成年度 実績値 直線 ルート 対数 べき乗 指数 ロジスティック 採用値
平成15年度 7.5平成16年度 9.5平成17年度 9.7平成18年度 10.6平成19年度 11.6平成20年度 - 12.6 12.1 11.7 11.9 13.0 12.2 11.9平成21年度 - 13.5 12.7 12.1 12.4 14.3 12.8 12.4平成22年度 - 14.4 13.3 12.4 12.8 15.8 13.2 12.8平成23年度 - 15.4 13.8 12.7 13.2 17.4 13.6 13.2平成24年度 - 16.3 14.3 12.9 13.6 19.2 13.8 13.6平成25年度 - 17.2 14.8 13.2 13.9 21.2 14.1 13.9平成26年度 - 18.2 15.2 13.4 14.2 23.4 14.2 14.2平成27年度 - 19.1 15.7 13.5 14.5 25.8 14.4 14.5平成28年度 - 20.0 16.1 13.7 14.8 28.5 14.4 14.8平成29年度 - 20.9 16.5 13.9 15.0 31.4 14.5 15.0平成30年度 - 21.9 16.9 14.0 15.3 34.7 14.6 15.3平成31年度 - 22.8 17.3 14.2 15.5 38.3 14.6 15.5平成32年度 - 23.7 17.6 14.3 15.7 42.2 14.7 15.7平成33年度 - 24.7 18.0 14.4 16.0 46.6 14.7 16.0平成34年度 目標年次 25.6 18.3 14.6 16.2 51.4 14.7 16.2
相関係数r 0.9660285 0.9770720 0.9779181 0.9801746 0.9515748 0.9732692
決定係数r2 0.9332110 0.9546697 0.9563237 0.9607423 0.9054945 0.9472530決定係数順位 5 3 2 1 6 4採用式 ○
式 y=ax+b y=a√x
+by=alog
ex+b y=ax^
by=ab^x
y=k/(1+aexp ^-bx)
係数 a 0.93 3.056156611 2.342305156 7.607434753 7.210267512 1.174283874係数 b 6.99 4.656455917 7.537246682 0.251603499 1.103157625 0.288563709係数 k 14.74621134時間係数 x 実績の初年度を1とし、年度ごとに1ずつ増加する整数。e=2.71828
数式の採用理由:相関の一番高い「べき乗式」とする。
(単位:g/人・日)
0
5
10
15
20
25
30
15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34
(単位:g/人・日)
実績値 直線 ルート 対数 べき乗 指数 ロジスティック 採用値 平成年度
実績 ⇔ 予測
図 21 燕市の粗大ごみ原単位の予測
78
4. 家庭系資源ごみ原単位
燕市の家庭系資源ごみ原単位の予測は次のとおりである。
平成年度 実績値 直線 ルート 対数 べき乗 指数 ロジスティック 採用値
平成15年度 190.1平成16年度 192.5平成17年度 194.0平成18年度 188.5平成19年度 185.5平成20年度 - 186.2 187.3 188.2 188.1 186.1 186.3 188.2平成21年度 - 184.8 186.5 187.8 187.8 184.8 184.8 187.8平成22年度 - 183.5 185.9 187.5 187.5 183.6 183.3 187.5平成23年度 - 182.2 185.2 187.2 187.2 182.3 181.7 187.2平成24年度 - 180.9 184.6 187.0 187.0 181.0 180.0 187.0平成25年度 - 179.6 184.1 186.8 186.7 179.7 178.3 186.8平成26年度 - 178.2 183.5 186.6 186.5 178.5 176.4 186.6平成27年度 - 176.9 183.0 186.4 186.3 177.2 174.6 186.4平成28年度 - 175.6 182.5 186.2 186.2 176.0 172.6 186.2平成29年度 - 174.3 182.0 186.0 186.0 174.8 170.6 186.0平成30年度 - 173.0 181.5 185.9 185.9 173.6 168.4 185.9平成31年度 - 171.6 181.1 185.7 185.7 172.4 166.3 185.7平成32年度 - 170.3 180.6 185.6 185.6 171.2 164.0 185.6平成33年度 - 169.0 180.2 185.5 185.5 170.0 161.7 185.5平成34年度 目標年次 167.7 179.8 185.4 185.3 168.8 159.3 185.4
相関係数r 0.6244224 0.5386173 0.4435979 0.4476220 0.6281964 0.5960088
決定係数r2 0.3899033 0.2901086 0.1967791 0.2003655 0.3946308 0.3552264決定係数順位 2 4 6 5 1 3採用式 ○
式 y=ax+b y=a√x
+by=alog
ex+b y=ax^
by=ab^x
y=k/(1+aexp ^-bx)
係数 a -1.32 -3.69940397 -2.33309795 192.3683242 194.1300227 0.101289378係数 b 194.08 196.3219267 192.3539374 -0.01240775 0.993025547 -0.06054542係数 k 213.4時間係数 x 実績の初年度を1とし、年度ごとに1ずつ増加する整数。e=2.71828
数式の採用理由:昨今のリサイクル意識の高まりから、資源ごみは大きく減少する見込みはないと考えられるため、相関は低いものの高位の値を示す「対数式」を採用する。
(単位:g/人・日)
160
165
170
175
180
185
190
195
200
15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34
(単位:g/人・日)
実績値 直線 ルート 対数 べき乗 指数 ロジスティック 採用値 平成年度
実績 ⇔ 予測
図 22 燕市の資源ごみ原単位の予測
79
5. 事業系可燃ごみ
燕市の事業系可燃ごみの予測は次のとおりである。
平成年度 実績値 直線 ルート 対数 べき乗 指数 ロジスティック 採用値
平成15年度 9,061平成16年度 8,780平成17年度 8,859平成18年度 8,872平成19年度 8,861平成20年度 - 8,794 8,796 8,801 8,802 8,795 8,785 8,802平成21年度 - 8,763 8,773 8,785 8,786 8,765 8,747 8,786平成22年度 - 8,733 8,752 8,772 8,773 8,735 8,709 8,773平成23年度 - 8,702 8,732 8,759 8,761 8,706 8,670 8,760平成24年度 - 8,671 8,713 8,749 8,751 8,676 8,630 8,750平成25年度 - 8,640 8,695 8,739 8,741 8,646 8,588 8,740平成26年度 - 8,609 8,678 8,730 8,733 8,617 8,546 8,732平成27年度 - 8,579 8,661 8,722 8,725 8,587 8,502 8,724平成28年度 - 8,548 8,645 8,714 8,717 8,558 8,458 8,716平成29年度 - 8,517 8,630 8,707 8,710 8,529 8,412 8,709平成30年度 - 8,486 8,615 8,700 8,704 8,500 8,365 8,702平成31年度 - 8,455 8,601 8,694 8,698 8,470 8,317 8,696平成32年度 - 8,425 8,587 8,688 8,692 8,442 8,268 8,690平成33年度 - 8,394 8,573 8,683 8,687 8,413 8,218 8,685平成34年度 目標年次 8,363 8,560 8,678 8,682 8,384 8,166 8,680
相関係数r 0.4674765 0.5454218 0.6255408 0.6221204 0.4638852 0.4929330
決定係数r2
0.2185343 0.2974849 0.3913013 0.3870338 0.2151895 0.2429830決定係数順位 5 3 1 2 6 4採用式
式 y=ax+b y=a√x
+by=alog
ex+b y=ax^
by=ab^x
y=k/(1+aexp ^-bx)
係数 a -30.8 -116.756049 -102.540282 8983.785876 8977.798519 0.108960066係数 b 8979 9082.337601 8984.782151 -0.01141668 0.996584258 -0.035244係数 k 9967.1時間係数 x 実績の初年度を1とし、年度ごとに1ずつ増加する整数。e=2.71828
数式の採用理由:平成15年度から平成16年度にかけての急激な減少の影響で、将来予測値は全ての式で減少傾向を示しているが、ここ最近の傾向では大きく減少していない。よって、本計画では急激な減少を示していない「対数式」と「べき乗式」の平均値とする。
(単位:t/年)
7,600
7,800
8,000
8,200
8,400
8,600
8,800
9,000
9,200
15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34
(単位:t/年)
実績値 直線 ルート 対数 べき乗 指数 ロジスティック 採用値平成年度
実績 ⇔ 予測
図 23 燕市の可燃ごみの予測
80
6. 事業系不燃ごみ
燕市の事業系不燃ごみの予測は次のとおりである。
平成年度 実績値 直線 ルート 対数 べき乗 指数 ロジスティック 採用値
平成15年度 1,295平成16年度 1,172平成17年度 1,070平成18年度 1,008平成19年度 951平成20年度 - 844 882 920 931 868 764 920平成21年度 - 758 827 887 904 804 627 887平成22年度 - 673 776 859 881 744 496 859平成23年度 - 588 728 833 862 689 380 833平成24年度 - 503 683 811 845 638 282 811平成25年度 - 418 639 790 829 591 205 790平成26年度 - 332 598 772 816 547 146 772平成27年度 - 247 558 754 803 507 103 754平成28年度 - 162 520 738 792 469 71 738平成29年度 - 77 483 724 781 435 49 724平成30年度 - -8 448 710 772 402 34 710平成31年度 - -94 413 697 763 373 23 697平成32年度 - -179 380 685 755 345 16 685平成33年度 - -264 347 673 747 320 11 673平成34年度 目標年次 -349 315 662 740 296 7 662
相関係数r 0.9853116 0.9979955 0.9971703 0.9933472 0.9917851 0.9550793
決定係数r2 0.9708389 0.9959949 0.9943486 0.9867386 0.9836376 0.9121765決定係数順位 5 1 2 3 4 6採用式 ○
式 y=ax+b y=a√x
+by=alog
ex+b y=ax^
by=ab^x
y=k/(1+aexp ^-bx)
係数 a -85.2 -280.382311 -214.527682 1312.357357 1375.745548 0.085161273係数 b 1354.8 1569.251542 1304.609902 -0.19143995 0.926052144 -0.38616646係数 k 1424.5時間係数 x 実績の初年度を1とし、年度ごとに1ずつ増加する整数。e=2.71828
数式の採用理由:相関が一番高い式はルート式だが、急激に減少しており、実情に合わないと考えられる。ここでは2番目に相関が高い「対数式」を採用する。
(単位:t/年)
0
200
400
600
800
1,000
1,200
1,400
15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34
(単位:t/年)
実績値 直線 ルート 対数 べき乗 指数 ロジスティック 採用値平成年度
実績 ⇔ 予測
図 24 燕市の不燃ごみの予測
81
7. 事業系資源ごみ
燕市の事業系資源ごみの予測は次のとおりである。
平成年度 実績値 直線 ルート 対数 べき乗 指数 ロジスティック 採用値
平成15年度 259平成16年度 520平成17年度 652平成18年度 695平成19年度 740平成20年度 - 914 870 825 927 1,102 745 745平成21年度 - 1,028 945 871 1,026 1,400 747 747平成22年度 - 1,142 1,015 911 1,119 1,778 748 748平成23年度 - 1,255 1,081 947 1,208 2,258 748 748平成24年度 - 1,369 1,144 979 1,294 2,867 748 748平成25年度 - 1,483 1,203 1,007 1,377 3,641 748 748平成26年度 - 1,597 1,259 1,034 1,458 4,624 748 748平成27年度 - 1,710 1,314 1,058 1,536 5,872 748 748平成28年度 - 1,824 1,366 1,080 1,612 7,457 748 748平成29年度 - 1,938 1,416 1,101 1,686 9,470 748 748平成30年度 - 2,051 1,465 1,120 1,758 12,027 748 748平成31年度 - 2,165 1,512 1,139 1,829 15,273 748 748平成32年度 - 2,279 1,558 1,156 1,899 19,396 748 748平成33年度 - 2,392 1,603 1,172 1,967 24,632 748 748平成34年度 目標年次 2,506 1,646 1,188 2,034 31,282 748 748
相関係数r 0.9270633 0.9632952 0.9879296 0.9639218 0.8786655 0.9883820
決定係数r2 0.8594464 0.9279376 0.9760049 0.9291453 0.7720530 0.9768990決定係数順位 5 4 2 3 6 1採用式 ○
式 y=ax+b y=a√x
+by=alog
ex+b y=ax^
by=ab^x
y=k/(1+aexp ^-bx)
係数 a 113.7 383.8543668 301.4567845 288.2198812 262.7845536 5.936536638係数 b 232.1 -70.3189751 284.5556267 0.652250763 1.269943903 1.207368141係数 k 748.0036164時間係数 x 実績の初年度を1とし、年度ごとに1ずつ増加する整数。e=2.71828
数式の採用理由:ここ数年で増加から横ばい傾向に転じている。ここでは、横ばい傾向を示しかつ相関の一番高い「ロジスティック式」を採用する。
(単位:t/年)
0
200
400
600
800
1,000
1,200
1,400
15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34
(単位:t/年)
実績値 直線 ルート 対数 べき乗 指数 ロジスティック 採用値平成年度
実績 ⇔ 予測
図 25 燕市の資源ごみの予測
82
8. 官庁ごみ
官庁ごみは、現状維持で推移するものとする。
83
8.5 弥彦村のごみ量の推計
1. 家庭系可燃ごみ原単位
弥彦村の家庭系可燃ごみ原単位の予測は次のとおりである。
平成年度 実績値 直線 ルート 対数 べき乗 指数 ロジスティック 採用値
平成15年度 508.2平成16年度 494.6平成17年度 509.9平成18年度 510.3平成19年度 510.6平成20年度 - 512.9 511.4 510.0 510.0 512.9 512.6 510.0平成21年度 - 514.9 512.5 510.6 510.6 515.0 514.4 510.6平成22年度 - 517.0 513.6 511.1 511.1 517.1 516.1 511.1平成23年度 - 519.0 514.7 511.6 511.6 519.2 517.7 511.6平成24年度 - 521.1 515.6 512.0 512.0 521.3 519.3 512.0平成25年度 - 523.1 516.6 512.3 512.4 523.4 520.9 512.4平成26年度 - 525.2 517.4 512.7 512.7 525.6 522.3 512.7平成27年度 - 527.2 518.3 513.0 513.0 527.7 523.8 513.0平成28年度 - 529.3 519.1 513.3 513.3 529.9 525.2 513.3平成29年度 - 531.3 519.9 513.5 513.6 532.0 526.5 513.6平成30年度 - 533.4 520.7 513.8 513.8 534.2 527.8 513.8平成31年度 - 535.4 521.4 514.0 514.1 536.4 529.0 514.1平成32年度 - 537.5 522.1 514.3 514.3 538.6 530.2 514.3平成33年度 - 539.5 522.8 514.5 514.5 540.8 531.4 514.5平成34年度 目標年次 541.6 523.5 514.7 514.7 543.0 532.5 514.7
相関係数r 0.4739736 0.4269525 0.3624118 0.3606472 0.4723423 0.4872202
決定係数r2
0.2246509 0.1822884 0.1313423 0.1300664 0.2231073 0.2373835決定係数順位 2 4 5 6 3 1採用式 ○
式 y=ax+b y=a√x
+by=alog
ex+b y=ax^
by=ab^x
y=k/(1+aexp ^-bx)
係数 a 2.05 5.999780053 3.89986946 502.9480758 500.5378294 0.121540791係数 b 500.57 496.6615699 502.9858814 0.007726315 1.004075512 0.039926498係数 k 561.66時間係数 x 実績の初年度を1とし、年度ごとに1ずつ増加する整数。e=2.71828
数式の採用理由:平成16年度から平成17年度にかけて急激に増加しているが、その後は横ばい傾向に転じている。今後は大きく増加する見込みはないと考えられるため、相関は低いものの低位の値を示す「対数式」と「べき乗式」の平均値を採用する。
(単位:g/人・日)
480
490
500
510
520
530
540
550
15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34
(単位:g/人・日)
実績値 直線 ルート 対数 べき乗 指数 ロジスティック 採用値 平成年度
実績 ⇔ 予測
図 26 弥彦村の可燃ごみ原単位の予測
84
2. 家庭系不燃ごみ原単位
弥彦村の家庭系不燃ごみ原単位の予測は次のとおりである。
平成年度 実績値 直線 ルート 対数 べき乗 指数 ロジスティック 採用値
平成15年度 36.3平成16年度 37.2平成17年度 35.5平成18年度 37.4平成19年度 44.6平成20年度 - 43.2 42.1 41.1 40.9 43.1 43.6 43.2平成21年度 - 44.9 43.0 41.6 41.4 45.0 44.7 44.9平成22年度 - 46.6 43.9 42.0 41.9 46.9 45.6 46.6平成23年度 - 48.3 44.8 42.4 42.3 48.9 46.4 48.3平成24年度 - 50.0 45.6 42.8 42.7 51.0 46.9 50.0平成25年度 - 51.6 46.4 43.1 43.0 53.2 47.4 51.6平成26年度 - 53.3 47.1 43.4 43.4 55.4 47.8 53.3平成27年度 - 55.0 47.8 43.7 43.6 57.8 48.0 55.0平成28年度 - 56.7 48.5 44.0 43.9 60.2 48.3 56.7平成29年度 - 58.4 49.1 44.2 44.2 62.8 48.4 58.4平成30年度 - 60.0 49.8 44.4 44.4 65.5 48.6 60.0平成31年度 - 61.7 50.4 44.6 44.7 68.3 48.7 61.7平成32年度 - 63.4 51.0 44.8 44.9 71.2 48.8 63.4平成33年度 - 65.1 51.6 45.0 45.1 74.2 48.8 65.1平成34年度 目標年次 66.8 52.1 45.2 45.3 77.4 48.9 66.8
相関係数r 0.7263273 0.6630235 0.5950462 0.5946349 0.7255534 0.7250884
決定係数r2 0.5275514 0.4396001 0.3540800 0.3535906 0.5264277 0.5257532決定係数順位 1 4 5 6 2 3採用式 ○
式 y=ax+b y=a√x
+by=alog
ex+b y=ax^
by=ab^x
y=k/(1+aexp ^-bx)
係数 a 1.68 4.982666432 3.424329621 35.09154065 33.59087655 0.569573384係数 b 33.16 29.8467268 34.92121004 0.085068197 1.042601902 0.253653442係数 k 49.06時間係数 x 実績の初年度を1とし、年度ごとに1ずつ増加する整数。e=2.71828
数式の採用理由:相関の一番高い「直線式」とする。
(単位:g/人・日)
20
30
40
50
60
70
80
90
15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34
(単位:g/人・日)
実績値 直線 ルート 対数 べき乗 指数 ロジスティック 採用値 平成年度
実績 ⇔ 予測
図 27 弥彦村の不燃ごみ原単位の予測
85
3. 家庭系粗大ごみ原単位
弥彦村の家庭系粗大ごみ原単位の予測は次のとおりである。
平成年度 実績値 直線 ルート 対数 べき乗 指数 ロジスティック 採用値
平成15年度 7.5平成16年度 8.5平成17年度 9.2平成18年度 8.6平成19年度 9.5平成20年度 - 9.9 9.7 9.6 9.6 10.0 9.6 9.6平成21年度 - 10.3 10.0 9.7 9.8 10.5 9.8 9.8平成22年度 - 10.7 10.2 9.9 10.0 11.0 10.0 10.0平成23年度 - 11.1 10.5 10.0 10.1 11.5 10.1 10.1平成24年度 - 11.5 10.7 10.1 10.3 12.1 10.2 10.3平成25年度 - 11.9 10.9 10.2 10.4 12.7 10.2 10.4平成26年度 - 12.4 11.1 10.3 10.5 13.3 10.3 10.5平成27年度 - 12.8 11.3 10.4 10.6 14.0 10.3 10.6平成28年度 - 13.2 11.5 10.5 10.7 14.7 10.4 10.7平成29年度 - 13.6 11.7 10.6 10.8 15.4 10.4 10.8平成30年度 - 14.0 11.9 10.6 10.9 16.2 10.4 10.9平成31年度 - 14.4 12.0 10.7 11.0 17.0 10.4 11.0平成32年度 - 14.8 12.2 10.8 11.1 17.9 10.4 11.1平成33年度 - 15.2 12.4 10.8 11.2 18.7 10.4 11.2平成34年度 目標年次 15.6 12.5 10.9 11.2 19.7 10.4 11.2
相関係数r 0.8418341 0.8721356 0.8945424 0.8997319 0.8401348 0.8436907
決定係数r2 0.7086847 0.7606206 0.8002061 0.8095174 0.7058266 0.7118140決定係数順位 5 3 2 1 6 4採用式 ○
式 y=ax+b y=a√x
+by=alog
ex+b y=ax^
by=ab^x
y=k/(1+aexp ^-bx)
係数 a 0.41 1.380058216 1.083942562 7.628145991 7.464088014 0.446142457係数 b 7.43 6.346378675 7.622126787 0.129086915 1.049640117 0.280331426係数 k 10.45時間係数 x 実績の初年度を1とし、年度ごとに1ずつ増加する整数。e=2.71828
数式の採用理由:相関の一番高い「べき乗式」とする。
(単位:g/人・日)
6
8
10
12
14
16
18
15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34
(単位:g/人・日)
実績値 直線 ルート 対数 べき乗 指数 ロジスティック 採用値 平成年度
実績 ⇔ 予測
図 28 弥彦村の粗大ごみ原単位の予測
86
4. 家庭系資源ごみ原単位
弥彦村の家庭系資源ごみ原単位の予測は次のとおりである。
平成年度 実績値 直線 ルート 対数 べき乗 指数 ロジスティック 採用値
平成15年度 150.0平成16年度 138.9平成17年度 143.9平成18年度 135.9平成19年度 134.2平成20年度 - 130.2 131.7 133.2 133.4 130.5 128.1 133.3平成21年度 - 126.7 129.5 131.8 132.1 127.4 122.7 132.0平成22年度 - 123.3 127.4 130.7 131.0 124.3 116.8 130.9平成23年度 - 119.8 125.4 129.6 130.0 121.3 110.5 129.8平成24年度 - 116.4 123.6 128.7 129.2 118.4 103.7 129.0平成25年度 - 112.9 121.8 127.9 128.4 115.5 96.7 128.2平成26年度 - 109.4 120.1 127.1 127.7 112.7 89.4 127.4平成27年度 - 106.0 118.5 126.4 127.1 110.0 82.1 126.8平成28年度 - 102.5 117.0 125.7 126.5 107.3 74.7 126.1平成29年度 - 99.1 115.5 125.1 126.0 104.8 67.4 125.6平成30年度 - 95.6 114.0 124.5 125.5 102.2 60.4 125.0平成31年度 - 92.1 112.6 124.0 125.0 99.8 53.7 124.5平成32年度 - 88.7 111.2 123.5 124.6 97.3 47.5 124.1平成33年度 - 85.2 109.9 123.0 124.1 95.0 41.6 123.6平成34年度 目標年次 81.8 108.6 122.6 123.7 92.7 36.3 123.2
相関係数r 0.8513083 0.8658821 0.8737337 0.8727634 0.8538341 0.8389353
決定係数r2 0.7247258 0.7497518 0.7634105 0.7617160 0.7290327 0.7038124決定係数順位 5 3 1 2 4 6採用式 ○
式 y=ax+b y=a√x
+by=alog
ex+b y=ax^
by=ab^x
y=k/(1+aexp ^-bx)
係数 a -3.46 -11.4341536 -8.83519855 149.0787985 151.1518047 0.098361882係数 b 150.96 159.7489751 149.039688 -0.06216541 0.975852036 -0.17921749係数 k 165時間係数 x 実績の初年度を1とし、年度ごとに1ずつ増加する整数。e=2.71828
数式の採用理由:昨今のリサイクル意識の高まりから、資源ごみは大きく減少する見込みはないと考えられる。ここでは、相関の比較的高い「対数式」と「べき乗式」がほぼ同様の傾向を示すためこれらの平均値を採用する。
(単位:g/人・日)
60
70
80
90
100
110
120
130
140
150
160
15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34
(単位:g/人・日)
実績値 直線 ルート 対数 べき乗 指数 ロジスティック 採用値 平成年度
実績 ⇔ 予測
図 29 弥彦村の資源ごみ原単位の予測
87
5. 事業系可燃ごみ
弥彦村の事業系可燃ごみの予測は次のとおりである。
平成年度 実績値 直線 ルート 対数 べき乗 指数 ロジスティック 採用値
平成15年度 734平成16年度 710平成17年度 716平成18年度 652平成19年度 660平成20年度 - 633 643 653 654 634 622 660平成21年度 - 612 630 646 647 616 589 660平成22年度 - 591 618 639 640 598 553 660平成23年度 - 571 607 633 635 580 514 660平成24年度 - 550 596 628 630 563 473 660平成25年度 - 530 586 623 626 547 430 660平成26年度 - 509 576 619 622 531 386 660平成27年度 - 488 567 615 619 515 343 660平成28年度 - 468 558 612 616 500 301 660平成29年度 - 447 549 608 613 485 262 660平成30年度 - 427 541 605 610 471 225 660平成31年度 - 406 533 602 607 457 192 660平成32年度 - 385 525 599 605 444 162 660平成33年度 - 365 517 596 602 431 136 660平成34年度 目標年次 344 510 594 600 418 113 660
相関係数r 0.8982710 0.8875533 0.8635819 0.8590772 0.8956337 0.9101818
決定係数r2 0.8068908 0.7877509 0.7457737 0.7380136 0.8021597 0.8284310決定係数順位 2 4 5 6 3 1採用式 ○
式 y=ax+b y=a√x
+by=alog
ex+b y=ax^
by=ab^x
y=k/(1+aexp ^-bx)
係数 a -20.6 -66.1317967 -49.2732691 742.4725074 758.4488427 0.081762691係数 b 756.2 805.2677397 741.5790738 -0.07105822 0.970663055 -0.21593871係数 k 807.4時間係数 x 実績の初年度を1とし、年度ごとに1ずつ増加する整数。e=2.71828
数式の採用理由:過去のデータは増減を繰り返し徐々に減少しているが、今後この傾向が続くかどうかが定かでないため現状の値で推移するものとする。
(単位:t/年)
200
300
400
500
600
700
800
15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34
(単位:t/年)
実績値 直線 ルート 対数 べき乗 指数 ロジスティック 採用値 平成年度
実績 ⇔ 予測
図 30 弥彦村の可燃ごみの予測
88
6. 事業系不燃ごみ
弥彦村の事業系不燃ごみの予測は次のとおりである。
平成年度 実績値 直線 ルート 対数 べき乗 指数 ロジスティック 採用値
平成15年度 32平成16年度 36平成17年度 30平成18年度 26平成19年度 23平成20年度 - 21 23 24 24 22 20 24平成21年度 - 18 21 23 24 20 16 24平成22年度 - 15 20 23 23 18 13 23平成23年度 - 13 18 22 22 16 9 22平成24年度 - 10 17 21 22 15 7 22平成25年度 - 7 15 21 21 13 5 21平成26年度 - 4 14 20 21 12 4 21平成27年度 - 1 13 20 21 11 2 21平成28年度 - -1 12 19 20 10 2 20平成29年度 - -4 11 19 20 9 1 20平成30年度 - -7 9 18 20 8 1 19平成31年度 - -10 8 18 19 7 1 19平成32年度 - -13 7 18 19 7 0 19平成33年度 - -15 6 17 19 6 0 18平成34年度 目標年次 -18 5 17 19 5 0 18
相関係数r 0.8716019 0.8230438 0.7574274 0.7722572 0.8881053 0.8015984
決定係数r2 0.7596899 0.6774010 0.5736962 0.5963812 0.7887310 0.6425600決定係数順位 2 3 6 5 1 4採用式
式 y=ax+b y=a√x
+by=alog
ex+b y=ax^
by=ab^x
y=k/(1+aexp ^-bx)
係数 a -2.8 -8.5905072 -6.05381082 35.62466812 39.03974882 0.096906349係数 b 37.8 43.80169728 35.19651386 -0.21329512 0.906113615 -0.38775506係数 k 39.6時間係数 x 実績の初年度を1とし、年度ごとに1ずつ増加する整数。e=2.71828
数式の採用理由:相関が比較的高い式は「直線式」、「ルート式」、「指数式」、「ロジスティック式」だが、急激に減少しており、実情に合わないと考えられる。ここでは2番目に相関が高い「対数式」を採用する。
(単位:t/年)
0
5
10
15
20
25
30
35
40
15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34
(単位:t/年)
実績値 直線 ルート 対数 べき乗 指数 ロジスティック 採用値 平成年度
実績 ⇔ 予測
図 31 弥彦村の不燃ごみの予測
89
7. 事業系資源ごみ
弥彦村の事業系資源ごみの予測は次のとおりである。
平成年度 実績値 直線 ルート 対数 べき乗 指数 ロジスティック 採用値
平成15年度 88平成16年度 82平成17年度 114平成18年度 179平成19年度 198平成20年度 - 227 209 192 196 255 206 206平成21年度 - 259 228 203 213 324 212 212平成22年度 - 291 247 213 230 412 215 215平成23年度 - 322 264 221 245 524 216 216平成24年度 - 354 280 229 260 666 217 217平成25年度 - 386 295 236 273 847 217 217平成26年度 - 418 310 242 287 1,076 218 218平成27年度 - 449 324 248 300 1,369 218 218平成28年度 - 481 337 253 312 1,741 218 218平成29年度 - 513 350 258 324 2,213 218 218平成30年度 - 544 363 263 336 2,814 218 218平成31年度 - 576 375 267 347 3,579 218 218平成32年度 - 608 387 271 359 4,550 218 218平成33年度 - 639 398 275 369 5,786 218 218平成34年度 目標年次 671 410 279 380 7,358 218 218
相関係数r 0.9419850 0.9077045 0.8575294 0.8672474 0.9427223 0.9406730
決定係数r2 0.8873358 0.8239275 0.7353566 0.7521180 0.8887254 0.8848657決定係数順位 2 4 6 5 1 3採用式 ○
式 y=ax+b y=a√x
+by=alog
ex+b y=ax^
by=ab^x
y=k/(1+aexp ^-bx)
係数 a 31.7 99.24663751 71.79798783 73.1610479 60.24522837 5.044721622係数 b 37.1 -34.18366 63.45354523 0.549889536 1.271570434 0.741591569係数 k 217.8時間係数 x 実績の初年度を1とし、年度ごとに1ずつ増加する整数。e=2.71828
数式の採用理由:平成16年度から平成18年度にかけ急激に増加しているが、その後は横ばいに転じている。今後急激な増加は見込めないと考えられるため、指数式と直線式は採用できない。ここでは3番目に相関の高い「ロジスティック式」を採用する。
(単位:t/日)
0
50
100
150
200
250
300
350
400
15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34
(単位:t/日)
実績値 直線 ルート 対数 べき乗 指数 ロジスティック 採用値 平成年度
実績 ⇔ 予測
図 32 弥彦村の資源ごみの予測
90
8. 官庁ごみ
官庁ごみのうち可燃ごみ、不燃ごみ、粗大ごみは、過去 5 年間の平均値で推移し、
資源ごみは現状維持するものとする。
8.6 燕市、弥彦村、組合のごみ排出量の予測
燕市、弥彦村、組合のごみ排出量の予測(現状維持、減量化施策後)は次のとおりである。