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今年度から、「はまゆうの窓」と定期的に情報発信していきます。 本校 もお知らせしています。ぜひ、ご覧校長室コラム 本校が所在する上富田町(かみと ータウンかみとんだ」という事業学生、町民ボランティアの方々、 して、町を美しくしたり、異世代間動として続いています。本校でもできました。やはり、四季折々の職員も、そして来校される保護者花いっぱいにできればと思っていま もうひとつ、発見がありました。「 歌手で作詞家である一青 窈(ひとと キはアメリカ原産で、日本が 1912 贈られ、植栽が始まったそうですので、楽しみにしています。 して、児童生徒や学校のことはもちろん、のホームページには、他にも進路関係や教育 くださいとんだちょう)では、「フラワ 実施しています。町内の小中 行政など、地域の様々な人が関わり、花の苗交流や奉仕活動の大切さを理解したり参加 花の苗や土などを提供していただき、 教育活 をめでることは「ゆたかな心」を養うもので 通りかかる地域の方々にも楽しんでもらえる ます。「ハナミズキ」の花がきれいに咲いています。「 と・よう)さんの歌を思いおこす方も結構2 年にワシントン D.C.へサクラを贈り、その 校内には、他にも樹木があります。 寄宿舎生 地域のことや様々なことを 育支援のことなどについて 植えていただきました。 校務員の方です。それが がたくさん咲いてくれる ろいろな意味があるよう ことを教えてくれ ウはヒガンバナ科の常録多年 50~100cm程度。開花期は です。 ハマユウの花は夕方 め、深夜に満開になります。そ りが一番強くなり、次の日の朝 れてしまいますVol.1 2017.5 植えて栽培することを通 したりなど意義のある活 活動の一環として取り組ん です。通ってくる子どもも るよう、学校の玄関周辺を 。「ハナミズキ」と聞いて、 いると思います。ハナミズ 返礼として 1915 年に が調べ学習をしてくれる

校長室コラム - hamayuu-sh.wakayama-c.ed.jpセンターパンフレット がりつつあるようです。> Title: Microsoft Word - はまゆうの窓vol1 Author: wp368725

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今年度から、「はまゆうの窓」と題

定期的に情報発信していきます。本校

もお知らせしています。ぜひ、ご覧ください

本校はどんな由来で「はまゆう

これについては、また大先輩の

さて、今年 4 月に、事務室玄関前

植えてくださったのは、本校元校務員

左下の写真です。さあ、これから

ことを楽しみにしています。もうひとつ

ですが、前校長の川口先生が、「

たそうです

4

横綱

まで

という

生徒

という

はまゆう

あきらめずに

という校長室前のはまゆう

校長室コラム

本校が所在する上富田町(かみとんだちょう

ータウンかみとんだ」という事業を

学生、町民ボランティアの方々、行政

して、町を美しくしたり、異世代間の

動として続いています。本校でも、

できました。やはり、四季折々の花

職員も、そして来校される保護者や

花いっぱいにできればと思っています

もうひとつ、発見がありました。「

歌手で作詞家である一青 窈(ひとと・よう

キはアメリカ原産で、日本が 1912

贈られ、植栽が始まったそうです。

ので、楽しみにしています。

題して、児童生徒や学校のことはもちろん、地域

本校のホームページには、他にも進路関係や教育支援

ください。

はまゆう支援学校」という校名になったのでしょう

の先生方に教えていただくことにします。

事務室玄関前の庭に「はまゆう」の花の株や芽などを

本校元校務員で近くに住んでいる松場さんと今の校務員

これから学校の玄関あたりに、「はまゆう」の花がたくさん

もうひとつ、「はまゆう」の花言葉には、いろいろな

、「あきらめない気持ち」という意味もあることを

たそうです。

4 月の始業式でも、「怪我をした

横綱の稀勢の里があきらめずに最後

まで力を出したので、優勝できた。」

という話題を取り上げました。児童

生徒の皆からも「知っている。」

という声が聞こえました。そして、

はまゆう支援学校の名前のように、

あきらめずに続けることが大切です

という話に頷いていました。

ハマユウはヒガンバナ

草で、高さ

6月~8月

から咲き始

の頃に香りが

にはしおれてしまいます

かみとんだちょう)では、「フラワ

を実施しています。町内の小中

行政など、地域の様々な人が関わり、花の苗を

の交流や奉仕活動の大切さを理解したり参加

、花の苗や土などを提供していただき、教育活動

花をめでることは「ゆたかな心」を養うものです

や通りかかる地域の方々にも楽しんでもらえるよう

っています。

。「ハナミズキ」の花がきれいに咲いています。「

ひとと・よう)さんの歌を思いおこす方も結構いると

1912 年にワシントン D.C.へサクラを贈り、その

。校内には、他にも樹木があります。寄宿舎生

地域のことや様々なことを

教育支援のことなどについて

になったのでしょう。

などを植えていただきました。

校務員の方です。それが

がたくさん咲いてくれる

いろいろな意味があるよう

もあることを教えてくれ

ハマユウはヒガンバナ科の常録多年

さ50~100cm程度。開花期は

月です。 ハマユウの花は夕方

始め、深夜に満開になります。そ

りが一番強くなり、次の日の朝

にはしおれてしまいます。

Vol.1 2017.5

を植えて栽培することを通

参加したりなど意義のある活

教育活動の一環として取り組ん

うものです。通ってくる子どもも

しんでもらえるよう、学校の玄関周辺を

。「ハナミズキ」と聞いて、

いると思います。ハナミズ

その返礼として 1915 年に

寄宿舎生が調べ学習をしてくれる

Page 2: 校長室コラム - hamayuu-sh.wakayama-c.ed.jpセンターパンフレット がりつつあるようです。> Title: Microsoft Word - はまゆうの窓vol1 Author: wp368725

本校では、生徒会・児童会を中心

平成25年度から取り組み、4 年目

る児童生徒に玄関前で、生徒会・児童会役員

葉かけしたり、ハイタッチしたりとコミュニケーションのきっかけを

います。小学部低学年の小さな後輩

を合わしてあいさつしています。

また、廊下の右側通行も続けています

う安全面と社会での交通ルールの理解

この2つは、あたりまえのことなのですが

子を見ていると、廊下で出会った時

いさつが返ってきます。廊下の真ん

さらに驚いたのは、給食を食べた

ていましたが、今は一列に並んで順番

から注意を受けています。

「はまゆう」の花言葉ではないですが

ます。あいさつも廊下の右側通行も

みんなが気持ちよくなります。そして

続けていきたいものです。

4 月21日(金)に研修部企画の

と今年度の授業改善の進め方についての

本校では、平成20年度から「授業改善

(※詳細は、HPの目次の研修をご

学部・中学部・高等部で各学部研修

方向性を共通確認する必要があります

師を招聘する授業研究と年度末の成果報告会

これだけでなく、日々の授業改善

わずかだとしても、児童生徒にとっては

員には必要だと考えています。一方

うな変容に繋がっているのが、※1「

Behavior Support:SWPBS)

SWPBSは、本校の「授業改善・

の基礎となる考え方と一致しています

現在は、主に生徒指導部が生徒会活動

始業式・終業式の進行、校歌など手話

<SWPBS は 2000 年頃からアメリカから

中心に「あいさつ運動」を続けています。

年目になります。スクールバスで登校してく

児童会役員が一人一人に「おはよう」と言

ハイタッチしたりとコミュニケーションのきっかけを作って

後輩には、高等部の先輩が腰をかがめて目線

けています。廊下や階段でぶつかるのを防ぐとい

理解が目標です。

あたりまえのことなのですが、定着させるのは難しいことです

時に「おはようございます」「こんにちは」とあいさつをすると

ん中に貼っているテープを手がかりに右側通行

べた後の食器類の返却の様子です。返却口が狭いので

順番を待っています。横から割り込んでしまう

ではないですが、途中でやめずに継続して取り組んできた

も、他者を思いやる心につながります。さりげない

そして、まず身近な大人である私たちが率先して

の現職教育がありました。「授業改善」に向けて

についての内容です。

授業改善・分かって動ける授業作り」を研修テーマに

をご覧ください。) 全校研修としての位置づけですが

各学部研修として年間を通じての研修となります。そのため

があります。各学部の授業改善の取組状況を交流する

成果報告会を設定しています。

授業改善も課題です。授業改善のゴールは、児童生徒

にとっては大きなことで、その変容を見逃さず評価

一方で、学校全体が変わりつつあるという大きな

「学校全体で取り組むポジティブな行動支援

)という考え方です。この

・分かって動ける授業作り」

しています。

生徒会活動の中で、全校朝会や

手話のミニレクチャーなど実践しています。

※1引用資料;H29 発行徳島県総合教育

からアメリカから始まり、日本でも小学校などで実践が拡

ぐとい

しいことです。しかし、4 月からの様

とあいさつをすると、あ

右側通行をしています。

いので、以前は大混雑し

んでしまう児童は、友だちや先輩

んできた大きな成果だと思い

さりげない心遣いがあると、

して、このような姿を見せ

あいさつ運動

合言葉

けて、これまでの取組の経緯

テーマに取り組んでいます。

づけですが、職員数も多く、小

そのため、年度初めに研修の

する機会は、年に 2 回外部講

児童生徒の変容です。その変容が

評価し賞賛できる資質が教職

きな変容もあります。そのよ

行動支援」(School-wide Positive

発行徳島県総合教育センターパンフレット

拡がりつつあるようです。>