8
10 特集 加速するデジタルビジネス 世の中のデジタル化が進み、企業人としても消費者としても大きな変化を目の当たり にしています。自動運転するスマートカー、受付をするロボット、1台の車も所有しな い世界最大のタクシー会社、などデジタル化が世の中を変え、ビジネスを変える動きが 加速しています。金融分野では FinTech*1が叫ばれ、保守的と言われるこの業界に 革新をもたらそうとしています。 これら大きな変化は、デジタルテクノロジー により実現していることは言うまでもありませ ん。ソーシャル(Social )、モバイル(Mobile)、アナリティクス(Analytics)、クラウド(Cloud)、 センサー・セキュリティ(Sensor Security)の頭文字をとった SMACS」がデジタルテクノ ロジーとして、この変化を牽引しています。 【特集】 加速するデジタルビジネス! -デジタルで未来の デジタルビジネス人材育成コース 富士通ラーニングメディアでは、デジタルビジネス人材の育成をご支援するコースを多数ご提供しています。 今後もコースラインナップを拡充していきますので、ご期待ください。 *1FinTech金融(Finance)と技術(Technology)を掛け合わせた造語。IT技術を活用 して、金融分野における新たな付加価値やビジネスモデルを創出すること。 テーマ 選定 Idea バリューアウト(ニーズ喚起)発想 UAF79L デザイン思考の基礎 ~ビジネス価値を見出すために~ UIT03L 作って学ぶ IoT基礎 ~センサーデータの収集、蓄積、分析、フィードバックまで~ UAF49L 価値の種を見つける!ユーザージャーニーマップの描き方 UZS13L UIUX設計のためのHCDプロセス体験 ~ユーザビリティエンジニアリングの手法~ UAF48L サービス価値を描く!バリュープロポジションキャンバスの活かし方 NEW 顧客価値 デザイン 顧客体験の 可視化 提供価値の 可視化 1 アイデア発想 価値仮説 感情仮説 機能仮説 アイデア創出 ビジネス環境の変化は早く、変化に対応したシステム開発が求め られてきています。 「サービスを短期間で提供し、投資回収を早めたい」、「新規ビジネ スとシステムを同時に作り上げていきたい」などの要望に応えるため には、これまでのシステム開発に変革が必要になると考えています。 デジタルビジネスにおいて、アジャイル開発は今まさに注目を浴び ている開発手法です。 デジタル テクノロジー Social Mobile Analytics Cloud Sensor Security

加速するデジタルビジネス! -デジタルで未来の 社会・ビジネ … · 求められる人材とは 当社では、デジタルビジネス時代に必要な人材は大きく2種類あると考えています。smacsなどのデジタルテクノロジーを駆使す

  • Upload
    others

  • View
    1

  • Download
    0

Embed Size (px)

Citation preview

Page 1: 加速するデジタルビジネス! -デジタルで未来の 社会・ビジネ … · 求められる人材とは 当社では、デジタルビジネス時代に必要な人材は大きく2種類あると考えています。smacsなどのデジタルテクノロジーを駆使す

10

特集

加速するデジタルビジネス 世の中のデジタル化が進み、企業人としても消費者としても大きな変化を目の当たりにしています。自動運転するスマートカー、受付をするロボット、1台の車も所有しない世界最大のタクシー会社、などデジタル化が世の中を変え、ビジネスを変える動きが加速しています。金融分野では「FinTech」(*1)が叫ばれ、保守的と言われるこの業界に革新をもたらそうとしています。

 これら大きな変化は、デジタルテクノロジーにより実現していることは言うまでもありません。ソーシャル(Social)、モバイル(Mobile)、アナリティクス(Analytics)、クラウド(Cloud)、センサー・セキュリティ(Sensor・Security)の頭文字をとった「SMACS」がデジタルテクノロジーとして、この変化を牽引しています。

【特集】 加速するデジタルビジネス! -デジタルで未来の 社会・ビジネスを創る人材を-

デジタルビジネス人材育成コース 富士通ラーニングメディアでは、デジタルビジネス人材の育成をご支援するコースを多数ご提供しています。 今後もコースラインナップを拡充していきますので、ご期待ください。

(*1)FinTech: 金融(Finance)と技術(Technology)を掛け合わせた造語。IT技術を活用して、金融分野における新たな付加価値やビジネスモデルを創出すること。

テーマ選定

Idea

バリューアウト(ニーズ喚起)発想

UAF79Lデザイン思考の基礎 ~ビジネス価値を見出すために~

UIT03L 作って学ぶ IoT基礎 ~センサーデータの収集、蓄積、分析、フィードバックまで~

UAF24L7つの習慣(R) for ICTプロフェッショナル ~イノベーターズ・マインド~

UAF49L価値の種を見つける!ユーザージャーニーマップの描き方

UZS13L UI/UX設計のためのHCDプロセス体験 ~ユーザビリティエンジニアリングの手法~

UAF52L体験!ハッカソン ~イノベーションの種をカタチにする~

UAF48Lサービス価値を描く!バリュープロポジションキャンバスの活かし方

UAF46L体験!アイデアソン ~チームで新しい価値を創り出す~

UAQ69Lデジタルビジネス時代に求められる価値創造プロセスのマネジメント

NEW 顧客価値デザイン

顧客体験の可視化

提供価値の可視化

新しい価値を

創り出すプロセス

1 アイデア発想

価値仮説感情仮説機能仮説

アイデア創出

ビジネス軸

アジャイル開発

テクノロジー軸

 ビジネス環境の変化は早く、変化に対応したシステム開発が求められてきています。 「サービスを短期間で提供し、投資回収を早めたい」、「新規ビジネスとシステムを同時に作り上げていきたい」などの要望に応えるためには、これまでのシステム開発に変革が必要になると考えています。 デジタルビジネスにおいて、アジャイル開発は今まさに注目を浴びている開発手法です。

デジタルテクノロジー

Social

Mobile

AnalyticsCloud

Sensor(Security)

Page 2: 加速するデジタルビジネス! -デジタルで未来の 社会・ビジネ … · 求められる人材とは 当社では、デジタルビジネス時代に必要な人材は大きく2種類あると考えています。smacsなどのデジタルテクノロジーを駆使す

11

� 特集

【特集】 加速するデジタルビジネス! -デジタルで未来の 社会・ビジネスを創る人材を-

求められる人材とは 当社では、デジタルビジネス時代に必要な人材は大きく2種類あると考えています。SMACSなどのデジタルテクノロジーを駆使する人材と、デザイン思考など人間的要素を持ち合わせ、ビジネスに変革をもたらす人材です。 さらに言うと、これからの企業にはこれら2つを併せ持つ、デジタルテクノロジーを駆使して、新たな価値(イノベーション)を創造できる人材が必要になってくると考えています。

デジタルテクノロジーにより新しい価値(イノベーション)を

創造する人材

デジタルテクノロジーを駆使する人材

ビジネス展開

ビジネスに変革をもたらす人材

SMACSに関する深いスキルを持ち、SMACSをつなぎ合わせる力、顧客要件に応じ、最適な技術を取捨選択する力

顧客起点での価値をデザインできる力、ビジネスモデルを構築できる力

デジタルテクノロジーを組み合わせてアイデアを構想し、プロトタイプを構築できる力、価値実現のためのマネジメント力

【必要となる主なスキル】 【必要となる主なスキル】

【必要となる主なスキル】

Value Business

PoC (Proof Of Concept) PoB (Proof Of Business)

UIT03L 作って学ぶ IoT基礎 ~センサーデータの収集、蓄積、分析、フィードバックまで~

UAF24L7つの習慣(R) for ICTプロフェッショナル ~イノベーターズ・マインド~

UZS13L UI/UX設計のためのHCDプロセス体験 ~ユーザビリティエンジニアリングの手法~

UAF52L体験!ハッカソン ~イノベーションの種をカタチにする~

UAU53Lビジネスモデルの基本

UAF46L体験!アイデアソン ~チームで新しい価値を創り出す~

UAF38LBusiness Co-Creating Workshop

UBS91L事例から学ぶデジタルテクノロジーの勘所 ~デジタルビジネス時代のSEに必要な技術~

UAQ69Lデジタルビジネス時代に求められる価値創造プロセスのマネジメント

UBS92L IoTシステム開発の基礎(富士通製品編)

UBS77L アジャイル開発 はじめの一歩

UBS99L アジャイル開発手法によるシステム開発

UBU14L アジャイル開発の要求整理術 ~プロダクトバックログの作成からメンテナンスまで~

UBS79L 事例から学ぶ アジャイル開発のプロジェクトマネジメント

NEW

流れでIoT

技術を理解

人間力強化

ユーザビリティ

の価値向上

プロトタイプ構築

ビジネスモデル

を描く

アイデア構想

ビジネス創出

の実践

デジタルテクノロジ

ーの取捨選択

価値実現の

マネジメント

IoT基盤の理解

全体像

疑似体験

顧客要求の整理

マネジメント

2 価値検証 3 ビジネス検証

価 値 検 証感 情 検 証ニーズ検証

ソリューション検証ビジネス規模検証 商品化

ビジネス化

Page 3: 加速するデジタルビジネス! -デジタルで未来の 社会・ビジネ … · 求められる人材とは 当社では、デジタルビジネス時代に必要な人材は大きく2種類あると考えています。smacsなどのデジタルテクノロジーを駆使す

12

特集

AIブームを牽引するディープラーニングとは

ビジネスで活用されるAI

様々な分析アプローチにおけるAIの位置づけ

【特集】 2017年下期 重点コースのご紹介 1. データ分析(AI 、 Analytics) 関連コース

 人工知能(AI:Artificial Intelligence)に関するニュースが連日メディアを賑わせており、日本でも一大ブームになっています。 このAIブームを牽引している技術が2010年代に入り注目を集めている『ディープラーニング』です。 既に様々な分野で成果を挙げ始めているディープラーニングの登場が、これまでフィクションで楽しんでいた世界をノンフィクションに変えるきっかけになるかもしれません。では、なぜ今ディープラーニングが注目されているのでしょうか。 ディープラーニング以前の機械学習では、コンピュータに知識を学習させる際に、どの項目に注目すべきかを考え、項目を選択する「特徴量の設計」を人間が行う必要がありました。 例えば、過去データから商品の売上を予測するには、「曜日」 「天気」「気温」「近隣でのイベント有無」が重要だろうと捉え、その項目の過去データをコンピュータに学習させるといった作業です。この作業は非常に難解で、かつ試行錯誤が必要なため、大きな労力を伴うものでした。

 AIブームの中でビジネスにおいて機械学習(ディープラーニングを含む)を活用し、業務改革や新規サービス創出を行う企業が増えています。設備不良の予測、スパムメールフィルター、自動運転、オペレーター支援、不正検知、ネット広告など、様々なところで機械学習が活用されています。 これらの活用例に共通するのは、これまで「人間が経験則に基づいて労力を割いて行っていたこと」を、「過去データや実績に基づいてコンピュータが瞬時に行う」ということです。

 AIは、分析アプローチの一つに該当します。データ活用の目的によっては、AI以外の分析アプローチを選択することも重要です。

 ディープラーニングでは、この特徴量の設計を、コンピュータ自身がデータを元に自動的に行います。そのため、これまで人間が特徴量の設計を行うのが困難であった「画像認識」や「音声認識」といった分野で実用が進んでおり、既に人間の目の精度を超える画像認識に成功している事例もあります。 コンピュータに目や耳の一部の機能をもたらしたディープラーニングが、ビジネスの世界に大きなブレークスルーをもたらしていると言っても過言ではありません。

人工知能 Artificial Intelligence 機械学習

Machine Learning

ディープラーニング Deep Learning

1950’s 1980’s 2010’s

人による意思決定

サービス化システム自動化

BI AIAnalytics

活用パターン

分析アプローチ

データ活用を成功に導くためのプロセス 現在、多くの企業・組織において、データを活用した業務改革や新規ビジネス創出が進められています。 ディープラーニングの登場によって、データ活用はさらに加速していくことが見込まれています。 一方で、データ活用に取り組んだものの、失敗しているケースも多々あります。失敗の代表的なパターンとして、「データを分析すれば新たな発見が生まれる」といったように、分析に過度な期待を持ち、企画をなおざりにしているケースが挙げられます。 データ活用を成功に導くには、分析でできることを知り、その上で企画を含めた一連のプロセスを進めることが重要となります。

企画 前処理 分析・評価 施策立案

Page 4: 加速するデジタルビジネス! -デジタルで未来の 社会・ビジネ … · 求められる人材とは 当社では、デジタルビジネス時代に必要な人材は大きく2種類あると考えています。smacsなどのデジタルテクノロジーを駆使す

13

� 特集

AI

データ活用のプロセス全体

Analytics BI

 AIをビジネスで活用するには、各種データ分析アプローチを駆使し、あらゆるデータから価値を引き出し、ビジネスに結び付けていくことが求められており、今やデータ分析のスキルは、情報部門だけではなく現場部門にも欠かせない必須スキルです。その一方で、データ戦略の立案・活用ができる人材の不足が喫緊の課題となっています。 当社ではトラディショナルな統計解析手法から、AI技術などの最新のデータ分析アプローチまで、幅広い領域のコースを取り揃え、お客様のニーズを満たす教育サービスを提供しています。

当社が提供するAI、Analytics関連コース

【特集】 2017年下期 重点コースのご紹介 1. データ分析(AI 、 Analytics) 関連コース

【データ分析関連コース体系図】

UBE03L体験!ビジネスインテリジェンス~さわってナットク!BIツール~

【講習会】 1日間

UBS98L体験!機械学習

~クラウドサービスの利用~【講習会】 1日間

UHD18D【e講義動画】速習!AI入門【e講義動画】

UAI14L体験!ディープラーニング~ Zinraiディープラーニングの利用~【講習会】 1日間

UAI12LIBM Watsonの基礎【講習会】 1日間

UAI11LIBM Watsonハンズオン-NLCとR&R編-【講習会】 1日間

UBU08LPythonによるデータ分析入門【講習会】 1日間

ベンダーが提供しているAIサービスを体験

QlikView(利用部門向け)

Microsoft Excel Tableau

共通

R言語

Python

UBE01LQlikView Designer【講習会】 2日間

UAU49Lビジネス分析のための

統計学入門【講習会】 1日間

UBE04L速習 Tableau Desktop

基本操作編【講習会】 1日間

UBE02LQlikView Developer【講習会】 3日間

UAU61L統計学を用いたビジネス分析疑似体験ワークショップ【講習会】 2日間

UBE05L速習 Tableau Desktop

応用機能編【講習会】 1日間

UBS88LR言語によるデータ分析(テキストマイニング編)【講習会】 1日間

UBS51LR言語によるデータ分析入門【講習会】 1日間

UBS89LR言語によるデータ分析(時系列分析編)【講習会】 1日間

●❷

UAI15LAIを活用したサービスデザインワークショップ

【講習会】 2日間

UBS57Lデータサイエンスの基礎 ~データの収集、分析、評価~

【講習会】 2日間

●❶NEW

UBU09LPythonによる機械学習

~ scikit-learnによる機械学習ことはじめ~【講習会】 1日間

❷ ディープラーニングの基本的な概念とディープラーニングにおける学習と認識の一連の流れを学習します。ハンズオンではZinraiディープラーニングの環境で使える学習フレームワークである「Caffe」「Tensorflow」「Chainer」を使用し、畳み込みニューラルネットワーク・時系列処理用のニューラルネットワークによる手書き文字の分類、動物の物体検出、IoTセンサー情報を使った行動分類を体験します。ディープラーニングがどのようなものか、まずは体験してみたいという方にオススメです。

体験!ディープラーニング ~ Zinraiディープラーニングの利用~ UAI14L

❶  AIを活用したサービスを企画する際に必要となる、AIに対する正しい知識や活用事例、企画プロセスの進め方についてワークショップを通じて習得いただきます。AIを活用した業務改善や新規サービスの企画を検討する方にオススメです。

AIを活用したサービスデザインワークショップ UAI15LNEW

NEW

❸ 近年、Pythonはデータサイエンティストの中で、標準的なデータ分析の手段として活用され、特に、機械学習を適用する際の標準技術となりつつあります。本2コースでは、Pythonのデータ分析向けライブラリを使用して、機械学習を中心としたデータ分析の基本を身につけます。Pythonを使って機械学習によるデータ活用を始めたい方にオススメです。

Pythonによるデータ分析入門 / Pythonによる機械学習UBU08L / UBU09L

NEW

●❸ ●❸

分析寄り企画寄り

Page 5: 加速するデジタルビジネス! -デジタルで未来の 社会・ビジネ … · 求められる人材とは 当社では、デジタルビジネス時代に必要な人材は大きく2種類あると考えています。smacsなどのデジタルテクノロジーを駆使す

14

特集

クラウドコンピューティングの動向

クラウドコンピューティング/仮想化における当社の豊富なラインナップ 当社では、クラウド標準技術である仮想化技術からクラウド共通技術、パブリッククラウド、プライベートクラウドまで幅広いコースを提供しています。特にパブリッククラウドについては、世界的にクラウドのリーダーとして各所から認められている、「Amazon Web Services」、「セールスフォース・ドットコム」、「Microsoft」のクラウドサービスはもちろん、国産クラウドである富士通のクラウドサービス「FUJITSU Cloud Service K5」や「NIFTY Cloud」についても、実際の環境を操作し、体験しながら習得いただけるコースを数多く提供しています。 各コースの概要、日程などは、当社Webサイトでご確認ください。

【特集】 2017年下期 重点コースのご紹介 2. クラウド技術関連コース

 2006年に「クラウドコンピューティング」という言葉が生まれて以来、様々なクラウドサービスが提供されてきています。 当時は、どの企業も「とにかくクラウドを」ということでIT業界を賑わせてきましたが、ここ数年、システム構築においてクラウドの利用を第一選択肢として検討する「クラウドファースト」が加速し、これまでは敬遠されがちだった基幹システムにクラウドを採用する企業も増加しています。 クラウド時代の技術者として、従来のICTスキルをベースに、代表的なクラウドサービスの特性を理解し、要件から最適なクラウドを選定したり、組み合わせたりする(クラウドサービスインテグレーション)スキルが求められるとともに、クラウドの特長を活かした開発の進め方を推進する必要があります。

【クラウド関連技術体系】

◆ICT基礎スキル ◆クラウド時代に強化すべきスキル

セキュリティ

アプリケーション

ミドルウェア

OS

ハードウェア

ネットワーク

【共通】・従来のICTスキルを基に、クラウド技術の概要・クラウドの選定のポイントを知る。・パブリック/プライベートにかかわらず、クラウド時代に必要な開発・運用手法を知る。

【パブリッククラウド】・パブリッククラウドの各サービスを利用したシステム構築する手法を知る。

【プライベートクラウド】・サーバ/ネットワーク仮想化技術やプライベートクラウドを実現するソフトウェアを知る。

クラウド技術基礎 DevOps

クラウドセキュリティ

プロジェクトマネジメント

クラウド選定

ネットワーク仮想化VMWare

NSXOpenFlow

サーバ仮想化VMwarevSphere

MicrosoftHyper-V

LinuxKVM

FUJITSU Cloud Service

K5

Microsoft AzureCloud Services

Web AppsVirtual Machines

Chef/AnsibleDocker

クラウド環境構築ソフトOpenStack

クラウド運用管理ソフトSystem Center

SalesforceSalesCloud

ServiceCloudAppCloud

Amazon Web ServicesEC2S3

RDS

NIFTY Cloud仮想サーバー

オブジェクトストレージRDB

Page 6: 加速するデジタルビジネス! -デジタルで未来の 社会・ビジネ … · 求められる人材とは 当社では、デジタルビジネス時代に必要な人材は大きく2種類あると考えています。smacsなどのデジタルテクノロジーを駆使す

15

� 特集

【特集】 2017年下期 重点コースのご紹介 2. クラウド技術関連コース

注目のクラウド関連コース

Salesforceクイックスタディ -基本機能と開発の勘所(UBC29L)

Architecting on AWS(UBU07L)

ニフティクラウド実践入門(UBS81L)

FUJITSU Cloud Service K5入門(IaaS編)Ⅰ(UBS82L)

Microsoft Azure入門(UCV42L)

 当社では、クラウドを実体験することが「クラウドサービス利活用の目利き」として最重要だと考え、 「触れるクラウド」コースをご提供し、クラウド時代に求められる人材の育成をご支援します。

初めてSalesforceを学習する方で、Salesforceの全体像や開発の勘所についてアプリケーションを作りながら習得します。

AWSのサービスがクラウドソリューションにどのように適合するかについて理解し、AWS使用の最適化方法について学習します。

NIFTY Cloudの特長(オンデマンド性、従量課金制、高いパフォーマンスなど)について講義と体験をとおして習得します。

サービスポータル/APIを使用し、Webシステム構築を題材に基本操作やポイントについて実習をとおして習得します。

Microsoft Azureの概要や代表的な利用 シナリオについて学習し、仮想マシンの作成などをハンズオン形式で体験します。

セールスフォース・ドットコム 認定トレーニング

Amazon Web Services認定トレーニング

NIFTY Cloud 関連トレーニング

FUJITSU Cloud Service 関連トレーニング

Microsoft Azure関連トレーニング

【クラウド関連コースマップ】

共通

プライベート

クラウド

UBS34L クラウド技術の基礎 【講習会】 1日間

USA55Lクラウドサービス活用におけるセキュア環境構築入門

~利用者側で必要な管理策の把握~【講習会】 2日間

UBU10LAnsible実践入門 -Infrastructure as Codeを理解- 【講習会】 2日間

UBU13LAnsibleで学ぶ、インフラとセキュリティの

コード化 【講習会】2日間

UBS83Lアプリ開発者のための、Dockerで学ぶコンテナ仮想化入門 【講習会】1 日間

UBS84LChefで学ぶインフラコード化入門

【講習会】1 日間

クラウド技術基礎

クラウドセキュリティ DevOps

UVC86D【e講義動画】クラウド時代における

プロジェクトマネジメント【e講義動画】

プロマネ

UBU03LOpenStack(R)

ファンダメンタルズ<含認定試験>【講習会】 3日間

UBS08BOpenStack入門

~ APIによるクラウドの利用~

【eラーニング】

クラウド環境構築ソフト

システム基盤共通カテゴリのコースナビゲーションマップをご覧ください

サーバ仮想化

UVM34LVMware NSX:

インストール、構成、管理

【講習会】 5日間

UJE77LSDN/ネットワーク仮想化入門

【講習会】 1日間

ネットワーク仮想化

パブリッククラウド

UBS14L 体験!クラウドコンピューティング 【講習会】 1日間

Salesforce

UBS81Lニフティクラウド

実践入門【講習会】 1日間

UBS96Lニフティクラウドインテグレーション

演習(認定試験つき)【講習会】 1日間

NIFTY Cloud

基礎

UBC29LSalesforceクイックスタディ-基本機能と開発の勘所【講習会】 1日間 他

FUJITSU Cloud Service クラウド技術活用

UBS82LFUJITSU Cloud Service

K5入門(IaaS編)Ⅰ 【講習会】 1日間

UBS97LFUJITSU Cloud Service

K5入門(IaaS編)Ⅱ 【講習会】 1日間

UBS07BFUJITSU Cloud Service

K5 PaaS 概説 【eラーニング】

UBS98L体験!機械学習

~クラウドサービスの利用~ 【講習会】 1日間

Microsoft Azure

UCV42LMicrosoft Azure入門【講習会】 1日間

UBS17ESystem Operations

on AWS【チケット】 他

NEW

UBU07LArchitecting

on AWS【講習会】 3日間

Amazon Web Services

UBU06LAWS Technical

Essentials 2【講習会】 1日間

UBU05LAWS Technical

Essentials 1【講習会】 1日間

NEW

Page 7: 加速するデジタルビジネス! -デジタルで未来の 社会・ビジネ … · 求められる人材とは 当社では、デジタルビジネス時代に必要な人材は大きく2種類あると考えています。smacsなどのデジタルテクノロジーを駆使す

16

特集

一般社員向け

マネジメント

サイバー攻撃対策

情報セキュリティ対策の動向

情報セキュリティ人材育成における当社の取り組み これから情報セキュリティに携わる方、利用部門における情報セキュリティ対策を習得したい方、ネットワークやWebアプリケーション開発におけるセキュリティ関連技術・スキルを習得したい方、サイバー攻撃に対する専門的な技術を習得したい方など、部門や役割に応じて様々なコースを提供しています。

レベル 基本スキル         >>>>>>>>>>         応用・実践

【特集】 2017年下期 重点コースのご紹介 3. セキュリティ技術関連コース

 情報セキュリティ対策は、すべての組織・団体にとって必須の課題です。しかし、「情報セキュリティ推進部門」「IT利用部門」「マネジメントシステム構築担当者」「内部監査担当者」「アプリケーション開発者」といった各部門・役割に応じて、その取り組みは様々で、必要とするスキルも多様化しています。 さらに、近年は、サイバー攻撃による脅威が、企業や組織にとって、事業、および組織活動に直結したリスクとして、経営や組織の活動を脅かす大きな問題となっています。また、これらの攻撃は、SQLインジェクションやセッションハイジャックといった既知の脆弱性を狙った攻撃にとどまらず、巧妙に偽装された標的型のメール攻撃による内部への侵入と脆弱な内部システムに対する未知のウイルスやゼロデイ攻撃といった、「これまでの対策」では対応しきれない脅威的なものになっています。 今日、情報セキュリティ対策として、個人の不注意や内部への侵入を防ぐための様々な対策(「これまでの対策」)を強化するのはもちろんのこと、これらに加えて内部への侵入を前提とした「できるだけ早期に侵入を検知する」 「攻撃者とウイルスを遮断する」 「被害を最小化する」 「適切な対策を立案・実行する」といった新たな対策であるサイバー攻撃対策が必要となってきています。

【セキュリティ関連コース体系図】

UEL11Dやらなきゃ大変!初心者のための情報セキュリティ対策入門

USA14L (※)組織を守る! あなたを守る!!

情報セキュリティリテラシー向上セミナー

●❶

USA55Lクラウドサービス活用におけるセキュア環境構築入門~利用者側で必要な管理策の把握~

UZE49L基礎から学ぶISMS実践トレーニング~ポリシー、リスク分析、PDCA、認証基準~

UZE50LISMS内部監査実践トレーニング

~ロールプレイングによる監査実務スキルの修得~

USA13Lセキュリティマインドアップ研修

~心のセキュリティ~

USA16L (※)セキュリティマインドアップ研修~ソーシャルリスクフォロー~

USA17L (※) セキュリティマインドアップ研修

~ TRIZマインド分析~

USA15L(※)セキュリティマインドアップ研修~不正に至る心情分析~

情報システム部門向け

専門家育成

USA04L情報セキュリティ対策実践シリーズ 基礎から学ぶ

セキュア環境構築・運用入門編

●❷

●❸

UAZ07Lセキュリティ技術者育成

USA56Lセキュリティインシデントレスポンス前に知っておきたい

コマンド、ツール概要

UAZ03Lサイバー攻撃におけるインシデント対応

~疑似環境を用いた解析~

●❹

UAZ01Lサイバーレンジによる実践的防御演習基礎

●❺

UAZ04LセキュアWebアプリケーション

開発講座

UAZ05L自社で取り組む

Webアプリケーション脆弱性診断

UAZ06L自社で取り組む

ネットワーク脆弱性診断

(※)オンサイト・トレーニング専用コース

Page 8: 加速するデジタルビジネス! -デジタルで未来の 社会・ビジネ … · 求められる人材とは 当社では、デジタルビジネス時代に必要な人材は大きく2種類あると考えています。smacsなどのデジタルテクノロジーを駆使す

17

� 特集

一般社員と情報システム部門に求められるスキル サイバー攻撃による影響を最小限に抑えるために、それぞれの部門でのスキルの底上げが重要となります。

サイバー攻撃に対する感度の向上攻撃者の様々な手口(標的型メール攻撃、水飲み場型攻撃など)や、攻撃が組織に与える影響(サービス停止、社会からの信頼失墜など)について、社員・職員全員が正しく理解していること

組織全体でセキュリティに取り組む風土作りとその浸透日々の業務の中で、何か怪しい、何か違和感を感じたら、社員・職員同士で声を掛け合う、セキュリティ部門にエスカレーションする、といった組織風土を作り、それを組織全体に浸透させること

インシデント発生時における実践対応力の強化サイバー攻撃を受けた際の手順を確立する、実践的な訓練を実施するなど、インシデント発生時にスピーディーな対応ができること

セキュリティベンダーと連携するための知識・スキルの習得各種相談・対策協議・解決に向けた議論や協働を、サポートを委託するセキュリティベンダーと実施する際に必要な前提知識やスキル(サイバー攻撃に関する勘所や専門用語)を身につけること

一般社員 情報システム部門

【特集】 2017年下期 重点コースのご紹介 3. セキュリティ技術関連コース

一般社員向け

マネジメント

サイバー攻撃対策

❶  企業・組織の従業員がまず身につける必要がある「日常業務での情報 セキュリティ対策の基本」について、親しみやすい登場人物(キャラクター)の謎解きストーリーで体系的にわかりやすく学習します。

やらなきゃ大変!初心者のための情報セキュリティ対策入門(eラーニング) UEL11D

❷  情報セキュリティ上のリスクは、企業や組織、団体に大きな被害や影響をもたらすため、適切な予防と事後対応が事業活動の中で必要不可欠となっています。本研修では、情報セキュリティ対策を進めていく上で基本となる、アクセス制御技術、認証技術、暗号利用技術、ウイルス対策技術などの基礎知識を体系的に講義で学習します。また、それらの対策技術を活用したセキュアな環境を構築・運用するための留意点をシミュレーター実習およびグループ演習を交えながら学習します。

情報セキュリティ対策実践シリーズ 基礎から学ぶセキュア環境構築・運用入門 USA04L

❹  サイバー攻撃を受けた場合のインシデント対応方法を学習します。 水飲み場型攻撃や標的型メール攻撃などのサイバー攻撃手法を学び、疑似的な攻撃を行ったうえで、攻撃を受けた環境を用いて、データの保全や解析を行い、侵入経路や被害状況を究明する手順を習得します。

サイバー攻撃におけるインシデント対応 ~疑似環境を用いた解析~ UAZ03L

❸ クラウドサービスの普及に伴いクラウド特有の情報セキュリティリスクに対する対応が必要となってきています。 本研修では、クラウドサービスを安全に利活用するために事業者側で必要なクラウドセキュリティにおける管理策を、 JIS Q 27017のガイドラインをベースにしながら体系的に講義と演習を通して学習します。

クラウドサービス活用におけるセキュア環境構築入門 ~利用者側で必要な管理策の把握~ USA55L

❺ 水飲み場型攻撃や標的型メール攻撃に代表されるサイバー攻撃に対し、内部への侵入を前提としたセキュリティ対策について、演習を交えて学習します。演習では、業務データが流れるサイバーレンジ(演習場)において、実際の攻撃の手口を検証するとともに、早期発見、被害の特定や最小化、適切な対応方法を、ハンズオン形式で体験します。

サイバーレンジによる実践的防御演習基礎 UAZ01L

サイバーレンジ:サイバー攻撃やその対策を疑似的に実践することのできる仮想ネットワーク環境