33
インストールおよび展開ガイド このドキュメントでは、 RecoverPoint for Virtual Machines4.3.0.x のインストールと展 開に関するエンド ツー エンドのプロセスを詳細に説明しています。 注: RecoverPoint for VMs 4.3.1.x のインストールまたはアップグレードについては、 EMC RecoverPoint for VMs 4.3.1 インストールおよび展開ガイドを参照してください。 次の ト ピ ッ クが含まれます。 改訂履歴 .......................................................................................................................................................... 2 制限事項 .......................................................................................................................................................... 2 ご使用の環境の構成 と RecoverPoint for VMs のインストール............................................ 3 RecoverPoint for VMs 4.3 へのアップグレード .......................................................................... 14 RecoverPoint for VMs 4.3.0.1 へのアップグレード ................................................................. 17 再インストールのための RecoverPoint for VMs システムのクリーンアップ ........... 20 トラブルシューティング ..................................................................................................................... 23 ヘルプ情報の取得.................................................................................................................................... 28 付録 A IP および SAN 構成詳細テンプレート ........................................................................ 29 付録 B VxRAIL 環境での展開 ........................................................................................................... 32 EMC RecoverPoint ® for Virtual Machines インストールおよび展開ガイド リリース 4.3 302-001-904-J REV 05 2016 2

EMC RecoverPoint for Virtual Machines インストールおよび ......インストールおよび展開ガイド このドキュメントでは、RecoverPoint for Virtual Machines4.3.0.x

  • Upload
    others

  • View
    3

  • Download
    0

Embed Size (px)

Citation preview

Page 1: EMC RecoverPoint for Virtual Machines インストールおよび ......インストールおよび展開ガイド このドキュメントでは、RecoverPoint for Virtual Machines4.3.0.x

インストールおよび展開ガイド

このドキュ メン トでは、 RecoverPoint for Virtual Machines4.3.0.x のインストールと展

開に関するエンド ツー エンドのプロセスを詳細に説明しています。

注 : RecoverPoint for VMs 4.3.1.x のインストールまたはアップグレードについては、

EMC RecoverPoint for VMs 4.3.1 インス トールおよび展開ガイドを参照して ください。

次のトピックが含まれます。

◆ 改訂履歴 .......................................................................................................................................................... 2◆ 制限事項 .......................................................................................................................................................... 2◆ ご使用の環境の構成と RecoverPoint for VMs のインストール............................................ 3◆ RecoverPoint for VMs 4.3 へのアップグレード .......................................................................... 14◆ RecoverPoint for VMs 4.3.0.1 へのアップグレード ................................................................. 17◆ 再インストールのための RecoverPoint for VMs システムのクリーンアップ ........... 20◆ ト ラブルシューテ ィング..................................................................................................................... 23◆ ヘルプ情報の取得.................................................................................................................................... 28◆ 付録 A : IP および SAN 構成詳細テンプレート ........................................................................ 29◆ 付録 B : VxRAIL 環境での展開........................................................................................................... 32

EMC RecoverPoint® for Virtual Machinesインストールおよび展開ガイドリ リース 4.3

302-001-904-J REV 05

2016 年 2 月

Page 2: EMC RecoverPoint for Virtual Machines インストールおよび ......インストールおよび展開ガイド このドキュメントでは、RecoverPoint for Virtual Machines4.3.0.x

改訂履歴

改訂履歴

次の表に、 このドキュ メン トの改訂履歴を示します。

製品説明

RecoverPoint for Virtual Machines を使用すると、 仮想マシン レベルの精度で仮想マシ

ンをレプリケートできます。 このソリューシ ョ ンは VMware 仮想環境で実行され、

特定のハードウェアには依存しません。

RecoverPoint for VMs により、 ユーザーは仮想マシンを簡単にレプリケートできるほ

か、 RecoverPoint プラグ インを使用して、 仮想マシンのレプリケーシ ョ ンを vSphere Web Client から管理できます。 また、 ポイン ト インタイム アクセス、 フ ェイルオー

バー、 テス トなどの RecoverPoint 機能を使用することもできます。 これらのオプ

シ ョ ンは、 VMware vSphere 管理コンソールで使用できます。

制限事項

RecoverPoint for VMs の現在のリ リースでは、 次の制限事項が適用されます。

◆ RecoverPoint-for-Virtual-Machines-to-RecoverPoint-for-Virtual-Machines レプリケー

シ ョ ンのみがサポート される。

◆ 拡張に関する制限事項については、 『EMC RecoverPoint for Virtual Machines 4.3 Scale and Performance Guide』 を参照。

◆ vRPA での VMware ツールのアップグレードはサポート されない。 したがって、

vRPA の VMware ツールのアップグレードはブロックされる。

◆ RecoverPoint for VMs 4.3.x では 4.2.x vRPA クラスターがサポート されない。

◆ RecoverPoint for VMs では、vSAN 6.0 での VM 保護はサポート されるが、リポジト リ

またはジャーナル ボリュームでの保護はサポート されない。

表 1 改訂履歴

リビジ ョ ン 日付 説明

05 2016 年 2 月 付録 B の更新 : アップグレードでDeployment Manager を使用する際の前提条件を追加しました。

04 2015 年 12 月 4.3.0.1 のアップグレード手順が追加されました。

03 2015 年 9 月 アップグレード手順を更新しました。 バグ修正を文書化しました。

02 2015 年 8 月 RecoverPoint for VMs の環境の構成、 ネットワークの構成、 クラスターの作成および接続、 アップグレードに関連する手順が更新されました。 VSPEX BLUE 環境への導入に関するガイド ラインが追加されました。

01 2015 年 7 月 RecoverPoint for VMs 4.3 の初版。

2 EMC RecoverPoint for Virtual Machines 4.3 インス トールおよび展開ガイ ド

Page 3: EMC RecoverPoint for Virtual Machines インストールおよび ......インストールおよび展開ガイド このドキュメントでは、RecoverPoint for Virtual Machines4.3.0.x

ご使用の環境の構成と RecoverPoint for VMs のインス トール

ご使用の環境の構成と RecoverPoint for VMs のインストール

このセクシ ョ ンでは、 次のトピックについて説明します。

1. 「ご使用の環境の構成」

a. 「RecoverPoint for VMs スプリ ッ ターのインス トール」

b. 「ネッ トワークの構成」

c. 「vRPA の作成」

2. 「RecoverPoint for VMs のインストール」

a. 「vRPA クラスターの作成」

b. 「vRPA クラスターの接続」

c. 「vCenter サーバーの登録」

ご使用の環境の構成

RecoverPoint for VMs の環境を構成するには、 RecoverPoint for VMs スプリ ッ ターを、

すべての VMware ESXi クラスター内の、 RecoverPoint for VMs によって保護されてい

る VMware ESXi ホストすべてにインス トールし、 保護対象の仮想マシンを格納する

VMware ESXi ホストにソフ トウェア iSCSI アダプターを構成して、 OVA を使用して

vRPA を導入します。 RecoverPoint for VMs プラグ インは、 インストール処理の一環と

して自動的にインストールされます。 RecoverPoint VIB (vSphere Installation Bundle)フ ァイル、 RecoverPoint for VMs ISO パッケージ、 RecoverPoint for VMs プラグ イン、

OVA パッケージ、 RecoverPoint for VMs Deployment Manager が含まれるソフ トウェア パッケージは、 https://support.emc.com からダウンロードできます。

表 2

コンポーネン ト 機能

VIB ファイル vSphere Installation Bundle。 vSphere Installation Bundle 形式での VMware ESXi スプリ ッ ターのインストール

ISO パッケージ オプシ ョ ンの RecoverPoint for Virtual Machines リ リース ISO。 ISO はアップグレード時に使用できます。

OVA ファイル OVA (オープン仮想化アプライアンス) 形式での RecoverPoint for Virtual Machines のリ リース。 この OVA ファイルは、 RecoverPoint for Virtual Machines の仮想 RecoverPoint for VMs アプライアンスを導入するときに使用します。

Deployment Manager

Deployment Manager ZIP アーカイブ ファイル。 Deployment Manager は、RecoverPoint for Virtual Machines クラスターをインストールして接続するときに使用します。

RPVWC プラグ イン

オプシ ョ ンの RecoverPoint for Virtual Machines Web クライアン ト プラグ イン。

KVSS オプシ ョ ンの KVSS ZIP アーカイブ ファイル。 KVSS は、 保護された VM 上のアプリケーシ ョ ン用に、 VSS ベースのアプリケーシ ョ ン コンシステン トなブックマークを作成するためのコンポーネン トです。

EMC RecoverPoint for Virtual Machines 4.3 インス トールおよび展開ガイ ド 3

Page 4: EMC RecoverPoint for Virtual Machines インストールおよび ......インストールおよび展開ガイド このドキュメントでは、RecoverPoint for Virtual Machines4.3.0.x

ご使用の環境の構成と RecoverPoint for VMs のインストール

RecoverPoint for VMs スプリ ッ ターのインストール

前提条件

◆ RecoverPoint スプリ ッ ター VIB。

◆ クラスター内のすべての VMware ESXi ホストで、ssh が有効になっている必要があ

る。 ssh は、 RecoverPoint for VMs スプリ ッ ターをインス トールおよび削除する場

合にのみ必要。 それ以外のときは常に無効にしてお く ことができる。

◆ RecoverPoint for VMsスプリ ッ ターが実行されているVMware ESXiホストのroot認証

情報。

◆ RecoverPoint for VMs スプリ ッ ターには、VMware ESXi ノードあたり 800 MB 以上の

RAM が必要。 VMware ESXi で実行されているすべての VM とすべての vRPA のメ

モリのニーズを考えると、 スプリ ッ ター用に 800 MB 以上の追加メモリが必要。

◆ インス トール処理中に指定された scratch ロケーシ ョ ンは、永続的なスト レージを

指定している必要がある。 永続的な scratch ロケーシ ョ ンを構成する手順につい

ては、 VMware KB1033696 を参照。

◆ VMware ESXi スプリ ッ ターを VMware Update Manager および Autodeploy とインス

トールすることはサポート されていません。

VMware ESXi サーバーへのスプリ ッ ターのインストール

RecoverPoint for VMs スプリ ッ ターを VMware ESXi サーバーにインストールするには、

次の方法を使用できます。

◆ 4 ページの「RecoverPoint for VMs VIB インス トーラーを使ったスプリ ッ ターのイン

ス トール」

◆ 5 ページの 「boxmgmt を使ったスプリ ッ ターのインス トール」

サイ トの標準的な手順およびガイド ラインで、 ご使用の環境に 適なプロセスを

ご確認ください。

RecoverPoint for VMs VIB インス トーラーを使ったスプリ ッ ターのインス トール

VMware ESXi 6.x を使用している場合、 続行する前に VMware ESXi 6.x のシェル アク

セスを有効にする必要があります。

1. セキュア コピープロ ト コルで SSH クライアン ト を使用して、 RecoverPoint VIB を

コピーします。 次のコマンドを使用します (宛先パスは /scratch/ にする必要

があります)。

4 EMC RecoverPoint for Virtual Machines 4.3 インス トールおよび展開ガイ ド

Page 5: EMC RecoverPoint for Virtual Machines インストールおよび ......インストールおよび展開ガイド このドキュメントでは、RecoverPoint for Virtual Machines4.3.0.x

ご使用の環境の構成と RecoverPoint for VMs のインス トール

scp <vib name> <username>@<ESXi host IP>:/<destination_path> /scratch/

例 :

scp kdriver_RPESX-00.4.3.0.c.112.000.vib [email protected]:/scratch/

2. RecoverPoint vSphere Installation Bundle を VMware ESXi にインストールするには、

VMware ESXi ホストで、 ssh を使用して、 次のコマンドを実行します。

esxcli software vib install -v /<full_path>/<vib_ name> --no-sig-check

正常にインストールされると、 次のメ ッセージが表示されます。

インストール結果メ ッセージ : オペレーシ ョ ンは正常に終了しました。再起動が必要 : いいえ

VIB インストール済み : EMC_Recoverpoint_bootbank_RP-Splitter_RPS-<バージョ ン番号 > VIB削除済み : VIB スキップ済み :

3. スプリ ッ ターのインス トールを確認するには、 VMware ESXi ホスト コンソールで

ssh を使用して、 次のコマンドを実行します。

esxcli software vib list

RecoverPoint for VMs スプリ ッ ターのインス トール バンドル名がリス トの上部付

近に表示されます。

boxmgmt を使ったスプリ ッ ターのインス トール

新しいスプリ ッ ターを boxmgmt を使ってインストールするには、 SSH クライアン ト

を使用して vRPA に接続し、 ユーザー boxmgmt と してログインします。 boxmgmt を使用して新しいスプリ ッ ターをインス トールする場合、 VMware ESXi サーバーに既存

のスプリ ッ ターを置く ことはできません。 既存のスプリ ッ ターを削除するには、 次

を参照して ください。 20 ページの 「RecoverPoint for VMs スプリ ッ ターのアンインス

トール」

1. [メ イン メニュー] で、 [インス トール] > [アップグレード] > [スプリ ッ

ター アップグレード] を選択します。

次の vCenter Server 認証情報を指定します : IP、 ユーザー名、 パスワード、 証明

書。

2. 証明書を承認します。

プロンプ ト 「vCenter のすべての VMware ESX クラスターにスプリ ッ ターをデプロ

イしますか」 が表示されます。

3. このプロンプ トに対して次のように応答します。

• 「y」 と応答すると、 vCenter サーバー内のすべての VMware ESXi クラスターに

スプリ ッ ターをデプロイします。 スプリ ッ ターがまだインストールされてい

ないすべての VMware ESXi クラスターにスプリ ッ ターがインス トールされま

す。

• 「n」 と応答すると、 vCenter サーバー内の各 VMware ESXi クラスター上でスプ

リ ッ ターを個別にデプロイします。

EMC RecoverPoint for Virtual Machines 4.3 インス トールおよび展開ガイ ド 5

Page 6: EMC RecoverPoint for Virtual Machines インストールおよび ......インストールおよび展開ガイド このドキュメントでは、RecoverPoint for Virtual Machines4.3.0.x

ご使用の環境の構成と RecoverPoint for VMs のインストール

これには、 MOref (ESXi Cluster Managed Object Reference) ID が必要です。

MOref ID を探すには、 次を行います。

1。 Web ブラウザーで、 VMware ESXi または vCenter Server システムの完全修飾ド メイン名 (または IP アドレス) を入力します。

https://<hostname.yourcompany.com>/mob

2。 vCenter ログイン認証情報を使用して、 ログインします。

3。 プロパテ ィ表で、 rootFolder 行に表示される値を選択します。

4。 childEntity 行で、 VMware ESXi クラスターがあるデータセンターを選択します。

5。 hostFolder 行に記載されている VMware ESXi クラスターを選択して ください。

childEntity 行に記載されている値が MOref (ESXi Cluster Managed Object Reference) ID です。 例 : domain-c7。

ネッ トワークの構成

VMware ESXi サーバーが vRPA と通信できるようにするには、 vRPA を実行する各

VMware ESXi サーバー上の各 VMware ESXi ノードに、 ソフ トウェア iSCSI アダプター

と 2 個の VMkernel ポート を作成します。 1 つの VMkernel ポートが必要ですが、 2 つ

の VMkernel ポート を設定するのがベスト プラクテ ィスです。 1 個のソフ トウェア

iSCSI アダプターが必要です。

前提条件

◆ VMkernel ポートが、 vRPA iSCSI ポート と通信できる必要がある。

◆ ベスト プラクテ ィスとして、 両方の iSCSI (vRPA と VMkernel) ネッ トワークを同

じサブネッ トで構成する。

ソフ トウェア iSCSI アダプターの構成 :

1. 1 個か 2 個の VMKernel ポート を構成します。 経路指定可能なサブネッ トまたは

vRPA iSCSI インターフェイスと同じサブネッ ト上の IP アドレスを割り当てます。

この vRPA iSCSI IP アドレスは、 vRPA クラスターを導入するときに割り当てられ

ます。 各 iSCSI vSwitch/dvSwitch に、 各 VMkernel ポートが構成されます。

iSCSI VMkernel ポート と vRPA iSCSI ポートが同じブロードキャスト ド メ イン上に

ある場合は、 VMKernel ポート をソフ トウェア iSCSI アダプターにバインドするこ

とをお勧めします。 たとえば、 vRPA の iSCSI vNICs はサブネッ ト 192.168.1.x に

あり、 ESX VMkernel ポート もサブネッ ト 192.168.1.x にあります。

iSCSI VMkernel ポート と vRPA iSCSI ポートがそれぞれ異なるブロードキャス ト ドメ イン上にある場合は、 ポート バインディングは使用しないことをお勧めしま

す。 たとえば、 vRPA の iSCSI vNICs はサブネッ ト 192.168.1.x にあり、 ESX VMkernel ポートはサブネッ ト 172.30.90.x にあります。

詳細については、 VMware KB2038869 を参照して ください。

注 : iSCSI をス ト レージ接続に使用している場合、 推奨事項やベスト プラクテ ィスに

ついては、 関連するスト レージ ベンダーにお問い合わせください。

6 EMC RecoverPoint for Virtual Machines 4.3 インス トールおよび展開ガイ ド

Page 7: EMC RecoverPoint for Virtual Machines インストールおよび ......インストールおよび展開ガイド このドキュメントでは、RecoverPoint for Virtual Machines4.3.0.x

ご使用の環境の構成と RecoverPoint for VMs のインス トール

iSCSI にバインド されている VMkernel ポート を使用している場合、 分散 vSwitchでアクテ ィブ / アクテ ィブおよびアクテ ィブ / スタンバイ NIC チーム ポリシーを

使用することはできません。 NIC チーム ポリシーの詳細については、 VMware KB2009119 を参照して ください。

すべての VMware ESXi HBA ド ライバーとファームウェアが 新であること、 およ

び VMware と各スト レージ ベンダーによってサポート されていることを確認しま

す。

2. vSphere Web Client で、 [インベン ト リ] の [ホス ト とクラスター] を選択しま

す。 VMware ESXi サーバー (ホス ト) を選択し、 [管理] タブ> [ス ト レージ]

> [ス ト レージ アダプター] をク リ ッ クして、 ソフ トウェア iSCSI アダプターを

作成します。 [追加] をク リ ッ クし、 iSCSI ソフ トウェア アダプターを追加する

ことを確認します。

ソフ トウェア iSCSI アダプターは、 スト レージ アダプターのリス トに表示されま

す。

RecoverPoint for VMs をインス トールした後、 vRPA iSCSI ターゲッ ト ポートが自動

的に検出されます。

ポート バインディングが必要な場合、 前述のステップ 1 の説明に従って、

VMkernel ポート をソフ トウェア iSCSI アダプターにバインド します。

3. 作成したすべての VMkernel の [ポート グループ ポリシー] が準拠しており、 そ

の中の少な く とも 1 つがアクテ ィブであることを確認します。

RecoverPoint for VMs の導入が完了すると、 パスがアクテ ィブになります。 ター

ゲッ トはインス トール時に自動的に追加されます。

注 : vRPA および / または保護された VMs をホストするすべての VMware ESX で遅延

ACK を無効にすることをお勧めします。 詳細および遅延 ACK を無効にする方法につ

いては、 VMware KB1002598 を参照して ください。

vRPA の作成

vCenter で、 OVA パッケージを使用して vRPA を作成します。 クラスターあたり少な

く とも 2 個の vRPA が必要です。

前提条件

◆ VMware vCenter 5.1U1 以降。 少な く とも vSphere 5.1、 5.5、 6.0 のいずれかが登録

されている必要がある。

◆ 仮想 RPA OVA ファイルのコピー。このファイルは EMC オンライン サポートからダ

ウンロードできる。

◆ 仮想システム リソース (CPU、 メモリ、 ディスク) 用の予約済みクォータ (表 3を参照)。

◆ vRPA要件である LAN と WAN、2個の iSCSI、ソフ トウェア iSCSI アダプターを満たす

ために、 vSphere でネッ トワーク インフラス ト ラクチャが構成されていることを

確認する。

◆ 1 ~ 4 つの仮想ネッ トワーク (LAN、 WAN、 iSCSI1、 iSCSI2)。 パフォーマンスを向

上させるために、 各ネッ トワークを個別の仮想スイッチに配置することを推奨。

EMC RecoverPoint for Virtual Machines 4.3 インス トールおよび展開ガイ ド 7

Page 8: EMC RecoverPoint for Virtual Machines インストールおよび ......インストールおよび展開ガイド このドキュメントでは、RecoverPoint for Virtual Machines4.3.0.x

ご使用の環境の構成と RecoverPoint for VMs のインストール

◆ vRPA OVA パッケージは、 vCenter 管理からのみ導入できる。 vSphere 管理からは導

入できない。 これは、 OVA スクリプ トで使用される vApp 機能に関する VMwareの制限事項である。

表 3 は、 OVA パッケージを使って vRPA を作成するときに必要なリソースを示してい

ます。 これらのリソースが表 3 に示す値を下回っていない限り、 vRPA では、 そのリ

ソースの動的なプロビジ ョニングがサポート されます。

vRPA を作成する場合の推奨事項

メモリの予約

◆ 4 CPU/4 GB 構成または 8 CPU/8 GB 構成を使用して vRPA を実行している場合は、

RecoverPoint for VMs のすべての RAM を予約することを推奨。

同じ vSphere ホスト を共有する複数の vRPA

VMware ESXi サーバーが失敗した場合の冗長性を確保するために、 vRPA では、 同じ

VMware ESXi サーバーを共有しないで ください。 リソースが (一時的に) 少なすぎ

て、 vRPA を同じホストで実行する必要がある場合は、 十分なリソースが確保されて

いなければなりません。

◆ CPU と メモリ : 共有ホストで使用可能な合計リソースは、 サーバー上の個々の

RPA に必要なリソースの合計にする必要がある。

◆ ネッ トワーク帯域幅は、 すべての RPA の I/O を十分に処理できる必要がある。

vRPA の仮想ネッ トワークの構成

◆ 低ト ラフ ィ ッ クまたは非本番環境の導入では、 4 枚のネッ トワーク カードすべて

を (単一の vSwitch 上の) 同じ仮想ネッ トワークに配置できる。

◆ 高可用性と高パフォーマンスが必要な場合は、 LAN および WAN ト ラフ ィ ッ クを

iSCSI ト ラフ ィ ッ クから分離する。 パフォーマンスをさらに向上させるには、 各

ネッ トワーク (LAN、 WAN、 iSCSI1、 iSCSI2) を別々の仮想スイッチに配置する。

◆ クライアン トに冗長な物理スイッチがある高可用性の導入の場合、 ベスト プラ

クテ ィスは各 iSCSI カードを異なる物理スイッチに経路指定することである。 こ

れにより、 iSCSI 専用のすべての vSwitch および dvSswitch に VMkernel ポートが

作成される。

vRPA のクローン作成

◆ 各 vRPA インスタンスを OVF から作成することを推奨。

◆ vRPA のクローンを作成できる。 クローン作成はソース vRPA には影響しない。

ターゲッ ト vRPA の構成は、 IP 競合を回避するために起動時に自動的にリセッ ト

される。 Deployment Manager を使用して、 vRPA クラスターにクローンを追加で

きる。

表 3 vRPA パフォーマンスのプロファイル マト リ ックス

RPA プロファイル機能 2 x CPU/4 GB 4 x CPU/4 GB 8 x CPU/8 GB

仮想 CPU の数 2 4 8

RAM 4 GB 4 GB 8 GB

8 EMC RecoverPoint for Virtual Machines 4.3 インス トールおよび展開ガイ ド

Page 9: EMC RecoverPoint for Virtual Machines インストールおよび ......インストールおよび展開ガイド このドキュメントでは、RecoverPoint for Virtual Machines4.3.0.x

ご使用の環境の構成と RecoverPoint for VMs のインス トール

◆ すでにクラスターの一部である vRPA のクローンを作成すると、いつでも再インス

トールできる vRPA が作成される。 VM コンソールまたは Installation Manager(boxmgmt) を使用して、 一時管理 IP を手動で構成する必要がある。 初回起動時

に、 vRPA はそれがクローンであることを検出し、 クラスターから自動的に切り

離して、 その設定を削除する。

vMotion とス ト レージ vMotion

◆ vRPA のすべてのオンライン移行またはオフライン移行が、高可用性に影響を及ぼ

さずにサポート される。 サスペンド / レジューム操作は厳密には未サポートで、

予期しない結果が発生する可能性がある (特に vRPA がコンシステンシー グルー

プのクラスター リーダーの場合)。

iSCSI 帯域幅

vRPA は仮想ネッ トワークに依存するため、 ユーザーが vRPA iSCSI vSwitch に公開す

る帯域幅によって、 vRPA が達成できるパフォーマンスが決まります。 ユーザーは、

クワッ ド ポート NIC で vSphere ホスト を構成し、 それらを vRPA に単一またはデュア

ル iSCSI ネッ トワークとして提示できます。 または、 VLAN タグ機能を実装して、

ネッ トワーク ト ラフ ィ ッ クを複数の vNIC に論理的に分割します。

保護対象の仮想マシンを、 プライマリ vRPA とは別の VMware ESXi サーバーで実行す

ることを推奨します。

OVA パッケージ ファイルでの vRPA の作成

vRPA は、 OVA パッケージ ファイルを使用して作成する必要があります。 OVF パッ

ケージは、 VMware ESX 管理からのみ導入できます。 vSphere 管理からは導入できま

せん。

1. vSphere Web Client で、 VMware ESX ホスト を右クリ ックし、 [OVF テンプレート

を導入] を選択します。

Deploy OVF Template ウィザードが表示されます。

2. ソーススクリーンで、 vRPA OVA パッケージの場所を指定します。

3. OVF テンプレートの詳細スクリーンで、 この OVA パッケージの一般的なプロパ

テ ィを確認します。 プロパテ ィ を受け入れるには、 [Next] をク リ ッ クします。

4. [EMC の使用許諾契約書] 画面で、 [EMC の使用許諾契約書] の条項に同意する

場合は [承諾]、 [次へ] の順にクリ ックします。

5. [名前と場所] 画面で、 この vRPA に割り当てる名前を入力します。 既存の vRPAの名前を入力すると、 操作を続行できません。

6. [導入の構成] 画面で、 目的の構成プロファイルを選択します (8 ページの表 3を参照)。

7. (オプシ ョ ン) [ス ト レージ] 画面で、 目的の vSphere ホスト リソース プールを

選択します。

リソース プールがない場合は、 vRPA に必要な 小リソースを満たす vSphere ホ

スト を選択できるため、 このステップはオプシ ョ ンです。

8. [ス ト レージ] 画面で、 vRPA 仮想マシン ファイルをホストするために使用する

vRPA スト レージ (データス トア) を選択します。 高パフォーマンスのデータス

トアを選択することが、 ベス ト プラクテ ィスです。

EMC RecoverPoint for Virtual Machines 4.3 インス トールおよび展開ガイ ド 9

Page 10: EMC RecoverPoint for Virtual Machines インストールおよび ......インストールおよび展開ガイド このドキュメントでは、RecoverPoint for Virtual Machines4.3.0.x

ご使用の環境の構成と RecoverPoint for VMs のインストール

9. [ディスク フォーマッ ト] 画面で、 ディスク フォーマッ ト と してシン プロビジ ョ

ニングまたはシック プロビジ ョニングのいずれかを選択します。

10. ネッ トワーク マッピングスクリーンで、 4 個の必要な vRPA Ethernet ポート

(ソース ネッ トワーク) を使用可能な vSphere 仮想ネッ トワーク (宛先ネッ ト

ワーク) に割り当てます。 内部の VMware iSCSI ネッ トワーク ([iSCSI Network]オプシ ョ ン) は選択しないで ください。

11. IP アドレス割り当てスクリーンで、 vRPA の一時 IP に使用する IP アドレス割り当

てポリシーを選択します。 このポリシーは、 後で Deployment Manager に接続す

るために使用されます。

12. 固定 IP ポリシーを選択した場合は、 必要な IP プロパティ を入力します。

13. [Ready to Complete] 画面に選択内容の要約が表示されます。 [完了] をクリ ッ ク

して、 vRPA のインスタンスを作成します。

[vRPA の導入] が表示され、 進行状況が示されます。

vRPA が作成されると、 vRPA の [サマリー] タブに、 指定した vRPA パッケージ

の内容が表示されます。 新しい vRPA 仮想マシンに電源投入する準備ができまし

た。 選択した IP ポリシーは、 vRPA に電源が投入されると自動的に実装されます。

追加 vRPA の作成

次のいずれかの方法で、 複数の vRPA を作成できます。

◆ OVFからパッケージから各 vRPA インスタンスを個別に作成することをお勧めしま

す (9 ページの 「OVA パッケージ ファイルでの vRPA の作成」 を参照して くださ

い)。

◆ 既存の vRPA のクローン作成またはコピーすることで複数の vRPA を作成すること

ができます。 クローン作成はソース vRPA には影響しない。

◆ 既存の vRPA のクローン作成は、 vCenter、 ESX CLI、 vSphere API などさまざまな方

法によって行えます。 必要な場合は、 新しい vRPA の設定を編集し、 そのネッ ト

ワークの割り当てを変更し、 新しい IP アドレスを入力します。

vRPA クラスターのインストールを完了するには、 11 ページの 「vRPA クラスターの

作成」 に進みます。

RecoverPoint for VMs のインストール

RecoverPoint for VMs システムをインス トールするには、 Deployment Manager でRecoverPoint for VMs を使用して vRPA クラスターを作成し、 複数のクラスターを使用

する場合は、 そのクラスターを接続します。

10 EMC RecoverPoint for Virtual Machines 4.3 インス トールおよび展開ガイ ド

Page 11: EMC RecoverPoint for Virtual Machines インストールおよび ......インストールおよび展開ガイド このドキュメントでは、RecoverPoint for Virtual Machines4.3.0.x

ご使用の環境の構成と RecoverPoint for VMs のインス トール

vRPA クラスターの作成

前提条件

◆ RecoverPoint DM (Deployment Manager) 2.2 以降。

◆ Java™ 7 (アップデート 13 以降)、32 ビッ トが Deployment Manager が実行されて

いるコンピューターにインス トールされている。 新の Java 7 アップデート を

インス トールすることを推奨します。

◆ 仮想リポジ ト リのデータス トアが、 vRPA を実行できるすべての VMware ESXi にマップされている必要がある。 このリポジト リ用に 6 GB 以上のスト レージが追

加で必要である。

◆ vRPA で妥当性検査アルゴリズムが使用されている。 妥当性検査に失敗すると、

vRPA が vRPA クラスターから切断される (つまり、 この vRPA は、 アクテ ィブな

vRPA と して機能せず、 データをレプリケートできない)。 妥当性検査では、 (表

3 に示されているプロファイルに従って) vRPA に十分なシステム リソースがあ

るかどうかが確認される。

◆ vRPA iSCSI インターフェイス(iSCSI1 および iSCSI2)を vRPA の通常のネッ トワーク

(LAN および WAN) と共有すると、 パフォーマンスが低下する可能性がある。

クラスターの作成

Deployment Manager RecoverPoint for VMs インス トーラー ウィザードを使用して

vRPA クラスターを構成します。 ローカル レプリケーシ ョ ンの場合、 必要なのは 1 つ

の vRPA クラスターだけです。 リモート レプリケーシ ョ ンの場合は、 「vRPA クラス

ターの接続」 の前に、 未接続の vRPA クラスターを少な く とも 2 つ作成してお く必要

があります。 3 つ目の vRPA クラスターをシステムに接続するには、 vRPA クラスター

を作成し、 システム内の既存のクラスターの両方またはいずれかに接続します。

vRPA クラスターは無停止で RecoverPoint for VMs システムに追加されます。

1. Deployment Manager を起動して、 [RecoverPoint for Virtual Machines のインストー

ル] を選択します。 [ログイン] をクリ ッ クします。

2. [RecoverPoint Deployment Manager ウィザード] 画面で、 [RecoverPoint Installerウィザード] を選択します。

3. [前提条件] 画面で、 前提条件を読みます。 条件を満たしていることを確認した

ら、 [RecoverPoint クラスターのインストール条件を満たしています] チェ ッ ク

ボックスをオンにします。

4. [構成ファイル] 画面で、 新しい構成ファイルを作成するか、 保存されたファイ

ルからのインストールを続行するかを選択します。 適切なファイルの場所を入力

します。

5. [環境設定] 画面で、 クラスター名を定義します。 環境設定を定義します。

6. [RPA 検出] 画面で、 vRPA の IP アドレスの設定方法を定義します。

7. [IP と接続の設定] 画面で、 vRPA クラスター IP 構成と vRPA IP 設定を定義しま

す。

8. [ログイン認証情報] 画面で、 デフォルトのログイン認証情報を入力します。

9. [接続の結果] 画面で、 接続テストの結果を確認します。

EMC RecoverPoint for Virtual Machines 4.3 インス トールおよび展開ガイ ド 11

Page 12: EMC RecoverPoint for Virtual Machines インストールおよび ......インストールおよび展開ガイド このドキュメントでは、RecoverPoint for Virtual Machines4.3.0.x

ご使用の環境の構成と RecoverPoint for VMs のインストール

10. [クラスター iSCSI の設定] 画面で、 vRPA クラスターの iSCSI 設定を定義します。

RecoverPoint for VMs iSCSI では CHAP の使用はサポート されていません。

11. [RPA iSCSI ポート] 画面で、 vRPA クラスターの iSCSI IP 構成を定義します。

12. [EMC オンライン サポートの認証情報] 画面で、 EMC オンライン サポートの認

証情報を入力して、 クラスターに適用する RecoverPoint の関連する ISO イ メージ

にアクセスし、 インス トールを完了するのに必要な関連するインストール変更管

理情報を入手します。 「体験版」 ユーザーは変更管理手順を無効にする必要があ

ります。

13. vRPA で実行されている RecoverPoint for VMs リ リースを更新する場合は、

[RecoverPoint リ リースの更新] 画面で、 適切な更新オプシ ョ ンを選択します。

vRPA で現在のバージ ョ ンの RecoverPoint for VMs を使い続ける場合は、 [Do not update. Continue with current RecoverPoint release on RPAs] を選択します。

14. [Installation Change Management procedures] 画面で、 各手順を開いて実行し、

チェ ッ クボックスをオンにします。

15. [構成結果の適用] 画面に、 構成設定をすべての vRPA に適用した結果が表示され

ます。

16. [RPA 通信セキュリテ ィ レベル] 画面で、 セキュリテ ィ レベルを選択します。

RPA 通信セキュリテ ィ レベルの詳細については、 「EMC RecoverPoint for Virtual Machines Security Configuration Guide」 を参照して ください。

17. [vCenter Server 登録] 画面で、 vCenter サーバーの認証情報、 RecoverPoint 管理者

の認証情報、 vCenter 証明書の場所を入力します。 Windows オペレーティング システムで vCenter を使用する場合、 vCenter 証明書は、 次の場所の vCenter サー

バーにあります。

vCenter 5.1/5.5 :

C:\ProgramData\VMware\VMware Virtual Center\ssl\rui.crt

vCenter 6.0 :

C:\ProgramData\VMware\vCenterServer\cfg\vmware-vpx\ssl\rui.crt

vCSA を使用する場合、 vCenter 証明書は次の場所にあります。

vCenter 5.1/5.5 :

/etc/vmware-vpx/ssl/rui.crt

vCenter 6.0 :

/etc/vmware-vpx/ssl/rui.crt

18. [データス トア] 画面で、 [有効なデータス トア] テーブルから、 vRPA リポジ ト

リにするデータス トアを選択します。

19. [ス ト レージ構成 - クラスター サマリー] 画面で、 vRPA 情報を確認します。

20. [サマリー] 画面で、 インス トールが適切に完了したことを確認します。

21. vRPA クラスターが 1 つだけの場合は、 「vCenter サーバーの登録」 の手順を実行

します。 接続する必要がある vRPA クラスターがある場合は、 「vRPA クラスター

の接続」 に進みます。

12 EMC RecoverPoint for Virtual Machines 4.3 インス トールおよび展開ガイ ド

Page 13: EMC RecoverPoint for Virtual Machines インストールおよび ......インストールおよび展開ガイド このドキュメントでは、RecoverPoint for Virtual Machines4.3.0.x

ご使用の環境の構成と RecoverPoint for VMs のインス トール

vRPA クラスターの接続

リモート レプリケーシ ョ ンの場合は、 少な く とも 2 つの vRPA クラスターが必要で

す。 追加クラスターを既存のシステムに追加する場合、 そのクラスターはクリーン

にしてお く必要があります。 つまり、 ライセンス導入などの構成の変更は、 新しい

クラスターでは行われません。

2 つの vRPA クラスターを接続するには :

1. Deployment Manager を起動して、 [RecoverPoint for Virtual Machines のインストー

ル] を選択します。 [ログイン] をクリ ッ クします。

2. [RecoverPoint Deployment Manager ウィザード] 画面で、 [クラスターの接続ウィ

ザード] を選択します。

3. [接続ステップの選択] 画面で、 「新しいクラスターを既存のシステムに接続す

る] を選択します。

4. [準備の前提条件] 画面で、 前提条件を読みます。 条件を満たしていることを確

認したら、 [新しいクラスターを準備する条件を満たしています] チェ ッ クボッ

クスをオンにします。

5. [既存のクラスターのログイン認証情報] 画面で、 接続先の vRPA クラスターの

vRPA クラスター管理 IP アドレスと RecoverPoint ログイン認証情報を入力します。

6. [クラスター接続の設定] 画面で、 必要に応じて追加のゲートウェイを入力しま

す。

7. [追加のクラスター接続] で、 表示されている vRPA クラスターが正しいことを確

認します。

8. [サマリー] 画面で、 vRPA クラスター接続が適切に完了したことを確認します。

9. この手順を繰り返して、 追加のリモート vRPA クラスターを接続します。

10. すべての vRPA クラスターの接続が完了したら、 「vCenter サーバーの登録」 の手

順を実行します。

このウィザードで問題が発生した場合は、 「クラスターの接続ウィザードで vRPA ク

ラスターに接続できない」 を参照して ください。

vCenter サーバーの登録

各 vRPA クラスターには 大 4 台の vCenter Server を追加できます。 vCenter Server を登録する際、 vCenter の認証情報と証明書の提供が求められます。 証明書の場所

は 12 ページのステップ 17 で説明されています。 証明書をコピーして貼り付けると

き、 BEGIN タグと END タグを含めるようにして く ださい。

RecoverPoint for VMs システムに追加の vCenter Server を追加するには :

1. いずれかの vRPA への SSH 接続を作成し、 RecoverPoint のユーザー名とパスワー

ドを使用して CLI にログインして get_storage コマンドを実行することによって、

個々の追加の vCenter Server がすでに登録済みであるかどうかをチェ ックします。

2. 当該の vCenter Server が登録済みのリストに表示されない場合は、

register_storage コマンドを実行して登録します。

EMC RecoverPoint for Virtual Machines 4.3 インス トールおよび展開ガイ ド 13

Page 14: EMC RecoverPoint for Virtual Machines インストールおよび ......インストールおよび展開ガイド このドキュメントでは、RecoverPoint for Virtual Machines4.3.0.x

RecoverPoint for VMs 4.3 へのアップグレード

3. vSphere Web クライアン トからログアウト した後、 約 10 分間待ってから、 再度

ログインします。追加の vCenter Web クライアン トに RecoverPoint for VMs プラグ インをインス トールする必要があります。 インス トールされていない場合は、

vSphere Web Client を再起動します。

RecoverPoint for VMs 4.3 へのアップグレード

RecoverPoint for VMs 4.2.x から 4.3.0.x にアップグレードするとき、 既存の

RecoverPoint for VMs 設定はすべて、 RecoverPoint for VMs 4.3 に保持されます。

ジャーナルの消失やフル スイープは発生しません。 ただし、 アップグレード プロセ

スを完了するために、 レプリケーシ ョ ンは一時的に停止されます。

このアップグレード手順では、 スプリ ッ ターがインストール済みの VMware ESXi ホストが 低 2 台必要です。 vRPA は、 1 台のホストのスプリ ッ ターのアップグレード

中、 も う 1 台のホストで実行が継続されます。

今後の参照用として構成設定のコピーを保管するには、 アップグレード手順を開始

する前に、 CLI で save_settings コマンドを実行することが推奨されています。 SSHクライアン ト を使用してクラスター管理 IP に接続し、 ユーザー管理者としてログイ

ンし、 save_settings コマンドを実行します。

RecoverPoint 4.2 のライセンスがインストールされている場合は、 RecoverPoint 4.3 の

ライセンスにアップグレードする必要があります。 RecoverPoint for VMs 4.2.x がライ

センスされているお客様は、 EMC カスタマー サポートが RecoverPoint for VMs 4.3.xへのアップグレードを実行するようサービス リクエス ト を開く ことができます。

アップグレード時に、 レプリケート されている既存の VMs は影響されません。 新し

い VMs は、 4.3 のライセンスがインストールされるまで保護されません。 これは、

RecoverPoint for VMs のライセンスのないバージ ョ ンでは関係ありません。

「RecoverPoint for VMs スプリ ッ ターのアップグレード」 の前に、 VMware ESXi スプ

リ ッ ターに接続されているすべての vRPA クラスターを、 RecoverPoint for VMs 4.3 に

アップグレードする必要があります。

アップグレードは以下の手順で構成されます。

◆ 「vRPA のアップグレード」

◆ 「RecoverPoint for VMs スプリ ッ ターのアップグレード」

vRPA のアップグレード

RecoverPoint for VMs クラスター環境をアップグレードするには、 システム上のすべ

ての vRPA で、 次の手順を実行します。

通 知

「vRPA のアップグレードの完了」 の前に、 すべての vRPA クラスターにあるすべてのvRPA を、 RecoverPoint for VMs 4.3 にアップグレードする必要があります。

ISO は FTP サーバーで使用できる必要があります。

14 EMC RecoverPoint for Virtual Machines 4.3 インス トールおよび展開ガイ ド

Page 15: EMC RecoverPoint for Virtual Machines インストールおよび ......インストールおよび展開ガイド このドキュメントでは、RecoverPoint for Virtual Machines4.3.0.x

RecoverPoint for VMs 4.3 へのアップグレード

vRPA の接続の解除

1. SSH クライアン ト を使用して vRPA1 に接続し、 ユーザー boxmgmt と してログイ

ンします。

2. [メ イン メニュー] で、 [クラスター操作] > [クラスターとの接続を解除] を

選択します。 vRPA とクラスターとの接続が解除され、 すべてのレプリケーシ ョ

ンが停止します。

3. システム上のすべての vRPA クラスターにあるすべての vRPA で、 この手順を繰

り返します。

プラグ インの登録解除

RecoverPoint for VMs vCenter プラグ インを自動的に導入するには、 管理オブジェク

ト ブラウザーでプラグ インの登録を解除してお く必要があります。 vRPA の接続が解

除されている間、 クラスターに再接続される前に登録を解除することをお勧めしま

す。 プラグ インの登録を解除する前に、 vRPA クラスターのすべての vRPA について、

接続を解除してお く必要があります。

注 : vSphere 6.0 では、 管理オブジェク ト ブラウザーへのアクセスはデフォルトで無

効になります。 アクセスを有効化する方法については、 VMware KB2108405 を参照

して ください。

1. Web ブラウザーで、 vCenter Server システムの完全修飾ド メイン名 (または IP ア

ドレス) を入力します。

https://<hostname.yourcompany.com>/mob/?moid=ExtensionManager

2. vCenter ログイン認証情報を使用して、 ログインします。

3. [方法] テーブルで、 [UnregisterExtension] を選択します。

新しいブラウザー ウィンドウが開き、 void UnregisterExtension コマンドが表示さ

れます。

4. [パラ メーター] テーブルの値フ ィールドに 「com.emc.recoverpoint.vwc」 と入力

し、 [起動方法] をクリ ッ クします。

vRPA への新しい ISO のインストール

1. SSH クライアン ト を使用して vRPA に接続し、 ユーザー boxmgmt と してログイン

します。

2. [メ イン メニュー] で、 [インス トール] > [アップグレード] > [ISO のダウン

ロード (FTP サーバーから取得)] を選択します。

3. [メ イン メニュー] で、 [インス トール] > [アップグレード] > [ダウンロー

ド された ISO の適用] を選択します。 ISO が vRPA に適用され、 vRPA が再起動さ

れます。

4. システム上のすべての vRPA クラスターにあるすべての vRPA で、 この手順を繰

り返します。

vRPA のアップグレードの完了

1. SSH クライアン ト を使用して vRPA に接続し、 ユーザー boxmgmt と してログイン

します。

EMC RecoverPoint for Virtual Machines 4.3 インス トールおよび展開ガイ ド 15

Page 16: EMC RecoverPoint for Virtual Machines インストールおよび ......インストールおよび展開ガイド このドキュメントでは、RecoverPoint for Virtual Machines4.3.0.x

RecoverPoint for VMs 4.3 へのアップグレード

2. 一時 IP を構成することについてプロンプ トが表示されたら、 [いいえ] を選択し

ます。

3. [メ イン メニュー] で、 [インス トール] > [アップグレード] > [自動アップ

グレード] を選択します。

「リポジ ト リ ボリュームを以前のバージ ョ ンから現在のバージ ョ ンに変換しまし

たか?」 という メ ッセージが表示されたら、 各 vRPA クラスターの 初の vRPAについては [いいえ] を選択します。

4. 各クラスター内の 初の vRPA の自動アップグレードが完了すると、 システム内

の他の vRPA ごとに vRPA のアップグレードを繰り返します。

「リポジ ト リ ボリュームを以前のバージ ョ ンから現在のバージ ョ ンに変換しまし

たか?」 という メ ッセージが表示されたら、 その後のすべての vRPA については

[はい] を選択します。

RecoverPoint for VMs プラグ インは、 vSphere Web Client へのログイン時に自動的に

インストールされます。

RecoverPoint for VMs スプリ ッ ターのアップグレード

VMware ESXi でのスプリ ッ ターのアップグレードは徐々に行う必要があります。

vRPA が動作するためには、 スプリ ッ ターがインス トールされた 1 つ以上の VMware ESXi が必ず必要です。 フル スウィープを回避するために、 すべてのコンシステン

シー グループがアクテ ィブな場合にのみスプリ ッ ターのアップグレード手順を続行

できます。 RecoverPoint for VMs 4.2 クラスターは、 RecoverPoint for VMs 4.3 のクラス

ターと共存できません。

1. すべての vRPA を、 スプリ ッ ターがインス トールされた VMware ESXi ホストに移

動します。

2. VMware ESXi ホストで、 保守モードに切り替えます。 保守モードに切り替えるに

は、 VMware ESX CLI または vCenter で、 次のコマンドを入力します。

esxcli system maintenanceMode set -e=true

3. VMware ESXi ホストで、 次のコマンドを使用して、 古い VIB を削除します。

esxcli software vib remove -n "RP-Splitter"

4. VMware ESXi サーバーを再起動します

5. /usr/lib/vmware/vmkmod/esx_splitterが削除されたことを確認します。

6. 新しいスプリ ッ ターは、 次のいずれかの方法でインストールすることができま

す。

• 4 ページの 「RecoverPoint for VMs VIB インス トーラーを使ったスプリ ッ ターの

インス トール」

VIB インストーラーを使ってスプリ ッ ターをインス トールする場合は、 更新す

るすべての VMware ESXi ホストに対して次の手順を繰り返す必要があります。

• 5 ページの 「boxmgmt を使ったスプリ ッ ターのインス トール」 .

boxmgmt によるスプリ ッ ターのインス トールを選択した場合、 VMware ESXiにあるすべての vRPA でスプリ ッ ターがインス トールされていることも確認し

ます。

16 EMC RecoverPoint for Virtual Machines 4.3 インス トールおよび展開ガイ ド

Page 17: EMC RecoverPoint for Virtual Machines インストールおよび ......インストールおよび展開ガイド このドキュメントでは、RecoverPoint for Virtual Machines4.3.0.x

RecoverPoint for VMs 4.3.0.1 へのアップグレード

RecoverPoint for VMs 4.3.0.1 へのアップグレード

RecoverPoint for VMs 4.3 から 4.3.0.1 にアップグレードするとき、 既存の

RecoverPoint for VMs 設定はすべて、 RecoverPoint for VMs 4.3 に保持されます。

ジャーナルの消失やフル スイープは発生しません。 ただし、 アップグレード プロセ

スを完了するために、 レプリケーシ ョ ンは一時的に停止されます。

このアップグレード手順では、 スプリ ッ ターがインストール済みの VMware ESXi ホストが 低 2 台必要です。 vRPA は、 1 台のホストのスプリ ッ ターのアップグレード

中、 も う 1 台のホストで実行が継続されます。

RecoverPoint for VMs 4.3 を 4.3.0.1 にアップグレードするには、 以下の手順が必要で

す。

◆ 「Deployment Manager を使用した vRPA のアップグレード」

◆ 「RecoverPoint for VMs スプリ ッ ターのアップグレード」

◆ 「RecoverPoint for VMs プラグインのアップグレード」

Deployment Manager を使用した vRPA のアップグレード

RecoverPoint for VMs クラスター環境をアップグレードするには、 システム上のすべ

ての vRPA で、 次の手順を実行します。

前提条件 :

◆ RecoverPoint for VMs Deployment Manager を使用するには、 Java™ 7 (アップデー

ト 13 以降) の 32 ビッ ト版が RecoverPoint for VMs Deployment Manager を実行す

るコンピューターにインス トールされている必要があります。 新の Java 7アップデート をインス トールすることを推奨します。

vRPA クラスターをアップグレードするには、 RecoverPoint for VMs Deployment Manager を使用します。

1. Deployment Manager を起動して、 RecoverPoint for Virtual Machines のアップグ

レードを選択します。 ログインをクリ ックします。

2. [アップグレード ステップの選択] スクリーンで、 [アップグレードの準備] を

選択します。

3. [アップグレードの準備] スクリーンで、 前提条件を読みます。 条件を満たして

いることを確認したら、 [新しいクラスターをアップグレードする条件を満たし

ています] チェ ッ クボックスをオンにします。

4. [ログイン認証情報] スクリーンで、 RecoverPoint for VMs クラスター管理 IP アド

レスと、 クラスターに接続するためのログ認証情報を入力します。

5. ログイン認証情報のサマリースクリーンで、 接続テストの結果を確認します。

6. [EMC オンライン サポートの認証情報] スクリーンで、 EMC オンライン サポー

トの認証情報を入力して、 クラスターに適用する RecoverPoint の関連する ISO イ

メージにアクセスし、 アップグレードを完了するのに必要な関連するアップグ

レード変更管理情報を入手します。 体験版のユーザーの場合、 [は変更管理手順

を無効にする] チェ ッ ク ボックスをオンにします。

EMC RecoverPoint for Virtual Machines 4.3 インス トールおよび展開ガイ ド 17

Page 18: EMC RecoverPoint for Virtual Machines インストールおよび ......インストールおよび展開ガイド このドキュメントでは、RecoverPoint for Virtual Machines4.3.0.x

RecoverPoint for VMs 4.3.0.1 へのアップグレード

7. [RecoverPoint リ リースの更新] スクリーンで、 [ISO がローカルで使用可能な更

新] を選択します。

8. [ISO ファイル情報] スクリーンで、 ISO ファイルのダウンロード ソースを選択

し、 ファイル名を入力します。

9. [アップグレード変更管理の手順] スクリーンで、 アップグレード変更管理手順

が完了したことを確認します。

10. [ISO ファイルの配信のサマリー ] スクリーンで、 環境内のすべての vRPA への

ISO イ メージ ファイルの分配の結果を確認します。

11. [システム診断] スクリーンでは、 クラスターと vRPA のためにシステム診断が実

行されます。 続行する前にエラーまたは警告を解決します。

12. [システム ファイルの保存] スクリーンで、 構成ファイルを保存し、 カスタマー サポートにシステム変更ファイルをエクスポート します (該当する場合)。

13. [完了] を選択して、 アップグレードを vRPA に適用します。

RecoverPoint for VMs スプリ ッ ターのアップグレード

スプリ ッ ターのアップグレードには、 VMware ESXi サーバーの再起動が必要です。 シ

ステム停止を 小限に抑えるために、 スプリ ッ ターのアップグレードは 1 つずつ行

う必要があります。 フル スウィープを回避するために、 すべてのコンシステンシー グループがアクテ ィブな場合にのみスプリ ッ ターのアップグレード手順を続行でき

ます。

1. VMware ESXi ホストで、 保守モードに切り替えます。 保守モードに切り替えるに

は、 ESXCLI で、 次のコマンドを入力します。

esxcli system maintenanceMode set -e=true

2. セキュア コピー プロ ト コルで SSH クライアン ト を使用して、 RecoverPoint VIB を

/tmpディ レク ト リにコピーします。 次のコマンドを使用します。

scp <vib name><username>@<ESXi host IP>:/tmp

例 :

scp kdriver_RPESX-00.4.3.0.1.0.c.122.vib [email protected]:/tmp

3. 古い RecoverPoint vSphere Installation Bundle を VMware ESXi から削除するには、

VMware ESXi ホスト コンソールで、 ssh を使用して、 次のコマンドを実行します。

esxcli software vib remove -n "RP-Splitter"

4. 新しい RecoverPoint vSphere Installation Bundle を VMware ESXi にインストールす

るには、 VMware ESXi ホスト コンソールで、 次のコマンドを実行します。

esxcli software vib install -v /<vib_full_path> --no-sig-check

正常にインストールされると、 次のメ ッセージが表示されます。

インストール結果 メ ッセージ : オペレーシ ョ ンは正常に終了しました。 再起動が必要 : いいえ VIB インストール済み : EMC_Recoverpoint_bootbank_RP-Splitter_RPS-<バージョ ン番号 > VIB削除済み :

18 EMC RecoverPoint for Virtual Machines 4.3 インス トールおよび展開ガイ ド

Page 19: EMC RecoverPoint for Virtual Machines インストールおよび ......インストールおよび展開ガイド このドキュメントでは、RecoverPoint for Virtual Machines4.3.0.x

RecoverPoint for VMs 4.3.0.1 へのアップグレード

VIB スキップ済み :

5. スプリ ッ ターのインス トールを確認するには、 VMware ESXi ホスト コンソールで

ssh を使用して、 次のコマンドを実行します。

esxcli software vib list

RecoverPoint for VMs スプリ ッ ターのインス トール バンドル名がリス トの上部に

表示されます。

6. VMware ESXi ホストで、 ESXCLI で次のコマンドを実行して、 保守モードを終了し

ます。

esxcli system maintenanceMode set -e=false

7. vMotion を実行して VMs をこの VMware ESXi ホストに戻します。

8. システム内にあるすべての VMware ESXi クラスターのすべての VMware ESXi サー

バーについて手順全体を繰り返します。

RecoverPoint for VMs プラグインのアップグレード

システム内の各 vCenter について、 RecoverPoint for VMs プラグインをアップグレー

ド します。

1. vSphere Web Client は次からアクセスします :

https://<vCenter-ip-address>:9443/vsphere-client/。 ここで : <vCenter-ip-address>は vCenter の IP アドレスです。 vSphere Web Client ホーム ページで、 RecoverPoint for VMs アイコンをクリ ッ クします。

2. RecoverPoint for VMs の管理スクリーンの右上にあるヘルプ ... リンクをクリ ッ ク

して、 ドロップダウン ボックスから RP for VMs プラグインのアップグレードを

選択します。

3. RP for VMs プラグインのアップグレードウィ ンドウで、 どのバージ ョ ンにアップ

グレードするか選択します。

4. VCenter からログアウト し、 再びログインしてプラグインのアップグレードを完

了します。

プラグインのアップグレード後は、 以前のバージ ョ ンの RecoverPoint for VMs を

実行している vRPA クラスターにアクセスできな く なります。

EMC RecoverPoint for Virtual Machines 4.3 インス トールおよび展開ガイ ド 19

Page 20: EMC RecoverPoint for Virtual Machines インストールおよび ......インストールおよび展開ガイド このドキュメントでは、RecoverPoint for Virtual Machines4.3.0.x

再インストールのための RecoverPoint for VMs システムのクリーンアップ

再インストールのための RecoverPoint for VMs システムのクリーンアップ

再インストールする前に RecoverPoint for VMs 環境をクリーンアップするには、 次の

手順を使用します。

VM 保護の解除

1. vSphere Web Client ホーム ページで、 [RecoverPoint for VMs の管理] アイコン>

[保護] タブをクリ ッ クします。 [仮想マシン <String `] をク リ ッ クします。

2. レプリケート を停止する VM を選択します。 [非保護] アイコンをクリ ックしま

す。 保護された VM ごとにこの操作を繰り返します。

RecoverPoint for VMs スプリ ッ ターのアンインストール

VMware ESXi に vRPA クラスターが 1 つのみ存在する場合、 スプリ ッ ターはアンイン

ス トールする必要があります。

1. VMware ESXi ホストで、 保守モードに切り替えます。 保守モードに切り替えるに

は、 ESXCLI で、 次のコマンドを入力します。

esxcli system maintenanceMode set -e=true

2. SSH クライアン ト を使用して、 各 VMware ESXi ホストにインス トールされている

VIB (vSphere Installation Bundles) の一覧を取得します。 次のコマンドを使用し

ます。

esxcli software vib list

3. アンインス トールする VIB の名前を、 表示されたリス トから展開します。 次のコ

マンドを使用して、 VIB を削除します。

esxcli software vib remove -n “<vib name>”

4. VMware ESXi サーバーを再起動します (RecoverPoint for VMs 4.3 スプリ ッ ターを

アンインス トールする場合、 再起動は不要です)。

5. VMware ESXi サーバーの再起動が完了したら、 ESXCLI で次のコマンドを実行し

て、 保守モードを終了します。

esxcli system maintenanceMode set -e=false

vRPA の接続の解除

1. SSH クライアン ト を使用して vRPA に接続し、 ユーザー boxmgmt と してログイン

します。

2. [メ イン メニュー] で、 [クラスター操作] > [クラスターとの接続を解除] を

選択します。

vRPA の電源オフ

vSphere Web Client で、 [インベン ト リ] の [VM とテンプレート] を選択します。 各

vRPA を選択して右クリ ックし、 [vCenter アクシ ョ ン] > [電源] > [電源オフ] を

選択します。

20 EMC RecoverPoint for Virtual Machines 4.3 インス トールおよび展開ガイ ド

Page 21: EMC RecoverPoint for Virtual Machines インストールおよび ......インストールおよび展開ガイド このドキュメントでは、RecoverPoint for Virtual Machines4.3.0.x

再インストールのための RecoverPoint for VMs システムのクリーンアップ

データストア リポジト リ フォルダーの削除

1. vSphere Web Client で、 [vCenter] > [データス トア] を選択します。 リポジ ト リ フォルダーが作成されたデータストアを選択します。

2. [フ ァイル] サブタブに表示されたファイルのリストで、 [RPvStorage] フォル

ダーを特定します。 右クリ ックして、 [ファイルの削除] を選択します。

管理オブジェク ト ブラウザーからの RP 拡張機能の登録解除 :

vCenter にインストールされている vRPA クラスターが 1 つだけの場合は、

RecoverPoint 拡張機能の登録を、 管理オブジェク ト ブラウザーから解除する必要が

あります。

注 : vSphere 6.0 では、 管理オブジェク ト ブラウザーへのアクセスはデフォルトで無

効になります。 アクセスを有効化する方法については、 VMware KB2108405 を参照

して ください。

1. Web ブラウザーで、 VMware ESXi または vCenter Server システムの完全修飾ド メ

イン名 (または IP アドレス) を入力します。

https://hostname.yourcompany.com/mob/?moid=ExtensionManager

2. vCenter ログイン認証情報を使用して、 ログインします。

3. [方法] テーブルで、 [UnregisterExtension] を選択します。

新しいブラウザー ウィンドウが開き、 void UnregisterExtension コマンドが表示さ

れます。

4. [パラ メーター] テーブルの値フ ィールドに 「com.emc.recoverpoint.vwc」 と入力

し、 [起動方法] をクリ ッ クします。

5. vCenter サーバーに接続します (ローカル ネッ トワーク マッピングまたはリモー

ト デスク ト ップ接続を使用)。 次のフォルダーを削除します。

vCenter 5.1/5.5 :

– Windows vCenter の場合 :C:\ProgramData\VMware\vSphere Web Client\vc-packages\vsphere-client-serenity\com.emc.recoverpoint.vwc-4.3.0.0

– vCSA の場合/var/lib/vmware/vsphere-client/vc-packages/vsphere-client-serenity/com.emc.recoverpoint.vwc-4.3.0.0

vCenter 6.0 :

– Windows vCenter の場合 :C:\ProgramData\VMware\vCenterServer\cfg\vsphere-client\vc-packages\vsphere-client-serenity\com.emc.recoverpoint.vwc-4.3.0.0

– vCSA の場合/etc/vmware/vsphere-client/vc-packages/vsphere-client-serenity/com.emc.recoverpoint.vwc-4.3.0.0

6. vSphere Web Client を再起動します。

EMC RecoverPoint for Virtual Machines 4.3 インス トールおよび展開ガイ ド 21

Page 22: EMC RecoverPoint for Virtual Machines インストールおよび ......インストールおよび展開ガイド このドキュメントでは、RecoverPoint for Virtual Machines4.3.0.x

再インストールのための RecoverPoint for VMs システムのクリーンアップ

RecoverPoint for VMs 構成パラメーターが空であることの確認

1. vSphere Web Client で、 [インベン ト リ] の [ホス ト とクラスター] を選択しま

す。 RecoverPoint for VMs で保護された VM を選択します。 VM の電源をオフにし

ます。 右クリ ックして、 [設定の編集] を選択します。

2. 設定の編集ダイアログ ボックスで、 VM オプシ ョ ンタブを選択します。 詳細列を

展開します。 [構成パラメーター] 行で [構成の編集] をクリ ックして、 詳細構

成パラメーターを編集します。

3. [構成パラ メーター] ウィ ンドウで、 名前に RecoverPoint または VMware ESX ス

プリ ッ ターが含まれるすべての構成パラメーターの値が空であることを確認しま

す。 次のパラメーターの値が空である必要があります。

• RecoverPoint RPA 番号• RecoverPoint CGUID

• RecoverPoint クラスター ID• esx_splitter.globalOptions• esx_splitter.scsi0:1.options

vRPA iSCSI IP の削除

1. vSphere Web Client で、 [インベン ト リ] の [ホス ト とクラスター] を選択しま

す。 VMware ESXi ホスト を選択します。

2. [管理] > [ス ト レージ] > [ス ト レージ アダプター] > [iSCSI ソフ トウェア アダプター] > [ターゲッ ト] を選択します。

3. アンインス トールする vRPA の vRPA ターゲッ ト を削除します。

4. 後で [ス ト レージ アダプターの再スキャン] を実行します。

カスタム トークンの削除

再インストールされるクラスターからカスタム トークンを削除する必要があります。

注 : vSphere 6.0 では、 管理オブジェク ト ブラウザーへのアクセスはデフォルトで無

効になります。 アクセスを有効化する方法については、 VMware KB2108405 を参照

して ください。

1. Web ブラウザーで、 vCenter Server システムの完全修飾ド メイン名 (または IP ア

ドレス) を入力します。

https://<hostname.yourcompany.com>/mob/?moid=CustomFieldsManager

2. vCenter ログイン認証情報を使用して、 ログインします。

3. [方法] テーブルで、 [RemoveCustomFieldDef] をク リ ッ クします。

新しいブラウザー ウィンドウが開き、 void RemoveCustomFieldDef コマンドが表

示されます。

4. [パラ メーター] テーブルで、 RecoverPoint for VMs クラスター ID に対応する [プ

ロパテ ィ] テーブルにリス ト されているカスタム フ ィールドの値を入力します。

メ ソ ッ ドの呼び出しをクリ ッ クします。

22 EMC RecoverPoint for Virtual Machines 4.3 インス トールおよび展開ガイ ド

Page 23: EMC RecoverPoint for Virtual Machines インストールおよび ......インストールおよび展開ガイド このドキュメントでは、RecoverPoint for Virtual Machines4.3.0.x

ト ラブルシューテ ィ ング

5. い くつかのクラスターを再インストールする場合、 クラスター ID に対応する

[プロパテ ィ] テーブルにリスト されている各カスタム フ ィールドについて、 ス

テップ 3 とステップ 4 を繰り返します。

注 : RecoverPoint for VMs 4.3 のクラスターと RecoverPoint VMs 4.2 のクラスターは同

じ vCenter では共存できません。

vRPA のクリーンアップ

RecoverPoint for VMs の新しいビルドをインス トールする前に、 インス トールされて

いるすべてのコンポーネン ト を削除します。 フレッシュ インストールを行う場合は、

フレッシュ vRPA を使用することをお勧めします。 それ以外の場合は、 vRPA のク

リーンアップが必要です。

◆ vRPA を右クリ ックし、 [設定の編集] ダイアログ ボックスで [設定の編集] を選

択し、 ハード ディスク 2 (10 MB) を削除します。

◆ 構成パラメーターで VMware ESXi スプリ ッ ターへの参照を削除します。

ト ラブルシューティング

このセクシ ョ ンでは、 RecoverPoint for VMs 実装と関連コンポーネン トの問題のト ラ

ブルシューテ ィングと手順について説明します。

vRPA

vRPA が動かない

◆ RecoverPoint for VMs ダッシュボードで、 vRPA がオンラインでないことを示すエ

ラー イベン トがないかどうかを確認します。

◆ 動いている vRPA にログインし、 RecoverPoint のユーザー名とパスワードを入力し

て、 CLI にログインします。 get_system_status コマンドを使用してクラスターの

ステータスを確認し、 メ ッセージに従って、 すべてのカテゴリーのステータスを

取得するように選択します。

◆ boxmgmt へのログインを試して、 SSH で vRPA に接続できないことを確認します。

◆ vRPA リソース予約で、 vRPA の電源オフの原因になった可能性のある競合がない

かどうかを確認し、 すべての問題を解決してから、 操作を続行します。

◆ vSphere Web Client で、動いていない vRPA を右クリ ックし、[すべての vCenter アク

シ ョ ン] > [電源] > [電源オン] を選択します。

◆ vSphere Web Client で vRPA コンソールを監視して、 vRPA の電源が適切にオンに

なったことを確認します。

◆ ログを収集して、 vRPA が動かな く なった根本原因を調査します。 ログ収集の詳細

については、 『EMC RecoverPoint for Virtual Machines Administrator’s Guide』 の

「システム情報の収集」 および 「RecoverPoint for VMs スプリ ッ ター ログの収集」

を参照して ください。

EMC RecoverPoint for Virtual Machines 4.3 インス トールおよび展開ガイ ド 23

Page 24: EMC RecoverPoint for Virtual Machines インストールおよび ......インストールおよび展開ガイド このドキュメントでは、RecoverPoint for Virtual Machines4.3.0.x

ト ラブルシューテ ィ ング

注 : RecoverPoint for VMs ライセンス バージ ョ ンを使用している場合は、 EMC カスタ

マー サポートまでお問い合わせください。

vRPA とクラスターの接続が解除される

◆ RecoverPoint for VMs ダッシュボードで、 vRPA がスト レージにアクセスできない、

またはスプリ ッ ターと通信できないことを示すエラー イベン トがないかどうか

を確認します。

◆ 動いている vRPA にログインし、 RecoverPoint のユーザー名とパスワードを入力し

て、 CLI にログインします。 get_system_status コマンドを使用してクラスターの

ステータスを確認し、 メ ッセージに従って、 すべてのカテゴリーのステータスを

取得するように選択します。

◆ boxmgmt へのログインを試して、 SSH で vRPA に接続できることを確認します。

◆ boxmgmt を使用して vRPA にログインし、 [クラスター操作] > [RPA をクラス

ターに接続する] を選択します。 vRPA が再起動されます。 vSphere Web Client でvRPA コンソールを監視して、 vRPA の電源が適切にオンになったことを確認しま

す。

◆ ログを収集して、 vRPA とクラスターの間の接続が解除される根本原因を調査しま

す。 ログ収集の詳細については、 『EMC RecoverPoint for Virtual Machines Administrator’s Guide』 の 「システム情報の収集」 および 「RecoverPoint for VMsスプリ ッ ター ログの収集」 を参照して ください。

注 : RecoverPoint for VMs ライセンス バージ ョ ンを使用している場合は、 EMC カスタ

マー サポートまでお問い合わせください。

vRPA にスト レージまたはスプリ ッ ターが表示されない

◆ vRPA がオンラインであることを確認します。

◆ vRPA がクラスターに接続されていることを確認します。

◆ スプリ ッ ターが実行中であることを確認します。

• VMware ESXi サーバーにログインします。

• 実行 : ps |grep kdriver

• スプリ ッ ターのプロセスが実行中であることを確認します。

◆ ログを収集して、 vRPA が動かな く なった根本原因を調査します。 ログ収集の詳細

については、 『EMC RecoverPoint for Virtual Machines Administrator’s Guide』 の

「システム情報の収集」 および 「RecoverPoint for VMs スプリ ッ ター ログの収集」

を参照して ください。

注 : RecoverPoint for VMs ライセンス バージ ョ ンを使用している場合は、 EMC カスタ

マー サポートまでお問い合わせください。

クラスターの接続ウィザードで vRPA クラスターに接続できない

RecoverPoint for VMs クラスターは、 boxmgmt Installation Manager CLI を使用して追加

することもできます。

24 EMC RecoverPoint for Virtual Machines 4.3 インス トールおよび展開ガイ ド

Page 25: EMC RecoverPoint for Virtual Machines インストールおよび ......インストールおよび展開ガイド このドキュメントでは、RecoverPoint for Virtual Machines4.3.0.x

ト ラブルシューテ ィ ング

通常、 クラスターの導入中は、 LAN ゲートウェイのみが指定されます。 WAN のサブ

ネッ トが LAN と異なる場合、 またはリモート クラスターのサブネッ トが WAN と異

なる場合は、 WAN インターフェイス用に追加のゲートウェイを両方のクラスターに

追加する必要があります。 これにより、 WAN インターフェイス (eth0) を使用して

クラスターが通信できます。

各 vRPA クラスターのインストール中に WAN ゲートウェイが定義された場合、 リ

モート ゲートウェイと リモート WAN のアドレスに ping を実行してみることができ

ます。

1. boxmgmt で、 [Setup ] > [Run internal command] を選択します。

2. ping -I eth0 <remote-WAN-IP address> を使用して、 WAN インターフェイスで、 テス

トが実行されていることを確認します。

Enter internal command: ping -I eth0 10.12.160.1

クラスターのインストール中に WAN ゲートウェイが定義されなかった場合、 その

ゲートウェイは、 クラスターの接続ウィザードまたは boxmgmt を使用して定義でき

ます。 boxmgmt で、 [構成] > [設定の変更] > [クラスター < クラスター名 > の詳

細を入力] > [接続設定] > [ゲートウェイの構成] を選択します。

両方の既存のクラスターで boxmgmt を使用して WAN ゲートウェイを手動で追加し

たら、 ping テスト (ping -I eth0 <remote-WAN-IP address>) を実行し、 クラスターの接

続ウィザードを使用して、 追加 WAN ゲートウェイを追加せずにサイ ト を接続しま

す。 新しいクラスターが WAN ゲートウェイと ともに導入された場合、 または新しい

クラスターでの追加 WAN ゲートウェイの定義に boxmgmt が使用された場合は、 ク

ラスターの接続ウィザードを使用して既存のクラスターで WAN ゲートウェイを定義

し、 2 つのクラスターを接続できます。

VMware ESXi スプリ ッ ター

スプリ ッ ターが表示されないか、 エラー状態になる

◆ 可能な場合は、 レプリケーシ ョ ンを続行または再開する目的で、 エラー状態のス

プリ ッ ターが含まれる VMware ESXi ホストから、 保護された VM の vMotion を実

行します。

◆ スプリ ッ ターのプロセスが実行中であることを確認します。

• VMware ESXi サーバーにログインし、次のコマンドを使用して、 スプリ ッ ター プロセスが実行中であることを確認します。

ps |grep kdriver

• プロセスが実行中でない場合は、 VMware ESXi ノードを保守モードに切り替え

て、 再起動します。

◆ ソフ トウェア iSCSI アダプター構成を確認します。

• VMware ESXi クラスターですべてのホストのソフ トウェア iSCSI アダプター

に、 VMkernel ポートがバインド されていることを確認します。

• ソフ トウェア iSCSI アダプターに、 すべてのパスと vRPA iSCSI ターゲッ トが

表示されることを確認します。

• vRPA への iSCSI パスがアクテ ィブで、 使用されていることを確認します。

EMC RecoverPoint for Virtual Machines 4.3 インス トールおよび展開ガイ ド 25

Page 26: EMC RecoverPoint for Virtual Machines インストールおよび ......インストールおよび展開ガイド このドキュメントでは、RecoverPoint for Virtual Machines4.3.0.x

ト ラブルシューテ ィ ング

◆ vRPAが Software iSCSI VMkernel ポートに対して ping を実行できることを確認しま

す。

• Software iSCSI VMkernel ポートに vRPA から ping を実行するには、 boxmgmtにログインし、 [診断] > [内部コマンドの実行] > [ping -I eth2 (または

eth3) <VMkernel IP address>] を選択します。

• ping テストに失敗した場合は、 vRPA iSCSI インターフェイスおよびソフ ト

ウェア iSCSI アダプター VMkernel ポート上の IP アドレス、 ネッ トマスク、

ゲートウェイの割り当てを確認します。

◆ ログを収集して、 スプリ ッ ターが表示されない、 またはエラー状態になる根本原

因を調査します。 ログ収集の詳細については、 『EMC RecoverPoint for Virtual Machines Administrator’s Guide』 の 「システム情報の収集」 および 「RecoverPoint for VMs スプリ ッ ター ログの収集」 を参照して ください。

注 : RecoverPoint for VMs ライセンス バージ ョ ンを使用している場合は、 EMC カスタ

マー サポートまでお問い合わせください。

RecoverPoint for VMs プラグ イン

vSphere Web Client にプラグ インが含まれていない

問題が解決するまで、 次のステップを実行します。

◆ vSphere Web Client からログアウト して、再ログインします。 RecoverPoint for VMsプラグ インがインベン ト リに表示されているかどうかを確認します。

◆ RecoverPoint for VMs プラグ インが表示されていない場合は、 vCenter Web Clientサービスを再開します。

◆ vCenter 認証情報の構成を確認します。

• vCenter 認証情報の再構成が必要になる場合があります。 EMC カスタマー サポートに連絡して、 保護 VM が存在するかどうかを確認して ください。

◆ vSphere Web Client にプラグ インがまだ表示されない場合は、 ログを収集して、

プラグ インが表示されない根本原因を調査します。 ログ収集の詳細については、

『EMC RecoverPoint for Virtual Machines Administrator’s Guide』 の 「システム情報

の収集」 および 「RecoverPoint for VMs スプリ ッ ター ログの収集」 を参照して く

ださい。

プラグ インに vRPA クラスターが表示されない

問題が解決するまで、 次のステップを実行します。

◆ vSphere Web Client からログアウト して、 再ログインします。

◆ vSphere Web Client を更新します。

◆ vSphere Web Client を再起動します。

◆ https://<vSphere Web Client>/mob にログインします。 vCenter 認証情報が適切に構

成されていることを確認します。

◆ vRPA1 を再起動してから、 vRPA2 を再起動します。

26 EMC RecoverPoint for Virtual Machines 4.3 インス トールおよび展開ガイ ド

Page 27: EMC RecoverPoint for Virtual Machines インストールおよび ......インストールおよび展開ガイド このドキュメントでは、RecoverPoint for Virtual Machines4.3.0.x

ト ラブルシューテ ィ ング

◆ ログを収集して、 vRPA が表示されない根本原因を調査します。 ログ収集の詳細に

ついては、 『EMC RecoverPoint for Virtual Machines Administrator’s Guide』 の 「シ

ステム情報の収集」 および 「RecoverPoint for VMs スプリ ッ ター ログの収集」 を

参照して ください。

注 : RecoverPoint for VMs ライセンス バージ ョ ンを使用している場合は、 EMC カスタ

マー サポートまでお問い合わせください。

RecoverPoint for VMs レプリケーシ ョ ン

コンシステンシー グループが高負荷転送状態か、 初期化が完了しない

◆ vRPA管理 IPアドレスへのSSH接続を作成し、RecoverPointのユーザー名とパスワー

ドを入力して、 CLI にログインします。 detect_bottlenecks コマンドを実行し、 作

成されたレポート を収集して、 高負荷状態の根本原因を特定します。 ボトルネッ

ク検出の詳細については、 「EMC RecoverPoint for Virtual Machines Administrator’s Guide」 の 「ボトルネックの検出」 を参照して ください。

◆ WAN やジャーナルの問題など、detect_bottlenecks レポートによってハイライ ト表

示されている問題を解決します。

◆ コンシステンシー グループが vRPA にバランスよ く分散されていない場合は、 管

理 IP アドレスへの SSH 接続を作成し、 RecoverPoint のユーザー名とパスワード

を入力して、 CLI にログインします。 run balance_load を実行し、 状況に応じて

コンシステンシー グループの割り当てを変更します。 ロード バランシングの詳

細については、 「EMC RecoverPoint for Virtual Machines Administrator’s Guide」 の

「ロード バランシング」 を参照して ください。

◆ コンシステンシー グループに必要なスループッ トが、1 つの vRPA における可用性

を超える場合は以下を実行します。

vRPA プロファイルを確認して、 より高い IOPS とスループッ ト要件に対応するた

めにリソースを追加できるかどうかを確かめます。

◆ 圧縮、 重複排除などのリンク ポリシーを確認します。 これにより、 vRPA に対す

る負荷が増える場合があります。 これらのリンク ポリシーの詳細については、

『EMC RecoverPoint for Virtual Machines Administrator’s Guide』 の 「グループまた

はリンク ポリシーの編集」 を参照して ください。

• コンシステンシー グループに複数の VM が含まれる場合は、 必要に応じて VMを専用コンシステンシー グループに移動し、 グループ セッ ト を使用すること

を検討します。

• ( 大 8 個の) vRPA を vRPA クラスターに追加して、 リソースを追加すること

を検討します。

• VMware ESXi リソースを確認し、 競合が発生していないことを確かめます。

◆ 必要な場合は、vRPA 管理 IP アドレスへの SSH 接続を作成し、RecoverPoint のユー

ザー名とパスワードを入力して、 CLI にログインします。 config_io_throttling コ

マンドを実行して、 フル スイープ プロセス中の本番スト レージの読み取り速度

を遅く します。

EMC RecoverPoint for Virtual Machines 4.3 インス トールおよび展開ガイ ド 27

Page 28: EMC RecoverPoint for Virtual Machines インストールおよび ......インストールおよび展開ガイド このドキュメントでは、RecoverPoint for Virtual Machines4.3.0.x

ヘルプ情報の取得

コンシステンシー グループがエラー状態になる

◆ コンシステンシー グループが高負荷状態の場合に行うよう提案した手順すべて

を実行します。 コンシステンシー グループでエラー状態が解消されない場合は、

次の操作を試してみます。

• イメージ アクセス バッファーがいっぱいかどうかを確認します。 いっぱいの

場合は、 イ メージ アクセスを無効にします。

• WAN の問題を解決します。

• コンシステンシー グループが永続的に高負荷状態かどうかを確認します。

◆ ログを収集して、 コンシステンシー グループがエラー状態になる根本原因を調

査します。 ログ収集の詳細については、 『EMC RecoverPoint for Virtual Machines Administrator’s Guide』 の 「システム情報の収集」 および 「RecoverPoint for VMsスプリ ッ ター ログの収集」 を参照して ください。

注 : RecoverPoint for VMs ライセンス バージ ョ ンを使用している場合は、 EMC カスタ

マー サポートまでお問い合わせください。

ヘルプ情報の取得

EMC のサポート情報、 製品情報、 ライセンス情報は、 次の場所で入手できます。

製品情報 — ドキュ メン ト、 リ リース ノート、 ソフ トウェア アップデートや、 EMC 製品の詳細については、 次の EMC オンライン サポートを参照して ください。

https://support.emc.com

テクニカル サポート — EMC オンライン サポートにアクセスして、 [サービス センター] をクリ ッ クして く ださい。 EMC テクニカル サポートへの問い合わせ方法がいくつか表示されます。 サービス リクエス ト を開始するには、 有効なサポート契約が必要です。 有効なサポート契約の入手方法の詳細や、 アカウン トに関する質問については、 EMC 販売担当者にお問い合わせください。

28 EMC RecoverPoint for Virtual Machines 4.3 インス トールおよび展開ガイ ド

Page 29: EMC RecoverPoint for Virtual Machines インストールおよび ......インストールおよび展開ガイド このドキュメントでは、RecoverPoint for Virtual Machines4.3.0.x

付録 A : IP および SAN 構成詳細テンプレート

付録 A : IP および SAN 構成詳細テンプレート

vRPA クラスター用の IP および SAN 構成詳細テンプレート を使用して、 インストー

ルの前に関連するインフラス ト ラクチャ データを収集します。

RecoverPoint for VMs のインストールには、 vRPA あたり少な く とも 2 つの専用 IP ア

ドレス (1 つは管理 (LAN) 用、 も う 1 つは WAN 用) が必要です。 また、 vRPA ごと

に、 iSCSI 用の追加 IP アドレスが 2 つ必要です。 各 VMware ESXi ホストの VMKernelポートにも IP アドレスが必要です。 さらに、 vRPA のうちの 1 つが管理アクテ ィ ビ

テ ィに使用する追加のクラスター管理 IP が、 クラスターごとに 1 つ必要です。

RecoverPoint for VMs のインストールでは、 Management (LAN) および WAN のデ

フォルト ゲートウェイとサブネッ ト マスクが必要です。

NTP、 DNS、 SMTP、 SNMP の各サービスはオプシ ョ ンであり、 必要に応じて使用でき

ますが、 NTP サービスについては使用することを強くお勧めします。

以下のテンプレートの詳細のほか、 次の値を文書化することをお勧めします。

◆ VMware ESXi クラスター

◆ vRPA プロファイル : min、 med、 max

◆ vRPA データス トア

IP および SAN 構成詳細

仮想 RPA クラスター クラスター 1 クラスター 2 クラスター 3

クラスター名

タイム ゾーン

ローカル ド メイン

プライマリ DNS サーバー (オプシ ョン)

セカンダリ DNS サーバー (オプシ ョン)

NTP サーバー (オプシ ョ ン、 ただし強く推奨)

クラスター管理 IPv4

管理デフォルト ゲートウェイ IPv4

管理サブネッ ト マスク IPv4

WAN デフォルト ゲートウェイ

WAN サブネッ ト マスク

SMTP (オプシ ョ ン)

vCenter IP

vCenter 認証情報

EMC RecoverPoint for Virtual Machines 4.3 インス トールおよび展開ガイ ド 29

Page 30: EMC RecoverPoint for Virtual Machines インストールおよび ......インストールおよび展開ガイド このドキュメントでは、RecoverPoint for Virtual Machines4.3.0.x

付録 A : IP および SAN 構成詳細テンプレート

vRPA 1 :

vRPA 管理 IP

vRPA WAN IP

iSCSI1 IP

iSCSI2 IP

VMware ESXi サーバー iSCSI VMkernelポート 1 IP

VMware ESXi サーバー iSCSI VMkernelポート 2 IP

vRPA 2 :

vRPA 管理 IP

vRPA WAN IP

iSCSI1 IP

iSCSI2 IP

VMware ESXi サーバー iSCSI VMkernelポート 1 IP

VMware ESXi サーバー iSCSI VMkernelポート 2 IP

vRPA 3 :

(オプシ ョン)

vRPA 管理 IP

vRPA WAN IP

iSCSI1 IP

iSCSI2 IP

VMware ESXi サーバー iSCSI VMkernelポート 1 IP

VMware ESXi サーバー iSCSI VMkernelポート 2 IP

vRPA 4 :

(オプシ ョン)

vRPA 管理 IP

vRPA WAN IP

iSCSI1 IP

iSCSI2 IP

VMware ESXi サーバー iSCSI VMkernelポート 1 IP

VMware ESXi サーバー iSCSI VMkernelポート 2 IP

IP および SAN 構成詳細

仮想 RPA クラスター クラスター 1 クラスター 2 クラスター 3

30 EMC RecoverPoint for Virtual Machines 4.3 インス トールおよび展開ガイ ド

Page 31: EMC RecoverPoint for Virtual Machines インストールおよび ......インストールおよび展開ガイド このドキュメントでは、RecoverPoint for Virtual Machines4.3.0.x

付録 A : IP および SAN 構成詳細テンプレート

vRPA 5 :

(オプシ ョン)

vRPA 管理 IP

vRPA WAN IP

iSCSI1 IP

iSCSI2 IP

VMware ESXi サーバー iSCSI VMkernelポート 1 IP

VMware ESXi サーバー iSCSI VMkernelポート 2 IP

vRPA 6 :

(オプシ ョン)

vRPA 管理 IP

vRPA WAN IP

iSCSI1 IP

iSCSI2 IP

VMware ESXi サーバー iSCSI VMkernelポート 1 IP

VMware ESXi サーバー iSCSI VMkernelポート 2 IP

vRPA 7 :

(オプシ ョン)

vRPA 管理 IP

vRPA WAN IP

iSCSI1 IP

iSCSI2 IP

VMware ESXi サーバー iSCSI VMkernelポート 1 IP

VMware ESXi サーバー iSCSI VMkernelポート 2 IP

vRPA 8 :

(オプシ ョン)

vRPA 管理 IP

vRPA WAN IP

iSCSI1 IP

iSCSI2 IP

VMware ESXi サーバー iSCSI VMkernelポート 1 IP

VMware ESXi サーバー iSCSI VMkernelポート 2 IP

IP および SAN 構成詳細

仮想 RPA クラスター クラスター 1 クラスター 2 クラスター 3

EMC RecoverPoint for Virtual Machines 4.3 インス トールおよび展開ガイ ド 31

Page 32: EMC RecoverPoint for Virtual Machines インストールおよび ......インストールおよび展開ガイド このドキュメントでは、RecoverPoint for Virtual Machines4.3.0.x

付録 B : VxRAIL 環境での展開

付録 B : VxRAIL 環境での展開

RecoverPoint for VMs を VxRAIL 環境に導入するときは、 ReecoverPoint for Virtual Machines インス トール キッ ト を使用します。 このインス トール キッ トには、

RecoverPoint VIB (vSphere Installation Bundle) フ ァイル、 RecoverPoint for VMs プラ

グ イン、 OVA パッケージ、 RecoverPoint for VMs ISO パッケージ、 RecoverPoint for VMs Deployment Manager が含まれており、 https://support.emc.com/ からダウンロー

ドできます。 次の作業を行う場合は、 以降の追加ガイ ド ラインに従って、 3 ページの

「ご使用の環境の構成と RecoverPoint for VMs のインストール」 の手順を実行して く

ださい。

◆ 「ネッ トワークの構成」

◆ 「vRPA の作成」

◆ 「vRPA クラスターの作成」

はじめに

追加の VxRAIL アプライアンスを追加するときは、 以下を確認します。

◆ 新しい VMware ESXi ノードに RecoverPoint for VMs スプリ ッ ターがインス トールさ

れ、 適切なソフ トウェア iSCSI アダプター、 VMkernel ポート、 ポート グループ

で構成されている。

◆ vRPA が個別の VMware ESXi で確実に実行されるように、 VM/ ホスト親和性ルール

を vRPA に合わせて調整した。

◆ 新しいノードが、 同じ vCenter で、 同じ VSAN クラスターに追加されている。

◆ 大構成は 4 個の VxRAIL アプライアンスで、 大 400 台の VM がサポート される。

ネッ トワークの構成

6 ページの 「ネッ トワークの構成」 では、 4 個すべての VMware ESXi ノードでソフ ト

ウェア iSCSI アダプターを構成します。

1. 既存の標準 vSwitch 「vSwitch0」 を選択して、 各 VMware ESXi ノードで 2 個の

VMkernel ポート を作成します。

2. NIC チーム ポリシーを無効にして、 一方のネッ トワーク アダプター (vmnic) を

アクテ ィブと して選択し、 も う一方は未使用としてマークします。 VxRAIL では、

VSAN に対してのみ vmnic2 を使用します。 vmnic1 は両方の VMkernel ポートに割

り当てることをお勧めします。

3. VMkernel ポート をソフ トウェア iSCSI アダプターにバインド します。 また、

vmnic1 を使用して、 それをソフ トウェア iSCSI アダプターにバインドする 1 個の

VMkernel ポート を構成することもできます。

4. 4 つのポート グループ、 RP_WAN、 RP_LAN、 RP_iSCSI1、 RP_iSCSI2 を vSwitch0 に

作成することをお勧めします。

vRPA の作成

7 ページの 「vRPA の作成」 では、 OVF テンプレートの導入ウィザードで次の手順を

実行します。

32 EMC RecoverPoint for Virtual Machines 4.3 インス トールおよび展開ガイ ド

Page 33: EMC RecoverPoint for Virtual Machines インストールおよび ......インストールおよび展開ガイド このドキュメントでは、RecoverPoint for Virtual Machines4.3.0.x

付録 B : VxRAIL 環境での展開

◆ [ス ト レージの選択] 画面の [VM スト レージ ポリシー] ドロップダウンで、

[MARVIN-STORAGE-PROFILE] を選択します。 互換性のある VSAN データス トアが

選択されます。

◆ vRPAが作成されたら、vRPA1 と vRPA2が同じ VMware ESXi ノードで実行されないよ

うに、 VM/ ホスト親和性ルールを構成することをお勧めします。

vRPA クラスターの作成

11 ページの 「vRPA クラスターの作成」 では、 RecoverPoint for VMs Installer ウィザー

ドで次の手順を実行します。

◆ [IP と接続の設定] 画面で、vRPA iSCSI アドレス (前に作成した VMkernel ポートの

IP アドレスではありません) を指定します。

◆ [データス トア] 画面で、 有効なデータス トアのテーブルから VSAN データス トア

を選択します。

EMC RecoverPoint for Virtual Machines 4.3 インス トールおよび展開ガイ ド 33