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人口減少問題に関する現況と将来推計
資料1
目 次
1.この 10年間の大きな変化(人口増⇒人口減)の要因 ··················· 1
2.これまでの趨勢を踏まえた今後の人口の見通し ····························· 2
(1)国立社会保障・人口問題研究所推計準拠方式 ·············· 2 (2)急激な人口減少が地域社会に及ぼす影響 ·················· 4
(3)将来人口に及ぼす自然増減・社会増減の影響度 ············ 9
3.雇用と就労に関する分析 ········································································ 11
(1)夜間人口と昼間人口の状況 ······························ 11
(2)雇用吸収力がある産業 ·································· 12
(3)付加価値を生み出している産業 ·························· 13
4.目指すべき将来の人口規模 ·································································· 15
(1)出生数の増加を図る ···································· 15
(2)転出を抑え、転入の増加を図る ·························· 16
(3)総人口の見通し ········································ 17
(4)人口構造の見通し ······································ 18
5.目指すべき人口規模の実現に向けた方策 ······································· 20
- 1 -
1.この 10年間の大きな変化(人口増⇒人口減)の要因
■福井市からの転入の減少
・平成元年~平成 18 年頃まで続いた坂井市の人口増は、福井市から坂井市南部への転入が主
な要因となっていました。
・しかし、平成 4年頃から開始された福井市北部の土地基盤整備(北部第七土地区画整理事業、
市場周辺土地区画整理事業、森田北東部土地区画整理事業)が大きく進展し、都市的土地利
用の集約化が進められたことにより、福井市からの転入が減少となっています。
(福井市では全体の人口が減少している中で、福井市北部一帯は人口が増加しています)
・この結果、坂井市では平成 19年頃から転入が減少し、社会動態がマイナスとなっています。
・さらには、平成 17 年に初めて自然減(死亡数が出生数を上回る)となって以降、自然減が
常態化していることもあり、坂井市の人口は減少し続けています。
■表 福井市から坂井市への転入数の推移(国勢調査)
平成7年~12年
5年間の転入数
平成 17年~22年
5年間の転入数
3,782人 2,670人
※図上の数字は地価
(円/㎡)
■福井市北部の基盤整備地区の人口の推移
市場周辺土地
区画整理事業
北部第七土地
区画整理事業
森田北東部土地
区画整理事業
福井市北部での土地基盤整
備が進み、坂井市への転入が
大幅に減少しています。
- 2 -
2.これまでの趨勢を踏まえた今後の人口の見通し
(1)国立社会保障・人口問題研究所推計準拠方式
ア)総人口
・国立社会保障・人口問題研究所の推計方式に準拠した推計方式で、過去の趨勢を踏まえた人
口推計を行った結果、2060 年の坂井市の人口は 61,027 人(2010 年の 66%)となり、市全
体で現在よりも3万人以上減少することになります。
イ)年齢3区分別人口
・人口推計の結果から、将来の人口構造を分析すると、少子高齢化が一層進み、子どもと現役
世代が大幅に減少し、高齢者が増加することとなります。
・2060年の 15歳未満の人口は 6,247人(2010年の約 44%)となり、7,924人減少することと
なります。総人口に占める割合は 10.2%にまで低下します。
・2060年の 15~64歳の人口は 32,200人(2010年の約 57%)となり、24,698人減少すること
となります。総人口に占める割合は 52.8%にまで低下します。
・2060年の 65歳以上の人口は 22,580人(2010年の約 108%)となり、1,749人増加すること
となります。総人口に占める割合は 37.0%にまで高まります。
■表 年齢3区分別の人口の将来見通し(これまでの趨勢を踏まえた推計値)
2010年
実績 2020年 2030年 2040年 2050年 2060年
15歳未満 (人) 14,171 11,544 9,500 8,601 7,548 6,247
(%) 15.4 13.1 11.4 11.2 10.9 10.2
15~64歳 (人) 56,898 51,624 47,147 40,650 36,003 32,200
(%) 61.9 58.4 56.7 53.1 52.1 52.8
65歳以上 (人) 20,831 25,251 26,454 27,290 25,493 22,580
(%) 22.7 28.6 31.8 35.7 36.9 37.0
※四捨五入の関係上、構成比の合計は 100%にならない場合があります。
■表 坂井市の総人口の将来見通し(これまでの趨勢を踏まえた推計値)
2010年
実績 2020年 2030年 2040年 2050年 2060年
総人口 91,900人 88,419人 83,101人 76,541人 69,044人 61,027人
2010 年を 100
とした指数 100 96.2 60.4 83.3 75.1 66.4
このままでは、急激な人口減少、少子高
齢化が進みます。人口は、現在の2/3
程度で、子どもと現役世代が大幅に減少
し、高齢者は増加します。
- 3 -
91,900
79,971
72,878
61,027
87,78385,121
80,836
91,900
83,346
78,739
70,991
86,51483,226
77,678
0.0
10000.0
20000.0
30000.0
40000.0
50000.0
60000.0
70000.0
80000.0
90000.0
100000.0
2010年 2015年 2020年 2025年 2030年 2035年 2040年 2045年 2050年 2055年 2060年
坂井市の人口の長期的見通し
パターン1(社人研推計準拠):総人口
パターン2(民間機関推計準拠)
パターン3(独自推計)
シミュレーション1(①+出生率上昇)
シミュレーション2()シミュレーション1+移動ゼロ
0
10,000
20,000
30,000
40,000
50,000
60,000
70,000
80,000
90,000
100,000
2010年 2015年 2020年 2025年 2030年 2035年 2040年 2045年 2050年 2055年 2060年
坂井市の人口の長期的見通し(これまでの趨勢を踏まえた推計)
2010年:14,171人
15.4%
2010年:56,898人
61.9%
2010年:20,831人
22.7%
2060年:32,200人
52.8%
2060年:22,580人
37.0%
2060年:6,247人
10.2%
1,749人(約 8%)の増加
24,698人(約 43%) の減少
7,924人 (約 56%)
の減少
65歳以上人口のピーク
27,291 人
高齢化率は
高まり続ける
絶対数のピー
ク:27,291人
15歳未満人口
15~64歳未満人口
65歳以上人口 65歳以上人口
15~64歳未満人口
15歳未満人口
総人口 91,900人
総人口 61,027人
30,873人 (約 44%)
の減少
- 4 -
(2)急激な人口減少が地域社会に及ぼす影響
ア)小学校区別の子ども(5~14歳)の数の将来予測
・人口推計の結果から 20年後(2035年)の小学校区別の5~14歳人口を予測すると、全ての
小学校区で人口が減少する見通しです。
・竹田小学校区は、2006 年の5~14 歳人口が 45 人となっており、児童数の減少に伴い 2010
年に小学校が休校となっています※。
・2006年から 2035年の 29年間で最も減少率が高いのは、大関小学校区で、53%(217人)減
少する見通しとなります。次に減少率が高かったのは明章小学校区で、52%(145人)減少
する見通しとなります。
・一方、最も減少率が低かったのは、三国北小学校区で、29%(123人)減少する見通しとな
ります。次に減少率が低かったのは、木部小学校区で、31%(56 人)減少する見通しとな
ります。
・20 年後(2035 年)の小学校によっては 120 人~130 人規模の学校も存在することから、少
人数学級等による教育環境の低下や財政面における効率性などの影響が懸念されます。
小学校区内の子どもの数が少なくなると、校区の統合、再編についての検討が必要です。
注)2035年(20年後)の推計はこれまでの趨勢が今後も続くと仮定した場合の将来予測です。
■表 小学校区別の5~14歳人口の将来見通し(これまでの趨勢が続くと仮定した推計値)
小学校区 2006年
(合併時)
2015年
(現在)
2035年
(20年後)
小学校区
2006年
(合併時)
2015年
(現在)
2035年
(20年後)
三国南小学校 453人 350人 299人
磯部小学校 855人 863人 521人
100 77.3 66.0 100 100.9 60.9
三国北小学校 425人 408人 302人
明章小学校 278人 205人 133人
100 96.0 71.1 100 73.7 47.8
雄島小学校 573人 449人 359人
春江小学校 993人 980人 655人
100 78.4 62.7 100 98.7 66.0
加戸小学校 538人 348人 269人
春江西小学校 748人 655人 386人
100 64.7 50.0 100 87.6 51.6
三国西小学校 416人 298人 208人
大石小学校 413人 506人 273人
100 71.6 50.0 100 122.5 66.1
平章小学校 703人 525人 379人
春江東小学校 604人 547人 332人
100 74.7 53.9 100 90.6 55.0
竹田小学校 45人
632人 88.6
459人 64.4
東十郷小学校
712人 681人 429人
100 100 95.6 60.3
長畝小学校 713人
大関小学校 411人 335人 194人
100 100 81.5 47.2
高椋小学校 897人 897人 526人
兵庫小学校 232人 221人 127人
100 100.0 58.6 100 95.3 54.7
鳴鹿小学校 237人 222人 128人
木部小学校 178人 137人 122人
100 93.7 54.0 100 77.0 68.5
※2015年6月現在、竹田小学校区の児童数は長畝小学校区に含まれています
※赤字は、2006年~2035年の5~14歳人口の減少率が高い上位3校
※青字は、2006年~2035年の5~14歳人口の減少率が低い下位3校
※赤塗りは、2035年における学校の生徒が 120~130人規模となる4校
※上段は、5~14歳人口。下段は、2006年を 100 とした場合の指数
- 5 -
■図 小学校区別の5~14歳人口の将来見通し(2006年~2035年)
加戸小学校 (50.0%)
三国西小学校 (50.0%)
三国北小学校 (28.9%)
大石小学校 (33.9%)
木部小学校 (31.5%)
大関小学校 (52.8%)
明章小学校 (52.2%)
- 6 -
イ)限界集落の発生状況予測
・人口推計の結果から 20年後(2035年)の行政区別の高齢化率※1を予測すると、多くの行政
区で高齢化が進む見通しです。
・2006年当時の坂井市全体の高齢化率は 20.1%で、日和山区のみが限界集落※2に該当し、37
区が準限界集落※3に該当していました。準限界集落は、中山間地域や海沿い、建物が密集
する古くからの市街地などに分布していました。
・2006年に最も高齢化率が高かった日和山区は、高齢化率が 55.0%、人口は 40人でした。次
いで御所垣内区が高く、高齢化率は 46.7%、人口は 30人でした。
・2015 年の坂井市全体の高齢化率は 25.3%で、11 区が限界集落に、103 区が準限界集落に該
当しています。限界集落は、建物が密集する古くからの市街地や、市街地の縁辺部に分布し
ています。
・2015 年現在、最も高齢化率が高かったのは、代官屋敷区及び日和山区で、ともに高齢化率
は 75.0%、人口は代官屋敷区が8人、日和山区が 32人でした。
・20年後(2035年)の坂井市全体の高齢化率は 33.3%になる見通しで、限界集落はなくなり、
125区が準限界集落に該当する見通しです。準限界集落は、市内全体にモザイク状に発生す
る見通しです。
・2035 年、最も高齢化率が高くなると予測される区は美保区で、高齢化率は 49.4%、人口は
8人となる見通しです。次いで安光区が高く、高齢化率は 48.8%、人口は 33人となる見通
しです。
※1高齢化率:総人口に占める 65歳以上人口の割合
※2限界集落:総人口に占める 65歳以上人口の割合が 50%以上の集落
※3準限界集落:総人口に占める 55歳以上人口の割合が 50%以上の集落。限界集落予備軍
注)今回の予測では、今後生まれてくる世代も加味しており、既に高齢化が進んでいる行政区
ほど 20年後(2035年)には若返る結果となっています。
■表 坂井市の限界集落発生状況の予測結果(これまでの趨勢を踏まえた推計値)
年 人口 65歳以上
人口 高齢化率 限界集落数 準限界集落数
2006年
(合併時) 95,093人 19,131人 20.1% 1区/435区 37区/435区
2015年
(現在) 93,128人 23,612人 25.3% 11区/439区 103区/439区
2035年
(20年後)
79,971人
(2006年の 84.1%)
26,609人
(2006年の 139.1%) 33.3% 0区/439区 125区/439区
※限界集落数および準限界集落数について、養護老人ホームまたは宿舎のみの行政区等は除外し
ています。
- 7 -
■表 行政区別の高齢化の将来見通し(これまでの趨勢を踏まえた推計値)上位 20
2006年 2015年 2035年(予測)
No. 行政区
( )内は旧町
高齢化率 ( )内は
55歳以上
人口比
集落人口
(人)
行政区
( )内は旧町
高齢化率 ( )内は 55
歳以上人
口比
集落人口
(人)
行政区
( )内は旧町
高齢化率 ( )内は
55歳以上
人口比
集落人口
(人)
1 日和山(三) 55.0%
(80.0%) 40人
代 官 屋 敷
(三)
75.0%
(100.0%) 8人
美保(三)
49.4%
(61.1%) 8人
2 御所垣内
(三) 46.7%
(73.3%) 30人
日和山(三)
75.0%
(78.1%) 32人
安光(坂)
48.8%
(59.9%) 33人
3 下富田(丸) 46.7%
(53.3%) 45人
御 所 垣 内
(三)
73.7%
(84.2%) 19人
観音(三)
48.7%
(52.0%) 27人
4 東滝本(三) 46.2%
(58.5%) 65人
八ヶ郷1区
(丸)
70.5%
(78.6%) 112人
為安(丸)
47.6%
(56.3%) 21人
5 玉井(三) 44.9%
(54.4%) 136人
東滝本(三)
63.4%
(75.6%) 41人
御所垣内
(三)
46.9%
(52.5%) 16人
6 上旭(三) 44.0%
(66.0%) 50人
上旭(三)
61.5%
(79.5%) 39人
上本町(丸)
46.9%
(56.1%) 20人
7 美保(三) 42.9%
(50.0%) 14人
西滝本(三)
58.8%
(67.6%) 68人
代官屋敷
(三)
45.0%
(45.0%) 7人
8 上谷(丸) 42.6%
(64.9%) 94人
石切場(三)
57.1%
(78.6%) 28人
三本木(丸)
44.6%
(50.8%) 29人
9 上石城戸
(丸) 42.3%
(69.2%) 52人
下西(三)
54.5%
(63.6%) 55人
上石城戸
(丸)
44.5%
(56.8%) 44人
10 代官屋敷
(三) 41.7%
(58.3%) 12人
松ケ下(三)
52.8%
(64.2%) 53人
高田(丸)
44.5%
(65.5%) 17人
11 定広(春) 41.7%
(53.3%) 60人
上 石 城 戸
(丸)
51.0%
(54.9%) 51人
泉(丸)
44.1%
(47.7%) 76人
12 西滝本(三) 40.2%
(59.8%) 87人
川上(丸)
49.2%
(59.3%) 59人
北霞4区
(丸)
43.4%
(52.6%) 49人
13 八丁(丸) 40.0%
(45.0%) 20人
岡(丸)
49.0%
(61.2%) 49人
東滝本(三)
43.3%
(45.9%) 35人
14 南末広(三) 38.4%
(50.7%) 73人
栄町(三)
47.8%
(52.2%) 23人
上旭(三)
43.2%
(48.6%) 33人
15 中筋北浦
北(春) 38.2%
(53.4%) 204人
上谷(丸)
47.3%
(60.4%) 91人
上西(三)
43.2%
(49.2%) 75人
16 反保(丸) 38.1%
(54.0%) 63人
新 松 川 町
(丸)
46.7%
(56.7%) 30人
グリーン
ハイツ(三)
43.2%
(56.3%) 261人
17 中元(三) 37.8%
(50.0%) 90人
定広(春)
46.6%
(60.3%) 58人
大門(三)
43.2%
(53.8%) 68人
18 北 霞 1 区
(丸) 36.9%
(51.8%) 168人
上台(三)
45.7%
(51.4%) 70人
城南(丸)
43.0%
(54.4%) 64人
19 橋本(三) 36.8%
(51.4%) 212人
下谷(丸)
44.3%
(54.4%) 79人
石切場(三)
42.6%
(50.0%) 24人
20 石切場(三) 36.1%
(58.3%) 36人
仲滝谷(三)
44.0%
(57.1%) 84人
栄町(三)
42.4%
(42.4%) 20人
※養護老人ホームまたは宿舎のみの行政区等は除外しています。
※赤字は、高齢化率が 50%以上(=限界集落)の行政区を示しています。
※青字は、55歳以上人口比が 50%以上(=準限界集落)の行政区を示しています。
※行政区欄の( )内は旧町を示しています。
(三):旧三国町、(丸):旧丸岡町、(春):旧春江町、(坂):旧坂井町
- 8 -
■図 限界集落および準限界集落の発生状況
八ヶ郷1区
日和山
松ケ下
下西
石切場
上旭
代官屋敷
御所垣内
日和山
上石城戸
東滝本
西滝本
20 年後には、28%の行政
区で55歳以上の住民が過
半数を占める見通し。
- 9 -
(3)将来人口に及ぼす自然増減・社会増減の影響度
・今後、著しい人口減少に歯止めを掛けるために効果的な施策を検討するためには、将来人口
に及ぼす自然増減と社会増減の影響度を把握することが重要です。
・坂井市の人口構造は、自然増減と社会増減のそれぞれが、人口全体にどの程度の影響を及ぼ
すか分析した結果、坂井市は自然増減と社会増減が将来人口に及ぼす影響度に大きな差が生
じない人口構造となっています。
・このため、どちらかに特化した施策を取り組むよりも、出生率を上昇させるなどの自然増に
繋がる施策と、転出を抑えたり転入を増やしたりするなどの人口の社会増をもたらす施策の
両方にバランス良く取り組むことが、人口減少度合いを抑える上で、より効果的です。
※影響度の判定方法は、10ページを参照して下さい。
■表 将来人口に及ぼす自然増減・社会増減の影響度(県内市町)
自然増減の影響度(2040年)
小 ← 影響度 → 大
自然増に取り組むことが人口
減少度合いの抑制に効果的
1 2 3 4 5
社会増減
の影響
(2040年)
小
社会増に取り組むことが人口減少度合いの抑制に効果的
1 永平寺町
←影響度→
2 鯖江市 坂井市 福井市
3 敦賀市 小浜市
あわら市 越前市 越前町
4 美浜町 勝山市 南越前町 若狭町
大 5 高浜町 おおい町
大野市 池田町
坂井市の人口減少対策は、自然増に繋
がる施策と社会増に繋がる施策の両方
に取り組むことが効果的です。
- 10 -
■表 自然増減・社会増減の影響度の判定方法
分類 判定方法 計算方法と判定基準 影響度
自然増減
の影響度
「シミュレーション1」の 2040
年推計人口を過去の趨勢を踏ま
えた推計方式(国立社会保障・
人口問題研究所準拠方式)の
2040 年推計人口で除した値に
より判定。
※シミュレーション1:過去の
趨勢を踏まえた推計(国立社会
保障・人口問題研究所準拠方式)
において、合計特殊出生率が
2030年までに 2.1まで上昇する
と仮定。
●計算方法
シミュレーション1の 2040年の推計人口
=81,150(人)
過去の趨勢を踏まえた 2040年の推計人口
=76,541(人)
⇒81,150(人)/76,541(人)=106%
●判定基準
3
社会増減
の影響度
「シミュレーション2」の 2040
年推計人口を「シミュレーショ
ン1」の 2040年推計人口で除し
た値により判定。
※シミュレーション2:過去の
趨勢を踏まえた推計(国立社会
保障・人口問題研究所準拠方式)
において、合計特殊出生率が
2030年までに 2.1まで上昇し、
かつ、社会移動が均衡(ゼロ)
で推移すると仮定。
●計算方法
シミュレーション1の 2040年の推計人口
=81,150(人)
シミュレーション2の 2040年の推計人口
=84,948(人)
⇒81,150(人)/84,948(人)=105%
●判定基準
2
影響度 1 2 3 4 5
計算結果 100
未満
100~
105
105~
110
110~
115
115
以上
影響度 1 2 3 4 5
計算結果 100
未満
100~
110
110~
120
120~
130
130
以上
- 11 -
3.雇用と就労に関する分析
(1)夜間人口と昼間人口の状況
・坂井市の夜間人口 91,900人のうち 23,659人が、通勤や通学などのために、市外へと流出し
ています。市外から市内へは 13,572人が流入し、10,087人の流出超過となっており、昼間
人口は 81,813人、昼夜間人口比率は 0.89となっています。
・15 歳以上の仕事に就いている人の流入・流出状況をみると、市内に居住し仕事に就いてい
る人は 47,112人で、このうち 20,789人は、通勤のため市外へと流出しています。
・市外に居住し、通勤のため市内へと流入している人は 12,537 人おり、8,282 人の流出超過
となっています。居住地に関わらず市内に従業地がある人は 38,860人となっています。
・流入元、流出先ともに、多い順から福井市(流入:6,743人、流出 14,361人)、あわら市(流
入:3,262人、流出 3,505人)、永平寺町(流入:786人、流出 914人)となっています。
■図 坂井市の流入・流出状況
坂井市の夜間人口:91,900人
坂井市の昼間人口:81,813人
10,087人の流出超過
昼夜間人口比率:0.89
市外からの流入
13,572人
市外への流出
23,659人
就業者数:坂井市に居住する人のうち仕事に就いている人の数
従業者数:坂井市内に従業地がある人の数
■図 坂井市の就業者の流入・流出状況(15歳以上)
坂井市の就業者数 47,112人
坂井市の従業者数 38,860人
8,252人の流出超過
市外からの流入
12,537人
1位:福井市 6,743人
2位:あわら市 3,262人
3位:永平寺町 786人
市外への流出
20,789人
1位:福井市 14,361人
2位:あわら市 3,505人
3位:永平寺町 914人
資料:国勢調査(2010年)
資料:国勢調査(2010年)
- 12 -
(2)雇用吸収力がある産業
・坂井市の産業別の従業者数をみると、最も従業者数が多いのは繊維工業で 4,431人、全体の
12.1%を占めています。次いで、飲食料品小売業が 2,330人(6.3%)、3番目は飲食店 1,992
人(5.4%)となっており、坂井市ではこれらの産業が雇用吸収力が高くなっています。
・従業者ベースで全国平均と比べて割合が高い産業は、繊維工業、非鉄金属製造業、電子部品・
デバイス・電子回路等製造業、漁業となっています。坂井市では、これらの産業の集積度が
高く、強みになっています。
■表 坂井市の主要な産業の従業者数
○従業者数が多い産業
繊維工業 飲食料品
小売業 飲食店
その他の
小売業
社会保険・
介護事業等 医療業 総合工事業
4,431人 2,330人 1,992人 1,841人 1,825人 1,435人 1,380人
○その他集積度が高い産業
電子部品等製造業 非鉄金属製造業 漁業
857人 770人 63人
Y軸:産業別従業者割合=坂井市の産業別従業者数/坂井市の全従業者数
X軸:修正特化係数の対数変換値(坂井市の産業別従業者比率を全国の産業別従業者比率で除したもの) =坂井市の産業別従業者比率/全国の産業別従業者比率を対数変換×自足率
資料:経済センサス活動調査(2012年)総務省統計局
■図 坂井市の産業別の雇用力(総従業者数:36,723人、産業中分類:97種)
0%
2%
4%
6%
8%
10%
12%
14%
-4 -3 -2 -1 0 1 2 3
総従業者数に占める割合が大きい産業(雇用吸収力がある)
全国平均と比べて産業別従業者比率が大きい産業
(集積度が高い)
繊維工業
非鉄金属製造業
電子部品等
漁業
飲食料品小売
その他の小売
総合工事
飲食店
医療
社会保険・介護事業等
産業別従業者割合
修正特化係数
の対数変換値
坂井市の産業的強みは、
繊維産業、電子部品等製
造業、非鉄金属製造業、
漁業です。
- 13 -
(3)付加価値を生み出している産業
・坂井市内において雇用吸収力のある上位 10 種の産業と集積度の高い産業(修正特化係数1
以上)について、従業員1人当たりの付加価値額をみると、最大は 1,154万円の非鉄金属製
造業、次いで、漁業が 655万円、3番目は電子部品・デバイス・電子回路製造業が 536万円
となっています。
・これらの産業以外にも、繊維産業や道路貨物運送業などは、従業員1人当たり付加価値額が
全国平均を上回っています。
・雇用吸収力、集積度が共に高い産業は、製造業、運送業、漁業となっており、これらは製品
やサービスを市外に提供する移出型の産業であり、基盤産業となっています。
■表 雇用吸収力・集積度の高い産業の付加価値創出
事業所数 (箇所)
従業者数 (人)
従業員1人当たり付加価値額(万円/人)
坂井市 A
全国 B
A-B
1 繊維工業 307 4,246 397 308 89
2 飲食料品小売業 232 1,916 274 236 38
3 その他の小売業 256 1,644 246 301 -54
4 飲食店 263 1,615 158 130 29
5 総合工事業 204 1,313 355 428 -74
6 社会保険・社会福祉・介護事業 47 1,311 379 385 -5
7 医療業 100 1,196 500 438 63
8 道路貨物運送業 49 848 443 359 84
9 電子部品・デバイス・電子回路製造業 7 801 536 491 46
10 非鉄金属製造業 4 757 1,154 706 449
60 漁業(水産養殖業を除く) 8 63 655 420 236
※雇用吸収力上位 10種の産業と修正特化係数の対数変換値が1以上(ピンクのアミかけ表示が
該当)の産業を掲載。
※青字は、基盤産業(移出産業)
資料:経済センサス活動調査(2012年)福井県独自集計結果
注)福井県独自集計結果は、総務省および経済産業省「平成
24年経済センサス‐活動調査」の調査票情報を福井県
独自で集計したものであり、総務省および経済産業省が
公表する数値と相違することがあります。
坂井市の繊維産業、道路貨
物運送業、電子部品等製造
業、非鉄金属製造業、漁業
は市外から外貨を稼いで付
加価値を創出しています。
- 14 -
《参考》基盤産業と人口の関係
●産業は大きく、基盤産業と非基盤産業に分けることができます。
基盤産業:製品やサービスを域外に移出し、外貨を稼ぐ産業
例:一次産業、鉱業、製造業、宿泊業、運輸業
ネット販売など一部の小売業、サービス業も該当します
非基盤産業:域内を主たる市場としている産業
例:建設業、小売業、サービス業、金融業、不動産業、公務など
●地域の人口は、基盤産業の規模に応じたものとなる。
基盤産業の規模の拡大に伴って、地域内の非基盤産業も規模が拡大する
出典:総務省 統計局ホームページ(岡山大学大学院 中村良平教授作成資料)
- 15 -
4.目指すべき将来の人口規模
(1)出生数の増加を図る
・これまでの趨勢が今後も続いた場合、今後、出生数は大幅に減少し、2055 年~2060 年の5
年間には 1,902人となります。
・人口の急激な減少、少子高齢化の進展を抑え、長期的な安定を図るためには、社会動態への
働きかけだけでなく、出生数の増加を図ることが重要です。
・このため、まず、国の長期ビジョンにおける合計特殊出生率の目標である 2030 年に 1.8 の
達成を目指し、さらに 2030~2040 年には、人口置換水準(=人口が安定する水準)である
2.1の実現を目標とします。
・これらの目標が達成されると、今後、坂井市の女性が生涯に産む子どもの数が緩やかに増加
し出生数は 2025 年を境に上向きに転じます。また、20 年後の 2030 年には現在の水準に回
復し、さらに、将来的に出生数が安定的に維持できます。
3,8633,759 3,757
3,8944,031
4,128 4,127 4,049 4,0454,175
3,863
3,395
3,0832,949 2,862
2,7252,512
2,2542,044
1,902
0
500
1,000
1,500
2,000
2,500
3,000
3,500
4,000
4,500
2015年 2020年 2025年 2030年 2035年 2040年 2045年 2050年 2055年 2060年
これまでの趨勢が続く場合の
出生数(国立社会保障・人口
問題研究所準拠方式)
合計特殊出生率が 2030 年に 1.8にまで回復
し、さらに 2060年には 2.1(人口が安定する水
準)に回復した場合の出生数
■図 今後の出生数試算結果(5年間分)
※それぞれ直近5年間の出生数
政策努力による
押し上げ効果
〈目標〉
合計特殊出生率 1.8
〈目標〉
合計特殊出生率 2.1
1.631.71
1.80 1.85 1.90 1.95 2.00 2.05 2.10
1.54 1.51 1.48 1.48 1.48 1.48 1.51 1.54 1.57 1.56
1.00
1.20
1.40
1.60
1.80
2.00
2.20
2015年2020年2025年2030年2035年2040年2045年2050年2055年2060年
これまでの趨勢が続く場合の出生数
(国立社会保障・人口問題研究所準拠方式)
合計特殊出生率が 2030 年に 1.8 にまで回復し、さ
らに 2060年には 2.1(人口が安定する水準)に回復
■図 今後の合計特殊出生率の推移の仮定
- 16 -
(2)転出を抑え、転入の増加を図る
・これまでの趨勢が今後も続くとすると、社会動態は長期的にマイナス状態が継続することと
なります。
・積極的な情報発信や産業振興などに取り組むことにより、社会動態に対し年間 200人の押し
上げ効果を発揮させると、今後は、転出よりも転入が多い社会増の状態となり、プラスの幅
は拡大していき、2055年から2060年の5年間では850人の転入超過となると推計されます。
-355-268 -263 -248
-170 -150 -159 -151 -150
645732 737 752
830 850 841 849 850
-600
-400
-200
0
200
400
600
800
1,000
2020年 2025年 2030年 2035年 2040年 2045年 2050年 2055年 2060年
■図 今後の社会動態の試算結果(5年間分)
※それぞれ直近5年間の社会動態
これまでの趨勢が続く場合の社会
動態(国立社会保障・人口問題研
究所準拠方式)は、転出超過が続く
年間 200人、5年間で 1,000人の
政策効果で転入超過となる
- 17 -
(3)総人口の見通し
・出生数の増加、転入超過の目標が実現された場合、坂井市の将来将来人口は、2060年に 81,731
人と推計されます。
・これは、これまでの趨勢が続くとして推計された人口 61,027 人から 20,704 人多く、2010
年からの減少率も1割程度に抑えられることになります。
91,900 90,43388,419
85,91583,101
79,97176,541
72,878
69,044
65,061
61,027
90,433 89,782 88,953 88,083 87,104 86,027 84,908 83,774 82,667 81,731
0
10,000
20,000
30,000
40,000
50,000
60,000
70,000
80,000
90,000
100,000
2010年 2015年 2020年 2025年 2030年 2035年 2040年 2045年 2050年 2055年 2060年
坂井市の人口の長期的見通し
■表 坂井市の総人口の将来見通し(これまでの趨勢を踏まえた推計値)
2010年
実績 2020年 2030年 2040年 2050年 2060年
総人口 91,900人 89,782人 88,083人 86,027人 83,774人 81,731人
2010 年を 100
とした指数 100 97.7 95.9 93.6 91.2 88.9
これまでの趨勢が続く場合の人口推移
(国立社会保障・人口問題研究所準拠方式)
政策努力による
押し上げ
出生数の増加、転入超過の目標が実現され
た場合の人口推移
- 18 -
(4)人口構造の見通し
・政策努力の効果が現れるとの仮定に基づく推計結果について、年齢3区分別にみると、15
歳未満人口は 12,703 人(15.5%)、15~64 歳人口は 45,315 人(55.4%)、65 歳以上人口は
23,713人(29.0%)となります。(四捨五入の関係上、構成比の合計は 100%になりません。)
・15歳未満人口は、2030年を境に増加に転じることとなります。また、65歳以上人口は 2040
年を境に減少に転じ、総人口に占める割合も低下していくこととなります。
■表 年齢3区分別の人口の将来見通し(これまでの趨勢を踏まえた推計値)
2010年
実績 2020年 2030年 2040年 2050年 2060年
15歳未満 (人) 14,171 12,129 11,818 12,477 12,751 12,703
(%) 15.4 13.5 13.4 14.5 15.2 15.5
15~64歳 (人) 56,898 52,402 49,811 46,260 45,153 45,315
(%) 61.9 58.4 56.6 53.8 53.9 55.4
65歳以上 (人) 20,831 25,251 26,454 27,290 25,870 23,713
(%) 22.7 28.1 30.0 31.7 30.9 29.0
※四捨五入の関係上、構成比の合計は 100%にならない場合があります。
- 19 -
0
10,000
20,000
30,000
40,000
50,000
60,000
70,000
80,000
90,000
100,000
2010年 2015年 2020年 2025年 2030年 2035年 2040年 2045年 2050年 2055年 2060年
目指すべき将来の人口規模(政策努力を加味した推計)
2010年:14,171人
総人口の 15.4%
2010年:56,898人
総人口の 61.9%
2010年:20,831人
総人口の 22.7%
2060年:45,315人
総人口の 55.4%
2060年:23,713人
総人口の 29.0%
2060年:12,703人
総人口の 15.5%
2,882人(約 14%)の増加
11,583人(約 20%)
の減少
1,468人(約 10%)
の減少
坂井市の 65歳以上人口
絶対数のピーク:27,291人 高齢化率は
2040年を境に低下
絶対数のピーク:
27,291人
15歳未満人口
15~64歳未満人口
65歳以上人口 65歳以上人口
15~64歳未満人口
15歳未満人口
総人口 91,900人
総人口 81,731人
10,169人(約 11%) の減少
※四捨五入の関係上、構成比の合計は 100%にならない場合があります。
- 20 -
- 20 -
5.目指すべき人口規模の実現に向けた方策
・目指す人口規模を実現するため、以下の4つの基本目標を掲げ、具体的な施策や進捗管理のための目標指標についてさらに検討を深めます。
押し上げ効果
基本目標(1)地方における安定した雇用を創出する
・坂井市の強みとなっている基盤産業の一層の振興、雇用の拡大を促進するとともに、観光関連産業など新たな基
盤産業の育成や若者、女性が起業しやすい環境づくりに取り組みます。
基本目標(2)坂井市への新しいひとの流れをつくる
・坂井市で生まれ育った人のUターンを促進するとともに、本市が有する恵まれた居住環境を活かして大都市圏の
住民に積極的に情報発信し、Iターン、Jターン人口の増加を図るなど、移住・定住の促進に取り組みます。
基本目標(3)若い世代の結婚・出産・子育ての希望をかなえる
・結婚、出産、子育てを望む人が、躊躇なく進むことができるように、様々な障壁や負担を取り除く、結婚・出産・
子育ての感動を次世代に伝える、男女共同参画社会の実現など、希望を育むことに取り組みます。
基本目標(4)時代に合った地域をつくり、安心な暮らしを守るとともに、地域と地域を連携する
・高速交通体系やICT技術の進展に合わせた地域づくり、居住地として安心して選択される災害等に強い地域づ
くりを進めるとともに、市域の連絡・連携の強化を進め、便利で快適、安全なまちづくりに取り組みます。
・新幹線駅へのアクセス強化、幹線道路網の整備/ICT技術の活用による
生活利便性確保/自主防災組織づくり促進 など
・基盤産業とその関連産業の集積、強力な産地形成/観光関連産業の育成/
観光資源の魅力化、活用/若者や女性の起業の促進、支援/農林漁業の担
い手確保/地域商業の活性化 など
・大都市圏への積極的なPR/地域おこし協力隊事業/移住・定住の住まい
確保の支援/移住体験交流事業の促進 など
・妊娠、出産、子育てへの支援強化/多子世帯への経済的支援/子ども医療
費の負担軽減/子育てと仕事の両立支援/男性の家事・育児参画の促進
など
●KPI(※例示であり、今後検討を深め決定予定)●
項目(案)
暮らしの満足度(市民アンケート)
健康寿命
消防団組織数
放置状態の特定空き家
休日夜間の小児救急受入れ病院数
施策
施策
施策
施策
●KPI(※例示であり、今後検討を深め決定予定)●
項目(案)
若者雇用創出数
若い世代の正規雇用労働者割合
女性の就業率
誘致企業数
民間提案を生かした PPP事業数
観光客入込数
●KPI(※例示であり、今後検討を深め決定予定)●
項目(案)
出生数(5年間)
合計特殊出生率
3人目以降の出産数
男性の育児休業取得率
子育て施策の満足度
三世代同居・近居の希望に対する実現比率
●KPI(※例示であり、今後検討を深め決定予定)●
項目(案)
社会増(5年間)
都市圏及び嶺北圏内から坂井市への転入者
住みよさランキング、地域ブランド調査全国ランキン
グの向上 (住みやすさ、認知度、魅力度、居住意欲)
都市と農山漁村の交流人口
移住あっせん件数、お試し居住件数
自然動態への効果
出生数は 20年後に
現状水準に回復
合計特殊出生率
2030年 1.8
2060年 2.1
社会動態への効果
200人/年
- 21 -
●新規就農者定住促進等支援事業
・市外から転入し、就農を目指す者への支
援。
●商業振興対策事業
・プレミアム商品券の発行。
●地域おこし協力隊
・都会の若者が「竹田地区」や「三国地区」
に居住し、各事業の支援を行いながら定
住を目指す。
●シティセールス事業
・イベント開催や首都圏へのアンテナショッ
プ開店のプレ調査、PRパックツアーの開
催など。
●プレスツアー事業
・首都圏メディアの記者を対象に市内ツア
ーを実施。
●ニュースレター事業
・首都圏メディア向けの広報紙を発行。
●都市イメージ調査
・首都圏及び市内で「坂井市」のイメージ調
査を実施。
●B-1グランプリ開催事業
・B-1グランプリ開催に向けてプレイベント
の開催を支援。
●多子世帯子育て支援事業
・第 3子以降のいる世帯への経済的支援。
●子ども医療費助成事業
・中学3年生までの医療費を助成。
●ふるさと創造プロジェクト
・地域資源の魅力化、活用によりにぎわい
を創出(三國湊町家再生プロジェクトな
ど)。
坂井市の将来人口の展望
2060年の人口は、趨勢から予測される人
口(61,027人)に対して2万人以上の押
し上げ(81,731 人)、2010 年人口に対し
て減少率を1割程度に抑える
これまでの趨勢が続く場合
2060年:61,027人
政策努力による出生数増、社会増が実現した場合
2060年:81,731人
91,900人
(2010年)
押し上げ
今年度から先行的に実施、または、既に実施している具体的な事業
例
(1)地方における安定した
雇用を創出する
(2)坂井市への新しいひと
の流れをつくる
(3)若い世代の結婚・出
産・子育ての希望をか
なえる
(4)時代に合った地域をつ
くり、安心な暮らしを守
るとともに、地域と地域
を連携する
基本目標
今後、取り組むべき効果的な事業について
智恵と工夫を凝らした新規事業の構築
押し上げ効果
自然動態への効果
出生数は 20年後に
現状水準に回復
社会動態への効果
2030年 1.8
2060年 2.1
200人/年