仲間と奏でる有機農業と町の魅力 ～移住者が有機農業の町を

けん引する若手のリーダーへ～

鳥越靖基 (とりごえやすき)

鳥越靖基 (農園「YASKI FARM」)2012年関東から熊本県山都町へ移住

農業へのきっかけは、前年の東日本大震災スーパーから食料が無くなる状況を見て、食料を生産する「農業」に興味を持つ

60aの耕作放棄地を開墾し、有機農業を開始

現在は有機農業の取組が地域住民に認められた結果、経営面積が 60a から 400a へ拡大

再生前の耕作放棄地 再生後の農地

有機農産物生産への取組・土壌分析自らが分析技術を習得作付前のみならず、栽培期間の生育不良にも対応

・地域資源の利用地域の家畜ふん堆肥やシイタケ栽培に使用した菌床等を用いた肥培管理

生物多様性保全の観点から、畔等の草を短く刈り取らないことで、有益な生物の住みかを提供している

有機農産物販売への取組有機JAS認証のほか、栄養分析の結果などを販売業者との商談で示し、有機農産物の価値を伝える

有機JAS認証を取得 栄養分析の結果

有機農産物販売への取組関東在住の時は音楽関係の職であったことから、「歌う有機農業者」として、SNSで自らの音楽と有機農業の魅力を発信東海、関東地域への販路拡大へつなげた

バンド「YASKI FARM」 販売業者との商談

農業者仲間とのつながり2014年山都町と近隣市町村の有機農業者で構成される生産者団体ASO Gairinzan Organic(A.G.O) 設立（代表）

農業者仲間とのつながり技術研鑚と質の高い有機農産物の安定生産を目指す販路が拡大する中で、ロットの確保が可能となった

A.G.Oの技術講習会

地域とのつながり

山都町が推進する有機農業の研修生受け入れ

移住者説明会での講演

地域とのつながり農業体験

農業体験のほか、町内の観光地を案内し、町の振興にもつなげている

地域とのつながり ～山都でしか～「山都町でしかできないことをしよう」2017年に山都町内の若手農業者と事業者で「株式会社山都でしか」を立ち上げ（取締役)

地域とのつながり ～山都でしか～地域イベント

山都de呑みフェス ファンキーファーマーズフェス

新たな事業者との出会いの場 ともなっている

地域とのつながり ～山都でしか～食育イベント

県内ホテルと連携した食育イベント

ホテル内レストランでの山都でしかフェア

地域とのつながり ～山都でしか～

熊本地震の炊き出しの際にアレルギーで食べられない子供たちを目の当たりにして考案した

アレルゲン２７品目不使用のレトルトカレー

農業と町の魅力を仲間と共感し、持続可能な農業、持続可能な地域をこれからも目指します