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<2> 2016年11月9日 いつまでも健康で働ける職場を! いつまでも健康で働ける職場を! 宿 20 ~まずは生理休暇から~ ~まずは生理休暇から~ 使 員体制の編成」「大阪府庁版『働き方改革』 体制の編成」「大阪府庁版『働き方改革』 (第1弾) (第1弾) 」を発表 」を発表 配置 行い、異常 行い、異常 長時間労働 長時間労働 是正を! 是正を! 10 31 29 28 11 24 28 !? 心・安全を ・安全を 崩す H27 (職員数:人) 26 309 7000 8000 9000 7,846 00時間超の時間外勤務者数 360時間超 増加率1.7倍 500時間超 増加率2.1倍 故等を除く) と職員数の推移 !? ◇実施例(夜間の住民説明会) 本庁B勤務 勤務時間 割振変更後 勤務時間 住民説明会 住民説明会 遅出による職員の健康保持 時間外勤務の解消 時間外勤務 時間 9:30 10:30 11:30 18:00 19:00 20:00

行行い、い、異異常常 必要 長長時間労働時間労働 是是正を ......2016年11月9日 <2> 連 載 母 性 保 護 を 考 え る ② の 両 立 で き る

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Page 1: 行行い、い、異異常常 必要 長長時間労働時間労働 是是正を ......2016年11月9日 <2> 連 載 母 性 保 護 を 考 え る ② の 両 立 で き る

<2>2016年11月9日

連載 母性保護を考える

の両立できる

の両立できる

仕事仕事

家庭家庭

と職場をつくろう

職場をつくろう

いつまでも健康で働ける職場を!いつまでも健康で働ける職場を!

母性保護ってなんだろう?

生まれつきの

生まれつきの

「特性」を守る

「特性」を守る

 

母性保護は、妊娠・出産

に関わらず、子どもから老

年期の全ての女性にとっ

て、健康でいきいきとした

人生を送れるかという大切

な問題です。

 

女性のからだは、生まれ

つきの「特性」がありま

す。自分の体内で卵を生み

出し、赤ちゃんを育て、出

産し、授乳する機能が備わ

っています。たとえ妊娠し

なくても、新しい生命を宿

すための準備を毎月繰り返

します(月経)。このしく

みは女性ホルモンの働きと

密接につながっています。

この大切なリズムを過酷な

労働や環境から守ることが

「母性保護」なのです。

日常的な

日常的な

母性保護が大切

母性保護が大切

 

本来は、時間外労働や深

夜業の規制、生理休暇など

日常的な母性保護(間接的

保護)が最も大切なのです

が、約20年前に労働基準法

の「女子保護」規定が撤廃

されて、男性並みの働き方

になりました。さらに、母

性保護は妊娠・出産・育児

(直接的保護)に限定した

捉え方が進められてきまし

た。木の根っこや幹がしっ

かりしていないと花や実が

ならないのと同じように、

日常的な母性保護がなけれ

ば、健康でいきいきとした

人生を送ることはできませ

ん。母性保護の権利が社会

的に保障されるためにも、

長時間労働の規制や誰もが

働きやすい職場に変えてい

く必要があります。

 

次回は、「生理休暇の歴

史」を予定しています。

(府職労女性部

 

母性保護講師団)

~まずは生理休暇から~~まずは生理休暇から~

 

「母性保護」って聞き慣れない言葉だと思います

が、ご存知でしょうか?

 「私は結婚しないから」「子どもを産まないから」

「生理時にしんどくないから」母性保護は必要ないと

いう人がいます。はたして、そうなのでしょうか?

アメリカの利益のため

アメリカの利益のため

に安全基準をなくす

に安全基準をなくす

「食の安全」問題では

食材を使う」ということも

「障壁」とされる事態も予

測されます。「薬価」「医療

機器」「診療報酬」など日

本の医療制度を支えるあら

「平成29年度人員体制の編成」「大阪府庁版『働き方改革』員体制の編成」「大阪府庁版『働き方改革』(第1弾)(第1弾)」を発表」を発表

必要な人員配置配置をを行い、異常行い、異常なな長時間労働長時間労働のの是正を!是正を! 

10月31日、大阪府は「平

成29年度人員体制の編成に

ついて」を通知しました。

来年度の「人員体制編成要

領」では、これまでと同様

に「組織のスリム化」「ス

クラップアンドビルド」を

基本としているものの「試

行的なとりくみとして削減

目標の設定は行わず、平成

28年度定数の範囲内での人

員配置を基本とする」とし

ています。

 

この間、府職労は、団体

 

11月9日の部長会議で「大阪府庁版『働き方改

革』(第1弾)」が公表されました。背景として「少

子高齢化による生産年齢人口の減少」や「女性の社

会進出、共働き世帯の増加」「団塊世代の高齢化進

展による大介護時代への突入」などを挙げ、育児や

介護と仕事の両立やワークライフバランスの実現が

必要としています。

交渉などのあらゆる機会を

通じて、職場の深刻な実態

を訴え、一律的な人員削減

をやめるように求めてきま

した。人員削減目標の設定

を行わないことは、運動を

反映した一定の前進です。

 

引き続き、業務量に見合

った必要な人員配置を求め

て、とりくみを強化しま

す。

職員が減り

残業が増える

 

しかし、府庁の現状は、

360時間の上限規制を超

える時間外勤務をしている

職員が3年間で1・7倍に

増え、500時間超の時間

外勤務者数は2・1倍増加

しています(グラフ)。そ

の一方で、職員数は817

5人(平成24年)から78

35人(平成28年)へと減

少しています。

業務の都合で勤務

時間を変える!?

 

こうした事態を受けて、

府当局は、上司の働き方を

変える「イクボス運動」や

タブレット端末機の本格導

入、サテライトオフィスの

試行実施などを検討してい

ます。あわせて「柔軟な勤

国民の安心・安全を心・安全を根底から崩す崩す

基準の緩和は不適当である

ことを確認する、③国際的

な労働に関する約束と国内

法の整合性を確保しかつそ

れを効果的に実施する、④

 

いま国会では、TPP(環太平洋連携協定)承認案と関連法案の強行採決の

動きなど緊迫した情勢を迎えています。TPPは、日米の多国籍大企業が、農

業分野だけでなく、医療・保険や共済、雇用まで、ボロ儲けの対象にすること

が最大のねらいです。国民の生活や権利をどう守るのかという視点はまったく

ありません。

H27

(職員数:人)

26 3097000

8000

9000

7,846

00時間超の時間外勤務者数

く)360時間超増加率1.7倍

500時間超増加率2.1倍

務時間の設定」として、

「夜間等の勤務時間外の業

務を正規の勤務時間として

割振り変更する手続きの簡

素化を図る」ことを狙って

います。

 

具体的には「早朝・夜間

に行うイベントの開催準

備、住民説明会等、あらか

じめ予定されている時間外

の業務を、正規の勤務時間

とする割振り変更を職員の

TPPは撤回しかない

TPPは撤回しかない

事故等を除く)と職員数の推移

度、勤務時間を変更するな

ど、断じて認められません。

ねらいは時間外勤務

手当の節約なのか!?

 

この間、職員が削減され

るもと、時間外勤務は増加

の一途をたどり、慢性的・

恒常的な時間外勤務の実態

があります。「早朝・夜間

に行うイベントの開催準

備」や「住民説明会」など

が時間外勤務の主要因では

ありません。また、夜間の

仕事のための準備等で時間

この間の運動を反映し、

この間の運動を反映し、

削減目標の設定を中止

削減目標の設定を中止

「働き方改革」の基本は、

「働き方改革」の基本は、

異常な長時間労働の解消

異常な長時間労働の解消

◇実施例(夜間の住民説明会)

本庁B勤務 勤務時間

割振変更後 勤務時間 住民説明会

住民説明会

遅出による職員の健康保持 時間外勤務の解消

時間外勤務

時間 9:30 10:30 11:30 18:00 19:00 20:00