大阪府・大阪市のギャンブル等 依存症への取組み

大阪府・大阪市IR推進局

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IR（統合型リゾート）とは？

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【「特定複合観光施設区域の整備の推進に関する法律」における定義】

カジノ施設及び会議場施設、レクリエーション施設、展示施設、宿泊施設その他の観光の振興に寄与すると認められる施設が一体となっている施設であって、民間事業者が設置及び運営をするもの

「カジノ施設」と「観光振興に寄与する諸施設」が一体となっている施設群 カジノの収益により、大規模な投資を伴う施設の採算性を担保 民間事業者の投資による ・集客及び収益を通じた観光地域振興 ・新たな財政への貢献

民間事業者による一体的整備・運営

エンターテイ メント施設等

カジノ

ホテル

国際会議場 国際展示場

レストラン

ショッピングモール

収益の還元

（出典）「第１回特定複合観光施設区域整備推進会議」資料よりIR推進局作成

国内外からの集客

国等

管理・監督

財政貢献

海外の主なIR（統合型リゾート）①

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（出典）「第１回 特定複合観光施設

区域整備推進会議」資料

海外の主なIR（統合型リゾート）②

4 （出典）「第１回 特定複合観光施設区域整備推進会議」資料

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特定複合観光施設区域整備法における

ギャンブル等依存症対策

日本人等の入場回数を連続する７日間で３回、連続する28日間で10回に制限。本人・入場回数の確認手段として、マイナンバーカード及びその公的個人認証を義務付け

20歳未満の者、暴力団員等、入場料等未払者、入場回数制限超過者については、カジノ施設への入場等を禁止。カジノ事業者に対しても、これらの者を入場させてはならないことや本人及び家族の申請に基づく入場規制等を義務付け

カジノ行為の種類及び方法・カジノ関連機器等、特定金融業務（貸付け等）、業務委託・契約、広告・勧誘、カジノ施設等の秩序維持措置、従業者等について所要の規制を行う

日本人等の入場者に対し、入場料・認定都道府県等入場料として、 ６千円／回（24時間単位）を賦課

ギャンブル等依存症対策の強化について（概要）

（出典）「第3回 ギャンブル等依存症

対策推進関係閣僚会議」資料

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ギャンブル等依存症対策の強化について（概要）

（出典）「第3回 ギャンブル等依存症

対策推進関係閣僚会議」資料

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ギャンブル等依存症対策基本法（概要）

• 「ギャンブル等依存症」とは、ギャンブル等（法律の定めるところにより行われる

公営競技、ぱちんこ屋に係る遊技その他の射幸行為をいう）にのめり込むことにより日常生活又は社会生活に支障が生じている状態をいう

定義

基本理念

• ギャンブル等依存症の発症、進行及び再発の各段階に応じた防止及び回復の ための対策を適切に講ずるとともに、ギャンブル等依存症である者等及びその 家族が日常生活及び社会生活を円滑に営むことができるように支援すること

• ギャンブル等依存症が、多重債務、貧困、虐待、自殺、犯罪等の問題に密接に 関連することに鑑み、ギャンブル等依存症に関連して生ずるこれらの問題の 根本的な解決に資するため、これらの問題に関する施策との有機的な連携が 図られるよう、必要な配慮がなされるものとすること

責務

【国の責務】 • 基本理念にのっとり、ギャンブル等依存症対策を総合的に策定し、及び実施する 責務を有する 【地方公共団体の責務】

• 基本理念にのっとり、ギャンブル等依存症対策に関し、国との連携を図りつつ、その地域の状況に応じた施策を策定し、及び実施する責務を有する

ギャンブル等 依存症対策

推進基本計画等

【ギャンブル等依存症対策推進基本計画】 • 政府は、ギャンブル等依存症対策の総合的かつ計画的な推進を図るため、 ギャンブル等依存症対策の推進に関する基本的な計画（「ギャンブル等依存症 対策推進基本計画」）を策定しなければならない 【都道府県ギャンブル等依存症対策推進計画】 • 都道府県は、ギャンブル等依存症対策推進基本計画を基本とするとともに、

当該都道府県の実情に即したギャンブル等依存症対策の推進に関する計画（ 「都道府県ギャンブル等依存症対策推進計画」 ）を策定するように 努めなければならない

基本的施策

ギャンブル等依存症の 予防等に資する事業の実施

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医療提供体制の整備 3

相談支援等 4

社会復帰の支援 5

教育の振興等 1

民間団体の活動に 対する支援

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連携協力体制の整備 7

人材の確保等 8

調査研究の推進等 9

実態調査（３年ごと） 10

・ギャンブル等依存症は適切な治療と支援により、回復が十分可能とされながらも現時点では

医療体制や相談支援体制が乏しく、必要な治療および支援を受けられない依存症患者も存在

する。

また、依存症に関する予防教育も不十分と言わざるを得ない。

・このため、大阪府・大阪市では、ＩＲの実現を契機に依存症対策のトップランナーをめざし、発症・

進行・再発の各段階に応じた、防止・回復のための対策について、世界の先進事例に加え、

大阪独自の対策をミックスした総合的かつシームレスな取組み（大阪モデル）を構築する。

・さらに、エリア（カジノ施設、夢洲、府内全域）毎に、メリハリの効いた支援、対策を実施する。

・なお、これらの対策にかかる財源にはカジノからの入場料・納付金収益の一部をあてるもの

とする。

大阪府・大阪市の取組み

①教育の振興等 ②ギャンブル等依存症の予防等に資する事業の実施

③医療提供体制の整備 ④相談支援等 ⑤社会復帰の支援

⑥民間団体の活動に対する支援 ⑦連携協力体制の整備 ⑧人材の確保等

⑨調査研究の推進等 ⑩実態調査

取組事項

基本的な考え方

大阪府・大阪市における ギャンブル等依存症対策の考え方

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大阪府における依存症対策

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大阪府における依存症対策

依存症対策強化事業【知事重点】 ～総合的に依存症対策を強化します～

平成30年度当初予算額：

1,381万6千円

■目的

これまで取り組んできた依存症対策をさらに充実させるため、 「治療体制の強化」「相談支援体制の強化」「普及啓発の強化」 について重点的に取り組み、積極的な施策展開を行う。

■内容

～依存症に対応できる医療機関の拡充などに取り組む～ ◇依存症患者受診後支援事業《新規》 …医療機関と民間の自助グループ等が連携した依存症患者の支援

◇専門治療プログラム（薬物・ギャンブル）の普及

…依存症専門の治療プログラムを医療機関等に普及

～依存症に関する相談機会の拡充と支援者の資質向上に取り組む～

◇依存症相談対応力強化事業《新規》＜※１＞

…土・日の依存症専門の相談電話の開設

◇依存症地域支援ネットワーク強化事業《新規》

…地域の依存症支援ネットワークの強化に向けたミニフォーラム等を実施

◇関係機関職員研修

…保健所・福祉事務所・相談支援事業所等の職員向け研修を実施

◇医療機関職員研修

…医療機関職員向けの研修を実施

◇依存症関連機関連携会議

治療体制の強化（856万9千円・一部新規）

相談支援体制の強化（409万2千円・一部新規）

～さまざまな機会を活用し依存症に関する理解促進に取り組む～

◇ギャンブル等依存症啓発事業《新規》＜※２＞

…大阪市・ＩＲ推進局と共同で啓発ポスターを作成して地下鉄構内に掲示

◇依存症早期相談推進事業《新規》

…依存症の正しい知識を広め偏見をなくすためのシンポジウムを開催

普及啓発の強化（115万5千円・新規）

○事業内容 平日に相談をする時間を確保できない府民の相談窓口 として、土・日に受付が可能な依存症に関する相談電話 を専門医療機関に委託し開設 ○開始時期 平成30年６月から（予定） ○受付時間 毎週土・日 午後１時～午後５時 （土・日が祝日であっても受付可） ○予算額 127万5千円

〈※１〉依存症相談対応力強化事業

○事業内容 大阪市・ＩＲ推進局と共同で大阪市営地下鉄（４月から 「Osaka Metro」）駅構内に啓発ポスターを掲示し、

ギャンブル等依存症に関する正しい知識を広める ○予算額 12万円

〈※２〉ギャンブル等依存症啓発事業

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大阪アディクションセンター（OAC）について

関係機関・団体同士が情報共有・連携しながら、依存症の本人及び家族等の相談・治療・回復を途切れなく支援するためのネットワークです。

【加盟機関の役割】 （１）依存症に関する相談を受け、必要な情報の提供や助言を行う等の支援に努めるとともに、必要に応じて適切に支援する者に繋げる。 （２）依存症以外の相談を受けた場合であっても、依存症の問題に気付き支援に繋げる。 （３）相互に依存症者支援に関する研修の機会を通して、対応力の向上に努める。 【加盟団体の役割】 （１）加盟する機関を増やし、OACの拡充をめざす。 （２）団体の構成員や関係者に対して、団体が発行する雑誌や会議等を通じて、OACに関する情報の周知や広報に努める。 【自助グループの役割】 （１）依存症に関する活動を通して、必要な情報の提供や助言を行う等に努める。

平成30年７月現在

大阪府 こころの健康総合センター （ＯＡＣ事務局）

依存症の本人や家族等

保健所等

行政

医療

福祉 司法

教育

自助 グループ

ＯＡＣの充実とともに、各地域の実情に応じた支援を行うため、保健所などを中心とした地域支援ネットワークの強化・拡充を図ります

ＯＡＣって

なんですか？

各地域のネットワーク

各地域のネットワーク

各地域のネットワーク

加盟機関・

団体の役割は？

大阪精神科 診療所協会

保健所

大阪府薬剤師会

大阪司法書士会 大阪保護観察所

大阪弁護士会

矯正施設

近畿厚生局 麻薬取締部

自助グループ

大阪市こころの健康センター

大阪精神科 病院協会

大阪 精神医療センター

堺市こころの健康センター

回復施設

民間支援団体

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アルコール・薬物・ギャンブル等の３つの依存症に対する総合支援のための対策

アルコール依存症対策 薬 物 依 存 症 対 策 ギャンブル等依存症対策

３依存症共通の対策

○ 依存症相談員による相談 ○ 依存症専門相談（専門の医師による相談） ○ 依存症支援者育成研修事業 ○ 普及啓発・情報提供事業（市民向け講演会等） ○ 依存症者家族支援事業 ○ 各区保健福祉センターにおける相談・支援

○ 依存症相談拠点設置（こころの健康センター） ○ 治療拠点及び専門医療機関の選定 ○ 依存症相談員の配置

大阪府・堺市との共同事業

○ 依存症相談対応力強化事業（土日電話相談） ○ 当事者支援専門プログラム事業（依存症患者等に対する支援を行う 人材の育成） ○ 医療機関職員専門研修事業（依存症医療機関職員向け研修） ○ ギャンブル等依存症啓発事業（依存症理解のための普及啓発ポスター）

アルコール依存症対策 薬 物 依 存 症 対 策 ギャンブル等依存症対策

○ 依存症関連機関連携会議

アルコール依存症対策 ○酒害教室 ○早期治療のための警察・医療機関との連携

薬物依存症対策 ○断薬継続促進モデル事業 ○乱用防止のための普及啓発

大阪市における依存症対策

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大阪市依存症対策支援事業

・依存症治療拠点機関 ・依存症専門医療機関

・支援者育成（支援者研修） ・普及啓発・情報提供 ・家族支援 ・依存症相談員の配置 ・依存症相談員による相談 ・依存症専門相談（専門医師）

連携会議 行政・医療・司法・福祉等

民間団体・医療機関等

医療拠点

相談拠点

協議・連携

医療機関

区保健福祉

センター等

地域支援ネットワークの構築

指定

民間団体・回復施設

助言・支援等

運営

協議

こころの健康センター

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大阪府・大阪市における依存症対策

ギャンブル等依存症対策の推進（平成30年度予算 6,198千円）

高校生向け依存症予防啓発の推進

○府内すべての高校３年生（319校・約9万人）を対象に、ギャンブル等依存症対策のリーフレットを作成・配布し、依存症の予防に資する教育・啓発活動を実施

府内の高校と連携したモデル事業の実施

○府内の高校（10校程度）と連携し、依存症のメカニズムや兆候、問題行動の気づき等を医師や民間支援者が講師となり、全国でも例を見ない依存症予防などに関する出前授業を実施

ギャンブル等依存症予防セミナーの開催

○府民を対象に、ギャンブル等依存症の基本的な知識を伝えるためのセミナーを開催し、依存症に対する普及啓発を促進

１．依存症の予防に資する教育・啓発活動の推進

大阪ＩＲ基本構想（案）中間骨子を具体化するため、全国に先駆けた依存症対策研究会を設置

○専門的知見を有する有識者等の参画を得ながら府市関係部局で構成する実務レベルの研究会を設置し、全国をリードする依存症対策の構築に向け、検討を深めていく

＜研究テーマ＞ ・ギャンブル等依存症の実態把握に向け

た調査・研究 ・ＩＴ技術の進歩を踏まえた先進的な依

存症対策の研究 ・海外先進事例を踏まえた大阪独自の依

存症対策のあり方研究

２．全国をリードする依存症対策（＝大阪モデル）の構築

事業のポイント ＩＲ誘致を契機にギャンブル等依存症の抑制を図るため、新たに高校生を対象に依存症の予防教育に取組むほか、依存症対策のトップランナーをめざし、全国をリードする対策の向けた検討を進めます。

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