栄養指導ツール

シニアの方用

本ツールご提供の目的

⚫ 2018年の日本栄養士会取組みテーマである「栄養障害の二重負荷」は食生活の欧米化と日常活動（運動）の減少による、中高年の肥満・生活習慣病が増大する一方で、高齢者や若年女子に新たな低栄養問題が発生している、ということを問題視し、「新たな栄養問題」の解決に向けた活動と理解しております。

⚫ そこで、上記活動の一助となるべく、キウイフルーツの摂取を通して出来る事として、将来的な健康リスクに対する栄養的な対応を目的としたツールを、日本栄養士会様のご協力のもと、ご用意させていただきました。

本ツールの想定する使われ方とゴール

⚫ 本ツールの使用場面は、シニアの方々を対象とした介護予防教室特定保健指導時あるいは、病院や介護施設での食事提供時を想定しております。

⚫ キウイフルーツを手に取り、試食をしていただくことで、・キウイフルーツを身近に感じてもらう・日々の食生活に簡単に取り入れられそうだと感じて（気づいて）もらう

結果、簡単な食生活の改良から、将来の低栄養リスクに備えられることを実践していただけるきっかけになることをゴールといたします。

栄養指導ツール

シニアの方用

自分は標準体型？ 最近体重が急に減っていませんか？BMIをチェックしてみましょう！ 標準BMIは22を目安に！

BMI＝体重(kg) ÷［身長(m)×身長(m)］

■BMI早見表（成人）40kg 45kg 50kg 55kg 60kg 65kg 70kg 75kg 80kg 85kg 90kg 95kg 100kg

140cm 20.4 23.0 25.5 28.1 30.6 33.2 35.7 38.3 40.8

145cm 19.0 21.4 23.8 26.2 28.5 30.9 33.3 35.7 38.0 40.4

150cm 17.8 20.0 22.2 24.4 26.7 28.9 31.1 33.3 35.6 37.8 40.0

155cm 16.7 18.7 20.8 22.9 25.0 27.1 29.1 31.2 33.3 35.4 37.5 39.5 41.6

160cm 17.6 19.5 21.5 23.4 25.4 27.3 29.3 31.3 33.2 35.2 37.5 39.1

165cm 18.4 20.2 22.0 23.9 25.7 27.5 29.4 31.2 33.1 34.9 36.7

170cm 17.3 19.0 20.8 22.5 24.2 26.0 27.7 29.4 31.1 32.9 34.6

175cm 18.0 19.6 21.2 22.9 24.5 26.1 27.8 29.4 31.0 32.7

180cm 17.0 18.5 20.1 21.6 23.1 24.7 26.2 27.8 29.3 30.9

185cm 17.5 19.0 20.5 21.9 23.4 24.8 26.8 27.8 29.2

190cm 18.0 19.4 20.8 22.2 23.5 24.9 26.3 27.7

やせ 18.5未満

普通 18.5以上25未満

肥満 25以上

年齢が上がるほど「低栄養」が増加！カロリーやたんぱく質が十分に摂れていません！

目標とするBMIの範囲

20.0～24.9

50～69歳

日本人の食事摂取基準2015年版

11.3 10.7 11.5 18.7

54.8 54.3 61.0

59.0

29.9 31.7 25.4 20.1

4.0 3.3 2.1 2.2

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

65～69歳 70～74歳 75～79歳 80歳以上

（％）男性

21.7 18.1 21.7 26.4

53.2 57.7 54.6 50.4

20.9 18.9 20.6 20.0

4.2 5.3 3.1 3.2

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

65～69歳 70～74歳 75～79歳 80歳以上

（％） 女性

20以下

20以上25未満

25以上30未満

30以上

■実際のBMIの分布

平成28年国民健康・栄養調査

21.5～24.9

70歳以上

BMI20以下＝低栄養傾向

「低栄養」とは、からだを動かすのに必要なエネルギーや筋肉などをつくるたんぱく質が不足した状態のことを言います。

低栄養!

「低栄養」が寝たきりなどのリスクに！

基礎代謝の低下

筋肉量の減少

エネルギー消費量の低下

・食欲低下・食事量の低下

低栄養

・疲れやすい・元気が出ない

筋力の低下・身体機能の低下・風邪などの感染症にかかりやすく、治りにくい

活動度の低下

■低栄養がもたらす負のサイクル

低栄養は要介護の原因にもつながります

■介護が必要になった主な原因

認知症18.0%

脳卒中16.6%

高齢による衰弱13.3%

骨折・転倒12.1%

関節疾患10.2%

心臓病4.6%

その他25.2%

平成28年国民生活基礎調査の概況

低栄養の影響が大きい

悪循環

低栄養は要介護の原因にもつながります

低栄養の影響が大きい

認知症

18.0%

脳卒中

16.6%

高齢による

衰弱

13.3%

骨折

・転倒

12.1%

関節疾患

10.2%

心臓病

4.6%

その他

25.2%

■介護が必要になった主な原因

平成28年国民生活基礎調査の概況

食生活改善のポイント①自分に必要なエネルギー量、摂れていますか？

摂取 消費

体重の変化

日本人の食事摂取基準2015年版

低い

ふつう

高い

2,100 kcal

50～69歳

低い

ふつう

高い

70歳以上

身体活動レベル

2,450 kcal

2,800 kcal

1,850 kcal

2,200 kcal

2,500 kcal

男性

低い

ふつう

高い

1,650 kcal

50～69歳

低い

ふつう

高い

70歳以上

身体活動レベル

1,900 kcal

2,200 kcal

1,500kcal

1,750 kcal

2,000 kcal

女性

摂取

消費 摂取

消費

肥満につながる

やせ・低栄養につながる

食事バランスを見直しましょう～同じものばかり、柔らかいものばかり食べていませんか？

1800±200 kcal

2200±200 kcal

2600±200 kcal

4～5 5～7 7～8

5～6 6～7

3～4 3～5 4～6

2 2～3

2 2～3

摂取エネルギー量別

「食事バランスガイド」は健康な人が対象です。糖尿病や高血圧などで、医師や管理栄養士の指導を受けている人は、そちらの指示に従ってください。

例：標準の方の摂取目安量

・主食の中から1日5～7を目安に摂りましょう

・副菜の中から1日5～6を目安に摂りましょう塩分は控えめに

・主菜の中から1日3～5を特にたんぱく質を十分に摂りましょう

・乳製品の中から1日2を目安に摂りましょう

・果物は1日2(200g)を目安に摂りましょう高血圧や糖尿病予防になります

1日に必要な200グラムの果物とは？おなかがすいたら間食は果物！数回に分けて食べてもOK!

果物は、不足しがちな栄養素を多く含んでいます！

健康のために食事をたくさん食べようと思うけど、すぐにおなかがいっぱいに・・・

主食や主菜が十分とれない

【栄養素充足率とは】同じ量（100g）を食べた時に、ビタミンやミネラル、食物繊維などの17種類の栄養素が基準値に対してどれくらい含まれているかをインデックス化したもの。数値が高ければ高いほど、様々な栄養素がバランスよく高密度に含まれていることを表しています。

キウイフルーツは果物の中でも栄養密度が高い！ キウイフルーツに

含まれる「アクチニジン」という成分が、たんぱく質の消化をサポート！

果物は野菜同様、食物繊維やビタミン、ミネラルをとることができます

キウイフルーツで普段の食事で不足しがちな栄養を補給！