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ご使用に際しては、説明書の 注意事項をよく読んでください。 使用説明書

EOM-PLUS(8) IFU D..患者さんもしくは使用者がペースメーカーなどの機器を使用している場合は装置の使用を避けること。 本製品の近辺でファンヒーターなどの熱源を発生する装置を作動させないこと。ホース類が損傷し、思わぬ事故につながる恐れがあります。

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ご使用に際しては、説明書の

注意事項をよく読んでください。

使用説明書

1

1

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■患者さんもしくは使用者がペースメーカーなどの機器を使用している場合は装置の使用を避けること。

■本製品の近辺でファンヒーターなどの熱源を発生する装置を作動させないこと。

ホース類が損傷し、思わぬ事故につながる恐れがあります。

■患者さんの乗り降りの際には、ドクターユニットのハンドピースホースに足が引っかからないようにド

クターユニットを適切な位置に移動し、患者に注意を促すこと。

■チェアユニットに乗せるのは患者さん一人のみとし、介添者が小児の患者さんを抱いて一緒に乗る、患者

さんの他に子供をステップに乗せる、又は、患者さんが荷物を抱えたまま乗るなどの状態で治療をしな

いこと。

■チェアユニットは、患者さんの四肢がチェアシートからはみ出していないことを確認しながら作動させる

こと。

■患者さんがアームレストなどのチェアユニットの一部を強く握りしめたり、すき間に指などの体の部分が

入っている状態でチェアを作動させないこと。

■チェアユニットは、バックシート及びステップの下に人や障害物がないことを確認して作動させること。

■着座又は仰臥位の姿勢で治療すること。

■正座及び伏臥位の姿勢にしないこと。

■下図の①②③④⑤⑥のすき間に、指や体の一部が入っていないことを確認して作動させること。

2

このたびは をお買い上げいただき、まことにありがとうございました。

ご使用の前にこの使用説明書をよくお読みのうえ、正しくご使用いただき、末永くご

愛用ください。この使用説明書はお手元に保管し、必要に応じてご覧ください。

なお、この使用説明書の マークの後にくる文字の意味は次のとおりです。

警告:重要な人身障害又は物的損害があり得ますので、必ず警告内容に従って使用し

てください。

注意:軽度な人身障害又は物的損害があり得ますので、必ず注意内容に従って使用し

てください。

2

2

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ユニット本体内における残留水の排出(フラッシング)励行のお願い

ユニット内のウォータータンクやチューブ内には一定量の水が残留しており長時間内部で放置されていると水質が低下するため、ご使用前に排出しておく必要があります。お買い求めいただきましたイオム プラスは全機種ともフラッシング機構を標準装備した衛生性に優れたユニットです。毎日の診療開始前に下記の手順でユニット本体内の残留水の排出(フラッシング)を行っていただきますようお願いいたします。特に休診日明けの診療日など残留時間の長い場合は入念にフラッシングを行ってください。

各給水回路のフラッシング時間の目安は下記と通りです。

・スピットン洗浄水 1分以上・コップ給水 1分以上・シリンジの注水 1分以上・エアータービンの注水 1分以上・マイクロモーターの注水 2分以上・ウルトラソニックスケーラー 3分以上※ご提案:各給水回路のフラッシング時間はユニット本体内の残留水量をすべて排出できる時間を考慮しています。ユニット本体以外の配管部分に滞留している分量を考慮し目安時間以上のフラッシングをお願いします。

排出効率をよくするために下記手順に従ってのフラッシングをお勧めします。

手順1. スピットン洗浄水の排出:P.10(スピットン洗浄スイッチ)を参照し、1分以上洗浄水を排出してください。

手順2. コップ給水の残留水の排出:P.10(コップ給水スイッチ)を参照してください。(1)オートコックで使用させる場合…コップをセットし給水を行います。給水が完了したらコッ

プの水を捨て再給水を行います。8回以上繰り返し行ってください。(2)マニュアル給水で使用される場合…コップをセットし1分以上連続して排出してください。手順3. シリンジ回路の残流水の排出:イオムシリンジのWレバーを押し1分以上水を排出してくだ

さい。手順4. エアータービン回路の残流水の排出:P.7フラッシング機構の項を参照し、3分以上行って

ください。手順5. マイクロモーター回路の残流水の排出:P.7フラッシング機構の項を参照し、3分以上行っ

てください。手順6. ウルトラソニックスケーラー回路の残流水の排出:P.7フラッシング機構の項を参照し、3

分以上行ってください。

3

3

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■ ■ 各部の名称 5 ■ 各部の機能及び使用方法 5 縡 メインスイッチ 5 縒 操作パネル(ドクターユニット) 6 縱 サブパネル(ドクターユニット) 8 縟 メインパネル(アシスタントユニット) 9 縉 サブパネル(ウォーターユニット) 10 縋 チェアのマニュアル操作 11 縢 チェアのオート操作 12 繆 ヘッドレスト 12 繦 ドクターユニット 13 縻 セーフティー機構 15 縵 フットコントローラー 16 縹 アシスタントユニット 17 ■ グローバルライト 19 ■ イオムシリンジ・スプレービット4000 20 ■ エコインパルス EPH -Ⅰ 21 ■ イオムチタンタービンX 23 ■ イオムチタンタービンSL/TL 25 ■ イオムチタンモーター 26 ■ イオムチタンコントラ、イオムチタンストレート 26 ■ オプション品 28 縡 ジーシーパノラマフイルムビュアー 28 縒 ウルトラソニックスケーラーUS-30 28 縱 EMS ウルトラソニックスケーラー 33 縟 コントラスタンド 35 縉 バリオス ウルトラソニックスケーラー 36 縋 歯面清掃器 43 縢 ユニットバーナー 44 繆 plus フラッシングアダプタ 44 繦 アームレスト 48 縻 plus サービカルトレー(スライドタイプ用オプション) 49 縵 サポートバー 49 縹 G-カム接続仕様 50 ■ お手入れの方法 51 縡 ウォーターユニット 51 縒 ドクターユニット 53 縱 ユニット本体 54 縟 グローバルライト 55 縉 イオムシリンジ・スプレービット4000 57 縋 エコインパルス EPH -Ⅰ 58 縢 イオムチタンタービンX 60 繆 イオムチタンタービン 62 繦 イオムチタンモーター 64 縻 歯面清掃器 66 縵 ユニットバーナー 66 ■ 仕様 67 ■ 修理 67 ■ 保証 67 ■ 医用電気機器の使用上の注意事項 68

■目次

4

4

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ヘッドレスト

グローバルライト

ウォーターユニット

デンタルフイルムビュア

操作パネル

ドクター ユニット

サブパネル

フットスイッチ

アシスタント ユニット

フットコントローラー

ss/ssL

スライド

ローシリンダー

ステップ

スライド

ステップ

ハイシリンダー

osHL/osLL

オーバーアーム

ロングベース

ローシリンダー

ステップ

ステップ

ハイシリンダー

ロングベース

オーバーアーム

osHS/osLS

オーバーアーム

ショートベース

ローシリンダー

ステップ

ステップ

ハイシリンダー

ショートベース

オーバーアーム

ocHL/ocLL

オーバーアーム

ロングベース

ローシリンダー

カンター

カンター

ハイシリンダー

ロングベース

オーバーアーム

sc/scL

スライド

ローシリンダー

カンター

スライド

カンター

ハイシリンダー

メインスイッチ1

メインスイッチをONにすると、ドクター側、アシスタント側操作パネルのメインランプが点灯し、すべての機能が作動可能な状態になり

ます。その日の診療が終了しましたら、安全確保のため毎日必ずメインスイッチを切ってください。

■各部の名称■各部の機能及び使用方法 縡メインスイッチ

各部の名称

各部の機能及び使用方法

メインスイッチ アシスタント側操作パネル

ドクター側操作パネル

5

5

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■ ■各部の機能及び使用方法 縒操作パネル(ドクターユニット)

各キーの作動はそれぞれのインジケーターランプ又はデジタルインジケーターに表示されます。※操作パネルのスイッチ操作は、指で行い鋭利なものでの操作はパネルを傷付ける恐れがありますのでお止めください。

■ドクターキーこのキーを押すことで、使用者を3人分切替えることができます。同じプログラミングメモリーキーに対して使用者ごとに別々の設定をメモリーすることができます。

■プログラミングメモリーキープログラムされたチェアポジションの呼び出し、及び緊急ストップキーです。各プログラミングメモリーキーは、作動中デジタルインジケーターに、例えばドクターAのポジション1ならば「a1」というふうに表示されます。

■うがいポジション用メモリーキーこのキーにうがいの位置をプログラムします。うがい終了後、このキーをもう一度押すと、チェアはうがい前のポジションに戻ります。

■リセットポジション用メモリーキーこのキーにリセットの位置をメモリーします。このキーを押した後うがいポジション用メモリーキー を押すとチェアは元の診療ポジションに戻ります。

■プログラミングキーチェアポジションのプログラム設定、及び変更に使用します。※チェアのプログラム方法はP.12を参照してください。

■マニュアルスイッチチェアの昇降などを行います。※チェアの操作方法はP.11を参照してください。

■ハンドピース最高回転設定キーハンドピースをハンガーから外した状態で▲▼(アップダウン)キーを押すことでハンドピースの最高回転数の切替えや超音波スケーラーのモード切替え(モード切替え機能付きの超音波スケーラーのみ)をすることができます。マイクロモーターは最高40,000回転からスーパーロー(最高200回転以下でLoと表示)の間で23段階の最高回転数設定と設定した回転数を2つまでメモリーできるプリセットメモリー機能を装備しています。▲▼キーで設定したい最高回転数をデジタルインジケーターに表示した状態で▲キーと キーを同時に押すとメモリ1に記憶され、▼キーと キーを同時に押すとメモリ2に記憶されます。メモリの呼び出しは キーを押すことでメモリ1と2を交互に呼び出せます。

操作パネル(ドクターユニット)2

LO.モード

HIGH.モード

エコインパルス EPH-Ⅰ

イオムチタン タービンX--SL

イオムチタン タービンX-TL

カボ スーパートルク マルチフレックス Luxタービン655B

カボ ベラトルク Lux3タービン 637B

~325,000min-1 ~280,000min-1 ~260,000min-1 ~330,000min-1~340,000min-1

~410,000min-1 ~330,000min-1 ~325,000min-1 ~405,000min-1~420,000min-1

イオムチタン タービンX-ML

~330,000min-1

~420,000min-1

6

6

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■ ■各部の機能及び使用方法 縒操作パネル(ドクターユニット)

■ビュアーON/OFFキー押すとデンタル用フイルムビュアーのスクリーンが発光し、再度押すと消灯します。

■モーター回転方向切替キーインジケーターがついていない時は、右回転です。左回転を希望する場合は、このキーを押してインジケーターを点灯させてください。

■ライトON/OFFキーハンドピースをハンガーから外した状態でこのキーを押すとインジケーターが点灯し、フットコントローラーを踏んだときにハンドピースのライトが点灯します。再度押すとインジケーターが消灯し、フットコントローラーを踏んでもハンドピースのライトは点灯しません。この設定は各ハンドピースごとに行うことが可能です。

■チップエアーON/OFFキータービン又はモーターをハンガーから外した状態でこのキーを押すとインジケーターが点灯し、フットコントローラーを踏んだときにハンドピースのチップエアーが出ます。再度押すとインジケーターが消灯し、フットコントローラーを踏んでもハンドピースのチップエアーは出ません。この設定は各ハンドピースごとに行うことが可能です。※3穴スプレータイプのタービンなどで、スプレー使用時にエアーを供給しないとバーの冷却効果を著しく損なうものがありますので、スプレー使用時にはチップエアーをONにしてお使いください。

■スプレーON/OFFキータービン又はモーターをハンガーから外した状態でこのキーを押すとインジケーターが点灯し、フットコントローラーを踏んだときにハンドピースのスプレーが出ます。再度押すとインジケーターが消灯し、フットコントローラーを踏んでもハンドピースのスプレーは出ません。この設定は各ハンドピースごとに行うことが可能です。

■ライト減光キーキーを押してインジケーターが点灯すると無影灯を最低の光量(約5,000Lux)に瞬時に減光します。再度キーを押すとインジケーターが消灯し、無影灯は押す前の光量に戻ります。

■無影灯ON/OFFキー無影灯が消えているときに、このキーを押すと無影灯のランプが点灯し、再度押すと消灯します。

■予備キー外部機器などのON/OFFを行なうためのキーです。キーの動作は内部設定により、キーを押している間だけONになる動作と押すたびにONとOFFの状態を繰り返す動作の2種類から動作を選択できます。

■フラッシング機構タービン及びモーターの水回路を洗浄する機構です。タービン及びモーターをハンガーから取り出し、スピットン又は容器を用意し、チップエアーON/OFFキーとスプレーON/OFFキーを同時に5秒間押し続けるとデジタルインジケーターに「FL」と表示され、インスツルメントから連続して水とエアーが出ます。再度チップエアーON/OFFキー又はスプレーON/OFFキーのいずれかを押すと中止し、「FL」表示が消えます。また、3分間経過すると自動的に停止し、「FL」表示が消えます。※フットコントローラーは、踏まないでください。はじめに出したインスツルメントが回転し危険です。

※フラッシング時(「FL」表示時)は、危険防止のため、チェアが動きません。

7

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■ ■各部の機能及び使用方法 縱サブパネル(ドクターユニット)

①スーパーロー用トルク設定ツマミ

モーターをスーパーローモード(Loと表示)にした場合にトルク設定が有効になります。

トルクは0.0035~0.0085N・m(35~85gf・cm)の範囲で設定することができます。

※設定ボリュームのトルクはあくまで目安です。

②スケーラーパワー調整ツマミ(オプション)

装備している超音波スケーラーの最大出力に対してのパーセンテージで設定すること

ができます(P.28参照)。

③インスツルメント用空気圧力計

各ハンドピースの作動時の空気圧を表示します。

④水量調整ツマミ

タービンやマイクロモーターなどのインスツルメントから出るスプレー水の調整をし

ます。

⑤歯面清掃器エアー量調整ツマミ(オプション)

歯面清掃器のエアー噴射力を調整します(P.43参照)。

⑥ドライブエアー調整ツマミ

タービンのドライブエアーとマイクロモーターの冷却エアーを調整します。

タービンのドライブエアーはタービンのメーカーが指定する圧力範囲内でお使いくだ

さい。

⑦チップエアー調整ツマミ

タービンやマイクロモーターなどのインスツルメントから出るチップエアーの調整をし

ます。

⑧ロック解除ボタン(スライドタイプ)

ドクターユニットのアーム角度を調整する際に、このボタンを押している間アームのロ

ックが解除されます。ボタンから指を離すと直近のロック位置にアームが固定されます

が、チェアと干渉するために、ロックすることができない角度があります(P.13参照)。

サブパネル(ドクターユニット)3

④ ⑤

⑦ ⑥

① ②

8

8

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①ライト減光キー

キーを押してインジケーターが点灯すると無影灯を最低の光量(約5,000 Lux)に瞬

時に減光します。

再度キー押すとインジケーターが消灯し、無影灯は押す前の光量に戻ります。

②無影灯ON/OFFFキー

無影灯が消えているときに、このキーを押すと無影灯のランプが点灯し、再度押すと消

灯します。

③うがいポジション用メモリーキー

このキーにうがいの位置をプログラムします。うがい終了後、このキーをもう一度押す

とチェアはうがい前のポジションに戻ります。

④リセットポジション用メモリーキー

このキーにリセットの位置をメモリーします。このキーを押した後うがいポジション用

メモリー キーを押すとチェアは元の診療ポジションに戻ります。

⑤プログラミングメモリーキー

プログラムされたチェアポジションの呼び出し及び緊急ストップキーです。

好みのポジションをマニュアルスイッチ(P.6)で設定し、プログラミングキー (P.6)

を押してメモリーさせてください。

■ ■各部の機能及び使用方法 縟メインパネル(アシスタントユニット)

メインパネル(アシスタントユニット)4

9

9

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サブパネル(ウォーターユニット)5

■ ■各部の機能及び使用方法 縉サブパネル(ウォーターユニット)

① ② ③

④ ⑤ ⑥

④ ⑦ ⑧

⑨ ⑪

⑩ ⑫

①ウォーマースイッチ

コップ給水やシリンジ使用時に温水が必要な場合にONにしてください。

ウォーマースイッチをONにするときは、空焚きにならないように、あらかじめコップ給

水ノズルやシリンジから水が出ることを確認してください。

②コップ給水スイッチ

紙コップ対応のオートコック給水です。AUTOの位置で紙コップなどを置くと自動的に

給水され、設定された量になると自動的に止まります。OFFの位置では自動給水されま

せん。MANUALの位置では押している間だけ、コップに給水されます。

※噴水仕様のユニットには、コップ給水スイッチはありません。

③コップ給水調整ツマミ

設定された水量に達するまでの給水速度を調整することができます。反時計方向に回

すほど給水速度が速くなります。

④ブレーカー

何らかの電気的な障害が発生してユニットに過電流が流れた場合はブレーカーが作動し

て電気回路を遮断します。

⑤スピットン洗浄スイッチ

OFFの位置でコップを取り上げると自動的に約10秒間スピットン洗浄水が供給されます。

始業時や診療終了後のお手入れの際など連続して水を出したい場合はこのスイッチを

ONにします。

⑥スピットン洗浄水調整ツマミ

反時計方向に回すとスピットン洗浄水の水量を多くすることができます。

⑦無影灯調光ツマミ

無影灯の光量を5,000~20,000ルクスの範囲で無段階に調整することができます。

⑧外部給水調整ツマミ

反時計方向に回すと外部給水コネクターの水量を多くすることができます。

⑨外部給気コネクター

エアーが必要な場合は、このコネクターから供給できます。

⑩外部給水コネクター

水が必要な場合は、このコネクターから供給できます。

⑪給気元圧力計

ユニットに供給されているエアーの圧力を表示します。

適正圧力は約0.5MPa(5.0kgf/cm2)です。

⑫給水元圧力計

ユニットに供給されている水の圧力を表示します。

適正圧力は約0.2MPa(2.0kgf/cm2)です。

10

10

Page 11: EOM-PLUS(8) IFU D..患者さんもしくは使用者がペースメーカーなどの機器を使用している場合は装置の使用を避けること。 本製品の近辺でファンヒーターなどの熱源を発生する装置を作動させないこと。ホース類が損傷し、思わぬ事故につながる恐れがあります。

■患者さんもしくは使用者がペースメーカーなどの機器を使用している場合は装置

の使用を避けること。

■本製品の近辺でファンヒーターなどの熱源を発生する装置を作動させないこと。

ホース類が損傷し、思わぬ事故につながる恐れがあります。

■患者さんの乗り降りの際には、ドクターユニットのハンドピースホースに足が引

っかからないようにドクターユニットを適切な位置に移動し、患者に注意を促す

こと。

■チェアユニットに乗せるのは患者さん一人のみとし、介添者が小児の患者さんを抱

いて一緒に乗る、患者さんの他に子供をステップに乗せる、又は、患者さんが荷物

を抱えたまま乗るなどの状態で治療をしないこと。

■チェアユニットは、患者さんの四肢がチェアシートからはみ出していないことを確

認しながら作動させること。

■患者さんがアームレストなどのチェアユニットの一部を強く握りしめたり、すき間

に指などの体の部分が入っている状態でチェアを作動させないこと。

■チェアユニットは、バックシート及びステップの下に人や障害物がないことを確認

して作動させること。

■着座又は仰臥位の姿勢で治療すること。

■正座及び伏臥位の姿勢にしないこと。

■左図の①②③④⑤⑥のすき間に、指や体の一部が入っていないことを確認して作

動させること。

チェアのマニュアル操作は、操作パネル(ドクターユニット)又はフットスイッチ(オプ

ション)で行います。

■昇降操作

1.マニュアルスイッチ(操作パネル:ドクターユニット)

上のスイッチを押すと上昇し、下のスイッチを押すと下降します。

2.フットスイッチ(オプション)

レバーを上にすると上昇し、下にすると下降します。

■バックレスト操作

1.マニュアルスイッチ(操作パネル:ドクターユニット)

右のスイッチを押すと起き上がり、左のスイッチを押すと傾きます。

2.フットスイッチ(オプション)

レバーを右に押すと起き上がり、左に押すと傾きます。

11

■ ■各部の機能及び使用方法 縋チェアのマニュアル操作

上昇

起きる

下降

寝る

上昇

起きる

下降

寝る

ドクターユニット

フットスイッチ

フットスイッチ

チェアのマニュアル操作6

11

11

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12

■ ■各部の機能及び使用方法 縢チェアのオート操作繆ヘッドレスト

操作パネル(ドクターユニット)のドクターキーとプログラミングメモリーキー 、 、

、 、を使用して4通り×3人分の診療ポジションをプログラムとしてセットできます。

■チェアポジションのプログラミング方法

1.ドクターキーによりプログラムしたいIDをA、B、Cの中から選びます。

2.チェアポジションをマニュアルスイッチ、フットスイッチ(オプション)で任意の位置に

セットします。

3.次にプログラミングキー を押しながらプログラミングメモリーキー 、 、 、

のうち1つのキーを押すと、デジタルインジケーターに、例えば、IDがAで ポジシ

ョンにメモリーした場合は「aS」というふうに表示されます。この表示はこのIDがAで

メモリーされたプログラミングメモリーキーが であることを示しています。

※プログラミングキーを押している時は、デジタルインジケーターが点滅しています。

※ はうがいポジションのメモリーに使用してください。

※ はリセットポジションのメモリーに使用してください。

■うがいポジションの操作方法

1.患者さんの着座後、プログラミングメモリーキー 又は を押し、プログラムポジ

ションにセットします。

※患者さんの体格や診療部位によって、マニュアルスイッチ又はフットスイッチ(オプショ

ン)で微調整します。

2.患者さんにうがいをさせる場合、うがいポジション用メモリーキー 又はリセット

ポジション用キー を押します。

※ にリセットポジションをプログラムし、 に ポジションよりも座面を上げた

位置をプログラムすると、体格の小さな患者さんは を、それ以外は でうがい

をさせるという使い分けができます。

3. でうがいさせた場合でも でうがいさせた場合でも、うがい終了後に を押す

と、うがい前の微調整されたポジションにセットされます。

■ヘッドレストの角度調整

2関節タイプのヘッドレストですから、患者さんに合わせて高さ、角度の調整が行えます。

ロックボタンを押すと両方の関節のロックが外れます。任意のポジションにセットした

後に、ボタンから指を離すとロックされます。

■ヘッドレストの高さ調整

ヘッドレストは最大200mm引き出すことができます。

①フリクション式(ノブなし)の場合

そのままヘッドレストを引き出し、又は押し込んでください。任意の位置で固定できます。

②ノブ固定式の場合

バックレスト裏にあるノブを反時計方向に回してヘッドレストの固定を緩めます。ヘッ

ドレストを引き出し、又は押し込んで高さを調整します。位置が決まったらノブを時計

方向に回しヘッドレストを固定します。

チェアのオート操作7 チェアのオート操作7

ヘッドレスト8

ロックボタン

200mm

ノブ 緩む

締まる

■ヘッドレストの角度を変えるときは、患者さんの首に衝撃がかからないように、

しっかり支えて操作してください。

■ロックボタンから指を離して位置をロックする場合、確実にロックしていること

を手で確認後使用してください。

12

12

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■チェアを操作する際は、チェアのバックレストや患者さんの腕、肩などがドクター

ユニットのトレーやハンドピースなどにぶつからないように常に注意しながら操作

してください。患者さんに怪我をさせたり、トレーやトレー上のものを破損する恐

れがあります。

■ドクターユニットは、患者さんや障害物がないかを確認してから動かしてくださ

い。患者さんに怪我をさせたり、器物が破損する恐れがあります。

薬瓶スタンド、ディスポーザブル汚物入れが標準装備されています。

前後方向はスライド式になっており、930mmの広い範囲で移動できます。

上下方向を調節する場合は、昇降ノブを緩め、任意の高さ(775~875mmまで調整可

能)に調整した後ノブを充分に締め付けてください。

ハンドルの根元にあるロック解除ボタンを押すことにより、アームのロックが外れ任意

の位置に回転可能となります。

ドクターユニットがロック可能な位置にある場合は、ロックボタンから指を離すと回転

がロックされます。

ロック可能な位置は約180°です。このエリアの外ではロックボタンから指を離しても、

ロック可能なエリアまでドクターユニットを回転させないとロックしません。

この状態にあるときはチェアはマニュアル動作しか行えません。

※ロックが外れた状態にある間はデジタルインジケーターに「Hd」と表示されます。

この状態ではドクターユニットはチェアと確実に干渉するエリアにありますのでチェ

アの操作をする際には注意が必要です。

※トレー自体は常に回転操作が可能です(ロックされません)。

※トレー及び本体にレジン液などの有機溶剤が付着すると、変形変質を起こすことが

ありますので注意してください。また、付着した場合はすばやく拭き取ってください。

※ヨード系の薬液は、色素が付着することがありますので注意してください。

13

■ ■各部の機能及び使用方法 繦ドクターユニット

スライドタイプ9-1

■上下方向を調整した後は、昇降ノブが充分に締まって位置が固定されていること

を確認後使用してください。

充分に締まっていないと急にトレーが下がり怪我をしたり、トレーから物が落ちる

恐れがあります。

930mm

昇降ノブ

ロック解除ボタン

13

13

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■トレーには2kg以上の荷重はかけないでください。

■アームが流れるときは、アーム関節部のブレーキを再調整する必要がありますの

で、お買い求めのディーラー又は弊社支店・営業所へお申し付けください。

■チェアを操作する際は、チェアのバックレストや患者さんの腕、肩などがドクタ

ーユニットのトレーやハンドピースなどにぶつからないように常に注意しながら

操作してください。患者さんに怪我をさせたり、トレーやトレー上のものを破損

する恐れがあります。

■ドクターユニットは、患者さんや障害物がないかを確認してから動かしてくださ

い。患者さんに怪我をさせたり、器物が破損する恐れがあります。

■アーム部分を持って上下などの操作はしないでください。また患者さんには、アー

ム部を持たないよう注意をうながしてください。B部分に指などはさみこまないよ

うご注意ください。

14

オーバーアームタイプ9-2

薬瓶スタンド、ディスポーザブル汚物入れが標準装備されています。

アーム①は、バランスアーム式になっています。

ハンドルAを持ち希望するポジションにセットしてください。

上下方向には、780mm~1,050mmの範囲で調整可能です。

インスツルメントハンガーは、水平方向に回転させることができます。

※インスツルメントハンガーは、上下方向にも調整することができます。必要な際は、

お買い求めのディーラー又は弊社支店・営業所へお申し付けください。

※トレー及び本体にレジン液などの有機溶剤が付着すると、変形変質を起こすことが

ありますので注意してください。また、付着した場合はすばやく拭き取ってくださ

い。

※ヨード系の薬液は、色素が付着することがありますので注意してください。

A

B

B

■ ■各部の機能及び使用方法 繦ドクターユニット

14

14

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イオムPLUSには、事故や破損を未然に防ぐ下記の4つのパターンのセーフティー機構

(安全装置)を設けています。

■オート動作もマニュアル動作も停止

フットコントローラーのペダル操作中はチェアは作動しません。

また、チェアのオート動作中にペダルを踏みこんだ場合は、チェアはすぐに停止します。

フットコントローラーが踏まれた状態にある間は、操作パネル(ドクターユニット)上の

インジケーター(CAUTION)が点灯します。

■マニュアル動作は停止、オート動作は自動的に回避して停止

チェアのベースマット上狢に障害物を検知すると、マニュアル動作の場合は停止します。

オート動作の場合は検知した瞬間から1秒間上昇してから停止します。このセーフティー

機構が効いている場合、ドクターユニットのデジタルインジケーターには「Hc」と表示さ

れます。

■チェアの動作を制限

アシスタントユニットにはスピットンとサポートバーにセーフティー機構がついており、

これらのセーフティー機構が効いている場合、ドクターユニット操作パネルのインジケー

ターには「Ha」と表示されます。

スピットン

スピットンアームがチェアに干渉する位置まで回転している状態で、チェアをマニュ

アル動作又はオート動作をさせた場合、チェアは患者さんに危険がない高さまでしか

上がりません。さらに上昇させたい場合はスピットンアームを一番外側まで回してか

らチェアを操作してください。

サポートバー

チェアをマニュアル動作又はオート動作させている間に、患者さんの身体の一部がチ

ェアとサポートバーの間に挟まるなど、サポートバー下部に力が加わると、チェアが

停止します。

なお、患者さんの身体が挟まった場合は、すぐにマニュアル操作でチェアを下降させ

て回避してください。

※チェア動作中に患者さんがチェアに乗り降りをしようとしてサポートバーを握った

場合もチェアは停止することがあります。

■マニュアル動作のみ(スライドタイプ)

ドクターユニットのロック解除ボタンを押している間、又はドクターユニットが回転

ロックのかからないエリアに移動している間はチェアはオート動作ができません。マ

ニュアル動作のみ可能です。このセーフティー機構が効いている場合、ドクターユニ

ットのデジタルインジケーターには「Hd」と表示されます。

■ ■各部の機能及び使用方法 縻セーフティー機構

セーフティー機構10

ロック解除ボタン

A

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■ ■各部の機能及び使用方法 縵フットコントローラー

ペダルを踏むと、タービン、マイクロモーター、超音波スケーラー(オプション)などが

作動します。

タービン、マイクロモーターの回転スピードは、踏み加減で調整できます。

■セーフティー機構

フットコントローラーのペダル操作中は、チェアは作動しません。また、チェアのオート

動作中にペダルを踏み込むとチェアはすぐに停止します。

セーフティー機構作動中は、操作パネル(ドクターユニット)上のインジケーター

(CAUTION)が赤く点灯します。

■フットコントローラーと操作パネル上のスプレーキー、チップエアーキーとの関係

下記表からお望みの状態を選択できます。

①スプレーのON/OFF(円形フットコントローラーの場合)

操作パネルのスプレーキーがOFFの場合、水が出ない状態になります。

操作パネルのスプレーキーがONの場合、水が出ます。フットコントローラーのスプレー

ボタンでも操作パネルのスプレーキーと同じ操作が可能です。

②スプレーのON/OFF(2ペダルフットコントローラーの場合)

操作パネルのスプレーキーがOFFの場合、右のペダルを踏むと水が出ません。左のペダ

ルを踏むと水が出ます。操作パネルのスプレーキーがONの場合、どちらのペダルを踏

んでも水が出ます。

③チップエアーのON/OFF(どちらのタイプも共通)

操作パネルのチップエアーキーのON/OFFによりフットコントローラーを踏んだときの

チップエアーをON/OFFします。

※3穴スプレータイプのタービンなどで、スプレー使用時にエアーを供給しないとバー

の冷却効果を著しく損なうものがありますので、スプレー使用時にはチップエアーを

ONにしてお使いください。

※ドライブエアーをタービン内部で分岐してチップエアーとして使用するタイプのター

ビンはチップエアーを止めることができません。

フットコントローラー11

フットコントローラー 操作パネル

チップ

エアーキー

スプレー

キー

円形

ON ON

OFF ON

ON OFF

OFF OFF

左 右

スプレーと回転 スプレーと回転

推奨せず 推奨せず

チップエアーと回転 スプレーと回転 チップエアーと回転

回転のみ 推奨せず 回転のみ

2ペダル

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16

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シリンジ、バキューム、エジェクターが各1本標準装備されています。

イオムシリンジ、スプレービット4000はセレクト品です。

■アシスタントアーム

アシスタントユニットはバランスアーム方式になっており、前方向に約35°まで倒すこ

とができ、任意の位置にセットすることができます。

また、チェアに対して外側に約90°まで回転させることができますので、抜歯時など術

者の邪魔にならず充分なスペースを確保することができます。

※バランスアームのブレーキは手動調整になっておりますので、手を放してアームが下

がるようであれば、アームのブレーキノブを時計方向に回してブレーキを調整してく

ださい。

■バキュームハンドピース、エジェクターハンドピース

バキュームの吸引力はスライドスイッチで調整できます。スイッチを上にスライドさせ

ると吸引力は最大になります。

ボールジョイント部を捻ることで、ホースとハンドピースの角度を0°~約90°の範囲で

自由に変更する事が可能です。

エジェクターの吸引力はレバーにより調整できます。レバーを上向きにすると吸引力は

最大になります。

エジェクターチップ取り付け部は角度が付いていますが、先端部を切り取ることでスト

レートタイプとしてお使いいただくこともできます。

■ ■各部の機能及び使用方法 縹アシスタントユニット

アシスタントユニット12

シリンジ

エジェクター

バキューム

90° 35°

スライドスイッチ ポールジョイント

大 小

レバー

CUT可

■バキュームチップが口腔内で外れないように確実に固定すること。

■パネル部の扉が開いた状態でアームを元の位置に戻すと扉が破損する場合があり

ますのでご注意ください。

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■ ■各部の機能及び使用方法 縹アシスタントユニット

センサー窓

■コップ給水

コップを受け皿に置くと自動的に給水し、設定水量になると自動的に止まります。

工場出荷時には紙コップに合わせた設定になっています。使用するコップを別の物にす

る場合は内部の基板調整が必要ですので、金属コップなどをお使いになる場合は弊社支

店・営業所までお申し付けください。

※コップの有無を検出するセンサー窓に水滴や汚れなどがつきますと、誤動作の原因と

なりますので、定期的に清掃してください。

■噴水(オプション)

使用方法

噴水スイッチ①を軽く押すと、噴水ノズル②から水が出ます。

手を離すと水は止まります。

※噴水ノズルを患者さんが直接くわえることがないように、注意をうながしてくださ

い。

噴水ノズルの向きと水量調整

噴水ノズルは真っ直ぐに左図のAの方向を向けてセットします。

噴水の水量は、アシスタントユニットのサブパネルにあるコップ給水調整ツマミ③で調整

します。コップ給水調整ツマミを反時計方向に回すと水量が多くなります。スピットン

底部のガラス部分(図中矢印)を目安に、水が落ちるように調整します。

スピットン洗浄水

アシスタントユニットのサブパネルにあるスピットン洗浄切替スイッチ④をOFFにすると、

スピットン洗浄水は噴水スイッチ①から手を離してから10秒間自動的に流れます。

※スピットン洗浄水が流れているときに噴水スイッチ①を押すと、スピットン洗浄水は一

旦止まり、噴水スイッチから手を離すとそこから10秒間流れます。

スピットン洗浄切替スイッチをONにすると、スピットン洗浄水は常時流れます。

スピットン洗浄水調整ツマミ⑤を反時計方向に回すと水量が多くなります。

■テーブル

患者さんの持ち物やティッシュケースなどを置くためのテーブルです。

※テーブルの最大積載荷重は15kgです。

※硬いものや研磨剤入りの清掃剤を使って擦ると、傷がつきますので注意してください。

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■ON/OFFスイッチ

ON/OFFスイッチ①は、ライトヘッドの中央後ろにありどの方向に倒してもライトは点灯

します。もう一度倒すとライトは消灯します。

ライトのON/OFF操作はドクターユニット及びアシスタントユニットの操作パネルの

無影灯ON/OFFキー でも操作できます。

■コンポジットモード

ドクター及びアシスタントユニットの操作パネルのライト減光キー を押してインジ

ケーターが点灯すると無影灯を最低の光量(約5,000 Lux)に瞬時に減光します。

再度キーを押すとインジケーターが消灯し、無影灯は押す前の光量に戻ります。

■オートライトON機能

チェアうがいポジションやリセットポジションなどグローバルライトが点灯していない

状態から、プログラミングメモリーキー 、 により、チェアがメモリー設定位置に

セットが完了すると同時にグローバルライトが自動的に点灯します。また、うがいの後に

を押して、うがい前のポジションにセットする場合も、チェアのセットが完了すると

同時にグローバルライトが点灯します。

この機能は出荷時にはONに設定されていますが、この機能を使用しない場合は内部の

基板上での設定が必要ですので、変更の際は弊社支店・営業所までお申し付けください。

■オートライトOFF機能

チェアがマニュアル/オートを問わず診療ポジションでグローバルライトが点灯してい

る状態から、うがいポジション用メモリーキー 又はリセットポジション用メモリー

キー を押すとチェアの作動と同時にグローバルライトが消灯します。

グローバルライトユニットタイプのアームはバランスアーム方式になっており、ライト

ヘッド部の両側のハンドルを握って動かすことにより、簡単に、また、確実に任意のポジ

ションにセットすることができます。

■ ■グローバルライト

グローバルライト(共通仕様)

グローバルライト

■ライトのフロントカバーなど、取り外し可能な部位が確実に取り付けられ、ロック

されていることを確認してください。

■ライトのフロントカバーを装着しない状態でライトを点灯しないでください。

ハンドル

ユニットタイプ

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19

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ドクターユニットとアシスタントユニットに装備されるスリーウェイシリンジはとも

にセレクト品です。イオムシリンジ又はスプレービット4000のいずれかを選択して

ください。オプションとしてイオム温風シリンジ(ドクター側のみ)が、スプレービ

ット4000は、光なし、光付(ドクター側のみ)のオプションがあります。

■共通項目

軽いレバー操作でエアー・水・スプレーが出ます。

ノズルは360°回転し、どの方向にも容易に使用できます。

Aレバー(ボタン) : レバー(ボタン)を押すとエアーが供給されます。

Wレバー(ボタン) : レバー(ボタン)を押すと水が供給されます。

A+Wレバー(ボタン): 両方のレバー(ボタン)を同時に押すとスプレーが供給され

ます。

■イオム温風シリンジ(オプション)

ドクターユニット側のみ温風機能付イオムシリンジが装備可能です。Aレバーを押すと

エアーが、さらに強く押すとホットエアーが供給されます。

■スプレービット4000L(光付)(オプション)

ドクターユニット側のみ取付可能です。光付で温風・温水・温スプレーの機能付6ウェ

イのスプレービット4000Lが装備可能です。

Aボタンを深く押し続けるとホットエアーが供給されます。

Wボタンを深く押し続けると温水が供給されます。

※コンプレッサーから充分にエアーが供給されていませんと、シリンジ内部のホットエ

アー用ヒーター損傷の原因となりますので注意してください。イオムPLUSの使用

空気圧力はアシスタントユニットのサブパネルにあるメーターで約0.5MPa(約

5.0kgf/cm2)です。

■ ■イオムシリンジ・スプレービット4000

イオムシリンジ・スプレービット4000

Aレバー

ノズル

Wレバー

ノズル

Aボタン Wボタン

スプレービット4000/4000L

イオムシリンジ

20

20

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□適正設定空気圧力(手元圧)0.245MPa(2.45kgf/cm2)

※0.3MPa(3.0kgf/cm2)を超える圧力での使用はベアリングの早期破損につながり

ますので絶対に避けてください。また、冷却スプレーに必要な最低の水量は毎分50mL

以上です。水量がこれより少ないと歯髄に影響を与える場合がありますので必ず毎分

50mL以上の給水下で使用してください。

■ハンドピースの着脱方法

ハンドピースの装着

ホース継ぎ手のリングを持ち、ハンドピース(エコインパルス EPH-Ⅰ 本体)を真っ直ぐ

「カチッ」と音がするまで差し込みます。

ハンドピースの取り外し

ホース継ぎ手のリングを持ちホース側へスライドさせ①ハンドピースを真っ直ぐ引き抜

きます。

■FGバー着脱方法

FGバーの装着

手順1. レンチでFGバーをつかみ、そのままエコインパルスのチャックにFGバーを少

し挿入仮止めします。

手順2. レンチの“くぼみ”部分にFGバーの先端を垂直に立てるようにエコインパルス

のヘッドに親指を保持しながら真っ直ぐヘッド内に押し込みます。

■ ■エコインパルス EPH-Ⅰ

エコインパルス EPH-Ⅰ

■供給エアーはドライでクリーンでなくてはなりません。汚れて湿気が多いと早期

磨耗の原因になります。

■装着後、ハンドピースとホースを軽く引っ張り、確実に装着されていることをご確

認ください。

確実に装着されていませんと、エアー圧力でホースが抜けることがありますので

注意してください。

エコインパルス EPH-Ⅰ

ハンドピース

リング

① ②

レンチ

くぼみ部

■ ISO規格に合わないFGバーは使用しないでください。

■カーバイトバーは使用しないでください。

■FGバー・ポイントは、必ず奥まで確実に挿入してください。

■規定寸法のFGバー・ポイントがチャックに入りにくくなった時は、レンチ部の太いバーにエコ

インパルスチャック部を奥まで差し込みます。

2~3回抜き差しすると、チャックのスペースが確保されFGバーの着脱がスムーズになります。

また、その他、60℃以上のお湯にエコインパルスのヘッド部を1分程度浸漬するとチャックス

ペースが確保されFGバーの着脱がスムーズになります。

手順1.

手順2.

21

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FGバーの取り外し

2つの方法があります。

①レンチ先端でつかむ場合

レンチ先端でFGバーを挟みゆっくり引き抜いてください。この際ダイアモンド砥着部

分にできるだけ触れないようにエコインパルスとFGバーの付け根部分を挟みます。

②レンチの細いピンを使用する場合

レンチについている細い方のピンをエコインパルスのヘッド穴に差込み、ゆっくりとヘッ

ド部を押し下げて、FGバーを抜き取ります。

■ ■エコインパルス EPH-Ⅰ

■当社が規定した適正な給気圧により使用してください。

■曲がったFGバー、傷ついたFGバー、変形したFGバー、規格に合わないFGバーは使用しないでください。

また、FGバー以外のバーは使用しないでください。

■FGバーはISO規格に適合するものを使用し、バーメーカーの指示に従ってください。

・軸径φ1.59mm~φ1.60mm

・全長22.0mm以下

上記以外のFGバーを使用すると、異常音が発生したり、抜けたり、不測の事態が発生する恐れがありますので、使用しないでくだ

さい。

■カーバイトバーは使用しないでください。

■FGバーのシャンク部に、ごみ・汚れ・洗浄剤が付着したまま使用しないでください。

■使用中、FGバーのブレ、異音、振動など異常を感じたら、すぐに使用を中止してください。

■消毒液などで濡れたままのFGバーは使用しないでください。薬液が本製品のヘッド部チャック機構を破損させ、FGバーを確実に

グリップできなくなります。

■本製品エコインパルスの本体は強化ハイエンプラで構成されていますが、落としたり強い衝撃を与えると、破損・変形の恐れがあ

りますので注意してください。

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■ ■イオムチタンタービンX

□適正設定空気圧力(手元圧)

0.25MPa(2.5kgf/cm2)~0.3MPa(3.0kgf/cm2)に設定してください。

※エアー圧は、手元で0.3MPa(3.0kgf/cm2)以上にしないでください。過度のエアー

圧は、バーの破損やベアリングの早期摩耗の恐れがあります。

■カプリングの接続(別売)

タービンホースの穴とカプリングの各パイプ①を正しく接続します。④のリングを手前

に引いた状態でカプリングレンチ②をはめて回しますと“カチッ”と音がしてリング④が

戻り、カプリングにカプリングレンチが固定されます。

この状態でカプリングレンチをしっかり押さえながらスリーブナット③を矢印方向に回

ししっかり締めます。

■ハンドピースの着脱

図のようにハンドピースをカプリンングに差し込み“カチッ”と音がするまで入れます。

ハンドピースを取り外す場合は、リング④を手前に引くと外れます。

※ハンドピースを取り外す場合は、タービンホースを押さえたり、引っ張ったりしない

でください。

■バーの着脱

1.取り付け

バーを、軸のガイド部に挿入します。次にプッシュボタン⑤を押してバーをチャック

の奥にあたるまで差し込み、プッシュボタンを離してください。

※バーを取り付けたとき、必ずバーを前後に押し引きして、確実に装着されていること

を確認してから使用してください。また、押し引きすることにより、バーの把持力が

増します。

2.取り外し

プッシュボタン⑤を強く押しながら、バーを取り外します。

※ヘッドキャップ内のスプリングは2段階になっています。プッシュボタンがヘッドキャ

ップの表面と同じ位置になるまで強く押しこんでください。

※タービンが回転中はプッシュボタンを押さないでください。故障の原因となります。

※バーを着脱するときは、エアー圧を完全に停止させ、回転が完全に止まっている事を

確認してから使用してください。

※強い振動を伴った切削(クラウンの除去など)のあとは、バーが取り外しにくい場合が

あります。そのときはプッシュボタンを強く押しながらプライヤーなどでバーを取り

外してください。使用中、頻繁にバーを取り付け直すことにより防げます。

イオムチタンタービンX

③④

前 後

イオムチタンタービンX X-ML/X-SL/X-TL

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使用するバーについて

■規格に合わないバーは使用しないでください。ISO規格及びJIS規格では、シャン

クの径はφ1.59~1.60mmになっています。イオムチタンタービンXでは、X-

MLは16~21mmのバーを、X-SL/X-TLでは18~22mmのバーを使用してく

ださい。また、バー刃先径はφ2.0mm以下のものを使用してください。

■曲がったバー、傷のついたバー、変形したバー、錆びたり欠けたバー、規格に合わ

ないバー、カーバイトバーは使用しないでください。これらのバーを使用します

と、回転中に折れたり、飛散する恐れがあります。

■バーによって許容回転数に違いがあります。バー製造業者が指定している許容回

転数が、ハンドピースの回転数より低い場合は使用しないでください。

■ご使用のバーはいつもきれいにしてください。シャンクにゴミなどが付着していま

すとチャック内部にゴミがたまり、バーの把持力がなくなったりチャックの摩耗を

早めたりします。

■バーはチャックの奥にあたるまで挿入してから使用してください。

■X-SL/X-TLにはショートシャンクバーを使用しないでください。

■X-MLはショートシャンクバーを使用してください。ショートシャンクバー以外を使

用すると危険ですので、絶対に使用しないでください。

■ ■イオムチタンタービンX

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■ ■イオムチタンタービンSL/TL

□適正設定空気圧力(手元圧)0.245MPa(2.45kgf/cm2)

※0.3MPa(3.0kgf/cm2)を超える圧力での使用はベアリングの早期破損につながり

ますので絶対に避けてください。

■カプリングの接続

タービンホースの穴とカプリングの各パイプ①を正しく接続します。④のリングを手前に

引いた状態でカプリングレンチ②をはめて回しますと“カチッ”と音がしてリングが戻り、

カプリングにカプリングレンチが固定されます。この状態でカプリングレンチをしっか

り押さえながらスリーブナット③を矢印の方向に回し、しっかり締めます。

■ハンドピースの着脱

図のようにハンドピースをカプリングに差し込み“カチッ”と音がするまで入れます。

ハンドピースを取り外す場合は、リング④を手前に引くと外れます。

※ハンドピースを取り外す場合は、タービンホースを押さえたり、引っ張ったりしない

でください。

■バーの着脱

1.ハンドピースにバーを取り付ける時は、ハンドピースのプッシュボタン⑤を指先で強

く押したままバーがしっかりとハンドピースのチャックの奥に止まるまで挿入します。

バーを外す時はプッシュボタンを押し、引き抜いてください。

2.バー挿入後、ハンドピースのプッシュボタンより指をはなし、バーを前後に押してま

た引いてから使用してください。バーの保持力が増します。

※ヘッドキャップ内のスプリングは2段階になっています。プッシュボタンがヘッドキャッ

プの表面と同じ位置になるまで強く押しこんでください。

※タービンが回転中はプッシュボタンを押さないでください。故障の原因となります。

※強い振動を伴った切削(クラウン除去など)の場合、バーがかじり抜けなくなる場合

があります。その場合は、補助レンチ(別売品:G4312)⑥でプッシュボタンを押し

て、バーを外してください。強い振動を伴うような場合は、まめにバーを咬み直すこ

とにより上記のような症状は防げます。

※補助レンチ使用の場合は、プッシュボタンの中央部に補助レンチのネジ部先端をセッ

トし、ズレないように指で保持しながら操作してください。また、ヘッド部の排気口

をつぶさぬように、締め込みすぎに注意してください。

イオムチタンタービンSL/TL

使用するバーについて

■規格にあわないバーは使用しないでください。特にシャンク径はISO規格ではφ

1.59~1.60mmになっています。イオムチタンタービンは、バーの長さが18~

22mmまでを使用してください。また、バー先端の太さが2.3mmを超えるもの

は使用しないでください。

■曲がっているバー、片減りのバー、キズのあるバーは使用しないでください。

■バーによっては許容回転数に違いがあります。バーメーカーが指定する許容回転

数がタービンの回転数より低い場合は使用しないでください。

■ご使用のバーはいつもきれいにしてください。シャンクにゴミが付着したまま使

用するとチャック内部にゴミがたまりバーの保持がなくなりチャックの摩耗を早

めます。

■バーは必ず奥に当たるまで挿入してください。

③④

ヘッドキャップ

プッシュボタン

中央にセットします。

ズレないように指で保持します。

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■ ■イオムチタンモーター■イオムチタンコントラ、イオムチタンストレート

■ホースへモーターの取り付け

取り付ける場合は、モーター①とスリーブナットコネクター②にある穴とピン、水パイ

プ、チップパイプの位置ををそれぞれ合わせ、真っ直ぐに止まるまで差し込みます。

次に、スリーブナット③をA方向に回し、しっかりと締め付けてください。

■ホースからモーターの取り外し

取り外す場合は、スリーブナット③をB方向に回し、スリーブナット③を外してくださ

い。

次にスリーブナットコネクター②を真っ直ぐ引き抜きます。

■イオムチタンコントラとイオムチタンストレートの着脱

図のようにライト付きのハンドピースを取り付ける際は、ハンドピースの位置決め④を

モーターの溝⑤に合わせます。

図のようにハンドピースを真っ直ぐ静かに差し込み、“カチッ”と音がするまで挿入しま

す。

取り外す場合は、ハンドピースをモーターから真っ直ぐ引き抜きます。

イオムチタンモーター

イオムチタンコントラ、イオムチタンストレート

イオムチタンモーター イオムチタンコントラ

イオムチタンストレート

③ ② ①

⑤ ④

A

B

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■ ■イオムチタンコントラ、イオムチタンストレート

■バーの着脱(イオムチタンコントラ)

CAバーの装着

バーを装着する場合は、まず、ハンドピースをマイクロモーターへ装着してください。

ヘッドの軸①にバーを差し込み軽く回し半月部分②が合う位置を探してください。位置

が合うと一段奥に入り込みます。さらに強く押すことにより“カチッ”と言う音と共にバー

がロックされます。

CAバーの取り外し

バーを外す場合は、ヘッドのプッシュボタン③を図のように押しながら外します。

■バーの着脱(イオムチタンストレート)

HPバーの装着

バーを装着する場合は、ロックリング④を矢印Aの方向へ一杯まで回したまま、バーを

必ず奥にあたるまで差し込みロックリング④をBの方向にもどして固定します。

HPバーの取り外し

バーを外す場合は、ロックリング③を矢印Aの方向へ一杯まで回したまま、バーを静か

に引き抜いてください。

■バーを装着したときは、バーを前後に押し引きし確実に固定されていることを確

認した上でご使用を開始してください。

■イオムチタンストレートの場合、ロックリングを充分回さずにバーを挿入したり、

外すとバーを痛めたり、チャック破損の原因となりますので行わないでください。

■バーを外す場合は、必ず回転が停止していることを確認してから行ってください。

回転中、ロックリングを回したり、プッシュボタンが押されると発熱し、火傷する

恐れがあります。

④ A

B

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正確な診断に欠かせない明るく、均一で、バラツキのないパノラマ用のフイルムビュアー

です。フイルムは上部のホルダー①に差し込んでください。

ビュアースクリーンの点灯/消灯はビュアー右横のスイッチにて行います。

■スリーブの着脱

ハンドピースにスリーブを挿入する際、回しながら合わせ面を合わせしっかりと取り付

けます。

■チップの着脱

チップの六角部がレンチ①の六角穴にはまり込むように、チップをあらかじめレンチに

組み込みます。

レンチを回してハンドピースのネジ穴にチップのネジ部をしっかりと取り付けます。ネ

ジが確実に締まるまでレンチで締めてください。

ネジに緩みが発生するとパワー、噴霧状態に支障がでますので緩みが出たら締め直して

使用してください。

チップを外す場合は、レンチの六角穴にチップがはまり込むように入れ、反時計廻りに

廻して外します。

※チップを外した際は、そのままレンチごとオートクレーブ滅菌が可能です。

■スケーリングとエンドの切り換え

ドクターユニットの操作パネルの▲▼(アップダウン)キーにて行います。

デジタルインジケーターにスケーラーの場合は「Sc」エンドの場合は「En」と表示され

ます。

■パワー調整方法

ドクターユニットのサブパネルにあるスケーラーパワー調整ツマミ①にて調整します。

各チップにおける推奨出力範囲はP.31の「チップの種類」を参照してください。

■ ■オプション品 縡ジーシーパノラマフイルムビュアー縒ウルトラソニックスケーラーUS-30

オプション品

ジーシーパノラマフイルムビュアー1

ウルトラソニックスケーラーUS-302

■術者又は患者が心臓ペースメーカーを使用している場合は、心臓ペースメーカー

の作動に障害をおよぼす危険性があるので、ウルトラソニックスケーラーUS-30

の使用は避けること。

スイッチ

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■ ■オプション品 縒ウルトラソニックスケーラーUS-30

■水量調整方法

フットコントローラーを踏むことにより水が出ますのでドクターユニット下部にある水量

調整ツマミ④により良好な噴霧状態が得られるように水量を調整してください(約15~

20cc/min)。

[スケーリング]

作動のON/OFFはフットコントローラーで行います。

①ドクターユニットのデジタルインジケーターでスケーリングモード「Sc」と表示され

ていることを確認します。違う場合はモード切替キーで変更してください。

②チップをハンドピースに装着し、「チップの種類」を参照し、サブパネルのスケーラー

パワー調整ツマミにより対応するチップの推奨出力範囲内でパワーを設定します(通常

のスケーリングで60以上の出力を使うことはありません)。

③ドクターユニット下部の水量調整つまみで良好な噴霧状態が得られる水量に調整し

ます。

良好な噴霧状態(図1)で使用するとキャビテーション効果により歯垢や歯石を洗い流し

ます。また、冷却水としても働きます。

※無注水下での使用は4分以内とし、その後8分間の休止が必要です。無注水下での4

分を超える使用は故障の原因となります。

④通常はハンドピースを平行に保ち、チップの先端を歯根部の方向に向けるように持ち

ます。

⑤チップの動きが歯面と平行になるように、チップの側面を歯面に接触させます。

チップの先端2mmの部分がスケーリング能力の最も高い部分であり、この側面が最も

効率よく作業ができる部分です。

※チップは前後に直線的に振動します。振動時の振幅は0.05~0.1mmです。

⑥チップを歯面に接触させてからフットコントローラーを踏み作動させます。

⑦歯面に沿ってゆっくりと動かし、チップの動作に任せて自然にスケーリングができる

ようにします。効率を上げたいときは、出力をわずかに上げるようにして、チップを歯

面に強く押し付けることはしないでください。

チップは歯面に軽く接触させた状態を保ちます。細部に対しては小刻みに前後させ、広

い部分には大きく前後させるように各歯面のスケーリングを行います。

チップを歯の表面と平行に動かせば、治療を穏やかに効率よく行うことができます。

※チップを一ヶ所に押し付けて行うと、歯面が発熱しますので注意してください。

(図1)

■パワーを上げすぎるとチップの破折の原因になります。特にチップが摩耗してい

る場合などは破折しやすいので注意してください。

■チップの摩耗が2mmを超えるとスケーリングの効率が低下し、高出力で使った場

合にはチップが破折する恐れがあります。新しいチップと交換し使用してください。

チップの摩耗は付属のカードで確認してください。

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■ ■オプション品 縒ウルトラソニックスケーラーUS-30

[エンド]

エンド用のチップはオプションになっています。手用のファイルがそのまま使用できます。

ファイルの装着角度が70°、90°、110°の3形態があります。

※治療に際しては、ラバーダムを使用してください。

①あらかじめこれから使用するファイルを装着したチップを用意してください。ファイ

ルの交換の際にはファイルを装着したチップごとの交換によって行うと効率よく治療で

きます。

②ファイルの装着はチップのエンド用ホルダーのファイル装着穴に注水穴のない側から

ファイルを挿入し、専用のレンチで締めて固定します。

※固定の際に手用のファイルのハンドル部分がホルダーに接触しないようにわずかに

隙間をあけてください。振動による発熱の影響でハンドル部が変形する場合があり

ます。

③ドクターユニットのモード切替キーを押して、デジタルインジケーターの表示をエン

ドモード「En」に切り換えます。

④ハンドピースに使用するチップを装着します。

⑤サブパネルのスケーラーパワー調整ツマミを下表の推奨出力に従って調整してくだ

さい。

※必ず、ドクターユニットのデジタルインジケーターの表示がエンドモード「En」になっ

ていることを確認してください。

上記に表示している出力レベルはエンドモードにしている時の値です。

⑥ファイルを根管内に挿入し、フットコントローラーを踏んでファイルを5秒程度作動さ

せます。次に作動状態でファイルを根管内で1mm程度上下させます。ファイルが楽に

動くようになったら停止させます。

※根管の太さと深さは15秒ごとにチェックしてください。

※根管が強く湾曲しているときは、ファイルをあらかじめ適当に曲げてから使用してく

ださい。

ファイルサイズ

ISO No.10~15

ISO No.20~40

推奨出力

10~20

20~40

70° 90° 110°

30

30

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※付属のキャップを必ず装

着して使用してください。

無負荷の状態で振動を与えるとキャップが

脱落することがあります。必ずインレーな

どにあてた状態で作動させてください。

※治療に際し、ラバーダムを使用してくだ

さい。

※無注水下での使用に際しては4分以内と

し、その後8分間の休止が必要です。無注

水下での4分を超える使用は故障の原因と

なりますので注意してください。

インレー・クラウン合着時

のセメントに対する流動性

の付与

推奨出力範囲:10~50

アマルガムコンデンス用に

推奨出力範囲:10~50

※無注水下での使用に際し

ては4分以内とし、その後8

分間の休止が必要です。無

注水下での4分を超える使

用は故障の原因となります

ので注意してください。

■チップの種類

NO.31

舌側、頬側、

歯間部スケーリング

推奨出力範囲:10~30

NO.32

舌側、頬側、

歯茎部の粗いスケーリング

推奨出力範囲:10~60

NO.39(標準装備品)

汎用、舌側、頬側、

歯間部歯肉縁下用に

推奨出力範囲:10~60

No.34、34S

クラウン撤去

推奨出力範囲:10~100

※無注水下での使用に際し

ては4分以内とし、その後8

分間の休止が必要です。無

注水下での4分を超える使

用は故障の原因となります

ので注意してください。

No.35 No.35TA、35TB、35TC

No.37(標準装備品)、37R、37L

汎用、歯周ポケット、

根分岐部用に

推奨出力範囲

No.37:10~50

No.37R:10~30

No.33、33R、33L

歯肉縁下深部、細部用に

推奨出力範囲:10~40

エンド用ホルダー 70°、90°、110°

推奨出力範囲

ISO No.10-15:10~20

ISO No.20-40:20~40

※治療に際し、ラバーダムを

使用してください。

■ ■オプション品 縒ウルトラソニックスケーラーUS-30

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■使用上の注意

①エンド用ホルダーに手用ファイルを装着し、固定する際には手用ファイルのハンドル

部分がホルダーに接触しないようにわずかな隙間を空けてください。振動による発熱の

影響でハンドル部が変形する場合があります。

②ハンドピースとハンドピースホースは清拭消毒が可能ですが、薬液などへの浸漬はし

ないでください。

③無注水下での使用に際しては4分以内とし、その後8分間の休止が必要です。無注水

下での4分を越える使用は故障の原因となりますので注意してください。

■お手入れ方法

・ハンドピースとハンドピースホースは清拭消毒が可能ですが、薬液などには浸漬はし

ないでください。

・チップは洗浄後、135℃以下でオートクレーブしてください。

※滅菌器によっては、乾燥工程の温度が135℃を超えるものがありますので、その場

合は自然乾燥させてください。

※アルコール蒸気滅菌器は使わないでください。

※ハンドピースに装着されているOリングは1年に1回以上の交換をお勧めします。

■ ■オプション品 縒ウルトラソニックスケーラーUS-30

■術者又は患者が心臓ペースメーカーを使用している場合は、心臓ペースメーカー

の作動に障害をおよぼす危険性があるので、ウルトラソニックスケーラーUS-30

の使用は避けること。

■スケーラーチップは、弊社より販売する正規品を使用してください。正規品以外の

スケーラーチップの使用による事故・故障等に対しては責任を負いません。また、

保証の対象外となります。

■チップでけがをしないように注意してください。

■チップが患者の頬や唇、舌などの軟組織に触れないように注意してください。特

に使用中は、チップに超音波振動による摩擦熱が生じますので注意してください。

■根管治療の際は、エンドモードになっていることを確認してください。

■スケーリング・エンドともに使用するチップの推奨出力範囲内で使用するように

してください。

■チップの摩耗が2mmを超えるとスケーリング効率が低下し、高出力で使用した場

合にチップが破折する恐れがありますので注意してください。

チップの摩耗は付属のカードを使用して確認してください。

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■ハンドピースの着脱

ハンドピース①をスケーラーホース②に接続部に注意しながら差し込みます。

取り外す場合は、ハンドピースを真っ直ぐ引き抜きます。

■チップの着脱

チップ③を入れたチップホルダー④を手で回してハンドピース①にチップ③を取り付け

ます。

この際、チップホルダー④が空回りするまでしっかり回します。

チップ③を締めつけ終了後、チップ③からチップホルダー④をチップ形状に沿って引き

抜いてください。

取り外す場合は、チップホルダー④をチップ形状に沿わせて挿入し、チップ③を緩めて

取り外してください。取り外したチップ③は、アルコールワッテなどで清拭後オートク

レーブによる滅菌を行ってください。

■水量調整方法

P.29 ウルトラソニックスケーラーUS-30 水量調整方法の設定を参照してください

(約15~20cc/min.)。

ライト付きの場合、ハンドピース手元の水量調整リング⑤でも調整できます。

■パワー調整方法

P.28 パワー調整方法を参照してください。

■ ■オプション品 縱EMS ウルトラソニックスケーラー

EMS ウルトラソニックスケーラー3

■術者又は患者が心臓ペースメーカーを使用している場合は、心臓ペースメーカー

の作動に障害をおよぼす危険性があるので、EMSウルトラソニックスケーラーの

使用は避けること。

■パワーを上げすぎるとチップの破折の原因になります。特にチップが摩耗してい

る場合などは破折しやすいので注意してください。

■チップの摩耗が2mmを超えるとスケーリングの効率が低下し、高出力で使った場

合にはチップが破折する恐れがあります。新しいチップと交換し使用してください。

チップの摩耗は付属のカードで確認してください。

①③ ④

ライト付

ライト付

ライトなし

■スケーラーチップは、弊社より販売する正規品を使用してください。正規品以外の

スケーラーチップの使用による事故・故障等に対しては責任を負いません。また、

保証の対象外となります。

■チップでけがをしないよう注意してください。

■チップが患者の頬や唇、舌などの軟組織に触れないように注意してください。

特に使用中はチップに超音波振動による摩擦熱が生じますので注意してください。

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■使用方法

チップを歯面に軽く接触させ、静かにゆっくりと滑らせるように動かします。チップは

前後方向に振動します。効果を発揮させるためにチップの振動が歯面と平行になるよう

に保持してください。

■チップの種類

チップA:歯肉縁上及び隣接面の歯石除去に適しています。

チップP:歯肉縁上及び縁下の歯石除去に適しています。

部位を選ばずオールマイティに使用可能です。ペリオクラスⅠ程度の患者の歯周ポケット

(10mm程度まで)にも安心して使え、歯面を傷つけません。歯肉縁下のスケーリング

の際は、あらかじめパワーを落として使用してください。

チップPS:歯周ポケット用歯石除去に適しています。

細長く、隣接面や歯肉縁下の軽い歯石除去用として使用します。スケーリング時はあら

かじめパワーを落として使用してください。

■保証期間

購入後1年です。ただし、チップやチップホルダー④の消耗品は保証対象外です。

■ ■オプション品 縱EMS ウルトラソニックスケーラー

正面 側面

正面 側面

正面 側面

■チップは歯面に対して決して正面から当てないでください。

■チップは症例に適したものを選んでください。

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■ ■オプション品 縱EMS ウルトラソニックスケーラー縟コントラスタンド

② ⑤ ①

お手入れの方法

■ハンドピース、チップの清掃

一患者ごとにハンドピース及びチップ、トルクレンチをアルコールで清拭してください。

※薬液などへの浸漬はしないでください。

■滅菌

ハンドピースやチップ、チップホルダー、トルクレンチは、132℃ 2.0kgf/cm2でのオ

ートクレーブ滅菌が可能です。左図のように、ハンドピースとチップ、チップホルダー

を収納ボックス⑥に入れ滅菌してください。

滅菌の際は、滅菌用バッグに入れての滅菌をお勧めします。

滅菌終了後はすぐに取り出し、滅菌用バッグにいれたまま紫外線殺菌灯キャビネットに

保管します。また、滅菌用バッグは再汚染防止のため、治療直前に開封します。

■ハロゲンランプの交換

ハンドピース①と水量調整リング⑤をスケーラーホース②から真っ直ぐ引き抜いて取り

外します。

インスツルメントなどを使用し、古いハロゲンランプ⑦を取り外します。

新しいハロゲンランプを差し込みます。

ハンドピース①、水量調整リング⑤をスケーラーホース②に取り付けます。

※ハロゲンランプは、EMSスケーラー専用のものを使用してください。

イオムチタンタービン、イオムチタンモーターアタッチメント専用のスタンドです。

オイルなどの汚れ防止のために付属のスタンドシート①を使用してください。

また、清掃用にはクリーンティッシュ/クリーンティッシュ ミニを利用してください。

■滅菌器によっては、乾燥行程で132℃以上になるものがあります。

■高温により素材の劣化を著しく早めますので、その場合は自然乾燥させてください。

■アルコール蒸気滅菌器の使用は避けてください。

■ランプの交換は、ランプが冷めてから行ってください。

コントラスタンド4

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■ハンドピースの取り付け/取り外し

取り付ける際は、ハンドピース側の位置決めの目印①とハンドピースホース側の目印

②を合わせまっすぐ差し込んでください。(図1)

滅菌などでハンドピースを取り外す際は、ハンドピース後部とハンドピースホースの

プラグ部分をしっかり持ち、まっすぐ引けば取り外すことができます。(図2)

■チップの取り付け/取り外し

チップ③は最初手で軽く締まるまでねじ込みます。(図3)

チップ③の上からチップ交換レンチ④の穴を通し、チップの四角になっている部分を

合わせて差し込みます。次にチップ交換レンチ④を締め付け「カチッ、カチッ」と空

回りするまで締めます。(図4)

取り外す際は、図4のゆるむ方向へ回しゆるめます。

■ ■オプション品 縉バリオスウルトラソニックスケーラー

ライト付

ライトなし

バリオス ウルトラソニックスケーラー5

■術者又は患者が心臓ペースメーカーを使用している場合は、心臓ペースメーカー

の作動に障害をおよぼす危険性があるので、バリオスウルトラソニックスケーラ

ーの使用は避けること。

■ハンドピースの接続部分(端子部分)には、絶対に触れないこと。感電する危険

があります。

■チップが付いている場合には必ずチップを取り外してから行ってください。

■取り外す際、ハンドピースホースはプラグ部分を持って引き抜いてください。

■チップを取り付ける際は必ず滅菌されたグローブで滅菌済みのチップ、チップ交

換レンチ、ハンドピースを使用してください。

① ②

図1

図2

図3

図4

接続部分

締まる

ゆるむ

チップ交換レンチ

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■ ■オプション品 縉バリオスウルトラソニックスケーラー

■チップカバーSの取り付け/取り外し

取り付ける際は、チップカバーS⑤をチップ③とハンドピース⑥の取り付け部⑦まで

しっかり差し込んでください。

取り外す際は、図5のようにチップ先端を上にしてチップカバーS⑤とハンドピース⑥

をしっかり持ち、まっすぐ引き抜いてください。

■スケーリングとペリオとエンドのモード切り換え

「付属のチップの種類」又は、使用するチップのケースに記載されているパワーレンジ

⑨(図7)に合うように、ドクターユニットの操作パネルの▲▼(アップダウン)キー⑪

にてモード変更を行います。(図8)デジタルインジケーター⑩にスケーリング「G」の

場合は「Sc」、ペリオ「P」の場合は「Pr」、エンド「E」の場合は「En」と表示され

ます(下表参照)。

■取り外す際は、チップカバーSのスリット部⑧に手をあてないでください。(図6)

チップでけがをする恐れがあります。

■チップカバーSを、チップ交換レンチとして使用しないでください。

■チップカバーSは、バリオス用チップG1、G4、G6で使用できます。他のチッ

プでの使用については、チップ購入時に確認し、対応したチップのみに使用して

ください。

G

チップケース の表記

Sc

Pr

デジタルインジ ケーターの表示

主な使用用途

スケーリング、コンデンセーション、 窩洞形成、補綴物除去、アマルガム充頡

ペリオ(ルートプレーニング)

E En エンド

③チップ

⑧スリット部 ⑥ハンドピース

⑦取り付け部⑤チップカバー(S)

図5

図6

⑧スリット部

図7

⑨パワーレンジ

図8

⑩デジタルインジケーター⑪▲▼(アップダウン)キー

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■パワー調整方法

ドクターユニットのサブパネル(図9)にあるスケーラーパワー調整つまみ⑫にて調整

します。各チップにおける推奨出力範囲は「付属のチップの種類」又は、チップのケ

ース(図7)を参照してください。

■水量調整方法

フットコントローラーを踏むことにより水が出ますのでドクターユニット下部(図10)

にある水量調整つまみ⑬により良好な噴霧状態が得られるように水量を調整してくだ

さい。

■使用方法

[スケーリング]

①ドクターユニットのデジタルインジケーターでスケーリングモード「Sc」と表示さ

れていることを確認します。違う場合はモード切替キーで変更してください。

②チップをハンドピースに装着し、「付属のチップの種類」又は、チップのケースを参

照し、サブパネルのスケーラーパワー調整つまみにより対応するチップの推奨出力範

囲でパワーを設定します。

③ドクターユニット下部の水量調整つまみで良好な噴霧状態が得られる水量に調整し

ます。

④ チップを歯面に軽く接触させ、チップの振動が歯面と平行になるように保持してくだ

さい。

⑤フットコントローラーを踏み作動させます。

⑥歯面に沿って静かにゆっくりと滑らせるように動かします。

■パワーレンジの範囲を超えて設定しますとチップが折れたりします。また、歯面

を傷つける原因になります。

■パワーを上げすぎるとチップの破折の原因になります。特にチップが摩耗してい

る場合などは破折しやすいので注意してください。

■チップが摩耗するとスケーリングの効率が低下し、高出力で使った場合にはチッ

プが破折する恐れがあります。新しいチップと交換し使用してください。

■スケーリングでは必ず注水を行いながら使用してください。

■チップを1箇所に押しつけて行うと、歯面が発熱しますのでこのような使い方は

しないでください。

■ ■オプション品 縉バリオスウルトラソニックスケーラー

⑫スケーラーパワー調整つまみ

図9

⑬水量調整つまみ 図10

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[ペリオ]

①ドクターユニットのデジタルインジケーターでペリオモード「Pr」と表示されてい

ることを確認します。違う場合はモード切替キーで変更してください。

②チップをハンドピースに装着し、チップのケースを参照し、サブパネルのスケーラ

ーパワー調整つまみにより対応するチップの推奨出力範囲でパワーを設定します。

③ドクターユニット下部の水量調整つまみで良好な噴霧状態が得られる水量に調整し

ます。

④チップの種類により、メーカーの使用方法を参照し、適切な方法で使用してください。

※ペリオ用チップは、(株)ナカニシ バリオス用チップをお買い求めください。

[エンド]

①ドクターユニットのデジタルインジケーターでエンドモード「En」と表示されてい

ることを確認します。違う場合はモード切替キーで変更してください。

②チップをハンドピースに装着し、チップのケースを参照し、サブパネルのスケーラ

ーパワー調整つまみにより対応するチップの推奨出力範囲でパワーを設定します。

③チップの種類により、メーカーの使用方法を参照し、適切な方法で使用してください。

※エンド用チップは、(株)ナカニシ バリオス用チップをお買い求めください。

■付属のチップの種類

バリオス用チップG1

歯頸部(歯面)、歯間部及び歯肉炎下の歯石除去に用います。

パワーレンジは、スケーリングモード「Sc」Min~3に合わせます。

歯頸部の歯石除去

チップの先端を歯面に合わせ、歯頸部に沿って細かく横に動かします。(図11)

歯面の歯石除去

チップの先端のサイドを歯面に沿うように当てて、上下に細かく動かします。(図12)

歯間部の歯石除去

チップを歯間に垂直に挿入し、チップの先端が歯牙から離れないように注意しながら

軽く動かします。

■オプション品 縉バリオスウルトラソニックスケーラー■

図11

図12

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■オプション品 縉バリオスウルトラソニックスケーラー■

バリオス用チップG4

歯頸部(歯肉炎下)、歯間部の歯石除去に用います。

パワーレンジは、スケーリングモード「Sc」Min~3に合わせます。

バリオス用チップG1と同様にチップの先端を歯面に沿わせ、細かく動かします。(図

13)

バリオス用チップG6

歯肉炎下の歯石除去、ポケット内の洗浄に用います。

パワーレンジは、スケーリングモード「Sc」Min~1に合わせます。

歯面に合わせチップの先端をポケット内に挿入しゆっくりと動かします。また、先端

が細長い形状なので、歯肉退縮した歯牙や歯冠長の長い歯牙の歯石除去に適していま

す。(図14)

※ポケット内の洗浄時は、低い出力で使用してください。

(パワーレンジ:ペリオモード「Pe」Min~2)

■Oリングの交換方法(ライトなしの場合)

ハンドピースとハンドピースコード接続部にあるOリング⑭を針などで取り外し、新

しいOリング1個をパイプの上から差し込み溝へ入れます。(図15)

■リングライトの清掃(ライト付きの場合)

リングライトのファイバー端面⑮にゴミや切削粉などが付着した場合は、綿棒など⑯

にアルコールを染み込ませて、ていねいに拭き取ってください。(図16)

■リングライトのファイバー端面を清掃する際に、針や刃物などを使用すると傷が

付き、光りの透過率が下がります。もし、傷などが付いて暗くなった場合は、弊

社支店・営業所までお申し付けください。

図13

図14

図15

図16

Oリング⑭

⑮ファイバー端面

⑯綿棒

40

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■オプション品 縉バリオスウルトラソニックスケーラー■

■ランプの交換方法(ライト付きの場合)

ハンドピースとハンドピースホースを取り外します(ハンドピースの取り付け/取り

外し参照)。

カバー⑰をまっすぐ引き抜き、古いランプ⑱を側面より細いマイナスドライバーなど

で抜き取ります。(図17)

新しいランプの接続端子⑲を、ソケット穴⑳に合わせてしっかりと差し込みます。(図

18)

カバー⑰とハンドピースホース澡の目印を合わせて、「カチッ」とロックするまで差し

込みます。(図19)

ハンドピースとハンドピースホースを取り付けます(ハンドピースの取り付け/取り

外し参照)。

■滅菌

チップ、ハンドピース、チップ交換レンチ、チップホルダー、カバー及びチップカバ

ーSは、132℃ 2.0kgf/c㎡のオートクレーブ滅菌が可能です。(図20)

①チップを取り外します(チップの取り付け/取り外し参照)。

②ハンドピースをハンドピースホースから取り外します(ハンドピースの取り付け/

取り外し参照)。

③チップ、ハンドピースの表面に付着した切削粉などをブラシ(金属製は不可)など

で払い落とし、消毒用アルコールを含ませた綿などで拭き取ります。

④滅菌用パックにチップ、ハンドピース、その他滅菌可能な物を入れて封印します。

⑤132℃ 2.0kgf/c㎡ 15分間のオートクレーブ滅菌を行います。

⑥滅菌用パックは再汚染防止のため、治療直前に開封します。

■保証期間

購入後1年です。ただし、チップ、チップ交換レンチ、Oリング、ランプなどの消耗品

は除きます。

■新しいランプのガラス部分には、直接手で触れたり、ドライバーなどをぶつけた

りしないでください。

■ランプをソケット穴に差し込む際は、ランプのOリングが溝から外れたり、ねじ

れたりしないように注意してください。

■ランプの交換は、ランプが冷めてから行ってください。

■紫外線滅菌は絶対に行わないでください。ハンドピースの表面が変色します。

■薬液の付着した工具と一緒にオートクレーブ滅菌すると、メッキが剥がれたり表

面が黒くなったりします。

■乾燥工程で135℃以上に上昇してしまうような場合には、乾燥工程を省いてくだ

さい。

図18

図19

⑰カバー 澡ハンドピースホース

図20

⑰カバー ⑱ランプ

A

⑳ソケット穴

Aより見る

⑲接続端子⑱ランプ

目印目印

図17

41

41

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■使用上の注意

■オプション品 縉バリオスウルトラソニックスケーラー■

■ハンドピースに強い衝撃を与えないこと。特に落下させないよう注意を払ってく

ださい。感電する危険があります。

■ハンドピースの接続部(端子部分)には、絶対に触れないこと。感電する危険が

あります。

■分解、改造は絶対に行わないでください。

■術者又は患者が心臓ペースメーカーを使用している場合は、使用しないでください

(心臓ペースメーカーの作動に障害をおよぼす危険があります)。

■爆発のある危険性のある室内、可燃物の近辺では使用しないこと。特に、可燃性の

麻酔(笑気ガス)を行った患者への使用や、その近辺では使用しないでください。

■有資格者による歯科の治療に使用してください。

■患者の安全を考え、使用には充分注意を払ってください。

■使用する前に必ず患者の口腔外で作動させ、点検を行うこと。そのとき少しでも

異常を感じたら使用を中止し、弊社支店・営業所までお申し付けください。

■チップは必ず指定されたパワーレンジ(チップのケースに記載されております。)、

又はそれ以下で使用すること。指定された以上に出力を上げて使用すると、歯面

を損傷させたり、チップを破損することがあります。

■スケーリングの際は必ず充分な注水をしながら行うこと。注水が不充分なまま使

用すると歯面を損傷させたり、ハンドピースの発熱を起こす可能性があります。

■スケーリング中はセラミックなどの補綴物に絶対に触れないようにすること。保

綴物に触れると割れたり、欠けたりすることがあります。

■金属冠、ポーセレン冠などの除去を目的とする以外は、それらに接触させないこ

と。脱落したり破損する可能性があります。

■チップは研いだり、曲げて角度を変えたりしないこと。使用中、チップが破損し

たり、振動が出なくなることがあります。

■チップが直接歯肉、粘膜、皮膚に触れないこと。傷、やけどの恐れがあります。

■チップは使用すると摩耗します。摩耗してくると出力が弱くなりますので、弱く

なったと感じたらチップを新しいものと交換してください。

■チップは付属のチップ交換用レンチで確実に締め付けること。締め付けが弱いと

振動が弱くなったり、出力しないことがあります。

■チップのネジの部分にゴミが付いたまま取り付けると振動が弱くなったり、出力

しないことがあります。ネジの部分にゴミが付着していたら清掃してください。

■ハンドピースを取り付けずにスケーラーを作動させないでください。

■他社メーカーのチップは装着しないこと。動作しなかったり、熱を持つことがあ

ります。チップは必ず(株)ナカニシ バリオス用チップを使用してください。

■紫外線滅菌は絶対に行わないでください。ハンドピースの表面が変色します。

■ハンドピースを滅菌のためなどで取り外す際は、必ずチップを取り外してから行

うこと。チップでけがをすることがあります。

■発振状態のハンドピースやハンドピースコードのすぐ近くにコンピューターやL

AN用ケーブルがある場合、それらに影響が出ることがあります。また、近くに

ラジオの受信機があるとノイズが入ることがあります。

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42

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■ハンドピースの接続

歯面清掃器チップ①とハンドピース本体②、歯面清掃器ホース③をそれぞれ差し込んで

から図の矢印の方向に回して、●印を合わせるように接続します。

■クリーニングパウダーの補充方法

クリーニングパウダーを補充する際は、ユニットのメインスイッチをOFFにして行って

ください。

※クリーニングパウダーの補充は、容器のオレンジ色のラインを目安(全顎1回分)に

入れてください。また、他社のパウダーは詰まる恐れがありますので、使用しないで

ください。

■エアー圧力の設定

エアー圧(噴射力)の設定はツマミ④で調整してください。

ツマミ④を矢印の方向に回すと噴射力は弱くなり反対方向に回すと強くなります。

※歯肉縁下の清掃時は、弱めのパワーで使用してください。

■使用方法

歯面清掃器の噴射口から清掃面の間を3~5mm離して使用してください。歯面に対し

て噴射するノズルの角度は30°~90°の範囲で症例に応じて使用してください。清掃の

際は、清掃面の1点に集中するのではなく、円を描くように噴射してください。

■ ■オプション品 縋歯面清掃器

歯面清掃器6

■歯面清掃器作動中(ハンドピースをハンガーから外した状態)はクリーニングパウ

ダー容器内にエアー圧力が加わっていますので開閉しないでください。

■減塩食事療養中の患者及び呼吸器系の障害のある患者には歯面清掃器は使用しな

いこと。

■コンタクトレンズ使用の患者には歯面清掃器使用の前に、コンタクトレンズを外す

ように指示するか、保護メガネを装着させてください。

■術者は必ず保護メガネを装着してください。

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43

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専用のガスカートリッジを使用した歯科用バーナーです。

燃焼中は、常時連続スパークを飛ばしていますので、立ち消えを防止します。

着火レバーを1回押すと、連続スパークが飛び自動的に着火し、一定時間を経過すると

自動的に消火します(なお、自動消火する前に、再度着火レバーを1回押すと消火します)。

燃焼時間はメインスイッチで切り替えができ、S(約1分)、L(約5分)の2種類から選択

できます。

なお、詳しい使用方法はユニットバーナー付属の使用説明書を参照してください。

■付属品一覧

■ウォーターユニットの操作

ユニットのメインスイッチをOFFにします。

作業をしやくするために、スピットンをチェア側に回転させます。

■フラッシングアダプタのセット

plus フラッシングアダプタ8

■ ■オプション品 縢ユニットバーナー繆plus フラッシングアダプタ

ユニットバーナー7

■ユニットバーナーには専用のカートリッジ以外は使用しないでください。

■診療後、又はご使用にならない時は、メインスイッチをOFFにし、カートリッジケー

スの開閉バルブを閉めてください。

■ユニットバーナー専用カートリッジの取り扱いについては、カートリッジ表示の注

意事項を確認の上、正しくお取り扱いください。また、火気の近くでのカートリッ

ジの保管は危険ですのでお止めください。

■着火する際は火口を上から覗かないでください。

■スパーク中は通電中ですので、インスツルメントなどの金属物で火口に触れない

でください。また、火口周りの黒い金属部分も高温になっていますので触れない

ように注意してください。火傷の恐れがあります。

■ユニットバーナー付近に可燃物を置かないでください。

■使用できない程度に炎が小さくなった場合は、カートリッジの交換時期です。新し

いカートリッジに交換してください。

■歯科医療行為以外の用途として使用しないでください。

火口

着火レバー

メインスイッチ

フラッシングアダプタ FASTブッシュ FASFブッシュ

FAEブッシュ×2

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44

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フラッシングアダプタのくぼみがコップ給水部の先端にくるように合わせてスピット

ンにセットします。

※噴水仕様の場合は、フラッシングアダプタを取り付ける前に噴水ノズルを外してく

ださい。

■ハンドピースの差し込み位置

使用されているハンドピースにより、差し込み位置は異なります。

※各部品名は、P.44付属品一覧の項を参照してください。

1.イオムシリンジをお使いでシロフローをお使いではない場合

①にFAEブッシュ、②にFASTブッシュを取り付けます。

①イオムシリンジ用

②バキューム用

③エアータービン、スケーラー用

④マイクロモーター、スケーラー用

2.イオムシグマシリンジをお使いでシロフローをお使いではない場合

②にFASTブッシュを取り付けます。

①イオムシグマシリンジ用

②バキューム用

③エアータービン、スケーラー用

④マイクロモーター、スケーラー用

3.シロフローをお使いで2タービンの場合

③にFASFブッシュを取り付けます。

①シリンジ用

(イオムシリンジの場合は1をイオムシグマシリンジの場合は2を参照してください)

②エアータービン用

③シロフロー用

④バキューム用

⑤マイクロモーター用

4.シロフローをお使いで1タービンの場合

②にFASTブッシュ、④にFASFブッシュを取り付けます。

①シリンジ用

(イオムシリンジの場合は1をイオムシグマシリンジの場合は2を参照してください)

②バキューム用

③エアータービン用

④シロフロー用

⑤マイクロモーター用

■ ■オプション品 繆plus フラッシングアダプタ

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■ ■オプション品 繆plus フラッシングアダプタ

■ハンドピースブッシュのセット

1.FAEブッシュ

イオムシグマシリンジ用の取り付け口にはめこみます。

2.FASTブッシュ、FASFブッシュ

①ブッシュの突起部を形状に合わせて長穴に入れます。

②長穴に入りましたらブッシュを90°回転させます。

■ハンドピースのセット

ユニットのメインスイッチをONにし、各ハンドピースをフラッシングアダプタに

セットします。

①イオムシリンジ

イオムシリンジのノズルを外し、シリンジカバーを外します。

FAEブッシュの突起によってイオムシリンジ本体のWレバーが押されるようにセット

します。シリンジを装着するとWレバーが押され、水が出ます。

※ノズル、シリンジカバーの外し方はお手入れ方法(P.56)を参照してください。

②イオムシグマシリンジ

イオムシグマシリンジのノズルを外し、図のようにAボタンが装着部のくぼみにくるよ

うにセットします。シリンジを装着するとWボタンが押され、水が出ます。

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46

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③バキューム

L型チップを外し、ユニットに搭載されているハンドピースに応じてFASTブッシュ又

はフラッシングアダプタの丸穴にバキュームハンドピースをセットします。

※バキュームはフラッシングの際にフラッシングアダプタの使用していない穴から噴

霧状の水を出さない様に吸引する目的で装着します。

④その他ハンドピース

エアータービン、マイクロモーター、スケーラー、シロフローはバーやチップを外し、

ユニットに搭載されているハンドピースに応じて所定の穴にセットしてください。

■ハンドピース回路のフラッシング

ドクターユニットの操作パネルのチップエアーON/OFF キーとスプレーON/OFF キー

を同時に5秒間押し続けるとデジタルインジケーターに「FL」と表示されてフラッシ

ングモードになり、3分間連続して水とエアーが出ます。

再度チップエアーON/OFFキー又はスプレーON/OFF キーのいずれかを押すと中止

します。

※フラッシング中は危険防止のためチェアは動きません。

デジタルインジケーターの「FL」表示が消えましたら、ハンドピース回路のフラッシ

ングが完了ですので各ハンドピースをドクターユニット及びアシスタントユニットに

戻し、フラッシングアダプタをスピットンから外します。

※噴水仕様の場合は噴水ノズルを元通りに戻してください。

■ ■オプション品 繆plus フラッシングアダプタ

■ 各ハンドピースをセットする際は奥までしっかり入れてください。脱落する恐れ

があります。

■ フットコントローラーは踏まないでください。初めに取り出したインスツルメン

トが回転し危険です。

デジタルインジケーター

スプレーON/OFFキー

チップエアーON/OFFキー

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47

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■ ■オプション品 繆plus フラッシングアダプタ繦アームレスト

■その他水回路のフラッシング

①スピットン洗浄水

P.10 ⑤スピットン洗浄スイッチを参照し、1分以上連続して排出してください。

②コップ給水

P.10 ②コップ給水スイッチを参照してください。

(1)オートコックで使用させる場合…コップをセットし給水を行います。給水が完了

したらコップの水を捨て再給水を行います。8回以上繰り返し行ってください。

(2)マニュアル給水で使用される場合…コップをセットし1分以上連続して排出して

ください。

③噴水

噴水スイッチを押し、1分以上連続して排出してください。

■お手入れの方法

フラッシングアダプタ内部を清掃するには、フラッシングアダプタ上部を引きながら

取り外します。

左右のアームレストは、上に跳ね上げることができます。右側のアームレストはチェア

ヘの乗り降り時に手で跳ね上げて使用してください。また、着座後は手で下ろして使用

してください。左側のアームレストは、通常下ろしたままで使用してください。肘をか

けることにより、うがい時に体をサポートすることができます。

アームレスト9

■患者さんがアームレストなどのチェアユニットの一部を強く握りしめていないこと

を確認してからチェアを動かすこと。

手関節に圧迫感や関節可動域に障害を及ぼす場合があります。

■左上図Aに示すすき間に、患者さんの指などの体の一部分が入っていないことを

確認してチェアを動かしてください。

手指が挟まれる感覚を抱く場合があります。

A

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48

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サービカルトレーのアームはバランスアーム式になっています。トレーの取っ手を持って

簡単に、また、確実に希望するポジションにセットすることがことができます。

トレーはアーム水平位より下方向へ200mmの範囲で移動させることができます。

※トレーには2kg 以上の荷重をかけないでください。

※変形・変質の恐れがありますので、レジン液などの有機溶剤を付着させないでくだ

さい。付着した場合は、すぐに拭き取ってください。

※ヨード系の薬液などは、色素が付着し、取れなくなりますので、付着しないように

注意してください。付着した場合は、すぐに拭き取ってください。

チェアへの乗り降りを補助するための手すりです。

■セーフティー機構

チェアをマニュアル動作又はオート動作させている間に、患者さんの身体の一部がチ

ェアとサポートバーの間に挟まるなど、サポートバー下部に力が加わると、チェアが

停止します。このセーフティー機構が効いている場合、ドクターユニット操作パネル

のインジケーターに「Ha」と表示されます。なお、患者さんの身体が挟まった場合は、

すぐにマニュアル操作でチェアを下降させて回避してください。

※チェア動作中に患者さんがチェアに乗り降りをしようとしてサポートバーを握った

場合もチェアは停止することがあります。

■ ■オプション品 縻plus サービカルトレー縵サポートバー

plus サービカルトレー(スライドタイプ用オプション)10

サポートバー11

■チェアを動かす際は、サービカルトレーが患者さんから充分に離れていることを

確認して、接触しないように適度にサービカルトレーを動かしてください。

サービカルトレーが患者さんに接触し、思わぬ事故や破損につながる恐れがあり

ます。

■サポートバーにはセーフティー機構がついていますが、チェアとサポートバーの

間に患者さんの身体を挟まないことを確認しながらチェアを動かしてください。

インジケーター

取っ手

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■ ■オプション品 縹G-カム接続仕様

G-カム接続仕様12

以下の説明はユニットのフットコントローラーを使用した撮影方法です。これ以外の

撮影方法,及び特記事項等については,G-カムの使用説明書を参照して下さい。

1.G-カムのライトが消灯している場合は,G-カムの「シャッターボタン」を押してラ

イトを点灯させます。

2.ドクターユニットパネル上の「♯」キー①を押します。ユニットの「フットコント

ローラー」②によるG-カムの操作が可能となります(撮影モード)。

3.ユニットの「フットコントローラー」②を(短めに)踏みます。プレビューがフリーズ

します。

4.フリーズしたプレビューを静止画像として取り込む場合は,プレビューがフリーズ

している状態でユニットの「フットコントローラー」②を1 秒間踏み続けます。

5.G-カムの撮影が終わったら,「♯」キー①をもう一度押して撮影モードを解除します。

※撮影モードを解除しないと、タービン等を操作する為にユニットの「フットコント

ローラー」②を踏むと,その度にG-カムも作動します。

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■バキュームの清掃

診療終了後、コップに水を入れ、バキュームホースで吸引しホース内の清掃をします。

自動分離装置を常時使用可能な状態にしておくためです。バキュームホースを使用しな

かったときもこの作業を行ってください。

吸引操作は、細菌を保有する分泌物、だ液、血液と毎日接触します。診療終了後は、適

当な清掃剤による消毒、清掃を必ず行ってください。清掃剤としてはジーシーパイプク

リーナーを使用してください。洗剤、その他の清掃剤は使用しないでください。

■清掃の手順

スピットン内のダストコレクターとコレクターカバー①を外します。

コレクターカバーとダストコレクターを外し、クリーニングアダプター②をアダプタ

ープラスに一杯に差し込みスピットンの排水部に差し込みます。ジーシーパイプクリー

ナーの原液を適量注入した後、スピットン洗浄スイッチ③をONにして水をスピットン内

に充分入れて薄めます。クリーニングアダプターのAの位置まで水を入れたら、スピッ

トン洗浄スイッチ③をOFFにして給水を止めてください。

ユニットのメインスイッチ④をOFFにします。

バキュームホース、エジェクターホースをクリーニングアダプターの側面に接続します。

ユニットのメインスイッチ④をONにして、バキュームを作動させます。清掃剤が吸引排

出されたらバキュームホース、エジェクターホースをハンガーに戻して、ダストカバー

とコレクターカバーを再び取り付けてください。

■ ■お手入れの方法 縡ウォーターユニット

ウォーターユニット1

お手入れの方法

コレクターカバー①

ダスト コレクター

クリーニング アダプター②

アダプター プラス

A

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スピットン 洗浄スイッチ③

メインスイッチ④

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■ ■お手入れの方法 縡ウォーターユニット

■コップトレーの清掃

トレーはゆっくりと上に引き抜いて外します。

取り付けの際は、薄くワセリンを一層トレー裏の凹部分に塗布してください。

※トレーを取り外した後、ゴムパッキン部分は必要以上に水をかけないでください。

誤動作の原因になります。

■噴水ノズル部の清掃

噴水ガードリング①は引き抜いて取り外します。噴水ノズル②は反時計方向に回して

取り外します。

アルコール消毒が可能です。

■バキュームチップの清掃

バキュームチップ①、L型チップ②及びバキュームハンドピース③、エジェクターチップ

④及びエジェクターハンドピース⑤は132℃、0.2MPa(2.0kgf/cm2)でのオートク

レーブ滅菌ができます。

■バキュームフィルターの清掃

バキュームホースとアシスタントユニットの接続部にフィルターがあります。アシス

タントユニットよりバキュームホースを引き抜き、ホース側の接続部の部品が2分割

できます(ネジ構造)。内部にフィルター①があるので清掃してください。清掃は1日

1回以上行ってください。

コップトレー

② ①

フィルター①

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A

② ③

■ ■お手入れの方法 縡ウォーターユニット縒ドクターユニット

■排水トラップの清掃

排水トラップは週に1回以上清掃してください。

■清掃の手順

トラップキャップ①を回して外し、ダストカップ②をフィルターフック③で引き抜き

ます。さらに、ダストカップ内のドレンフィルター④をフィルターフックで取り出し、

それぞれを清掃してください。

※元に戻す場合は、排水が漏れない程度にトラップキャップを締めてください。

※ドレンフィルターは消耗品です。必要に応じて交換してください。

■ディスポーザブル汚物入れの交換

汚物がたまりましたら、必要に応じてカップ①を交換してください。

■交換の手順

使用したカップはダストカップホルダー③を押さえながら手前に引っ張り、外します。

専用のキャップ②を取りつけた新しいカップをホルダーに装着してください。装着の

際カップをホルダーA部に当ててからカップを押し込んでください。

■排油溜の清掃

タービンの洗浄オイルが排出され、排油溜に溜まります。オイルが排油ケースの赤い

線まで溜まりましたら、ケース①を回して外しオイルを捨ててください。

※排油フィルター(スポンジ)は消耗品ですので、必要に応じて交換してください。

■排水状態が悪くなったり、バキュームの吸引が途中で止まるような場合は、排水

トラップがいっぱいになっている場合が考えられます。すぐに排水トラップを清

掃してください。

トラップ キャップ ①

ダスト カップ ②

フック ③

ドレン フィルター ③

ドクターユニット2

■カップ着脱の際、無理な力を加えないでください。ホルダーを破損させる原因と

なります。

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■ユニットの清掃

トルサー又は中性洗剤を用いて定期的に表面を清掃します。

洗剤が機械内部に入らないようにしてください。

各部表面は、消毒用アルコールでの清拭消毒ができます。

※液晶モニタのスクリーンは、中性洗剤やアルコールでの清掃はしないでください。

必ず専用のクリーナーで清掃してください。

■水フィルターの交換目安

本ユニットは水道水の微細なゴミを取り、ゴミつまりによる機器の故障を軽減する目

的でフィルターを内蔵しています。

フィルターの交換は1年が目安ですが地域、水質や気候により耐久期間が異なる場合

があります。

フィルター交換の際はお買い求め先へお申し付けください。

■ ■お手入れの方法 縱ユニット本体

ユニット本体3

■溶剤又は薬品、アルカリ性又は酸性洗剤が誤って付いた場合は、すぐに濡れ雑巾や

清掃剤を用いて拭き取ってください。なお、溶剤又は薬品、アルカリ性又は酸性洗

剤が誤って付いた場合に生じる、シミや溶解は保証の範囲ではありません。

■Gパンや濃い色の服飾によっては、色落ちし、シート表面に付着してしまうことが

ありますが、保証の範囲ではありません。色落ちしシート表面に付着した場合、す

ぐにトルサーヌは中性洗剤を用いてできるだけ付着した色を拭き取ってください。

■フィルターが詰まると水が供給されなくなる恐れがありますので、定期的に交換

してください。

■寒冷地での使用は専用の凍結防止装置を取り付けてください。

■このフィルターは除菌を目的とするものではありません。水の除菌をお求めの場

合は弊社製品の除菌フィルターをお買い求めください。

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■ランプ交換時には、ユニットの電源スイッチをOFFにし、ランプが充分に冷えてい

ることを確認してから行うこと。

感電ややけどの恐れがあります。

■ライトにフロントボディを装着しないままランプを点灯しないこと。

感電ややけどの恐れがあります。

■新しいランプを装着の際は、真っ直ぐにゆっくりと押し込み、斜めに入れたりこじっ

たりしないこと。ランプが割れて怪我をする恐れがあります。

※診療中の突然のランプ切れにより、診療の中断などの支障をきたさないためにも、

年に一回のランプ交換をお奨めします。

■ランプ交換

メインスイッチをOFFにし、ランプが充分に冷えてやけどの危険がないことを確認して

交換します。

フロントボディ①を持ちながらリリースボタン②を押し、ゆっくり開きます。

ランプ交換工具③をランプに差し込み、ランプを静かに引き抜きます。

新しいランプに交換します。

新しいランプを箱から取り出し、ランプ本体をビニールに包装されたまま軽く持ち、ラ

ンプソケットを端子に静かに差し込みます。新しいランプをしっかり奥まで差し込んだ

後、ランプ本体を包んでいるビニール包装を抜き取ります。

「カチン」という音がしてロックがかかるまで、フロントボディ①をゆっくり持ち上げて

閉じます。

■ ■お手入れの方法 縟グローバルライト

グローバルライト4

■充分に冷えていない状態でハンドル以外の部分に触らないでください。

やけどをする恐れがあります。

■フロントボディ①以外の部分を持ってリリースボタンを押さないでください。

フロントボディ①が勢いよく開き、衝撃でライトヘッドが破損する場合があります。

■ランプは指で触らないでください。手指の脂肪分がランプに付着すると、ランプ

が破裂する場合があります。触れた場合は、アルコールなどでランプについた手

指の脂肪分などを拭き取ってください。

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■ ■お手入れの方法 縟グローバルライト

■ハンドルカバーの取り外し

ハンドルカバーは、下の部分を開いてハンドルのカーブに沿って引き抜いてください。

ハンドルカバーは(132℃、0.2MPa(2.0kgf/cm2)でのオートクレーブ滅菌ができます。

■フロントカバーの清掃

時々、乾いたシリコンクロス(付属品)でフロントカバーを清掃してください。

■フロントカバーの外し方

フロントボディが開いた状態で、フロントカバーの両端を押し縮めながら取り外します。

■反射鏡の清掃

時々、シリンジエアーで反射鏡に付着したゴミを吹き飛ばしてください。

押し縮める

フロントカバー

フロントボディー ■フロントカバーの両端を強く押しすぎると、フロントカバーが破損する恐れがあ

ります。

■ハンドルカバーを取り外すときは、ライトが十分に冷えていることを確認してか

ら行ってください。

■反射鏡が充分冷却されてから行ってください。

■シリンジエアーが必ずドライエアーであることを確認してから行ってください。

■フロントカバーの両端を強く押しすぎると、フロントカバーが破損する恐れがあ

ります。

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装着に際しては、カバーの周囲が溝にきちんと入っていることを確認してください。

■イオムシリンジの滅菌

ノズル及びシリンジカバーは、オートクレーブ滅菌[132℃0.2MPa(2.0kgf/cm2)]

ができます。

本体はオートクレーブ滅菌できません。

※135℃を超える乾燥はできません。

※乾熱滅菌器は使わないでください。

※滅菌後は、すぐに滅菌器から取り出してください。

ノズルは固定ナットをAの方向に回すと、シリンジから外すことができます。

滅菌後、2個のOリングにワセリンを薄く均一に塗布します。ノズルを元に戻す場合は、

固定ナットをBの方向に回してしっかり締めてください。

シリンジカバーを抜き取るには、ホースコネクター部にあるボタンを指先で押しながら

引き抜きます。

組み立て時にはシリンジカバーとシリンジ本体の位置に注意しながらカバーを取り付

けてください。

■スプレービットの滅菌

ノズル及びシリンジカバーはオートクレーブ滅菌[132℃ 0.2MPa(2.0kgf/cm2)]

ができます。

本体はオートクレーブ滅菌できません。

シリンジカバーの装着に際しては、レバー部のゴムカバーの周囲が溝にきちんと入っ

ていることを確認してください。

※135℃を超える乾燥はできません。

※乾熱滅菌器は使わないでください。

※滅菌後は、すぐに滅菌器から取り出してください。

滅菌後は、Oリング①にタービン用清掃スプレーを薄く塗布してください。

■ ■お手入れの方法 縉イオムシリンジ・スプレービット4000

イオムシリンジ・スプレービット40005

B

A

ノズル

ワセリン

シリンジカバー

固定ナット

シリンジカバー

ボタン

シリンジ

操作レバー

■カバーを外しているときは操作レバーを押さないでください。

①シリンジカバーノズル

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57

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■ ■お手入れの方法 縋エコインパルス EPH-Ⅰ

■給油方法

補充用としては、『ジーシー エコユーオイル一式(100mL 1本、5mL 2本入)』をご用命

ください。エコユー5mLは出荷の際、中栓が取り付けられています。使用の際は中栓

をお取りのうえ、使用してください。中栓の取り外しの手順は下記の通りです。

手順1.

トンガリノズルを矢印の方向に回し、取り外します。

手順2.

中栓キャップを上に持ち上げ取り外します。

手順3.

トンガリノズルをエコユー5mL本体に回しながら取り付けてください。

手順4.

FGバー又は付属のダミーバーを装着の後、ホース継ぎ手のリングからエコインパル

スを取り外し、エコインパルス後部よりエコユーを2~3滴滴下してください。

手順5.

給油後すぐにエコインパルスをホースに接続し、ヘッド部を下にしてゆっくりと5秒

以上回転させ、ヘッド部から出てくるエコユーを丁寧に拭き取ります。

その後、余分なエコユーが抜けるまで約20秒以上回転させてください。

■ランプの交換方法

手順1.

レンチの四角穴にコネクタの先端(キャップ部)を挿入し回転させてキャップを取り

外します。

手順2.

ランプを引き抜き、新しいランプを差し込んでください。

手順3.

キャップを指である程度回して取り付け、最後にレンチの四角穴にコネクタ先端(キ

ャップ部)を挿入し回転させて締めます。

エコインパルス EPH-Ⅰ6

■エコインパルスEPH-Ⅰにはこのエコユーで給油してください。エコユー以外で

の給油は品質に著しく影響を及ぼす恐れがありますので避けてください。

トンガリノズル

中栓キャップ

トンガリノズル

ランプ

手順1.

手順2.

手順3.

手順4.

手順1.

手順2.

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■ ■お手入れの方法 縋エコインパルス EPH-Ⅰ

消毒

エコインパルス本体を消毒するときは、消毒用アルコールを含ませたガーゼで清拭し

てください。

滅菌

滅菌方法につきましては、オートクレーブ滅菌(121℃)を推奨します。

■オートクレーブ滅菌方法

手順1.

ホース継ぎ手のリングからエコインパルスを取り外します。

手順2.

消毒用アルコールを含ませたガーゼでハンドピース全体の汚れを拭き取ります。

手順3.

エコインパルス後部よりエコユーを2~3滴滴下してください。

手順4.

給油後すぐにエコインパルスをホースに接続し、ヘッド部を下にしてゆっくり20秒

以上回転させ、ヘッド部から出てくるエコユーを丁寧に拭き取ります。

手順5.

エコインパルスを取り外し、エコインパルス全体をアルコールを含ませたガーゼで拭

き取ります。

手順6.

ハンドピースを滅菌用パックに入れて、オートクレーブ121℃でセットします。

手順7.

滅菌終了後はすぐに取り出し、滅菌用パックに入れたまま紫外線殺菌灯付キャビネッ

トに保管します。

※滅菌用パックは再汚染防止のために治療直前に開封します。

※レンチ、ランプ保持キャップもオートクレーブ(121℃)による滅菌が可能です。

エコインパルスの手順に従って滅菌してください。なお、コネクター付ホースはガ

ス滅菌かアルコールワッテなどによる清拭を行ってください。

■ハンドピースを立てて滅菌する際には、必ずヘッド部を上方にしてください。

■オートクレーブの滅菌は、121℃で行ってください。

■エコインパルスの耐久性が低下しますので、滅菌前には必ず清掃・給油を行って

ください。

■オートクレーブによっては乾燥工程での温度がエコインパルスの滅菌可能温度を

超える機種があり、エコインパルスに悪影響を与えますのでその場合の乾燥工程

は避け自然乾燥させてください。

■一晩中オートクレーブ滅菌器に入れたままにしないでください。

■エコインパルスを酸化電位水に浸したFGバーを乾燥しないまま直接装着しないで

ください。酸化電位水使用による機能障害・錆の発生については有償修理(交換)

とさせていただきます。

121℃

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■治療後のお手入れ方法

各患者ごとの治療が終わりましたら、下記のとおりクリーンヘッド穴の洗浄を行ってくだ

さい。

①広口の容器、又はコップにきれいな水を入れます。

②クリーンヘッド穴まわりの汚れを落としてください。

③ハンドピースを回転させ、そのままきれいな水の中にヘッド半分が隠れるくらいまで

入れます。

④水の中でハンドピースの回転、停止を4~5秒間繰り返し行います。

⑤そうするとクリーンヘッドシステムの働きにより、クリーンヘッド穴が洗浄されます。

水から取り出しハンドピースを停止させ、よく拭き取って乾かしてください。

⑥切削粉などが付着して、④の方法だけではきれいにならない場合は、付属の清掃ブラ

シを使用して清掃してください。

⑦注油を行ってからオートクレーブ滅菌を行ってください。

※水は各患者ごとに取り替えてください。

■注油・洗浄

各患者ごとの治療後(クリーンヘッド穴の洗浄後)、また、オートクレーブ滅菌前には、下

記のとおり必ずEOMタービンスプレーにより注油を行ってください。

①EOMタービンスプレーのノズル部に、アダプター(EOMタービンスプレー付属品)を

10回転くらいねじ込みます。

②そのままアダプターをハンドピース後部へ差し込み、最低2秒間以上スプレーします。

③注油後、ハンドピースを回転させヘッド部から汚れが出ない事を確認してください。

汚れが認められた場合は、EOMタービンスプレーを注油してハンドピースを回転さ

せ、汚れが出なくなるまでこれを繰り返してください。

※注油するときは、ハンドピースをしっかり押さえてスプレーの圧力によって飛び出さ

ないように注意してください。

※スプレーは、ハンドピース先端よりオイルが出るくらい(最低2秒間以上)まで行ってく

ださい。

※EOMタービンスプレーを、逆さにして使用しないでください。

■滅菌

弊社では、滅菌についてはオードクレーブ滅菌を推奨します。各患者の治療後(クリーン

ヘッド穴の洗浄後)、下記のとおりオートクレーブ滅菌を行ってください。

①ハンドピース表面の汚れをブラシ(金属製は不可)などで払い落とし、消毒用アルコー

ルをふくませた綿などで拭き取ります。

②EOMタービンスプレーにより注油します。(注油・洗浄参照)

③滅菌用バッグに入れて封印します。

④135℃までの温度でオートクレーブ滅菌を行います。

例)121℃で20分間、又は132℃で15分間。

※滅菌用バッグは紙の面を上にします。また、蒸気が還流するように被滅菌物は入れす

ぎないようにします。

■ ■お手入れの方法 縢イオムチタンタービンX

イオムチタンタービンX7

クリーンヘッド穴

クリーンヘッド穴

清掃ブラシ

アダプター

ハンドピース

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滅菌終了後はすぐに取り出し、滅菌用バッグに入れたまま紫外線殺菌灯付キャビネット

に保管します。

※滅菌用バッグは再汚染防止のために治療直前に開封します。テストバーについては、

消毒用アルコールを含ませた綿や布で清拭するかオートクレーブ滅菌(132℃

0.2MPa)を行います。

■グラスロッドの清掃

グラスロッドにゴミや切削粉などが付着した場合は、綿棒などに消毒用アルコールをし

みこませて、ていねいに拭き取ってください。

※グラスロッドを清掃するときに、針や刃物などを使用すると傷がつき、光の透過率が

下がります。もし傷などがついて暗くなった場合は、販売店までご連絡ください。

■Oリングの交換

排気に水が混じるなどの症状が出ましたら、Oリングを交換してください。そのまま使

用すると、カプリングから水漏れする恐れがあります。Oリングは必ずセットで交換して

ください。

①ハンドピースをカプリングから取り外し、テーパーリングをゆるめ取り外します。

②Oリングを指先でたるみをつけて取り外し、新しいOリングをOリング溝にはめ込み

ます。

③ハンドピースにテーパーリングをしっかりと締め込みます。

※Oリングセット  部品番号 090A06710000(CJ用Oリング一式)

■ハロゲンランプの交換方法

ハンドピースをカプリングから取り外した後、カプリングにカプリングレンチを取り付

けて、手で固定しながらジョイントナット①を矢印の方向(逆ねじ)に回して外し、ホース

側ジョイント②からランプ③を引き抜きます。

ピンの位置に注意して新しいランプを組み込んでください。ホース側ジョイントを位置

に注意しながら中間ジョイント④に差し込み、カプリングレンチを使用してジョイントナ

ットをしっかり締め付けてください。

■乾燥工程で135℃以上に上昇してしまうような場合は、乾燥工程を省いてくださ

い。その場合は、自然乾燥をさせてください。

■一晩中オートクレーブ滅菌器に入れたままにしないでください。

■オートクレーブのチャンバー内の最下段は、ヒーターに近く局部的に設定温度を超

える場合がありますので、上段又は中段に入れるようにしてください。

■急加熱、急冷するようなオートクレーブ滅菌は行わないでください。温度の急激な

変化によりグラスロッドが破損する恐れがあります。

■ハンドピースは、消毒液に入れないでください。

■カプリング(別売)は滅菌できません。消毒用アルコールを含ませた綿や布で表面

を清拭してください。

■イオムチタンタービンXを酸化電位水(強酸性水、超酸性水)で洗浄清拭しないで

ください。また、酸化電位水に浸したバーを乾燥しないまま直接装着しないでく

ださい。酸化電位水使用による機能障害・錆の発生については有償修理とさせて

いただきます。

グラスロッド

綿棒

テーパーリング

Oリング

①②③④⑤

■ ■お手入れの方法 縢イオムチタンタービンX

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■治療後のお手入れ方法

各患者ごとの治療が終わったら下記要領でスリット部の洗浄を行ってください。

①広口の容器へ水を入れてください。

②タービンを回転させ、そのままヘッド半分がかくれるまで入れてください。

③タービンを4~5秒間水中で回転させると、クリーンヘッド機構の作用によりスリット

部は洗浄されます。

※各患者ごとに水は取り替えてください。

※洗浄後給油しオートクレープ滅菌してください。

■滅菌方法

スリット部の洗浄後、カプリング(別売)からハンドピースを取り外します。アダプター

①をスプレーのノズルに取り付けます。この時アダプターを矢印の方向に回してしっか

りと取り付けます。ハンドピースをアダプターに差し込み手で支え、スプレーしてくだ

さい。ヘッドから出てくる油が汚れている場合は、スプレーを繰り返します。スプレー

後は数分以上放置し、その後タービンを30秒以上回転させヘッドから出てきた油を乾

いた布で拭き取ってください。

チャックに1~2秒間注油してください。

■ファイバーオプティック面の清掃(SL/TL)

タービンヘッド部及び後端部のファイバーオプティック面①、②に切削屑やオイルなど

が付着した場合は、柔らかい布とアルコールで傷つけないように注意しながら拭いてく

ださい。

※針や刃物などを使用するとファイバー面に傷が付き光の透過率が下がります。もし、

ファイバー面に傷などが生じ暗くなった場合は、弊社にて交換ができますのでお買い

求め先へお預けください。

清掃ブラシをスリット部に軽くこするように当て、スリット部の切削粉などを取り除い

てください。

スリットの洗浄とヘッドの清掃後ハンドピース表面をアルコール綿花や布で清拭します。

■ ■お手入れの方法 繆イオムチタンタービン

イオムチタンタービン8

■スプレー直後はベアリングが冷却されていますので、タービンを高回転させると

ベアリング破損の原因となりますので注意してください。カートリッジが回転し、

耐久性に著しく影響を与えます。

■スプレーによるタービンの洗浄が不充分な場合、滅菌温度により、汚物・血液・タ

ンパクなどが凝固し、タービンの耐久性に著しく影響を与えます。

■オートクレープ滅菌の前に、タービンを充分回転させ、洗浄スプレーをぬいてくだ

さい。

スリット

スリット

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62

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①②③④

カプリングレンチ カプリング

ハンドピースを滅菌用バッグに入れ密封します。

オートクレーブ[132℃ 0.2MPa(2.0kgf/cm2)]で滅菌を行います。

※滅菌用バッグは紙の面を上にします。また、蒸気が還流するように被滅菌物は入れす

ぎないようにします。

滅菌終了後はすぐに取り出し、滅菌用バッグに入れたまま紫外線殺菌灯付キャビネット

に保管します。

※滅菌用バッグは再汚染防止のために治療直前に開封します。

キャップレンチ、補助レンチ及びテストバーについては、アルコール綿や布で清拭す

るかオートクレーブ滅菌[132℃ 0.2MPa(2.0kgf/cm2)]を行います。

■ ■お手入れの方法 繆イオムチタンタービン

■ハンドピースは、消毒液に入れないでください。

■オートクレーブによっては乾燥工程での温度がハンドピースの滅菌可能温度を超

える機種があり、ハンドピースに悪影響を与えますので、その場合の乾燥工程は避

け自然乾燥させてください。

■一晩中オートクレーブ滅菌器に入れたままにしないでください。

■カプリング(別売)は滅菌できません。表面をアルコール綿花や布で清拭してくだ

さい。

■イオムチタンタービンSL/TLを、酸化電位水(強酸性水、超酸性水)で洗浄清拭し

ないでください。また、酸化電位水に浸したバーを乾燥しないまま直接装着しな

いでください。酸化電位水使用による機能障害・錆の発生については有償修理と

させていただきます。

■ハロゲンランプの交換方法

ハンドピースをカプリングから取り外した後、カプリングにカプリングレンチを取り付

けて、手で固定しながらジョイントナット①を矢印の方向(逆ネジ)に回して外し、ホー

ス側ジョイント②からランプ③を引き抜きます。

ピンの位置に注意して新しいランプを組み込んでください。ホース側ジョイントを位置

に注意しながら中間ジョイント④に差し込み、カプリングレンチを使用してジョイント

ナットをしっかり締め付けてください。

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[イオムチタンモーター本体のお手入れ]

■Oリングの交換方法

インサート部⑥のOリング⑦の劣化や傷などにより水漏れが見られた場合、Oリング⑦

を交換してください。

Oリング⑦は指先によるたるみを付けて、取り外してください。このとき、Oリング溝

に付着したゴミをきれいに掃除してください。取り付ける際は、Oリング⑦に傷を付け

ないように注意して、インサート部⑥先端より差し込んでください。

■ランプの交換方法

モーターをモーターホースから取り外し、モーターカバー⑦よりモーター部⑧を真っ直

ぐ引き抜き、古いランプ⑨を抜き取ります。

新しいランプ⑩の接続端子⑪を、モーター部のソケット穴⑫に合わせしっかりと差し込

みます。

モーター部の位置決め⑬を、モーターカバーの溝⑭に合わせて真っ直ぐに差し込みます。

■モーター本体の清掃

イオムチタンモーター本体は、アルコールでの清拭消毒ができます。オートクレーブや

EOG滅菌はできません。

■ ■お手入れの方法 繦イオムチタンモーター

イオムチタンモーター9

■新しいランプのガラス部分には、直接指で触れないようにしてください。

■水パイプやチップパイプに傷をつけたり、曲げたりしないように注意してください。

■モーターを溶剤や消毒剤の中にひたすようなことは絶対行わないでください。

■本製品のモーターは、オートクレーブ、ケミクレーブなどの高温滅菌はできません。

⑦ ⑥

⑦ ⑧ ⑨

⑧ ⑦

⑫ ⑪

合わせて差し込む

本体

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64

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[イオムチタンコントラのお手入れ]

■注油方法

注油は使用後、また、オートクレーブ前に、イオムタービンスプレーを使用して行って

ください。

イオムタービンスプレー①にスプレーノズル②を差し込みます。

ハンドピースからバーを取り外します。

スプレーノズル②をハンドピース後部③へ差し込み、手で支え、布などでカバーしなが

ら1~2秒間スプレーします。

■消毒/滅菌方法

表面の汚れをブラシなど(金属製は不可)で払い落とし、消毒用エタノールで清拭します。

イオムタービンオイルを使用し注油します。

滅菌用バックに入れ密封します。

121℃ 20分又は132℃ 15分のオートクレーブ滅菌を行います。

滅菌終了後はすぐに取り出し、滅菌用パックに入れたまま紫外線殺菌灯付キャビネット

に保管します。

※滅菌用パックは再汚染防止のために治療前に開封します。

■グラスロッド端面の清掃方法

グラスロッドの端面①に切削屑やオイルなどが付着した場合は、綿棒②などにアルコー

ルをしみ込ませ、傷つけないように注意しながら拭いてください。

■ ■お手入れの方法 繦イオムチタンモーター

■注油したハンドピースをマイクロモーターへ付けたまま放置しないでください。

オイルがマイクロモーターに回り、故障の原因になります。

■注油したハンドピースはイオムコントラスタンドに立てて、10時間以上放置しオ

イル切りをしてください。オイルがマイクロモーターに回り、故障の原因になり

ます。

■イオムタービンスプレー以外のオイルを使用しますと使用時に発熱する恐れがあ

ります。

■オートクレーブによっては乾燥工程での温度がハンドピースの滅菌可能温度

(135℃)を超える機種があり、ハンドピースに悪影響を与えますので、その場

合の乾燥工程は避け自然乾燥させてください。

■急加熱、急冷するようなオートクレーブは行わないでください。温度の急激な変

化によりグラスロッドが破損する恐れがあります。

■一晩中オートクレーブ滅菌器に入れたままにしないでください。

■ハンドピースは消毒液に入れないでください。

② ③

① ①

① ②

■針や刃物などを使用すると、グラスロッド端面に傷が付き光りの透過率が下がり

ます。もし、ファイバー面に傷などが生じ暗くなった場合は、弊社にて交換がで

きますのでお買い求めのディーラー又は弊社支店・営業所へお申し付けください。

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■ハンドピースの清掃

一患者ごとに歯面清掃器チップ①及びハンドピース②をアルコールで清拭してください。

また、クリーニングパウダーの詰まりは付属の清掃針を静かに挿入して行ってください。

■滅菌

歯面清掃器チップ及びハンドピース本体は132℃ 0.2MPa(2.0kgf/cm2)でのオー

トクレーブ滅菌ができます。

■火口の清掃

火口にワックスが溜まった場合は、一旦バーナーを点火して溜まったワックスを液化さ

せます。液化したらバーナーを消火し、メインスイッチをOFFにして、すぐに液化した

ワックスをティッシュペーパーなどで拭き取ります。

清掃針

火口

■ ■お手入れの方法 縻歯面清掃器縵ユニットバーナー

歯面清掃器10

ユニットバーナー11

■オートクレーブによっては乾燥工程での温度がハンドピースの滅菌可能温度

(135℃)を超える機種があり、ハンドピースに悪影響を与えますので、その場

合の乾燥工程は避け自然乾燥させてください。

■ワックスを拭き取るときは火口や液化したワックスに触れないように注意してく

ださい。また、拭き取るティッシュペーパーなどは充分な量を用意してください。

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ジーシー イオム PLUS オリジナルセット

イオムチタンタービンX X-ML

X-SL

X-TL

ジーシー イオムチタンタービンSL/TL

ジーシー イオムチタンモーター

ジーシー イオムチタンストレートジーシー イオムチタンコントラ

ジーシー グローバルライト ユニットタイプ

スリーウェイシリンジ × 2デンタルフイルムビュアーチェアマニュアル操作用フットスイッチバキュームエジェクター※製品の仕様は改良のため、お断りすることなく変更する場合がありますのでご了承ください。

弊社製品は、製造工程の欠陥や材質に基づく故障、ならびに保証期間中、この使用説明書に従って正しく使用されている状態でその機能に支障をきたした場合に対して無償修理をいたします。ただし、故障原因の判定は弊社において行います。なお、取扱上の不注意、通常の使用における摩耗などによる故障は保証期間といえども有償とさせていただきます。本品の保証期間は、下記の通りです。修理などお問い合わせの際は、お買い求めのディーラー又は弊社支店・営業所へお申し付けください。

ご購入後の本製品の保障期間は下記のとおりです。ユニット本体 3年(ただし、本体機構部のゴム製部品、チューブ・ホース類は1年)グローバルライト 3年イオムチタンタービンX 1年イオム チタンタービン 1年(カートリッジなどの消耗品は保証対象外です)イオム チタンモーター 6ヶ月イオム チタンストレート 6ヶ月イオム チタンコントラ 6ヶ月

■ ■仕様 ■修理 ■保証

仕様

修理

電 源電 源 入 力使用空気圧使 用 水 圧重 量

:AC100V 50/60Hz 15A:1,250VA:0.5MPa(5kgf/cm2):0.2MPa(2kgf/cm2):sc 286.3kg ss 295.8kgocHL 289.8kg osHL 299.3kg

照   度色 温 度

最大 20,000lux 以上5,000ケルビン

回 転 数電   源ギ ヤ 比ギ ヤ 比

:40,000min-1

:DC24V:1:1:1:1

回 転 数使用空気圧注 水 量

:390,000~460,000min-1

:0.25MPa(2.5kgf/cm2)~0.3MPa(3.0kgf/cm2):50mL/min.以上

保証

回 転 数使用空気圧注 水 量

:380,000~450,000min-1

:0.25MPa(2.5kgf/cm2)~0.3MPa(3.0kgf/cm2):50mL/min.以上

回 転 数使用空気圧注 水 量

:300,000~370,000min-1

:0.25MPa(2.5kgf/cm2)~0.3MPa(3.0kgf/cm2):50mL/min.以上

:SL 380,000min-1 TL 300,000min-1

:SL/TL 0.2MPa(2kgf/cm2)(手元圧)30L/min:30mL/min.以上

回 転 数使用空気圧注 水 量

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4. 機器の使用中は次の事項に注意すること。 (1)診断、治療に必要な時間・量をこえないように注意すること。 (2)機器全般及び患者に異常のないことを絶えず監視すること。 (3)機器及び患者に異常が発見された場合には、患者に安全な状態で機器の作動を止めるなど適切な措置を講ずること。 (4)機器に患者がふれることのないよう注意すること。 5. 機器の使用後は次の事項に注意すること。 (1)定められた手順により操作スイッチ、ダイヤルなどを使用前の状態に戻した後、電源を切ること。 (2)コード類のとりはずしに際してはコードを持って引き抜くなど無理な力をかけないこと。 (3)保管場所については次の事項に注意すること。 i 水のかからない場所に保管すること。 ii 気圧、温度、湿度、風通し、日光、ほこり、塩分、イオウ分などを含んだ空気などにより悪影響の生ずる恐れのない場所に保管すること。 iii 傾斜、振動、衝撃(運搬時を含む)など安定状態に注意すること。 iv 化学薬品の保管場所やガスの発生する場所に保管しないこと。 (4)付属品、コード、導子などは清浄にした後、整理してまとめておくこと。 (5)機器は次回の使用に支障のないよう必ず清浄しておくこと。

上記の注意事項は法令昭和47年6月1日薬発第495号により医用電気機器の添付文書に記載するよう定められている ものです。お取扱いの際、該当する項目については、充分ご注意くださるようご使用各位のご協力をお願いいたします。

8. 保守点検 (1)機器及び部品は必ず定期点検を行うこと。 (2)しばらく使用しなかった機器を再使用するときには、使用前に必ず機器が正常かつ安全に作動することを確認すること。

1. 熟練した者以外は機器を使用しないこと。 2. 機器を設置するときには、次の事項に注意すること。 (1)水のかからない場所に設置すること。 (2)気圧、温度、湿度、風通し、日光、ほこり、塩分、イオウ分、などを含んだ空気などにより悪影響の生ずるおそれのない場所に設置すること。 (3)傾斜、振動、衝撃(運搬時を含む)など安定状態に注意すること。 (4)化学薬品の保管場所やガスの発生する場所には設置しないこと。 (5)電源の周波数と電圧及び許容電流値(又は消費電力)に注意すること。 (6)電池電源の状態(放電状態、極性など)を確認すること。 (7)アースを正しく接続すること。 3. 機器を使用する前には次の事項に注意すること。 (1)スイッチの接触状況、極性、ダイヤル設定、メーター類などの点検を行い、機器が正確に作動することを確認すること。 (2)アースが完全に接続されていることを確認すること。 (3)すべてのコードの接続が正確でかつ安全であることを確認すること。 (4)機器の併用は正確な診断を誤らせたり、危険をおこすおそれがあるので、十分注意すること。 (5)患者に直接接続する外部回路を再点検すること。 (6)電池電源を確認すること。

6. 故障したときは勝手にいじらず適切な表示を行い、修理は専門家に任せること。  7. 機器は改造しないこと。

■ ■医用電気機器の使用上(安全および危険防止)の注意事項

医用電気機器の使用上(安全および危険防止)の注意事項

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Page 69: EOM-PLUS(8) IFU D..患者さんもしくは使用者がペースメーカーなどの機器を使用している場合は装置の使用を避けること。 本製品の近辺でファンヒーターなどの熱源を発生する装置を作動させないこと。ホース類が損傷し、思わぬ事故につながる恐れがあります。

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Page 70: EOM-PLUS(8) IFU D..患者さんもしくは使用者がペースメーカーなどの機器を使用している場合は装置の使用を避けること。 本製品の近辺でファンヒーターなどの熱源を発生する装置を作動させないこと。ホース類が損傷し、思わぬ事故につながる恐れがあります。

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