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ERDAS IMAGINE ® 2015 リリースノート Product Description February 23, 2015

ERDAS IMAGINE 2015 - Hexagon Geospatial · erdas imagine 2015では次のような機能を使用できます。 lasとlazをhpcフォーマットでエクスポート 2d

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ERDAS IMAGINE® 2015

リリースノート

Product Description February 23, 2015

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ERDAS IMAGINE® 2015

February 23, 2015 2

Table of Contents このリリースについて ............................................................................................................ 5

ERDAS IMAGINE® ....................................................................................................................... 5

新しいプラットフォーム ......................................................................................................... 5

仮想化 ................................................................................................................................ 5

新しい技術 .............................................................................................................................. 6

ポイントクラウド .............................................................................................................. 6

ポイントクラウドデータの再投影................................................................................ 6

既存ベクターを使用したプロファイル ローミング ..................................................... 6

ポイント クラウドによる容積解析(カット/フィル) .............................................. 6

LAS属性表示 - テーブル ビューとフォーム ビュー ................................................ 6

ポイント クラウド表示カラーの RGB属性への書き込み .............................................. 6

圧縮による高速ポイント クラウド表示 ....................................................................... 6

Tridicon SGM ............................................................................................................... 7

Terrain Editor のラスターDEM 編集機能強化 .............................................................. 7

レーダー ............................................................................................................................ 7

オルソ レーダー機能の強化 ........................................................................................ 7

新しいセンサーのサポート .......................................................................................... 7

フォーマットサポート ....................................................................................................... 8

WMS性能の強化ル ......................................................................................................... 8

最新 MrSIDエンコードおよびデコード SDKへのアップグレード ................................. 8

すべての TIFF バリエーションの読み取り性能強化(特にストリップ(BIL)TIFFの読み取

り) .............................................................................................................................. 8

すべての JP2 プロファイルの JP2読み取り能力強化 ................................................... 8

仮想モザイク(VMCx)の性能強化................................................................................ 8

ECWエクスポートのアップグレード ............................................................................. 8

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ERDAS IMAGINE® 2015

February 23, 2015 3

EPSG v8.5投影データベースへのアップデート ........................................................... 8

ZY-3(RPC のサポート) ............................................................................................... 9

WorldView-3 ................................................................................................................. 9

ゾーン内変化検出のワークフロー ..................................................................................... 9

ゾーン内変化処理タブ ................................................................................................. 9

ゾーン内変化確認タブ ................................................................................................. 9

ORIMA ................................................................................................................................. 10

マップビューの表示の回転 .......................................................................................... 10

カメラ IDによる画像のアクティブ化: ....................................................................... 10

PRO600 ................................................................................................................................ 10

ステレオ モデルの自動ロード ..................................................................................... 10

DTMマージ割り当てのインポート/エクスポート ........................................................ 10

ERDAS IMAGINEのカスタマイズ.......................................................................................... 10

リボン化された GeoPoint ツール ....................................................................................... 11

スマート制御 ..................................................................................................................... 11

ラスターを画像チェーンとしてプレビュー/オープン ..................................................... 12

ラスターを画像チェーンとしてプレビュー/オープン ..................................................... 13

解決された問題 ................................................................................................................. 14

性能の向上 .............................................................................................................................. 15

MosaicProの改善点 ........................................................................................................... 15

変更履歴・利用管理 .................................................................................................................. 16

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ERDAS IMAGINE® 2015

February 23, 2015 5

このリリースについて 本書では、IMAGINE Photogrammetry(旧 LPS Core)と ERDAS ER Mapper を含め、ERDAS IMAGINE の新機能につい

て説明しています。本書の内容には製品リリース時点における最新の情報が反映されていますが、現時点の最新

情報については Hexagon Geospatial Support のウェブサイトをご覧ください。

このリリースには機能向上とフィックスの両方が含まれています。このリリースで ERDAS IMAGINE に対して行わ

れたフィックスについては、Hexagon Geospatial Support のウェブサイトで該当製品の「Issues Resolved」レ

ポートを参照してください。

本書では製品機能の概要だけを示し、その内容を詳細に示すことはしません。詳細な内容については、ERDAS

IMAGINE のヘルプや、その他の付属文書を参照してください。

ERDAS IMAGINE® ERDAS IMAGINE®は高度なリモート センシング解析や空間モデリングを行って、新しい情報を作り出します。さ

らに、ERDAS IMAGINE を使用すれば、得られた結果を、2D、3D、ムービー、および地図製作に使用できる品質の

要素として可視化することができます。ERDAS IMAGINE 製品群のコア部分は、地理空間データに関するユーザー

のニーズに対応できるように開発されています。また、ユーザーの生産性と能力を向上させるための特別な機能

を提供するオプション モジュール(アドオン)も用意されています。

IMAGINE Essentials®は、地図作成ツールとシンプルなフィーチャー収集ツールを備えた入門レベルの画像処理

製品です。IMAGINE Essentials ではシリアル バッチ処理が可能です。

IMAGINE Advantage®は、高度なスペクトル処理、画像登録、モザイク化と画像解析、および変更検出などの機能

を備えています。IMAGINE Advantage では、パラレル バッチ処理によって出力速度を向上させることができま

す。

IMAGINE Professional®には、高度なスペクトル処理、ハイパースペクトル処理、レーダー処理、および空間モ

デリングのための生産ツール セットに加えて、ERDAS ER Mapper も含まれています。

新しいプラットフォーム

仮想化 アプリケーション仮想化は、ソフトウェア アプリケーションを、そのアプリケーションへのアクセスやアプリ

ケーション実行の基礎となるオペレーティング システムから分離するメカニズムです。仮想化されたアプリケ

ーションは従来的な意味でのインストールはされませんが、あたかも同様にインストールされているかのように

実行することができます。情報技術の観点からすると、この技術には多くの利点があります。特に、アプリケー

ションのインストール(およびメンテナンスとアップデート)を一度行えば、それを多くのコンピュータやユー

ザーに展開することができます。

ERDAS IMAGINE は、Microsoft Application Virtualization 5.0.1104.0や Citrix XenApp 6.0.0.0 を含め、こ

の種の複数の技術に対してテストされています。ERDAS IMAGINE 2015 は Microsoft Application

Virtualization 環境で使用することができるほか、XenApp Session Virtualization でも使用できると見込まれ

ています。

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ERDAS IMAGINE® 2015

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新しい技術

ポイントクラウド

ポイントクラウドデータの再投影 多くの場合、ポイント クラウド データ(特に LiDAR)は、ユーザーの使用する地理空間プロジェクトに使われ

ている投影法ではなく、WGS84 座標系の地理的な緯度経度で取り込まれて使用できるように処理されます。した

がって、ポイント クラウド データは水平および垂直座標系の両方について再投影をする必要があります。この

作業をより大きなワークフローに組み込むために、GUI ベースのツールと Spatial Modeler の演算子の両方を使

用できるようになりました。

既存ベクターを使用したプロファイル ローミング 旧バージョンの ERDAS IMAGINE でパスに沿ってローミングを行うには、プロファイル パスを手動でデジタイズ

する必要がありました。しかし、ほとんどの場合、ユーザーはベクター データベースを持っており、そのデー

タを使いたいと考えています。ERDAS IMAGINE 2015 では既存のベクター(シェープファイル)データベースから

一連のフィーチャーを選択してパスを定義することができるので、生産性が向上し、デジタイズの際にエラーが

生じる可能性が少なくなります。

ポイント クラウドによる容積解析(カット/フィル) ポイント クラウドは、それがスキャンニングによって得られたものか写真測量によって得られたものかを問わ

ず、容積情報を含む貴重な 3D 情報を提供します。容積解析は、交通産業や鉱業分野における土木工事活動を決

定するための重要な作業部分です。ERDAS IMAGINE 2015 は、この作業をワークフローに組み込むために、使いや

すい GUI ベースの容積解析ツールと Spatial Modeler 演算子をユーザーに提供します。

LAS 属性表示 - テーブル ビューとフォーム ビュー ERDAS IMAGINE 2015では、ポイントごとにメタデータを読み込んで、その情報をポイントごとのフォーム ビュ

ーとして、またはすべてのポイントのデータで構成されるスクロール可能なテーブルとして表示できます。

ポイント クラウド表示カラーの RGB属性への書き込み ERDAS IMAGINE では、ポイント クラウドの属性を使ってそのポイント クラウドを表示できます。新しいバージ

ョンでは、表示カラーを RGB 属性としてポイント クラウド データに書き込むことができるようになりました。

これは、ポイント クラウドに RGB 属性を持たせる必要のあるアプリケーションに有効です。

圧縮による高速ポイント クラウド表示 ポイント クラウドは膨大なデータ量となることが少なくありません。ポイント クラウド データをサーバーに

保存し、ネットワークを介してそのデータにアクセスする際の課題のひとつが表示性能です。HPC(Hexagon

Point Cloud)フォーマットは、データのサイズや場所に関わらず、迅速にポイント クラウドを表示できるよう

に最適化されています。インターネット上での HPCデータのストリーミングは、ECWPプロトコルを使用して

HPCP(Hexagon Point Cloud Proxy)により行われます。この新しいフォーマットはポイント クラウドをリモー

トでサーバーに保存し、その大量のデータセットをシームレスにローミングしたり、調査や測定を行ったりする

ことを可能にします。

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ERDAS IMAGINE 2015 では次のような機能を使用できます。

LASと LAZ を HPCフォーマットでエクスポート

2D ビューの表示とスタイリング

プロファイルの表示と測定

3D ポイント クラウド ビューの表示とスタイリング

ポイント クラウド データを入力として必要とする/使用する演算子とツールの使用

Tridicon SGM 高解像度の航空写真や衛星写真がより広く使われるようになったことに伴い、高密度で高精度のデジタル サー

フェス モデルの需要が高まっています。このため、高精度、高密度のポイント クラウドを生成する望ましい方

法として、セミグローバル マッチング(SGM)が使われるようになってきました。SGM はピクセルを単位とする

相互情報量(MI)ベースのマッチング コストと平滑度条件を使用して、高密度のサーフェス モデルを作成しま

す。旧バージョンの ERDAS IMAGINE には、デジタル カメラからポイント クラウドを作成するために SGMが組み

込まれていました。2015バージョンでは、ステレオ衛星データにも対応できるように拡張されています。これら

すべてのデータセットは、容積計算からサイト選定アプリケーション、あるいは変化検出に至るまで、さまざま

な付加価値製品を作り出すために Spatial Modeler や ERADAS IMAGINE のあらゆる側面で使用することができま

す。

Terrain Editor のラスターDEM編集機能強化 非常に大きな DEMデータセットの表示および編集性能を最適化するために、DEM はポイント データとしてロード

され、データを三角メッシュ化する必要のあるタスクをユーザーが実行した場合のみ三角メッシュ化されるよう

に変更されました。AOIベースの編集も導入されて編集境界を定義するために AOI が描かれるようになり、編集

性能が向上しました。

レーダー

オルソ レーダー機能の強化 オルソ レーダー ツールが IMAGINE のリボン インターフェイスに組み込まれました。レーダー データのリサン

プリングと再投影が効率よく、1 プロセスで実行できるよう、再設計されました。

新しいセンサーのサポート 新たに以下のセンサーがサポートされています。

KOMPSAT-5 SAR

RISAT-1 SAR

PalSAR-2 SAR

TanDEM-X SAR

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フォーマットサポート

WMS 性能の強化 「Table of Contents」内のツリー レイヤーを含めて WMS性能向上のために新しいビュー レイヤー タイプが追

加され、異なるレイヤーのオン/オフや Hexagon Content Program サービスへのデフォルト アクセスが可能に

なりました。この新しい機能を使用するには、(より一般性の高い旧表示の[Web Service..]オプションではな

く)[File] > [Open] > [Web Mapping Service..]を選択してください。

最新 MrSIDエンコードおよびデコード SDKへのアップグレード 読み取り用に x86(32 ビット)および x64(64ビット)MrSID をサポート

書き込み用に x86(32 ビット)および x64(64ビット)MrSID をサポート

すべての TIFF バリエーションの読み取り性能強化(特にストリップ(BIL)TIFFの読み取

り)

すべての JP2プロファイルの JP2読み取り能力強化

仮想モザイク(VMCx)の性能強化

ECW エクスポートのアップグレード ECWエクスポートに AOIまたはシェープファイルを使用したサブセット機能を追加

新しい[Advanced]タブでユーザーが出力ピクセル サイズを変更可能

新しい[Advanced]タブでユーザーがエンコーディング スレッドを変更可能

新しい[Advanced]タブでユーザーがエンコーディング キャッシュを変更可能

新しい[Advanced]タブでユーザーが背景色を変更可能(ECW v3 のみ)

新しい[Advanced]タブでユーザーがリサンプリング方法を変更可能

ECW NODATA レイヤーへ入力した NODATA レイヤーおよび値を保存

NODATA レイヤー作成時の ECW v2 速度が向上

ECW v2 および v3用の ECW NODATA レイヤーを常に作成

データ タイプが 8 ビットより大きい場合の ECW v3 の品質が向上

EPSG v8.5 投影データベースへのアップデート 国際石油及びガス生産者協会(IOGP)の EPSG データベースは、幅広い座標参照系(CRS)と座標変換法で構成さ

れています。v8.5へのアップグレードには、ERDAS IMAGINE のいくつかの投影ライブラリ(PLB)ファイルのア

ップデートも含まれています。これらのファイルは、ERDAS IMAGINE および ERDAS ER Mapper で使われていま

す。

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ERDAS IMAGINE® 2015

February 23, 2015 9

ZY-3(RPCのサポート) 2012年 1月 9日に打ち上げられた中国の高分解能画像衛星、資源 3号(ZY-3)用の RPCセンサーをサポートして

います。

WorldView-3 デジタルグローブ社(DigitalGlobe)の WorldView-3画像フォーマットとセンサーモデル情報はすでに ERDAS

IMAGINE 2014 v14.1 でサポートされていますが、ERDAS IMAGINE 2015 では、疑似カラー表示バンド選択とパン

シャープニングを容易にするために新たにスペクトル属性ファイル(SAF)を提供しています。

ゾーン内変化検出のワークフロー 異なる 2 つの日付に撮影した画像を使用して、あるゾーン内(通常はポリゴン)の変化を検出します。新しいゾ

ーン内変化検出アルゴリズムでは、これまで使われていたゾーン内変化検出プロセスよりも正確な結果が得られ

ます。結果の精度が向上しただけではなく、ERDAS IMAGINE のバッチ ツールを使用した複数ゾーンの同時処理が

可能になったことで、必要な結果が迅速に得られるようになりました。

プロジェクト ワークフローを作成するための新しいゾーン内変化検出用ユーザー インターフェイス(レイアウ

ト)も用意されています。この新しいレイアウトは、プロジェクト管理に対応したユーザー インターフェイス

ツールを提供します。これらのツールは小規模プロジェクトの生産性を向上させるのはもちろん、スタッフ メ

ンバーがチームとして同じプロジェクトの作業を行う大規模プロジェクトの生産性も向上させます。このレイア

ウトでエキスパートを必要とするのはプロジェクトのセットアップと管理だけなので、ワークフローが簡素化さ

れます。

プロジェクト管理ツールは、ゾーン内変化定義の変化(変更、未変更、未処理、不明、または確認要)、変更

者、およびその時期を追跡します。レポートは、プロジェクト生産性をチャートにしたり、その他の目的で使用

したりするために、タブ区切りのテキスト ファイルに書き出すことができます。

ゾーン内変化処理タブ プロジェクトの作成とプロセスの開始を合理化するために、ゾーン内変化の処理用タブ(Process タブ)が導入

されました。この処理タブには、空間や属性に基づく選択によって、複数ゾーンからなる領域(Region)を作成

するためのツールが配置されています(領域はゾーンのグループ)。処理タブには、ゾーン内の変化、フィーチ

ャー詳細、および影に対するアルゴリズムの感度を選択するためのツールも配置されています。ゾーン内変化検

出プロセスは、シリアルまたはパラレル処理モードを使用して変化を処理することができます。パラレル処理モ

ードは、複数の ERDAS Engine ライセンスを使用してバッチ ツールの中に設けられています。

ゾーン内変化確認タブ ゾーン内変化の確認用タブ(Review タブ)には、合理化された確認用ツールが配置されています。すべての変化

検出プロセスには誤検出と検出漏れが存在します。確認タブにはゾーン内変化の可能性を極めて効率的な方法で

確認するためのツールが置かれており、誤検出と検出漏れを見つけてこれに対処します。確認タブは、変化に関

して疑問のあるゾーンを確認するために必要な時間を最小限に抑えます。ゾーンには、変化尤度基準値、ゾーン

属性、または空間的方向性によって優先順位を付けることができます。これによって、最も優先度の高い変化を

最初に確認するようにプロジェクトを設定することができます。

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ORIMA

マップビューの表示の回転 新しいディスプレイ機能では、3 つのオブジェクト ウィンドウ内でブロックを回転させることができます。これ

により、フライト ラインが東西方向あるいは南北方向でない場合でも容易に分析を行うことができます。

カメラ IDによる画像のアクティブ化: 画像をそのカメラ IDによってアクティブ化するための新しいオプションが追加されました。これは、たとえば

RCD30 Penta 構成のように、1つのプラットフォーム上に複数のカメラを搭載したセンサーの場合に特に有効で

す。このオプションを使用すれば、たとえば特定の側方カメラをアクティブ化することができます。

修正グリッドの最大サイズ: より大型のフレーム センサーに対応するために、修正グリッドの最大サイズが拡大されました。

64 ビット プロセスとして APMが使用可能 これは、より多くの画像の処理を可能にして実行時間を短縮します。64ビット バージョンの使用は、IMAGINE

のコンフィギュレーション マネージャで指定する必要があります。

PRO600

ステレオ モデルの自動ロード viewplex をステレオ表示プラットフォームとして使用するアプリケーションでは、ステレオモデル/画像ペアの

自動ローディングが実装されています。この機能は、現在のステレオ モデル/画像ペアのエッジ近くになった

時点で、次の画像ペア/ステレオ モデルを自動的にロードします。

DTM マージ割り当てのインポート/エクスポート PRODTM の地形データセット マージ(Merge Terrain Dataset)ツールを使用すれば、MicroStation のデザイン

ファイルを地形データセットに組み込むことができます。マージ ツールの割当てオプションによって、ベクタ

ー フィーチャーのマージ方法を指定できます(たとえば破線として表示、あるいは所定領域内の地形を平坦に

する)。その後のマージ操作に利用できるように、マージ割り当て設定をエクスポート/インポートできるよう

になりました。

MicroStation コマンドによるダイナミクス機能のアップデート ダイナミクスはラバーバンド表示とも呼ばれ、ステレオ モデル内の現在のカーソル位置にデータ ポイントを入

力した場合にフィーチャーが置かれる場所を示します。いずれかの PROCART データ収集ツールを使用すると、グ

ラフィック オーバーレイ内にダイナミクスがステレオ表示されます(ステレオ ビューアー)。この機能が拡張

されて、Microstation コマンドによって収集されたフィーチャーにも使用できるようになりました。

ERDAS IMAGINE のカスタマイズ ワークフローの簡略化と合理化のためのカスタマイズ リボン レイアウト作成

レイアウト ギャラリーへのカスタム レイアウトの保存

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ERDAS IMAGINE® 2015

February 23, 2015 11

カスタマイズ レイアウトを使用した ERDAS IMAGINE の起動

既存タブのオン/オフ

タブの名前変更

既存グループ、ボタン、制御機能の配置変更、構成変更、および削除

コマンド ボタンや制御機能の表示特性を制御

新しいタブやグループの追加(および命名)

ドラッグ アンド ドロップ コマンドによる新しいグループの挿入

空間モデル開始用の新ボタンを追加

コマンド用キーボード ショートカットを設定

リボン化された GeoPoint ツール 設定ツールをポップアップ ダイアログからリボン タブへ移動することによって、「Annotation」GeoPoint ラベ

ルの配置が合理化されました。これで必要なすべてのツールが 1つのタブ上にまとめられたので、ユーザー イ

ンターフェイス上の異なる場所を行き来することなくラベルを配置しながら、ユーザーが GeoPoint ラベルのス

タイリングを制御できるようになりました。

スマート制御 ビュー制御機能がビュー自体に組み込まれています。この利点は、ビューのロックを解除して他のスクリーンへ

移動した場合でも制御機能へ簡単にアクセスでき、リボンが表示されているスクリーンへマウス カーソルを戻

す必要がないことです。

スマート制御は、Smart Client など、他の Hexagon Geospatial アプリケーションとの間で共有される共通イン

ターフェイスも提供します。

マウス カーソルから遠い場合は非表示

内蔵制御機能

拡大/縮小ボタン

スケール スライダー

回転

南北および東西方向のパン(スクリーン半分ずつ)

その他のボタンはカスタマイズ可能

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ERDAS IMAGINE® 2015

February 23, 2015 12

「Pan Hand」(画面移動)、「Fit to Frame」(枠に合わせる)、「Inquire Cursor」(画像情

報表示)など、使用頻度の高い操作にはデフォルトを設定

ただし、ユーザーは、任意の標準リボン インターフェイス コマンドを右クリックして

「Add to Smart Control」(スマート制御に追加)を選択するだけで、これらのコマンド

から自由にリストをカスタマイズ可能

ラスターを画像チェーンとしてプレビュー/オープン 画像チェーン(Image Chain)と呼ばれる新しい技術を介して空間モデル プレビューの表示特性を完全に制御で

きるようになりました。画像チェーンは、ディスプレイにストリーム入力されるラスター情報の表示スタイル設

定に関し、より高度な制御機能を提供します。

適切な表示モードにデフォルト設定された画像(例:DEMデータは起伏表示)

画像のオープンまたはプレビュー時の表示モードをシームレスに切り替えます。

マルチスペクトル

パンクロマティック

疑似カラー

セマティック(主題図)

起伏表示

ラジオメトリック強調定義のための組み込みストレッチ パネル

新しい基本ガウシアン ストレッチ演算子が、16 ビット以上のデータ タイプにガウシアン ス

トレッチを適用するための手段を提供

すべてのストレッチ タイプは容易かつ迅速にインバート可能

DRA(現在表示されている範囲のデータに基づくライブ アップデート)はすべてのストレッチ タイプで使用可

画像の迅速な色付けを可能にする定義済みカラーランプのギャラリー

熱画像、SAR、陰影起伏図などの視覚的解釈のアシスト機能

ギャラリー内の各カラーランプの効果を確認するインスタント プレビュー

表示バンドに対して個別に統計的ストレッチを行うと、通常は「正規化」(平均値のシフト)現象が生じます

が、これを防ぐためにいくつかのストレッチ タイプに「Preserve Color」(カラー維持)オプションを使用で

きるようになりました。これはトゥルー カラー バンドの組み合わせを表示する時に最も効果的で、色のシフト

を防止します。

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ラスターを画像チェーンとしてプレビュー/オープン 画像チェーンのサポートに伴って新しい演算子が導入されました。そのいくつかは、タイプの

異なる画像ストレッチの使用に関係するものです。

画像セグメント分割 FLS の演算子はベクター レイヤーを入力に使用し、制約条件としての役

割を果たします。入力ベクター レイヤーの境界がセグメント分割自体の境界となります。

高速大気補正(Rapid Atmospheric)演算子は、マルチスペクトル画像およびハイパースペクト

ル画像から、入力ラスター スケール 0~10000 で、未加工 DN 値から大気補正後の正規化地上

反射への放射測定変換を計算します。現在この演算子を使用できるのは、サポートされている

センサー タイプ(現在のところ Quickbird 2(MS 4バンド)、WordView 2(MS 4 バンドおよび

8 バンド)、RapidEye(5バンド))用の標準コンパニオン メタデータ ファイルを使用する画像

だけに限られます。将来的にはさらに多くのセンサーがサポートされる予定です。

ビジュアル RGB 演算子は、マルチスペクトル 16ビット入力ラスター(InputRaster)から、自

動ストレッチとガンマ補正が施された 8ビット RGBを出力します。その主な目的は、さらにス

トレッチを行うことなく 8 ビット ディスプレイへレンダリングするための画像を作成し、表

示バンド間で意図した自然な三色カラー バランスを維持することにあります。

ポイント クラウド再投影演算子はポイント クラウドを再投影して、水平および垂直方向の基

準点移動を含む指定された出力座標参照系(CRS)で新しいポイント クラウドを作成します。

ポイント クラウド容積演算子は、ポイント クラウド データから採掘により除去された部分

や集積された採掘物の容積を計算します。

Ctrl-Aを押すと現モデルのすべての演算子が選択されます。

削除またはコピーのためにすべての演算子を選択する場合も、縮小してボックスをドラッ

グする必要はありません。

サーフェス用演算子は自動的に入力ラスターの垂直方向座標情報を使用します。

したがって、垂直方向単位は入力データからデフォルトで設定できます。

リトリーバーからのモデル起動時もデフォルトのパラメータが正しく設定されます。

IMAGINE Essentials からモデルを実行できます。

Spatial Model Editor から Word / PPT / JPEG へのエクスポートが可能です。

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解決された問題 ERDAS IMAGINE 2015 リリースで解決されているすべての問題を網羅したリストについては、別途提供されている

「ERDAS IMAGINE 2015 Issues Resolved」というドキュメントを参照してください。

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性能の向上

MosaicPro の改善点 すべての出力フォーマットにおける全般的な速度向上

新しいプリファレンスではハードウェアに応じた性能チューニングが可能

ほとんどの状況下で ECW作成速度が 3倍に向上

ECW NoData レイヤーを出力ファイル フォーマットで保持

ECW v3 で ECW NoData レイヤーを作成(旧バージョンで作成された v2 NoData レイヤー)

統計値とヒストグラムを計算して ECW v3 内と ECW v2 の AUX ファイルに保存

バンド選択用に追加されたコマンド ライン オプション

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変更履歴・利用管理

変更履歴

Ver. 内容 日付

1.0 初版作成 2015/02/17

Hexagon Geospatial製品、およびそのサービスに関するお問い合わせは、

以下へご連絡ください。

本書に記載された内容は、将来予告なしに変更することがあります

本書の内容の一部、または全部を無断で転載あるいは、複製することを禁止します。

日本インターグラフ株式会社

HexagonGeospatial

〒150-0036 東京都渋谷区南平台町 1-5 フレックス土井ビル 3階

TEL: 03-5428-5946 FAX: 03-5428-5971

E-Mail: [email protected]

Webサイト: http://www.hexagongeospatial.jp