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岩手県ユビキタス食の安全・安心推進セミナー/機器展示会 平成17年度農林水産省 ユビキタス食の安全・安心システム開発事業 平成17年度農林水産省 ユビキタス食の安全・安心システム開発事業 EU EU TraceFish TraceFish を活用した を活用した 統合型水産物安全・安心 統合型水産物安全・安心 トレーサビリティシステムの開発 トレーサビリティシステムの開発 2005 2005 12 12 16 16 社団法人 海洋水産システム協会 社団法人 海洋水産システム協会

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岩手県ユビキタス食の安全・安心推進セミナー/機器展示会

平成17年度農林水産省 ユビキタス食の安全・安心システム開発事業平成17年度農林水産省 ユビキタス食の安全・安心システム開発事業

EUEUののTraceFishTraceFishを活用したを活用した統合型水産物安全・安心統合型水産物安全・安心トレーサビリティシステムの開発トレーサビリティシステムの開発

20052005年 年 1212月月1616日日

社団法人 海洋水産システム協会社団法人 海洋水産システム協会

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目 次目 次

1.1. 水産物流通とトレーサビリティ水産物流通とトレーサビリティ

2.2. TraceFishTraceFishとユビキタスを融合した新たなトレーサビリティとユビキタスを融合した新たなトレーサビリティ

3.3. TraceFishTraceFishの思想と技術の思想と技術

4.4. J-Fishシステム基盤J-Fishシステム基盤

5.5. J-Fish J-Fish WebWebサイトサイト

6.6. ユビキタス業務支援ユビキタス業務支援 

7.7. 平成平成1717年度実証年度実証実実験験

8.8. 開発実証体制開発実証体制

9.9. 実施実施計画計画スケジュールスケジュール

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水産物流通とトレーサビリティ水産物流通とトレーサビリティ

トレーサビリティシステムとはトレーサビリティシステムとは

■■ 食品のトレーサビリティとは食品のトレーサビリティとは

食品に関する色々な情報を追跡し遡って知ることができること

■■ トレーサビリティシステムとはトレーサビリティシステムとは

IT技術などを使って、フードチェーンの各段階の情報をチェックできる仕組み  

■■ トレーサビリティシステムはなぜ必要かトレーサビリティシステムはなぜ必要か

消費者が安心して食品を買えるようにするため

■■ トレーサビリティシステムの効果トレーサビリティシステムの効果

情報の信頼性の向上/安全性の向上がはかれる

■■ 水産物トレーサビリティシステム水産物トレーサビリティシステム

業界の一部で各種の実証実験が行われている

安全・安心に加えてブランド化支援にも使われる

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水産物流通とトレーサビリティ水産物流通とトレーサビリティ

水産物流通の概観水産物流通の概観 参考資料:「図説魚の生産から消費」津谷俊人著.画

輸輸出出品品

国国産産品品

輸輸入入品品

国内生産者

海外生産者

生産者団体

都道府県漁連等都道府県漁連等

産地市場セリor相対セリor相対

産地問屋

消費地市場

セリor相対セリor相対

消費地問屋

輸入商社

産地直売産地直売消費地近郊

活魚槽

市場外流通市場外流通

市場外流通市場外流通

活〆め活〆め 活〆め物活〆め物

活魚活魚

国内消費者

イケス

※B

※B ※A

※A

※B

輸 入

漁業共同組合

中継基地

量販店

小売店

料理店

寿司屋

ホテル

旅館

レストラン

土産物店

活〆め活〆め

活〆め物活〆め物

ネット販売ネット販売ネット市場

輸出商社

※C

※C

※C

※C

※A

海外消費者

海外商社

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水産物流通とトレーサビリティ水産物流通とトレーサビリティ

水産物トレーサビリティシステムのイメージ水産物トレーサビリティシステムのイメージ

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TraceFishTraceFishとユビキタスを融合した新たなトレーサビリティとユビキタスを融合した新たなトレーサビリティ

EUEUの水産業における取組みの水産業における取組み

TraceFishTraceFish

生産(漁獲/養殖) 流通 加工 販売 消費の過程における 安心・安全に関する情報の一貫した共有管理を国や業種の垣根を越えて行う。

各事業者の記録すべき項目 及び、記録データの交換/共有の仕様を規定

公開性公開性

拡張性拡張性汎用性汎用性

合理性合理性

識別・記録・伝達識別・記録・伝達のの標準標準化化

規模・機能の拡張に規模・機能の拡張に柔軟に対応柔軟に対応

情報の公開と情報の公開と自由交換自由交換

多種多様な水産物多種多様な水産物事業者をカバー事業者をカバー

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TraceFishTraceFishとユビキタスを融合した新たなトレーサビリティとユビキタスを融合した新たなトレーサビリティ

我が国水産業の我が国水産業の現状現状

1.1.

2.2.

課題課題

資源管理下における生産性の向上

水産物の安心・安全の確保

水産物の品質向上による競争力強化

包括的なトレーサビリティの不在包括的なトレーサビリティの不在

3.3.実現を阻む問題点実現を阻む問題点

フードチェーン各段階における情報不足

安全・安心を実現するための共通の取り組みの場の欠如

魚種別、系列別等に細分化され相互の関連が希薄

システムを構築し運用するための経済的・労力的負担

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TraceFishTraceFishとユビキタスを融合した新たなトレーサビリティとユビキタスを融合した新たなトレーサビリティ

水産物トレーサビリティシステムにおける課題水産物トレーサビリティシステムにおける課題

水産業全体の包括的な安全・安心ネットワークの構築水産業全体の包括的な安全・安心ネットワークの構築

水産物トレーサビリティシステムと情報通信プラットフォーム

安全・安心情報の信頼性とシステム運用信頼性の確保安全・安心情報の信頼性とシステム運用信頼性の確保

システム運用面(管理基準、監査の検討)、水産科学的検証手法の導入

水産物の品目別のトレーサビリティシステム導入ガイドライン策定水産物の品目別のトレーサビリティシステム導入ガイドライン策定

生産者、流通業者、販売業者等が参加生産者、流通業者、販売業者等が参加するする広汎な試行(検証実験)広汎な試行(検証実験)

実運用を目指した取り組み実運用を目指した取り組み・・公的補助による普及の推進公的補助による普及の推進

「ユビキタス食の安全・安心システムモデル地区整備事業」等

システムの拡張、応用機能の充実システムの拡張、応用機能の充実

無線ICタグ、モバイルターミナル等の活用による生産流通の合理化無線ICタグ、モバイルターミナル等の活用による生産流通の合理化

温度管理、漁獲海域情報、給餌、投薬をはじめとする生産資材の適正使用の

徹底等による品質管理、リスク管理の強化

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TraceFishTraceFishとユビキタスを融合した新たなトレーサビリティとユビキタスを融合した新たなトレーサビリティ

JJ--Fish.netFish.net無線ICタグ 携帯電話 センサ GPS 

XMLXML    WebWebサービスサービス

ユビキタスコンピューティング技術ユビキタスコンピューティング技術

統合型 水産物安全・安心トレーサビリティシステム統合型 水産物安全・安心トレーサビリティシステム  JJ-Fish-Fish..netnet

各事業者が独自性を保ちつつ相互に協調

各事業者が独自性を保ちつつ相互に協調

既存の業務システムやトレーサビリティ実証システムと連携

既存の業務システムやトレーサビリティ実証システムと連携

流通業者流通業者システムシステム 消費者消費者

既存既存トレーサビリティトレーサビリティ実証システム実証システム

小売業者小売業者システムシステム

生産者生産者システムシステム

インターネットインターネットインターネット

JJ--FishFish : Japan Fisheries information solutions high-tech

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TraceFishTraceFishとユビキタスを融合した新たなトレーサビリティとユビキタスを融合した新たなトレーサビリティ

本本開発開発の主な取り組みの主な取り組み

1.1.EUEUののTraceFishTraceFishの思想と技術に基づくシステム基盤の開発実証の思想と技術に基づくシステム基盤の開発実証

日本の水産業界の実情に対応

既存の業務システムや個別トレーサビリティシステムと連携

全食品業界その他にも情報を提供できる開かれたシステム

2.2.個別の生産・流通・販売支援システムの開発とその統合の実証個別の生産・流通・販売支援システムの開発とその統合の実証

船上生産支援

養殖水産物生産支援

流通段階・販売店支援

輸送状況のリアルタイムトレース

DNA鑑別による魚の個体識別

UHF帯無線ICタグの水産物流通への適用

3.3.水産業における代表的な5業態を対象にした実証実験水産業における代表的な5業態を対象にした実証実験

遠洋漁業

沖合漁業

沿岸漁業

養殖業

養殖輸出業

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TraceFishTraceFishの思想と技術の思想と技術

情報の仕様情報の仕様とと識別識別子子

1.1. 養殖魚の流通チェーンにおける記述されるべき情報の仕様養殖魚の流通チェーンにおける記述されるべき情報の仕様①種苗業者 ②ふ化場 ③養魚場 ④活魚の運送業者 ⑤加工業者 ⑥運送業者と保管業者 ⑦貿易業者と卸売業者 ⑧小売業者と飲食業者 ⑨餌料の生産者 ⑩ TraceFish規格外の供給者からの持込 

2.2. 天然魚の流通チェーンにおける記述されるべき情報の仕様天然魚の流通チェーンにおける記述されるべき情報の仕様①漁船 ②荷揚業者とセリ市場 ③加工業者 ④運送業者と保管業者 ⑤貿易業者と卸売業者⑥小売業者と飲食業者 ⑦TraceFish規格外の供給者からの持込

3.3. 情報コード化の仕様情報コード化の仕様上記トレーサビリティ情報の電子的交換のためのデータ構造を、XML形式で規定

4.4. 識別子識別子EAN.UCCEAN.UCCシステムシステム企業企業//事業所等の識別事業所等の識別

国内および国際間取引で、相互に企業/事業所等を唯一に識別するため、GLNGLN((Global Location NumberGlobal Location Number):):1313桁桁    を利用する。

トレードユニットトレードユニット((取引ユニット)の識別原料から最終製品までのあらゆるもの(製品/サービス)。GTINGTIN((Global Trade Item NumberGlobal Trade Item Number):):1414桁桁+バッチ番号:+バッチ番号:2020桁桁    で識別する。

ロジスティクスユニットロジスティクスユニット((物流ユニット)の識別輸送/保管のために構成されるあらゆるもの。SSCCSSCC((Serial Shipping Container Codes Serial Shipping Container Codes ):):1818桁桁  で識別する。

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TraceFishTraceFishの思想と技術の思想と技術

情報の仕様情報の仕様例 例   養殖魚の流通における記述されるべき(養魚場)養殖魚の流通における記述されるべき(養魚場)

shall should may

FFF01 食品業者ID 名前と住所、またはGLN n3+n13 x

FFF02 事業所ID 名前と住所、またはGLN n3+n13 x

FFF03 GMP証明 魚の品質または食物安全GMPスキームの名称 Debio x

FFF04 ユニットID SSCC(ロジスティクスユニット)、GTIN+(トレードユニット) (01)07012345000001(10)0000000125 x

FFF05 構成トレードユニットリスト ロジスティクスユニットを構成するトレードユニットのGTIN+のリスト GTIN+のリスト x

FFF06 前の食品業者ID 名前と住所、またはGLN n3+n13 x

FFF07 受取日時 前の食品業者からの転送日時 2002-09-28T12: 00 x

FFF08 受取温度 受取時のユニットの温度 +1.0 °C x

FFF09 受取温度履歴 ユニットの温度履歴(ユニットに付属の記録装置がある場合) 温度履歴(°C/日時のリスト) x

FFF10 品質管理検査記録 検査項目と測定値 電子文書または紙の文書 x

FFF11 派生トレードユニットリスト このユニットから作成されたトレードユニットのGTIN+のリスト GTIN+、GTIN+ x

FFF12 内訳 派生トレードユニットの内訳 (%、kg) GTIN+:50%, 10kg、GTIN+:50%, 10kg x

識別 FFF13 トレードユニットID GTIN+(n2+n14+AI) (01)07012345000001(10)0000000125 x

FFF15 養魚場の位置 経度と緯度、または他の適切な仕様 x

FFF40 サイズ等級分布 サイズ等級(1-2、2-3、3-4など)あたりの重さ(kg) 1-2kg:20kg、2-3kg:50kg、3-4kg:25kg x

FFF16 状態係数 公式: 100*(重さ(g)/ length3(cm))。 1,2 x

FFF17 脂肪分 肉の中の脂肪分の測定量 14% x

FFF18 色 Rocheスケールに従った肉の色ポイント 16 x

FFF19 肉質 肉質、きめ(ニュートンで測定) x

FFF20 重量 重量(kg) 7.000kg x

FFF25 平均重量 平均重量 4、5kg x

FFF28 総重量 品質等級ごとの総重量 1kg:特上, 3kg:上, 5kg:並 x

FFF14 養魚場ID 養殖業者内部での識別番号 15 x

FFF29 給餌中止期間 輸送前の給餌中止日数 10日間 x

FFF23 温度履歴 受取時から発送時までの間の保管場所等の温度履歴 温度履歴(°C /日時のリスト) x

FFF22 魚の密度 魚の密度(kg/m3) 24kg/m3 x

FFF30 病気記録 病気の名称と期間 電子文書または紙の文書 x

FFF38 処理記録 使用した薬、ワクチン、化学物質の名称と期間 電子文書または紙の文書 x

FFF31 起源トレードユニットリスト このユニット作成のもととなった受取トレードユニットのGTIN+のリスト GTIN+、GTIN+ x

FFF32 内訳 起源トレードユニットの内訳 (%、キロ) GTIN+:50% 50kg、GTIN+:50% 50kg x

FFF33 ロジスティクスユニットID SSCC(n2+n18) (00)235467985462312345 x

FFF34 構成トレードユニットリスト ロジスティクスユニットを構成するトレードユニットのGTIN+のリスト GTIN+のリスト x

識別 FFF35 ユニットID SSCC(ロジスティクスユニット)、GTIN+(トレードユニット) (01)07012345000001(10)0000000125 x

FFF36 次の食品業者ID ユニットが配送される食品業者の名前とアドレス、またはGLN n3+n13 x

FFF37 発送日時 次の食品業者への発送日時 2002-09-25T10: 30 x

管理検査

ロジスティクスユニット

目的地

配送ユニット

記述

生産履歴

関連

トレードユニット

識別

分類

養魚場

識別

搬送先

受取ユニット

関連

データ要素 記述 例分類

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TraceFishTraceFishの思想と技術の思想と技術

データベースデータベースとと通信プロトコル通信プロトコル

事業者Ⅰ

インタフェース(Webサービス)

非公開DB

公開DB

事業者Ⅱ

インタフェース(Webサービス)

非公開DB

公開DB

インターネットインターネットインターネット

■■ オープンな分散型アーキテクチャオープンな分散型アーキテクチャ

・流通各段階におけるトレースデータを 公開/非公開に分類し、インタフェース (Webサービス)を公開して電子交換する・情報は事業者が保管する

■■ 勧告勧告

  TraceFishTraceFish XMLXMLスキーマスキーマ  ::  天然魚と養殖魚に関するトレース情報のデータ構造。トレース情報のデータ構造。

  TraceFishTraceFish リクエストリクエスト//レスポンスレスポンス  ::  事業者同士で水産物の詳細情報を送受信する際、TraceFishTraceFish XMLXMLスキーマに基づくメッセージを用いて問合せと応答スキーマに基づくメッセージを用いて問合せと応答を行う。

■■ 実装のためのガイドライン実装のためのガイドライン

 ・SOAP over HTTP (XML文書のHTTP通信) ・SOAP over SMTP (XML文書をメールで送信) ・Webサービスとして実装

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TraceFishTraceFishの思想と技術の思想と技術

識別コード識別コード

■■EAN.UCCEAN.UCCシステムシステム旧国際EAN(Europian Article Number)協会と米国コードセンターUCCによって標準化された識別コード体系。(国際EAN協会は、2005年1月より、「GS1」と名称変更している。)日本の窓口は(財)流通システム開発センター。

■企業■企業//事業所等の識別事業所等の識別国内および国際間取引で、相互に企業/事業所等を唯一に識別するため、

GLNGLN((Global Location NumberGlobal Location Number):):1313桁桁を利用する。

■トレードユニット(取引単位)の識別■トレードユニット(取引単位)の識別原料から最終製品までのあらゆるもの(製品/サービス)を

GTINGTIN((Global Trade Item NumberGlobal Trade Item Number):):1414桁桁+バッチ番号:+バッチ番号:2020桁桁で識別する。

■ロジスティクスユニット(物流単位)の識別■ロジスティクスユニット(物流単位)の識別輸送/保管のために構成されるあらゆるものを

SSCCSSCC((Serial Shipping Container Codes Serial Shipping Container Codes ):):1818桁桁で識別する。

店頭に置かれるトレードユニット

店頭に置かれないトレードユニット

ロジスティクスユニット

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JJ--FishFish システムシステム基盤基盤

全体イメージ全体イメージ

各事業者がサービスを提供各事業者がサービスを提供し、システムがサービス連携をし、システムがサービス連携を支援支援する。する。

事業者事業者ローカルサーバローカルサーバ

情報提供サービス

非公開DB

公開DB

事業者(生産/流通/小売等)事業者(生産/流通/小売等)

携帯電話、PDA、プリンタ、RFIDリーダライタ、バーコードリーダ、等

事業者事業者ローカルサーバローカルサーバ

情報提供サービス

非公開DB

公開DB

事業者(生産/流通/小売等)事業者(生産/流通/小売等)

携帯電話、PDA、プリンタ、RFIDリーダライタ、バーコードリーダ、等

既存ローカル既存ローカルトレーサビリティサーバトレーサビリティサーバ

トレース情報公開インタフェース

非公開DB

公開DB

事業者グループ(函館、oh!魚システム、etc)事業者グループ(函館、oh!魚システム、etc)

既存ローカル既存ローカルトレーサビリティサーバトレーサビリティサーバ

情報提供サービス

非公開DB

公開DB

事業者グループ(函館、oh!魚システム、etc)事業者グループ(函館、oh!魚システム、etc) チェーントレーサビリティチェーントレーサビリティ

活用システム活用システム

各社公開情報

用途開発者(水産事業者/IT事業者)

用途開発者(水産事業者/IT事業者)

JJ--FishFishレジストリレジストリサーバサーバ

JJ--FishFishレジストリレジストリ

レジストリAPI

カタログ情報カタログ情報検索検索サーバサーバ

カタログ情報検索サービス

水産物カタログバーチャルDB

トレース情報トレース情報検索サーバ検索サーバ

トレース情報バーチャルDB

トレース情報検索サービス

トレーストレース情報情報

カタログカタログ情報情報

インターネットインターネット

インタフェースを登録

検索

検索

登録

登録検索登録

検索

WebWebサービスサービス

検索情報検索情報

海洋水産システム協会海洋水産システム協会

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JJ--FishFish システムシステム基盤基盤

レジストリとレジストリとWebWebサービスの活用サービスの活用 (1)(1)

レジストリとはレジストリとはインターネット上のWebサービスを検索、照合するための、グローバルないわば「電話帳」「電話帳」。各サービスの機能、利用方法、サービス提供者に関する情報などが登録される。

WebWebサービスの活用には・・・サービスの活用には・・・アプリケーションが実行時アプリケーションが実行時に レジストリを検索して 有用なWebサービスを発見し、 レジストリから接続方法を取得して、 自動的にサービスを利用する。

用途開発者はレジストリ用途開発者はレジストリサイトサイトをを

    検索検索して 有用なWebサービスを発見し、 そのサービスを利用した アプリケーションを開発する。

業者Ⅰ

インタフェース(Webサービス)

非公開DB

公開DB

業者Ⅱ

インタフェース(Webサービス)

非公開DB

公開DB

業者Ⅲ

インタフェース(Webサービス)

非公開DB

公開DB

レジストリレジストリ

インターネットインターネット

アプリケーションアプリケーション レジストリサーバ

アプリケーションサーバ

レジストリサイト

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JJ--FishFish システム基盤システム基盤

レジストリとレジストリとWebWebサービスの活用サービスの活用 (2)(2)

  事業者からの情報提供の仕組み事業者からの情報提供の仕組み

各事業者は、J-Fishで規定するXML形式に従ったデータフォーマットで、情報提供サービス(Webサービス)を行う。

事業者事業者ローカルサーバローカルサーバ

情報提供サービス

非公開DB

公開DB

事業者(生産/流通/小売等)事業者(生産/流通/小売等)

携帯電話、PDA、プリンタ、RFID、バーコード等

情報提供サービスを登録

JJ--FisFishhレジストリレジストリサーバサーバ

JJ--FishFishレジストリレジストリ

レジストリAPI

海洋水産システム協会海洋水産システム協会

登録サービスの信頼性監査

情報提供サービスを検索 チェーントレーサビリティチェーントレーサビリティ

活用システム活用システム

各社公開情報

情報利用者情報利用者情報提供サービスを登録

■■ データの入力データの入力//保存保存各事業者ごと、現場に応じたそれぞれ独自の方式でデータを入力、保存、活用する。

■■ トレース情報のトレース情報の検索検索サービスサービス(Webサービス)(Webサービス)  リクエスト  : ロジスティクスID  レスポンス : そのロジスティクスユニットの、生成者、輸送履歴(購入元事業者、販売先事業者)、            詳細な特性情報、内容物(トレードユニットのリスト)等 ■■ カタログ情報のカタログ情報の検索検索サービス(Webサービス)サービス(Webサービス)  リクエスト  : カタログID   レスポンス : 生産者情報、生産物情報、等

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JJ--FishFish システム基盤システム基盤

トレース情報検索サービストレース情報検索サービス (1)(1)

トレートレース情報検索ス情報検索サーバサーバは、全事業者に対し、は、全事業者に対し、

トレース情報を検索し表示する機能(トレースフォワードトレース情報を検索し表示する機能(トレースフォワード//トレースバック)トレースバック)

ををWebWebサービスとして提供サービスとして提供する。する。

トレース情報トレース情報検索サーバ検索サーバ

トレース情報バーチャルDB

トレース情報検索サービス

トレーストレース情報情報

カタログ情報カタログ情報検索検索サーバサーバ

カタログ情報検索サービス

水産物カタログバーチャルDB

カタログカタログ情報情報

JJ--FishFishレジストリレジストリサーバサーバ

JJ--FishFishレジストリレジストリ

レジストリAPIWebWebサービスサービス

検索情報検索情報

海洋水産システム協会海洋水産システム協会

事業者(生産/流通/小売等)事業者(生産/流通/小売等)

用途開発者(水産事業者/IT事業者)用途開発者(水産事業者/IT事業者) 消費者消費者

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JJ--FishFish システム基盤システム基盤

トレース情報検索サービストレース情報検索サービス (2)(2)

トレース情報トレース情報検索検索サービスを利用したアプリケーション例サービスを利用したアプリケーション例

A001A001

A003A003

B001B001C001C001

A002A002

C002C002

ID:A001生産者:A社××産ハマチ生け簀01 :

ID:A002生産者:A社XX産ハマチラウンド 0.8kg保存温度 平均0.2℃ :

ID:A003生産者:A社XX産ハマチラウンド 1kg保存温度 平均0℃ :

C003C003ID:B001卸売業者:B社XX産ハマチラウンド 1.2kg保存温度 平均0.2℃ :

ID:C001小売業者:C社XX産ハマチフィレ― 3kg保存温度 平均0.2℃ :

小売業者:C社ID:C002XX産ハマチ寿司保存温度 平均2℃ :

小売業者:C社ID:C003XX産ハマチ刺身保存温度 平均1℃ :

生産者A 小売業者C

トレースフォワードトレースフォワード

トレースバックトレースバック

ID「A001」の魚はその後どうなった?

ID「A001」の魚はその後どうなった?

ID「C003」の魚はどこから来た?

ID「C003」の魚はどこから来た?

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JJ--FishFish システム基盤システム基盤

カタログ情報検索サービスカタログ情報検索サービス (1)(1)

水産物カタログ情報検索水産物カタログ情報検索サーバサーバは、全事業者に対し、は、全事業者に対し、

カタログ情報(生産者情報カタログ情報(生産者情報//生産物情報生産物情報//レシピ等)を検索し表示する機能レシピ等)を検索し表示する機能(トレースフォワード(トレースフォワード//トレースバック)をトレースバック)をWebWebサービスとして提供サービスとして提供する。する。

店頭での販促店頭での販促、、ネット市場にカタログ情報の提供ネット市場にカタログ情報の提供等等SEICASEICAネットカタログネットカタログと同様のと同様のアプリケーション展開が可能アプリケーション展開が可能

トレース情報トレース情報検索サーバ検索サーバ

トレース情報バーチャルDB

トレース情報検索サービス

トレーストレース情報情報

カタログ情報カタログ情報検索検索サーバサーバ

カタログ情報検索サービス

水産物カタログバーチャルDB

カタログカタログ情報情報

JJ--FishFishレジストリレジストリサーバサーバ

JJ--FishFishレジストリレジストリ

レジストリAPIWebWebサービスサービス

検索情報検索情報

海洋水産システム協会海洋水産システム協会

事業者(生産/流通/小売等)事業者(生産/流通/小売等)

用途開発者(水産事業者/IT事業者)用途開発者(水産事業者/IT事業者) 消費者消費者

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JJ--FishFish WebWebサイトサイト

公式サイト メイン公式サイト メイン画面画面

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JJ--FishFish WebWebサイトサイト

カタログ情報関連:検索画面カタログ情報関連:検索画面

養殖

5KぶりF2枚

3.6kg

GTIN:12345678901234バッチ番号:ABCDEF

商品の種類を識別する番号GTIN(グローバルトレードアイテム番号)と、取り扱った事業者を識別するGLN(グローバルロケーション番号)を指定して下さい。商品の生産者、魚種、その他の情報を参照できます。

◆カタログ情報の検索◆カタログ情報の検索 メイン画面に戻るメイン画面に戻る

12345678901234商品のGTIN

検索 サンプルを見る

J-Fishの商品ラベルには商品のGTINと事業者のGLNが記載されています。

CCC001事業者のGLN

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JJ--FishFish WebWebサイトサイト

カタログ情報関連:カタログ情報カタログ情報関連:カタログ情報

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JJ--FishFish WebWebサイトサイト

トレース情報関連:検索画面トレース情報関連:検索画面

◆トレース情報の検索◆トレース情報の検索 メイン画面に戻るメイン画面に戻る

CCC001商品のGTIN

検索 サンプルを見る

02商品のバッチ番号

CCC001事業者のGLN

商品の種類を識別する番号GTIN(グローバルトレードアイテム番号)と、個々の商品を識別するバッチ番号、そして取り扱った事業者を識別するGLN(グローバルロケーション番号)を指定して下さい。個別の商品の履歴情報を参照できます。

J-Fishの商品ラベルにはGTINとバッチ番号、および事業者のGLNが記載されています。

J-Fishの物流ラベルには事業者のGLNが記載されています。

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JJ--FishFish WebWebサイトサイト

トレース情報関連:トレースフォワード情報トレース情報関連:トレースフォワード情報

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JJ--FishFish WebWebサイトサイト

JJ--FishFishレジストリページレジストリページ

◆レジストリ◆レジストリ メイン画面に戻るメイン画面に戻る

技術情報

適用事例

■J-Fishレジストリの役割■J-Fish規格

(以下、随時追加予定)■J-FishレジストリAPI■セキュリティ情報

■平成17年度実証実験

J-Fishは水産物のトレーサビリティをよりスピーディかつダイナミックに実現します。

J-Fishレジストリ

JJ--FishFishレジストリレジストリ

商品履歴情報サービス提供者

商品履歴情報商品履歴情報サービス提供者サービス提供者

商品履歴情報サービス活用者

商品履歴情報商品履歴情報サービス活用者サービス活用者

サービスを登録

サービスを発見

五十音順で検索 事業種別で検索 サービスで検索

JJ--FishFish

レジストリレジストリ

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消費者向け情報公開消費者向け情報公開 JJ--FishFish WebWebサイトサイト

消費者向けサイト メイン消費者向けサイト メイン画面画面

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ユビキタス業務支援ユビキタス業務支援

船上生産支援船上生産支援(漁獲水域の自動計測(漁獲水域の自動計測//記録)記録)

TraceFishTraceFish規格に基づく「漁獲領域規格に基づく「漁獲領域((GPS)GPS)」、「」、「漁獲日時」などの情報をインターネット漁獲日時」などの情報をインターネット(携帯電話(携帯電話EEメール機能)を活用して容易に収集する。メール機能)を活用して容易に収集する。

携帯電話対応GPS装置

携帯電話

漁獲水域、漁獲日時記録

1.1. 漁獲位置情報のメール送信漁獲位置情報のメール送信

漁船上より簡易操作にて、「漁獲位置情報(GPS)」と「漁獲日時情報」を携帯電話のメール機能にて送信する。

2.2. 出港記録情報と漁獲位置情報の紐付け出港記録情報と漁獲位置情報の紐付け(自動)(自動)

送信元の携帯電話メールアドレスより、対応する「出港記録」の情報と「漁獲位置情報(GPS)」、「漁獲日時情報」 を紐付ける。

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ユビキタス業務支援ユビキタス業務支援

養殖水産物生産支援養殖水産物生産支援

食の安心・安全情報の提供を目的に、食の安心・安全情報の提供を目的に、現在現在ExcelExcelにて作成・管理されているにて作成・管理されている「「養殖魚養殖魚履歴書履歴書」の情報を」の情報を、、ExcelExcel情報活用ソフト情報活用ソフト((EEメールメール連携連携機能機能を含を含)を活用して容易に)を活用して容易に収集収集、データベース化、データベース化するする。。

TraceFish規格に基づく安心・安全情報共有システム基盤

TraceFishTraceFish規格に基づく規格に基づく安心・安全情報安心・安全情報共有システム基盤共有システム基盤

生産者生産者生産者

養殖水産物生産支援システム

養殖水産物生産支援システム

•稚魚履歴・養殖履歴・飼料履歴の記録•記録された情報をデータベースに登録•累積されたデータを活用した各種分析等

•稚魚履歴・養殖履歴・飼料履歴の記録•記録された情報をデータベースに登録•累積されたデータを活用した各種分析等

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ユビキタス業務支援ユビキタス業務支援

流通段階支援流通段階支援

分荷・集荷履歴記録の効率化・自動化

入出荷日時記録の効率化・自動化

  全業態の流通で実施全業態の流通で実施

•入出荷日時の記録•分荷・集荷時の記録•温度センサを利用した鮮度管理•輸送ルートと温度履歴の記録

•入出荷日時の記録•分荷・集荷時の記録•温度センサを利用した鮮度管理•輸送ルートと温度履歴の記録

無線ICタグ

PDA

入出荷検品の効率化・自動化

流通業者流通業流通業者者

業務システム

業務システム

流通業支援システム

流通業支援システム

J-Fishシステム基盤

J-FishJ-Fishシステム基盤システム基盤

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ユビキタス業務支援ユビキタス業務支援

販売店支援販売店支援

•入荷日時の記録•分荷・集荷時の記録•温度センサを利用した鮮度管理

•入荷日時の記録•分荷・集荷時の記録•温度センサを利用した鮮度管理

PDA

携帯型ラベルプリンタ

分荷・集荷履歴の自動記録

入荷日時の自動記録

入荷検品の効率化・自動化

無線ICタグ

QRコードラベル

小売業者小売業小売業者者

業務システム

業務システム

販売支援システム

販売支援システム

J-Fishシステム基盤

J-FishJ-Fishシステム基盤システム基盤

  全業態の流通で実施全業態の流通で実施

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ユビキタス業務支援ユビキタス業務支援

消費者への情報開示消費者への情報開示 (1) (1)

•インターネットを活用し店頭端末、家庭のPC/携帯電話での情報提供•お魚情報、地域ブランド情報、流通履歴情報、レシピ情報等の提供

•インターネットを活用し店頭端末、家庭のPC/携帯電話での情報提供•お魚情報、地域ブランド情報、流通履歴情報、レシピ情報等の提供

店頭端末を操作

携帯電話でQRコード読取

情報提供サイトへアクセス

PC携帯電話

商品情報ラベル

タッチパネルディスプレイ

小売業者等小売業小売業者者等等

業務システム

業務システム

情報開示システム

情報開示システム

J-Fishシステム基盤

J-FishJ-Fishシステム基盤システム基盤

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Dopa網

GPSアンテナ

温度センサ(庫内温度)

GPS

船・冷凍車

DBサーバ

リアルタイム情報DB

Webサーバ

リアルタイム情報閲覧用

インターネット

移動体閲覧PC

リアルタイムASPサーバ 閲覧クライアント

位置 時間 温度 

温度センサ(活魚水槽水温)

ユビキタス業務支援ユビキタス業務支援

輸送リアルタイムトレース実証実験輸送リアルタイムトレース実証実験

水産物の輸送中の現時点での位置と温度をインターネットでモニタリングする水産物の輸送中の現時点での位置と温度をインターネットでモニタリングする

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ユビキタス業務支援ユビキタス業務支援

DNADNA鑑定によるマグロ鑑定によるマグロのの個体識別個体識別

1.1. 商品と商品と情報の信頼性の保証情報の信頼性の保証を図るために、科学的検証手法(DNA分析等)の実用を図るために、科学的検証手法(DNA分析等)の実用化検証を行う。流通段階で出荷したものと販売する商品が一致する商品を扱ってい化検証を行う。流通段階で出荷したものと販売する商品が一致する商品を扱っていることを消費者に示す。ることを消費者に示す。

2.2. 対象水産物対象水産物 : : メバチマグロ(インド洋) 国産メバチマグロ(インド洋) 国産

販売・消費者販売・消費者生 産生 産 流 通流 通

加工工場漁港水揚げ 店舗

メバチマグロDNAデータベース

個体判別アルゴリズム

DNAデータベース構築用検体

個体判別用検体

個体判別用検体

前処理(分解による抽出、増幅、

電気泳動等)

前処理(分解による抽出、増幅、

電気泳動等)

同一個体のマグロ同一個体のマグロ

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ユビキタス業務支援ユビキタス業務支援

水産環境における水産環境におけるICICタグタグ//UHFUHF帯製品読取実験帯製品読取実験

■■  水産物のトレーサビリティシステムにおける水産物のトレーサビリティシステムにおけるUHFUHF帯帯ICICタグの適用を検討するタグの適用を検討する

□ UHF帯ICタグは今春に電波利用が開放され、今後商品流通場面での利用が見込まれる。長い通信距離、高いアンチコリジョン性能に期待が集まる一方、水分に弱い等の特徴があるため、これを実験を通じ、UHF帯製品を利用する場合の効果と課題を検証する。

□ 実験には経済産業省【響プロジェクト】【響プロジェクト】において開発が進められている製品を用いる。

■鮮魚の梱包箱■鮮魚の梱包箱生け簀から水揚げし、岸壁にて締め、トロ箱に氷を詰めて梱包

■■UHFUHF帯帯 ICタグICタグ読み取り実験イメージ読み取り実験イメージトロ箱にICタグを貼付。

複数のトロ箱(ICタグ)を一括読み取り

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平成平成1717年度実証試験年度実証試験

実証試験モデル実証試験モデル

生 産生 産 流 通(産地市場、消費地市場等)流 通(産地市場、消費地市場等) 販売・消費者販売・消費者

遠洋遠洋漁業漁業マグロマグロ

日鰹サプライ東京工場

日本鰹鮪漁連(清水港)

フジシティオ(株)流通センタ

フジ羽田店

JJ--FFisishh

  

標準システム

標準システム

西日本魚市(松浦漁港)

沖合漁業沖合漁業サバサバ

日本遠洋旋網漁協(松浦漁港)

築地市場

中央魚類 カネカ商店

中島水産マルイファミリー溝口店

築地市場

中央魚類 カネカ商店

島根県漁連浜田支所(浜田漁港)

中島水産マルイファミリー溝口店

沿岸漁業沿岸漁業アジアジ

島根県裕丸漁業生産組合(浜田漁港)

三重県漁連三浦活魚センタ

築地市場

中央魚類 カネカ商店

養殖漁業養殖漁業タイタイ

三重県漁連(阿曽浦漁協)

中島水産マルイファミリー溝口店

東町漁協加工センタ

福岡空港 北米・EU市場養殖輸出養殖輸出ハマチハマチ

鹿児島県東町漁協

既存システム連携

既存システム連携

明電舎明電舎ohoh!!さかなシステムさかなシステム

富山県魚津漁協中島水産玉川高島屋

コープみやざき柳丸店

宮崎市漁協青島支所

宮崎市中央卸売市場宮崎中央魚類

青森十三漁協 店舗はこだてはこだて未来未来大学大学

ネット市場ネット市場FOODS Info MartFOODS Info Mart FOODS信頼ネット

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平成平成1717年度実証試験年度実証試験

運用運用イメージイメージ

生産生産

出荷出荷

漁獲漁獲

養殖養殖 加工加工

流通流通

入荷入荷 出荷出荷仕分仕分

小売小売

入荷入荷 販売販売加工加工

商品記録作業PDA入力[箱ごとに]・起源ユニット情報、 詳細記録項目等の記録・商品ラベル出力・商品ラベルを箱に添付

商品記録作業PDA入力[箱ごとに]・起源ユニット情報、 詳細記録項目等の記録・商品ラベル出力・商品ラベルを箱に添付

出荷記録作業PDA入力[出荷先ごとに] ・出荷先事業者、出荷の 日時/場所を記録・商品ラベル読取・物流ラベル出力・物流ラベルを伝票等 に添付

出荷記録作業PDA入力[出荷先ごとに] ・出荷先事業者、出荷の 日時/場所を記録・商品ラベル読取・物流ラベル出力・物流ラベルを伝票等 に添付

入荷記録作業PDA入力[入荷物流単位ごとに] ・物流ラベル読取・商品ラベル読取・入荷元事業者、出荷の 日時/場所を記録

入荷記録作業PDA入力[入荷物流単位ごとに] ・物流ラベル読取・商品ラベル読取・入荷元事業者、出荷の 日時/場所を記録

出荷記録作業PDA入力[出荷先ごとに]・出荷先事業者、出荷の 日時/場所を記録・商品ラベル読取・物流ラベル出力・物流ラベルを伝票等 に添付

出荷記録作業PDA入力[出荷先ごとに]・出荷先事業者、出荷の 日時/場所を記録・商品ラベル読取・物流ラベル出力・物流ラベルを伝票等 に添付

商品記録作業PDA/PCで入力[販売パッケージごとに]・起源ユニットの 商品ラベル読取・QRコードラベル出力・販売パッケージに ORコードラベルを添付

商品記録作業PDA/PCで入力[販売パッケージごとに]・起源ユニットの 商品ラベル読取・QRコードラベル出力・販売パッケージに ORコードラベルを添付

入荷記録作業PDA入力[入荷物流単位ごとに] ・物流ラベル読取・商品ラベル読取・入荷元事業者、出荷の 日時/場所を記録

入荷記録作業PDA入力[入荷物流単位ごとに] ・物流ラベル読取・商品ラベル読取・入荷元事業者、出荷の 日時/場所を記録

物流ラベル(伝票等に添付)

商品ラベル(商品ごとに添付) QRコードラベル

(販売パッケージに添付)

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開発実証体制開発実証体制

社)大日本水産会社)海洋水産システム協会

開発責任開発責任

生産者生産者

日本鰹鮪漁業協同組合連合会西日本魚市株式会社浜田市水産物ブランド化戦略会議三重県漁業協同組合連合会鹿児島県東町漁業協同組合宮崎県中央魚類株式会社

販売・小売販売・小売

中島水産株式会社日本生活協同組合連合会全国水産物商業協同組合連合会

技術支援技術支援

公立はこだて未来大学独)中央水産研究所独)食品総合研究所島根県水産試験場

関連団体関連団体

全国漁業協同組合連合会

流通流通

社)築地市場協会株式会社 インフォマート

開発実施開発実施

社)海洋水産システム協会社)海洋水産システム協会

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実施実施計画スケジュール計画スケジュール

8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月

1.コンセプトの策定システムコンセプト

開発仕様書

2.システム基本設計調査分析システム基盤

業態別既存連繋

ユビキタス業務支援

3.システム設計・製作

ソフトウェア設計 プログラミング システム試験

機器・ネットワーク設計 機器導入

設置

4.実証実験実証実験調査 仕様書 体制構築

試験方案予備実験 実証実験

まとめ・評価

5.普及啓発・広報方針の策定 Webサイト

開設広報資料 パンフ・DVD

作成対応・説明会

7.成果報告成果報告書

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EUEUののTraceFishTraceFishを活用したを活用した統合型水産物安全・安心トレーサビリティシステム統合型水産物安全・安心トレーサビリティシステム